いつもは息子に付き合わされる『次世代WHF』。今日は『妖逆門』ステージに郷田さんが出るので行きたかった。
だが、最近は友達付き合いで忙しい息子は早朝から柔道の練習へ(柔道部じゃないのに^^;)。娘は明日が受験。私も一昨日昨日と遠征したので体力消耗が激しく、残念ながら自粛し断念(-_-;)。


テレ朝『仮面ライダーカブト』最終話。
三島が変貌したグリラスワームが、二人ライダーでも叶わなく、あんなに強かったとはね。おかげで絆が増した(?)天道と加賀美。根岸ワームはあっけなく火の海へ。だがダークライダーの登場が一瞬なので、いったい誰で誰の声なのかすぐに分らず^^;。
”人類みなネイティブ計画”はよく考えれば不可能。ヒヨリたちだってネックレスしてないじゃん。ライダーの最後の戦闘中、ヒヨリはずーっと新メニューこしらえてたのね。
一年後。男前な田所がそば屋の岡持ちなんて勿体ない。警察官の加賀美は後ろ髪が長そうw。風間大介&ゴンも登場。加藤和樹の投げチュウv。本名は置いといて、ゴンが随分美人さんになっててビックリ。早く大介とくっつきなw。そういやホッパー兄弟の出番が消滅^^;。
天道のフランス語はイマイチ。「おばあちゃんが言っていた…」は永遠不滅だ。

次回『仮面ライダー電王』予告。
関俊彦のテンション高いナレーションが前週より更に多く流れる。「何だか知らないが、2007年はオレがもらったぜ!」オー、もってけ関しゃん!(笑)この一年もまた仮面ライダーとの付き合いか。


フジ『デジモンセイバーズ』。
ロイヤルナイツの中に野沢雅子の声が…。
マサル父との思い出を蹴散らすように、イグドラシルのスグルが不気味に登場。早くも正体を明かし、郷田ほづみVS保志総一朗の親子対決へ。もしや『ひぐらしのなく頃に』のリベンジか?^^; 郷田さん@英の達観したような冷たい声が響く。WHFでは拝めなかった分、こっちで郷田さんを存分に堪能。ショーックなマサルだが、父を乗り越えろ。『韋駄天翔』みたいに上手くいけばバンバンザイw。


NHK教育『メジャー』第3シーズン第3話。
父と息子対決はこっちでも。吾郎は「おとさん」「おやじ」と言い方をちゃんと区別し、どちらにも敬意を払ってるのが賢く可愛いところ。
野球同好会の顧問の先生がユニークで、堀内賢雄の声がピッタリ。草尾毅の熱血ぶりも好印象。保志総一朗の役もやっと判明。

 ̄ ̄ ̄
3月のロックミュージカル『BLEACH』のチケを取って頂いた。いつもありがとうです。
《RELAX》第12回公演『絹の龍〜シルクドラゴン〜』の2回目を観てきた。
恒例のロビーのポートレートもセピアで飾られ、記念に撮影。
今回は遠方組だけでなく関係者も多かったのかな。ギリギリ到着だったが前方席が取れて一安心。

筋書きやシーンが分ってる二回目観劇では余裕が生まれ、細かい箇所まで目を通せ、布石や伏線となる台詞やシーンをじっくり味わった。
序幕の場面もようやく理解できたりw。あらためて、もの凄く濃い深い台詞が沢山詰ってる作品なのだと、EMIさんに心から感服。

劇場の音響設備も関係するとはいえ、役者たち一人一人の台詞が明確で実に聞きとり易い。芝居の基本は台詞。それ故、観客にいかに聞かせて分らせるかが重要となる。《RELAX》さんの芝居ではそれが毎回しっかりクリアされており、他劇団の芝居と比べてもレベルの高さが伺い知れる。

昨日と比べ、役者さんのテンポや掛け合いが格段に良くなっていた。昨日は暗転の間が長く、暗転も多く感じられたが、今日はスムーズに展開し違和感は無い。
少々グダグダだった若手さんの演技にもキレが見られ、明るさと暗さの場面のメリハリが効く。中堅陣は油が乗って、極上の芝居を見せる。
昨日は何度か小物が落ちる場面でヒヤヒヤしたが、今日は見事に決まり、椿木の花も髪に綺麗に留まる。色々な意味で完璧であった。
観客のほうも昨日よりノリが良く、笑いもそこかしこに起こり、私までノせられ笑む。拍手のタイミングが失われた昨日と違い、今回はラストの語りの後でしっかり拍手が起きて良かった。
劇中劇で仮面をつけた踊り子さん其々がいったい誰なのか、ようやく判別できたw。女性陣は踊りもされるので大変だ。その後の早着替えなどの時間差も妙味。

自由奔放で破天荒な役どころの戸部公爾は、淀みない台詞回しは大変だが、その明るく強烈な存在感には挽き付けられ、やってるご本人もさぞ楽しかろうと思われる。
逆に、内面を押し殺したような飛田展男の役は、難しく複雑で息詰まる存在だが、当のご本人もさぞストレスが溜まるのではないかと思えるw。
EMIさんの本では、いつもお二人を動と静に位置づけたキャストで、ぴったりハマるのは分るが、たまには真逆の役を二人にやらせても面白いかもしれない。ハチャメチャな飛田さんも見てみたいな〜。

ラストのアクションは派手さはないものの、一応の見せどころで、銃を持った飛田さんや、殴られて目を回しそうな飛田さんを拝めて楽しかった(^o^)。
男装の麗人な夏目羽純はよく目立ち、紙をバラまいたり、長い足で蹴りを入れたりと格好良い。戸部さんと羽純さんとの気の合ったテンポのいい掛け合いも好きだ。
牧田光雄と岡田真也の漫才風掛け合いや小芝居も、今回は素直に面白かった。鶴巻健太郎の実直さ、眼鏡っ娘な豊崎久美子の愛らしさ、藤田昌代の妖艶さなど、全員の名前を出すぐらい役者皆が生き生きと個性的だった。

最後は男性が花を持って女性に渡すのだが、羽純さんだけは自分が持って戸部さんへ。戸部さんが場内を走り抜け、真ん中の通路で花をポーンと前席に投げるのだとやっと分った。初日はステージから前方席に投げてたそうなので惜しい〜。
飛田さんと福岡夕香が並び、真ん中に小山瞳がくると、まるで父母娘の家族団欒w。

いつもの《RELAX》とは違い、明るい天然色で畳み込んだ大団円。だが終演後にじわじわと色々なことを反芻させて、やっぱり《RELAX》さん独特のテイストで興味深かった。
モデルとなった歴史上の人物たちについても、私達はあまりに知らない。もっと知りたい、もっと学びたい好奇心にかられた。
いっそのこと手っ取り早く、ドラマかアニメで里見や甘粕をクローズアップして欲しいんだけどね。ドラマではムリなのかな。アニメで仮にやれるなら、その時はぜひ戸部さんや飛田さんを起用して欲しい。飛田さんの甘粕正彦を見たい聞きたい!


終演後は、恒例のロビーでふれあいタイム。
今日は飛田さん仲間もおいでで、おかげさまで殿下こと久保克夫さんや、純こと夏目羽純さんともお話ができた。羽純さん、素も颯爽としててカッコイー。羽純さんには同時代もの作品で『ジパング』を推薦(笑)。歴史上の人物を交えたフィクションとしても、今回の演目とジパとの共通点は多いハズ。
戸部さんとはぴったり接近してのお写真v。4月には客演の舞台も控えてるとか。
飛田さんには『虹色のトロツキー』のことも交えて舞台の感想。飛田さんももちろん漫画をご存知でちょっぴり盛り上がり。今日は『星の鼓動は愛』DVDにサインを頂戴した。ご一緒にお写真までv。昨日にも増して飛田さんへの列が長く、あらためてファンの多さを実感。
皆さま、お疲れのところをありがとうございましたm(__)m。次回公演も楽しみにしています。

その後、飛田さん仲間でお茶。色々とお話ができて有意義だった。ありがとうです。
《RELAX》第12回公演『絹の龍〜シルクドラゴン〜』を観てきた。
約1年ぶりなのかな。ホールへは遠いけど、着くと何故か懐かしい。入口には手作りのタイトル札。
いつもは下手寄りの座席をとるが、今回は前から2番目のやや上手寄り真ん中にしてみた。正解。
入場すると、往年の歌手・李香蘭の可憐な歌が会場を包み、早くも時の間に陥る。

お馴染みEMIさんの新作と演出。
大きな国と小さな国との戦争末期、様々な過去と秘密を持つ二つの国の人達が映画撮影所を舞台に繰り広げる悲喜こもごもの話。
もちろんフィクションだが、前回同様、歴史上の人物たちがモデルになっている。知らなくても分かるけど、歴史を知ってると余計興味深く観れる内容。
私なぞは去年読んだ安彦良和氏の漫画『虹色のトロツキー』が思い出され、期待と緊張が高まる。

当初は明るいコメディとか書いてあって、今までとは全く違う趣の作品なのかと勝手に思っていたが、フタを開けたら、いつも通りの知的で乾いた感触の《RELAX》テイストだった。笑えるシーンも少しあり、泣くというより胸が詰るシーンもあり。
今までの作品と決定的に違っていたのは、これは歴史を覆す大ドンデン返しだということ。そして”死よりも生”だということ。今まで沢山の人達を(台本上で)殺してきたEMIさんにしてみれば画期的ではなかろうか。

ただ、話は相変わらず手強い。沢山の人物が入り混じり、全てに焦点が当てられるので、時に関係性が混乱し分からなくなる。台詞で「あの子」「あの人」がいっぱい出てくるが、いったいどの人を指してるのかすぐに推察できない。途中、劇中劇との重なりが、話をややこしくさせる。
一度見ただけでは展開を追うのに精一杯で、踏み込んでいけない難しさ。それ故いったん分かるとどんどん面白くなりのめり込む。何だか数学と似た感じ。
キーワードも色々あり、台詞一つ一つが実に深い。かの国が直面する問題と照らし合わせるとリアルでもある。

お目当ての飛田展男は、史実では有名な役どころ。史実の人と比べるべくもなく、純粋な魂を持った毅然とした男だが、その胸の内は暗黒の闇に揉まれて複雑だ。表情を崩さずに、内面性を静かに豊かに表現していた飛田さん。クールな立ち振る舞いが続いた後、飛田さんがあの有名な歌を唄ってくれる。それも役と状況に合った歌詞を紡ぐ。驚きと嬉しさが、やがて役の人物の情感に寄り添い、わけの分からぬ胸の激流が込み上げる。飛田さんの歌が感動を呼んだのだ(*^^*)。

座長・戸部公爾は海千山千の胡散臭い男の役なのに、彼が登場する度に場が明るくなり、愛おしく頼もしい存在感。戸部さん、ちょっと肉付きが良くなられたみたいw。今回も、飛田さんと一緒の登場や、飛田さんとの台詞の掛け合いに独特の繋がりの深さを感じてウットリw。

久保克夫はスマートで上品で、いかにもという感じ。白井大介も実直さや真面目さがよく出ていた。
女性陣では、永木貴依子と斎等あんりの豪華絢爛な歌の競演。あの歌もこの歌も、懐かしくて切なく響く。
福岡夕香の包容力と、永木さんの歌唱力がお芝居に癒しを与える。お芝居に花を添えたのは女性陣のしなやかな舞だが、いつも唐突なのでなかなか馴染めず。
小山瞳の役を最初は珍しい〜と思った。今回は大柄な役者さんが多く、瞳さんの小柄ぶりが目立つ。
おぉじのりこと夏目羽純の役柄が一見カブリそう。おぉじさんの迫力はさすが。純さんは文句なく颯爽としていて格好良い。憧れちゃうよ〜v。如月克己の女性版といったところかなw。
岡本嘉子のケレン味たっぷりの語りが物語を盛り上げる。

相変わらず、簡素だけどセンスのある舞台装置で、場面展開が上手い。暗転の多さが少々気になる。小物をうっかり落とす場面が幾つかあり、その度に拾ってアドリブで繋げる役者たち。
若い役者も多く、最初はテンポがいまひとつだったが、徐々に安定してくる。
最後に、麻雀を知らないと分かりづらいこともあったのが惜しい。

終演直後の拍手のタイミングがとれず。花を持って女性たちが登場。戸部さんがまたもや会場を走り抜けるw。
明日また観劇予定。二度目は少し余裕〜。

物販は終演後。包みが凝った脚本と(これで勉強しようっと)去年公演のアレを買う。Tシャツはどうしよ〜と思ってたら、ロビーにそのTシャツを着た役者の皆さん。
戸部さんと飛田さんにご挨拶とお話。戸部さんはお酒が原因らしいw。飛田さんからは『星の鼓動は愛』パスネットにサインを頂戴した。大切にします。皆さん、ありがとうございました。
モーニング『ジパング』航跡296。またも立ち読みなのでウロ覚え^^;。

この土壇場にきて、開き直ったような大胆不敵な言動に次々と出る草加。
アルミ箔効果から感じてたが、今回”観客”とか、”草加が作り出した舞台”とかいうワードが出て、少々不気味なものを予感する。
”マリアナ海域の戦場”というこの舞台で、草加は確かに脚本家であり、演出家でもあるが、同時にキャスティングマネージャーでもあったわけだ。以下、根拠のない妄想^^;。

角松に挨拶する為だけの私信だって!? まさか!
草加にとり、この舞台を完成させるためにはどうしても必要不可欠なものがあったのさ。
それが角松の「みらい」。この舞台に最後に「みらい」が加わってこそ、練られて仕上がる海戦芝居。”観客”だと思い込まされてるのは我々読者のみで、角松も”観客”のままで留まるつもりはないし、実は草加も”観客”のままにはさせないつもり。
あの私信は”挨拶”だけでなく、このタイミングで登場させようとする”合図”。観客だった角松さん、そろそろ役者としても出番ですよ〜な草加w。
そうとは知らず、挑発された角松がのこのこと出かけて行ったら、それこそ草加の思う壺。どういう策略だか分らんが、バッチリこの舞台に利用されちゃうかもしれない。
さすが参謀草加。彼の筋書きでは今や第三幕のスタート。

なんとな〜く、『幕末機関説いろはにほへと』の茨木蒼鉄が浮かんできちゃうなw。じゃあ”覇者の首”封印に奔走する耀次郎は角松かい?w

「大和」では内乱。原爆をめぐって、どんな攻防があるのか。

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18日木曜洋画劇場『クリムゾン・タイド』。
潜水艦でも内乱がつきもので、こっちでも核ミサイルをめぐって艦長と副艦長が対立する攻防戦。またまた見入ってしまった。
『沈艦』からこっち、前より興味深い艦内の状況。浮上の時は確かにみんな何かに捕まり踏ん張ってるw。1680フィートで圧潰する原潜アラバマだが、何メートルの深海なのかすぐに計算できん^^;。
新録だった模様。小山力也のハンター少佐はもう少し線を太くして欲しかった。リベッティは石田彰から高木渉に変更。感じがガラリと変わったな。
大英博物館『ミイラと古代エジプト展』へ行ってきた。
見どころは、3Dシアターと約130点の大英博物館エジプトコレクション。

入場すると、先ず”3Dメガネ”が渡され(持ち帰りOK)、カー&バーによる立体映像のしくみとミイラについての説明のイントロダクション。

その後、大型スクリーンを備えた約400人収容の”3Dミイラシアター”へ。
古代エジプトのミイラの身体に触れずに、CTスキャン&レーザースキャンで詳細な調査がされ、当時の生活の様子や体内の謎などが判明。そのデータとCGなどで組み合わせた3D映像が上映され、3Dメガネでバーチャルミイラが飛び出したりして、子供にもウケそう。
ミイラの名は、ネスペルエンネブウ。カルナクのコンス神殿の神官で、壮年前期に亡くなったそうだ。ここで説明をじっくり聞いておくと、次の展示室の内容も理解し易くなる。
しかし、日本語版ナレーションの高橋克典は歯切れが悪いのか、肝心な名前も聞き取り難い。英語版がイアン・マッケランなので、どうせなら有川博にやって欲しかった。

展示室は5つのコーナーに分れ、映像に登場した作品を実際に拝める。以下、見どころなど。
I. 古代エジプトの世界へ
☆古代エジプト世界への扉となった、大英博物館の至宝「ロゼッタストーン」の複製。複製なら、今まであちこちで見たな〜。
II. 神に仕える
☆アメン・ラー(父)、ムウト女神(母)、コンス神(子)の3神像
☆「シトゥラ」儀式で水やミルクを入れた道具。
☆「シストルム」神殿儀式で鳴らした楽器。
☆「ムウト女神のイージス」幅広の首飾りをした神の頭部を”イージス”という。
III. (映像に登場した)神官ネスペルエンネブウ
☆「木棺」ヒエログリフで色々書かれてあり、丁寧に解読された文章と対比。”神に愛されし者”の後、足元辺りに”ネスペルエンネブウ”という名前が記される。
☆「カルトナージュ棺」木棺の中に収められていた。神々の姿や宗教的なシルエットが描かれ、描かれる場所に応じて意味を出す。
☆ミイラの内部にあった「護符や装身具、義眼(複製)」ミイラのどの場所に置かれてあったのかも分る。ミイラの表面に塗った樹脂を受ける容器を、間違って頭部にくっつけちゃったという(笑)「未焼成粘土の容器(複製)」もある。
☆「頭部の複製」頭骨の精密なレプリカを作り、粘土で復元したもの。
IV. 復活への願い
☆オシリス神話でオシリス信仰が強かったが、その小像。オシリス王を殺しバラバラにした弟セトの小像は珍しい。現在でもある身内によるバラバラ殺人事件をふと連想^^;。
☆「ホルスの4人の息子たちの像」と、4つの「カノボス容器」ホルスはオシリスの息子。
☆「奉納用アンク」は、生命・安定・支配を表す。
☆「ウジャト形護符」の聖眼は、ホルスの目を表す。これらは守護のシンボルで、来世でミイラを護るお守りとなる。
V. 来世への旅立ち
☆「ビーズとペンダントの首飾り」など、死者を装う美しき副葬品の数々。
☆「シャブティ像」シャブティとはミイラの小像で、来世での身代わりとなる副葬品。
☆「ネブセニイの”死者の書”」”死者の書”は冥界通過の道案内の呪文を集めたもの。第18王朝以降、”死者の書”はパピルスの巻物に記され、棺に入れられた。
☆「トキ、ネコ、ハヤブサ、ワニ、魚のミイラ」動物は現世では神の化身だとされ、ミイラにされ奉納物となった。
☆「バクレンエスのミイラ」第3中間期。高齢の女性のミイラ。
☆「女性のミイラを納めたホルアアウシェブの棺」神官ホルアアウシェブの彩色木棺だが、19Cの盗掘者がこの棺に若い女性のミイアを納めて売却したとか。

第2会場は、骨格標本も展示して、CTスキャンにかけたミイラを科学的に検証する展示コーナー。
神官ネスペルエンネブウの当時の様子がより詳しく判明。彼の子供時代はほっそりした体つき。身長は165cmと当時の標準。結婚し妻と息子がいた。虫歯と膿瘍の痛みに悩まされ、壮年前期(40代前〜中)に死亡。脳の腫瘍か、敗血症だという。復活を願ってのミイラだったが、見事に現代に復活し古代エジプトの不思議を晴らしてくれた。「感謝して、ご冥福をお祈りいたしましょう」という説明文章がユニークw。

ショップも賑やか。図録より子ども用ガイドブックで充分。魔除けでウジャドのストラップとマミー絵葉書と一筆箋と菓子。ロゼッタ・ストーンのグッズも多数。公式フィギュア「バーチャルマミー」は高いのでやめた。


ついでに、国立科学博物館の地球館(新館)常設展を見学。今回はボランティアの方の説明付きツアーに参加。約1時間15分で、地下3階から地上3階までの要所要所をまわる。
地学、物理、生物、科学が絡み合った幅広く濃い展示を見て回り、短時間ながら充実。特に地下2階にある、地球誕生46億年前から新人類誕生し現在に至る5万年前までの道のりは圧巻。地上3階の絶滅した日本狼の剥製も貴重。

THEATER○360(シアター・サンロクマル)。去年12月に誕生、360度の音と映像に包まれる空間。『愛・地球博』の上映映像と、恐竜の世界のオリジナル映像で約8分。地下2階に展示されてたトリケラトプスの標本から想像される、恐竜たちの世界のCG映像が特に面白い。独特の浮遊感が味わえるとあったが、確かに我々のほうから草原に突っ込み、恐竜に近付いていくといった感覚。
もう一つ、マントルと地球の変動の映像もあるので、今度はそっちも見たい。

干支にちなみ、イノシシについても展示中。イノシシの剥製にも触れる。

招待券だけで、こんなにたくさんの展示を拝めて勉強も少しできて、充実した博物館だとあらためて実感。
今更ながらの『ゲド戦記』の実写版映画のDVD。去年観てはいたけど一応雑感。
『ゲド戦記』の原作全6巻のうち、第1巻「影との戦い」と第2巻「こわれた腕輪」を基にして絡めた内容らしい。ジブリのアニメ『ゲド戦記』は第3巻「さいはての島へ」が基だとか。

約180分と長かったが、原作を読んでなくても分り易くて、予想してたよりは面白かった。
ジブリ版を観てもよく分らなくて、満足せずにくすぶっていたものが、この作品でようやくすっきりした感じ。むしろジブリ版も最初はこの第1巻や第2巻から作って欲しかった。

若者ゲドが魔法に目覚め、師匠と出会い旅をして、魔法学校へ入り騒ぎを起こし、放校後は死を覚悟で仲間と共に決着へと向う。そして運命の女性との出会いと繋がり。
若さ故の奔放さと自信過剰で直情的な性格が憎しみと怒りを呼ぶが、己だけでなく世界の平和のことも考え自省し、冷静沈着に行動していく。若者の成長過程がじっくり描かれていて、観るほうも徐々に共鳴する。
ラストは巫女の祈りの力と魔法の力が重なって、温かさに満ちた結末へ。

劇場未公開作品らしいが、映像的にはテレビドラマ的な安易な部分も見られ、稚拙な表現も目立つ。いきなりキスシーンやベッドシーンも出てきたり、かと思うと設定や説明が子供っぽくて、いったいどの世代をターゲットにしてるのかと思いたくなる^^;。
ジブリ版では確か、通り名が「ハイタカ」で真の名が「ゲド」だった筈だが、ここでは逆になっていて呆然。原作ファンなら許せないところだろう。

『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリー・ポッター』を彷彿とさせる設定や映像はとっつき易い。鍛治屋の息子も定番。息子は『スター・ウォーズ』みたいだと言ってたが、RPGものにしろ、あっちがパクってるんだからw。
ゲドの帽子とか師匠と共に旅する姿も、ジブリ版を思い起こさせ、原作もきっと面白いのだろうとようやく思えた。

お目当てはもちろん吹替え版で、ゲド役の石田彰。『X-MEN2』などで好演したショーン・アシュモアが顎鬚を生やし汚れたビジュアルでゲドを演じるが、息子は当初「こんなオジン臭い顔、石田さんには合わねーよ」とグッサリ^^;。
最初こそ、かなり低めの声で演じてた石田さんだが、徐々にナチュラルで力強い声になり、ゲドの苦悩と挫折も見事に表現して、最後まで凛々しく演じきる。
当初はゲドの傲慢さに反発して観てたが、石田さんの声と演技が引っ張って、ゲドの青々しさも愛おしく感じられた。

野蛮な侵略を繰り返し、邪魔者ゲドを排除しようとする帝国の独裁者タイガス役が小山力也。ブラック・ハクオロみたいな声で、カリスマ性と強欲さがよく出てて怖い存在感。ラストのゲドとの死闘も見どころで、なかなか聞けない石田さんVS小山さんをたっぷり楽しめるv。

テナー役の女優さんは『ヤングスーパーマン』に出てた人かな。浅野真澄の清潔な声も良かった。大賢人オジオン役田中信夫の包容力のある声も素晴らしい。

ゲド少年時代のこの第1巻と第2巻のほうもアニメにして欲しいかな。でもまた話題作りのために、ド素人の声優を使うんだろうね^^;。

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『仮面ライダー電王』のモモタロス役で関俊彦が出演。81公式サイトでついに発表されていた。
他にもキンタロウとかウラシマタロウとか出てくるんだっけ。桃太郎と言えば、以前『おはなし玉手箱』で関さんがやってくれたような。設定には”電車”とか”時間”とか、個人的に嬉しい要素もいっぱい。

1月28日から放送スタート。28日と言えば、『仮面ライダーカブト』のイベントじゃん! 
当日は、次の新ライダーですとか言って、電王とモモタロスの中の人が出てこないかな〜。和樹と関さんが揃ってステージに立ってくれたら(あるわけないけど^^;)、大いに喜ぶ人が約2名いるゾ(笑)。


アニメ『NARUTO』新シリーズ”疾風伝”の第1話アフレコレポと集合写真。
写真に関さんがいたが、飛田さんの姿も。とすると、またあの役で!? 要チェック。
先週からの外画、外ドラの雑感。

11日(木)テレ東『ファイヤークラッシュ 灼熱のカタストロフ』吹替え版。
てらそままさきが主演なので観た。米国で多い森林火災のもの凄さを、消防士たちの姿を通して描いたパニック・ヒューマンドラマ。人命救助においてはアニメ『よみがえる空』が浮かぶ。
主人公のエアタンカー・パイロットだけでなく、決死の森林降下部隊たち、火災現場で逃げ惑う人達、住居を捨て避難する人達と、様々な面を拾い上げたので、焦点がしぼれずに物足りなさ感もあれこれ^^;。
破天荒で割と攻撃的なジム役を、てらそまさんが男らしく激しく演じる。途中から、物怖じの学生エリオット役で福山潤の声。森林火災をきっかけに、思い人とも急接近してた。

次回18日の木曜洋画劇場は『クリムゾン・タイド』。CMにも使われた作品だが、原潜での”沈黙の決断”という、男の骨太なドラマとしても充分楽しめた。
前回前々回と同じキャストの吹替え版なら、石田彰がソナー員として出て、美味しいトコを拾うハズ。

そういやスティーヴン・セガールの”沈黙”シリーズは、当時人気だったかいじ先生の漫画『沈黙の艦隊』をやはりパクってタイトルを付けたそうだ。予想以上のヒットを飛ばしたので、そのままダラダラと”沈黙”タイトルが続行。最新作は『沈黙の奪還』だが、タイトルがごちゃごちゃになるのは当然^^;。


16日(火)テレ東『トムキャッツ 恋のハメハメ猛レース』吹替え版。
プレイボーイ同盟”トムキャッツ”の賞金目当てに、独身男が繰り広げるハチャメチャお気楽コメディ。
関俊彦が主人公マイケル役。関さんが出てなければ、こういう品のない猥褻でアホラシイ作品は絶対観ない^^;。そんなお下劣で情けない台詞を、関さんがテンポよく楽しくキュートに演じ、とにかくいっぱい喋り捲っている。関さんファンには必聴かも?w


BS2 外ドラ『ドクター・フー』。
9日放送のキーワードは”どこだってドア”。18世紀フランスの様々な時間の窓を行き来するドクターたち。ポンパドールの淡い恋が切ない。関さん@ドクターが、お酒を手にダンスをしながら歌うシーンが見どころv。

16日放送のキーワードは”パラレルワールド”。別次元の世界では、違う自分や知ってるのとは違う肉親がいる。その衝撃と興味。サイバーマンで役に立つのは人間の”脳”だけなのも衝撃。多数の人が殺されるので観続けるのが辛い^^;。次回へ続く。関さん@ドクターもついに「降参」か。


WOWOW 外ドラ『ザ・ソプラノズ』最終シリーズ。
トニーがアンクル・ジュニアに銃で撃たれて意識不明の重体。家族の動向と、浮き彫りになる大学生の息子アンソニーの感情。
第2話では、アンソニーの心の揺れを石田彰がデリケートに演じて聞き所もいっぱい。またも出た「くそったれ」(笑)。母と息子という普遍的な問題も考えさせられる。
14日の日曜朝の番組はビックリショー。

テレ朝『仮面ライダーカブト』。
次回最終回予告の加藤和樹の投げチュウにニンマリしてたら、新番組『仮面ライダー電王』予告から関俊彦の声が耳に入る。今の関さんだよねと息子と確認し合い、何度も予告を聞き直す。やっぱり関さん!(゜o゜) ま、まさか関さんが新しい仮面ライダー!?と疑うも、やるならナレーションだろうねと納得。それにしては「言っとくがオレは最初っからクライマックスだぜ!」と関さんが熱血ヒーロー声でワケの分らぬ予告台詞(笑)。早く詳細な情報が欲しいぜ。

フジ『デジモンセイバーズ』。
総集編ぽい展開。のっけから姿はないが、郷田ほづみの理性的ボイスがいっぱい流れる。う〜ん、マサル父のスグルが黒幕だったのか!?^^; この設定はまるで『韋駄天翔』じゃんw。過去話も入り、これは倉田による大門親子への壮大な憎しみバトルなのだと判明w。現在の状況は劇場版『BLEACH』ぽいが、人間界は滅ぼしてしまえと部下に冷酷に言い切るマサル父。神谷浩史の声も久々。
そしてEDテロップ。郷田さんの名を楽しみにしてたら、そこには「イグドラシル:???」。あれってイグドラシルって名だったの!? てか、ネタバレ?^^;
とりあえず出揃った感なので、新番アニメ雑感。

4日(木)『セイントオクトーバー』。
平光琢也音響監督なので観たが、平光さんお好みの個性派声優陣が揃いバラエティ豊か。魔法変身の超ロリ系サスペンスコメディ(?)。ATVイヴニングニュースがリアルw。リチャード役の松山鷹志は松山タカシに改名か。はたして舞台化はあり得るかっ!?(笑)

5日(金)『恋する天使アンジェリーク〜かがやきの明日〜』。
前作の続きか。神鳥の守護聖様たちはまだ出てきて、ルヴァ様の新台詞もたくさんありv。これからアンジェリークが聖獣の守護聖様探しの旅へ向う展開。次回は早くも風様を発見。
OPアニメ&OP主題歌はやはり格好良い。EDイラストでは神鳥と聖獣の守護聖様が共に描かれており、分り易くて嬉しい。

6日(土)『デルトラクエスト』。
息子が予告で石田さん声と間違えたが、主人公リーフを演じる坂巻亮祐の声は確かに石田彰と福山潤を足して2で割ったようなヒーローボイス。かじ屋の息子といい、『ROTR』のようなRPG要素の濃い骨太なファンタジー。真の継承者というのはもしやリーフだったりしてw。谷口節のナレーションだけでも朗読劇として充分成り立つが、重厚な声優陣が話に深味を与える。

6日(土)『メジャー』3rd season。
海堂高校を去った吾郎が、野球を続けるため高校編入選びで四苦八苦。弟だけでなく妹まで増え、血が繋がらないとはいえ仲良き家族だ。”野球”バカな息子を案じ叱咤する母の気持ちも分るな。目の前に吾郎がいた時の清水の仰天ぶりが愉快w。これからは男子生徒は皆仲間(?)。続々登場の新キャラ&キャストにも注目。

6日(土)『京四郎と永遠の空』。
タイトルだけで想像してたのどかな感じとは全く違う、美少女ロボットアクション&白馬の王子様な話みたい^^;。「行こう、一緒に」と誘う京四郎のエロボイスが小西克幸で、『BLOOD+』を引き摺りそうw。

7日(日)『Master of Epic The AnimationAge』。
タイトル長い^^;。PCオンラインゲームものというと『.hack』な世界だが、様々なキャラクターによるギャグ&シリアスの二本立てを並行に描く。実力派の声優陣を起用し、田中真弓がそんな役とか、井上和彦キャラが頬を赤らめるとかw。EDテロップのキャストにまでキャライラストを付ける凝りよう。

11日(木)ノイタミナ『のだめカンタービレ』。
原作に忠実なのか、千秋の子供時代から始まったアニメのだめ。OPとEDもセンスがあっていい。川澄綾子が思った以上にドラマ版のだめな雰囲気。中井和哉のハリセンもドラマの声ソックリw。関智一の千秋の声はまずまずだが、キャラ作りにまだ手探り感。クラシック音楽は流れるが、アニメならではの映像や動きをもっと入れて欲しい。

11日(木)『ヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラス』。
魔人ヴァイアラスの退治屋少女たちの話らしい。ルチアとスミレの個性対照はいいが、活躍度はイマイチ。小杉十郎太はドクター役で出番は少し。美少女バトルものは飽きたので、次回は切るかな^^;。

13日(土)『月面兎兵器ミーナ』。
『電車男』で洗礼を受けた娘が、アニメをひょいと眺め、あっ!と歓声を挙げて一緒に観た。ニンジン・カロチンの”汁実”やウェポンの実態はよく分らんが、何でもアリ荒唐無稽な設定が生き生きと動く。美奈も演じる井上麻理奈もまずまず。
お目当ての東地宏樹@桐生大介は気取らないイケメン・コメンテーター。もう一人のエロ渋ボイス、中田譲治が赤ちゃんミーナまでやってて吃驚。東地さんにもそのうちミーナをw。

 ̄ ̄ ̄
既存アニメのひと言雑感。

11日(木)『銀魂』38話。
石田彰@桂がスゴイ台詞をはいた。予告が桂。次回は桂メインなのか!?
11日(木)『NARUTO』216話。
石田彰@我愛羅タン、久しぶりに登場。砂の三兄弟メインの話になっていくのか!?
12日(金)『ケロロ軍曹』143話。
飛田展男@ヴァイパーが久しぶりに登場。伝説のケロロ父はやはり偉大だったw。
恵比寿から新宿へ。bpm公演『Quick Draw(クイックドロウ)』楽を観てきた。
前13日夜公演を富野監督が観劇されてたらしい。なるほど、主演の朴路美と日替わりゲストだった福山潤といえば『ターンAガンダム』。その小説の表紙を描いたのは、数時間前に拝んだ萩尾先生だったなぁとムリに繋げながら劇場へw。

作・演出はbpmの浅沼晋太郎で、私は『ゼーガペイン』しか知らない。場内に流れた注意事項や前説まで担当し、劇中では2役をこなす。役者な顔は鈴木千尋にちょい似w。伊藤健太郎と同じように、才能溢れた若手役者さんのようだ。
今回の演目も客演役者が多く、今日のお目当ては円の朴路美と、日替わりゲストでひまわりの宮野真守。
最前列の座席で美味しかったが、”WANTEDシート”の特典にはパンフもあるので、開演前の引換えが望ましい。

プロローグの後、スクリーンからカッコイーOP映像が流れる、ドラマ仕立てのテンポのいい演出。
お話は、ウエスタン漫画「風のマイラ」旅館缶ヅメ現実劇と、ヒロイン・マイラが活躍の西部劇がシンクロする、異色サスペンスコメディ。
ケラさんの演出やあかぺらのコメディが思い出されるが、そんなに凝った難しいものではない。先の展開も予想される、笑いと殺しと銃声がいっぱいの変った世界観。バリエーションある進行とケレン味のある芝居が続き、若い観客にはウケると思う。

西部劇組の役者は、日常とは違う緊張感あるクールな世界で、生き生きとした演技とスピード感あるアクションを披露。マイラ役の朴路美は細くしなやかな肢体で銃を操り、カリスマ性ある姉御ガンマン。ハスキーで力強い声が響く。ビリーの戴寧龍二はひと際大柄で目立つが、映画や特撮よりもうんと若く見えた。
ギャレットやドクら仲間との関わりの中で深まっていく、マイラとビリーの友情とも愛情とも違う関係。現実劇と交互に描かれ進行する二人の間柄だが、インパクトが弱く、ラストに至る説得力も薄い^^;。役を越えた路美さんと戴寧くんとの繋がりも、どことなく余所余所しい感じ。

日替わりゲストは最初と中間だけで出番は少し。『テニミュ』以来に観る宮野真守は、12日も大山さんの代役を務めたが、こなれた演技で溌剌としていた。何よりあの長身と甘いマスク。そして路美さんと対峙した時の息の合った空気感。
いっそビリー役をマモくんにしていたら、マイラとの親密な関係をもっと表現出来ていたのではなかろうかとも思う。でも13日の潤潤にはまだムリだったかな。

現代劇組の三人は演技が達者。いや上手く出来過ぎなのが逆に嫌味^^;。キャラが強烈過ぎて、傲慢な面ばかり突出し可愛さが足りない。苦手なタイプばかりがギャーギャー捲し立てる雰囲気で、馴染めず入り込めず。台詞だけで説明する手法もイマイチ。

現代劇と西部劇どちらも強調し過ぎて、肝心の作品の趣旨が伝わってこない^^;。この二つの劇でいったい何を見せたかったのか。漫画家の仕事の大変さ?マイラの激動の生涯? 2人の高慢な女を描いたとはいえ、ビリーと若村は全く重ならないw。ジェーンと女将は良きライバルな位置か?
”命”をとるか、”プライド”をとるか。両方ともとる第3の道を選んだマイラだが、芝居のほうでも両方を取ってしまい、あれこれ詰め込んだ曖昧模糊な作風となったようだ。
確かに面白いおもちゃ箱な作品で、演じ手も楽しいだろうが、終ってみると観客の心には薄っぺらい”面白さ”だけしか残らない。芝居には”弱さ”と”深味”、そして”観客”の目が必要なのも忘れないで頂きたい。

個性的で格好良いキャラも詰め込み過ぎたが、一番笑えたのが”最強軍団”のネーミング裏話(笑)。イトケンさんの劇でもネーミングに凝った話があったっけ。
軍団がズラっと出揃ったのも可笑しくて、現代劇は要らんから、西部劇の話だけを観たかった。それには聖ナツオの漫画が必要か。彼女があの漫画を描いたいきさつも知りたかったぞ。シート特典の中では、劇のイメージが沸いた12ページ漫画が一番良かった。

楽とあってカーテンコールは3回かもっと。浅沼さんの司会で、客演の役者紹介や役者挨拶などで10分間。路美さんは会場からのカワイーに「分ってる」と笑み。主演としての挨拶の言葉もなく、カワイイポーズのみ。戴寧くんから「それ古いから」と言われw。戴寧くんが代わってしっかり挨拶、ファンの黄色い声援と垂れ幕に嬉しそうな笑い。マモくんは劇中でも最後でも『DEATH NOTE』の宣伝。それこそ分ってるってw。路美さん&マモくん2人で、何故か足伸ばしポーズがあったり、抱きついていたり。
幕が下りるまで、路美さんらや浅沼さんが身体を屈めて手を振っていた。現場の楽しさぶりがよく分った。お疲れ様でした。
『club LIFE 10周年記念イベント』昼の部へ行ってきた。
Studio Life旗揚げから1年後にできたファンクラブが10年を迎えた記念。去年入会しておいて良かった。

会場は、横に椅子もあるが殆どがスタンディング形式。お菓子やドリンクも用意される。奥のステージだけでなく、後方中央と上手と下手にもお立ち台があり、劇団員があちこちから登場し移動するサプライズ演出。とりあえずスタージの前から2番目真ん中を陣取る。集まったファンは約千人以上で、それはもう賑やかで華やか。
司会の藤原啓治&曽世海児がステージに登場。「ライフ・ライファー・ライフェスト」を合言葉に、「出会い・育み・未来へ」の思いを込める。
去年の公演をメインに、劇団員が役の服装でユニットごとに登場し、寸劇やトークや歌を繰り広げる内容。それはもう懐かしくて楽しかった(^o^)。観た人しか分らないツボもいっぱい。

先ずは『夏の夜の夢』から、オーヴェロン&WパックVSティターニア&妖精4人の歌とトークから。会場から自然と手拍子。
彼らの移動のため、ステージ前の人波が自然に二つに分れ、まるで『十戒』のよう(笑)。丁度私の前がステージ階段で、私の隣で波が分れ、その道を劇団員が通るので美味しい位置だった。
『トーマの心臓』のバッカスら上級生5人組が現れ、「お前、誰だ?」が始まり自己紹介。シャールな姜くんがひと際美形で、あらためてウットリ。
『DRACULA』『ヴァンパイア・レジェンド』からは岩崎大&笠原浩夫&及川健。笠原さん&及川さんは『ROCK’N JAM』が控えてるので来ないと思ってたから嬉しい。もちろん告知宣伝する二人。「酒飲んで稽古場に来る」「段取りを知らない男」と笠原さんの裏話も色々。外部出演した作品や役名も出てきたり。吸血鬼役をやった3人で、血の吸い方3分講座(笑)。ホントに噛み付きそう〜。アヤしい〜。及川さんが身長差で笠原さんを吸えないw。
『夏の夜の夢』のボトムの歌の後、「最近役がこない」山崎さんにティターニアが「干されてるんじゃないの」(笑)。そういや眉毛が無かったティターニアは人間界で病人の役だった。
2組のデミトリアス&ヘレナが登場。1組は赤ちゃん付きw。劇団昴の岳大さんのヘレナは特別出演。やっぱデカイw。女役はここだけですよと、クセになった風でまた出たいと言う岳大さん。
『銀のキス』からクリストファー&フォン・グラブが登場し漫才。
真打ちで『銀のキス』の2人サイモン登場。曽世さんは「うるサイモン」山本芳樹は「あわてモン」? 去年は3つも2人でWキャストをやったと振り返る。『ヴァンパイア』では、落ちたディスクをさりげに拾ってサーッと幕に投げたアドリブを見せた曽世さん。ライサンダーでは山本さんの「フ〜!」曽世さんは「ゲッダウン!」(ハーミアが思い付いたのをやったが疲れたと)。猫好きな曽世さんに、最近猫を飼いだした芳樹さんで、2人で待ち受け画面の猫を見せ合い喜ぶ。サイモン同志ヒシと抱き合うw。
2月公演予定の『Daisy…』から2人デイジーがトランク提げて登場。カワイイ。突然サイフリート&エーリクになったりw。「事件は主人公が転校するところから始まるのよ」で充分な前フリで全て終了。
新納慎也からビデオメッセージ。長くて途中早送りw。


脚本・演出の倉田淳が登場し挨拶。ここで『トーマの心臓』から始まったclub LIFEのために特別ゲストが登場。まさかと思ってたが、何と萩尾望都氏がステージに登場(*^^*)。まさにサプライズ! 濃いグレーに黒の花模様のロングドレスで、お顔のホクロもそのまま豊かな優しい表情。ゆったりした癒しの声。椅子が用意され、倉田氏としばしトーク。

萩尾氏は「思い入れの強い作品だったから、恥ずかしくて最初は観に行けなかった」「ベニサドの再演にコソコソと観に行った」「サーっと戻され、ネームやってた感覚が蘇った」「やって頂いて良かったと思った」「次の公演から冷静に観れた」
お二人の仲介になったのは山本編集長。倉田氏は「再演においでと聞いてたが、今日観にいらっしゃるとふと直感で思って受付にはりつき確認」「河内だけに伝えたが、舞い上がるだろうと劇団員には内緒だった」「5分後、楽屋の皆に広まってた(笑)」
萩尾氏「女性役を男性がやるのはボリューム感あっていい」「ピュアな感じで不思議な空間」「倉田さんとStudio Lifeは浮世離れしててイイ」ジャージ姿の2人ユリスモールとの遭遇を挙げて「役者さんに会う度に緊張する」

オスカーのサイドストーリー『訪問者』について。いきさつはTV『砂の器』で、父と一緒に日本全国旅する犯人の記憶が出て、これはオスカーの話を描かなきゃと。「不安定な家庭」は主人公の要素で、家族の足枷が無いと描き易い。
家庭の問題から『メッシュ』について。いきさつは親殺しをする話を描こうと思った。実は少し前に親と大ゲンカしたと萩尾さん(笑)。大正生まれの両親と漫画家続けることであれこれありついに爆発。その時、真綿で首を絞められるような苦しさを味わい、父を殺す息子の話を描いちゃえと(笑)。これは作家の醍醐味w。日常の中に困ったことがあるんですね〜とお二人。

間近で語る萩尾先生をずーっと見つめながら、じーんと涙腺が緩みそうになった私(*^^*)。実に25年ぶりのナマ萩尾先生だったもの。
それにしても、年末は竹宮先生、年始は萩尾先生を拝めて、少女時代をいっぺんに振り返る機会が与えられたが、これは何かの啓示かしらん。

お二人のトークは15分位であっという間。夢のような時間は司会者の登場で遮られた。ステージに並んだ劇団員全員で、お辞儀をされながら退場する萩尾先生を拍手の中でお見送り。正直これだけで今日のイベントは大満足(^^)。


河内喜一朗がお終いのご挨拶。club LIFE立ち上げのいきさつ、初年度からの会員について語る。今年一年の公演スケジュールを紹介。5月の紀伊國屋は『ロミオとジュリエット』で会場から大きな反応。7月のカナダ祭公演は大人が、9月は若い人がw。12月は銀河劇場にて。
司会の締めの言葉と共に、今日の参加者へお土産の告知。『銀のキス』山本サイモンが現れ「この絵を貰ってくれないか」の台詞w。絵の写真&フォトフレームだった。
劇団員全員がステージから会場に散り、ほんの少しファンと握手の触れあい。林さん、姜くん、山崎さん、吉田くんらと握手。

約2時間強、たっぷりファンを楽しませてくれて終了。会場退出の誘導の間、引換えた白ワインを飲み、お菓子を食べたり持ち帰りにしたりw。帰りはほろ酔い気分で心地良かった。
そのまま食事をして新宿へ。
『.hack//G.U.RADIO ハセヲセット』公開録音へ行ってきた。
お初の文化放送新社屋! 開場までずっと外で待たされ、防備はしてたが寒かった。本人確認は住所まであり。公録証を首から下げて12階へ。
後ろの整理番号だが、横長に広がり前から6番目の座席。前方大型スクリーンから流れるキャストSPインタビュー。お目当ての東地宏樹が「ゲーム→アニメ→ゲームときてストーリーを掴めた…」とか何とか。
参加者は全部で130人位。全員がやっと座席につき、前説があり、予定より20分押しで公録スタート。
公録の内容は14日&21日で放送されるので省略。ゲームVol.3発売前だからネタバレ防止な微妙トーク^^;。

《公開録音VOL.3in文化放送》お目当てはメガネ?
パーソナリティの櫻井孝宏(マイク色が緑)、榎本温子(赤)、ゲストの東地宏樹(青)、豊口めぐみ(黄)が登場。東地さんはやっぱりグラサン&黒だ。インナーの白がチラ。肩に羽が…と隣のメグ〜とイチャイチャw。
オーヴァンはメガネといい、東地さんとイメージがダブル。喋りも少なかったし「僕は回想が多いんですよ。他の番組でも」(笑)回想キャラ。
実はオーヴァンに○がいます! みんな一斉にえーっ!? コロコロ笑う東地さんv。

《それって!にゃんですとー!》byメグ〜。
東地さんが試しに「にゃんですとー!」。ペロっと小さく舌を出す東地さん。
リスナーのメールを読む櫻井くんだが、「目が泳いでいる」と温っちゃんに言われ、聞いてた東地さんが「はっはっは!」と頭をのけぞらせて豪快に笑うw。櫻井くんの言葉がツボなのか、何度も口を開けて笑う東地さん。何度か水を口に含む東地さん。
東地さんがすごいバニーちゃんできたら…(笑)しばし妄想v。「変身願望」と東地さん。

《クイズ!モテThe World「リビジョンモテヲ」》お題に対し、モテる男(ハセヲ)になりきって答える。フリップが配られ、東地さんの文字に注目。
1.三角関係がバレたら? 
東地さんの答えは字も綺麗で漢字も正しい!おまけに下の方に絵まで。「もしくはウソを付き通す」メガネの奥を覗かれ、口をとんがらす東地さん。
メグ〜の答えが絶妙で、東地さんが飲んでる時に言う言葉だとか。大ウケで突っ伏す東地さんw。「全否定」か。
正解VTRが凝ってて、ゲームの映像を加工したもので「すごいよく出来たV」。正解の後の、《モテ男》ぶりな櫻井くんの映像が飛ばしてて笑える。
2.親の転勤で別れるクラスメイトに?
いつも真剣に書く東地さんのフリップを覗いて笑うメグ〜。
正解VTRでPKが「転校するなあ」。ゲームではかなり切ないシーンでは?^^; 左手を頭に置いて真剣に見入る東地さん。
3.引きこもりの男友達に?
またまた答えの他に、フリップの下のほうにチョコチョコと絵を描いてる東地さん。これって石田彰みたいじゃん(笑)。
正解VTRで「お前が必要」同性に告白→好感触。スタッフ公認のBLっ!?^^;
4.もう一軒としつこい上司に?
櫻井くんが「俺と石田さんは行かないから」何故にここで石田さん!?(笑)いつの間にかいなくなってる櫻井くん。
東地さんの答えが「あたし…」ってオカマ言葉になってるしw。おまけに今度は髪の長い女の絵まで。絵が上手いかどうかは置いといて、実に楽しそうに熱心にデコレーションする東地さんの姿は石田さんを彷彿とさせるw。
正解VTRは近距離接近するメガネ上司のオーヴァン。「もう一軒行こうハセヲ」と東地さんナマエロ台詞。

《君励まフ 低い声〜這うような低さで》お待たせ東地スペシャル!この前大好評だったと言われ、下向いて首を振る東地さん。
励まして欲しいリスナーに、東地さんがひと言。ウケ狙いじゃないが、実に的を得た先生的表現で会場から賞賛の声。その上ものスゴ〜くエロ低い声で囁いてくれてドッキドキ(*^_^*)。櫻井くんからは「イイ声だ」「本にしたい」と大絶賛。
そうか、東地さんは本厄なんだね。『最遊記』イベで関さんや平田さんが厄年のことを語っていたが、東地さんも今がそうなんだと、”大殺界”の私までしみじみ^^;。

バンダイナムコの内山プロデューサー(内P)と、サイバーコネクト2の松山社長が登場し、4人に加わる。
発売間近の『.hack//G.U. Vol.3歩くような速さで』の微妙なネタバレ的トーク。二人ともテンション高い。差しさわりない範囲では「Vol.1〜Vol.3買った人に特典アニメ」「メモリーカード広げて」「前回公録で考えたキャラも出てくる」
Vol.3のダイジェスト映像や、オープニング映像も流れ、オーヴァンが…。オーヴァンの…。

《お疲れちゃん座談会》ゲーム発売後の21日放送分用。「ヒョー!」と声ではしゃぐ東地さん。『.hack//G.U.』の思い出を漢字一文字でフリップに書く。
東地さん、またまたデコレーションに忙しく、大トリに(笑)。
東地さんの漢字が(~_~)。成長して還ってきて食べられる?何故にクマの絵?w
次の『.hack』はどーなるの???な顔をする社長と内P。
最後の挨拶。「壮大な企画に参加できたことが人生において忘れられない」と東地さん。
大きな拍手と歓声の中、皆さんがにこやかに退場。お疲れ様でした。

スクリーンに《アンコール!》。え?公録に前代未聞のアンコール?^^; 影から櫻井くん「もっとG.U.RADIO」東地さん「ドキ!男だらけのドットハック大会!!」
男性4人が再び登場し着席。要は《.hackの女たち》で誰が一番好みかよ〜?のガチトーク。スクリーンに8人のイラスト。
ゲームやってないので、女キャラの名が飛び交ってもイマイチぴんと来ん^^;。その中で東地さん「パイのホルムでシノがいい」(^^ゞ
温っちゃんとメグ〜が突如乱入し、男どもに激しく女性キャラについて問い詰める。
「(東地さんに向って)クロイのは?」とメグ〜に聞かれ、「自分では選べない」と急にオドオドして答えに窮する東地さん(笑)。カカア天下に怒鳴られる亭主の図みたいw。
それからは男性キャラでは誰が好みか?の話で、女性陣が「オーヴァン怖い」「ハセヲだけは無い!」と言われたり。サキサカ人気。スタッフの好みはマニアック?

ようやくオーラス。社長の博多からのお土産を出演者が会場にバラまき、サプライズプレゼント。皆さん、手を振って退場し、今度こそ終了した。お疲れ様でした。
気づけば、18時半予定が大幅に超えて、19時半を回ってた。正味2時間強の公録だったが、あっという間で楽しかった。
『トリ・ブラ』以来に東地さんを存分に拝めて、新たな魅力と可愛さが分って、参加できて本当に良かった(*^_^*)。
モーニング『ジパング』航跡295。
今年初のモニジパかな。モニ表紙を見て先ずビックリ。主要全キャラが、虹色ドリーマーに包まれている(笑)。これぞ新年に相応しい夢のある(?)表紙かもw。文字が日本語じゃないとこも意図があるんだろか。
キャラの立ち位置も意味深。草加VS角松はいいが、尾栗がそこで、草加の隣は鴻上? 滝が上にくるか。影でひっそり菊池、その上に如月と、殆ど後方支援部隊扱い^^;。更に上には外人だらけで、そのまま”モーニング”の文字とシンクロなのも興味深い。海の外はまだまだデカくて底知れないということか。

本編。その前ページがコミックス27巻発売告知だが、マリアナ激突から今なお殆ど展開が変ってないのも欝だ。

カーネルの言葉はミッチャーには届かなかった模様。米軍は怒り狂うばかりの猛撃。
それを上回る二つのキーワードの反撃(?)。

「そうでなくては困るのだ」草加が心中で思っていればいいものを、なぜわざわざ言葉に発したんだろう。ついポロっと出ちゃったのか。それとも何か意図があったのか。ほらごらん、異様な言葉にみんな一斉にひいちゃったじゃないかっ(~_~;)。

「午前1時30分」助けられた草加は覚えていて当然かもだが、角松まであっさり覚えていたのでビックリさ。そんなの覚えてたヤツって他にいるのか!? この時刻の意味が分るか?と聞かれても、実際はこの二人以外誰も分らんって^^;。康平は知ったかぶりしてただけw。
二人だけの合言葉は、以心伝心ならぬ”以心電信”。草加から、たった一人のためだけへの通信。俺へのメッセージだと言いきっちゃう角松も大した自信w。あなたなら当然分るだろうと思い込む草加も大した目論見。
新年早々、かいじ先生公認の松草からスタートかよ〜〜〜。

草加のヘッドホンした顔に萌え〜(*^^*)。”うみどり”から角松に通信していた草加の姿が浮かぶ。もう少し黒目を塗ってくれないと目がコワイよん。

最終ページにあった《男たちの魂が日本を新たな歴史へと誘う!》。「さそう」のか「いざなう」のか。どちらにしろ「導く!」ではないらしい。

 ̄ ̄ ̄
2007年1月9日(火)防衛庁が防衛省へ移行
公式サイトのアドレスも変更され、文字も全てが「省」に変更。
9日には防衛省移行記念式典が催され、栄誉礼・儀丈のセレモニーもあったようだ。夏のピクルス王子ツアーで拝見した荘厳な感じだったんだろうな。

”市ヶ谷台ツアー”は例年どおり催されているようだ。その中の紹介写真で1枚だけ、説明文は「防衛省」正門だが、正門の写真の門標文字は「防衛庁」のまま。細かいけどあそこも変えねばならん。
先の《ギサブローのアニメでお茶を》で、アニメと実写の境目の曖昧さが増し、アニメの世界に実写が進出して映像娯楽が戦国時代に突入したと語られていたが。

同時に、マンガ原作→アニメ化→舞台化の流れも顕著になって、キャストの面でも、アニメ声優と舞台役者の境目が曖昧になってきたなと感じる。
舞台役者がアニメの声優をこなすことも珍しくなくなり、逆にアニメ声優の若手が舞台にもどんどん挑戦してきている。声だけで顔は見せなかった声優も、昨今はある程度の容姿がないと作品に起用されないという厳しい現実もチラチラ見える^^;。

ファンとしても、ひとつのキャラクターに二つの顔が映る。例えば『BLEACH』の恋次というと、真っ先に声の伊藤健太郎が浮かぶ人もいれば、リアルに作り上げた森山栄治の姿を浮かべる人もいるだろう。
その栄治くんにしても、『テニスの王子様』では、アニメは伊武役、ミュでは桃城役、実写映画では真田役と色々こなしておいでだ。こうなると彼は俳優であり声優でもあることになる。『遊戯王GX』のKENNなどは、加えて歌やライブなどのアーティストとしての顔もある。

舞台化を踏まえて、アニメのキャスティングもされたという『HUNTER×HUNTER』の声優陣などは、明らかに役者や俳優の顔も持っている。『エア・ギア』の3人も、もしや最初に舞台ありきだったんだろうか^^;。
以前、竹内順子がアニメのキャラを舞台でもしなくてはいけない不安を語っていたが、『NARUTO』の舞台では避けられたようだ。でも平田広明さんはアニメと同じキャストを舞台でも演じる。

この2〜3年、私が舞台やイベントでこうも慌しく忙しいわけは、声優だけでなく、こうした役者や俳優までを追って観にいくことが、要因の一つなんだなと考える。
アニメと舞台が密接な関係を持ったことで、声優と役者との境目もどんどん曖昧になっていくからこその影響といえよう。


《声優アワード》のことがあちこちで採り上げられ、中間発表もされて話題になっている。締切は昨日の10日だったのかな。
結局、私は投票しなかった。お目当ての人の名前を投票しようと一時は思ったが、一人に絞れなかったのと^^;、もう一つ「声優」という括りに反発したからだ。

「声優」というのは、役者業の一つであるハズだ。少なくとも、私のお目当ての方達は「声優」であると同時に「役者」なのだと思っている。
コンスタントに舞台に立ちお芝居を続けている飛田展男さんや関俊彦さんは、声優の他に、舞台役者でもある。
郷田ほづみさんに至っては、ドラマにもご出演する俳優でもあるし、年に十本くらい舞台の演出も手がけているので演出家でもあり、音響監督も何本もされていて、その活動枠は幅広い。
石田彰さんは、ご本人が某所でご自分のことを「役者:石田彰」とおっしゃったのだ。その発言に私は深く感銘した。それなのにファンが「声優:石田彰」と断定してしまったら、当の石田さんに失礼じゃないかと思ってしまう^^;。
だから、お目当ての人たちの名前を《声優》としてはどうしても記せない。

もちろん、ご自分を「声優」だと認識している方も沢山おられるし、それはそれでいい。
私としては、去年声優として活躍された方を限定して考えると、主演男優には「保志総一朗」や「福山潤」と書きたいぐらいだ。彼らがご自分を「役者」だと語った時点で、これも違ってくると思うが。

そういう考えの流れなのか、寺杣昌紀さんは声優業の時は「てらそままさき」の名で、俳優・役者業の時は「寺杣昌紀」の名でテロップされるようになった。つまり名前表記で区別してるということだ。こうはっきりしてくれると、《声優アワード》にも堂々と「てらそままさき」と書けるなと思ったw。去年の吹替えでは結構活躍されたものねv。

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新年になって、TVの新しいCMからお馴染みの声が流れ、耳に入る度に注目してしまう。
東地宏樹さんは『早稲田ゼミ』からは流れなくなったが、新たに『TOYOTA』BLADEから静かな声が流れた。
小杉十郎太さんが大活躍! 『週刊ロボザック』や『週刊アーティストジャパン』が頻繁だが、『民主党』から声が流れるとつい投票までしたくなりそうw。

小杉さんはついにTVに顔出しのご出演! 前にドラマや歌番組にもご出演はされたが、今度は”小杉さん”だけに焦点が当りそうな内容なので楽しみだ。BS予録が出来ないので、忘れんようにしないと。

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お正月明けの9日に、飛田展男さんからお手紙が届いた。お待ちした甲斐があった(^o^)/。いつもありがとうございます。
お芝居のお知らせとチケ精算券だが、これで2回は観に行く決心がついた。
文章はコピーだが、私の名前や住所、御本人の名前などは全部手書きなのが嬉しい。飛田さんがご自分の名前の”展”をクルっと丸めて書く文字が特に好きなのv。
で、飛田さんはあの役ですかっ!? まさにハマリ役(^^)。モニジパにも出て来て欲しかった役だ。
昨日10日はアニヲタ雑誌発売日。とはいえ、今回はあまり内容的にそそられる雑誌がなく^^;。

★アニメージュ 2月号
「表紙の二人がアヤシイ。アスキラ??」と、相変わらず一般人の娘が文句をつけるw。アヤシイと言えば、ピンナップの『NHG』イラストの兄弟だってオカシイ^^;。兄さん、乳首が…(笑)。
ルルーシュの図書カード&シート、前にあったアスラン(&石田彰)と同じ扱いかよっ!? でも申し込んじゃおうか。

2007年アニメ、終了したアニメ、放送中アニメなど色々とごった煮な内容。

《この人に話を聞きたい》は若本規夫さん。イベントでまだ一回しか御本人を拝見したことがないけど(『ガッシュ』)、声だけじゃなくお人柄にも惹かれる方。様々な経験を経て役者業へ。勉強や経験の積み重ねが仕事にも出てくる。全てが肥やし。アニメでは『トップ』と『銀英伝』を挙げる。最近の外ドラでは『プリズン・ブレイク』が楽しいと。幅広い作品観で、骨太なインタビュー内容だ。

《ギサブローのアニメでお茶を》先日、自分の日記でも書いてた、マンガ原作の実写化とアニメ化の話を、実にクリアに分りやすく書かれていて、目の醒めるような思いだった。CGも含めたデジタル映像技術により、アニメと実写の境目がどんどん曖昧になっていく。実写とアニメの比較が当然出てくる。これからはマンガ原作をアニメ化する際、アニメならではの特性や面白さをアピールすることが課題なんだろう。
そうなると、アニメもやはりオリジナル作品に期待。今年は意外に多そうなので、スタッフの手腕と個性に注目か。


★Newtype 2月号に掲載、竹宮氏公式サイトでも発表。
竹宮惠子原作の『地球(テラ)へ…』が2007年春TVアニメ化決定!? MBS・TBS系の放送のようだ。
劇場アニメ公開から、既に四半世紀以上。当時としては内容的にちと早かったか。スタッフもキャストももちろん一新され、今の先端技術を駆使した映像となるに違いない。

年末にあった竹宮氏のトークで、アニメ化になるとおっしゃってたのは『地球へ…』だったか。未映像化の作品だと思ってた。
あの時、サインの為に選んだポスカのうちの一つが『地球へ…』で、大好きな作品なんですと先生に語ってしまったが、TVアニメになるのよと先生ご自身も言いたかったかもしれないw。

公式サイトBBSには「というわけで今年の個展テーマは『地球へ…』に決定!でしょうね、やはり。」とあった。
なおさら今年も個展に行きたい。皆さん、お忙しくなりそうだ。
『ROCK MUSICAL BLEACH the LIVE ”卍解SHOW code:001”』を観てきた。
土日に行けなくなって初日へ。劇場地下の物販コーナーがもの凄い混雑。劇場版『BLEACH』の半券を持って行き、プレゼントと引き換え。キャストメッセージシート(印刷)だった。

テニミュではお馴染みだが、ブリミュでは初のライブ。001だから、002以降もあるようだ。
劇場は端でも見易い作りで、座席は前から10番目位のド真ん中。でもライブだから、どうせ始まったらスタンディングで観難くなるんだろうなと懸念してたが、何と座ったままでオッケー!老体にはホントに楽だったw。出演者と会場の皆が一体になれば、上半身だけでもばっちりノれるんだよね。
暗闇の中ではペンライトが綺麗に光り、曲によっては手拍子が響き渡り、馴染みの曲では出演者と一緒に腕を振ったり手で踊ったりと、久々に参加者も肉体を動かして目一杯楽しんだ。

先ずは、一護(伊阪達也)を中心に、出演者メイン12名+隊員5名が一列に座し、賑々しくお正月の口上と自己紹介。和装での口上がよく似合う。
ユニット同士での歌とミニ芝居&コントを組み合わせた構成で、確かに一々立ったり座ったりするのは面倒。

前半はコメディがメイン。ルキア(佐藤美貴)&雛森(齋藤来未子)&夜一(齋藤久美子)のボイン対決、藍染(大口兼悟)&白哉(林修司)&日番谷(永山たかし)の大人の時間が相変わらず楽しい。ギン(土屋裕一)の歌のパートナーがジャンケンで恋次になり、恋次(森山栄治)のクネクネ声も可笑しく、*pnish*ファンを大いに沸かせる(^o^)。ギン&イヅル(北村栄基)が相変わらずヘンだし。雛森やイヅルのキーワードで突然変貌するギンw。
一護&ルキアの歌の後に、予想通りルキア&恋次の歌があって、何故かジンと涙ぐんでしまう私^^;。結構好きだったんだな、あの歌。

休憩挟んで、後半は、隊員たち5人のコントから。メインの歌の後ろや横で踊り続け、盛り上げる彼らの存在は舞台に不可欠。
護廷十三隊の面々が大掛かりな装置と共に登場。存在を際立たせる。一角(臼井琢也)や花太郎(村上耕平)の歌もあれど、あまり目立たない。11日のみ出演の更木の存在で、二人がもう少しクローズアップされるか。
栄治&イヅル&雛森ら副隊長の過去編。袴の色も初々しい。彼らの前に颯爽と現れたのが、新キャラ・檜佐木修平。うおぉ〜郷本直也のサプライズ出演だっ!(^o^) 会場が一斉に沸く。4人の窮地を救ったのがギン、そして藍染。彼らの格好良い剣アクションも見どころ。そしてこれが3月から始まる公演の宣伝&前フリ。
新曲が2曲。全員で歌うとなかなか骨太で逞しく響き、客席も馴染める。
カーテンコールは、ギンが中心で出演者も客席も一緒になってお馴染み「ほなさいなら♪」。ブリーチ年の明るい幕開けとなった。
最後は、一護がちょっぴりカミカミの挨拶。次回公演への意気込みを聞かせた。

相変わらず歌唱力がある女性キャスト。夜一はアクロバットで魅せる。男性陣ではやはり永山たかしの歌が上手いが、全体的に前よりもレベルアップ。『エアミュ』の後だから余計そう感じたのかw。
何だかんだと恋次が一番目立っていたかな。年末に怪我した栄治がいいコンディションになっててホッとした。

役者も揃ったが、今回は劇場舞台ならではの可動式や大掛かりな装置の回り舞台などを存分に生かしたステージ構成で、実に見応えがあった。照明効果もバリエーションがあった。
客席通路にポッと役者が登場する趣向もいい。最後にステージから下りた役者たちが通路を駆け抜け、客席との一体感が増した。

3月からの公演では、新キャストが4人。郷本くんも楽しみだが、笠原弘子の卯ノ花も似合いそう。
ソウル・ソサエティ篇の完結なので、是が非でも観に行きたい。チケットがますます取り難そうだ。
今日からやっと学校始め。来年からは変ってくると思うが、とにかく始まってホッとした。
溜まりに溜まっていたアニメも観終えたので、年末から年始にかけてのTVアニメ雑感。


BS冬休みアニメ特選。
『遙かなる時空の中で2』はそういえば買ってなかった&観てなかったと確認。劇場版と比べると『遙か1』の作画のへっぽこぶりが顕著^^;。
『青の6号』はまたもやDVD録画失敗^^;。DVDはやはり買うべきか。故・鈴置洋孝の声がビンビン流れる。郷田ほづみ@速水鉄が以前思ってたよりは喋ってる。関俊彦の出番はちょっぴり。

12/26(火)『DEATH NOTE』12話。
松山ケンイチ、声優デビュー回。これっぽっちの台詞!?^^; 前週特別編で放送されたアフレコ中の松ケンはいっぱい喋ってたようだったけど。そのうち藤原竜也も声優として出そうな悪寒w。

12/27(水)『武装練金』13話&14話。
ヴィクターが復活。声が小山力也なので、柚木涼香@斗貴子が苦しそうな(嬉しそうな?)声を上げ、一見ハクオロ&エルルウだが、福山潤@カズキとの死闘だから、サコミズVSエイサップだな(笑)。真殿光昭@パピヨンは”蝶”というより”蝙蝠”ぽい立場かも。明日は15話。

12/30(土)『バーテンダー』最終話。
サブタイトル「命の水」のフランス語とかロシア語とか…。最後に紹介されたお酒はズバリ”バーテンダー”。周りのキャラたちが次々とナレーションで説明する手法は、落ち着きがなくてあまり好まなかった^^;。

1/3(水)『少年陰陽師』14話。
ドラマCD版にもなった「風音編」(だっけ?)。怨霊に襲われた藤原行成と、怨霊を呼び起こした藤原敏次。ぶっちゃけ、関俊彦@行成か、福山潤@敏次か、どちらかを選択する死闘…だったっけ?^^;。孫ラジのゲストにそろそろ関さんが登場するかな〜?

1/5(金)『コードギアス 反逆のルルーシュ』12話まで。
だいぶ溜まってたので一挙に観た。当初はルルーシュはシャアか!?と思ってたが、ツメの甘さと性的策謀と戦略が無いところが、キャスバルの復讐劇とは決定的に違う。ルルーシュからは、幕末の志士や特攻隊のような匂いさえ感じる。キャラクターもキャストもどんどん膨れ上がり、其々の役割を見せてきたので、今後のルルーシュの心の変革に期待したい。
嫌いなキャラはキャストに釣られてジェレミアw。意外な役どころをしてるなと感心したのが白鳥哲と真殿光昭。コーネリアにはそろそろ飽きた。シュナイゼルを出してくれ。ジパ菊池に似てるキャラって、ギルフォードのことかな?

土六の『天保異聞妖奇士』が、入り込めない結界があるのか、さっぱり楽しめないので^^;、やはり『ルルーシュ』との時間帯交代が望ましかった。

1/7(日)『金色のコルダ』14話。
和装の柚木は色っぽかったが、何本も髪が垂れ下ってて、鬱陶しそうで気になって気になって^^;。火原はホントに3年なのか!? マトモな土浦がやっぱ一番好きかも。相変わらず、イヤよイヤよも好きのうち、逆ハーレム状態で微笑ましい話だことw。

新番アニメも続々と登場。これは後で。

 ̄ ̄ ̄
ドラマ『白虎隊』第一夜&第二夜。
見れば見るほど、戦時中の特攻隊兵士のようだった。教育の洗脳がいかに怖いものか。息子とも話してたが、日本は幕末から戦時中まで何一つ変ってなかったのかと戦慄する。
白虎隊の次は、朱雀隊(〜35歳)青龍隊(〜49歳)の隊士たちに焦点を当てたドラマを見たい。
ヤマピーこと山下智久はなかなかの熱演。斉藤翔太は分らなかったが、鯨井康介は隊士役で発見。

 ̄ ̄ ̄
火曜夜は、お目当て俳優のためのドラマタイム。
22時フジ『ヒミツの花園』には、出演の堺雅人。
22時WOWOW『ザ・ソプラノズ』第6シーズンには、吹替えの石田彰。
23時NHKBS2『ドクター・フー』には、吹替えの関俊彦。
23時WOWOW『リ・ジェネシス』には、吹替えの東地宏樹。正月一挙放送を見逃したので^^;。
ついでに8日深夜からTBSで『LOST』がスタートしているっ。
なんでこんなに重なるの〜〜〜。
ミュージカル『エア・ギア(AIR GEAR)』を観てきた。
『エア・ギア』初の舞台化で、公演2日目のホヤホヤ劇である。

馴染みの劇場に入ると、そこには舞台上から客席の間にぐるりと滑走通路が作られている。通路の面には、沢山のスケートのタイヤ(ウィール)の跡がくっきり。
最前列端の座席だったが、張り出し舞台になってて見易い。座席には”注意事項”の紙が置いてある。未だかつて観たことのない芝居がここで繰り広げられる予感に騒いだ。

『エア・ギア』の原作は読んだことがなく、アニメだけの知識しかない。
今作は、主人公イッキのチーム「小烏丸」と、東中の影の演劇部チーム「バッカス」との、エア・トレック(A・T)による熾烈なバトルを描いた話。メンバーの紹介も兼ねたオリジナル・ストーリーのようで、アニメを見てない人でも楽しめる構成。

『エア・ギア』に出てくる「エア・トレック(A・T)」を舞台で表現する為に用いたのがインラインスケート。普通の芝居、ダンス、歌唱、アクションという要素に、新たにスケートが加わり、新鮮で珍しい舞台が作られている。
スケーティングしながら、芝居をし、踊り、歌い、激しいアクションをするのがどんなに大変なことか。スケート靴を履いたまま、パンチやキック、殴られたり倒れる動作、受け止めたり交わす動作の何と難しいことか。怪我もなく、見事にやってのける役者たちをひたすら感心して見入る。
役者たちが滑走路をぐるりとスケーティングする姿を、後ろを振り返り見守りながら湧き上がる爽快感。。舞台上の小山から颯爽と降りてきて、観客の手前でブレーキをかけて止まる時のドキドキとした緊張感。
今、この劇場でしか体感できない、若々しい空気が動いて、変革の風が吹いた。

プロスケーターによるインラインスケートのレッスンは凄まじかったようだ。最初は、スケート経験者を対象にキャスティングしたのかと思ってたが、実は役者の殆どが未経験者。それをたった3〜4ヶ月の稽古で、「ウォーク」から「アクション」まで高めないといけないのだ。其々の練習の積み重ねと全員一丸の粘りが必要で、そこから役者たちの”絆”が出来上がったそうだ。彼らの”絆”の深さは舞台で確かめられる。

イッキとカズが登場した時点で、あ、アニメと声が同じだ〜と、ミュージカル『HUNTER×HUNTER』を最初に観た時を思い出した。
イッキ役の鎌苅健太は、よく奮闘し頑張っていた。真剣で真面目な姿勢は好感が持てるし、空への憧れも上手く表現している。正直、ここまでやれるとは思ってなかったw。途中で『プリ・プリD』の実琴のノリが出たり、アキトの眼帯がずれちゃったトコは愛嬌。
カズ役のKENNは、もうね可愛い格好良くてたまらん!(*^^*) あの帽子もフードも似合ってるよ〜。そのまんまの格好で、実写版『太陽の黙示録』にも出て欲しいくらい(笑)。芝居や歌も冴えてたが、スケーティングのサマが一番格好良かった。殺陣では何度も殴られ何度も舞台に倒れるが、それがたいがい上手側で、じっくりとKENNの顔を拝んでしまった。開いた唇が色っぽい、白い歯もキュート、汗はあまり掻いてないとか、帽子に膨らみがある、お尻のトコはゴム製とか色々^^;。そして、去年まで感じなかった”男”のフェロモンをむんむんと感じ、KENNの確かな成長にずっと見惚れていたvv。

オニギリ役の加治将樹は、アニメよりうんとうんと格好良くて、愛嬌たっぷりな三枚目を通す演技派。
勝矢は、それだけでリアル・ブッチャ。アニメの声(上別府仁資)とも似ていてビックリ。顔を引きつらせて怒る顔や動作もアニメとそっくりで、頼もしく逞しい存在感。
アキト・アギト役の永嶋柊吾は、我が子のような可愛さ。まだまだ未熟な成長株だが、皆に負けじと頑張るスケーティング。声変わりはまだなのかな。

スピット・ファイア役はアニメと同じ津田健次郎。オレンジ色の髪に長いコートと凛々しい姿。いい声がよく通り、ただ一人、舞台経験豊かな”大人”の演技で締める。津田くんの舞台は何度か見たがミュージカルは初めて。歌唱力もさすがで、特にケンケンとはいいハーモニーを聴かせた。スケーティングは少しだけw。立ち去る場面でコケたり、早口言葉でコケたりと、アドリブなんだかマジなんだかの場面も多し(笑)。

敵側「バッカス」チームのスケート技もスゴイ。シェイクスピア作品の名前だから覚え易いし、其々個性が出てるのもいい。”パック”だけ作品名じゃないと言われたり、森の奥に彷徨わせたりと、作品を知ってるとより楽しめそうな趣向。
コロスのメンバーが一番スケートが上手く、場面場面で盛り上げながら、時に目立ったり叩かれたりw。
特にその中の二人が、スケーティングしながら宙返りとやけに凄すぎるアクロバットだなと思ってたら、彼ら二人が役者に指導もしたプロスケーターだったのね。こんな間近でプロスケーターらの滑りが見られるとは贅沢なことだ。

ダンスやアクションはいいとして、芝居や歌はまだまだ課題がいっぱい。歌も声がまだ出ていない。特に「バッカス」チームの歌は、声が全然聞こえなくて、最初はマイクの調子が悪いのかと思った^^;。もっともっと歌も稽古したほうがいい。全員で歌うメインテーマ曲はいい歌だったので、劇場いっぱいに響き渡らせて欲しい。客席からも手拍子が出たが、ちょっとリズムが取りにくかった。

とにかく先ずは始めの一歩、スケーティングへ踏み出した。更にまた一歩、青い「空」へ向って、キャスト全員が「チーム・エアミュ」として着実に歩み進んでいって欲しい。
21日まで駆け抜ける彼らだが、怪我のないように無事に楽を迎えて欲しい。続編があったら、また観に行きたい。

物販のパンフ、テニミュと張るのはいいが、最初なんだから値段を下げるべし。生写真はKENNのみ。11人セット購入特典ポスターに、9日からはサイン付き。6人セットがあれば買っていた。

それにしても、石田さんを拝んだ翌日に、『遊戯王GX』や『ガラ艦』で石田さんとも関わりがあるKENNや津田健を拝むことになるとは、妙な因縁の2日間だった(^^)。
『NIGHT HEAD GENESIS』DVD発売記念トークイベントへ行ってきた。
これが今年初のイベント。風吹き荒ぶ寒空で、早めに入場。物販ではとりあえず記念でテレカを買う。座席はラッキーにも見易い前から4番目真ん中辺り。

司会は、やまけん。焼酎飲みつつ『ナイトヘッド』を全話見てたら、重いお正月になったと言う。
スペシャルゲストで、霧原直人役の森川智之と、霧原直也役の石田彰が登場。二人の基調は黒。モリモリはシルバーのペンダントが光る。石田さんは紺タートルに白シャツと黒ジャケットの重ね着、ジーンズと茶の靴(ジャンフェスでも履いてた)。
先ずは「明けましておめでとうございます」と自己紹介。参加者に2名男子がいるそうで、モリモリは「いじりたい」とw。

《フリートーク》
オーディション話。急に行けと言われ、夜遅く行くと、ロビーに「彰くん」がいたとモリモリ。そこでは「掛け合いはしてない気がする」と石田さん。その結果キャスト決定。「残り物には福がある」と。
アニメ話。「直也、直也」「兄さん、兄さん」と叫んでるシーンが多く、兄弟に平和な時が無い。「兄さん、力を使っちゃダメだよ」と言いながら「兄さん、助けて!」と言う直也は、直人に何をさせたいんだ!?と石田さん。
1話の話。ドライブインにいたのは全部悪い人で、「世の中にはイイ人いないんですよ」。あの車は岬老人のコレクション?免許はどこで取ったんだろう?
後半の話。空飛んでたりとマトリックス状態(笑)。兄さんも成長していた。
自分以外のキャラで好きな人は?で、あまり好きな人は出てこない。最終話の少女ナジには救われた。やっとイイ人出たぁと。

《アンケートに基づくキーワードに答えるコーナー》
トランプみたいなカードから二人が一枚引く形式だが、裏のままで何の言葉が書かれてあるか当てるコーナーにもなったりw。
【結界】モリモリは「賀正」と答えて、「今日は七草粥の日」だと七草の名を全部言って会場から拍手〜。
「結界、作れます?」な質問に、モリモリは「結界ないです。フリー」。石田さんは「年に2回ぐらい」「結界みたいなオーラは出してる」と(笑)。それでもモリモリは、去年歌舞伎町で突然誰かに「森川!」と呼ばれ、即座に結界を作ったと(笑)。実はその声は檜山さんだったw。
【触れる】石田さんは当てずっぽうで「お中元?」。「触れなくても、人の心を読めたら読めたらねぇ」「読めたりしないほうがいいのかなぁ」と語る石田さん。革製の手袋にしても、「革になった牛の意識とか分ったら…」と(笑)。
【優しさと強さ】優しさは直也で、強さは直人。ここで石田さんが「チャンドラー」の言葉を述べて「両方持ってて男は一人前」だと深く語る。「直人と直也は其々片方しか持ってないから半人前」「だからこそお互い二人を必要としているんでしょうね」と兄弟話へ。「ゆくゆくは兄弟離れするんでしょうね」「イイ女の人少なかったしね」と。

《(台本上・設定上は)森川・石田が選ぶ、ナイトヘッド名場面ベスト10発表コーナー》
映像が流れる中、二人が自由に喋ってもいい。
10位:「兄さん助けて」「助けてやるさ」
9位:車のドアを同時に閉める兄弟。家の空き地にショックを受ける兄弟。
8位:直人に迫る女。「ガッチリ振りましたね」とモリモリw。
7位:犬の復讐をする少年の家を訪ねる兄弟。「会場の500人のうち、誰かを殺したいと思ってたらコワイですね」と石田さんw。
6位:喫茶店での「ハレルヤ!」ラップの歌と手拍子。大ウケ!(^o^)/「台本で家中宏さん、頭抱えてましたからね」(笑)「手拍子、僕達が付けてたんでしたっけ」と石田さん。すかさずモリモリが「ウソだよ」。「バッバビーン!♪」とノリノリのモリモリ。
5位:ドライブイン。モリモリが「いつもより多く回ってます」と「縦ロール」になるスプーン。あのキャラは「石川英郎です」。「この時の直人は好戦的で短気でしたね」と石田さん。
4位:実体が消滅していく翔子を見守る兄弟。途中から「翔子」と呼び捨てにしてた直也。石田さんがポツリと「オンエアの裏で色々あった」。翔子のスカートが捲れるシーンに注目。あそこはイメージのシーンで、実は鳥取砂丘?
3位:直也に乗り移った「岬さん」の言葉で立ち上がる直人たち。「壁を、壁を取り除け!」彰クンの声が老人声に(笑)。岬老人の声マネする石田さん。「彼は演技派ですからね」とモリモリ。直也は髪の長い波平みたいな岬老人っぽくなると(笑)。つまり「結界を作るな!ってことですね」。
2位:時計屋の両親を訪ねる兄弟。
1位:1話の結界を飛び越える兄弟。腕まくりしながらモリモリが「いいシーンでした」。
ランキング番外編:直人のシャワーシーン。「ふーっ」をナマで入れてくれた? 直人の濡れた髪型に注目。

抽選会。「ラップのCD、スプーンとか当りませんから」(笑)。
賞品1ポスター。抽選券を引くモリモリに、石田さんが「ひとつかみで」「全部一人でやってください」と。突然二人が「待って兄さん」「分ったよ直也」のやり取り(^.^)。「ビンゴやってるみたいですよ」とモリモリ。
賞品2台本。モリモリが「ナイトヘッドの台本は真っ黒なんですよ」石田さんがすかさず「デスノートみたい」。「(僕達が)サインしてる時点でダメじゃん」(笑)
賞品3ビームスTシャツ。イラストに対して「直人、ガハッみたい」「(直也は)兄さんって頭抱えてる」
賞品4フィギュア。「記者会見で持たせて貰ったが、貰えなかったです」「打上げのビンゴ大会で当ったが、貰ったのがミクロマンサイズ」「着せ替えも出来る」と、モリモリがとにかく欲しそうw。
時間が余り、何かやりますかで「じゃ、スプーン曲げでも」と。モリモリが会場に「スプーン持ってる方いますか?」と尋ねたり。持ってる人がいたらどーなったのか?^^;

年末について。録りダメが多く、まとめて二本録りもある。モリモリは「ずーっと年賀状書いてた」。石田さんは「年賀状は出すのをやめてる」。対照的なお二人。
仕事始めについて。既に仕事は始まってて、同じ現場では無かったが、楽屋でそういう話をしていた二人。イベントは今日が初。
お酒をよく飲むモリモリとヤマケンは意気投合するも、石田さんは「翌日声を枯らす仕事の時は飲みますよ」とジョークで牽制しつつ「普段、飲まないです」。
正月に実家に行った話でも、モリモリ止まりで石田さんにまで話を振らないし、自分の正月の話ばかりを繰り返すヤマケン。石田さんを聞き役にした、ヤマケンの粗雑な司会にガッカリ(~_~;)。

最後に挨拶。モリモリは「DVDはこれからも出るので、彰くん、森川くん共々、直人と直也を宜しくお願いします」。石田さんは「DVD全巻販売まで宜しく。てれっとした盛り上がりでしたが、会場入る時のOPでかかった重〜い音楽がまたかかると思うけど、あれがナイトヘッドの世界ですから」。
モリモリは主に左手で、石田さんは主に右手でマイクを持つんだなぁとこの時ようやく気づく。あの兄弟みたいに、性質とか対照的だからこそ、仕事上のベストカップリングなのかもしれない。
大きな拍手の中、手を振りつつにこやかに二人が退場。約1時間15分と短いながらも、お二人のおかげで楽しかった。お疲れ様でした。


この後は、石田さん仲間で新年お茶会。石田さん情報やイベント話で盛り上がる。そのうち何故か芸能話やジャニ話、マシンの話へ。楽しかったです。ありがとうございました。

ドラマCD NHG薬物

2007年1月6日 CD
イベント直前のもの凄いギリギリになって、ドラマCD『NIGHT HEAD GENESIS 第8.5話〜薬物』を聴いた。
DVDのVol.1初回封入特典のCDで、未アニメ化のオリジナルepisode。

アニメ8話は、はてどんな話だったっけ?と思うものの、今になってVol.2に入ってる8話を見る時間もなく。
オマケにしては、42分間もあって、立派なドラマCDとなってる作り。
CASTには名前が沢山あったが、全編殆ど、森川智之@直人と石田彰@直也が喋りっぱなしで、ファンとしては美味しい。

あらためて、二人が研究所に連れ去られたのは、直人が12歳で直也が6歳の時だと分ったし。てか、二人の年齢差って6歳だったのかと今更に確認^^;。
超能力を持たないことがどんなに幸せなことか。超能力を持ったことがどんなに宿命的なことか。真実をついた深い語りにも共鳴できて、アニメを見た時以上に、色々と考えさせられた。

石田さん@直也が「アヤコ」「アヤコ」と呼ぶのだが、川澄綾子が二重に羨ましいかもと思ったりw。
星野貴紀も悪役ぶりが板についた喋りだが、アニメのほうが鮮烈に聞こえたかな。CDだと映像が無いので、星野くんの声だけでイメージを膨らませると、アゴが出っ張った長身でデカイ図体の男が浮かんでくる。決して、星野くんご本人じゃないよ(笑)。でも石田さんと渡り合うシーンを聞くと、星野くんもデカくなったなぁとシミジミw。しかし最後まで、Yなる正体がよく分らなかったなぁ。
星野くんにもう少し知名度があれば、発売予定のドラマCDにも出てくるかもしれなかったが、これは遊佐浩二の出番となってしまった。

どうせならDVD全6巻にもドラマCDを付けてくれれば、また今後も買う気が沸くのだが。Vol.3のキャラ設定資料ブックに声が入ることは考えられないし。アフレコ収録風景などの映像特典が入るVol.5はメイトで予約しとかないとと気づく。

アニメもBS日テレで録画しつつ見てたが、最終回まで見ても内容的には何の感慨もわかず。はっきりした結末は提示されなかった。10年前の頃より、世の中の腐敗と疲弊が原作を越えちゃってるのかもしれないな。更にストーリーを構築しにくくなってるのかもしれない。《超能力》なんて、私の子供の頃は衝撃的なことだったが、今ではごく普通に受け入れられる副産物と化してる。

キャストは良かったが、時期が悪かったとも思えるアニメだった。

 ̄ ̄ ̄
この冷たいどしゃ降りの中、家族で初詣。
元旦が混んでたから先延ばしになったのだが、さすがにこんな天候では神社には誰もおらず^^;。参拝を済ませ、合格祈願お守りなど買う。恒例のおみくじ。去年は確か”吉”だったが、今年は”大吉”。この天候で”大吉”か!?^^;
天候にめげず、親子でハウジングプラザ巡り。福袋をいっぱい貰い、サービスのおでんを食す。タダの中にもホットなものあり。

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