朝から息子と一緒に羽田へ。途中で、雑誌モーニングとサンドイッチを買う。
行きの飛行機はJAL。エコノミーよりワンランク上のシートを相方が取ってくれ、足元がゆったりラクチン。サンドイッチ食べてたら、気を利かした乗務員がコーヒーを持ってきてくれた。
モーニングで気になってた『ジパング』を真っ先に開く。菊池は転んでたのか。菊地のは単なる援護射撃であって、私は菊池を信じるゾー。むしろ菊池を信じてない麻生の行動がコワイ。こんな状態で2週間待ちかよ〜(~_~)。と、心の中で騒いでみる。機内って意外と人の目を気にしちゃう^^;。台風前の揺れもあったが、無事に千歳へ到着。

千歳で、昨夜から夜行で一足先に現地入りしてた相方と娘と待ち合わせ。そのまま車で札幌へ。
義母が長期入院している病院の近くに美味いラーメン屋があり遅めの昼食(私は二度目の昼食^^;)。海鮮ラーメンや焼きソバがものすごい量。しかし腹が減ってるせいかみんな忽ち平らげる。
義母のお見舞いで病院へ。義姉も見舞いに来てて話をしたり。寝たきりの義母は孫の顔を見て少し元気そうに見えた。

すすきのの宿に到着。共同便所共同風呂でウゲっと思ったが、宴会用の部屋はだだっ広く、無料の茶湯水も飲めて便利。
すすきのから繁華街まで歩き、去年も行ったアニメイト札幌へ。『うえきの法則』DVD1巻があったので買った。札幌タワーの野外イベントは既に無く、ビアガーデンでバーガーとビールで夕食。タワーや噴水の夜景を撮り、ブラブラと宿へ。家族でドラマ『電車男』だけを見て寝た。
浅草『花やしき』へ子供達と行ってきた。
辿り着くまでに、仲見世通りや浅草寺周辺で思わぬ時間を費やした。観光客が多い〜! 外人も多い〜! 写真もお願いされたりして、私たちもつい観光客気分。おみくじは凶が怖いので避け、お参りだけしてみた。(一応)浅草生まれの江戸っ子な私は、全てが懐かしくて奇妙な気分。

さて、花やしき到着。今回の目的は『亡国のイージス』写真展と『闇市』。
適度な人出で乗り物も混んでなかったが、子供達には今回は我慢して貰って少しだけにさせた。
花やしき内で配られていた「ケロロが見てもイージスか!?」うちわをゲット。表がイージス、裏がケロロで、イベント用に講談社と角川で作ったそうだ。自由に持っていけるので忽ち無くなる。

写真展会場はゲームセンターの上。私達以外、客は誰もいなかった^^;。
パネル写真が10点以上。映画で実際に使われてた衣装なども展示。血塗りの後とか目につく。廊下に、個人別のポスターが張ってあった。全国キャンペーンの時の役者個人使用分だったそうだ。吉田栄作や谷原章介や安藤政信、新鮮だったので私もやっぱり撮っちゃったv。

ガンダムエース9月号にも載ってた、花やしき闇市は12時から。まだ人もまばら^^;。
「イージス艦の照準は 浅草・花やしきに設定された。その進路は通常にあらず! 亡国のイージス in 花やしき闇市」こんな看板と共に、特設のイージス艦ステージが登場。ちと急ごしらえな感。艦番号「8780」のからくりは娘がすぐ分る。
入場口で貰った割引券でかき氷と焼きソバを食べたが、雰囲気がしっくりきて、お店の人もイイ感じで、とても美味しかった。ジンギスカン鍋は熱くて、北海道までお預けだな。劇場特典だったイージス缶2個とフマキラーVAPEまで頂いてしまった。
「亀有公園前派出所」と両さん人形もあったが、あのガラガラは何のため?

こじんまりしたところだったが、子供達と一緒にそれなりに楽しめた。
帰りの仲見世通りでまた目移り。団子を買って帰ってきた。
無料券があったので、『ドレスデン国立美術館展-世界の鏡』へ行ってきた。中学生以下は無料なので娘も一緒に。「日本におけるドイツ2005-2006」記念展覧会の一つ。

ドイツの古都ドレスデンのザクセン選帝侯の至宝コレクションを7つのセクションで見せた展覧会。万華鏡のように各国の文化を映したという意味で「世界の鏡」としてのドレスデンの姿を伝えている。

セクション1では、コレクションの始まりが科学計測機器であったという「美術収集室」から。ペーター・ヘーゼの集光鏡や、天球儀が興味深い。地球儀では日本の東北一部と北海道が抜けてるし。定規、分度器、コンパスなど形は今と殆ど変らん。

セクション2では、オスマン・トルコの美術。ウィーン包囲など脅威ではあったオスマン帝国だが、様々な関わりの中でザクセンでもトルコ・ブームが顕著になる。鎖帷子や短刀や戦斧など戦利品も多い。トルコ石やルビーを嵌め込んだ刀などは武器というより装飾品。アラビア語で銘されたアウグスト強王のメダルは珍しい品だ。

セクション3では、イタリア芸術。ティツィアーノの「白いドレスの女性の肖像」のモデルは15〜16歳頃だろうか。胸が無い^^;。ヴェネツィアの風景画も綺麗だが、イタリア画家ベロットによるドレスデン景観図はどれも水面の透明感が見事で、じっくり浸りたくなる作品ばかり。水晶杯も美しかった。

セクション4では、フランス宮廷文化。ルイ14世に影響を受けたアウグスト強王の画や騎馬像、刺繍びっしりの礼服など。ローズカット・ダイヤモンド装身具一式はゴージャスで一見の価値あり。女性達から「欲しい〜」のため息が聞こえたw。

セクション5では、中国と日本の工芸。東洋の磁器を手本とし、後にマイセン磁器製作に成功するザクセン。有田の伊万里焼などは国内でもめったに拝めないが、磁器の小鳥が入ってる鳥篭付き蒔絵瓶は珍妙で面白い。漆製品も好まれ「長持」などがドレスデン居城に置かれていたのも趣がある。

セクション6では、オランダ絵画。巨匠レンブラントの影響でレンブラント・ブームが興った。フェルメールの「窓辺で手紙をっ読む若い女」が今回の目玉の一つ。窓ガラスに映る少女の顔が印象的。レンブラント作品では「ガニュメデスの誘拐」が注目どころ。洗浄により、それまで隠れていた画面左下に泣き叫ぶ母親の半身像が描かれていたことが判明。古代詩でガニュメデスは後に水瓶座に姿を変えられた美少年であるが、この画に描かれたチェリーと放尿に不思議なエロティシズムを感じる。

セクション7では、ドイツ・ロマン主義の中心地ドレスデン。前に見た『ベルリンの至宝展』とも重なるが、ロマン主義風景画をたっぷり楽しめる。ゲーテも賞賛したロイスダールの「城山の前の滝」や、ツィンクのセピアの素描など。フリードリヒの「雪中の石塚」は英雄的国民性を象徴し、「エルベ渓谷の眺め」はキリスト教信仰の徴だとか。「月を眺める2人の男」は深みがあり官能的だ。ダールの「満月のドレスデン」は静寂性において魔法世界のような趣。ルンゲのエッチング「4つの時」のように、人間の一生も世界も時や宇宙の流れも、昔と変らぬ営みを続ける。ドレスデンもまた然り。

16世紀から19世紀の各国の至宝をドレスデンで一気に駆け抜けた展示だったが、絵画鑑賞好きにはお勧めだろう。地下2Fまで展示されてたが、ビデオ鑑賞用の通路を設けるなどまずまずのサービスだった。
今年は、特に”ヒロシマ”を強く重く感じる。
戦後60年ということだけでなく、『ジパング』や『ローレライ』等の作品にふれたことも要因だ。
TBSの特別企画”ヒロシマ”を子供達と共に見ていたが、娘は特に映画『ローレライ』の記憶が残ってたようでじっと見ていた。来年は修学旅行で広島に行くだろうし。私も近いうちにぜひ広島を訪れたい。

明日は広島原爆投下の日だと話したら、娘がふっと言った。
「それと、ハロの日だよ」…た、確かにそうだけど(-.-)。
最近デス種でハロを見てないなぁ。今日の『Ζガンダム』にはハロが出てきたが。

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明日のWOWOWは『マトリックス』尽くし。
その中の『アニマトリックス』は、DVDは持ってるのでビデオ録画しとくかな。
注目キャストは、映画吹替え版と同じ、緑川光のキッド。
平田広明のネオも新鮮。菅原正志、大塚明夫、小川真司、森川智之、宮本充、それに津嘉山正種も嬉しい。東地宏樹はジャぱんのような低い声で喋ってるが、稲田徹まで出ていたとは気づかなかった。

夜からは新番『強殖装甲ガイバー』。これはスクランブルなのかな。
WOWOW冊子8月号が届いてなくて、今日TELで送って貰うようにした。

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木曜深夜WOWOWアニメ『トリニティ・ブラッド』14話。
あらら。結局アベルとブラザー・ペテロは一時休戦共闘か。異端審問局メンバーの活躍が目立つのに比べ、Axメンバーは鈍い気が。変身アベルの姿におののくエステル。過去が深くて分らん。

Newtype9月号増刊『トリニティ・ブラッドISSUE』。
予価780円だったのが680円に変更。それはいいが、主演声優陣の対談だったはずが、インタビューに変更されてた。写真の東地宏樹の目がクリクリしてるし、中井和哉の顔が膨れてるような^^;。どうせならその他キャストの写真も入れて欲しかった。確かに藤原啓治キャラの名前は長すぎるっw。
とにかくアニメは24話まではあるようで、2クールきちんと見届けたい。
原作ファンには特に読み応えたっぷりの1冊ではなかろうか。

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TVKアニメ『ぺとぺとさん』4話。
石田彰がゲストと伺ったので見てみた。ラスト近辺で漸く登場。
まさに「なんじゃこりゃーっ!」なキャラ(゜o゜) 和賀八郎って座敷わらしみたいな少年。クールビューティボイス。難しい言葉をはいてとっとと消えてしまったが、今後も出るのか?? てか、ED画にしっかり出てるがな。
メイトと紀伊国屋へ行ってきた。

Cafe’吉&ICSコラボCD3巻はどっちにしろ買おうと思ってたので予約。アラモードや諏訪部さん公録と重なってるらしく、整理券はまだ余裕の配布。当日何も無かったら行ってみよう。前みたいに、石田彰の話も出るかもしれんし。

紀伊国屋書店では福井晴敏コーナーへ。6日のサイン会整理券を貰ってきた。サイン会対象商品がたくさんあって迷いそう。整理番号は書いてなかったので伺ったら、当日は先着順でのサインだという。遅いほうがいいかな。ガッシュベル!!の公開日だし、たぶんそれを観てから向かうことになりそう。
ついでに、今日発売の『亡国のイージス』特集キネマ旬報を買った。難解な内容で、じっくり集中して読まないとダメかも。

紀伊国屋隣のビルのコニカミノルタフォトスクエアへ寄った。
プロ写真家・森田貢造氏が撮影した作品展『マクベス』の舞台稽古の様子の写真が飾られていた。お目当ての平光琢也のお写真は1枚だけ。新しいチラシも置いてあったが、公演もいよいよ金曜から。

 ̄ ̄ ̄
一学期終了。
いっぱいプリントを貰ってきた子供達だが、夏休みの宿題って多過ぎないか!? 後ではね返ってくるのは結局親だし^^;。
とにかく、部活や水泳や楽器練習なんかで、子供達の夏休みスケジュールはいっぱいいっぱい。
私も、9月の舞台鑑賞の日程スケジュールがいっぱいいっぱい。
8/31のコーセーアンニュアージュトークの先行チケは何とか取れた。去年と同じく楽しみ。
夏休み校外班活動をずっとやって、今日はホトホト疲れた。これで小学校PTA活動はひとまずお仕舞となるか。

HAMACON2

2005年7月15日 生活時事
明日7/16(土)と7/17(日)は『第44回日本SF大会 HAMACON2』が開催。
パシフィコ横浜、行きた〜い。いや、2週続けて行くような近い場所じゃないけどさ。
入場料というか参加費も高いんだよね。当日大人参加費が14,000円なんて^^;。フラリと寄れるようなトコじゃない。

まぁ何をやるのかは公式サイト参照だが、あれこれ色々てんこ盛りイベントが同時進行。
「やおいパネルディスカッション」はもう6回目なのかな?
ゲスト・オブ・オナーが福井晴敏氏で、ブログレスレポートWeb版も面白いが、2日に分けてやるイベントのサブタイトルが痛快。「ローレライは何を救ったのか?」「誰が世界を変えるのか!? 蘇った戦国自衛隊」「亡国のイージスの冒険!!」とそそるそそる。もちろん福井氏や、漫画家の横山氏&霜月氏も参加されるのもあるようで、映画関係者や雑誌編集等に関わりないとこでの話も期待される。

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今朝のめざましで『お台場冒険王』の話題が出たが、急に思い立ってゴーイングメリー号乗船券を取った。もちろん親子で。お台場映画王のガンダム上映日にして、映画を観る前に乗船ってわけだ。当日は晴れるかな?

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17日夜は『VOICE STATION〜HOTEL MAUSU〜公開録音』。
当選したらしいが、マ王の日とも重なってるし、どのくらいの応募があったんだろう? よく見たら2名まで入場可。娘が行きたいと言うので連れて行くことにした。
ラジオは最近忙しくて聞けないが、4人の話題についていけるだろうか。よく考えたら、国際アニメフェアのマウスイベントを娘も一緒に見たから、丸っきり知らないってわけじゃないのかも^^;。
『映画「亡国のイージス」公式大綱』。
予約した店で、昨日引き取ってきた。ついでに紙カバーもして貰った。

護衛艦「たかなみ」に乗り込む福井晴敏。もの凄い濃い密着取材で、あれもこれもそれもどれも興味深い。
一般公開の時は、艦橋や操縦室などは見学できたが、CICは厳重に立ち入り禁止だったし。科員食堂で売られていたアイスクリームを思い出した。

先日も某サイトで話題になったが、左官以上が被る識別帽、俗に”カレーライス付き”と言うのだが、何故カレーライスなんだろ??調べればいいんだが面倒だ。誰か教えて欲しい。
その”カレーライス付き”は2等海佐以上が被れるということを、先日の”ぶんご”乗艦の折に海自の人に直接聞いてはいたが、今回の本でしっかり証明されていた。キャラファイルで、1佐の衣笠と2佐の阿久津は”カレーライス”で、3佐の溝口には無かった。
『ジパング』での2佐の角松と3佐の菊池の確執を見てると、こういった些細な問題が根深いところにあるのではないだろか?などと思ったりする。
しっかし橋爪淳@衣笠って眼鏡だから、菊池の実写版に見えてしまうなぁw。
谷原章介@風間は1カットだけど、予想以上に素敵な表情だv。

この本でも、庵野秀明の戦闘シーン絵コンテが公開されていた。

 ̄ ̄ ̄
ついでに、今まで買ったことのなかった『特撮エース』No.010。
記事的には被るけど、一応こちらも『亡国のイージス』特集で全カラーページ。
勝地涼とチェ・ミンソのカラー写真インタビューもあり。この二人だと、SANKEI Web.の特集記事も良かった。
『ローレライ』や『戦国自衛隊1549』関連記事もあったが、福井氏の『ベルサイユの自衛隊』っていったい!?(笑)
キャラショーのことをすっかり忘れてた。情報ありがとうです。
『トリ・ブラ』がある限り、東地宏樹のイベントもあるってことか^^;。能登麻美子ファンが押し寄せそうだが、行きたいなぁ。何やかんやと毎年キャラショーへは行ってるし。
今回もファミリー入場口があるようだから、また息子を連れて行くか。でも息子と一緒に東地さんってのも^^;。24日は何かあったような気がしたが、『ガッシュ』の試写会じゃないか(当たればだが^^;)。
さぁどーするどーする?

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雑誌も色々チェックっすね。
ガンダムエースに、別フレVivaに、ASUKAに、LaLa…。覚えきれんぞ(・・;)。

月末は、映画『亡国のイージス』公式大綱。手に入るかしらん。
もう一つ、昨日発売のKCデラックス『Z BIBLE』。富野由悠季がメインだが、ゲストに福井晴敏、樋口真嗣、Gacktときて、もう一人は何と飛田展男!(^.^) これだけで買わなきゃ!って思う。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3720411

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今日は、私の従兄弟の結婚式だった。相方と二人で出席してきた。
暑かったけど、お天気で良かった。木曜のドラマを見たような感じだった。お母様がおいででない新婦さんは実父へ感謝の言葉を表し、キリスト教結婚式での誓約や指輪の交換も厳かで綺麗だった。
久しぶりに親戚の方達ともご挨拶と歓談。和風料理やデザートビュッフェも美味しかった。
今度結婚式に出席できる日はいつになるのだろう?

沖縄ツアー

2005年5月31日 生活時事
VIVA OKINAWAの沖縄ツアーのこと。
土曜日に横須賀から帰ってきたら、自宅に届いてたハガキに苦笑しちゃった。
高すぎるツアー料金に閉口よりも、日程がとにかく合わん! 北海道への帰省前だし、6日はナルトとガッシュの公開日だぜ。初日舞台挨拶とかにもちと期待してるってのに。
真夏の沖縄。たぶんDCのメンバーが沖縄とかへ行きたいのではないかしらん?
どうせならファンの子達も連れてイベントの一つでもな企画。慰安旅行+ふれあい企画の一石二鳥の妙案。何て儲け主義。

沖縄へは3度行ってるが、真夏は絶対に避けてきた。8月は相当暑くて日焼けも凄いだろうな。
そして沖縄へ行った人とはいつも別れる運命だった私(笑)。二度あることは三度ありそうだし、これがきっかけで関さん達と別れるのはイヤだもん^^;。

でも今、沖縄へ行くとしたら、辺野古へ寄ってみたいなと思う。
『亡国のイージス』の辺野古ディストラクションとは別に、辺野古では米軍の軍事基地建設をめぐっての攻防で、今大変緊迫感の続く状況だと聞く。沖縄と言えば軍事基地。訪れる度に、在日米軍基地の存在が苦々しく重く感じられたっけ。

ところで沖縄ツアーの定員って何名なんだろうか??

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ミュージカル『テニスの王子様』The Imperial Match 氷帝学園。
これも日程がもろ帰省とぶつかってる。ひでぇ〜(~_~)。
いきいき横須賀-日本海海戦100周年-記念イベントの一つ、体験航海へ家族で行ってきた。

海上自衛隊の横須賀地方総監部で受付を済ませると、周りは白い制服の隊員ばかりで眩しい。掃海母艦「ぶんご」に乗艦し、出航前まで艦内見学。何もかもが珍しくて、どんどんシャッターを切る。
子供は優先されてて、乗艦前には紙の帽子やピンバッチ貰えるし、艦橋では舵も握らせてくれるの。海自の幹部帽子まで被らせて貰えて。羨ましい〜。ぶんごグッズも販売されてて、作業用士官帽子(2佐以上)と手ぬぐいなど買い。同じく体験航海の護衛艦「はつゆき」が先ず出航し、互いに手を振る体験者達。私も「帽振れ〜っ!」な気分でお見送り。
出航前作業を見て、ぶんごも出航。波をきるスピードが速い。航海中も艦内見学しつつ、海自案内の方に色々と質問したり。分らないことをちゃんと教えてくれて親切。呉から来たぶんご。4年前はトルコへ緊急物資輸送業務もした鑑で、表彰状と一緒に乗員の方もパチリ。76mm速射砲のデモもあり、実際に弾は出てこなかったが、砲塔が真近に来た時はドキリ。
はつゆきとすれ違うシーンが格好良かった。艦橋横外で艦長以下幹部が揃い、上部甲板でははつゆきへ挨拶の手旗信号。そしてラッパ号令、艦長(2等海佐?)がビシっと敬礼。うわっうわっ!(^.^) 遠方のはつゆき上甲板の幹部達三人の姿がスマートで海江田っぽいv。艦橋内では「距離ふたひゃく四千」とか流れ、制服萌えの女性達はどうやら艦橋内にずっと居たようだったw。
新港埠頭に到着し、離艦するまで時間がたいそうかかったが、家族で楽しい航海だった。

埠頭では他鑑の一般公開もやってて、潜水艦救難母艦「ちよだ」と護衛艦「たかなみ」を見学。この頃には海自の人達と同じく、私達も敬礼で挨拶して乗艦。幹部の人に「だいたいそれでいいです」と言われ、私の敬礼もまずまず合格か。
ちよだの深海救難艇がどこまで潜れるのかは機密事項だって。たぶん1000M近いのでは?
たかなみは流石に装備満載で、ミサイルや魚雷やアスロック発射装置まであるようだがサッパリ。
後方甲板ではロープワーク講座や、本物の海自制服を着用できるコスプレ撮影コーナーまで。私は幹部の階級章が入った白制服(3尉?)と帽子を着用しちゃった!(^o^) 娘はセーラーの制服と帽子を着用しよく似合う。こんな機会でもなければ、海自制服なんて着れないものね。ちなみに左胸の防衛記念章は各地で就労した証で多い程名誉みたい。そして幹部以上は白い靴なのも麗しい。

三笠公園まで歩いて、無料開放中の記念鑑「三笠」見学へ。相方はよこすか海軍カレーを満喫。
三笠の中は広くて丁寧に復元され、殆ど博物館化されて、半日ではとても観れない充実さ。日露戦争は私には縁遠い歴史だが、写真や絵画や模型や書簡で一端を想像させられる。子供用制服コスプレもあって、今度は息子に幹部服を着せ敬礼させた。砲台とかも動かせるようになってる。三笠艦橋には東郷平八郎の立ち位置も印され、その方向は皇居(宮城)だそうだ。
公園中央には東郷さんの銅像もあり、まるでクラーク先生像みたいだねと北海道を思い出す子供達。銅像の東郷さんの目は、かのバルチック艦隊を睨んでいるそうだ。
歴史にもしもは無いが、明治38年に日本の連合艦隊がロシア艦隊を撃滅し大勝利をしなかったら、アジアはどうなっていただろうかと思いを巡らせる。少なくとも大東亜戦争は無かっただろう。

公園内でよこすか海軍カレーと『亡国のイージス』カレーを買った。家に帰ってイージス・カレーを食べたら、ちとピリリとした辛口で美味い。海自音楽隊演奏もあって賑やかだった。抽選券は四人共ハズレ。

あちこちで防衛大の学生が目立った。見学してたり、束になって行動してたり。制服移行期間なのか、紺制服と白制服が混じる。三羽烏を浮かべながら、菊池みたいなスマートな眼鏡が多いのに気づく。三笠内では紺服の若者二人がいて写真を撮らせて貰った。まだ一年だと言ってたが、凛々しくて可愛いv。相方は息子に防衛大を薦めたが、本人は行く気なくて残念。制服萌えの一日でもあったw。
でも自宅から横須賀へはやっぱり遠かったな〜。帰りは電車内で爆睡してた。
艦内階段を何度も昇り降りしてたせいか、翌日になって足が筋肉痛^^;。

チケ取り

2005年5月14日 生活時事
早朝からメイトでTBSアニメフェスタのチケ取りのため待機。男性陣がやっぱり多かったが、配布枚数も多かったのか、難なくチケットが取れた。座席もまずまずかな。キャラホビと日が重なってるけど、どちらかの日に行けたらいいかな。『エマ』の生アフレコとかやってくれたら嬉しい。
ところで『ジパング』公式サイトへいったら、《「ジパング」も紹介されるこちらのイベント!見逃すな!》と書いてあった。「された」じゃなく「される」?? 気になる〜。

ネオフェス8のチケットを申し込んだが、保険のため『新選組恋華の宴』のチケを知人にお願いした。一般販売なのに、取れた座席が最前列だったそうでビックリ。おかげでネオフェスが当選したら、恋華は引き取って下さるとか。

午後から『BLEACH』の先行チケ取り。電話が全然繋がらず(-.-)。友人がロッピーで声優イベントのチケを取ってくれた。第1章&第2章とも結構いい座席(嬉)。ミュージカルのほうも平日分を取ってくれた。楽日は即完売だったとか。何の役にも立たない私だった(~_~)。あー切実にローソンが欲しい。でもミュージカルはあと1回は観たいので、一般で頑張るしかないかな。

今日は皆さまにお世話になりました。ありがとうですm(__)m。

 ̄ ̄ ̄
さっきまでWOWOWで、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』吹替え版をまた観ていた。
平田広明@ジャックの「お分かり?」が耳にこびりつく。平川大輔@ウィルは実は大人しい台詞ばかりで、それ程はっちゃけてなかったのね。これの続編はいったいどうなったんだろう?
陸上自衛隊広報センターへ家族でまた行ってきた。
今日はイベントの一環で、自衛隊車両体験試乗したり(ヘルメット被って大型トラックでの走行)、野外炊具での炊き出しで食事をしてきた(体験喫食)。昔ながらの味のカレーライスはボリュームがあって、昨夜遅くまで自衛隊員の方達が材料を切っていたそうだ。他に煮物や缶詰の肉、数種類の炊き込みご飯など。全てお腹にもたまる保存食品で、こういった食事が災害派遣先でも出されているのだなぁと思いを馳せる。
他にもヘリコプターや戦車体験試乗のイベントがあるが、こっちは抽選なので、申し込んでも当たった試しがない。

今日は母の日。相方の母と私の母には其々にアレンジメントを配達済み。
昨夜息子は折り紙で手作りの花束をくれた。ナマも欲しいと言ったら、娘と一緒に赤紫のカーネーションの花束をくれた。安いけど。赤紫は私の色だとか。
相方には陸自の売店でねだった『海上自衛隊幹部候補生〜江田島の青春』ビデオを買って貰った。某所で聞いてたが、写真提供が菊池雅之氏。角松ら三羽烏らに思いを馳せ、ドキドキしながら拝見。

自衛隊情報誌「ウェルフェアマガジン」の裏表紙がPS2『ジパング』の広告で、釣られてついネット予約しちゃった。相方も承認済み。サバイバル海戦シュミレーション、果たして誰がやるのかっ!?
世界遺産・博物館島『ベルリンの至宝展〜よみがえる美の聖域』(東京国立博物館)へ行ってきた。
「日本におけるドイツ年2005/2006」記念イベントの一つ。「聖なるもの」をテーマに、博物館島の5館に収蔵予定のコレクションから約160点を展示。東西ドイツ統一後は世界遺産に登録され、2015年の完成を目指し復興計画中。
博物館ごとの展示で、品数的には多くないが、今までなかなか拝めなかった至宝は味わい深い。

《旧博物館》
ギリシャ・ローマ美術では、29歳頃の「クレオパトラ7世頭部」や、ハドリアヌス帝に愛された美しき「アンティノオス」像。
第2次世界大戦で《旧博物館》は破壊されたので、完成後に1830年当時のように展示するようだ。

《新博物館》
先史美術では、天体の運行を示す装飾を施した金のトンガリ「ベルリンの黄金帽」。
エジプト美術は、見るべきものが多い。中でもアマルナ時代の美術は写実的。端正な面立ちの「ネフェルティティ王妃(或いは王女)頭部」、強い個性を表現した顔と神の象徴の冠をミックスした「ティイ王妃頭部」が印象的。「彩色木棺」は珍しくはないが、金箔で彩色が綺麗な「パシグのミイラ・マスク」は上から覗くような角度で作られてて面白い。

《ペルガモン博物館》
古代西アジア美術では、新バビロニア時代イシュタル門への行列道路を飾ってた「ライオンの装飾煉瓦壁」。ずっとこのフリーズを見たかったのよね。ライオン120頭の壮大な装飾行列を想像し、今や絶対に行けなくなったイラクの地に思いを馳せたら切なくなった。
ギリシャ・ローマ美術では、トルコの本家ペルガモンでは拝めなかったものが幾つか。「ペルガモンの美しい頭部」は人間くさくキュートな表情。ドイツ出土の「ミネルウァの銀皿」は一部鍍金で精巧。大きな壺「アプリア製渦巻形クラテル」はオリンポスの神々と巨人族の戦いをこと細かに描写していて圧巻。
イスラム美術では、偶像崇拝禁止のため書道や彩飾や細密画が発達。「コーラン書見台」は浮彫りアラベスク文様が見事だが、どれもこれも「アッラー」の文字に見えちゃうんだよね。

《ボーデ博物館》
コインコレクションは、全て小さくて細かくて見るの大変。「アレクサンドロス大王の4ドラクマ銀貨」は、表がヘラクレスで裏がゼウス。どのコインにも銘が記されて興味深い。
ビザンチン美術では、宗教色が濃くなる。「赤子に乳を与える母親」の十字架は後から追加。
中世ヨーロッパ彫刻では、「使徒マタイ」の人物の表情と襞の表現に注目。
ヨーロッパ古典絵画では、著名な画家の作品が一時に拝める。ボッティチェリの「ヴィーナス」ラファエロの「聖母子」レンブレラントの「天使と格闘するヤコブ」(この天使の顔が、映画コンスタンティンに出てきたガブリエルそっくり)プッサンの「ユピテルの養育」など、とにかく見入ってしまう。

《旧国立美術館》
ヨーロッパ近代美術では、ドイツロマン主義の風景画家フリードリヒの「孤独な木」「海辺の月の出」が生命と自然と死がテーマにされて幻想的。もう一人建築家でもあったシンケルの作品も魅力的。マネのフランス絵画「温室」は意味深かも。クリスティアンの近代彫刻「ゲーテとシラーの記念碑模型」は、二人の触れた腕に注目だったり。

展示はそれなりに満足したが、音声ガイドを優先させてる為なのか、出品リストの紙が入口に置いてなくて、鑑賞者に不親切なやり方にちと腹が立った。
次のドイツ年イベントは、6月のドイツ映画祭かな。『グッバイ、レーニン!』は観たし、明日から公開『ベルリン、僕らの革命』も観にいきたいものだ。

 ̄ ̄ ̄
モーニング『ジパング』。
「最高の獲物だ」とワクワクがとまらない立石。なんだかオッキーの声とカブってきた。

TBS『夢で逢いましょう』。イージスブログでも告知宣伝してたのでようやく見た。
海幕広報室。潜水艦乗りは声が大きいとダメ? 護衛艦ヘリ乗りは声がデカくないとダメ? なんで自衛官になったの?と娘に聞かれ、「海が好きだから」とジパの誰かが言ってた台詞が登場。

『スパコミ』カタログを買ってきた。
お目当てのかいじ系、いっぱいあってホクホク。あ〜どのくらい使っちゃいそうか不安^^;。
映画『ローレライ』ミュージアムのため、子供達と一緒にフジテレビジョンへ行ってきた。
25階球体展望室は入場料がかかるが仕方ない。左壁面に音楽と共にローレライ映像が流れ、中央に全長6メートルの潜水艦伊507の模型。撮影で使用されたローレライシステムとパウラの椅子も展示されていた。先月、B29と原爆と米駆逐艦フライシャー模型を撮影してたので、今回も即撮影。どうせならと、伊507をバックに私も敬礼姿で子供に撮って貰った。絹見艦長や折笠らの衣装も展示。浅倉良橘の第2種軍装に、素敵だね〜と娘と一緒に見惚れつつ、堤真一もこれを着用されてたのね〜とシミジミv。娘は堤@浅倉の声も良かったと今頃言う。浅倉と絹見の衣装も撮った。
子供がせがんだので、3Dサウンドアトラクションも体験。別料金で300円ってのもどうよ^^;。敬礼して中へ入るとミッション・スタート。3つある小部屋の一つに入り、潜水艦内に居るような暗闇の中で水泡やソナー音を聴き、戦闘感覚をちょっぴり経験。ヘッドフォンから聞こえる会話の声が誰なのか、全く見当がつかなかった。終了後、子供達と何とも言えず苦笑い。
グッズショップで、菓子入りローレライバッグ等を買ってたら、着ぐるみラフくんが登場。一緒に写真撮ったりして、子供達はすっかりラフに夢中。7Fグッズショップでぬいぐるみまで買わされた。

スタンプラリーで景品貰った後、1Fシアターモールで食事してたら、CS721のナマ番組ロケがスタート。人がすぐ集まってくるが、つまらないのかだんだん散っていく。先ほど行った展望室のローレライ宣伝もやってくれて、椅子に座りながら私達はのんびりロケを鑑賞。TVにも映ったかな?
桜が丁度いっぱいに咲いて綺麗だったので、お花見ついでに、展望台をバックに写真を撮った。

 ̄ ̄ ̄
アクアシティにも足を運んだがつまらなくて、ローレライのノリで、無料バスで船の科学館へ。
『船の科学館』は入場料に見合うだけの濃さと深さで、2時間半ではとても見回りきれない充実した内容だった。子供達も遠足で行ったそうだが、展望塔だけだったようで、新鮮に真剣に見て回った。
私的に注目したのは、やはり日本海軍と海上自衛隊コーナー。美しき戦艦”大和”の模型をフレームに収め、連合艦隊の陳列模型の壮大さに圧倒された。海上自衛隊では制服や、イージス護衛艦”こんごう”の模型など。あれがハープーンで、あれがフェーズドアレイか…。
潜水艦では、あらためて潜水のしくみをおさらい。ペリスコープでフジTVビルなど見れる体験も。
船の歴史や、操船シュミレーションやラジコン船コーナーもあったが、3階のライブラリーが充実していて良かった。戦時関連の本の数々は涎ものだった。コミック本まで置いてあり『沈黙の艦隊』や『青の6号』『モンキーターン』と海関係の作品がズラリ。こういう場所がウチの近くにもあればいいな〜。
とにかくB1階〜3階、6階まで海と船の見どころがたっぷり。展望塔からのパノラマはざっと見。

”宗谷”の艦内見学コースへ。戦時中は旧海軍の特務艦となり奇跡的に生き延びて、戦後は改造され南極観測船として活躍した”宗谷”。引退後は、こうして船の科学館で展示保存され公開されている。
順路通りに見学したが、乗員の小部屋がびっしりあって、機能的かつ複雑に作られている。風呂場とか意外と狭いの。調理室は割とすっきり、皿とかは差込式らしい。ブリッジでは舵を取ってつい艦長気分。通信室は細かいものがいっぱい。部屋は見るだけで、たまにマネキンが居て雰囲気作り。少しでも中に入れたら、もっと気分に浸れただろう。
羊蹄丸も見学したかったが、時間が足りなかった。まだ今度だな。海風を感じながら後にした。

帰りのゆりかもめでウトウト。有明から延伸してくれれば、もう少し行き易くなるかな。展示場へもねw。

恐竜博2005

2005年4月1日 生活時事
招待券があったので、子供達と一緒に『恐竜博2005〜恐竜から鳥への進化』へ行ってきた。
このテのものは毎年見てきたが、今回は「大」が付いてない分、内容的には縮小。場所も幕張でなく国立科学博物館と行き易い。春休み中なので、かなりの混雑。展示ガラスに子供らが手を触れるのか、あちらこちらからピーピーとベルの音がけたたましく喧騒としていた。

小規模だが的を絞った内容で、副題の通り、恐竜から鳥類への進化を最新の標本で解説。恐竜の起源から鳥類へと系統図で展示されてるが、途中で何度も枝分れをして、真剣に見れば見る程わけが分らなる^^;。
鳥に最も近いというディロング等の羽毛恐竜が進化を続けても鳥類にはならなかったとか、獣脚類のミクロラプトルと鳥類の始祖鳥には殆ど違いが見られなかったとか、翼竜は飛行するが鳥類とは遠縁だとか、鳥類進化への道は険しい。
白亜紀においてやっとヤノルニスなどの真鳥類、その一部が進化し続けて現代の鳥類へと繋がったそうだ。鳥類の代表としてハトを取り上げ、ダーウィンの進化論まで展示されてたが、これは私的にはどうでもいいことだ。

展示の最大の目玉は、ティラノサウルスの「スー」。スーの実物展示は肋骨一つだけで後は複製だが、日本初公開のスーの全身複製骨格は全長12.8mと圧倒的な大きさで、フレームに収まりきれない。
対面するように展示されている、モンゴルで発見されたティラノサウルス属のタンボサウルス全身複製骨格も相当な大きさで、アメリカとアジアの出会いを感じさせるツーショットであった。二対は頭骨や顎に違いが見られ、異なる大陸での獲物の違いまで明確にさせていた。人類と同じく、アメリカの恐竜は巨大化したようだ。

スーザン・ヘンドリクソンのある種の勘と粘りで発見された「スー」は、90%以上の骨が殆ど完璧に残されていて、オークションで約10億円で落札されたそうだ。調査の結果、スーが2回骨折治癒し、28歳で死んだということまで分り、一つの発見が現代や未来の研究にまで影響を及ぼすのだなと感慨深く思った。

第2会場には参加体験コーナーがあったが、「スービジョン」は列並び過ぎっ。スーの複製骨に触れる「タッチ化石」もイマイチ。
ディノストアには会場限定品やオリジナルグッズがいっぱい。息子はレッチーぬいぐるみ、娘はキティ@恐竜、私はファイル等文具や菓子を買った。恐竜LIGHTを30個程まとめて買ってた親子もいた。

昼食は会場内の食堂で弁当類が安く販売されてて助かった。
常設展も見れるので、そのまま新館へ。「地球生命史と人類〜自然との共存をめざして」をテーマに、こちらもたっぷり見応えある展示ばかり。
深海の生物では『ローレライ』冒頭のフレーズが頭に過ぎった。熱帯や寒帯の感触とか、牛の胃の長さとか、体内で生きる無数の寄生虫とか、人間の中にもいる菌類とか、ちと気持ち悪くもなるが、互いに関わり合って生きている地球の多様な生き物たちを紹介していた。
1階展示物しか見れなかったが、地下や3階まで見るとなると、とても一日では足りない。また親子で来ようと思った。
『終戦のローレライ』(福井晴敏)文庫本を先週始めにやっと読了。『ローレライ』のほうにかまけて何も書いてなかったので、映画公開前に少々雑感。

全体的な感想はとっくに皆様が書かれていると思うので、終章についてのみ絞ってみる。
序章から第五章までじっくり読んだが、夢中になる事はあれど、心底感情移入するという程では無かった。エプナー兄弟に思いを寄せ、胸を熱くさせる事はあっても、涙したりすることは無かった。

それが終章にきて、タガがハズれたのか、一気に涙がボロボロと溢れ止められなかった(;_;)。
終章は要らなかった…という話はよく聞いてたが、私はそうは思わない。終章の話が、たぶん一番読みたかったこと、知りたかったこと。終章があるからこそ、『終戦の…』というタイトルも生きてくる。終章が一番展開が早くて読み易くて、私にはある意味一番面白かった。

それまでは戦争ものにSFものやファンタジーをプラスした極限状態の人間ドラマだった話が、終章にきて突然リアルさが増してくる。終章に描かれていたのは、紛れもなく私の父であり私の母のもう一つの姿なのである。出征し無事に帰還してきた父、英語の授業中に真珠湾攻撃のニュースを聞いた母…彼らが若かった時代の話を私も昔何度か耳にした。「おそらく自分達はそうしたこと(戦時中)を生の声で聞いた最後の世代に近いんじゃないか」と作者が述べられた通り、終章の世界は私の心に生々しく響いてきた。

「歌は世につれ、世は歌につれ」ではないが、戦中の話には「椰子の実」色が渦巻いていたが、終章ではたくさんの歌詞が紙面を埋めている。
「リンゴの唄」は、私の父が持っていたレコードに入っていたっけ。この歌を聞くと、口ずさんでみると、いつも決まって涙が出そうになる。流行した当時の様子など知る由もないのに、敗戦後に必死に生きていたであろう日本人の姿が、歌と共に私の心に切なく伝わる感じなのだ。漠然とした感知というものなんだろうか。

終章で私が実際に経験した歌は「世界の国からこんにちは」辺りだろうか。ここからは私の半生がリアルに蘇り、走馬灯のように記憶を紡ぎだす。12年前の「川の流れのように」は、母達の人生とも重ね合わせ、これも涙が出そうになる歌だった。

私にそうした思い出深い歌があるように、他者の心の中にも思いの詰った沢山の歌が存在しているに違いない。そうして私達が生きる上で、歌は言葉は不可欠なのである。私達は時に歌によって、過去を振り返り慰められ、現代を真直ぐに認識し、次の時代へと新たな歌を言葉を紡ぎ語り継いできた。
その流れは、過去を悔やみ否定し忘却し懐古する心だけでは生み出されない。現実を真摯に見詰め考え出された先に、思いを伝える新たな言葉が生まれてきたのだ。

ソナーではないが、この世界のことを私達が聞くことは今や簡単だ。ネット世界にあって、読むことも見ることも知ることも何だって可能になった。情報収集は容易いが、ではその先に私達は何が出来るのだろうか。
私達は自分達の思いを言葉にしてきちんと発していくべきではないだろうか。それは生の言葉でもあるし、文書でもいいし、行動でもある。或いは、歌になってもいい。私達の思いを現実の世界に少しでも発し、広く次の世代へと伝えていかねばならないと思う。

「絶望している暇なんてない。瓦礫の山の中から使えるものを拾い出し、必要なものを作り直してゆく子供たちの旅が、もうすぐ始まろうとしているのだから」
未来へ果てしなき希望を見い出し、我らの心を少しでも伝えていかなければならない。我らの子供達は、そんな困難なものさえも受け入れるだけの元気な魂を持っているのだから。そして彼らには、情報の裏側にある真実、そこに生きる人達の思い…を感知する力をきっと持っているのだと信じていたいから。

真実と人々の思いを感知し、希望と祈りの歌と言葉を紡ぎ出す「ローレライ」。それは現代に生きる人々誰もが持ちえる心。或いは「終戦のローレライ」とは、今生きている私達みんなのことなのではないだろうか、という思いにまで至った。

そこまで考えさせたのだから、終章は私にとっては不可欠。終章が無かったら、尻つぼみの迷走なラストのまま、私の中で「ローレライ」は沈殿していたであろう。

小説の内容では細かいところも含めて色々もの申したいが、どうしてもひと言だけ。
小説での浅倉大佐の最期については、少々陳腐ではないだろうか。あれではまるで『ガンダムW』のデキム扱い。『SEED』のパトリックは模倣したのか。とにかく浅倉が最後まで居た場所も、遠大な思想とは隔絶された所で不満が残った。
この点に関しては、映画『ローレライ』での展開のほうが、まだ私には納得がいく。ひとえに、私が浅倉オーラに絡み取られ、彼のフェロモンに侵食されかかっていたからなのかもしれないがw。

アフタヌーン4月号の『終戦のローレライ』を立ち読みしたが、浅倉のビジュアルだけが、想像してたのと全然違ってて愕然(~_~;)。もちっと男の色気やオーラのようなものを、外見でも描いて欲しかったんだが。

 ̄ ̄ ̄
4日外画吹替え『アイ・アム・サム』。
平田広明が知的障害を持つ主人公の役。舞台『アルジャーノンに花束を』で見せたような秀逸な演技を聞かせてくれると思う。ターナー検事役で郷田ほづみも出演。

5日外画吹替え『ザ・ロック』。
ある意味『亡国のイージス』の前哨戦?(笑)津嘉山正種のハリス准将も楽しみだが、小山力也、大塚明夫、内田直哉、平田広明といった『ER』メンバーも聞きどころ。たぶん石田彰がシェパード中尉役で出演していたものかな。

14日外画吹替え『スキャンダル』。
TV放映分は『冬ソナ』と同じ荻原聖人がヨン様の声を担当だってさ。東地宏樹@ヨン様の声を聞くため、DVD版を借りることにしようかな^^;。

雑誌増刊号

2005年2月23日 生活時事
『日経エンタ!MOVIE&TV DX』3月号増刊。
映画の「吹き替え」というお仕事特集。
声優ファンには今更という感だが、声優やキャストについての紹介など。例の『タイタニック』では結局4パターンのキャスティングになっている。人気2大新旧声優として、山寺宏一と広川太一郎の写真コメント。もっと幅広く声優を紹介する特集かと思ってたので、物足りなかったな。

『ローレライ』の全貌として6ページ特集。
ここでも亀山千広プロデューサーが「これは歴史に名を借りたファンタジー」と述べている。最後に「ガンダム世代が作り出すエンタテインメント映画」と締め括られていた。福井晴敏のインタビューにも「ガンダムから戦争と人間ドラマのバランスを学んだ」とあり、ガンダムファンにも大いに好奇心と刺激をそそられるだろう。

今朝の朝日文化面『作家と映画のいい関係』でも、『ガンダム』と富野由悠季氏のことが書かれてあったっけ。

 ̄ ̄ ̄
ガンダムエース4月号増刊『ローレライ』CHARACTER FILE。
予価より100円安いじゃん。この前買った『SEED DESTINY』のキャラファイルは平気だったのに、今回のは買うのに何故か恥かしかった^^;。
とにかく写真がたっぷり。樋口真嗣監督のコメントは、撮影裏話もあり、大いに共感させられた。

福井氏が本書だけに書き下ろしたキャラクターストーリーが興味深い。
特に、清永喜久雄編。読みながら、うっすら涙が浮かんできちゃって…(;_;)。清永くん、妹が1人弟が4人もいたんだな。弟妹達へ宛てたメッセージが切なくてたまらない。
ふと、フランツがユージェニーに託した手紙には、何が書かれてあったのか気になってきた。

 ̄ ̄ ̄
そういや日曜の『報道2001』。
ライダーとプリキュアの間にチャンネル変えたら、福井氏がババーンと画面に映っててビックリ。見た途端、諏訪部順一にやっぱり似てるな〜と思ったり(笑)。
「某国も含めて、日本は子供。戦後の日本人は12歳で、今は14歳くらい」とか話していて「60年経ってやっと2歳か〜」なツッコミも入っていた。もう少し聞いていたかったが、子供の邪魔が入った。
年齢に関しては色々思うコトはあるけど、とりあえず日本は「まだまだだね」は確かだw。

大晦日ご挨拶

2004年12月31日 生活時事
今年も皆さまには色々とお世話になりましたm(__)m。
こんな拙い日記をご覧になっていただき、誠にありがとうございました。
この一年、自分のことをザッと振り返ってみたいと思います。

私のこの一年(2004年1月〜12月)を大まかに言ってしまうと
?新しいことより、過去を振り返る年だったこと
?イベントや芝居の日がやたら重なり、ハシゴが多かったこと

イベント参加数:52回
芝居観劇数:44回
映画鑑賞数:46回
美術展覧会鑑賞数:7回
ザッと数えただけでもこの回数。怒涛の一年でござった^^;。

TVドラマでは、何といってもNHK『新選組!』。芹沢鴨暗殺からこっち、どっぷりハマった。
TVアニメでは、前半は『妄想代理人』。試写会から参加し、メイトでのイベントでは関俊彦との握手の模様を、後にアニメージュTVで流された(ナレーションは石田彰(笑))ことが思い出深い。
後半は遅まきながら『ジパング』ッスね。『亡国のイージス』にも繋がっていったし。『SEED DESTINY』では得られない興奮を味わい、日本国と歴史を振り返るきっかけになった。

アニメ映画では、イベントにも参加した『聖闘士星矢〜天界編序奏』、舞台挨拶も参加した『Ζガンダム』。いい意味で過去を懐かしみ新たな希望を与えてくれた。『イノセンス』も印象深いが、『ガッシュベル!!』は来夏にも期待。
映画では、『ロード・オブ・ザ・リング王の帰還』『スパイダーマン2』など続編ものに感激。『オーシャン・オブ・ファイヤー』『トロイ』など中近東アラビア風味にも惹かれた。

美術展覧会では、『エルミタージュ美術館展』『中国国宝展』『ヨルダン展』。相田みつをに出会えたのは幸運。

舞台ではDCさんの他に、鈴置洋孝プロデュース公演、あかぺら、すごろくなど新規劇団が増えた。『MOON CHILD〜月の子』が印象的なStudio Lifeは毎公演観劇。野村萬斎出演作品に加え、新選組!役者の公演も拝見。平光琢也や郷田ほづみ演出舞台は今後も期待。今年後半はきな臭い時代を反映し、戦争ものの作品が多かった。例年のDC親子劇場も楽しかった。

イベントでは、コーエー系の大規模なものより、アニメイト系の小規模なものに楽しみが多し。石田彰の『五番街』イベントは全参加、まったり楽しめた。8月からの『デス種』関連イベント全参加もラッキー。『最遊記R』の4人のトークは大いに盛り上がり。息子にも誘われ、今年はひと月に1回以上は幕張に行った計算だ。遠いし金使うし疲れた。
竹宮惠子個展アフターイベント、怪物ランドライブと、嬉しい復活再会もあった。NHKスタパの堺雅人や、アンニュアージュトークのLife、オリ肝の高橋良輔にも出会えて良かった。

公的仕事的では、私にも色々とあった。特に子供関係では、悩み苦しみ涙したことも多々あった。たぶん私と同じ境遇の方でないと、これは理解し辛いと思う。でもいい病院に出会えたのは幸運だった。
めげてヘコんで落ち込んだ私を、いつも前向きな気持ちにさせてくれたのは、アニメやイベントやお芝居や映画だった。私の生きる糧、生きがいでもあるのだ。
来年は、自分の年齢を考慮し回数を少し減らしつつ、また色々と参加していきたい!

来年もどうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m。
良いお年をお迎えくださいませ。

ヨルダン展

2004年11月2日 生活時事
『砂漠の王国ヨルダン展〜知られざるアラブ世界8000年の文化遺産〜』へやっと行ってきた。
前も行ったことあるが、美術館がウチから遠い遠い。片道2時間近くかかり、とても都内とは思えん。せめて最寄駅から近くにあったらなぁ。交通費もバカにならん。でも快晴で良かった。

日本とヨルダン・ハシェミット王国国交樹立50周年記念展覧会。ヨルダンは北海道ほどの面積で80%が砂漠。現在は観光収入が主だが、イラクとイスラエルに囲まれて、今は切迫してるのではないか。
今回は、40〜50万年前の旧石器時代から、イスラム・ウマイヤ朝までの発掘品が中心。ヨルダンの歴史と文化を遡るにはいいが、あまり大きな目玉もなく、展示品の種類や数も少ないのが残念。
展示を見てると、人間が引いた国のラインが殆ど無意味なものだと気付く。ヨルダンは重要な交易路として、様々な民族や文化が往来し、あらゆる特色を享受していた国だからだ。

印象に残った展示品など。
☆アイン・ガザル遺跡から発見された胸像。新石器時代のもので、世界最古の大型の人形塑像。展示されてるのは、双頭の胸像と1体だけの胸像の二つ。用途としては崇拝説や守護神説など3つの説がある。見た目は無表情で目玉が大きくユニークで、ちょっと宇宙人ぽい。

☆鉄器時代のシリア・フェニキア様式の双頭女性頭像。表と裏に二つの女性の顔がある。丸顔で美人な感じ。4つの内3つの目にアンモン文字が彫られている。用途は装飾か柱頭か。

☆BC1世紀頃から、ヨルダンは二つに分かれた。北部はヘレニズム都市からのローマ時代を満喫し、南部ではアラビア語を話す遊牧民が最初に建設したナバテア王国が繁栄した。
この時代の土器やガラス容器、銅板死海文書(複製)などは見応えがある。

ナバテア王国が都としたペトラは、中東を代表する大遺跡として有名。映画『インディー・ジョーンズ最後の聖戦』のロケ地にも使われた。私も新婚旅行で一日たっぷり観て回った。エル・ハズネまでのシクの道のりを、私が乗った馬が疾走した為、尻の皮が剥けちゃったのをまた思い出した。ホテルの部屋で相方に、薬を塗って貰ったアホな思い出話までw。

☆ビザンツ帝国時代では、マダバなどの教会建築の数々のモザイクが展示。アカンサスの葉が描かれてるが、実物はどんなんだろ? 展示物には無いが、モーセが「約束の地」を望み見たネボ山がある。その地こそ、イスラエルなのだ。その真ん中には死海がある。
ヨルダン側の死海でプカプカ浮いてみたことがあるが、やや不安定な気分。長い髪がベトベトするので、シャワーキャップを被って浮いたが、写真見ると変な格好だ^^;。

☆イスラーム・ウマイヤ朝時代の展示物が少ない。青銅製香炉はデザインが面白い。

☆ヨルダンの民族衣装が多数展示。女性衣装は刺繍とかとても丁寧で綺麗。ベドウィン族女性の衣装で、身丈が2〜3メートルと長いのがあったが、たくし上げて折り返して着るようだ。
ベドウィン男性の衣装を見ると、映画『アラビアのロレンス』とか思い出してしまう。

☆時代は駆け足。第一次大戦中「アラブの反乱」を起こしたシャリフ・フセインの次男アブドッラーI世のゆかりの品々が展示。短剣や剣が豪勢でシャープで何でも斬れそうだ。
アブドッラーI世の尽力で、1946年ヨルダンはついに独立王国となった。

物騒な時代で危険な中東圏だが、ヨルダンに行くと、それまでのイメージが一掃される。
ヨルダンの人達はあたたかい。私達がハネムーン中だというので、ホテルの人達が急遽ディナーに大きなケーキを加え、快くもてなしてくれたことがあった。プレゼントに、刺繍入りのランチョンマットセットも下さった。嬉しかった。生ものを口にしなければ、食事にも不自由しない。片言の英語も通じる。魅力的な国だが、もうたぶん行けないだろうな。

 ̄ ̄ ̄
今日は石田彰のお誕生日。
37歳、おめでとうございま〜す!(^o^)

中国国宝展

2004年10月19日 生活時事
東京国立博物館平成館で開催中の『中国国宝展』へ行ってきた。
今回は、新石器時代後記〜唐時代の「考古学の新発見」と、後漢時代〜北宋時代の「仏教美術」に焦点を当て、中国の国宝級文化財約160件を公開している。雨だというのに、会場は混雑していた。

展示物が多く、じっくり見てたら3時間たっぷりかかってしまった。展示其々に説明書きがあったが、振仮名が無かったら読めない漢字が多い(~_~)。時代も規模も多岐に大きく渡ってるので、悠久の歴史を感じながらただもう圧倒される。その中で印象に残ったものをいくつか。

《考古学の新発見》今まで見たことのない、バラエティに富んだものが多い。
☆透彫香炉(戦国時代)。青銅器製だが、蛇の絡まったような非常に緻密な透かし彫り。蓋の上が鳥で、台座に獣、鳥、人物を表してる。人物の両手に武器があり、他にも武人を題材にしたものが多い。
☆雑技俑(秦時代)。大男の人形だが、頭と足は無い。上半身が裸でスカートのようなものを腰にまとってて、古代ギリシャの男を思い出す。雑技とあるので、サーカス芸人か力士らしい。
☆天王俑(唐時代)。綺麗に彩色が残り、2つ一緒に墳墓に埋葬されてた。足下の邪気を踏みつけており、邪気退散な意がありそう。これもスカートをまとってて、どうやら昔の武人は戦いでアソコを守る為に身につけてたらしい。
☆金縷玉衣(前漢時代)。これが今回の目玉の一つ。埋葬用の玉製の衣装の4000の玉片を、金の針金で綴っている。発見時は盗掘者でばらばらになってて復元されたもの。綿密に加工されてて、目、鼻、口、胸も区別している。玉と金が美しい。

《仏教美術》どれ一つとして同じ顔でなく個性ある表情の仏像。インドと中国の合体を感じる。
☆如来三尊立像(北魏時代)。2基あり、石造のものは光背の文様表現が細かい。石灰岩のものは2Mもあり線条的で細密な表現。どちらも裏にまでびっしり図像が描かれているのが凄い。
☆菩薩立像(東魏時代)。端正で穏やかな顔立ちの像が多い。石灰岩に金の装飾が残ってて、台座の龍が目立っている。
☆菩薩半跏像(北斉時代)。右足を左足ののせた半跏の格好。彩色ははげてるが、バランス良い。
☆阿嵯耶観音立像(南詔末)。本体が金で、光背が銀で作られている。雲南地方での仏教保護、観音信仰が象徴されている。
☆阿弥陀経断簡(唐時代)。紙本墨書で綺麗に彩色。極楽浄土のイメージを描いている。
☆梵文「隋求陀羅尼」(後唐)。サンスクリットによる隋求陀羅尼と図像を紙に印刷した版本。隋求陀羅尼とは、諸願の実現に効力をもつとされる呪文のこと。これを身につければ効果があったとか。

開催中の『大兵馬俑』(上野の森美術館)と、『興福寺国宝展』(東京藝術大学美術館)も観ると、いっそう勉強になりそうだな。
おいおい行けたらいいんだが、時間が欲しい。

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