『手塚治虫のブッダ展』に行ってきた。

公開中の映画は完成披露試写会で鑑賞済み。原作も既読。

手塚治虫先生の『ブッダ』の直筆原画52件と、日本やガンダーラの仏像20件を通して、ブッダの人生と教えを辿っていく展示会。

紀元前560年頃のシッダルタ「誕生」から、少年時代の「悩み」、17歳で「結婚」、29歳で「出家」し、「苦行」に6年の歳月を費やし、35歳で「悟り」をひらいてブッダとなり、以後「説法」「伝道」「瞑想」「行脚」し、80歳で「涅槃」するまでを、順を追って観ていく。
当時のカースト制度について言及していなかったのが惜しい。

手塚先生は44歳の時に『ブッダ』を連載スタート。約10年の歳月をかけて完結させた。
手塚先生の原画をたっぷり拝めたのは嬉しかった。出家の際に自分で剃髪するシッダルタが、振り返った首から上の部分に、描き直された絵が張られていたのにドキリ。巨匠といえども、1カットにも試行錯誤と思い入れがあったのだろうか。
ブッダの涅槃の絵と像に、何とも切ないものが込み上げてきた。

前売鑑賞券とセットの「幻のお宝」の復刻版レプリカ3枚が、予想以上に大きく箱入りだったのでビックリ。てっきりポストカード・サイズだと思っていた。

コメント

nophoto
Syeda
2014年6月12日11:22

You’ve mangead a first class post

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