S.S.D.S. 2011秋もたっぷり診察会 夜
2011年11月12日 イベント『S.S.D.S.(Super Stylish Doctors Story)第14回診察会/2011秋もたっぷり診察会』夜の部「嗚呼、やっぱりな8時頃」へ行ってきた。
5ヶ月ぶりのS.S.D.S.は、お目当てのバウム教授は出ないがとりあえず。
おかげさまで今回も前方の観易い席でありがとうです。
昼の部が伸びに伸びてたっぷり3時間。夜の入場列もさっぱり作られずにヤキモキした。
一応、白衣とIDカードを着用。ドリライからの3本ライトを使用w。バンブータオルを忘れたのでKEROタオルを購入。
出演(敬称略)は、速水奨(Dr.HAYAMI)堀内賢雄(ブラディ・トランシルヴァニア伯爵)松本保典(沢登達哉)森川智之(ミヒャエル・シューマイヤー)檜山修之(君島究)千葉進歩(日下真一郎)福山潤(KERO☆YUKI)森田成一(弓岡蔵人)平川大輔(三条光孝)。声の出演で中博史(中管制官)。そして増田俊樹(新田龍之介)←漢字は推測。
昼の部の様子は開演前にMさんから大雑把に伺ったのだけど、立ち位置が変わっていたね。日下事務長が一番右側(昼はセンターだったとか)ブラディが一番左。
新人の新田くんは研修医で、高橋直純演じる新田の遠い親戚という設定。直くんが今後出演することもあるんだろうか。
見習い扱いの増田くんは、ベテランの先生にくっ付いて、笑いを浮かべてちゃんと名刺交換。遠くにいた森田くんはまたまた外人さんと交換、ホントに外人好きな森田w。病院歌も一応覚えてきたようで唄っていた増田くん。
ラジオ体操は今回は久しぶりの第二。事務長も順番を言い間違えw。私も体が何とか覚えていたようで、しっかり動かした。
「Yumi-bam」以来キャラソンCDは買ってないので、新しい歌は殆ど耳慣れず。それでもドリライからの流れで、残ったテンションでライト振って馴染む。三条の歌とKERO☆YUKIの歌、ともにタオルを振り回せるのがイイ。
ドラマは「グルメ戦国」の第二弾。またか~っと顔を見合わせる私達。どっから仕込んだか分らないが、またも旗が数本立って、旗で隠れて後ろの出演者が見えなくなったりw。
ドクターが仕掛け人で、先生たちが3人ずつ分れて陣地。ブラディの中年組、シューマイの個性組、KEROの若手組(?)。駄洒落を発揮したネーミングに力を注いだらしい速水さん、お気に入りは斎藤うどんさんw。サムライっぽい節回しでアドリブも効かせていた皆さん。でも内容はまた面倒臭くてややこしくて、聞きながらついウトウトしそうにw。ところ変わって、今度はエプロン姿で出てきた10人。ブラディは赤と、其々のカラーリングで、バウムがいたら水色のエプロン姿が見れたんだろうなと妄想w。でも三条は洋風で、事務長は酒屋風で、新田は割烹着なのが可笑しい。結論はドクターの思いのままで、はぐらかされたまま、何がどうなったのか分らん話だった^^;。
3回あった診察は、特に短かった。患者が書いた紙を読み上げたのは5枚ぐらい。3回目の再診は、先生たちが書いた質問になっていた。ペットボトルも入れてある診察台を移動する役目は新田で、何度ももくもくと動かしていた。
お父さんな顔を見せるブラディは、やっぱり一番テンション高く盛り上げてくれた。でも男が妊娠したらやはり帝王切開か。ショタ声決戦では、シューマイが逆にイイ声ではぐらかし、KEROが優勝w。全員で口紅を塗るマイムがあったり。
冷凍庫にコーラを入れてたら破裂したという失敗談をした新田に、叱ってくださいとドクターに言われたブラディが、お約束の「コラ!」と言ったのが可笑しかった。
ブラディと沢登のデュエット曲から、派手なシャツに着替えてきたが、全員で派手なシャツに着替えて登場した時はちょっとビックリ。みんなどこかのヤーさんぽいw。上から白衣を着てもチグハグで合わないw。しかもみんなの着てるシャツが速水さんの私物だと知って笑い。どうりでキツキツの人もいるw。
ひとりまだワイシャツにネクタイを締めてる新田に、ドクターがセクシーな声で「こういうのは段階があるから」と、周りの影響も考えた新人の心構えを言ってきかせていた。ちゃんと我々患者の気持ちも察していると感心w。
増田くんは速水さんのお子様とも同じ位の歳だもの。父親と息子の節度ある関係はこんな風に築かれていくんだなw。
バンドメンバーとダンサー紹介。ひとりひとり小芝居をして登場。担当のブラディは間が空いたり、ダンサーに見惚れたりとちょっと時間を食うw。
最後に会場と一体で、ドクターの「デオキシリボ助さん♪」と、ドクター&君島の「刹那の英雄♪」で終了。
会場に舞ったテープは、昼は銀だけ、夜は金銀緑青赤桃と多彩。
夜の部は3時間もかからなくて、遠方からの人は一安心した模様。
明日は『きらら浮世伝』千秋楽。
サンモールの『きらら』の横に次回公演の『リバースヒストリカ』も貼ってあり、既に同じ舞台にある関さんと増田くんを思ったw。
5ヶ月ぶりのS.S.D.S.は、お目当てのバウム教授は出ないがとりあえず。
おかげさまで今回も前方の観易い席でありがとうです。
昼の部が伸びに伸びてたっぷり3時間。夜の入場列もさっぱり作られずにヤキモキした。
一応、白衣とIDカードを着用。ドリライからの3本ライトを使用w。バンブータオルを忘れたのでKEROタオルを購入。
出演(敬称略)は、速水奨(Dr.HAYAMI)堀内賢雄(ブラディ・トランシルヴァニア伯爵)松本保典(沢登達哉)森川智之(ミヒャエル・シューマイヤー)檜山修之(君島究)千葉進歩(日下真一郎)福山潤(KERO☆YUKI)森田成一(弓岡蔵人)平川大輔(三条光孝)。声の出演で中博史(中管制官)。そして増田俊樹(新田龍之介)←漢字は推測。
昼の部の様子は開演前にMさんから大雑把に伺ったのだけど、立ち位置が変わっていたね。日下事務長が一番右側(昼はセンターだったとか)ブラディが一番左。
新人の新田くんは研修医で、高橋直純演じる新田の遠い親戚という設定。直くんが今後出演することもあるんだろうか。
見習い扱いの増田くんは、ベテランの先生にくっ付いて、笑いを浮かべてちゃんと名刺交換。遠くにいた森田くんはまたまた外人さんと交換、ホントに外人好きな森田w。病院歌も一応覚えてきたようで唄っていた増田くん。
ラジオ体操は今回は久しぶりの第二。事務長も順番を言い間違えw。私も体が何とか覚えていたようで、しっかり動かした。
「Yumi-bam」以来キャラソンCDは買ってないので、新しい歌は殆ど耳慣れず。それでもドリライからの流れで、残ったテンションでライト振って馴染む。三条の歌とKERO☆YUKIの歌、ともにタオルを振り回せるのがイイ。
ドラマは「グルメ戦国」の第二弾。またか~っと顔を見合わせる私達。どっから仕込んだか分らないが、またも旗が数本立って、旗で隠れて後ろの出演者が見えなくなったりw。
ドクターが仕掛け人で、先生たちが3人ずつ分れて陣地。ブラディの中年組、シューマイの個性組、KEROの若手組(?)。駄洒落を発揮したネーミングに力を注いだらしい速水さん、お気に入りは斎藤うどんさんw。サムライっぽい節回しでアドリブも効かせていた皆さん。でも内容はまた面倒臭くてややこしくて、聞きながらついウトウトしそうにw。ところ変わって、今度はエプロン姿で出てきた10人。ブラディは赤と、其々のカラーリングで、バウムがいたら水色のエプロン姿が見れたんだろうなと妄想w。でも三条は洋風で、事務長は酒屋風で、新田は割烹着なのが可笑しい。結論はドクターの思いのままで、はぐらかされたまま、何がどうなったのか分らん話だった^^;。
3回あった診察は、特に短かった。患者が書いた紙を読み上げたのは5枚ぐらい。3回目の再診は、先生たちが書いた質問になっていた。ペットボトルも入れてある診察台を移動する役目は新田で、何度ももくもくと動かしていた。
お父さんな顔を見せるブラディは、やっぱり一番テンション高く盛り上げてくれた。でも男が妊娠したらやはり帝王切開か。ショタ声決戦では、シューマイが逆にイイ声ではぐらかし、KEROが優勝w。全員で口紅を塗るマイムがあったり。
冷凍庫にコーラを入れてたら破裂したという失敗談をした新田に、叱ってくださいとドクターに言われたブラディが、お約束の「コラ!」と言ったのが可笑しかった。
ブラディと沢登のデュエット曲から、派手なシャツに着替えてきたが、全員で派手なシャツに着替えて登場した時はちょっとビックリ。みんなどこかのヤーさんぽいw。上から白衣を着てもチグハグで合わないw。しかもみんなの着てるシャツが速水さんの私物だと知って笑い。どうりでキツキツの人もいるw。
ひとりまだワイシャツにネクタイを締めてる新田に、ドクターがセクシーな声で「こういうのは段階があるから」と、周りの影響も考えた新人の心構えを言ってきかせていた。ちゃんと我々患者の気持ちも察していると感心w。
増田くんは速水さんのお子様とも同じ位の歳だもの。父親と息子の節度ある関係はこんな風に築かれていくんだなw。
バンドメンバーとダンサー紹介。ひとりひとり小芝居をして登場。担当のブラディは間が空いたり、ダンサーに見惚れたりとちょっと時間を食うw。
最後に会場と一体で、ドクターの「デオキシリボ助さん♪」と、ドクター&君島の「刹那の英雄♪」で終了。
会場に舞ったテープは、昼は銀だけ、夜は金銀緑青赤桃と多彩。
夜の部は3時間もかからなくて、遠方からの人は一安心した模様。
明日は『きらら浮世伝』千秋楽。
サンモールの『きらら』の横に次回公演の『リバースヒストリカ』も貼ってあり、既に同じ舞台にある関さんと増田くんを思ったw。
テニミュ ドリームライブ2011 横浜初回
2011年11月12日 イベントミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2011の横浜初回に行ってきた。
1stシーズンのドリライ7thから早1年と半年。
2ndシーズン初のドリライで、劇場公演とはまた違ったテニミュの夢のステージ。
思えば1stシーズン初のドリライのショボさと比べると、何て豪華絢爛なのかw。
神戸公演を経て、ついに横浜アリーナである。
出演は、青学に、不動峰・聖ルドルフ・山吹・氷帝のライバル5校のメンバー+振付も担当した本山新之助。総キャスト41名だが、横浜から一人欠場してしまった。
お待ちかねの一斉のオープニングダンス。映像でキャスト紹介。そして初の横アリで緊張してドキドキする某キャラたちw。会場みんなで「カラカラカラ…ムーンボレー」をやったり。各校キャプテンに続き、各校別の出番。
聖ルドルフは、観月が用意したという王子様ジャケットを着込んで登場。か、カワイイ。
山吹は、「阿久津」呼び捨てに檀くんもw。
不動峰は、校歌と一緒に映像で特訓(?)の様子も。つい涙ぐんでしまったりw。
氷帝は、様々な理由を付けて樺地が欠席。跡部の呼びかけにたまに樺地の声が流れる。ドリライの最後の最後に、両手で松葉杖をついて現れた樺地が現れ、深々とお詫びのお辞儀をしていた。寂しいけど仕方ないね。
氷帝シーンはやけに記憶。1stの「氷のエンペラー」を唄ったり。忍足のギター弾き語りがあったり。橘VS宍戸の夢の対決で、宍戸の気迫に「そうだそうだ」コールw。「Do your best」氷帝バージョンもあったり。みんな白いジャケット羽織って唄い踊う場面は、しびれるほど格好良かった。
青学はまんべんなく。乾のデータが忍足ジャンプ1cmだったりw。不二は忍足のギターと一緒や弟と一緒と何度もソロを披露。手塚の別れに、青学みんな私服で応えたり。桃城の自転車サドル愉快。リョーマの歌の黒ずくめダンサー4人が超クールで、うち2人はダレだったかな。
フライングのまま唄ったのは不動峰の神尾だけだったかな。
キューティクル対決に眼鏡男子揃い。キュート対決ではみんなジャケットに髪飾りで可愛すぎ。
「男はやっぱりダブルスでしょ」から「ゴールデンペア」へ、会場も「フー!」掛け声。そこから大石と菊丸の歌へ。
映像の幼稚園ネタで一休止。
ルドルフの木更津&柳沢の「もしも」ネタ快調。
神戸公演から恒例、「もしもあの学校の部長があの人だったら?」は、聖ルドルフの部長が橘だったら(笑)。熱い、渋い、お父さんみたいな橘w。観月もめちゃ弱い。赤澤は沖縄でバカンス中、落ち込む金田が「バカざわ!」と叫ぶ。
次から次へと繰り広げられる、夢の共演とドリライ楽曲に、ジェットコースターのような興奮。
構成が実に上手い! みんな声もよく出ているし、ダンスや振付は1stよりも洗練されアグレッシブでパワフル。
個性あふれるジャケットも多用し、ショー的なエンタメ性も抜群だった。
ラストは「Season」でみんな夏用学生服。
リョーマの挨拶の後、ドリライの新曲はリョーマから。みんな右手に校別カラーの羽を付けて踊る。
カーテンコールは「Junping up! High touch!」。シルバーとブルーのテープがセンター席に飛んだ。圧巻の盛り上がりで終了した。
Aブロック中ほどの席で、ステージ真正面でとても観易かった。「ハイタッチ」はちょっと出来ない場所だったのが惜しい。
後ろの子がキャラ名で叫んだりキャスト名で叫んだりとかなりのテンション。どっちかで統一してくれw。
ノンストップで約2時間40分。ほぼ立ちっぱだったが疲れは感じず。白青赤の3本ライトを振ったり、一緒に口ずさんだり笑ったり、テンション高くめいっぱい楽しんだ(^o^)。
年末から2ヶ月かけて、本公演『青学VS六角』がスタート。
12月と2月、其々1回ずつ観劇予定。
 ̄
余談。帰宅後、予録しておいた『お願いランキング』を観た。
ゲストの三ツ矢雄二さんのハジケっぷりに笑い。
でも三ツ矢さんのもうひとつの顔は、テニミュの作詞家。
ドリライのパンフを見ながらつくづく思った。この方のキャッチャーな歌詞があったから、『テニミュ』もこんなにブームになったのだろうと。
1stシーズンのドリライ7thから早1年と半年。
2ndシーズン初のドリライで、劇場公演とはまた違ったテニミュの夢のステージ。
思えば1stシーズン初のドリライのショボさと比べると、何て豪華絢爛なのかw。
神戸公演を経て、ついに横浜アリーナである。
出演は、青学に、不動峰・聖ルドルフ・山吹・氷帝のライバル5校のメンバー+振付も担当した本山新之助。総キャスト41名だが、横浜から一人欠場してしまった。
お待ちかねの一斉のオープニングダンス。映像でキャスト紹介。そして初の横アリで緊張してドキドキする某キャラたちw。会場みんなで「カラカラカラ…ムーンボレー」をやったり。各校キャプテンに続き、各校別の出番。
聖ルドルフは、観月が用意したという王子様ジャケットを着込んで登場。か、カワイイ。
山吹は、「阿久津」呼び捨てに檀くんもw。
不動峰は、校歌と一緒に映像で特訓(?)の様子も。つい涙ぐんでしまったりw。
氷帝は、様々な理由を付けて樺地が欠席。跡部の呼びかけにたまに樺地の声が流れる。ドリライの最後の最後に、両手で松葉杖をついて現れた樺地が現れ、深々とお詫びのお辞儀をしていた。寂しいけど仕方ないね。
氷帝シーンはやけに記憶。1stの「氷のエンペラー」を唄ったり。忍足のギター弾き語りがあったり。橘VS宍戸の夢の対決で、宍戸の気迫に「そうだそうだ」コールw。「Do your best」氷帝バージョンもあったり。みんな白いジャケット羽織って唄い踊う場面は、しびれるほど格好良かった。
青学はまんべんなく。乾のデータが忍足ジャンプ1cmだったりw。不二は忍足のギターと一緒や弟と一緒と何度もソロを披露。手塚の別れに、青学みんな私服で応えたり。桃城の自転車サドル愉快。リョーマの歌の黒ずくめダンサー4人が超クールで、うち2人はダレだったかな。
フライングのまま唄ったのは不動峰の神尾だけだったかな。
キューティクル対決に眼鏡男子揃い。キュート対決ではみんなジャケットに髪飾りで可愛すぎ。
「男はやっぱりダブルスでしょ」から「ゴールデンペア」へ、会場も「フー!」掛け声。そこから大石と菊丸の歌へ。
映像の幼稚園ネタで一休止。
ルドルフの木更津&柳沢の「もしも」ネタ快調。
神戸公演から恒例、「もしもあの学校の部長があの人だったら?」は、聖ルドルフの部長が橘だったら(笑)。熱い、渋い、お父さんみたいな橘w。観月もめちゃ弱い。赤澤は沖縄でバカンス中、落ち込む金田が「バカざわ!」と叫ぶ。
次から次へと繰り広げられる、夢の共演とドリライ楽曲に、ジェットコースターのような興奮。
構成が実に上手い! みんな声もよく出ているし、ダンスや振付は1stよりも洗練されアグレッシブでパワフル。
個性あふれるジャケットも多用し、ショー的なエンタメ性も抜群だった。
ラストは「Season」でみんな夏用学生服。
リョーマの挨拶の後、ドリライの新曲はリョーマから。みんな右手に校別カラーの羽を付けて踊る。
カーテンコールは「Junping up! High touch!」。シルバーとブルーのテープがセンター席に飛んだ。圧巻の盛り上がりで終了した。
Aブロック中ほどの席で、ステージ真正面でとても観易かった。「ハイタッチ」はちょっと出来ない場所だったのが惜しい。
後ろの子がキャラ名で叫んだりキャスト名で叫んだりとかなりのテンション。どっちかで統一してくれw。
ノンストップで約2時間40分。ほぼ立ちっぱだったが疲れは感じず。白青赤の3本ライトを振ったり、一緒に口ずさんだり笑ったり、テンション高くめいっぱい楽しんだ(^o^)。
年末から2ヶ月かけて、本公演『青学VS六角』がスタート。
12月と2月、其々1回ずつ観劇予定。
 ̄
余談。帰宅後、予録しておいた『お願いランキング』を観た。
ゲストの三ツ矢雄二さんのハジケっぷりに笑い。
でも三ツ矢さんのもうひとつの顔は、テニミュの作詞家。
ドリライのパンフを見ながらつくづく思った。この方のキャッチャーな歌詞があったから、『テニミュ』もこんなにブームになったのだろうと。
《RELAX》番外公演 レッドA 2回目
2011年11月11日 舞台演劇《RELAX》番外公演『レッドA』の2回目を観てきた。
あいにくの雨降りで、幾分客席は空いていたかな。
やっぱり、EMIさんの作品は二度観ないとすべてが納得いかない。
二度目でようやく、パズルのピースがピタリと合わさって一枚絵が現れて出たというお話。
それにしても最初っから、布石ありまくりw。
キャストの表情や言動もちゃんと布石を念頭に入れて作り込んでいる。
9年前と比べると結構分り易くなっていたが、やはりEMIさんの作品は初見の人には手強い。
もちろん今回も登場人物の名前には、一癖も二癖も練り込まれ、特に『マザー・グース』から取られた名ばかり。
飛田展男演じるボビー・シャフトーも“素敵な人”ではある。
畳み掛けるように一気に収束させるラストで、早口で捲し立てて舞い踊るように動く飛田さんがまた凄い。その笑みを浮かべた表情と狂喜が宿る瞳に、ゾクゾクするような興奮を感じた。これぞ役者・飛田展男の醍醐味。
マザーの子どもの名でもあるジャック・ホーナーを演じた戸部公爾。
足が不自由だが優しく善人で、事件のキーマンであり被害者として翻弄されたかのように見せ付けていた。だが最後に「僕が利用してたんだよ」と乾いた声で言ってのける、執念深いしたたかさを覗かせたラストが見物だ。
人間なんて誰もが、所詮、裏も表もある生き物。
人の恐ろしさと死の残酷さを極限まで見せた後、じわりとした安らぎと情を感じさせる舞台だった。
ジャックとジルはいいとして、マリアにはやっぱりサイモンなのかな。
カーテンコールも凝っている。全員の一枚絵から、ボビーがぬいぐるみを階段から落とす場面が印象的。ジャックは熊だったのか。
終演後は役者との歓談。
初日と比べ、飛田さんの前に誰もおらずひとり占めw。
本日はカミーユ・ビダンの誕生日。ご本人のお誕生日と併せて直接お祝いを言ったら、「そうか。彼もさそり座でしたね」と飛田さん。男性はあまり星座の話はなさらないけど、こういう場でこういう言葉を言ってくれる飛田さんの素がとっても嬉しい(*^。^*)。そうなんです。私はさそり座の男性ととても縁があるんですと心で呟いたw。
戸部さんは関係者の方としきりにお話されていたけど、こちらに気づいて来て下さった。お腹がちょっと出ていたので触らせて貰ったりw。
《RELAX》次回公演は待望の『天河鈴』シリーズ新作。津久井さんの客演も決定らしい。
「来年はマヤ歴ですしね」と飛田さんがおしゃっていたが、来年も滞りなく観劇できたらと願う。
あいにくの雨降りで、幾分客席は空いていたかな。
やっぱり、EMIさんの作品は二度観ないとすべてが納得いかない。
二度目でようやく、パズルのピースがピタリと合わさって一枚絵が現れて出たというお話。
それにしても最初っから、布石ありまくりw。
キャストの表情や言動もちゃんと布石を念頭に入れて作り込んでいる。
9年前と比べると結構分り易くなっていたが、やはりEMIさんの作品は初見の人には手強い。
もちろん今回も登場人物の名前には、一癖も二癖も練り込まれ、特に『マザー・グース』から取られた名ばかり。
飛田展男演じるボビー・シャフトーも“素敵な人”ではある。
畳み掛けるように一気に収束させるラストで、早口で捲し立てて舞い踊るように動く飛田さんがまた凄い。その笑みを浮かべた表情と狂喜が宿る瞳に、ゾクゾクするような興奮を感じた。これぞ役者・飛田展男の醍醐味。
マザーの子どもの名でもあるジャック・ホーナーを演じた戸部公爾。
足が不自由だが優しく善人で、事件のキーマンであり被害者として翻弄されたかのように見せ付けていた。だが最後に「僕が利用してたんだよ」と乾いた声で言ってのける、執念深いしたたかさを覗かせたラストが見物だ。
人間なんて誰もが、所詮、裏も表もある生き物。
人の恐ろしさと死の残酷さを極限まで見せた後、じわりとした安らぎと情を感じさせる舞台だった。
ジャックとジルはいいとして、マリアにはやっぱりサイモンなのかな。
カーテンコールも凝っている。全員の一枚絵から、ボビーがぬいぐるみを階段から落とす場面が印象的。ジャックは熊だったのか。
終演後は役者との歓談。
初日と比べ、飛田さんの前に誰もおらずひとり占めw。
本日はカミーユ・ビダンの誕生日。ご本人のお誕生日と併せて直接お祝いを言ったら、「そうか。彼もさそり座でしたね」と飛田さん。男性はあまり星座の話はなさらないけど、こういう場でこういう言葉を言ってくれる飛田さんの素がとっても嬉しい(*^。^*)。そうなんです。私はさそり座の男性ととても縁があるんですと心で呟いたw。
戸部さんは関係者の方としきりにお話されていたけど、こちらに気づいて来て下さった。お腹がちょっと出ていたので触らせて貰ったりw。
《RELAX》次回公演は待望の『天河鈴』シリーズ新作。津久井さんの客演も決定らしい。
「来年はマヤ歴ですしね」と飛田さんがおしゃっていたが、来年も滞りなく観劇できたらと願う。
ドラマティック・カンパニー きらら浮世伝
2011年11月10日 舞台演劇ドラマティック・カンパニー公演『きらら浮世伝』を観てきた。
来年20周年を迎える記念第一弾は、江戸時代のアーティスト達の青春群像劇。
好きだった『夢の海賊』と同じ横内謙介氏の作品で、様々な舞台で上演されている。
私は初めて観る作品だが、昨年観た舞台『戯伝写楽』ともオーバーラップされるので興味深かった。
恋川春町、山東京伝、喜多川歌麿、のちの葛飾北斎に十返舎一九に滝沢馬琴、そして東洲斎写楽と、浮世絵や戯作に魅せられた男たちが登場。
其々が個性的で生き生きとしていて、自由な魂と気迫や信念が伝わってくる。
彼らを売り出す版元でありプロデューサー、蔦屋重三郎が主人公。
貸本屋をやっていたペーペーから、日本橋に耕書堂を構え版元に成り上がり、寛政の改革で一端はヘコんでも、理想に向かって復活する男として描かれる。
ところが、この重三がいまひとつ掴みどころがない。例えていうなら“台風の目”のような存在。“目”の周囲は人々にも影響を与えるように荒れ狂い賑やかで混沌としているが、“目”そのものは周囲のバランスを取るのに精一杯、彼が芸術に命を賭ける理由や思いがすっきりと伝わってこないのである。
遊女・お篠との関係も曖昧で、弱味を見せ潔さがなく、本物の気持ちが分り難い。男としてはあまり魅力を感じない。
幕府の弾圧を受けて孤独を感じた重三が、蔦にしがみついてでも屈しないと、熱く力強く叫ぶ場面は突出している。重三役の関俊彦は、さすがに血ヘドを吐くほどではないが、台詞回しにもつかこうへい節がちょっと入って印象的だ。目をカッと見開いた顔には鬼神のような凄みがあり、大きく開いた股から露になった太股からは何ともいえない色香がはちきれている。それまでの感情が一気にほとばしり、仕事人としての覇気が感じられた。
それにしても関さんの足は、草履から出た指先も念入りに手入れされてとても綺麗だった。
男の肌といえば、川島得愛演じる勇助の褌から出た両足に毛がいっぱいあって逞しかった。
男と遊女との絡みもあるので、小学生にはちょっと見せられない舞台かもしれないw。
演出を担当した水下きよしが役者として出演、DCにはない色気を醸した。
憎まれ役を一手に引き受けた堀本等が、声にも迫力と渋味があってなかなか上手い。
恋川春町の中尾隆聖が、まさに“遊び”人の如しムードメーカーぶり。だがシリアスな叫びは本物のメッセージを伴って、涙腺が揺さぶられた。
小田木美恵演じるお篠のしなやかな生き方には、女として共鳴できた。重三への意地悪な物言いにはスカっとしたが、ラストがどうしてああなったのか説明が欲しい。
ベテラン勢に負けまいと、ニューフェイスの若手が頑張っていた。特に馬琴の木村貢の関西弁には新鮮な明るさを感じた。
メインの女が二人しか出てこない、男たちの物語なため、DCの達者な女性陣を充分に使いこなせていない気がする。
場面展開が早いので、台詞や状況で推察することも多く、全体的に説明不足なものを感じた。たぶん1回観ただけでは、すんなり溶け込めない話だと思う。
最前の真ん中席だったが、一段高い舞台装置が作られていて、役者が手前にいるとやや見上げる形になった。
終演後すぐに抽選会。平日夜限定らしい。
関さんと中尾さん、それに堀本さんと水下さん、客席前にも二人。「やっと笑える」と劇中では終始真面目な顔をしてきた堀本さん。その堀本さんの頭にアレを付けちゃうお茶目な中尾さんだが、下に付けたらダメだよね…とポロリw。
会場の三人だけに役者の私物が当たる抽選。もちろん当たるハズもなく。
お客さんを少しでも喜ばせたい、ついでにチケットも売りたいという目論みがあるのは分るが、一部の人しか喜ばないイベントよりも、全員が楽しめるようなトークショーだったら良かったな。舞台の裏話とか稽古の話とか、伺いたいことはいっぱいある。ただの漫才トークだけでも充分だ。
早めに会場に着いてしまったが、何と開場30分前から既に入場列が出来ていてビックリ。お目当てはフォトセットだったようだが、それとて一人1セットに制限して貰えないだろうか。関さんか中尾さんのサイン入りで、私は中尾さんのだったw。
終演後の物販に堀本さんと水下さん。パンフはその時に買うとオマケが付く。堀本さんに握手をして頂いた。
膝や鞄に飛び込んでいたピンクの花びらを頂戴して帰ってきた。
来年20周年を迎える記念第一弾は、江戸時代のアーティスト達の青春群像劇。
好きだった『夢の海賊』と同じ横内謙介氏の作品で、様々な舞台で上演されている。
私は初めて観る作品だが、昨年観た舞台『戯伝写楽』ともオーバーラップされるので興味深かった。
恋川春町、山東京伝、喜多川歌麿、のちの葛飾北斎に十返舎一九に滝沢馬琴、そして東洲斎写楽と、浮世絵や戯作に魅せられた男たちが登場。
其々が個性的で生き生きとしていて、自由な魂と気迫や信念が伝わってくる。
彼らを売り出す版元でありプロデューサー、蔦屋重三郎が主人公。
貸本屋をやっていたペーペーから、日本橋に耕書堂を構え版元に成り上がり、寛政の改革で一端はヘコんでも、理想に向かって復活する男として描かれる。
ところが、この重三がいまひとつ掴みどころがない。例えていうなら“台風の目”のような存在。“目”の周囲は人々にも影響を与えるように荒れ狂い賑やかで混沌としているが、“目”そのものは周囲のバランスを取るのに精一杯、彼が芸術に命を賭ける理由や思いがすっきりと伝わってこないのである。
遊女・お篠との関係も曖昧で、弱味を見せ潔さがなく、本物の気持ちが分り難い。男としてはあまり魅力を感じない。
幕府の弾圧を受けて孤独を感じた重三が、蔦にしがみついてでも屈しないと、熱く力強く叫ぶ場面は突出している。重三役の関俊彦は、さすがに血ヘドを吐くほどではないが、台詞回しにもつかこうへい節がちょっと入って印象的だ。目をカッと見開いた顔には鬼神のような凄みがあり、大きく開いた股から露になった太股からは何ともいえない色香がはちきれている。それまでの感情が一気にほとばしり、仕事人としての覇気が感じられた。
それにしても関さんの足は、草履から出た指先も念入りに手入れされてとても綺麗だった。
男の肌といえば、川島得愛演じる勇助の褌から出た両足に毛がいっぱいあって逞しかった。
男と遊女との絡みもあるので、小学生にはちょっと見せられない舞台かもしれないw。
演出を担当した水下きよしが役者として出演、DCにはない色気を醸した。
憎まれ役を一手に引き受けた堀本等が、声にも迫力と渋味があってなかなか上手い。
恋川春町の中尾隆聖が、まさに“遊び”人の如しムードメーカーぶり。だがシリアスな叫びは本物のメッセージを伴って、涙腺が揺さぶられた。
小田木美恵演じるお篠のしなやかな生き方には、女として共鳴できた。重三への意地悪な物言いにはスカっとしたが、ラストがどうしてああなったのか説明が欲しい。
ベテラン勢に負けまいと、ニューフェイスの若手が頑張っていた。特に馬琴の木村貢の関西弁には新鮮な明るさを感じた。
メインの女が二人しか出てこない、男たちの物語なため、DCの達者な女性陣を充分に使いこなせていない気がする。
場面展開が早いので、台詞や状況で推察することも多く、全体的に説明不足なものを感じた。たぶん1回観ただけでは、すんなり溶け込めない話だと思う。
最前の真ん中席だったが、一段高い舞台装置が作られていて、役者が手前にいるとやや見上げる形になった。
終演後すぐに抽選会。平日夜限定らしい。
関さんと中尾さん、それに堀本さんと水下さん、客席前にも二人。「やっと笑える」と劇中では終始真面目な顔をしてきた堀本さん。その堀本さんの頭にアレを付けちゃうお茶目な中尾さんだが、下に付けたらダメだよね…とポロリw。
会場の三人だけに役者の私物が当たる抽選。もちろん当たるハズもなく。
お客さんを少しでも喜ばせたい、ついでにチケットも売りたいという目論みがあるのは分るが、一部の人しか喜ばないイベントよりも、全員が楽しめるようなトークショーだったら良かったな。舞台の裏話とか稽古の話とか、伺いたいことはいっぱいある。ただの漫才トークだけでも充分だ。
早めに会場に着いてしまったが、何と開場30分前から既に入場列が出来ていてビックリ。お目当てはフォトセットだったようだが、それとて一人1セットに制限して貰えないだろうか。関さんか中尾さんのサイン入りで、私は中尾さんのだったw。
終演後の物販に堀本さんと水下さん。パンフはその時に買うとオマケが付く。堀本さんに握手をして頂いた。
膝や鞄に飛び込んでいたピンクの花びらを頂戴して帰ってきた。
《RELAX》番外公演 レッドA 初日
2011年11月9日 舞台演劇《RELAX》番外公演『レッドA』初日を観てきた。
壮年夫婦殺人事件の真相を、過去にあった消失事件と絡めて描き出す、ミステリー&サイコサスペンス。
9年前の作品を台詞やキャストを一部変えて、EMI氏が自らリニューアル再演。
初演を観て真犯人は覚えていたが、話の流れは殆ど忘れており、観ながら少しずつ思い出していく作業。
前回よりも視覚的な刺激が強く、メリハリと緊張感のある演出で、終始ドキドキさせられた。
「マザーグース」の数々の詩が、不気味な安らぎを伴って耳に残る。
恐怖を通り抜けた先にある、人と人との繋がりに安堵した。
従来からの役者陣は染み透るような達者な演技。
ジャック・ホーナー役の戸部公爾は、地毛を染めて体を使っての熱演。前回より台詞を少なくして貰ったそうだが、かえって混乱してしまったとw、終演後にこっそり教えてくれた。
ボビー・シャフトー役の飛田展男は、穏やかな存在感を出して物語を巧みに転がす。時に見せる眼光や表情がゾクゾクさせる魅力を放つ。
物語の道案内ともなるマリア・バブソン役の福岡夕香がサバサバした快活な表現力。
妹ジル・バプソン役の清水スミカの存在が癒しとなる。スミカさんは数々の作品で舞台監督としても活躍中。
ミセス・ハバード役の岡本嘉子の持ち味が光る。
誰よりも背が高い松本ヨシロウのサイモン・グランディーが明るいムードメーカー。
新キャストも堅実な演技で盛り上げる。初日とあって少々ミスもあったようだ。
HCC ACADEMY出身者を中心とした新人公演もマチネで2回上演。
観劇後は恒例の役者との歓談。
飛田さんや戸部さんともご挨拶して、舞台の裏話や新情報を伺うことができた(^o^)。
飛田さんがグリーン、戸部さんがレッドのマフラーをしていて、気分はちょっとクリスマスw。
《RELAX》さんの舞台は1度観ただけでは満足できないので、11日も観劇予定。
今回は飛田展男さんと関俊彦さんのお芝居がガッツリ被って困った^^;。どちらも2回は観たいので交代で観ることに。次はやっと関さんのほうだ。
壮年夫婦殺人事件の真相を、過去にあった消失事件と絡めて描き出す、ミステリー&サイコサスペンス。
9年前の作品を台詞やキャストを一部変えて、EMI氏が自らリニューアル再演。
初演を観て真犯人は覚えていたが、話の流れは殆ど忘れており、観ながら少しずつ思い出していく作業。
前回よりも視覚的な刺激が強く、メリハリと緊張感のある演出で、終始ドキドキさせられた。
「マザーグース」の数々の詩が、不気味な安らぎを伴って耳に残る。
恐怖を通り抜けた先にある、人と人との繋がりに安堵した。
従来からの役者陣は染み透るような達者な演技。
ジャック・ホーナー役の戸部公爾は、地毛を染めて体を使っての熱演。前回より台詞を少なくして貰ったそうだが、かえって混乱してしまったとw、終演後にこっそり教えてくれた。
ボビー・シャフトー役の飛田展男は、穏やかな存在感を出して物語を巧みに転がす。時に見せる眼光や表情がゾクゾクさせる魅力を放つ。
物語の道案内ともなるマリア・バブソン役の福岡夕香がサバサバした快活な表現力。
妹ジル・バプソン役の清水スミカの存在が癒しとなる。スミカさんは数々の作品で舞台監督としても活躍中。
ミセス・ハバード役の岡本嘉子の持ち味が光る。
誰よりも背が高い松本ヨシロウのサイモン・グランディーが明るいムードメーカー。
新キャストも堅実な演技で盛り上げる。初日とあって少々ミスもあったようだ。
HCC ACADEMY出身者を中心とした新人公演もマチネで2回上演。
観劇後は恒例の役者との歓談。
飛田さんや戸部さんともご挨拶して、舞台の裏話や新情報を伺うことができた(^o^)。
飛田さんがグリーン、戸部さんがレッドのマフラーをしていて、気分はちょっとクリスマスw。
《RELAX》さんの舞台は1度観ただけでは満足できないので、11日も観劇予定。
今回は飛田展男さんと関俊彦さんのお芝居がガッツリ被って困った^^;。どちらも2回は観たいので交代で観ることに。次はやっと関さんのほうだ。
銀河英雄伝説外伝 オーベルシュタイン篇 千秋楽
2011年11月9日 舞台演劇舞台『銀河英雄伝説外伝 オーベルシュタイン篇』千秋楽を観てきた。
まだヒロさんの唄う「Eternal Sky」のフレーズが頭の中をグルグルしてるw。
3度も観るつもりはなかったが、千秋楽の席が後ろ過ぎず前過ぎず、ステージとほぼ同じ目線の一番良いトコだったからスルーしたくはなかったw。
イゼルローンからラインハルトの配下になるまでの“冷酷な策略家”オーベルシュタインが、異母兄だけに見せた、情のある“裏”の顔。確かにオリジナル設定としてはよく出来たお話ではあった。
だがオーベルシュタインの人格形成を納得させるには不充分だとも思う。悪しき遺伝子だと苦悩していた純粋な少年時代から、義眼さえ利用するかくも計算高く自信と誇りを持つ大佐まで昇進した青年に、どのようにしてなり得たのか。世襲制への反発と、母を殺し自分の存在を否定したゴールデンバウム王朝を憎むという理由だけで、はたして体制を覆したいと思うのか。
何か説得力が弱い。もっと決定的な事件とか、どん底の体験をしたのではないか。描かれているのは家庭内の悲劇だけであって、外的な社会的な出来事は想像させるだけだ。思春期である彼の幼年学校や士官学校時代のことが全く省かれていたのも残念だ。
オーベルシュタインの苦痛や苦悩や屈辱が真に迫ってこないので、なかなか感情移入しにくいドラマであった。そういうエピソードもあり得るのかもしれないと思うだけ。
舞台を観てオーベルシュタインを好きになってくれれば、とヒロさんが言ってたが、ヒロさんのオーベルシュタインは好きになっても、キャラクターとしてのオーベルシュタインはまだミステリアスなままで好感はもてない。
舞台に息抜きが必要だとは分るが、いかにも鼻が効きそうにないギャグモードな“Hound”の面子が、かえって話の品格を損なっている気がする。
たまに間延びした退屈な演出もあって、ウトウトしそうになったが何とか堪えた。
昨日のカーテンコールの歌は、ヒロさんの目に光るものが見えてドキリとしたが、本日は唄いきったという満足感が表情から見てとれた。
ダブルカテコでスタオベ。ヒロコールいっぱい。投げキッスの嵐。演出の大岩美智子氏も顔見せ。ヒロさんもお礼と今後の銀英伝に向けての挨拶を述べた。
トリプルカテコで前の席も立ったので私もついにスタオペ。ヒロさんを囲んで増沢さんと岸さんのオーベルシュタイン家三人が出揃い、拍手や歓声を受けた。ヘンなポーズでおどけたりと盛り上げも絶好調。
最後にヒロさんがハケながら「同盟篇もよろしく」とエール。和やかに幕を閉じた。
既に先行も始まっている『第二章 自由惑星同盟篇』。
河村隆一のヤン・ウェンリーをはじめ、錚々たる興味深い面子が出揃っており、ホントにミュージカルしそうな感じ。西田大輔氏の演出なのでアクションでも期待したい。
まだヒロさんの唄う「Eternal Sky」のフレーズが頭の中をグルグルしてるw。
3度も観るつもりはなかったが、千秋楽の席が後ろ過ぎず前過ぎず、ステージとほぼ同じ目線の一番良いトコだったからスルーしたくはなかったw。
イゼルローンからラインハルトの配下になるまでの“冷酷な策略家”オーベルシュタインが、異母兄だけに見せた、情のある“裏”の顔。確かにオリジナル設定としてはよく出来たお話ではあった。
だがオーベルシュタインの人格形成を納得させるには不充分だとも思う。悪しき遺伝子だと苦悩していた純粋な少年時代から、義眼さえ利用するかくも計算高く自信と誇りを持つ大佐まで昇進した青年に、どのようにしてなり得たのか。世襲制への反発と、母を殺し自分の存在を否定したゴールデンバウム王朝を憎むという理由だけで、はたして体制を覆したいと思うのか。
何か説得力が弱い。もっと決定的な事件とか、どん底の体験をしたのではないか。描かれているのは家庭内の悲劇だけであって、外的な社会的な出来事は想像させるだけだ。思春期である彼の幼年学校や士官学校時代のことが全く省かれていたのも残念だ。
オーベルシュタインの苦痛や苦悩や屈辱が真に迫ってこないので、なかなか感情移入しにくいドラマであった。そういうエピソードもあり得るのかもしれないと思うだけ。
舞台を観てオーベルシュタインを好きになってくれれば、とヒロさんが言ってたが、ヒロさんのオーベルシュタインは好きになっても、キャラクターとしてのオーベルシュタインはまだミステリアスなままで好感はもてない。
舞台に息抜きが必要だとは分るが、いかにも鼻が効きそうにないギャグモードな“Hound”の面子が、かえって話の品格を損なっている気がする。
たまに間延びした退屈な演出もあって、ウトウトしそうになったが何とか堪えた。
昨日のカーテンコールの歌は、ヒロさんの目に光るものが見えてドキリとしたが、本日は唄いきったという満足感が表情から見てとれた。
ダブルカテコでスタオベ。ヒロコールいっぱい。投げキッスの嵐。演出の大岩美智子氏も顔見せ。ヒロさんもお礼と今後の銀英伝に向けての挨拶を述べた。
トリプルカテコで前の席も立ったので私もついにスタオペ。ヒロさんを囲んで増沢さんと岸さんのオーベルシュタイン家三人が出揃い、拍手や歓声を受けた。ヘンなポーズでおどけたりと盛り上げも絶好調。
最後にヒロさんがハケながら「同盟篇もよろしく」とエール。和やかに幕を閉じた。
既に先行も始まっている『第二章 自由惑星同盟篇』。
河村隆一のヤン・ウェンリーをはじめ、錚々たる興味深い面子が出揃っており、ホントにミュージカルしそうな感じ。西田大輔氏の演出なのでアクションでも期待したい。
銀河英雄伝説外伝 オーベルシュタイン篇 二回目
2011年11月8日 舞台演劇舞台『銀河英雄伝説外伝 オーベルシュタイン篇』の二回目を観てきた。
今回はかなり後方席。周囲は空席だらけで、くつろいだ感じで全体的には観やすかったが、キモとなる人物の表情はオペラグラスがないとわからないのが難。
前方の空席がうらめしい^^;。
リピーター千円引きや当日券販売もあったが、今舞台は満員御礼とはいかなかったようだ。
 ̄
終演後トークショー。
本舞台とのギャップが次々と明るみになる意味で、やはりアフタートークで釣る以外ない。
登壇者は、貴水博之、船戸慎士、松村泰一郎、我善導。司会は高山猛久。Studio Lifeファンとしては期待してたんだけど。
登場時から、ヒロさんのポーズ付きw。ヒロさんの敬礼に、先の登壇者も敬礼w。
ターゲットになったのは船戸さん。髭は地毛だというと拍手が沸き起こり本人も嬉しそう。飲み会の話になり、“午前2時閉店”だという船戸さんについて詳しく話す松村くん。中日打上げで撃沈した時に、落書きされたという船戸さんの顔がアップ!(笑)本人は恥かしそうにしきりに言い訳w。ヒロさんからは「船っち」と呼ばれてるようだ。
その後トークに出ていない面々と称し、次々にキャストが登壇し挨拶してハける。
先ずは、あっくんこと畑敦が岸さんのジャケットを羽織って登場、可愛い!の声多数。続いて、崎本大海がパジャマなラフな格好で登場、体調が悪いそうで1分話すと咳き込むからとハける。ラーナベルト役の陰山泰が執事姿で登場、「(貴水さんと)35歳差を出さなくてはならない」と役作りを語る。本編では名前が出てこないメイド役の八鍬慶子と市川円香がTシャツ姿で登場。
上階にはノイマンのまま岸祐二が出てきて、自分のライブの宣伝、ヒロさんの「Eternal Sky」を唄わせて貰うとかw。どうやら他の面々はDVD特典の撮影をしているらしい。増沢望も軍服姿で登場、岸さんに倣ってさりげに自分が出る舞台『キャバレー』を宣伝w。
ヒロさんの主題歌もフューチャーされ、我さんが懐から歌詞カードを出して唄おうとする一幕も。でも司会の高山さんは、CDはどこで売ってますか?とか、帰りに物販でぜひ歌詞カードを手に入れてとか、何だかいっぱいいっぱいな感じ^^;。
結局キャストが次々出てきたせいで、肝心の松村くんからはトークらしいトークも聞けず仕舞いだった。
最後は、ヒロさんが大笑いしたという、船っちの「ヨダンがないのがよい!」ポーズを会場全員が立ち上がってやって終了。ヒロさんがハケ際にまた手を振っていたw。
それにしても今舞台は座長が座長なだけに、妙にシリアスとコミカルのギャップが激しくて面白い。
40代の増沢さんとヒロさんと岸さん。本来なら若手を引っ張って纏める役割のハズだが、どうもこの三人はアプローチが違うようだ。まるでイタズラっ子のような少年ぽさがあって似てるなぁと思った。ソワレのアフタートークも観たかったw。
今回はかなり後方席。周囲は空席だらけで、くつろいだ感じで全体的には観やすかったが、キモとなる人物の表情はオペラグラスがないとわからないのが難。
前方の空席がうらめしい^^;。
リピーター千円引きや当日券販売もあったが、今舞台は満員御礼とはいかなかったようだ。
 ̄
終演後トークショー。
本舞台とのギャップが次々と明るみになる意味で、やはりアフタートークで釣る以外ない。
登壇者は、貴水博之、船戸慎士、松村泰一郎、我善導。司会は高山猛久。Studio Lifeファンとしては期待してたんだけど。
登場時から、ヒロさんのポーズ付きw。ヒロさんの敬礼に、先の登壇者も敬礼w。
ターゲットになったのは船戸さん。髭は地毛だというと拍手が沸き起こり本人も嬉しそう。飲み会の話になり、“午前2時閉店”だという船戸さんについて詳しく話す松村くん。中日打上げで撃沈した時に、落書きされたという船戸さんの顔がアップ!(笑)本人は恥かしそうにしきりに言い訳w。ヒロさんからは「船っち」と呼ばれてるようだ。
その後トークに出ていない面々と称し、次々にキャストが登壇し挨拶してハける。
先ずは、あっくんこと畑敦が岸さんのジャケットを羽織って登場、可愛い!の声多数。続いて、崎本大海がパジャマなラフな格好で登場、体調が悪いそうで1分話すと咳き込むからとハける。ラーナベルト役の陰山泰が執事姿で登場、「(貴水さんと)35歳差を出さなくてはならない」と役作りを語る。本編では名前が出てこないメイド役の八鍬慶子と市川円香がTシャツ姿で登場。
上階にはノイマンのまま岸祐二が出てきて、自分のライブの宣伝、ヒロさんの「Eternal Sky」を唄わせて貰うとかw。どうやら他の面々はDVD特典の撮影をしているらしい。増沢望も軍服姿で登場、岸さんに倣ってさりげに自分が出る舞台『キャバレー』を宣伝w。
ヒロさんの主題歌もフューチャーされ、我さんが懐から歌詞カードを出して唄おうとする一幕も。でも司会の高山さんは、CDはどこで売ってますか?とか、帰りに物販でぜひ歌詞カードを手に入れてとか、何だかいっぱいいっぱいな感じ^^;。
結局キャストが次々出てきたせいで、肝心の松村くんからはトークらしいトークも聞けず仕舞いだった。
最後は、ヒロさんが大笑いしたという、船っちの「ヨダンがないのがよい!」ポーズを会場全員が立ち上がってやって終了。ヒロさんがハケ際にまた手を振っていたw。
それにしても今舞台は座長が座長なだけに、妙にシリアスとコミカルのギャップが激しくて面白い。
40代の増沢さんとヒロさんと岸さん。本来なら若手を引っ張って纏める役割のハズだが、どうもこの三人はアプローチが違うようだ。まるでイタズラっ子のような少年ぽさがあって似てるなぁと思った。ソワレのアフタートークも観たかったw。
かねてから休養中であった中村優一さんが、2011年11月8日をもって、
D-BOYS・D☆DATEの活動から離れ、治療に専念するそうです。
おそらく本人が一番辛くて苦しいのに違いない。
ファンとしても精一杯彼を見守って、復帰をずっと願っていたので、今回の発表は切なくてたまらない。
それでもいつか、何かの機会に、また皆さんの前に笑顔で立ってくれたらと祈るばかり。
ちゃんなか。
どうぞ元気で穏やかに、自分のペースで充電して過ごしてね。
だいぶ前に買っていた「中村優一フォトブック Birth -Standing There-」。特典はどうであれ、もうこういう書物も発売されないのだろうか。
D-BOYS・D☆DATEの活動から離れ、治療に専念するそうです。
おそらく本人が一番辛くて苦しいのに違いない。
ファンとしても精一杯彼を見守って、復帰をずっと願っていたので、今回の発表は切なくてたまらない。
それでもいつか、何かの機会に、また皆さんの前に笑顔で立ってくれたらと祈るばかり。
ちゃんなか。
どうぞ元気で穏やかに、自分のペースで充電して過ごしてね。
だいぶ前に買っていた「中村優一フォトブック Birth -Standing There-」。特典はどうであれ、もうこういう書物も発売されないのだろうか。
銀河英雄伝説外伝 オーベルシュタイン篇
2011年11月7日 舞台演劇 コメント (2)舞台『銀河英雄伝説外伝 オーベルシュタイン篇』を観てきた。
『銀英伝』舞台化シリーズ第3弾。
原作者・田中芳樹公認の完全オリジナル・ストーリーは、銀河帝国側ラインハルトの参謀、オーベルシュタインの秘めたる過去にターゲット。
両目が見えないという先天性障碍を持って生まれたパウルが、どうして冷徹な人間となり得たのか、なぜラインハルトに共鳴していったのか。異母兄ノイマンとの関係を絡めて、パウルの生い立ちを描き出す。
映像を交えながら、じっくりと芝居だけで進行する、緊張感が伴う舞台だった。それだけに本物の印象を受ける、ベタだが深刻で重厚なストーリー。前二作と比べると、エンタメ性や面白味は薄れてくるだろうか。
貴水博之のオーベルシュタインは、低い声でやや歌舞伎調なセリフ回しが似合い、立ち姿や佇まいがサマになって美しい。“冷徹”の仮面がやがて本物の表情となり、当初あった人間味が消されていく様子にゾクゾクする色気を感じる。
パウルという“光”を輝かせるためには、“影”となる兄ノイマンの存在感が大きくものをいう。
岸祐二のストレートプレイを観るのは、何とマウスプロの『桜の花にだまされて』以来(以降は全部ミュージカルだったw)。あの時は真面目で忠実で保身を考える兄の役だった。今回のノイマンも似た性格だが、妾の子ということで“影”になる役どころだ(『桜』の“影”は弟役の石田さんだった!)。岸さんは声も良く、貴水さんとの絡みも上手く、クールドライな表の顔から人間味が覗く。
増沢望が『MITSUKO』の時とうって変わり、厳格で傲慢な父親として、兄弟を“光”と“影”に分ける。
崎本大海も『スミレ刑事』の時とは真逆のキルヒアイスとして、物語の要を担う。キルヒのヒロミくんはホント可愛い。
陰山泰、伊藤哲哉が手堅い。高山猛久のアンスバッハは唯一シリーズ全出演。
Studio Lifeの船戸慎士は軍服姿がよく似合うが、メイクや声の調子が何となく郷田ほづみさんにソックリw。
今回はシュテファンの幼年期で子役を起用。パウルの少年期で澤田怜央、シュテファンの少年期で松村泰一郎が好演してるが、出番的に少ないのが残念。
ノイマンの部下で“Hound”諜報員の3人が、明るいムードメーカーぶりで意外と出番がある。
映像と舞台との融合性は上手いが、映像の比重が大きくなってるのが気になった。
第一章に繋がるストーリーではあるが、第一章のラインハルトをあんなにも出すとはちょっと情けない演出。義眼を通した荒い映像の上に、ほぼ一年前のラインハルトなので、貴水さんのナマの演技と一緒に見ると、松坂くんの演技がヘタクソに思えてしまう^^;。帝国側の続編が出来る頃には、松坂くんの演技にもう少し深みが出ていることを望む。
原作に出てくるアレは、最初声だけが聞こえて、姿形がよく分らなかった。子どもだましにも思えるが、“光”と“影”として見るならナイスアイデア。
ラインハルトの“影”でもあるキルヒアイスに、オーベルシュタインがある複雑な感情を抱いていたワケも理解できた。
エピローグは、貴水さんがテーマソング「Eternal Sky」を高らかにのびやかに歌い上げる。あの声の高さは、オーベルというよりヒロさん。
カテコは、オーベルがキルヒを迎えてハグw。ノイマンがオーベルに投げキッスw。
劇中のマジモードを払拭して、和やかな雰囲気だった。
 ̄
終演後トークショー。チケットが売れないのか何なのか、結局初日と千秋楽以外は全部トークショーとなってしまった。
登壇者は、貴水博之、須加尾由二、我善導と、よく分らないメンバー。司会は前シリーズに続き高山猛久。
ヒロさんは「乾杯マスター」。みんなと飲み会して険悪な雰囲気を見るとすぐに「カンパーイ!」をやる優しくてファンキーな座長。オーベルシュタインはディープな役なので、公演中はついセンチメンタルになっちゃう。昨日も星空見て涙したとか? オーベルになると低い声で、これからのトークで徐々に高い声になりますよと。この舞台でお客様がオーベルを好きになってくれれば嬉しいと語る。
高山さんは第一作でヒロさんのオーベルを好きになり、芝居でもマネさせて貰ったが、またこうして共演して司会として向き合えて嬉しいという。
“Hound”諜報員役の須加尾さんと我さんは、登場時の“シャム猫”などの小芝居やアドリブについて。役とあまりギャップがないと高山さんから言われたり。3人で色々考えてやろうとするが、すぐ演出家に止められてしまうとか。
もう一人足りないので、3人目の岡本龍太郎がTシャツで登場。“Hound”と言えばで、岸さんもTシャツで武器を持って顔見せ。前“Hound”と言えばで、増沢さんまでTシャツで登場し、水スプレーを岡本くんにかけてイタズラっ子のようにハケるw。
最後にボツになったという“Hound”ポーズを3人が披露。会場も立ち上がってみんなでやろうということに。3人がポーズをやった瞬間、岸さんと増沢さんが上に出てバラバラにポーズをやって見せ、上の2人が結局美味しいトコをもっていった。ファンキーだなw。
トーク終了後ハケる時に、ヒロさんが手を振ってニッコリ。すっかりオーベルは抜けたようだw。
明日もトークお目当てに観劇予定。
『銀英伝』舞台化シリーズ第3弾。
原作者・田中芳樹公認の完全オリジナル・ストーリーは、銀河帝国側ラインハルトの参謀、オーベルシュタインの秘めたる過去にターゲット。
両目が見えないという先天性障碍を持って生まれたパウルが、どうして冷徹な人間となり得たのか、なぜラインハルトに共鳴していったのか。異母兄ノイマンとの関係を絡めて、パウルの生い立ちを描き出す。
映像を交えながら、じっくりと芝居だけで進行する、緊張感が伴う舞台だった。それだけに本物の印象を受ける、ベタだが深刻で重厚なストーリー。前二作と比べると、エンタメ性や面白味は薄れてくるだろうか。
貴水博之のオーベルシュタインは、低い声でやや歌舞伎調なセリフ回しが似合い、立ち姿や佇まいがサマになって美しい。“冷徹”の仮面がやがて本物の表情となり、当初あった人間味が消されていく様子にゾクゾクする色気を感じる。
パウルという“光”を輝かせるためには、“影”となる兄ノイマンの存在感が大きくものをいう。
岸祐二のストレートプレイを観るのは、何とマウスプロの『桜の花にだまされて』以来(以降は全部ミュージカルだったw)。あの時は真面目で忠実で保身を考える兄の役だった。今回のノイマンも似た性格だが、妾の子ということで“影”になる役どころだ(『桜』の“影”は弟役の石田さんだった!)。岸さんは声も良く、貴水さんとの絡みも上手く、クールドライな表の顔から人間味が覗く。
増沢望が『MITSUKO』の時とうって変わり、厳格で傲慢な父親として、兄弟を“光”と“影”に分ける。
崎本大海も『スミレ刑事』の時とは真逆のキルヒアイスとして、物語の要を担う。キルヒのヒロミくんはホント可愛い。
陰山泰、伊藤哲哉が手堅い。高山猛久のアンスバッハは唯一シリーズ全出演。
Studio Lifeの船戸慎士は軍服姿がよく似合うが、メイクや声の調子が何となく郷田ほづみさんにソックリw。
今回はシュテファンの幼年期で子役を起用。パウルの少年期で澤田怜央、シュテファンの少年期で松村泰一郎が好演してるが、出番的に少ないのが残念。
ノイマンの部下で“Hound”諜報員の3人が、明るいムードメーカーぶりで意外と出番がある。
映像と舞台との融合性は上手いが、映像の比重が大きくなってるのが気になった。
第一章に繋がるストーリーではあるが、第一章のラインハルトをあんなにも出すとはちょっと情けない演出。義眼を通した荒い映像の上に、ほぼ一年前のラインハルトなので、貴水さんのナマの演技と一緒に見ると、松坂くんの演技がヘタクソに思えてしまう^^;。帝国側の続編が出来る頃には、松坂くんの演技にもう少し深みが出ていることを望む。
原作に出てくるアレは、最初声だけが聞こえて、姿形がよく分らなかった。子どもだましにも思えるが、“光”と“影”として見るならナイスアイデア。
ラインハルトの“影”でもあるキルヒアイスに、オーベルシュタインがある複雑な感情を抱いていたワケも理解できた。
エピローグは、貴水さんがテーマソング「Eternal Sky」を高らかにのびやかに歌い上げる。あの声の高さは、オーベルというよりヒロさん。
カテコは、オーベルがキルヒを迎えてハグw。ノイマンがオーベルに投げキッスw。
劇中のマジモードを払拭して、和やかな雰囲気だった。
 ̄
終演後トークショー。チケットが売れないのか何なのか、結局初日と千秋楽以外は全部トークショーとなってしまった。
登壇者は、貴水博之、須加尾由二、我善導と、よく分らないメンバー。司会は前シリーズに続き高山猛久。
ヒロさんは「乾杯マスター」。みんなと飲み会して険悪な雰囲気を見るとすぐに「カンパーイ!」をやる優しくてファンキーな座長。オーベルシュタインはディープな役なので、公演中はついセンチメンタルになっちゃう。昨日も星空見て涙したとか? オーベルになると低い声で、これからのトークで徐々に高い声になりますよと。この舞台でお客様がオーベルを好きになってくれれば嬉しいと語る。
高山さんは第一作でヒロさんのオーベルを好きになり、芝居でもマネさせて貰ったが、またこうして共演して司会として向き合えて嬉しいという。
“Hound”諜報員役の須加尾さんと我さんは、登場時の“シャム猫”などの小芝居やアドリブについて。役とあまりギャップがないと高山さんから言われたり。3人で色々考えてやろうとするが、すぐ演出家に止められてしまうとか。
もう一人足りないので、3人目の岡本龍太郎がTシャツで登場。“Hound”と言えばで、岸さんもTシャツで武器を持って顔見せ。前“Hound”と言えばで、増沢さんまでTシャツで登場し、水スプレーを岡本くんにかけてイタズラっ子のようにハケるw。
最後にボツになったという“Hound”ポーズを3人が披露。会場も立ち上がってみんなでやろうということに。3人がポーズをやった瞬間、岸さんと増沢さんが上に出てバラバラにポーズをやって見せ、上の2人が結局美味しいトコをもっていった。ファンキーだなw。
トーク終了後ハケる時に、ヒロさんが手を振ってニッコリ。すっかりオーベルは抜けたようだw。
明日もトークお目当てに観劇予定。
*pnish* トラベルモード 東京楽
2011年11月6日 舞台演劇*pnish* vol.13『トラベルモード』東京楽日を観てきた。
2度目だけど、まだまだ笑える部分があり、観た後もすっきりとさせる面白さがあった。
さしずめ、野菜入りのスナック菓子のようなw。
軽くて柔らかくてポンポン口に入って、栄養も少しあって、1時間40分の短さで飽きずにクセになってしまう美味しさ。
幾つか台詞のトチリや混乱も見受けられたが、あまり支障なくどんどん展開できる、タフな掴みもある。
それでいて台詞のタイミングや動きの間も重要で、綿密な芝居が要求され、噛めば噛むほど様々な旨味が生まれてくる。
4人の客演の力が大きく、話を転がして周りを引っ掻き回す役どころ。誰ひとりも欠けてはいけない。
支配人@岡田達也は、温和な中に冷静沈着ぶりが潜み、まさに油断ならないクセ者である。
ベルボーイ@山田悠介は、達者な芝居人を相手に物怖じしない度胸と愛想の良さが強み。自分の芝居に徐々に自信をつけているなと分る。来年以降のD-BOYS STAGEでぜひ発揮して貰いたい。
ジュシャール@青柳塁斗は、年少ながらも誰よりも落ち着いていて、体の柔らかさと動きの鋭さが魅力。
ミレディ@深沢敦は、セリフや動きに暑苦しさや濃厚さがなく、知的な柔らか味があるのが好感。
実は*pnish*メンバーが、ゲストが作り出す渦に溺れるのを楽しみながら、いつの間にか自分たちの世界観に引きずり込み、最終的に纏めあげていく作品でもあった。
カテコ挨拶で先ずお礼を述べたのが、新境地に挑戦した森山栄治。
岡田さんからは、パニッシュに入りたいが「“滑舌”と“頭髪”に難アリが必要と言われた」というw。パニッシュは10周年を迎えたが、これからも15年、20年と続けていって欲しいと愉快にエール。
物販の鷲尾昇のトイレットペーパーの話になり、2ロールで700円は高い!とメンバーからもツッコミがw。
佐野大樹からは「これから神戸名古屋北海道と“珍道中”が続く」と意気込み。まさに珍道モード。
ダブルカテコは、殆ど出ずっぱりで奮闘した主役の土屋裕一から。劇中は内輪で色々ミスがあったが、支配人の「実は…」と言う台詞の時に、客席から絶妙にクシャミが出たと指摘。結構気になってたtutiだったw。
キャストも観客も、ゆるい緊張感で楽しく時間を過ごせたということかな。
ともあれ、東京千秋楽お疲れ様。
また其々単独活動が始まるが、*pnish*の次の本公演シリーズを楽しみに待ちたい。
パニッシュ作品は人気があるので、本家とは違うところで、『リバースヒストリカ』『モンスターボックス』が次々上演予定。
2度目だけど、まだまだ笑える部分があり、観た後もすっきりとさせる面白さがあった。
さしずめ、野菜入りのスナック菓子のようなw。
軽くて柔らかくてポンポン口に入って、栄養も少しあって、1時間40分の短さで飽きずにクセになってしまう美味しさ。
幾つか台詞のトチリや混乱も見受けられたが、あまり支障なくどんどん展開できる、タフな掴みもある。
それでいて台詞のタイミングや動きの間も重要で、綿密な芝居が要求され、噛めば噛むほど様々な旨味が生まれてくる。
4人の客演の力が大きく、話を転がして周りを引っ掻き回す役どころ。誰ひとりも欠けてはいけない。
支配人@岡田達也は、温和な中に冷静沈着ぶりが潜み、まさに油断ならないクセ者である。
ベルボーイ@山田悠介は、達者な芝居人を相手に物怖じしない度胸と愛想の良さが強み。自分の芝居に徐々に自信をつけているなと分る。来年以降のD-BOYS STAGEでぜひ発揮して貰いたい。
ジュシャール@青柳塁斗は、年少ながらも誰よりも落ち着いていて、体の柔らかさと動きの鋭さが魅力。
ミレディ@深沢敦は、セリフや動きに暑苦しさや濃厚さがなく、知的な柔らか味があるのが好感。
実は*pnish*メンバーが、ゲストが作り出す渦に溺れるのを楽しみながら、いつの間にか自分たちの世界観に引きずり込み、最終的に纏めあげていく作品でもあった。
カテコ挨拶で先ずお礼を述べたのが、新境地に挑戦した森山栄治。
岡田さんからは、パニッシュに入りたいが「“滑舌”と“頭髪”に難アリが必要と言われた」というw。パニッシュは10周年を迎えたが、これからも15年、20年と続けていって欲しいと愉快にエール。
物販の鷲尾昇のトイレットペーパーの話になり、2ロールで700円は高い!とメンバーからもツッコミがw。
佐野大樹からは「これから神戸名古屋北海道と“珍道中”が続く」と意気込み。まさに珍道モード。
ダブルカテコは、殆ど出ずっぱりで奮闘した主役の土屋裕一から。劇中は内輪で色々ミスがあったが、支配人の「実は…」と言う台詞の時に、客席から絶妙にクシャミが出たと指摘。結構気になってたtutiだったw。
キャストも観客も、ゆるい緊張感で楽しく時間を過ごせたということかな。
ともあれ、東京千秋楽お疲れ様。
また其々単独活動が始まるが、*pnish*の次の本公演シリーズを楽しみに待ちたい。
パニッシュ作品は人気があるので、本家とは違うところで、『リバースヒストリカ』『モンスターボックス』が次々上演予定。
音楽座ミュージカル アイ・ラブ・坊ちゃん
2011年11月5日 舞台演劇音楽座ミュージカル『アイ・ラブ・坊ちゃん ~夏目漱石が『坊ちゃん』を書いた11日間~』を観てきた。
1992年の初演時から「日本のオリジナルミュージカルの到達点」と絶賛された作品。
音楽座ミュージカルともお初だが、興味があって割引チケットを手に入れた。
2週間前は『検察側の証人』を上演していた劇場だ。
明治三十九年初春。自己の存在や生活について苦悩する夏目漱石が、小説『坊ちゃん』の執筆を通して、自分自身と向き合い回復していく様子と、漱石の傍らで優しくしっかり見守る妻・鏡子の愛を描いた、オリジナルストーリー。
小説『坊ちゃん』は子ども時代に読んだままだが、次々に思い出されるエピソードが舞台上でどう表現されるのかも見どころ。
漱石の日常や執筆生活と、『坊ちゃん』の世界観が、リンクされシンクロされる巧みな脚本と演出が素晴らしい。
亡くなった親友・正岡子規を、小説で坊ちゃんに影響を与える“山嵐”と重ねてみたり。漱石の執筆が止まると、小説の中の坊ちゃん達の動きも言葉も止まったり。原稿をクチャクチャに丸めると、坊ちゃん達も固まってゴチャゴチャしたりw。
漱石の欝なる言葉や心情を、坊ちゃんが代弁し勇ましくものびのびと発してくれるので、爽快感が伴ってくる。
社会や人生の不安や絶望を感じてた漱石は、自分の憧れや希望を“坊ちゃん”に託していたのかもしれない。『坊ちゃん』を執筆する過程こそが、漱石自身を生かす再生への道だったのだろう。
収入も不安定な貧しい家をしっかり支え、漱石の我が儘な振る舞いを明るく快活に受け止め、ひたすら作家としての夫を信じて愛する夏目鏡子の存在も大きい。漱石の暴力にもよく耐えた鏡子は、坊ちゃんに無償の愛情を注いでくれた“清”とも重なっていく。
夏目漱石の広田勇二は、渋くて男前で頑固さと弱さがよく出ていた。
坊ちゃんの安中淳也は、ちょっと青柳塁斗似で溌剌と凛々しい。左足のサポーターが目についた。
山嵐(子規)の佐藤伸行が、まさに武骨で優しく正義感ある男っぷり。
夏目鏡子の宮崎祥子は、ちょっと日高のり子似の声で聴きやすい。のびやかで綺麗な歌声で、鏡子の心情がじんわりと伝わってきた。
贅沢な生バンドの演奏による和洋を散りばめたミュージカルナンバーは、耳によく馴染み、どれも楽しくて元気が出てくる。
和風のたおやかな歌い方で、皆さんしっかり歌えるのが見事。私にはやっぱり日本人のDNAが流れているんだなと思うw。
ダンスシーンもふんだんにあり、着物や学ラン、草履や下駄で踊る様子はありそうで見なかったので新鮮。20人位のコーラスや群舞は迫力と気心があふれて圧巻。勇気や元気が出てくる歌詞も、今だからこそ心に響く。
前年発表した『我輩は猫である』から現れたらしき“ネコ”が、『ミラクル☆トレイン』の“とくがわ”みたいなアクセントを添えていた。
終演後、役者の皆さんがロビーでお見送りをしてくれるサプライズ。
読み応えバッチリの公演パンフレットを、無料で配布してくれるのも嬉しいサービスだった。
1992年の初演時から「日本のオリジナルミュージカルの到達点」と絶賛された作品。
音楽座ミュージカルともお初だが、興味があって割引チケットを手に入れた。
2週間前は『検察側の証人』を上演していた劇場だ。
明治三十九年初春。自己の存在や生活について苦悩する夏目漱石が、小説『坊ちゃん』の執筆を通して、自分自身と向き合い回復していく様子と、漱石の傍らで優しくしっかり見守る妻・鏡子の愛を描いた、オリジナルストーリー。
小説『坊ちゃん』は子ども時代に読んだままだが、次々に思い出されるエピソードが舞台上でどう表現されるのかも見どころ。
漱石の日常や執筆生活と、『坊ちゃん』の世界観が、リンクされシンクロされる巧みな脚本と演出が素晴らしい。
亡くなった親友・正岡子規を、小説で坊ちゃんに影響を与える“山嵐”と重ねてみたり。漱石の執筆が止まると、小説の中の坊ちゃん達の動きも言葉も止まったり。原稿をクチャクチャに丸めると、坊ちゃん達も固まってゴチャゴチャしたりw。
漱石の欝なる言葉や心情を、坊ちゃんが代弁し勇ましくものびのびと発してくれるので、爽快感が伴ってくる。
社会や人生の不安や絶望を感じてた漱石は、自分の憧れや希望を“坊ちゃん”に託していたのかもしれない。『坊ちゃん』を執筆する過程こそが、漱石自身を生かす再生への道だったのだろう。
収入も不安定な貧しい家をしっかり支え、漱石の我が儘な振る舞いを明るく快活に受け止め、ひたすら作家としての夫を信じて愛する夏目鏡子の存在も大きい。漱石の暴力にもよく耐えた鏡子は、坊ちゃんに無償の愛情を注いでくれた“清”とも重なっていく。
夏目漱石の広田勇二は、渋くて男前で頑固さと弱さがよく出ていた。
坊ちゃんの安中淳也は、ちょっと青柳塁斗似で溌剌と凛々しい。左足のサポーターが目についた。
山嵐(子規)の佐藤伸行が、まさに武骨で優しく正義感ある男っぷり。
夏目鏡子の宮崎祥子は、ちょっと日高のり子似の声で聴きやすい。のびやかで綺麗な歌声で、鏡子の心情がじんわりと伝わってきた。
贅沢な生バンドの演奏による和洋を散りばめたミュージカルナンバーは、耳によく馴染み、どれも楽しくて元気が出てくる。
和風のたおやかな歌い方で、皆さんしっかり歌えるのが見事。私にはやっぱり日本人のDNAが流れているんだなと思うw。
ダンスシーンもふんだんにあり、着物や学ラン、草履や下駄で踊る様子はありそうで見なかったので新鮮。20人位のコーラスや群舞は迫力と気心があふれて圧巻。勇気や元気が出てくる歌詞も、今だからこそ心に響く。
前年発表した『我輩は猫である』から現れたらしき“ネコ”が、『ミラクル☆トレイン』の“とくがわ”みたいなアクセントを添えていた。
終演後、役者の皆さんがロビーでお見送りをしてくれるサプライズ。
読み応えバッチリの公演パンフレットを、無料で配布してくれるのも嬉しいサービスだった。
Studio Life 夏の夜の夢 Bチーム
2011年11月4日 舞台演劇Studio Life音楽劇『夏の夜の夢』Bonbonチームを観てきた。
解りやすく親しみやすいシェイクスピア音楽劇シリーズもいよいよ終盤。
先月観た『夏の夜の夢』Savarinチームと見比べるのはもちろんだが、『十二夜』のトークショーの内容も絡んでいて、興味深く楽しめた。
Savarinを観たのが初日だったので、だいぶ経過して進化しているとは思うが、Bonbonはとにかくアドリブが多く、ものすごいテンションの高さw。特に4人の若者の騒動がリアルに凄まじくて、笑いがとまらない(^o^)。
ライサンダーの関戸博一は「当たり障りのない顔」と早速イジられていてw、メイクがどれだけ剥げているのかつい確認してしまうw。ラリルレロの巻き舌が達者だ。
ディミートリアスの緒方和也は存在感が薄いなぁと思ってたら、ハーミアに「地味」と言われ、自称“ジミートリアス”w。
大くんのハーミアはデカイ女だったが、及川健のハーミアは「ちょっと年食ってる」「お肌の曲がり角」「ペチャパイ」「ベテラン女優」と言われ放題w。それでもハーミアは開き直る凛々しさがチャーミング。メイクも綺麗に映え、意外と軽やかな動きを見せて思わず拍手。さすが及川さん、ベテランの底力を思い知った。
先輩に真っ向勝負を挑んだのが、個性的なヘレナの青木隆敏。最初はオタクなブリっ子ぶりがあざとかったが、タガがどんどんハズれて、感情と言葉が激流のようにほとばしる。負けず嫌いのアドリブがポンポン飛び出し、ソロでものびやかな声が響いた。
ハーミアとヘレナの女対決は、Savarinよりもこちらに軍配があがったといえよう。
アテネイ職人の5人組もついに“中年”劇団へ(笑)。笠原浩夫、曽世海児というオスカー&ライサンダー俳優が揃っていてそりゃもう豪華。
奥田努のボトムも賑やかで逞しいが、篠田仁志のスナッグ@ライオンがこなれていて見応えがある。シスビーになった神野明人も奮闘。
客演の坂本岳大も3バージョンとも違う役どころでどれも重要だ。台詞や動きに混乱もなく、見事にこなしていた。
客席通路出入口近くの席で、ラッキーだったのかそうでもなかったのかw。
アテネイ劇団員が出たり入ったりし、空席に座るパックまで通っていく。キャストだけでなく、お手洗いで出ていくお客さんもいる。
とにかく落ち着かなく忙しない席だった。おかげでウトウトしそうになるのを抑えられたw。
人生ではよく、「夢」とは叶うものか叶わないものかと問われ続ける。
だが、『夏の夜の夢』の舞台を観て、パックの後口上を聞いたら、そんなことはどうでもよくなる。
「夢」はひと時の楽しみであればいい。イヤなこと哀しいことを忘れられる眠りを運んでくれればいい。
二作品ともStudio Lifeのライフワーク的作品になりつつある。今度再演する時は、せめて5年位は間を空けていただければと思う。
終演後はトークショーかと思いきや、お楽しみのミニライブ。
キャラクターのソロをはじめ、キャストが客席に散らばり、メインのダンスミュージックを賑やかに披露。
座ったまま手拍子をするお客さん。ライブ感覚で、後半は立ち上がったり拳をあげたり手フリをしたくなったw。
次回本公演は、樹なつみ原作の『OZ』を7年ぶりの再演。ムトーを演じた大くんの出世作だね。
今回はキャスト一新でダブルキャスト。ムトー役は、松本慎也と馴染みのない客演の竜星涼。
リオンには、前回好演の曽世さんと雰囲気が似てる林修司(ルドビコ★)。リオンはいいとして、ムトーには劇団員を起用して欲しかった。
あまり食指がわかないキャストなので、1回ずつの観劇で充分だろう。
解りやすく親しみやすいシェイクスピア音楽劇シリーズもいよいよ終盤。
先月観た『夏の夜の夢』Savarinチームと見比べるのはもちろんだが、『十二夜』のトークショーの内容も絡んでいて、興味深く楽しめた。
Savarinを観たのが初日だったので、だいぶ経過して進化しているとは思うが、Bonbonはとにかくアドリブが多く、ものすごいテンションの高さw。特に4人の若者の騒動がリアルに凄まじくて、笑いがとまらない(^o^)。
ライサンダーの関戸博一は「当たり障りのない顔」と早速イジられていてw、メイクがどれだけ剥げているのかつい確認してしまうw。ラリルレロの巻き舌が達者だ。
ディミートリアスの緒方和也は存在感が薄いなぁと思ってたら、ハーミアに「地味」と言われ、自称“ジミートリアス”w。
大くんのハーミアはデカイ女だったが、及川健のハーミアは「ちょっと年食ってる」「お肌の曲がり角」「ペチャパイ」「ベテラン女優」と言われ放題w。それでもハーミアは開き直る凛々しさがチャーミング。メイクも綺麗に映え、意外と軽やかな動きを見せて思わず拍手。さすが及川さん、ベテランの底力を思い知った。
先輩に真っ向勝負を挑んだのが、個性的なヘレナの青木隆敏。最初はオタクなブリっ子ぶりがあざとかったが、タガがどんどんハズれて、感情と言葉が激流のようにほとばしる。負けず嫌いのアドリブがポンポン飛び出し、ソロでものびやかな声が響いた。
ハーミアとヘレナの女対決は、Savarinよりもこちらに軍配があがったといえよう。
アテネイ職人の5人組もついに“中年”劇団へ(笑)。笠原浩夫、曽世海児というオスカー&ライサンダー俳優が揃っていてそりゃもう豪華。
奥田努のボトムも賑やかで逞しいが、篠田仁志のスナッグ@ライオンがこなれていて見応えがある。シスビーになった神野明人も奮闘。
客演の坂本岳大も3バージョンとも違う役どころでどれも重要だ。台詞や動きに混乱もなく、見事にこなしていた。
客席通路出入口近くの席で、ラッキーだったのかそうでもなかったのかw。
アテネイ劇団員が出たり入ったりし、空席に座るパックまで通っていく。キャストだけでなく、お手洗いで出ていくお客さんもいる。
とにかく落ち着かなく忙しない席だった。おかげでウトウトしそうになるのを抑えられたw。
人生ではよく、「夢」とは叶うものか叶わないものかと問われ続ける。
だが、『夏の夜の夢』の舞台を観て、パックの後口上を聞いたら、そんなことはどうでもよくなる。
「夢」はひと時の楽しみであればいい。イヤなこと哀しいことを忘れられる眠りを運んでくれればいい。
二作品ともStudio Lifeのライフワーク的作品になりつつある。今度再演する時は、せめて5年位は間を空けていただければと思う。
終演後はトークショーかと思いきや、お楽しみのミニライブ。
キャラクターのソロをはじめ、キャストが客席に散らばり、メインのダンスミュージックを賑やかに披露。
座ったまま手拍子をするお客さん。ライブ感覚で、後半は立ち上がったり拳をあげたり手フリをしたくなったw。
次回本公演は、樹なつみ原作の『OZ』を7年ぶりの再演。ムトーを演じた大くんの出世作だね。
今回はキャスト一新でダブルキャスト。ムトー役は、松本慎也と馴染みのない客演の竜星涼。
リオンには、前回好演の曽世さんと雰囲気が似てる林修司(ルドビコ★)。リオンはいいとして、ムトーには劇団員を起用して欲しかった。
あまり食指がわかないキャストなので、1回ずつの観劇で充分だろう。
ミュージカル ニューヨークに行きたい!!
2011年11月3日 舞台演劇ミュージカル『ニューヨークに行きたい!!』を観てきた。
帝劇開場100周年記念公演のひとつ。
帝劇100周年感謝デーのお値段で、ちょい端ブロックの前方。
チラシ効果もあっていかにも派手な印象を受けるが、ニューヨークもアメリカも出てこないw。
ニューヨーク行きの豪華客船で巻き起こる、3組のドイツのカップルのお話。
TVの人気司会者でバリバリのキャリアウーマンのリサの母親と、子連れの中年男アクセルの父親が、老人ホームから駆け落ちしてニューヨークへ。二人を追うリサとアクセルが、互いに反発しながらも気持ちが通じ合っていく。一方、リサの仲間のフレッドとコスタも後を追いかけて、互いを見つめ直して再燃する。
中年と壮年の男女間の愛に、親子愛や同性愛を絡ませて、女性の生き方を問うた陽気でハッピーな物語だった。
スラリとした瀬名じゅんが、時に男勝りに時にセクシーにと鮮やかな存在感。黒いパンツスーツや赤いドレスより、紫のミニドレスが好みかな。
ひょうきんな中に凛とした強さをもつ橋本さとしが、お茶目で男らしくてセクシーで魅力的。
二人ともコミカルな演技やアドリブも冴え、ラブシーンと共に楽しませる。リサとアクセルの枕投げはマジモードが入ってて、夏の『三銃士』のアトスとミレディを彷彿w。
浅丘ルリ子のマリアは、ほとばしる愛情を柔らかい言葉にのせてチャーミング。フリルな衣装も可愛い。
村井国夫のオットーは、渋くてダンディでみんなを温かく包み込むが、キュートな一面も覗かせる。
泉見洋平のオカマなフレッドがとっても新鮮で似合う。キラキラ眼が何て可愛い!
フレッドの愛を優しく受けとめるコスタの戸井勝海が、ワイルドで情熱的。
大人たちを冷静にユーモアたっぷりに見守るのが、アクセルの息子フロリアン(Wキャスト)。この回は石川新太で、昨年の『オオカミ王ロボ』から比べ身長が10センチ近く伸びていてビックリ。「クール!」の生意気口調もピッタリで、歌にダンスにエセ指揮と大活躍。橋本さんとの親子コンビも痛快に決まった。
ドイツでは有名なウド・ユルゲンスの楽曲と、ミヒャエル・クンツェの多数提供した作詞のナンバーがいっぱい。ポップでリズミカルでメロウな多彩な曲調は、日本人好みですぐ馴染める。
殆どがダンスナンバーで、ダンスシーンも多い。観てるほうも思わず体を動かしたくなるほどで、まさにライブ感覚。
男女合わせて20名以上のアンサンブルキャストが、何度も着替えて踊ってと、めまぐるしいほどのパワーと賑やかさに圧倒されそう。
これでもかというぐらい歌と踊りが入るので、ちょっとしつこくも感じたり。もう少し人物の描写を芝居で注いで欲しかった。二幕はキスシーンも多いので、子役の気持ちも踏まえ、すっきり感が必要な気がする。
開演前には、指揮者の塩田朋弘氏によるオケメンバーのロビー演奏もあったり。凄い混雑でよく見えず聞こえず。開演オープニングと終演エンディングにも愉快な演出があって、テンション高い塩田氏やオケメンバーにいっぱいの拍手が贈られた。
ライブ感覚の楽しく愉快なミュージカル。こういうのもたまにはイイ。
終わった後は、曲があまり耳に残っていない。
二幕から少し経った頃に起きた地震が、妙にリアルに思い出された。帝劇で遭遇したのは2度目だな^^;。
帝劇開場100周年記念公演のひとつ。
帝劇100周年感謝デーのお値段で、ちょい端ブロックの前方。
チラシ効果もあっていかにも派手な印象を受けるが、ニューヨークもアメリカも出てこないw。
ニューヨーク行きの豪華客船で巻き起こる、3組のドイツのカップルのお話。
TVの人気司会者でバリバリのキャリアウーマンのリサの母親と、子連れの中年男アクセルの父親が、老人ホームから駆け落ちしてニューヨークへ。二人を追うリサとアクセルが、互いに反発しながらも気持ちが通じ合っていく。一方、リサの仲間のフレッドとコスタも後を追いかけて、互いを見つめ直して再燃する。
中年と壮年の男女間の愛に、親子愛や同性愛を絡ませて、女性の生き方を問うた陽気でハッピーな物語だった。
スラリとした瀬名じゅんが、時に男勝りに時にセクシーにと鮮やかな存在感。黒いパンツスーツや赤いドレスより、紫のミニドレスが好みかな。
ひょうきんな中に凛とした強さをもつ橋本さとしが、お茶目で男らしくてセクシーで魅力的。
二人ともコミカルな演技やアドリブも冴え、ラブシーンと共に楽しませる。リサとアクセルの枕投げはマジモードが入ってて、夏の『三銃士』のアトスとミレディを彷彿w。
浅丘ルリ子のマリアは、ほとばしる愛情を柔らかい言葉にのせてチャーミング。フリルな衣装も可愛い。
村井国夫のオットーは、渋くてダンディでみんなを温かく包み込むが、キュートな一面も覗かせる。
泉見洋平のオカマなフレッドがとっても新鮮で似合う。キラキラ眼が何て可愛い!
フレッドの愛を優しく受けとめるコスタの戸井勝海が、ワイルドで情熱的。
大人たちを冷静にユーモアたっぷりに見守るのが、アクセルの息子フロリアン(Wキャスト)。この回は石川新太で、昨年の『オオカミ王ロボ』から比べ身長が10センチ近く伸びていてビックリ。「クール!」の生意気口調もピッタリで、歌にダンスにエセ指揮と大活躍。橋本さんとの親子コンビも痛快に決まった。
ドイツでは有名なウド・ユルゲンスの楽曲と、ミヒャエル・クンツェの多数提供した作詞のナンバーがいっぱい。ポップでリズミカルでメロウな多彩な曲調は、日本人好みですぐ馴染める。
殆どがダンスナンバーで、ダンスシーンも多い。観てるほうも思わず体を動かしたくなるほどで、まさにライブ感覚。
男女合わせて20名以上のアンサンブルキャストが、何度も着替えて踊ってと、めまぐるしいほどのパワーと賑やかさに圧倒されそう。
これでもかというぐらい歌と踊りが入るので、ちょっとしつこくも感じたり。もう少し人物の描写を芝居で注いで欲しかった。二幕はキスシーンも多いので、子役の気持ちも踏まえ、すっきり感が必要な気がする。
開演前には、指揮者の塩田朋弘氏によるオケメンバーのロビー演奏もあったり。凄い混雑でよく見えず聞こえず。開演オープニングと終演エンディングにも愉快な演出があって、テンション高い塩田氏やオケメンバーにいっぱいの拍手が贈られた。
ライブ感覚の楽しく愉快なミュージカル。こういうのもたまにはイイ。
終わった後は、曲があまり耳に残っていない。
二幕から少し経った頃に起きた地震が、妙にリアルに思い出された。帝劇で遭遇したのは2度目だな^^;。
MASH UP! vol.1 1st
2011年11月3日 イベント『MASH UP!』vol.1の1st STAGEに行ってきた。
お初の初台のライブ会場はちょい狭し。
初となる、Ash(中村誠治郎&根本正勝)×RSK(加藤良輔)×YOHのミックスライブ第一弾。
加藤良輔くんもYOHさんも舞台で役者としては何度も観たことがあったが、アーティストとしての彼らをライブで観るのは初めて。もちろん曲も知らないが、其々持ち歌を3曲ずつ披露。
トップバッターのRSKは、しなやかな動きを見せながら歌い上げて可愛い。
2番手のYOHは、ロックな曲でのびやかな歌声を聴かせて結構ノれる。
RSKは2曲目の「Do it」がNEWなら、OLDはあるのか?とYOHさんに突っ込まれてたりw。
YOHの3曲目は、大好きな『聖闘士星矢』にインスパイアされて作ったという「アクシア」を披露。ここで初めて知ったが、YOHさんの相方って藤原祐規だったんだねw。
トリはAshの「REAL」から。誠治郎とは『戦国BASARA3』ぶりで髪がボサボサ伸び放題。根本さんとは『遙か祭』ぶりw。2曲目もタオルをブンブン回し手フリしながらノった。
恒例のトークは最近嬉しかったこと。誠治郎は『BASARA3』が終わったことと、新しいギターを買ったと満面の笑み。客席から「三成さまー」「カッコイー!」の声援が飛び、「溶けちゃう」とニヤニヤ。根本さんからは『絆』や『遙か祭』の話は出なかったが、2日前にスマホを買ったこと。でも指タッチが遅く、誠治郎からは「おじいちゃんみたい」と表情まで指摘される。どうやら電子機器類は苦手らしい根本さんは「数学はお金だけ」とキッパリw。逆に誠治郎は数学が得意らしく、実は情報処理1級を持っているらしい。
4曲目は明日発売のニューアルバムから「this」を初披露。今年これをナマで聞かせるのは今日だけだという。根本さんの力強い詩と誠治郎のパワフルな曲で、気持ち良くノれた。
フィナーレは、ライブの黒Tシャツを着た4人が登場。ライブタオルを髪に巻きつける誠治郎。RSKに「目、開けてる?」(笑)とツッコむYOH。YOHはRSKのヘアスタイリングをしてくれたそうで、二人ともすっかり意気投合。
Ashのバンド(3人)も揃って、みんなでラストに昭和の歌を唄うという。タイトルは昭和人なら誰でも知ってる大事manブラザーズの「それが大事」。ガンガン心に響いて、拳を振上げて一緒に唄った。
其々に告知もあり。和やかに賑やかに盛り上がって終了した。
当初は2時間かなと思ったが、スタンディングには丁度イイ90分。まずまずの楽しさだった。
第二弾もまた行きたい。
お初の初台のライブ会場はちょい狭し。
初となる、Ash(中村誠治郎&根本正勝)×RSK(加藤良輔)×YOHのミックスライブ第一弾。
加藤良輔くんもYOHさんも舞台で役者としては何度も観たことがあったが、アーティストとしての彼らをライブで観るのは初めて。もちろん曲も知らないが、其々持ち歌を3曲ずつ披露。
トップバッターのRSKは、しなやかな動きを見せながら歌い上げて可愛い。
2番手のYOHは、ロックな曲でのびやかな歌声を聴かせて結構ノれる。
RSKは2曲目の「Do it」がNEWなら、OLDはあるのか?とYOHさんに突っ込まれてたりw。
YOHの3曲目は、大好きな『聖闘士星矢』にインスパイアされて作ったという「アクシア」を披露。ここで初めて知ったが、YOHさんの相方って藤原祐規だったんだねw。
トリはAshの「REAL」から。誠治郎とは『戦国BASARA3』ぶりで髪がボサボサ伸び放題。根本さんとは『遙か祭』ぶりw。2曲目もタオルをブンブン回し手フリしながらノった。
恒例のトークは最近嬉しかったこと。誠治郎は『BASARA3』が終わったことと、新しいギターを買ったと満面の笑み。客席から「三成さまー」「カッコイー!」の声援が飛び、「溶けちゃう」とニヤニヤ。根本さんからは『絆』や『遙か祭』の話は出なかったが、2日前にスマホを買ったこと。でも指タッチが遅く、誠治郎からは「おじいちゃんみたい」と表情まで指摘される。どうやら電子機器類は苦手らしい根本さんは「数学はお金だけ」とキッパリw。逆に誠治郎は数学が得意らしく、実は情報処理1級を持っているらしい。
4曲目は明日発売のニューアルバムから「this」を初披露。今年これをナマで聞かせるのは今日だけだという。根本さんの力強い詩と誠治郎のパワフルな曲で、気持ち良くノれた。
フィナーレは、ライブの黒Tシャツを着た4人が登場。ライブタオルを髪に巻きつける誠治郎。RSKに「目、開けてる?」(笑)とツッコむYOH。YOHはRSKのヘアスタイリングをしてくれたそうで、二人ともすっかり意気投合。
Ashのバンド(3人)も揃って、みんなでラストに昭和の歌を唄うという。タイトルは昭和人なら誰でも知ってる大事manブラザーズの「それが大事」。ガンガン心に響いて、拳を振上げて一緒に唄った。
其々に告知もあり。和やかに賑やかに盛り上がって終了した。
当初は2時間かなと思ったが、スタンディングには丁度イイ90分。まずまずの楽しさだった。
第二弾もまた行きたい。
*pnish* トラベルモード 初日
2011年11月2日 舞台演劇*pnish* vol.13『トラベルモード』初日を観てきた。
『サムライモード』『マハラジャモード』『ウエスタンモード』に続く“モードシリーズ”最終章!
10周年を迎えた*pnish*が、初の4都市公演にも挑む。
17世紀初頭、フランスはカレーの港町のホテルを舞台に、ニセ三銃士の青年たちが、ホテル従業員や、居合わせたダルタニャンとリシュリュー枢機卿の使者たちを巻き込んで繰り広げる、ドタバタコメディ。
オープニングの対決シーンが迫力があってカッコイー。ダルタニャンはやけに体が大きいが溌剌と奮闘。他キャストも覆面をしながらサマになって、みんな相当立ち回りの稽古を積んだと思われる。
ホテルのロビーの作りが、B×bの『FRONT LINE』とソックリw。ホテルも従業員の衣装も現代風なのがちょっと残念。
*pnish*のシチュエーション・コメディは珍しいが、セリフや動きのテンポの良さはさすが。ベタなのに笑えるネタも多い。
常道通りの生き生きしたキャラクターにはブレがなく、楽しんで全力でぶつけてくるので好感。
主役の土屋裕一@エディが物語の道化役。周りの状況に誰よりも反応しリアクションを起す忙しい役どころだが、情けないチンピラぶりが意外とよくハマる。
佐野大樹@マルセルは、テンション高いお馬鹿な愛嬌を存分に発揮。
鷲尾昇@レイモンは、寡黙な中に思いやりや強さを持つ柔軟さ。
マルセルとレイモンがわざとエディをのけ者にしちゃうところが、結構新鮮に映る。
森山栄治は、メイクにもアクションにも気合が入って頼もしい。マルセルやレイモンとの絡みがもう少し欲しかった。
客演組が堅実で賑やか。岡田達也@支配人が計算高くしつこいやり手。山田悠介@ベルボーイはお調子者なミーハーぶり。二人の絶妙なやり取りがポイントだ。
青柳塁斗はナルシーぶりが板につき、シャープなアクションが冴える。
深沢敦の役を知った時は笑ったが、したたかな策士ぶりがチャーミングに見える。
モードシリーズに馴染みのある宮川康裕と大岩主弥、初参戦の六本木康弘が、役的なアクションが少なかった。カテコで二階から飛び降りたぐらいだから、実はこの三人こそが本物の三銃士でしたー!ってオチも期待していたw。
“1人は皆の為に、皆は1人の為に”。
良くもぬるくも、パニッシュ流「三銃士」だった。
ちょっと老けた18歳と、ちょっと若い34たち。彼らの真っ直ぐで不器用な生き方に笑いと反発を覚えながら、若者らしいほろ苦さと情熱が眩しく感じられる舞台だった。
ロビーに、パニッシュと撮影できるボードもあり。
モードシリーズの最終なので、千秋楽にもう一回観る予定。
『サムライモード』『マハラジャモード』『ウエスタンモード』に続く“モードシリーズ”最終章!
10周年を迎えた*pnish*が、初の4都市公演にも挑む。
17世紀初頭、フランスはカレーの港町のホテルを舞台に、ニセ三銃士の青年たちが、ホテル従業員や、居合わせたダルタニャンとリシュリュー枢機卿の使者たちを巻き込んで繰り広げる、ドタバタコメディ。
オープニングの対決シーンが迫力があってカッコイー。ダルタニャンはやけに体が大きいが溌剌と奮闘。他キャストも覆面をしながらサマになって、みんな相当立ち回りの稽古を積んだと思われる。
ホテルのロビーの作りが、B×bの『FRONT LINE』とソックリw。ホテルも従業員の衣装も現代風なのがちょっと残念。
*pnish*のシチュエーション・コメディは珍しいが、セリフや動きのテンポの良さはさすが。ベタなのに笑えるネタも多い。
常道通りの生き生きしたキャラクターにはブレがなく、楽しんで全力でぶつけてくるので好感。
主役の土屋裕一@エディが物語の道化役。周りの状況に誰よりも反応しリアクションを起す忙しい役どころだが、情けないチンピラぶりが意外とよくハマる。
佐野大樹@マルセルは、テンション高いお馬鹿な愛嬌を存分に発揮。
鷲尾昇@レイモンは、寡黙な中に思いやりや強さを持つ柔軟さ。
マルセルとレイモンがわざとエディをのけ者にしちゃうところが、結構新鮮に映る。
森山栄治は、メイクにもアクションにも気合が入って頼もしい。マルセルやレイモンとの絡みがもう少し欲しかった。
客演組が堅実で賑やか。岡田達也@支配人が計算高くしつこいやり手。山田悠介@ベルボーイはお調子者なミーハーぶり。二人の絶妙なやり取りがポイントだ。
青柳塁斗はナルシーぶりが板につき、シャープなアクションが冴える。
深沢敦の役を知った時は笑ったが、したたかな策士ぶりがチャーミングに見える。
モードシリーズに馴染みのある宮川康裕と大岩主弥、初参戦の六本木康弘が、役的なアクションが少なかった。カテコで二階から飛び降りたぐらいだから、実はこの三人こそが本物の三銃士でしたー!ってオチも期待していたw。
“1人は皆の為に、皆は1人の為に”。
良くもぬるくも、パニッシュ流「三銃士」だった。
ちょっと老けた18歳と、ちょっと若い34たち。彼らの真っ直ぐで不器用な生き方に笑いと反発を覚えながら、若者らしいほろ苦さと情熱が眩しく感じられる舞台だった。
ロビーに、パニッシュと撮影できるボードもあり。
モードシリーズの最終なので、千秋楽にもう一回観る予定。
東京タワーエンタメ祭舞台シャッフル Cチーム
2011年11月2日 舞台演劇東京タワーエンタメ祭 舞台『SHUFFLE シャッフル』Cチームを観てきた。
2010年11月、劇団スパイスガーデンによって上演された舞台『シャッフル』。
10/22から公開中の映画化を記念し、新たに若手俳優を集結させ、キャストを一新して再構築した舞台版の再演である。
劇団メンバーもシャッフルして新しい5人組で3チームを構成。3チームとも観た観客の投票によって、各配役のNO.1を集め、スペシャルチームによる特別公演も行う、全く新しい演劇のカタチを目指した試みである。
チームごとの切磋琢磨や結束力も試され、トリプルキャストの意気込みもいっそう高まる仕組みだ。
今回観たのはCチーム。A・B・Cまとめ買いチケットもあったが、残り2チームを観る時間的余裕がないのが残念。
初日に観た映画とどう違うのか、舞台ならではの演出や芝居に興味があった。
とあるワイン工場に呼び出された5人は、かつて共に銀行強盗を企て5億の金を盗んだ仲間だった。しかし彼らの中に裏切り者がいたり、金の在り処を唯一知る男が記憶喪失になったりして、彼らはプロジェクト「シャッフル」を企画し実行していく。
映画とだいたい同じ筋書きのワンシチュエーション・サスペンス。
映画と大幅に違うのは、5人しか出ていないところ。映画よりもシンプルですっきりと分りやすく纏まっている。
フォーカスされていない時の役者の細やかな表情や動きに目をやれるのが、舞台ならではの良さだ。二面性三面性のある役の芝居を、映画以上に濃密に生々しく楽しめた。
布石を折り混ぜ、過去と現在を巧みに絡み合わせる演出は見事。役者の芝居も効果的だ。
ビデオモニターや音声も、スピーディーにインサートされており、しつこさがない。
前半はコメディ要素が強いが、後半は一気にシリアスへ転調、加速されていく。
正面と左右の三面の客席で、私は右サイドから観たが、役者の背中が邪魔になって人の表情が見え難い場面が度々あったのが残念。色々な角度から観たら、また違って見えることだろう。
劇団メンバーからは、山中雄輔、和田成正が参加。山中さんはカツラを被ると、松山ケンイチ似になってカワイイ。二人とも前回公演を経験しての達者な芝居、映画版にもチョイ役で出演していた。
平野靖幸の笑いが笑いを呼び、手馴れた小芝居に注目。中村龍介は前半のテンション高い芝居が新鮮、鋭敏な目力に惹きつけられる。斎藤ヤスカはさすがのカメレオンぶりで、多彩な演技で盛り上げる。
舞台版のラストは、どんでん返し的要素はなく、あくまでハードボイルドちっく。映画版より好みという人もいるだろう。
リピーターを見込んだ2時間弱の上演で、映画版より短めなのもイイ。
 ̄
終演後、5人のトークショー。
「雀」と「ファブリーズ」は日替わりネタ。ネタ募集中(笑)。
山中さんのカツラは、前作で坊主頭にした髪が伸びなかったので苦肉の策。劇中カツラを取ったり付けたりするのが、かえってアクセントになり、新鮮な笑いも引き出されたから成功!
客席と近いので、汗には気を使う。デニム素材のスーツも暑そうだ。
ABCとも雰囲気や立ち位置は違うが、セリフも微妙に違うそうで、3冊台本をもって演出する及川拓郎さんも大変だという話題。
“AKB”の気持ちが少しわかったと言うヤスカさん。投票はあえて気にせず、毎回全力でやりたいと言う龍介さん。昨年経験済みだった山中さんは、できれば違う役で出たかったという(戸辺か堺で)。
Aはチームワークがウリだが、Cチームは?と訊かれ、個性が強いのでフリーダムチーム。劇中オカマでBLな場面も作っているので、CではなくGチームだ!ってことに(笑)。
日々見えないところで小芝居したりアクションもして、1公演1公演を全力でやって進化しているCチーム。あと3公演しかないのは短か過ぎるので、スペシャルチームとしてまたこのメンバーであと7公演やりたいと一致。
最後に年長の平野さんがゆる~く纏めて、ラインナップして終了した。
話したがりやの人が多くて、トークは30分以上! 撮影もしていたが、全部収録されるんだろうか。
2010年11月、劇団スパイスガーデンによって上演された舞台『シャッフル』。
10/22から公開中の映画化を記念し、新たに若手俳優を集結させ、キャストを一新して再構築した舞台版の再演である。
劇団メンバーもシャッフルして新しい5人組で3チームを構成。3チームとも観た観客の投票によって、各配役のNO.1を集め、スペシャルチームによる特別公演も行う、全く新しい演劇のカタチを目指した試みである。
チームごとの切磋琢磨や結束力も試され、トリプルキャストの意気込みもいっそう高まる仕組みだ。
今回観たのはCチーム。A・B・Cまとめ買いチケットもあったが、残り2チームを観る時間的余裕がないのが残念。
初日に観た映画とどう違うのか、舞台ならではの演出や芝居に興味があった。
とあるワイン工場に呼び出された5人は、かつて共に銀行強盗を企て5億の金を盗んだ仲間だった。しかし彼らの中に裏切り者がいたり、金の在り処を唯一知る男が記憶喪失になったりして、彼らはプロジェクト「シャッフル」を企画し実行していく。
映画とだいたい同じ筋書きのワンシチュエーション・サスペンス。
映画と大幅に違うのは、5人しか出ていないところ。映画よりもシンプルですっきりと分りやすく纏まっている。
フォーカスされていない時の役者の細やかな表情や動きに目をやれるのが、舞台ならではの良さだ。二面性三面性のある役の芝居を、映画以上に濃密に生々しく楽しめた。
布石を折り混ぜ、過去と現在を巧みに絡み合わせる演出は見事。役者の芝居も効果的だ。
ビデオモニターや音声も、スピーディーにインサートされており、しつこさがない。
前半はコメディ要素が強いが、後半は一気にシリアスへ転調、加速されていく。
正面と左右の三面の客席で、私は右サイドから観たが、役者の背中が邪魔になって人の表情が見え難い場面が度々あったのが残念。色々な角度から観たら、また違って見えることだろう。
劇団メンバーからは、山中雄輔、和田成正が参加。山中さんはカツラを被ると、松山ケンイチ似になってカワイイ。二人とも前回公演を経験しての達者な芝居、映画版にもチョイ役で出演していた。
平野靖幸の笑いが笑いを呼び、手馴れた小芝居に注目。中村龍介は前半のテンション高い芝居が新鮮、鋭敏な目力に惹きつけられる。斎藤ヤスカはさすがのカメレオンぶりで、多彩な演技で盛り上げる。
舞台版のラストは、どんでん返し的要素はなく、あくまでハードボイルドちっく。映画版より好みという人もいるだろう。
リピーターを見込んだ2時間弱の上演で、映画版より短めなのもイイ。
 ̄
終演後、5人のトークショー。
「雀」と「ファブリーズ」は日替わりネタ。ネタ募集中(笑)。
山中さんのカツラは、前作で坊主頭にした髪が伸びなかったので苦肉の策。劇中カツラを取ったり付けたりするのが、かえってアクセントになり、新鮮な笑いも引き出されたから成功!
客席と近いので、汗には気を使う。デニム素材のスーツも暑そうだ。
ABCとも雰囲気や立ち位置は違うが、セリフも微妙に違うそうで、3冊台本をもって演出する及川拓郎さんも大変だという話題。
“AKB”の気持ちが少しわかったと言うヤスカさん。投票はあえて気にせず、毎回全力でやりたいと言う龍介さん。昨年経験済みだった山中さんは、できれば違う役で出たかったという(戸辺か堺で)。
Aはチームワークがウリだが、Cチームは?と訊かれ、個性が強いのでフリーダムチーム。劇中オカマでBLな場面も作っているので、CではなくGチームだ!ってことに(笑)。
日々見えないところで小芝居したりアクションもして、1公演1公演を全力でやって進化しているCチーム。あと3公演しかないのは短か過ぎるので、スペシャルチームとしてまたこのメンバーであと7公演やりたいと一致。
最後に年長の平野さんがゆる~く纏めて、ラインナップして終了した。
話したがりやの人が多くて、トークは30分以上! 撮影もしていたが、全部収録されるんだろうか。
Studio Life 十二夜 Cチーム
2011年11月1日 舞台演劇Studio Life音楽劇『十二夜』Chocolatチームを観てきた。
解りやすく親しみやすいシェイクスピア音楽劇シリーズ。
『夏の夜の夢』2チームと並行しての上演で、スタジオライフには2度目の『十二夜』だ。
船の難波で別れ別れになり、其々海岸のある国に流された双子の兄妹。男装した妹ヴァイオラをめぐって恋の騒ぎが巻き起こり、知らずに兄セバスチャンも同じ街にやってきて、てんやわんやの大騒ぎになる話。
『夏の夜の夢』と比べると、ちょっぴりほろ苦さが残るハッピーエンドな作品。
『夏の夜の夢』キャストも入り、初演と一部キャストが変わったが、ストーリーも歌も前回と同じ世界観。
宇野亜喜良氏による舞台ヴィジュアルも大胆に変更。衣装もヘアメイクも洗練されている。
みんなメイクが濃いので、ヴァイオラとセバスチャンがより双子らしくソックリに見える。二幕で高台から現れた場面は、一瞬セバスチャンかヴァイオラか分らなくなったものw。まさにアキラ・マジックw。
関戸博一のセバスチャンは、無鉄砲でやんちゃでとっても魅力的。まるでどこぞのダルタニアンみたいと思ったが、いつかライフさんで『三銃士』をやって頂きたいな。もちろんダルタニアンには関戸さん一押しでw。
『十二夜』初参戦の岩崎大のアントーニオは、濡れたような黒髪がよく似合う。セバスチャンに恋慕する様子は、初演よりもBL風味が増していたw。
石飛幸治のフェステは、威厳と体格があってちょっと道化には見えない。倉本徹さんの道化のほうが愛嬌があったと思う。
初演のコーラス隊は“雀”がモチーフだったが、今回は“阿呆鳥”!? 舞台上のボックス移動と場面展開で奮闘、小芝居もふんだんにあって、4人のチームワークが楽しく発揮されていた。
青木隆敏は更なるMっぷりで可愛い。笠原浩夫も更なるドランカーぶりで面白い。
作品のキモ、マルヴォーリオは初演と同じ坂本岳大。客演というより殆どライフ団員と化して、逞しくのびのびと道化ぶりを披露。哀れな扱いにいっそう同情させられた。
皆さん、1公演1公演を全力でぶつかって疾走している様子が微笑ましい。
今回も勢いに飲まれながら、笑って笑ってあっという間に時間が過ぎ去った。
 ̄
終演後は、メインキャスト8人によるトークショー。司会はオーシーノ公爵をやった曽世海司。
岩崎大は、甲冑の髑髏の絵を亜喜良さん本人が5分ほどで描いてくれたと喜ぶ。しかも大くんは着たまま立ったままで。立体的に見えるでしょ?と満足そう。
その亜喜良さんの参加を前から望んでいたと言う林勇輔は、夢が叶ったと大満足。2バージョンの役をやってどれも新鮮な気持ちだという。
石飛幸治は、今回の道化に合わせて髪を切ったと報告。でも来年の舞台まで延びるかどうか苦笑。
松本慎也は、メイクを念入りにやって関戸さんに差をつけたいとw。
関戸博一は、3バージョンとも違う役で、どれも隣の及川さんと絡む役どころ。台詞も時に混乱するという。メイクを濃くやっても薄くなり、本番中もメイクが剥げたとハプニングを披露。苦笑する関戸さんに「存在が薄い」「顔に引っかかりがない」と林さんからキツーイつっこみw。
及川健は、芳樹と違ってこっちがリードしないといけないと、また関戸さんにダメ出しw。ちょっとSを見せながらも、関戸さんと仲良さげな空気も見せるw。
笠原浩夫は、3バージョンやってとにかく「疲れた」、でも「楽しい」と満足そう。本番中のコンタクト事件を披露し、テンション高いムードメーカーぶりを発揮。
曽世海司は、そんな笠原さんを先輩として讃えつつ、今後の公演の意気込みを発して締めた。
シリーズ公演も既に中盤。大阪、新潟、かめあり、韓国公演と続くので、皆さんにはいっそう精進していただきたい。
次回は『夏の夜の夢』Bチームを観劇予定。
解りやすく親しみやすいシェイクスピア音楽劇シリーズ。
『夏の夜の夢』2チームと並行しての上演で、スタジオライフには2度目の『十二夜』だ。
船の難波で別れ別れになり、其々海岸のある国に流された双子の兄妹。男装した妹ヴァイオラをめぐって恋の騒ぎが巻き起こり、知らずに兄セバスチャンも同じ街にやってきて、てんやわんやの大騒ぎになる話。
『夏の夜の夢』と比べると、ちょっぴりほろ苦さが残るハッピーエンドな作品。
『夏の夜の夢』キャストも入り、初演と一部キャストが変わったが、ストーリーも歌も前回と同じ世界観。
宇野亜喜良氏による舞台ヴィジュアルも大胆に変更。衣装もヘアメイクも洗練されている。
みんなメイクが濃いので、ヴァイオラとセバスチャンがより双子らしくソックリに見える。二幕で高台から現れた場面は、一瞬セバスチャンかヴァイオラか分らなくなったものw。まさにアキラ・マジックw。
関戸博一のセバスチャンは、無鉄砲でやんちゃでとっても魅力的。まるでどこぞのダルタニアンみたいと思ったが、いつかライフさんで『三銃士』をやって頂きたいな。もちろんダルタニアンには関戸さん一押しでw。
『十二夜』初参戦の岩崎大のアントーニオは、濡れたような黒髪がよく似合う。セバスチャンに恋慕する様子は、初演よりもBL風味が増していたw。
石飛幸治のフェステは、威厳と体格があってちょっと道化には見えない。倉本徹さんの道化のほうが愛嬌があったと思う。
初演のコーラス隊は“雀”がモチーフだったが、今回は“阿呆鳥”!? 舞台上のボックス移動と場面展開で奮闘、小芝居もふんだんにあって、4人のチームワークが楽しく発揮されていた。
青木隆敏は更なるMっぷりで可愛い。笠原浩夫も更なるドランカーぶりで面白い。
作品のキモ、マルヴォーリオは初演と同じ坂本岳大。客演というより殆どライフ団員と化して、逞しくのびのびと道化ぶりを披露。哀れな扱いにいっそう同情させられた。
皆さん、1公演1公演を全力でぶつかって疾走している様子が微笑ましい。
今回も勢いに飲まれながら、笑って笑ってあっという間に時間が過ぎ去った。
 ̄
終演後は、メインキャスト8人によるトークショー。司会はオーシーノ公爵をやった曽世海司。
岩崎大は、甲冑の髑髏の絵を亜喜良さん本人が5分ほどで描いてくれたと喜ぶ。しかも大くんは着たまま立ったままで。立体的に見えるでしょ?と満足そう。
その亜喜良さんの参加を前から望んでいたと言う林勇輔は、夢が叶ったと大満足。2バージョンの役をやってどれも新鮮な気持ちだという。
石飛幸治は、今回の道化に合わせて髪を切ったと報告。でも来年の舞台まで延びるかどうか苦笑。
松本慎也は、メイクを念入りにやって関戸さんに差をつけたいとw。
関戸博一は、3バージョンとも違う役で、どれも隣の及川さんと絡む役どころ。台詞も時に混乱するという。メイクを濃くやっても薄くなり、本番中もメイクが剥げたとハプニングを披露。苦笑する関戸さんに「存在が薄い」「顔に引っかかりがない」と林さんからキツーイつっこみw。
及川健は、芳樹と違ってこっちがリードしないといけないと、また関戸さんにダメ出しw。ちょっとSを見せながらも、関戸さんと仲良さげな空気も見せるw。
笠原浩夫は、3バージョンやってとにかく「疲れた」、でも「楽しい」と満足そう。本番中のコンタクト事件を披露し、テンション高いムードメーカーぶりを発揮。
曽世海司は、そんな笠原さんを先輩として讃えつつ、今後の公演の意気込みを発して締めた。
シリーズ公演も既に中盤。大阪、新潟、かめあり、韓国公演と続くので、皆さんにはいっそう精進していただきたい。
次回は『夏の夜の夢』Bチームを観劇予定。
映画 キャプテン・アメリカ
2011年11月1日 映画映画『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』2D字幕版を観てきた。
1942年アメリカ。兵士不適格とされたスティーブ・ロジャースが、軍の極秘実験体に自ら志願し、強靭的な肉体を手にした超人として生まれ変り、ヒドラの野望を打ち砕くために壮絶な闘いを繰り広げる。
すべてのヒーローは「キャプテン・アメリカ」から誕生した。
ヒーローとしての意志と信念、ステージから生まれたマスクやコスチューム、シールドといった武器まで、ヒーローとはいかなるべきかのヒーロー原点の話だった。
ストーリーは勧善懲悪で明快、時にスキップさせる緩急ある展開だが、飽きさせずに分り易い。
自在に舞う円形シールドの重量感や躍動感が画面からあふれ出し、アクション活劇としても楽しめた。
国を愛し、国のために尽くす、情を忘れず正義感にあふれた青年。「善はより善に…」なる投薬だが、それほど国を愛する心がどこから培われてきたのか。
アメリカにとっては、一番都合のいい宣伝媒体であり、最強の戦力でもある、キャプテン・アメリカ。
アメリカの良心であり、アメリカの象徴でもある彼の存在は、アメリカ人でない私にはちょっと引っかかるものがある。
痩せっぽちからムキムキになり、表情も変わり、別人のように変身。最初の肉体はCGだろうか。クリス・エヴァンズがどんどん格好良く見えてくる。
トニー・スタークの父、ハワードが彼をバックアップする様子が微笑ましい。女絡みのスターク家の系統にニヤリ。
戦時中からどうやって現代へ…と思ったが、そういう設定にしたか。相変わらず最後に出てくるニック・フューリー。
『アイアンマン』や『マイティ・ソー』らと共にいよいよ『ジ・アベンジャーズ』始動。
エンドロール後のアベンジャーズ予告に胸騒ぐ。
あいにく近場に吹替え版がなかったが、キャプテン・アメリカの声は中村悠一。ハワード・スタークの野島裕史との絡みも面白そうだ。
来年の公開は吹替え版で観たい。
1942年アメリカ。兵士不適格とされたスティーブ・ロジャースが、軍の極秘実験体に自ら志願し、強靭的な肉体を手にした超人として生まれ変り、ヒドラの野望を打ち砕くために壮絶な闘いを繰り広げる。
すべてのヒーローは「キャプテン・アメリカ」から誕生した。
ヒーローとしての意志と信念、ステージから生まれたマスクやコスチューム、シールドといった武器まで、ヒーローとはいかなるべきかのヒーロー原点の話だった。
ストーリーは勧善懲悪で明快、時にスキップさせる緩急ある展開だが、飽きさせずに分り易い。
自在に舞う円形シールドの重量感や躍動感が画面からあふれ出し、アクション活劇としても楽しめた。
国を愛し、国のために尽くす、情を忘れず正義感にあふれた青年。「善はより善に…」なる投薬だが、それほど国を愛する心がどこから培われてきたのか。
アメリカにとっては、一番都合のいい宣伝媒体であり、最強の戦力でもある、キャプテン・アメリカ。
アメリカの良心であり、アメリカの象徴でもある彼の存在は、アメリカ人でない私にはちょっと引っかかるものがある。
痩せっぽちからムキムキになり、表情も変わり、別人のように変身。最初の肉体はCGだろうか。クリス・エヴァンズがどんどん格好良く見えてくる。
トニー・スタークの父、ハワードが彼をバックアップする様子が微笑ましい。女絡みのスターク家の系統にニヤリ。
戦時中からどうやって現代へ…と思ったが、そういう設定にしたか。相変わらず最後に出てくるニック・フューリー。
『アイアンマン』や『マイティ・ソー』らと共にいよいよ『ジ・アベンジャーズ』始動。
エンドロール後のアベンジャーズ予告に胸騒ぐ。
あいにく近場に吹替え版がなかったが、キャプテン・アメリカの声は中村悠一。ハワード・スタークの野島裕史との絡みも面白そうだ。
来年の公開は吹替え版で観たい。
映画 三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 3D吹替え版
2011年11月1日 映画映画『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』3D吹き替え版を観てきた。
私の人生初の洋画が1973年版の『三銃士』(フェイ・ダナウェイのミレディが魅力的)だった。
今年はミュージカル『三銃士』も上演され、今またブームとなりつつある。
17世紀のフランス。パリにやってきた無鉄砲で勝気な青年ダルタニアンが、成行きで三銃士の仲間として王妃の首飾りを取り戻すためイギリスへ向かうが、リシュリュー枢機卿の魔の手、バッキンガム公爵と謎の美女ミレディが彼らの行く手を阻止する。
キャッチコピーは「伝説より、ハデにいこうぜ」。
まるで「三銃士パイレーツ」みたいな作品だw。
CGを使ったスピーディで迫力ある展開には目が釘付け。剣や武器に3D効果が発揮。
キャストのアクロバティックなアクションや緊迫感ある立ち回りも見どころだ。
映像はぶっ飛んでいて興奮させるが、ストーリーは思ってたよりも筋書き通りで、王道のアクション・アドベンチャー。
たくさんのキャラクターの魅力が光り、続編や外伝などいかようにも作れそう。華やかな衣装の中で、ルイ十三世の緑青紫が可笑しい。
空飛ぶ船の攻防戦は『海賊戦隊ゴーカイジャー』で見過ぎているので、あまり新鮮さはないかもしれないw。
三銃士でいつも注目されるコンスタンスの行方だが、この映画では納得できそう。
ダルタニアンには、撮影時18歳だったというローガン・ラーマン。いまいち可愛げがないが、特訓したという殺陣やアクションで奮闘している。
まるで峰不二子のような印象のミレディ役ミラ・ジョヴォヴィッチは、胸や足を出してセクシーな格好良さをアピール。
初の洋画吹替えのダルタニアン@溝端淳平、ミレディ@檀れいが其々持ち味を発揮。
のっけからアトス@東地宏樹のナレーションで、リーダー格としていかんなく活躍、クール&セクシーボイスをたっぷりと楽しめるv。
アラミス@津田健次郎、ポルトス@立木文彦もぴったり。
今回のオーランド・ブルームは平川さんの声ではないなと予想していたが、バッキンガム公爵@中村悠一がワイルドちっくに好演。ミレディを挟んだアトスとのやり取りに『ダンボール戦機』が浮かんでしまうw。
誠実でひょうきんなルイ十三世@木村良平、聡明なアンヌ王妃@伊瀬茉莉也が、其々チャーミングな雰囲気。ツンデレなコンスタンス@遠藤綾は、バッキンガムとの絡みはなし。
リシュリュー枢機卿@小川真司、ロシュフォール@西凛太郎が手堅く締める。ブランシェ@高戸靖広がムードメーカー。ダルタニアン父@てらそままさきは前半のみ。
とにかく視覚以上に、聴覚でいっぱい楽しませてもらった(^o^)。
続編を予想させるエピローグ。同じ吹替えキャストで『四銃士』もぜひ!
私の人生初の洋画が1973年版の『三銃士』(フェイ・ダナウェイのミレディが魅力的)だった。
今年はミュージカル『三銃士』も上演され、今またブームとなりつつある。
17世紀のフランス。パリにやってきた無鉄砲で勝気な青年ダルタニアンが、成行きで三銃士の仲間として王妃の首飾りを取り戻すためイギリスへ向かうが、リシュリュー枢機卿の魔の手、バッキンガム公爵と謎の美女ミレディが彼らの行く手を阻止する。
キャッチコピーは「伝説より、ハデにいこうぜ」。
まるで「三銃士パイレーツ」みたいな作品だw。
CGを使ったスピーディで迫力ある展開には目が釘付け。剣や武器に3D効果が発揮。
キャストのアクロバティックなアクションや緊迫感ある立ち回りも見どころだ。
映像はぶっ飛んでいて興奮させるが、ストーリーは思ってたよりも筋書き通りで、王道のアクション・アドベンチャー。
たくさんのキャラクターの魅力が光り、続編や外伝などいかようにも作れそう。華やかな衣装の中で、ルイ十三世の緑青紫が可笑しい。
空飛ぶ船の攻防戦は『海賊戦隊ゴーカイジャー』で見過ぎているので、あまり新鮮さはないかもしれないw。
三銃士でいつも注目されるコンスタンスの行方だが、この映画では納得できそう。
ダルタニアンには、撮影時18歳だったというローガン・ラーマン。いまいち可愛げがないが、特訓したという殺陣やアクションで奮闘している。
まるで峰不二子のような印象のミレディ役ミラ・ジョヴォヴィッチは、胸や足を出してセクシーな格好良さをアピール。
初の洋画吹替えのダルタニアン@溝端淳平、ミレディ@檀れいが其々持ち味を発揮。
のっけからアトス@東地宏樹のナレーションで、リーダー格としていかんなく活躍、クール&セクシーボイスをたっぷりと楽しめるv。
アラミス@津田健次郎、ポルトス@立木文彦もぴったり。
今回のオーランド・ブルームは平川さんの声ではないなと予想していたが、バッキンガム公爵@中村悠一がワイルドちっくに好演。ミレディを挟んだアトスとのやり取りに『ダンボール戦機』が浮かんでしまうw。
誠実でひょうきんなルイ十三世@木村良平、聡明なアンヌ王妃@伊瀬茉莉也が、其々チャーミングな雰囲気。ツンデレなコンスタンス@遠藤綾は、バッキンガムとの絡みはなし。
リシュリュー枢機卿@小川真司、ロシュフォール@西凛太郎が手堅く締める。ブランシェ@高戸靖広がムードメーカー。ダルタニアン父@てらそままさきは前半のみ。
とにかく視覚以上に、聴覚でいっぱい楽しませてもらった(^o^)。
続編を予想させるエピローグ。同じ吹替えキャストで『四銃士』もぜひ!
ゴーカイジャー 35話&36話
2011年10月31日 TV番組『海賊戦隊ゴーカイジャー』35話&36話。
2週にわたってのゴーオンジャー編。
昨年の舞台『Tシャツ三国志』で共演してた古原靖久&小澤亮太が、ついに『ゴーカイジャー』でも共演。
ゴーカイが始まった時から、二人の共演はず~っと念願だったので嬉しい!
実は、おざりょー本人も楽しみにしていたんだとか。
今回のマベちゃん、やけに男前で格好良く見えるw。走輔も「カッケー!」って認めてくれて、スンナリと意気投合。
タイミングよく映画『電人ザボーガー』も公開され、二人で一緒に観てきたという仲の良さ。ヒーロー二人で映画鑑賞ってのもイイな。
ボンバーや走輔たちに導かれガンマンワールドに行ったゴーオンジャーたち。ところがこれがガイアークたちの策略だった。ヒューマンワールドに戻れなくなったゴーカイジャーたち。やむなく炎神たちが住むマシンワールドへ移動。
スピードルとベアールVが結婚したってのも驚きだが、いまや反抗期真っ盛りの息子・マッハルコンがアバレ捲り中。
35話でチラっと出てきたマッハルコンだが、満を持して平田広明さんボイスが登場! まさかの浪川大輔の息子役とはw。
スーパー戦隊シリーズ初参加の平田さん。実は半年以上前にマッハルコンの玩具の声を収録されていたんだとか。
なるべくしてなった海賊の仲間入り! これでめでたくゴーカイジャー準レギュラーか。
ますます賑やかになるな~。
ぽっと出のガイアークと戦うザンギャックが、正義の味方にも見えたなりw。
ババッチードの声の銀河万丈、チラカシズキーの声の黒田崇矢と、渋いボイスにも注目。
2週にわたってのゴーオンジャー編。
昨年の舞台『Tシャツ三国志』で共演してた古原靖久&小澤亮太が、ついに『ゴーカイジャー』でも共演。
ゴーカイが始まった時から、二人の共演はず~っと念願だったので嬉しい!
実は、おざりょー本人も楽しみにしていたんだとか。
今回のマベちゃん、やけに男前で格好良く見えるw。走輔も「カッケー!」って認めてくれて、スンナリと意気投合。
タイミングよく映画『電人ザボーガー』も公開され、二人で一緒に観てきたという仲の良さ。ヒーロー二人で映画鑑賞ってのもイイな。
ボンバーや走輔たちに導かれガンマンワールドに行ったゴーオンジャーたち。ところがこれがガイアークたちの策略だった。ヒューマンワールドに戻れなくなったゴーカイジャーたち。やむなく炎神たちが住むマシンワールドへ移動。
スピードルとベアールVが結婚したってのも驚きだが、いまや反抗期真っ盛りの息子・マッハルコンがアバレ捲り中。
35話でチラっと出てきたマッハルコンだが、満を持して平田広明さんボイスが登場! まさかの浪川大輔の息子役とはw。
スーパー戦隊シリーズ初参加の平田さん。実は半年以上前にマッハルコンの玩具の声を収録されていたんだとか。
なるべくしてなった海賊の仲間入り! これでめでたくゴーカイジャー準レギュラーか。
ますます賑やかになるな~。
ぽっと出のガイアークと戦うザンギャックが、正義の味方にも見えたなりw。
ババッチードの声の銀河万丈、チラカシズキーの声の黒田崇矢と、渋いボイスにも注目。