日本科学未来館で開催中の『科学で体験するマンガ展』に行ってきた。招待券。

時を超える夢のヒーロー。
あのヒーロー・ヒロインの能力を、先端の科学技術で再現し体験できる展示会。

アトムと一緒に東京の空を飛び、言葉が文字になってドラえもんの画面に現れ、「テクマクマヤコン」で魔法使いにもなれ、特殊ゴーグルで肉眼で見えない敵が見えて、自分の顔が怪物くんに変身できたりと、なかなかに面白かった。
難しい言葉は覚えられないが、「プロジェクションマッピング」は先日の『ウルトラマンフェスティバル』のステージで使われていたし、「実時間CG合成技術」はテレビの天気予報でも使われている技術。
めくるジェスチャーをすることで、マンガの次のページが読め、最後はキャラクターと写真が撮れる、巨大な体験型マンガにも心擽られた。

今回の一番のお目当てのマンガは「サイボーグ009」。
009と敵との戦闘に004が介入するなど、壁面マンガでほんのりフューチャーされていた。


せっかくお台場まで来たのに、本日予定されていた『SEED PARTY』は、台風の影響で中止。
知人にチケットを取って頂いて楽しみにしていただけに、残念無念(ーー;)。
ザラ家のピーチパンケーキとかザフトレッドを飲食したかったな~。
六本木で開催中の『大英博物館 古代エジプト展』へ行ってきた。

古代エジプト人は死後の世界をどのようにとらえていたのか。
「死者の書」を中心に、ミイラや棺、護符、装身具など約180点で、古代エジプト人が祈りを込めた来世への旅路を追体験する展覧会。

古代エジプトでは、人は死後に冥界の旅を経て来世で復活すると考えられていた。
「死者の書」とは、様々な困難が待つ旅路で死者を守護する呪文集、いわば永遠の命を得る旅のガイドブックのようなものだという。
文字や挿絵で彩られたパピルスの巻物として死者に捧げられ、呪文の数は約200はあるという。
呪文の力には、心臓を保護する呪文、水や空気を得る呪文、体が朽ち果てないようにする呪文、バー(魂)に変身能力を与える呪文、危険な動物を撃退する呪文など様々。まるで、どこぞのアニメに出てきそうな呪文ばかりだw。

展覧会の目玉は、37メートルもある世界最長の「死者の書」《グリーンフィールド・パピルス》。グリーンフィールド夫妻によって、1910年に収蔵された。
第3中間期のネシタネベトイシェルウという女性神官のために描かれたもので、冥界の王オシリスを礼拝する場面から、口開けの儀式や動物撃退、審判から楽園イアルの野に住むことを許される場面などが丁寧に描かれている。
保管のため96のシートに分けられガラス板で額装されたのが、ズラリと展示されていて壮大だ。
中でも、「天と地の誕生」を表した挿絵は有名。大気の神シュウが、横たわる大地の神ゲブの前に立ち、天の女神ヌウトを両手で持ち上げて引き離し、天と地の間に「大気」を作ったとされる。
審判の際の、42の罪の否定告白も描かれ、楽園での永遠の命を欲する祈りが込めら
れていた。

プチアニメを使った場面解説のビデオもあり(4分)。
古代エジプト人の死生観を述べたビデオも分かり易い(6分)。

音声ガイドのナビゲーターは、八嶋智人(一般版)と坂本真綾(ジュニア版)。真綾さんはイシェルウとホルスを兼ね役してるようだ。
物販の種類も多い。ジュニアガイドが小さくて分かり易い。
スカラベネックレス付き前売券を買ったので、箱入りネックレスを貰ってきた。キラキラ♪
16日までの招待券があったので、江戸東京博物館 開館20周年記念特別展『日本橋~描かれたランドマークの400年~』に行ってみた。

日本橋が架かってから400年以上、石の橋が架かってから今年で101年目。
博物館で所蔵している「日本橋を描いた絵」を集めて展示、絵葉書や写真や人力車なども加え、日本橋の性格や歴史をより鮮明に浮かび上がらせている。

日本橋の絵ばかり見ても…とあまり期待していなかったが、日本橋や社会の変化だけでなく、その時代ごとの人びとの様子や関心などが見えてきて、意外と面白かった。

第一章は、都市・江戸の橋。「江戸名所一覧双六」は江戸全体の地図と双六をマッチングさせ遊び心満載だ。長さ約10メートルの絵巻「隅田川風物図巻」は、“影からくり絵”という細工が特徴で、照明を工夫することで、早朝から夜景までの風景を見事に再現させていて面白い。規模も方法も違うけれど、これはスカイツリーで見た“東京時空ナビ”とソックリの嗜好ではないか、と今も昔も変わらぬ人々の愉しみを感じた。

第二章は、江戸城と富士山と魚河岸を絡ませた日本橋。葛飾北斎の“遠近法”や“透視図法”を用いた日本橋の絵が目をひく。歌川広重による、日本橋に一番接近した絵もあった。当時オランダ人が宿す「長崎屋」も日本橋周辺にあり、野次馬たちが見学する絵も愉快。日本橋近くの版元から出版された杉田玄白の「解体新書」も初めて目にした。

第三章は、文明開化と日本橋。西洋型木橋となり、日本橋を行き交うのはいろんな種類の“車”に変わった。秋葉大助によって人力車製造の店「秋葉商店」が繁盛する絵もあったが、電気とオタクの街“アキバ”に直結したのは言うまでもないw。“車”と共に、都電や新橋ステーションに代表される蒸気車の絵もあり、交通の歴史をまざまざと感じさせた。

第四章は、石で造られた日本橋。日本橋開通記念で記念誌も出され、家族揃っての渡り初めや練り歩きした自慢げな記念写真も飾られる。日本橋の夜景ももはや絵から写真にとってかわられたようだ。だが関東大震災が起こり、延焼した日本橋界隈は二年半の後に復興をしたようだ。見比べるための絵が残っており、人びとの生きるパワーを見せ付けられた。
そして今や、日本橋の上に高速道路が通る。日本橋の空に鉄骨の橋が架かるなど、江戸の人びとは想像だにしなかっただろう。

販売グッズの中に、江戸時代と現代の詳細な地図が描かれたクリアファイルがあり、見比べてみると興味深い。いつかまたスカイツリーに行く時は、これをもって景色を眺めたら分り易いかもしれない。

ついでに常設展示室へ。
幕末期の日本橋の北側半分を、当時と同じケヤキとヒノキを使って実物大で復元した橋が名物となっているが、あらためて足を運ぶと感じるものがある。以前行った時より、日本橋の下も明るくなっていた。
展示物の中でひと際注目したのが「江戸城・松の廊下」の復元模型。明日は3月14日でも12月14日でもないが、討ち入りじゃー!w
東京スカイツリーへ息子と行ってきた。

日時指定予約の当選分だが、休日は全部ハズれてしまった。
今月11日より通常営業で当日券も販売されるそうだ。お天気に左右されるが、先着よりは予約のほうが余裕ができそうだ。

地下鉄半蔵門線押上駅、B3出口から地上へ。雨は止んでいた。
左手のスカイツリータウンへ。4月に来た時は工事中で隠されていたっけ。
エスカレーターで上へ。正面は東京ソラマチの1階。バックのスカイツリーの上部分はまだ霧におおわれたまま。
東京ソラマチ内を物色してからソラマチひろばへ。スカイツリーの真下に白い石造風のオブジェ。近づいて見上げると、奇妙な形にスカイツリーが見えちゃう。まるでエジプトの遺跡から顔を覗かせたツリーの首w。この場所は午前中は空いていたのに、午後に再びオブジェ前を通ったら、撮影の列ができていた。
ソラマチに戻り、右手のエスカレーターで上へ上へ。ソラマチの3階辺りからだと、スカイツリーを一番くっきりと撮れそう。

ついに東京スカイツリーの4階入口正面。左手のスクリーンから劇場版アニメ宣伝で神谷浩史さんと日笠陽子さんの声が。カップルから声をかけられ、写真の撮り合いっこ。
日時指定11時回の列に並び、チケットカウンターへ。年配者グループやカップルが多く、半分がカメラや8ミリを手に持つ。
天望デッキまでのチケット発券。係員が綺麗な切子ガラスの上にチケットを乗せてくれる。2枚のうち1枚はソラカラちゃん絵。
出発ゲートの荷物検査やチケット操作など、まるで空港搭乗口のよう。
天望デッキへのエレベーターは4台。中は「春夏秋冬」に彩られ、行きに乗ったのは「冬」(みやこのりのそら)。350メートルまで一気に50秒! 

フロア350に到着。東京タワーを越えた。三半規管が弱いので、フロアを歩いていても、どこか足元がおぼつかないちっちゃな浮遊感。
フロア350には、江戸一目図屏風(江戸時代に屏風に描かれた江戸の街並みと眼下に広がる景色を重ね合わせて歴史の浪漫を味わえるらしい)と東京時空ナビ(東京の景色を3面のモニターで時間推移や季節によって見て楽しめる映像)がある。柱などに描かれた浮世絵も江戸情緒を感じさせる。
記念撮影コーナーもあり、自分のカメラでも撮ってくれるが、プロのカメラはやはり綺麗。何と撮ってから30秒位で仕上がる。フレーム付きで1200円だが、買わなくてもオッケー。
あいにくの曇り空で、遠くの景色は霞んで見えた。東京タワー、東京ドームやサンシャイン60は認識できるが、写真に上手く撮れないw。
下のフロア345には、ショップとレストラン。休憩してる方も多く見られた。
その下のフロア340には、耐熱強化仕上げのガラス床がある。床の上に乗り、真下に広がる眺めとスカイツリーの鉄骨を目にできる。結構、コワゴワの人もいたり。ガラス床に乗っての記念撮影があるが、係員の掛け声がなぜか「ナンジャラ~♪」に聞こえてしまうw。ナンジャタウンでもないのに。ホントは「ソラから~♪トルから~♪」と言ってるらしい。

上の天望回廊へ行くには、別途でチケット代千円がかかる。つまり合計3500円か。
フロア350からフロア445へ、エレベーターで30秒。
到着すると鏡張りの壁面もあり、映り込んでしまったり。ここでも記念撮影があるが、透明エレベーターに乗ってるような写真なのでスルー。
フロア445からフロア450まで約110メートル続く、スロープ状の回廊をグルリと歩く。文字通り、地に足が着かないフワフワ感。休憩場所もあるが、何故か女子トイレに列が並んでる。フロア350のトイレは空いていたのに。
451.2mの最高到達点のソラカラポイント。スカイツリーの634mまであと約183mか。向かいには両壁に鏡面があるフシギな空間があり、自分自身を撮る人多しw。
ここからだと眼下の景色よりも意識が上にいく。雲が近い。上空は青い。バベルの塔や天空の城ラピュタの気分だw。
フロア450からフロア345へエレベーターで戻る。これで千円か。
フロア340から5階出口フロアへエレベーターで一気に降下。帰りは「春」(さくらのそらまど)。

到着ロビーに出てほっとひと息。目の前にショップ。公認ショップはフロア345、5階、1階の3ヶ所にある。1階までエスカレーターで下る。
1階には隅田川デジタル絵巻などグラフィック壁画が飾る。ショップ前には団体客記念撮影スペースがあり、誰もいなかったのでバックの絵を撮影。
ソラマチひろばを抜けて、ソラマチのお店で遅めの昼食。息子のリクエストで、中華ともんじゃたこ焼き。たこ焼きの店員はみんなイケメンで、石田彰さん似の眉毛キリリの方もw。
再び1階のショップへ。菓子類ばかりを買う。おなじみの約50mのロングロールは持ち運びしにくい。

スカイツリーの写真を整理してたら、昨年11月に寄った東京タワーのも出てきた。
「スカイツリー 恋しくなりし 昭和タワー」

スマホで1枚も撮らなかった息子のコメントは「今度は友達や彼女と行きたい」。さよかw。

金環日食

2012年5月21日 生活時事
日本中をわかせた「金環日食」。
経済効果も大きかったらしい。

私も朝7時前から東側のベランダに出て空を見上げました。
もちろん日焼け止めを肌に塗り、専用サングラスを手にして。

部分日食は、まるで三日月みたい~。
月がどんどん太陽の真ん中に寄って、太陽に月がすっぽり収まる感じ。
月の周囲が明るい輪になっていき。

7時32分、金環日食、キター!
まるで薄い指輪みたいw。
2009年の皆既日食と同じ形なのに、距離が変わるだけでリングに見えるなんて。

見えた後も月はどんどん動く。雲が覆っていったん視界から消える。
そのあとも月の動きで、饅頭をひとカジリしたように見えたり。
身近な方法で、月やお日様と繋がったような気分になりました。

金環日食を都心で観測できたのは173年ぶりだそうで。
数年前に六本木の天体望遠鏡で、土星の環を見た時と似たような気分。
“わ”や“金”が好きなのかw。
次に日本で見られるのは2030年(北海道のみ)。
6月6日には金星の日面経過。今度は、ほくろに見えるかなw。

金環日食で『機動戦士ガンダム』の主題歌映像が浮かんだ。
明日はガンダムフロント東京。
エヴァとワンピの一日♪

★『EVANGELION STORE』原宿店。

3月は渚カヲル月間。
店内にランダムで流れるカヲルボイスが、何てまろやかで優しい癒しボイスv。「自分へのご褒美?それともブラリと立ち寄ってくれたのかな?」「せっかく来てくれたんだから何か良いことがあるといいね」
その言葉どおり、胸がワクワクするようなことばかり。
店員さんはみんな親切。店内は撮影オッケー(色紙コーナー以外)。店内でやってるキーワードクイズも楽しい。解答用紙を添えて千円以上買うと、カヲルのショップカードが貰える。
カヲルだらけの店内で、限定商品などカヲル・グッズも購入。「買い物はいいねえ。リリンが生み出した文化の極みだよ」


★尾田栄一郎監修『ONE PIECE展』

原画×映像×体感のワンピース。連載15周年記念はじめての展覧会。
日時予約制だが、チケット代が高いのは、52Fの“高さ”も原因だったかw。
混雑防止のためか、会場内はあらゆるものが規制だらけ。撮影はいっさい禁止で、スタッフの注意が煩くて気が散る。
原作好きな人にはたまらない空間。コミックス61巻表紙が等身大のサイズで立体化。
キービジュアル描きおろしのカラー絵を見ながら、尾田先生がその絵を描いていく過程を楽しめるのがリアル。「人を楽しませたい」「冒険の楽しさを伝えたい」楽しみは生きていく上の原動力だものね。展覧会のためだけの大きな特別描きおろし原画は必見。
シアターは2ヶ所。臨場感ある新鮮な映像だが、何かが足りない。アニメ好きには、やっぱり“声”が欲しかった。
来場者特典のビブルカード(9種類)はフランキー。
公式ショップは50Fで来場者のみ利用可。限定グッズも充実。
創刊30周年記念『銀河英雄伝説』とニコニコ本社がコラボ!
ついでがあったので、ニコニコ本社へはじめて行ってみた。秋葉よりは敷居は低いw。

3Fのニコニコショップで、『銀河英雄伝説』の舞台チケットを購入。
指定された中から座席が選べる。
先着100名限定の原作者・田中芳樹先生のサイン色紙もプレゼント(郵送)。

2Fの「TEA ROOM 2525」では、『銀英伝』と期間限定カフェコラボ。2/4(土)まで。
チケットのレシート提示で、コラボメニュー100円引き。
提供メニューは、ヤンの紅茶/フレデリカのクレープ/同盟軍パンケーキ。
自由惑星同盟のエンブレムがあしらわれたパンケーキをチョイス。これであなたも同盟軍に入隊だ!「それがどうした!!」
店内にはポスターや舞台の衣装(河村隆一のヤン)などを展示。撮影可。BGMも銀英伝。

まずまずのテイストと世界観。アクセスもいいので、また何かの機会にお邪魔したい。

兎から辰へ

2011年12月31日 生活時事
今年は年末まで“微激動”の年でした。
私的なことでは、色々なことが立ち塞がってきました。
残念だったこと、惜しかったこと、イライラしたこともたくさん。

気持ちの持ちようもあるのかな。
嬉しかったこと、楽しかったこと、ラッキーだったこともたくさん。
来年になれば、もう少しイイ方向に向かうことを祈って。

皆さまには色々とお世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

兎年よさらば。
辰年よようこそ。
今年よりは来年が良い年になりますように。
新宿・紀伊國屋画廊で開催中の『少女マンガの世界』展。

退色の危険のあるマンガ原画の保存と公開を両立させるため、マンガ家の竹宮惠子先生を中心に研究を続けてきた精巧な複製原画・原画’(ダッシュ)。
2001年に始まったこのプロジェクトの10周年を記念し、過去に参加された総勢14名の作品からよりすぐった、およそ70点を公開展示する。

竹宮惠子先生の個展では拝見していたが、紀伊國屋画廊でも過去に他のマンガ家さんの『原画’(ダッシュ)展』を開催していたとは知らなかった。
『原画’(ダッシュ)展』の意義や、原画へのこだわりについてはともかく。

今展に登場されているのは、1950年代から1970年代に活躍されたマンガ家さんたち。
お名前や絵は見知っていても、実際に読んだことのある作品はあまりない。
巴里夫先生の「5年ひばり組」、水野英子先生の「ファイヤー」、北島洋子先生の「ナイルの王冠」は読んだかもしれないと朧気だ。
わたなべまさこ先生の「聖ロザリンド」では、指輪のホラーのシーンでゾっとしたのを覚えてる^^;。
上原きみ子先生の「炎のロマンス」も読んだ記憶がある。ホワイトでキラキラした瞳はかなりインパクトがあった。内容はさっぱり覚えてないが、あの話の最後はいったいどうなったんだろう。

会場には、私と同年代くらいの女性が、懐かしさに胸を膨らませてじっと展示を見入っていらした。
私もひと時、懐かしさが込み上げてきた。ただ、展示数が思ったより少なくて残念。

作家や著作権の許可がある原画’は、一枚10万円(額含む)で販売しているものもある。
どんなに気に入った作品でも、10万円では手が出せない。
4月に、かわぐちかいじ先生の複製原画を、チャリティとはいえ1万円で買ったが、私が出せるのはせいぜいその金額だろう。
開催中の『コクリコ坂から原画展 THE ART OF From Up On Poppy Hill』に行ってきた。
試写会の時に貰った招待券をムダにしたくなくてw。

大ヒット公開中のスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の原画展。
宮崎駿(企画・脚本)が描いたイメージボード、宮崎吾朗(監督)と近藤勝也(キャラクターデザイン)による多数ノスケッチに加え、美術ボードや背景画など100点を超える原画を展示。その他の貴重な資料も交えて、本作の映像制作の過程に迫る。(以上、きゃらびぃより)

入場時に【週刊カルチェラタン号外】新聞がプレゼント。タイトルは「伝統の飛び込みで抗議」。掲載の生写真を希望者に販売してくれるそうだが、三枚組八十円なら即買いたいっ!w

スケッチに描かれたキャラクターの絵がとても生き生きしていて素晴らしい! 今にも声が聞こえてきそう。
特に高校の校内の場面。男子高校生たちがイキでイナセでカッコイーこと。
生徒会長の水沼の前髪がハラリと右目を隠してて、どっかのヒーローか!?ってぐらい格好つけてるw。
多数のスケッチの中で、水沼と風間が争う一場面に注目。
「海ちゃんのことはあきらめろ」「なんだと!!」
これ見ると、当初のアニメイメージでは、原作漫画と同じく、水沼が先に二人の関係を知ってしまったという設定になっていたようだ。
それだけ水沼の出番も多くなり…。水沼と風間の関係も派手になるわけで…。原作漫画通りだったら、ドロドロ感が増して別な面白さがあっただろうなw。
滝川英治って名前も出てくるかな? 滝川英治…これもまたよく使われる名前だw。

スタジオジブリ作品の美術画集『ジ・アート』シリーズと共同制作された展示会で、当然『ジ・アート・オブ コクリコ』も先行販売。
限定グッズは、美術や背景画などがメイン。キャラクターだったら飛びつくのに。
原作コミック『コクリコ坂から』を買ってみた。これはこれで懐かしいテイストが広がって結構イケる。万人向けではないけれど。

8月6日(土)からは羽海野チカ原画展が開催。
7月24日正午、地上波テレビのアナログ放送での通常番組が終了。

58年間のアナログ放送の歴史についに幕が下りた。
以降、地上波テレビは地上デジタル放送に完全移行。
家のテレビ画面が「砂嵐」に変わる瞬間を見ようと待ち構えていたが。

まだまだちゃんと映っているんだが…。
最初は、サービス!?と思っていたが^^;。
どうやらアナログからデジタルへ自動変換されていたらしい。

そういやマンション全体に工事の人が来ていて、何やら作業をしていた。
忘れもしない。3月11日の夕方。
大地震後の後片付けのため、ベランダに出ていたら、隣のベランダ伝いに工事の人が二人おいでになって、こちらの家に機器を取り付けていいかと訪ねてきた。
確か日曜の約束だったが、ついでだからと思いお願いしたが、たぶんこの変換作業の前の工事だったのだろう。
具体的にどんな工事だか定かでないまま忘れていたが、先々週に相方がコードを買ってきて何やら繋いでくれていた。

おかげで、今までのテレビで、アナログリモコン片手に、テレビを見ることができる。
Gコードがなくなって不便だが、ビデオ録画もまだできそうだ。
ありがたや~!

超アナログ人間なので、今回の地デジ移行には頭を悩ませたが、何とかテレビ生活を維持できそうだ。
一応、先々週に、ブルーレイなるものも自腹で購入。
まだ全然使いこなせてなくてさっぱりだが^^;、とりあえず予録はできるし、DVDも使えそう。
何といっても、画面が綺麗過ぎて困るw。

少しずつ、デジタル生活に慣れていこう。
7月2日(土)アニメイト新宿、グランドオープン!

紀伊國屋地下から行くと、雨が降ってもあまり濡れないので、めっちゃ便利かも。
11時オープンのハズが、早朝からかなり並んでいたそうで、前倒しで開店。
もの凄い混雑なので、時間制整理券を配布。

オープン記念グッズの歌舞伎町揚げせんべいを貰う。祝100店舗なのか。
数量限定オープン記念、タイバニの図書カードを買う。一人1枚と限定するのがイイ。
新宿限定、特撮AV商品5000円以上を予約し、特典のグッズ5点セットを貰う。
『あの花』ミニミニクリアファイルも貰った。

地上3階。屋上にアニメ店長等身大フィギュア。
地下1階。地下2階にはカードラボ・ショップ。
他にもオープン記念や新宿限定のあれやこれやがあり。当分賑やかなオタク場となりそうだ。
Studio Life『PHANTOM 語られざりし物語』destinチーム千秋楽を観てきた。
ファントムの大千秋楽。

これまでのスタジオライフ公演の中で、この劇場で、今回は一番の良席かもしれない。
ステージと同じ目線で、主人公の立ち位置とほぼ真正面。
最後の最後にこんな観易い席をあてがってくれて感謝感激である。

ファントム4度目の観劇だが、最高の舞台だったといえよう。
今のスタジオライフだからこそできた舞台。スタジオライフでなければできない芝居。他のどの劇団もカンパニーも真似のできない作品だった。
原作者スーザン・ケイの意志を継ぎ、脚本・演出の倉田淳氏が魂をそそぎ込んで、みんなの力を結集させて作り上げたもの。
映像、音楽、効果、美術、衣装に小物と卓越したスタッフワークはもちろん、劇団員の才能と情熱と粘りと努力がいかんなく発揮された産物。

中でも、仮面を被り続け、主人公エリックを演じきった二人の役者の素晴らしさには心から拍手を贈りたい。
当初はプレビュー公演で観た山本芳樹エリックの妖艶さな魅力にうっとりしたが、両チームの公演を観た後では、闇と孤独に包まれてもなお優しさが滲む林勇輔エリックの深みのある魅力に惹かれてしまった。
今まで林さんがやったどんな役とも違い、『11人いる!』のヌーのような怪人な役ではあるが、これまでのどんな役よりも、人間的で美しいこと!
まるでエリックの少年期をやるために、この劇団に留まり続けていたかのような林さんの存在感。それまで林さんが抱えていた柵や葛藤を浄化させて、秘められたほとばしるような情熱を一気に開花させたような演技力。
『オペラ座の怪人』として知られる男の哀しい人生のはじまりを、細やかに激しく美しく、そして僅かな幸せな時を運んで演じきってみせた。
エリックの壮絶な生き様と共に、満足のいく陶酔感を我々に届けてくれたのは間違いない。

来年の続編は、エリック50歳までの青年期から壮年期までを描いてくれるのだろうか。
キャストは新たに変わりそうだが、林さんのエリックの後を忠実に継いでくれる人を願いたい。


終演後、千秋楽舞台挨拶。ズラリと並んで、丁度真正面に仮面を取った林さん。昨日千秋楽を迎えたSチームのエリック芳樹さんは、帽子を目深に被った少年の扮装で右手寄りに立つ。
曽世海司さんの司会で、全劇団員が挨拶。印象的だったもの。

関戸博一さんは、来年もエリックと共に闇の世界を駆け抜けていきたいと述べる。
藤原啓児さんは、先日のトーク同様に熱い語り口。震災など過去を振り返り「お客様に元気を与えるなんておこがましいことは言いません」「観て頂けるお客様に恥じない舞台を精一杯努めさせていただきます」と。何と謙虚で聡明なお言葉!
松本慎也さんは、自分なりのルチアーナを演じたと満足気な表情。
千秋楽の大事な本番で「まるで…まるで…」の後セリフを飛ばしてしまった^^;笠原浩夫さんは、そのことに触れて苦笑しながらお詫び。でも楽天家なのか、ジョヴァンニをやり遂げた満足感が先にきて晴れ晴れとした笑みを見せた。こういう大らかさも笠原さんの魅力なんだろうな。
倉本徹さんは、大変だったが楽しかったと笑み。
及川健さんは、子供の誕生に触れて「恐ろしい顔をもつ赤ちゃんを産んだ母親の気持ちはさぞ壮絶なものだったろうと思います」と切々と語り、私の心の琴線をチクリとさせて涙ぐませた。これから『オペラ座の怪人』を観る時は、母の目線で観ていくだろうとも語った。

最後に林勇輔さん。個人的なことですがと断って、以前に劇団をやめようと思ったことがあったが、倉田氏からこれから劇団でこんなことをやりたいと色々な作品を見せられ、その中にこの『ファントム』があったという。まさかその主人公エリックを自分が演じることになるとはと、感無量な様子が高まって涙ぐむのを堪える林さん。いつもクールドライな林さんが涙を見せるなんて、真正面から見せられ思わずこちらも貰い泣きしそうに(;_;)。涙が光る林さんが素敵だった。

感動と興奮のカテコは続き、3回目からスタオベ。林さんが同期の及川さんに抱きつき、及川さんがよしよしと優しく肩を抱く場面も。
4回目の最後に、独りになった林さんが再びマスクを被り、胸に手をあて丁寧にお辞儀をする。拍手が鳴り止まない中、成功の幕が閉じられた。
『手塚治虫のブッダ展』に行ってきた。

公開中の映画は完成披露試写会で鑑賞済み。原作も既読。

手塚治虫先生の『ブッダ』の直筆原画52件と、日本やガンダーラの仏像20件を通して、ブッダの人生と教えを辿っていく展示会。

紀元前560年頃のシッダルタ「誕生」から、少年時代の「悩み」、17歳で「結婚」、29歳で「出家」し、「苦行」に6年の歳月を費やし、35歳で「悟り」をひらいてブッダとなり、以後「説法」「伝道」「瞑想」「行脚」し、80歳で「涅槃」するまでを、順を追って観ていく。
当時のカースト制度について言及していなかったのが惜しい。

手塚先生は44歳の時に『ブッダ』を連載スタート。約10年の歳月をかけて完結させた。
手塚先生の原画をたっぷり拝めたのは嬉しかった。出家の際に自分で剃髪するシッダルタが、振り返った首から上の部分に、描き直された絵が張られていたのにドキリ。巨匠といえども、1カットにも試行錯誤と思い入れがあったのだろうか。
ブッダの涅槃の絵と像に、何とも切ないものが込み上げてきた。

前売鑑賞券とセットの「幻のお宝」の復刻版レプリカ3枚が、予想以上に大きく箱入りだったのでビックリ。てっきりポストカード・サイズだと思っていた。
特別展『写楽 SHARAKU』に行ってきた。

震災にともなう諸情勢により展覧会会期が変更。
当初予定されていた作品が展示されない場合もあるようだ。

寛政6年(1794)5月に劇的デビューをはたし、翌年正月に忽然と姿を消した東洲斎写楽。
約10ヶ月間、写楽が残した版画は146図が確認されているが、本展ではそのうち142図が出品。
題材となった歌舞伎の上演時期によって4期に分けられた制作時期ごとに、写楽作品を辿っていく。
また、同時代の他の浮世絵師の作品との比較や、版の比較も検証し、写楽作品の全貌と造形の魅力を紹介する。

写楽以外の作品もあわせると計250点以上の大ボリューム。その数と質において、先ず圧倒されそうだ。
江戸の歌舞伎役者を主に描いた写楽だが、今展で画期的なのが、芝居の全体像と役柄の絡み具合にまで踏み込んだ展示をしてくれたこと。写楽の絵を見て、その役者と役柄が芝居の中でどういう位置づけなのかということを、普通はなかなか分らないだろう。
今回、芝居のストーリーや関係性の中で写楽の絵を鑑賞することが、いかに作品の理解を深められるのかと知った。

特に第一期と第二期の作品には、写楽の魅力が発揮され、まるで芝居を観るような感覚を味わえる。
第一期。「花菖蒲文禄曾我」の藤川水右衛門と石井源蔵の対決の絵、源蔵に助力する文蔵と妻のおしづの絵。「敵討乗合話」の志賀大七、仇討ちを誓う姉妹の絵。「恋女房染分手綱」の江戸兵衛と奴一平の対峙の絵、娘を救おうと犠牲になる竹村定之進の絵。「義経千本桜」で義経を庇う川連法眼と義経を狙う鬼佐渡坊の絵。
第二期。「けいせい三本傘」の山三とけいせいかつらぎの恋模様の絵、横恋慕する不破伴左衛門の絵。「二本松陸奥生長」の川島治部五郎の絵、富田兵太郎の絵。

歌舞伎は殆ど観たことがないが、闇討ちに仇討ち、恋模様に鞘当てに不義密通、借金と返済、助力に奸計と、様々な出来事が起きる。登場人物も老若男女、上から下まで盛りだくさん。爽快な結末もあるが、悲劇や不条理ものも多く、まるでシェイクスピア作品のような様相である。
歌舞伎の番付の展示もあり。“辻番付”が今でいうチラシやポスターにあたり、“役割番付”が小冊子、“絵本番付”はパンフのような役割だったようだ。
写楽の大判役者大首絵は、ブロマイドのようなもの。だが、役者の個性や顔かたちを描き分ける絵からは、役者の本質や役柄、作品の一場面まで感じられてリアルで臨場感がある。もはや舞台写真や舞台イラストの枠にまで至っている。
第二期は細長の紙の全身像がメインになるが、二人の人物を合わせた一枚絵は、構図やバランス的にも、まるでアニメの宣伝絵か漫画の扉絵のような趣がある。

「謎の絵師」といわれる写楽。江戸時代の資料では斎等十郎兵衛の名前が挙げられるが、まだまだ謎は多い。
大首絵の第一期、全身絵の第二期、背景や衣装に凝った第三期、単調で粗い第四期と、作風が全く違っているのもフシギだ。ひょっとしたら漫画家CLAMPみたいに、4人のアーティストが存在し、ひとりの写楽を作っていたのかもと思いたくなる。第三期の精緻な着衣模様などはまるでスクリーントーンを張った感じで、衣装だけを手掛ける人物もいたように思う。
たくさんの写楽の中には、もしや女性の描き手もいたのではないだろうか。男性が演じた女役を、どっぷりといかつき描き、いかにも男性だとリアルに表現していた写楽。こういったことがやれるのは、案外女なのかもしれない。
舞台『戯伝写楽』のような設定も、ありえそうだと思うのだった。

郵便局臨時出張所が開設。会期中に会場で受け付けた郵便物に展覧会オリジナル小型印を押印してくれる。ポスカや切手も買えるので、その場で書いて押印して貰った。
<春の特別展>平山郁夫シルクロード美術館の名品『栄光のペルシア展』を見てきた。
無料チケットを使用。

現在のイランの地に、7000年も前から築き上げられてきたペルシア文明。
平山郁夫シルクロード美術館所蔵のペルシア美術の200点以上の名品を通して、幾つもの王朝が栄枯盛衰したペルシアの歴史と輝かしい文明を紹介する。

土器、ガラス、銀器、陶器など、作られる素材は様々に進化していき目を瞠るほど。
スタンプ印章やコイン、装身具や織物など、人々の生活が息づいた品々は、他の展示でも見慣れているが、どれもとても美しく残る。写本絵画など宗教に絡んだものもあるが、やはりイスラムからの影響も大きい。

サーサーン調ペルシアの「円形切子碗」や、シーヴィイェの「彩釉花弁文壺」、カシャーンの「白釉騎馬人物文鉢(ミーナーイー手)」など、他博物館等で展示されているものと変わらない重要な名品もある。

ペルシアを題材とした平山郁夫画伯の絵画も5点展示。3月に観た『平山郁夫展』の展示とも繋がりそうだ。
シルクロード美術館館長の平山美知子氏が、画伯と共にイランに訪れた際のメモなども展示。写真と共に振り返る。
画伯がインスピレーションを刺激させるために置いていた牛の置き物も展示。その絵画も展示されている。

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『劇場版 戦国BASARA -The Last Party-』公開記念イベントがサンシャインで開催中。

古代オリエント博物館のチケット提示の割引で、サンシャイン60展望台へ。
入場すると丁度目の前の伊達軍本陣前で、戦国武将たちが集結中。撮影会が始まっていたので、便乗して撮ってきた。

BASARAショップで先行販売のファイルはまだ入荷されておらず。
BASARAコーナーの場内アナウンスは片倉小十郎(CV:森川智之)。
各シーンの複製原画やパネルが展示。掛け軸に書かれたキャラクターと共に、声優陣のサイン色紙が展示。 伊達政宗公の兜や眼帯など劇中登場アイテムの模造品や、台本や制作資料も展示。武将旗が展示されてたが、「大一大万大吉」を見てまたあの舞台を思い出したw。

無料券があったので、ついでにナンジャタウンへ入場。最後はアニメイトに寄って、スタンプラリーを達成してきた。記念品は4キャラのポストカード。どうせならスタンプにあった「仁吼義侠」の小十郎のポスカも欲しかったw。
ナンジャ内でやってた『銀魂』アトラクションも最終日。名残惜しいファンで賑わっていた。

サンシャイン劇場のポスターは『デスティニー』。
来週は『マグダラなマリア』になるのね。

報道写真展

2011年5月2日 生活時事
『東日本大震災救援チャリティー報道写真展 -声、届け。ともに歩む- 』を見てきた。

朝日新聞社と朝日新聞厚生文化事業団による写真展。
被災地などでカメラマンや記者が撮影した写真を中心に約80点を展示。
写真によって、悲しみや復興への希望を伝えることで、より多くの共感の輪を広げる趣旨。
雑誌や写真集に載ったのと同じ写真でも、パネルに展示されたものには真に迫るものがある。

ひとつひとつの写真に、様々な思いが渦巻いて胸が苦しくなった。
涙を堪えて、写真に込められた“思い”と向き合った。

「つないでいこう。心の花。」で黄色の花びらカードが用意され、メッセージを書ける。5つの花びらが集まってひとつの花を形作る。会場に飾られたメッセージカードは、被災地にも届けられるという。
募金箱が設けられ、寄付をした人には、ディック・ブルーナさんが描かれたポストカードを頂ける。「涙をこぼすミッフィー」は前を向き立ち上がる。

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仙台から久しぶりに上京されたSさんと待ち合わせ。
昼食はもちろんマックでハッピーセット(見せるクーポンで350円)。
29日から始まった仮面ライダーキャンペーン。今まで買ったバーガーセットは帰宅した息子に食べさせていたが、久しぶりに私が食した。

結局ゲットしたのは、新1号、新2号、キバ、ファイズ、そしてSさんから頂いた新1号スペシャルバーション。昭和ライダー多いじゃんw。電王は出んの~^^;。
『ヴィジェ・ルブラン展 -華麗なる宮廷を描いた女性画家たち-』へ行ってきた。

オフィス街にある三菱一号館美術館へははじめて。
狭い空間を有効利用しているためか、やたら自動扉やドアが多くて、節電とは反する迷路のような様相にウンザリ。
チケットはもちろん安値でゲット。

フランス王妃マリー=アントワネットの画家として重用された、同い年のエリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン。
私がヴィジェ・ルブランの名をはじめて知ったのは、池田理代子氏の『ベルサイユのばら』から。彼女が描いたアントワネットの画を、誰しも一度は目にしたことがあると思う。
本展は、初めて本格的にヴィジェ・ルブランの画集を展覧すると同時に、18世紀フランスで活躍した女性画家たちの功績を広く概観する。

プロローグから新しい世代まで、9つのセクションに分れる。ヴィジェの画が出てくるのは中盤。
それまでは様々な女性画家が紹介される。当時、チョークや油彩で絵を描くことは、貴婦人のたしなみのひとつだったという。
父や兄弟や師から手ほどきを受け習い、めきめき頭角を現してきた才能ある女性たち。だが中には、父や兄弟の画と混同されたりと、なかなか名を知られず不遇な中で埋没していった女たちも多い。近年になってようやく女画家の絵だと認められた人もいる。
また、王立絵画彫刻アカデミーの門戸も女性には厳しく、コネや宣伝でやっとアカデミー会員になれて、晴れて王室の絵を描かせて貰った人も少なくない。フランスを離れて、各国で認められすんなりとアカデミー会員になった者もいる。

肖像画が多く展示されている中、特筆すべきは、ルイ15世の妃、マリー・レクジンスカの「中国風居室」。自身も画家として活動していた王妃は、王室の4人の画家に風景や背景を手伝って貰い、“中国風主題”の絵を8枚のカンヴァスに描いた。ヴェルサイユ宮殿の自身の部屋に飾っていたそうで、当時の東方世界への憧れが見てとれる。
8枚の絵には、人々のゆったりとした穏やかな日常生活が描かれており、扉の上にあったという絵は上方に展示されている。

印象深い女性画家。
☆マリー=ジャンヌ・ドレ「バラを持つ若い娘」…バラやレースをモチーフにするのが多い。
☆カトリーヌ・リュジュリエ「画家ジャン=ジェルマン・ドルエ(15歳)」…画家が画家を描くのも多いが、美少年をモデルにするのも多かったw。
☆アンヌ・ヴァレイエ=コステル「ジョゼフ・シャルル・レチエール」…1770年にアカデミー会員になり、王妃の肖像画も描いた才媛。静物画もある。
☆キャサリン・リード(イギリス人)「アルトワ伯爵」…外国人がルイ16世の弟を描く。
☆マリー=アンヌ・コロー…唯一の女性彫刻家。
☆ラビーユ=ギアール「フランソワ=アンドレ・ヴァンサン」…ヴィジェのライバルと言われているラビーユだが、師を描いた1枚。ラビーユはフランス革命時亡命せず、議員たちの肖像画を描き続けていたという。
☆マリー=ガブリエル・カペ「自画像」…カペはラビーユの弟子。青いドレスに豊満な胸と自己アピール。

ヴィジェ・ルブランの絵。
☆「エチエンヌ・ヴィジェ」…ヴィジェの弟で、惹き込まれるような美少年。美貌と才能溢れる彼は後に俳優としても成功をおさめたらしい。
☆「フランス王妃、マリー=アントワネット」…20歳頃の王妃は童顔で可愛らしく、肌の色やドレスが透けるような美しさ。
☆「ポリニャック公爵夫人」…『ベルばら』の影響で、半開きな口が、したたかな女に映るw。
☆「クリュソル男爵夫人」…質感のある赤いドレスは情熱的。楽譜が賢そうな女に見える。
☆「プゼ侯爵夫人とルージェ侯爵夫人とふたりの息子」…聖書画のように厳かで豊かであたたかな雰囲気。ヴィジェが描いた親子の絵はとても素晴らしく、アントワネットと子どもたちの絵もぜひ拝みたかった。

フランス革命が勃発し、王党派のヴィジェは愛娘ジェリーを連れて亡命、ナポリやフィレンツェやサンクトペテルブルグで歓迎され、様々な肖像画を描く。ヴィジェの夫や仲間たちは、ヴィジェの帰国のために助力し、12年後にようやくパリに帰国した。
亡命中、ヴィジェはたくさんの自画像を描く。1791年フィレンツェにて描いた「自画像」には、愛娘を描く若々しいヴィジェの姿が。1800年ロシアで描いた「自画像」は、エリザベタ・アレクセイエワナをチョークで描くヴィジェの姿がある。どれも白いチーフを頭に巻き、黒いドレスと赤いリボンが印象的。そして、他のどのモデルの顔よりも美しく愛らしいw(アントワネットよりもw)。ヴィジェは画の注文をとるために、自分のポートレートを積極的に描いて配り自己ピーアールにつとめたようだ。

革命後のフランスは社会も様式もガラリと変貌し、画家の世界も世代交代となる。
☆マルグリット・ジェラール「訪問」…義兄と描いていたが、ようやく認められ活躍。
☆マリー=ギエルミーヌ・ブノワ「ジャン=ドミニク・ラレイ」…ヴィジェの弟子で、ダヴィッドにも師事。ジャンはナポレオン軍隊の医師で、情熱的な黒髪で男前な顔。

ショップのグッズは綺麗だが、ポスカやファイルなど採用する絵がどうも好みと違う。ヴィジェ以外の画家の作品が目立ち、ヴィジェの絵の中でもいまひとつばかり^^;。ヴィジェの弟のポスカも作って欲しかったw。
国立西洋美術館で開催中の『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』を見てきた。

『陰陽師』風にいうと、“Light”&“Shadow”だろうかw。
レンブラントの名をはじめて知ったのは、萩尾望都のコミック『ポーの一族』である。

17世紀のオランダの画家レンブラント・ファン・レインは、「光と影の魔術師」「明暗の巨匠」と呼ばれてきたという。
1606年に生まれ、アムステルダムへ移住したレンブラント。日本でいうと、三代将軍の時代だろうか。早くから画家として成功をおさめ名声を確立したが、妻を失い、複雑な女性関係の中、浪費癖で破産に追い込まれたりと、晩年は苦難を味わったという。まさに「光と影」の人生だったようだ。

本展は、初期から晩年にいたる約110点の版画に、約15点の絵画と素描を加え、レンブラントが追求した「光と影」の芸術世界を辿る。その中には、30点以上もの和紙刷り版画が展示され、和紙がレンブラントの明暗表現に果たした役割も再検証する。
展示を見るにあたって、「エングレーヴィング」「エッチング」「ドライポイント」などの作業方法の名称が出てくる。「ステート」という幾つもの作業段階がポイントになり、ステートと用紙が異なった複数の作品が展示されるのも注目したい。

第1章【黒い版画】
黒の諧調表現が際立つ「黒い版画」作品。レンブラントと同時代の版画家の作例が導入部として展示。
《羊飼いへのお告げ》、風景版画の《三本の木》、明るい版画の《エジプト逃避途上の休息》、珍しい静物画の《貝殻》の他、光へ関心がいった《松明に照らされる十字架降下》など。
絵画では、ハイライト効果による質感が素晴らしい《東洋風の衣装をまとう自画像》や《旗手(フローリス・ソープ)》など。
「絵画」をテーマにした絵画《アトリエの画家》は、光の傾斜が美しい。

第2章【淡い色の紙】
「インド紙」(オートミール?)「中国紙」など淡い色の紙の中でも、クリーム色や象牙色の「和紙」を好んで使った作品。
それぞれ和紙版と西洋紙版が展示された《ヤン・シックス》《病人たちを癒すキリスト(百グルデン版画)》では違いが味わえる。総じて和紙で描かれたものは、柔らかく繊細なタッチで好ましい。後刷りの和紙を使った《聖母の死》や、擬似和紙を使った《病人たちを癒すキリスト(百グルデン版画)》もある。和紙にムガール写本画の複写をした《木の下に座る4人の東洋人》は雰囲気たっぷり。
油彩の《3人の音楽家(聴覚)》や《音楽を奏でる人々》は、人物の表情と共に、質感や光影が素晴らしい。

第3章【とても変わった技法】
「深く力強い明暗表現」と「絵画性」への関心はさまざまに変奏し、版画と絵画の明暗表現の異同や関わりを見せる作品。
チラシにもなった版画《石の手摺りにもたれる自画像》や、風景版画《オンファル》、インクの濃淡で空間を表現した《神殿奉納》など。
白黒の版画ばかりを見た後、階下に行くと油彩画が広がって目に眩しい。油彩の《書斎のミネルヴァ》《ヘンドリッキェ・ストッフェルス》など、身近な女性をモデルにしたような女性にも光と陰が巧みに盛り込まれる。

第4章【《三本の十字架》と《エッケ・ホモ》】
ステートと用紙が異なった複数の作品を展示した、傑作版画《三本の十字架》と《エッケ・ホモ(民衆に晒されるキリスト)》。見るなり、つい映画『レッツゴー仮面ライダー』の処刑場の場面が思い出されてしまい苦笑w。
《三本》は4点、《エッケ・ホモ》は5点も集められ展示されており、見比べながら自分の好みを探すのも面白い。《三本》は白くはっきりした大英博物館のもの、《エッケ・ホモ》は表情が漫画チックな和紙製のメトロポリタン美術館のものが好み。

アムステルダムのレンブラントハイス(美術館・研究センター)の紹介もあり。
レンブラントで有名な《夜警》などは、現地で見なくてはならないようだ。

ショップが充実。ポストカードには普通版(100円)と和紙版(150円)があり、好みを選ぶのにちょい苦労。クリアファイルにも黒版と白版があり、まるで舞台『ムサシ』のパンフを選ぶ感覚に似てるw。入れてくれた紙袋も、表が白で裏が黒と凝ってる。
久しぶりにメイトへ。

『銀魂 春祭り2010(仮)』イベントDVDを引き取ってきた。
銀&通のウチワが付いてきたw。

『銀魂 桜祭り2011(仮)』が予定通り開催されていたら、このウチワを会場に持って行って振ったりしたんだろうか。

順延となっていた『銀魂桜祭り2011(仮)』が、2011年8月21日(日)に開催決定。
予想に反して、夏真っ盛りにやるとは。
節電対策は大丈夫なのか!?と思ってたら、可能な限り消費電力を節減すると共に、電源車の手配や一部自家発電等の対応を行う手筈だそうだ。実施見合わせの可能性もありそうだが、なかなか考えたなとは思う。

だが、もうイベントそのものの参加を断念した人もおいでだし、チケットをキャンセルする人も少なくないだろう。
今のところ出演キャストに石田さんのお名前はないし、私もキャンセル可能な7月31日のギリギリまで待ってから決めたい。
払い戻しされるとしてもチケット券面金額のみだし、利用料や手数料とかは取られっぱなしというのも、やはり納得いかない。

今回諸々のイベントや舞台がキャンセルとなり、払い戻しとなったわけだが、返却金額について対応の仕方が其々違うので注意したい。
チケットぴあやファミマで引き取ったチケットは、基本、利用料や手数料をさっ引いた、チケット額面金額しか返ってこなかった。
コーエーなどは、特定記録郵便でチケット返送と手間はかかるが、最初の送料も含めて全額返金してくれるそうだから、まだ良心的だろう。
イープラスで取った某舞台チケットは、利用料や手数料も含めた全金額が、セブンイレブンで返金されてかえってビックリした。

今回の痛い経験を教訓にして、今後も万が一の中止を念頭に、チケットを取るよう心がけたい。


銀魂を引き取った時に、ジャンプフェアとかで、ジャンプキャラの名刺(ランダム)を貰った(予約分は枚数2倍)。
中を開けると、知らないキャラもいたが、アニメなキャラもあれこれ。「ナルト」「アレン」「黒崎一護」「ベル坊」「リボーン」と主役級に、銀魂からは「エリザベス」ワンピからは「ゾロ」だった。
ジャンプはあまり読まないが、ちょっと嬉しかったりw。

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