映画 インクレディブル ハルク 吹替え版
2008年8月1日 映画映画『インクレディブル ハルク』日本語吹替え版を観てきた。
1日公開なのは嬉しい。今夏は『ダークナイト』『アイアンマン』とアメコミ映画が続くこと。
実験中の放射能が元で、驚異的なパワーを持つ「ハルク」へと変身してしまう男が、逃亡生活の中で恋人と絆を深めるが、軍や強敵との壮絶な闘いを余儀なくされる。
数年前の『超人ハルク』(声:小杉十郎太)はWOWOWで観たが、監督スタッフもキャストも一新。
孤独で哀愁的イメージのハルクだったが、今回は一途で前向きな人間らしさを押し出し、新鮮で抒情的な雰囲気もあるエキサイティングなハルクである。
オープニング導入部で、実験中に怪物に変身し恋人をも傷つけ狙われ逃走するブルース・バナーの姿が描かれ、これはひょっとして前にあった続編!?とやや戸惑う。
恋人ベティが、ブルースを追跡するロス将軍の娘だと、後から気づくが、様々な人間関係なぞこのさい二の次。
要は、孤独感を募らせたブルースを救った人の情けと愛と信頼によって、メンタル的にも強固になった「ハルク」の圧倒的強さが見どころなのだろう。
エドワード・ノートンは変身前と変身後のギャップが際立って、かえって面白い。穏やかで静かな佇まいのブルースが、変身すると怒りに荒れ狂い恐ろしく吼える。
冷静で動じないように見えるブルースでさえ、「怒り」をコントロールすることは大変だ。メンタルトレーニングするブルースに、現代で生きることがいかに困難かを知る。純粋で優しいベティでさえ、「怒り」で汚い言葉を吐いてたものねw。
常に心拍数を携帯しなくてはならないのも困りもの。興奮しないでやれる手段も見つかりそうだが^^;。ハルクがいつもズボン着用の謎もちょっぴり判明w。それにしても衣服費が嵩むこと。
リヴ・テイラーは品があって可愛い。眼鏡顔がお気に入り。脚本に付け加えられたというキスシーンは普通で、あまり興奮させずw。
ティム・ロス@ブロンスキーは、39歳じゃなく45歳に見える^^;。骨髄にブスリは痛そうだった。ウィリアム・ハート@将軍は、人の良さそうな顔でえげつない。
スピード感や重量感たっぷりの、ムチャクチャな破壊シーンはさすがアメリカ。大学や街中での戦闘に、つい一般市民を考えてヒヤヒヤしちゃう。
ハルク同士の肉弾戦は、どこか怪獣映画っぽさもありw。そして美女はいつも危機一髪なのだ。
沸かせて盛り上げて興奮はさせるが、最後のツメがいまひとつ。続編は期待できるのか。
吹替え版で水嶋ヒロのブルースは、予想通り合っていない^^;。声が細過ぎて抑揚がなく、随分と子供っぽく感じる。緊迫感とか伝わらないんだな。
メールやり取りをするMr.ブルーの声が森川智之で、落ち着いたクールビューティ。いっそモリモリがブルースの声をやっていたら、深味と濃くが出たに違いない。
でもモリモリは後ほど、全く別の声を披露する楽しみもあり。
ベティの声は甲斐田裕子で、芯の強さを感じさせ可憐。今夏の甲斐田さんは『インディ・ジョーンズ』といい大活躍。
ベティの交際相手で精神科医の良心的な男に藤原啓治。柔らかな声音で出番は少なかったが、ラストカットで登場したキーマンの声まで藤原さんでビックリ。最初は、精神科医の正体は実はコレだったのかと思っちゃった^^;。どうやら声に惑わされた勘違いらしい。
でもこうなると、今秋公開の『アイアンマン』吹替え版で主役の声は藤原さんってこと!?^^;
1日公開なのは嬉しい。今夏は『ダークナイト』『アイアンマン』とアメコミ映画が続くこと。
実験中の放射能が元で、驚異的なパワーを持つ「ハルク」へと変身してしまう男が、逃亡生活の中で恋人と絆を深めるが、軍や強敵との壮絶な闘いを余儀なくされる。
数年前の『超人ハルク』(声:小杉十郎太)はWOWOWで観たが、監督スタッフもキャストも一新。
孤独で哀愁的イメージのハルクだったが、今回は一途で前向きな人間らしさを押し出し、新鮮で抒情的な雰囲気もあるエキサイティングなハルクである。
オープニング導入部で、実験中に怪物に変身し恋人をも傷つけ狙われ逃走するブルース・バナーの姿が描かれ、これはひょっとして前にあった続編!?とやや戸惑う。
恋人ベティが、ブルースを追跡するロス将軍の娘だと、後から気づくが、様々な人間関係なぞこのさい二の次。
要は、孤独感を募らせたブルースを救った人の情けと愛と信頼によって、メンタル的にも強固になった「ハルク」の圧倒的強さが見どころなのだろう。
エドワード・ノートンは変身前と変身後のギャップが際立って、かえって面白い。穏やかで静かな佇まいのブルースが、変身すると怒りに荒れ狂い恐ろしく吼える。
冷静で動じないように見えるブルースでさえ、「怒り」をコントロールすることは大変だ。メンタルトレーニングするブルースに、現代で生きることがいかに困難かを知る。純粋で優しいベティでさえ、「怒り」で汚い言葉を吐いてたものねw。
常に心拍数を携帯しなくてはならないのも困りもの。興奮しないでやれる手段も見つかりそうだが^^;。ハルクがいつもズボン着用の謎もちょっぴり判明w。それにしても衣服費が嵩むこと。
リヴ・テイラーは品があって可愛い。眼鏡顔がお気に入り。脚本に付け加えられたというキスシーンは普通で、あまり興奮させずw。
ティム・ロス@ブロンスキーは、39歳じゃなく45歳に見える^^;。骨髄にブスリは痛そうだった。ウィリアム・ハート@将軍は、人の良さそうな顔でえげつない。
スピード感や重量感たっぷりの、ムチャクチャな破壊シーンはさすがアメリカ。大学や街中での戦闘に、つい一般市民を考えてヒヤヒヤしちゃう。
ハルク同士の肉弾戦は、どこか怪獣映画っぽさもありw。そして美女はいつも危機一髪なのだ。
沸かせて盛り上げて興奮はさせるが、最後のツメがいまひとつ。続編は期待できるのか。
吹替え版で水嶋ヒロのブルースは、予想通り合っていない^^;。声が細過ぎて抑揚がなく、随分と子供っぽく感じる。緊迫感とか伝わらないんだな。
メールやり取りをするMr.ブルーの声が森川智之で、落ち着いたクールビューティ。いっそモリモリがブルースの声をやっていたら、深味と濃くが出たに違いない。
でもモリモリは後ほど、全く別の声を披露する楽しみもあり。
ベティの声は甲斐田裕子で、芯の強さを感じさせ可憐。今夏の甲斐田さんは『インディ・ジョーンズ』といい大活躍。
ベティの交際相手で精神科医の良心的な男に藤原啓治。柔らかな声音で出番は少なかったが、ラストカットで登場したキーマンの声まで藤原さんでビックリ。最初は、精神科医の正体は実はコレだったのかと思っちゃった^^;。どうやら声に惑わされた勘違いらしい。
でもこうなると、今秋公開の『アイアンマン』吹替え版で主役の声は藤原さんってこと!?^^;
映画 ギララの逆襲 初日舞台挨拶
2008年7月26日 映画映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』初日舞台挨拶を観てきた。
今月に入って初日舞台挨拶を観るのは3度目(^.^)。今日のお台場はやはり暑かった。
北海道洞爺湖サミット開催中、札幌に出現した宇宙怪獣ギララが大暴れ。G8の首脳が提案した撃退法も悉く失敗、悪の軍団まで現れる中、謎の祈りによって伝説の魔人が出現する。
松竹の『宇宙大怪獣ギララ』以来、41年ぶりにギララが復活。奇才・河崎実監督により、『日本以外全部沈没』より更にスケールもパワーもアップした、笑いと衝撃の特撮パニック。
洞爺湖サミットは既に遠い記憶になってしまったが^^;、タイムリーなネタには違いない。今現在、世界が抱える問題点や各国の個性を悉くネタにして、パロったり、毒を含ませたり、ブラックジョークにしたり。あり得ない!と思わせて、過激に可笑しく披露。深刻なネタなのに、ついニヤリと笑ってしまう。
キャラクターも殆どネタ。日本の首相は福田さんではないけど、伊部さんも大泉さんもソックリで笑いを誘う。G8のお偉方も其々個性的で、特にフランス大統領がナイスw。各国言語が飛び交うので、字幕が読める座席がお勧め。
アチコチに小ネタや拘りがてんこ盛り。監督やスタッフの情熱を思いながら、見つけるのも楽しい。
各国首脳の退治法が其々個性的で愉快だが、化学兵器の次は核兵器かと、平気で言ってのけちゃう空気感がスゴイ。しかもアンタがソレを言うかーっ!?^^;。
悪の軍団も、アノ国だと堂々宣言。こりゃ、アノ国にだけには知られたくない映画^^;。送り込んでいた配下は、まるでショッカーの笑いw。
怪獣の造形は細部にわたり拘りが見られるが、動きがチャーミングで憎めない。煙と炎と光を駆使した破壊と戦闘は、特撮ならではの迫力。
逃げ惑う人々より、報道や記事へと走らせる人々が中心で、どこか滑稽だがあり得そう〜。
謎の村人たちの踊りがユニーク。歌詞に吹く。御殿場の神社で撮影したそうだが、映画『座頭市』のタップダンスの撮影場所と同じというのもスゴイ因縁w。
ヒロイン加藤夏希は、叫んだりと熱演。ヒーローではなかったが、加藤和樹の美形と生真面目さは笑いを増幅させる。「三平くん」「すみれちゃん」のやり取りが可愛い。
W加藤は『仮面ライダー』シリーズに出演したが、黒部進や夏木陽介など、往年の『ウルトラマン』シリーズなど特撮映像史を築いた名優たちが脇を固める。宮司の男がどこかで見た顔だと思ったら、『キャプテンウルトラ』の中田博久で懐かしかった。
<ザ・ニュースペーパー>の三人は、なくてはならない役どころ。渡部さんの福田さんが見たかった。
編集長役の井上純一も、地球を救った元祖ジョミー・マーキス・シンだったもんねw。
みうらじゅん、リリー・フランキーと共にモブで出た、水野晴郎は病身のためかゲッソリ痩せていらした。ご冥福を祈ります。
ビートたけしは顔と声のみだろうが、強烈な存在感は必見かもw。
毒と皮肉を効かせながら、宇宙怪獣という共通の敵を前に、各国首脳が一致団結する様子は感動もの(?)。本当のサミットもこれぐらいボルテージが上がってくれてたら。
日本の神や伝説も侮ってはいけない。ひたすら信じて動く心も大切か。タケ魔人の必殺技は映画でしか味わえない。
デブパレードが唄う主題歌「cosmic mind♪」は、公式サイトでも流れてるせいで耳に残る。
 ̄ ̄ ̄
上映後、初日舞台挨拶。MCは映画コメンテーターの有林さんで饒舌。
マスコミ関係者用の最前列はスカスカで、一人しかおらず^^;。試写会で既に終ったのか。
拍手の中、登壇者が入場。向かって右から、河崎実監督、日本の三首相(笑)に扮した渡部又兵衛・松下アキラ・福本ヒデ(ザ・ニュースペーパー)加藤和樹、デブパレードの5人が並ぶ。夏希さんは事情があり来れず男性ばかり。和樹は紫のタイと黒スーツで、ひとり男前(*^。^*)。
主役ともいうべき、ギララとタケ魔人まで登場。どちらも撮影で使われた本物で、ギララは触覚が1本壊れてるw。壇下フロアの右にタケ魔人、左にギララが立ってたまにポーズw。
客席は和樹目当ての女性が多いが、MCも分ってて和樹にいっぱい話題をふる。
和樹はにこやかに「日本だけでなく世界に羽ばたいていったらいいなと(笑)」。『髪がかり』に続いての監督の演出に「僕自身にないものを引き出してくれる。クダラナイものでも真面目にやって欲しいと言われ、踊りもスゴイ練習して真面目にやった」「踊りが流行るといいな」とユーモラスにコメント。
隣の福本さんは、しきりに綺麗な和樹と自分とを比較し「格差社会」を感じたりw。本物の阿部さんに招待券まで贈ったとか。
松下さんは、ねじれ国会ネタで「監督の頭がイイ意味でねじれてる」。
今回はナゾの村人役だった渡部さんは、ホントのサミットでは福田さんが出てるんですよと強調。サミットでかかった600億で、この映画が何本作れるかとチクリ。
三人して政治ネタがフル回転「解散総選挙危機一発!」「崖っぷちの福田」「渡部さんがどこに出てたか分った人は、支持率より低い」とバッサリ。渡部@福田の「地味なんでね」で締めっ(爆笑)。
5人とも100kg以上のデブパレードは、いちいち体重を言ってからコメント。傍でウケる和樹。宇宙的規模の曲らしく、月曜日の『HEY!HEY!HEY!』に出ると宣伝。
もうすぐ50歳の河崎監督は、心は少年のようで若々しく熱情的。子供の頃から怪獣映画を作るのが夢で、実現できた喜びを話す。来年は和樹が活躍する怪獣映画を作りたい、ガッパを出して、更にスケールをでかくして…と語り、傍の和樹もニッコリ。「クダラナイことに命かけてます」「泣かせる映画より笑わせる映画のほうが大変」「日本の文化は妖怪じゃなく怪獣」と、公開中の映画もネタに思いを語った。
途中、タケ魔人とギララの必殺対決もあり、タケ魔人に釣られてギララも一緒にアノポーズw。最初は、タケ魔人にビートたけしさんも入ったが倒れたとか。こうやってずっと立っているだけでも辛そう^^;。ちなみにタケ魔人の円盤攻撃は「やつざきごこうりん」と言う。
フォトセッションもナシ。拍手の中を登壇者が退場。続いてギララとタケ魔人も退散。お疲れ様でした。和樹のアノポーズを見れなかったのが残念w。
映画のオフィシャルフォトブックはこれからゆっくり見よう。
今月に入って初日舞台挨拶を観るのは3度目(^.^)。今日のお台場はやはり暑かった。
北海道洞爺湖サミット開催中、札幌に出現した宇宙怪獣ギララが大暴れ。G8の首脳が提案した撃退法も悉く失敗、悪の軍団まで現れる中、謎の祈りによって伝説の魔人が出現する。
松竹の『宇宙大怪獣ギララ』以来、41年ぶりにギララが復活。奇才・河崎実監督により、『日本以外全部沈没』より更にスケールもパワーもアップした、笑いと衝撃の特撮パニック。
洞爺湖サミットは既に遠い記憶になってしまったが^^;、タイムリーなネタには違いない。今現在、世界が抱える問題点や各国の個性を悉くネタにして、パロったり、毒を含ませたり、ブラックジョークにしたり。あり得ない!と思わせて、過激に可笑しく披露。深刻なネタなのに、ついニヤリと笑ってしまう。
キャラクターも殆どネタ。日本の首相は福田さんではないけど、伊部さんも大泉さんもソックリで笑いを誘う。G8のお偉方も其々個性的で、特にフランス大統領がナイスw。各国言語が飛び交うので、字幕が読める座席がお勧め。
アチコチに小ネタや拘りがてんこ盛り。監督やスタッフの情熱を思いながら、見つけるのも楽しい。
各国首脳の退治法が其々個性的で愉快だが、化学兵器の次は核兵器かと、平気で言ってのけちゃう空気感がスゴイ。しかもアンタがソレを言うかーっ!?^^;。
悪の軍団も、アノ国だと堂々宣言。こりゃ、アノ国にだけには知られたくない映画^^;。送り込んでいた配下は、まるでショッカーの笑いw。
怪獣の造形は細部にわたり拘りが見られるが、動きがチャーミングで憎めない。煙と炎と光を駆使した破壊と戦闘は、特撮ならではの迫力。
逃げ惑う人々より、報道や記事へと走らせる人々が中心で、どこか滑稽だがあり得そう〜。
謎の村人たちの踊りがユニーク。歌詞に吹く。御殿場の神社で撮影したそうだが、映画『座頭市』のタップダンスの撮影場所と同じというのもスゴイ因縁w。
ヒロイン加藤夏希は、叫んだりと熱演。ヒーローではなかったが、加藤和樹の美形と生真面目さは笑いを増幅させる。「三平くん」「すみれちゃん」のやり取りが可愛い。
W加藤は『仮面ライダー』シリーズに出演したが、黒部進や夏木陽介など、往年の『ウルトラマン』シリーズなど特撮映像史を築いた名優たちが脇を固める。宮司の男がどこかで見た顔だと思ったら、『キャプテンウルトラ』の中田博久で懐かしかった。
<ザ・ニュースペーパー>の三人は、なくてはならない役どころ。渡部さんの福田さんが見たかった。
編集長役の井上純一も、地球を救った元祖ジョミー・マーキス・シンだったもんねw。
みうらじゅん、リリー・フランキーと共にモブで出た、水野晴郎は病身のためかゲッソリ痩せていらした。ご冥福を祈ります。
ビートたけしは顔と声のみだろうが、強烈な存在感は必見かもw。
毒と皮肉を効かせながら、宇宙怪獣という共通の敵を前に、各国首脳が一致団結する様子は感動もの(?)。本当のサミットもこれぐらいボルテージが上がってくれてたら。
日本の神や伝説も侮ってはいけない。ひたすら信じて動く心も大切か。タケ魔人の必殺技は映画でしか味わえない。
デブパレードが唄う主題歌「cosmic mind♪」は、公式サイトでも流れてるせいで耳に残る。
 ̄ ̄ ̄
上映後、初日舞台挨拶。MCは映画コメンテーターの有林さんで饒舌。
マスコミ関係者用の最前列はスカスカで、一人しかおらず^^;。試写会で既に終ったのか。
拍手の中、登壇者が入場。向かって右から、河崎実監督、日本の三首相(笑)に扮した渡部又兵衛・松下アキラ・福本ヒデ(ザ・ニュースペーパー)加藤和樹、デブパレードの5人が並ぶ。夏希さんは事情があり来れず男性ばかり。和樹は紫のタイと黒スーツで、ひとり男前(*^。^*)。
主役ともいうべき、ギララとタケ魔人まで登場。どちらも撮影で使われた本物で、ギララは触覚が1本壊れてるw。壇下フロアの右にタケ魔人、左にギララが立ってたまにポーズw。
客席は和樹目当ての女性が多いが、MCも分ってて和樹にいっぱい話題をふる。
和樹はにこやかに「日本だけでなく世界に羽ばたいていったらいいなと(笑)」。『髪がかり』に続いての監督の演出に「僕自身にないものを引き出してくれる。クダラナイものでも真面目にやって欲しいと言われ、踊りもスゴイ練習して真面目にやった」「踊りが流行るといいな」とユーモラスにコメント。
隣の福本さんは、しきりに綺麗な和樹と自分とを比較し「格差社会」を感じたりw。本物の阿部さんに招待券まで贈ったとか。
松下さんは、ねじれ国会ネタで「監督の頭がイイ意味でねじれてる」。
今回はナゾの村人役だった渡部さんは、ホントのサミットでは福田さんが出てるんですよと強調。サミットでかかった600億で、この映画が何本作れるかとチクリ。
三人して政治ネタがフル回転「解散総選挙危機一発!」「崖っぷちの福田」「渡部さんがどこに出てたか分った人は、支持率より低い」とバッサリ。渡部@福田の「地味なんでね」で締めっ(爆笑)。
5人とも100kg以上のデブパレードは、いちいち体重を言ってからコメント。傍でウケる和樹。宇宙的規模の曲らしく、月曜日の『HEY!HEY!HEY!』に出ると宣伝。
もうすぐ50歳の河崎監督は、心は少年のようで若々しく熱情的。子供の頃から怪獣映画を作るのが夢で、実現できた喜びを話す。来年は和樹が活躍する怪獣映画を作りたい、ガッパを出して、更にスケールをでかくして…と語り、傍の和樹もニッコリ。「クダラナイことに命かけてます」「泣かせる映画より笑わせる映画のほうが大変」「日本の文化は妖怪じゃなく怪獣」と、公開中の映画もネタに思いを語った。
途中、タケ魔人とギララの必殺対決もあり、タケ魔人に釣られてギララも一緒にアノポーズw。最初は、タケ魔人にビートたけしさんも入ったが倒れたとか。こうやってずっと立っているだけでも辛そう^^;。ちなみにタケ魔人の円盤攻撃は「やつざきごこうりん」と言う。
フォトセッションもナシ。拍手の中を登壇者が退場。続いてギララとタケ魔人も退散。お疲れ様でした。和樹のアノポーズを見れなかったのが残念w。
映画のオフィシャルフォトブックはこれからゆっくり見よう。
映画 崖の上のポニョ
2008年7月23日 映画映画『崖の上のポニョ』を観てきた。
この映画で「崖」の漢字を覚えた息子は、映画を観てないうちから「ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子♪」と毎日唄って煩いこと^^;。
5歳の男の子・宗介と、さかなの子・ポニョが出会って、世界やみんなを巻き込みながら、絆をつなげていくファンタジー。
原作・脚本・監督は宮崎駿。『人魚姫』をモチーフとしているが、様々な場面で『トトロ』以前の色々なアニメのオマージュが感じられ、”原点回帰”となったアニメ。
CGやデジタルばかりのアニメに辟易してる身には、沢山の手描きの絵に心地良く癒される。もちろん映像的には進化しているが、これがよく動く動く。キャラクターの大胆かつ細やかな動きにニヤリとさせられ、擬人化されたような”海”の動きと様々な色合いに目を瞠るほど圧倒される。
坂道を登る度に尾道の風景が違って見えるとかいじ先生がおっしゃったが、今回はまさにそれ。瀬戸内海を模した海の情景が、高低によって様々な顔を見せてくれる。
そんなリアルさの中に、魔法があったり、海に沈んだ町の営みがあったり、海中ドームがあったりと、昔あったファンタジーと混濁してるのが面白い。
BOY meets GIRL。単純に、宗介とポニョの純粋でストレートな思いに心打たれ、子供の成長を感じたり、人間でないものを受け入れる覚悟や信頼関係をも考えさせる。
さらに親の立場で観ると、もっと奥深いメッセージが感じられる。命のみなもと”海”という字のごとく、この映画には限りなく”母性”が描かれているのだ。
海から波に乗って、好きな宗介の胸に飛び込んできたポニョ。その二人の劇的再会場面を、バックミラーの中で呆然と見つめる母親リサ。この瞬間、このアニメの結末も未来も予測できる!
母を「リサ」と呼び、父がいない間は、母のパートナーとして宗介は様々な雑務をこなし母を支えてきたのだろう。母も息子を一人前として扱い、日頃からモールス信号や家のガス電気など生きるための知識を色々と教えてきたのだろう。
好きな女の子を守り、船長の帽子を被り、母を探す旅に出る宗介は、いっぱしの大人の男のようだ。でも母は見つからず、泣いてしまう宗介は途端に子供に逆戻り。
母は息子を信じて、ひたすら信じて待つ。息子が好きな女の子と共に、自分の元へ必ずやって来ると。リサのように、度量が大きい愛に満ち満ちた母親には憧れてしまう。
これは、母の手から離れ、好きな娘と共に自立していこうとする息子を、母の視線から見た話なのだ。
そしてポニョときたら、進化したばかりでまだ小さいのに、もう”母性”が生まれている。赤ちゃんのオッパイのために、母親にスープをあげたりサンドイッチをあげたり。泣く宗介を励ますポニョは、ちょっぴりお母さんの顔をしてた。
母性を他人の子にも分かち与えるのが、ひまわりの老婦人たち。ふくよかな胸、ふくよかな頬が物語る。偏屈っぽいトキさんは、身を挺して宗介を抱き留めようとする。これが母性でなくて何であろう。
グランマンマーレはひたすら娘を愛し、どうすれば娘にとって幸せなのかを考える。そして覚悟と信頼をもって、男の子に娘を預けるのだ。
ポニョを助ける沢山のいもうと達も、淡い母性を持ち合わせているといえる。
”母性”とは、価値も損得も何も考えずに生まれる、命を慈しみ育てる心だから。
月が何度か象徴的に出たが、月の満ち欠けが出産に影響するという説にも関係するのか。ポニョの”再生”も、月によって影響されていたのだろう。
逆に”独立”と”暴走”の場面で、何度か「ワルキューレ」をアレンジした曲が流れたが、これも意味があってのことだろうな。
ポニョの2段進化には、ちょっと『ポケモン』を連想。今年はポニョVSシェイミとなるか!?w
簡単便利なチキンラーメン(?)に笑い。ハムはいいが、ゆで卵は時間がかかるし作り置きか?
相変わらず俳優を使った素人声優だが^^;、宗介@土井洋輝とポニョ@奈良柚莉愛の愛らしさで救われる。7年前に千尋の声をした柊瑠美が今や20歳なんて、時の速さにしみじみ。
EDテロップが、スタッフも声優も区別なく丸ごと一緒で、イメージイラストと共に賑やかな行進。生き物の一体感を描いた映画と同じように、映画の作り手もみんな一体だという誇りが感じられて微笑ましい。
宗介の歳から10年も経たない息子が海外へ旅立つ。信じて笑って見送るつもりだったが、『ポニョ』を見たら、急に寂しさが込み上げてきた。
この映画で「崖」の漢字を覚えた息子は、映画を観てないうちから「ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子♪」と毎日唄って煩いこと^^;。
5歳の男の子・宗介と、さかなの子・ポニョが出会って、世界やみんなを巻き込みながら、絆をつなげていくファンタジー。
原作・脚本・監督は宮崎駿。『人魚姫』をモチーフとしているが、様々な場面で『トトロ』以前の色々なアニメのオマージュが感じられ、”原点回帰”となったアニメ。
CGやデジタルばかりのアニメに辟易してる身には、沢山の手描きの絵に心地良く癒される。もちろん映像的には進化しているが、これがよく動く動く。キャラクターの大胆かつ細やかな動きにニヤリとさせられ、擬人化されたような”海”の動きと様々な色合いに目を瞠るほど圧倒される。
坂道を登る度に尾道の風景が違って見えるとかいじ先生がおっしゃったが、今回はまさにそれ。瀬戸内海を模した海の情景が、高低によって様々な顔を見せてくれる。
そんなリアルさの中に、魔法があったり、海に沈んだ町の営みがあったり、海中ドームがあったりと、昔あったファンタジーと混濁してるのが面白い。
BOY meets GIRL。単純に、宗介とポニョの純粋でストレートな思いに心打たれ、子供の成長を感じたり、人間でないものを受け入れる覚悟や信頼関係をも考えさせる。
さらに親の立場で観ると、もっと奥深いメッセージが感じられる。命のみなもと”海”という字のごとく、この映画には限りなく”母性”が描かれているのだ。
海から波に乗って、好きな宗介の胸に飛び込んできたポニョ。その二人の劇的再会場面を、バックミラーの中で呆然と見つめる母親リサ。この瞬間、このアニメの結末も未来も予測できる!
母を「リサ」と呼び、父がいない間は、母のパートナーとして宗介は様々な雑務をこなし母を支えてきたのだろう。母も息子を一人前として扱い、日頃からモールス信号や家のガス電気など生きるための知識を色々と教えてきたのだろう。
好きな女の子を守り、船長の帽子を被り、母を探す旅に出る宗介は、いっぱしの大人の男のようだ。でも母は見つからず、泣いてしまう宗介は途端に子供に逆戻り。
母は息子を信じて、ひたすら信じて待つ。息子が好きな女の子と共に、自分の元へ必ずやって来ると。リサのように、度量が大きい愛に満ち満ちた母親には憧れてしまう。
これは、母の手から離れ、好きな娘と共に自立していこうとする息子を、母の視線から見た話なのだ。
そしてポニョときたら、進化したばかりでまだ小さいのに、もう”母性”が生まれている。赤ちゃんのオッパイのために、母親にスープをあげたりサンドイッチをあげたり。泣く宗介を励ますポニョは、ちょっぴりお母さんの顔をしてた。
母性を他人の子にも分かち与えるのが、ひまわりの老婦人たち。ふくよかな胸、ふくよかな頬が物語る。偏屈っぽいトキさんは、身を挺して宗介を抱き留めようとする。これが母性でなくて何であろう。
グランマンマーレはひたすら娘を愛し、どうすれば娘にとって幸せなのかを考える。そして覚悟と信頼をもって、男の子に娘を預けるのだ。
ポニョを助ける沢山のいもうと達も、淡い母性を持ち合わせているといえる。
”母性”とは、価値も損得も何も考えずに生まれる、命を慈しみ育てる心だから。
月が何度か象徴的に出たが、月の満ち欠けが出産に影響するという説にも関係するのか。ポニョの”再生”も、月によって影響されていたのだろう。
逆に”独立”と”暴走”の場面で、何度か「ワルキューレ」をアレンジした曲が流れたが、これも意味があってのことだろうな。
ポニョの2段進化には、ちょっと『ポケモン』を連想。今年はポニョVSシェイミとなるか!?w
簡単便利なチキンラーメン(?)に笑い。ハムはいいが、ゆで卵は時間がかかるし作り置きか?
相変わらず俳優を使った素人声優だが^^;、宗介@土井洋輝とポニョ@奈良柚莉愛の愛らしさで救われる。7年前に千尋の声をした柊瑠美が今や20歳なんて、時の速さにしみじみ。
EDテロップが、スタッフも声優も区別なく丸ごと一緒で、イメージイラストと共に賑やかな行進。生き物の一体感を描いた映画と同じように、映画の作り手もみんな一体だという誇りが感じられて微笑ましい。
宗介の歳から10年も経たない息子が海外へ旅立つ。信じて笑って見送るつもりだったが、『ポニョ』を見たら、急に寂しさが込み上げてきた。
映画 ラストゲーム 最後の早慶戦 試写会
2008年7月22日 映画映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』試写会を観てきた。
6月のD-BOYSの舞台『ラストゲーム』と同じ設定で、殆ど同じ内容。舞台では主人公はマネージャーだったが、映画では後輩部員と早大野球部顧問を中心に展開する。
「生きる証を残したいんだ」と舞台では選手たちが叫んでいたが、映画では「生きる証を残してやりたいんです」と大人達が早慶戦実現のために奔走する。
舞台も良かったが、映画は映画なりの奥行きと楽しみがある。兄弟や家族の絆、淡い恋心、熱気のグランドや風景、大学トップだけでなく庶民の姿まで描かれる。
何より、慶応野球部員の姿をしっかり描いてくれたのが嬉しい。「慶早戦」が難航し、いったん故郷に引き上げ、結果的に練習不足を招いたという理由も納得する。
こんなに多くの人が球場に観戦に来たのか。さすがマンパワー。応援団は特にクローズアップされなかったが、団長の掛け声や学生一丸となってやるパフォーマンスが面白い(今でもやってるのだろうか?)。
試合終了後、両校が互いの校歌でエール交換するシーンに、熱く純粋なものを感じ、思わず涙が流れた。だから「戦場で会おう」「この戦争が終ったら、神宮でまた会おう」が強く生きてくる。
神宮の出陣学徒壮行会は、『ジパング』にも出てきたが、映像で見るといっそう切ない。
戸田役の渡辺大をはじめ、みんな背が高くてほれぼれ。和田光司@マネージャー相沢は、ここでもしっかり者のイイ男っぷりv。慶応の別当が眼鏡坊主の人気ぶりだった。
柄本明演じる飛田穂州は「一球入魂」の名言を生んだ学生野球の父であるが、「飛田さん」が飛び交う度に飛田展男が思い出されるw。同じく茨城出身の方だった。
柄本明、石坂浩二、藤田まことと大ベテランが脇を固めるが、台詞の言葉ひとつひとつに”力”が篭っていて思いが伝わる。
会場には年配客も多かったが、ユーモアと素朴に満ちた場面で結構笑いが起きた。
鬼束ちひろが唄う主題歌「蛍♪」は切なく良い歌だが、映画のラストはもっと爽やかな音で締めくくって欲しかった。
公式HPにもある【野球(ベースボール)生きて我が家(ホーム)に還るスポーツ】という言葉が印象的。
1時間36分という短さの中にギュッと”青春”を濃縮させた佳作。8月23日ロードショー。
6月のD-BOYSの舞台『ラストゲーム』と同じ設定で、殆ど同じ内容。舞台では主人公はマネージャーだったが、映画では後輩部員と早大野球部顧問を中心に展開する。
「生きる証を残したいんだ」と舞台では選手たちが叫んでいたが、映画では「生きる証を残してやりたいんです」と大人達が早慶戦実現のために奔走する。
舞台も良かったが、映画は映画なりの奥行きと楽しみがある。兄弟や家族の絆、淡い恋心、熱気のグランドや風景、大学トップだけでなく庶民の姿まで描かれる。
何より、慶応野球部員の姿をしっかり描いてくれたのが嬉しい。「慶早戦」が難航し、いったん故郷に引き上げ、結果的に練習不足を招いたという理由も納得する。
こんなに多くの人が球場に観戦に来たのか。さすがマンパワー。応援団は特にクローズアップされなかったが、団長の掛け声や学生一丸となってやるパフォーマンスが面白い(今でもやってるのだろうか?)。
試合終了後、両校が互いの校歌でエール交換するシーンに、熱く純粋なものを感じ、思わず涙が流れた。だから「戦場で会おう」「この戦争が終ったら、神宮でまた会おう」が強く生きてくる。
神宮の出陣学徒壮行会は、『ジパング』にも出てきたが、映像で見るといっそう切ない。
戸田役の渡辺大をはじめ、みんな背が高くてほれぼれ。和田光司@マネージャー相沢は、ここでもしっかり者のイイ男っぷりv。慶応の別当が眼鏡坊主の人気ぶりだった。
柄本明演じる飛田穂州は「一球入魂」の名言を生んだ学生野球の父であるが、「飛田さん」が飛び交う度に飛田展男が思い出されるw。同じく茨城出身の方だった。
柄本明、石坂浩二、藤田まことと大ベテランが脇を固めるが、台詞の言葉ひとつひとつに”力”が篭っていて思いが伝わる。
会場には年配客も多かったが、ユーモアと素朴に満ちた場面で結構笑いが起きた。
鬼束ちひろが唄う主題歌「蛍♪」は切なく良い歌だが、映画のラストはもっと爽やかな音で締めくくって欲しかった。
公式HPにもある【野球(ベースボール)生きて我が家(ホーム)に還るスポーツ】という言葉が印象的。
1時間36分という短さの中にギュッと”青春”を濃縮させた佳作。8月23日ロードショー。
劇場版 ポケモン ギラティナとシェイミ
2008年7月21日 映画劇場版『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ』を観てきた。
ポケモン映画を劇場で子供たちと一緒に観るのもついに11年目。もう、ホントに今年限りにしたいよ^^;。
現実世界と反転世界を行き来するポケモン達の抗争と、それを利用しようとする人間の野望に、巻き込まれ救おうとするサトシやポケモン達の姿を描く。
去年の映画のディアルガから続く話なのかと、少ししてから分る。
現実世界と隣り合わせだという”反転世界”の設定が複雑で、バランスを保つ役割と言われてもピンとこない。子供でも何となく理解できたのだろうか。
二つの世界を行き来するギラティナ。怒ってばかりで執拗に追いかけてくるし、最初は悪役ポケモンかと思ってしまった。
当初はギラティナを恐れて逃げようと必死のシェイミが主役ポケモン。様々な特殊能力を持ち、渡り鳥のように花を運ぶ、”感謝”ポケモンと言われるが、コイツがかなりナマイキ。特にサトシに対しては、まさに”ツンデレ・ポケモン”!(^o^) 可愛い顔で「ミーに感謝するです」と感謝を要求するなど、”俺様ポケモン”と言ってもいいw。
普段はハリネズミ風で見た目チャーミングなシェイミだが、スカイフォルムになると、手塚治虫のユニコーンの顔にソックリ。悠々と飛ぶ姿は、ほんの少し夢を与えてくれる。
ポケモンに悪と善がないように、今回登場する人間からも明確な悪は伝わってこない。現実世界を汚して異変を起したのは、紛れもない我々人間たち。その”毒”の部分を全部吸い取って均衡を保ってきたのが反転世界。反転世界にこれ以上迷惑をかけたくないと考える気持ちも分る。だが世界を綺麗にしようとするあまり、ポケモン達を犠牲にしていいのだろうか。
巨大な氷河が動いたりと、自然破壊の危機を映像に盛り込むことで、CO2削減に言及しなくても、作り手のメッセージは伝わってくる。我々自身で、現実世界をこの地球を大切にしなければいけないということだ。
そしてグラシデアの花束を贈ることで、自分は色々な人達に支えられ生きているのだと、感謝を忘れないようにとの思いを込めているのだろう。
だが、沢山のものを詰め込んだせいで、ストーリーもテーマも複雑になり、まどろっこしさと浅さを感じさせる^^;。最後の最後まで粘って闘い抜いたのは、サトシ達人間ではなくポケモン達だったのも、苦く残念な部分だ。
山岳鉄道や豪華フェリーなど乗り物の楽しさも描かれるが、綺麗な自然も何となく人工的に見える。鏡面の眩しさや次元の渦など、CGならではの映像は素晴らしい。
ピカチュウとポッチャマが大活躍。ジバコイルがウザイ。レジギガスってロボットっぽい。タケシの眼鏡顔がよく似合う。ロケット団がムゲンのパシリになってて笑い。
ムゲン@山寺宏一は11年連続出演。今回は説明役もあり存在感強し。アニメ声優経験もある、ゼロ@中村獅童とインフィ@中川翔子は息ぴったりで違和感なし。
松本梨香@サトシは前年より子供っぽく見える。シェイミ@山崎バニラの声が溢れてお腹いっぱい。
ED主題歌はクリスタル・ケイの「ONE♪」だが、ポニョには負けそうw。
観終わってから「映像だけだったね」と言うクールな息子は、どうやらポニョを観たくなったらしい。
来年夏も劇場版公開決定。もう、付き合わないからな^_^;。
映画が始まる前に、スクリーンからDSで「シェイミ」を受け取った息子。前売券特典では3匹も「レジギガス」を貰う。パンフの付録”反転スコープ”と”反転ブック”も作って、どんだけヒマなんだ!?^^;
セブン-イレブンの「ポケモンスタンプラリー2008」が19日からスタート。今年も集めるか。
JRの「スタンプラリー」は娘にお任せ。
ポケモン映画を劇場で子供たちと一緒に観るのもついに11年目。もう、ホントに今年限りにしたいよ^^;。
現実世界と反転世界を行き来するポケモン達の抗争と、それを利用しようとする人間の野望に、巻き込まれ救おうとするサトシやポケモン達の姿を描く。
去年の映画のディアルガから続く話なのかと、少ししてから分る。
現実世界と隣り合わせだという”反転世界”の設定が複雑で、バランスを保つ役割と言われてもピンとこない。子供でも何となく理解できたのだろうか。
二つの世界を行き来するギラティナ。怒ってばかりで執拗に追いかけてくるし、最初は悪役ポケモンかと思ってしまった。
当初はギラティナを恐れて逃げようと必死のシェイミが主役ポケモン。様々な特殊能力を持ち、渡り鳥のように花を運ぶ、”感謝”ポケモンと言われるが、コイツがかなりナマイキ。特にサトシに対しては、まさに”ツンデレ・ポケモン”!(^o^) 可愛い顔で「ミーに感謝するです」と感謝を要求するなど、”俺様ポケモン”と言ってもいいw。
普段はハリネズミ風で見た目チャーミングなシェイミだが、スカイフォルムになると、手塚治虫のユニコーンの顔にソックリ。悠々と飛ぶ姿は、ほんの少し夢を与えてくれる。
ポケモンに悪と善がないように、今回登場する人間からも明確な悪は伝わってこない。現実世界を汚して異変を起したのは、紛れもない我々人間たち。その”毒”の部分を全部吸い取って均衡を保ってきたのが反転世界。反転世界にこれ以上迷惑をかけたくないと考える気持ちも分る。だが世界を綺麗にしようとするあまり、ポケモン達を犠牲にしていいのだろうか。
巨大な氷河が動いたりと、自然破壊の危機を映像に盛り込むことで、CO2削減に言及しなくても、作り手のメッセージは伝わってくる。我々自身で、現実世界をこの地球を大切にしなければいけないということだ。
そしてグラシデアの花束を贈ることで、自分は色々な人達に支えられ生きているのだと、感謝を忘れないようにとの思いを込めているのだろう。
だが、沢山のものを詰め込んだせいで、ストーリーもテーマも複雑になり、まどろっこしさと浅さを感じさせる^^;。最後の最後まで粘って闘い抜いたのは、サトシ達人間ではなくポケモン達だったのも、苦く残念な部分だ。
山岳鉄道や豪華フェリーなど乗り物の楽しさも描かれるが、綺麗な自然も何となく人工的に見える。鏡面の眩しさや次元の渦など、CGならではの映像は素晴らしい。
ピカチュウとポッチャマが大活躍。ジバコイルがウザイ。レジギガスってロボットっぽい。タケシの眼鏡顔がよく似合う。ロケット団がムゲンのパシリになってて笑い。
ムゲン@山寺宏一は11年連続出演。今回は説明役もあり存在感強し。アニメ声優経験もある、ゼロ@中村獅童とインフィ@中川翔子は息ぴったりで違和感なし。
松本梨香@サトシは前年より子供っぽく見える。シェイミ@山崎バニラの声が溢れてお腹いっぱい。
ED主題歌はクリスタル・ケイの「ONE♪」だが、ポニョには負けそうw。
観終わってから「映像だけだったね」と言うクールな息子は、どうやらポニョを観たくなったらしい。
来年夏も劇場版公開決定。もう、付き合わないからな^_^;。
映画が始まる前に、スクリーンからDSで「シェイミ」を受け取った息子。前売券特典では3匹も「レジギガス」を貰う。パンフの付録”反転スコープ”と”反転ブック”も作って、どんだけヒマなんだ!?^^;
セブン-イレブンの「ポケモンスタンプラリー2008」が19日からスタート。今年も集めるか。
JRの「スタンプラリー」は娘にお任せ。
映画 ジャージの二人 初日舞台挨拶
2008年7月19日 映画映画『ジャージの二人』初日舞台挨拶をMさんと観てきた。チケットありがとうです。
上映後、最前列にプレス関係者が集合。ステージ上で何度も「登壇者用マイク」チェック。12:30スタート。女性MCの紹介で拍手の中を出演者登場。
登壇者は右から、中村義洋監督、田中あさみ、水野美紀、堺雅人、鮎川誠、大楠道代、ダンカンの順番。
おかげさまで前から3番目の座席で超観易〜い(^o^)。てっきりジャージ姿かと思われたがw、堺さんは白いシャツの上に薄ベージュのジャケットで下は黒とオーソドックス。鮎川さんは黒グラサン&帽子で、オレンジのシャツの上にジャケット。
監督は「暑い日に観て貰えて良かった」と笑み。原作については「原作そのままやること」と強調。
堺さんは「ジャージは真夏に斬ると暑いんだと分りました」「試写を見た時は、一年前の旅の想い出をめくる感じでした」
鮎川さんは「カッコイー、ジャージ」と少ない言葉の中に感嘆を込める。
水野さんからは「ステキな旦那様」と出たり、田中さんは「撮影中テストがあって、堺さんや鮎川さんに見て貰った」という秘話も。ダンカンさんひとりテンションが高く『ポニョ』や『クライマーズ』もどきのサブタイトルが飛び出し笑い。
大楠さんは「夏の北軽井沢は凉しくて美味しいものがいっぱい。幸せな撮影でした」
今年の夏はどう過ごすかの質問で、堺さんは「休みがあったら、別荘生活はいいなと思ってたが、結構大変だったので、東京で地味に過ごします」。鮎川さんは、30周年を迎えた「シーナ&ロケッツ」のライブ宣伝をした後w、部屋でジャージ着て過ごすと可愛く笑う。
最後に、堺さんが「暑さに耐えられなければ、涼みにきて下さい」。監督は「気の短い人、CG使った大作を見る人に薦めてみて下さい。どう反応するか楽しみ」と茶目っ気たっぷり。
MCの進行のせいか、堺さんや鮎川さん以外の方へのインタビューが1回きりで、水野さんとかちょっぴり不機嫌そう?^^;
プレス・フォトセッション。【ジャージの二人】のプレートを椅子に座った堺さんと鮎川さんで持ち、二人を他の人が囲む。ジャケットを脱いだ鮎川さんは、リクに応えて笑顔で手を振ったり。堺さんの繊細な指や細い腿を目にする。終始満足そうに笑みをたたえる堺さん(*^。^*)。終了後、Mさんの前座席にいた男性の(ジャージの二人)Tシャツにふと目をやった堺さんが、嬉しそうに笑みを投げかけていて、私達もそのおこぼれを頂戴したv。
拍手の中、登壇者がステージ袖へ。最後に堺さんだけが会場に向かって、姿勢正しくお辞儀をされていた。さすが!
 ̄
映画本編。
原作は長嶋有の同名小説。未読。
32歳の息子と、54歳の父親が、北軽井沢の別荘で古着のジャージを着て過ごす、ふた夏の生活。
お金と住むところがある親子が、何もせず周りの人と交流しながらダラダラと過ごす。観る前は、『めがね』のような癒しと夢のあるファンタジー世界を想像していた。
ところがどうして。ソコは実にリアリティ溢れた現実世界。
出てくるのは、ミニストップにジャイアント・カプリコとか、現実の固有名詞ばかり。トマト攻めの食べ物。室内に出る虫はカマドウマ。五右衛門風呂にくみとり式トイレ。携帯の電波を追っかけ四苦八苦。イノシシ親子も出てきたり。
そこでは、雑巾がけしたり、薪をわったり、洗い物したり、歩いて買い物に行ったり、犬の散歩したり、麻雀ゲームしたりと、いつも現実的に働いたり動いたりする親子。
正直、ソコはそんなに天国の場所じゃない^^;。ビデオデッキもないしね。ただ、東京の猛暑と比べたら、涼しいだけ。それも23度とか具体的な数字が待っている。
日常のほんの一部分を切り取った場面を繋げただけの一編に過ぎない。
息子が失業中で妻が浮気中だとか、父も再婚がダメになりそうとか、義妹が学校でどういう状況なのだとか、父の友人やお隣の婦人の事情は、台詞やナレーションでは殆ど語られない。日常ではいちいち語る必要もないのだ。
だから観るほうは、台詞の間や表情にも神経をこらして、登場人物其々の背景や感情を想像していかねばならない。それを、想像する楽しみと余裕だと取るべきか。サービスが悪くてよく分らんと腹を立てるのか。ラストの結論も急いではいけない。だって、日常のほんのひとコマなのだから。
北軽井沢の涼しさと景色は、10年前の北海道の実家の思い出と重なる。当時もアチコチから野菜を頂いたが、たいていトマト(+キュウリ)で、毎食ごとトマト&マヨネーズを口にしていたw。
親子がジャージを着る時の格好良いスローモーションとか、謎っぽい魔女の出現とか、イノシシ出没の危機とか、ウルトラマンを呼びそうなポーズとか、日々の生活は時にドラマチック。
でも、布団を干したり足をパタパタさせたりと、ふっと現実に戻った時、日常のひとコマひとコマが無性に愛おしく優しく感じられる。ドラマチックなことは何も起こらないけど、実は起こらない時と日々がいかに大切なのかを感じさせる。
父親役の鮎川誠さんは語り口が独特で、飄々として天然で自然体。ともすれば暴走しそうな瞬間を、息子役の堺雅人さんが絶妙の間合いでストッパーをかけ、二人して盛り上げている感じ。
息子は赤からグリーンのジャージに着替えたことで、父親の存在をあらためて意識し超えようと考えたのか。息子の妻は赤のジャージとお揃いで、夫に再び近づこうと思ったのか。
人と人を繋ぐジャージは、自然よりも鮮やかで、人と人との関わりは、自然よりも困難だ。
こういう電波のない場所にきたら、いっそ携帯なんて捨ててしまえっ!とも思うがw、人といつまでも繋がっていたいと思う人間は何て健気なんだろうと思う。
上映後、最前列にプレス関係者が集合。ステージ上で何度も「登壇者用マイク」チェック。12:30スタート。女性MCの紹介で拍手の中を出演者登場。
登壇者は右から、中村義洋監督、田中あさみ、水野美紀、堺雅人、鮎川誠、大楠道代、ダンカンの順番。
おかげさまで前から3番目の座席で超観易〜い(^o^)。てっきりジャージ姿かと思われたがw、堺さんは白いシャツの上に薄ベージュのジャケットで下は黒とオーソドックス。鮎川さんは黒グラサン&帽子で、オレンジのシャツの上にジャケット。
監督は「暑い日に観て貰えて良かった」と笑み。原作については「原作そのままやること」と強調。
堺さんは「ジャージは真夏に斬ると暑いんだと分りました」「試写を見た時は、一年前の旅の想い出をめくる感じでした」
鮎川さんは「カッコイー、ジャージ」と少ない言葉の中に感嘆を込める。
水野さんからは「ステキな旦那様」と出たり、田中さんは「撮影中テストがあって、堺さんや鮎川さんに見て貰った」という秘話も。ダンカンさんひとりテンションが高く『ポニョ』や『クライマーズ』もどきのサブタイトルが飛び出し笑い。
大楠さんは「夏の北軽井沢は凉しくて美味しいものがいっぱい。幸せな撮影でした」
今年の夏はどう過ごすかの質問で、堺さんは「休みがあったら、別荘生活はいいなと思ってたが、結構大変だったので、東京で地味に過ごします」。鮎川さんは、30周年を迎えた「シーナ&ロケッツ」のライブ宣伝をした後w、部屋でジャージ着て過ごすと可愛く笑う。
最後に、堺さんが「暑さに耐えられなければ、涼みにきて下さい」。監督は「気の短い人、CG使った大作を見る人に薦めてみて下さい。どう反応するか楽しみ」と茶目っ気たっぷり。
MCの進行のせいか、堺さんや鮎川さん以外の方へのインタビューが1回きりで、水野さんとかちょっぴり不機嫌そう?^^;
プレス・フォトセッション。【ジャージの二人】のプレートを椅子に座った堺さんと鮎川さんで持ち、二人を他の人が囲む。ジャケットを脱いだ鮎川さんは、リクに応えて笑顔で手を振ったり。堺さんの繊細な指や細い腿を目にする。終始満足そうに笑みをたたえる堺さん(*^。^*)。終了後、Mさんの前座席にいた男性の(ジャージの二人)Tシャツにふと目をやった堺さんが、嬉しそうに笑みを投げかけていて、私達もそのおこぼれを頂戴したv。
拍手の中、登壇者がステージ袖へ。最後に堺さんだけが会場に向かって、姿勢正しくお辞儀をされていた。さすが!
 ̄
映画本編。
原作は長嶋有の同名小説。未読。
32歳の息子と、54歳の父親が、北軽井沢の別荘で古着のジャージを着て過ごす、ふた夏の生活。
お金と住むところがある親子が、何もせず周りの人と交流しながらダラダラと過ごす。観る前は、『めがね』のような癒しと夢のあるファンタジー世界を想像していた。
ところがどうして。ソコは実にリアリティ溢れた現実世界。
出てくるのは、ミニストップにジャイアント・カプリコとか、現実の固有名詞ばかり。トマト攻めの食べ物。室内に出る虫はカマドウマ。五右衛門風呂にくみとり式トイレ。携帯の電波を追っかけ四苦八苦。イノシシ親子も出てきたり。
そこでは、雑巾がけしたり、薪をわったり、洗い物したり、歩いて買い物に行ったり、犬の散歩したり、麻雀ゲームしたりと、いつも現実的に働いたり動いたりする親子。
正直、ソコはそんなに天国の場所じゃない^^;。ビデオデッキもないしね。ただ、東京の猛暑と比べたら、涼しいだけ。それも23度とか具体的な数字が待っている。
日常のほんの一部分を切り取った場面を繋げただけの一編に過ぎない。
息子が失業中で妻が浮気中だとか、父も再婚がダメになりそうとか、義妹が学校でどういう状況なのだとか、父の友人やお隣の婦人の事情は、台詞やナレーションでは殆ど語られない。日常ではいちいち語る必要もないのだ。
だから観るほうは、台詞の間や表情にも神経をこらして、登場人物其々の背景や感情を想像していかねばならない。それを、想像する楽しみと余裕だと取るべきか。サービスが悪くてよく分らんと腹を立てるのか。ラストの結論も急いではいけない。だって、日常のほんのひとコマなのだから。
北軽井沢の涼しさと景色は、10年前の北海道の実家の思い出と重なる。当時もアチコチから野菜を頂いたが、たいていトマト(+キュウリ)で、毎食ごとトマト&マヨネーズを口にしていたw。
親子がジャージを着る時の格好良いスローモーションとか、謎っぽい魔女の出現とか、イノシシ出没の危機とか、ウルトラマンを呼びそうなポーズとか、日々の生活は時にドラマチック。
でも、布団を干したり足をパタパタさせたりと、ふっと現実に戻った時、日常のひとコマひとコマが無性に愛おしく優しく感じられる。ドラマチックなことは何も起こらないけど、実は起こらない時と日々がいかに大切なのかを感じさせる。
父親役の鮎川誠さんは語り口が独特で、飄々として天然で自然体。ともすれば暴走しそうな瞬間を、息子役の堺雅人さんが絶妙の間合いでストッパーをかけ、二人して盛り上げている感じ。
息子は赤からグリーンのジャージに着替えたことで、父親の存在をあらためて意識し超えようと考えたのか。息子の妻は赤のジャージとお揃いで、夫に再び近づこうと思ったのか。
人と人を繋ぐジャージは、自然よりも鮮やかで、人と人との関わりは、自然よりも困難だ。
こういう電波のない場所にきたら、いっそ携帯なんて捨ててしまえっ!とも思うがw、人といつまでも繋がっていたいと思う人間は何て健気なんだろうと思う。
映画 スピード・レーサー 吹替え版
2008年7月16日 映画映画『スピード・レーサー』吹替え版を観てきた。
亡き兄と同じレーサーとなった若者が、家族や仲間と共に、悪の組織に挑み、レースを通して大きく逞しく成長する姿を描く。
原作は日本のTVアニメ『マッハGoGoGo』。アメリカでは『Speed Racer』のタイトルでTV放映され、『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が革新の映像で復活させた。
アニメや漫画と同じ設定、マッハ号の七つ道具も同じ、アニメキャラそっくりの俳優を揃えているが、ストーリーは殆どオリジナルである。
スピード・レーサーって、主人公の名前だったのね。わかりやす過ぎっw。
予想以上に素晴らしい出来で大満足!(^o^) まさにリスペクトの嵐。夢とオタク風味たっぷり。オタクであればあるほど、楽しめる一品ではないだろうか。
脅威のスピード映像と凄まじい空間テクニックは、まさにアニメそのままの興奮。俳優と景色の合成、漫画から実写への巧みな場面展開、随所に挿入される過去など、ともすればウザったく見える部分も、アニメと似た手法だし、スタッフの遊び心だと思えば受け入れられる。作り手のこの作品への愛情がしかと感じられるから。
オリジナルへのリスペクトだけでなく、日本へのサービスも忘れていない。日本人ぽい微妙な名前のキャラ、忍者とか合気道まで出てくるし、『ドラゴンボール』みたいなカットもあれば、『アラレちゃん』みたいなウ○チ攻撃までホントにやったりw。
息詰まるレースシーンの迫力に加えて、マッハ号が空中でジャンプしたり坂を昇ったりのアクロバットが痛快。効果音までアニメそっくり。
スピードの弟&チンパンジーが、コミカルな癒し役なのもアニメと一緒。意外と役に立つし可愛い。EDでアニメ主題歌が全部流れるかと思ったが、最初のほうだけなのがちと残念^^;。
カラフルでキラキラな派手さばかり目がいくが、単純明快なストーリーの中に明確なテーマを打ち出していて、人間ドラマとしても見事。
それは、日本人が失いかけている”家族”の絆。家族の温かさと信頼と結束だ。主人公は常に家族と共にある。兄レックスの勇姿、やんちゃな弟スプライトル&相棒チムチム、恋人トリクシー、メカニックのスパーキー、そしてスピードを心から愛し理解し励まし見守るパパとママ。
日本語吹替え版で良かったとつくづく思う。特に、パパ・レーサー@内海賢二と、ママ・レーサー@藤田淑子は、存在感を極めて秀逸。40年の時の流れは、親の立場で鑑賞できる幸せも運んでくれた。
確かな日本語と一流の声優さんが心を込めて伝える言葉で、不覚にも涙が流れてしまった(;_;)。よもやこの映画で涙まで出るなんて、ちょっち反則でしょ!?(笑)字幕版だったら、こんなに感情が揺さぶられることはないだろう。
スピード@赤西仁は、上っ面だけの演技に聞こえるが、後半に連れ良さも出てくる。トリクシー@上戸彩はナチュラルな魅力。どちらも本職の声優だったら、もっと躍動感が増したに違いない。
レックス@小西克幸は初めのほうの出番だがカッコイー。スプライトル@田中真弓は貴重なムードメーカー。スパーキー@松山タカシが味わい深くユニーク。テジョ@小野大輔は中盤だが、あれこれ楽しませるw。
ローヤルトン社長@玄田哲章が似合い過ぎ。真田広之の役回りが曖昧でどうでもいいが^^;、声は古澤徹。同じ事務所のたてかべ和也も悪役ブロック。
覆面レーサーX@小杉十郎太が、とにかくクールで甘くて男っぽくて格好良かった(*^。^*)。声が耳をくすぐってメロメロv。Xの素顔も超イケメンで尚更メロメロw。
オリジナル三船剛だった森功至は、かつての花形レーサー・ベン・バーンズ。ベンが功至さん本人のお顔に似てるw。渋く深味のある声でテンション高く実況中継、ラスボスに向かって「恥をしれ!」と言い放ち爽快!
兄レックスを超えたいと願う中、陰謀と裏切りにあって目的を見失い混迷するスピード。「何のために走るんだろう?」と問うスピードに、Xは「自分で見つけるんだ」「レースが自分を変える」と微笑む。
金と権力が充満するレース業界。個人の力ではなかなか変えられない。だが走り続けることで、自分をより大きくより高みへと変えることはできる。
負けず嫌いでやんちゃだった少年が、大人の男として成長していく姿が、鮮烈な光と華やかな喝采をバックに、くっきりと描かれとことん堪能させる。かつての日本アニメの良さまで、しみじみ振り返るのだった。
長時間だし、小さなお子サマはちと退屈そうにしていた^^;。
アニメのような臨場感は、大きなスクリーンでしか味わえないと思う。ぜひ映画館で、できれば日本語吹替え版で。
亡き兄と同じレーサーとなった若者が、家族や仲間と共に、悪の組織に挑み、レースを通して大きく逞しく成長する姿を描く。
原作は日本のTVアニメ『マッハGoGoGo』。アメリカでは『Speed Racer』のタイトルでTV放映され、『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が革新の映像で復活させた。
アニメや漫画と同じ設定、マッハ号の七つ道具も同じ、アニメキャラそっくりの俳優を揃えているが、ストーリーは殆どオリジナルである。
スピード・レーサーって、主人公の名前だったのね。わかりやす過ぎっw。
予想以上に素晴らしい出来で大満足!(^o^) まさにリスペクトの嵐。夢とオタク風味たっぷり。オタクであればあるほど、楽しめる一品ではないだろうか。
脅威のスピード映像と凄まじい空間テクニックは、まさにアニメそのままの興奮。俳優と景色の合成、漫画から実写への巧みな場面展開、随所に挿入される過去など、ともすればウザったく見える部分も、アニメと似た手法だし、スタッフの遊び心だと思えば受け入れられる。作り手のこの作品への愛情がしかと感じられるから。
オリジナルへのリスペクトだけでなく、日本へのサービスも忘れていない。日本人ぽい微妙な名前のキャラ、忍者とか合気道まで出てくるし、『ドラゴンボール』みたいなカットもあれば、『アラレちゃん』みたいなウ○チ攻撃までホントにやったりw。
息詰まるレースシーンの迫力に加えて、マッハ号が空中でジャンプしたり坂を昇ったりのアクロバットが痛快。効果音までアニメそっくり。
スピードの弟&チンパンジーが、コミカルな癒し役なのもアニメと一緒。意外と役に立つし可愛い。EDでアニメ主題歌が全部流れるかと思ったが、最初のほうだけなのがちと残念^^;。
カラフルでキラキラな派手さばかり目がいくが、単純明快なストーリーの中に明確なテーマを打ち出していて、人間ドラマとしても見事。
それは、日本人が失いかけている”家族”の絆。家族の温かさと信頼と結束だ。主人公は常に家族と共にある。兄レックスの勇姿、やんちゃな弟スプライトル&相棒チムチム、恋人トリクシー、メカニックのスパーキー、そしてスピードを心から愛し理解し励まし見守るパパとママ。
日本語吹替え版で良かったとつくづく思う。特に、パパ・レーサー@内海賢二と、ママ・レーサー@藤田淑子は、存在感を極めて秀逸。40年の時の流れは、親の立場で鑑賞できる幸せも運んでくれた。
確かな日本語と一流の声優さんが心を込めて伝える言葉で、不覚にも涙が流れてしまった(;_;)。よもやこの映画で涙まで出るなんて、ちょっち反則でしょ!?(笑)字幕版だったら、こんなに感情が揺さぶられることはないだろう。
スピード@赤西仁は、上っ面だけの演技に聞こえるが、後半に連れ良さも出てくる。トリクシー@上戸彩はナチュラルな魅力。どちらも本職の声優だったら、もっと躍動感が増したに違いない。
レックス@小西克幸は初めのほうの出番だがカッコイー。スプライトル@田中真弓は貴重なムードメーカー。スパーキー@松山タカシが味わい深くユニーク。テジョ@小野大輔は中盤だが、あれこれ楽しませるw。
ローヤルトン社長@玄田哲章が似合い過ぎ。真田広之の役回りが曖昧でどうでもいいが^^;、声は古澤徹。同じ事務所のたてかべ和也も悪役ブロック。
覆面レーサーX@小杉十郎太が、とにかくクールで甘くて男っぽくて格好良かった(*^。^*)。声が耳をくすぐってメロメロv。Xの素顔も超イケメンで尚更メロメロw。
オリジナル三船剛だった森功至は、かつての花形レーサー・ベン・バーンズ。ベンが功至さん本人のお顔に似てるw。渋く深味のある声でテンション高く実況中継、ラスボスに向かって「恥をしれ!」と言い放ち爽快!
兄レックスを超えたいと願う中、陰謀と裏切りにあって目的を見失い混迷するスピード。「何のために走るんだろう?」と問うスピードに、Xは「自分で見つけるんだ」「レースが自分を変える」と微笑む。
金と権力が充満するレース業界。個人の力ではなかなか変えられない。だが走り続けることで、自分をより大きくより高みへと変えることはできる。
負けず嫌いでやんちゃだった少年が、大人の男として成長していく姿が、鮮烈な光と華やかな喝采をバックに、くっきりと描かれとことん堪能させる。かつての日本アニメの良さまで、しみじみ振り返るのだった。
長時間だし、小さなお子サマはちと退屈そうにしていた^^;。
アニメのような臨場感は、大きなスクリーンでしか味わえないと思う。ぜひ映画館で、できれば日本語吹替え版で。
映画 クライマーズ・ハイ 初日舞台挨拶
2008年7月5日 映画映画『クライマーズ・ハイ』初日舞台挨拶をMさんと観てきた。
上映後、プレス関係者が多数集合。ステージ上で、撮影のチェック、ダブルチェックw。この映画館の前に、別所で急遽舞台挨拶が開かれたので、他社に抜かれたっ^^;とヤキモキ。
女性MCの紹介で、出演者が登壇。向かって左手から、でんでん(亀嶋役)高嶋政宏(安西役)堺雅人(佐山達哉役)堤真一(悠木和雅役)尾野真千子(玉置千鶴子役)マギー(吉井役)原田眞人(監督・脚本)の順番で、計7人という豪華さ。
堤さんは「感じていただければ僕は満足です」堺さんは「去年の今頃、暑い毎日を、今想い出しています」。他の皆さんは、この作品に出会えたこと、めぐり合ったことに感謝するコメント。監督は、去年7/5にクランクインだったので因縁めいたことを感じて観劇されてる様子。
堤さんは、濃いスーツでインナーシャツがグレー。逆に堺さんは、濃いシャツでグレーのスーツ。共にノーネクタイで、事前に打ち合わせたような衣装w。二人とも他の人が話してる間は、堤さんはマイク持った右手首を左手で持ち、堺さんはマイク持った左手首を右手で持って、まるで対称的なポーズで姿勢良く立つ。まるで兄弟のように息ぴったりの綺麗な佇まいでウットリ(*^。^*)。
現場もドキュメンタリーの様相だったことについて堤さんは、監督が台詞を間違えても段取りが変わっても最後まで撮り続けて、俳優もその場その場で対応しなくてはならず、リアルな緊張感を味わったことを語る。
それまで静かな笑みをたたえてた堺さんだが、悠木にぶつかっていくシーンをMCに尋ねられ、スピーカーからの声だと勘違い、一瞬素の顔で噴き出して笑い可愛かったv。本物の記者のように、本気の目と熱意を反映させたといい、本気の男が本気の仕事をするようにと強調した。
尾野さんは、男臭い所だったので女として負けないようにしたとコメント。でんでんさんはランニングについて。マギーさんは鍵を握るというか、鍵を動かす男w。でんでんさんは撮影中でも、50人分の似顔絵を描いていたらしいw。
ここで、3日にお誕生日を迎えた原田監督と、7日に迎える堤さんに会場からも拍手。堤さんは「この歳でめでたいのか分らない」「去年は前橋のホテルでお祝いして貰ったが撮影中で、今年はようやくハメを外せる」と安堵する言葉。
誕生日記念と大ヒット祈願で、特大の”号外新聞”ケーキが、”北関”の腕章を付けた人達の手によって壇上に登場。整理部部長のでんでんさんが「見出しがない」と言い、マギーさんが舞台袖から大きなプレートを持って来る。
【クライマーズ・ハイ 大ヒットスタート!!】と書かれたプレートを監督と堤さんがケーキに付けて完成! 皆がケーキに集まって、フォトセッション&ムービー撮影。
ケーキが出てきて堤さんは緊張が解れたのか、やたらケーキに近づく様子w。左袖にクリームがちょこっと付いたのか、隣の堺さんに見て貰って苦笑し合っていたり(^.^)。撮影終了後は油断したのか、今度は右袖にクリームが付いて、でんでんさんがハンカチで拭く場面も。悠木と同じように、やんちゃぶりを発揮してた堤さんv。
最後に原田監督が、「カズマサ」という役名は生涯二作品だと述べ、全権デスクと監督業の共通点を語る。観客の皆さんと一緒に一つのトーチとして、心をこめて繋いでいきましょうと熱く語った。
登壇者が退場する中、にこやかに手を振る堤さんと、舞台スミで礼儀正しくお辞儀をする堺さんで、最後も対照的だった。
それにしても、出演舞台上ではあまり拝めない、珍しい堺さんのスーツ姿を目に焼き付けて良かったv。
舞台挨拶が20分以上で、丸々3時間。終了後、皆が劇場前で集まってる中、私もMさんと一緒にちょっぴり出待ち。ほどなくマイクロバスが到着し、出演者がビルから次々に出てきて乗り込む。
堺さんがトップで、堤さんが3〜4人後。拍手やコールで場が賑やかに。二人とも暑かったのかジャケットを脱いでいた。堤さんはバス中からも外へ手を振る。お疲れ様でした。
 ̄
映画本編。雑感は試写会時にて済み。
後ほど色々とコメントもしたいが、とにかく、大好きな堤真一さんと堺雅人さんの初共演作としてだけでも、私には美味しすぎる永遠の一作品である。
上映後、プレス関係者が多数集合。ステージ上で、撮影のチェック、ダブルチェックw。この映画館の前に、別所で急遽舞台挨拶が開かれたので、他社に抜かれたっ^^;とヤキモキ。
女性MCの紹介で、出演者が登壇。向かって左手から、でんでん(亀嶋役)高嶋政宏(安西役)堺雅人(佐山達哉役)堤真一(悠木和雅役)尾野真千子(玉置千鶴子役)マギー(吉井役)原田眞人(監督・脚本)の順番で、計7人という豪華さ。
堤さんは「感じていただければ僕は満足です」堺さんは「去年の今頃、暑い毎日を、今想い出しています」。他の皆さんは、この作品に出会えたこと、めぐり合ったことに感謝するコメント。監督は、去年7/5にクランクインだったので因縁めいたことを感じて観劇されてる様子。
堤さんは、濃いスーツでインナーシャツがグレー。逆に堺さんは、濃いシャツでグレーのスーツ。共にノーネクタイで、事前に打ち合わせたような衣装w。二人とも他の人が話してる間は、堤さんはマイク持った右手首を左手で持ち、堺さんはマイク持った左手首を右手で持って、まるで対称的なポーズで姿勢良く立つ。まるで兄弟のように息ぴったりの綺麗な佇まいでウットリ(*^。^*)。
現場もドキュメンタリーの様相だったことについて堤さんは、監督が台詞を間違えても段取りが変わっても最後まで撮り続けて、俳優もその場その場で対応しなくてはならず、リアルな緊張感を味わったことを語る。
それまで静かな笑みをたたえてた堺さんだが、悠木にぶつかっていくシーンをMCに尋ねられ、スピーカーからの声だと勘違い、一瞬素の顔で噴き出して笑い可愛かったv。本物の記者のように、本気の目と熱意を反映させたといい、本気の男が本気の仕事をするようにと強調した。
尾野さんは、男臭い所だったので女として負けないようにしたとコメント。でんでんさんはランニングについて。マギーさんは鍵を握るというか、鍵を動かす男w。でんでんさんは撮影中でも、50人分の似顔絵を描いていたらしいw。
ここで、3日にお誕生日を迎えた原田監督と、7日に迎える堤さんに会場からも拍手。堤さんは「この歳でめでたいのか分らない」「去年は前橋のホテルでお祝いして貰ったが撮影中で、今年はようやくハメを外せる」と安堵する言葉。
誕生日記念と大ヒット祈願で、特大の”号外新聞”ケーキが、”北関”の腕章を付けた人達の手によって壇上に登場。整理部部長のでんでんさんが「見出しがない」と言い、マギーさんが舞台袖から大きなプレートを持って来る。
【クライマーズ・ハイ 大ヒットスタート!!】と書かれたプレートを監督と堤さんがケーキに付けて完成! 皆がケーキに集まって、フォトセッション&ムービー撮影。
ケーキが出てきて堤さんは緊張が解れたのか、やたらケーキに近づく様子w。左袖にクリームがちょこっと付いたのか、隣の堺さんに見て貰って苦笑し合っていたり(^.^)。撮影終了後は油断したのか、今度は右袖にクリームが付いて、でんでんさんがハンカチで拭く場面も。悠木と同じように、やんちゃぶりを発揮してた堤さんv。
最後に原田監督が、「カズマサ」という役名は生涯二作品だと述べ、全権デスクと監督業の共通点を語る。観客の皆さんと一緒に一つのトーチとして、心をこめて繋いでいきましょうと熱く語った。
登壇者が退場する中、にこやかに手を振る堤さんと、舞台スミで礼儀正しくお辞儀をする堺さんで、最後も対照的だった。
それにしても、出演舞台上ではあまり拝めない、珍しい堺さんのスーツ姿を目に焼き付けて良かったv。
舞台挨拶が20分以上で、丸々3時間。終了後、皆が劇場前で集まってる中、私もMさんと一緒にちょっぴり出待ち。ほどなくマイクロバスが到着し、出演者がビルから次々に出てきて乗り込む。
堺さんがトップで、堤さんが3〜4人後。拍手やコールで場が賑やかに。二人とも暑かったのかジャケットを脱いでいた。堤さんはバス中からも外へ手を振る。お疲れ様でした。
 ̄
映画本編。雑感は試写会時にて済み。
後ほど色々とコメントもしたいが、とにかく、大好きな堤真一さんと堺雅人さんの初共演作としてだけでも、私には美味しすぎる永遠の一作品である。
映画 最高の人生の見つけ方
2008年7月2日 映画映画『最高の人生の見つけ方』を観てきた。
観る予定はなかったが、時間繋ぎの一作^^;。まだまだ人が入っていたのでビックリ。
余命半年と宣告された壮年の男性2人が、共に”棺おけリスト”をやり遂げるべく行動、その果てに見い出したものを描く。
原題は『THE BUCKET LIST』。”死ぬ前にやりたいことのリスト”とはちょっとかけ離れた邦題に、観終わってからますます違和感を味わう。
ロブ・ライナーという名監督。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという名優の共演。確かに最高のスタッフと最高のキャスティングと最高の現場なのだから、タイトルまで『最高の』と引き摺られたようにも思える。だが「最高」というのは人其々が感じることであり、まして「最高の人生」とはいったい何を基準にして言うのだろうか。安直にそういうタイトルを付けられたことに先ずウンザリしてしまう。
真面目で実直で堅実なカーター。豪放で傲慢で楽天的なエドワード。同室になった全く正反対の二人が、”棺おけリスト”で心を一つにして共闘していく。
予想通り、エドワードのお金に任せて世界中を旅めぐり。カーターは自分の知識をエドワードに提供。スカイダイビングやカーレーシングするカーターが、人が変わったようにテンション高くなっちゃうのが可笑しい。
スパイスとユーモアの効いた台詞も印象深い。時に反発しながら、友情をじっくり熟成させていく過程も自然。
いぶし銀のような渋い演技とチャーミングな表情を覗かせる、フリーマンとニコルソンだからこそ、こんな深味と品がある作品に昇華できたのだろう。
”棺おけリスト”が、黄色いシワシワなレポート用紙で、黒や赤ペンで雑に書かれてるのがイイ。まるで買い物リストみたいな気楽さ。もし余命がわかったら、私なら何を書くだろう?じゃなく、何に書くだろう?
天国にいくのに「人生に喜びを得たか?」の質問で、私もイエスと答えられるが、「他人に喜びを与えたか?」はなかなか答えに窮する。エドワードのようにお金が沢山あったなら、自分や家族の為だけでなく、世界中の恵まれない子供や食料危機の難民に寄付するとか考えられなかったのかな。
様々なことをやった後ようやく気づく、身近にあった家族の思いやり。幸せとは、与えたり提供されるものではなく、自分で見い出すものだということ。
お金はもちろん必要。家族も大切。その上で、共に喜び哀しみを分かち合える生涯の”友達や仲間”が、何よりもかけがえのないものなのだ。お金持ちならなお最高!w
それにしても、死を宣告されたとはいえ、身体が動けるのだからまだいい。突然死や事故死や殺人で、考える間も無く命を落とす人達に比べたら、彼らはまだ幸せだったかもしれない。
あの秘書は、2度もエベレストに登ったんだろうね。冒頭とラストの映像で、ちょっぴり『クライマーズ・ハイ』が過った。
 ̄
映画予告あれこれ。
『ダークナイト』。最強の敵・ジョーカーとバットマンの戦い。これ、TV版と同じ声優キャストの吹替えで早く観たいんだけど。
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』。雑誌『宇宙船』によると、てらそまさん@眼鏡教師の他に、関さんは眼鏡なし苦み走った顔で汗びっしょり制服警官風。遊佐さんは和装で、スズはスポーツ選手風。予告では同時上映の『モモまっか』からまた関さんの弾けた声w。
観る予定はなかったが、時間繋ぎの一作^^;。まだまだ人が入っていたのでビックリ。
余命半年と宣告された壮年の男性2人が、共に”棺おけリスト”をやり遂げるべく行動、その果てに見い出したものを描く。
原題は『THE BUCKET LIST』。”死ぬ前にやりたいことのリスト”とはちょっとかけ離れた邦題に、観終わってからますます違和感を味わう。
ロブ・ライナーという名監督。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという名優の共演。確かに最高のスタッフと最高のキャスティングと最高の現場なのだから、タイトルまで『最高の』と引き摺られたようにも思える。だが「最高」というのは人其々が感じることであり、まして「最高の人生」とはいったい何を基準にして言うのだろうか。安直にそういうタイトルを付けられたことに先ずウンザリしてしまう。
真面目で実直で堅実なカーター。豪放で傲慢で楽天的なエドワード。同室になった全く正反対の二人が、”棺おけリスト”で心を一つにして共闘していく。
予想通り、エドワードのお金に任せて世界中を旅めぐり。カーターは自分の知識をエドワードに提供。スカイダイビングやカーレーシングするカーターが、人が変わったようにテンション高くなっちゃうのが可笑しい。
スパイスとユーモアの効いた台詞も印象深い。時に反発しながら、友情をじっくり熟成させていく過程も自然。
いぶし銀のような渋い演技とチャーミングな表情を覗かせる、フリーマンとニコルソンだからこそ、こんな深味と品がある作品に昇華できたのだろう。
”棺おけリスト”が、黄色いシワシワなレポート用紙で、黒や赤ペンで雑に書かれてるのがイイ。まるで買い物リストみたいな気楽さ。もし余命がわかったら、私なら何を書くだろう?じゃなく、何に書くだろう?
天国にいくのに「人生に喜びを得たか?」の質問で、私もイエスと答えられるが、「他人に喜びを与えたか?」はなかなか答えに窮する。エドワードのようにお金が沢山あったなら、自分や家族の為だけでなく、世界中の恵まれない子供や食料危機の難民に寄付するとか考えられなかったのかな。
様々なことをやった後ようやく気づく、身近にあった家族の思いやり。幸せとは、与えたり提供されるものではなく、自分で見い出すものだということ。
お金はもちろん必要。家族も大切。その上で、共に喜び哀しみを分かち合える生涯の”友達や仲間”が、何よりもかけがえのないものなのだ。お金持ちならなお最高!w
それにしても、死を宣告されたとはいえ、身体が動けるのだからまだいい。突然死や事故死や殺人で、考える間も無く命を落とす人達に比べたら、彼らはまだ幸せだったかもしれない。
あの秘書は、2度もエベレストに登ったんだろうね。冒頭とラストの映像で、ちょっぴり『クライマーズ・ハイ』が過った。
 ̄
映画予告あれこれ。
『ダークナイト』。最強の敵・ジョーカーとバットマンの戦い。これ、TV版と同じ声優キャストの吹替えで早く観たいんだけど。
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』。雑誌『宇宙船』によると、てらそまさん@眼鏡教師の他に、関さんは眼鏡なし苦み走った顔で汗びっしょり制服警官風。遊佐さんは和装で、スズはスポーツ選手風。予告では同時上映の『モモまっか』からまた関さんの弾けた声w。
続いて、映画『髪がかり』を観てきた。
やっとこさ。先週までレイトショーだけだったのが、午後も上映してくれてホント良かった。
プロジェクター上映だが、あまり変わりはない。
憂鬱な毎日を送るツイてない3人が、フシギな女理容師と出会ったことで変貌する、オムニバス風のファンタジーな物語。
髪を切る前と、切った後とで、外見だけでなく内面や行動性も変化するから、俳優さんも演技の幅や深味が相当要求されそう。
お目当ての加藤和樹の出演は第2話。
去年1月の某イベント時、ファン同士で集めたメッセージに、”坊主頭もしくは短髪にした和樹を見たい”と私は書いてしまったが、それが叶ったみたい!(^o^)
イケイケ熱気とやる気満々の和樹@俊介くん。あんなに明るく天真爛漫にはしゃぎ、楽しそうに笑う和樹を見るのは初めてかも。鏡に向かって大笑いする和樹は、まるで中学生みたいに純粋。可愛いっ。キュート過ぎるっ(*^。^*)。こんな和樹を観れるのはこの映画の中だけかもと思うと貴重。
キャラ的にはやっぱ植木等のノリだけど、髪型そっくりの映画キャラの名前を上に並べるとオモロ〜イ!
残念だったのはアソコを吹替えにしちゃったこと。出来る出来ないにしろ、和樹がやるもんだと期待しちゃってたからね^^;。
第1話の沙紀はキリッとクール。第3話のかえではカッコイー。特に、かえでの七つ道具(?)は現実にも役に立ちそうで注目した。
理容師役の夏木マリのミステリアスで頼もしい存在感が最高!
辛さや哀しみや絶望をバネに、前向きに攻めモードで生き生きと生きる大切さ。本人の心がけとかイメチェンのせいではなく、信頼できる誰かに自分の心を開いたおかげなのかもしれない。
スガイカオの主題歌「午後のパレード♪」が更に元気を与えてくれる。
初日舞台挨拶出演者らのサイン入りポスターが飾ってあった。
パンフも作ってくれればいいのに〜。
これで来月への布石はできた。『髪がかり』と同じ、河崎実監督×加藤和樹出演の『ギララの逆襲』の公開を待つのみ。
 ̄ ̄ ̄
帰りは副都心線渋谷駅から。列車線路が2つあるが、ボードに発車時刻が書いておらず(またもダイヤ不安定^^;)どちらが先に出発するのか分らない。駅員に尋ねても分らず。とにかく最寄り駅を通る列車の座席へ。またもぐっすり眠ってしまった。時間的には前とあまり変わらんが、乗換えの手間はないし、料金も少し安いので快適ではある。
やっとこさ。先週までレイトショーだけだったのが、午後も上映してくれてホント良かった。
プロジェクター上映だが、あまり変わりはない。
憂鬱な毎日を送るツイてない3人が、フシギな女理容師と出会ったことで変貌する、オムニバス風のファンタジーな物語。
髪を切る前と、切った後とで、外見だけでなく内面や行動性も変化するから、俳優さんも演技の幅や深味が相当要求されそう。
お目当ての加藤和樹の出演は第2話。
去年1月の某イベント時、ファン同士で集めたメッセージに、”坊主頭もしくは短髪にした和樹を見たい”と私は書いてしまったが、それが叶ったみたい!(^o^)
イケイケ熱気とやる気満々の和樹@俊介くん。あんなに明るく天真爛漫にはしゃぎ、楽しそうに笑う和樹を見るのは初めてかも。鏡に向かって大笑いする和樹は、まるで中学生みたいに純粋。可愛いっ。キュート過ぎるっ(*^。^*)。こんな和樹を観れるのはこの映画の中だけかもと思うと貴重。
キャラ的にはやっぱ植木等のノリだけど、髪型そっくりの映画キャラの名前を上に並べるとオモロ〜イ!
残念だったのはアソコを吹替えにしちゃったこと。出来る出来ないにしろ、和樹がやるもんだと期待しちゃってたからね^^;。
第1話の沙紀はキリッとクール。第3話のかえではカッコイー。特に、かえでの七つ道具(?)は現実にも役に立ちそうで注目した。
理容師役の夏木マリのミステリアスで頼もしい存在感が最高!
辛さや哀しみや絶望をバネに、前向きに攻めモードで生き生きと生きる大切さ。本人の心がけとかイメチェンのせいではなく、信頼できる誰かに自分の心を開いたおかげなのかもしれない。
スガイカオの主題歌「午後のパレード♪」が更に元気を与えてくれる。
初日舞台挨拶出演者らのサイン入りポスターが飾ってあった。
パンフも作ってくれればいいのに〜。
これで来月への布石はできた。『髪がかり』と同じ、河崎実監督×加藤和樹出演の『ギララの逆襲』の公開を待つのみ。
 ̄ ̄ ̄
帰りは副都心線渋谷駅から。列車線路が2つあるが、ボードに発車時刻が書いておらず(またもダイヤ不安定^^;)どちらが先に出発するのか分らない。駅員に尋ねても分らず。とにかく最寄り駅を通る列車の座席へ。またもぐっすり眠ってしまった。時間的には前とあまり変わらんが、乗換えの手間はないし、料金も少し安いので快適ではある。
映画 靖国/YASUKUNI
2008年6月18日 映画副都心線開通を待って、渋谷で映画を二本観てきた。映画代1000円×2本。
それにしても相変わらずの副都心線(-.-)。
出かける間際、『めざまし』で副都心線遅延を採り上げてて、本日はまだ遅れてないようですと言ってたのに…。池袋で急行に乗換えようと降りたら、今乗ってきた各駅停車の扉がなかなか閉まらない。開けっ放しのまま停止すること4〜5分。後ろには既に急行が待ってるのに〜。ようやく各駅の扉が閉まり出発してから急行が到着。結局、急行が池袋を出発したのも5分後、渋谷へは6分遅れで到着。いつまでこんな遅延が続くのかいな^^;。
副都心線渋谷駅から目的地までは、半蔵門線改札を越えて、地下道を結構歩くこと。あとは東急東横や銀座線への乗換え道か。
 ̄ ̄ ̄
映画『靖国』を観てきた。
公開をめぐって物議をかもした問題作である。
靖国刀を作り出す刀匠の姿を通して、浮き彫りになる靖国神社と、戦後日本が抱える闇と蝕む病を描く。
ドキュメンタリー形式で淡々と展開するが、構成が見事でよく纏まっている。靖国神社をめぐって対比する描写の熱気と、黙々と刀作りと問答に終始する冷静な描写が上手く絡まっている。
中国人の李纓監督が私と同世代だからだろうか、感性が何となくマッチする。一つの考え方に固執せず、あくまで柔軟な俯瞰的な見方を作品で貫いた姿勢は尊敬に値する。
本来なら日本人の手で作り出さねばならなかった作品だが、中国人が作り得たということに意義がありそう。いや、日本人が作れなかった事実こそ、戦後日本の”膿み”といえそうだ。
名匠は言葉少なで、問いにも詰る。思いを胸に秘めた分、その表情は深く色濃く刻まれる。
登場人物の中で、僧侶だった父親が戦死され、軍服姿の父の写真を飾っていた僧侶の方が語ったお話に最も共鳴した「日本という”国”は、戦争責任を問われない形をとる」。
そもそも、S(Special)A戦犯ともいうべき天皇陛下が、何の戦争責任もとらずに生きた事実が歪んでいたのではないか。だから今になっても「天皇陛下万歳」が叫ばれ、「日の丸」「君が代」問題の摩擦へと広がっている。靖国神社の問題は、天皇陛下の戦争責任にも起因するのだと思う。
もちろん連合国側の思惑が介入したから、天皇制も存続させられたわけだが。
しかしこの映画、日本国の闇と病を見せて憤らせるが、日本人の嫌なところまで突きつけられて苦い。
靖国参拝は精神の自由で心の問題と話していた小泉さんが、後期高齢者医療制度や派遣法規制緩和や郵政民営化を決めて、今や庶民の生きる自由と心を圧迫している。多忙な首相にも参拝する時間があるんだね。経費が勿体無いと思えるが。まぁ日本の首相はコロコロ変わるんで、今更目くじら立てることもないと思う^^;。
先祖の魂を靖国神社から取り戻したいと訴える人達の話をまともに聴こうとしない神社の人達。靖国参拝を巡っての小競り合いをけしかける人達、それを面白がってカメラで撮る人達。靖国神社にアメリカ国旗を掲げる人を応援する日本人。
どうにも異様で愚かな日本人ばかりで、だんだん失笑に変わってしまう。
たまに”ヤラセ”じゃないのか!?と思うようなシーンもあるが^^;、監督の10年の歳月の賜物なのだろうか。
日本人が日本語で話しているのに、たまに聞き取れなかったり、意味不明の時もあったりで、英語字幕がたいへん役に立ったのも皮肉w。
軍服コスプレの熱気が溢れ、軍服フェチならずともカメラを向けたくなりそうw。
ラストは「日本刀」にまつわる様々な情景を映し出し、戦時中のフィルムも流れる。
ある時は、大和魂の誇りと尊厳の象徴として。ある時は、人を斬り殺す武器として。今もなお靖国刀が作られ続けるのは何故か。その答えは無数に残されているだろう。
「刀」は時には”杖”ともなる。「大和」の草加のシーンを追加したい気分にさせられたv。
最後の空撮でサンシャインがチラと映った。靖国参拝をされた首相らは、はたして、東池袋中央公園に建てられたA級戦犯者らの慰霊碑にお辞儀ができるだろうか。
それにしても相変わらずの副都心線(-.-)。
出かける間際、『めざまし』で副都心線遅延を採り上げてて、本日はまだ遅れてないようですと言ってたのに…。池袋で急行に乗換えようと降りたら、今乗ってきた各駅停車の扉がなかなか閉まらない。開けっ放しのまま停止すること4〜5分。後ろには既に急行が待ってるのに〜。ようやく各駅の扉が閉まり出発してから急行が到着。結局、急行が池袋を出発したのも5分後、渋谷へは6分遅れで到着。いつまでこんな遅延が続くのかいな^^;。
副都心線渋谷駅から目的地までは、半蔵門線改札を越えて、地下道を結構歩くこと。あとは東急東横や銀座線への乗換え道か。
 ̄ ̄ ̄
映画『靖国』を観てきた。
公開をめぐって物議をかもした問題作である。
靖国刀を作り出す刀匠の姿を通して、浮き彫りになる靖国神社と、戦後日本が抱える闇と蝕む病を描く。
ドキュメンタリー形式で淡々と展開するが、構成が見事でよく纏まっている。靖国神社をめぐって対比する描写の熱気と、黙々と刀作りと問答に終始する冷静な描写が上手く絡まっている。
中国人の李纓監督が私と同世代だからだろうか、感性が何となくマッチする。一つの考え方に固執せず、あくまで柔軟な俯瞰的な見方を作品で貫いた姿勢は尊敬に値する。
本来なら日本人の手で作り出さねばならなかった作品だが、中国人が作り得たということに意義がありそう。いや、日本人が作れなかった事実こそ、戦後日本の”膿み”といえそうだ。
名匠は言葉少なで、問いにも詰る。思いを胸に秘めた分、その表情は深く色濃く刻まれる。
登場人物の中で、僧侶だった父親が戦死され、軍服姿の父の写真を飾っていた僧侶の方が語ったお話に最も共鳴した「日本という”国”は、戦争責任を問われない形をとる」。
そもそも、S(Special)A戦犯ともいうべき天皇陛下が、何の戦争責任もとらずに生きた事実が歪んでいたのではないか。だから今になっても「天皇陛下万歳」が叫ばれ、「日の丸」「君が代」問題の摩擦へと広がっている。靖国神社の問題は、天皇陛下の戦争責任にも起因するのだと思う。
もちろん連合国側の思惑が介入したから、天皇制も存続させられたわけだが。
しかしこの映画、日本国の闇と病を見せて憤らせるが、日本人の嫌なところまで突きつけられて苦い。
靖国参拝は精神の自由で心の問題と話していた小泉さんが、後期高齢者医療制度や派遣法規制緩和や郵政民営化を決めて、今や庶民の生きる自由と心を圧迫している。多忙な首相にも参拝する時間があるんだね。経費が勿体無いと思えるが。まぁ日本の首相はコロコロ変わるんで、今更目くじら立てることもないと思う^^;。
先祖の魂を靖国神社から取り戻したいと訴える人達の話をまともに聴こうとしない神社の人達。靖国参拝を巡っての小競り合いをけしかける人達、それを面白がってカメラで撮る人達。靖国神社にアメリカ国旗を掲げる人を応援する日本人。
どうにも異様で愚かな日本人ばかりで、だんだん失笑に変わってしまう。
たまに”ヤラセ”じゃないのか!?と思うようなシーンもあるが^^;、監督の10年の歳月の賜物なのだろうか。
日本人が日本語で話しているのに、たまに聞き取れなかったり、意味不明の時もあったりで、英語字幕がたいへん役に立ったのも皮肉w。
軍服コスプレの熱気が溢れ、軍服フェチならずともカメラを向けたくなりそうw。
ラストは「日本刀」にまつわる様々な情景を映し出し、戦時中のフィルムも流れる。
ある時は、大和魂の誇りと尊厳の象徴として。ある時は、人を斬り殺す武器として。今もなお靖国刀が作られ続けるのは何故か。その答えは無数に残されているだろう。
「刀」は時には”杖”ともなる。「大和」の草加のシーンを追加したい気分にさせられたv。
最後の空撮でサンシャインがチラと映った。靖国参拝をされた首相らは、はたして、東池袋中央公園に建てられたA級戦犯者らの慰霊碑にお辞儀ができるだろうか。
映画 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 吹替え版
2008年6月14日 映画映画『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』先行公開の吹替え版を観てきた。
ワンダフリーポイントで無料。先行なのでとりあえず雑感のみ。
前作から19年。1957年。インディ・ジョーンズが新たな相棒や昔の恋人と共に、謎のクリスタル・スカルを巡って強敵との攻防戦を繰り広げながら、目的を達しようとする話。
あのインディ・ジョーンズの馴染みのテーマ曲と共に流れるのは、1950年代を賑わした曲。
出てくるのは、墓場に神殿に洞穴に壁画、エリア51に核実験にロズウェルに宇宙人。古代の神秘と現代のパニックが微妙に絡み合う世界観。
ちょっぴり老けたが粘り強いインディと、熱気に溢れた若者マットとのボディものにも象徴されるように、旧新の架け橋的役割のエンタメ・アドベンチャー作品に仕上がっていて面白かった。
あちこちにシリーズ3作のネタが散りばめられており、見たことあるシーンも手を替え品を替えて復活。シリーズ・ファンにはたまらない楽しみもいっぱい。
ありがちな中盤のダレも、1作目に出てきたマリオンの登場で、忽ち新たな笑いが発生。
ハリソン・フォードが体力的にキツそうなアクションは、マリオンの息子マットがしっかり担当。血気盛んで強情で偏屈だけど優しくて可愛い青年を、シャイア・ラブーフが好演。若い存在は光と活気を与えてくれる。
突然現れた無鉄砲なマットを、最初は自由にやれと言ったインディが、後には学校にちゃんと行けだのと苦言、ガキのように扱いなかなか認めようとしない。それが徐々に、不屈で知的で頼もしい若者だと分って眩しく見るようになる。
インディが彼に注ぐ眼差しは、まさに私が観ながら感じたソレ。マットがフェンシングで対決中に、運転中のマリオンが「もっと重心を…」と息子にアドバイスするシーンが微笑ましくて好きだ。
19年の歳月は、観る私の視点をも変化させたようだ。
”伯父”のような存在だったオックスリーといい、父ヘンリーの写真にインディの本名といい、今作は今までのような色合いとは違うファミリー・アドベンチャー。
アクションやアドベンチャーやロマンや宇宙人などは二の次。本当に描きたかったのは、困難な冒険を通して、離れた関係が繋がっていく”家族の絆”だったのだろう。
追っ手から逃れて着いた図書館での生徒と教授とのやり取り。沼地でのインディとマリオンとのやり取り。緊迫感と笑いが絶妙なバランスで見どころ
冷徹で知的なスパルコ大佐は、声の影響もあるのか、予告ほどの凶悪ぶりは感じられず。むしろ学者の好奇心が先に出て可愛くも思える。
マリオンはシリーズ通し一番好きなヒロインだったので、再登場は嬉しい。顔など老けた分、凛々しさが増したかな。
最後に見知らぬ顔がいたが、それがオックスリーだったとは^^;。
ラストで、拾ったインディの帽子を被ろうとするマットから、本人が帽子をさっと採り上げ被るシーン。旧新の世代交代かと思わせながらも、「まだまだだよ」と笑うインディに、次回作をも期待させる格好良さを感じた。
ホントにこれから! これからヘンリー・ジョーンズの冒険が始まるのだから。
日本語吹替え版も新旧交代?
インディの声は内田直哉。TVで村井国夫や磯部勉の声を聞き慣れていると、若々しく感じるが違和感はない。
マットは、マウスプロ注目株の細谷佳正でピッタリ。マリオンは1作目ビデオ&DVD版と同じく土井美加。オックスリーは中博史で、外見もジョン・ハートと似てるかなw。
スパルコは本田貴子で、ロシア語も駆使しながらクールに可憐に演じる。
2回目を観るなら今度は字幕版で、本人の声や英語も味わってみたい。
ワンダフリーポイントで無料。先行なのでとりあえず雑感のみ。
前作から19年。1957年。インディ・ジョーンズが新たな相棒や昔の恋人と共に、謎のクリスタル・スカルを巡って強敵との攻防戦を繰り広げながら、目的を達しようとする話。
あのインディ・ジョーンズの馴染みのテーマ曲と共に流れるのは、1950年代を賑わした曲。
出てくるのは、墓場に神殿に洞穴に壁画、エリア51に核実験にロズウェルに宇宙人。古代の神秘と現代のパニックが微妙に絡み合う世界観。
ちょっぴり老けたが粘り強いインディと、熱気に溢れた若者マットとのボディものにも象徴されるように、旧新の架け橋的役割のエンタメ・アドベンチャー作品に仕上がっていて面白かった。
あちこちにシリーズ3作のネタが散りばめられており、見たことあるシーンも手を替え品を替えて復活。シリーズ・ファンにはたまらない楽しみもいっぱい。
ありがちな中盤のダレも、1作目に出てきたマリオンの登場で、忽ち新たな笑いが発生。
ハリソン・フォードが体力的にキツそうなアクションは、マリオンの息子マットがしっかり担当。血気盛んで強情で偏屈だけど優しくて可愛い青年を、シャイア・ラブーフが好演。若い存在は光と活気を与えてくれる。
突然現れた無鉄砲なマットを、最初は自由にやれと言ったインディが、後には学校にちゃんと行けだのと苦言、ガキのように扱いなかなか認めようとしない。それが徐々に、不屈で知的で頼もしい若者だと分って眩しく見るようになる。
インディが彼に注ぐ眼差しは、まさに私が観ながら感じたソレ。マットがフェンシングで対決中に、運転中のマリオンが「もっと重心を…」と息子にアドバイスするシーンが微笑ましくて好きだ。
19年の歳月は、観る私の視点をも変化させたようだ。
”伯父”のような存在だったオックスリーといい、父ヘンリーの写真にインディの本名といい、今作は今までのような色合いとは違うファミリー・アドベンチャー。
アクションやアドベンチャーやロマンや宇宙人などは二の次。本当に描きたかったのは、困難な冒険を通して、離れた関係が繋がっていく”家族の絆”だったのだろう。
追っ手から逃れて着いた図書館での生徒と教授とのやり取り。沼地でのインディとマリオンとのやり取り。緊迫感と笑いが絶妙なバランスで見どころ
冷徹で知的なスパルコ大佐は、声の影響もあるのか、予告ほどの凶悪ぶりは感じられず。むしろ学者の好奇心が先に出て可愛くも思える。
マリオンはシリーズ通し一番好きなヒロインだったので、再登場は嬉しい。顔など老けた分、凛々しさが増したかな。
最後に見知らぬ顔がいたが、それがオックスリーだったとは^^;。
ラストで、拾ったインディの帽子を被ろうとするマットから、本人が帽子をさっと採り上げ被るシーン。旧新の世代交代かと思わせながらも、「まだまだだよ」と笑うインディに、次回作をも期待させる格好良さを感じた。
ホントにこれから! これからヘンリー・ジョーンズの冒険が始まるのだから。
日本語吹替え版も新旧交代?
インディの声は内田直哉。TVで村井国夫や磯部勉の声を聞き慣れていると、若々しく感じるが違和感はない。
マットは、マウスプロ注目株の細谷佳正でピッタリ。マリオンは1作目ビデオ&DVD版と同じく土井美加。オックスリーは中博史で、外見もジョン・ハートと似てるかなw。
スパルコは本田貴子で、ロシア語も駆使しながらクールに可憐に演じる。
2回目を観るなら今度は字幕版で、本人の声や英語も味わってみたい。
映画 深海獣レイゴー祭り
2008年6月12日 映画「『深海獣レイゴー』第1回深海獣レイゴー祭り」へ行ってきた。
Newtype THE LIVEのチケットプレゼントに応募して頂戴したもの。時間が選べるのがいい。
お初に行くホールだが、本多劇場を起点にすぐ到着。
ロビー物販には、レイゴー限定ソフビ(2種)Tシャツ、キャップが販売。ソフビが小さくてもっと安ければ買うところ^^;。昔の絶版おもちゃも売っており、そりゃもう高い。
 ̄
上映前に、林家しん平監督のトークショー。
製作に4年かかったこと。インディーズで怪獣映画を立ち上げるのがどれだけ難しかったかを語る。でも「作れるまで諦めなければいいんです」と力強く話す。最初の制作会社も消えちゃったが、新しいインタメディアにお願いしたという。
内容は、ゴジラ・ガメラの要素と共に、ゴジラの前の怪獣も意識したとか。ゴジラ・ガメラの世界をリンク。最後のほうに”歌舞伎”という演出があるとか。
戦争映画+怪獣映画をくっ付けたのはこれぐらい、と楽しそうに笑って終了した。
 ̄
映画『深海獣レイゴー』。約1時間30分弱。予告からスタート。
1943年トラック諸島海域。突如出現した伝説の龍・巨大な深海獣レイゴーと、戦艦大和や連合艦隊との壮絶な決戦を描く。
モノクロ画面からカラーへ。意図はよく分らないが、昼の海の青は綺麗。
帝國海軍とはいえ、兵たちが軽薄そうで短気で何でもアリ!? 主人公・海堂猛は髪がちと長過ぎるし、少尉なのに乱暴な言動で気に入らん^^;。駆逐艦長の一人が丹下段平なのには笑い。
戦艦大和を映画で観るのは『男たちの大和/YAMATO』以来か。殆どがCGや特撮処理で少々荒っぽい描き方。潜水艦も出てくるが、こちらは『ローレライ』っぽい。
我々の敵は米国だけではなかった…。謎の巨大生物の名は「零号」。
レイゴーのデザインは雨宮慶太氏、レイゴーの造形は原口智生氏。顔はゴジラだが、前ヒレが翼のようにも見える。夜になると活動する怖さはあるが、海中をすごい速さで動き、海上をジャンプし、背びれから電撃を発したりとユニークな存在感。
レイゴーが何故、大和や連合艦隊を襲うことになったのか、観るほうは分るが、大和乗員は結局分らず仕舞いだったか。
レイゴー殲滅作戦で、海堂が奇想天外な案を昔出していたというのも、布石も何もないままでは説得性が無い^^;。
光るボーン・フィッシュ出現では、ホラー仕立てで緊迫感があったが、レイゴーが出現すると、途端にミリタリー・パニックに転調するのが勿体無い。
レイゴーを倒すため一致団結する連合艦隊。上空からの俯瞰的な見せ方が分り易くて迫力をもたらす。
大和の主砲も底力を発揮。少ない兵員は置いといて、レイゴーとの一騎撃ちは見どころ。
松田艦長らがいたのは夜戦艦橋だろうが、普通の狭い一室に見えるw。
「歌舞伎」的演出は、前もって言われてなければ吹き出していたかもしれん。こういう描き方もあるのかと面白くは感じる。黒い大きな影が艦を覆う手法もいいが、レイゴーの魂と戦艦大和との繋がりを分り易く見せて欲しかった。
子供が手に持っていたのは、レイゴーのソフビ? 生き残った乗員の誰かが商売を始めたのかな?w
杉浦太陽は、滑舌が悪いのか台詞が聴き取れない時がある。蛍雪治朗は豪快実直だが、卑猥オジサンみたいだなw。元ウルトラマン@ハヤタ隊員の黒部進は渋い。松田艦長役は誰だったのか?ミッキー・カーチスが飄々とした魅力。ナレーションは鈴木泰明。
エンドロール後に、『零号2』の文字。監督の頭の中には既に構想があるとか。
パンフとまでいわないが、チラシを作って欲しいな。
ホールの冷房がガンガン効いてて薄っすら冷えた。
 ̄
上映後、林家しん平監督からまたメッセージ。
8/2の池袋・新文芸座のオールナイト。リンクしている、ゴジラ(初代)レイゴー、ガメラ3を上映予定。雨宮監督、金子監督のトークも予定。
観た後のイイコトやワルイコトの感想を、PCで書いてくれと言われたので、チラと書いてみた。
 ̄ ̄ ̄
レイゴーはまだ、怪獣になる前の海洋水棲恐竜らしい。今後、怪獣に変態していくのか。
ゴジラよりもガメラよりも強く凶暴なのが、宇宙怪獣ギララ。来月公開の映画『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』には、10日にお亡くなりになった映画評論家の水野晴郎さんもご出演されているし、映画を観て偲びたいと思う。
Newtype THE LIVEのチケットプレゼントに応募して頂戴したもの。時間が選べるのがいい。
お初に行くホールだが、本多劇場を起点にすぐ到着。
ロビー物販には、レイゴー限定ソフビ(2種)Tシャツ、キャップが販売。ソフビが小さくてもっと安ければ買うところ^^;。昔の絶版おもちゃも売っており、そりゃもう高い。
 ̄
上映前に、林家しん平監督のトークショー。
製作に4年かかったこと。インディーズで怪獣映画を立ち上げるのがどれだけ難しかったかを語る。でも「作れるまで諦めなければいいんです」と力強く話す。最初の制作会社も消えちゃったが、新しいインタメディアにお願いしたという。
内容は、ゴジラ・ガメラの要素と共に、ゴジラの前の怪獣も意識したとか。ゴジラ・ガメラの世界をリンク。最後のほうに”歌舞伎”という演出があるとか。
戦争映画+怪獣映画をくっ付けたのはこれぐらい、と楽しそうに笑って終了した。
 ̄
映画『深海獣レイゴー』。約1時間30分弱。予告からスタート。
1943年トラック諸島海域。突如出現した伝説の龍・巨大な深海獣レイゴーと、戦艦大和や連合艦隊との壮絶な決戦を描く。
モノクロ画面からカラーへ。意図はよく分らないが、昼の海の青は綺麗。
帝國海軍とはいえ、兵たちが軽薄そうで短気で何でもアリ!? 主人公・海堂猛は髪がちと長過ぎるし、少尉なのに乱暴な言動で気に入らん^^;。駆逐艦長の一人が丹下段平なのには笑い。
戦艦大和を映画で観るのは『男たちの大和/YAMATO』以来か。殆どがCGや特撮処理で少々荒っぽい描き方。潜水艦も出てくるが、こちらは『ローレライ』っぽい。
我々の敵は米国だけではなかった…。謎の巨大生物の名は「零号」。
レイゴーのデザインは雨宮慶太氏、レイゴーの造形は原口智生氏。顔はゴジラだが、前ヒレが翼のようにも見える。夜になると活動する怖さはあるが、海中をすごい速さで動き、海上をジャンプし、背びれから電撃を発したりとユニークな存在感。
レイゴーが何故、大和や連合艦隊を襲うことになったのか、観るほうは分るが、大和乗員は結局分らず仕舞いだったか。
レイゴー殲滅作戦で、海堂が奇想天外な案を昔出していたというのも、布石も何もないままでは説得性が無い^^;。
光るボーン・フィッシュ出現では、ホラー仕立てで緊迫感があったが、レイゴーが出現すると、途端にミリタリー・パニックに転調するのが勿体無い。
レイゴーを倒すため一致団結する連合艦隊。上空からの俯瞰的な見せ方が分り易くて迫力をもたらす。
大和の主砲も底力を発揮。少ない兵員は置いといて、レイゴーとの一騎撃ちは見どころ。
松田艦長らがいたのは夜戦艦橋だろうが、普通の狭い一室に見えるw。
「歌舞伎」的演出は、前もって言われてなければ吹き出していたかもしれん。こういう描き方もあるのかと面白くは感じる。黒い大きな影が艦を覆う手法もいいが、レイゴーの魂と戦艦大和との繋がりを分り易く見せて欲しかった。
子供が手に持っていたのは、レイゴーのソフビ? 生き残った乗員の誰かが商売を始めたのかな?w
杉浦太陽は、滑舌が悪いのか台詞が聴き取れない時がある。蛍雪治朗は豪快実直だが、卑猥オジサンみたいだなw。元ウルトラマン@ハヤタ隊員の黒部進は渋い。松田艦長役は誰だったのか?ミッキー・カーチスが飄々とした魅力。ナレーションは鈴木泰明。
エンドロール後に、『零号2』の文字。監督の頭の中には既に構想があるとか。
パンフとまでいわないが、チラシを作って欲しいな。
ホールの冷房がガンガン効いてて薄っすら冷えた。
 ̄
上映後、林家しん平監督からまたメッセージ。
8/2の池袋・新文芸座のオールナイト。リンクしている、ゴジラ(初代)レイゴー、ガメラ3を上映予定。雨宮監督、金子監督のトークも予定。
観た後のイイコトやワルイコトの感想を、PCで書いてくれと言われたので、チラと書いてみた。
 ̄ ̄ ̄
レイゴーはまだ、怪獣になる前の海洋水棲恐竜らしい。今後、怪獣に変態していくのか。
ゴジラよりもガメラよりも強く凶暴なのが、宇宙怪獣ギララ。来月公開の映画『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』には、10日にお亡くなりになった映画評論家の水野晴郎さんもご出演されているし、映画を観て偲びたいと思う。
映画 ナルニア国物語 第2章 吹替え版 2回目/劇場版キバ&ギララ
2008年5月31日 映画息子に付き合って、映画『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』吹替え版を観てきた。
本日までのペア無料鑑賞券。2回目は字幕版を観たかった。それなりの混み具合。
2回目でも飽きずに画面に集中できた。筋は分ってるので、1回目よりも長くは感じられず。
でも初見の息子は観終わってから、長かったーっと先ずひと言。
前回も思ったが、人間やナルニアの民も含めた”大”と”小”の描き方がとても面白い。ナルニア民でも、リーピチープなどネズミの小さい者から、セントールなど大きな者まで様々。ネズミとライオンの会話なんて夢のよう。ドワーフを「お小さい方」と呼べば、トランプキンが逆にルーシーを「お小さい方」と呼び返す。コミカルな台詞のやり取りも楽しい。赤ん坊誕生といい、小さい者が物語を動かし、小さい者の活躍が顕著だったのが第2章といえよう。
身長や胸の大きさなどw身体的変化と共に、子供たちの心の成長ということを深く考えさせられた本作。
実は、導入部のピーターと似たようなコトを経験した。強面の男性が私の肩にぶつかり睨まれたので、咄嗟に私のほうから謝って事なきを得たが、それで分ったことがある。向こうからぶつかってきたのに何故自分が誤るんだ!?と、感情に任せてピーターは派手な喧嘩に発展させたが、それこそまだ”ガキ”の証であり、だからこそ彼はナルニアの国に”まだ”行けたのだろうなと思う。
カスピアンが予定に反して、自らの感情を優先させミラースの寝込みを襲うことも、ピーターの喧嘩とさほど変わりはない。カスピアンは青年に見えるが、真はまだ18歳位の子供なのである。
やがてピーターは、悲惨な挫折を経験することで、王として大切な信頼と謙虚を学ぶ。カスピアンは救い出した師匠の忠告もあり、共闘と共存の大切さを学ぶ。
スーザンは女性的感情に目覚めていくし、第1章での壮絶な経験をバネに飛躍的に成長したエドマンドは見事なサポートぶりを見せる。ルーシーは自立への一歩を踏み出し、其々に心の成長を遂げていく。子を持つ親として観ても、彼らのそういう姿は微笑ましく胸熱くなる。
だが成長することは、徐々に大人の感情を持ち合わせていくこと。自分に自信と誇りが芽生え、自分の力を信じれば信じるほど、アスランの存在が遠く感じられる。
ルーシーの言うように、最初からアスランを迎えに行けば、これほどの犠牲は出なかったのだろう。
だが、ピーターもスーザンもなかなかアスランの存在を信じられなかった。エドマンドは半々で、信じ続けるルーシーも一人でなかなか行動できなかった。
直面する現実の厳しさを味わう度に、アスランをナルニアを信じることが出来なくなった者達は、もはやナルニアに行くことも叶わなくなる。ナルニアは、信じることが出来る純粋な心と未成熟な魂を持つ者だけが入れるところだから。
第3章にピーターとスーザンの登場が無いのは少し残念だが、既に大人になってしまったのだと考えると仕方がない。ナルニアに行けるのは、やはり16〜17歳が限度なのかな。
今度はエドマンドとルーシーがどんな活躍をするのか、どのような成長をしているのか、カスピアン王の成長と躍進も一緒に見どころだろう。
 ̄ ̄ ̄
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』8/9公開。
またも田崎竜太監督。もちろん観る予定で親子前売券も購入。特典のキバってGO&マッハ・レッドもゲット済み。
ところで、特撮雑誌によると劇場版の出演者がスゴイことに!
以前、てらそままさきさんご出演情報の時に、いっそ関俊彦さんらタロスズ声優全員で出て欲しいと書いてたが、それが叶った模様(^.^)。タロスズ4人+秋山莉奈さんの友情出演だから、やっぱり顔出しかな。多人数なので当初の思惑とは違い、ほんのちょっぴりワンカットだけだろうか。それでも嬉しい。
さらに、タツロットの声で石田彰がご出演。ユキバットの声の若本規夫と共演というのも面白そう。とにかく関さん達も石田さんも、2年連続で劇場版スーパーヒーローにご出演なのが素晴らしい。
石田さん@タツロットは、もしかしてTV版でのお披露目が先!?
そういや先週の『キバ』では、劇場版『電王 ファイナルカット』の宣伝告知で、思いがけず関さん@モモの声が聞けたっ。
 ̄
『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』7/26公開。北海道先行。
今夏、もうひとつの特撮映画といえばコレ。先週前売券を買って、特典のベビーギララをゲット。特典キバ&マッハ・レッドでギララを囲むと遊べるw。
こちらには、石田さんがお好きだという、みうらじゅんが特別出演。ビートたけしの怪演も必見か。もちろんお目当ては主演の加藤和樹。
和樹が出演する映画『髪かくし』も本日公開。21時からのレイトショーは私にはキツイ^^;。
本日までのペア無料鑑賞券。2回目は字幕版を観たかった。それなりの混み具合。
2回目でも飽きずに画面に集中できた。筋は分ってるので、1回目よりも長くは感じられず。
でも初見の息子は観終わってから、長かったーっと先ずひと言。
前回も思ったが、人間やナルニアの民も含めた”大”と”小”の描き方がとても面白い。ナルニア民でも、リーピチープなどネズミの小さい者から、セントールなど大きな者まで様々。ネズミとライオンの会話なんて夢のよう。ドワーフを「お小さい方」と呼べば、トランプキンが逆にルーシーを「お小さい方」と呼び返す。コミカルな台詞のやり取りも楽しい。赤ん坊誕生といい、小さい者が物語を動かし、小さい者の活躍が顕著だったのが第2章といえよう。
身長や胸の大きさなどw身体的変化と共に、子供たちの心の成長ということを深く考えさせられた本作。
実は、導入部のピーターと似たようなコトを経験した。強面の男性が私の肩にぶつかり睨まれたので、咄嗟に私のほうから謝って事なきを得たが、それで分ったことがある。向こうからぶつかってきたのに何故自分が誤るんだ!?と、感情に任せてピーターは派手な喧嘩に発展させたが、それこそまだ”ガキ”の証であり、だからこそ彼はナルニアの国に”まだ”行けたのだろうなと思う。
カスピアンが予定に反して、自らの感情を優先させミラースの寝込みを襲うことも、ピーターの喧嘩とさほど変わりはない。カスピアンは青年に見えるが、真はまだ18歳位の子供なのである。
やがてピーターは、悲惨な挫折を経験することで、王として大切な信頼と謙虚を学ぶ。カスピアンは救い出した師匠の忠告もあり、共闘と共存の大切さを学ぶ。
スーザンは女性的感情に目覚めていくし、第1章での壮絶な経験をバネに飛躍的に成長したエドマンドは見事なサポートぶりを見せる。ルーシーは自立への一歩を踏み出し、其々に心の成長を遂げていく。子を持つ親として観ても、彼らのそういう姿は微笑ましく胸熱くなる。
だが成長することは、徐々に大人の感情を持ち合わせていくこと。自分に自信と誇りが芽生え、自分の力を信じれば信じるほど、アスランの存在が遠く感じられる。
ルーシーの言うように、最初からアスランを迎えに行けば、これほどの犠牲は出なかったのだろう。
だが、ピーターもスーザンもなかなかアスランの存在を信じられなかった。エドマンドは半々で、信じ続けるルーシーも一人でなかなか行動できなかった。
直面する現実の厳しさを味わう度に、アスランをナルニアを信じることが出来なくなった者達は、もはやナルニアに行くことも叶わなくなる。ナルニアは、信じることが出来る純粋な心と未成熟な魂を持つ者だけが入れるところだから。
第3章にピーターとスーザンの登場が無いのは少し残念だが、既に大人になってしまったのだと考えると仕方がない。ナルニアに行けるのは、やはり16〜17歳が限度なのかな。
今度はエドマンドとルーシーがどんな活躍をするのか、どのような成長をしているのか、カスピアン王の成長と躍進も一緒に見どころだろう。
 ̄ ̄ ̄
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』8/9公開。
またも田崎竜太監督。もちろん観る予定で親子前売券も購入。特典のキバってGO&マッハ・レッドもゲット済み。
ところで、特撮雑誌によると劇場版の出演者がスゴイことに!
以前、てらそままさきさんご出演情報の時に、いっそ関俊彦さんらタロスズ声優全員で出て欲しいと書いてたが、それが叶った模様(^.^)。タロスズ4人+秋山莉奈さんの友情出演だから、やっぱり顔出しかな。多人数なので当初の思惑とは違い、ほんのちょっぴりワンカットだけだろうか。それでも嬉しい。
さらに、タツロットの声で石田彰がご出演。ユキバットの声の若本規夫と共演というのも面白そう。とにかく関さん達も石田さんも、2年連続で劇場版スーパーヒーローにご出演なのが素晴らしい。
石田さん@タツロットは、もしかしてTV版でのお披露目が先!?
そういや先週の『キバ』では、劇場版『電王 ファイナルカット』の宣伝告知で、思いがけず関さん@モモの声が聞けたっ。
 ̄
『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』7/26公開。北海道先行。
今夏、もうひとつの特撮映画といえばコレ。先週前売券を買って、特典のベビーギララをゲット。特典キバ&マッハ・レッドでギララを囲むと遊べるw。
こちらには、石田さんがお好きだという、みうらじゅんが特別出演。ビートたけしの怪演も必見か。もちろんお目当ては主演の加藤和樹。
和樹が出演する映画『髪かくし』も本日公開。21時からのレイトショーは私にはキツイ^^;。
映画 山のあなた 徳市の恋/古畑再放送
2008年5月30日 映画映画『山のあなた 徳市の恋』を観てきた。
堤真一さん的に、こちらも観たほうがよさげ。心の入浴料=1000円興行は嬉しい。
山の温泉地で働く盲目の按摩と、東京から来た女性客との淡い恋模様を描く。
70年前の清水宏監督作品の完全カヴァーだとか。
美しい景色や温泉地風景、人物の衣装や台詞や所作など、昔の雰囲気を忠実に再現しているようだ。だが、いかにも模写のようにも見えて、ファンタジー世界の話のような遠さを感じさせる。
按摩の徳市は、当初思っていたのと違う、女好きで強気のスーパーアンマン! 目を閉じた按摩という難役を草?剛が丁寧に演じるが、こういうアクも個性も強い徳市だと、善良さが先に出る草?くんにはちょっと合わない気もする。
加瀬亮演じる福市は、目を開けた盲目の按摩。盲目の按摩たちが集まっての会話が可笑しい。道を遮るシーンもいいが、あまり続くと鼻につく。
地元で働く人と違って、温泉客たちが殆ど”名前”で繋がっていないことに注目。マイコ演じるミステリアスな女性も「東京からのお客さん」としか認識されず。表向きは美しくおっとりした女性に見えるが、「目が見えないくせに」とか「あんた」とか、どこか按摩を見下したような言い方が蓮っ葉な女に思えて気に入らない。演技初心者のマイコさんは丁寧にじっくりと役作り。最後の台詞を聞き取れなかったのが残念。
東京から甥と一緒に来た客の堤真一は、出番は少ないが男前な存在感。浴衣とソフト帽と背広姿を披露し、昔の紳士の格好が良く似合う。子供とのやり取りも息ぴったり。秘めた想いと揺れ動く男心を表現し、純な可愛さが感じられる。入浴シーンでの逞しい裸にも釘付けv。
甥の少年役広田亮平も、やんちゃで可愛かった。「ちぇ」に笑い楽しんだ。
美しく鮮やかな自然、湯煙漂う温泉、美味しい食事とゆったりした時間。お金とヒマがある人だけが許されるこの場所は、まるで桃源郷のよう。いや、日頃の柵から逃げ出して来た人たちの”逃幻郷”とでもいおうか。客たちは夢の世界を散歩する。
その中で、日々のお金を地道に稼ぐ按摩たち渡り鳥と、現実的な子供だけが、地に足を着けてしっかりと歩く。大人たちもいつまでも夢の住人ではいられない。そんな無常が画面から聞こえてくる。
目で眺めて観るのではなく、砂利踏む音や雨音などを耳で聴いて感じる映画なのだろう。
 ̄ ̄ ̄
30日(金)『古畑任三郎』第3話。約10年前の再放送。
こちらも山間の村が舞台。郷田ほづみが村の巡査・清水役で、警官姿でご出演。古畑さんとも絡み、出番はほどほど。元々、清水巡査がお地蔵さんの落書きの犯人探しをすることから、事件捜査に繋がったのだから、ある意味重要な役どころ。郷田さんのコミカルな演技が楽しいv。
堤真一さん的に、こちらも観たほうがよさげ。心の入浴料=1000円興行は嬉しい。
山の温泉地で働く盲目の按摩と、東京から来た女性客との淡い恋模様を描く。
70年前の清水宏監督作品の完全カヴァーだとか。
美しい景色や温泉地風景、人物の衣装や台詞や所作など、昔の雰囲気を忠実に再現しているようだ。だが、いかにも模写のようにも見えて、ファンタジー世界の話のような遠さを感じさせる。
按摩の徳市は、当初思っていたのと違う、女好きで強気のスーパーアンマン! 目を閉じた按摩という難役を草?剛が丁寧に演じるが、こういうアクも個性も強い徳市だと、善良さが先に出る草?くんにはちょっと合わない気もする。
加瀬亮演じる福市は、目を開けた盲目の按摩。盲目の按摩たちが集まっての会話が可笑しい。道を遮るシーンもいいが、あまり続くと鼻につく。
地元で働く人と違って、温泉客たちが殆ど”名前”で繋がっていないことに注目。マイコ演じるミステリアスな女性も「東京からのお客さん」としか認識されず。表向きは美しくおっとりした女性に見えるが、「目が見えないくせに」とか「あんた」とか、どこか按摩を見下したような言い方が蓮っ葉な女に思えて気に入らない。演技初心者のマイコさんは丁寧にじっくりと役作り。最後の台詞を聞き取れなかったのが残念。
東京から甥と一緒に来た客の堤真一は、出番は少ないが男前な存在感。浴衣とソフト帽と背広姿を披露し、昔の紳士の格好が良く似合う。子供とのやり取りも息ぴったり。秘めた想いと揺れ動く男心を表現し、純な可愛さが感じられる。入浴シーンでの逞しい裸にも釘付けv。
甥の少年役広田亮平も、やんちゃで可愛かった。「ちぇ」に笑い楽しんだ。
美しく鮮やかな自然、湯煙漂う温泉、美味しい食事とゆったりした時間。お金とヒマがある人だけが許されるこの場所は、まるで桃源郷のよう。いや、日頃の柵から逃げ出して来た人たちの”逃幻郷”とでもいおうか。客たちは夢の世界を散歩する。
その中で、日々のお金を地道に稼ぐ按摩たち渡り鳥と、現実的な子供だけが、地に足を着けてしっかりと歩く。大人たちもいつまでも夢の住人ではいられない。そんな無常が画面から聞こえてくる。
目で眺めて観るのではなく、砂利踏む音や雨音などを耳で聴いて感じる映画なのだろう。
 ̄ ̄ ̄
30日(金)『古畑任三郎』第3話。約10年前の再放送。
こちらも山間の村が舞台。郷田ほづみが村の巡査・清水役で、警官姿でご出演。古畑さんとも絡み、出番はほどほど。元々、清水巡査がお地蔵さんの落書きの犯人探しをすることから、事件捜査に繋がったのだから、ある意味重要な役どころ。郷田さんのコミカルな演技が楽しいv。
映画 クライマーズ・ハイ 舞台挨拶&試写会
2008年5月28日 映画映画『クライマーズ・ハイ』舞台挨拶&試写会へ行ってきた。
座席の為に2時間前から並んだが、朝9時から並んでいた人も。
おかげで前から5列目の真ん中の席。先日の『S.B.』イベントとえらい違いだw。
報知新聞社の男性とWOWOWアナの女性が挨拶。上映は2時間25分と聞いてざわめく会場^^;。
2005年度報知映画賞助演男優賞受賞の前フリで、ステージに堤真一が登場。会場は大きな拍手。去年12月以来のナマ堤さんv。
堤さんはグレーのタイに濃グレーのスーツ姿でビシっと決めてダンディで素敵(*^。^*)。私の座席と直線上なのも嬉しい。
舞台挨拶ではおちょけてると言う堤さんだが、この映画は「みんな命がけで撮ったと言っても過言ではない」。長時間でざわめいていた観客に(笑)「時間を忘れると思う。じっくり観て頂きたい」「とにかく感じて下さい」。
応募した皆さんからの質問に答える。
大変だったシーンは? 編集局のシーンで量的にあった。前橋のセットを借りて新聞社を作ったっが、一ヶ月かけて撮影し東京にも帰れず。セットが泊ってるホテルの前にあり、落ち着かなかったw。「この役のためだけに過ごした」と。
原田監督について?『魍魎の匣』もあったし、監督の撮影方法は僕にはやり易くフィーリングが合う。
ロッククライミングについて?「キツかったというより怖かった」こんな所を登るの!?というぐらい。
クライマーズ・ハイは撮影中に感じたか? やってる最中ではなく、登りきった時点で足がガタガタ震えて恐怖を感じ、終った途端ガクっと疲れたが、これがクライマーズ・ハイなのか?と。
一人で舞台挨拶は初めてだと言う堤さんだが、写真撮影では、笑ったり手を振ったりとにこやか。
最後に「これから役者をやっていく上で自分の基準になった役」「ステキな才能溢れる役者さん達と一緒に仕事ができて誇りをもっている」。客席に向けて色々と宣伝して下さいと言い「感じて下さい」と真面目な表情で締めた。
約15分。たくさんの拍手の中をスマートに退場。
 ̄
映画『クライマーズ・ハイ』試写。同名のNHKドラマは未見。
1985年8月の日航機墜落事故に直面した、地元新聞記者たちの激動の一週間を描く。
墜落事故の悲惨さが前面にくるのかと思ったが、新聞記者たちの壮絶な群像劇がメイン。
堤真一が演じるのは、北関東新聞社で墜落事故取材の全権デスクを任された悠木和雅。記者として記事を吟味し指示し、北関の誇りにかけて新聞発行に全力を注ぐ中、社内の様々な妬みや苛立ちや妨害や中傷にあう。
というか、”北関”は、社長も上司も、みんなイカれてる!?^^;
激憤と罵声と怒号がぶつかり、熱気と活気と狂気が荒れる。社内はまるで戦場の如し。
堤さんは、先ほどのようなスーツ姿はあまりなく、殆どポロシャツと軽装。熱くてやんちゃで実は慎重派。
堺雅人は、悠木の部下で県警キャップの佐山達哉役。静かだが真摯な情熱をもち粘り強い。堺くんがあんなに動いて走るアクションを見せるのは珍しいかも。もはや微笑みの貴公子は返上。激昂し叫ぶ堺くんはめったに拝めないし、ぎらつかせた目で睨む表情はゾクっとさせて怖い。
個人的趣味で(笑)堤真一×堺雅人もそれなりに楽しめたが、意外と見どころなのが、遠藤憲一×堤真一v。激しくブツカリ合ったのに、結局お前がイクとこはソコかい!?みたいなw。周りも進んで協力w。堤&堺&遠憲、この3人は声もとびきり良くて好きなので、いつか3人セットで朗読会とかやって欲しいな。
ヒロイン的には尾野真千子がいるが、思ったより颯爽と好演している。
萬斎さんのように、40代の堤さんも60代を兼ねる。もう少し老けさせてもよかった。登山最中は、悠木というより堤さん本人の表情だったかもw。
結局は、親子の絆、仲間や同志との絆、人間同士の絆を描いた話だったのかな。
佐山の書いた壮絶な事故現場の記事や、佐山が読む遺書を聞くと、目頭が熱くなってくる。リアルで真実の文字はいつも人の心を揺さぶるもの。
2時間半も、確かにそれほど長くは感じさせない作品。
 ̄ ̄ ̄
TVでしきりに流れる「島耕作社長就任会見」。
漫画&アニメとはいえ、スクリーンに映る島社長は、60歳にしてはちょっと若すぎるように見える。それとも今の60歳は、みんなあんな風に若いものなのだろうか。あと6年で還暦を迎える井上和彦の声もぴったり。
座席の為に2時間前から並んだが、朝9時から並んでいた人も。
おかげで前から5列目の真ん中の席。先日の『S.B.』イベントとえらい違いだw。
報知新聞社の男性とWOWOWアナの女性が挨拶。上映は2時間25分と聞いてざわめく会場^^;。
2005年度報知映画賞助演男優賞受賞の前フリで、ステージに堤真一が登場。会場は大きな拍手。去年12月以来のナマ堤さんv。
堤さんはグレーのタイに濃グレーのスーツ姿でビシっと決めてダンディで素敵(*^。^*)。私の座席と直線上なのも嬉しい。
舞台挨拶ではおちょけてると言う堤さんだが、この映画は「みんな命がけで撮ったと言っても過言ではない」。長時間でざわめいていた観客に(笑)「時間を忘れると思う。じっくり観て頂きたい」「とにかく感じて下さい」。
応募した皆さんからの質問に答える。
大変だったシーンは? 編集局のシーンで量的にあった。前橋のセットを借りて新聞社を作ったっが、一ヶ月かけて撮影し東京にも帰れず。セットが泊ってるホテルの前にあり、落ち着かなかったw。「この役のためだけに過ごした」と。
原田監督について?『魍魎の匣』もあったし、監督の撮影方法は僕にはやり易くフィーリングが合う。
ロッククライミングについて?「キツかったというより怖かった」こんな所を登るの!?というぐらい。
クライマーズ・ハイは撮影中に感じたか? やってる最中ではなく、登りきった時点で足がガタガタ震えて恐怖を感じ、終った途端ガクっと疲れたが、これがクライマーズ・ハイなのか?と。
一人で舞台挨拶は初めてだと言う堤さんだが、写真撮影では、笑ったり手を振ったりとにこやか。
最後に「これから役者をやっていく上で自分の基準になった役」「ステキな才能溢れる役者さん達と一緒に仕事ができて誇りをもっている」。客席に向けて色々と宣伝して下さいと言い「感じて下さい」と真面目な表情で締めた。
約15分。たくさんの拍手の中をスマートに退場。
 ̄
映画『クライマーズ・ハイ』試写。同名のNHKドラマは未見。
1985年8月の日航機墜落事故に直面した、地元新聞記者たちの激動の一週間を描く。
墜落事故の悲惨さが前面にくるのかと思ったが、新聞記者たちの壮絶な群像劇がメイン。
堤真一が演じるのは、北関東新聞社で墜落事故取材の全権デスクを任された悠木和雅。記者として記事を吟味し指示し、北関の誇りにかけて新聞発行に全力を注ぐ中、社内の様々な妬みや苛立ちや妨害や中傷にあう。
というか、”北関”は、社長も上司も、みんなイカれてる!?^^;
激憤と罵声と怒号がぶつかり、熱気と活気と狂気が荒れる。社内はまるで戦場の如し。
堤さんは、先ほどのようなスーツ姿はあまりなく、殆どポロシャツと軽装。熱くてやんちゃで実は慎重派。
堺雅人は、悠木の部下で県警キャップの佐山達哉役。静かだが真摯な情熱をもち粘り強い。堺くんがあんなに動いて走るアクションを見せるのは珍しいかも。もはや微笑みの貴公子は返上。激昂し叫ぶ堺くんはめったに拝めないし、ぎらつかせた目で睨む表情はゾクっとさせて怖い。
個人的趣味で(笑)堤真一×堺雅人もそれなりに楽しめたが、意外と見どころなのが、遠藤憲一×堤真一v。激しくブツカリ合ったのに、結局お前がイクとこはソコかい!?みたいなw。周りも進んで協力w。堤&堺&遠憲、この3人は声もとびきり良くて好きなので、いつか3人セットで朗読会とかやって欲しいな。
ヒロイン的には尾野真千子がいるが、思ったより颯爽と好演している。
萬斎さんのように、40代の堤さんも60代を兼ねる。もう少し老けさせてもよかった。登山最中は、悠木というより堤さん本人の表情だったかもw。
結局は、親子の絆、仲間や同志との絆、人間同士の絆を描いた話だったのかな。
佐山の書いた壮絶な事故現場の記事や、佐山が読む遺書を聞くと、目頭が熱くなってくる。リアルで真実の文字はいつも人の心を揺さぶるもの。
2時間半も、確かにそれほど長くは感じさせない作品。
 ̄ ̄ ̄
TVでしきりに流れる「島耕作社長就任会見」。
漫画&アニメとはいえ、スクリーンに映る島社長は、60歳にしてはちょっと若すぎるように見える。それとも今の60歳は、みんなあんな風に若いものなのだろうか。あと6年で還暦を迎える井上和彦の声もぴったり。
映画 アフタースクール
2008年5月28日 映画映画『アフタースクール』を観てきた。
お目当てはNHK『篤姫』も校長(好調)堺雅人さん。女性客でいっぱい。
疾走した男と関係した女の行方を追う探偵と、それに巻き込まれる疾走男の元同級生で教師の姿を描く。
人には表と裏、嘘と本当があるが、あえて嘘を言わない隠し事もある。真実は一つだが、提示された情報で勝手に解釈させられる事もある。騙したと思っていても実は騙されており、騙されてると思っていたが実は騙してもいたのだ。
観る意識が、プロ技の傲慢な探偵側にいくか、すっとぼけた愛嬌ある教師の神野側にいくかで迷う中、淡々と話が進行。神野や探偵のキャラクター性で、時にクスリと笑わせる。
後半30分で畳み掛けるように真実を見せられ、伏線がどんどん回収され、なるほどと思いつつも呆気に取られる。今まで自分が見せられてたのはほんの一部分で、あれもこれも伏線だったのかと気づくが、騙されていたという気分ではない。
綿密に練り上げられた脚本、映画だからこそ出来る映像や演出、役者の巧みな台詞や表情、小道具の有効活用も含め、あらためて感服させられる。
もう一度初めから見直して確認したいとも思わせる濃くがある。
疾走男・木村@堺雅人は中盤は殆ど出番がなく、少し物足りなさ感。微笑みの貴公子は健在だが、やはりああいう役どころだったか。
神野@大泉洋は主人公ならではの自由快活さで、かなり美味しい役どころ。
探偵@佐々木蔵之助は野性味と影のある危険な男を覗かせる。
中学時代の木村が出てくるが、美形で表情も堺くんにソックリ。中学時代のモジャモジャも出てきて欲しかった(きっとモンクの子供時代とソックリだと思うw)。
重要な役割を担う携帯だが、何でも写し何でも送れる万能機でも、やはり全てを任せ信じきっちゃいけないとあらためて確信。映画『同級生』といい、みんな携帯に振り回され過ぎ。
神野は格好を気にしない性質のようだが、木村は割と格好を気にするタイプだと分る。相反する性格ゆえの親友関係。探偵は格好いいのに格好ワルく考えるヤツ。「か」を「が」と読んでも意味は通じそうだw。
タイトル通り、”元同級生”という関係だからこそ通じて繋がる話だと納得。
映画では大企業やヤクザ、政治も絡ませて、ドス黒く汚い表面を見せてはいるが、物語の根幹にあるのは、普通の人の「(困っている人を)助けたい」という単純で純真な思いのみ。その小さな思いが、人を救い、人を生かす。人の”良心”を信じる思いが伝わるから、観終わった後も不快感は残らない。
尤も、神野は教室の黒板に書かれていた某文字を必死に消していたので、彼の本当の理由には煩悩と欲望が渦巻いているのかもしれないw。
エンドロール後のワンカットは小気味いいオチ。小さな事から大きな事件へ。小は大を兼ねる?
 ̄ ̄ ̄
夜からは映画『クライマーズ・ハイ』の試写会へ。堺雅人の別の一面も観られそう。
お目当てはNHK『篤姫』も校長(好調)堺雅人さん。女性客でいっぱい。
疾走した男と関係した女の行方を追う探偵と、それに巻き込まれる疾走男の元同級生で教師の姿を描く。
人には表と裏、嘘と本当があるが、あえて嘘を言わない隠し事もある。真実は一つだが、提示された情報で勝手に解釈させられる事もある。騙したと思っていても実は騙されており、騙されてると思っていたが実は騙してもいたのだ。
観る意識が、プロ技の傲慢な探偵側にいくか、すっとぼけた愛嬌ある教師の神野側にいくかで迷う中、淡々と話が進行。神野や探偵のキャラクター性で、時にクスリと笑わせる。
後半30分で畳み掛けるように真実を見せられ、伏線がどんどん回収され、なるほどと思いつつも呆気に取られる。今まで自分が見せられてたのはほんの一部分で、あれもこれも伏線だったのかと気づくが、騙されていたという気分ではない。
綿密に練り上げられた脚本、映画だからこそ出来る映像や演出、役者の巧みな台詞や表情、小道具の有効活用も含め、あらためて感服させられる。
もう一度初めから見直して確認したいとも思わせる濃くがある。
疾走男・木村@堺雅人は中盤は殆ど出番がなく、少し物足りなさ感。微笑みの貴公子は健在だが、やはりああいう役どころだったか。
神野@大泉洋は主人公ならではの自由快活さで、かなり美味しい役どころ。
探偵@佐々木蔵之助は野性味と影のある危険な男を覗かせる。
中学時代の木村が出てくるが、美形で表情も堺くんにソックリ。中学時代のモジャモジャも出てきて欲しかった(きっとモンクの子供時代とソックリだと思うw)。
重要な役割を担う携帯だが、何でも写し何でも送れる万能機でも、やはり全てを任せ信じきっちゃいけないとあらためて確信。映画『同級生』といい、みんな携帯に振り回され過ぎ。
神野は格好を気にしない性質のようだが、木村は割と格好を気にするタイプだと分る。相反する性格ゆえの親友関係。探偵は格好いいのに格好ワルく考えるヤツ。「か」を「が」と読んでも意味は通じそうだw。
タイトル通り、”元同級生”という関係だからこそ通じて繋がる話だと納得。
映画では大企業やヤクザ、政治も絡ませて、ドス黒く汚い表面を見せてはいるが、物語の根幹にあるのは、普通の人の「(困っている人を)助けたい」という単純で純真な思いのみ。その小さな思いが、人を救い、人を生かす。人の”良心”を信じる思いが伝わるから、観終わった後も不快感は残らない。
尤も、神野は教室の黒板に書かれていた某文字を必死に消していたので、彼の本当の理由には煩悩と欲望が渦巻いているのかもしれないw。
エンドロール後のワンカットは小気味いいオチ。小さな事から大きな事件へ。小は大を兼ねる?
 ̄ ̄ ̄
夜からは映画『クライマーズ・ハイ』の試写会へ。堺雅人の別の一面も観られそう。
映画『同級生』をやっと観てきた。
もう一つの『体育館ベイビー』鑑賞から20日も経ってる!?^^;
映画館にある2つのポスターには、5/2の舞台挨拶時の役者のサイン。
「JUNON恋愛小説大賞」優秀賞受賞作の映画化で、『体育館ベイビー』より先に書かれた。
2作とも、主人公も登場人物も同じだが、メインの人物や設定を変えることで、別の物語になっている。
携帯メールだけで繋がる高校3年生男女の繋がりと、入院中の同級生を絡ませた、淡く切ないラブストーリー。
中村優一演じる柴原潤は、水泳に挫折し落ち込む始まりのほうは『体育館ベイビー』と同じ。見知らぬ女子高生ジュンからの携帯メールが届く辺りから、違う方向性へ変化。
潤は水泳のこと受験のこと、落ち込み悩み苦しんでる全てをメールで打ち明け、ジュンは優しく明るい言葉で励まし元気づける。
パンフにもあるので、ジュンの正体を我々は知っているのだが、何も知らない潤の姿が健気でいじらしく思える。
メールの内容が画面に映るが、絵文字や顔文字が言葉以上に心に伝わるものだと分る。
携帯メールはやったことがないが、顔も知らない相手に、あんな風に何でも打ち明けられるのだろうか^^;。携帯がない時代はいったいどうしていたんだろう。
メールでイメージする少女と実際の少女とでは、あんなに違うものなのだろうか。相手を思いやり謙虚で優しい少女と、相手を見下し自己中心的で勝気な少女。女優志願でもどこかでボロが出そうなもの。
ああいう状況下で自分を押し通すにせよ、「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと言えない子はイヤだなぁ。逆に潤は簡単に「ごめん」を言い過ぎっ。気持ちもあまり篭ってなさそう。希実と一緒にいる潤は、いつも苛つき優柔不断で情けないイヤな男の子に見える。
中村優一は、メール会話での純粋でひたむきな表情が生き生きと輝いて可愛い。ここでも”受け”止める男の子w。
希実役の桐谷美玲は、役的に刺々しさが残りそう。妹役の桜庭ななみは初々しい。
藤澤恵麻は台詞が細くて、とても担任には見えん^^;。現実にいたら忽ちクラス崩壊になりそう。
翔一役の久保翔は、ここでもしっかり笑いをもたらし、唯一の癒し的存在。
どんな事情があるにしろ、どんな結末であろうと、嘘をついて騙していたのは事実。哀しい幕切れより、私はそっちのほうがショックを受けそうだ^^;。彼女だけでなく他の人もグルだったし。影で笑っていたのではないかと疑っちゃう。
あんな勉強だけで大学ストレート合格というのも夢物語のよう。もし不合格だったら、騙されたショックが強くなっただろう。
これは難関大学合格への最短距離を導くファンタジー。”夏の大三角形”にはニンマリ。潤の最後の台詞にはジンとくるが、彼女の誕生日だけは真実だったのか。
主題歌は『同級生』のほうが中村くんらしい純真さが出ていてよいが、中村くんの演技に深味と存在感が出ているのは『体育館ベイビー』だと思う。あっちのほうが好きだv。
映画館を出て美術館へ。
もう一つの『体育館ベイビー』鑑賞から20日も経ってる!?^^;
映画館にある2つのポスターには、5/2の舞台挨拶時の役者のサイン。
「JUNON恋愛小説大賞」優秀賞受賞作の映画化で、『体育館ベイビー』より先に書かれた。
2作とも、主人公も登場人物も同じだが、メインの人物や設定を変えることで、別の物語になっている。
携帯メールだけで繋がる高校3年生男女の繋がりと、入院中の同級生を絡ませた、淡く切ないラブストーリー。
中村優一演じる柴原潤は、水泳に挫折し落ち込む始まりのほうは『体育館ベイビー』と同じ。見知らぬ女子高生ジュンからの携帯メールが届く辺りから、違う方向性へ変化。
潤は水泳のこと受験のこと、落ち込み悩み苦しんでる全てをメールで打ち明け、ジュンは優しく明るい言葉で励まし元気づける。
パンフにもあるので、ジュンの正体を我々は知っているのだが、何も知らない潤の姿が健気でいじらしく思える。
メールの内容が画面に映るが、絵文字や顔文字が言葉以上に心に伝わるものだと分る。
携帯メールはやったことがないが、顔も知らない相手に、あんな風に何でも打ち明けられるのだろうか^^;。携帯がない時代はいったいどうしていたんだろう。
メールでイメージする少女と実際の少女とでは、あんなに違うものなのだろうか。相手を思いやり謙虚で優しい少女と、相手を見下し自己中心的で勝気な少女。女優志願でもどこかでボロが出そうなもの。
ああいう状況下で自分を押し通すにせよ、「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと言えない子はイヤだなぁ。逆に潤は簡単に「ごめん」を言い過ぎっ。気持ちもあまり篭ってなさそう。希実と一緒にいる潤は、いつも苛つき優柔不断で情けないイヤな男の子に見える。
中村優一は、メール会話での純粋でひたむきな表情が生き生きと輝いて可愛い。ここでも”受け”止める男の子w。
希実役の桐谷美玲は、役的に刺々しさが残りそう。妹役の桜庭ななみは初々しい。
藤澤恵麻は台詞が細くて、とても担任には見えん^^;。現実にいたら忽ちクラス崩壊になりそう。
翔一役の久保翔は、ここでもしっかり笑いをもたらし、唯一の癒し的存在。
どんな事情があるにしろ、どんな結末であろうと、嘘をついて騙していたのは事実。哀しい幕切れより、私はそっちのほうがショックを受けそうだ^^;。彼女だけでなく他の人もグルだったし。影で笑っていたのではないかと疑っちゃう。
あんな勉強だけで大学ストレート合格というのも夢物語のよう。もし不合格だったら、騙されたショックが強くなっただろう。
これは難関大学合格への最短距離を導くファンタジー。”夏の大三角形”にはニンマリ。潤の最後の台詞にはジンとくるが、彼女の誕生日だけは真実だったのか。
主題歌は『同級生』のほうが中村くんらしい純真さが出ていてよいが、中村くんの演技に深味と存在感が出ているのは『体育館ベイビー』だと思う。あっちのほうが好きだv。
映画館を出て美術館へ。
映画 ナルニア国物語 第2章 吹替え版
2008年5月21日 映画映画『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』吹替え版を観てきた。
初日がレディース・ディとは嬉しいこと。
第1章を映画館で観てから3年。ロンドンの世界では1年過ぎた位だが、ナルニアの世界では1300年も経っていた。
王子が呼び寄せた”伝説の王たち”4人。人間に征服されたナルニアに再び平和を取り戻すために、仲間と共に、5人が壮絶な戦いを繰り広げる話。
今回は”魔法”というより、中世的”アクション”がメイン。そして、ナルニアの民と人間との交流を探り、民と人、人と自然との共存を目指す話で、現代も風刺しながら、ファンタジーの王道をいってて分り易い。
約2時間30分と長いが、場面ごとにスペクタルなヤマ場があり、場面展開や切り替えも上手く飽きさせず。壮大な自然と巨大なセットと軍隊、CGを駆使した小さな生き物達と、大小のバランスも見事。
個性的なキャラクター造形も見どころだが、どのキャラも魅力的にしっかりと描かれており、笑いどころも押えて、キャラと共に臨場感や高揚感を味わえるのも楽しい。
人間界から来たペペンシー4兄弟と、人間の王子カスピアンは、共通の敵に向かい共闘するが、当初は目的が一緒だったわけではない。カスピアンの切願は王座の奪還、そして復讐でもあって、その血気流行る若さと熱さが禍し、何度も危機を招いてしまう。だがナルニアの民と共に戦うことで、広い視野と深い思慮を得て、ついにはナルニアのためにと戦うのである。
予想通り、カスピアンとピーターの若者同士のぶつかり合い、カスピアンとスージーの淡いロマンスも見どころか。
カスピアンは見た目は正統派美形で野性味や品も感じさせるが、所詮まだ”王子”の器^^;。実際に皆を先導し活躍し成果を挙げたのは、”王”であるピーター、エドマンド、スーザン、ルーシーである。
4人とも身長等身体も大きくなっていたが(特にエドマンドは18cmも伸びてピーターと殆ど同じ)、第1章での学習を経て、実に逞しく賢く勇敢な若者たちへと成長していた。剣や弓の戦闘技術はもちろん、誘惑や甘言には騙されず、人と人との繋がりを大切にし、戦闘では常に全体を見極めてリーダーシップを発揮したり、分を弁えて頼もしいバックアップ。4人が互いに其々の不備を補い助け合う姿は素晴らしい。
主役のカスピアンを前面に出しながら、本当のヒーローは彼ら4人。その揺るぎない信念や気迫と共に、ピーターやスーザンらは本当に格好良くて潔いのだ(*^^*)。
もちろんピーターらの力だけではなく、協力するナルニアの民あればこそ。偏屈なトランプキンと素直なルーシーとの触れ合いで見せた、助けられたら「ありがとう」とちゃんと言える謙虚さは見習うべき。
VFXで見せる大地や水の攻撃シーンは圧巻だが(まさに飲み込まれるとはこのこと)、さりげに自然破壊への警鐘も盛り込み。
そして肝心のアスランの登場が、遅いっ、遅すぎるっ^^;。これも信用してなかったから!? 騙されないことも必要だが、「信じること」も大切なこと。
第3章は、カスピアンが”王”になった後のアドベンチャー。今度こそ真のヒーローとなったカスピアン王を、そして更に成長したベン・バーンズを拝めることだろう。
原作通りで残念なのが、上2人のリタイア。20歳を過ぎると夢の住人にはなれないらしい^^;。
日本語吹替え版で注目された、カスピアン王子@尾上菊之助はやっぱりド素人。声はいいが鼻声が気になり、凛とした力強さや気品が足りない^^;。第3章までもう少し研究して頂きたい。
ピーター@木村良平は最近有名。エドマンド@畠中佑は声的にも成長。スーザン@高橋由希は色気が増す。ルーシー@宇山玲加の純粋な声も耳に心地良い。
トランプキン@岩崎ひろし、トリュフハンター@チョー、リーピチープ@落合弘治が其々脇を固めて活躍。アスランはもちろん津嘉山正種で渋くて手堅い。
ペア無料鑑賞券が当ったので、息子と一緒にもう1回観る予定。今度は字幕にしたいな。
 ̄ ̄ ̄
津嘉山正種さんといえば、先日のNHKドラマ『トップセールス』に酒屋主人の役でゲスト出演。渋かったー。
公演中の舞台『わが魂は輝く水なり』では、尾上菊之助と津嘉山さんが共演。ナマ・カスピアンとアスランw。来週観劇予定。
8月発売予定『Sound Drama Fate/Zero』CDでは、石田彰と津嘉山さんが一応共演。これぞダブル・アスランw。
初日がレディース・ディとは嬉しいこと。
第1章を映画館で観てから3年。ロンドンの世界では1年過ぎた位だが、ナルニアの世界では1300年も経っていた。
王子が呼び寄せた”伝説の王たち”4人。人間に征服されたナルニアに再び平和を取り戻すために、仲間と共に、5人が壮絶な戦いを繰り広げる話。
今回は”魔法”というより、中世的”アクション”がメイン。そして、ナルニアの民と人間との交流を探り、民と人、人と自然との共存を目指す話で、現代も風刺しながら、ファンタジーの王道をいってて分り易い。
約2時間30分と長いが、場面ごとにスペクタルなヤマ場があり、場面展開や切り替えも上手く飽きさせず。壮大な自然と巨大なセットと軍隊、CGを駆使した小さな生き物達と、大小のバランスも見事。
個性的なキャラクター造形も見どころだが、どのキャラも魅力的にしっかりと描かれており、笑いどころも押えて、キャラと共に臨場感や高揚感を味わえるのも楽しい。
人間界から来たペペンシー4兄弟と、人間の王子カスピアンは、共通の敵に向かい共闘するが、当初は目的が一緒だったわけではない。カスピアンの切願は王座の奪還、そして復讐でもあって、その血気流行る若さと熱さが禍し、何度も危機を招いてしまう。だがナルニアの民と共に戦うことで、広い視野と深い思慮を得て、ついにはナルニアのためにと戦うのである。
予想通り、カスピアンとピーターの若者同士のぶつかり合い、カスピアンとスージーの淡いロマンスも見どころか。
カスピアンは見た目は正統派美形で野性味や品も感じさせるが、所詮まだ”王子”の器^^;。実際に皆を先導し活躍し成果を挙げたのは、”王”であるピーター、エドマンド、スーザン、ルーシーである。
4人とも身長等身体も大きくなっていたが(特にエドマンドは18cmも伸びてピーターと殆ど同じ)、第1章での学習を経て、実に逞しく賢く勇敢な若者たちへと成長していた。剣や弓の戦闘技術はもちろん、誘惑や甘言には騙されず、人と人との繋がりを大切にし、戦闘では常に全体を見極めてリーダーシップを発揮したり、分を弁えて頼もしいバックアップ。4人が互いに其々の不備を補い助け合う姿は素晴らしい。
主役のカスピアンを前面に出しながら、本当のヒーローは彼ら4人。その揺るぎない信念や気迫と共に、ピーターやスーザンらは本当に格好良くて潔いのだ(*^^*)。
もちろんピーターらの力だけではなく、協力するナルニアの民あればこそ。偏屈なトランプキンと素直なルーシーとの触れ合いで見せた、助けられたら「ありがとう」とちゃんと言える謙虚さは見習うべき。
VFXで見せる大地や水の攻撃シーンは圧巻だが(まさに飲み込まれるとはこのこと)、さりげに自然破壊への警鐘も盛り込み。
そして肝心のアスランの登場が、遅いっ、遅すぎるっ^^;。これも信用してなかったから!? 騙されないことも必要だが、「信じること」も大切なこと。
第3章は、カスピアンが”王”になった後のアドベンチャー。今度こそ真のヒーローとなったカスピアン王を、そして更に成長したベン・バーンズを拝めることだろう。
原作通りで残念なのが、上2人のリタイア。20歳を過ぎると夢の住人にはなれないらしい^^;。
日本語吹替え版で注目された、カスピアン王子@尾上菊之助はやっぱりド素人。声はいいが鼻声が気になり、凛とした力強さや気品が足りない^^;。第3章までもう少し研究して頂きたい。
ピーター@木村良平は最近有名。エドマンド@畠中佑は声的にも成長。スーザン@高橋由希は色気が増す。ルーシー@宇山玲加の純粋な声も耳に心地良い。
トランプキン@岩崎ひろし、トリュフハンター@チョー、リーピチープ@落合弘治が其々脇を固めて活躍。アスランはもちろん津嘉山正種で渋くて手堅い。
ペア無料鑑賞券が当ったので、息子と一緒にもう1回観る予定。今度は字幕にしたいな。
 ̄ ̄ ̄
津嘉山正種さんといえば、先日のNHKドラマ『トップセールス』に酒屋主人の役でゲスト出演。渋かったー。
公演中の舞台『わが魂は輝く水なり』では、尾上菊之助と津嘉山さんが共演。ナマ・カスピアンとアスランw。来週観劇予定。
8月発売予定『Sound Drama Fate/Zero』CDでは、石田彰と津嘉山さんが一応共演。これぞダブル・アスランw。
映画 隠し砦の三悪人
2008年5月13日 映画映画『隠し砦の三悪人』を観てきた。ワンダフリーの無料チケット。
樋口真嗣監督に、中島かずき脚色とくれば、私のオタク心が刺激されて当然w。
冒頭ナレーションが大塚明夫で、早くも私はオタテンションw。
戦国の世。武力で攻め滅ぼされた小国の世継ぎの姫と金塊を、敵国の追撃から守って逃げ延びようとする、2人の山の民と1人の剣豪の冒険活劇。
50年前の黒澤明監督映画のリメイクだが、オリジナルは観てないので比べようもない。設定はそのままに、主人公を侍から庶民に変更、現代風にアレンジされてるので、たぶん全く別物の作品となっていよう。
当初の「THE HIDEN FORTRESS」から「THE LAST PRINCESS」とサブタイトルが変更。キィとなる雪姫の心情をメインに入れながら、徹底的な娯楽映画となっている。
オリジナルを『STAR WARS』がモチーフとしただけあって、前半はそんなキャラクターや土壌が物語を引っ張る。ダースベイダーもいるしw、見覚えある真っ白砂漠が出てくるしで、ここではわざと逆輸入したような遊び感覚が随所に見られる。
”金山掘り”や”掘り出す”場面では、つい中島氏の『グレンラガン』が頭を過ぎったりw。祭りや爆発シーンでは『大江戸ロケット』とか特撮シーンが浮かんだり。荒羅山が「アララート山」に聞こえたのは気のせいか?
上に立つ者や武士たちに常に翻弄され、貧しい中でひっそりと耐えながらも、金や欲望には忠実にしぶとく生き抜いていく底辺の者たち。苦しみや痛みは全て炎の中にくべ、また明日を生きようと励む庶民たち。命が結集した大きな炎が、庶民の隠れたパワーの象徴として圧巻だ。
殺陣シーンは、セイバーのような白刃が鋭く交わり、宙を切り裂く風を起し、ズンズンと地から響くような重量感があって凄い。その一振りが殺めるように、人の命の重みが伝わるようだ。
雪姫役の長澤まさみは、前半の勝気な汚れ役のほうが面白い。綺麗なオベベを着ると、途端に威勢がなくなって詰らない。
武蔵役の松本潤は、汚れた髭面とアクションは新たな魅力だが、ギラギラしたワイルドさがもう少し欲しい。
六郎太役の阿部寛は、野太い荒武者な中にも、実直で不器用な面も伺えていい。
新八役の宮川大輔は、一見強欲でマイペースだが、武蔵を頼ったりと性格が定まらずアクが弱そう。
チョイ役であちこちに神出鬼没の隠れ俳優たちを探す作業も楽しそうだ。
世間知らずだった雪姫が、庶民に力を借り、自分の為に理不尽に命を落としていく人達に心痛めていく中で、やがて国を支える民衆のこと、自分に国を背負える力量があるのかと思慮するまでに成長していく。
そんな姫の純粋さに惹かれた若者・武蔵も、ほんの少し甘いドリームを見る。
でも『日本沈没』でもそうだったが、樋口監督が描く”男と女”のラブシーンってまどろっこしくて苛々する^^;。むしろ六郎太&武蔵、武蔵&新八という、”男と男”の熱くやんちゃな関係にグッと萌えるw。
後半の展開はまるで『紀元前1万年』のようで苦笑。武蔵はデレーだったのか!?w いつの間にか仲間が増殖してるし、戦国ヒーローしてる!?^^;
ラスト危機一髪も、VFX使い捲りでご都合主義だらけ。それまでの重さや緊迫感や切なさがいっぺんに吹き飛んで、急激に話が軽くなる^^;。そうか。樋口監督だから、これはやっぱりアニメや特撮の部類だったんだなと納得させる(笑)。
金塊オチの掘り下げも物足りない。姫のその後についてももう少し言及したらどうか。そもそも”三悪人”って誰だったんだ?^^;
樋口監督らしい手法で、最後は観客に向けても「裏切り御免」状態か^^;。今度はこの作品を劇団☆新感線のユニークな舞台で観てみたいかも。
 ̄
映画『ナルニア国物語/第2章』吹替え版で、カスピアン王子の声は尾上菊之助。私のイメージでは平川大輔だったのに〜。ライオンの声は前章と同じく津嘉山正種に聞こえる。他キャストも気になるな。
”舞一夜の三イケメン”のイベント参加券のため、朝からメイトに並ぶ。寒かった〜^^;。当日は横浜から池袋へハシゴ。
樋口真嗣監督に、中島かずき脚色とくれば、私のオタク心が刺激されて当然w。
冒頭ナレーションが大塚明夫で、早くも私はオタテンションw。
戦国の世。武力で攻め滅ぼされた小国の世継ぎの姫と金塊を、敵国の追撃から守って逃げ延びようとする、2人の山の民と1人の剣豪の冒険活劇。
50年前の黒澤明監督映画のリメイクだが、オリジナルは観てないので比べようもない。設定はそのままに、主人公を侍から庶民に変更、現代風にアレンジされてるので、たぶん全く別物の作品となっていよう。
当初の「THE HIDEN FORTRESS」から「THE LAST PRINCESS」とサブタイトルが変更。キィとなる雪姫の心情をメインに入れながら、徹底的な娯楽映画となっている。
オリジナルを『STAR WARS』がモチーフとしただけあって、前半はそんなキャラクターや土壌が物語を引っ張る。ダースベイダーもいるしw、見覚えある真っ白砂漠が出てくるしで、ここではわざと逆輸入したような遊び感覚が随所に見られる。
”金山掘り”や”掘り出す”場面では、つい中島氏の『グレンラガン』が頭を過ぎったりw。祭りや爆発シーンでは『大江戸ロケット』とか特撮シーンが浮かんだり。荒羅山が「アララート山」に聞こえたのは気のせいか?
上に立つ者や武士たちに常に翻弄され、貧しい中でひっそりと耐えながらも、金や欲望には忠実にしぶとく生き抜いていく底辺の者たち。苦しみや痛みは全て炎の中にくべ、また明日を生きようと励む庶民たち。命が結集した大きな炎が、庶民の隠れたパワーの象徴として圧巻だ。
殺陣シーンは、セイバーのような白刃が鋭く交わり、宙を切り裂く風を起し、ズンズンと地から響くような重量感があって凄い。その一振りが殺めるように、人の命の重みが伝わるようだ。
雪姫役の長澤まさみは、前半の勝気な汚れ役のほうが面白い。綺麗なオベベを着ると、途端に威勢がなくなって詰らない。
武蔵役の松本潤は、汚れた髭面とアクションは新たな魅力だが、ギラギラしたワイルドさがもう少し欲しい。
六郎太役の阿部寛は、野太い荒武者な中にも、実直で不器用な面も伺えていい。
新八役の宮川大輔は、一見強欲でマイペースだが、武蔵を頼ったりと性格が定まらずアクが弱そう。
チョイ役であちこちに神出鬼没の隠れ俳優たちを探す作業も楽しそうだ。
世間知らずだった雪姫が、庶民に力を借り、自分の為に理不尽に命を落としていく人達に心痛めていく中で、やがて国を支える民衆のこと、自分に国を背負える力量があるのかと思慮するまでに成長していく。
そんな姫の純粋さに惹かれた若者・武蔵も、ほんの少し甘いドリームを見る。
でも『日本沈没』でもそうだったが、樋口監督が描く”男と女”のラブシーンってまどろっこしくて苛々する^^;。むしろ六郎太&武蔵、武蔵&新八という、”男と男”の熱くやんちゃな関係にグッと萌えるw。
後半の展開はまるで『紀元前1万年』のようで苦笑。武蔵はデレーだったのか!?w いつの間にか仲間が増殖してるし、戦国ヒーローしてる!?^^;
ラスト危機一髪も、VFX使い捲りでご都合主義だらけ。それまでの重さや緊迫感や切なさがいっぺんに吹き飛んで、急激に話が軽くなる^^;。そうか。樋口監督だから、これはやっぱりアニメや特撮の部類だったんだなと納得させる(笑)。
金塊オチの掘り下げも物足りない。姫のその後についてももう少し言及したらどうか。そもそも”三悪人”って誰だったんだ?^^;
樋口監督らしい手法で、最後は観客に向けても「裏切り御免」状態か^^;。今度はこの作品を劇団☆新感線のユニークな舞台で観てみたいかも。
 ̄
映画『ナルニア国物語/第2章』吹替え版で、カスピアン王子の声は尾上菊之助。私のイメージでは平川大輔だったのに〜。ライオンの声は前章と同じく津嘉山正種に聞こえる。他キャストも気になるな。
”舞一夜の三イケメン”のイベント参加券のため、朝からメイトに並ぶ。寒かった〜^^;。当日は横浜から池袋へハシゴ。