彩の国シェイクスピア・シリーズ第26弾『トロイラスとクレシダ』を観てきた。

蜷川幸雄によるオールメール・シリーズ第6弾は、初の悲劇。
昨年の『じゃじゃ馬馴らし』のコンビに、実力派の若手俳優陣を顔を揃えて前評判もいい。

トロイ戦争が始まって7年が経過。トロイの王子トロイラスは神官の娘クレシダに惹かれ、パンダロスの取り持ちでようやく結ばれるが、クレシダは捕虜交換でギリシア軍に送られる。だがギリシア陣営を訪れたトロイラスが見たものは、ギリシア軍ディオメデスと親密なクレシダの姿だった。

舞台上にはひまわりの花が所狭しと置かれている。茎がまた長い。最前列はひまわりが邪魔になって、上段の芝居が見にくそう。私はD列のセンター席で前に隙間もありまずまず大丈夫。
トロイ軍とギリシャ軍双方を描く度に、ひまわりの花々を片付けたり置いたりする黒子さんも大変そうだ。
その繋ぎもあって、今回はいっそう客席通路を使う演出で、観客の目も忙しくフル回転。通路側は臨場感たっぷりだ。間近で役者を観る楽しみもあるが、役者にとっても気力体力が必要。汗と活気に包まれた舞台だ。

タイトル名の二人の他に、舞台ではあと2組の愛が描かれている。ひとつはトロイ戦争の発端となった、トロイの王子パリスとスパルタ王の妃ヘレネの強奪愛。もうひとつはギリシアの武将アキレウスと彼を慕うパトロクロスの親友愛だ。
物語では「忠実」と「不実」が重要なテーマのひとつだが、男は「忠実」、女は「不実」なるものと見ているようだ。ヘレネは胸も顕な肉体美でパリスを夢中にさせ、神秘的で妖艶なクレシダは初々しいトロイラスの心を焦らしながら手玉にとってみせる。どちらも敵陣営でも堂々と生き延びるしたたかな女たちだ。
だがアキレウスとパトロクロスは、男同士の愛だからこそ純粋で美しい。たまに女に目が眩むアキレウスとそれに嫉妬するパトロクロスの姿も微笑ましく、二人の関係は信頼に満ちている。慢心で戦うことを拒否してたアキレウスはある意味「不実」ではあったが、後半で愛する者を奪われた復讐に燃えて実行する彼の姿は、まさしく「忠実」の愛であったろうと思う。
男女の愛情に疑問をもつ腐女子たちが、なぜこんなにもBOYS LOVEに惹かれるのかw。その答えが、実はこの物語にありそうだw。トロイラス&クレシダの長い口づけより、パリス&ヘレネの熱い抱擁より、アキレウス&パトロクロスの小さなキスのほうに情愛が篭っていた。先の二人は全然悲劇には見えなかったが、アキパトの愛こそ悲劇というものに相応しかった。

若武者の肉体美をじっくり拝めるのは楽しい。山本裕典は細身だが、上半身は程々の筋肉がある。アキレウスの星智也とパトロクロスの長田成哉は後ろ向きの全裸を披露、息ぴったりの快活なやり取りが楽しい。
月川悠貴は肌を見せたスレンダーな美しさで、昨年よりは情感ある芝居に見える。カサンドラの内田滋は狂気と忠義の女だが、もう少し出番が欲しかったな。
パリスの佐藤祐基とヘレネの鈴木彰紀の濡れ場は間近で見てちょっとエロかった。ヘレネは胸も背もデカイw。ディオメデスの塩谷瞬は、アテ書きとも見える役どころw。

老将軍からけしかけられるアイアスとアキレウスの激しいライバル意識や、アイアスとヘクトルが実は親戚だったという関係性が面白い。
アイアスの細貝圭の単純馬鹿な熱血ぶりが気に入った。客席で威勢良く豪語したり、後ろからまっしぐらに走り抜けて来たり、ユリシーズを父と呼ばせてと言ったり、ヘクトルとすぐ和解したり、アイアスの姿はまさに「忠義」な真田幸村だ(@戦国BASARA)。
ヘクトルの横田栄司は凛々しく力強く、トロイのオーラを纏って好感的だが、油断大敵が残念だ。
バンダロスの小野武彦、テルシテスのたかお鷹、原康義のユリシーズの芝居が味わい深い。取り持ち役のバンダロス、毒舌道化役のテルシテスは、共に己自身に「忠実」に生きるが、それが幸せや極楽には繋がらない。底知れない腹黒さの策略家で、実は「不実」なユリシーズが一番美味しい役どころかもしれない。

特撮的には『仮面ライダーカブト』の二人が意外に良き兄弟で、ハリケンレッドとバスコが赤から“青”へと見事に変身w。
カテコで、圭さんと瞬さんが笑い合ってる姿が微笑ましかった。
舞台『VitaminZ』を観てきた。

『Vitamin』シリーズは殆どわからない未知の領域作品。馴染みのキャストが出るので取ってみた。
2010年の舞台『VitaminX』が好評だったので、今回も同じ前進座。真夏の前進座は辛い(^^;。

真夏。遊園地“ナルミーシー”がついにオープン! 前夜祭の主役の成宮天十郎らA4に、P2やGTRまでワラワラと登場する中、天十郎の父が現れ、遊園地を楽しみにしていた先生が行方不明になったと告げ、オープン中止の危機に陥るが…。

ゲームや作品を知らなくても、キャラクターの個性と勢いで付いていける単純明快なストーリー。
成宮家のモットー「義理人情」やお祭りワールドの和のテイストが、意外と前進座の舞台と合う。
キャストやアンサンブルやスタッフの団結力が花開き、熱くておバカで楽しい舞台になっていた。

前進座がこんなにキュートに使われるのも新鮮。遊園地仕立ての4場面を練り込んだ盆がフル回転。花道を取り去った客席を、天以外のメインキャストが通る。舞台上からは、布など小物がいっぱい降ってきて面白く、布を素早く回収していくアンサンブルがスマート。

キャストは鬘やメイクや衣装で再現。キャラ好きな人ならもっと楽しめただろう。
華々しく登場した天十郎は、カリスマ性のある熱血単純バカなキャラなのかな。キャラ声と同じKENNのむき出しの腕や太腿の逞しい筋肉に目が釘付けv。KENNの半ズボン姿も珍しいし、やんちゃな坊やをこなす若々しさにもビックリ。確かにKENNの存在あっての舞台化だろう。
千聖の岡崎和寛はクールな佇まいがピッタリ。先週の月曜日にはダブル伊武(@不動峰)を観たがw、今週は新伊武だ~とイブイブ続きにニンマリ。
八雲の鳥越裕貴は、芝居に歌にダンスにアクションと大いに目立っていた。今までの舞台で一番、伸び伸びと楽しそうw。
吉岡佑演じるアラタは、ディランがイメージかな(キャサリンって呼んでたし)。話し方を全然崩さず、徹底した役作り。
慧の西島顕人と那智@福井啓太のシンクロ率に注目。慧が「なち」と呼ぶと、「らち」に聞こえてしまふw。
林剛史の天童瑠璃弥は、ナルシーぶりが板について結構ハマる。上からジャケットを着るとことか、「ハレルヤ」のGTRのポーズとか、印象に残ったな。
佐伯影虎の成松慶彦は、座ったままで背の高さがわかんないよと思ってたら、途中で元親と逆転w。二人の高笑いエコーがゆるい。
マカロンの富田大樹は『ふしぎ遊戯』の張宿だったっけ。表情を見せず動きだけで、マスコットキャラ的には『P4』のクマに似てるかな。大ドラ焼き攻撃も愉快で、身軽なアクションも披露。
ひらがな組から機動隊と、芝居やアクションなど様々にこなすアンサンブルの力も大きく、イイ仕事をしている。

天十郎以外はみんな個性や見所が早々とあって、キャラ立ちしていて面白い。
天は中盤は声のアナウンスのみで、出番がないのがちと残念。KENNの天ボイスは江戸っ子調でホッシー似なんだねw。
己の傲慢さを知り、仲間の大切さにあらためて気づいた天。後半ラストでようやく天の見せ場(?)があるが、それだけではちょっと物足りないかな。父親ともすぐに和解しちゃうし、天の成長物語としては軽いテンション。

マルチエンディングはアラタ。「ね、チューしよー」に素直に笑えた。
Markさんの新曲など、楽しいテーマソングが唄われたが、会場の音響のせいか座席のせいか、歌詞があんまり聞き取れなかった。『Z』と聞くとやはり水木一郎もどき。最後は会場全体で賑やかに終了した。
前から4番目センターだったが、前列がズラリ空席でおかげでよく観れた。でも何て勿体無い席。下手左側が理事長ターンなので、サイドブロックからだといまいち見辛そう。


アフタートーク。
日替わり出演者は、やっくん@鳥越裕貴とアラタ@吉岡佑。MCは蘭丸の加古臨王。
「チョーリソーッス」「ケチャーップ」特別Ver.のポーズでスタート。

今日の公演の感想。「楽しかった!」とご機嫌な裕貴。客席からの「カワイイ」コールにすっかり上機嫌で調子ノリノリw。後に続くYYYこと佑が話しにくそうw。
役作りについて。「動きとか外側から」と裕貴。「話し方から」と佑。二人とも声優さんと会う機会があって、色々と研究したらしい。裕貴は代永くん、佑は祥ちゃんに4時間張り付いてたらしい。
自分の役以外でやりたい役。腕一本で蹴散らすのがカッコイー「慧」と裕貴。佑は「天童」だとハレルヤ再現。
あなたにとってビタミンとは。「ビタミンC」と「ティンカーちゃん」。
リピーターチケットの告知もあって、和やかに終了した。

やっぱ駅からの距離があって、楽以外の売れ行きはイマイチかな。
来年もし続編をやるなら、新宿のスペースゼロあたりが妥当かもね。
映画『死ガ二人ヲワカツマデ・・・ 第2部 第2章 南瓜花-nananka-』プレミアイベントに行ってきた。

前日の舞台挨拶で懲りたが、チケットを先に取っていたので仕方ない。
聖地から渋谷公会堂まで約1時間。開演時間にギリギリ間に合った。

上映前に舞台挨拶&ライブ。
MCはサンミュージックのタイゾーさん。自分をネタにライブの場繋ぎなど奮闘。
キャストと監督が登場。
登壇者は、豊永利行 國立幸 長沢美樹 林明寛 磯貝龍虎 桑野晃輔 高宗歩未 松村清秀監督。と、そこへ第2章主役の喜矢武豊が登場。何とクマドリメイクに裸足、白ブリーフ一丁のエグイ格好で、場をかっさらうw。細いしちっちゃ~い。受けネライか?
そこへサプライズで、ヒロインの藤江れいな(AKB48)が登場。カワイイ~。隣のトッシーのほうがちっちゃ~い。
しばらくは作品についてよりも、キャンイジリばかりでウンザリ(^^;。
監督からは、第1章はバッドエンド、第2章はハッピーエンドだと、違いを色々指摘。1章は観てないが、1章も2章も主人公は小柄な人なのが共通点だと思うw。

撮影秘話。キャン以外の人も、昨日よりは喋ってくれたかな。
晃輔が「台本読んで、意味が分からなかった」に私も同意w。ファンタジーと言われてたがサスペンスだったとw。
龍虎がチラと「基本みんなコワイ人たち」。
松村監督とは2回目というアッキーは、「監督の飛び火をいかに回避しようかと」と、監督はホントは僕のことが好きみたいなのでイジられると、突然監督と一緒に告白ターイムw。
國立さんはオープニングの「ミステリアスだが、ふてくされたブスな女が私です」と自分イジリすると、キャンが「ドアップの時は確かに鼻の穴が…」とオトすので、今日はお母さんが来てるから止めてよ~と困り顔の國立さん。2階席の母にまで照明が当たってしまったw。
映像の現場は初めての長沢さんは、スタッフの数が物凄かったといい、「まばたきを抑えた」と役作り。
なんで俺が主役なのかと疑問のトッシーは「監督が現場でやらしいプレッシャーをする」と暴露。監督は「彼は結構頑固なので」あえてプレッシャーをかけたと。
藤井さんは印象的なシーンで「病院ロビーでの先生と2人のクライマックス」を挙げた。
みんなのコメントの間、両手を後ろで組んで正面向いて立つ明寛と晃輔があまりにシンクロしていた。靴も色違いかな。顔は似てないけど立ち姿がソックリで、『ふしぎ遊戯』の青龍の双子ちゃんを思い出したw。

キャンとの共演に「絡んだ記憶ないんですけど?」とトッシーに言われ、キャンは「ホントはこの人に笑わされた」と酔っぱらいトシのエピをチクリ。写真撮影の前まで、トッシーとキャンがドヤ顔で睨み合うw。
客席を背にして横に立ち並んだキャストと一緒に撮影。「死ガ二人ヲ」「わかちまーす!」のコールレスポンに、キャンが寝転がって「エイエイオー!」。

ひと言ずつ挨拶。会場からの「コウスケー」「リュウコー」「アッキー」コールも負けずに大きい。キャンの「この映画爆笑なんで楽しんで下さい」にウケたw。トッシーは「1章2章どちらも楽しんで下さい」とアピール。いい交流だった。


ミニライブ。
「168 -one sixty eight-」の葵。「彩冷える」は無くなったのか。
主題歌を唄う「Matthews」の二人はパワフル。
会場の盛大なコールで「ゴールデンボンバー」。キャンはまだブリーフ一丁だったが、白いジャケットを着てからギター演奏。私には初ナマボンバーだが、翔の歌唱力はさすがに素晴らしく、さっきまでの『マジLOVELIVE』の感動が吹き飛んでしまった。


ライブの繋ぎに時間を取られて、18時45分から上映。
客席の人も減っていた。
最後まで観る時間もなく、バーの二人のシーンまで観てから会場を出た。
『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVELIVE1000% 2nd STAGE』昼公演に参加してきた。

『うたの☆プリンスさまっ♪』のライブイベント。
前回1stライブの時はチケットが取れず、今回2ndで昼公演が追加となり申し込んでみたところ、運良くひっかかったもの。オク対策もあり、当日の身分証明書確認はバッチリあり。
パシフィコ横浜が3階までびっしり埋め尽くされている大人気ぶりに圧倒されそう。みんながグッズが入った青いメイトの袋を抱えてる。

出演者は、寺島拓篤(一十木音也役)鈴村健一(聖川真斗役)谷山紀章(四ノ宮那月役)宮野真守(一ノ瀬トキヤ役)諏訪部順一(神宮寺レン役)下野紘(来栖 翔役)鳥海浩輔(愛島セシル役)。コピペ。
前説が学園長(若本規夫)、合間に春歌(沢城みゆき)や林檎(中村悠一)による紹介ナレあり。
イケメン8人のシャイニング・ダンサーズがクールなダンスで歌を会場を盛り上げる。
アニメ1期しか知識として知らないが、何とかついていけるか。レポやセトリはお任せして雑感まで。

オープニングは、ST☆RISHの6人+セシル。1stライブのサプライズゲストだったというセシルがもう参入。
ソロ3曲とSクラストリオで1曲。初めてナマで聴く曲もあるが、曲調がカッコイーのですぐノれてしまう。きーやんがパシフィコの舞台でソロで壮大に唄うと、気分はまるで『金色のコルダ』だなw。

同じ部屋同士というデュエットソングが其々個性と特徴が出ていて面白かった。聞きながら、これはまるで『忍たま乱太郎』の6年生じゃないか〜と重なったw。
音也とトキヤがライバルな熱い歌で、アッチ向いてホイで決着!? 「い」組だな。
真斗とレンがアダルトちっくな雰囲気で、落ち着いた感じ。「は」組かな。
那月と翔がポップな世界観で、めっちゃ愉快。やんちゃな「ろ」組かも。
セシルの相手にサプライズゲストが登場して会場が沸く。眼鏡にスーツの前野智昭だが、担当キャラがわからん(^^;。すぐにカミュだと判明、セシルの先輩らしい。てか、前野くんのナマ歌を聴くのは初めてだ。
歌のバックで流れるアニメーションがとても綺麗で、曲の歌詞がイイタイミングで流れてカッコイー。

6人〜8人もいると、色んな組み合わせも楽しめる。
Aクラストリオの歌もキュートだが、ソロじゃないきーやんのポップな歌って新鮮だ。ソロでは下野が快活にタオル振りの担当、ライトを振っても楽しめる。トリのトリさんは歌をちと間違えた模様でテレ謝りw。

キャラには音也(赤)真斗(青)那月(黄)トキヤ(紫)レン(橙)翔(桃)セシル(緑)と其々にカラーがある。キャストも衣装に自分の色を付けているようだ(中盤でマモの長いベストが紫色だとやっと気づいた)。
ちょっとビックリしたのが、お客さんが持ってるサインライトの数。みんなお気に入りの数本を持って振っていたが、私の前にいた数名の人はポケット等に7本のライトを用意していて、其々の歌に合わせて使い分ける凝りようだ。
全員が唄う「RAINBOW☆DREAM」の時には、両手の指に7本のライトを持って豪快に振っていたw。スゴイ! てか、その7本全部を物販で買ったとしたら幾らかかるんだろう? 新キャラのカミュの色はコバルトブルーなのかな?
私は先週のバサラ祭の名残りで青&赤&白のライトを振ってたが、特に音也や真斗ファンというわけでもないのでハズかったw。

会場のアンコール・コールを受けて、黒い公式Tシャツに着替えてきた7人。
スズより、シャッフル・ユニット・プロジェクト発表。先輩キャラと7人の色んな組み合わせ。次のライブで来るのかな? 2013年4月よりアニメ第2期スタートだが、彼らも参入するかな?
1月のライブからまだ8ヶ月しか経ってないのに、前半のトークではもう3rdライブがあったらの話になってたw。今度はドームとか武道館とか、味スタとか?どんどん会場が広くなるなぁ。
トークでは、前日にきーやんからみんなに団結のメールが流れたそうだが、一番反応が遅かったのが下野で、一番イジられていた。その天才・下野が「パシフィコ」の即興アカペラを披露し喝采の嵐w。
トリさんの進行で、ダンサーズも集まり、其々一言ずつ挨拶。トリさん慣れずにやりにくそう。
最後はやっぱり「マジLOVE1000%」で会場一丸で大いに盛り上がった後、前方に風船の嵐が舞った。

キャストのチームワークも愉快で、楽曲もとってもイイし、久しぶりの声優イベントを存分に楽しんだ。
渋谷で上映イベントが控えているので、速攻で会場を後にした。
映画『死ガ二人ヲワカツマデ・・・ 第二章 南瓜花-nananka-』&舞台挨拶を観てきた。

古代エジプト展の隣のシネマズ六本木で開催のプレミアムイベント。
劇団☆新感線の舞台で貰ったチラシで興味をもった作品だ。
『第一章 色ノナイ青』は観てないが、登場人物の関係はあまりないようだ。

田舎の小さな病院の病棟。徐々に視力を失う病で一年半の療養をしている怜羅は、担当医の中里らに励まされ、好きな絵を描き続けていた。ところが、病院内で患者による謎の自殺が続き、怜羅にも危険が迫る…。

死体や殺害などおびただしい要素もある、ホラーミステリー仕立てのラブストーリー。
思ったよりも中里と怜羅の交流場面が多く、前半はコメディ要素もたっぷり。
タイトルが示す通り、ラストの“南瓜”のシーンが先にイメージにあって、後から肉付けしていったような気もする。
突如現れる、能力者とかアカシックレコードとか、何でもアリの設定に戸惑い気持ちが付いていかない。
中里がバーで飲む漢方薬もアヤしいと睨んだが、あれは何でもなかったのか。
看護士や患者たちは結局どうなったのか、最後にしっかり回収して欲しかった。

初主演の豊永利行は、眼鏡にネクタイに白衣の出で立ちだが、頼りなさげでドクターに見えないなぁw。
藤江れいな(AKB48)は色んな表情を見せて熱演。
栗根まこと、中谷さとみ、保坂エマ、高田聖子と劇団☆新感線が多数、独特の濃い芝居を繰り広げる。
長沢美樹が印象的な役だった。磯貝龍虎、林明寛、桑野晃輔らイケメンは、役名もほどほどに出番の少なさにオツ。
宮内洋は、本日は某所で「赤祭り」。第一章に出た喜矢武豊は特別出演。


上映後、キャストと監督の舞台挨拶。
皆さん、客席後ろの席に一列に座っていて、紹介を受けて立ち上がり、いっせいに通路を降りてステージへ立ち並ぶ。これもサプライズといえばそうか。

登壇者は、豊永利行 國立幸 長沢美樹 林明寛 磯貝龍虎 桑野晃輔 高宗歩未 おぐちえりこ 喜矢武豊 野永伊織 葵 松村清秀監督。 
この人出てたっけ?な人もいたので、役名を言いながら自己紹介は助かる。
おぐちさんの本番の相手役はメイクをした監督w。國立さんはドナルド・ダックみたいな声を要求されたと。劇団☆新感線のファンの長沢さんは結局絡みはなかったと。熱演で壁に穴を開けてしまった林くん。撮影は半年前だったとしみじみ桑野くん。

ところがキャンばかりか、二章には出ていない野永さんや葵さんのコメントが長くて勝手に盛り上がってる。ナナンカメンバー以外が目立ってどうするの!?
MCのピン芸人のラブモリナガって人も、グダグダで頼りない。最初から長沢さんの名前を間違えて、監督に指摘され気づいたり。あげくに監督から舞台挨拶の段取りを説明される不手際で、そんなの挨拶前にやっとけと言いたい。MCが真っ先に撮影裏話を尋ねたのが、一日しか撮影してない人だったり。そういうのはメインに尋ねるべきでしょ。

撮影した伊豆が地元の監督は、撮影前にも結構みんなを連れ回す豪放ぶりだが、なぜか林くんだけは連れていかなかった模様。
結局、監督ひとりがいっぱい喋りまくり、一章と二章の繋がりのネタバラシ(?)の説明があって終了。そんなこと言われても、一章は観てないからどうでもいい話。まして三章があったとしてもどうでもいい話。

最後に客席を背に写真撮影。後ろの方も出てきてと言い「見栄えを気にする」監督らしいw。「サイコー!」のレスポンスを要求されても、最高な映画じゃないし。
みんながハケた後、キャンと豊永だけ残されて、「背、ちっちゃいな」「人のこと言えねーだろ」なやり取りの後、豊永くんが先にハケた。一人残されたキャンが客にアピールしておしまい。第一章に食われた第二章だった。

明日夜も渋谷のイベントを取ってあったが、キャストのトークも聞けないようでは、気乗りがしないな。
六本木で開催中の『大英博物館 古代エジプト展』へ行ってきた。

古代エジプト人は死後の世界をどのようにとらえていたのか。
「死者の書」を中心に、ミイラや棺、護符、装身具など約180点で、古代エジプト人が祈りを込めた来世への旅路を追体験する展覧会。

古代エジプトでは、人は死後に冥界の旅を経て来世で復活すると考えられていた。
「死者の書」とは、様々な困難が待つ旅路で死者を守護する呪文集、いわば永遠の命を得る旅のガイドブックのようなものだという。
文字や挿絵で彩られたパピルスの巻物として死者に捧げられ、呪文の数は約200はあるという。
呪文の力には、心臓を保護する呪文、水や空気を得る呪文、体が朽ち果てないようにする呪文、バー(魂)に変身能力を与える呪文、危険な動物を撃退する呪文など様々。まるで、どこぞのアニメに出てきそうな呪文ばかりだw。

展覧会の目玉は、37メートルもある世界最長の「死者の書」《グリーンフィールド・パピルス》。グリーンフィールド夫妻によって、1910年に収蔵された。
第3中間期のネシタネベトイシェルウという女性神官のために描かれたもので、冥界の王オシリスを礼拝する場面から、口開けの儀式や動物撃退、審判から楽園イアルの野に住むことを許される場面などが丁寧に描かれている。
保管のため96のシートに分けられガラス板で額装されたのが、ズラリと展示されていて壮大だ。
中でも、「天と地の誕生」を表した挿絵は有名。大気の神シュウが、横たわる大地の神ゲブの前に立ち、天の女神ヌウトを両手で持ち上げて引き離し、天と地の間に「大気」を作ったとされる。
審判の際の、42の罪の否定告白も描かれ、楽園での永遠の命を欲する祈りが込めら
れていた。

プチアニメを使った場面解説のビデオもあり(4分)。
古代エジプト人の死生観を述べたビデオも分かり易い(6分)。

音声ガイドのナビゲーターは、八嶋智人(一般版)と坂本真綾(ジュニア版)。真綾さんはイシェルウとホルスを兼ね役してるようだ。
物販の種類も多い。ジュニアガイドが小さくて分かり易い。
スカラベネックレス付き前売券を買ったので、箱入りネックレスを貰ってきた。キラキラ♪
マイキープロデュース公演 vol.1『僕は飛べるはず』を観てきた。

演劇集団Z団やまだまいこ初のプロデュース公演。
根本さんがお目当てだが、チケットの件で親身にやり取りしてくれた、まいこさんの人柄も好きだ。
お初の新宿ゴールデン劇場は50名程で満席になる密度の濃さ。エアコンが効いて快適。地下鉄とも繋がっている距離感もいい。

開演前からステージで役者5人が興じているのはジェンガ。
実はこれも劇中で使われるネタだったが、もっと深い意味もあるのかな。
キャラを“崩す”ことと、誰よりも先に“積み上げる”ことだったり。

テーマは“競争”と“和解”だろうかw。
爽やかなタイトルとは違って、人間の本質と根源を見据えた、熱くてオバカでちょっとエロくてほろ苦いコメディだった。
アテ書きのようにハマる、キャストの絶妙なコンビネーションも見どころ。
あっという間の1時間強。今までありそでなかった質感で、ほどよい笑いを引き出す面白さだった。

シリアス系舞台が続いた根本正勝だが、コメディも思ったよりイケる。真面目な中のやんちゃなツンデレぶりが楽しく、とろけるような笑顔や甘い言葉に観るほうもテレてしまいそうw。
武藤晃子がキュートな芸達者で痛快だ。有川マコト、松岡努、樋口大悟も経験豊かで頼もしい。脚本・演出の矢島弘一が結構ガタイがいい。
やまだまいこは繊細な表情や動きで可愛かった。

これはひょっとして、まいこさんのドリームの具現化かな。
“小天狗ちゃん”ハーレム、みたいな?w
あと二人いたら8人になり、理想的だろうな。

終了後は、満面の笑みでお礼を言うまいこさん。
武藤さんの仕切りで、終演後の物販も盛況だった。根本スペシャルってw。
第二回公演に繋げられることをお祈りする。


『僕飛べ』の前に紀伊国屋画廊へ。同じ時期と重なるのも縁か。

井上ひさし『せりふ』展に行ってきた。
井上ひさし生誕77フェスティバル2012特別企画。
井上戯曲の中の77個の“せりふ”が展示された空間に身を置いて、目から耳から、言葉の持つ魅力を楽しむ展示会。
まだ観ていない戯曲もあり、新鮮な煌きの中に、今ある自分の心と共鳴するものも発見し、しみじみと堪能できた。
映画『アベンジャーズ』2D吹替え版を観てきた。

ご存知、マーベル・コミックのスーパー・ヒーローチーム。
映画『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン2』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』のヒーローたちが結集する、クロスオーバー世界の映画だ。

アスガルドのロキによって四次元キューブを奪われたS.H.I.E.L.D.長官のニックは、ヒーローたちの最強チーム「アベンジャーズ」を召集。だが人間でもある彼らは気持ちも行動もバラバラで、そこを敵につけこまれ危機一髪に陥ってしまう。

アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカ…。
数年前から、彼らひとりひとりの作品をコツコツと観てきた。彼らに愛着をもちながら、ニック・フューリーの導きでこの集結をどんなに楽しみにしていたことか。
新しく知ったのがブラック・ウィドウとホークアイ。超人ではないが、二人の活躍も早速目にする。
彼ら全員が同じステージに立つシーンは、涙が出そうなほど感激した。

当初は日本のスーパーヒーロー大戦的な雰囲気かと思ったが、サッカーとかバスケとかのスポ根チームのドラマと似ている。
先ずは不完全なヒーロー同士のぶつかり合い。毒舌やガチな諍いが飛び交い、互いの武器や能力が炸裂。ソーのハンマーとキャプテン・アメリカのシールドは、最強の“矛と盾”の激突みたいw。トニーの父はスティーブと友人だったのに、なんで素直になれないのか。トニーとハルクが科学者的見解で意外とマッチ。洗脳されたホークアイは別にして、紅一点ブラック・ウィドウの人間味豊かな言動は好感。ソーとロキの歪んだ兄弟愛は、ソーが馬鹿としか言い様がない。
彼らの多彩な関係は面白いし、トニーを中心としたユーモアと皮肉混じりのテンポいい会話は楽しめる。こういう人間らしいヒーローの映画が見たかったのだ。

ニックの作為的手段は嫌味だが、あるきっかけで、其々がようやく認め合い再び集まってくるヒーローたち。爽快で痛快な団結力に、ヒーローたちの覚悟や宿命も盛り込まれているのが良かった。
後半の大戦は、其々の個性と能力がいかんなく発揮されて興奮の嵐。アイアンマンの飛行能力が要だが、キャプテン・アメリカのリーダーシップ、ハルクのジャンプと破壊力が目を引く。ハルクが片腕でブルンブルン叩き付けるところは快感この上ないw。

巨大な敵に対し一丸となって戦うヒーローたちの姿は眩しいが、日本みたいな組織や仲間や友情では決して繋がっていない。アメリカらしく、あくまでも個人主義で能力主義。だからこそ、必要とされる時だけ集結するドライな感じが頼もしい。
EDクレジット後に映る、トニーが言い出したヒーロー打ち上げシーン(?)はまさに無味乾燥な空間w。これはトルコで食べたことがあるが、イスラムは手強いともとれそうだ。

日本語吹替え版キャスト。
本来なら、トニー・スタークの藤原啓治、スティーブ・ロジャースの中村悠一が先にくるだろう。ゆうきゃんのキャプテン・アメリカは凛々しくて格好良かった。
ブルース・バナーは宮内敦士に変更だが当然だろう。『ハルク』の小杉十郎太でも良かったが。
ソーの三宅健太、フィル・コールソンの村治学は変わらず。フィルとスティーブのやり取りが良かった。加瀬康之のジャーヴィスとトニーのやり取りは今回も息ぴったり。
ニックは手塚秀彰から竹中直人に変更。ナターシャの米倉涼子はいまいちだ。ナターシャには、マリア・ヒルをやった本田貴子のほうがよかったな。ホークアイの宮迫博之はまずまず。
最強の敵ロキは続投の平川大輔。平川さんの声が存分に聴けるが、何となく小者な敵に見えなくもないw。
映画『おおかみこどもの雨と雪』を観てきた。

『時をかける少女』『サマーウォーズ』に続く、細田守監督の長編オリジナル作品。
製作にあたって、あらたに「スタジオ地図」を立ち上げた。
『グスコーブドリの伝記』を観たからには、こちらもハズせない。密かなお目当ては雨の声をやったD2の幸人くんw。

女子大生の花が“おおかみおとこ”の彼と出会い、授かった“おおかみこども”の姉弟を山奥でひとりで育てていくが、やがて親子の別れの時を迎えるまでの13年間を描く。

あちこちで評判が良い。確かにジブリとは一線を画した、壮大で情感豊かで美しい物語性は胸を打つ。
“おおかみこども”という奇抜な設定だが、ワケありの子をもった親の悩み、子育ての大変さ、子供の成長と将来の選択と自立という点では、普通の親子の物語と何ら変わりはない。どんな時でも子育ては普遍的なテーマだ。子育てを少しでも体験した者には、身近な事象であり懐かしく思い出される。
子供たちの表情や動きが繊細に豊かに描かれて、いつの間にか感情移入して見守りたくなる。
青や緑が広がり土色が交わる美しく雄々しい自然が、大らかでゆったりした気分に導いてくれる。

リアリティある手法でありながら、これは一種の理想的な子育てファンタジー。作り手の子育てへの憧れから、子育てや社会はこうあって欲しいと願う夢物語。
だから理想的で完璧な若い母親を用意しなければ、物語は運び得ない。いつもニコニコと前向きで勉強熱心で頭が良く努力家で、誰にも寛大で優しく協調性があって、困難にもめげず逞しく強靭で忍耐力のある…。そういう母親でなくては、“おおかみこども”など育て上げられないのだろう。
でも世の中、聖母マリアな母親などそう多くはない。欠点だらけでどうしようもない母親でも、子育ては何とかやっている。それがリアルな親子の良さで面白さだろう。そういうズレや弱さが無いのが気になった。

いつも笑っている花に苦言をした老人もいたが、ラストで花が泣き叫び取り乱した時は印象的だった。花が予想もしない形で訪れた、愛する息子との突然の別れ。花の気持ちに引き込まれ、ぐっと胸に詰まって涙が流れた。私はまだ息子との別れを経験してないから、余計に哀しみや喪失感が迫ってくるのか。
タイトルの『雨と雪』は語呂合わせもあろうが、なぜ弟の“雨”が先にきたのかわかるような気がした。
物語は、姉の“雪”が、母の半生を語る形で進行するので、てっきり花はどうにかなったのではと思ってたが、違ったw。子どもが進級しても、花の見た目は変わらない。花は永遠の20代30代なのだ。
親にとって子どもはいつまでも子ども。20歳の雪も見たかったが、花はいつまでも変わらないのだろう。いや、細田監督はたぶん、40代から60代までの母親はしっかり描けないのかもしれない。母親も40代になってからが、子育ての本当の難しさや面白さを味わうハズなのに。

だから、このアニメで描かれているのは子育ての半分だけ。
良心的な親子物語で感動もさせたが、物足りなさ感は拭えなかった。

気丈で快活な花は、宮崎あおいらしい空気感が出ていてハマっている。大沢たかおの彼は、出番は少ないがまずまず。
大野百合から黒木華へ続く雪は、賑やかで活発で生き生き。
加部亜門から西井幸人へ続く雨は、物静かな中にミステリアス。
平岡拓真がやった草平は最初から声変わりw。
中村正&大木民夫の農家コンビのやり取りが味わい深い。菅原文太も存在感がある。

貞本義行のキャラデザはキュートで愛らしい。少年期の雨がかなりミステリアスな美少年に描き込まれており、表情によっては渚カヲルにも見えそうw。

舞台 MACBETH

2012年8月15日 舞台演劇
舞台『MACBETHマクベス』を観てきた。

シェークスピアの名作だが、この舞台は新しい試み。
若手俳優をメインに投入した若者向けのマクベスらしい。
原宿のイベントスペースを造り変え、四方を客席で囲んだ特設会場。奇しくも、先ほどの青山円形劇場と似た構図だ。客席には段差があって、近場で役者を見れる。
だが会場内のお手洗いを使えなくしたり、終演後の物販をなしにしたりと、サービスの点では難あり。

「マクベスは王になる」と魔女たちから予言を受けたマクベスは、妻にもそそのかされ、主君を殺害し王子に罪を着せスコットランド国王となるが、やがて暗殺した者たちの亡霊に苦しめられ、破滅への道を辿る。

何度かこれまでに観たマクベス像と違って、矢崎広のマクベスはやはり若い。
高校生ぐらいにも見えるから、予言にも重みがない。ただの自己中でイカれたヤンデレで、亡霊を前にしての半狂乱ぶりは臆病で根暗な坊ちゃんにしか見えない。アクサルの『仮面の男』で矢崎さんが演じたルイ王は、狂気と純粋の二面性が少年によくマッチしていてハマっていた。だがこちらの王は深みがなくて、威厳も格好良さも感じられない。
矢崎広と馬淵英俚可のマクベス夫婦は、無邪気で頼りない我儘な夫を、上手くコントロールしようとする10歳離れたしっかり者の姉さん女房という構図だ。

バンクォーの国沢一誠、マルカムの宮下雄也、其々熱演ではあるが、台詞の全てに力みが見られてメリハリ感に乏しい。
矢崎さんをはじめ、若手はどうしてこうも大声を張り上げ、叫び、がなり立てるのだろう。かえって台詞が聞き取りにくくなり、台詞の妙が味わえない。時には噛み砕くような冷静さも必要ではなかろうか。
馬淵さんの声は決して大きくはないが、明瞭な発音とテンポで、叫ばなくても実に聞き取りやすかった。
前半のマクダフの松村雄基も冷静沈着な声と表情で、かえってピリピリとした緊迫感があった。
馬淵さんと松村さんが出る場面は、安心して台詞に集中することができた。

松村雄基の舞台を観るのは、4年前の『狐狸狐狸ばなし』以来。もうすぐ50歳とは思えないほど、男らしい表情と精力的な物腰で驚かされた。前半の静けさがあるからこそ、後半の叫びと闘志が生きてくる。
ここにきて矢崎さんと松村さんのガチ対決が見れるのも嬉しい。マルカムが永田彬であったなら、『仮面ライダー電王』に繋がりのある3人が揃ったことになったのだなぁと思ったw。

客席四方からフードを被った男たちが不気味に集まってくるが、彼らのうち三人が魔女だとは最初思わなかった。魔女というより死神みたいw。三人のうち一人の声がよく聞き取れるなと思ったが、二瓶拓也だったようだ。
小林且弥は門番として、お客さんをイジリ倒してウケを狙っていた。長倉正明はまたも出番が少ないフリーアンス。

板垣恭一の演出は活性化していて熱いが、アクの強みと重厚さに乏しく、『鍋』らしいテイストだ。
マクベスの底知れない苦しみや哀しみは表現されなかったが、演じ手の矢崎さんらの熱情は伝わってきた。
キャストの演技を楽しみ、公演中の成長と進化を見守っていく舞台だったのだろう。

個人的には、松村雄基さんのマクベスが観たくなった。
矢崎さんがシェイクスピアをやるなら、喜劇のほうがイケルかもしれない。
シス・カンパニー公演『叔母との旅』千秋楽を観てきた。

2010年に様々な賞を受賞した舞台の再演。
シス絡みで取ったもの。青山円形劇場の客席もびっしりだ。

自由奔放な叔母オーガスタと、ほぼ半世紀ぶりに対面した中年独身男ヘンリー。誘われるままに行動を共にしたヘンリーだったが、いつしか叔母が導く謎めいた波乱と冒険の旅路へ巻き込まれていく。

段田安則、浅野和之、高橋克実、鈴木浩介の男優4人が、衣装もメイクも変えず、老若男女20数役を変幻自在に演じきる舞台。
『千年女優』の中年男版、という感じだったw。あちらも女性4人が衣装もメイクも変えず、老若男女200数役を次々とこなしていく疾走感がウリだった。
今回の円形劇場はこの舞台に、より疾走感とテンポを与える空間になっていよう。

出演者全員、前半は背広、後半はカラー違いのシャツとジャケットという服装。
ガランとした舞台に、トランクやベンチなどを駆使したセットが配され、ティーカップや杖などシンプル明快な小物も使われて、次々と場面が展開されていく。
登場人物の出入りやラインやアクション、タイミングなど緻密な構成と動きが要求され、すべて完璧にこなさねばならない。演出は松村武だが、役者の動きはステージングの小野寺修二が担っているようだ。
天井から吊り下がった地名の文字や年号は分かり易い試みだと思ったが、劇中ではそれほど役に立っていない。それより台詞の中で唐突に出てくる、人物の名前や地名をはっきり言って欲しいなと思った。

主人公ヘンリー・ブリングは4人が交互に演じ、役者によって色んなヘンリーが現れるw。55歳で銀行引退生活という設定だと、4人の中では段田さんが一番適任だが、段田さんはオーガスタ叔母さんを兼ねるから、シーンによって結構カブる。叔母さん役になると、途端に味わい深い声と柔らかな動きに変わり、いかにも70代位の女性に見えるからスゴイ。
浅野さんはヘンリーの他、殆どの女性役をこなす女形ぶり。10代から70代(?)までの女を声から動きから演じ分けて、可愛らしくて艶かしい。
大柄な高橋さんは、ワーズワースとヴィスコンティという二人のキーマンを含め、主に男性を担当。どれも真面目そうでチャーミングだ。
ヘンリー以外のモブキャラの殆どをこなした鈴木浩介は、唯一若々しくスマートで、何をやっても格好良く見えてしまったw。

ただストーリー的には、ヘンリーやオーガスタ叔母さんにはあまり感情移入していかない。叔母さんは最初から謎めいてとっつき難く、彼女の導きに流されるままのヘンリーの人柄があまり伝わってこない。資金を有り余る程持ちパーティーに明け暮れる、金持ちの道楽の旅にしか見えてこない。今の私たちの感覚とはあまりにかけ離れた話だった。

ここは、キャストの演じ分けやキャラクターの数々を楽しみ、笑うのが一番なのだろう。
ヘンリーに詰め寄る、高橋さん&浅野さん&鈴木さんの警部&警察官の表情が、まるでモンキー・パンチの漫画に出てくるようなキャラで可笑しかった。浅野さんのミス・キーンも、よくある今どきの小娘みたい。高橋さんのワーズワースも映画によく出てきそうな無骨な黒人に見えた。
前から3番目の席だったが、劇中で浅野さんの視線が不意に飛び込んできた時はドキリとした。油断してるとたまにヘンなサプライズがやってくるw。
彼らの芝居だけで、こうも色々なイメージがわいて重なるのも面白い。

カテコは3回。最後はぐるりとスタオベが囲む中、笑顔の4人が中央で乾杯するように盛り上がった。
朗読 新釈諸国噺の内『貧の意地』を観てきた。

三十年の感謝をこめて…閉館する前進座劇場の特別企画第四弾。
長年常打ち小屋として愛用してきたヘロヘロQカムパニーと前進座プロデュース。
昨年の『魔界転生』が縁で、前進座ならではの歌舞伎仕立てで送る異例の朗読会が、一日だけの公演で実現した。
出演は前進座の若手と関智一と置鮎龍太郎。原作は太宰治。脚本・演出は金子義広。

江戸は昔。気は弱いが酒飲みでツケに苦しむ浪人・原田内助。大晦日に女房のお汐が医者の兄から工面してきた十両の大金を、原田は厄払いと称し、同じく貧にあえぐ浪人仲間を呼び寄せて宴を催す。ところが宴のお開きの頃、小判の1枚が足りなくなる…。
「貧乏人」が出てくる噺で興味を持ったが、太宰作品でこういうのがあったんだね。
最後に余った小判で、「1両多いぞ」「11両ある」なんてパクリが頭をよぎったがw、人を思いやることの大切さを伝えた話だったのかな。ダメダメな旦那を早く見限ればいいのにとお汐の気持ちにもなったが、何があろうと愛し合う夫婦の絆がちょっと呆れたw。

舞台は実にエキサイティング。最前席だから余計にキャストの熱気を浴びた。
朗読とは名ばかり!(笑)台本を立てた小箱を片手に、着物姿の皆さんがあちこち動き回り、普通のお芝居と殆ど変わりない。
寝転がって台本を見たり、傘をもった見得もあり、刀をもった立廻りまであり。
一番笑わせたのが、男のお色気!(笑)小判を盗んだ疑いをかけられぬように、山崎(置鮎龍太郎)がいきなり両隣の男たちの手を掴んで自分の体を触らせ、あげくに一枚一枚着物を脱ぎ始めるw。オッキー、上半身ハダカ! 逞しい体と乳首まで披露され、凝視して笑うしかない(^O^)。
その後はプチ狂喜乱舞(笑)。原田(関智一)が帯を掴んで、「あ~れ~」とグルグル回る宇津木(生島喜五郎)が可憐w。熊井(新村宗二郎)や大竹(亀井栄克)も次々と裸になり、ついに智一さんまでハダカ!
短慶(高橋佑一郎)と、語り部の太宰治(本村祐樹)だけはハダカにならず。
途中で盆が回り、お見苦しい場面がシルエットに映るが、どうやら用意した映像が映らなかった様子。
お汐(針谷理繪子)の台詞回しも素敵で、彼女に抱きつかれた智一さんも役得w。
愉快痛快な1時間半のステージだった。


終演後はイベント。前進座の中嶋宏幸が前進座について語り、高橋さんが司会進行。幕が開くと、皆さん浴衣姿にお色直しして座っている。
今回の朗読劇について、台本持って動く芝居とは思わずに話を受けた、オッキーも智一さんも「話が違う」と(笑)。先ほどの劇中でオッキーが台本のドコなのが一瞬分からなくなった時、すかさず高橋さんから「30ページ」とヘルプが入ったことも話題にw。
稽古中、お汐の代役を務めた女形の喜五郎さんからのアプローチに、「どっちもイケますw」と智一さん。原田の代役を務めた先輩格の松涛喜八郎さんはやはり「話が違う」と言ったが、智一さんとはウルトラマンの話で盛り上がるw。
昨年の『魔界転生』も映像で振り返り、歌舞伎的なメイクや要素にも言及。
上手の隅にいた黒衣のツケ拍子(効果音)、黒御簾の後ろの三味線についても詳しく教えてくれた。
それらの音を使った殺陣シーンを再現。宗二郎とボブ(木村)が口上を述べて立ち回り、女形の喜五郎が間に入ってとりなすシーン。
同じシーンを智一さんとオッキーにもやって貰おうと、苦笑しながら台本を読む二人。途中で智一さんがちょっとトチったが、どうやら後ろの席にいた偉い方のプレッシャーがあった模様w。でも同じ台詞でも歌舞伎調な言い回しに私が慣れてないせいか、智一さんやオッキーの台詞のほうが聞き取りやすくてよく分かった。
実は後ろに隠れて拍子木のツケ板を打っていたのが、脚本・演出の金子さん。お詫びを言いながら、上演中に流す予定だった映像をあらためて流した。映像出演で長沢美樹が出るのでヘンだなと思ったが、別に無くてもいいかなw。

告知。12月のヘロQの『獄門島』で、登場した劇団員3名の紹介がグダグダ。客演のオッキーと釘宮さんはダブルキャストで、今は高校生役に必死の誠治郎、DC公演も控える沢城さんと豪華。
来年1月の前進座Nextプロデュース公演『三人吉三巴白浪』に、智一さんも客演。しかも三人の中の一人で重要な役。後ろの幹事長からも更にプレッシャーw。
本日限定の先行予約受付もあり、前進座最後の公演として予約してみた。

『100万回生きたネコ』もあり、早くも1月の予定が書き込まれていく。
ところで智一主演でオッキーも共演した『キューティクル探偵因幡』は、アニメ化されてもキャスティングそのままなんだろうか。
『夏だ♪まつりだ♪六本木♪スナックラ♪ラ♪ライブ@ニコファーレ』DAY1に行ってきた。

毎月ニコニコ放送で配信されている生弾き語り番組『スナック・ラ♪ラ♪ラ』が、画面を超えてニコファーレに出張オープン。
初日のプレミアムシートが取れたので、何とか都合をつけて参加した。
ネチケも販売され、当日は画面を通したコメントも会場に流れる。

リアルなお客にはスナックメンバー一堂からおもてなし。
入口で直筆サイン入り手造りCDとスナップ集合写真がプレゼント。ルミカは実際にはあまり役立たず。プリクラはキャスト一緒の特別Ver.で抽選で10名ほど。
お酒もオッケーのフリードリンクが嬉しい。途中の「ラララ散歩」絡みで、休憩中には漬物サービスもあって数種類食した。

レギュラー出演は、小西遼生、太田基裕、佐藤永典、事務員G、コンコン。
ゲストでDAIZO、Kimeru。パーカッションで早川さん。
開場後カウンターにはマスターさとちゃん。開演前のロビーで出演者がフツーに歩いているし、開演30分前に遼生さんが私の隣にいた人たちと乾杯して楽屋に行くし、その後もっくん、さとちゃん、コンコンが目の前を通って楽屋へ。この気楽さが楽しい。

スタート。いきなりプレミアムシート後ろの階段から現れたマスター&コンコン。こっちに入口があったか!? 常連客の遼生さん達は、私達が入ってきた入口からベルの音を鳴らして来店、中央の円形ステージに座ってスタンバイ。会場は思ったより広くなく、ステージ最前席は出演者と手が届く距離感。
懐かしの音楽といっぱいの歌と美しい映像がコラボされた空間に、盛り沢山な内容が詰まっていて、とてもとても楽しかった。
セトリや詳しい内容はどなたかにお任せして雑感のみ。

私が座ったのは、舞台上のスナックカウンターの横で、店長と共に観るスペシャルシート。近くにサンダルのさとちゃんやコンコン、片岡さんの姿もある臨場感。
遼生さん達がいるステージとはちと遠くなるが、演奏中の彼らの表情や歌をしっかり目と耳に焼き付けられたのがイイ。開演中に遼生さんは3つの椅子を交互に移動して弾き語りしたが、どこにいっても遼生さんの表情や目線を拝めた。どうしてもカウンターのほうに目がいっちゃうのかなw。
Gさんのピアノの指先も、DAIZOの表情もちゃんと拝めた。真後ろにいた早川さんの顔が殆ど拝めなかったのは残念だが、贅沢はいわない。カウンター側に遼生さんがきて、弾き語りを一回した時も、横顔はしっかり拝めたので良かった。とにかく同じ値段でも、最前席の後ろのほうよりは断然に良かったと思う。
遼生さんの染み入るような歌声も素敵だが、もっくんの歌は溌剌感があって上手い。さとちゃんの歌も伸びがあるがあまり歌わず、Gさんの代わりに1曲だけピアノの腕前を披露。ヤングチームだけでもヤれるじゃんw。

音楽や歌と同じように、私の目を惹きつけたのがニコファーレ会場の四方壁全面に映し出される映像だ。歌の合間は、ネチケ客からの色とりどりのニコニココメントがたくさん流れて、目にするだけでも楽しい。
遼生さんたちが歌に入ると、赤いカーテンがパーッと開き、歌に合わせた様々な風景やイマジネーションの映像が会場全体をいっぱいに包み込む。その鮮やかで美しいこと。時おり映像の中が動くから、まるで会場ごと亜空間に動いているような錯覚をもたらす。アトラクション風味でちょっと酔いそうになったが、開演前に飲んだお酒で既に酔いが回っていたかもw。椅子に座っていたから、『ガンダム』のカミーユがコックピットごと宇宙空間に放り出されるようなイメージかな。

遼生さんが前の晩に“(ペルセウス)流星群”を見たという話をチラとしてたが、二幕の遼生さんの歌の時に夜空に時おり星が流れる映像で自分も見た気分になった。歌の間奏で遼生さんが不意に右手を挙げると、夜空に大きな花火が幾つも舞った。その美しいこと。今年はしっかり花火を見れなかった私へのご褒美かな。その後で歌われた曲には、海の映像がたっぷり流れ、昔やったスキューバの気分にさせる。そうして岸壁の海の波しぶきが映り、会場ごと海に行ってる感じにさせた。遼生さん達のナマの綺麗な歌声と、行った気分にさせるときめく映像。この2曲で胸が高なり、涙がとめどなく流れてしまった。きっとこういうのが至福の時と呼ぶのだろう。たぶん、ネットの向こう側にいただけではこの臨場感は味わえなかったと思う。
実際に海に行ったらギターが錆びると遼生さん達も言ってたが、行かなくてもそういう気分にさせてくれる会場の演出に、あらためて拍手を送りたい。

一幕終わりの歌の前に、色んな小物や楽器が配られて観客参加型をアピール。私のトコにも紙風船がやってきたが、上げながら聞くこともできず、胸に抱えたまま手拍子をした。これもイイお土産。
休憩後、シートに座る私たちの後ろから、遼生さんとGさんが不意に現れたのもサプライズ。まだ浴衣に着替えておらず、ちょっと時間繋ぎか。マスターやコンコンが浴衣に着替えて出てきた後で、遼生さんたちも着替えに行く。もっくんの黒っぽい浴衣が結構似合う。Gさんは演奏するのもあって動き易い甚兵衛。遼生さんは白っぽい浴衣を着ていたが、演奏中は浴衣に様々な色のライトが当たり綺麗にフィットしていた。浴衣でギター演奏するので、時おり裾の辺りを気にする遼生さんが可愛らしかったw。
でも二幕最初に歌うのが「キウイ・パパイヤ・マンゴ」ってw。Gさんの選曲だが、実は同世代なんじゃないかと思うぐらい私はノれたw。

一幕中盤で来店したゲストのKimeru。ねっとりとした女の性を唄った歌を聞かせて、遼生さんと違ったカラーを見せてくれた。二幕後半にはKimeruも浴衣で再び登場、Daizoが座ってた位置に座ったが、ソロでは歌わずに顔見世程度。ライブ終了後に、『ブギウギ』の本番に向かったのだろうか。
最後はみんなで「夢で逢えたら」。遼生さんの柔らかな目力が舞い込んでくる。この時空間そのものが、私にとっては夢のようなひと時だった。

終演後はロビーで演奏のお見送り。みんなが会場を出るまで、ずっと演奏してくれるGさんのピアニカ、遼生さんのギター。さとちゃんはお疲れなのか、笑顔がちょっと引きつってたようなw。
シート組が最後だったので、ニコカメラに向かって演奏して見せる遼生さんや、元気に閉店を告げるさとちゃんを見てから、ニコファーレを後にした。
夏のお祭り気分を味わって、たっぷり楽しめたライブだった。

14日公演は、別のゲストや違う歌の数々でまた盛り上がることだろう。
ぜひ今度は冬に、もう少し気楽なお値段でライブを開催して頂きたい。
戦国BASARA『バサラ祭2012~夏の陣~』2日目夜に行ってきた。

初日に行って、今日は千秋楽回。

本日の出演者。コピペ(敬称略)。
abingdon boys school(アーティスト)
森田成一(前田慶次役)置鮎龍太郎(豊臣秀吉役)保志総一朗(真田幸村役)大川透(徳川家康役)関智一(石田三成役)速水奨(明智光秀役)石野竜三(長曾我部元親役)中原茂(毛利元就役)
伊阪達也(前田慶次役)崎本大海(竹中半兵衛役)小田井涼平(豊臣秀吉役)久保田悠来(伊達政宗役)細貝圭(真田幸村役)吉田友一(片倉小十郎役)村田洋二郎(猿飛佐助役)広瀬友祐(徳川家康役)中村憲刀(武田信玄役)AKIRA(上杉謙信役)知念沙也樺(かすが役)真佐夫(前田利家役)別府あゆみ(まつ役)
小林裕幸(「戦国BASARA」シリーズプロデューサー)
声優陣は親方様が去り幸村と家康が入る。俳優陣では昨日まで舞台だった伊阪慶次の参戦。

「アニキ」と「捨て駒」の前説のあと、舞台『戦国BASARA2』の名場面や殺陣アクション再現。小十郎と家康のあとに、三成が出てこないのが残念。半兵衛が秀吉に「きみの未来のために」。トシとマツの後に、主役の慶次が華々しく登場。最後は秀吉と家康のガチ勝負。
舞台再現があったためか、俳優陣のトークショーはなし。

声優陣の挨拶とトークショー。昨日と違う柄の浴衣の速水さんは「あ~ん」「イタイ」のコーレポ。ホッシーの「パッピー!」を聞くのも久しぶり。忠勝は空を飛んでると大川さん。
「瓦版」からの質問。役を思い出すのに、オッキーは「“半兵衛”から」、智一は「何をするにも許可から(嘘)」。残りの夏休みの過ごし方で、「体を鍛えている家康」「穴を掘って蝉を入れる光秀」「親方様からの宿題(イノシシ狩り)をする幸村」など色々出た。

バラエティコーナーの矢文は「駆けろ!!戦国バサラ フラッグクイズ」。
声優俳優コラボの「豊臣」「慶次」「長曾我部」チーム。舞台版キャストは汗がひかぬ中で公式黒Tシャツに着用、タオルの使い回しも個性的。進行の森田は慶次チームに加入。会場に置かれた家紋フラッグを持ち帰ってクイズに答えるゲーム。
フラッグは殆どアリーナ席にあり、キャストが通る度に歓声やハイタッチの嵐。2階席3階席はスルーなので温度差が激しい(^^;。3問目前に中井さん&森川さんがVTR出演、コントの後で「8兆ポイント」ってw。
負けチームのバツゲームはまた謙信とかすが。今回は洋二郎と速水さんで、「あんあん」うなって盛り上げた。森田の洋二郎イジリが愉快。

「戦国ドラマ絵巻」前編と後編。
森田慶次がちと噛んだが「トチってもまかり通る」で通す。秀吉と三成&家康は舞台でもあった場面だが、半兵衛がいない。慶次VS秀吉&半兵衛は、半兵衛は声のみだが音響調整がイマイチ。秀吉のオッキーが昨日と同じノースリーブな格好に戻ってる。
後半の政宗&幸村VS光秀。中井さん本人がいきなり登場し、会場から大きなどよめき!VTRにまで出てたのに何というサプライズw。中井さんの口笛も決まり、政宗と幸村の熱いやり取りを久々に楽しめた。ホッシーの芝居にも俄然熱が入り、速水さんの妖気が増していた。元親VS政宗では「昼の部まで俺を一人で喋らせやがって」と石野さんの芝居も冴え渡り、「悪かったな」と中井さんが芝居で言い訳(笑)。

西川貴教トークショーは、コバPの誕生日サプライズで今度は花束プレゼント。同い年。海の向こう(お台場)のイベント本が気になる西川さんは、“受け”“三位一体”と熱い腐女子ぶり。昨夜は花火もあがり、カップルと色とりどりの紙袋をもった人でいっぱいだと(笑)会場のオタクを大いに盛り上げた。オリンピックは時空の扉を開けてすぐロンドンへと言ってて、最後まで森田さんも大ウケ(爆)。

abingdon boys schoolのライブは3回の中で一番の盛り上がり。さすがに立たないと観れなかった。

出演者再登場し、チーム戦国BASARA揃い踏み。
俳優声優陣からメッセージ。別府さんから「オモシロイお兄さん」呼びされる森田さんに拍手。スーツに着替えてた速水さんは俳優さんを「イケメンイケジョ」。「押して参る」の中井さんは、最後にチョロっと出てきたが、ひょっとして森川さんも!?と期待した人がいたのでは…とイイとこをつくw。西川さんが俳優陣を「やる気に満ちた生命力の高い。リア充」、声優陣を「ヨレヨレの人たち」と区別w。
コバPからは、盛りだくさんのスタッフに感謝をと、会場からも拍手が送られた。

前日は3時間だったが、今回は2時間30分。
前日は内容のバランスもよく、連れもいてかなり楽しかったが、今日は声優陣がメインだったせいか、前日よりは半減の楽しさだった。次回のバサラ祭も行きたいな。
舞台『戦国BASARA3~瀬戸内響嵐~』は、流行りの“海賊バサラ”とでも呼びたいw。


14日は前進座で三成@智一と秀吉@置鮎の朗読あり。
9月のMASH UP!で三成@誠治郎と半兵衛@大海の絡みがあればいいな。
『機動武闘伝Gガンダム』オールナイト上映会。

1話、4話。
ドモンVSジョルジュの第1戦は、寸止めだったのか。
4話で藤原啓治や緑川光が、サブキャラAとかBで出てた。『ガンダムW』に智一さんが同じように出てたのを思い出した。

23話、24話、36話、39話。
23話と24話のウルベ少佐@飛田展男はちょこっと。
新オープンニングは、友情や仲間の大切さを訴えていい曲だ。今でいうとビーダマンみたいな。

44話、45話、48話、49話。
シュバルツの堀秀行の声が、今の櫻井孝宏の声にソックリw。フェニックス一輝から好きだった堀さんは、戦闘シーンだと映える。マスター・アジアVSドモン、凄まじい。
48話のウルベ少佐「こんなこともあろうかと」ムキムキw。さっき智一さんが言ってたガンダムを色々発見、ヘンなガンダムがいっぱい出てきて笑いの渦。巨大デビルガンダムはマクロスか。
最終話の5人がまるで戦隊みたいなテンション。作画ひとつひとつに熱が篭ってて力強い。

熱くておバカだけど、シリアスで胸にぐっとくる、王道のロボットアニメだった。

前半の話は眠くなったが、中盤以降の話はぐっと夢中にさせてくれる。夜中の3時頃に眠気がなくなるなんて。眠気防止のキャンディーが効いたかな。

上映終了後は会場拍手。そのまま帰宅して、午後からの幕張に備えた。
幕張でバサラの後は、新宿の『サンライズフェスティバル2012颯爽』へ。

『機動武闘伝Gガンダム オールナイト』へ行ってきた。
『サイバー』ついでに取ったもの。
『Gガン』はリアルタイムでは観ていなくて、『ガンダムW』の後で後半をメインに観ていただけ。
トークに付いていけるか不安だったが、色々と知り得たり思い出したりして、おかげでその後の上映にも対応できた。

司会はライター小林さん。
先ずはルール確認。ガンダムファイトは4年に一度!(オリンピックと同じw)どんなに熱くなっても隣の人を殴らないw。寝込んだらダメ、5分以内に起きればOK。今回はここがリングだ。決め台詞は「ガンダムファイト レディ・ゴーッ!」。

ガンダムファイターのゲストで、山崎たくみ(ジョルジュ・ド・サンド役)が先に登壇し、主役の智一さんは幕張から駆けつけられないのかなと思ったら、15分遅れで関智一(ドモン・カッシュ役)がようやく登場。
番宣ポスターを前に、忽ち智一の熱いトークが繰り広げられた。当時はCDドラマで喉を枯らしたそうだが、今回もイベント後なのでちょっとお疲れな表情。

開演前に参加者から募集したアンケートに沿ったトーク。
あなたにとってベストバウト(対決)は?で、智一さんは勝平さんとの本気で闘った場面を挙げて、懐かしそうに語る。たくみさんは「オレ、一度も勝ってない」とベストバントを言えない状態w。

ライター小林さんによる「Gガンダムが壊した7ヵ条」が面白かった。「訓練ではなく修行」「必殺技を叫ぶ主題歌」そして「二十代の主人公」などなど。大人だからシャンパンも飲めるんだね。ちゃんと各話完結する、お子様にも楽しめる、主役がちゃんと成長する、師匠を超えていくと王道の内容にも触れた。48話のガンダム連合について、DVD-BOXを自腹で買った智一さんが、ザンボットやガンダムWが描かれてるとそれはもう詳しく説明して会場も大ウケ。
ブルーレイはまだ出ていないが、今年で18年目だからアニバーサリーで?なんて話も。

プレゼントのジャンケン大会。サイン入りポスターやコミックなど。

最後に挨拶。たくみさんは「10話たっぷり楽しんで」。智一さんは「僕の中で生き続けてる作品」で言い足りず、「第1話だけ一緒に観るけど、ホントは最後のほうが観たい」「今度は関智一のベスト10をやりたい」と未練たらたらw。
配布されていた東方不敗のバントの決め台詞の紙をみんなで見ながら、智一さん&たくみさんと一緒に「…血染東方一片紅」を叫んだ。軽くだけど熱く、「あ~か~く」を強調とアドバイスを受けてw。
最後に「ガンダムファイト レディ・ゴーッ!」で終了。もう翌日になっていた。


11日の朝は、バサラ祭へ行く前に、移転リニューアルされたアニメイト渋谷店へ。
地図だけでは分からなかったが、「よしもと∞ホール」と同じビルだった(笑)。9月もランガンで行くし~。
11日は9時開店で、先着特典のアニメ店長&道玄坂店長ノートやFate/Zero内輪を貰ってきた。
本館とコミック館がひとつになった単独フロアだが、書籍とCDとグッズの仕切りがなく、お目当てが見つかりにくい。店員さんに何度も聞いて親切に教えてくれるが、もう少し客目線で改良して欲しいな。
AVフェア渋谷店の特典は狙い目w。
戦国BASARA『バサラ祭2012~夏の陣~』に行ってきた。

『戦国BASARA』シリーズの総合イベント。今回は『戦国BASARA2』の内容がメイン。
毎回チケットが取り難かったが、今回はFCの「英雄の会」のおかげ。
バサラ祭で参加するのは2回目か3回目かw。
4月のディアガ以来の幕張で、6千人の観客が集合。

本日の出演者。コピペ(敬称略)。
abingdon boys school(アーティスト)。
森田成一(前田慶次役)置鮎龍太郎(豊臣秀吉役)関智一(石田三成役)石田彰(竹中半兵衛役)速水奨(明智光秀役)石野竜三(長曾我部元親役)中原茂(毛利元就役)玄田哲章(武田信玄役)
崎本大海(竹中半兵衛役)小田井涼平(豊臣秀吉役)久保田悠来(伊達政宗役)細貝圭(真田幸村役)吉田友一(片倉小十郎役)村田洋二郎(猿飛佐助役)広瀬友祐(徳川家康役)中村憲刀(武田信玄役)AKIRA(上杉謙信役)知念沙也樺(かすが役)真佐夫(前田利家役)別府あゆみ(まつ役)
小林裕幸(「戦国BASARA」シリーズプロデューサー)
ゲームより、アニメや舞台派なので、お目当てもいっぱいでたまらんw。

声優陣は「戦国ドラマ絵巻」と「トークショー」、俳優陣は衣装を着ないで「トークショー」、声優俳優がコラボしたバラエティコーナーの構成。西川貴教のトークショーや、コバpによる最新情報もありと、盛りだくさんな内容だった。
各所でレポがアップされるので雑感のみ。

前説から豊臣側陣営。石田さん&オッキーの絡みにウハウハだが、石田さんの声の調子もノリノリだ。
出陣まで2分30秒からスタート。カウントダウンでキャラクター紹介し、「Let’s PARTY」。

出演者トークショーの司会進行役は森田。「バサラってますかーっ?」と盛り上げと場繋ぎが絶好調。出たがりコバPは浴衣。
会場はバサラ祭初参加者が多かったが、声優キャストで初は石田さん。今日の石田さんは黒地に白のアロハシャツに白パン珍しい格好。元親の「アニキ」コールも初体験なので驚いてた模様。玄田さんはお久しぶり組。
トークショーでは「瓦版」からの質問に答える形。大阪城での3人の会話に、半兵衛が軽すぎ~w。自分のキャラが現代に生まれてたらどんな職業についてるか?で、速水さんの「よくないゲームクリエイター」やオッキーの「ボディガード」、石野さんの「町工場」や中原さんの「バッタ(もん)」が愉快。

舞台キャストのトークショーでは、客席から俳優陣が登場し、気楽にハイタッチ。久保田さんや圭さんは「ごきげんよう」で通すのかw。浴衣の別府さんはお喋り好きでいっぱいアピール。
舞台面白エピソードではやはり出た、初日の圭さんの鬘飛び事件!私も目の前で観てて大ウケしたが、裏では相手役の人も崩さぬように必死だったらしいw。『銀英伝』公演中で欠席の中村誠治郎からビデオメッセージが映り、自分の役以外で演じてみたい役の質問。誠治郎は家康役だと勘違いしてオーディションで筋肉をアピールしたが、三成役だと分り腕の袖を下ろしたという面白エピを披露w。みんなからの答えでは、謙信や忠勝が人気。AKIRAと知念が互いの役をやりたい、圭が俺のほうが英語が上手いから政宗、中村が体格的に秀吉、崎本が小さい家康と言っていた。小十郎と言った広瀬さんと、晩年の小十郎と通した吉田さんが印象。結局、三成を挙げたのはダレもいないのか!? 洋二郎さんは答えるのも忘れられて、最後にピンスポで「ザビィです」。舞台共演もした森田&洋二郎ならではの気安さかw。
舞台で好評だった「小十郎ゲーム」。仕切りは吉田さんでゲーム説明。結局、バツゲームは吉田さんで、ハンマー投げ「からの」シンクロw。

映像も含めて最新情報が流れる中、最も注目されたのが、11月に上演される舞台『戦国BASARA3 -瀬戸内響嵐-』のキャスト発表。
長曾我部元親役が『BASARA3』の戸谷から浜尾京介に変更。仮面ライダーディエンドからゴセイブラックに変わったかと先ず思ったw。その時期、戸谷くんは『ソウガ』の舞台があるし、マオは『WORKING!!』の舞台で好演したしね。
サプライズで浜尾くんが登場。アノ細っこい足ではたして「アニキ」と呼ばせる逞しさを出せるのか!?と思ってたら、本番までBASARAを勉強して体を鍛えます!と力強く意気込みを語った。頑張ってくれ。
毛利の小谷嘉一をはじめ他は続投。加藤靖久と朝倉佑太が参戦。会場もテニミュでお馴染みのホールで近場だし、2回は観に行きたい。

森田が読む矢文の指令書は「築城!! ジェンガ一夜城」。
声優俳優が其々「豊臣」「武田」「長曾我部」の3チームに分かれ、其々の巨大ジェンガが倒れないようにブロックを抜いて競うゲーム。チームリーダーのジャンケン勝負で抜く個数が決まるのがミソ。
豊臣チームばかりに注目w。オッキーはジャンケンは弱くないから大丈夫。隣同士で立っていた石田&崎本のダブル半兵衛だが、二人の間には厚い壁があったなw。涼平さん広瀬さんオッキーと長身の人に囲まれて、小柄な崎本さんや石田さんがやけに可愛く見えたw。他チームはあまり見てなかったが、ユニークな長曾我部は置いといて、武田の速水さんは浴衣から私服に着替えたのね。
負けチームへのバツゲームVTR。中井さん&森川さんがノリノリでコントしながら「名台詞公開ナマアフレコ」を指令。前にも観た謙信&かすがのエロ会話だが、石野&中原がやってもあまり面白さが出ないw。私にはまだ五飛&トロワだし。森田が「バサラはキャラを崩したがる」とジェンガに引っ掛けて終了した。

「戦国ドラマ絵巻」は前半と後半の二部制。
真田幸村と伊達政宗は声のみなのが残念だが、相手の親方様やアニキや光秀がよく合わせて臨場感はある。
舞台『戦国BASARA2』に出てきた場面が再現されて楽しかった。秀吉&半兵衛と三成VS慶次は、声のみだからこそ舞台以上の迫力がある。半兵衛と三成の「許可を」「三成くん」の場面は、舞台では一緒にいた家康なしで進行、たまに「宣誓しまーす」「頼んだよ」のコミカルさも含みながらじっくり聴けた。特に半兵衛が咳をしながら「もう少しで…」のくだりは、台本を見ずにじっと正面を見つめる石田さんから凄みが出ていて涙が出そうになった。舞台の崎本さんも悪くなかったが、やはり石田さんの芝居のほうが気迫があって心を打つ。表現力という点で、声も舞台も同じ土俵。崎本さんと誠治郎のこの場面の芝居ももう一度観たいなと思った。誠治郎がいないのが残念でならん。

西川貴教トークショーは、短半ズボンで太腿出した西川さんのコスチュームに注目。カメラが下からパンしてノリノリ。楽曲「WE aRE」に込めたメッセージを述べ、これからBASARAでレアキャラをやりたいと要望。実はバサラ祭は初参加で、「一キャストとして僕の歌で天下統一」を掲げた。

abingdon boys schoolの熱狂ライブ。色とりどりの沢山のライトが動く中、アリーナは総立ち。私はAブロックの前席だったので、立つ必要がなくて幸い。3曲立て続けに熱唱して、大いに盛り上がった。

出演者が再登場。総勢21人。
代表して舞台チームから5人が挨拶。声優チームからは石田さんが「皆さんからパワーを貰った」「一人残らず豊臣の軍門に下ったようだね」と言って拍手と歓声。
西川さんとオッキーが袖なし服がカブってることから石田さんに話がふられ、西川さんが「なにそのアロハ」とパイナップル柄をイジるが、「カブってないし」とつれない返事。『ガンダムSEED』からの二人の関係はまだまだ深まってないようだ。ちなみに秀吉の涼平さんはオルガ役で出てて、アスランとも絡んでいたのにね。
コバPからは、今年7年目でTVドラマなど色んな展開をしていますというコメント。
最後は「アニキー!」コールで終了した。

ファン仲間ともご一緒できていっそう楽しかった(^O^)。明日夜も一応参加予定。
イベント後は新宿でオールナイト。また智一さんだw。
舞台『タンブリング vol.3』を観てきた。

今年はフォーラムから赤坂ACTへ帰結する、舞台の第3弾。
前方サイドブロック席だが、思ったよりは観やすい。

2012年秋。隼体育大学から鶴島大学に編入し、新体操とは無縁の生活を送っていた水沢拓。ところが中学の同級生だった木下遼たちの半ば強引な誘いで、再び新体操の道を歩むが、過去のトラウマが再び襲ってくる…。

ドラマから4年後、『タンブリング』シリーズ初の大学が舞台。
ドラマで活躍していた「水沢拓」こと柳下大を中心に、元テニミュのキャスト陣が出揃い、男子新体操を通した成長や仲間たちの団結が描かれる。
新体操の難度も増し、経験者のアンサンブルの演技には、変わらず感動させられる。
新垣里沙が率いる女子新体操のパフォーマンス、ダンサーのダンスなど見どころもいっぱいだ。

制服も着てるし、前半のやり取りは子供っぽ過ぎて高校生にしか見えないw。
座長の柳下大はほぼ真面目モードで、真摯な芝居や動きには好感。
木下遼@馬場徹は、『新・幕末純情伝』の龍馬みたいなキャラで、オーバー過ぎる芝居が面白い。月岡悠人@佐々木喜英は、イベントでも話題にしてた手持ちの鏡を話のネタにしている(笑)。
ばーちょもヒデも、台詞の声がとても良くて聞き取りやすい。3人が唄う場面は、D☆DATEに加入したトモの歌もいいが、ばーちょやヒデの歌のほうが声が出ていてやはり上手い。今回はこの3人の歌も聴きどころだ。
日吉@木戸邑弥、南@春川恭亮の熱気もいい。金崎@青柳塁斗と火ノ原@延山信弘はダンスも担当だが、新体操のパフォーマンスでは延山くんが一番光っている。土橋@志尊淳が思ったより頑張っている。
志尊と同じD2の土屋シオンは、男子新体操とは縁遠いポジションなのが残念。マネージャーの西村@浅香航大は仕方ないとして、馬場くんのレオタード姿は舞台では拝めなかったか。
昨年もそうだったが、男子新体操のマネージャーってどうしてこうも長身でイイ体をしているのか、勿体無いことだw。

日替わりゲストは、良知真次(不知火友哉役)と鮎川太陽(南裕紀役)。『スリル・ミー』のスーツから一転、赤いラインのジャージ姿で登場した良知さんは、まだまだ高校生にも見える爽やかさw。春山@石井正則と比べた鮎川くんの長身にスポットがあてられ、vol.2の掛け声を合わせて盛り上げた。
それにしても、2020年からタイムスリップしてきて、カラ高のレオタードを届けにきたって、どんだけムリな設定なんだ!?(笑)せめてvol.1ならカラ高との接点もあったし、良知さんにはvol.1のキャラで出て欲しかったな。ライフの『夏祭り』がなかったら、ミカシュンにもこっちに一緒に出て欲しかった。
本日のメイン出演者で、『タンブリング』シリーズに二回出ているのは、柳下と良知だけなんだよね。

長身の鮎川くんに良知さんが「カブってる」と言ってて、ちょっと『ゴーバスターズ』が浮かんだw。
水沢が木下に「ダチは見捨てない」と言って、拳を突き出す様子は、まるで『フォーゼ』みたいだw。
高校生の時と違って大学生は、現実と夢とを見定め、よりシビアな将来への決断を迫られる。木下に降りかかった災難は、現実でも有り得るので、ひっそりと身につまされた。でも馬場くんのスーツ姿は、前日観た『クールの誕生』のキャスト陣とソックリで何だか可笑しかった。

パンフは2種。開演前の物販はスゴイ列で、別にパンフ売場を作って欲しかった(前日までは設置していたとか)。
帰りのお土産にビタミン炭酸を配布。
次は9月の凱旋公演。
club LIFE 15 Anniversary year!『夏祭り』に行ってきた。火曜日に続いて2回目。

Studio Life 15周年記念イベント第3弾。
今回観るのは「Special Showcase in WESTEND II」。ダンスあり、コントあり、なんでもありのパフォーマンスショーの第二弾だ。

案内人は牧島進一。ステージパフォーマンスの数々を快活に紹介するが、「出し物」ってw。

仲原裕之が韓国な曲に合わせて、スタイリッシュなダンス。『銀英伝』の本番前後に稽古をしていたそうで、終わった後は息が切れて喋れないw。
鈴木智之はミュージカルな2曲に合わせて、ファンキーなヒップホップダンス。ハットとグラサンがよく似合う。
原田洋二郎は、クレヨンの自筆画4枚と椅子と映像とのコラボダンス。バレエの要素も取り入れたという。
松村泰一郎と緒方和也は朗読。松村くんの「今昔物語」はややつっかえて、あと少しの出来。緒方さんの「待つ」のほうが聴き応えもあり。

合間に、牧島さんが「歌いたくなった」と用意した長机のエアピアノで歌を唄い、赤いボクサーパンツと赤いハチマキで現れた荒木健太朗が、あのネタのパクリダンス(笑)。ランガンのイベントで本物を観たことはあるが、牧島&荒木コンビも息ピッタリでとっても可笑しかった。アラケンの無表情とニンマリのギャップがカワイイ。

サプライズは、マリリン・ボンノー(林勇輔)。金髪に白いロングドレス、ほっそりした体と綺麗な肌にデカイ胸、本格的なメイクとマニュキュアでとても美しいのに、その口からは毒を吐くw。
「私の50回目の命日の5日後」と称し、ハッピー・バースデー♪祭り。アコーディオンは前の夫のアーサー・ミラー(安西ハジメさん)。マリリンとアーサーのシュールな掛け合いも愉快。
客席のお誕生日に近い人たちをしつこくイジりながら、「生きるって辛いこと」「でも生きててありがとう」とハッピー・バースデー♪をセクシーに熱唱。他のみんなもマラカスやらを持ってきて盛り上げる中、明るい煩悩世界が広がった。

これがフィナーレかと思いきや、最後にもう一回、牧島さんの歌とアラケンのダンス。最後にバケツを被ってキュートに決めたアラケンだったが、結局、ふた言しか喋ってないわw。何をやってもカッコイーけどね。

約100分。劇団員の新しい一面も見られて、それなりに楽しかった。
夜公演のヴィジュアル系(三上俊&冨士亮太)も観たかったが、別の予定が入っていたので断念。
それにしても『銀英伝』が休み中も、フル活動するスタジオライフのメンバー。明日からも頑張って。


コミケ合わせな気もする『銀英伝』休演日。
第一章「銀河帝国篇」と第二章「自由惑星同盟篇」のDVD上映イベントを劇場で開催する。
第一章のラインハルトとキルヒアイスが懐かしく思い出されるので観たかったな。

松坂桃李も崎本大海も共に連ドラに出ていたが、片や戦後すぐの話、片や戦時中の話だったので、どちらも短髪なのが好印象。
崎本くんは11日と12日に『バサラ祭』のイベント、松坂くんは26日に『王様とボク』のイベントに出演予定。二人とも色々と忙しいことだ。

そういえば、あっという間に7年後に飛んだ『ぼくの夏休み』。仮面ライダーディケイドとゴーオンイエローが兄妹もどきになっているのも興味深い。
『出居産業グループ株主総会~フォア・ザ・チーム~』第二部に行ってきた。

Dステ『クールの誕生』裏会社企画“出居産業グループ”の各社社長が集まる株主総会。
ちなみに“出居”とは、D-BOYSの“デイ”(笑)。
要は昨年の『ヴァニスの商人』と同じく、キャストの公演成功に懸ける意気込みや稽古の模様を、ファンの皆さんにお見せして、一緒に盛り上げていただこうという企画イベント。

並びは左から、牧田哲也、山田悠介、堀井新太、柳浩太郎、鈴木裕樹、三上真史。
公演委員長は牧田で、宣伝隊長は山田。MCは三上とズッキー。
前半はみんな社長の括りで、ネクタイにスーツのリーマン姿。ズッキーの眼鏡スーツはよく似合う。山田が意外に落ち着いてイイ感じ。
もうひとり加治将樹社長は「ストレス」講演会の出張中で映像のみ。でも9月でDボ卒業だから、あれこれの柵から逃亡したようにも見える。

“出居産業グループ”のこれまでの業績を報告。今までのイベントや舞台のタイトルが微妙に変わってる(笑)。そして損失を出した輩からお詫びの言葉。
稽古場の映像が出たり、社長の枠から離れた役柄の説明や関係も報告された。
舞台での彼らは、課長や平社員などの役。
“普通”のサラリーマン役って、意外と難しいと思う。たぶん悪役なんかよりも。それも1960年代の空気を出さなくてはいけないし。色んな面で期待よりも不安がよぎってしまう。

今回は珍しく柳がみんなと一緒に飲みに行ったという裏話。でも柳は、山田や新太には好意的だが、牧田や三上には厳しい~ということがわかったw。ズッキーへは特別視なのかな。
ズッキーは進行やフォローや盛り上げ役に徹していたが、常に表情に陰りがあって気になった。中間管理職の悲哀という感じか、本人は心底にイベントを楽しめていないようにも見えた。

最後の挨拶で「チケットが売れてないから」とぶっちゃける柳。周りも否定せずに、山田たちが懇願する様子が愉快。
“社員証”を集めた特典のシートを見せたり、其々が「面白くするから」と意気込みを語ったりして、1時間が終了。

終演後は、チケットを買った人には握手会。
チケットを買わない人はさっさと退出。
宣伝隊長の山田から宣伝協力のお願いで、出口でチラシ5枚組を配布。
GROUNDオリジナルの水は嬉しい。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索