シス・カンパニー公演 ガラスの動物園
2012年3月15日 舞台演劇シス・カンパニー公演『ガラスの動物園』を観てきた。
1930年代のセントルイスの路地裏で、つましく暮らす3人家族の愛憎と葛藤を描く。
劇作家テネシー・ウィリアムズの自伝的代表作。
彼の分身のような青年・トムが、30年前を追憶する形で語るところから始まる。
現実と理想、現在と幻想の間で、母アマンダは、息子トムとは激しく対立し、姉娘ローラには危機感を抱く。トムは毎晩のように酒浸りだし、ローラは内気で繊細で何もしないし、アマンダのやることは極端とはいえ、母親として当たり前のこと。すべてはアマンダの愛情が深いためだ。
家族は常に閉塞感に包まれている。夫はとっくに閉塞感から逃げ出したが、母は閉塞感にうんざりしており、息子は閉塞感から抜け出したいと思う。娘だけが、この閉塞感に満足していることが、家族全体に哀しみをもたらす。
この閉塞感を破って、現実への水先案内人となってくれたのが、二幕から登場するトムの同僚ジム。家族は大歓迎するが、“現実”はそう簡単に家族を受け入れない。
ローラは小さな障害はあれど、内気で繊細で健気で美しい心の持ち主だ。
トムは地道に頑張って働いており、姉思いの優しい誠実な子だ。
誰だって、この姉弟に同情したり思い入れをもつけれど、口やかましくて独りよがりで過去ばかり振り返るお喋りなオバサンには反発するに違いないw。
でも私は、アマンダには大いに同情した。彼女のネックは息子ではなく娘のほう。ガラスのように繊細な少女といえば聞こえはいいが、学びもせず働きもせず家事もせず、ガラス細工の手入れをするだけが生きがいの若い娘なんて、今でいえば根暗のニート、いや寄生虫であろう。内気な性格でこのまま働きもせず結婚も出来ない生涯なんて、母親にとっては悲劇この上ない。ローラのためというより、母自身のためにも、早く厄介払いしたいところだ。アマンダのいい所は、そんな彼女の性格や言動を厳しく批判せず、あくまで穏やかに優しく諭すことだ。娘には決して暴力を振るわないところに最後の理性を感じる。
たぶん私だけではないだろうが、どんどん我が家のことと重ねて見えてきた。アマンダは私の一部でもあり、ローラやトムは我が子たちとも似てる。トムが「クソババア!」と言った時、苦笑と憤りを感じたものw。
誰もが現実の自分たちと重ねて見える、生々しいリアルなドラマ。
だが舞台表現はおそろしく幻想的で、地味に美しい。
壁や扉と同じ色のスーツを着たダンサーたちが、いつも家の中を音もたてずに徘徊し、家具や小物を静かにゆっくりと動かしていく。ダンサー8人が女性なのにも注目。彼女たちはアマンダの脳と手足であり、家に充満する“閉塞”の妖精でもあるのだろうか。
照明が陽と陰をつかさどり、とても美しく不気味で効果的。
膨大な台詞と長台詞のオンパレードで、キャストも少しずつ言い直しがあった。
ほぼ出ずっぱりの瑛太が、青々とした熱を放って面白い。深津絵里はたおやかな美しさ。鈴木浩介の陽気な演技が絶妙に溶け込む。何といっても立石涼子の明るさがはちきれて、大らかで静かな空気を運んでくれる。
佳作であったが、自分の現実を突きつけられた思いがして、リピートし辛い作品だなと実感した。
1930年代のセントルイスの路地裏で、つましく暮らす3人家族の愛憎と葛藤を描く。
劇作家テネシー・ウィリアムズの自伝的代表作。
彼の分身のような青年・トムが、30年前を追憶する形で語るところから始まる。
現実と理想、現在と幻想の間で、母アマンダは、息子トムとは激しく対立し、姉娘ローラには危機感を抱く。トムは毎晩のように酒浸りだし、ローラは内気で繊細で何もしないし、アマンダのやることは極端とはいえ、母親として当たり前のこと。すべてはアマンダの愛情が深いためだ。
家族は常に閉塞感に包まれている。夫はとっくに閉塞感から逃げ出したが、母は閉塞感にうんざりしており、息子は閉塞感から抜け出したいと思う。娘だけが、この閉塞感に満足していることが、家族全体に哀しみをもたらす。
この閉塞感を破って、現実への水先案内人となってくれたのが、二幕から登場するトムの同僚ジム。家族は大歓迎するが、“現実”はそう簡単に家族を受け入れない。
ローラは小さな障害はあれど、内気で繊細で健気で美しい心の持ち主だ。
トムは地道に頑張って働いており、姉思いの優しい誠実な子だ。
誰だって、この姉弟に同情したり思い入れをもつけれど、口やかましくて独りよがりで過去ばかり振り返るお喋りなオバサンには反発するに違いないw。
でも私は、アマンダには大いに同情した。彼女のネックは息子ではなく娘のほう。ガラスのように繊細な少女といえば聞こえはいいが、学びもせず働きもせず家事もせず、ガラス細工の手入れをするだけが生きがいの若い娘なんて、今でいえば根暗のニート、いや寄生虫であろう。内気な性格でこのまま働きもせず結婚も出来ない生涯なんて、母親にとっては悲劇この上ない。ローラのためというより、母自身のためにも、早く厄介払いしたいところだ。アマンダのいい所は、そんな彼女の性格や言動を厳しく批判せず、あくまで穏やかに優しく諭すことだ。娘には決して暴力を振るわないところに最後の理性を感じる。
たぶん私だけではないだろうが、どんどん我が家のことと重ねて見えてきた。アマンダは私の一部でもあり、ローラやトムは我が子たちとも似てる。トムが「クソババア!」と言った時、苦笑と憤りを感じたものw。
誰もが現実の自分たちと重ねて見える、生々しいリアルなドラマ。
だが舞台表現はおそろしく幻想的で、地味に美しい。
壁や扉と同じ色のスーツを着たダンサーたちが、いつも家の中を音もたてずに徘徊し、家具や小物を静かにゆっくりと動かしていく。ダンサー8人が女性なのにも注目。彼女たちはアマンダの脳と手足であり、家に充満する“閉塞”の妖精でもあるのだろうか。
照明が陽と陰をつかさどり、とても美しく不気味で効果的。
膨大な台詞と長台詞のオンパレードで、キャストも少しずつ言い直しがあった。
ほぼ出ずっぱりの瑛太が、青々とした熱を放って面白い。深津絵里はたおやかな美しさ。鈴木浩介の陽気な演技が絶妙に溶け込む。何といっても立石涼子の明るさがはちきれて、大らかで静かな空気を運んでくれる。
佳作であったが、自分の現実を突きつけられた思いがして、リピートし辛い作品だなと実感した。
大江戸鍋祭 上映会 2部
2012年3月14日 イベント『大江戸鍋祭』上映会の2部へ参加してきた。
年末の大はしゃぎ『大江戸鍋祭~あんまりはしゃぎすぎると討たれちゃうよ~』から約2ヶ月。
リクエストに応えて、舞台挨拶付き上映会の運びとなった。
普段はライブで使うZepp。観易い席が取れたのでステージもバッチリ。
前説は脚本担当の穴吹氏。「オッパイバレー」なんてねw。
司会進行は、うしろシティ。標準語の台本。
上映前に舞台挨拶。登壇者は、三上真史、矢崎広、村井良大。三上くんと村井くんはフツーだが、矢崎くんはポップな格好で「ベロベ~」でやけにテンション高くて、『三銃士』の時と全く違う顔w。
思い出話など。大阪公演カウントダウンや年越したソバ。「女装」「切腹」「レインボーブリッジ封鎖できません」「これが歴史の修正…」と何が何やらw。
矢崎くんが「今日はホワイトデーですが、浅野内匠頭が松の廊下で刃傷事件を起こした日」と言って、だからイベントが今日なのかと気づいた次第w。良大くんの「鍋らしい観点で何となく歴史が学べて笑える」が一番的確か。
役をやるにあたって。「浅野はピッカピカの太陽みたい」「吉宗を自分に近づける。綱吉を愛するように(キャーw)」「トップに立つ人間ならではの悩み」と結構マジメな答え。
上映前だし、舞台を観てない人もいるので、ネタバレしないように気遣ってるのは分かるが、少々まどろっこしい。台詞とか間違った情報も挿入されてるし、混乱する人もいたりしてw。
覚えている台詞を三人が言うところで、途中から兼崎健太郎と寿里が唄いながら乱入♪。オレンジと紫の衣装着てるし、グラサンしてるし肌蹴てるし、近いし~w。
「YASUBEI and GUNBEIの再結成記念でライブ~」とか、とんでも勘違い(笑)。
台詞じゃなくなり、矢崎くんまで「播州の~♪」と唄い出し、兼くんは「殿!」とアノ脚を伸ばした土下座をしちゃうw。
1分でより分かり易く忠臣蔵コーナー。誰かが名前が入ったクジ引いて、引かれた人がお題に答える。
1.どうして赤穂事件が起きたのか? 矢崎くんがちゃんとマジメに答える。
2.堀部安兵衛について説明? 良大くーん^^;。
3.元禄時代と綱吉について説明? 寿里がオネエ風でマチガイ^^;。
トークが早くも終了。YASUBEI and GUNBEIで「War War War」ライブ。会場もスタンディングでノリノリ。途中で客席後方で観客として見てた佐藤貴史が乱入させられ、三上くんたちと一緒に手拍子して盛り上がる。
ライブ終了後、其々挨拶。劇中と同じくサト兄にアテレコされる三上くんw。
告知。5月の『ロミジュリハム』に岩﨑大、8月の『マクベス』に矢崎広が初主演。
挨拶は30分とあったが短かった。すぐ上映。
今また映像として観ると、結構気づいた点も多い。
矢崎くんが結構歌っていたなとか、伊澤勇貴が結構踊っていたなとか。『大江戸鍋祭』を観た足で、『アルターボーイズ』グリーンのチケットを買いに行ったんだもんね。
映像で残念だったのは、山崎樹範の声が掠れていたこと。25日の公演分かな。声が枯れ過ぎて聴くに堪えない^^;。平方元基バージョンは撮ってなかったのかな。平方くんは唄ってくれたし、そっちを観て聴きたかった。
岩﨑大も一応、3役を演じ分けてたんだね。6月の『天守物語』ではキラならぬ富姫様かw。
上映後半、21時ちょい過ぎ。突然周囲からピーピーと携帯が鳴り、天井が揺れて地震を感じた。この辺り、海に近いしヤバイんじゃ~と思ったが、広いから避難所にもなるかな~と緊張し強張りながら画面を観てたが、大事に至らずに収まってほっと一安心。
帰りに感謝のキャンディーが配布された。ゆりかもめは2分遅れで動いてた。
年末の大はしゃぎ『大江戸鍋祭~あんまりはしゃぎすぎると討たれちゃうよ~』から約2ヶ月。
リクエストに応えて、舞台挨拶付き上映会の運びとなった。
普段はライブで使うZepp。観易い席が取れたのでステージもバッチリ。
前説は脚本担当の穴吹氏。「オッパイバレー」なんてねw。
司会進行は、うしろシティ。標準語の台本。
上映前に舞台挨拶。登壇者は、三上真史、矢崎広、村井良大。三上くんと村井くんはフツーだが、矢崎くんはポップな格好で「ベロベ~」でやけにテンション高くて、『三銃士』の時と全く違う顔w。
思い出話など。大阪公演カウントダウンや年越したソバ。「女装」「切腹」「レインボーブリッジ封鎖できません」「これが歴史の修正…」と何が何やらw。
矢崎くんが「今日はホワイトデーですが、浅野内匠頭が松の廊下で刃傷事件を起こした日」と言って、だからイベントが今日なのかと気づいた次第w。良大くんの「鍋らしい観点で何となく歴史が学べて笑える」が一番的確か。
役をやるにあたって。「浅野はピッカピカの太陽みたい」「吉宗を自分に近づける。綱吉を愛するように(キャーw)」「トップに立つ人間ならではの悩み」と結構マジメな答え。
上映前だし、舞台を観てない人もいるので、ネタバレしないように気遣ってるのは分かるが、少々まどろっこしい。台詞とか間違った情報も挿入されてるし、混乱する人もいたりしてw。
覚えている台詞を三人が言うところで、途中から兼崎健太郎と寿里が唄いながら乱入♪。オレンジと紫の衣装着てるし、グラサンしてるし肌蹴てるし、近いし~w。
「YASUBEI and GUNBEIの再結成記念でライブ~」とか、とんでも勘違い(笑)。
台詞じゃなくなり、矢崎くんまで「播州の~♪」と唄い出し、兼くんは「殿!」とアノ脚を伸ばした土下座をしちゃうw。
1分でより分かり易く忠臣蔵コーナー。誰かが名前が入ったクジ引いて、引かれた人がお題に答える。
1.どうして赤穂事件が起きたのか? 矢崎くんがちゃんとマジメに答える。
2.堀部安兵衛について説明? 良大くーん^^;。
3.元禄時代と綱吉について説明? 寿里がオネエ風でマチガイ^^;。
トークが早くも終了。YASUBEI and GUNBEIで「War War War」ライブ。会場もスタンディングでノリノリ。途中で客席後方で観客として見てた佐藤貴史が乱入させられ、三上くんたちと一緒に手拍子して盛り上がる。
ライブ終了後、其々挨拶。劇中と同じくサト兄にアテレコされる三上くんw。
告知。5月の『ロミジュリハム』に岩﨑大、8月の『マクベス』に矢崎広が初主演。
挨拶は30分とあったが短かった。すぐ上映。
今また映像として観ると、結構気づいた点も多い。
矢崎くんが結構歌っていたなとか、伊澤勇貴が結構踊っていたなとか。『大江戸鍋祭』を観た足で、『アルターボーイズ』グリーンのチケットを買いに行ったんだもんね。
映像で残念だったのは、山崎樹範の声が掠れていたこと。25日の公演分かな。声が枯れ過ぎて聴くに堪えない^^;。平方元基バージョンは撮ってなかったのかな。平方くんは唄ってくれたし、そっちを観て聴きたかった。
岩﨑大も一応、3役を演じ分けてたんだね。6月の『天守物語』ではキラならぬ富姫様かw。
上映後半、21時ちょい過ぎ。突然周囲からピーピーと携帯が鳴り、天井が揺れて地震を感じた。この辺り、海に近いしヤバイんじゃ~と思ったが、広いから避難所にもなるかな~と緊張し強張りながら画面を観てたが、大事に至らずに収まってほっと一安心。
帰りに感謝のキャンディーが配布された。ゆりかもめは2分遅れで動いてた。
NAKED BOYZ 舞台版 神☆ヴォイス 千秋楽
2012年3月14日 舞台演劇NAKED BOYZ ACT III『舞台版「神☆ヴォイス」~Go!GO! Dreamers!!~』千秋楽のAチームを観てきた。
映画版『神☆ヴォイス』のスピンオフ作品。
イケメン俳優集団「ネイキッドボーイズ」は少々苦手だが、今回は題材とキャスティングに惹かれた。
一度は声優になる夢を諦めかけた男の子が、仲間や先生に見守られ励まされて、再び夢への一歩を踏み出す物語。
映画版で久保寺声優学校の生徒だったキャストが幾人も登場。卒業後の彼らや後輩を指導する様子が描かれ、絶妙にリンクされている。もちろん金儲けのライバル校アカデミーの輩も登場、熾烈な睨み合いが展開するw。
“声優の話を若い俳優がやる”ことに観る前は少なからず抵抗感と疑問があったが、声優の基礎練習などちゃんとしたカリキュラムを真面目にこなしていく姿は、オタクネタに笑いながらも見入った。
発声からアクション、アフレコにダンスと幅広く挑戦する男の子たち。声優も俳優も表現者に変わりない。“俳優の夢”に向かって、ひたむきにまい進していくボーイズの姿とも重なるものがあり胸が熱くなった。
映画版に出演した先輩俳優たちが達者にポイント押え。映画版に出てきたアニメ2作品も登場して懐かしい。映画の主役だった、久保寺声優学校の白池悠宙先生役の梶裕貴も声で出演。俳優の中で聴くプロ声優の声は、説得力をもって上手いと感じた。
悠宙とどこか似た雰囲気の田所翼に清水一希。金髪じゃないし、レッドだしw。
前説には舟見和利と出演、「ファイナルウェ~ブ」を効かせて「ハデ」じゃなく「ドン」と行くぜ!と力を込めた。土曜日の純矢の「ギンギン」と対照的w。そういや一希&フナミンは『金色のコルダ』でも共演してたんだよね。
一希は安定感ある演技で、真面目さとコミカルさが調和した程よい魅力。ダンスが苦手だそうで、少ない稽古時間の中、みんなに支えられて頑張ったようだ。
松岡祐季のダンスの上手さはピカイチ。長身の山沖勇輝が低音で期待株。久保慶太がイヤミな役ながら流暢な喋り。
映画にも出た、リン@森輝弥、ロドリゲス@飛磨はさすがに達者な演技。ボーイズではないが、DJ Yoshi@田中太郎、リーゼント@前田邦宏が先輩的な実力も披露。
何といっても、全く違う3役を声や見た目や演技で演じ分けた元スタジオライフの舟見和利がスゴイ! デイジーとかジュリエットとか色んな役が思い出されたw。
カテコで役者紹介とひと言ずつ挨拶。AチームとBチーム(翼は篠田聖)では全然雰囲気が違うと言っていたフナミンは、若い俳優たちの熱量に感化されたと満足気。
Bチームもできれば観たかったな。キャパをもう少し広くして再演を望みたい。
終演後は恒例なのか全員と握手会。急かされずゆっくりと進むので、一人一人とじっくり言葉を交わせた。ホワイトデーということで、真ん中の一希がにこやかにキャンディーを手渡し。そういやレッドやブルーと握手したことはあったが、グリーンとの握手は初めてだったかもw。
貴重な時間をありがとう。この中からまた、明日のスター俳優が生まれるかもしれない。楽しみに見守っていきたい。
映画版『神☆ヴォイス』のスピンオフ作品。
イケメン俳優集団「ネイキッドボーイズ」は少々苦手だが、今回は題材とキャスティングに惹かれた。
一度は声優になる夢を諦めかけた男の子が、仲間や先生に見守られ励まされて、再び夢への一歩を踏み出す物語。
映画版で久保寺声優学校の生徒だったキャストが幾人も登場。卒業後の彼らや後輩を指導する様子が描かれ、絶妙にリンクされている。もちろん金儲けのライバル校アカデミーの輩も登場、熾烈な睨み合いが展開するw。
“声優の話を若い俳優がやる”ことに観る前は少なからず抵抗感と疑問があったが、声優の基礎練習などちゃんとしたカリキュラムを真面目にこなしていく姿は、オタクネタに笑いながらも見入った。
発声からアクション、アフレコにダンスと幅広く挑戦する男の子たち。声優も俳優も表現者に変わりない。“俳優の夢”に向かって、ひたむきにまい進していくボーイズの姿とも重なるものがあり胸が熱くなった。
映画版に出演した先輩俳優たちが達者にポイント押え。映画版に出てきたアニメ2作品も登場して懐かしい。映画の主役だった、久保寺声優学校の白池悠宙先生役の梶裕貴も声で出演。俳優の中で聴くプロ声優の声は、説得力をもって上手いと感じた。
悠宙とどこか似た雰囲気の田所翼に清水一希。金髪じゃないし、レッドだしw。
前説には舟見和利と出演、「ファイナルウェ~ブ」を効かせて「ハデ」じゃなく「ドン」と行くぜ!と力を込めた。土曜日の純矢の「ギンギン」と対照的w。そういや一希&フナミンは『金色のコルダ』でも共演してたんだよね。
一希は安定感ある演技で、真面目さとコミカルさが調和した程よい魅力。ダンスが苦手だそうで、少ない稽古時間の中、みんなに支えられて頑張ったようだ。
松岡祐季のダンスの上手さはピカイチ。長身の山沖勇輝が低音で期待株。久保慶太がイヤミな役ながら流暢な喋り。
映画にも出た、リン@森輝弥、ロドリゲス@飛磨はさすがに達者な演技。ボーイズではないが、DJ Yoshi@田中太郎、リーゼント@前田邦宏が先輩的な実力も披露。
何といっても、全く違う3役を声や見た目や演技で演じ分けた元スタジオライフの舟見和利がスゴイ! デイジーとかジュリエットとか色んな役が思い出されたw。
カテコで役者紹介とひと言ずつ挨拶。AチームとBチーム(翼は篠田聖)では全然雰囲気が違うと言っていたフナミンは、若い俳優たちの熱量に感化されたと満足気。
Bチームもできれば観たかったな。キャパをもう少し広くして再演を望みたい。
終演後は恒例なのか全員と握手会。急かされずゆっくりと進むので、一人一人とじっくり言葉を交わせた。ホワイトデーということで、真ん中の一希がにこやかにキャンディーを手渡し。そういやレッドやブルーと握手したことはあったが、グリーンとの握手は初めてだったかもw。
貴重な時間をありがとう。この中からまた、明日のスター俳優が生まれるかもしれない。楽しみに見守っていきたい。
地球ゴージャス 海盗セブン
2012年3月13日 舞台演劇ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.12『海盗セブン』を観てきた。
地球ゴージャスさんの公演は3回目ぐらい。昨年は“海賊”ブームに明け暮れたのでタイトルに惹かれてチケット取りw。実際は“海賊”と何の関係もない“海盗”の話。
かつて7つの海を盗み出した7人の大怪盗“海盗セブン”。伝説となった彼らを、フィクサー・ジョーと呼ばれる謎の男が、とある依頼のために招く。しかし事態は思いもよらない方向へ展開、真相が暴かれていく。
地球ゴージャス流・冒険活劇。
お金も人力も結集させた、笑って元気になれる、派手で壮大なミュージカル・エンターテイメントだった。
開演前から流れてくる、ルパン風なテーマ曲が心弾ませる。
オープニングのダンス&アクトの迫力と美麗にまずもっていかれる。
セットがまた豪華で、立体的な映像、盆の使い方も効果的。光が当って浮き上がる「海盗セブン」のロゴ、上から吊られた7人のシルエット、何もかもがこれから巻き起こる期待と興奮に包まれそうだ。
一幕は海盗セブンの紹介。二幕は海盗セブンの関係と活躍。
役名そのものがネタになってるし、キャストの役名や背景は秘密にしといたほうがいいだろう。でもま、「ワイルドタイガー」とか「グレーゾーン」とか思い出しちゃったw。もちろんそんなキャラクターではないw。彼らには必殺技もあるが、必殺技にならないし真逆だしw。7人其々にイメージカラーがあるようだが、戦隊ものにはなってないw。
キャラクターの個性とキャストの熱演と意外な魅力が最大の見どころだろう。
作・演出も担当した岸谷五朗。岸谷さんのダンスのキレにビックリ。
今回は地味目だけど派手な格好の寺脇康文。ぬるそうでぬるくない殺陣に注目。歌だけでなくよく踊ること。
大地真央はさすがに宝塚な妖しい魅力。森公美子がキュートに見えて仕方なかったw。
施鐘泰(JONTE)はフツーにイケメン。歌よりもアコーディオンの音色に惹き付けられた。
三浦春馬はやっぱり華がある。コミカルで可愛い格好良い男の子を好演、また新たな境地が広がった。
二幕後半は殆どショーライブ。こういうのは『アルターボーイズ』みたいに、スタンディングして手拍子しながら歓声もあげて大盛り上がりで観たかったかもw。やっぱり若い子たちに注目でしょ。
ハルマ&アミュメン4人のキレキレのセクシー&クールなダンスには釘付けv。誰もが見惚れる。青柳塁斗はオープニングからすぐ分かったが、他3人もようやく本領発揮。ハルマは昨年の『ハンサム』でダンサーになりたいと言ってたが(タケルもダンサー希望だっけ)本物なんだなと実感した。
全員揃っての歌謡ショー。ハルマの立ち位置と丁度直線上で、指差しがズギューンと届く感じw。前方席で手拍子があったが、これから少しずつ手拍子や手振りが会場に浸透していくかな。
結局は“盗む”というより“与える”といった感じのお話。オチは面白かったが、ストーリー的にはインパクトや感動はあまりなかった。地球ゴージャスさんの舞台はいつもこんなものだったか。
豪華キャストの競演を存分に味わい、笑って元気になれたのだから良しだろう。
販売中のパンフは舞台写真のページが間に合わず後日発送。今は買う気になれんわ^^;。3/20より完全版を販売。
そういや『ハンサム』のもう1冊のパンフが先日家に到着したっけ。
地球ゴージャスさんの公演は3回目ぐらい。昨年は“海賊”ブームに明け暮れたのでタイトルに惹かれてチケット取りw。実際は“海賊”と何の関係もない“海盗”の話。
かつて7つの海を盗み出した7人の大怪盗“海盗セブン”。伝説となった彼らを、フィクサー・ジョーと呼ばれる謎の男が、とある依頼のために招く。しかし事態は思いもよらない方向へ展開、真相が暴かれていく。
地球ゴージャス流・冒険活劇。
お金も人力も結集させた、笑って元気になれる、派手で壮大なミュージカル・エンターテイメントだった。
開演前から流れてくる、ルパン風なテーマ曲が心弾ませる。
オープニングのダンス&アクトの迫力と美麗にまずもっていかれる。
セットがまた豪華で、立体的な映像、盆の使い方も効果的。光が当って浮き上がる「海盗セブン」のロゴ、上から吊られた7人のシルエット、何もかもがこれから巻き起こる期待と興奮に包まれそうだ。
一幕は海盗セブンの紹介。二幕は海盗セブンの関係と活躍。
役名そのものがネタになってるし、キャストの役名や背景は秘密にしといたほうがいいだろう。でもま、「ワイルドタイガー」とか「グレーゾーン」とか思い出しちゃったw。もちろんそんなキャラクターではないw。彼らには必殺技もあるが、必殺技にならないし真逆だしw。7人其々にイメージカラーがあるようだが、戦隊ものにはなってないw。
キャラクターの個性とキャストの熱演と意外な魅力が最大の見どころだろう。
作・演出も担当した岸谷五朗。岸谷さんのダンスのキレにビックリ。
今回は地味目だけど派手な格好の寺脇康文。ぬるそうでぬるくない殺陣に注目。歌だけでなくよく踊ること。
大地真央はさすがに宝塚な妖しい魅力。森公美子がキュートに見えて仕方なかったw。
施鐘泰(JONTE)はフツーにイケメン。歌よりもアコーディオンの音色に惹き付けられた。
三浦春馬はやっぱり華がある。コミカルで可愛い格好良い男の子を好演、また新たな境地が広がった。
二幕後半は殆どショーライブ。こういうのは『アルターボーイズ』みたいに、スタンディングして手拍子しながら歓声もあげて大盛り上がりで観たかったかもw。やっぱり若い子たちに注目でしょ。
ハルマ&アミュメン4人のキレキレのセクシー&クールなダンスには釘付けv。誰もが見惚れる。青柳塁斗はオープニングからすぐ分かったが、他3人もようやく本領発揮。ハルマは昨年の『ハンサム』でダンサーになりたいと言ってたが(タケルもダンサー希望だっけ)本物なんだなと実感した。
全員揃っての歌謡ショー。ハルマの立ち位置と丁度直線上で、指差しがズギューンと届く感じw。前方席で手拍子があったが、これから少しずつ手拍子や手振りが会場に浸透していくかな。
結局は“盗む”というより“与える”といった感じのお話。オチは面白かったが、ストーリー的にはインパクトや感動はあまりなかった。地球ゴージャスさんの舞台はいつもこんなものだったか。
豪華キャストの競演を存分に味わい、笑って元気になれたのだから良しだろう。
販売中のパンフは舞台写真のページが間に合わず後日発送。今は買う気になれんわ^^;。3/20より完全版を販売。
そういや『ハンサム』のもう1冊のパンフが先日家に到着したっけ。
LOVE LETTERS Spring Special
2012年3月12日 舞台演劇『LOVE LETTERS 2012 Spring Special』を観てきた。
毎回違ったキャストの組み合わせで、20年間読み継いできた朗読劇の傑作『ラヴ・レターズ』。
昨年2月の遠藤雄弥の次に、D-BOYSで読むことになったのは鈴木裕樹。お相手は、私にはお初の真野恵理菜。
原作はA.R.ガーニー。訳・演出は青井陽治。
ズッキーのブログによると、上演前に物語の背景などをレクチャーされた後、通し稽古は1回だけで、ずっと新鮮な世界観を大切にされている朗読劇だという。
一幕はアンディー&メリッサの学生時代まで。ズッキーは白地のTシャツと薄手のジャケットでラフな格好。真野さんも白地のブラウスとフワリとしたスカートで清潔そうな感じ。
ズッキーの声は割と高めで、カツ舌も悪くなく、思ったよりも聴き取りやすい。
ズッキーのアンディーは、知的で堅実で論理的でクール、時にやんちゃで情熱的な部分もあり、気安く声をかけられる優しい雰囲気がある。
3回目のラヴ・レターズだが、アンディーの手紙にあった「ユダヤ人」「カソリック」、そして「オズの国」という言葉が特別な意味をもって耳に入ってきた。この1年間に観てきた色々なものが薄っすらと思い出されたw。
ズッキーのアンディー少年は面白い。手紙についてメリッサから「長いですね」「ボートの話ばかりね」とつっこまれる度に、生き生きしたリアクションを見せる。ズッキーは朗読の中でもちゃんと演じてる! アンディーが自分の高校生活を語る場面は、ハキハキしたやや速いテンポの口調になり、ホントに光景が浮かんでくるようだw。「(言葉を)書くのが好きです」と言ったアンディーの思いは、脚本も書くズッキーの感性と重なるものがありそう。
真野さんのメリッサは可愛らしい声で素直で情感豊か。読み進め方が私の感覚と似ているので好感はもてる。ただ、メリッサの自由奔放で感情的な部分は、真野さんの真っ白な衣装とあまりそぐわない気がした。
二幕は成人期から壮年期。過去のカップルはここで衣装を何らかに変えてくるが、この二人は全く同じ衣装のままで驚いた。真野さんにはせめてストールを羽織ったり、ズッキーには黒っぽいジャケットでも着て欲しかった。
二人の声のトーンも殆ど変わらない。40代50代と年を重ねるに連れ、声を幾分低めにしたりするもんだが、同じように可愛い声と高めの声が交わっていく。後半部で真野さんが「50歳過ぎて…」と可愛い声のまま言うのも違和感。初見の人はここで彼らの年齢をやっと認識するのではないだろうか^^;。
二幕目になると少々疲れが出たのか、二人とも何回か言い直しがあって、完璧という出来にはならなかった。
真野さんのメリッサは、いつまでも少女のままの純粋さと混迷さを持ち合わせている。だが、必死にもがいてあがいて生きようする様子があまり感じられない。いつまでも淡々とマイペースに浮遊しているようだ。
ズッキーのアンディーは、出世するにつれて、かつての子供っぽいところが、保身的でリベラルな大人へと変化していく。「愛を込めて」はジンとくる言葉だが、メリッサを思うあまり、彼女にも高度のものを求めてしまう。家族を自慢げに語る場面はちょっぴり嫌味が出ていたw。
ラスト3分は聴き所。ようやくアンディーの声に太さが出てきて、苦味や葛藤の感情がほとばしる。表情もなかなかリアリティー。そして絶望して俯くアンディーを、「大丈夫よ、アンディー」と優しく見つめるメリッサの眼差しが何と綺麗なこと。真野メリッサは年をとっても天使だった。鈴木アンディーは年をとって老人と化したのか。
二人ともとうとう最後まで水に手をつけなかった。
終了後、ズッキーのほうから手を伸ばして、真野さんと手を繋いで歩いて去っていく。たぶん、いいカップルではないかと思った。
でも色々な意味で、雄弥のアンディーとは対照的。ズッキーのアンディーと結婚したら、幸せにはなるけど、自分も向上しなければならず大変そうだw。
大変静かな作品なのに、開演中の客席で、何度も大きく咳き込んだり鼻をグスグスさせる男性がいて、たまに聞き取れない言葉があった。あげくに近くから男性のイビキまで^^;。今回は特に煩く感じた。
雄弥の時は柳や真吾くんが来ていたが、今日はダレが来ていたのだろう?
雄弥の時は販売していたリーフレットが、今回は今までの回の販売用パンフに付いていた。雄弥の回のパンフを買って貰ったが、買ってない人はリーフレットも見れないのか。
毎回違ったキャストの組み合わせで、20年間読み継いできた朗読劇の傑作『ラヴ・レターズ』。
昨年2月の遠藤雄弥の次に、D-BOYSで読むことになったのは鈴木裕樹。お相手は、私にはお初の真野恵理菜。
原作はA.R.ガーニー。訳・演出は青井陽治。
ズッキーのブログによると、上演前に物語の背景などをレクチャーされた後、通し稽古は1回だけで、ずっと新鮮な世界観を大切にされている朗読劇だという。
一幕はアンディー&メリッサの学生時代まで。ズッキーは白地のTシャツと薄手のジャケットでラフな格好。真野さんも白地のブラウスとフワリとしたスカートで清潔そうな感じ。
ズッキーの声は割と高めで、カツ舌も悪くなく、思ったよりも聴き取りやすい。
ズッキーのアンディーは、知的で堅実で論理的でクール、時にやんちゃで情熱的な部分もあり、気安く声をかけられる優しい雰囲気がある。
3回目のラヴ・レターズだが、アンディーの手紙にあった「ユダヤ人」「カソリック」、そして「オズの国」という言葉が特別な意味をもって耳に入ってきた。この1年間に観てきた色々なものが薄っすらと思い出されたw。
ズッキーのアンディー少年は面白い。手紙についてメリッサから「長いですね」「ボートの話ばかりね」とつっこまれる度に、生き生きしたリアクションを見せる。ズッキーは朗読の中でもちゃんと演じてる! アンディーが自分の高校生活を語る場面は、ハキハキしたやや速いテンポの口調になり、ホントに光景が浮かんでくるようだw。「(言葉を)書くのが好きです」と言ったアンディーの思いは、脚本も書くズッキーの感性と重なるものがありそう。
真野さんのメリッサは可愛らしい声で素直で情感豊か。読み進め方が私の感覚と似ているので好感はもてる。ただ、メリッサの自由奔放で感情的な部分は、真野さんの真っ白な衣装とあまりそぐわない気がした。
二幕は成人期から壮年期。過去のカップルはここで衣装を何らかに変えてくるが、この二人は全く同じ衣装のままで驚いた。真野さんにはせめてストールを羽織ったり、ズッキーには黒っぽいジャケットでも着て欲しかった。
二人の声のトーンも殆ど変わらない。40代50代と年を重ねるに連れ、声を幾分低めにしたりするもんだが、同じように可愛い声と高めの声が交わっていく。後半部で真野さんが「50歳過ぎて…」と可愛い声のまま言うのも違和感。初見の人はここで彼らの年齢をやっと認識するのではないだろうか^^;。
二幕目になると少々疲れが出たのか、二人とも何回か言い直しがあって、完璧という出来にはならなかった。
真野さんのメリッサは、いつまでも少女のままの純粋さと混迷さを持ち合わせている。だが、必死にもがいてあがいて生きようする様子があまり感じられない。いつまでも淡々とマイペースに浮遊しているようだ。
ズッキーのアンディーは、出世するにつれて、かつての子供っぽいところが、保身的でリベラルな大人へと変化していく。「愛を込めて」はジンとくる言葉だが、メリッサを思うあまり、彼女にも高度のものを求めてしまう。家族を自慢げに語る場面はちょっぴり嫌味が出ていたw。
ラスト3分は聴き所。ようやくアンディーの声に太さが出てきて、苦味や葛藤の感情がほとばしる。表情もなかなかリアリティー。そして絶望して俯くアンディーを、「大丈夫よ、アンディー」と優しく見つめるメリッサの眼差しが何と綺麗なこと。真野メリッサは年をとっても天使だった。鈴木アンディーは年をとって老人と化したのか。
二人ともとうとう最後まで水に手をつけなかった。
終了後、ズッキーのほうから手を伸ばして、真野さんと手を繋いで歩いて去っていく。たぶん、いいカップルではないかと思った。
でも色々な意味で、雄弥のアンディーとは対照的。ズッキーのアンディーと結婚したら、幸せにはなるけど、自分も向上しなければならず大変そうだw。
大変静かな作品なのに、開演中の客席で、何度も大きく咳き込んだり鼻をグスグスさせる男性がいて、たまに聞き取れない言葉があった。あげくに近くから男性のイビキまで^^;。今回は特に煩く感じた。
雄弥の時は柳や真吾くんが来ていたが、今日はダレが来ていたのだろう?
雄弥の時は販売していたリーフレットが、今回は今までの回の販売用パンフに付いていた。雄弥の回のパンフを買って貰ったが、買ってない人はリーフレットも見れないのか。
声援団 笑顔を届けたい
2012年3月11日 イベント『Don’t Forget 3.11 声援団 笑顔を届けたい』第二部へ参加してきた。
いつかは参加したいと思っていた「声援団」。新メンバーに後押しされて決定。
『遙か祭』に未練はあったが、この日に声援団に参加することに意義を見いだす。
出演者は、井上和彦・水島裕・かないみか・神奈延年・檜山修之・平田広明・勝杏里・堀江一眞・甲斐田裕子・鈴木真仁・遠藤正明・凜・亜久里夏代・ピンクさつまいも・切通和孝・ショッカーO野・小金丸大和(敬称略)。コピペ失礼。開演前と終演後の司会はショッカーさん。
オープニングはテーマ曲の「君に送る応援歌♪」。
震災から4日後に結成され、ずっと各地で活動を続けてきた「声援団」。この歌もテレビも娯楽も何もない時に、ネットを通して耳に飛び込んできた歌だ。みんなの思いが込められた歌は魂を宿し本物の輝きを放つ。聴きながら、こちらも込み上げるものがあってウルウルとしてしまった。来て良かったと心から思った。
全員で1分間の黙祷。『三銃士』の時の黙祷を思い出して短く感じた。
ギターは和彦さん、神奈さん&勝さん。声優もいれば歌手もいる。パーカッションなど生の音源がステキ。
今日は初参加が4人かな。一番人気が平田さんで歓声も多し。私が立つ目線の先には水島さん。隣の檜山さんともイイ感じ。和彦さん、かないさん、水島さんからしょっちゅうイジられる平田さんw。唯一の若いイケメンが堀江くん。和彦さんとも共演してたね。てことで、何故か和彦さんはニャンコ先生声でトーク進行w。
歌はみんなが口ずさめる優しいナンバーばかり。「ひょっこりひょうたん島」は東北の某島が舞台だったと偶然に驚いたという和彦さん。「手の平を太陽に」は園児もできる振付付き。和彦ニャンコは引率の先生みたいw。
「桜坂」は男性メインでソロパートもあり。「ありがとう」は女性メインだが、平田さんがサビだけ参加、「ワイルドに歌うぜ!」と一生懸命に歌ってくれた。いっぱい練習したそうだが、平田さんのナマソロ歌声を聴くのなんて『最遊記』イベント以来かもw。
声優の得意分野(笑)オーディオドラマが7編。脚本は池田真一氏の短編戯曲。
甲斐田さん様々な女役で大活躍。神奈さんの田舎っぺ板についてる。平田さん&かないさんの兄妹がカワイイ。檜山さん&甲斐田さんの夫婦役w。水島さん&真仁さんの夫婦役w。でも最後に和彦さんの金魚がすべてもっていったw。ウマイな~。
歌手のライブ。凛さんが『ビーダマン』OP主題歌、いつもナガラで聞いてるので燃える。遠藤さんが『ガオガイガー』熱唱、檜山さんの叫びで熱いコラボ、燃えた!(^o^) 遠藤さんは、石ノ森章太郎が生んだ石巻のヒーロー『シージェッター海斗』のテーマ曲も熱唱、その背景にある話も伺ってジンワリときた。
ラストはみんなで「Believe♪」。和彦さんたちの世代は知らないがw、子供たちが小中学校で歌っていたので、耳には馴染んでいた。
締めは「君に送る応援歌♪」をみんなで。祈りを歌にのせて一緒に声を出すと、気持ち良くなって笑顔になる。
最後に挨拶。檜山さんは伊達政宗風。平田さんはあるコックの言葉。団長からは次回の声援団の活動スケジュールなど、ブログ見て!
あたたかい拍手と歓声が会場いっぱいに広がった。
終演後、声援団グッズ販売。出演者全員のサイン色紙(3日前から書いてくれたという)とバンドとシュシュ。収益金は義援金になるという。私も買わせて頂いた。
購入者には全員と握手。ひと言ずつお礼の言葉を述べながら握手をした。最後の和彦さんはさすがにお疲れ気味だがステキな笑顔だった。
会場の皆さま、この日この場所で同じ思いを祈って笑顔になれたことを感謝します。
これからも応援し続けることができたらと願います。
いつかは参加したいと思っていた「声援団」。新メンバーに後押しされて決定。
『遙か祭』に未練はあったが、この日に声援団に参加することに意義を見いだす。
出演者は、井上和彦・水島裕・かないみか・神奈延年・檜山修之・平田広明・勝杏里・堀江一眞・甲斐田裕子・鈴木真仁・遠藤正明・凜・亜久里夏代・ピンクさつまいも・切通和孝・ショッカーO野・小金丸大和(敬称略)。コピペ失礼。開演前と終演後の司会はショッカーさん。
オープニングはテーマ曲の「君に送る応援歌♪」。
震災から4日後に結成され、ずっと各地で活動を続けてきた「声援団」。この歌もテレビも娯楽も何もない時に、ネットを通して耳に飛び込んできた歌だ。みんなの思いが込められた歌は魂を宿し本物の輝きを放つ。聴きながら、こちらも込み上げるものがあってウルウルとしてしまった。来て良かったと心から思った。
全員で1分間の黙祷。『三銃士』の時の黙祷を思い出して短く感じた。
ギターは和彦さん、神奈さん&勝さん。声優もいれば歌手もいる。パーカッションなど生の音源がステキ。
今日は初参加が4人かな。一番人気が平田さんで歓声も多し。私が立つ目線の先には水島さん。隣の檜山さんともイイ感じ。和彦さん、かないさん、水島さんからしょっちゅうイジられる平田さんw。唯一の若いイケメンが堀江くん。和彦さんとも共演してたね。てことで、何故か和彦さんはニャンコ先生声でトーク進行w。
歌はみんなが口ずさめる優しいナンバーばかり。「ひょっこりひょうたん島」は東北の某島が舞台だったと偶然に驚いたという和彦さん。「手の平を太陽に」は園児もできる振付付き。和彦ニャンコは引率の先生みたいw。
「桜坂」は男性メインでソロパートもあり。「ありがとう」は女性メインだが、平田さんがサビだけ参加、「ワイルドに歌うぜ!」と一生懸命に歌ってくれた。いっぱい練習したそうだが、平田さんのナマソロ歌声を聴くのなんて『最遊記』イベント以来かもw。
声優の得意分野(笑)オーディオドラマが7編。脚本は池田真一氏の短編戯曲。
甲斐田さん様々な女役で大活躍。神奈さんの田舎っぺ板についてる。平田さん&かないさんの兄妹がカワイイ。檜山さん&甲斐田さんの夫婦役w。水島さん&真仁さんの夫婦役w。でも最後に和彦さんの金魚がすべてもっていったw。ウマイな~。
歌手のライブ。凛さんが『ビーダマン』OP主題歌、いつもナガラで聞いてるので燃える。遠藤さんが『ガオガイガー』熱唱、檜山さんの叫びで熱いコラボ、燃えた!(^o^) 遠藤さんは、石ノ森章太郎が生んだ石巻のヒーロー『シージェッター海斗』のテーマ曲も熱唱、その背景にある話も伺ってジンワリときた。
ラストはみんなで「Believe♪」。和彦さんたちの世代は知らないがw、子供たちが小中学校で歌っていたので、耳には馴染んでいた。
締めは「君に送る応援歌♪」をみんなで。祈りを歌にのせて一緒に声を出すと、気持ち良くなって笑顔になる。
最後に挨拶。檜山さんは伊達政宗風。平田さんはあるコックの言葉。団長からは次回の声援団の活動スケジュールなど、ブログ見て!
あたたかい拍手と歓声が会場いっぱいに広がった。
終演後、声援団グッズ販売。出演者全員のサイン色紙(3日前から書いてくれたという)とバンドとシュシュ。収益金は義援金になるという。私も買わせて頂いた。
購入者には全員と握手。ひと言ずつお礼の言葉を述べながら握手をした。最後の和彦さんはさすがにお疲れ気味だがステキな笑顔だった。
会場の皆さま、この日この場所で同じ思いを祈って笑顔になれたことを感謝します。
これからも応援し続けることができたらと願います。
Axle 三銃士 仮面の男 千秋楽
2012年3月11日 舞台演劇Axle第13回公演『三銃士 ~仮面の男~』千秋楽を観てきた。
公演回数が短いし、遠い^^;。あと1回ぐらい観たかった。
昨日と同じ前列だが、昨日と違って左手なので、色んな角度から観れて良し。
オープニングのダイジェスト。濃縮されたシーンが次々と疾走して再現されるが、1度観た後なので、どれも分かり易くて意味深く感じる。
舞台壁面に描かれた中世風の絵。「1625 Paris」「1662 Paris」と書かれてあるが、この年号で計算すると、柄谷ダルタニアンは55歳!? 三銃士たちは壮年というより老年か!?w 舞台上で展開されるシーンと年号をマッチさせるのかと注意深く観ていたが、ペルスラン登場の時は「1662」が隠れてしまったし、全てを一致させてるわけではないようだ。
床のチェス盤。“白”と“黒”が意味深だが、劇中でグリモーやプランシェ、アンサンブルが動かすコマにも何か意味があるのだろうか。チェスは分からないが、ひょっとして盤上に立てられたコマの配置が、チェックメイトなど物語を指し示しているのかなとも思う。
プランシェの食べるお菓子は、マカロンだけでなく色々変わっていくようだ。リピーターにしか分からないネタw。そしてアクサル一番の年長さん田中照人に、コマなど小道具を運ばせていいのかw。
ペルスランはトレンドおじさんか。地下の地響きはホントにプチ地震みたいな感覚^^;。トレンドカラーは黒か、さすがロシュフォールw。ペルスランの「劇作家は変態」に、吉谷光太郎を見る三銃士w。
アンサンブルを使った舞踏会の様相が印象的。美しく洗練された凛々しい隊列は、『銀英伝』の戦艦シーンでも使えそうだw。
かつては国王と王妃とフランス王室を守るために戦った三銃士が、今や国王を排斥してフランス王室を危機に陥れようとしている。
「陰謀が国を変える」と豪語するロシュフォール。「陰謀や策略だけでは国は変わらない」と叫ぶ銃士隊長となったダルタニアン。相反する言葉を、柄谷吾史ひとりに言わしめたところに、深い拘りと思想がある。
しかし、自然を愛し、人々を慈しみ、兄を思ったフィリップは叫ぶ「苦しくても生き続けることが国を支えることになる」のだと。民衆あってこその国と王室。
「ワン・フォー・オール」「オール・フォー・ワン」
あの日から、“絆”を謳ってきた言葉のひとつにもなったが、この舞台を通して、より強く深い思いをもって感じられた。
カテコ2回目は、柄谷さんら壮年三銃士らが衣装替えで登場。矢崎広もルイからフィリップへ。
開演前の予告通り、客席も立ち上がって、全員で1分間の黙祷をした。
千秋楽恒例のキャスト紹介。ゲスト2人が真ん中に並ぶ。
キャプテン照人さんの挨拶。作品に様々な思いが込められており、忘れられない台詞も多いと、3月11日に千秋楽を迎えた意義を凛と語ってくれた。さすが! 次の吉谷氏は全て話してくれたと、「もの作り、日本!」のみ。
終演後のロビーには、一部キャストも出てくれて半ば握手会状態w。昨年のイベントにも参加したし、私の顔だけは覚えていてくれた。西村大輔くんは汗がまだ引いていなくて爽やか。
今回は柄谷さんが一番のお目当てだったが、大輔くんや矢崎くんなど若い役者の活躍が眩しく映った。
公演回数が短いし、遠い^^;。あと1回ぐらい観たかった。
昨日と同じ前列だが、昨日と違って左手なので、色んな角度から観れて良し。
オープニングのダイジェスト。濃縮されたシーンが次々と疾走して再現されるが、1度観た後なので、どれも分かり易くて意味深く感じる。
舞台壁面に描かれた中世風の絵。「1625 Paris」「1662 Paris」と書かれてあるが、この年号で計算すると、柄谷ダルタニアンは55歳!? 三銃士たちは壮年というより老年か!?w 舞台上で展開されるシーンと年号をマッチさせるのかと注意深く観ていたが、ペルスラン登場の時は「1662」が隠れてしまったし、全てを一致させてるわけではないようだ。
床のチェス盤。“白”と“黒”が意味深だが、劇中でグリモーやプランシェ、アンサンブルが動かすコマにも何か意味があるのだろうか。チェスは分からないが、ひょっとして盤上に立てられたコマの配置が、チェックメイトなど物語を指し示しているのかなとも思う。
プランシェの食べるお菓子は、マカロンだけでなく色々変わっていくようだ。リピーターにしか分からないネタw。そしてアクサル一番の年長さん田中照人に、コマなど小道具を運ばせていいのかw。
ペルスランはトレンドおじさんか。地下の地響きはホントにプチ地震みたいな感覚^^;。トレンドカラーは黒か、さすがロシュフォールw。ペルスランの「劇作家は変態」に、吉谷光太郎を見る三銃士w。
アンサンブルを使った舞踏会の様相が印象的。美しく洗練された凛々しい隊列は、『銀英伝』の戦艦シーンでも使えそうだw。
かつては国王と王妃とフランス王室を守るために戦った三銃士が、今や国王を排斥してフランス王室を危機に陥れようとしている。
「陰謀が国を変える」と豪語するロシュフォール。「陰謀や策略だけでは国は変わらない」と叫ぶ銃士隊長となったダルタニアン。相反する言葉を、柄谷吾史ひとりに言わしめたところに、深い拘りと思想がある。
しかし、自然を愛し、人々を慈しみ、兄を思ったフィリップは叫ぶ「苦しくても生き続けることが国を支えることになる」のだと。民衆あってこその国と王室。
「ワン・フォー・オール」「オール・フォー・ワン」
あの日から、“絆”を謳ってきた言葉のひとつにもなったが、この舞台を通して、より強く深い思いをもって感じられた。
カテコ2回目は、柄谷さんら壮年三銃士らが衣装替えで登場。矢崎広もルイからフィリップへ。
開演前の予告通り、客席も立ち上がって、全員で1分間の黙祷をした。
千秋楽恒例のキャスト紹介。ゲスト2人が真ん中に並ぶ。
キャプテン照人さんの挨拶。作品に様々な思いが込められており、忘れられない台詞も多いと、3月11日に千秋楽を迎えた意義を凛と語ってくれた。さすが! 次の吉谷氏は全て話してくれたと、「もの作り、日本!」のみ。
終演後のロビーには、一部キャストも出てくれて半ば握手会状態w。昨年のイベントにも参加したし、私の顔だけは覚えていてくれた。西村大輔くんは汗がまだ引いていなくて爽やか。
今回は柄谷さんが一番のお目当てだったが、大輔くんや矢崎くんなど若い役者の活躍が眩しく映った。
30-DELUXスペシャルイベント
2012年3月10日 イベント30-DELUXスペシャルイベント『デスティニーから薄桜鬼へ』夜の部へ行ってきた。
チケットは先着順とあったから早々と取ったのに、整理番号さえ書いてない。
当日の昼は早くから客が押し寄せて混乱、急遽入場は抽選で引いた番号順となったようだ^^;。なら最初から番号書いとけ。前方通路側で観れたからいいか。
前説は清水順二とタイソン大屋。司会は構成・演出も手がけた田中精(そこそこイケメンだが華がないw)。
オープニングは、イベント乗っ取りを企むショッカーもどきの敵に、戦隊スーツを着たシャイニング・デラックス5の闘い(?)。昨年の『abc』の練り歩き連中を思い出したw。
ヒストリー30-DELUX。『ファミリア』とかの懐かしい映像も流れたり。柄谷さん、郷本さん、林さんの名前を出して清水さんが思い出を語ったが、3人ともつい最近観たばかりの人たち(^。^)。
『デスティニー』コーナー。三人に、脚本・演出の毛利宣宏(ミュージカル『薄桜鬼』も担当)が加わりトーク。ゲストもいなく、オジサン4人でGニーズのキャストの思い出話を語り、地味に真面目で長くて疲れた^^;。舞台を観ていない人は尚更退屈だったろうと思う。そういやイベント4回ある内、この回だけはゲストの数が少なかったっけ。
ところで毛利氏といえば、『タイバニ』の舞台で小林靖子氏と一緒に脚本も担当されるが、『オーズ』以来特撮関係との関わりが多くなってきたな~とあれこれ考えて時間を過ごしたw。
ミュージカル『薄桜鬼』コーナー。今日来た女性客はたぶんこれが目的だったハズ。ゲストの松田凌、廣瀬大介、江戸川卍丸、宮崎秋人、そしてGロッソから駆けつけたばかりという池田純矢が登場。純矢はさすがに名前も売れて歓声が多く、リクに応えて「薄桜鬼、ギンギンに行くぜ!」(^o^)。テニミュ2ndの木更津でブレイクした廣瀬くんにもファンが多く歓声いっぱい。
役に決まった時の感想や意気込みなど。オタク自認の純矢は『ガンダム00』の声優に絡めて、大好きなよっちんのキャラをやれて嬉しいと話すオタクっぷりw。原作やアニメのイメージを壊さず魅力的に演じたいと語って、一同を感心させた。
『薄桜鬼』アンサンブルキャスト(TeamAZURAより)が加わって立ち並び一発芸を披露。バック宙やった彼や、アジアNo.1のダンスを披露した彼がイケメンで注目株w。主役の松田くんは袴に着替えて、清水さん相手に27番の殺陣を披露、4ヶ月前から積み重ねてきた稽古の成果を披露した。殺陣は期待できるが、歌はどうなんだろう?
ミュージカル番宣映像が流れ、清水さん&田中さんのイマイチなコント。
清水さんと田中さん、30-DELUXメンバーやサブメンバーによるコメディダンス。毎回パターンが違うらしいが、ダンスと殺陣をミックスしたクールなダンスは30-DELUXならではの味。途中で廣瀬くんが飛び入りでダンスに加わり、女子の視線は清水さんを通り抜けw。アジアNo.1のダンスはやっぱカッコイーな。
最後にスペシャルゲストが挨拶。イベントは今回のみ出演の純矢の挨拶は、Gロッソ向けの模範的なものだったw。
下の者を育てたいという清水さんの理念。イベント中メイクが濃かったタイソンさんは違う道へ。しばらくは其々が別々の道へ進んで寂しさも残る。『薄桜鬼』には出ないタイソンさんは、吉谷氏と組んで『逆境ナイン』に出演。
とりあえず『薄桜鬼』は1公演のみ観劇予定。土方をやる矢吹くんが、明日は横浜からここへ駆けつけるw。
チケット代からイベントはせいぜい1時間半だと踏んでたが、2時間半もあるとは思わなかった。
チケットは先着順とあったから早々と取ったのに、整理番号さえ書いてない。
当日の昼は早くから客が押し寄せて混乱、急遽入場は抽選で引いた番号順となったようだ^^;。なら最初から番号書いとけ。前方通路側で観れたからいいか。
前説は清水順二とタイソン大屋。司会は構成・演出も手がけた田中精(そこそこイケメンだが華がないw)。
オープニングは、イベント乗っ取りを企むショッカーもどきの敵に、戦隊スーツを着たシャイニング・デラックス5の闘い(?)。昨年の『abc』の練り歩き連中を思い出したw。
ヒストリー30-DELUX。『ファミリア』とかの懐かしい映像も流れたり。柄谷さん、郷本さん、林さんの名前を出して清水さんが思い出を語ったが、3人ともつい最近観たばかりの人たち(^。^)。
『デスティニー』コーナー。三人に、脚本・演出の毛利宣宏(ミュージカル『薄桜鬼』も担当)が加わりトーク。ゲストもいなく、オジサン4人でGニーズのキャストの思い出話を語り、地味に真面目で長くて疲れた^^;。舞台を観ていない人は尚更退屈だったろうと思う。そういやイベント4回ある内、この回だけはゲストの数が少なかったっけ。
ところで毛利氏といえば、『タイバニ』の舞台で小林靖子氏と一緒に脚本も担当されるが、『オーズ』以来特撮関係との関わりが多くなってきたな~とあれこれ考えて時間を過ごしたw。
ミュージカル『薄桜鬼』コーナー。今日来た女性客はたぶんこれが目的だったハズ。ゲストの松田凌、廣瀬大介、江戸川卍丸、宮崎秋人、そしてGロッソから駆けつけたばかりという池田純矢が登場。純矢はさすがに名前も売れて歓声が多く、リクに応えて「薄桜鬼、ギンギンに行くぜ!」(^o^)。テニミュ2ndの木更津でブレイクした廣瀬くんにもファンが多く歓声いっぱい。
役に決まった時の感想や意気込みなど。オタク自認の純矢は『ガンダム00』の声優に絡めて、大好きなよっちんのキャラをやれて嬉しいと話すオタクっぷりw。原作やアニメのイメージを壊さず魅力的に演じたいと語って、一同を感心させた。
『薄桜鬼』アンサンブルキャスト(TeamAZURAより)が加わって立ち並び一発芸を披露。バック宙やった彼や、アジアNo.1のダンスを披露した彼がイケメンで注目株w。主役の松田くんは袴に着替えて、清水さん相手に27番の殺陣を披露、4ヶ月前から積み重ねてきた稽古の成果を披露した。殺陣は期待できるが、歌はどうなんだろう?
ミュージカル番宣映像が流れ、清水さん&田中さんのイマイチなコント。
清水さんと田中さん、30-DELUXメンバーやサブメンバーによるコメディダンス。毎回パターンが違うらしいが、ダンスと殺陣をミックスしたクールなダンスは30-DELUXならではの味。途中で廣瀬くんが飛び入りでダンスに加わり、女子の視線は清水さんを通り抜けw。アジアNo.1のダンスはやっぱカッコイーな。
最後にスペシャルゲストが挨拶。イベントは今回のみ出演の純矢の挨拶は、Gロッソ向けの模範的なものだったw。
下の者を育てたいという清水さんの理念。イベント中メイクが濃かったタイソンさんは違う道へ。しばらくは其々が別々の道へ進んで寂しさも残る。『薄桜鬼』には出ないタイソンさんは、吉谷氏と組んで『逆境ナイン』に出演。
とりあえず『薄桜鬼』は1公演のみ観劇予定。土方をやる矢吹くんが、明日は横浜からここへ駆けつけるw。
チケット代からイベントはせいぜい1時間半だと踏んでたが、2時間半もあるとは思わなかった。
Axle 三銃士 仮面の男
2012年3月10日 舞台演劇Axle第13回公演『三銃士 ~仮面の男~』を観てきた。
大阪公演を経ての東京(横浜)公演。
この舞台も4公演しかないのでリピートし難い状況。
アクサルだし、吉谷光太郎の脚本・演出だから、一筋縄ではいかない「三銃士」ものだと思ったが、予想以上に凝った設定と複雑な物語性。12月には公開オーディションなるイベントも開かれ、観客の役名投票参加があったが、こちらも予想外のキャスティングとなったようだ。
原作はアレクサンドル・デュマ・ペール。「三銃士とダルタニアンの出会い」(王妃の首飾り事件)と「フランス王室の策謀」(国王すり替え事件)の二つの物語を、時空を超えてリンクさせパラレルで見せる。
アトス、ポルトス、アラミス、ダルタニアンには若者と壮年の二人ずつがいて計8人。画期的な二人一役だ。ところが壮年を演じる4人は、其々リシュリューやミレディなど悪役の4人も兼ね、一人二役をする。
最初は戸惑うが観ているうちに意図は理解できてくる。悪政の元凶ルイ14世と双子の弟フィリップのすり替えを企むかつての三銃士は、困窮する国民のため正義の名の下に実行するが、彼らの所業は見方によっては悪であり、かつてのリシュリューらがやったことと変わらないかもしれない。それはルイとフィリップら双子や親子の間にも言えることで、人間には光と闇、裏と表があるのだと、キャスト自らが演じることで、まざまざと見せつけ証明させる舞台であった。
壮年の三銃士には古川貴生、武原広幸、山本健史と、いわばアクサルの先輩衆。
若き日の三銃士には飯泉学、斉藤崇、有川蒼馬と、いわばフレッシュな面子。
どちらもアトスの背の低さが目につくが、拘らない寛容さも必要だろう。どちらの三銃士も三銃士らしく情熱的でひたむきで前向きだ。
西村大輔の若きダルタニアンは快活で一本気で強気で逞しく好ましい。ところが壮年のダルタニアンになると、馬鹿らしくなるほど実直で忠実で思慮深くて、もどかしくて苛立たしい。ルイ14世にあれほど盲目的に尽くすのなら、その間に深い信頼と情が交わされているハズだが、その辺は何も描かれていない。ダルタニアンは昔の明るい彼ではなくなったという事実が突きつけられる。このダルタニアンを演じるのが柄谷吾史で、見た目は魅力的だが、考え方や内面性は惹き付けられず存在感が薄い。むしろ別役のロシュフォールのほうが出番は少ないが、ドス黒さに満ちていて、やってる柄谷さん本人も生き生きと楽しそうだ。
客演の矢崎広は『ピースメーカー』以来の兄弟2役。髪型を手櫛で変え、声や表情を変えて忽ち演じ分ける。
アクサルのキャプテン田中照人も双子の二役だが、こちらは似た感じかな。田中さんにはもっと出番のある役をやって欲しかった。
客演の蔡暁強が、バレエやダンスで雰囲気を創造させて美しい。劇作家でもあるモリエールは、吉谷氏の分身でもあるのだろうかw。
演じ分けは布やセットや小物を挟んで、ジャケットやベストを脱ぎ替えするだけのスピーディーで鮮やかな手腕。この舞台では衣装が重要なメタファーにもなっているが、裁縫師のペルスランを演じるのが吉谷氏。ある意味、狂言回しともいえる。吉谷氏のラストの役にも注目。
シリアスなテンポで展開が速いため、とにかく笑いがなかなか入り込めない状況。それでも田中さん中心に、笑いを起こして盛り上げようとするが、相変わらず内輪ネタが多くて全く笑えない^^;。田中さんがマカロンを食べるのを見て、笑うどころが空腹を実感しそう。田中さんのアドリブに、相手をする池永英介がよく頑張っているw。
アンサンブルの面々も若いエキスをほとばらせて盛り上げる。
今回舞台に新しい風を起こしたのが、振付・ステージングの舘形比呂一。洗練されたスタイリッシュな演出が、エネルギッシュな熱気を与えている。
ひたむきに懸命に動き続ける疾走感。二人一役、一人二役で次々と繰り広げられる凄まじい迫力と緻密な殺陣やアクション。役者の運動量も半端じゃないだろう。それをやり遂げる強さと団結力を持ち合わせているのが、さすがアクサルと言わしめるところ。
今回も1度観ただけではよく掴めない手強いアクサルの舞台。再度観ることで、もう少し深く味わえ楽しめるのだろうか。
大阪公演を経ての東京(横浜)公演。
この舞台も4公演しかないのでリピートし難い状況。
アクサルだし、吉谷光太郎の脚本・演出だから、一筋縄ではいかない「三銃士」ものだと思ったが、予想以上に凝った設定と複雑な物語性。12月には公開オーディションなるイベントも開かれ、観客の役名投票参加があったが、こちらも予想外のキャスティングとなったようだ。
原作はアレクサンドル・デュマ・ペール。「三銃士とダルタニアンの出会い」(王妃の首飾り事件)と「フランス王室の策謀」(国王すり替え事件)の二つの物語を、時空を超えてリンクさせパラレルで見せる。
アトス、ポルトス、アラミス、ダルタニアンには若者と壮年の二人ずつがいて計8人。画期的な二人一役だ。ところが壮年を演じる4人は、其々リシュリューやミレディなど悪役の4人も兼ね、一人二役をする。
最初は戸惑うが観ているうちに意図は理解できてくる。悪政の元凶ルイ14世と双子の弟フィリップのすり替えを企むかつての三銃士は、困窮する国民のため正義の名の下に実行するが、彼らの所業は見方によっては悪であり、かつてのリシュリューらがやったことと変わらないかもしれない。それはルイとフィリップら双子や親子の間にも言えることで、人間には光と闇、裏と表があるのだと、キャスト自らが演じることで、まざまざと見せつけ証明させる舞台であった。
壮年の三銃士には古川貴生、武原広幸、山本健史と、いわばアクサルの先輩衆。
若き日の三銃士には飯泉学、斉藤崇、有川蒼馬と、いわばフレッシュな面子。
どちらもアトスの背の低さが目につくが、拘らない寛容さも必要だろう。どちらの三銃士も三銃士らしく情熱的でひたむきで前向きだ。
西村大輔の若きダルタニアンは快活で一本気で強気で逞しく好ましい。ところが壮年のダルタニアンになると、馬鹿らしくなるほど実直で忠実で思慮深くて、もどかしくて苛立たしい。ルイ14世にあれほど盲目的に尽くすのなら、その間に深い信頼と情が交わされているハズだが、その辺は何も描かれていない。ダルタニアンは昔の明るい彼ではなくなったという事実が突きつけられる。このダルタニアンを演じるのが柄谷吾史で、見た目は魅力的だが、考え方や内面性は惹き付けられず存在感が薄い。むしろ別役のロシュフォールのほうが出番は少ないが、ドス黒さに満ちていて、やってる柄谷さん本人も生き生きと楽しそうだ。
客演の矢崎広は『ピースメーカー』以来の兄弟2役。髪型を手櫛で変え、声や表情を変えて忽ち演じ分ける。
アクサルのキャプテン田中照人も双子の二役だが、こちらは似た感じかな。田中さんにはもっと出番のある役をやって欲しかった。
客演の蔡暁強が、バレエやダンスで雰囲気を創造させて美しい。劇作家でもあるモリエールは、吉谷氏の分身でもあるのだろうかw。
演じ分けは布やセットや小物を挟んで、ジャケットやベストを脱ぎ替えするだけのスピーディーで鮮やかな手腕。この舞台では衣装が重要なメタファーにもなっているが、裁縫師のペルスランを演じるのが吉谷氏。ある意味、狂言回しともいえる。吉谷氏のラストの役にも注目。
シリアスなテンポで展開が速いため、とにかく笑いがなかなか入り込めない状況。それでも田中さん中心に、笑いを起こして盛り上げようとするが、相変わらず内輪ネタが多くて全く笑えない^^;。田中さんがマカロンを食べるのを見て、笑うどころが空腹を実感しそう。田中さんのアドリブに、相手をする池永英介がよく頑張っているw。
アンサンブルの面々も若いエキスをほとばらせて盛り上げる。
今回舞台に新しい風を起こしたのが、振付・ステージングの舘形比呂一。洗練されたスタイリッシュな演出が、エネルギッシュな熱気を与えている。
ひたむきに懸命に動き続ける疾走感。二人一役、一人二役で次々と繰り広げられる凄まじい迫力と緻密な殺陣やアクション。役者の運動量も半端じゃないだろう。それをやり遂げる強さと団結力を持ち合わせているのが、さすがアクサルと言わしめるところ。
今回も1度観ただけではよく掴めない手強いアクサルの舞台。再度観ることで、もう少し深く味わえ楽しめるのだろうか。
ニコミュ カンタレラ 2012
2012年3月9日 舞台演劇ニコニコミュージカル『カンタレラ ~裏切りの毒薬~2012』を観てきた。
夏に上演された舞台の脚本・音楽・衣装を一新し、新キャストも迎えた「完全改訂版」という。
初演は都合が付かなかったが、新キャストにも惹かれて観劇を決定。
キャストの魅力と歌の多様さで面白味がある舞台だった。こんなに歌うのか、こんな風に歌えるのかと、キャストの新たな歌唱力にも気づいた。まさにニコミュならではの醍醐味だろう。
ともあれ、1シーン、1ショットが濃くて長いこと。シーンの度に歌が入り、人物の気持ちや感情がほとばしり揺れ動き、次へと繋いでいく。初見だし分かり易いが、この濃さとくどさは疾走感とは真逆のもの。テニミュの上島雪夫氏だし、割と女性向けの演出だと思われるが、私の隣の男性は中盤から飽きたのか落ち着きが無く辛そうだった^^;。
キャラクターを鮮やかに引き立てるように、中世風の衣装が豪華でとても凝っている。初演の薄手で半袖な衣装よりもずっと重厚さが増す。
物語は後期ルネサンスのローマを舞台にした人間ドラマ。若きカリスマのチェーザレ・ボルジアをめぐる愛憎と陰謀と裏切りを描き出し、彼の妹ルクレツィアの持つ家伝の毒薬「カンタレラ」がキーアイテムとなる。
チェーザレや彼の親友ジョヴァンニが裏表がある強烈な個性の持ち主で、彼らの周りにいる者たちも策士だらけのクセ者揃い。従者や部下たちも重要な役割を果たし、誰もが油断ならない存在。
キャラクターと比べて、ストーリーそのものに満足感や爽快感はない。ラストの父の言動の意図するところ、その後の展開は中途半端で消化不良気味。続編とかも念頭にあるのだろうか。
テニミュキャスト5人がお目当てのひとつ。
兼崎健太郎は長兄として凛々しく強く、声量があって歌も台詞も聞き取り易い。
渡辺大輔は誠実さが滲み出た表現力で、丁寧な歌い込み。
二人とも初演からの続投で、息ぴったりのコンビだ。
郷本直也のサヴォナローラが影の主人公だろう。冒頭のナレなど狂言回しぶりは1019みたいな存在。マスクをしたそのままの格好で、アクサルの『仮面の男』に出ても全く違和感がないだろうw。
コンプレックスを抱え悩み苦しむ次兄ホァンの小野田龍之介の歌唱力をばっちり味わえる。最初はダレだか分からなかった齋藤ヤスカは、今回もよく化けたカメレオンぶりが愉快。二人とも体にぴったりの衣装で、龍之介くんはぽっこり出たヒップが可愛くて、ヤスカさんはタイツを穿いた両脚が細過ぎて見惚れてしまったw。
郷本さん&ヤスカさん&龍之介くん3人の暗躍がケレン味たっぷりで、ようやく笑えた印象的な場面。
劇団四季の野田和佳子と宝塚の彩夏涼は、歌声も美しいが、メイクがちと濃いか。
兼松若人、吉岡麻由子が熱くて的確な演技。別紙慶一の老けっぷりも注目。
もう1回観れば、「カンタレラ」「サンドリヨン」などボカロ曲やその他の歌にも馴染めそうだ。
それよりもカテコで全員で歌っていた「パラジクロロベンゼン」が頭をクルクル回っている。入場時に頂いたCDを早く聴きたいものだ。
お見送り担当は、彩夏涼、郷本直也、渡辺大輔、齋藤ヤスカ。郷本さんに「アクサルの仮面の男みたいですね」と言ったら笑ってくれた。そういや郷本さんは『最遊記』で沙悟浄をやったが、アニメ悟浄の平田さんと今度朗読で共演するのが渡辺大くん。兼崎さんの『ピスメ』のチラシもあったが、郷本さんもヤスカさんも『ピスメ』経験者なんだよね。
夏に上演された舞台の脚本・音楽・衣装を一新し、新キャストも迎えた「完全改訂版」という。
初演は都合が付かなかったが、新キャストにも惹かれて観劇を決定。
キャストの魅力と歌の多様さで面白味がある舞台だった。こんなに歌うのか、こんな風に歌えるのかと、キャストの新たな歌唱力にも気づいた。まさにニコミュならではの醍醐味だろう。
ともあれ、1シーン、1ショットが濃くて長いこと。シーンの度に歌が入り、人物の気持ちや感情がほとばしり揺れ動き、次へと繋いでいく。初見だし分かり易いが、この濃さとくどさは疾走感とは真逆のもの。テニミュの上島雪夫氏だし、割と女性向けの演出だと思われるが、私の隣の男性は中盤から飽きたのか落ち着きが無く辛そうだった^^;。
キャラクターを鮮やかに引き立てるように、中世風の衣装が豪華でとても凝っている。初演の薄手で半袖な衣装よりもずっと重厚さが増す。
物語は後期ルネサンスのローマを舞台にした人間ドラマ。若きカリスマのチェーザレ・ボルジアをめぐる愛憎と陰謀と裏切りを描き出し、彼の妹ルクレツィアの持つ家伝の毒薬「カンタレラ」がキーアイテムとなる。
チェーザレや彼の親友ジョヴァンニが裏表がある強烈な個性の持ち主で、彼らの周りにいる者たちも策士だらけのクセ者揃い。従者や部下たちも重要な役割を果たし、誰もが油断ならない存在。
キャラクターと比べて、ストーリーそのものに満足感や爽快感はない。ラストの父の言動の意図するところ、その後の展開は中途半端で消化不良気味。続編とかも念頭にあるのだろうか。
テニミュキャスト5人がお目当てのひとつ。
兼崎健太郎は長兄として凛々しく強く、声量があって歌も台詞も聞き取り易い。
渡辺大輔は誠実さが滲み出た表現力で、丁寧な歌い込み。
二人とも初演からの続投で、息ぴったりのコンビだ。
郷本直也のサヴォナローラが影の主人公だろう。冒頭のナレなど狂言回しぶりは1019みたいな存在。マスクをしたそのままの格好で、アクサルの『仮面の男』に出ても全く違和感がないだろうw。
コンプレックスを抱え悩み苦しむ次兄ホァンの小野田龍之介の歌唱力をばっちり味わえる。最初はダレだか分からなかった齋藤ヤスカは、今回もよく化けたカメレオンぶりが愉快。二人とも体にぴったりの衣装で、龍之介くんはぽっこり出たヒップが可愛くて、ヤスカさんはタイツを穿いた両脚が細過ぎて見惚れてしまったw。
郷本さん&ヤスカさん&龍之介くん3人の暗躍がケレン味たっぷりで、ようやく笑えた印象的な場面。
劇団四季の野田和佳子と宝塚の彩夏涼は、歌声も美しいが、メイクがちと濃いか。
兼松若人、吉岡麻由子が熱くて的確な演技。別紙慶一の老けっぷりも注目。
もう1回観れば、「カンタレラ」「サンドリヨン」などボカロ曲やその他の歌にも馴染めそうだ。
それよりもカテコで全員で歌っていた「パラジクロロベンゼン」が頭をクルクル回っている。入場時に頂いたCDを早く聴きたいものだ。
お見送り担当は、彩夏涼、郷本直也、渡辺大輔、齋藤ヤスカ。郷本さんに「アクサルの仮面の男みたいですね」と言ったら笑ってくれた。そういや郷本さんは『最遊記』で沙悟浄をやったが、アニメ悟浄の平田さんと今度朗読で共演するのが渡辺大くん。兼崎さんの『ピスメ』のチラシもあったが、郷本さんもヤスカさんも『ピスメ』経験者なんだよね。
FUN & GUN 春うららの巻
2012年3月8日 イベントRUN&GUN『FUN&GUN~春うららの巻~』に行ってきた。
1月に続き、2回目のRUN&GUN(上山竜司、米原幸祐、永田彬、宮下雄也)イベント。
立ち見もいっぱいの満員。よしもとサービスのオロナミンCで早速潤し。
前説のジェラードの3人組はよく知らない。前説は撮影オッケー。イベントの模様は収録配信。
今回のランガン4人の服装は、カワイイ系とオシャレ系に分かれてる。司会はユウヤとコウスケ。
RUNGUNニュースTOP5。2月から3月にかけてかな。赤ちゃん、不思議なカップル、病気王、誕生日サプライズ。そしてWikiできました! 前回ランガンから要望を出していたが、個別のをダレかが作ってくれたんだね。結構マニアックだとか。で、今日言ってた、インフルで寝込んでた時に誰もお見舞いに来なかった…というのも早速載っちゃうかも?w
前回の告白川柳で最下位だったユウヤのバツゲーム、おかま芸人アンナと一日密着デートした映像。リアルな似顔絵描いたり、観覧車乗ったり、お弁当食べたり、海に入ろうとしたりw。少しは女心が分かったかな? 映像観ながら脂汗かいて焦り捲りのユウヤw。 その後、アンナ本人も登場して甘いデートを振り返るw。アンナ曰く、他の3人とデートするなら、スカイツリーにディズニーランドにドライブと的を得てるw。
今回のお題は「春」の絵。其々が絵のタイトルを言いながら見せる。絵の具で力作、クレヨンでパステル風、切り絵(貼り絵)、筆で桜とおいらん風。其々1日がかりだったり30分でできたりw。自他共に絵の才能があるユウヤはホントに上手い。会場の拍手で最下位決定。バツゲームは、プロにケツを…でイタそう^^;。その映像は次回で。
ゲスト・クロストーク。
ゲストはお笑い芸人マンボウやしろ。すみません知りませんでした^^;。
マンボウさんの劇団の芝居を観てめちゃ会いたかったリュウジのリクエスト。ユウヤとも「めちゃイケ」落ち仲間だとかで、しばらく「めちゃイケ」な話題^^;。
マンボウさんへの質問は「マンボウ」や「眉毛」の由来w。マンボウさん、トークが上手くて面白い。そしてリュウジがやりたかった、5人でエチュード。みんなから意見を募って、お題は「オーディション」オチは「会いたかった」に決定!マンボウさん、適材適所な役フリで、司令塔のようにみんなを動かす鮮やかな手腕。上着を脱いでもしやソッチ系と思わせて、実は…な方向へもっていき上手かった。拍手喝采。マンボウさんの告知があって終了した。
次回は5月。奇数月にやるのがデフォなんだろか。
ケツキック見たいし、何とか空いてるのでまた参加したい。その時に告知しそうなアキラのメフィスト・フェレス(@青の祓魔師)も楽しみだ。
1月に続き、2回目のRUN&GUN(上山竜司、米原幸祐、永田彬、宮下雄也)イベント。
立ち見もいっぱいの満員。よしもとサービスのオロナミンCで早速潤し。
前説のジェラードの3人組はよく知らない。前説は撮影オッケー。イベントの模様は収録配信。
今回のランガン4人の服装は、カワイイ系とオシャレ系に分かれてる。司会はユウヤとコウスケ。
RUNGUNニュースTOP5。2月から3月にかけてかな。赤ちゃん、不思議なカップル、病気王、誕生日サプライズ。そしてWikiできました! 前回ランガンから要望を出していたが、個別のをダレかが作ってくれたんだね。結構マニアックだとか。で、今日言ってた、インフルで寝込んでた時に誰もお見舞いに来なかった…というのも早速載っちゃうかも?w
前回の告白川柳で最下位だったユウヤのバツゲーム、おかま芸人アンナと一日密着デートした映像。リアルな似顔絵描いたり、観覧車乗ったり、お弁当食べたり、海に入ろうとしたりw。少しは女心が分かったかな? 映像観ながら脂汗かいて焦り捲りのユウヤw。 その後、アンナ本人も登場して甘いデートを振り返るw。アンナ曰く、他の3人とデートするなら、スカイツリーにディズニーランドにドライブと的を得てるw。
今回のお題は「春」の絵。其々が絵のタイトルを言いながら見せる。絵の具で力作、クレヨンでパステル風、切り絵(貼り絵)、筆で桜とおいらん風。其々1日がかりだったり30分でできたりw。自他共に絵の才能があるユウヤはホントに上手い。会場の拍手で最下位決定。バツゲームは、プロにケツを…でイタそう^^;。その映像は次回で。
ゲスト・クロストーク。
ゲストはお笑い芸人マンボウやしろ。すみません知りませんでした^^;。
マンボウさんの劇団の芝居を観てめちゃ会いたかったリュウジのリクエスト。ユウヤとも「めちゃイケ」落ち仲間だとかで、しばらく「めちゃイケ」な話題^^;。
マンボウさんへの質問は「マンボウ」や「眉毛」の由来w。マンボウさん、トークが上手くて面白い。そしてリュウジがやりたかった、5人でエチュード。みんなから意見を募って、お題は「オーディション」オチは「会いたかった」に決定!マンボウさん、適材適所な役フリで、司令塔のようにみんなを動かす鮮やかな手腕。上着を脱いでもしやソッチ系と思わせて、実は…な方向へもっていき上手かった。拍手喝采。マンボウさんの告知があって終了した。
次回は5月。奇数月にやるのがデフォなんだろか。
ケツキック見たいし、何とか空いてるのでまた参加したい。その時に告知しそうなアキラのメフィスト・フェレス(@青の祓魔師)も楽しみだ。
舞台 レシピエント&トークショー
2012年3月7日 舞台演劇舞台『レシピエント recipient』の二回目を観てきた。
初日に観た時よりも分かり易く、セリフや言葉がストンと入ってきて、人物の思いがより鮮やかに伝わってきた。
執刀医を狂言回しにして、回想によって運んでいく手法。前半は笑いをメインに物語に引き込み、後半は緊迫感と共にじわじわと切ないタッチで包む。桝野幸宏の巧みな脚本にも感心した。
ムダのないシンプルなセットや可動式壁が効果的。暗転を少なくするための取立て屋の動きも謎めいてよい。疾走感ではないが、スピーディーでテンポのいいG2さんの演出も見事だ。
誰もが舞台の主役ともなりうる、様々な観客層から共感を得られる、サスペンス風エンタテインメイントに仕上がっていた。
キャストの演技は今回も完璧。本日はDVD収録とあってか、幾分気合が入ってる。
加藤和樹はどんどん目付きが悪くなって、凄みも増してきてるw。スーツからぷっくり出るお尻のラインが色っぽいなと見てたりw。
前日の放送で白衣を着てた和樹だが、あの顔つきで白衣を着ると、それこそ吉見みたいに裏稼業をしている凄腕のドクターに見えるw。あの時、速水奨さんが鉄っちゃんをヤってたが、聞きながらこの舞台の役を思い出したのではないだろかw。
劇中にあった北海道への各駅停車の旅は、まさにウチの娘がやってたコトw。そして“ガリガリくん”を熱く語るのは小澤亮太だろうにw。
「腹」に関する格言が出てきたが、実は腹にあたる“臓器”のことを、作者が物語中で最も言いたかったことなのかな~と思った。腹芸ではないが、腹の奥からしぼり出した言葉はきっと、人の“魂”を宿し、人の“魂”を揺さぶるのだろう。
 ̄
終演後トークショー。
桝澤貴彦が司会で、橋本淳、加藤和樹、佐藤江梨子、三上市朗、大野拓朗、吉川友が立ち並ぶ。
あまり笑わない三上さんに「コワイですよ」とタカ。DVD収録なのでいつもより髪をクルクルの友さん。初舞台のタクは今はイイ意味でリラックス。G2さんの演出は例えが分かり易く、稽古の半分はディスカッションだったとあっちゃん。取立て屋の下っ端3人をG2さんは「ワンダースリー」と呼んでいるとかw。
タカはリアルオタクで、ガチでモモクロファンw。誘拐してきた時の台詞もタカ自身で考えたとかw。そんなタカをキモチワルイと言う和樹自身も、リアルアイドルの友さん絡みで、「やっぱ萌えるじゃないですか」と萌え系を肯定、「普段どちらかというとオタク寄りですよ」とオタクを自認した。タカとは分かり合っちゃって、マンガやアニメの話もするとか。
アイドルは好きなの?という質問に、和樹は「女は好きなんです」。サトエリが「女が入ると急にテンション高く声が張り出すね」と言うと、「こう見えて20代」(笑)と和樹が嬉しそうに言った横で、「老け顔」とタカw。
最後にW主演の二人から挨拶。昨日のお見送りの時に手話で「アイシテマス」と返してしまったが、色んな方に支えられて作ってる舞台だと実感したとサトエリ。あと、ハカセタロウさんはイイ人だったとw。実際に透析中の方が観て元気が出たと言ってくれたと語る和樹は、観る人を強く支え前に進められるように役を演じたいと立派なコメントを残した。
『OZ』と『レシピエント』を交互に観てきたが、どちらも印象に残る良い舞台だった。
初日に観た時よりも分かり易く、セリフや言葉がストンと入ってきて、人物の思いがより鮮やかに伝わってきた。
執刀医を狂言回しにして、回想によって運んでいく手法。前半は笑いをメインに物語に引き込み、後半は緊迫感と共にじわじわと切ないタッチで包む。桝野幸宏の巧みな脚本にも感心した。
ムダのないシンプルなセットや可動式壁が効果的。暗転を少なくするための取立て屋の動きも謎めいてよい。疾走感ではないが、スピーディーでテンポのいいG2さんの演出も見事だ。
誰もが舞台の主役ともなりうる、様々な観客層から共感を得られる、サスペンス風エンタテインメイントに仕上がっていた。
キャストの演技は今回も完璧。本日はDVD収録とあってか、幾分気合が入ってる。
加藤和樹はどんどん目付きが悪くなって、凄みも増してきてるw。スーツからぷっくり出るお尻のラインが色っぽいなと見てたりw。
前日の放送で白衣を着てた和樹だが、あの顔つきで白衣を着ると、それこそ吉見みたいに裏稼業をしている凄腕のドクターに見えるw。あの時、速水奨さんが鉄っちゃんをヤってたが、聞きながらこの舞台の役を思い出したのではないだろかw。
劇中にあった北海道への各駅停車の旅は、まさにウチの娘がやってたコトw。そして“ガリガリくん”を熱く語るのは小澤亮太だろうにw。
「腹」に関する格言が出てきたが、実は腹にあたる“臓器”のことを、作者が物語中で最も言いたかったことなのかな~と思った。腹芸ではないが、腹の奥からしぼり出した言葉はきっと、人の“魂”を宿し、人の“魂”を揺さぶるのだろう。
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終演後トークショー。
桝澤貴彦が司会で、橋本淳、加藤和樹、佐藤江梨子、三上市朗、大野拓朗、吉川友が立ち並ぶ。
あまり笑わない三上さんに「コワイですよ」とタカ。DVD収録なのでいつもより髪をクルクルの友さん。初舞台のタクは今はイイ意味でリラックス。G2さんの演出は例えが分かり易く、稽古の半分はディスカッションだったとあっちゃん。取立て屋の下っ端3人をG2さんは「ワンダースリー」と呼んでいるとかw。
タカはリアルオタクで、ガチでモモクロファンw。誘拐してきた時の台詞もタカ自身で考えたとかw。そんなタカをキモチワルイと言う和樹自身も、リアルアイドルの友さん絡みで、「やっぱ萌えるじゃないですか」と萌え系を肯定、「普段どちらかというとオタク寄りですよ」とオタクを自認した。タカとは分かり合っちゃって、マンガやアニメの話もするとか。
アイドルは好きなの?という質問に、和樹は「女は好きなんです」。サトエリが「女が入ると急にテンション高く声が張り出すね」と言うと、「こう見えて20代」(笑)と和樹が嬉しそうに言った横で、「老け顔」とタカw。
最後にW主演の二人から挨拶。昨日のお見送りの時に手話で「アイシテマス」と返してしまったが、色んな方に支えられて作ってる舞台だと実感したとサトエリ。あと、ハカセタロウさんはイイ人だったとw。実際に透析中の方が観て元気が出たと言ってくれたと語る和樹は、観る人を強く支え前に進められるように役を演じたいと立派なコメントを残した。
『OZ』と『レシピエント』を交互に観てきたが、どちらも印象に残る良い舞台だった。
超会議特番 Dear Girl編
2012年3月7日 役者声優5日夜に配信された『超会議特番~Dear Girlブース大紹介!編~』。
森田成一、加藤和樹、KENN and 速水奨特別出演という面子じゃ、聴かないわけにいかないじゃないか~。
先ずは森田さん&和樹&KENNの3人でざっくばらん。
プロフィールやったり、デート中の危機回避エチュードやったりと和気藹々。
和樹のマル秘プロフィールに「○○○のファンです」があってビックリ。ウチの息子もアニメ観てファンになって、ウチにも『ちはやふる』のコミックがあったりw。
1時間過ぎた頃に速水さん登場。これでA型男子が勢ぞろい~w。
さっきのエチュードを速水流でフォロー。さすがだ。イイ声だ~を連発の皆さん。
そして発表。4月に幕張メッセで開催される『ニコニコ超会議』のDear Girlブースに、「S.S.D.S.」のコーナーが登場!
そのためにS.S.D.S.用写真撮影会。私も持ってるアノ白衣を、和樹とKENNが着てくれて、バンブーちゃんまで持ってる!(^o^) 舞台中の和樹は白ガクラン風でちょいコワそうなドクター風w。けんぬは可愛い小児科先生w。速水さんの手がKENNの肩にw。森田さんと和樹が「背たけえな」「スンマセン」。その後もあれこれ細工をして撮影、これもブースのみで見れる。観に行きたい!
4人でトーク。二人が『BLEACH』の話するなら、あとの二人で『REBORN!』の話もして欲しかったw。
めったに観れない4ショット! 楽しかった(^o^)。
和樹のブログにも速水さんの写真。
次の『S.S.D.S.』のイベントは11月だが、そのうちSPゲストで和樹やKENNが白衣着て出てきたりしてねw。
 ̄
お目当てさんが二人一緒に出演だと、イベントでも舞台でもどうしても観たくなるもの。
4月の『超公開生放送ステージ』も観たいが、7月のミュージカル『スリル・ミー』もぜひ観たい!
遼生さんトコの告知より先に、良知さんのトコの告知のほうが早かったw。
森田成一、加藤和樹、KENN and 速水奨特別出演という面子じゃ、聴かないわけにいかないじゃないか~。
先ずは森田さん&和樹&KENNの3人でざっくばらん。
プロフィールやったり、デート中の危機回避エチュードやったりと和気藹々。
和樹のマル秘プロフィールに「○○○のファンです」があってビックリ。ウチの息子もアニメ観てファンになって、ウチにも『ちはやふる』のコミックがあったりw。
1時間過ぎた頃に速水さん登場。これでA型男子が勢ぞろい~w。
さっきのエチュードを速水流でフォロー。さすがだ。イイ声だ~を連発の皆さん。
そして発表。4月に幕張メッセで開催される『ニコニコ超会議』のDear Girlブースに、「S.S.D.S.」のコーナーが登場!
そのためにS.S.D.S.用写真撮影会。私も持ってるアノ白衣を、和樹とKENNが着てくれて、バンブーちゃんまで持ってる!(^o^) 舞台中の和樹は白ガクラン風でちょいコワそうなドクター風w。けんぬは可愛い小児科先生w。速水さんの手がKENNの肩にw。森田さんと和樹が「背たけえな」「スンマセン」。その後もあれこれ細工をして撮影、これもブースのみで見れる。観に行きたい!
4人でトーク。二人が『BLEACH』の話するなら、あとの二人で『REBORN!』の話もして欲しかったw。
めったに観れない4ショット! 楽しかった(^o^)。
和樹のブログにも速水さんの写真。
次の『S.S.D.S.』のイベントは11月だが、そのうちSPゲストで和樹やKENNが白衣着て出てきたりしてねw。
 ̄
お目当てさんが二人一緒に出演だと、イベントでも舞台でもどうしても観たくなるもの。
4月の『超公開生放送ステージ』も観たいが、7月のミュージカル『スリル・ミー』もぜひ観たい!
遼生さんトコの告知より先に、良知さんのトコの告知のほうが早かったw。
Studio Life OZ Zチーム&トークショー
2012年3月6日 舞台演劇Studio Life『OZ』Z(ゼータ)チームを観てきた。
初演を最初に観た時は一般で取ったサンモールの最後列で、いつか最前列でOZを観たいな~と夢見ていたがw、今回まさかの最前列席ほぼ真ん中!
舞台とも超接近で、目の前で展開されるお芝居の迫力と臨場感がたまらない。
OPの1019やムトーやネイトたちの視線までポンポン飛び込んできて、ドキドキワクワクな緊張感にも包まれた。もう満足(*^。^*)。
でもちょっぴり弊害^^;。間近で目にする劇団員のメイクから覗くシワや疲労感までわかってしまった。もちろんフレッシュさんとか若い人もいるが、スタジオライフには萌えさせる若いイケメンは少ないな~とあらためて感じてしまった。
今回のムトーは客演の竜星涼。ドラマ『桜蘭高校ホスト部』に出ていたことぐらいしか覚えてない。うっすら掠れた声はいいとして、イマイチなカツ舌と台詞回しで、演技的にはまだまだ硬く不安定感がある。ランクAならぬ、役者としてはランクC止まりだろう、今現在は。
だが、見た目は一番ムトーのイメージ通り。岩崎大ムトーをスマートにさせた感じw。目は細いけどね。溌剌とした体当たりのアクションは、身長を駆使してダイナミック。何よりフレッシュで前向きで情熱的な姿は、ムトーというキャラに近いものがあり、観る者をときめかせる。倉田淳氏はこういった要素も見越してキャスティングしたのだろうが、逆にいえば劇団員にそういう人材がいなかったのも否めない。今後はこの舞台を踏み台にして、竜星くんの活躍にも期待したい。
最前席で一番困ったのがスモッグ。アラモスの老人の煙草の煙がちょっぴり来たが、竜星くんは未成年なので全く吸わないムトーになったのが可笑しい。
アラモスの老人の「日常こそが貴重だ」の言葉は重いが、その前に「夢を見るな」とムトーに忠告してる。だけど若いムトーはいつまでも“麦畑”の夢を見る。その夢見がちな表情をする竜星くんは、マツシンにはなかった、何とも言えない穏やかでまろやかな顔なのだ。“夢を見る”顔は、やはり10代から20代前半の子しかできないのではないかと思った。
1019@曽世海司と竜星ムトーの関係は、年齢差もあって兄弟のような雰囲気。ラストの間近で目にしたキスシーンはホントに唇が合わさってたが、なんかアットホームな感じがあって色気は薄かったw。
フィリシアの関戸博一は、見た目は可愛いが体がデカくて16歳のイメージではない。だからか、ムトーとフィリシアのラブシーンにはちっとも情がわかない。エレベーター前のシーンも、Oチームであったキスがこちらでは省かれていた。“ラブ”の欠如はラストへともつれ込んで残念だ。
客演の植田圭輔は、Zチームではピーター他で参加だが、出番が少なく勿体無い使われ方。こちらのフィリシア等女性役をやらせたかった。
ヴィアンカの松本慎也は、Oチームでやった「ムトー」を罵倒する言葉も発して可笑しいw。マツシンと関戸は奇しくも今度は姉妹役でソックリ感w。
ネイトの船戸慎士は、予想通り渋くて色気があって男前、セリフがビンビンと伝わって上手い。でも最後までグラサンをかけなかったのは、本人の拘りだろうか。
竜星くんと船戸さんの年齢差があったため、ムトーとネイトの生き方の違いがより鮮明に伝わってきた。若いムトーは“生きる”ために目を見開いてあがき、世間を知り尽くした年嵩のネイトは“生かされる”ために目を閉じてあがく。
観る度に、色々な思いがわいてきて考えさせられる舞台。
今まで感じなかった新鮮な風が麦畑の上にも吹いてきたと実感した。
それにしても一幕は1時間半と今回は特に長く感じられる。その分、二幕は1時間。
キャラクターも多くボリュームたっぷりのこの舞台に、お目当ての劇団員が出演していないのを寂しく思った。
 ̄
終演後、トークショー。
藤原啓児、曽世海司、関戸博一、青木隆敏と、先日のトークショーとほぼ同じメンバーw。本日のゲストは笠原浩夫。
初演、再演の『OZ』で1019をやった笠原さんだが、「バーバラです」と自己紹介し、相変わらずのお茶目っぷりw。一応真ん中で跪く笠原さんに「やるんだ」と苦笑の曽世さん。
後方席でご覧になってた笠原さんは観ながらどんどん思い出したそうで、「この舞台は疾走感が命でしょ」と切り出す。まさに倉田氏も「疾走感が大事」と言ってたそうで、前公演よりもタイトに仕上げているとか。
1019目線で笠原さんが感じたこと。
ラストの麦畑。初演は本物を使ってて、虫が飛んできて大変だったと。再演は写真(切られてしまったが)。今回は本物だがハイブリッド仕様で、保存もよく虫も飛んでこないと曽世さん。関戸フェリシアが麦畑の後ろに回って、飛んだり跳ねたりと天真爛漫w。「神聖なところなのに~」と後でお小言を貰うw。
ラストのムトー抱っこ。(岩崎)大がデカくて重くて、後ろ向いた時に落っことそうかと思ったと。ちょっとコツを掴んでやれば平気ですよと曽世さん。
飛行機のシーン。初演は操縦桿もなく、ボタンを押したりとマイムでやってたと。今は操縦桿もありGもかかってちゃんと出来てる。今度は本物の飛行機とか出てくるかも(笑)と曽世さん。
9年前も1024で出ていた青木くんには「色っぽくなった」と曽世さんたち。
9年前は出てなかった関戸くんは「お前、ダレ?」と笠原さんに何度も言われ、ちょっとアウェイ感w。『夏の夜の夢』ではダブルキャストだったのにw。フェリシアは思ったよりは出番が少ないとしみじみ。
でも会場には9年前7年前を観てない人も少なくなく、笠原さんが1019を強調しても反応が薄いかも。「これからも笠原先輩の後を追いかけていきます」と一応敬意を払う曽世さんだが、夜公演も観るという笠原さんに「ヒマなの?」w。にこやかにハケていった。
其々が挨拶。藤原さんからは「舞台上にFreshが勢ぞろいするシーンもあります。いつか彼らがシュロッターベッツの制服を着ることも」と次世代に目を向けるメッセージ。
スタジオライフもそろそろ劇団内で新しい風を吹き起こしてほしい。
「いちご狩りバスツアー」の詳細が到着。お天気になりますように。
初演を最初に観た時は一般で取ったサンモールの最後列で、いつか最前列でOZを観たいな~と夢見ていたがw、今回まさかの最前列席ほぼ真ん中!
舞台とも超接近で、目の前で展開されるお芝居の迫力と臨場感がたまらない。
OPの1019やムトーやネイトたちの視線までポンポン飛び込んできて、ドキドキワクワクな緊張感にも包まれた。もう満足(*^。^*)。
でもちょっぴり弊害^^;。間近で目にする劇団員のメイクから覗くシワや疲労感までわかってしまった。もちろんフレッシュさんとか若い人もいるが、スタジオライフには萌えさせる若いイケメンは少ないな~とあらためて感じてしまった。
今回のムトーは客演の竜星涼。ドラマ『桜蘭高校ホスト部』に出ていたことぐらいしか覚えてない。うっすら掠れた声はいいとして、イマイチなカツ舌と台詞回しで、演技的にはまだまだ硬く不安定感がある。ランクAならぬ、役者としてはランクC止まりだろう、今現在は。
だが、見た目は一番ムトーのイメージ通り。岩崎大ムトーをスマートにさせた感じw。目は細いけどね。溌剌とした体当たりのアクションは、身長を駆使してダイナミック。何よりフレッシュで前向きで情熱的な姿は、ムトーというキャラに近いものがあり、観る者をときめかせる。倉田淳氏はこういった要素も見越してキャスティングしたのだろうが、逆にいえば劇団員にそういう人材がいなかったのも否めない。今後はこの舞台を踏み台にして、竜星くんの活躍にも期待したい。
最前席で一番困ったのがスモッグ。アラモスの老人の煙草の煙がちょっぴり来たが、竜星くんは未成年なので全く吸わないムトーになったのが可笑しい。
アラモスの老人の「日常こそが貴重だ」の言葉は重いが、その前に「夢を見るな」とムトーに忠告してる。だけど若いムトーはいつまでも“麦畑”の夢を見る。その夢見がちな表情をする竜星くんは、マツシンにはなかった、何とも言えない穏やかでまろやかな顔なのだ。“夢を見る”顔は、やはり10代から20代前半の子しかできないのではないかと思った。
1019@曽世海司と竜星ムトーの関係は、年齢差もあって兄弟のような雰囲気。ラストの間近で目にしたキスシーンはホントに唇が合わさってたが、なんかアットホームな感じがあって色気は薄かったw。
フィリシアの関戸博一は、見た目は可愛いが体がデカくて16歳のイメージではない。だからか、ムトーとフィリシアのラブシーンにはちっとも情がわかない。エレベーター前のシーンも、Oチームであったキスがこちらでは省かれていた。“ラブ”の欠如はラストへともつれ込んで残念だ。
客演の植田圭輔は、Zチームではピーター他で参加だが、出番が少なく勿体無い使われ方。こちらのフィリシア等女性役をやらせたかった。
ヴィアンカの松本慎也は、Oチームでやった「ムトー」を罵倒する言葉も発して可笑しいw。マツシンと関戸は奇しくも今度は姉妹役でソックリ感w。
ネイトの船戸慎士は、予想通り渋くて色気があって男前、セリフがビンビンと伝わって上手い。でも最後までグラサンをかけなかったのは、本人の拘りだろうか。
竜星くんと船戸さんの年齢差があったため、ムトーとネイトの生き方の違いがより鮮明に伝わってきた。若いムトーは“生きる”ために目を見開いてあがき、世間を知り尽くした年嵩のネイトは“生かされる”ために目を閉じてあがく。
観る度に、色々な思いがわいてきて考えさせられる舞台。
今まで感じなかった新鮮な風が麦畑の上にも吹いてきたと実感した。
それにしても一幕は1時間半と今回は特に長く感じられる。その分、二幕は1時間。
キャラクターも多くボリュームたっぷりのこの舞台に、お目当ての劇団員が出演していないのを寂しく思った。
 ̄
終演後、トークショー。
藤原啓児、曽世海司、関戸博一、青木隆敏と、先日のトークショーとほぼ同じメンバーw。本日のゲストは笠原浩夫。
初演、再演の『OZ』で1019をやった笠原さんだが、「バーバラです」と自己紹介し、相変わらずのお茶目っぷりw。一応真ん中で跪く笠原さんに「やるんだ」と苦笑の曽世さん。
後方席でご覧になってた笠原さんは観ながらどんどん思い出したそうで、「この舞台は疾走感が命でしょ」と切り出す。まさに倉田氏も「疾走感が大事」と言ってたそうで、前公演よりもタイトに仕上げているとか。
1019目線で笠原さんが感じたこと。
ラストの麦畑。初演は本物を使ってて、虫が飛んできて大変だったと。再演は写真(切られてしまったが)。今回は本物だがハイブリッド仕様で、保存もよく虫も飛んでこないと曽世さん。関戸フェリシアが麦畑の後ろに回って、飛んだり跳ねたりと天真爛漫w。「神聖なところなのに~」と後でお小言を貰うw。
ラストのムトー抱っこ。(岩崎)大がデカくて重くて、後ろ向いた時に落っことそうかと思ったと。ちょっとコツを掴んでやれば平気ですよと曽世さん。
飛行機のシーン。初演は操縦桿もなく、ボタンを押したりとマイムでやってたと。今は操縦桿もありGもかかってちゃんと出来てる。今度は本物の飛行機とか出てくるかも(笑)と曽世さん。
9年前も1024で出ていた青木くんには「色っぽくなった」と曽世さんたち。
9年前は出てなかった関戸くんは「お前、ダレ?」と笠原さんに何度も言われ、ちょっとアウェイ感w。『夏の夜の夢』ではダブルキャストだったのにw。フェリシアは思ったよりは出番が少ないとしみじみ。
でも会場には9年前7年前を観てない人も少なくなく、笠原さんが1019を強調しても反応が薄いかも。「これからも笠原先輩の後を追いかけていきます」と一応敬意を払う曽世さんだが、夜公演も観るという笠原さんに「ヒマなの?」w。にこやかにハケていった。
其々が挨拶。藤原さんからは「舞台上にFreshが勢ぞろいするシーンもあります。いつか彼らがシュロッターベッツの制服を着ることも」と次世代に目を向けるメッセージ。
スタジオライフもそろそろ劇団内で新しい風を吹き起こしてほしい。
「いちご狩りバスツアー」の詳細が到着。お天気になりますように。
アトリエ・ダンカン ラ・パティスリー
2012年3月5日 舞台演劇アトリエ・ダンカン・プロデュース『ラ・パティスリー』を観てきた。
フランス菓子店“ロワゾ・ドール”を舞台に、新米洋菓子職人が目にする、店のシェフたちの人間模様を、オーナーや来店客との繋がりの中で描く。
12月に観た『恋する私のベーカリー』を思い出させるような、ショーケースや喫茶のある店内のセット。
上演前にイベントも開催され、パセラとのコラボ限定スイーツを企画するなど、話題性は大きい。
井上正大と村井良大の『仮面ライダーディケイド』コンビが再び共演。パティシエとして同じ店で働く仲間の役だ。
天才肌で快活的な恭也と、努力家で堅実的な吉野(名前が分からんw)。当初はこの二人が切磋琢磨しながら成長していく姿を見せるのかと思ったが、新米パティシエールの夏織やベテランシェフの美津子、オーナーの晴恵を含めた人間ドラマのほうに重点が置かれていた。
キーワードは“記憶”。25年前の記憶、7年前の記憶、そして今現在失われてしまった記憶が、ロワゾ・ドールのケーキによって次々と思い起こさせる。思いが込められたケーキは、過去の思い出を明日への希望と活力へ変えられるのだと、温かいメッセージが伝わってきた。
10列目の席では珍しくオペラグラスを使用。劇中で登場し使われるたくさんのスイーツを細かく見るためだ。つくりもののお菓子に混じって、本物も多く登場し、演者が食べる度に美味そうに見える。
パティシエ役の演者も、ケーキの切り方や出し方からケーキデコレーションまで、パティシエ界の常識をちゃんと身につけているのがイイ。正大くんと良大くんは何度も経験したのか器用で柔軟だ。パティシエ監修の関根寛次さんには稽古中もだいぶお世話になったようだ。
厨房はガラス張りの設定で、中盤から盆が回って、厨房室が見える凝った装置が嬉しい。左手寄りの席でよかった。そこでは実際に、ホールケーキにラズベリー風ソースがダイナミックにかけられ、思わず口の中を刺激されそう。
舞台を観た後で、ケーキが食べたくなることウケアイだw。
とはいえ、ストーリーそのものはツッコミどころも多く、腑に落ちない点や投げ出した問題もあれこれ。
恭也は吉野よりも年上の設定だったのか。晴恵の息子は話題ばかりでとうとう現れず。駅前のパティスリーや百貨店の暗躍も不気味だ。恭也の罪はどうなるのか。夏織は恭也に次第に惹かれるとあったが、全然見えなかったw。
まぁ、高橋愛は思ったよりも可愛くてしっかりした演技だし、酒井美紀は綺麗で爽快感があった。『レ・ミゼ』以来に観る阿知波悟美は頑固そうな役どころだが楽しそう。“ラ・オジスリー”の平賀雅臣、朝倉伸二、西村直人が味を膨らませる。
何よりも若いイケメン二人のパティシエ姿は、真剣に見えて爽やかだった。
 ̄
アフタートークショー。
登壇者は、高橋愛、井上正大、村井良大。司会のアトリエ・ダンカン佐々木氏は良大くんを「良ちゃん」w。
正大くんは舞台初座長なんだね。愛さんや良大くんから「オモシロイ」「明日は焼肉弁当が入る」と言われて結構イジられキャラw。始まる前に円陣組んで「ラ・パティス・リー!」と掛け声するので、客席に聞こえるかどうかと。
4回目が終わって感想。稽古を積み重ねてきたが、やはり実際の現場は変わってくるとかで、劇場のセットは色が違うとか天井が高いとか。厨房室の盆はゴトウさんの人力。中のケーキも本物と贋物。「最初のセレブレもニセモノ持ってこようか?」と愛さんに良大くんがイジワルw。毎日ホールケーキが3つ位なくなってくるが、本物はバラして後でみんなで食べちゃうので、ヘルシー低カロリーに作られていると。名前のないケーキはパセラで実際に販売。
客席質問で、其々オススメのケーキ(ケースの中から)。愛さんが言った「レ・ミゼラブルのケーキ」は阿知波さん繋がりなのでは? 良大くんが「オレンジのパウンドケーキ」はそろそろ賞味期限切れw。
今後の課題。「恭也として詰めて返していきたい」「単純な夏織ちゃんを楽しみにやっていきたい」「吉野くんを細かに的確に捉えていきたい」と、三人ともしごく真面目に役と向き合っていた。
あと11ステージ。進化したお三方が観れるということで終了した。
フランス菓子店“ロワゾ・ドール”を舞台に、新米洋菓子職人が目にする、店のシェフたちの人間模様を、オーナーや来店客との繋がりの中で描く。
12月に観た『恋する私のベーカリー』を思い出させるような、ショーケースや喫茶のある店内のセット。
上演前にイベントも開催され、パセラとのコラボ限定スイーツを企画するなど、話題性は大きい。
井上正大と村井良大の『仮面ライダーディケイド』コンビが再び共演。パティシエとして同じ店で働く仲間の役だ。
天才肌で快活的な恭也と、努力家で堅実的な吉野(名前が分からんw)。当初はこの二人が切磋琢磨しながら成長していく姿を見せるのかと思ったが、新米パティシエールの夏織やベテランシェフの美津子、オーナーの晴恵を含めた人間ドラマのほうに重点が置かれていた。
キーワードは“記憶”。25年前の記憶、7年前の記憶、そして今現在失われてしまった記憶が、ロワゾ・ドールのケーキによって次々と思い起こさせる。思いが込められたケーキは、過去の思い出を明日への希望と活力へ変えられるのだと、温かいメッセージが伝わってきた。
10列目の席では珍しくオペラグラスを使用。劇中で登場し使われるたくさんのスイーツを細かく見るためだ。つくりもののお菓子に混じって、本物も多く登場し、演者が食べる度に美味そうに見える。
パティシエ役の演者も、ケーキの切り方や出し方からケーキデコレーションまで、パティシエ界の常識をちゃんと身につけているのがイイ。正大くんと良大くんは何度も経験したのか器用で柔軟だ。パティシエ監修の関根寛次さんには稽古中もだいぶお世話になったようだ。
厨房はガラス張りの設定で、中盤から盆が回って、厨房室が見える凝った装置が嬉しい。左手寄りの席でよかった。そこでは実際に、ホールケーキにラズベリー風ソースがダイナミックにかけられ、思わず口の中を刺激されそう。
舞台を観た後で、ケーキが食べたくなることウケアイだw。
とはいえ、ストーリーそのものはツッコミどころも多く、腑に落ちない点や投げ出した問題もあれこれ。
恭也は吉野よりも年上の設定だったのか。晴恵の息子は話題ばかりでとうとう現れず。駅前のパティスリーや百貨店の暗躍も不気味だ。恭也の罪はどうなるのか。夏織は恭也に次第に惹かれるとあったが、全然見えなかったw。
まぁ、高橋愛は思ったよりも可愛くてしっかりした演技だし、酒井美紀は綺麗で爽快感があった。『レ・ミゼ』以来に観る阿知波悟美は頑固そうな役どころだが楽しそう。“ラ・オジスリー”の平賀雅臣、朝倉伸二、西村直人が味を膨らませる。
何よりも若いイケメン二人のパティシエ姿は、真剣に見えて爽やかだった。
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アフタートークショー。
登壇者は、高橋愛、井上正大、村井良大。司会のアトリエ・ダンカン佐々木氏は良大くんを「良ちゃん」w。
正大くんは舞台初座長なんだね。愛さんや良大くんから「オモシロイ」「明日は焼肉弁当が入る」と言われて結構イジられキャラw。始まる前に円陣組んで「ラ・パティス・リー!」と掛け声するので、客席に聞こえるかどうかと。
4回目が終わって感想。稽古を積み重ねてきたが、やはり実際の現場は変わってくるとかで、劇場のセットは色が違うとか天井が高いとか。厨房室の盆はゴトウさんの人力。中のケーキも本物と贋物。「最初のセレブレもニセモノ持ってこようか?」と愛さんに良大くんがイジワルw。毎日ホールケーキが3つ位なくなってくるが、本物はバラして後でみんなで食べちゃうので、ヘルシー低カロリーに作られていると。名前のないケーキはパセラで実際に販売。
客席質問で、其々オススメのケーキ(ケースの中から)。愛さんが言った「レ・ミゼラブルのケーキ」は阿知波さん繋がりなのでは? 良大くんが「オレンジのパウンドケーキ」はそろそろ賞味期限切れw。
今後の課題。「恭也として詰めて返していきたい」「単純な夏織ちゃんを楽しみにやっていきたい」「吉野くんを細かに的確に捉えていきたい」と、三人ともしごく真面目に役と向き合っていた。
あと11ステージ。進化したお三方が観れるということで終了した。
舞台 オレンジ 命の奇跡
2012年3月4日 舞台演劇舞台『オレンジ 命の奇跡』を観てきた。
主催はフォーミュラミュージックエンタテインメント。
ミュージカルの括りにあったが、実際はストレートプレイ。OPとEDの主題歌をLUVandSOULが担当する。
消防士の若き青年が、レスキュー特別救助技術研修を経て成長、やがて襲い来る大震災の現場で、仲間たちと共に要救助者の救助にあたる話。
あれから一年。ようやく東日本大震災を背景にした作品が舞台に登場してくれたという思いだ。
地震や津波でたくさんの命が失われた一方、たくさんの命を救ってくれたのはレスキュー隊員やハイパーレスキュー隊員たち。今作は彼らの懸命な姿を描く意欲作だ。
主人公の榊原裕太は、他の隊員を省みず自分勝手で強引な行動を取る青年だが、レスキュー研修中に大切なことに目覚め仲間との絆を知る。二幕目からはハイパーレスキュー隊員として、災害や地震の要救助者を救い出す一人前の男に成長。
最初は生意気で鼻っ柱が強い裕太に嫌悪感を抱きながら観てたが、徐々に人間として逞しく成長していく様子は、ベタだがすがすがしくも感じる。
裕太と共に切磋琢磨するレスキュー訓練生、とりわけライバルで理解者の栂村健介の存在が大きい。裕太たちを指導する教官たちやエールを送る消防官たち。そして裕太を時に厳しく時に優しく見守る父と母。裕太を通して様々な人物の生き方と愛情が描かれる。
“オレンジ”とはレスキュー隊員の制服の色。綿密な研修内容といい、東京消防庁の協力あっての舞台だ。
毛利亘宏の脚本は、現場の隊員たちを描く一方、指示が遅くパフォーマンスだけで復興作業も進めない役人や政治家への皮肉も込められているのが痛快だ。
伊勢直弘の演出はスピーディーで手堅いが、こういった壮大なテーマの舞台にしては金銭的に物足りなさがある。もっと人員を投入させたかったのではないか。映像や音響を駆使させたセット作りも必要だったのではないだろうか。
颯太は何度か台詞にトチリがあって不安定感があったが、座長として引っ張っていく粘りもある。清水良太郎は快活な男前で目立ち、堅実な演技が頼もしい。
気弱な役の加藤良輔だが、しっかりした演技力で大きく見えた。吉岡毅志、義田貴士が好演。榎木薗郁也が面白いテイスト。内藤大希は出番的に物足りなさ。
小和田貢平、容崇、丸山徹が、渋くイイ声でドラマに厚みを加えている。
記者役の鳥居かほりは華を添える程度。三浦孝太は三浦涼介の兄だがあんまり似てない。
お目当ての田中真弓と森田順平は声優としても活躍中。真弓さんの舞台は昨年観たが、森田さんの舞台を観るのはマウスプロ以来。
森田さんと真弓さんは裕太の父母役で、なんでこの二人からあんなイケメンが~という感じw。森田さん演じる沢田は、父として上官として裕太に接する重要な役で、栂村が隊員になったきっかけの人物。劇中、現場の隊長としてもよく動き見事な働きぶり。真弓さん演じる茜は新聞記者で、裕太を心配しながら威勢のいい言葉で送り出す。真弓さんの身長カバーで、記者がハイヒールを履いてるのが気になるw。親子の会話があれば元夫婦の会話もあり、森田さんと真弓さんのラブシーンならぬ、温かい繋がりが見どころのひとつかw。
ハイライトシーンで部下を先導する森田さんの叫びがよく通って格好良い。ラストで裕太を励まし見送る真弓さんのしゃきしゃきした喋りは、ルフィのような面白さで笑いが起きた。さすが、お二人とも抜群の芸達者な役者だ。
本日夜は千秋楽とあって、カテコで感慨深く言葉を発する颯太くん。
関係者の姿も多く、ロビーではあちこちで盛んなやり取りが見られた。LUVandSOULもCD販売のためお見送り。
主催はフォーミュラミュージックエンタテインメント。
ミュージカルの括りにあったが、実際はストレートプレイ。OPとEDの主題歌をLUVandSOULが担当する。
消防士の若き青年が、レスキュー特別救助技術研修を経て成長、やがて襲い来る大震災の現場で、仲間たちと共に要救助者の救助にあたる話。
あれから一年。ようやく東日本大震災を背景にした作品が舞台に登場してくれたという思いだ。
地震や津波でたくさんの命が失われた一方、たくさんの命を救ってくれたのはレスキュー隊員やハイパーレスキュー隊員たち。今作は彼らの懸命な姿を描く意欲作だ。
主人公の榊原裕太は、他の隊員を省みず自分勝手で強引な行動を取る青年だが、レスキュー研修中に大切なことに目覚め仲間との絆を知る。二幕目からはハイパーレスキュー隊員として、災害や地震の要救助者を救い出す一人前の男に成長。
最初は生意気で鼻っ柱が強い裕太に嫌悪感を抱きながら観てたが、徐々に人間として逞しく成長していく様子は、ベタだがすがすがしくも感じる。
裕太と共に切磋琢磨するレスキュー訓練生、とりわけライバルで理解者の栂村健介の存在が大きい。裕太たちを指導する教官たちやエールを送る消防官たち。そして裕太を時に厳しく時に優しく見守る父と母。裕太を通して様々な人物の生き方と愛情が描かれる。
“オレンジ”とはレスキュー隊員の制服の色。綿密な研修内容といい、東京消防庁の協力あっての舞台だ。
毛利亘宏の脚本は、現場の隊員たちを描く一方、指示が遅くパフォーマンスだけで復興作業も進めない役人や政治家への皮肉も込められているのが痛快だ。
伊勢直弘の演出はスピーディーで手堅いが、こういった壮大なテーマの舞台にしては金銭的に物足りなさがある。もっと人員を投入させたかったのではないか。映像や音響を駆使させたセット作りも必要だったのではないだろうか。
颯太は何度か台詞にトチリがあって不安定感があったが、座長として引っ張っていく粘りもある。清水良太郎は快活な男前で目立ち、堅実な演技が頼もしい。
気弱な役の加藤良輔だが、しっかりした演技力で大きく見えた。吉岡毅志、義田貴士が好演。榎木薗郁也が面白いテイスト。内藤大希は出番的に物足りなさ。
小和田貢平、容崇、丸山徹が、渋くイイ声でドラマに厚みを加えている。
記者役の鳥居かほりは華を添える程度。三浦孝太は三浦涼介の兄だがあんまり似てない。
お目当ての田中真弓と森田順平は声優としても活躍中。真弓さんの舞台は昨年観たが、森田さんの舞台を観るのはマウスプロ以来。
森田さんと真弓さんは裕太の父母役で、なんでこの二人からあんなイケメンが~という感じw。森田さん演じる沢田は、父として上官として裕太に接する重要な役で、栂村が隊員になったきっかけの人物。劇中、現場の隊長としてもよく動き見事な働きぶり。真弓さん演じる茜は新聞記者で、裕太を心配しながら威勢のいい言葉で送り出す。真弓さんの身長カバーで、記者がハイヒールを履いてるのが気になるw。親子の会話があれば元夫婦の会話もあり、森田さんと真弓さんのラブシーンならぬ、温かい繋がりが見どころのひとつかw。
ハイライトシーンで部下を先導する森田さんの叫びがよく通って格好良い。ラストで裕太を励まし見送る真弓さんのしゃきしゃきした喋りは、ルフィのような面白さで笑いが起きた。さすが、お二人とも抜群の芸達者な役者だ。
本日夜は千秋楽とあって、カテコで感慨深く言葉を発する颯太くん。
関係者の姿も多く、ロビーではあちこちで盛んなやり取りが見られた。LUVandSOULもCD販売のためお見送り。
ゴーカイジャーショー 第5弾ファイナル 3月公演
2012年3月4日 イベント海賊戦隊ゴーカイジャーショー シリーズ第5弾『海賊集結!決めるぜファイナルウェーブ』3月公演に行ってきた。
特別公演【素顔の戦士出演】回。
地方ツアーも控え、彼らの活躍はまだまだ続くが、とりあえず私が観るのは本日が最終回。
入口でゴーカイレッドと握手するのもこれが最後w。
素顔の戦士出演者は、小澤亮太(ゴーカイレッド/マーベラス)山田裕貴(ゴーカイブルー/ジョー)市道真央(ゴーカイイエロー/ルカ)清水一希(ゴーカイグリーン/ドン(ハカセ))小池唯(ゴーカイピンク/アイム)池田純矢(ゴーカイシルバー/鎧)。
1月2月に観たストーリーともちろん同じだが、舞台やステージはナマもの!
私が観たこの回は、Gロッソには珍しくハプニング続きで大笑いだった(^o^)。
開演3分前、突然幕が少し開いて、中にいたゴーピンたちが準備体操している様子が見えて会場みんな呆然。これって、何かのネタ!?^^; 確かナビィの前説ナビから始まるんじゃ~。幕が慌てて閉まり、システムトラブルで開演が遅れるというアナウンス。なんじゃそりゃ~、こんなの始めてじゃんw。
劇中、マーベラス対ゴーカイレッドの客席降りの時、マベが階段で躓いたのかコケたみたいw。なかなか姿を現さなかったもの。前列の右側の人たち、マベの焦った顔を見れたのかなw。その後の挨拶で、マーベラス本人がドジを自己申告、苦笑しながら子供たちに「階段や廊下は走るな!ってことで。俺は走るけどね」フォローになってないっw。
劇中、ゴーカイジャーとバスコの2度目の戦いの時、バスコが剣を落とした!なかなか拾えない中、レッドがアドリブで「ほらよ!」と剣を渡して台詞(亮太のナマ台詞?)を言うも、なかなか受け取らないバスコ。この時のバスコはちょっとヤル気なさげでグダグダ感^^;。やっと剣を取ったバスコは再び戦いへ。そういやレッドの「今度は直球勝負だ」の台詞も無かった。戦士の台詞とスーツアクターとのアドリブが試された難しい場面だった。
鎧のナマ台詞が絶好調。バスコを倒した後「ウルトラ・ハッピー!」とはしゃぐので、ジョーが「やったな」とマベの肩を叩くタイミングが取り辛そうw。そういや鎧が持ってた今晩のおかずのネギが、1月の時よりもしなびていたw。作り物も使い続けるとヘナヘナになるのだ。
素顔の6人が出てきて挨拶。
朝早くからのお客様に「ゴーバスターズ観ないで来てくれたのかな?」と言う鎧が「ゴーカイジャーのほうが格好いいよね」と言い切るw。でもアイムは「ゴーバスターズのセットがカッコイー」と隣のハカセとニッコリ。「Gロッソではあと17公演」と言うハカセもジョーも、まだまだやる気に満ちてお礼。「グッドモーニング!」と挨拶したルカは、目は覚めてたけどステージで目が覚めたと。そして劇中コケたマーベラスは「目が覚めた!」と。
2月公演に続き、『ゴーバスターズ』も特別に登場。「あとをよろしくな」とマベちゃん。「欲しいものは自分で手にいれる!」と決めポーズ。テープ舞う。
手を振りながら右左と移動する中、鎧が不意に「せいじんって言ってたけど、しょうじんだから!」とマベちゃんの言葉に突っ込みw。たじろぎながら「使い慣れてないんだ…」と言って、鎧に蹴りをするマベちゃん。この落とし合い!w
なんだかんだあって40分。ファイナルにふさわしい、ハプニングと面白さだった。
特別公演【素顔の戦士出演】回。
地方ツアーも控え、彼らの活躍はまだまだ続くが、とりあえず私が観るのは本日が最終回。
入口でゴーカイレッドと握手するのもこれが最後w。
素顔の戦士出演者は、小澤亮太(ゴーカイレッド/マーベラス)山田裕貴(ゴーカイブルー/ジョー)市道真央(ゴーカイイエロー/ルカ)清水一希(ゴーカイグリーン/ドン(ハカセ))小池唯(ゴーカイピンク/アイム)池田純矢(ゴーカイシルバー/鎧)。
1月2月に観たストーリーともちろん同じだが、舞台やステージはナマもの!
私が観たこの回は、Gロッソには珍しくハプニング続きで大笑いだった(^o^)。
開演3分前、突然幕が少し開いて、中にいたゴーピンたちが準備体操している様子が見えて会場みんな呆然。これって、何かのネタ!?^^; 確かナビィの前説ナビから始まるんじゃ~。幕が慌てて閉まり、システムトラブルで開演が遅れるというアナウンス。なんじゃそりゃ~、こんなの始めてじゃんw。
劇中、マーベラス対ゴーカイレッドの客席降りの時、マベが階段で躓いたのかコケたみたいw。なかなか姿を現さなかったもの。前列の右側の人たち、マベの焦った顔を見れたのかなw。その後の挨拶で、マーベラス本人がドジを自己申告、苦笑しながら子供たちに「階段や廊下は走るな!ってことで。俺は走るけどね」フォローになってないっw。
劇中、ゴーカイジャーとバスコの2度目の戦いの時、バスコが剣を落とした!なかなか拾えない中、レッドがアドリブで「ほらよ!」と剣を渡して台詞(亮太のナマ台詞?)を言うも、なかなか受け取らないバスコ。この時のバスコはちょっとヤル気なさげでグダグダ感^^;。やっと剣を取ったバスコは再び戦いへ。そういやレッドの「今度は直球勝負だ」の台詞も無かった。戦士の台詞とスーツアクターとのアドリブが試された難しい場面だった。
鎧のナマ台詞が絶好調。バスコを倒した後「ウルトラ・ハッピー!」とはしゃぐので、ジョーが「やったな」とマベの肩を叩くタイミングが取り辛そうw。そういや鎧が持ってた今晩のおかずのネギが、1月の時よりもしなびていたw。作り物も使い続けるとヘナヘナになるのだ。
素顔の6人が出てきて挨拶。
朝早くからのお客様に「ゴーバスターズ観ないで来てくれたのかな?」と言う鎧が「ゴーカイジャーのほうが格好いいよね」と言い切るw。でもアイムは「ゴーバスターズのセットがカッコイー」と隣のハカセとニッコリ。「Gロッソではあと17公演」と言うハカセもジョーも、まだまだやる気に満ちてお礼。「グッドモーニング!」と挨拶したルカは、目は覚めてたけどステージで目が覚めたと。そして劇中コケたマーベラスは「目が覚めた!」と。
2月公演に続き、『ゴーバスターズ』も特別に登場。「あとをよろしくな」とマベちゃん。「欲しいものは自分で手にいれる!」と決めポーズ。テープ舞う。
手を振りながら右左と移動する中、鎧が不意に「せいじんって言ってたけど、しょうじんだから!」とマベちゃんの言葉に突っ込みw。たじろぎながら「使い慣れてないんだ…」と言って、鎧に蹴りをするマベちゃん。この落とし合い!w
なんだかんだあって40分。ファイナルにふさわしい、ハプニングと面白さだった。
Team申 朗読劇 幻色江戸ごよみ
2012年3月2日 舞台演劇Team申 番外公演II 朗読劇『幻色江戸ごよみ』に行ってきた。
東日本大震災チャリティー企画で、佐々木蔵之助が立ち上げたユニット「Team申」。
“テキストを読む”という形で、蔵之助さんと盟友たちが集まり公演を続けてきたという。
今回の朗読劇は、宮部みゆきの著作品からセレクトされており、興味をもった。
構成・演出は長部聡介。
出演は、佐々木蔵之助×市川亀治郎×佐藤隆太。
この3人に、今までのTeam申の出演者たちが日替わりゲストで加わり、この回は仲村トオル。豪華俳優陣だ。
宮部みゆきの「幻色江戸ごよみ」は、江戸時代に生きる普通の人々の喜怒哀楽を、キレのいい日本語で書かれた短編小説集。
この回で読まれた作品は以下。
★「器量のぞみ」不器量な女が望まれて嫁いだ先の家族は、醜さと美しさが逆に見える呪いにかけられていたという話。
★「神無月」神様がいなくなるという神無月に毎年強盗する男と、強盗男を捕らえようとする岡っ引きの話。
★「紙吹雪」奉公先の老夫婦を家族の仇と狙う娘の壮絶で哀しい復讐話。
三人がナレーションと役を兼ねながらメインに進め、ゲストが時おり入って色を加える形。
男役だけでなく、女役も小さな少女から老女まであり、蔵之助さんと亀治郎さんが交互に演じ分ける。
亀治郎さんはナレーションも役も味があって素晴らしい。歌舞伎独特というのか、よどみなく流れるような言い回しが耳に心地良く、亀治郎節を存分に堪能。特に女声は歯切れがよくて艶っぽい。
蔵之助さんは小声と大声とのメリハリが面白く、言葉に惹き付けられる魅力がある。遊び心たっぷりの女声が大胆かつ可愛らしいw。
残念だったのは隆太さん。言葉が上ずるようなカツ舌もよくないナレーションで聞き取り難く、時に鼻水を啜る音まで耳に入り(花粉症か?)、イライラと不安に思っていたら、案の定、3回ほど言葉に躓いて言い直していた。とにかく彼のナレーションは眠気が起きそうになった^^;。3作目は町中衆のみを担当して、やっと隆太さんの声から開放された感じ。映像では実力もある人気俳優だが、朗読という形は隆太さんには合わないように思った。
ゲストのトオルさんは出番も少なく、やや渋めの声と演技で、マイペースに世界観に溶け込んでいた。
キャストの配役も影響して、3作目が一番ジワリときて印象に残った。
活躍中の俳優陣による朗読劇だが、満足いく出来ではなかった。先月19日にあった朗読劇『まおゆう』の聴き易さと完璧さには及ばなかったようだ。
やはり声だけで表現するプロ声優さんはスゴイ。いつか同じ劇場で、年長の男性声優さんによるこういう朗読劇を聴きたい。
東日本大震災チャリティー企画で、佐々木蔵之助が立ち上げたユニット「Team申」。
“テキストを読む”という形で、蔵之助さんと盟友たちが集まり公演を続けてきたという。
今回の朗読劇は、宮部みゆきの著作品からセレクトされており、興味をもった。
構成・演出は長部聡介。
出演は、佐々木蔵之助×市川亀治郎×佐藤隆太。
この3人に、今までのTeam申の出演者たちが日替わりゲストで加わり、この回は仲村トオル。豪華俳優陣だ。
宮部みゆきの「幻色江戸ごよみ」は、江戸時代に生きる普通の人々の喜怒哀楽を、キレのいい日本語で書かれた短編小説集。
この回で読まれた作品は以下。
★「器量のぞみ」不器量な女が望まれて嫁いだ先の家族は、醜さと美しさが逆に見える呪いにかけられていたという話。
★「神無月」神様がいなくなるという神無月に毎年強盗する男と、強盗男を捕らえようとする岡っ引きの話。
★「紙吹雪」奉公先の老夫婦を家族の仇と狙う娘の壮絶で哀しい復讐話。
三人がナレーションと役を兼ねながらメインに進め、ゲストが時おり入って色を加える形。
男役だけでなく、女役も小さな少女から老女まであり、蔵之助さんと亀治郎さんが交互に演じ分ける。
亀治郎さんはナレーションも役も味があって素晴らしい。歌舞伎独特というのか、よどみなく流れるような言い回しが耳に心地良く、亀治郎節を存分に堪能。特に女声は歯切れがよくて艶っぽい。
蔵之助さんは小声と大声とのメリハリが面白く、言葉に惹き付けられる魅力がある。遊び心たっぷりの女声が大胆かつ可愛らしいw。
残念だったのは隆太さん。言葉が上ずるようなカツ舌もよくないナレーションで聞き取り難く、時に鼻水を啜る音まで耳に入り(花粉症か?)、イライラと不安に思っていたら、案の定、3回ほど言葉に躓いて言い直していた。とにかく彼のナレーションは眠気が起きそうになった^^;。3作目は町中衆のみを担当して、やっと隆太さんの声から開放された感じ。映像では実力もある人気俳優だが、朗読という形は隆太さんには合わないように思った。
ゲストのトオルさんは出番も少なく、やや渋めの声と演技で、マイペースに世界観に溶け込んでいた。
キャストの配役も影響して、3作目が一番ジワリときて印象に残った。
活躍中の俳優陣による朗読劇だが、満足いく出来ではなかった。先月19日にあった朗読劇『まおゆう』の聴き易さと完璧さには及ばなかったようだ。
やはり声だけで表現するプロ声優さんはスゴイ。いつか同じ劇場で、年長の男性声優さんによるこういう朗読劇を聴きたい。
映画 TIME/タイム 吹替え版
2012年3月1日 映画映画『TIME/タイム』日本語吹替え版を観てきた。
科学技術の進化で全ての人間の成長が25歳でストップする近未来の社会。体内時計が刻む“余命の時間”をめぐって富裕層に闘いを挑む、スラム出身の青年と大富豪の娘との逃避行を描く。
通貨が“時間”という世界、裕福な人は永遠に生きられる時間が与えられ、貧困な者は日々の重労働で時間を稼ぐしかなく、時間は貰い合い奪い合うことができる流動的なもの。奇抜な設定とアイデアに先ず惹かれた。
見た目は変わらない男女が実は親子だったりするのにウケるが、左腕に埋め込まれた緑のボディ・クロックが余命時間を刻んでいくカットはスリリングで、貧民層ならではの命を永らえるために懸命に走っていく様子は印象的だ。
“お金”に支配された現代社会と重ねながら、富裕層と貧困層との格差や社会の歪みに対する皮肉や警鐘がテーマなのかと思い、主人公の二人が真相を暴きだし時間秩序を作り出した黒幕やシステムに切り込んでいくのかと予想してたら、そこまで到達させる話ではなかった。まぁ2時間枠の中でそんなに詰め込めないし、キャラクター的にも足りない。世界観の説明も中途半端で厚みがなく、ツッコミ所は満載だ。
今作品は暗黒な新世界の中で、運命的に巡り会った貧富の男女の“自分らしい”生き様を描くことに重きを置いていたのだろう。
なんせシルビアとウィルって、タイム版“ボニー&クライド”だから!
坊主頭のジャスティン・ティンバーレイクは、知的で誠実でセクシーな野性味と筋力たっぷりの男っぷり。アマンダ・セイフライドの髪型を見た時、ベレー帽を被せたいと思ったぐらいw。
この二人がどんどん心を通わせ、やがて銀行強盗ならぬ、時間バンク強盗を繰り返し、義賊まがいのことまでやってのけ、時間管理側を混迷させていく。デンジャラスだが痛快だ。お嬢様だったシルビアの肝がだんだん座り、ウィルまで困惑させる位の逞しさを身につけるのが見どころのひとう。
娘を裏切り、そして裏切られた父ワイスの何と滑稽なこと。タイムキーパーのレオンはイイ味を出しているが、ウィルとの関係にもう少し深みが欲しかった。ストーリー自体はB級センスということか。
“ボニー&クライド”だから悲惨な結末なのかと、ブリッジの警官集結にヒヤリとしたが、タイム版は強引に切り抜ける安直ぶりがイイ。
時間強盗をするも、自分の保有時間は「一日あれば何でもできる」と笑うウィル。全然関係ないが、彼の言葉は『仮面ライダーオーズ』の映司が言った「明日のパンツ」に繋がるものがあるw。余分なものは要らない。明日があればいい。“ボニー&クライド”の邦題は『俺たちに明日はない』だが、タイム版の二人はさしずめ「俺たちに明日はある」だろうw。
物語中で「ダーウィンの進化論」を認める発言があり、マーク(@アルターボーイズ)の言葉が浮かんだw。なるほど、タイムの世界ではキリスト教は駆逐されているのかなと。大富豪のワイスはユダヤ人なのではと勝手に推測したが、彼はまさに『ヴェニスの商人』のシャイロックな役どころであろう。色々と考えさせられる作品だった。
去年はイベントや舞台のハシゴで“走る”ことが多かった私だが、映画を観てちょっと反省。これって、私が貧しい=余命が短いってことを証明しているようなもんだよね。これからは女子高生のようにゆっくり歩こう。とはいえ、昇りエスカレーターに乗るとつい歩いてしまうのだw。
せっかくの吹替え版だが、シルヴィアの声には興醒め^^;。AKBの篠田麻里子は声も酷いが演技もヘタ過ぎですごい違和感。話題性や集客でのキャスティングだろうが、はっきり言ってミスキャスト。沢城みゆきとかにやって欲しかった。
浪川大輔のウィルは悪くはないが、骨太のキャラにしては声が細くて甘くなりがち。これは中村悠一とかが似合うだろう。
内田夕夜のレオンは深みがあって新鮮で良かった。彼の部下で森田成一と勝杏里が出るが、役的に勝さんの声のほうが目立っていた。
ドラマ『マッドメン』に出ていたヴィンセント・カーシーザーの声は緑川光、落ち着いた声音に不気味な色気があった。
もし仮に日本でこんな設定の話が作られていたなら、25歳じゃなく(永遠の)18歳でストップさせていたかもしれないw。
科学技術の進化で全ての人間の成長が25歳でストップする近未来の社会。体内時計が刻む“余命の時間”をめぐって富裕層に闘いを挑む、スラム出身の青年と大富豪の娘との逃避行を描く。
通貨が“時間”という世界、裕福な人は永遠に生きられる時間が与えられ、貧困な者は日々の重労働で時間を稼ぐしかなく、時間は貰い合い奪い合うことができる流動的なもの。奇抜な設定とアイデアに先ず惹かれた。
見た目は変わらない男女が実は親子だったりするのにウケるが、左腕に埋め込まれた緑のボディ・クロックが余命時間を刻んでいくカットはスリリングで、貧民層ならではの命を永らえるために懸命に走っていく様子は印象的だ。
“お金”に支配された現代社会と重ねながら、富裕層と貧困層との格差や社会の歪みに対する皮肉や警鐘がテーマなのかと思い、主人公の二人が真相を暴きだし時間秩序を作り出した黒幕やシステムに切り込んでいくのかと予想してたら、そこまで到達させる話ではなかった。まぁ2時間枠の中でそんなに詰め込めないし、キャラクター的にも足りない。世界観の説明も中途半端で厚みがなく、ツッコミ所は満載だ。
今作品は暗黒な新世界の中で、運命的に巡り会った貧富の男女の“自分らしい”生き様を描くことに重きを置いていたのだろう。
なんせシルビアとウィルって、タイム版“ボニー&クライド”だから!
坊主頭のジャスティン・ティンバーレイクは、知的で誠実でセクシーな野性味と筋力たっぷりの男っぷり。アマンダ・セイフライドの髪型を見た時、ベレー帽を被せたいと思ったぐらいw。
この二人がどんどん心を通わせ、やがて銀行強盗ならぬ、時間バンク強盗を繰り返し、義賊まがいのことまでやってのけ、時間管理側を混迷させていく。デンジャラスだが痛快だ。お嬢様だったシルビアの肝がだんだん座り、ウィルまで困惑させる位の逞しさを身につけるのが見どころのひとう。
娘を裏切り、そして裏切られた父ワイスの何と滑稽なこと。タイムキーパーのレオンはイイ味を出しているが、ウィルとの関係にもう少し深みが欲しかった。ストーリー自体はB級センスということか。
“ボニー&クライド”だから悲惨な結末なのかと、ブリッジの警官集結にヒヤリとしたが、タイム版は強引に切り抜ける安直ぶりがイイ。
時間強盗をするも、自分の保有時間は「一日あれば何でもできる」と笑うウィル。全然関係ないが、彼の言葉は『仮面ライダーオーズ』の映司が言った「明日のパンツ」に繋がるものがあるw。余分なものは要らない。明日があればいい。“ボニー&クライド”の邦題は『俺たちに明日はない』だが、タイム版の二人はさしずめ「俺たちに明日はある」だろうw。
物語中で「ダーウィンの進化論」を認める発言があり、マーク(@アルターボーイズ)の言葉が浮かんだw。なるほど、タイムの世界ではキリスト教は駆逐されているのかなと。大富豪のワイスはユダヤ人なのではと勝手に推測したが、彼はまさに『ヴェニスの商人』のシャイロックな役どころであろう。色々と考えさせられる作品だった。
去年はイベントや舞台のハシゴで“走る”ことが多かった私だが、映画を観てちょっと反省。これって、私が貧しい=余命が短いってことを証明しているようなもんだよね。これからは女子高生のようにゆっくり歩こう。とはいえ、昇りエスカレーターに乗るとつい歩いてしまうのだw。
せっかくの吹替え版だが、シルヴィアの声には興醒め^^;。AKBの篠田麻里子は声も酷いが演技もヘタ過ぎですごい違和感。話題性や集客でのキャスティングだろうが、はっきり言ってミスキャスト。沢城みゆきとかにやって欲しかった。
浪川大輔のウィルは悪くはないが、骨太のキャラにしては声が細くて甘くなりがち。これは中村悠一とかが似合うだろう。
内田夕夜のレオンは深みがあって新鮮で良かった。彼の部下で森田成一と勝杏里が出るが、役的に勝さんの声のほうが目立っていた。
ドラマ『マッドメン』に出ていたヴィンセント・カーシーザーの声は緑川光、落ち着いた声音に不気味な色気があった。
もし仮に日本でこんな設定の話が作られていたなら、25歳じゃなく(永遠の)18歳でストップさせていたかもしれないw。
舞台 レシピエント 初日
2012年2月29日 舞台演劇舞台『レシピエント recipient』初日を観てきた。
腎臓移植手術によって一命を取り留めた男が、手術以降、好みや趣味が変わり性格も丸くなり、「取り立て屋」としての仕事もできず、不安を覚えてドナーについて調べ始める。そこでショックな事実に直面するが、ドナーの姉との出会いが、彼の人生を大きく変えていく。
他人の臓器や角膜を移植されたことで、ドナーの記憶や性格が自分に宿り、今までやったことも見たこともないようなことを、やってしまう見えてしまうという話はよく聞く。この作品は更に一歩進めて、自分が自分でなくなっていく感覚に襲われる男が、本当の「自分」らしさを取り戻そうとしていくヒューマンドラマだ。
医療が関わる話なので、手術シーンはどうするんだろうと思ってたが、執刀医のドクターを狂言回しにして、回想シーンをふんだんに挿入させて展開していく。現在から回想させ、更に先の現在へと進行し、ラストで繰り広げられる男の生き様とドナーの姉との繋がりに、観るほうの共鳴を呼び寄せる上手い手法だ。
主役はヤクザの男・会田と、ドナーの姉・信枝だが、影の主人公は舞台には出てこない、ドナーの“ひろし”なんだろうなと思う。アイドルオタクでテツオタで甘い物好きで、不器用でお馬鹿だが、姉思いの素直で優しい青年。彼が一番可哀想だったが、一番幸せ者でもあり、観るほうの想像を膨らまさせる存在だったw。
髪を切り揃えて髭をたくわえた加藤和樹は、繊細な色気に渋い男らしさを加味して実に格好良いv。声を荒げて人相悪くしているが、どこか人の好さが滲んでしまうw。キュートな魅力もビンビン。
彼の部下の三人が個性的。橋本淳はくせ者なダークホースぶりが似合う。大野拓朗はやや演技が硬いが正統派なイケメン。栁澤貴彦はさすがに器用で柔軟な演技派だ。
地味な仏頂面で通していく佐藤江梨子は、今までにない演技と魅力で小さな表情が光る。
吉川友はちょっと骨太なアイドルだなw。
吉見医師役の三上市朗は、コミカルな演技が冴え渡り、舞台を力強く大らかに支えている。
7人だけのキャストで、濃い個性が交じり合ってなかなか抜群のチームワーク。
ヤクザ絡みのヤバイ話なので、突然銃声が発するのではと怯えていたが、それは大丈夫だった。
手と手が触れ合うラストシーンが美しい。余韻が残り、ジンとさせるイイ話だった。
2時間弱もリピートするのに最適だ。
千円のパンフを買ったが、解体読本が三千円でセット売りもあり。両方買うと高めになるアコギな商法w。
リピーター特典で希望キャストの写真もあり。
来週観劇予定回はトークショーがあるとかでラッキー。
腎臓移植手術によって一命を取り留めた男が、手術以降、好みや趣味が変わり性格も丸くなり、「取り立て屋」としての仕事もできず、不安を覚えてドナーについて調べ始める。そこでショックな事実に直面するが、ドナーの姉との出会いが、彼の人生を大きく変えていく。
他人の臓器や角膜を移植されたことで、ドナーの記憶や性格が自分に宿り、今までやったことも見たこともないようなことを、やってしまう見えてしまうという話はよく聞く。この作品は更に一歩進めて、自分が自分でなくなっていく感覚に襲われる男が、本当の「自分」らしさを取り戻そうとしていくヒューマンドラマだ。
医療が関わる話なので、手術シーンはどうするんだろうと思ってたが、執刀医のドクターを狂言回しにして、回想シーンをふんだんに挿入させて展開していく。現在から回想させ、更に先の現在へと進行し、ラストで繰り広げられる男の生き様とドナーの姉との繋がりに、観るほうの共鳴を呼び寄せる上手い手法だ。
主役はヤクザの男・会田と、ドナーの姉・信枝だが、影の主人公は舞台には出てこない、ドナーの“ひろし”なんだろうなと思う。アイドルオタクでテツオタで甘い物好きで、不器用でお馬鹿だが、姉思いの素直で優しい青年。彼が一番可哀想だったが、一番幸せ者でもあり、観るほうの想像を膨らまさせる存在だったw。
髪を切り揃えて髭をたくわえた加藤和樹は、繊細な色気に渋い男らしさを加味して実に格好良いv。声を荒げて人相悪くしているが、どこか人の好さが滲んでしまうw。キュートな魅力もビンビン。
彼の部下の三人が個性的。橋本淳はくせ者なダークホースぶりが似合う。大野拓朗はやや演技が硬いが正統派なイケメン。栁澤貴彦はさすがに器用で柔軟な演技派だ。
地味な仏頂面で通していく佐藤江梨子は、今までにない演技と魅力で小さな表情が光る。
吉川友はちょっと骨太なアイドルだなw。
吉見医師役の三上市朗は、コミカルな演技が冴え渡り、舞台を力強く大らかに支えている。
7人だけのキャストで、濃い個性が交じり合ってなかなか抜群のチームワーク。
ヤクザ絡みのヤバイ話なので、突然銃声が発するのではと怯えていたが、それは大丈夫だった。
手と手が触れ合うラストシーンが美しい。余韻が残り、ジンとさせるイイ話だった。
2時間弱もリピートするのに最適だ。
千円のパンフを買ったが、解体読本が三千円でセット売りもあり。両方買うと高めになるアコギな商法w。
リピーター特典で希望キャストの写真もあり。
来週観劇予定回はトークショーがあるとかでラッキー。