赤坂RED/THEATERプロデュースvol.1『絢爛とか爛漫とか』モダンボーイ版を観てきた。
サンティーズ『30』が開催された劇場だが、何故か道に迷う^^;。ライフではなくパニのメルマガのおかげで、先行で取ったチケが何と最前列真ん中。舞台はやや高いが見易いのは間違いない。パンフは無し。

自転車キンクリーツカンパニー飯島早苗氏の作品で、SPACENOIDの御笠ノ忠次氏の演出。何度か上演され、今回はキャストを一新した再演。登場する4人の男性役者は其々違うカンパニーに所属。私のお目当ては*pnish*の土屋裕一とStudio Lifeの及川健で、あとのお二人はよく知らない。
モダンボーイ版とモダンガール版の2バージョン公演で、約2時間強の上演。

昭和初頭、四人の若き文士たちが集い、其々の夢や恋や生き方を語り、時に悩み苦しみ喧嘩をしながら駆け抜ける春夏秋冬の青春物語。
主人公・古賀の部屋が舞台となり、そこで繰り広げられる四人の会話劇がメイン。畳の向こうに引き戸と中庭、左手に書棚と蓄音機と座布団、右手に座机と塵箱と襖があり、雰囲気良い丁寧な舞台装置と小物。暗転ごとに、花瓶に違う花が活けられ、布団やテーブルや火鉢が置かれて、四季の移ろいを表現。四人が季節ごとに着替えるのも目に眩しい。

若者たちの状況や性格が徐々に分ってきて、其々の気持ちや台詞に寄り添えるのが面白い。
2作目が書けずに、焦りとジレンマと劣等感に陥り、才能ある友人に嫉妬し薬にも頼ってしまう古賀役を土屋裕一。裕福な遊び人だが、一人の女に執着している批評家志望の泉役を日比大介。才能溢れるが、大らかで豪放で現実主義の諸岡役を加藤啓。耽美な怪奇小説を書くも、マザコンで温和で繊細な加藤役を及川健。

四人の会話劇だから、台詞も膨大な量で掛け合いも大切。まだ少し噛みがあったり、リズムがちょい合わなくなるシーンも観られたが、ほぼ完璧だったと思う。
古賀はほぼ出ずっぱり。古賀の女中おきぬのシルエットもたまに登場するが、土屋さんことtutiが一人会話でこなす。マイナスイメージばかりの古賀だが、不器用で一本気なところをtutiが人間味たっぷりに情熱的に演じる。苛立ちや表情や鼻声が時にリアルに感じさせる。4幕目は自分が創った小説の内容を泉に聞かせるという設定で殆どが古賀の朗読劇だが、これが完璧で圧巻。tutiが明確で抑揚ある言葉で約5分間じっくりと話し続け、観客にも物語の世界を想像させる。

モノクロな男関係に、”色”と”癒し”を与えて膨らませてくれたのが及川さん。台詞や表情や所作に楚々としたしっとり感があり、こちらまで潤して安心させてくれる。古賀と加藤は性格的には対照的だが、一番心が繋がっていたのかも。予想以上にtutiと及さんの会話が多くて、微笑ましく見守りながら幸せ気分v。「女装もしたことがあって可愛かったんですよ」の台詞に、及さんが演じた数々の女性役を浮かべながら頷いてニンマリ(^.^)。眼鏡の顔も可愛らしく、着物や白開襟シャツを着た身体もホッソリと優雅だ。
日比さんはいかにもな洒落た二枚目風顔立ちで、加藤さんは逞しくワイルドな風情が印象的。

開演前からワルツが小さく流れ、何となく身をゆらゆらさせていたら、ワルツが大きくなると踊りながら登場する男たち。ここでも及さんは女役w。
無人島に男同士だけで肉体関係は?の想像図で、諸岡を中心に四人が舞台狭しと追いかけはしゃぎ回るシーンが楽しい。諸岡×泉は納得だがw、意外や加藤×古賀となり(笑)tutiを面白がって追う及さん。締めは及さんが総受け状態、下になった及さんがちと色っぽいw。
はしゃぎ回ったせいで、加藤さんの袴の下から白いヒモがチラリと垂れて、諸岡の台詞や動きがある度に下が気になったり^^;。夏のバナナの皮を回収し損なったのか、秋になってもひとつ残ってたり^^;。古賀の口から吹き出した水しぶきが、前列のこちらまでちょっぴりかかったり^^;。ちょこちょことまだ粗が見える。

一年を経て、四人は其々己の道を見いだし歩むことになる。ある者は恋愛を成就させ結婚へ。ある者は家族愛を。ある者は実業家の道へ。それでも、頑固にひたむきに小説家を志す者もいる。
作家も役者も、ある意味、似ているのではないか。どんなに頑張ってもままならないこともあり、ある日突然上手くいってしまったり。努力や才能、運や富や恵だけでは計り知れない万物の流れが、人生には存在する。
その中で、自分の道に執着して情熱を傾けられることが一番素晴らしいことではないのか。古賀の姿に、己の役者人生を投影させた男たちの渾身の芝居を拝見できて喜ばしかった。

モガ版も似たようなキャラ設定なのだろうか。観る機会は無いが、モボ版はもう1回観劇予定。
WOWOW 外ドラ『グレイズ・アナトミー2』最終話。
心臓移植の優先順位のため、デニーの人工心臓のコードをわざと切ったイジー。移植手術は成功し、デニーはイジーに再度プロポーズする。「これからは皆と同じように生きられる」「自分のことは自分で決められる」「僕が選びたいのは…きみだ」「僕は選べるようになったんだ」心打つデニーの誠心誠意の言葉に、イジーも承諾して幸せを噛み締める。
このまま結果オーライかと思いきや、二人に悲劇は突然訪れる。静かな彼に寄り添う美しい色のドレス姿が切な過ぎる(;_;)。
東地宏樹の温かみのある渋い声と石原理恵の甘く澄んだ声が、吹替えで鮮やかに交わった珠玉のエピソードだった。

新シリーズ『グレイズ・アナトミー3』は今秋放送予定。
コードを切ったのは自分だと告白したイジーの行方は? 流れ弾を受けて右腕が麻痺した小杉十郎太@バークの医師としての運命は? 吹替えキャストと共に今後もちょっぴり気になる。


NHKBS2 外ドラ『ERXII 緊急救命室』第7話。
その東地宏樹が救急士ゲイツ役で登場。医師志望らしく救急はバイトらしい。話題も豊富で軽い口調でニーラをナンパ、次週もしっかり登場する。そのニーラには遠距離恋愛中のガラントがいる。3月のラジオのノリではないが、甲斐田裕子@ニーラが三宅健太と東地宏樹どっちを選ぶ?状態になりそう(笑)。

撃たれて悲惨な目に合った少女の治療をめぐり、コバッチュとクレメンテが対立。てらそままさきVS高木渉の激しい口論が聞きどころ。てらそまさんの憤怒の声も久しぶりだ。しかも自ら部長に立候補しちゃう積極性も見せる。たぶん、コバッチュはムリだろうけど^^;。
少女の死で感情を抑えきれずに嘆きと怒りをぶつけるアビーを、コバッチュはそこでどうして抱きしめて接吻しちゃうんだろうな^^;。ヨリを戻す気もないくせに〜。


テレ玉 アニメ『英國戀物語エマ 第二章』第5話。
ウィリアムの婚約パーティとは知らずに、ミセス・トロロープの友人としてドレスに身を包んで出席したエマ。誰も彼女がエマだとは気付かず、眼鏡無しのエマも視界がぼやけてるのが、ドキドキした緊張感を煽る。ミセス・トロロープも自分の息子とエマとの過去を想像だに出来ないのだろう。卒倒して寝こんだエマを、夜更けにウィリアムが訪ねるのもちと非常識。
涙をぽろぽろ流して謝るエマを、ウィリアムはどうしてそこで抱きしめて接吻しちゃうんだろうな^^;。仮にも他の女と婚約したばかりだろっ。全てを捨ててエマと一緒になる決意さえ無いのに。

『ER』にしろ『エマ』にしろ、今だけ、その時だけと、女の気持ちも今後のことも考えずに、本能的に愛しい女を抱擁し接吻する男たち。男の”優しさ”であると共に、男の”ズルさ”も感じてしまう^^;。
Studio Life公演『ロミオとジュリエット』Sighori(シニョーリ)チームのを観てきた。
ロミジュリは、映画やTV舞台録画中継など映像では見たことあったが、ナマ舞台では初見。
オールメールでのシェイクスピア喜劇は蜷川演出でも見られたが、悲劇は初めてかもしれない。Studio Lifeには二作目となるシェイクスピア作品。
平日夜なのに混んでたのは、トークショーがあるからか。休憩ありの約3時間、あまり長く感じられず。

お馴染み、犬猿の仲の名家の息子と娘が愛し合い、周囲の思惑や対立の中で、悲劇的末路を辿るお話。
若さゆえに一目惚れから突き進んでいく二人の”愛情”と、殺られたから殺りかえす血気盛んな”憎悪”とが交錯し、悲劇が増幅されていく。映画『スパイダーマン3』のような”許す”ことも存在してたら、違った結末になっていただろう。

松岡和子の翻訳と、倉田淳の台本・演出は、どちらかというとキャピュレット家に寄り添い、ことに娘ジュリエットの心情を濃く優しく浮き彫りにする。
シェイクスピアならではの猥雑で下品な言葉も随所に現れ、前半は喜劇的雰囲気をとりつつ展開。笑いもあるが少々退屈。後半は友情や信頼や裏切りの中で、若者達の情熱と成長をも描き出す。

今回も袖扉から客席通路を使った斬新な芝居がいっぱい。丁度、中央通路前の座席で舞台も観易く、通路側の芝居も間近で観れて美味しかった。ことに二人の初対面のシーンは、ステージにロミオが通路左側にジュリエットが対峙し、そのリアルな距離感も楽しめる。だが、通路前の前列の人達は後ろを振り返る必要があり、ちょっと不親切か。
先週のヘロQでは和風だったが、今回は洋モノの殺陣やアクションも見どころ。動きは鋭敏ではないがエネルギッシュ。効果音ではない剣が打ち出す本物の音もいい。ステージで観るだけならいいが、通路でチャンチャンバラバラやってくれるからたまらんw。役者の汗や真剣な表情がより分るが、目の前で剣が振り下ろされぶつかり合うので、その迫力に思わず身体をすくめてしまう(笑)。どうぞこれからも客の安全性を優先してやって〜^^;。

ロミオ役の荒木健太郎は、溌剌とした真っ直ぐな少年を好演。ジュリエット役の松本慎也は、清楚で可憐で芯のしっかりした少女を演じ、真っ赤なドレスも長い髪もよく似合う。初々しいフレッシュな二人だが、台詞は聞き取り易く演技もしっかり。ロミオがバルコニーを駆け上ったり、ジュリエットが活発に抱きついたりと、いかにも14〜15歳の少年少女の爽やかな雰囲気で、観ているだけで微笑ましい。
ジェリエットが小刀を見つけた時「嬉しい」と呟くひと言、自らに突き刺すシーンは、松本くんの魂こもった台詞と演技が伝わってきて、不覚にも涙ぐんだ(;_;)。観る度にどんどん成長している松本くんに今後も期待。

高根研一のティボルトは睨む顔が怖くて悪人ぽく^^;、彼が何故憎しみを抱いてるのかも明確でない。
曽世海児のマキューシオと関戸博一のベンヴォーリオは面白いコンビ。前半のウケそうでウケなさそうなコントばかり浮かぶw。
船戸慎士の強圧的言動のキャピュレットと、林勇輔の優雅な夫人は共に出番もありハマる。比べて、モンタギュー夫妻の出番が少なくその心情が追えない。
倉本徹の乳母は笑いをとる為とは言えカミカミで、進行も停滞して少々ウザい^^;。
山崎康一の僧ロレンスが、誠実で深味のある演技で実に良かった。山崎さんのロレンスがあったからこそ、悲劇性も強まる。オープニングとエンディングで被せるところは、狂言回しな役どころも狙ったのだろうか。

テーマもはっきりしていて、斬新な中にも納得できる悲劇性で、見応えのあるロミ&ジュリだった。
次はメインキャストがガラリと変ったErbeチームを観劇予定。こっちはややアダルトチックか。


終演後トークショー。司会は、ドラッグストア店長の藤原啓治と篠田仁志。Eチームではモンタギュー夫妻を演じる。
「パッションがとまらな〜い」で、「スタジオライフ剣友会」(笑)の8人が登場。「命がけ」の剣アクションについて語る。

通路での殺陣スジは繊細になり、正面真っ直ぐ振り上げるのも大変と言う政宗。富士亮太はアクション後の「股間蹴られる」のに意識集中。剣が重く「1トンの衝撃」だと吉田隆太。パリス役の仲原裕之は、伯爵らしく型にハマった剣術で対峙。殺陣を専門的に勉強中の荒木ロミオは、客の安全性を考えつつギリギリのトコでやるように努めるとか。
関戸博一は高根さんに睨まれても目を逸らさないように(笑)。ティボルトは怒って出てくるが自分はめったに怒らないと言う高根研一は、眉毛消してきた関戸から目を逸らし、曽世海児は嫌いと、珍しくもいっぱい喋る(笑)。アクションを「ハーックション!」とお約束の(笑)曽世海児は、大好きな高根さんの言葉を受け^^;、剣技の前からアクションが始まり、必死でやらないと殺されちゃうと。

皆さんからアクション担当の渥美博先生のお名前も出て、じんわりと盛り上がった。
最後は、曽世さんが高根さんの手を取るも嫌がられ、ケンカ風な幕引きで退場w。


Studio Life関連の芝居が続く。
5月は、及川健が土屋裕一と共演するモダンボーイ版『絢爛とか爛漫とか』。2回観劇予定。
6月は、曽世&岩崎&甲斐さんで『コーセーアンニュアージュトーク』。
7月〜8月は、カナダ現代演劇祭参加作品『孤児のミューズたち』。
8月〜9月は、ミュージカル『あらしのよるに』。これ、ドラマCDのトークで山口勝平さんが舞台でやりたいとおっしゃってたが、Lifeメンバーの出演で観れるとは。BL風じゃないのが残念w。
日曜朝は”電ゲキ”ターイム!
そして、”DESTINY”な電ゲキ対決スタート!(^o^)

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』第13話。
悪夢の中の”絶望”を力にした若獅子に、更に”憎しみ”を増大させた修行をさせるマスター・カタ。
配下のラスカル2^^;…もとい、ラスカ&ルーツはぱっと見、モモ&ウラのゲキレン版ぽいw。メレによると「変わった子」と「変態っぽい」(笑)。スゴイ技って、手裏剣シュッシュと巨大化して飛ぶことかい。

今回はメレがいたので、バエが「はいは〜い!」と軽快に登場。空中必殺技に「やられたーっ!」と意気消沈、あげくメレのお尻に踏みつけられて「重い…」(笑)。ヘタレっぷりも快調。最近のメレは理央を木の陰から見守る”明子さん”状態w。

芸術鑑賞のゲキレンジャーたちは、バレエの次は京劇を。華麗な舞いに「シンシン」「キュイ〜ン」。
第三の拳聖バット・リーが登場。「私をマスターと呼ぶな」池田秀一の渋い男前声、キターっ(^.^)。拳法の中に”美しさ”を追及する、頑固で偏屈で拘りの男。扇で舞うように戦う姿がカッコイー。でもウラタロスではないw。ついでに「バットマン」でもない。

修行するレツに「技を捨てろ」とバット・リー。自然のままに、心のままに…ということか? クレープ、美味そう。


『仮面ライダー電王』第16話。
モモタロスVSリュウタロスのバトルも白熱し、ついに決着。あとの2イマジンはお留守番組。

春は夜桜。気分は桃色。今回はモモタロスのラブリ〜ぶりと格好良さが際立った、まさにモモ祭り(*^。^*)。
コーヒーぶっかけられ悔しがるも、「バカにしやがって」と膝をかかえてイジけたり。キンタロスの盆踊りをマネて、阿波踊りを踊って見せたりw。
良太郎も困った時はモモタロス。「どけっ、どけよっ!」と良太郎にダイビングするけど何度も弾き飛ばされ、最後まで不屈の根性見せるモモの拳w。ハナも思わず「頑張れっ、モモ!」と応援。やっぱこの二人(^.^)。「お姉ちゃん」の助け舟(?)もあり、今回のモモタロスは女性サポーターズの応援を受けて見事勝利。「ヒヒヒ。楽勝だぜ!」と強気でVサインのモモが疲れ過ぎてて可愛い。キンタロスにキャッチされるのも、必殺技の布石なのか。
夜桜バックに疾走する「Double-Action♪」。M電王の「俺の必殺技パート3」は、なんだかんだと「ストレートド真ん中」。「サイコー!」といい気分になるも、川に落っこちそうになりアタフタするモモタロス。関俊彦の可愛い格好良い演技が冴え渡るvv。

リュウタロスはR良太郎として活躍。指パッチンで人々を躍らせるテクは脅威。鈴村健一のショタ演技も快調。モモったら先週の「リュウタ」から「くそガキ」になってるw。でもこれでリュウタロスの弱点もバッチリ。
ホエールイマジンはステップも踏まされた上、のんびりとよく喋ること。
最後は”マユミ”絡みのそういうオチかよっ。ヘンな携帯着ボイスにウケた。
とにかく酒癖悪いと記憶もお金も何もかも失うゾって教訓か。
謎のマント男は西新宿の地下鉄へと降りて行った。

次週は、高校入学式の良太郎が見られる。
ホント「あの人、誰なんだろう?」ね。イマジン達の記憶の悪さはコーヒーが原因とみたw。ニンニクワサビおにぎりは勘弁(~_~)。
近所の書店に無かったので、用事のついでにメイトで買ってきた。

★VOICE Newtype No.020
巻頭大特集は『セイント・ビースト』。要りますか?とも聞かれずに、表紙のポスターもくれる店員さんw。
『天使のしっぽ』からもう6年も経ったのか〜。長いっ。ユダやルカの話にもなるかと思ったが、意外や四聖獣の話に留まる4人。
3月のBLITZのイベント・レポが昼の部で、それを読んだらお腹いっぱい、DVDを欲しいとも思わなくなった^^;。

お目当ての『声優アワード授賞式』写真とインタビュー。写真が綺麗で見易いし、石田彰のスーツ姿は保存版かな。
特別功労賞で故・富山敬さんのお写真。懐かしいお顔。これからこの賞に、塩沢さんや鈴置さんらの名も連ねたら寂しいことだ。

ファミリー劇場放送予定の『鉄子の旅』。豊岡真澄のことはよく知らないが、メトロの「10000系」をカッコいいと言うところなど、鉄オタ思考がウチの娘と一緒(笑)。6月にあるアニメ化記念「銚子電鉄の旅」も娘が参加予定w。

その裏は、CDドラマ『varrish』出演の宮田×櫻井×東地宏樹のインタビュー写真。東地さんのグラサン姿が渋カッコいいv。靴裏がやけに強調され、宮田くんの靴がデカく見えるw。東地さんの服は、店長と同じく「熱いところはすごく暑苦しい」。

『ルビー学園』free paperは、3月のルビーの公録より。公式ページと同じように、関さん@セキタロスの「俺、参上!」ポーズをカラーで見たかった。
大塚明夫のインタビューが奥深い。挫折と努力と経験に培われた役者人生。「魂を抜かれた時に初めてその声を認識する」素晴らしい。

『コードギアス』上映会の応募券も付いてるが、更にメイトでも他と合算で応募券を貰える。


ルルル文庫『プリンセスハーツ 〜麗しの仮面夫婦の巻〜』初回限定版CD付きが、メイトでも予約できるようになっていた。こっちのほうが送料かからんし助かる。


『REIDEEN』DVD発売記念イベント整理券を貰ってきた。
三木眞一郎&藤原啓治だと『BLACK CAT』や『妖奇士』やらが浮かんでくるが、『REIDEEN』ではこの2人に本田貴子を加えた”白鷺部隊”が強くてヘタレで面白い(^。^)。三木さんのブログにもあったこの3人が、イベントでどういうトークを繰り広げるのか楽しみ。アフレコ収録は全て終了だとか。

 ̄ ̄ ̄
12日『ケロロ軍曹』160話。
サブローもヴァイパーも出ない”母の日”記念。シャアとハマーンの間に子供が出来たらあーなるのか!?(笑)モモタ…じゃなくモモカ(桃華)の母・桜華が格好良く登場。女性キャラで最強なんじゃないかっ!?w

12日『ラブ★コン』6話。
どこまでもニブい大谷だが、あんなステキな誕生日プレゼントを素でされたら、リサがますます好きになっちゃうじゃん!と見ながら思わず自分もホロリンv。
回を追うごとに話が面白くなってくる。デカい女は苦手だが、純粋な思いのリサはカワイイし、チビの大谷は頑張ってる時はフツーにカッコよく見えちゃう。
ホントは「のっぽ」の永田彬が役的にちょい反則だが^^;、『電王』とはまた違った溌剌とした関西弁が好印象。
モーニング『ジパング』航跡310。
先週はモーニングがお休みで、ジパとも2週ぶり。立ち読みごめん。

どこからの話だっけ?と朧な記憶を埋めるように、ちゃんと「大和」VS「みらい」の続きから…。
「大和」へ接近するまで、ひたすら攻撃から身をかわし、「みらい」乗員は辛抱のしどころ^^;。
内地の舞台は、いつもの麹町の次に、初の荻窪へ。
しっかし、角松やチラっと桐野も出てきて、久しぶりに菊池も出てきたようだが(菊池は何か喋ったっけ?^^;)、”滝パワー”の前に全てが吹っ飛んでしまった(笑)。

”軍人”ではなく、”政治家”滝としての手腕発揮中。パズルというか知恵の輪を勝手にやって目で見せるパフォーマンス。そんなに簡単に解けたのも、もしや昔どこかで草加に同じ手で説得された覚えあり?w だっていかにも草加っぽいやり方なんだもん。
いやいや、久しぶりに男前で強気で自信家の”滝栄一郎”に出会えてホクホク気分(^.^)。

滝がかつごうとしている御方は、近衛文麿サン。
以前、米内内閣を総辞職に追い込んだ人みたいだし、はたしてそう上手くいくのか? 慎重そうな近衛サンと、行動的な米内サン、いかにも正反対の人物に見えるのだけど。
史実では、近衛サンはA級戦犯被指定者。巣鴨に行かされる前に自殺をされた場所こそが、滝と密談していたあの”荻窪”の場所だったようだ。ここで滝の言葉に従ったら、その無念の歴史も覆されるのだろうか?
しかし、滝の目論見も、マリアナでの勝利を前提にしているわけで、その戦況はまだ危ういのだよ。

柱にあった、MANGA OPENで大賞を受賞したアニメって?
アニヲタ雑誌発売日。とはいえ、今号も目新しいものは無く。

★Newtype 6月号。
『ヒロイック・エイジ』表紙だが、付録のCOMPLETEブックといい、プレミア上映会といい、『コードギアス反逆のルルーシュ』祭りは続く。上映会には3つの応募方法があり、一人何通でも応募OKなので、メイトでNewtypeやらを何冊も買い込む人が出てきそうだな^^;。ネット応募は21日から。

話題アニメについて。
『地球へ…』はオリジナル・ストーリーを入れて、原作を掘り下げ膨らませた展開が続きそう。見なくては分らないが、こういう演出構成は嫌いではない。
『ぼくらの』のカコとチズは、ちょっと私の予想通りの展開になりそうで、見逃せない。
2008年夏公開予定の宮崎駿監督による最新オリジナル作品のタイトルを失念してたが、『崖の上のポニョ』ってつい忘れそう。
BONESの『妖奇士』や『無皇刃譚』の記事も活発。

東アニ株と東映株についてのコラム。特撮ものにアニメ声優を起用してるのも案外この”株”が一因かもしれんw。色っぽい石田さんがバエの声を当てていることについても言及。そうです、石田彰ファンは「心が広い」のですw。

『GONZO FESTA』や『キディ・グレイド』トークイベント、『鋼鉄三国志』前夜祭の小さなカラー写真。『ぱふ』を買わなくて良かった。『キディ・グレイド2(仮)』のパイロットDVDにあるアンオウ&エイオウの姿が気になっちゃうv。

一番考えさせられた記事は”アニメの門”。『ONE PIECE』の時間帯移動こそ、「TVアニメ」の「終わりの始まり」なのだという。テレビ東京や考慮中の日テレ枠以外、「ゴールデンタイムのTVアニメが今も存在する」というのは幻想となりつつある。TVアニメはもう、全国放送枠という「共時性」も失われ、「子供たちのファーストチョイス」でもなくなった。TVアニメが終わっても「アニメ」は無くならないが、どのようなアニメ時代になるだろうかと提示している。
アニメ雑誌でも、不可視聴のアニメ記事に目を通すのは後回しになりがちだが、アニメ雑誌の役割や採り上げ方についても論議を呼びそうだ。


★声優グランプリ 6月号。立ち読み。
『ナデプロ!!』で石田彰と甲斐田ゆきのインタビュー&写真。背中くっつけ合ってアツアツw。でも残念ながら作品はよく知らないので、インタビューで二人が何を話してるのかサッパリ?^^;

ロックミュージカル『BLEACH』など興味のある記事もあれど、モノクロ写真はつまらない。


★TV stationによると。
『ゲキレンジャー』に第三の拳聖バット・リーが登場。声は池田秀一で、準レギュラーか。声の出演も、石田彰、池田秀一とある。『仮面ライダー電王』では先週と同じく、関俊彦、鈴村健一の名前。
もしやこれは、『ガンダムSEED DESTINY』の4人が二手に分かれての運命の”電ゲキ対決”!?(笑)

『仮面ライダーカブト』の水嶋ヒロと佐藤裕基の近況紹介ページ。ちょっと成長した彼らの写真がいっぱい。
”気になるあのヒーローの今”で、『カブト』では山本くんはあるのに、和樹が無い^^;。

マウスプロのブログ『電王』4イマジンの記事を昨日拝見。
てらそまさんのお誕生日に雑誌取材。皆さん黒で決めてる。でも主役のハズのてらそまさんより、スズのほうが目立っててバッチリ笑顔。あと1ヶ月すると、関さんもてらそまさんと同い年になるのねv。
ちょっぴり『最遊記』の三蔵一行の4人が浮かぶが、関さんって”4”って数字に縁がありそう。


★ARENA 37℃ 6月号。
こんな雑誌、近所にあるのか?と思ったが^^;、フツーに置いてあった。
加藤和樹の直筆サイン入りポスカの全プレ目当てだが、封筒に応募券を張って大丈夫なのか? 全プレだから、和樹が腱鞘炎になりそうだが^^;。和樹以外は全く興味の無い記事ばかりで、どうしてくれよう(-_-;)。
ヘロヘロQカンパニー公演『燃えてサムライ〜FINAL BURST〜』初日を観てきた。
毎回ごとにチケットが取り難くなり、当日券も抽選らしい。
パンフがコクーン並みに値上げ^^;。中味は前のと変わらんのに。パンフ表紙の写真が一瞬、小西くんに見えたw。
後方席だが、段差もあるので見易い。後ろがモニタってのも^^;。

6年前に上演した演目の再演だが、新キャラクターや新たな演出でパワーアップしたリメイク。
仮想未来の戦国時代、味方や敵に対して「殺すな!」とひたすら叫び続け、身をもって貫いた男を描いたアクション活劇。
相変わらず、前半はギャグ満載の軽快なテンポで笑わせたり脱力させたりと、ぬるぬるの展開^^;。後半は徐々にシリアスに転調、一気に熱く駆け上り、重く深いテーマを突きつける。
”人の死””人の痛み”や”憎しみ””復讐”まで掘り下げたが、テーマを貫いたためか、今回は珍しく人があまり死んでいない。前公演『SYU-RA煉』ではバッタバタと人がたくさん死んでいったのに^^;。

非情な戦国時代において、主人公・玄馬が言う「殺すな」されど「殺されるな」を実践することはとても不可能。その難しさ、矛盾、葛藤を力強く浮き彫りにする。
井上玄馬役の関智一は、前回までは他の人に花道を譲ることもあったが、今回はまさに立役者。全身全霊かけた迫力ある演技とアクションをたっぷり熱演する。
玄馬のパーティの一人・志乃役の長沢美樹は相変わらず細い身体に溢れる快活で気丈な演技。もう一人・君江役の那珂村タカコは明るく可憐なムードメーカー。この二人はキンキン声も多いが台詞は何故か聞き取り易い。
エセ坊主・雲海役の小西克幸は今回はお笑い担当か。次から次へとギャグや小ネタを繰り出すも度を越し、時にウザかったりヘタレだったり^^;。下ネタは総裁が嫌ったので少ないw。”母の日”記念の「マザー」にはウケた(笑)。後半は玄馬に反発するも、ヘタレな傍観者に終わりイイとこ無し。格好良かったのはシリアスな登場時と退場時だけで、ちょい勿体無い感^^;。

ゲスト3人に注目。
Wキャストの森久保祥太郎は出番はあれど、割とクールで俯瞰的な存在。祥ちゃんにも殺陣をやって欲しかったが、右手中指の救急絆が気になる^^;。一人だけアメリカンな台詞だが、たまに聞き取れない時もあり。
高橋直純は後半メイン。ベビーフェイスな中に皺も多く年齢を感じさせる^^;(年長だよね)。意外とあの甘い声がよく通る。頼りなさと爽やかさの中に、一本芯が通った男を演じる。ラストにかけて感無量で涙ぐむ表情もあった模様。
30-DELUX公演『BLUE』以来の清水順二は、長身で凛々しい身体に颯爽とした殺陣で釘付け。この清水さんと立ち合うのは誰だろう?と思ってたら、意外や直くんでよく対抗していた(゜o゜)。清水さんの格好良い二刀流をもっと見たかったが、ラストは尻つぼみ気分^^;。

長岡仁也の中国拳法と横山望の獣拳法はまぁまぁ。石丸博也のロボットアニメの掛け声には大ウケ(^o^)。『ケンイチ』繋がりで関智くんに声をかけられたのかな? OP映像のナレーションは大塚明夫。
めぐみ役の石橋優子の歌は澄んだ綺麗な声で、テーマにも上手く絡んでくる。関智一とデュエットの「花の歌♪」も聞きどころ。

衣装がどれもカラフルで楽しい。玄馬たちのは新鮮組がモチーフだし、志乃のピンクもとてもキュート。
君江の数々の発明品も愉快痛快。特に「斬れても斬れない」ヤツは、テーマ的にはアンチだが、奥深い代物。
前半は玄馬たちをエロ攻撃で粉砕して笑いをとったBUメンバーだが、どうして最後に彼らの一人を脈略もなくそう使うかな〜?(~_~)

「死ぬってこんなに痛くて辛いものなのか」「俺はこんな痛くて辛い目に合わせてしまったのか」玄馬の肉迫の台詞に目頭が熱くなる。
志乃たちが”武器よさらば”で必死に抵抗して泣き叫ぶ様子は、気迫篭った名シーンだ。
まさに”ヘロQ”らしい作品。人間の生き様を鮮烈に描いた作・演出の小野真一も、ペンもアクションもこなす才能人だ。
初日だからか、終演やカーテンコールの拍手のタイミングがいまひとつ。スタッフの対応がにこやかで感じが良いのは、座長の教育の賜物かな〜。
U局のTVアニメなぞ。

『英國戀物語エマ 第二章』第4話。
メルダース家では、エマとハンスをどんどん接近させようとしてるのかね^^;。ロンドンには行きたくないエマだが、ハンスは自分がエマに嫌われていると勝手に思う。不器用な中に思いやりを見せるが、エマに簡単にあしらわれ。ホント”武骨だが優しい”男だ。東地宏樹の渋い声とクールな口調の端々に誠実さを感じる。
しかし、エレノア姉に背中を押されたとはいえ、何故ウィリアムは突然求婚しちゃったんだーっ!(~_~) 時期尚早。エマも行きますって何故突然言っちゃったんだーっ。彼女の心境の変化は彼女自身も分らない。ひょっとしてこれも運命の悪戯か。エマとハンスが急接近するのは目に見えてる。
水浴シーンと似た場面が、WOWOWドラマ『モネ…』にも出てきたが、やっぱ日傘も用意しないとね。


『ぼくらの』第5話。
2人が犠牲になり、やっと子供達に知らされた非情のルール。当初は予想してなかったが、政府や国防省や大人たちも巻き込んで、スケールがデカクなってきた。
コエムシこそ”残酷な使徒”かもしれない。底知れない残虐さで、自分と敵対するものに容赦なく牙をむく。捻くれた荒々しくも熱っぽい石田彰の声がストーリーを徘徊する。人間どもより高いトコから見下ろしてるんだぜ〜という高慢さも際立つ。コエムシ役が合ってる合ってないということ以前に、石田さんの棘棘しい声と演技に、我々の五感も痺れてきそうだ。途中「思い知りやがれ」のイントネーションが気になり、自分で何度も復唱^^;。腕を切り落とされる場面はアニメ『クレイモア』でも出てきたが、そっちより恐ろしいかも。
でもコエムシにも”上”がいるみたいだね。奴の正体や最終的な目的が知らされてないところもコワイ。


『新機動戦記ガンダムW(ウィング)』再放送・第1話。
唐突にMXTVでスタート。あの頃はDVD前だったので、ビデオで購入して持っている。
しっかし今見ると、何もかもが唐突だーっ(笑)。リリーナに顔を見られたからと、突然自爆しようとして失敗し逃亡するヒイロ。リリーナの学校に唐突に転校、その日にリリーナも唐突に誕生日会の招待状を渡し、泣いたリリーナの頬を拭いながら突然「お前を殺す」。
なんなのっ!? この人っ!? このアニメ!?ってことに、今ならなりそうなくらいのヘンな話。この唐突さ、確かに”ジェットコースター・アニメ”と言われる所以w。

関俊彦@デュオ・マックスウェルは二言三言だったが、思ってた以上に声が高くて若々しいw。当時はデュオの外見に比べて関さんの声が低いなと思ってたが、今聞くと、そうでもないじゃんw。ツンデレ系じゃなくヘタレ系のデュオ。関さんの明るく威勢のいい声とワイルドで男っぽい声が、これから色々と楽しめる(*^。^*)。

ヒイロ役の緑川光は第1話収録当時は確か風邪で高熱出してたんだよね。今聞くと、その危うさがよく分り、保志くん声にも似てると思える。
一番変わってないのは、カトル役の折笠愛だったかな。でも「言ったよね…」のトコは、『電王』のリュウタロスみたいw。
置鮎龍太郎や子安武人も、今よりも若々しくツヤのある声でときめきそう。森川智之、大塚明夫、関智一のガンダムメンバーも何故かチョイ役で出演w。藤原啓治は、リリーナ役の矢島晶子と繋げてみたい。

12年前の回顧と愛おしさと共に、クセになってこれからも見てしまいそう。その分裏の『セクシーボイス…』はカットだな。
4日(金)WOWOWプレミア『印象派 若き日のモネと巨匠たち』。
2006年イギリス。全3話。吹替え版。
19世紀後半のフランスで数々の名画を残した”印象派”の巨匠たち。後に”印象派の父”と呼ばれるクロード・モネと、彼を取り巻く画家たち、彼らが遺した名画誕生のエピソードを、当時の社会的背景を織り交ぜ、60年の歳月をかけて壮大に丁寧に映し出す。
当時の記録やインタビューを基に再現した実話で、約3時間強、見応えある感動的伝記ドラマだった。

モネ、ルノワール、バジール、マネ、ドガ、セザンヌ、ゾラ…と著名な人物が登場。
中でも、一字違いの名前で誤解と混乱を招いた「モネ」と「マネ」の交流も描かれる。当時のマネは先駆者で、宗教を背景にしない”女の裸体”を描き続け、評論家からは非難轟々。激しい気性と絵への熱情は様々な騒動まで起こす。モネたちの理解者ともなるが、新しい幕開けを見る前に寂しい一生を終える。「真実なくして何が芸術だ!」マネのほとばしる情熱と切ない晩年を、平田広明がダイナミックかつ繊細に演じて素晴らしい。

画塾での三羽烏、モネとルノワールは生涯の友となり、バジールは29歳の若さで戦死し後世に名を轟かせなかった。
当時のフランスで唯一作品を発表できる場所が”サロン”だったが、そこは公爵が牛耳る伝統と格式を重んじた世界。「自然のままに」「ありのままに」を心情としたモネたちの絵はなかなか認められず、常に落選と貧困が続く先の見えない毎日だった。
自分達の展覧会を開こうと、斬新で希望に満ちた”印象派展”も、印象にもならない”印象”の絵と世間からは酷評される。「日の当らない所に真実がある」と舞台裏の現実世界を描くドガによって印象派展が一時牛耳られ、モネとも対立するがやがて和解。孤独なひねくれ者で一生独身だったドガの内面性がよく分る。
隠し妻と隠し子がいたセザンヌは、自分が”印象派”と思われることに抵抗。ゾラとも対立。人付き合いが苦手で偏屈で変り者のセザンヌが”静物画”を描き続けることにも納得。ようやく功績が認められるもあまりに遅すぎるが、セザンヌこそ近代絵画幕開けの立役者だとモネたちは讃える。

モネも波乱に富んだ人生だった。貧困の中で結婚したカミーユと死別した後は、既婚者のアリスと同居し、9人の大所帯を支えねばならないことに。だが常に「水藻の光」「空に浮かぶ雲」など自然や現実の生活や人間や人生をモチーフに情熱的に描き続ける。後年、時勢がようやく彼らに味方し、異端児たちは伝統となる。「移ろいゆく瞬間と人生の印象とを、今も見せてくれる」彼らの中で最後まで長生きしたモネが、インタビューに答えながらも絵筆を握り続けるシーンが印象的。晩年のモネを演じた稲垣隆史は渋く豊かに語り、森田順平が溌剌かつ情感たっぷりに青年モネを演じる。モネ役森田さんとマネ役平田さんとのやり取りに、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン2』がチラと浮かぶw。

ルノワール役の桐本琢也は明るいテンションで、バジール役の志村知幸は深味のある声。ゾラ役の木下浩之は重厚に、セザンヌ役の村治学は神経質そうに人間味たっぷりに演じる。
ジャーナリストのシソン役の前島貴志をあまり存じ上げないが、森川智之似の温厚な美声で好演した。

国内の美術展にも何度か足を運び、彼らの描いた名画を幾つも見た覚えがあったので、私の感慨と好奇心もひとしお。絵画が生み出される経緯や途中経過、その風景や彼らの状況や心情も描かれて、とても興味深かった。今度また彼らの名画に出会う時は、ドラマを思い出して、あらたな感動が生まれてきそうだ。彼らの名前も決して忘れることはないだろう。

 ̄ ̄ ̄
今日は、寺杣昌紀(てらそままさき)さんのお誕生日。
おめでとうございま〜す!\(^o^)/

WOWOWドラマでは、7/13(金)スタートの『ROME〔ローマ〕』が控える。2人のローマ兵を中心に壮大なスケールで描く歴史超大作。
ルキウス・ヴォレヌス(ケヴィン・マクキッド/声:東地宏樹)
ティトゥス・プッロ(レイ・スティーヴンソン/声:てらそままさき)
このキャストだけで今から観る気マンマンv。
ニコニコ動画を見て、『電王』の同人誌を読みたくなった今日この頃^^;。
GW中のアニメの雑感なぞ。


Yahoo!動画『ケータイ少女』。
5編からなるオムニバス形式のショートシチュエーションアニメ。主人公・相田尋役が石田彰なので見ていた次第。アニメ版キャラクター投票で1位となった巴沙代の、ゲームのエンディングをイメージした特別映像。
約12分だが、最初の部分は私が配信時に見逃した”出会い編”でラッキー。残り6分の前半はケータイ少女「リン」との別れが唐突だが、これは「ケータイ少女リン」というタイトルでこれがテーマだったのかと納得^^;。
そして尋が告白しに行くまでを既に作ってあった準備周到なマルチエンディング・アニメ(笑)。あそこで待ってた少女は、5人のうち誰でもオッケーだったのだ。
《視聴と共にゲーム版「ケータイ少女」をプレイしておく事をお奨めします!》と獲得に躍起だが、仮にやりたくても^^;、”携帯”なんて持ってないよ〜〜〜(^.^)。


バンダイチャンネル『ICE -アイス-』試写会。
人気クリエイター小林誠が描く、男が死滅した近未来が舞台の新しいSFワールド。OVAで始動前のネット試写。
企画・原作が秋元康だってことに、もっと早く気付いていればよかった^^;。どんな壮大で重厚な映像とテーマでも、実力も無い下手糞なド素人をメインキャストに起用すると、アニメそのものも破綻するという壮絶な見本(-_-;)。

プロ声優の演技に比べて、秋元康プロデュースのアイドルユニット”AKB48”の激しい落差が原因で、約40分間、聞き続けるのも大変だったが、見続けるのも苦痛でたまらなかった。あまりに酷くて浮き捲り(~o~)。主人公ユキの鼻声も聞くのに耐えられず、衛士たちがメインで話す世界設定や状況も全く頭に入ってこない。衛士のうちミント一人が本職声優だったが、かえって彼女の滑らかさが浮いてしまうほどw。隣で”AKB48”メンバーの声だけ聞いてた息子まで「小中学校の劇よりひでぇっ」と脱力(爆)。
どうしてこういう配役をしてしまったんだろう? 公開中の劇場版『クレしん』も”AKB48”から5人を起用してるが(今井優だけがどちらにも出ている)、脇のほんの少しの台詞やアクション掛け声が主なキャラに留まり、話の本筋や骨格には関わらない役柄で配していた。ギャグ性が強いアニメだから成し得たかもだが、それほど違和感も下手さ加減も感じなかった。
それが今回は、”AKB48”を売り込む手段とはいえ、かえって彼女たちの実力の無さを露呈することになったわけだ。
ヒトミ役の皆川純子もクールで落ち着いた演技を披露、キサラギ役の鳳芳野も良質な演技だった。サツキ役の間宮くるみは、姉ユキの演技に合せてわざと素人風に演じてるw。”AKB48”メンバーと一緒の収録か別録りなのかは分らないが、プロ声優たちが気の毒である^^;。

お目当ての石田彰は衛士団司令官ジュリア役で、最初と中間ちょこっとと最後に登場。女役だよね、一応^^;。実は男性だったってことはないのかな〜。凛とした気高さで、内に野望も秘めていそうな謎多き人で、石田さんの美声と明確な演技が冴えるんだが。
私には、”オカマ”にしか聞こえない(笑)。
単に女性っぽい声を男性声優に要求するだけだったら、宮田幸季とか速水奨とかのほうがよっぽどイイ声を出せると思うんだが。石田さんを起用するあたり、ただの話題性なのか、石田さんの実力を買ってのことか、それとも秋元氏や小林氏が石田さんを気に入ってるのか、よく分らない^^;。

てなわけで、話やキャラに思い入れ以前の問題。”AKB48”だけに全てをぶち壊しにされて不満たらたら。配役した人にも憤慨。
「DVDを予約しないで正解だった」とネットの感想には書いといた。第2巻もネットで試写や無料配信だったら観てやるが^^;、”AKB48”の起用が改善されない限り、DVDを買ったり借りたりしてまで観ようとは思わない。たとえ石田さんの出番が多くて素晴らしい演技をしていようと。


5月3日&4日 WOWOW『AFRO SAMURAI ディレクターズ・カット完全版』第1話〜第5話。
3月の『GONZO FESTA』でもチラと流れたが、アメリカ放送時にカットされたシーンを追加した完全版。GONZOと木村文智監督がアニメーション制作、ハリウッドの豪華声優陣にThe RZAサウンドと、日米のトップクリエイターのコラボレーションで話題。
父の敵討ちの旅に出るアフロの孤高の姿を描くダイナミック・アクション活劇。

5日に放送されたGONZOの『ブレイブストーリー』ではないが、はたして海外の俳優は声優としてはどうなのか。全体的に単語や台詞は明確で迫力もあるが、繊細な演技に関しては疑問。日本語の「ハチマキ」は言うのも難しいらしいw。少年たちの会話には美声も多い。
サミュエル・L・ジャクションが、主人公アフロサムライと、彼を見守るニンジャの二役。クールで渋い声と、お調子者風な明るい声とを見事に演じ分ける。映画『ハッピーフィート』でも二役をされた俳優がいたが、向こうではアニメの二役は珍しくないのだろうか。逆に幅広い高度の演技力が一人一人に要求されそう。
でもアニメで日本語字幕を読むのは疲れる。日本で放送の時はプロ声優による吹替えを望みたい。

シャープで力強く斬新な映像だが、残虐なアクションシーンも多く、おびただしく吹き出す血や強調された赤や鋭利な金属音がどうにも気分が悪い。
「一番」「清廉潔白」とかの”漢字”や、寺や仏像などの日本風な美術造形が面白い。
お決まりの”刺客”や”マシン”や”サイボーグ”との死闘、少年の頃の夢や回想シーンも多く、『最遊記』の因縁や復讐の話がチラと浮かぶ(第5話なんて三蔵VS六道っぽいw)。最後は壮絶のひと言。子供向けでないことは確かだ。


5月4日 フジ『きかんしゃトーマス スペシャル』。
歌と5〜6編のお話で構成されたスペシャル版。
海外のアニメはどうだろうというと、動きは面白いが、お話的にはさっぱり興味がわかない。キャラクターが似たりよったりでちっとも可愛くない。昔からトーマス関係は苦手だったが、今も好みに合わないことを確認。
吹替え版だから、トーマス役の戸田恵子もそれなりに喋るが、森本レオのナレーションがあまりに多過ぎる。ナレだけで状況も感情も何もかも説明してる感。


5月4日 NHK教育『忍たま乱太郎15周年スペシャル ドクタケ温泉の段』。
いつものメンバーに、乱太郎の両親たちやドクタケ城忍者など、今まで登場した沢山の豪華ゲストが揃った”お祭り”的作品。
関俊彦はもちろんだが、小杉十郎太や山口勝平も思った以上に喋ってくれた。


5月4日 NHK教育『メジャー 完全攻略法』。
再放送マークが付いてたが、アニメ第3シリーズの概略や見どころなどを紹介していて、私にはお初だった。堀内賢雄の柔らかなナレーションもステキ。

 ̄ ̄ ̄
ブログ仲間のTさんと池袋で初めてご対面。アニメや原作などいっぱいお話ができて楽しかった。ありがとうです(^o^)。
日曜朝は”電ゲキ”ターイム!
でも今日は、スーパー”セントウ”ターイム!(^o^) 

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』第12話。
マスター・シャーフーは「暮らしの中に修行あり」と、銭湯に浸からせる。
マスター・カタは「死闘の中に修行あり」と、ドシャ降りに浸からせる。

ピチピチのおっさんことゲンさんが格好良いタオル技を披露。手ぬぐいヌンチャクを会得したジャン。手ぬぐいの代わりに、本番の”こいのぼり”がカワイソウ^^;。
自らの”絶望”を食らい、師の力まで食らってパワーアップした理央。恐るべき野望を秘めたまま。確かに「ゾワンゾワン」^^;。

カタにヘナチョコ扱いされ、コテンパンにされたメレは、理央が復活するやすぐ強気に。「トドメ刺しちゃいましょうよ」がカワイイッ。
納谷六朗@カタの声に、息子が「なんで園長先生?」(@クレしん)。先生や師匠の役が多いよね。

OPロールでバエの名が無いから、今日は巨大戦も無いのかと思ってたら、バエの代わりに水島裕@エレハン・キンポーが実況中継役。テンションはゆるゆるだけど、声はまだまだ高いゾ。巨大戦をメレが見てないとダメなのか^^;。ナギウの声は難波圭一なのも面白い。

次週は、第三の拳聖が登場か。しばらく空中戦が続きそう?


『仮面ライダー電王』第15話。
OPロールに「Ax form♪」(佐藤健&てらそままさき)の歌がキターッ。リュウタロス加えてフル可動の4隅ダンシング。リュウが飛び上がってるゾw。

春だからデンライナーの中も微妙にアツアツw。ハナとモモタロスはツンデレ同士で頬つねり合いだし、ナオミとウラタロスは何故かイチャイチャ。
一応ハナに了解は入れる関俊彦@モモタロスの「勝手にしまぁーっス!」に萌え(^.^)。
ハナもさ、だんだんM良太郎の顔に似てきたじゃんw。「いつものクセ」の蹴りって、どれだけキツイのさ。

どうして「負ける」→「泣ける」になるのか^^;、とにかくモモをぶっ飛ばしてキンタロスの出番。ようやくK電王「Double-Action Ax form♪」の出番やで。ちょっぴり予想はしてたが、ド演歌調!(*^。^*) てらそまさん、コブシ効かせ捲りだし、佐藤くんもノリ捲ってるし。「ああーくしょん♪」で親子で爆笑。歌に神経いっちゃって画面はそっちのけw。こちらこそ「ごっつあんです」(笑)CD絶対買う。
U電王の「Rod form♪」まで流れてサービス満点。CDは同時発売か? 遊佐浩二@U良太郎のエロさも際立つ。「お姉さんをよろしくね」と御手洗いをちゃんと”使用中”にしたのにもウケた。

銭湯は分るが、「篭城」とか「冤罪」とか、お子様たちは分るんだろうか?^^;
愛理姉さんの超天然ボケぶりも快調だが、犯人二人のマヌケっぷりも愉快。特に大柴隼人@袴田のメリハリ効いた演技がオモロイ。キンコンカンコーン♪の効果音もサイコー。

「お前ジャマ、消してもイイ?」って、これじゃ敵イマジンのほうがイイ奴みたいじゃん^^;。敵イマジンまでステップを要求され、スーツアクターさんも大変。
リュウタロスってやけに”冤罪”に拘ってたが、ひょっとして過去に”濡れ衣”でも着せられ痛い目に合ったんじゃないの?^^;

次週はリュウタロス・ダンサーズと一緒に警官もダンシング。R良太郎の表情が鈴村健一の声とますますマッチング。
15秒コーナーは3イマジン。モモの「リュウタ」ってw。「力を合わせて戦うぜ」「地球の平和のためにな」(爆笑)大ウソw。
『ヒーローライブスペシャル2007』へ行ってきた。新高輪プリンスホテルがグランドプリンスホテル新高輪に生まれ変わったらしい。
子供の日ともあって、どこもかしこも親子連れでごった返し。
早めに行ってチケット引き換え。ショーの前に色々と楽しむ。
『仮面ライダー電王』関係では、劇場版前売り特典のお守りや、電王やモモタロス(砂ver.)フィギュアも展示。やっぱり欲しいよ〜。イベント限定商品ソードフォーム(シャンパンロゼVER.)をゲット。電王のぬり絵焼きも買う。
プレイランドやヒーローマーケットを一通り見た後、昼時なのでレストランへ。手頃なパンセットを食すが、ホテルならではのバターや材料が良質なのか美味い。BGMはヒーロー&プリキュアの音楽だが、たまに「ダブアク♪」も流れるので嬉しい。


『スーパーヒーローショー』1回目公演。何と指定席券が完売。自由席も人が溢れる混み合い。私は指定席で前から13番目のサイドブロック。前列のお父さんがたまたま横にずれてくれたおかげでステージもよく見える。

仮面ライダー電王&ゲキレンジャー夢の共演! 予想はしてたが、電王もゲキもメレも理央も、良太郎さえ、全然別の声だった(~_~)。「仮面ライダー電王!」の名乗りだけは関さん声ぽかったが、後は若いワイルド系なダミ声^^;。
ストーリーのキーワードは”過去の改ざん”。既にやられたハズの敵キャラがどんどん復活し、カブトやガタック、ボウケンレッドやボウケンシルバーが加勢にやって来る。ゲキレッドが電王を「電電」、先輩ヒーローを「赤いのやムシムシ」と呼ぶのが可笑しい。電王がカブトやガタックと一緒にいるのに萌えw。先輩ヒーローのピンチを救ったのがU電王で、「釣られてみる?」「大漁!」と遊佐声にちと似てる声。ゲキイエローが「ウラちゃん」。「俺に替われ!」とM電王へ。最後は「必殺!新高輪バージョン」の必殺技で格好良く決め。約45分、まぁまぁのショーだった。

その後某所での親子連れの会話。父「ヒーローショーどうだった?」娘が複雑そうに「声がヘンだった」(笑)。


ヒーローショー公演後は、こどもの日スペシャルで、佐藤健(野上良太郎/仮面ライダー電王役)トークショー。これだけ撮影録音厳禁。たまたま予約してた日に佐藤くんが急遽出演なんてラッキー。どうやら私の隣の女子は佐藤くんファンで忽ち歓声をあげるw。

お初の佐藤くんは、白&黒のシャツにジーンズに赤いベルト。プラットフォームのイメージとか? TVで見るより細〜い! 身長も結構ある。お肌がツヤツヤ。手首から下だけうっすらと日焼け。とにかく可愛いカッコイー男の子(*^。^*)。

役柄について。モモが憑いた時は強く、良太郎は弱くという指示。モモとウラの時は演じ易かったが、キンとリュウの時は試行錯誤で「今も大変です」。
リュウタロスのダンスは脚本家の思い付きぽくて、たまたま僕がブレイクダンスが出来たから良かったが、出来なかったらどうなっていたかとw。
高校卒業した佐藤くん。実は高二のGWに友達と原宿へ遊びに来た時にスカウトされたとか。その前から俳優もいいな〜と漠然と思ってたが、丁度その時たまたま声をかけられたという。
歌の話で、実はカラオケでしか歌ったことがなかったという。レコーディングでの歌を初めて聞いたスタッフも多い。「Double-Action♪」全バージョンはレコーディング完了。モモやウラの曲は似てるが、キンとリュウはかなり違った趣になるとか。そのうち戦闘時に流れますと。
明日放送の15話について。だいぶ前に収録したのであまり覚えてないが、13&14話が謎だらけだったので、15話は頭を使わないような感じの話。

お子様たちから佐藤さんへの質問と答え。司会のお姉さんが会場を走り回って、親子から満遍なく質問を受ける。
佐藤くんの好きな食べ物は、カレーとパスタとサラダ。子供じゃんw。質問の子供が「僕うどん好き」と言うと佐藤くんも「うどんも好き」。どうやったら大きくなれるの?で、佐藤くんは「筋トレ」「子供は外遊び。すくすく育つ」とw。
何故か子供から同じ質問が出て、変身ポーズをダブルでアクションする佐藤くん。
ラスト質問は、イマジンの中で一番好きなのは誰? 実はコレ、私も聞きたかったよー。佐藤くんは「みんなお友達だけど、一番付き合いの長いモモタロスかな」グッジョブ(^.^)。

最後に、「これからもTVはどんどん面白くなるので見てください」「映画も劇場版ならではのスケールで大きくなります」。
トークにもまだ初々しさが残る佐藤くんだが、子供達の質問に明るく笑いながらも真剣に受け答え。仲間やスタッフや関係者だけでなく、誰からも愛される男の子なのだと伺える。少年の純粋さと逞しさが感じられて、これからの彼の成長がいっそう楽しみに思えた。
約20分間、拍手の中を貴重なトークショーが終了。


ショー終了後は、有料の握手会と撮影会が別場所で同時進行。記念に撮影券も購入。
撮影メンバーは、電王とガタックとゲキイエローとボウケンシルバー。「電王とガタックの間で」とリクエスト、電王に肩を抱かれて撮影v。もちろん私の服は”モモ”色ね。
それなりに楽しめて、”子供の日”に帰ったような気分だった(^・^)。
帰りは、菖蒲と柏餅を買って家路へ。
エアミュの後は、同じ銀座線ついでで上野松坂屋へ。
創刊20周年記念『アフタヌーン原画展』と併催する、『モーニング25周年原画展』を見てきた。

『モーニング25周年MANGA展3』は去年別場所で見たが、今回はスペースも縮小され、ホントに少しだけ。お目当ての『ジパング』の原画は去年と同じ3点だけ。でも目の高さが丁度展示と同じで、前よりは見易い感じ。
モーニング25周年記念キャンペーンの賞品が展示されてたが、特製ブックカバーは欲しいな〜。緑の栞はやはり角松のしか作ってない模様。

早々と見終えて、隣の『アフタヌーン原画展』へ。漫画は殆ど読んでないが、前田真宏氏の『岩窟王』や漆原友紀氏の『蟲師』を見れて良かった。特に『蟲師』はアニメでやってたエピの原画を丸々展示してあったり、カラー複製原画も豊富で見どころ。

アニメ『ああっ女神さまっ』のウルド役声優・冬馬由美のトークショー&サイン会を開催中。
トークはあまり聞けなかったが、冬馬さんが執筆した本のサイン会を横から拝見。一人一人ににこやかに丁寧に応対し、ピンクのペンで色紙と文庫本にサインをして、手作りハンコまで押す冬馬さん。でも普通はサインする人の隣に色々とアシストする人が付き添うハズだが、冬馬さんのお隣には誰もいない。ティッシュさえ準備されておらず、冬馬さんに言われてスタッフが慌てて用意する始末^^;。
サインの進行は緩く、彼女の周りをサイン待ちのファンが集まりごった返し。彼らが邪魔で、原画を見るのにも一苦労。整理番号順だからと、番号をお呼びするからそれまで原画を楽しんでて下さいと、スタッフがようやく対処。

入口で『アフタヌーン原画展』記念ポスターをくれた。モーニングでも企画して欲しかった。撮影はパネルでも基本的に禁止だが、ウルドら3女神の展示フィギュアはオッケー。アニメ的にはモーニングよりアフタヌーンだろうな。
ミュージカル『エア・ギア』vs.バッカス Super Range Remixを観てきた。
今年1月の舞台から4ヶ月。新キャストを加えた”リミックスバージョン”の再演。

公演2週間前に、主人公・イッキ役の鎌苅健太が急病で入院して降板。前回ロミオ役だった上山竜司がイッキ役、前回ハムレット役だった米原幸祐がロミオ役、ハムレット役で新たに柳澤貴彦が参入と、キャスト変更を余儀なくされるハプニングに見舞われた。
それも響いたのか、1階席の後方や2階席に空席が目立つ。前回は最前だった私も今回は後方サイドブロックで、ちと観る気が失せそう^^;。
パンフや生写真は間に合わず、ケンケンのイッキでのキャスティングのまま。特典サインもケンケンのまま。

でも色々な不安や迷いも、冒頭のプロスケーター達の(今回1人追加され3人)滑らかなスケーティングと凄いアクロバットを目にして、いっぺんで吹き飛んだ。今回は舞台左右にジャンプ台があり、よりアクション性が強まった感じ。
舞台から客席中央通路までを繋げて花道スケートコースが設けられ、座席が割と潰されている。コース一部が嵌め込み式で、スタッフ数人が傍で控えて操作、前説も面白可笑しく話して活躍。

上山竜司@イッキは、遠目だとケンケンのイッキにそっくりで、動作やメイクや雰囲気がよく似ている。ケンケン@イッキのヘタレで可愛い部分が少なくなった分、よりシャープになった感じ。スケーティングテクやアクロバットはケンケンより上で、その分リーダー的存在感もあり。歌は声は出るがまぁまぁ。よく通る台詞や掛け合いは力強く明瞭で、短期間でよく膨大な台詞等をこなせたなぁと感心。

身長的にも上山@イッキはKENN@カズとバランスがいい。でも今回は前方席じゃなかったせいか、上山@イッキのテクが目立つせいか、チーム「小烏丸」の動きに迫力が無い気がする^^;。スケーティングテクは前回よりアップしてるし、雰囲気的には良かったのにね。アキト・アギト役の永嶋柊吾は1月の時よりちと身長が伸びたように思う。それに丁度声変わり中なのか、低めの台詞が不安定で覇気が無い。

亜紀人の兄でロンゲのポリスマン・海人がインパクトが強過ぎて、全て持っていかれたかなw。湯澤幸一郎の名前を見た時から、パニの『ワンダーボックス』みたいに、ナニかを派手にやらかす!と思ってはいたけどねw。天井ハシゴに客席袖扉と登場時から目立つ目立つ。舞台扇風機で髪やコートをブンブン靡かせて高らかに歌い出す。本場ミュージカルみたいに響き渡る歌唱力はやっぱり流石。高ピーな振る舞いにへそピアスと、出番は少なめなのに凄い存在感(@_@;)。ラストの展開にも海人を絡ませたら面白かったかもしれない。

ロミオ役に変更された米原幸祐は、実はチーム「バッカス」で一番身長が低くてネタにされる。みんなから頭をナデナデされ、「ちっちゃいって言うなーっ!」に大ウケ(「ヘナチョコって言うなっ」を彷彿w)。
ハムレット役で急遽参加した柳澤貴彦は、スケーティングに不安があるのは仕方ない。指一本でクルクルのブレイクダンスは見どころ。
マクベス役の永田彬って『仮面ライダー電王』の尾崎役もされているんだね(゜o゜)。『電王』のスタッフ&キャスト一同や監督さんからの花壇がロビーにあり、それでようやく知った次第^^;。テレビからは分らなかったが、チームで一番の「のっぽ」さん。スケーティングも上手いし、声は甘いが安定感ある演技。
パック役の宮下雄也はコメディセンスたっぷりのひょうきんな存在感で貴重だ。
前回はヒドかったチーム「バッカス」の歌も少々レベルアップされてた感。

スピット・ファイア役の津田健次郎は、スケーティングテクが前回よりちょっぴり進歩w。アダルトな演技力だが、湯澤さん@海人に合せてかコミカルさも増える。ただ、マイクの不調なのか、イッキとのデュエットは前回ほどの盛り上がりはない。

アレンジを少々変えたナンバーもあったかな。大いなる高みを目指すイッキの歌など、心残るものも多い。
終演後に全員並んだところで、上山さんが挨拶。ケンケンの分まで千秋楽まで頑張っていくと熱く語り、急遽加入した柳澤くんの紹介。柳澤くんも頑張るとコメント。

撮影カメラが入っていて、前説や湯澤さんも煽っていたためか、観客のノリとテンションがスゴイ。でも拍手や手拍子がシツコ過ぎて^^;、次の台詞が聞き取れない時もあり。
観客サービスなのか、途中でロミオがハムレットにマジキッスw。イッキまでカズに抱きついてマジキッスw(カズが”受け”か^^;)。下になったKENNがしばらく起き上がれずにいて可愛かった(*^^*)。湯澤さんは「海人を”受け”にするなっ!」とカメラおかまいなしに暴言w。『エア』ミュはいつから”BL”になったんだよーっ(笑)。

役者の関係者なのか、男性客や年配客も少なくなかったが、今回のキッスは大丈夫だったろうか^^;。
これからの前売チケットがまだロビーで販売中。もう1回ぐらい前方で見たい気もするが、余裕が無いから諦めるか。

深大寺散策

2007年5月3日 生活時事
スパコミに行く予定だったのを急遽取り止め。代わりに、娘にせがまれて京王沿線の駅へ。神代植物公園にでも行こうと思ったが、かなり混雑していた模様。結局、親子で『深大寺』へ行ってきた。お天気が良過ぎて、日焼けにも要注意。

最寄り駅周辺は、私が昔ほんの少し住んでいたところで、駅ビルや店が新しくなっても、基本的な街の構えは30年前と殆ど変わっていない。バスの車窓から懐かしい風景を見ながら、その頃のことを娘に語った。
植物公園も深大寺も、もちろん昔に行ったことはあったが、こんな風にあらためてじっくり訪ねると、新しい感慨もわいてくる。

『深大寺』は今、エコ祭りでゴミ袋を配布中。『ゲゲゲの鬼太郎』フェアもやっていて、鬼太郎茶屋では等身大の人形が展示されグッズも販売中。鬼太郎ビールも美味そう。
山門から本堂に向かい参拝する。ナンジャモンジャの木の白い花が愛らしい。五大尊池では小さな滝があり、錦鯉が元気良く泳ぐ。
虚子や芭蕉句碑などもあり。祠を見つけるとすぐお祈りしちゃう。深沙の杜の中の大黒天&恵比寿尊が面白いが、横にある虎&龍の石碑が豪快で興味深い。
境内には”深大寺そば”の店もいっぱいでどこに入ろうか迷う。結構並んでる有名どころもあり。外の茶椅子に座って食す。ピチピチした舌触りで美味い! 別店で有名な”そばまんじゅう”をお土産に買う。とにかく饅頭や煎餅などその場で焼いたものを食せて楽しい。ソフトクリームがまた美味い!
たっぷり2時間以上散策して楽しんでから帰途へ。行ったことがなかった娘は満足そうで良かった。植物公園は、5月中旬からの”春のバラフェスタ”のシーズンに訪れるのが良さそう。

この周辺は、かいじ先生がとてもよくご存知の場所だったっけw。
”深大寺”と言えば、『ジパング』で石原さんと草加が待ち合わせした場所。石原さんが座っていたあの茶屋の面影はもうなくて、草加がタクシーから降り立った場所に今は”鬼太郎”の人形がw。
今週はモーニングがお休み。草加の顔もそろそろ見たい。
★東映ヒーローMAX vol.21。
昨日発売日に買って、ライブから帰った後むさぼり読んだ。

『仮面ライダー電王』。つい先日放送されたばかりの第14話絡みの記事がいっぱい。
お目当ては、関俊彦×遊佐浩二×てらそままさき×鈴村健一のライダー声優座談会。
カラー計5ページ。表紙は全身写真、願わくばイマジン4体を同位置に配して欲しかった。個々の声優写真とイマジンを照合、カラーは赤・青・黄ときて黒紫〜? 関さんのピンクのシャツは”モモ”から?w てらそまさんはショット的に太目に見えちゃう^^;。代表作に、関さんはデュオが、てらそまさんはルカ・コバッチュがあったのが嬉しいv。
和気藹々と面白可笑しい雰囲気の中の座談会だが、役について受けた説明や電王の複雑な録りや演じ方についてなど、なるほど〜と感心させられる濃い内容。関さんは「良太郎」だけど、てらそまさんが「良ちゃん」と言ってるのがツボ。「イマジンのままだと役に立つのはキンタロスだけ」と関さんらがしきりにキンちゃん持ち上げっw。てらそまさんも「そのときは任せてください」(笑)。関さんとてらそまさんの最後のコメントには、次の世代や子供たちに向けた暖かい眼差しが感じられた(*^^*)。

佐藤健×高岩成二のCROSS TALK。高岩さんご本人もダンディで格好良い方。
私も今までスーツアクターさんに対して甘い認識があったが、それが大きな誤りだと『電王』で悟った。佐藤くんが話してた「アクションもできる変身後の役者さん」なのであり、かなり高いハードルを要求される凄い役者さんなのだと知る。モモタロスについては「別の線路を二人で並行して走っている」に納得するも、「2本の線路」ではなく、ぜひ関さんも入れた「3本の線路」になって欲しい。佐藤くんはキンタロスに、高岩さんはリュウタロスにまだ模索中で大変そうだが、今やれることに全身全霊かけているお姿がよく分った。

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』。
3人のヒーローのインタビューがあったが、中で荒木宏文がカタ役の納谷六朗さんとのアフレコの模様を語っている。納谷さんの声まで浮かんできそう。
『009』の主題歌でお馴染みの成田賢が挿入歌を歌われるとか。インタビューも懐かしく読んだ。

『超人バロム・1』〜不滅のヒーロー・メモリアル〜。
あれからもう35年も経ったのか。子供の時にとても好きだった特撮作品。バロム・1やドルゲ魔人とかヒーローやアクションは二の次で、一番関心があったのは、”二人の少年が友情のエネルギーで合体する”という設定の美味しさ(笑)。
当時子供心にも、この”二人の少年の合体”に甘美な興味を抱いていたんだろうねw。彼らの間に友情以上の”情愛”を感じていたのは言うまでもない。逆に、二人の友情と信頼が危ういとバロム・1の変身が解かれてしまうからたまらん。当時はBLという言葉も無く、同人誌の存在も知らなかったが、今なら言える。これは”ボーイズラブのハシリ”的作品だったのだと(笑)。
合体するのは、利発でクールで可愛い健太郎と、情に熱く太っちょで逞しい猛で、今でいうなら『バッテリー』な主人公コンビv。「友情のバロムクロス」も格好良く、女の子にはどう足掻いても得られない、少年同士の熱い言葉と世界観が眩しかった。その健太郎役を演じた高野ひろゆきさんのインタビューも載っている。俳優生活40周年とその軌跡。素晴らしい。あの少年も今や46歳の壮年! いや〜つくづく私も年をとったもんだ^^;。昔の甘い面影を残す高野さんに心から乾杯。

誕生40周年を迎えた『ジャイアントロボ』の特集もあり。こちらも主人公の少年・大作を演じた金子光伸について書かれてあったが、惜しくも40歳で早世されたとか。大作くんも賢くて格好良い少年で、ロボとの”友情”に胸が熱くなったっけ。
どれもこれも、関さんもご覧になっていた作品ばかり。今誌は関さんも興味をそそる内容だったと思う。

最後のページに、劇場版『電王』『ゲキレン』の前売券情報もあり。お守り付き通常前売券とソフビ人形付きプレミア前売券、どっちも買うべきか?^^;


この雑誌と一緒に、4フォーム変形DX『仮面ライダー電王』を買ってしまった。4つのフォームに変形し、ベルトと太ももの色も変えられて、ポージングもあれこれ可能。
ライダーイマジンシリーズで、モモタロスイマジンも発売中。声付きとかも出ないかな〜。
『アニキャラEXPO』へ行ってきた。
「東映アニメーション50周年の軌跡。これを見ずしてアニメは語れない!!」お子様版のアニメフェアって感じ?
混雑してるだろうと、連休の谷間狙いだったが、午前中はガ〜ラガラ^^;。
おかげで展示物の写真も撮り放題、体験型ゲームもやり放題、OPアニメのモニタも飽きるほど見た。

なつかしのアニメでは、思い入れたっぷりの『レインボー戦隊ロビン』や『サイボーグ009』(モノクロ版)『バビル2世』。セル画やキャラ設定など展示資料はほんのちょっぴりで、人形や模型もいまひとつ。
『ダンガードA』『スタージンガー』や『ハーロック』はOPのモニタのみ。『スリーナイン』はヘッドライトが点灯するも、雰囲気はいまひとつ。
『ワンピース』はウソップとチョッパーの人形だけが何故か別位置へ。ゴーイングメリー号をイメージしたアスレチックで大砲を撃って遊ぶ。的に当ると敵キャラの声が出るw。
『魔法使いサリー』や『どれみ』は人形とモニタのみ。『プリキュア』でパン屋さんごっこ。『プリキュア5』の変身コーナーは有料かよ〜。
『ドラゴンボール』は”天下一武道会”イメージのジオラマ展示。両手を挙げてブーをやっつけたり、超サイヤ人になったりするアトラクションが意外と面白い。
クレーンやガシャポンやカードダスなどゲームコーナーは充実。他ゲームも結局は有料。キャラグッズショップに目新しさは無し。中川翔子のCDがポスター付きで販売。

キャラクターステージでは、『ドラゴンボールZ』『Yes!プリキュア5』が子供らに人気。『ワンピース』は前にやった内容だったが、30分間、声もキャラも楽しめた。
田中理恵のトークショーでは、男性ファンが前方席を埋める。細身の理恵さんだが、しきりに髪の毛をいじるのはクセなのか?^^; 出演されたアニメ『リンかけ』『プリキュアMAX』『エア・ギア』などについて、司会の前田登と談笑していた。

広い会場が勿体無いほど、展示が少なく内容も上っ面で薄い。巨大ロボットアニメや最近のヒット作『ガッシュベル!』や『デジモン』の展示さえ無い。
東映アニメーション50年表が外にあったが、こういうのを薄手のパンフにして500円位で販売する企画は無かったんだろうか。トークショーで田中さんに配られたような冊子を一般人も欲しかった。

 ̄ ̄ ̄
次に行くイベントは、5日プリンスホテル新高輪のヒーローライブスペシャル。
『ゲキレン』&『電王』ものとしては初参加イベント。電王らの声はどうせ関さんたちではないだろうが^^;、ナマ良太郎こと佐藤健のトークショーがあるゾv。シャンパンロゼVER.のソードフォームってどんな色??
夜から、『加藤和樹 Acoustic Live』へ行ってきた。
加藤和樹1st Full Album「Face」発売記念のミニライブ。タワレコ「STAGE ONE」は2月に続き2回目。1ドリンク付き。
スタンディング位置は、前回の右寄りとは逆の左寄りへ。C.C.Lemon時よりもステージと近距離なのが嬉しい。とはいえ背の高い人も多く、かろうじて和樹の顔を拝める程度。

今日の和樹は紫のシャツでアダルトな雰囲気。Acoustic Liveなので静かな曲をメインとした新鮮な構成。和樹はこういう形式も気に入ったようで、ライブでもAcousticコーナーをやりたいと語る。

座って唄ってた2曲目だけは上のモニターで捕捉。ライブやツアーでも歌ってなかったのが3曲目の「one♪」。ファンからも指摘されたそうだが、故郷で飼っている愛犬カイがモチーフの歌で、犬好きな和樹は犬だけのライブをやりたいと夢を語る。これぞドリームライブw。
6曲目のセクシーな「Vampire♪」で痺れさせた後、ラストは「ユメヒコウキ♪」をしっとりと熱唱。メロディラインを聞いただけで涙が滲んでしまう。

先月26日の一周年のことなどで、何度もみんなにお礼とお辞儀をしていた和樹。
”脱・雨男”宣言もして会場から笑いが起きてたが、信じればかなうと力強く語っていた和樹から、男の自信と誇りが満ちていた。

Acoustic Liveならでは、ゆったりまったりした流れの中に身をまかせて、気持ち良く身体を揺らして歌を楽しめた。適度に汗ばんだのもイイ。
和樹のライブはひょっとしてこれがラストかもしれないと、和樹の表情と歌を心にしっかりと刻んで会場を出た。霧雨には遭ったが、そんなに降らなくて良かった。
本日公開、映画『スパイダーマン3』吹替え版を、学校が休みの息子と一緒に観てきた。

ついにシリーズ3作目。実は映画予告編で展開が殆ど分ってしまい、あとは最後を確認する作業だけで済むのかと思っていた。
スパイダーマンに3人の超人強敵が現れるが、一番の敵は主人公のピーター自身で、四者四様の思惑と葛藤が複雑にもつれ込みながら、最終的対決へと向かうという収束。
確かにそうだった。だがそれはあくまで筋書きで、もっと深く濃いメッセージが全編に豊かに染み渡っている。ただのスーパー・ヒーローVSスーパー・ヴィランのバトルアクションに留まらない。見事な青春ヒューマン・ストーリーに仕上がっており、何度も胸が熱くなる感動を覚えた。

カメラワークがとにかく素晴らしい。超人たちの飛翔をダイナミックに追いかける一方、緊迫感溢れるアップで彼らの内面まで映し出す。
今回はとりわけサンドマンの造形が、我愛羅やイマジンも思い出させて面白い。砂状の塊が自在に変化し動き暴れ回る。CG技術の無限の可能性に驚かされた。

表向きのクールな格好良さと比べて、ピーターやMJやハリーの心は常に鬱々と様々な悩みや葛藤を抱えている。ちょっとした心のズレと歪みが大きくなり、互いを思いやり気持ちを理解し合うことを忘れてしまう。今回もピーターは恋人の心に寄り添えず、お調子が度を越えて、マヌケでヘタレなオタクっぷりを露呈。
だが邪悪なパワーで攻撃的になると、ピーターがちょいイケメンに変身しちゃうw。まるで『スター・ウォーズ』か『デスノ』か『電車男』のよう。腰フリフリでノリ捲り踊りだした時は、どうしてくれよう^^;と吹き出してしまった(笑)。クールで容赦のないブラック・ピーターは新鮮でそれなりに格好良かったかも。
ピーターに限らず、ハリーら3人の男たちも見事に変身変化するので、演技的に見ても面白かった。

強く激しい憎しみや怒りは復讐を呼び、更なる連鎖を呼ぶ。そのまま悪に染まり埋没するか、真実を話して許しを請うか、全ては己の”選択”に任される。己の理念を取り戻すのも大変だが、人を許すのもとても難しい。だが許し許された後に、心の平安と人と人との結び付きが待っていることを、ピーターやみんなが身をもって教えてくれた。

ここで危うげな若者たちを支えるのは、豊かな知識と経験を積んできた年配の先輩たちである。メイ伯母さんの語るひと言ひと言はシリーズを通して深く心に染み入る。今回はハリーの執事の静かな助言にも涙した(;_;)。編集長や管理人と、随所に年配の人たちが現れ、時に優しく時に厳しく彼らを叱咤激励して見守り続ける。ベン伯父さんの忠告は死んだ後に男の心に届いた。このシリーズは若者たちと、若者を信じてより良く導く老人たちとのコミュニケーションの話でもあったのだ。
でもたまに、子供に騙されぼったくられる大人もいるにはいるけどね^^;。

残り30分でどう決着をつけ収束させるのかと思われたが、見事な結末と感性と余韻。クライマックスに相応しい衝撃的かつ感動的な作品だった。
1作目が公開される前は、『スパイダーマン』には殆ど関心が無かったが、サム・ライミ監督の映画が全てを教えてくれた。等身大の普通の若者が、苦悩や孤独や自分自身と闘いながら、ひとりのヒーローたる男に成長していく姿は爽やかで眩しいほどに逞しい。ハラハラさせられ見守りながらも、常にピーター&スパイダーマンを応援できた。いつも心に彼らがいる。スパイダーマンが長い間たくさんの人達に愛される理由がよく分った。

日本語吹替え版キャストはシリーズ通して不動。猪野学、岡寛恵、鉄野正豊は息ぴったりのやり取り。特に鉄野さんは『1』と比べると演技に幅と滑らかさが出てきた。メイ伯母さん役の谷育子はいつも包容力のある豊かな味で惚れ惚れ。ホフマン役の飛田展男は今回も出番少なめ。
テレビアニメシリーズでスパイダーマンの声を演じた森川智之が今回登場。しかも後半にかけて出番も多く結構喋る。キーマンだとは思わなかったので嬉しい誤算。
EDロールでたくさんの吹替えキャストがきっちり書かれている点も、作品を大切にしている関係者の拘りを感じて好印象。

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