映画『マダガスカル3』2D吹替え版を観てきた。

アフリカ大陸からニューヨークへ帰ることにしたライオンのアレックスたちは、ペンギンズを探しにモンテカルロのカジノに潜入するが、デュオボア警部率いる動物管理局に追われる。逃げるアレックスたちはサーカス一座の動物たちに救われ、ニューヨーク公演を目指すが、執拗な追跡が迫る。

『マダガスカル』シリーズをちゃんと観たことがなくても、あら筋を知っていれば大丈夫。
ニューヨークの動物園から脱走し、マダガスカル島とアフリカの大自然で暮らしてたアレックスたちだが、ここにきてホームッシック。されど、実際に自分たちがいた動物園の狭い世界を再び認識することで、結局は魂と体の“自由”を求めていたのだと知る。
“自由”とは自分ひとりだけでなれるものでも、自分だけがなるものでもない。手助けしてくれる“仲間”がいてこそ。そして“仲間”と共に力を合わせてなるからこそ、達成感も喜びも大きいのだろう。

アレックスたちを助けてくれる最大の功労者が、今回のお目当てのペンギンズ!
スパイばりの発明・戦闘・変装に加え、商人まがいの資金源と交渉もお手の物。まさにプロの頭脳集団。
トム隊長の声の飛田展男のクールドライな声がいっぱい楽しめて満足v。コワルスキーやリコはもちろん、新人も頑張っていたよね。
テレビの『ザ・ペンギンズ』シリーズも良かったが、本元の主役を食いそうな今回の活躍ぶりは面白さも倍増。

デュボア警部の執拗な攻撃も、もはや人間ではないほどの強烈なキャラクター。高乃麗の怪演も冴え渡る。
サーカス団のビターリは凄み抜群の菅生隆之。かつての失敗で悩んでた彼に、アイデアを授けて再び自信を取り戻させるアレックスとの友情がイイ。“小さな穴”が布石となって、いざという時ビターリが仲間と共に颯爽と鍵穴を抜ける。その描かれ方は一瞬だが、“自由”への飛躍にも見えて面白かった。
ジアの園崎未恵は、キュートな色気のヒロイン声。アレックスとの絡みも甘い。
お調子者のステファノの声は、最初は三ツ矢さんなのかと思ったら、堀内賢雄だった。芸達者でテンション高くて抜群。

キング・ジュリアンとモーリスの声は、おぎやはぎの二人。モートの山口勝平の声もたまに聞こえる。
アレックスの玉木宏、マーティの柳沢慎吾、グロリアの高島礼子、メルマンの岡田義徳はシリーズ続投。さすがに役によくハマってて違和感がない。

空中サーカス団のきらめく光景、アフロヘアーの愉快な集団、ダンスに歌と、まさにドリームな映像づくし。デュボア警部への逆襲はあっという間で、シニカルでスマート。
笑って発散させる、今夏一番のハデハデでキラキラな映画だった。
『銀河英雄伝説 撃墜王』の2回目を観てきた。

今日は1階前方センターブロックと最適な席。
なのに、ずっと襲いかかってくるこの眠気はなんだ!?

スパルタニアンの掛け合いは、軽快で熱くて青春していて、とっても楽しい。
キャストの個性も生きてるし、日替わりネタもそれなりに笑える。

だが、ラインハルトとキルヒアイスが出てくると、途端に観るほうのテンションが落ちる。
芝居以前の問題なのか、観るのも聞くのも忍耐がいる(^^;。
ニコラス・エドワーズは見た目はいい。横尾渉は見た目からしてイメージじゃない。
二人の芝居はつまらないし、横尾さんは何を言っているのかさえ分からない。ジャニーズの実力ってこんなモンなんだろうか。二階堂さんの芝居はチャーミングなのだが。
彼らに関わるリンチの高山猛久の芝居も冴えない。ルビンスキーやレムシャイドのやり取りも分り難い。
帝国側の占める部分が思ったよりも多いのが災いして、舞台全体の士気や纏まり感を下げていたように思う。

春に観た『自由惑星同盟篇』が良かっただけに、キャラクターの喪失感も大きい。
二幕以降はテンポが悪く、さしたる進行もなく、あっという間に終わってしまて物足りなさもある。
結局、仲間の鎮魂を胸に大切な人を守るため俺たちは戦う、という話だったのか。
もとい、イイ女を見る目を男は養わなくてはいけないという教訓かw。

キャスト目当てに観る人は、それなりに満足はできたと思う。
ポプラン(中川晃教)のユニークなキャラクターと美しい歌声は魅力的。
コーネフ(中村誠治郎)が本で何回頭をボカスカやるか、ハンナをめぐってのコールドウェル(二階堂高嗣)とモランビル(三上俊)の恋の鞘当も注目だ。脱いでもすごいクラフト(川隅美慎)の裸に、今日は笑いは起きなかった。ザムチェフスキー(内藤大希)は前回よりもネタ振られ担当。モランビルとブルームハルト(松村泰一郎)のケンカはライフ的にも見所w。ブルームハルトの「名演技」は、松慎の演技と似ていたw。シェーンコップ(岩永洋昭)のチュに周りの声が煩すぎw。アドリブがどんどん増えて活気づく。

今回の舞台で一番の掘り出しは、リンツの海宝直人。実にイイ声で台詞も知的で穏やかで聞き取りやすい。話し相手の松村くんの声が子供ぽく聞こえちゃう。殺陣やアクションも見せるし、キリリとした男っぽい魅力を感じる。ここで唄ってないのはホントに勿体無いが、別の機会に出番を与えて欲しい。

場つなぎで映像がふんだんに出てくるが、舞台の動きとの融合性がないので、面白くはない。
いくら美しく迫力がある映像でも、ただ単に見せられたら、普通のアニメ美術と変わらないと思う。

カテコは3回。土曜日にあった、中川さんのフリからのキャストの挨拶はなく、あっさり目だった。

芝居が拙いキャストは別にして、今回は脚本や演出があまりに拙かった。
この舞台は2回観るだけで十分。その分スケジュールを変えて『裏僕2』を2回観ればよかったな。
11月の『銀英伝』も観る予定だが、キャスト発表もまだなのに先行予約する気にもなれない。それにオフィシャル最速先行で取った席がイマイチなのは、『撃墜王』でわかったw。


宝塚の宙組公演でも『銀河英雄伝説』が10月に上演。アニメイトにチラシがあったのもビックリ。
定評ある小池修一郎の脚本・演出なので期待はできそうだが、観る気はしないw。
『コードギアス 亡国のアキト 第1章 翼竜は舞い降りた』を観てきた。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品。
時系列的には、『反逆のルルーシュ』と『R2』の間の話で、ヨーロッパを舞台としている。
今年、立て続けに舞台化やミュージカル化がされたが、このOVAも『コードギアス』シリーズの新プロジェクトの中の一つ。

日本が神聖ブリタニア帝国に占領されてから7年。日本はブリタニアの植民地「エリア11」として圧政を受けていた。
そんな中、ヨーロッパの戦場で、ユーロピア連合国の使い捨ての駒として送り出される「wZERO」に所属する日向アキトは、生存率の低い戦いに身を投じていた。

ナイトメアを投入したメカアクションが熾烈で迫力満点。
さすがSFロボットのサンライズだ。
しかし、少年兵たちに自爆を強いる戦い方は、戦時中を思わせてイヤになる。僕が死んだら、これで家族が生き延びられる…なんて哀しいネタも欝にさせる。

第1章は設定とキャラ紹介。全4章なので「起」の部分のみ。
主人公の日向アキト(声:入野自由)は、おさげ髪で、らんまやデュオを思い出させて惹かれそう。普段は感情を表に出さないが、仲間たちへの情も感じさせたり、戦闘中は残酷な顔を曝け出したりと、クールな中の複雑な内面性はまさにダークヒーロー。序盤の戦闘での唯一の生還者ぶりは、どこぞのキリコ・ビューティーなのかと思った(特異点か異能生命体?)。そういや、キリコに似てるっぽいw。
「wZERO」の司令官になるレイラ・マルカル(坂本真綾)は、戦場でも長い髪とスカートの格好は置いといて、まずまずのヒロインぶり。
不良テログループの三人(日野聡 他)の扱い、オスカー(森久保祥太郎)の描き方には特に目新しさはない。
ブリタニア帝国では、シン(松風雅也)の非情な暗躍に注目。“ヒュウガ”という名前からして、アキトと兄弟なのか? 

第2章予告には、スザクやC.C.の姿が。やっと物語が動き出す。
2012年春に第2章公開予定。かなり間があるのが難。

主題歌は坂本真綾の「モアザンワーズ」。
赤根和樹の監督なので、やはり『エスカフローネ』を思い出す。劇場版の舞台挨拶の時、真綾ちゃんは16歳だったかな。

入野くんは先日舞台に出ていたが、真綾さんは来月舞台を控える。祥ちゃんもね。
club LIFE 15 Anniversary year!『夏祭り』に行ってきた。

15周年記念イベントの第3弾。
夏祭りと称し、日替わりで様々なイベントが開催される。
本日はシークレットイベント「スペシャルトークショー(タイトル未定)」。
内容はシークレットで、出演者にある法則が…と書いてあったが、会場に着いてやっと悟る。
『トーマの心臓』についてのイベントであった。

オープニングで倉田淳が、上演までの経緯や初演について熱く語る語る。総合司会の藤原啓児もテンション高い。二人して話がとまらない。初演の劇場は「ココなんです!」と舞台装置の位置も懐かしく話す。

『トーマの心臓』初演映像。22分位に纏めてくれたもの。私はもちろん初見だ。
16~17年前の作品で映像は古いが、「アヴェ・マリア♪」の曲が流れ、一気に世界に引き込まれる。名台詞が散りばめられ、涙までこみ上げてくる。そうそう、先月の『スリル・ミー』を観てて思い出したのだが、アンテとオスカーって、前半の「私」と「彼」みたいだなと思ったりw。

映像に登場した人物たちが、顔を隠しながら登場w。白い燕尾服や黒いスーツでパリっとした格好。
左から、藤原啓児、石飛幸治、笠原浩夫、山崎康一、林勇輔、山本芳樹。そして司会は倉田淳。芳樹さんだけは初演に出ていないけどね。劇団員を親しげに「トビちゃん」「ニョロ」「金ちゃん」と呼ぶ倉田さんがお茶目。
それぞれに、映像を観ての感想、トーマの心臓をやると聞いての思い、当時の稽古について語って貰い、懐かしい話に花が咲いた。新人たちを稽古に導く前の作業を受け持った藤原“鬼軍曹”についても。
『トーマの心臓』が自分の人生にもたらしたことについて、其々から感慨深い言葉が聞かれた。

その後、6人で『トーマの心臓』ワンシーン再現芝居(笑)。クッションや椅子が出てくるだけで、すぐ「お茶会」のシーンだと分かるw。6人でクジを引いて役を決めるシャッフル式w。藤原さんが真っ先に「アーーーッ!」と奇声w。台本をもった芝居だが、こういう試みも新鮮。後輩たちから代わる代わる、頭(髪)を触りまくられ、首までイジられる藤原さん(爆笑)。終了後は、くれぐれも口外しないでと念を押されたw。
スペシャル企画で、山崎さんがトーマの詩を朗読。9年ぶりだという。バックの映像や音楽が膨らませた。

最後はそれぞれが挨拶。倉田氏が「私たちの新しい出会いと命」「私達が死んだあともやって欲しいw」「ここで、もう一回やりたい」と意気込み。その時はイイ椅子を用意するから3時間お付き合い願いたいとw。
今日はクーラーが効いてて快適だったから気づかなかったが、この5日間、実はクーラーが効かなくて、暑い中でお客様に耐えて貰ったという。そういうお客様のおかげだと、藤原さんがしみじみとお礼を述べた。

前説を担当したフレッシュ5人が、合間に稽古したハンドベル演奏。お披露目の時とは違う曲「アヴェマリア」で何とかやってくれた。次世代を担うフレッシュたちに倉田氏が送った言葉は「借りてきたネコ」(笑)。字面通りにやったが、いつかシュロッターベッツの制服が着れるといいですねと。キビシーっw。
ともあれ、『トーマの心臓』は若い人たちに引き継がれていく、スタジオライフには永遠の作品。その時は石飛さんたちはギーゼン駅の人たちでw。

2時間近くだったが、中身の濃い楽しい内容だった。
漫画『トーマの心臓』は40年近く前から好きだった萩尾望都作品。そしてスタジオライフの『トーマの心臓』は、私にとっても観劇の“原点”であるのだ。これからも大切に見守っていきたいと思う。

次回参加する夏祭りは、パフォーマンスショーの第二弾。
『銀英伝』の休演日なので、キャストたちが出演してくれる。
LEMON LIVE vol.9『Woo!! man』を観てきた。

レモンライブの舞台はいまひとつ感があるが、今回は面白そうかもと取ったもの。
ひとり男女二役、登場人物14人が繰り広げるドタバタコメディ。キャストも個性的な実力派が集まった。

舞台はとある「おかまバー」の控え室と「温泉旅館」の和室。
サラリーマン・チームは企画した韓国アーティストライブを前に、おかまに変身しようとすったもんだの騒ぎ。一方、彼らの母親たちはそのライブを観る前に旅館に集合、すったもんだの騒ぎになる。巻き込まれた若女将たちは…。

控え室と和室をひとつの舞台に作り上げるシチュエーション・コメディ。
サラリーマンたちの本当の目的が掴み辛く、借金やトラブルなど色んなことが隠されていたので、最初はとっても取っ付きにくかった。
加えて、キャストの女役と男役の早着替え。いくらスピードを要求されてるとはいえ、あんなオカマな女たちはナイわ(^^;。サラリーマン達がオカマにも変身するから、二重になってキモイこと(^^;。
特に、恒吉梨絵が演じるヒカルはただのガラの悪い女にしか見えず、岩渕敏司が演じる良子は宝塚風とはいえ普通のオタク男にしか見えなかった。女や男を役として演じるなら、声や動作などもっと役作りして欲しいよ。

一番良かったのは、植本潤の城島幸子かな。ちゃんと台詞も歌声も女として聞こえるし、暖かく包み込むような笑顔がとてもステキ。癒された~。でも植本さんの男役の拓也は、あんまり印象に残らない。
松本慎也は定評のある男女役で、派手に大活躍。ひろみとしては飛び込みアクションを披露、アヤしくなまめかしく昼ドラしていたw。まさるとしてもパソコンを操り韓国語を操ったりと、颯爽としたイケメンぶり。
岡田達也、山路和弘は、元々長身の男前だけに、女性役だとゴツくていまひとつ。
きだつよしは小柄だけど、キャンキャンと黄色い印象w。

キャストの怪演は別にして、斎藤栄作の作品自体に反発した。
息子をもつオカンたち(50代~60代)の描き方があまりにヒドイ(^^;。
5人のうち誰ひとりとしてスマホを扱えず、だったら普通の携帯を持てよと思うのに、息子に勧められたからと安直にスマホに機種変更する思慮のなさ。周りの客に迷惑だからと若女将に何度も注意されてるのに、何度も何度も大声を出してバカ騒ぎするモラルのなさ。しかも吹雪で道が閉ざされてる真夜中に、息子に会わなきゃと一斉に旅館を後にする無鉄砲さ。
いくら設定上仕方がないとはいえ、そんなおバカな母親像しか描けない作者に無性に腹が立った。若い観客はそれでも笑っていたが、年齢を重ねた人たちは見ていて愉快な気分ではなかっただろう。
観客の一部を敵に回したな、作家さん。今週からの『MACBETH』にもあまり期待がもてなくなった。

どうせなら全員が男性俳優だったら面白いと思うのだが、萌えがないのがつまらない。
途中何度か眠気が出てきたが、最前列だからと我慢した。
前半にステージに降らせた雪の切れ端がずっと残っていて、とても気になった。

ダブルカテコ。早着替えのキャストに拍手は送ったけどね。
岩渕さんが仕切りで、恒吉さんから二度もコメント。他のキャストからも一言ずつ欲しかった。

きだつよしさんは今年後半は大忙し。
8月下旬からの『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』の脚本と演出があるが、ここで舞台に出ていて大丈夫なのか?
9月からの『仮面ライダーウィザード』の脚本(メインライター)もあるが、魔法を見ながらイエローなスカートのきださんを思い出しそうw。
『オトメイトパーティー♪ 2012』の二日目の夜に参加してきた。

朗読劇とバラエティとライブのイベント『オトパ』も5周年。
毎年チケットが取れないでいたが、今回は割と近場のフォーラムAでキャパも広く、何とか後方席が取れた。参加するのは3回目だっけ? ほぼ満席。
特にお目当てな出演者はいないが、たまには声優イベントもよし。
前説はウキョウさん。

出演者はタイトル順番で、『十三支演義~偃月三国伝~』趙雲役:鈴村健一 曹操役:鳥海浩輔 袁紹役:平川大輔/『恋愛番長2 MidnightLesson!!!』恋愛番長役:森久保祥太郎 ヤス役:寺島拓篤 ホスト番長役:森川智之 ヤンキー番長役:吉野裕行 癒し番長役:鈴木千尋/『薄桜鬼』土方歳三役:三木眞一郎 沖田総司役:森久保祥太郎 斎藤一役:鳥海浩輔 藤堂平助役:吉野裕行/『AMNESIA』シン役:柿原徹也 トーマ役:日野聡 ウキョウ役:宮田幸季。

MCは祥ちゃんとトリさん。なので『薄桜鬼』は最初は土方と平助のみ。
新作は『十三支演義』と『AMNESIA』。日野&宮田はオトパ初参加。
『番長2』はオトパでは初だが、番長はそこかしこにいるので結構賑やかw。年長のモリモリが意気揚々w。

朗読劇。『十三支演義』はブラック袁紹w。これに劉備な石田さんがいればなお面白かったのに~。『番長2』は肝試し対決w。『薄桜鬼』の隊士募集は、八番組と一番組と三番組と副長のアピールに会場が拍手で決定w。『AMNESIA』は新作ゲーム発表にアニメ化決定とビッグニュース。『十三支演義』や『番長2』のキャスト陣もアニメ化を狙うコメントがあったりw。

バラエティ。トリさんチーム(黒)と祥ちゃんチーム(灰色?)に分かれて、一心同体リレーアート。みんなでひとつの絵を完成させて、キャプテンに回答して貰うゲーム。お題に沿ってひとり10秒×4人。ひとりが会場を回って、お客さんに制限カードを引いて貰う。1階席にはちーちゃんがキュートに来たり、スズがヒャッホーなテンションで大周りしたりと客席を沸かせるw。回答が出ている間、グラサンかけて見えない状態の祥ちゃんやトリさんが意外とカッケー。
負けチームにはメロキュンワード。勝ちチームが周りを飾ってはやし立て盛り上げる。寝転がって言うモリモリには人口呼吸がw。最後のカッキーは、みんなに一斉に囲まれながら目を合わせて言うので、見た目がちょっとBLぽかったw。

合間に、新作PVがあれこれ。
アーティストは、『薄桜鬼』の吉岡亜衣加、『番長2』の番長feat.YASU、『AMNESIA』の織田かおり。

エンディングは、作品ごとにコメント。『薄桜鬼』も2008年からで5周年と思いを込めたよっちんのコメントが印象的。
会場みんなで「オトメイト!」コール。
最後に、シンから始まって土方まで、キュンメッセージを言ってランプに光を灯して終了した。「See You Next Party!」。
来年は『L.G.S』とか入って、お目当ての声優さんも来そうな予感(^^;。あわわ。
『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』&舞台挨拶を観てきた。

昨日は『フォーゼ』メインで観たが、本日はお付き合いで『ゴーバスターズ』。

「東京エネタワー」周辺のエネトロンタンクを街ごと亜空間に転送させようとする、ヴァグラスのエンターの野望を打ち砕くため、立ち向かうゴーバスターズ。ところがバスターマシンが出撃できない事態に陥り、バディロイド・エネたんの出番となる。

潜水艦形態のバスターマシンが登場。バディロイドのエネたんは、生意気なツンデレ系だが、話のキーマンとして活躍。声の辻希美はいかにもなアニメ声。
ブルーにレッドにイエローまでがウィークポイントを突かれる窮地の中、助けに入れるのがアレだけとは頼りない。陣マサトもビートも早々とリタイア、彼らの活躍は冬以降に持ち越しかな。
今回はやっぱりエンターが印象的。メガゾードに自ら乗り込み操縦するエンターは髪型も変わって、妙なハイテンションで奇声。釣られて黒木司令官も奇声w。
三本の牛角みたいなスチームロイドの声は楠大典。

蒸気噴出のためスチームロイドがいっぱい水を必要としたり、噴水に海中に海面が舞台だったり、水しぶきが存分に飛び散ったりと、酷暑の中の映画館にいかにも涼しげな空気を送ってくれた。


上映後、初日舞台挨拶。
後方扉から出てきた、鈴木勝大、馬場良馬、小宮有紗、松本寛也、そして陳内将、柴崎貴行監督が登壇。エンターの陳内くんはサプライズで、エンターとしては初見え(嬉)。MCは昨日に続いて麿さん。

鈴木くんはちょい緊張しいだが、馬場くんはいつものひょうきんぶり。
松本さんの前に鈴木くんが出てきて、お約束の「カブルんじゃねえ!」(笑)。隣の陳内くんもカブル始末w。
男前の柴崎監督は「司令官じゃないですよね?」のフリに、「イエー!」と劇中のテンションw。はりきって東京タワーのTシャツ着用w。

エンターは撮影時から「オレ主役だよね」と言ってたそうで、「視点を変えなくてもエンターが主役」と陳内。海からビショビショになって出てくるところは気持ち良かったと強がりw。でも操縦する場面で変えられた髪型を、小宮さんから「ゴキブリみたい」と言われ、強烈なエンター返しにヘコむ陳内w。
陣さんは顔から消えていったが、あれはメガゾードの転送と同じなので上から消えるのが正解と監督。エンディングの東京タワー展望台のシーンは、好きにやってイイ!と言われて楽しんだ模様。

最後にみんなで決めポーズ。しかもエンターも、監督も、というムチャブリw。
鈴木くんが「イイ頃合になったら、みんなでゴー!って言って下さい」とアバウトな指示w。マイク置いてレッド、ブルー、イエロー、ビートバスターとやった後、陳内がグラサン付けて「エンター!」(爆笑)。仕切り直しでもう一度やったら、今度は監督が「ディレクター!」(笑)。あとの二人に持ってかれて終了。
やっぱ悪者がいるとひと味違うわ。思ったより楽しかった。
宇宙キターッ!のあとは、銀河にキターッ!

『銀河英雄伝説 撃墜王』を観てきた。
銀河劇場で銀英伝。でもいまだ1週間前のスリル・ミーが抜けてないw。

今年4月に上演された「自由惑星同盟篇」に出てきた、同盟軍の「撃墜王」スパルタニアンのパイロットたちの物語。
原作は田中芳樹。今回の話はよく知らないので、新鮮な気持ちで観た。

前半のイゼルローン攻防戦までは、「同盟篇」の展開とも重なっていて気楽に見れる。
キャストの個性や芝居により、どのキャラクターも生き生きとして、コメディ感覚も溢れて笑いもたくさん起きる。
オープニングや戦闘中に流れる「カルテット」。中川晃教自ら作曲したもので、単純明快なリズムが心地よく、何度も流されると頭に残りそう。
一番心に残ったのが、仲間を失った絶望と責務感を唄ったバラード曲で、中川さん@ポプランの心情がしみじみと染み込んできた。
この舞台そのものが、中川晃教に唄ってもらうステージだからね。
でも今日の中川さんは、台詞を何度か噛んだりと潔い茶目っ気ぶり。中川さんというより、中川さん本人の歌とギャップのあるキャラクターが面白くて好みだ。

カルテットの歌は、「毒舌王」コーネフ@中村誠治郎の声はよく聞き取れるが、シェイクリ@大山真志には苦手なキィなのかな。ヒューズ@仲原裕之は家族思いの良き父親ぶりをアピールして好演。
1ヶ月前は同じ銀河劇場で『ギアミュ』のユフィをやっていた三上俊が、今度は軍人役で出るのも一興。ミカシュン@モランビルは知的な発明ぶりで結構目立って出番もある。
川隅美慎@クラフトは裸になってサービスw、筋肉がある男っぷりだ。
内藤大希が出ることを認識してなかったがw、モランビルの後輩ザムチェフスキーとして思ったよりも出番や台詞がある。
海宝直人@リンツがやけに男っぽく頼もしく見えたが、最後まで期待していた歌がなくて残念。松村泰一朗@ブルームハルトは細面だな。
仮面ライダーバースだった岩永洋昭が、シェーンコップとして参戦。逞しい肉体と女殺しの妙技を見せるw。
Studio Life派としては、三人が馴染みのメンツと様々に絡んでくれるだけでも嬉しい。特にミカシュンと誠治郎の場面は、『裏僕2』の岩崎大と根本正勝の絡みを思い出させて胸が騒いだ。

今回はKis-My-Ft2の二人が参入したことで、チケットが取りにくかったという。ジャニーズを入れなければ銀河劇場は埋まらなかったのだろうか。
コールドウェルの二階堂高嗣は、表情豊かで光る芝居をして好感。何となく中川さんの弟のような、似たオーラがあるw。
キルヒアイスの横尾渉は、先ず滑舌や台詞回しから考えたほうがいい。説明台詞が多いが、何を言ってるのか殆ど把握できなかった。キルヒアイスの知的で静かなイメージとも程遠い。後半にかけてやっとキルヒな感じが出てきたが、もう少し役作りを練り上げて欲しい。
ラインハルトのニコラス・エドワーズは甲高い声で真面目だがオーラが足りない。
ラインハルト&キルヒアイス、まがいものというか、急ごしらえな感じであった。

ナオミ@長澤奈央は、先ほど観た劇場版『フォーゼ』にも出ていたw。
自分を振った男への私怨と復讐のために、何百という命を道連れにする行為は、どう見てもイカレてる。ホントにこんな話が原作にもあったんだろうか?(^^;

楽しい前半、哀しい中盤と比べて、二幕に入るとテンポが落ちて凡庸で停滞。眠気がこみ上げて、ふっと意識がなくなりそうになった。
映像はものすごく飛躍。吸い込まれそうな宇宙と、質感のある機体や船体など、美しくも壮大だ。
ラストにかけてのストーリーもいまひとつの盛り上がり。2時間位に颯爽とまとめて欲しかった。

終演後、中川さんから自分の台詞噛みで「人間ですから」とお詫びの言葉w。ジャニーズの二人からもコメントを言わせる。天宮良さんにもコメントを振ったところ、本人は既にマイクを外していて、隣の大澄賢也さんのマイクを使うが、大澄さんの耳元にキスするような接近ぶりで、見ていてエロかったw。マイクのことで、とってもウケていた二階堂くんw。
その後はさっさと終わらせて挨拶する中川さん。このフリーダムぶりがイイ。
来週もう一回観劇予定。

11月には早くも銀英伝『輝く星 闇を裂いて』を上演。
「薔薇の騎士」連隊の話だから、シェーンコップの岩永さん続投で主演なのかな。
『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』&初日舞台挨拶を観てきた。

2大ヒーロー夏の祭。入場プレゼントのカード。DVDパンフ購入。
『フォーゼ』の前に『ゴーバスターズ』があったが、それは明日に持ち越し。
予告の仮面ライダーオーズの2人の『PIECE』がめっちゃ気になるw。

仮面ライダー部が、ある団体の依頼で、世界を破滅させる衛星兵器XVIIを破壊する役目を担い、宇宙へ旅立つことになる。ところが彼らの前に、破壊工作員と宇宙鉄人が現れて妨害、壮絶な戦いの火蓋が切って落とされるという話。

フォーゼ一年間の集大成。
「機械とも友達になる」と宣言した弦太郎だが、その覚悟を自分で裏切って後悔するという皮肉な結果が辛い。
冬の映画でもそうだったが、仮面ライダー部のみんなが弦太郎のために体当たりで動く光景には、思わず涙が出てしまった。友達のために懸命にやる姿ってホントに熱くなる。まして今回はライダー部の面々だけじゃない。顔ぶれだけでもテレビ版の総集編みたいで、懐かしくほころんじゃう。中には、味方とは思えない顔もいたけど、それさえ笑い飛ばせる勢い。
これは、ドラゴンボールでいう“元気玉”みたいなモンだね。
それも、ひとりひとりが足を使って言葉で思いを伝えていく、手作り感覚の元気玉。必死に駆け回る仲間たちの汗の輝きが眩しく映った。

先日観た『ダークナイト ライジング』ばりのカーチェイスや銃撃戦があり、前半は結構スリリング。原幹恵演じるインガは、キャットウーマンばりのアクションで、胸はこっちのほうがデカイw。
昨年の『ゴーカイジャー』ではジャスミンで出た木下あゆ美と、先日の『マグダライブ』ではアナスタシアの美しさだった岡田浩暉がゲスト。
アンガールズの田中卓志と山根良顕がついに揃って笑いを醸す。
磯部勉は『マジレンジャー』絡みでピッタリ。
『仮面ライダーウィザード』が初お目見え。多重影分身に見えて、魔法使いというより忍者みたいw。
前半で美羽達がやってた射撃などの宇宙訓練が、後半でしっかり役に立つなど回収されて、若いうちの経験ってムダなものはないんだなと思ったり。
なんだかんだ言っても、大人の階段の~ぼる~♪流星にもっていかれたかなw。友子、ガンバ!


上映後、初日舞台挨拶。
福士蒼汰、高橋龍輝、清水富美加、吉沢亮、坂本浩一監督が登壇。MCは麿さん。

吉沢くんが誰よりもテンション高くテンパっていて、この感動を5人に伝えて宣伝して欲しいと笑顔。ラストのあのシーンは、監督が何カットも違う角度から撮ったそうで、「ありがとうございます」とニッコリ。
パンフにもあったが、福士くんのクランクインはXVIIに向かって言うシーン、クランクアップは土手のシーン。インからスイッチが入って、ある一瞬涙が止まらなくなったという。吉沢くんも、弦太郎が熱すぎて自分の芝居も持っていかれそうだったとセーブ。監督も演技プランを変えたそうだ。
清水さんは「スクリーンではいつもより多めにキター!言ってます」。龍輝くんは「俺の親友は永遠に学園のヒーローだ」の賢吾の台詞に、賢吾も自分も成長したなと拍手したという。
オリンピックにちなんで、「フォーゼも金メダルの大ヒットを飛ばせるように」と蒼汰くんが言うと、亮くんが「アベンジャーズとかいるけどね。負けないけどね」(笑)。

ここでスペシャルゲストの土屋アンナが登場。TVに続き映画でも主題歌を唄わせて貰って嬉しかったと喜び、主題歌「Voyagers」については「人間違うからこそ一緒に生きていこう、違う道を歩んでいこう」「リスペクトして生きる強さ」というメッセージを述べた。フォーゼについても、自分の子供たちの笑顔についても言及した。ついでに監督には、「ぜひ今度は悪役で」とw。

フォトセッション。客席に黄色いフォーゼ・シートが配られ、みんなで掲げて参加。レッドバスターもやってきて、客席前方に立ち並び、蒼汰の「大ヒット!キターッ!」で、みんなで腕を上げて撮影した。
またひとつ、キャストの成長が見られて楽しいひと時だった。

次は9月の『ファイナルステージ&キャストトークショー』で会えるかな。
明日は『ゴーバスターズ』舞台挨拶。

さあ、宇宙のあとは、銀河だ!
ミュージカル『Bitter days, Sweet nights』を観てきた。

ミュージカル界のトップスターたちがCBGKシブゲキ!!という濃密な空間で共演。
G2による新作書き下ろしミュージカルである。

妻フユコを亡くして酒浸りの日々を送るカメラマンのミノルの前に、ある日突然フユコの妹ナツコが10年ぶりに訪ねてくる。妻そっくりの容貌に戸惑いながら同居生活を送るミノルに、フユコの親友だったヤヨイや、ナツコを追いかけてきたジュンが加わってひと波乱が起きる。

オリジナルなのでキャスト陣から、勝手に洋風な世界を想像していた。実はむちゃくちゃ日本的な設定で、よくあるベタな純愛物語だった。
ストレートプレイだったら、おそらく退屈していたハズ。
キャストの確かな歌唱力とナマのピアノ演奏の美しさが、物語を彩り人物の感情を色濃く膨らませている。セットの移動や変化、小物使いのアイデアも面白い。
キャストやスタッフが一丸となって、豊かでクォリティのある舞台に作り上げていた。

橋本さとし、新妻聖子といえば、『レ・ミゼラブル』からのお気に入りのスター。レ・ミゼのトークショーでは、この二人に遼生さんが入ってて楽しかったっけ。
橋本さんはダボダボの服と大柄な体に、中年男の悲哀と情けなさを宿していて人間臭い。聖子さんはほっそりしたキュートな中にも、勝気な強さが滲み出る。赤と黄色があれほど似合う女性も珍しいが、白いドレスも綺麗だった。
三谷幸喜作品でも印象的だった堀内敬子が、歌や芝居でしっかりと物語を支える。
橋本さんは孤独を歌ったソロ、聖子さんは写真を見ながら唄うしっとりしたバラードがステキ。堀内さんが思ったよりも歌の出番があり、聖子さんとのデュエットは聴きどころ。

ジュン役で出演予定だった白洲迅は、稽古中に肺気胸の症状が見られ、当初はダブルキャストだったのを結局全公演を降板、上山竜司が急遽代役を務めることになった。チラシもポスターもパンフDVDも白洲くんのままなのが残念。
白洲くんのジュンがどんな風だったのかは知りえないが、上山さんが加入したことで、俄然物語が活発化したと思う。カタコト日本語を操るジュンだが、上山さんのもって生まれたコメディセンスが発揮され、ジュンが出る後半以降はちょっとしたことでも面白く感じられた。橋本さんのコミカル芝居もいいが、上山さんのおかげでより明るさが増したと思う。

上山さんもミュージカルには出演していたが、まだまだ経験不足なのだろうか。
ソロは快活に声を出していたが、四人で唄うとなると、まだまだ声量が足りない。橋本さんが高めの音を唄っていたので、ここは上山さんに低音部を力強く支えて欲しかった。私の耳には三人の声しか聞こえてこなくて、物足りなさ感があった。これも急遽の代役で、上山さんの歌唱の稽古量が足りなかったせいだろうか。
まだ公演前半なので、後半にかけてどんどん進化していくだろうと思う。


RUN&GUNといえば、『MACBETH』でもマルカム役で出演予定だった永田彬が、体調不良のため急遽降板。代わって宮下雄也が出演する。同じランガンとはいえ、『青の祓魔師』のメフィストで好演したアキラの出演を楽しみにしていたので残念でならない。最近また若手イケメンの降板が増えてきたようだ。


シブゲキついでに、渋谷パルコで開催中の『戦国鍋TV 夏の陣』へ寄ってみた。
昨年の『秋の陣』に引き続き、撮影で使用された人気コーナーのセットや小道具、衣装などを大公開。
昨年の人気コーナーもパネル展示。「ミュージック・トゥナイト」の出演アーティストのライブ映像も座って楽しめる。レイナさんの名刺が興味深かったw。
舞台『裏切りは僕の名前を知っているVol.2 ~許されざる望みの彼方へ~』を観てきた。

昨年12月に続き、小田切ほたる原作の舞台化の第2弾。
昨年までは前後編かと思っていたが、今年に入り全3公演だと判明した。

祗王家本邸へ向かった夕月は、新たなツヴァイルトの黒刀と千紫郎と出会い、義兄・天白から千年前に起きた「黄泉の落日」について聞かされる。やがて泠呀によって召喚された上級悪魔、カデンツァとエレジーが現れる…。

初演も良かったが、それを上回る出来上がりだ。
ストーリー構成が充実している。キャラクターの過去をしっかり描き出し、濃密な人物描写で物語に深みを与えている。
世界観を彩る美しい音楽とテーマソング、ライティングや照明などスタッフワークも抜群。
原作のテイスト以上のものを表現するキャストやアンサンブルの力も鮮烈だ。
私はアニメ派なので、アニメとも見比べてしまうが、舞台にはアニメを超えるものがある。
原作ファンをも満足させ、真摯で見応えのある舞台となっていた。

一番印象的だったのが、「黄泉の落日」の泠呀だ。苦悩と非情が見事に表現され、天白との対決もアニメ以上の迫力を感じた。今回の根本正勝は3つの衣装に着替え、出番的には静観中なので少ない。だが、登場する度に強烈な印象を残し、確かな演技力で存在感を示す。あらためて役者・根本さんの底力をひりひりと感じた。
黒刀の玉城裕規は、7月中旬までの『Dreams』には、こちらの稽古と重ねて出ていたようだ。前の相方や伽藍師匠との壮絶な別れと怒りや哀しみを激しく表現、可愛さやツンデレぶりも見せてハマっている。
カデンツァの岩崎大はダイナミックな狂喜乱舞で楽しそうだ。『天守物語』の妖怪姫から一転、下克上な悪魔というのも一興。
そもそもStudio Lifeの岩崎大とbambooの根本正勝が密接に共演すること自体、私にとっては夢のような組み合わせ。ルカの汐崎アイルと根本さんと玉城さんの三人が共演するのは『遙かなる時空の中で』以来かもしれない。

大河元気の夕月も、大河さんにしか出せない強さと純粋さを出して、原作以上の深みと膨らみを見せている。彼の台詞や動きは一つ一つに精魂が込められて、誠実な芝居には人の心を揺り動かすオーラがある。夕月が「死ぬことは勇気じゃないでしょ」と叫ぶ場面は、思わず涙が出そうになった。『アルター・ボーイズ』を経て、あらためて味のある役者になったなと感心した。

千紫郎の緑川睦はやや太めに見えるが、包容力がありそう。
天白の三木崇史は雰囲気は良いが、声が細くて説明台詞が聞き取りにくいのが難。
山下玲央のルゼは、ルカとの対峙もそこそこで出番が足りない。次回に持ち越しか。
Vol.1のツヴァイルトたちは映像出演。ダンサーが悪魔の役も兼ねて迫力たっぷり。前世の夕月の筒井絵里奈が可愛らしい味だ。

今回は映像が綺麗に纏まって、舞台とよく融合している。
前進座劇場ならではの花道とスッポンと盆も効果的に使用。
スッポンから将棋盤が出てきた時は失笑したが、悪魔のみならずもう少し工夫させたい。盆はバトルシーンで活躍。階段上のセットを横から後ろから見せて、立体的なアクションが展開する。
カデンツァVSツヴァイルト、エレジーVSルカのバトルを交錯させながら、夕月の幻も同時に見せるなど、緻密な演出が面白い。

できればもう1回観て味わいたかったが、千秋楽は取れず断念。リピートするのに、真夏の前進座は私には遠すぎて厳しい。
Vol.3はシアター1010と、通うにはまた遠い場所。でもこれが最後になるなら2回は観たいものだ。


アフタートーク。チェックしておらず帰ろうとしちゃった。
登壇者は、大河元気、玉城裕規、緑川睦。MCはドゴウ役のウチクリ内倉。

玉城と緑川「今日はマジゲリ」「嬉しかった」(笑)
玉城から大河「ひたすらカワイイです」に、微妙な笑顔の元気。
大河から玉城&緑川「前回のツヴァイルトはくせ者揃いだったから、今回はあったかい」二人三脚ならコケるタイプw。
緑川から大河「ご飯作るとしたら、肉料理」。黒刀には言われたものは何でも作る。
大河から玉城&緑川「一生仕えてくれたら」「プライベートでもお友達になれたら」。内倉さんの掛け声で「みんなで海に行きましょう!」。

玉城「殺陣返しの時に、千紫郎さんのデスサイズが当たる」(笑)
緑川「デスサイズのカッコイー見せ方を大河さんから教えて貰った」
大河「役的に精神的な負担がかかる」と1公演1公演がシンドイことを告白。演出家からは、立ってるだけで強そうに見えるので「強くなりすぎない。足を開くな」と言われてるとか。
本来は大河さん自身がデスサイズを持って闘ったほうが強そうだが、この作品ではひたすら守られ役に撤しなくてはならない。そういう経験もまた、次の作品に生かされるだろう。
映画『ダークナイト ライジング』吹き替え版を観てきた。

クリストファー・ノーラン版“ダークナイト”シリーズ3部作の完結編。

前作から8年後。恋人を失い長らく引きこもっていたブルース・ウェイン(バットマン)が、 ゴッサムシティを恐怖に陥れる凶悪な敵ベインの登場で、再び新兵器と共にシティに戻り、死闘が繰り広げられる。

息もつかせぬジェットコースターな展開で、3時間があまり苦にならなかった。
キャラクターの過去話が絶妙に盛り込まれ、後に繋げて回収されるストーリー構成も上手い。
バットマン本人のアクションよりは、バットポットなどマシンの活躍が目立ち、スリリングでエキサイティング。
残念なのは、バットマンサイドのジョンやセリーナのキャラが鮮やか過ぎて、肝心の敵の印象が終わってみれば薄くなっていること。

信頼と裏切り。どん底からはい上がる執念と覚悟。その生き様は『装甲騎兵ボトムズ』の世界観とも似ている気がした。
おぼっちゃまにはわからない♪ 金持ちのブルースにも自分と同じ目に合わせてやりたいとする意思は、わからなくもない。
なら、核爆弾はどうか。広島や長崎と同じ目に合わせてやりたい、と思う日本人がいなくて幸いだろう。だが、その地獄絵図がどうしても描けないところに、アメリカ映画の限界がある。

クリスチャン・ベールのブルース・ウェインの声は檀臣幸。
ゴードンの納谷六朗、アルフレッドの小川真司、フォックスの池田勝は不動のメンツで、深みと安心感。
ベインの山路和弘はマスク越しの声が多い。
新キャラのジョン・ブレイクは、鑑賞者目線で一番応援できるイケメン。土田大の包容力のある凛々しい声に癒される。
チャーミングな容姿で、バイクを駆るセリーナがカッコイー。園崎未恵の声もピッタリ。
五十嵐麗のミランダはやや抑えた色気だ。
スケアクロウで名を馳せたジョナサン・クレイン。日本テレビ版では関俊彦もやってたが、ここは遊佐浩二が担当。

正義と悪にとどまらず、人間の闇と弱さと恐ろしさを語ったシリーズ。
終わりよければすべてよし。ラストでのジョンのある決断にも喝采。
最後はジンとさせる余韻で満足できた。
映画『グスコーブドリの伝記』を観てきた。

宮沢賢治の原作。『銀河鉄道の夜』の杉井ギサブロー監督やスタッフが集まり、ますむらひろしのキャラ原案で作り上げた。
途中でグループ・タックがなくなり、あとを手塚プロダクションが引き継いで、4年もかかったという。

森を襲った冷害飢饉で、両親や妹ネリとの幸せな生活を奪われ、一人ぼっちになったブドリ。森を出て様々な人と出会い学び、やがて技術者・学者として、みんなのために出来ることをしようとする。

猫や動物なキャラクターだが愛らしい。
美術や背景が丁寧に描き込まれていて、美術や世界観は壮大でとても素晴らしい。
緑多き美しい自然と、荒涼としたむごたらしい大地とのギャップ感が、よりいっそう心に突き刺さるかもしれない。

だが、肝心のブドリ自身がいつも受け身なように見える。昨今のアニメは“家族”をうたったものが多いが、この作品自体は逆だ。父や母に捨てられたブドリは、映画『誰も知らない』状態の少年に過ぎない。妹が連れ去られ、ある意味自由の身となったブドリの前に、次々と仕事が舞い込んで食うことには困らなくなる。イーハトーヴ市に行っても、無料で大学で学べて、健全な仕事を世話して貰える。ブドリが単に頭が良くて真面目だから…こんなにラッキーなことに出会うのだろうか。ブドリが積極的に立ち向かっていく生き様は、この映画からは見えにくい。

ストーリーとしても随分端折っていて、救いも希望も感じられない。
映像に主を置いたのはわかるが、ネリを連れていった謎の男を追いかけるあまり、不気味で幻想的な世界を長々と見せ、実はそれはブドリの夢オチだった、というのでは芸がない。そんなものを描くなら、大きくなったネリとの再会を見せて欲しかった。
ブドリがなぜ故郷やみんなを救いたいと願うのか。それにはやはりネリが生んだ子どもの存在が必要になるだろう。それこそ小田和正の主題歌「生まれ来る子供たちのために」とも繋がってくる。あの中途半端な展開と結末では、ブドリの心情は伝わりにくいし、戦時中の自己犠牲と変わらないように見える。

そうした自己犠牲による平安が、後に“伝記”となって語り継がれるのだろうか。
作中に「潮汐発電所」というエネルギーのことが出てくるが、“伝記”は“電気”ともかけているのかな、と思った。

ブドリはキャラ的にはつまらないので、声の出演の小栗旬がちょいと気の毒になってくる。クーボー博士の柄本明、赤ひげの林家正蔵がイイ味を出している。

映像はないけれど、朗読 宮沢賢治名作選集の『グスコーブドリの伝記』のほうがよほど面白く聞ける。石田彰がクーボー博士や村人も兼ねる。
映画で『雨ニモマケズ』が読まれていたが、CDではこれも石田さんが朗読している。
結成より8年間、D-BOYSとして活動してきた遠藤雄弥、加治将樹、足立理が、本人たちの意向により、9月17日(月・祝)をもってD-BOYSから卒業するという。

一挙に三人もか。
初代リーダーの雄弥までが、この時期にD-BOYSから抜けるというのは、正直、中村優一がD-BOYSをやめたのと同じ位にショックだ。
私が担当する役者は、どんどん去っていってしまう運命なのか。

三人からのメッセージでは、新たな出発と前進という前向きな言葉と共に、今後もDステには出る機会があるそうなので、それほど悲観せずに見守っていくのがいいのかもしれない。
でも、今後D-BOYSとしてのステージがある場合、彼らの姿はもう拝めないのかと思うと、ファンとしてやはり寂しい。
鈴木裕樹と加治将樹のBACCASはどうなるんだろうか。
先々週、WE SHOPで買った17人集合プロマイドも見納めとなるんだろうな。

とにかく、これからも彼らを見守って応援していきたいと思う。

9月のDステ『クールの誕生』は3公演のみ。
石井光三オフィスプロデュース『クリンドルクラックス』を観てきた。

“ドラゴン退治”伝説を元に書かれた、イギリスの作家フィリップ・リドリーの児童文学の舞台化。
D2の阿久津慎太郎ら馴染みのキャストが出るので取った。
お隣のトラムには『マグネット』のゴンゾ(碓井将大)が、こちらのパブリックにはリューベンがいて、共に10代の少年を演じてるのも奇妙な縁だ。

ヒーローに憧れる冴えない少年・ラスキンが、謎の怪物クリンドルクラックスと戦って街を守ろうとする話。
前日に観た『fitしない』と同じく、いじめられっ子が登場。世相を反映してか、イジメの話が続く。
主人公たちは11歳から12歳の小学生。ラスキンの阿久津をはじめ、いじめっ子エルビスの伊阪達也、友達スパーキーの小野健斗らみんな背も体もデカいので、ものすご~い違和感と可笑しさがある。若く見せるため頬紅メイクもしているが、芝居がどうもオーバーでわざとらしいw。
彼らのママたち(宮地雅子・安寿ミラ・ぼくもとさきこ)もやたらちっちゃく見えちゃって迫力がない。

前半は台詞が多く、動きが少ないので、平坦で退屈な展開。眠気もつい起きそう。
冒険ファンタジーものなら、笑いを入れたり、アクションや映像で目を引いたりと演出の工夫が必要。
設定や関係の説明がくどくて、ちっともワクワクドキドキさせてくれない。
人物描写にももう少し丁寧さが必要だ。コーキーの持ってたコインの話や、ラスキンママとの繋がり、コーキーを実は好きだったエルビスの思いなど、前半に布石を散りばめて描いて欲しかった。

ラスキンとコーキーのシーンはちょっと長く感じるが、コーキーの言葉にはジンときた。出ずっぱりの阿久津は素直な芝居で熱演。西本裕行が深みのある芝居で物語を支える。
ラスキンを励ますコーキーの「絶対に自分を疑うな」は胸を打つ。先の『fit』がイジメる側を擁護していたのに対し、こちらは完全にイジメられる側の味方だ。自己存在の肯定と前進。両親がおかした責任も背負い、自分の殻を打ち破ろうとする勇気と覚悟がしっかり見て取れた。
下水道で住人の幻に誘惑されそうになる場面は照明効果もあって、面白く出来ている。後半30分は一挙に加速していく。

肝心のクリンドルクラックスは映像か何かで表すのかと思いきや、キャストが束になって化ける形。緑の布に爪の着ぐるみに傘とアイデアは悪くないが、低予算ぶりには呆然。大河内浩が泣いて懇願する様子は、感動を通り越して失笑ものだった。
ラスキンと住人たちとの絆がしっかり描かれないまま「大好きだー!」。ラストは駆け足過ぎて、気持ちが付いていかない。

「とかげ大通りのうた」は、本来は客席の手拍子でもっと盛り上がるべき歌なのかな。
当初は大人が忘れてしまったメッセージ性のあるファンタジーかと思ってたが、脚本も演出も子ども向けに思えてきた。
いっそ『狼王ロボ』みたいに、親子に対応できるミュージカル仕立てにしてくれたら、もっと楽しめるし伝わるものも多いだろうと思う。そのためには歌える若手キャストを連れてこなくてはいけないが。
宮地さんは唄ったが、他の実力派キャストを使いきれておらず勿体無い気がした。

カテコはROLLYのギター演奏で出演者が登場。阿久津がお礼を言って、あっさりと終了した。
劇団TEAMーODAC『浮遊するfitしない者達』千秋楽を観てきた。

『逆境ナイン』の時に試しにチケットを取っていた舞台。
豪華イケメンな客演陣で、ロビー物販コーナーは大盛況。ファンからの花壇が凝っていて楽しめる。

雑居ビルの屋上に佇む大学生のツバサに、天使と悪魔が囁いてくる。世の中のすべてと合わず孤独に打ちひしがれる自分と、合わない事で済ませる者達が、無人島に集められてたどり着いた真実とは…。

シビアな現実と荒唐無稽なファンタジーが融合されたフシギな世界。
主人公や登場人物たちの羅刹と叫びが生々しく描かれていて、作品に込められた意図が何となくわかるような気がした。
まだまだ未熟で荒削りで雑な舞台だったが、作り手の真摯な思いは伝わってきた。

今までの常識を覆すような、新しいテイストと設定、逆転されたキャスティングが面白い。
天使が理想郷で楽になろうと「死」を誘い、悪魔が世の中でまだ苦しませるために「生」を提供する。目つきの悪い伊崎央登が、白いコスチュームに身を包んで、暴言暴力をやりつくす“天使”役なのが可笑しい。マイルドで誠実そうな伊藤大樹が、黒い衣装でコミカルな“悪魔”役。井戸田潤の“死神”は彼らに翻弄されたりイジられる情けない役。藤田記子が従順な妻役なのにもビックリだ。

ツバサ役の竹内寿は、若者の苦しみや怒りを細やかに表現。渡辺大輔がなかなか出てこないと思ったら、実はツバサの“影”という難しい役どころ。つまり『ギアミュ』のルルーシュのような、二人一役だった。
小谷嘉一と米原幸佑はイジメっこの役。でも今どきの大学生ってあんな幼稚なイジメ方をするんだろうか?w カメラ小僧の松岡卓弥はなかなか正体を見せず、ややウザイ存在でもあった。
兄の弟で名を広めた五十嵐麻朝は長身で目立っていたが、役的には目立たず。

今までイジめられ虐げられてきた者たちが、一転、怒りを露わにして相手を罵ったり暴力で反撃する場面に、なぜか快感がわいてくる。観劇する者それぞれの心の“闇”を微妙に刺激する展開でもあった。
思惑通りにいかず落ち込んでスネている天使を奮い立たせようと、客席から死神たちがステージに上がるが、逆に天使からキックを受けて叩きのめされる。その絶妙なバカらしさが痛快。

空手道場の先生がツバサをガッツリ受け止めてくれそうな存在だったが、先生の恋愛ものが前面に出て、ツバサとの絆が曖昧になったのが残念。
やがて家族や友人たちの真の心が判明するが、強引なまとめ方で薄っぺらい。イジめるほうにも事情があるんだから、イジめられるほうも理解しなきゃ、という理屈はとうてい納得できない。
ツバサのもうひとりの“自分”との対峙もいまひとつだ。影の部分も受け入れた上で、新しい自分と向き合って欲しかった。瀕死の状態でベッドに横たわる時は、服のままだと切迫感がわいてこない。

客の目線や考えとなかなかfitしない不完全さも、この舞台の持ち味なのかもしれない。
FREE(S)『DREAM』の第三章『Dream-Baby’s breath-』千秋楽を観てきた。

第一章から第三章までシリーズを週替わりで公演する『DREAM』。
キャストも章ごとに少々替わるが、第三章は本日まで。
シリーズ通したこの作品もついに千秋楽を迎える。

北海道から出てきた若者たちが集うバー「HOME TOWN」。オーナーのキョウコは個人的事情もあり店をたたむことになる。サトシが仕掛け人となってサプライズパーティーが開催され、懐かしの顔ぶれが集う。

仲間たちが馴染んでいた居場所が閉店となるのは「バンビーノ」とそっくり。
夢を抱いて集まってきた者たちは、今、其々の道を歩みだし、まるで彼らの“卒業式”のような話でもあった。

店に隠しカメラを仕掛け、自主映画作りを目論むサトシ。
キョウコが「あんた、ヒマそうだね」とズバリ突いてたが、この作品の男たちはいったい何で生計を立てているのか、ホントにいつもブラブラしている感じ。特に今回の司会者も兼ねたアキラは、花な衣装とは逆で、終始あやふやな存在だった。

第一章から第三章まで、実は二年の月日が流れているようだ。
第三章目でようやく、サブキャストの顔と名前を認識できた。パンフはとうとう買わなかった。
ヨシオとマサルはチラシの写真と別人ぶりな役w。第一章で敵対していたカズキとケンジは、二年経過してようやく仲直り。リョウはその後どうなったのか。
ユウジが海外から帰着。向こうで知り合ったジンを伴ってだが、登場時があまりにサプライズ(笑)。DB悟空な加藤良輔は分かったが、アラレちゃんな篠谷聖はすぐに分からなかったw。
今回の寿里のカラーはオレンジ。痛快な芝居で笑わせ、「アメイジング・グレイス」を披露して活躍。管弦楽器演奏の三女子も練習したようだ。
ラストはダンシング! 足に難を抱えるケンジまで踊っていたのに、アキラは踊らないのか。ユウジのブレイクダンスは本格的に見えたw。

痛い第一章、切ない第二章と比べて、第三章はポップでハッピー。
なんやかんやとあった後、サトシがアヤについにプロポーズ。陽気で茶目っ気たっぷりの広瀬友祐は、指輪を見せるだけでも格好良く映る。
ユウジとキョウコのほんわかラブも実り、突然めでたく挙式。白いドレスに身を包んだ宮地真緒が新鮮でチャーミングだ。
EDテーマ「Baby’s breath」は、3曲の中で一番心に染み透る歌。
ぬるくてやんわりした物語だったが、シリーズ通して“ファミリー”の暖かさや強さを描いていて、ゆったりと楽しめた舞台だった。
章ごとに2時間なかったのも、とっつき易いものがあった。

カテコは3回。加藤良輔、河原田拓也が挨拶し、アキラとヨシオでアンパンマンコントで盛り上げ(?)、最後に広瀬さんと宮地さんが挨拶。「誰かの夢であることだけでも価値がある」と広瀬さんが結構イイことを言う。
キョウコとユウジが抱き合ったりと最後まで仲良さそう。みんな手を振ってにこやかにハケた後、座長の広瀬さんがゆっくりお辞儀をして終演した。
徹夜明けで、『ROAD TO NINJA NARUTO THE MOVIE』を観てきた。

眠いけど今日しかない(^^;。入場特典のDVDがお目当て。結構混んでいた。
原作者・岸本斉史が自ら、企画・ストーリー・キャラデザを担当したNARUTO映画。

仮面の男の新たな謎の瞳術により、ナルトとサクラは異世界に飛ばされ、別人のように変わってしまった仲間たち、そして死んだはずの者たちに出会う。だがそこでも、仮面の男の攻撃が容赦なくナルト達を襲う。

亡き親のことを思い、孤独に沈むナルトの姿は、まるで伊達直人のEDテーマVer.。
口煩い母とうだつが上がらぬ父に反発するサクラは、今時の子供そのまま。
二人が行った別世界は、自分たちの夢が叶えられたドリーミンな場所。キャラがちょこちょこ正反対なのが可笑しい。ナルトの別名も注目。

どのキャラクターも生き生きしていて、今までのナルトの世界を踏破した感じで、例年よりはうんと面白かった。
ナルトの気持ちに寄り添い、サクラの心も理解しながら、やはりミナトやクシナの親目線で観てしまい、ホロリと涙してしまった。
テーマのひとつは親子の絆。ひと時の幸せな場所よりも、辛くても苦しくても真実の絆を求めるナルト。
仮面の男の正体は予想通り。恐るべき“暁”も、味方にするとこんなに心強い。
ヤマ場の戦闘はやや退屈気味に見えたが、今回はストーリー重視というべきか。

竹内順子&中村千絵がぴったりのコンビ。井上和彦らレギュラー陣も豪華に集合。
ミナトの森川智之、クシナの篠原恵美が快調。ヒナタの水樹奈々が強気w。ゼツの飛田展男も健在。

今回はカカシ先生というより、イルカ先生の出番! 前半の声があまりに冷たく硬質で、関俊彦さんの声に聞こえなかったが、それは布石でもあった。ラストでしっかり感動させてホロリ。加賀丈太郎を観た後だったので、ひとり関さん祭だったv。

劇場版とリンクしているのが、7/26に放送されたNARUTO疾風伝の「ROAD TO SAKURA」。今考えると、サクラの孤独が切ない。


ニコニコチャンネルでタツノコアニメを無料配信中。
『赤い光弾ジリオン』を第1話からずっと鑑賞中。5話を1週間だけなので大変だが、80年代のアニメの良さを味わえる。
こっちではカカシとイルカが強力タッグ。ネオロマを彷彿とさせるキャスト陣にも注目。
『新世紀GPXサイバーフォーミュラOVAセレクション』オールナイト上映会。

『新世紀GPXサイバーフォーミュラ11』1話、6話。
まだTVシリーズの流れで、キャラ画もまろやか。ラストのハヤトの走りに、「絶対勝て!」のプレートを出す加賀が男前だー。

『新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO』4話、8話。
4話までの話が掴めないがw、女同士の会話ばかり(アスカ&ミキ、アスカ&今日子)。やはり監督チョイスw。婚約したとはいえ、ハヤト(17歳)とアスカがベッドを共にしていて、恋愛のスピードも速いw。
8話ではアスカがショートヘアVer. ハヤトとブリード加賀は兄弟のような対決。加賀は2位。EDロールのキャスト最後は加賀丈太郎。

『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』5話、6話、8話。
福田己津央と共に、OPの両澤千晶の文字に、『ガンダムSEED』や『ガンダムSEED DESTINY』が思い出される。
名雲の暗躍、フィルが可哀想。6話のOP前に、6話のシーンのスポット。ハヤトが誘拐された!?で終わってしまった。EDで展開される、いのまたむつみの1枚イラストが美しい。
8話でいきなりアオイに捜査のメスが入り破滅。ブリード加賀途中退場。ユニオンから新条とミキが。尺が余ったのか、あなたにとって走ることとは?のインタビュー形式で、キャラクターが語られる。

『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』1話、3話、5話。
ハヤトに最後に立ちはだかったのはブリード加賀。加賀の出番は増えたが、あの明るい加賀の姿はなくシリアス調で、関俊彦さんの台詞は少なくなってる気がする。名雲が加賀に接触、加賀の苦悩がまた広がる。
作画は綺麗になったが、TVとはすっかり変わってしまったキャラクター画。ハヤトは落ち着きすぎて面白みがないキャラに。5話の途中までキャラ画が崩れすぎでイライラ。
シャワーで乳首まで見せたり、加賀にキスされたりと、今日子が完全にイロモノキャラ(^^;。今日子はSAGAでも名雲に強引にキスされてて、脚本の拙さを感じる。
ハヤトとの対決にケリをつけるため、髪を切った加賀が別人w。Rh+A型だったか。ピッタリした帽子にグラサンから目を出すやんちゃな加賀は好き。「俺は丈太郎だ!」名言でシメ。
SINの主題歌は影山ヒロノブ。映画館であんなにいっぱい影山さんの歌を聴くのは、『牙狼〈GARO〉』以来かも。

色々と長く続いたが、年を重ねていくキャラクターの魅力が見どころだった。とりわけ、加賀丈太郎の颯爽とした生き様に魅了された作品だった。

SAGAとSINの休憩中に、ハヤトのコスをした金丸さんがステージに登場。すごうレーシングチームのCDか何かを宣伝してた。どうやら後ろでずっと一緒に鑑賞していたらしい。

今回は途中から何度も眠くなってきて困った(^^;。土曜昼に観劇とスタンプラリーをしたので疲れが出たのかな。特にマシンの走りのシーンは音と映像だけなので、眠気が増すようだ。
今度からは眠気防止のドリンク剤をもってこよう。
毎年恒例の『サンライズフェスティバル2012 颯爽』。
SUNRISE×テアトル新宿による、サンライズ作品のイベントだ。

そのひとつ、『新世紀GPXサイバーフォーミュラOVAセレクション』オールナイトへ夜から出掛けた。
昨年は『サイバーフォーミュラ』のTVシリーズが上映され、私も参加。
今年はファンの要望を受け、OVAシリーズ(4タイトルある)の上映。レンタルで全部は観たが、作品に触れるのは久しぶりだ。
サンフェス4年目にして、連続してオールナイトで上映されるのもサイバーが初めてだという。今回は記録用Vしか撮影されず、まさに参加者だけの時間。

先ずトークショー。ゲストは、福田己津央(監督)、金丸淳一(風見ハヤト役)、結城比呂(現・優希比呂 アンリ・クレイトー役)。金丸さんとは一年ぶりだがw、比呂さんはネオロマ以来だからものすごく久しぶり。司会はライターの小林さん。

OVA4作品のOPだけを流す。忘れてるかもしれないから、見ておきたい人多しw。『11』『ZERO』『SAGA』『SIN』、様々な歌が流れて、OPだけでお腹いっぱい。
監督によると、TVのビデオが売れたので、バップさんが作りたいと言ってくれたという。1作ずつ終わるように作ってはいるが、最終話の手前で次の企画が出てくるという。

パネルを使って作品紹介。
『11(ダブルワン)』。TVの流れ。前年とダブルで1位のネーミング。
ハヤトがスランプで、アスラーダもダメ。ミキが離れる。恋愛ものが前面。ハヤトの婚約は逃げ(笑)。
『ZERO』。ゼロからスタートの意味。比呂さんのアンリはここから登場。オーディションではなくご指名起用。ハヤトより年下でブキミ系キャラ。ハヤトを大人にしたかった。最後はハヤトが譲ってあげてアンリがコロっとする(ツンデレ笑)。
『SAGA』。“伝説”という意味。敵にシャア様(笑)。声優でご指名だが、監督曰く「高かったんですよ~」。フィル(@私市さん)は操り人形の設定。ハヤトが強すぎるので、どう潰すか考えた。マシンに合わせる“ドリンク”のせいで、アオイがなくなっちゃうとは思わなかったw。
『SIN』。アスラーダと対になるものの戦い。ハヤトは身長も髪型も大人っぽい(20歳)。ランドル、丈太郎もイイ男。当初は加賀をスゴウに入れて対決させようと思ったがショボイなと。アオイに入れたおかげで今日子とのラブストーリーができたが計算してなかったw。でも今日子は新条だったのに、新条はイラナイ子!?(笑)

上映話数は、監督が10本チョイス。最終回は音楽的関係で全部入れた。あとは個人の趣味で選んだと。
今年の発表は、もちろんOVAシリーズのBD-BOX化決定。11/21発売。7枚組でアーリーデイズも収録。いのまたむつみのミニ画集付き。「SAGAとSINがすごく綺麗。まだ見てないけどね」と監督。

ジャンケン大会。アスカのショートヘアVer.のレイヤーさんがアシスタント。
ポスターやフィギュア、設定資料集をサイン付き。先ほど使われたパネルまで出されたが、これは後でロビーに置いて貰って、じっくり見たかったな。
其々告知。監督は『ガンダムSEED』であれこれw。
其々メッセージを述べて終了した。「どうかご堪能下さい。カットが速いので車酔いしないように」と言った監督は、このあとも某作品の仕事へ急ぐ。

23:50から上映スタート。毛布と座布団を借りて準備するが、早々と眠気が襲ってきた。

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