『Kazuki Kato Live "GIG" 2010 ~It’s My Life~』へ行ってきた。

加藤和樹の1年4ヶ月ぶりのワンマンライブ。
私達ファンは「待ってたよ~」な高揚感で、会場は2階までびっしりスタンディング。
おかげさまで、バーのある場所をキープ。でもタオルを忘れた^^;。
物販のタオルの色が青と黄だったので、『ゴッホ展』にも繋がるような色合いにニンマリ。和樹がゴッホ化!?(笑)
新幹線の遅れで、15分遅れの開場と開演。もっと早くに知らせて欲しかった。

ファンはもちろん、加藤和樹本人も、歌うこと、ライブのこの日を待ち焦がれてきたのだろう。
セキをきったように、ギター弾きから始まって一気に6曲以上も歌い続け、もの凄い迫力と魅力と歓声が会場を包んだ。今までと違って今回の構成は、過去とこの一年の数々の歌の披露に重点を置き、トークは少なめ。まさに和樹の歌手人生を彩ったライブだ。

ステージバックの照明や演出が素晴らしかったのも印象的。
歌の表情に合わせて色とりどりに和樹を浮かび上がらせるが、時に花々や自然を都会のビル街を映し出し、鮮やかな十字架でドラマを作り出す。歌の雰囲気をいっそう盛り上げた。
バンド5人の紹介コーナーもクールだった。

髪を切ってからの和樹を観るのはこれがはじめて。ほど良い短髪の和樹は、更に男らしく精悍に見えて、セクシーで格好良い(*^。^*)。歌ひとつひとつに大人の色が感じられる。
黒のスーツの左胸ポケットに赤のチーフがあった時は、先週の堺雅人さんと繋がりドキドキv。黒ラメシャツもアダルトだ。

白と生成りの衣装で出てきた時はいつもと感じが違うと思ったが、自作のバラードを次々に披露。身近な人が突然いなくなったらという気持ちを語り、韓国のケイさんの話もしながら、自分の思いを素直な言葉で語る和樹。
「あなたに出遭えて僕は幸せです」が心に染みて、涙がポロポロ流れてきた(;_;)。その後の「まだ頑張れるかもしれない…」のフレーズにもグッときた。「雪が舞い散る…」のフレーズに遠く離れた人を想った。身近な人に、昼間に見舞った母を思って胸が詰まった。気づくと、隣の方も涙がとまらぬ様子だった。
和樹のバラードは絶品だ(^^)。今日このライブに来たのも、この歌を聞くために、この歌で励まされるためだったのかもしれない。

「EASY GO」からのアップビートは、和樹も会場も体当たりのテンション。歌いながら和樹のベストがずり落ち、褐色の肌がさらけ出され、左胸の乳首が目に飛び込んできた。先週の関さんが右乳首なら、和樹は左乳首か~とニンマリv。
「BEACH」の時は仕方なく力いっぱいアレを振った^^;。夏のタオル=冬の毛皮ってねw。
妖しくドラマチックな「Vampire」では、11月のStudio Lifeの『DRACULA』が思い出された。
手フリだけじゃなくジャンプもいっぱいしたし、もう暑くて暑くて、頬も体の中も汗びっしょり。

アンコールは透けTシャツで登場。「みんなが僕の背中を押してくれた」と感謝の言葉と共に、来年のライブツアー告知。会場からも喜びの歓声。
そんな朗報を祝福するようにラストは「Shining Road」。途中で銀テープが舞い、手を振りながら終演まで駆け抜けた。
和樹がナマの声でお礼の挨拶をして終了。満足いく内容で、私もジンと感動しながら心から楽しんだ(^o^)。

和樹がハケた後、オマケで歌が流れてきたので、和樹の再登場を期待しながら、みんなで歌を歌って盛り上げて待っていたけれど、とうとう和樹は現れなかった。ちょい残念。
外に出たらめっちゃ寒くて、汗で風邪をひかないようにと急いで駅とお手洗いへ向かった。
お疲れ様でした。ありがとうございました。

来週は『かかってきなさい』再来週は『朗読 罠』があり、年末ギリギリまで和樹関連が続く。
来年の5周年ライブはチケットが取れるだろうか^^;。とりあえず日程を空けておこう。
『激突!ゴセイジャーVSダークゴセイジャー』へ行ってきた。

天装戦隊ゴセイジャーショー・シリーズ第3弾。いつものGロッソ。
入口でゴセイレッドと握手。少々姿勢がワルいヒーローだw。
チケット取りは遅かったが、去年と比べて観易い前方席が取れた。

マトリンティスによって作り出されたニセ護星天使「ダークゴセイジャー」の攻撃に圧倒されるゴセイジャーだが、ミラクルゴセイパワーで立ち上がる話。

データスやゴセイナイト、ロボゴーグや筋グゴンの声はやっぱりテレビと違う^^;。
ビービ兵やゴセイナイトは客席から登場。上からだったり通路だったり。
ダークゴセイビンクがコワっ! 胸のマークがポイント。ダークゴセイジャー達がやたら強くてコワッ!
巨大目玉が現れた時も泣き声が聞こえたが、ダークゴセイジャーが前に近寄ると途端に「いやーっ!」と小さなお子様の悲鳴が^^;。私の前の席や横からも泣き声が聞こえたり、右後ろの大きな男性からは大きな掛け声が上がるし、客席はヘンなテンションで賑やかw。

スーパーゴセイレッドが活躍。
ゴセイブルーを助けるゴセイピンクを襲うダークピンク。
ダークイエローが誤魔化し、妹を間違えたゴセイブルーはゴセイイエローに激しく抗議されてショボンw。
映像と音響を駆使し、ワイヤーや縄や奈落落ちやトランポリンを使った多彩なアクションショーで、なかなか面白かった。

素顔の戦士達はテレビよりもパワフル。みんなで歌を唄おうと言うアラタに、なかなか反応しない客席^^;。唄おうと再度みんなに呼びかけるアラタが頼もしい。
主題歌「ガッチャ☆ゴセイジャー」をアラタ達が歌う中で、ゴセイナイトがマラカスやタンバリンを持ってノリノリだったのに大ウケ!(^o^) エアギターで激しかったいつぞやのテディみたいw。普段真面目に見えるのが、音楽で突然変わるギャップがオカシイ。

カテコで、千葉雄大、さとう里香、浜尾京介、にわみきほ、小野健斗が登場。今年始めのお披露目以来だ。小野くんがとびきり背が高い。千葉くんが随分アカ抜けた成長ぶりで落ち着いていた。
客席に「こんにちは~」で、なぜかみんなガッツポーズw。客席からはピンクやレッドに掛け声が多かったような。
開演前に予告も流れたが、1/22ロードショーの『ゴセイジャーVSシンケンジャー』を宣伝。ブレドランも出るから観よう。

司会のお姉さんは「バイバイ」じゃなく、いつもの「まったね~!」で終了。約35分。
来年最後のショーにも行こう。

今日は朝から夜までチケ取り。全部で5つは取れたか。
没後120年『ゴッホ展 ~こうして私はゴッホになった~』を見てきた。招待券。

オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館の協力で選び抜かれた、フィンセント・ファン・ゴッホの作品計68点を、ゴッホに影響を与えた画家たちの作品や資料39点と共に、一堂に紹介する展覧会。

ゴッホの作品だけではなく、他の画家の作品がちょっと多いのが気になる。ゴッホという人物の周囲や外堀から俯瞰的に見つめることで、【ゴッホがいかにして『ゴッホ』になったか】を追及していくという意図だろうか。
1853年の誕生から、様々な経験や事件を経て、1890年にピストル自殺で世を去るゴッホの人生。大まかにしか知らなかったが、こうして作品を丹念に見つめることで、ゴッホの人となりにほんの少しでも触れることができたのは、私には収穫だった。37年の短いゴッホの人生であったが、確かに彼の作品は後世の人々の心を揺さぶってくれたようだ。

展示会では唐突にゴッホの自画像から始まる。1887年だから34歳頃のゴッホでどこか幼げ。それから3~4ヵ月後にもう一度自画像を描き、チラシにもなった「灰色のフェルト帽の自画像」として会場中ほどに飾られている。こちらは太い点描技法で、黄色い顔中に無数の線が入れてあるのがユニークで、青いバックが顔が集約され自己主張を効かせてみずみずしい。ドラクロワの影響だというが、ゴッホはホントに“青”と“黄”が好きだったんだなと、作品の数々を見て思う。

天才ゴッホと呼ばれるようだが、若い時から独学で学びながら、何度も何度も模写や素描を重ねて基礎を磨き、相当の努力家だったと分る。「掘る人」や「種まく人」のモチーフがお気に入りだったが、様々な角度や様々な人達を何度も描き続けたようだ。自分が納得するまでというより、永遠に納得はできなかったのかもしれない。
27歳で画家を志したゴッホは、同時代の画家たちや作品との出会いから様々なものを貪欲に学び吸収し、自分の作品に反映させていった。素描技術や画材について、色彩理論について、点描技法について学び自作にも用いたが、日本の浮世絵版画からも大きな影響を受けたという。
ゴッホの描く人々は、深くて重いが、表情がよくわからず正直あまり面白くない。「じゃがいもを食べる人々」なんて、5人ともじゃがいもを食べてないし^^;。むしろ「籠いっぱいのじゃがいも」のほうが、じゃがいも一つ一つに表情があって面白い。
ゴッホの絵は静物画のほうが好きだ。「バラとシャクヤク」のピンクと白と紫、「花瓶のヤグルマギクとケシ」の赤青白と、パリ時代に描かれた色彩はとても鮮やかで綺麗。“黄色い静物画”と呼ばれた「マルメロ、レモン、梨、葡萄」は、3Dのような立体感があってどれも美味そうに見える。

35歳で南仏アルルに移ったゴッホは、今まで吸収したあらゆるものを一気に開花させる。「じゃがいものある静物」「糸杉に囲まれた果樹園」からは、美味しい食物や果物に囲まれた様子が見てとれる。“黄色い家”に画家仲間を迎えるために描いたという「緑の葡萄畑」を見ると、此処は自然と酒と女がいるパラダイスだよ~というゴッホの宣伝文句が感じられそうなほどw、陽気で爽やかな画風だ。
1988年10月後半から12月末までポール・ゴーギャンと共同生活をするが、「アルルの寝室」は青や黄の他あらゆる色調に囲まれてちょっと落ち着かない空気。この“寝室”が会場に再現されていたが、あまり意味は感じられない。むしろ寝室の壁に隠されたベッドの中の部分に興味をそそられるw。11月に描かれた「ゴーギャンの椅子」からは、ゴッホがいかにゴーギャンを深く理解し思いを寄せていたかが見てとれる。ゴッホとゴーギャン。二人の共同生活は、ゴッホの耳切り事件で幕を下ろした。彼らの関係をもう少し掘り下げて見たかった。
その後ゴッホが描いた「タマネギの皿のある静物」にあった手紙は、ふたりの友人であるエミールからのものだったのだろうか。「あおむけの蟹」は入院中の自分のことだったのだろうか。
事件後に別れたゴーギャンが描いた「ブルターニュの少年と鷲鳥」の少年はゴッホか?エミールが描いた「ふたりのブルターニュの少女のいる風景」の少女はゴッホとゴーギャンか?と勘ぐりたくなるw。

サン=レミの療養院に入院したゴッホのその後は、死へのカウントダウンのようで辛い。「サン=レミの療養院の庭」は深みがあって傑作だが、新鮮味はない。亡くなる2ヶ月前に描かれたという「アイリス」は、黄色のバックに青い花々が浮き出るようで心を捉えるが、当初は青ではなく紫だったという。しおれてしなだれた花々の一部がどこかもの哀しく切ない。
【ゴッホ、生きることは描くこと】とあった。ゴッホはもう現世で描くことに疲れたのだろうか。それとも他人と関わることに疲れたのだろうか。

ショップはグッズからお菓子まで盛りだくさん。
先日新宿の某美術館でゴッホの「ひまわり」を見た時にクリアファイルを買ったので、それとペアにしようと「アイリス」のファイルを買った。
ゴッホの作品が様々な場所に保管されているのは、ゴッホが沢山の人に愛されているしるしでもあるが、ゴッホは誰か一人でもいいから深く強く愛されたかったのかもしれない。
bambooプロデュース 舞台版『ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~』を観てきた。

地下鉄大江戸線の駅達と、彼らを統括している車掌がいる「ミラクル☆トレイン」。その電車に乗ってくる悩みごとを持つ人の悩みを、駅達が解決していく。
好評だった同名アニメの舞台化で、アニメと同じ脚本家によるオリジナル。
今回は、東京と江戸をまたいで時空を超えた若い女性二人の悩みを、駅達が解決しようと奔走奮闘していく話。

アニメそのままのまったりした雰囲気と、アニメのキャラがリアルに格好良く動いて喋って、爽やかで甘酸っぱいテイストで愉しめた。
アニメファンならなおのこと、アニメを知らない人でも面白く味わったようだ。
ちょっぴりのミステリアスとホラーを含みつつ、テンポよい場面展開で飽きさせず、さっくりと気持ち良く纏め上げた。遊び心をもった照明や音響も効果的だ。クリスマス前に誰でも楽しめるライトな一作といえよう。

やはりキャラクターとキャストの魅力に尽きる。
アニメと同じ六本木を演じるKENNは、キャラクター性を膨らませつつ情熱と安定感がある。KENNは六本木まんま!(^^)
降板した武田くんの代役、渡辺大輔の新宿が、アニメの置鮎さんとソックリの声! さすが元テニミュの手塚部長(笑)。ジャケットを肩にかけてるセクシーな佇まいはまさに新宿さん。アニメでは感じなかったのに、舞台で新宿から「子猫ちゃん」と言われるとドキッとするv。
吉田友一の都庁は脚が細くて長くて、スラリとした姿勢と眼鏡に手を当てる様子がカッコイー。吉田くんの片倉小十郎(『戦国BASARA』)が好きだが、都庁さんもこんなにハマるとは嬉しい。
月島の杉浦功兼を、今まで意識しないで観てきたが、平川大輔の顔に似てるw。より知的に柔軟な月島像で好感。ヘラさばきは音もスゴく、いつかヤキソバパンまんと対決して欲しいかもw。
汐留の植田圭輔は、『少年陰陽師』から何度か観たが演技的に着実に成長。声が梶くんソックリにキュートで癒される。
両国の大山真志は、思ったよりもデカくて逞しい。調子よくマイペースなノリも上手く、声が大きなところが頼もしい。
車掌の汐崎アイルは、ずっと仮面をハズさず貫くのだろうか。確かに仮面俳優だが、淡々とミステリアスなとこがよくハマる。
あかりちゃんはいないけど、とくがわがいるのが嬉しい! 田口治が着ぐるみで四つんばいで奮闘。声は老けてるがw、甘辛口の絶妙なツッコミを入れて、とってもチャーミング。

小野麻亜矢と長谷川愛が、イヤミなく男性陣に溶け込む。小野さんとアイルさんの絡みがなかったのが残念(アクラムとシリン)。
アニメでは出てこなかった駅達も登場し、興味をそそられそう。

アニメの主題歌を、アニメのキャストが歌うのを見るのを願っていたが、ここで舞台のキャストが歌って踊るエンディングは、夢が叶えられたようでとっても格好良かった。六本木がリードしているが、両国のラップがイケてる。
息もぴったりなとても愉快であたたかいカンパニー。続編も期待できそうな、彼らの空気をもう一公演味わう予定。


終演後トークショー。
メンバーは、司会にアイル、左から佐久本貴史、杉浦、植田、渡辺、KENN、吉田、大山、小野の9人。アイルさん、まだ仮面w。KENNが率先して、みんな席に着くや水をゴクゴク。「トークは本番より緊張する」らしい。

個人的に駅や電車が好きな吉田くんは、次は駅じゃなく電車になりたいとw。JR車掌のアナウンスをやりきって、会場からも拍手喝采。「リーダー」らしい。本物の鉄オタさんだったか。
もんじゃの修行に行ったという杉浦さん。月島に通って行くうち地元の人と仲良くなり、この舞台の宣伝チラシもこっそり渡したそうだ。「やり方がイケメン」という声がw。
代役でプレッシャーと不安を感じていた渡辺さんは、現場に行ったらみんな温かくて、やったら楽しくてしょうがないという。何と「地毛」でやっていて、「髪が(も)イケメンw」とKENN。
天王洲アイルさんは(笑)3ヶ月前にアニメを見て、自前の仮面を用意、仮面舞踏会のようだったとかw。
皆さん其々にアニメを見て研究していたようだ。
世界観やキャラクターを分っていたKENNは、生身で動くことでどこまで六本木を崩せるか試行錯誤もしたそう。「リアリティが舞台の魅力」と語った。

チャイムが鳴り、アイル車掌の締めの言葉で終了。あれこれ聞けた楽しい20分だった(^o^)。

LOVE LETTERS

2010年12月8日 舞台演劇
20周年記念クリスマススペシャル公演『LOVE LETTERS』を観てきた。

1990年8月のスタート以来、毎回違ったキャストの組み合わせで、20年間読み継いできた朗読劇の傑作『ラヴ・レターズ』。
クリスマススペシャル公演として私が選んだのは、ささきいさおさん×池田理代子さんの回。丁度のべ390組目だという。お二人の共通項は“歌い手”ということかな。

原作はA.R.ガーニー。訳・演出は青井陽治。
時代は1937年頃から1985年頃までの主にアメリカが舞台。登場人物はアンディとメリッサ。一幕は大学時代まで、二幕は成人後から壮年期。
幼なじみの男女が40年以上に渡ってやり取りした手紙の朗読劇である。

唐突に始まり、いつの間にか世界観に引き込まれる。たくさんの重要なキーワードが、読まれる手紙の中に含まれるので、注意し丹念に聞いていかなければならない。
どんなに離れていても、どんなに気持ちが重ならなくても、手紙という媒体で結ばれた二人の“絆”を描いて、美しく切ない人生模様だった。

手振り身振りを交えて、大胆にクリアに演じるささきさん。
声は小さめだが、一つ一つの言葉を丁寧に静かに紡いでいく池田さん。
一幕では、池田さんは赤のチェックのスカートとマフラー、ささきさんは緑のジャケットとネクタイで、合わせたようなクリスマスカラーの衣装。二幕では、ささきさんはパリっとしたスーツに着替えて足を組み、池田さんは薔薇柄のロングスカートと長いショールでアーティスト風に変身し、品の良い大人の雰囲気たっぷり。衣装は自前だったようだ。

休憩挟んで、約2時間の朗読。長いようで、それ程長さは感じなかった。
たまにコップの水を飲まれたささきさん。池田さんはずっと姿勢を崩さなかった。


終演後、演出された青井陽治さんが加わり、ささきさんと池田さんと3人でアフタートーク。

緊張の中、お二人とも“相手”がいる掛け合い朗読の難しさや、色っぽいシーンでの心構えなどを語った。
青木さんの稽古はたった1回(作者の希望)レクチュアーが1回。
時代背景について「典型的なアメリカの【WASP】」だと池田さん。
朗読の練習は防音の自室を利用し「滑舌に気をつけた」とささきさん。高揚してる時は気持ちだけが先に行くという。
メリッサの手紙にはいつも「たすけて」を含んでいると池田さん。一幕のメリッサのキャンキャンぶりが難しく、後半でようやく自分らしさが出たという。
映画のアフレコと違って、自分なりのリズム高低大小をかえていかねばならず、楽しいけど難しいとささきさん。
ベテランの方ほど難しいと思うらしい、とおっしゃる青井さんは、故・野沢那智さんが2回ともご自身で納得されてない様子だったという。

お二人の告知。
ささきいさおさんはデビュー50周年。CDやDVD(OP&ED映像51曲収録)・新宿のイベント・『ヤマト』ナレーションなど。
池田理代子さんは、まんが日本の歴史『篤姫』・1月のベルサイユ宮殿内でのコンサートなど。
「今日は大人のカップル」と青井さんも満足なご様子。たっぷりと約20分、様々なお話を伺うことができた。

松本零士さんからお二人別々に花壇を贈られていたが、ご本人も会場にお見えになっていた。
『宇宙戦艦ヤマト』や『ベルサイユのばら』世代には、たまらないひと時だった(*^。^*)。

ロビーにこれまでの出演者の写真が飾られていて壮観だった。故・野沢那智さん、先日の加藤雅也さん、ご無沙汰の中村優一くん。読み手の年代によって感じ方も変わってきそうだ。
『劇場版 BLEACH 地獄篇』を観てきた。
映画版第4弾。入場者プレゼントのコミックは袋とじ仕様w。

地獄の罪人“咎人”に浚われた妹を救い出すため、力を貸してくれた同じ咎人を道案内に、地獄で壮絶な戦いを繰り広げる一護たちを描く。

舞台となる「地獄」は、今までのイメージと違い、まるで『インセプション』のような複雑な多重空間。堕ちた人間は永遠に地獄と鎖で繋がれ、肉体は再生しても心がどんどん砕かれていくという。
こんな地獄は寒気がするほど恐ろしい。死神は別にして、一護の妹や雨竜など生きた人間が地獄に行ったら、生きて還ってこれないのではと先ず思う。

起承転結できっちり収められた、二幕仕立ての厚みと迫力とスピード感ある構成で、集中して楽しめた。
黒崎一護は主人公らしさの活躍で孤軍奮闘。アニメの一護の六年間の軌跡と成長、信念と絆がぎゅっと本編に濃縮されていた。
劇場版では影が薄かった、石田雨竜や井上織姫も活躍。雨竜が久しぶりに格好良く見え、織姫の衣装に注目か。朽木ルキアは逞しい粘りでサポート、阿散井恋次の決断が男らしい。『BLEACHベツバラ』の内容が復習になったw。
仮面に金色装備、兄と復讐というキーワードに包まれ、どこかシャアの面影がチラつく内容。アムロの声の方も出ていたしw。

アフレコでも森田成一が、中井和哉や古谷徹の先輩を相手に、渾身の力を振り絞りながら嬉々として臨んでいたように見えた。お二人とも全体的に声のトーンが高めで、いつもと違うアプローチで切り込んできた。その中で森田くんは、計算付くなのだろうが、前半は高めの声で勢い良く攻め、後半一気に低めに自制して迫力を出し、ラストでちょっぴりクールダウンするという方向。一護の魂とシンクロしたような、森田くんの演技の幅や努力を味わえそうだ。

T.M.Revolutionの主題歌タイトルに、すべての思いが込められていそう。そのうちTV版に西川さん本人が出そうな感じw。

TV版は、藍染との最終局面に入り見逃せない展開が続く。もしや『S.S.D.S.』な集結もありか!?
舞台版は、新たなキャストと演出で来年夏に上演が決定。今回の劇場版を舞台化しても面白そうに思う。
『特別展 ダ・ヴィンチ ~モナ・リザ25の秘密~』の内覧会へ行ってきた。

eスペの当選分。
入場も音声ガイドも無料で、人も少なくてじっくりと鑑賞できた。

場所は、日比谷公園に設けられた特設会場《ダ・ヴィンチミュージアム》。
絵画・航空力学・土木機械・建築・医学・音楽・軍事技術など、多方面に及ぶレオナルドの偉業を、発明品や高精細映像などで立体的に再現した“脳内体験ツアー"の展示会。

以前、大々的に開催された『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』は、手稿や図形や資料などをびっしりと紹介し、レオナルドの内面性にまで迫った展示会だったが、今回のは「見て、触れて、感じる」ことができるもので、子どもから大人まで気安く楽しめそうだ。

レオナルドの手稿をもとに再現された、グライダーやパラシュートや立ち乗り飛行機を見てると、『空と宇宙展』の場にいるような気分にかられそうw。
ロボットを描いた史上初のスケッチで再現された人間型ロボットは、中世の騎士のような鎧で覆われていて、もしホントに動いたら強そうに思える。
実際に触れることのできる発明品が10品以上もあり、一つ一つを動かしながら妙に納得させられるのも面白い。こういったものが演劇の舞台装置にも生かされていたというから、さぞやエキサイティングな舞台だっただろう。
舞台には音楽も不可欠で、レオナルド発明のダブル・フルートや自動式太鼓まであった。スモッグや火薬も演出効果で使っていたそうだ。
そうした技術は軍事にもつながり、亀のような装甲車や多銃砲などに行き着く。ただアイデアはあるのだが、採算が取れず殆ど実現しなかったようだ。いかにして水中に長く留まれるかと、潜水服や水中呼吸装置、潜水艇まで考えられていたようだ。
レオナルドが重要視していた「黄金比」(1.618…)と自分の身体の数値を比べるコーナーが人気。コートを脱いでしっかり計ったら、黄金比の数値にかなり近かったw。

原寸大で再現した絵画作品11点を、一堂に並べたコーナーは壮観。本物を並べるのは今では不可能に違いない。世紀の大発見といわれた「美しき姫君」のレプリカもあった。
目玉は、科学的かつ創造的手腕で、徹底的に解析して判明した「モナ・リザ」25の秘密。オリジナルに近い色彩で復元しニスを除去して精細に再現された姿と、現在の姿とを比較すると、様々なことが見えてくる。制作当時の彼女のほうが、もっとずっと穏やかで若々しく見えるw。彼女の眉毛とまつげの謎、左目頭のできものの謎、顎にある白い点の謎などが、ようやくここで解明されていた。
レオナルドが52歳の時に描いたという「モナ・リザ」は実は未完成品。67歳で亡くなる最後まで手元に残していたという。今では徹底的にガードされた状態でルーブル美術館に飾られているが、むき出しで本物と違わぬ形で再現されたレプリカがここに飾られていた。絵の裏にも、モデルと言われている「Joconde」の名や、「H29」という数字が書かれていたのが分る。

ショップとカフェがひとつになった構造がオシャレ。ファイルや一筆箋がちょっとばかり安い。
音声ガイドのSPナビゲーターは黒柳徹子さん。3Dのような黒柳さんの映像に『33の変奏曲』が思い出される。
会場の照明や音響もドラマチック。まるでレオナルドの演出で、一つの舞台を観たような気分になった。
闇の中に幻想的に浮かび上がるダ・ヴィンチミュージアムが、ルーブル美術館のようにも見えた。
ゴッホ展にも早いとこ行かなきゃ。


4日の土曜日は娘が始発の新幹線で新青森へ行き、今日は息子が沖縄へ修学旅行。子ども達が出かけた後は静か過ぎる。
舞台『SAMURAI 7』東京千秋楽を観てきた。

先ほどとは違い、女性客が殆どで物販の長い列。あとは関係者。賑やかだった花壇が取り払われていた。
さすがに満席で、2階席もびっしり。シアターじゃなく劇場だしね。
前回の最前列は観辛いところも多々あったが、この舞台はちょっと後ろのほうが観易い。
今回は前から10番目位だが、見逃したところも含め、全体をじっくりと観ることができた。

千秋楽ということで、前説や幕あい説からして突っ走ったテンション。恒例のサムライの名前コールも、バンザイ三唱も天主コールも、異常なほどの大盛り上がり(^o^)。これが最後かもと、私も思いっきり参加させて貰ったw。

前回観てから1週間以上経ったが、キャストの芝居がかなり馴染んで洗練されており、殺陣も見応えのあるものに進化していたのがはっきりと分った。みんなの台詞使いが明瞭で、聴き取り易くなっている。
特にキララの水野絵梨奈、大切なワードの語気を強めた台詞には信念が感じられ、キララの芯の強さにも繋げている。これで弱冠17歳とは、何と才能豊かな女優なのだろう。
カツシロウの三浦翔平はローボイスで通し、滑舌の不安定さから抜け出したように思った。芝居にも深みが出てきた。確かに成長を感じたが、カツシロウには低い声は似合わず、どこかマッチしていない。ヘタレな部分や葛藤や危うさがいまひとつ表現されていないようだ。やはり三浦くんにカツシロウ役は、ミスキャストのように思えてならなかった。

西島隆弘のキュウゾウは台詞が少ない分だけ、芝居部分はよく分らない。殺陣に関しては随分滑らかになって、動きがクリアになり大胆なアレンジも見受けられた。一幕の張りのある歌声がやはり見どころの一つだろう。
中川晃教の歌も更にもの凄かった。千秋楽という意識で、更に上のオクターブに届けと言わんばかりの高らかな歌声を響かせて、会場すべてを圧倒させた。芝居にも更にユーモアを含ませて、のびのび楽しんでやっていたのがわかる。

高橋広樹のゴロベエは更に滑らかな弁舌たくましい。台詞にも気合が篭っていて、優しさと男気が溢れている。一幕で終了なのが勿体無いこと。
シチロージの相葉弘樹は、動いているだけでサマになる。殿じゃないけど、カンベエに「お供します」と膝を曲げて畏まった姿が、まさにシンケンブルーでとっても似合うことv。長槍使いもパワーアップしていた。カンベエとのやり取りがとても自然で、長年苦楽を共にしてきた絆も感じさせて良い。相葉くんが30代になった時、またこの役で観たいと思った。
キクチヨの住谷正樹は、初演と変わらない、逞しく大らかで繊細な存在感がまた素晴らしい。機械として百姓としてサムライとして、そして男としての悲哀を滲ませて胸が熱くさせた。

印象的な台詞で彩られる舞台だが、今回はついにヘイハチの台詞で涙が流れた。台詞ひとつひとつの重さや深さを、そのまま体現して吐き出した、橘大五郎の力強くも真に迫った芝居のおかげだろう。他の役者だったら、これ程まで心打たれなかったハズだ。
ヘイハチの出番は少なめだが、殺陣は誰よりも滑らかでリズミカルで安定感があり、さすがベテランの底力だと感心させた。
前回は気に留めなかったが、キュウゾウ→シチロージ→ヘイハチで歌い継ぎ、3人で見事に揃ったダンスを見せるシーンがダイナミック。歌、映像、大衆演劇と別々の分野から集まった若者たちが、ここで一つになる瞬間が素晴らしい。そして大五郎さんはもちろん、3人ともメイクをしたら、すんなり女になれるほど美しい顔立ちだw。

イケメン揃いのサムライの中、やはりこの人がいてこその舞台、加藤雅也のカンベエの魅力にあらためて心躍らされた(*^。^*)。私の理想通りの、クールで凛々しい声が響き渡りv、絶妙な台詞と骨太な芝居で、若者たちをしっかり束ねて支えてくれる。今回は主人公じゃなかったが、座長としての逞しい存在感をひしひしと感じさせた。
終演後の役者紹介で、雅也さんが47歳だと知りビックリ。颯爽とした殺陣やアクションなので、てっきり40代始めなのかなと思っていた。アニメでカンベエを演じた、てらそままさきさんとも変わらないお年だったとは。あの野性味あふれる顔立ち、柔軟で力強い動き、声の張り、どれをとってもまだまだお若い。
休憩時間に思いきって、カンベエの写真セットを買ってしまった。雅也さんのカンベエは最高!

脇を固める役者やアンサンブルの団結力をあらためて感じさせる舞台。
ヒョーゴの丸山敦史はすっかりハマリ、新たなファンも増やしたようだ。テッサイの鉄榮史哉は初演に続き、殺陣も担当する実力派。誠実なリキチを好演した黒川恭佑、憎まれ役のマンゾウを熱演したとめ貴志も存在感がある。千秋楽ゆえに、マンゾウと娘との小芝居の時間が多く取られていたのもサービスだろうw。浪人三人の小芝居もちょいパワーアップしていたw。

初演よりも真面目で骨太なストーリーを貫き、人間とは機械とは、男とは女とは、そしてサムライとは百姓とはを問いかけ続けた、人間味あふれる壮観で格好良い舞台だった。
千秋楽は観客参加型の演出が盛り上がりを見せ、天主様のご機嫌も最高潮だったのでw、もしかしたら再演があるかもしれない。
今後も、形やキャストを変えて、普遍的に繰り返される作品なのかもしれない。


終演後は千秋楽ならではの役者紹介。さきほどのDC&鈴舟みたいに、メインひとりひとりに説明が付いた紹介ナレーション。高橋広樹には『テニプリ』ネタ。橘大五郎には女形ネタ。相葉弘樹には『シンケンジャー』ネタが入り、久しぶりにブルーの「一筆奏上!」が出た。私の両隣の人が相葉くんのファンらしく大喜びしていたw。西島隆弘には紅白ネタ。それらのネタを、住谷正樹@レイザーラモンの「フォー!」がかっさらったw。

メインがひと言ずつ挨拶。水野絵莉奈は感極まって涙。中川晃教は「今度は七人の中に入りたい。ウキョウはキツイ」と苦笑い。大五郎さんは「ここで勉強したことをこれからの役者人生に生かしたい」とさすがに立派。無口なキュウゾウの反動で、西島くんが紅白初出場までもよく喋る喋るw。雅也さんは「47歳はさすがにシンドイ。再演があるなら早めに」と苦笑いした後、「アンサンブルさんたちはサムライ以上にシンドかったと思う。アンサンブルさんがいてこその舞台」と感謝を述べ、会場からも皆さんに拍手が贈られた。雅也さんカッコイー!

客席に銀テープまで飛び、トリプルカテコでは予想通り会場いっせいにスタオベ。私ももちろん立って拍手を贈った。
役者みんながラインナップし、最後に何をしようかということで、西島くんの率先でみんなでアレをすることにw。住谷さんにやり方を教わりながら、観客も一緒にやることに。
両手両足を広げて「フォー!」。一体感と最高潮の気分が会場を大きく包んで終了した。

『銀河英雄伝説』と『ザ・シェイプ・オブ・シングス』のチラシがあったので貰ってきた。
シンケンブルーの後は、シンケンレッドの舞台が同じ劇場で上演される。
舞台『愛の結晶くん』の東京千秋楽を観てきた。

さすが千秋楽。リピーターさんから初見さんまで、びっしりと座席が埋まっていた。考えてみれば昼間にこのお芝居を観るのは初めてかも。
今日は前から3番目の真ん中。ご一緒のMKさんから、やっと観易い席になったと感謝されたりw。

ドラマティック・カンパニー&S.P.C.鈴舟の合同公演。
大人数でのタイミングや掛け合いを大切にした舞台なので、個々人でのアドリブは思ったよりも発揮し辛いと思うが、さすがに千秋楽を意識した芝居が多々あって、もの凄く盛り上がった。
第1話と第2話に出てくる団体のお辞儀も、いつも以上に声も姿勢にも気合が入っていたり。
第2話で3人が体を回す場面も、今日は綺麗に大成功! 特に40代の方は、頑張ったなぁw。
第2話と第3話に出てきた叩く場面も、力が篭っていたかな。

この前の日記にあれこれ書いていた、関俊彦さん演じる古郡。ところが今日は、まるでその日記を誰かが読んだかのようにw、関さんの弾けんばかりの演技にビックリするやら笑うやら。
シャツのボタンをもう一つと思ってたら、ボタンがもう一つ外れていたしw、乳首を~と書いてたらw、ホントに関さんの右の乳首が目に入って、ワタワタと喜んでしまった(^o^)丿。今日の関さん、半端なく大サービス!(笑)ありがとう関さん。自分の希望が叶えられて本望ですわ。

楽ならではのハプニングもあり。ボタンばかりでなく、点滴のチューブが外れたっ!! あの場にいた役者さんみんなヒヤリとしただろうし、客席も緊張の中で見守っていた場面。最後は小田木美恵さんが力押しでそそくさとハケて、酒井哲也さんと大谷典之さんが何事もなく芝居を続ける。いや~さすがベテラン。今まではそんなコト起きなかったし、ホントに舞台はナマものだなと苦笑した次第。

でも第3話のその後も、父と息子の会話のシーンで込み上げるものがあり、3回目でもやはり涙が流れて止まらなかった。今日はハンカチまで取り出して拭ったり。周りからもすすり泣きや泣きじゃくる様子が聞こえてきて、一番心打たれる場面だなと実感。
こんなに泣けてくるお芝居も久しぶりだ。ホントに良い舞台だった。一生忘れないと思う。


終演後は、中尾隆聖さんと田中完さんの司会進行で、恒例の役者紹介。名前の前にいちいち装飾語を入れるのが可笑しい。関さんには「DCの4番バッター」、中尾さんには「DCの大親分」とおっしゃった完さん。さしずめ関さんは若親分だろうw。最後はてっきり麻生美代子さんかと思ったら、麻生さんの後に完さんで、トリが中尾さんだった。

脚本・演出を担当された堤泰之さん(プラチナ・ペーパーズ)も登壇、大きな花束が贈られて御礼の挨拶を述べられた。今まで堤さんによる様々な舞台を拝見してきて、いったいどんな方なんだろうと興味を注がれたが、ちょっとシャイでユーモアとエネルギッシュ溢れるステキなオジサマに見えた。そして同年代w。
来週から始まる大阪公演の宣伝もつつがなく、10日を木曜日と言い間違えた関さんだがw、こういうトークはホントに苦手らしい。

カテコでは、鈴舟でお馴染みの背の高い安藤彩華さん(初日終演後にちょっとお話させて貰った)の後ろにわざと立たれた関さんが、しきりにジャンプしてアピールしてたのが可笑しい。初日でも立ち並んで笑いを誘っていたし。
ハケル時、上機嫌な関さんは笑って手を振りながらスキップした後、幕の手前で何と両手で投げキッスv。うっわ! 関さんの投げキッスって珍しい!(*^。^*) まさに「愛し合ってるか~い」状態w。ファン同士、どよめいて大喜び状態だった。

開演前に、サイン入りポスターを購入。麻生さんのももちろん入った総勢27名のサインなんて貴重だこと。
終演後にお手洗いの列で時間を食ったが、奥で役者さんが関係者と歓談する中、会場出口の辺りまで中尾さんがいらしたのをお見かけした。御礼だけでもと近付こうとしたら、中尾さんのほうから私を見て右手を差し伸べてくれて、そのままにっこりと握手して頂いた。おかげで舞台の感想や御礼を述べることができ、中尾さんからも温かい言葉を頂いた。私の顔だけは覚えて下さっていて嬉しいことv。ありがとうございます!来年はTARAKOさんとこの客演ライブですね。
会場を出てMKさんと歩いていたら、外出されていた酒井哲也さんと遭遇、お互いに御礼を言い合ってお別れした。DCの宣伝塔・酒テツさんは、すっかりお痩せになられて精悍な顔つきになられたなぁとシミジミ。

新宿の後は、表参道へ。もう一つの千秋楽の舞台へ向かった。
新宿の後は、有楽町へ。

映画『武士の家計簿』&初日舞台挨拶へ行ってきた。
一日で石田さん&堺さんをダブルで観れるとは嬉しいこと(*^。^*)。
ボトムズのチケット代よりも、武士の家計簿のほうが1800円とお安いw。
映画館入口前に、以前の舞台挨拶時で使われたサイン入りダルマが展示中。堺さんのサインを集中して撮る人たち多し。

上映前に舞台挨拶。
登壇者は、向かって左から森田芳光監督、大八木凱斗、西村雅彦、草笛光子、仲間由紀恵、堺雅人、松坂慶子、中村雅俊、伊藤祐輝、藤井美菜。ボトムズは3人だったが、こちらは10人の大所帯w。松坂さんと仲間さんのお着物が紫と桃色であでやか。
皆さんの其々の服に、赤い“タイ”がワンポイントで付けられていると司会者が紹介。
堺さんは黒いスーツの胸ポケットに赤をのぞかせる。堺さんとは、今年1月の『ゴールデンスランバー』初日舞台挨拶以来だから11ヶ月ぶり。次作のための短髪もほど良く整い、1月よりも清々しく凛々しい立ち姿だ。

監督からは、はじめに券の争奪戦の話が出て、ここにおいでの人はラッキーな方々なので、初日のめでたさが引き立つという言葉。確かに、私も携帯でやっと取れたチケットだものね。客席からも「おめでタイ」という言葉が飛び出した。

「お天気も良く気分は最高です。親戚一同が顔を揃えた気分で、懐かしい思いです」と堺さん。
他の皆さんもキャストやスタッフのチームワークの良さに触れてにこやか。松坂さんが、キャストの皆さんのお人柄の良さや整った環境での撮影のスムーズさを挙げ、「準備や心構えが大事なので」とおっしゃったのが印象的。草笛さんは、家族揃って貧困を乗り越える姿に「なせばなる!」と語り、この不況時に政治家にも観て頂きたいと力強くおっしゃった。
中村さんが「期待通りの婿養子」と笑いを誘えば、西村さんが身構えて自己紹介する様子に、堺さんが後ろを向いて笑いを堪えていたのが可笑しい。

主人公・猪山直之の息子役の二人も挨拶。子供時の直吉の大八木くんが懸命に話をする姿を、にっこりと見守っていた堺さん。ところが成人後の成之の伊藤さんが、「堺さんとソロバンの特訓をした」とご自分でハードルを上げている様子を見て、横から堺さんが低い声音で「それぐらいにしたほうがイイ」とフォローw。伊藤さんがすかさず「はい父上」と親子の会話で返していた。堺さんの“オヤジぶり”を垣間見て可笑しかった(^o^)。

直之の魅力について、「手持ちの材料で自分たちで決断する時のカッコ良さ」と語る堺さん。
家族の生き方について、「家長であるリーダーがあたたかく深い愛情で引っ張っていく」と直之について語る仲間さん。
撮影からほぼ1年経つが、スタッフに感謝すると共に、「土佐や長州の人にも負けない魅力的な人物」「末永くこの一家を愛してください」という堺さんの言葉で締められた。

約20分。堺さんの終始にこにこした視線が印象的で、ほのぼのした温かさに満ちた挨拶だった。
退場する時も客席にいっぱい手を振ってくれた堺さんに、私も思わず手を振ってしまった。


舞台挨拶後、本編上映。
映画祭と合わせて2回目の鑑賞。

作品では、家計立て直し計画と、親子の絆や家族愛が描かれている。
私は特に、激動の時代における父と息子との激しいぶつかり合いが好きだ。毎日をつつがなく誠実に過ごす父親に反発し、父を超えようとする息子。でもいざという時、父親に習わされたお家芸のそろばんの腕が役に立ち、皮肉にも同じ仕事を全うしなくてはならない息子。あらためて気づかされる、父親への信頼と切なる思い。悩み葛藤しながら成長していく息子の姿は、“絆”の逞しさと普遍的なテーマを見せてくれた。

猪山家にはお手伝いさんもいて家事いっさいをやってくれるので、味噌汁が出来た頃に起きてきて、悠々とマイペースで生活するお常の姿が羨ましくもあったり。煙草を吸いファッションにも熱を入れるお洒落なオバサン。こんなお姑さんだったら、あまり気を使わなくてラクそうだ。でもまだ平静の世だったから、こういうお嬢様でも通用したんだろう。
直之の妻・お駒は、働き者でしっかり者で、賢く芯が強く夫につき従うタイプで、まさに理想の嫁さん像。そのまま夫に従うのかと思ってたら、息子の悲報に我を忘れて夫に怒鳴るシーンが印象的だった。見通しの立たない戦の時代に突入したからこそ、それまで静かだった女も自らの意思で立ち上がる時が来たのだろう。
仕事に行く夫を見送る時にかける「行っておいであそばせ」という言葉が、ほんのりしていて使いたくなった。

淡々とした展開なので、中盤、ちょっぴりウトウトしちゃった^^;。挨拶後に私の両隣の人達がいっせいに劇場を出たことで、気が抜けたかもしれない。
とても豊かで良い作品だが、やっぱり地味で盛り上がりも少なく、ちょっと理想的すぎるような家族愛。
家計貧困のヒントも、現代の世界観とはあまり結び付かない。いまどき、無利子で返済を待つところなんてどこにもない。むしろ、借金がなくても全うな給金が貰えず、誠実に生きていても仕事が無くて、家族で生活できないのが現実の厳しさ。
猪山家は過去の遺産で築かれた先祖から続くお家芸で生き抜いたのだから、ラッキーな一家だったのだといえよう。

パンフはソロバン型のケース式。家計を考えるなら普通版で600円位にして欲しかった。
堺さんが出ている、ゲキ×シネ『蛮幽鬼』のパンフも細長くて見辛かったな。
ボトムズフェスティバル第2弾。
映画『ボトムズファインダー』&初日舞台挨拶を観てきた。

今回は前から3番目の真ん中。映画は観辛そうだが、挨拶は観易い。今日はIJさんがご一緒。

谷の上の世界に憧れるボトムズの少年が、誘拐された少女を救うため、Atを操って奮戦する姿を描く。

これまでの『装甲騎兵ボトムズ』とは一番遠い世界観だが、ある意味、真っ当な爽快感あるお話だった。
アキと幼馴染みのエイビーの関係が、『ガンダムW』のデュオ&ヒルデを思い出させて痛快。リリーナによく似たお嬢様もいるし、好敵手のディアハルトはゼクスのようだw。
監督はメカにかなり拘りがあって、ワイヤーミサイルにワイヤーアーム、エアバックなどAt(アルトロ)の武器や小道具、サーカスのようなメカ・アクションが面白い。
少年アキの成長や、人間同士が理解し合う姿も、ベタだけど好感が持てた。


終演後に舞台挨拶。重田淳司(監督)石田彰(アキ役)森川智之(ディアハルト)が登壇。重田氏はこれが初監督作品。
当初の勝手な予想とは逆で、石田さんは今までのボトムズをご存知で、森川さんが知らなかったようだ。石田さんは「やってる時点で相当違うな」と思ったそうだが、森川さんは「今との違いが全くわからない」w。
オーディションだったという、石田さんと森川さん。
ポスターのこの人(キリコ)みたいに陰りのない方向を目指してアキを演じたという石田さん。
僕が得意とする方向で若い感じでやったという森川さんは、 ディアハルトのフルネームをごまかしたがる(笑)。
4メートルというサイズが小さめのロボットについては、「乗ってて痛そう。ムチウチの身にはたまらない」と森川さんが言えば、石田さんも「尾てい骨が痛そうだなと」(笑)。でもヤられる時の衝撃をイメージして演じたという森川さん。
見どころは、「喧嘩のような出会いから、成長したアキ」と石田さん。「崖のところで二人が始めて名乗る時」と森川さんはちゃんとフルネームも言えたw。
色々なものを探すという意味の“ファインダー”だが、「作り手が新しいボトムズを探す意味もある」と語った監督に拍手が贈られた。

最後に「歴史のある作品に新しく扉を開いた作品」と森川さん。石田さんもお友達にも広げて欲しいと勧めながら、「僕らも作品を汚さぬように、お酒を飲んで喧嘩をしないようにします」とピリリと辛口で締めた。石田さんの真骨頂でた(笑)。

途中で抽選会もあり。約20分、和気藹々の中で楽しい挨拶だった。
冒頭で司会者が宣伝してた、アキが頭にしているボトムズバンダナは、売店で1260円で販売中。


ボトムズを知らないモリモリが、バンダイチャンネルの「わたしの“ボトムズ”おすすめストーリー」に、誕生日に合わせて26話をセレクト。知ってか知らずなのか、実はこれはポタリアのメイン回。26歳頃の速水奨さんをいっぱい聴ける話だったのだw。

恒例のボトびーは石田彰さんが登場。
次号のボトぴーは、満を持しての郷田ほづみさんがいよいよ登場。公開日が待ち遠しい。
劇団あかぺら倶楽部 第35回公演『コミック・ポテンシャル』を観てきた。

20周年記念公演第2弾。
キャスティングに関わったという水鳥鐵夫氏が亡くなられ、演出は大西健晴が担当。
ロビー入口に大西さんがいらしたのでご挨拶。今回はご出演がなくて残念だ。

近未来の撮影スタジオ。感情とコメディセンスを持ったアンドロイド女優と、彼女の作品を夢みる新人脚本家の青年とが互いに惹かれ合うが、周囲の反発と処理をかったため、一緒の逃避行をしようとする、ハートルフル・ラヴ・コメディ。
アラン・エイクボーンの作品にしては、休憩込み2時間50分と、今回はかなり長かった^^;。

人間とアンドロイド(ロボット)の恋は、手塚治虫作品にもよくある、普遍的なテーマであるが、映画やドラマの撮影にアンドロイド俳優を使うという設定が奇抜で面白い。彼らを機器によってコントロールするスタッフや、彼らを束ねる監督は人間なのだ。アンドロイドたちは人間の思う通りに演技をし、何度でもテイクができるが、作り手の監督にすれば、何とも味気なく手応えがなく、共同作業という意欲は沸かないだろう。未来において人間の俳優は決して無くならないと思うが、ここではすべてが効率化された世界。そんな設定や前置きで前半部分に時間が取られてしまったようだ。

アンドロイド女優ジェシー・トリプルスリーには、客演の下田麻美。いつもと客層と違ってやけに混んでるなと思ったら、あさぽんファンが多かったようだ。キャスティングは、まさかの鈴村さんきっかけでw、故・水鳥氏の熱烈プッシュで決まったとか。
ジェシーは青年アダムと恋に落ちるが、その過程で“恋”という感情を処理できず、困惑したり暴走したりとトラブルを起こす。ジェシーの感情が徐々に表に出ていく一方で、ジェシーがこれまで演じてきた役の台詞が突然飛び出したりと、ジェシーを幾重にも楽しめるのが見どころ聞きどころだろう。ジェシーの存在そのものが、作品の面白さにもかかってきそうだ。
そんな重要で難しい役を演じる下田さんのことを、正直あまり知らなかった。舞台経験は多い方らしく、丹念に積み重ねた稽古の成果か、豊かな演技力が見られて、生き生きとチャーミングなジェシーに仕上がっていた。水鳥氏のキャスティングは間違いなかったのだ。
下田さんのジェシーの話し方は『Q10』の前田敦子に似ているが、“役としての”低い声やドスを効かせた声などが痛快だ。ダブルテイクの動きやダンスやアクションなど“動く”演技も多彩なので、さぞパワーとスタミナが必要だったと思う。
ジェシーの衣装にも注目したい。「ナースが嫌いな人なんて日本人じゃありません」と某入院患者さんが言ってたがw、ジェシーはまさにそのナースの格好。それだけだと味気ないので、逃亡途中で様々なドレスに着替える設定。どれもこれも愛らしく似合っていたが、ミニドレスの上からまたナースの服を着るのはちょっと反則w。

下田さんを信頼して見守り支えるのが、アダム・トレインスミスの吉田智則。爽やかで優しくて真面目で、誠実にひたむきにジェシーを愛する役を好演。吉田くんとは久しぶりだが、大らかで頼もしい成長ぶりを見せた。以前にも共演したそうだが、下田さんとも息ぴったりで、二人の間にあたたかく楽しい空気が流れる。

高木渉は柔軟な演技で脇を固める。チャンドラー監督は前半こそヤル気が無く頑固でひねた存在感があったが、後半は一気に理解のあるオヤジに豹変し、キャラ的に薄いテイストになった。
中村伸一のレスターは殆ど喋らず、レスターの言葉を伝えるマーミオンの山口登が調子良く喋り、二人でワンセットの関係だった。
男優アンドロイドの東龍一は、背が高く相変わらず男前だ。田中秀一がキュート。
カーラの天来ひろみの悪役は珍しいが、相変わらず胸元に目がいくw。プリムの北飯智子と、トゥルーディの小池美輪のレズ関係が見てて楽しい。

ラストはちょっとご都合すぎる展開で面食らいそう^^;。外国だからトップの挿げ替えもスンナリいくのだろうか。
昔はよく外国のコメディ作品を観たが、最近はとんとご無沙汰になった。ダブルテイクやカスタードパイなど、ベタだけど懐かしい場面に出くわして、近未来だからこそ見えてくる郷愁を味わった気分になった。
それにしてもやっぱり長かったなぁ。


終演後、アフタートーク。
MCが山口登で、吉田智則&下田麻美が登場。あさぽんファンが多いことを実感。

下田さんからは、あかぺら倶楽部との出会いや今回のキャスティングについて言及。稽古場は和気藹々で親戚みたいだとニッコリ。高木さんからも以前に「同じ釜のメシを食ったファミリーのよう」という言葉が出たそうだ。“家族”という言葉に反応したのか、吉田くんたちが「僕らはオジサン!」と笑う。
難しかったことは、「初めてのダンスシーン」と吉田くん。山口さんは昨日の舞台で噛んだそうだw。下田さんは「人間の感情を手に入れていくところ」で、「ハイボールを飲み干すシーン」も挙げた。4Lのハイボールの準備やカスタードパイの保存など凝っている小道具も、他のキャストやスタッフの皆さんのおかげだと感謝。

約15分位だが、三人の素の部分も味わえて楽しかった。

前回から販売した公演パンフだが、今回はちょっとお高い^^;。せめて千円位にしてくれないと手が出せない。
あかぺら次回作品にもまた客演が入るのだろうか。あかぺらのもつポテンシャルは見失わないでいただきたい。

COOKING BOYS #06

2010年12月2日 イベント
SUNBEAM Presents『COOKING BOYS #06』6日目に参加してきた。

前回からだいぶ間が空いてしまったが、Cooking & Talk LIVEの参加も4回目。今回もStudio Lifeのメンバーがお目当て。
初めてソファのある右手の2列目の席。水や火のあるキッチンには遠いが、此処はここで観易いかも。

講師は極上家庭料理研究家の是友麻希氏、アシスタントMCは「クッキングオヤジ」こと池田伸一氏と、お馴染みのコンビ。
日替わりの今日の出演者は、Studio Lifeの岩崎大と仲原裕之。最近は客演舞台でしか観たことない二人。和装と和ハチマキだが「布袋さま」みたいと是友先生。大くんの赤い眼鏡がチャーミング。
11/27に第1回目を経験済みの二人は、料理も結構イケルらしい。「チュウチュウ」「ダーリン」呼びがあったが、前回ネタはさっぱり分らず^^;。前回は「肉じゃが」だったらしい。二人とも是友先生からカラーのペティナイフを貰ったそうで、本日は其々が青と赤のを持参。
今回作るのは、クリスマスイブにかなりゴージャスな「とん汁」。みんなで「レッツ・クッキング!」。

【極上とん汁】
1. 野菜を切る。大きさを揃えて、全部小角に切る。
オシャレにしたいのでダイコンも小角、大くんのカツラ剥き上手い。さといもと厚揚げは仲くん。「オレたちの角切り」と見せる。大くんはAB型、仲くんはO型とまた血液型の話(笑)。レンコンは大くん、豚肩ロースは仲くん。ネギを得意そうに切る仲くんは「ボクはネギ野郎」、ネギが好きな大くんは渋谷のネギ屋さん話。切った材料をまた見せる。
2. 鍋で炒める。炒める順番あり。
ダイコンは焦げ目がつくぐらいよく炒める。大くんは塩ひとつまみ完璧。炒めて少し返したら放置に「放置プレイ大好き!」と大くん。仲くんの「スポーツ」にオヤジが「報知」と返すw。レンコン、ネギと炒め、塩ひとつまみ。厚揚げは切ってから湯通し。厚揚げ、冷凍サトイモが最後。ソプラノリコーダーを買った大くんは家で一人で「カノン♪」を吹いてるが、次はオカリナが欲しいといい、是友先生の過去をほじくり返すw。炒まった後に水+顆粒だしを入れて混ぜる→煮る→アクを取る→汁を見せる。
3. ゴボウを笹がきして、油で揚げる。オシャレにするため。
水を入れたボウルを用意。ゴボウに切れ目を入れ、まな板にゴボウをあてて右手の包丁でリズミカルにこするように笹がきする。勉強になるなぁ。仲くんはラップを唄ったりと快調、「ヤベエ~超うめえや」「ミスター笹がきです」と得意げに「オレの笹がき」を見せる。大くんは調子がノらないのか、先生のアドバイスを受けながら進める。でも残りのゴボウを腰に差して得意げな大くん。似合うw。水の茶色はポリフェノール。ザルにあける。水を切った笹がきゴボウを180度の油で揚げる。カリっとするキツネ色まで、色で見極める。パットに広げておく。このままで酒のおつまみにもイケル。万能ネギは細かく小口切り、これは大くんが早い。
大くんと仲くん、ついにペティナイフとゴボウを腰に差して二刀流ムサシ状態(笑)。仲くんはちょっぴり躊躇したけど。今日の大くんは噛んでばかりだが、喋り辛いのは銀歯が取れたせいだとか。
4. 鍋に味噌(ブレンド)を少しずつ溶き入れる。
味見しながら入れ過ぎないようにする。「お父さん」と呼ばれる大くんとオヤジだが、仲くんはいつの間にか「ゴボたん」w。「オレ、テンションおかしいや」と大くん自ら認めるw。
5. 盛り付ける。
お碗にトン汁をよそったら、上に揚げ笹がきゴボウと小口万能ネギを振りかけて完成。パチパチパチ。

試食コーナー。大くん&仲くんと抽選の二人でお先に「モクソウ」「いただきます!」。会場にも紙コップに入ったトン汁が配られる。私の分は後から貰ったが、残り物には福なのか、笹がきゴボウが山盛りで具がたっぷり。あったまったばかりか、お腹がいっぱいになった。

ゲームコーナー。二人から食にまつわるクイズ。質問内容に手間取ると、先生からお題を貰う二人。今回から番号が書かかれた札が用意され、出すだけでオッケー。「かつがれるほうがイイ」大くんと「肉大好き」な仲くん。やっぱり「フグ」の仲くんと「ハンバーグ」の大くん。勝ち残った人にはサイン入り焼酎。

恒例のクッキングソング。ロック調「アイラブなめろう♪」も今回で3回目。「なめろう」の千葉出身で意気投合の仲くんとオヤジ。オヤジの歌&クックに、ゴボウをエアギターにしたりとノリノリの仲くん。ゴボウをウナギのように揺らして踊る大くん。
出来上がったなめろうを、「ウマイ」「ウマイ」と全部食べちゃう二人。ゴボウ抱えたまま完食する二人は初めてw。私もオヤジのなめろうを味見したいものだ。

今日の感想。「フシギな空気感」「ヘンなテンションだった」と本調子じゃなかった大くん。ついに「笹がき大臣」の異名をもった仲くんは「新たな才能発見」と本を書く勢いで得意そうw。今度は違うメンバーで?の話も出たが、「スタジオライフの皆さんは自由奔放で個性的」と笑う先生。
告知。仲くんはフジフィルムのサプリメントCMに出ているそうだが、私の家に試供品がたんまりw。大くんはフジTVの企画CM。二人とも今月のピューロランドや今後の客演情報もチラリ。いっぱいあり過ぎかなり先過ぎ。
二人とも「レッツ・クック・トゥギャザー」でポーズを取って、楽しく終了した(^o^)。ご馳走様でした。

帰りに、Cheezaのプレゼント。黄色のペティナイフを買った。
毎回メモしているのをご存知なのか、是友先生が私の顔を覚えていてくれたのが嬉しい。
まだまだ続くシリーズだが、次回もお目当てさんがいて都合が合えば、ぜひ参加したい。
世界エイズデーとなる12月1日。
『Act Against AIDS 2010 感謝まつり「THE VARIETY」ジュワッチ!』に行ってきた。

1993年、岸谷五朗の呼びかけで毎年この日に開催されている、チャリティ・エンターテイメントショー。
今年のテーマは「感謝」、18回目だから「ジュワッチ!」。寄付金はラオスへ。
各分野から錚々たるアーティストが集まるお祭りなので、日本武道館がほぼ満席の賑やかさ。
2階だがステージ正面なのでまずまずの観易さ。周りは若い娘たちの他、アミューズの関係者らしき人もいた。

岸谷五朗&寺脇康文のオープング「奇跡の地球」からスタート。お二人は『地球ゴージャス』以来に観るかな。
トップバッターはつるの剛士、そして岸谷香。岸谷五朗との夫婦ネタで「妻」「奥さん」が飛び出し、寺脇さんからはしきりに「新婚さ~ん」w。
つるのさんのギター弾き語り「ハヤブサ」は、『空と宇宙展』の飛田さんのナレーションも思い出されて、思わず涙ぐんでしまった良い曲(^^)。

“人間でないもの”でウルトラマンティガやアンパンマン、それに仮面ライダー電王の映像まで出た時は笑ったが、ゼブラクイーンがダンサーと共に降臨。映画『ゼブラーマン』が思い出されてノってしまう。
新人アーチスト(?)では、青森から5人の孫をもつ女性2人のサエラと、男性2人のSkoop On Somebody。ここでも“青森”が旬か!?

ここでイケメン2人が登場し、会場のボルテージも超アップ。
三浦春馬が「白い恋人達」を唄えば、佐藤健が「いとしのエリー」を唄う。音響がいいのか、二人とも声がよく伸びていて凛々しく響くこと。私の周りはファンが多いのか、「タケル!」「たける!」と煩いことw。
唄い終わった二人に岸谷さんと寺脇さんも来て、4人のトークが盛り上がる。岸谷さんと春馬が白、寺脇さんと健が黒い衣装で「白黒つけるぜ!」状態w。アミューズの使用前、使用後(?)という話も。寺脇さんが何度も「ハイスクール・ララバイ」と言った『サムライ・ハイスクール』では、親子だった岸谷さんと春馬。春馬が「アミューズや皆さんに感謝です」と言えば、今回で3回目の参加の健が「めちゃくちゃ緊張です」。そんな二人に岸谷さんは「歪んだ人生」を反省し、心が洗われた様子(?)。

エイズ菌を倒すためのステージショー。「キ・カンシャ トーマス」パネルまで登場。
刺客1で角田信朗がタンクトップで熱唱。刺客2の森公美子は月曜のレ・ミゼで観たばかりだが、全身ピアノの衣装で歌い上げた後はシコを踏んだりでw、紅白も楽しみだ。
地球防衛団~!の2回コールで、サンプラザ中野+春馬&健+岸谷&寺脇が現われ、5人で「ティガの歌」。会場も大盛り上がり。ウルトラマンティガまで颯爽と登場、エイズ菌をやっつけるが、飛ばずに歩いて帰って行ったw。
サンプラザ中野は全身黄色で、その後はソロを2曲。エイズ菌やらダンサーやら賑やか。
ポストリー×リーディング。森雪之丞が書き下ろした詩「太陽」を、森雪之丞×吉高由里子で贈る。吉高さんの声は幼くてけだるそう。寺脇さんとは『美丘』の親子なので、「お父さん」「娘よ」の会話もありw。

豪華ミュージシャンの競演。
キマグレンはハダシで登場。
初めて観たPerfumeは3曲。Perfumeと聞くと最近は石田彰さんが浮かんでしまうがw、人気のほどが少しわかった。3人でのエンターテイメントだと岸谷さんが感心していたが、まるでバーチャルキャラみたいでオタク心を擽る存在感。歌う前には舞台袖で3人で円陣を組み「がんばるぞー!」「おー!」とやっているそうで、実際にやって見せた。めっちゃ関西弁なのもカワイイ。
Flowやポルノグラフィは、アニメのイベントで観たことがあったが、唄った中にはアニメの主題歌もあったり。どちらも、会場の圧倒的声援を受けて、はちきれんばかりの歌声とズバ抜けた演奏を響かせる。ビッグウエーブや歌詞コール、コーラスや手拍子、そしてタオル回しと、ものすごいパワーと迫力で、会場全体を大きく盛り上げてくれた。

岸谷さんと寺脇さんから、《AAA報告2010》として、みんなから集まった金額を報告。2009年からラオスに寄付していて、岸谷さんが訪れたラオスのHIV患者や病院の様子の映像も流れた。「エイズとの闘いではなく、貧困との闘いだと分った」という言葉が印象的。
今回は桑田佳祐さん描き下ろしTシャツが制作され販売。岸谷さんと寺脇さんも途中からそのTシャツを着用して宣伝。

エンディングは全員がイベントTシャツを着て「一人じゃないから」を歌唱。
最後まで会場を大きくひとつに纏めあげて盛り上がった。

去年は都合が悪くて行けず、今年が初参戦だったが、こんなにスケールの大きいイベントだったとは驚いた。
ノンストップで3時間30分もあったが、1時間以上もオーバーしたらしく、それだけ濃くて盛況だったといえよう。
映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の初日を観てきた。

正体不明の敵ガミラスからの遊星爆弾により、放射能で汚染された地球を救うため、地球防衛軍の宇宙戦艦【ヤマト】がイスカンダルへの航海に出発。ヤマトの壮絶な戦いを描く。

アニメ『宇宙戦艦ヤマト』世代の私。宮川泰氏の懐かしい音楽が流れるだけでも胸がキュンとなる。
オリジナルのオマージュを踏まえつつ、残すところと捨て去るものとを丁寧により分けて、新しい世界観とキャラ設定を構築し、現代的で別ものの『ヤマト』になっていた。
日本のSF宇宙映画として、これはこれでアリだし、オリジナルのファンにもSFファンにも見せられる仕上がりになっていたと思う。

山崎貴監督と白組のVFX映像がものスゴイ!3Dを越えるほどの出来栄えかもしれない。
隅々まで監督の拘りが出ていて、スタッフの挑戦や情熱が感じられる画面。『スター・ウォーズ』のようなテイストもあるが、VFXの白組さんは『もやしもん』のような極小から『ヤマト』のような壮大なものまで手がけていて今後も楽しみだ。
丁寧で骨太なドラマも好感がもてる。志願する前の古代進、古代と沖田の関係が反発から信頼へと変わっていく様子や、古代とクルーとの関係もじっくり描かれて、青春群像劇としても面白い。俳優さんがアニメキャラにどこか似ているのも嬉しい。

ただし得るものがあれば、失われるものもあり。
佐渡先生が女性になったことで、沖田と佐渡の老兵同士の会話がなくなった。佐渡のお酒が“美少年”じゃないw。
周りの信頼も厚く大人の男として描かれた古代進はともかく、攻撃的な森雪には最後まで馴染めなかった。確かにアニメのポジションでは動かし難いが、今風なツンデレに侵食されたヤマトという感じだったw。恋愛も時間がかからず唐突過ぎる。
特に衝撃的だったのが、ワープ中のエッチ! もう、どうツッコミすればいいのか^^;。
スターシャは出てこず、アナライザーやデスラーは形を変えて登場するが、人間と機械、人間と異星人との関わりが薄っぺらく収拾されてしまった。
危機一髪が迫る際で、ラストの進と雪のシーンが長過ぎてやや飽きがくる。2時間20分がちょっぴり長く感じられた。

ナレーションのささきいさおはオリジナルを意識。2代目スターシャだった上田みゆきがイスカンダルの声を担当。ご夫婦の参加は『ガッチャマン』を彷彿。アナライザーの声の緒方賢一は、今は舞台を終えたばかりかな。アニメのデスラー総統で伊武雅刀の存在を知った私としては、実写でまたデスラーの声をされたことが嬉しくてたまらん(伊武さんキャラで好きなのは『ドカベン』の犬飼小次郎)。
アニメで、ささきさんが担当した斉藤始や、神谷明が担当した加藤が実写版では目立って活躍。

山崎監督は、香取慎吾→草なぎ剛→木村拓哉ときて、SMAPを制覇する勢いなんだろうかw。
キムタクは、ヤマトへの思いが溢れていて、力強く柔軟な演技が良い。キムタクのための映画といってもいいし、彼の代表作の一つとなることは確実。
黒木メイサは長い黒髪がチャームポイント。劇中でも髪を意識した演出が多いこと。
柳葉敏郎や緒形直人は誠実な演技でハマリ役。橋爪功と西田敏行も渋き闘魂でハマリ役。
山崎努はオリジナルより柔らかい存在で、寝たきりの敬礼がカワイイ。
池内博之と波岡一喜の熱演が好ましい。矢柴俊博はいいムードメーカー。斎藤工は話題の映画に出ずっぱり。三浦貴大はこの後の『忍たま乱太郎』土井先生に期待。
スターシャがいないので、堤真一の出番は序盤だけなのが勿体無い。

描かれたものは新しいが、作品のもつ“ヤマト魂”は変わってないところに、逆に不満に思う。
美しき自己犠牲と崇高なる特攻精神…。戦時中から日本人に脈々と受け継がれてきたもの。今年始めのアニメ『宇宙戦艦ヤマト復活篇』では超えたかと思われたが、実写版では復活してしまった。
『ヤマト』の魂ともいうべき西崎義展氏は公開前にお亡くなりになられたが、彼の戦士魂は実写ではなお健在なのだ。
エンディング主題歌は『アルマゲドン』を思い出させるスティーヴン・タイラー。海外を意識したオファーだが、日本人のこの精神ははたして海外に受け入れられるだろうか。
希望や可能性が残された予想がついた終わり方で、ひと通り満足はしたが、後味としてはいまひとつだった。
舞台『愛の結晶くん』の中日を観てきた。

今日は最前列で、両側に誰もいない席。初日以上にガラガラだったのが気になったり^^;。

ドラマティック・カンパニーとS.P.C.鈴舟の合同公演。
客演も加え、総勢27名という大所帯だが、誰ひとりとして欠けてはならないキャラで、其々がきっちりと見せ場を押さえて役目を果たす。
初日にお名前を挙げなかった役者さん。
女優陣で気に入ってるのが、サバサバした三谷悦代、淡々と柔軟にこなす山内有香、おっとり清純な微笑みの斉木香。男性陣で注目なのが、優しさと激しさの田中完、器用で濃厚な優しさの和田太美夫、軽いナンパが優しい関根宏次。

病院を舞台にした3話のオムニバスには、一見関連性がないかと思いきや、あれこれ見つかってくる。
第1話のジュースから、第2話のリンゴ、第3話のみかんとなる。第1話のゲームの「う○こ」が第3話の「○ん○」に続くし、第2話の「母乳」が第3話の「オッパイ」へと続く。第1話のイニシャルは第3話で判明。花札→コミック→エロ本と娯楽ものも変わっていくw。
全話共通するアイテムの一つがタオル。第1話の小鹿のタオルは“星”が“葉”のように見えて花札の絵を思わせたが、第2話で出てきたタオルはもはや床を拭く雑巾と化しw、第3話のタオルは病人のよだれかけのような役目を見せるのが面白い。

初日では第1話~第3話を「死」「生」「時」を描いたものと思ったが、第1話は「男」、第2話は「女」、第3話は「家族」を描いたものには違いない。
特に第3話は、子供がいない夫婦と親がいない子供を合わせて描き、親子のあり方や絆の深さを浮き彫りにするところが秀逸である。
高橋伸禎の重厚な芝居を受ける、息子役の大谷典之の豊かな表現力が素晴らしい。父の顔をじいっと見つめる大谷さんの表情は、先日まさに私が寝たきりの母に見せた顔そのもので、胸がジワリと痛んで涙が流れ落ちた。私も、「がんばったな」と母に言ってほしかったな(;_;)。孝行したい時に親はなしというが、私は孫の顔を見せただけでも親孝行にはなるのかな。私も自分が死ぬ前に孫の顔だけは見ておきたいと、堤泰之氏のように、自らのカウントダウンを意識するのだったw。
磯田家と同室の根津と元カノの堕胎の過去話も、やんわりと切なくなったりした。

座席上、今日は第二部が実によく観えた。ことに前半の関俊彦さんには半ばカブリ付き状態v。
眼鏡をかけた関さんとキッチリ目が合ってしまった(*^。^*)。
背広やネクタイを脱ぐシーンで、シャツのボタンが微妙なところでハズれておらず、密かに期待していた乳首は見えずw。
初日は衝撃のほうが先に来た関さんのシーンを、今回は冷静にじっくり観察。派手に手足をバタバタさせてはいるが、中味はディープではなかったw。むしろもう一組のカップルのほうが、抜群に上手かったw。実経験が現れるのか?^^;

終演後、中尾さんが麻生美代子さんの手を取って一緒に登場する様子が微笑ましい。
全員が並んだ中、正面に立っていらした波岡晶子さんが私に気づいて下さった。

今日はDCメンバーも入った鈴舟の第5回公演予告の第1弾。前回も上演された『ベイビー・フェイス』(完全版)だが、麻生さんのナレーションで第1話のメンバーが寸劇を披露。明日は第2話のメンバーが出演するので、関さんのオカマ声が聞けるかもしれないw。
カテコで、田中さんの挨拶の後に、DCからは関さんの挨拶が。パンフの宣伝で来年のお正月のことにも言及、だんだんグダグダになるのを自分ツッコミで笑わせてくれた関さんだったw。智一さんといい、ダブル関さんはこういうのは苦手らしい。

ロビーで中尾さんのご子息をお見かけしたが、堤泰之氏とは『bambino』繋がりでもあったわけだ。そういや『bambino』の初演もこの同じ劇場だった。その後キャパを広げた芸劇中ホールの『bambino』をご覧にいらした関さんの姿も懐かしい。

いつの間にか日々更新中の《関俊彦の通院blog「愛し合ってるか~い」》。写メまで撮ってアップしてと気合が入っていて、ご本人も楽しそうだ。“セキ・古郡・トシヒコ”の古郡って、つい「コト」と呼んでしまう^^;。

残る観劇日は千秋楽。その日は『SAMURAI 7』の千秋楽とハシゴの予定。

予告に関して言えば、衣装替えもしたフルメンバーによる台詞も入れたダイジェストで、郷田さんのユニークなナレーションも効いてる、劇団湘南アクターズのほうが上だろうw。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』第一次製作発表へ行ってきた。

オーディエンスに応募抽選で当選したものだが、約8分の1の確立か^^;。
封筒を選ぶ座席抽選で、1階のほぼ真ん中通路側の席は観易そう。
入口で全キャストのファイルを貰う。アンサンブルの役名も判明。

24年を超えて2481回。5分ほどの映像が流れる。
最後に、ジョン・ケアードが新演出のレ・ミゼを作ったので、日本でも今までの演出は今回が見納めというテロップが流れる。初めて知った新事実!

2011年『レ・ミゼ』カンパニーが登場。
アンサンブル男22名女16名の計38名を紹介。登壇者で真っ先に目に入ったのが、上手端の石飛幸治と下手側の藤田玲、先日の『絆』の谷口ゆうな。
プリンシパル24名も紹介。笹本玲奈、新妻聖子、阿部よしつぐが欠席。5/10からのSPキャストで、カブってない6名も欠席。
出席者は計62名。総勢78名の大カンパニーだという。

役名ごとに、何人かからインタビュー。
バルジャンの吉原光夫は32歳の若さ。コゼットの中山エミリからは緊張と興奮が漂う。ファンテーヌの知念里奈はコゼット→エポと役を渡り歩くスゴさ。ジャベールのKENTAROはモンパルナスを経ての起用。テナルディエの三波豊和は帝劇34年ぶりで、自らオーディション申し込みの熱意。マダム・テナルディエの森公美子がお父様の三波春夫にお世話になっていると陽気に発言。アンジョルラスの上原理生は自分なりのアンジョ。エポニーヌの二人は紹介のみ。マリウスの三人も紹介のみ、柳浩太郎の夏の相方(?)山崎育三郎もいる。サンボからの昇格や子役からの方も多い。

マスコミからの質疑応答。
アンサンブルからプリンシパルになった4人の感想。折井理子や野島直人のコメントが深い。
この演出が最後になる意気込み。今井清隆の「質問なんでしたっけ?」に、立ち上がって頭を下げる山口祐一郎と(笑)先輩に気を使う別所哲也。山口さん、過去を振り返りながらの話が長いこと^^;。石川禅の「完璧な作品でも、まだブラッシュアップするのか!?」に密かに納得、SPでは新しいマリウスを作ると意気込み。岡幸二郎はSPでやるアンジョに相当思い入れが強く、「ホントに大好きな役で」と感極まって涙ぐむ。ハンカチで涙を拭く岡さんをフォローするように、今拓哉が「最後を意識せずに大事にやりたい」と明るく返す。

新キャストが披露する楽曲3曲。
吉原光夫バルジャン「独白♪」。若さの迫力だな。
原田マリ&中山コゼ&平田愛咲エポ「ブリュメ街♪」。エミリさんの声が大人びてるかな。ハーモニーはまだこれから。
上原アンジョ+サンボ、全キャスト「民衆の歌♪」大合唱。今回の為のアレンジ。新アンジョはなかなか良い。
作品への熱い思いや情熱が、歌とともに伝わってジンときた。

フォトセッション。4列になってズラリ並ぶ出演者たち。

約1時間15分。柔らかい熱気に包まれた、良い製作発表会だった。第二弾はいつあるのだろう。
一昨年までと違い、特にお目当てはいなかったが、2回ぐらいは観劇したいものだ。


先週26日は、劇団Studio Life公演『11人いる!』と、名古屋での萩尾望都原画展の合同製作発表会が行われた。
スタジオライフ脚本・演出の倉田淳氏と萩尾氏のトークショーも恒例。
今回の『11人いる!』では、特殊メイクとスクリーンのCG映像が目玉のひとつらしい。スケール感のある舞台になりそうだ。

ホントは、石飛幸治さんにガンガの役をやって頂きたかったが仕方ない。『レ・ミゼ』のグランテールに期待したい。
ちなみに藤田玲くんはモンパルナス役だが、小西マリウスとの共演が観たかったな。
春休み中のミュージカル『オオカミ王ロボ』のチケットの件で、主役を演じる大山真志さんのブログを拝見したのが今月の24日。
そのブログに、12月の『ミラクル☆トレイン』の件で残念なお知らせがあったのでビックリ!
新宿凛太郎役だった武田航平さんが体調不良の為、残念ながら降板となったという。
ガーン!(~o~)
武田くんのタラシぶりを楽しみにしていたのに~。
キャストもスタッフもさぞ大わらわに違いない。幸いにも渡辺大輔さんが代役で入ってくれるのでひと安心か。彼の演技にも期待できそうだ。

だけど、武田くんにどんな不遇の事情があるにしろ、チラシを配り終えてのこのタイミングでの降板は、やはり残念としかいいようがない。
パンフの製作もあるし、せめてパンフ写真だけは差し替えて貰いたい。
武田くんにしろ、夏の中村優一くんにしろ、去年の佐藤祐基さんにしろ、平成仮面ライダーの二番手さん(?)はどうもヤワに出来ているのか、突然の舞台降板が続くこと^^;。
なんにせよ、『ミラ☆トレ』はちゃんと観劇する。トークショーも楽しみにしたい。

『オオカミ王ロボ』は、大山さんのところもヤスカさんのところもダメで、結局小野田くんのところから飛んで予約した。
今のところ、これが一番遠い予約スケジュールになるのかな。なんせ3月下旬の舞台。どうぞ予約した日に何も入りませんように。


2月の『花咲ける青少年』第二部では、ルマティ役が大河元気くんから篠谷聖くんに交替した。
予約直前に公式サイトで知ったのでアタフタしたが、第一部も観たのでとりあえず予約。
でも大河くんのルマティが気に入っていただけに、今回の降板は残念だ。

こちらはチラシ前やチケット予約前の早い発表だったのでまだいい。
でもこういうキャスト変更は、観る側にとっては一喜一憂するハプニングだ。
後々まで残るチラシを作る側にとっても、製作準備の基準が難しそうだ^^;。


「綺羅星☆」
『スタードライバーラジオ』の石田さんではないが、昨日アニメイト店内で初めてポーズをしてコレをやった!
エプロンをした店員にコレをやって、同じく返してくれたら待受け画面が貰えるというヤツ。待受けなどどうでもいいのだが、実際自分がヤって相手もヤってくれるのはオモシロイ。綺羅星☆をヤれるのはメイトの中ぐらいだもんねw。
D-BOYS【月刊Dplus】vol.2『遠藤雄弥~ぱずる~』イベントの2回目に参加してきた。

物販のストラップ&バッジ&フォトは記念に購入。写真の雄弥、いつも以上にカッケーv。
キャパが100人強のフラットの会場。観難くなりそうなので、通路側後方席をキープ。

遠藤雄弥が、初めてプロデュースし、スタッフと作り上げた単独イベント。
テーマは“アットホーム”。腹を割って話し合いたい、オレのことをもっと知ってほしい、ファンの仲間意識を強めて欲しいという願いだという。
タイトルの“ぱずる”も、みんなの1個1個がぱずるとなって、ボクを形成しているという理由。

のっけから雄弥のギター弾き語り。
歌は得意じゃないらしく、かなり緊張した調子で歌い上げる。たまにコードを見るので、マイクから声がハズレそうに。
赤いスニーカーはお気に入り。

《History of Yuya Endo》と《トークでビンゴ》を組み合わせた構成。
《History》は、誕生から『ジュブナイル』まで、『ジュブナイル』からミュージカル『テニスの王子様』まで、『テニミュ』から『パーフェクト・リポート』までの3回に分けて、写真や映像を見せながら、本人自ら解説や感想を述べる。
まだ23歳なので、出演作品も舞台経験も多くはないが、俳優・遠藤雄弥としての今後の意気込みが真剣に伝わってくる。

《トークでビンゴ》は、会場の皆とビンゴをやりながら、お題に答えて色々話をするコーナー。ビンゴ達成者先着1~3名に賞品もプレゼント。
お客さんからの質問には、カレーライズにパソコンに肉じゃがと答え、次にイベントをやる時はみんなで料理会をしたいねと雄弥w。
柳についての話も出た。自由なところ。かまってほしいオーラw。大事な仕事のパートナー。「ダーリン」呼びが定着したが、「ハニー」とは言わない(笑)。同性では一番カワイイv。
一緒に仕事をしたい俳優の名前も出た。自分について、もっと打たれ強くなりたいと言う。
雄弥がついやってしまうクセでは、お客さんのほうがよく見ているのでズバリ指摘、雄弥本人もビックリ。トーク中もついやっているので、話し辛そうな雄弥w。
明日の『パーフェクト・リポート』第7話は桃井の回だと告知。

アンコールの拍手もあり、弾き語り第2弾に挑戦しようとする雄弥だが、上手くいかず^^;。
「こういう時できないのがオレだよ」と素直に認めるのがイイところであり、俳優としてもっと精進してもらいたいところ。
「今日は来てくれてありがとうございました」とお礼を言って終了した。

最後は全員との握手会で締め。握手しながら、名札の名前を呼んでもらった。ちゃんと目を見て、しっかりと話してくれるのが嬉しいv。
1時間半のイベントかなと予想したが、1時間強で終わってしまった。まったりと楽しかったが、ちょっぴり物足りなさ感はある。

雄弥の飾らない性格や率直で誠実な話し方は好感がもてる。本人が指摘するように、いまだ内弁慶で照れ屋さんなので、俳優として男として、何事にももう少し積極的にハングリーに攻めていってもよさそうだ。まだまだ未知の進出や成長が期待できるので、実りのある出会いを大切に邁進していただきたい。
映画【ANIME FES."VS"】バトルステージ1を観てきた。

バンダイビジュアルが贈る、話題の新作OVA3タイトルが一挙に楽しめる上映イベント。
今回はSMさんがご一緒。舞台挨拶を観るのに絶好の席。


★『コイ☆セント』(全1話)
遷都2000年祭を迎える奈良に、修学旅行で来た男子高校生と謎の美少女(+白いシカ)との淡い恋を描く、ショート・ラブストーリー。
『FREEDOM』スタッフが再結集した、スーパーSFラブコメディ。奈良遷都1300年記念作品。
仏像にシカがいっぱいで、カラフルな世界観。歌やアクションもふんだんで、地味っぽいが派手な仕上がり。
ヒロインのトトを演じ、主題歌や挿入歌も唄う寿美菜子の魅力を押し出した作品だろう。主人公シンイチの声は、ハリー・ポッターも好調な小野賢章。山口勝平は白いシカの笑い声もやっていたようだ。稲田徹&子安武人のアニキ&オトウトが面白い。

★『マジンカイザーSKL』Sect-1 Death Caprice(全3話の第1話)
はるかな未来。奇械島に設置された重力炉を停止させるため、三つ巴の壮絶な戦場に斬り込んでいく、デスカプリース隊の二人が操縦するマジンカイザーの凄まじい闘いを描く、ノンストップロボットバトルアクション。
原作は永井豪で、スーパーロボット作品などを引き継いだ、オリジナルストーリー。
オープニングがカッケー! 『マジンガーZ』世代にとっては、キャラクターからメカまで色んなオマージュにニンマリ。ドクロをかたどったパイルダーがオンだけでワクワクw。最強の力と凶悪そうなボディで、敵を容赦なく叩き潰す冷徹な迫力は、まさにダーク・ヒーローの極み。ロボット同士のバイオレンスな描写は暴力的だけど、ある意味エロスであったりw。
危険と狂気の二人の主人公が絶妙なバランス。海動剣の浅沼晋太郎はやんちゃな強気声、真上遼の日野聡はクールなローボイスで、二人の息もぴったり。
キバの檜山修之は、ひとりでこの二人を相手にする熱血ぶりw。ガランの銀河万丈はまだ序盤。
キバの部下ゴウダの飛田展男は、出番少な目の変態の役だが楽しそうw。グレンファルコン隊でも兼ね役。
早見沙織の由木翼、田中敦子のアイラなど、女性キャラは総じて色っぽくてイイ女ばかり。

★『.hack//Quantum(クアンタム)』(全3話の第1話)
女子高生3人が挑む「The World R:X」での新たな冒険。ひょんなことで追われる身となった3人のパーティにネコが加わるが、逃走劇の中で異常事態が発生する。
『.hack』3rdシーズンを飾る作品の1つで、新しい『.hack』。
テレビアニメや以前の劇場版と比べると、割と明るいカラーで作品世界にスンナリ馴染める。女子高生たちの個性や関係性に注目かな。現実とゲーム世界での二つの名前を把握する必要あり。謎のネコのハーミットは影があるけどカワイイ。
サクヤの花澤香菜は天真爛漫。トービアスの沢城みゆきはクールビューティ。メアリの藤村歩が柔らかで可憐。ハーミットの小倉唯はこれから。


上映後、初日舞台挨拶。
登壇者は、寿美菜子(トト役)森田修平監督/浅沼晋太郎(海動剣役)川越淳監督/沢城みゆき(トービアス役)橘正紀監督。浅沼さん、ジーンズに蝶ネクタイとまた変わった格好w。
横浜の舞台挨拶を終えた後なので、カブらないようなネタバレ話題。

作品のテーマやキーワード。
森田監督と寿さんは、ズバリ「歌」がテーマ。プレスコの後に歌を録ったが、何回も録り直したとか。
川越監督は、「叫び」がテーマ。台本はちょっと薄目だが、浅沼さん的にはラクではなかったようだw。
浅沼さんは、叫びを何発か下さいと言われて大変だったようだが、死ぬシーン(うめく声)にも何回か日野さんと一緒に参加したとかw。今までにないワルイキャラだが、戦いを楽しんでる感じが出ればイイなと。「コイ☆セント」のフワっとした気分をぶち壊してすいません、に会場からも笑い。
橘監督と沢城さんは、「絆」がテーマ。女子高生3人が楽しんでやってる雰囲気や、一人が大変なことになるシーンなど。花澤さんと二人で藤村さんを思いながらやるのが難しかった、と沢城さん。

印象的なシーンやセリフ。
寿さんは、真一がトトに言った「海にいこう」。
森田監督は、奈良には海がないと強調w。監督自身が奈良出身なので海を目指したというw。
浅沼さんがそれを受けて、奈良出身の白石涼子さん(スカーレット役)は血の海を見たわけか、とツッコミ(笑)。今日の浅沼さんは絶好調だなw。本編で剣が言った「威力はスゴイけど戻ってくるまでが長いんだよな」は、私も同じくウケた!(^o^)
川越監督も、ロケットパンチの使い方に言及。
沢城さんは、第一声の「子どもか、お前は?」。ハービットの足にトゲが刺さるシーン。
橘監督は、楽しんでやってる雰囲気を大事にしたかったのと、ハービットの細かいところを見て貰いたい(しっぽやヒゲなど)。

最後にメッセージ。
浅沼さんは、何度か観ると胃もたれしそうというも、永井豪の色んなオマージュにも注目。地獄の相方・日野さんのコメントも入ったブルーレイも宣伝w。
沢城さんは、観音開きになってるパンフまで宣伝w。

フォトセッションは、浅沼さんが真っ先にガッツポーズで笑いをとったり、みんなでノーマルポーズにしたり。6人揃って和気藹々なムードだった。


【ANIME FES.“VS”】バトル2は12/25上映スタート。
今度は『マジンカイザー』と『.hack』のガチ勝負。続きも観なくてはならんかな。
来週も同じ所でボトムズ初日舞台挨拶。

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