モーニング『ジパング』航跡421。立ち読みも今週限りとなるか^^;。

前回から早くも12年後!? 
「大和」と「みらい」が沈んでから26年後かい^^;。
なんかもう、はしょり過ぎというか^^;。
かいじ先生にもう描く気力が無くなったように思えてならない。

悠々自適の富豪生活をするデニー・マツオカが、読者の反感を買っているようだと筆者は悟ったのか。
ここらで角松の名誉挽回とばかり、グールドの回想で綴られる角松の実績。
菊池は日本国内で奔走したが、角松は日本国外からテコ入れしてたという。
原爆情報でワシントンを混乱させた上で、対日講和の実現に向けて働いたという角松。
もちろん、グールドやカーネルやクラークの助力もあり。てか、3人ともあっさり角松の味方になっちゃったのね。
大雑把に予想してたとはいえ、回想だけで済ますのではどうも説得力がない。すべてが上手くいき過ぎのご都合主義にしか見えない^^;。その時その場のキャラクターの思いや感情が描かれていないから。

それにしてもデニーは、本人自ら”種”と語るか。
『ガンダムSEED』みたいに、草加に全てを託された時、おそらく角松の”シード”がハジけたんだろうなw。
しかも彼の富と財力は、やはり”未来の情報”から得たもの。せこい!(-.-)
おまけに今なお、ワシントンを影で操るドンだってさ。すげえ!(-.-)
角松はそういう才能もあったんだね。
グールドの回想終わり。

1969年12月。日本では自由党総裁選前夜。
何と滝栄一郎は元気で政界で活躍していた! 予想通りすぎて笑う。
政治家・滝と、電話で話しているのは、豪華客船でくつろぐ富豪家・デニー・マツオカ。
なるほど。12年前に帰国していた角松は、やっぱり滝と接触していたのか。
滝と角松。どちらも草加の意思を引き継いで成し遂げた者同士。再会した二人が、在りし日の草加を偲ぶやり取りを見たかったな。
それにしても、デブッチョ角松は金持ちだから仕方ないとしてw、アラカンになった滝は昔のような精彩さはなく、普通の小太りのオジサンになっちゃったな。
キャラクターが急速に歳を取った姿は、あまり見たくない。
うん。草加はあのまま、30代の美形イケメンなままで終わらせてくれて良かったかもw。アラカンになった草加なんて、とても想像できないもの。

しかし、遙かバージニア州で、その草加についての新たな情報が交わされる。
クラークとカーネル、彼らも60代ぐらいだよね。二人とも結局、ワシントンで活躍らしい活躍も描かれずに、急速に老けただけの出番か。
マリアナ海戦から26年。
財力を世の中のために使ったというデニー・マツオカを回想するが、”聖人”って!?(笑) カドマツは”神”扱いなのかw。
クサカの噂は、何と未確認飛行物体からやって来た”宇宙人”!? あちらが聖人なら、クサカは”星人”かい(笑)。
もう、『Xファイル』の音楽が脳内に流れてきちゃうよ~♪
その宇宙人の名はキューザック。政府と取引し戦争を終結させたという。
キューザックの語源は”クサカ”というが、KUSAKAAとでも書くのだろうか。

しかし戦争終結に多大な貢献をしたというカドマツもクサカも、歴史には決して残らない。
帰国したカドマツの居場所が無いのと同じように、
キューザックさんの居場所は、今どこにあるのだろうか。ネバダ州とか?

次週で『ジパング』最終回。
表紙&巻頭カラー26ページで堂々完結。堂々というより、”ドロドロ”完結w。
何やら、”その後の”草加が描かれているらしい^^;。
モーニング『ジパング』航跡420。遅れ馳せながら^^;。

如月の口から語られる菊池三佐のその後。
講和と戦後日本の構想に深く関わったという菊池。
憲法の改正とは第9条も取り入れてあったのかな。
角松がアメリカ側で密かに影響を与えたならば、菊池は故郷日本で密かに貢献していた。
桃井一尉も菊池の作業のお手伝いというが、それだけでは何だか勿体ない。桃井さんなら別のところで、女性の立場で”見て来た者”の説得力を発揮できたようにも思う。これは男性作者さんだから仕方ないのか。
てか、菊池も桃井さんも結局結婚とかはしなかったのねw。桃井さんが誰かと結ばれて子供でも生まれたら、その”子供”の存在はこの歴史の中でどうなるのだろう?と考えが及んでしまうが。

如月の回想場面ではあるが、最後に如月中尉の軍服姿を見れて良かった。きっとこれが見納めだろうから。
そして滝中佐の軍服姿はたったの2カット(-_-;)。本編中盤ではあんなに活躍して凛々しい姿を見せていたのに。たった2コマで終わった滝中佐(;_;)。今は政界かどこかでバリバリ動いているのだろうか。
戦後は隠れた瓜生大佐はおいといて、草加にいち早く共鳴してくれた石原莞爾さんもたった1コマでは哀しすぎる。米内閣下なんていっぱい描いてくれたのに。作者の好みが表れているのかw。

如月の口から語られた、菊池三佐と桃井一尉の行方不明の事実。
何となく私もそんな予感がしていた。いや、菊池は反体制派から恨まれて暗殺でもされたのではないかと、物騒なことまで考えていたが^^;。消息不明か。
史実では沖縄はまだアメリカの統治下であったが、二人はどんな目的で向かったのだろうか。海に沈んだとすれば、元・海上自衛隊員として本望だったかもしれない。

「みらい」乗員たちが生まれた戦後とは違う戦後になった日本。
結局は乗員300人の命の代わりに、沖縄戦や本土空襲や原爆投下で失われたハズの数百万の命が救われたのだ。
何かを得るためには、何かを失わなければならない。等価交換ではないだろうが、材料は角松で、サークルがマリアナ海域、命の数にイージス艦や原爆も足されていたのだろうか。
だが、新しい戦後の日本人は、菊池たち日本人とあきらかに違う。悲惨な戦中戦後を経験していない日本人。彼らがこれから作ろうとする日本の表情も違ってくるだろう。
国よりも人。これが「みらい」乗員たちが願った日本の戦後。いや、かいじ先生ご本人が祈った戦後なのだろう。

それにしても、未来から来た人間は消滅しなくてはならない、という歴史の反撃が畏ろしくもあり。唯一、父親を失ってしまった角松だけが、歴史の”特異点”となり、この世界で生き長らえなければならない運命にあるということか。
おそらく、菊池も桃井も自らの運命をある程度悟っていただろうし、角松も死ねない運命を感じていたと思う。
”ファイナル・デスティネーション”誰も運命からは逃れられない。
そうか! この”デスティニー”の上と下をとって”デニー”なのか(笑)。
運命の男、デニー・マツオカw。

日本へ行かねばなるまいと決心するデニーだが、彼にまだ為せることがあるのか。もしや遺族の誰かを訪問とかお墓参りとか?^^; 

航跡420の数字が”死に”を連想させるが、最新コミックスも42巻とは、かいじ先生は既にこのへんで終わりにさせたかったのかな。
次の43巻でついに完結か。
モーニング『ジパング』航跡419。立ち読みご容赦^^;。

【松執事】な~んて言葉が浮かぶ中、
角松によって戦後の日本が回想される。
あくまで”教科書”に載っている日本史として。

1944年4月に第四次近衛内閣が組閣。
ドイツをさっさと切り捨てて連合軍に加わった日本。
海外領土と占領地を放棄返還を約束した上で、講和条約を締結。
良い子ちゃんに変貌を遂げた日本は、我々が知る史実とかなり変わっていた。

だが欧州は、ナチスドイツの降伏までそれ程変化はなかったようだ。
ヒトラーが自決した時期もほぼ変わらず。
津田がヒトラー暗殺に失敗してから長かった。いや、短かったのか?

環太平洋条約機構に日本が参加するのはよしとして、
軍を縮小した組織が”国防軍”になったとは。
日本に”自衛隊”という名称は生まれなかったのか(-.-)。
角松らがかつて所属していた自衛隊は消滅してしまったようだ。

日本の終戦工作や外交に尽力したのは、米内さんや滝らの存在が浮かぶが
角松は、別の男を考えていたのか。
菊池雅行…。
自ずと、角松を訪ねてくる人物も菊池ではないかと予想された。
その正体を、ページをめくるまで明かさず、勿体つけているところがかいじ先生らしいw。

先週の大方の予想に反して、いや、良い意味で期待を裏切って現れたのは、
如月克己だった…。
嬉しい驚き!(^o^) そう! 私にはまだ如月がいたんだv。草加が退場して気力を失ってたけど、No.2の如月がまだ残っていたじゃん!w
すっかり如月の存在を忘れていた^^;。いや、今まであんまりな扱いだったので、考えることさえしなかった。かいじ先生、そんなファンのために、ここぞというところで、ヤってくれるじゃん!

あれから14年。いや、角松と別れて15年になるのかならないのか。
如月の風貌は全く変わっていなかった。むしろ前より落ち着き凛々しくも色っぽくなっていた(*^^*)。
今は40前後かと思われるが、まだまだ若々しいv。いや30歳にも見える!ホントに30前後なら、角松と会った頃は17歳になるから却下。それで中尉なんてあり得ん。
でも軍も自衛隊も無くなったのに、まだ「角松二佐」「如月中尉」と呼び合うなんて、相変わらずの二人だなw。
現在の如月は国防軍所属。相変わらず諜報活動をしているのかな?結婚は?w

角松は「みらい」乗員のことを調べているようだ。金と人脈にものをいわせて^^;。
先ずは、如月と運命を共にしていた元艦長・梅津三郎について。
あの時、死んでしまった梅津は、何と、同じ生年月日に同じ出生地で生まれ同じ名前をもって、生きているというのだ。
今は小学生の三郎は、はたして角松らが知る梅津と同じ人物なのか?
だが角松のもとには、梅津の遺品の割れた眼鏡がある。
タイムパラドックス。いや、タイムトリップの新たな設定といえようか。
未来の人間は、死んでも、また同じ誕生日に生まれ変われるようだ。
それならひょっとして、尾栗たち命を落とした若い者も、これから生まれてくるのだろうか?

だが、どんなに金をかけても、どうしても消息が掴めなかった隊員。
それは菊池と桃井。
角松と同じ時代を生き続けているハズの二人。そりゃもう、彼らに懐かしくて逢いたくてしょうがないだろう。
でも、そのために如月をわざわざ呼びつけるなんて、なにサマ!?w
だが今回の政府随行員の中に菊池の名が入っていないとすれば、日本国内に留まっているのか、または名前を変えたのか?w それとも…。

ああいった環境で、菊池と桃井が結ばれるってことも考えられるかもしれないが、
桃井にお似合いなのは吉村かなw。
菊池が結婚するなら、その時代の女性じゃないかな。
「菊池三佐」と「桃井一尉」って、シツコイな^^;。自衛隊はもう存在しないんだってば!

予想通りというか、観艦式関連は玉砕(;_;)。海は遠い(-_-;)。
新番アニメが多過ぎて消化しきれてないが^^;、とりあえずチェックする分。

『犬夜叉 完結編』
前作からの続きのようだが、いかんせん、記憶がすっかり彼方へ^^;。でもあの姉弟の話は確かにそうだったなと、少しずつ思い出されたり。
御霊丸でてらそままさきの声が流れてきて、俄然画面に注目。イケメン顔と奇怪な身体が、てらそまさんの男前声とややミスマッチな気もするがw、いっぱい喋ってくれたので良し。これは魍魎丸が進化した姿だったのかな。

『とある科学の超電磁砲(レールガン)』
『禁書目録』のスピンオフだが、男は出てこないし、ユリ系女子キャピキャピ日常生活風で、ちっとも面白くない^^;。美琴ファンには嬉しい作品か。なぜか息子に毎回予録を頼まれるのも不可解^^;。

『ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~』
都営地下鉄大江戸線の駅の擬人化だが、なぜ電車の擬人化アニメはないのかと、鉄子たちはあまり興味ないご様子^^;。電車の中で悩み相談室という、まったり感が私には合わないかも。
各駅の豆知識紹介は面白く、両国の「江戸東京博物館」は嬉しいが、月島は「もんじゃ」じゃないのか。六本木は日比谷線ばかり使うからあまり関係ないが、KENNには注目か。新宿@置鮎龍太郎の声がダンディ。
ツッコミ・マスコットとくがわ@石田彰が思ったよりよく喋る。謎犬だが、キーワンかもしれぬw。

『こばと。』
パッと雰囲気的には『花の子ルンルン』ぽいw。純粋でまったりした小鳩に、デカイ声で痛烈なツッコミをする、いおりょぎ@稲田徹がお目当て。坂本真綾&中島愛の主題歌もチェックか。

『君に届け』
”貞子”と呼ばれる爽子が、暗くて無口な子から脱出しようとするひたむきさがいいが、人の役に立ちたいと謙虚に願う心はまるで”聖女”のようw。周りの人も、爽子を特にイジめることもなく受け入れてくれるし、爽子も自分の意見をはっきり言えるようになったし、好きな人には思いが静かに伝わったようだし、もう1話だけで完結しちゃってるじゃん!w これ以上、何を望んで何が展開されるのか?

『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』
前作ラストから2年後とはいえ、前半は平和な学園生活でやや面食らうが、見方を変えれば、前作の敵も良い人に見える。後半は急転、双子の蘇芳&紫苑に思いがいくが、黒の登場は緊張感をもたらして壮絶な展開を予想させる。能力者同士のアクションは、対価と共に見応えがあってやはり面白い。松風雅也の出演もチェックか。

『青い文学シリーズ』
文豪の名作と人気漫画家によるコラボ作品。
初めの作品は太宰治の『人間失格』。冒頭から堺雅人が顔出し出演、独特の語り口で作品を紹介する。堺さんは全編通して各作品の主人公の声を演じるそうだが、アニメの声は『戦闘妖精雪風』以来かな? ってか、これからずっと全話をチェックしなきゃならんのか^^;。
厳しい父と家を脱して社会運動に身を投じるも、どこか怠惰で虚無的な葉蔵が主人公。淡々としたモノローグも含め、ソフトで艶かしいが狂気を孕んだ堺さんの声が作品世界を不気味に構築する。アニメとはいえ、濡れ場まで出てきてビックリ。相手役恒子@朴路美も色気たっぷりの声で応えることw。『DEATH NOTE』の小畑健が描くライトにも似たキャラが、堺さんの声と綺麗に融合。
この作品はアニメ誌で取り上げてくれたのだろうか?
モーニング『ジパング』航跡418。
台風一過の後で、立ち読み^^;。

紙面に目を通しながら、夢でも見てるのではないかと思った(~o~)。
1943年12月13日から、いきなりの14年後。
しかも終戦から13年経ってるって!?
台風か何かで、14年間の時をまるごと吹きとばされたような感じ(゜o゜)。
それとも、タイムスリップで14年後に飛ばされたのは、我々読者のほうなのか!?(#^.^#)
草加の退場からこっち、展開がずいぶん速くなってきたなぁと思ってはいたが
速過ぎるよ!先生!(-_-;)
読者が最も知りたかった、その後の戦況とか、日米講和の過程とか、角松の存在がどのように影響するのかとか、「みらい」隊員の行方とか、あれこれ色々。
それはすべて、後日談の中で、”回想”として語られてしまうのだろうか。

ともあれ、我々が知る史実とは殆ど違う1957年。
これが草加が望んでいた終戦なのだろうか。

角松がベッドで目覚めた顔を見て、一瞬目を疑った。
丸刈りにした頭の形が、草加とソックリだったから。
ついに草加化した角松!?
あの時、角松が海に飲み込まれ、草加が救われていたら、
ベッドにいるのは、草加だったかもしれない。
歳を取った角松は、50歳前後のようだが、執事を伴う豪邸にお住まいでビックリ。
たった14年で、どうやってそんな大富豪に!?
巨万の富を動かす謎の日系人って、どこからそんなお金が!?
草加の遺産か? それとも未来の知識で金儲けか?
まるで犯罪人から富豪になった『レ・ミゼ』のジャン・バルジャンのようw。
足の悪い角松を世話する忠実な執事までいようとは。
戦争後のアムロ・レイの時みたいな、監視人というわけでもなさそうだ。

角松は既に名前を捨てていた。
新しい名前は、デニー・マツオカ。
デ、デニーってどこから?^^;
マツは「松」として、オは亡くなった「尾」、カは「加」から取っていると信じたいw。
財界だけでなく、ワシントンや軍にまで影響を及ぼせる男らしい。
相当なヤリ手だったのか、角松。実業家としての才もあったようだ。

中年男になったグールドは、マツオカの伝記を書いている。
伝記じゃなく、私達にとっては”伝奇”かもw。
碑銘が刻まれていない墓石の前で再会する二人。どうやらあれから年に1回位の交友はあったらしい。
墓石に花を添えるが、これはやはり「みらい」乗員たちへのものなのか。
日本からの来客とは、やはり菊池や桃井たちで、大事な情報をもってくるのか。
それとも…。

日本は、原爆も落とされず、屈辱的な敗北にはならなかった様子。
日米講和も13年、両者の関係も上々のようだ。
これは、確かにめでたいのだろう。
でも、角松が大富豪の権力者という設定にガックリ(-_-;)。
たった13年で、いい気なもんだぜw。

航跡420から、タイトルが『ZIPANG』へ微妙に変更になったりしてね。

 ̄ ̄ ̄
今回のジパングは、まるでテレ東放送中の『俺たちは天使だ』みたいな展開。
前回までは、打倒Gフロンティア!で一致団結した天使たちの姿だったのが、今回はいきなりの急展開、とにかくGフロンティア問題は解決した!って。何なのそれ~~~!?と、納得いかなかったけど^^;。
『ジパング』みたいに14年を一気に飛ばしたまではいかないから、容認してあげようw。
木曜から金曜へ、まるで時をかける少女のようだったわたしw。
モーニング『ジパング』航跡417。立ち読みご容赦^^;。

「大和」が沈み、「みらい」が沈み、原爆が海底で爆発し、
最大のキーマン草加が消えてからこっち、
なんて展開が早くなったこと(^_^;)。

マリアナではいつの間にか夕方。
引き際を見極めたスプルー・アンスの決断で、米軍第5艦隊はサイパンから撤退していく。
とりあえず、米軍の攻撃からサイパンを守り通した日本軍の辛勝、といったところか。
サイパンの日本軍に、夕日はひと時柔らかく注がれているだろう。

本土日本では夜になっていた。
横須賀にいた菊池たちは、結局ずっと連絡待機のままだったのか!?
米軍のサイパンからの撤退の報を受け、今後の日米の膠着状態に向けて、
米内たちはやるべきことが山ほどありそうだ。
まだまだ夜の闇は深くて長い。
桃井にとっては、別の懸念と気がかりが心を重く暗くしている。
原爆と角松二佐、「みらい」の消息…。
今晩は誰も眠れないハズだ。

米ワシントンではようやく朝だ。
ルーズベルト大統領の戦意が眩しい光と共に燃えあがる。

クエゼリンでは、運命的な出会いがあった。
あの時、カメラも取り上げないでグールドをそのまま行かせた角松を
何て甘い!と非難していた私だが、
それがめぐりめぐって、グールドと角松の再会へと導いたのか。
グールドは、角松の存在のおかげで命を長らえたようだし、
おかげで、グールドは角松を好意的に捉えている模様。
角松にとっても、グールドがこの先貴重な存在となり得るかどうか。

奇しくも、準備されたのはB29の機体。
一年半後に、サイパンで原爆を積む代わりに、
今ここで角松を積んで合衆国に飛ぶとは、何という皮肉。
そのサイパンの無事を知った角松に、ようやく束の間の眠りが訪れる。
合衆国までの道のりはまだ長く遠い。

縛り付けられたままとはいえ、頭に包帯をして孤独の地に連れて行かれる角松の姿は、
かつて角松が救い出した草加の姿ともカブりそうだ。
その草加の戦略は、半分は頓挫したが、半分は成功したのではないか。
最終回を含め、TVアニメまとめてあれこれ。

『銀魂』第176話
総集編!? 名セリフランキング第9位は、怒涛の「ヅラじゃない。桂だ」攻撃で、脳内マヒを起しそう(爆笑)。今更だけど、いろんなバージョンがあるんだねw。サービスのジャンプアニメツアーの絵もウマイ宣伝。

『大正野球娘。』最終回
桜花会VS.朝香中学、これが最後の本気モードの迫力ある試合に釘付け。小梅たちがひたむきに懸命に球を追う姿に、胸がジンときて思わず涙ぐむほど感動。最後も爽やかでほのぼの。お目当ては出てなかったが、良作で毎回楽しみだった(^.^)。この続きをぜひ見たいな。

『Phantom-Requiem for the Phantom-』最終回
アマリカのマフィア街から一転、新章から突然高校生で面食らう。新OP場面が『ドルアーガの塔』っぽいし、新キャラの美緒が『BLACK LAGOON』の雪緒みたいで、二つの作品に繋がりがあるのかと思ってしまった^^;。キャルが成長し過ぎっ。アイン&ツヴァイとしてでなく、江漣&玲二として全うできたから幸せだったのか。

『CANAAN』最終回
”カナン”に拘っていた者と、とっくに吹っ切れていた者の差。設定や描写がリアルな迫力で見応えがあった。アスファルドが自らの腕を飛ばして奈落に堕ちていくところも印象的。ラスト、マリアの旅立ちと共に余韻たっぷり。

『戦場のヴァルキュリア』最終回
前半は”ヴァルキュリア”って何ぞや?と思っていたが、新OP場面で先に出されてしまった^^;。感情表現を細やかに描いてくれたので、キャラクターにも思い入れがわいた。マクシミリアンが暴走するも、ウェルキンの男らしさを最後に見れた。でも”戦場”と付くとおり、イイ人がたくさん死んでしまったな(;_;)。

『メタルファイト ベイブレード』第25話&第26話
カプリコーネ使いの通称デスカプリ、大池トビオに石田彰。アフロに飴玉しゃぶりのワルガキ風で、「ミッション・コンプリート」が決めセリフw。よく見るとOP画面にもいるじゃん。チュッパチャプスというと『ジェネラル・ルージュ』の速水みたいだが、口に入れながら喋る姿は『ドカベン』の岩鬼風w。
大道寺@子安武人の配下メルシーの声で平田広明がまたまた登場。執事風な丁寧語がぴったり。

『ワンピース』第419話
仲間達の行方その4人目? モモイロアイランドへ飛ばされ、すっかり気を良くしたサンジが見たものは!? 悪夢だ!地獄だ!(笑)

『グイン・サーガ』最終回
当初からの予定とはいえ、中途半端な終わり方なのは残念。原作者の意向がないと続編も作られにくいのだろうか。絵も動きも綺麗で良心的作品ではあるが、どのキャラクターにもいまいちハマレなくて感情移入がしにくかった。

『咲-Saki-』最終回
県予選の団体・個人のライバルたちをじっくり描くことで、人物描写がクリアになったのはいいけれど、みんなユリだったのかw。温泉に水着に合宿とサービスたっぷりだが、麻雀戦局場面は本格的で、イメージ映像も含めて夢中にさせた。全国への続きはないのかな。
モーニング『ジパング』航跡416。立ち読みご容赦^^;。

そろそろ来るだろうの場面転換は、サイパン島から。
記憶からちょっぴり埋没していたが^^;、ここでも日本軍が米軍相手に過酷な戦いを続行中。
後の原爆投下を防ぐためにも、何としてもサイパンを死守せねばならない。
早くに対処していたおかげで、今の所は辛勝といったところか。常識人の岡村少佐がいれば大丈夫か。

サイパン、テニアンを攻撃する米軍側。
強固な防衛態勢に、苦虫を噛んでいる様子。攻め時も重要だが、引き際も大切なのか。
大将に作戦指揮を委ねられたという、冷静沈着で思慮深いスプルーアンス。その顔はなかなかイイ男だw。

日本軍偵察機は、沈没した「大和」からの救命筏を発見したと報告。
60隻で300名ほどの大人数。
これは草加に先導された反乱分子に他ならない。
その中には、柳たち「みらい」乗員5名もうっすらと含まれているハズ。
だが、日本軍の決断は非情だった。
先に救助された大野艦長以下の乗員さえ無事ならば、すべてコトはよし。
”全員”という言葉で括られた300名は、結局日本軍からも見捨てられたのか。
同時に、沈没海域の巨大な海面隆起の現象も、「大和」に積んであった原爆を知る者も、原爆の存在すらも、すべては無かったものにされるのか。。
岡村少佐ら知る者には口止めをし、徹底的に機密保持を謀る日本軍上層部。
疑問と疑心を持ちながら、事なかれ主義にまわる岡村少佐も、やはり軍人なのだな。
史実では「大和」轟沈と共に、乗員の殆どが消えていった。歴史の辻褄あわせというには、あまりに悲劇である。

同じように、「みらい」に関する機密保持を謀る米軍のクエゼリン基地。
謎の巡洋艦の生き残り、捕虜を一人確保したことで、グールドの運命が変わったようだ。
巡洋艦の者と接触したただ一人の人物…それがグールド。菊池が誤って撃たれた時のことだが、クラークまでよくぞ覚えていたもんだ。グールドは、接触した人物の名は知らないが、顔は覚えているハズ。それがたまたま角松で、再会を含めた伏線が生きてくるわけか。
グールドはその”捕虜”と共に内地に連行され、情報を引き出すことを要求される。生存するため、地獄へのハネムーン。グールドにノーは許されない。
引き受けたグールドだが、その奥底には、興味からくるジャーナリスト魂が燃えているかもしれない。

縛り付けられたままの角松からは、何の覇気も感じられないが、迫り来る孤高の戦いの前の、覚悟からの緊張と体力温存をしているのだろうか。
しばらく目が離せない展開ではあるが、草加の存在無き今、読むほうにワクワク感が起こらないのが残念だ。
モーニング『ジパング』航跡415。立ち読みご容赦^^;。
今まで色々と推測してきたことが、すべて覆された今回の話。

「大和」に搭載されてた原爆がついに爆発。
人類史上初の核爆発は、1943年12月13日に記録されてしまった。
これが、世界の歴史にどう影響するのか。ホワイトハウスにどう関わってくるのか。角松の運命をどう転がしていくのか。

当初の大和の原爆はフェイクではないかという推理も、原爆は爆発させないのではないかという予測も、原爆の解除装置で角松が取引するのではないかという予感も、何もかもこっぱみじんに吹き飛んだ。
何より、ひょっとしたら海中の「大和」のどこかでまだ生きてるかもしれないと思わせた、草加の生存の可能性さえ、絶望的になってしまった(;_;)。

タイマーが”0”で並んだ場面を見た時、息が止まるような緊張が走った。
『∀ガンダム』での核爆発シーンのような、静寂と恐怖を感じた。
だが、マリアナ沖の深い海底での爆発は、海面の盛り上がりを見せて、轟音を巻き込みながらも、思ったよりは呆気なかった。
洋上の米艦隊は、カーネルからの通報で、いち早く逃げて目立った被害はなし。
懸念されるのは放射能汚染だが、海中爆発だと影響はないのだろうか。
上空で旋回している日本軍の飛行機まで届かないとは思うが、大和沈没地点から離れて漂流中の杉本や柳たちが気がかりだ。彼らの姿が描かれていないのも。

米駆逐艦の医務室で、彼らを助けられないと早くも諦めている角松がいた。
原子爆弾の情報と引換に、角松がカーネルに持ち出した取引の詳細はいったい何だろう。
ワシントンに行って、”情報”取引を開始しようとしているのか。
サブタイトルの”最重要人物”とは大統領のことかと思ったが、原爆について詳しく知る角松のことも指していた。
「生きることは知ることだ」と誰かさんが言ってたが、知ることを武器に角松は生きねばならない。

そのために”角松洋介”は死なねばならない。
生きてきた時代も国籍も、自衛官だったことも「みらい」の乗員も、志も絆も何もかも、捨てねばならない。
”名前”を捨てるくらいなら、最初っから偽名を名乗っておけばいいものを。
それほどの覚悟と気概を胸に、角松は新たな航跡に向かう。
でも『007は二度死ぬ』という言葉もあるとおり、”角松は二度死ぬ”くらいのスペクタルを見せないと、草加の意思は生き続けないかもしれない。
翌日のワシントンポスト紙面に、ヨウスケ・カドマツの名前があったりしてねw。
まとめてアニメ雑感。

『ねぎぼうずのあさたろう』第45話
剣を捨て武士をやめ、地を耕し自然と共に生きようとする男の姿を描く。『水戸黄門』のような爽やかさだった。メインゲストの朝霧武之進をてらそままさきが好演、柔和で男前で凛とした声が役とぴったり(*^。^*)。2年前の決着をつけに来たライバル隆之介に、己の身をさらして自分の生き方を語ってきかせる武之進。そのまっすぐですがすがしい生き様は、あさたろう達をも感動させた。

『鋼の錬金術師』第22話
自分の両親を殺したのはスカーだと、衝撃の事実を知るウィンリィ。回想場面に出てきたウィンリィの父ユーリ・ロックベルの声がてらそままさき。てらそまさん、ドクター役が似合ってるが、何と突然で哀しい最期。両親の仇だとスカーに迫るウィンリィと、彼女を止めようとするエド。「お前の手は、人を生かす手だ!」エドの言葉が深くて泣ける。
スカーには同情してたが、今回の件で憎しみが増幅。三宅健太が熱演、スカー兄が子安武人だったのに苦笑。

『花咲ける青少年』第20話&第21話
花鹿の父ハリー・バーンズワースがまた突然に登場。今度もちょっと出かと思いきや、ルマティ、ユージィン、カールと渡り歩きw、其々にキィメッセージを投げかけてよく喋ること(^.^)。親父、彼らの花鹿への気持ちの確認をしにきたのか!? 当の花鹿はまだ自分の気持ちも分らないお子ちゃまだがw、「そのうち突然好きだと分る」とハリーに励まされる。
しかも立人には、なぜ「夫捜し」をさせるのか、己の重要秘密まで話して聞かせるハリー。立人がなぜ夫候補にあがってないのかも何となく納得。さて、神出鬼没なハリーさん、今度はいつ出てくるのだろう? カールとチャールズのキスシーンとか、陰でそっと見られても困るしなぁw。
それにしても、夕日のハリーを見てると、夕日のキリコを思い出すv。今回は音響監督でもある郷田ほづみが、浪川大輔、小野大輔ときて、福山潤や森川智之もターゲットに入れてるのではないかと思ってしまうw。

『CANAAN』第9話
フラワーガーデン基地で、リャンの罠にかかり、自分自身の”声”によって愛しいサンタナを殺してしまったハッコー。夥しい血の中で息もたえだえに、ハッコーの気持ちを問うサンタナ。彼を抱きながら、怒りと後悔と涙でぐしゃぐしゃになったハッコーは、死の言葉をそっと告げる…「愛してる」。満足したようにサンタナは小さく笑った。何と過酷な運命。何と壮絶な二人。平田広明と能登麻美子の哀しみがほとばしるシーン。
カナンとアルファルドの対決が待つが、沢城みゆきと坂本真綾という実力派同士の究極対決も見もの。その二人を育て上げた男が大塚明夫というのもスゴイ。そういや明夫さんの舞台も真綾さんの舞台も10月に迫る。

『東京マグニチュード8.0』第10話
9話ラストのキーワード「クラッシュ症候群」で、何となくすべてが分りかけてはいたが、何て痛々しく辛くキツイ話にしてくれたんだろう(~_~)。8話の悠貴に被さってた布も悪夢ではなかった。真理はそのことで書類を書いていて、姉弟の家族に伝言ダイヤルしていたのかと。あのヘリはそれを運ぶためのものなのか。9話で未来を見る真理の哀しそうな雰囲気も、悠貴のリュックが残されていたのも、「一緒にって…」と真理が呟いていたのも、分りすぎる伏線だった。でも悠貴と会話してる(と信じてる)未来の表情があまりにサッパリしているように見えて、真理も違和感を持ったと思う。リュックを持ってくる真理と未来との再会もあるだろう。
それにしても、東京で震災に遭ったら…というリアルな味を求めて見ていたが、ここにきて『シックスセンス』的な伝奇要素が入ってくるとは盲点だった。家族の大切さや絆を描くには、あまりに生々しく残酷なやり方である。
モーニング『ジパング』航跡414。

巻頭カラー。深く海中に沈んでいく「大和」。
私の頭では、あの”ひまわりと草加”から時が止まっているので、
濁った青の中の”原爆”が、”ひまわり”に見えなくもない^^;。
懸念はしていたが、起爆装置、まだ動いているじゃん!(~o~)
しかも数字は【19】分!
草加が角松を支えて主倉庫から脱出しようとした時は
【59】分だったから(手近なところでコミック41巻より)
40分経ってしまったか。
その40分の間に、草加が飲み込まれ、「大和」が沈み
「みらい」も多数の乗員を飲み込んだまま沈んでしまった。
だが、草加の”意思”はまだ飲み込まれていない。
確実に時を刻んで生きているのが不気味であり、胸が騒ぐ。

40分前は草加の肩に手を回していた角松が、今や米兵の肩に身体を預ける。
めでたく角松とカーネルがご対面!といった割には、
医務室の簡易ベッドのベルトに縛り付けられている角松。
重傷の右脚は応急処置はしてくれた模様だが、水をくれただけで何たる扱い。
やはりタフでふてぶてしい角松の顔が、カーネルには好ましくなかったのかw。

9ページからは英会話モード。いや、今回は全ページ英語が飛び交っているようだw。角松の英語力はそれ程スゴイのか。
そしていよいよ名前を名乗る。
やっぱり「ミライ」と「カドマツ・ヨウスケ」で、偽称はできなかったか。
自分を「副長」と言ったのは、艦長の存在をわざと強調しているためか。
でもカーネルは予想通り、「クサカ」ではなかったか…と小さく驚き、表情が幾分曇りがち。
「ヤマト」のクサカだったら、もう少し嬉しそうに興奮していたハズ。
でも目の前にいるのは、よりにもよって「ヤマト」と「原爆」も沈めてしまった巡洋艦のヤツ。
いわばカーネルたちの目的を潰した張本人。
部下を下がらせ二人っきりになった部屋で、いよいよ最初の交渉が始まる。
カーネルの質問は色々あるが、やはり最大の興味は「クサカ・タクミ」のこと。
でも角松の最初の要望は、漂流中の部下の救助。
今まで何人が救命筏にいるんだろう?と思ってたが、ここでようやく、生き残ってる部下が5名だと分った。

ここからが、米国サイドの卑怯で横暴なやり方がどんどん加速する。
「ミライ」もその乗員も、米国や世界の安定にとっては、”不条理”な存在。
そんな必要悪の存在は、ひとりだけで充分。あとは邪魔なだけだ。
結局は、カドマツ以外の者は見て見ぬフリで放置。カドマツだけは殺されずに傷の手当てもされよう。
ジュネーブ条約。戦後に生きた角松にとって、敵国の”捕虜”として扱われるのは初めての経験であろう。
角松の長くて険しい航跡が始まる。これは生き残った者の宿命なのだ。

そしてクエゼリン。グールドが写した「ミライ」の写真でさえ、闇に葬られようとしている。
グールドに銃口を向けて、ネガを提出せよと脅すクラーク。
さすがアメリカ人。有無を言わさず手っ取り早く従わせる強引なやり方には、原爆以上の脅威を感じる。
これ、ネガを出したら出したで、即、撃たれそうな悪寒^^;。グールドさん絶体絶命。

タフで傲慢な米国人に比べ、戦後に生きた日本人は何と頼りないこと。
角松は言葉を失い、漂流者は海上で息もたえだえ状態。
この場を打開するには、草加の”意思”を、角松の口から合衆国にたきつけるしかなさそうだ。
はたしてそれは、合衆国の”意思”を変えることができるほどの”切り札”となり得るのか? 
海中で原爆が爆発した場合、角松がいる米駆逐艦のみならず、米艦隊にどれほどの影響があるんだろうか?
起爆装置の解除方法を、角松が草加から受け継いだってことはあるかな?

「ミライ」副長と言ってるコマの下で、柱の角松は”艦長”となってるし。
柱の草加では、”門松”となってるし。
今号の”角松”さんは、官姓名だけでもあわただしい(苦笑)。
まとめてTVアニメ声優など。

水曜『遊戯王5D’s』
流し見してる間に、シンクロ召喚とかアクセルシンクロとか、いよいよワケ分らんことに^^;。遊星にジャックにクロウが揃えばオモロイ。
プラシド役で根本正勝。再登場かな? フード付きなので顔がよく分らんが、クールな声がたまらんね。そのうち舞台で、浅沼晋太郎と根本さんが何らかの形でタッグ組んでくれればいいなと思うなり。

金曜『アラド戦記~スラップアップパーティー~』
サブタイの「戦慄!」って見掛け倒しじゃん^^;。使命に忠実な剣士(?)ジグハルト役でてらそままさきがゲスト。バロンたちはやけに感動w。最初のほうで「イルベク様」と兼ね役もされてたてらそまさん。後半はそのイルベク一行にボッコボコにされ、あげくの果てに自爆!? イルベクってあんな極悪人だったのかい。
6日の『あさたろう』にも、てらそまさんゲスト予定。そういやガンダム声優使い捲りのアニメだったっけ。

月曜『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』
31日からようやく新作。関俊彦@パパおさむも初っ端から登場。イタリア~ノ♪リストランテ~♪アマルフィ♪

木曜『銀魂』
Aパート。ニセエリザベスを全然疑わない桂の大ボケっぷり。ロシア語って!? 久しぶりに笑ったが、結局ニセの正体不明で投げっぱなしかや^^;。
Bパート。人の心とモノが入れ替わるって、日曜の『シンケンジャー』でもやったばかりじゃんw。階段オチとか、○尾とか、放送コードギリギリのネタに爆笑。眼鏡もヒドイが、招き猫じゃなくてよかったな。

木曜『大正野球娘。』
今季アニメの一押しかも。『けいおん』と違って、女の子たちが真剣に一丸となって、ひたむきに野球に打ち込む姿が気持ち良い。練習シーンが多いのも好ましい。相手校のデータを取り、魔球や時間差と地道な作業で追及する乃枝に納得。主人公・鈴川小梅が、肩肘はらないのびのびしたキャラクターで好みだ。
今回は、ひょんな誤解から、知らないうちに小梅の許婚の三郎が落ち込む。やっと事情が分って手を繋ごうとする二人だが、そこはそれ大正時代。ハンカチを握り合う二人の微笑ましさに、思わず胸キュン。古き良き時代のロマンスにウットリ。


6月の仮面ライダー10年祭でもチラと流れたが、『仮面ライダー龍騎』のアメリカ版リメイク『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』が、ついに東映チャンネルで独占放送。まぁ私は来年春からの地上波放送待ち。

その日本語吹替版キャストが、豪華というか計算づくというかw。
仮面ライダー出演経験のある人気声優に混じって、主役の鈴木達央だけが仮面ライダーシリーズは初めて。小山力也&小山剛志の白黒コヤマや、デネブと違う大塚芳忠ボイスも聞き所か。
仮面ライダー経験者の俳優も、吹替えキャストで参加。『仮面ライダー龍騎』に出演した松田悟志をはじめ、松田賢二や山本匠馬と『キバ』の面々も。
そのうち『電王』の声優陣がゲストで出てきたら…と思うと落ち着かない。

山本匠馬くんは舞台『俺たちは天使だ!』に出演中。
モーニング『ジパング』航跡413。立ち読みご容赦^^;。

今まで記憶や意識で朧にあった日付がようやくはっきり。
1943年12月13日。
「みらい」轟沈の日と共に、草加拓海の命日となってしまうのか(-.-)。

その「みらい」最期の日を、先週角松がやけに冷静に見届けていたなぁと思ったが。
今週、ようやく角松から激しい叫びが起きた。
悔しさと怒りと悲しみ…声に出すことで全てを吐き出すように。
もうひとつ、みらい隊員数名を乗せていた救命筏では、
沈んでいった皆と一緒に海に飛びこもうとする輩もいたが、杉本たち制する者に救われる。
犠牲者の人数把握をすっかり忘れてしまったが、こちらの生存者はいったい何人なのだろう。

漂流中の角松が、ようやく米駆逐艦を視界にとどめる。
そういえば出発前に片桐から手渡されたカメラがあったな、と振り返る。
前方の駆逐艦にレンズを向けたので、まさかこの期に及んで撮影!?と一瞬思ったが^^;。
フラッシュをたいて、発光信号を伝えるためだった。
さすが頭が回るといおうか、サバイバルに慣れてるというか。
映画『タイタニック』で、死体からホイッスルを取り上げて吹いて知らせたローズのことが思い出された。
音で気づかせるのもいいが、光で救難信号のほうがもっと確実だ。
こんなこともあろうかと…ではないが、片桐の余計なお願いが、結果的には命綱ともなったのか。
でも用が済んだカメラを、さっさと海の中に沈めてしまう角松。
思い切りがいいというより、カメラにも入っている未来の情報が米軍側に露呈することを恐れてなのか。

超大型戦艦と巡洋艦の沈没は、ほどなく大統領の耳にも入る。
ショッキングなニュースの中、彼らの興味は早くも”生存者”に向いている。
そして駆逐艦のカーネル。
発光信号の主=「ヤマト」の生存者=クサカ、だと思い込んでいるのが早急で可笑しい。
今は一刻も早くクサカを救出して、いっぱい話をしたいと、カーネルは密かにワクワクしていることだろうw。

でもカーネルは、カドマツなんて名前は知らないし、クサカの顔も今の所知らないハズだ。
もしここで、救出された角松が、自分を”クサカ”だと名乗ったとしても、別段不審がられないかもしれない。
声が違う!とか、喋り方が全然違う!とか、思われないかぎりw。
または、漂流中の杉本や柳たちと接触しないかぎり。

角松にとって、自分を草加だと名乗ったほうが、はたして今後の交渉に有利なのかどうか。
それとも角松には、そんな器用な芸当やなりきりはできず、草加の意思を継いだ角松として真っ向から話し合いというだろうか。
そうなったら、草加に会いたいカーネルはひどくガッカリするだろうなと、今からその光景を想像するだけで苦笑。
いや、草加がわざわざ米軍に己の名前をアピールしたのも、こういった事態まで予測に入れていたからかもしれない。
なんにせよ、独眼同士の世紀の対決は実現ならずだったのが切ない。
モーニング『ジパング』航跡412。
2週間ぶり。満を持しての表紙&巻頭カラー。

表紙を見てドッキリ&ビックリした。
青い青い空と薄っすらと広がる白い雲。
その下に、一面の黄色い向日葵、ひまわり、ヒマワリ。
その中に佇む草加。見返り美人のような穏やかな横顔(*^^*)。
左手には脱いだ白い軍服の上着。真っ白なシャツとズボンがすがすがしく映る。
これは、夢なのか…。
先週の水曜に持ち帰った向日葵は、今はもうちょっと枯れかけているが、
その向日葵たちが、また生き生きと蘇って目の前に現れたよう。
懐かしくも凛々しい人を導いてv。
青空の下に佇む白いモノといえば、ガンダム立像を思い出してしまうがw、
草加はまさに、先導者であり、勇者であり、ヒーローだった。
「夢の跡からはじまる夢。」
夢の終わりは夢の続き~♪ 草加の夢はこれから実現されるのだろうか。

巻頭カラーは何と6ページ。
しかしこれは、イージス艦「みらい」の雄姿の見納めだった。
「みらい」の中に居る乗員たちの運命をも飲み込んで、
最期の全容を見せたシーンだった。

米艦隊のたった一発の残弾。
みらいの後部格納庫上面中央に大きく命中した後、そのまま艦底を突き抜けるほどの勢いで、艦を激しく貫いていった。
一瞬、不発なのかと油断しそうになるが、大敵。
海中深くで砲弾が爆発。
瞬く間に艦が大きく揺れ動き、激しい音をたてて大きな亀裂が起きて、
竜骨が折れ、あっという間に真っ二つ。
艦尾を海に沈め、艦首を上にしたまま、大きな波飛沫の中を、ゆっくりと沈んでいく艦。
みらい、轟沈。

草加が退場した後、
みらいも沈んでほしい…と、ひっそりと書いてはいたが、
まさかこういう形で早くも実現することになろうとは(-_-;)。
なんと脆い。
なんと呆気ない。
退去命令は遅くはなかったが、それより先に沈むのが速過ぎた。
乗員たちは次々と海に飲み込まれて消えていった。
片桐が写した数々の貴重なフィルムも、何もかも全て平らげて。
退艦できた者は誰ひとり、いなかったのだろうか。
海に投げ出され、助けを求めている者も見つからないのだろうか。

だが、今回の航跡タイトルが「みらい轟沈」ではないのがミソ。
かいじ先生にとって、「みらい」はもはや航海のアイテムではないのだ。
みらい轟沈を、何もできることなく見届けて、悔しさで言葉も出ない
杉本や柳たち生き残った者たちの航海が、今後の見どころのひとつか。

「我々の航海は まだ終わってはいない!」
桐野は最後にそう言い残し、生き延びることに命を懸けた。
重傷ながら、とりあえず生き延びている角松は、航海を続ける。
草加の意思を引き継ぎ、どのように実現化していくのだろうか。
残された者たちの”航海”には、早くも荒波が立ち塞がっているようだ。

ミッチャーやカーネルの何とも言えぬ悔しそうな表情が印象的。
ミッチャーはやっぱり拿捕しようとしていたんだろうな。
モーニング『ジパング』航跡411。当然立ち読み^^;。

「みらい」からの投降意思を受けて、あれこれ思考するミッチャー。
即答をためらうミッチャーに、次から次へと連絡が入る。
要求を呑むようにと、真っ先に連絡してくるカーネル。
何て余計なことを^^;。
ミッチャーには目の上のタンコブのアンタから、
要求を受け入れろとストレートに命令されたら、
偏屈で天邪鬼なミッチャーは頑として聞き入れるわけないじゃないか!?w

続いて、連絡してきたのはクエゼリン基地のクラーク。
彼は上手かった!
自らの無礼を承知だと言いながら、先ずはミッチャー少将の偉大さを讃える。
その上で、「ミライ」を拿捕した場合、”禁断の果実”がもたされるだろうとそそのかすw。
アダムとイブが食べたリンゴ、イコール「ミライ」なのか。その悪魔的魅惑。その危険性。
「ミライ」という智慧の実を食べた時、新たなる扉が開かれ、新たな真実と苦悩が生まれる。
ミッチャーはおそらくギャンブラーなのだろう。彼は新たな指令を発する。

そうこうしている間にも、米艦隊からの「みらい」へ砲撃は続行。
そう簡単に投降が受け入れられるわけがない。
砲撃回避するみらいも、そう容易く逃れられるわけがない。
ミッチャーの発令によって、米艦隊の発砲が停止されたとしても油断大敵。
残弾はまだ降り注ぎ、ついには一発が「みらい」艦橋へ。

艦橋にいる隊員たち危うし!
艦橋への直撃が、「みらい」全体にどう影響されるか気になるところ。CICは機能するだろうか。
この際、隊員たちが何十人か犠牲になったとしても、要の桐野と麻生を容易く葬れないだろう^^;。
「みらい」がある限り、隊員たちが生存するための付加価値もある。
だが「みらい」が破壊され沈みでもしたら、隊員たちは自らが”果実”とならねばならないのか。
柳たち漂流者の運命も未だおぼつかない。
モーニング『ジパング』航跡410。

米軍からの激しい攻撃を受け続ける「みらい」。
このまま射程圏外に離脱できるのか。離脱しても逃げおおせるのか。
いっそ沈んで欲しい、とこっそり願う読者もいたのだが^^;。

「みらい」がとった選択肢は、まさかの投降だった。
でもこれはあくまで、
角松の意思を受け継いだ、麻生と桐野が苦渋の末にとった選択。
柳や杉本たちは、この事実を知って納得はするが、力を落とすことだろう。

ある意味、映画『真夏のオリオン』みたいな展開か。
乗務員の”命”と”安全”を、何よりも優先するというリーダーの意思。
勿体無いと思うなら、「大和」で失われた数々の命が先ず勿体無いのだが、
生きてるモン勝ち!ということか。

麻生と桐野がなにげに良いコンビネーションぶり。
マイクから発する桐野の通告は、英語なのだろうか。
すっかり艦長面してリーダーの器を身につけたような素振りの桐野。
角松が戻ってこない限り、全乗務員の行く末は桐野の手にゆだねられるのだろうか。

大和沈没の報を受けて、阿賀野にいる大野艦長も、予想はしてても
やっぱりガックリと力を落としている様子。
ましてや、同じ日本人によって沈められたと知ったら、どう反応するだろうか。

「ミライ」にいるのは明らかに、日本軍とは異なる輩たち。
米軍基地のクラークとグールドは、そんな彼らに興味深々。
「大和」という目標を失ったミッチャーとカーネルにとり、
負担なしで「ミライ」を拿捕できる機会なので願ってもないこと。

あとは米軍次第で、おまかせおまかせ~。
交渉ごとや政治関連は、かいじ先生はお得意だからお手並み拝見。
読者としてはこれからはちょっとキツイ展開か。
草加どころか角松も出てこないので、味のないガムを噛まされているようなモン。

本編よりも、柱のかいじ先生のコメントに大ウケ。
「練乳」って(笑)。
そこまで練乳がお好きなのねw。いつかの関さんみたい(^.^)。
関さんも、連載中のジパングを読んでおいでなのかしら。
27日からNHKBS2でスタートした『ガンダム宇宙世紀大全』。
『機動戦士ガンダム』シリーズを、物語の設定年代の宇宙世紀(U.C.)順に並べて5夜連続で振り返る仕組みが面白い。

27日は『機動戦士ガンダム』の傑作選7話を放送。
誰がどのように選んだのかは知らないが、この選択話は私の好みとドンピシャ!
ずっと前に某所で、『機動戦士ガンダム』から好きな3話を選んで投票するというアンケがあったのだが、私がその時に選んだのは、第43話「脱出」と第41話「光る宇宙」と第13話「再会、母よ」だった。今回放送してくれた中に、この3つの話が含まれていたことは、あの時のアンケが反映してくれたようでとても嬉しい。

その中でも特に第13話は、故郷に戻ってきたアムロが母と再会し別れるという地味な話で、シャアも出てこないし派手な戦闘もないので、ある意味マイナーかもしれない。
当時リアルタイムで観ていた時に、不器用な親子の関係が、何故か印象に残ったものだ。その後《アニメージュ》で安彦良和氏がコラムの中で、この13話に言及され、母の後ろにいた”間男”の存在の指摘に至ったとき、ようやくなる程と気づいた。コラムの中の「母には母の人生があったのだ」という言葉は今でも思い出され、私が年を重ねるにつれ、よりリアルに鮮明に浮かび上がる。

あれから何度かこの第13話を見る機会に恵まれたが、今回も観て、また新たな真実にいきあたった。
アムロのクセっ毛が、アムロの細っこい体が、ウチの息子に似ているw。というヘンな発見はおいといて。
アムロの母が、自分の息子の今後のことよりも、自分の保身につとめているなぁとつくづく思った。

アムロが敵に銃を向けて撃ったところは、アムロの母が住居をおき働いて生きている場所である。母にとって、愛する息子も大切だが、せっかく掴んだ己の生きる場所が失われるのも辛いハズだ。
騒ぎを起して逃げていくアムロの背中に向けて、「何て情けない子だろう」と声を荒げて非難を浴びせた母。以前はそこまで言わなくてもと思っていたが、これはわざと周囲に聴こえるように言ったんだろうなと、今回思った。「虫も殺さない子だったのに」「男手で育てたから」と、アムロがこうなったのは私が育てたせいではないのだと暗に解き、あなたみたいな子はもう自分の子ではないとばかりに大声を出して、周囲を納得させる。すべてが咄嗟の計算づくであり、自分を正当化するもので、自分の生きる場所を失わないようにする、母なりの保身だったのだ。
一緒に暮らそうと、母はとりあえず口には出してみるが、息子がもはやこちら側に来ないことは、母なりに理解し察していたハズ。知りながらも口に出すことで、母は母としての体裁を保とうとする。
ブライトも、アムロがもはや母と一緒に行かないことは分っているのに、とりあえず「どうする?」と尋ねてみせる。アムロの口からの決断を待っている。まるでキツネとタヌキの化かし合いのような交渉だ。
母の後ろのトラックにいた男も、突然やって来た女の息子とは、上手く暮らしてはいけないだろう。それでも、女が望むならと仕方なく付いてきたのか。だが母は、自分の人生のほうを優先したかった。アムロも、母や新しい父との生活など望みはしなかっただろう。
それでも母は、後ろにいた男を意識して、息子との別れに涙を流すことまでしてみせ、”良き母”を演じきった。彼女の切ない姿は、母の居るホームのみんなのもとにも伝わるであろう。息子のしでかした不始末を、母は見事な技で切り替えし、周りの同情をひきながら、己の生きる場所を確保したのだ。いつの時代も、母は強しだ。

28日からは劇場版『機動戦士Ζガンダム』3部作スタート。
TV版から傑作話をピックアップではないのが残念だが、劇場版のほうが絵が綺麗だし、結末が私好みなのでいいだろう。『ΖガンダムII』からは、カミーユ@飛田展男の名前がキャストの一番上になるのも見どころかw。
モーニング『ジパング』航跡409。立ち読みする気力も薄れる^^;。

サブタイトルの【南風】を見ただけで、『タッチ』の朝倉南が浮かんできて、「きれいな顔してるだろ?」なかっちゃんが思い出されて^^;、ひええぇ~っとなっちゃう私(;_;)。あの漫画も、かっちゃんの志が、たっちゃんに受け継がれたという話だった。草加の志もすべて、角松に”バトンタッチ”されたのか!?(・_・;)
なんの! 死体を見るまでは希望は捨てんぞよ。

予想に反して、内地からスタート。
というか、草加に深く関わった人たちの現在の動向を描いてはくれたのだけれど。
草加という”南からの風”を、みんなが其々に感じとるという描写だった(;_;)。
草加はホントに『千の風になって』しまったのか!?
「せんのか~ぜ~に~♪」とつい呟きたくなりそうだ^^;。

大磯の重要人物の別荘から出てきた滝は、胸騒ぎを感じて顔を強張らせる。
米内の連絡を待っていた菊池と吉村は、もどかしさを感じて落ち着かない。
中国大陸にいる石原莞爾は、何かの気を感じながら、これからのことに考えを寄せる。
そしてサイパン。
ここに倉田万作がいた。原爆についてのレポートを書いているとは、粘り強くしぶといこと。
米軍機は飛べど、攻撃されてあっけない。サイパン島の防備は万全なのか。
角松の時代の史実とは違うその戦況は、草加が作り出したもの。
倉田さん、あなただけだ。草加の気は感じずとも、草加を思い出し名前を呼びかけ、草加が描いた結実を具体的に知らせてくれたのは。
あなたのその原爆レポート、今後どのように活用されるのだろうか。

「みらい」は今もなお米軍から矢のような攻撃を受けている。
桐野はすっかり副長の代わりとして、冷静に対処しているが、角松が生きていると知ったら、どのように心情が揺れるだろう。
そもそも草加を絶体絶命の危機に陥れたのは「みらい」。
いっそ、沈んでほしい(~_~)。

草加が出てこない『ジパング』は、私には、濁点のとれた【シハンク】でしかない。
モーニング『ジパング』航跡408。

沈みゆく「大和」には生け贄が必要だったのか。
6万トン。6万トンの渦が、何もかも飲み込もうとして、
草加と角松に襲いかかる。
だがなおも草加の手を固く掴み続ける角松。しっかと見つめ合う二人。
このまま共に渦の中に堕ちていくのかと思われたが。

「あなたが死ねば すべてが終わるのだ」
「手を放して ”私”を生かせ」
草加の言葉は、時おり魔術のように人の心を翻弄させる。
草加は己の”意思”を伝えて託した角松を、今はなんとしても生かしたい。
今ここで角松が手を放せば、右手に救命筏のロープを握っている角松だけは
おそらく生還できるだろう。
だが草加が言った、”私”を生かせとは
己の命よりも、己の”志”のほうを優先させろということだろうか。
そんな草加の信念と意思を、角松は読み取ったのだろう。
言葉を発することなく、角松は静かに草加を掴んでいた左手を離した。
まるで巨大な「大和」に、草加の運命を託すように。
互いの手が離れた瞬間、草加は満足気に角松を見て微笑んだようだ。
ここで手を放すということは、草加の”意思”を確かに受け継いだという
角松の承諾の意思にほかならないのだから。

海中にどんどん飲み込まれていく二人。
だが救命筏を辛抱強く海面へと動かし、何とか身体を持ち上げようとする角松。
その眼前には、6万トンの渦の中に巻き込まれていく草加の姿があった。
この巨大などす黒い渦は、まるでブラックホールのような不気味さで
ぽっかりと口を開けて、獲物を飲み込もうとするかのようなド迫力。
これが角松と草加の今生の別れ。
さらば~草加よ♪

その草加に痛みつけられた足を忘れたかのように、海中で必死に動かす角松。
命綱のロープは決して離さず、何とか海面に顔を突き出す。
ようやく発した言葉は、「草加」という同志の名前。
そして、草加と新たな日本のために生きることを決意。だがそれは「二度目の戦後」だと覚悟していた。
草加は”命”を諦めたが、
角松はついに”一度目の戦後”を諦めたのだ。

草加は、一応原爆を載せたという「大和」と運命を共にして
このまま本当に海の藻屑と消えてしまうのか。
帝海軍人なら本望なのだろうか。
だが、あれほど世界を翻弄した男、草加拓海が、
こうもあっさりと表舞台から姿を消すなんて
心情的に納得できないし、簡単に認識したくもない!

予想1は、米艦隊によって、海上で意識を失った草加の命が救われる可能性。
たとえ激動のショックで記憶が失われていたとしても、草加は米国で生き続けて、戦後を見届けるのではないか。
予想2は、戦艦大和の渦に巻き込まれた時、何らかの作用でタイムワープが生じるSF的可能性。
角松ら「みらい」と入れ替わるように、角松が生きていた世界の誰かに、意識を失った草加が救出され、2度目の戦後を生き抜いた(推定)90歳の角松と時空を超えて再会したりしてw。老人角松は、彼を草加の孫だと思うけど、実は本人だった! 殆ど某映画のようなタイムパラドックスネタだ^^;。
ここ最近、チケ取りばかりで悩まされる(~_~)。

金曜は、81プロデュースの『The ROUDOKU』。
申し込みフォームが時間通りに出てこなくて問い合わせ。やっと申し込めたと思ったら、土曜夜になって、サーバーの不具合で内容確認できず、もう一回申し込んでくれというメールが届く。何やねん、こりゃ!(~o~)

土曜は、仮面ライダーワールドのステージ座席指定付き前売券。こちらも繋がるのに時間がかかる。
ついでに、GUNDAM BIG EXPOのプラモプレート付き前売券。とりあえず初日と三日目。

月曜正午から、DVDガンダムお渡し会参加券のため予約。こっちも向こうのサーバーが壊れるんじゃないかと思うほど繋がらず^^;。先へ進んだかと思えば、また繋がらずの繰り返しでウンザリ(~_~;)。どうにかこうにか購入まで進み、自動配信メールは届いたが、別途の注文承諾メールがこないのでまだ不安。でもこれで23日は行くこと決定か。


ガンダム30年の歴史がつまったDVD『GUNDAM OP/ED COLLECTION』。
イベント当日は、緑川光さんが青の「Volume 1 -20th Century-」を、関俊彦さんが赤の「Volume 2 -21st Century-」を渡してくれるだろうかと予測w。Vol.2には『SEED』や『EVOLVE』『MSイグルー』『00』が収録されている。

『機動戦士ガンダム』30周年記念上映メモリアル・プログラム、クリアファイル、シャア専用ポストカードは既にゲット。劇場版のプログラムは其々別個に持ってはいたが、こうして一つにまとまった本も感慨深い。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索