『東京アニメセンターRADIO』(第87回)収録の観覧へ参加してきた。ここのラジオ観覧はお初でドキドキ。
11時から整理券配布で、10時ちょい過ぎに到着。まだ並ぶ人は少なめ。どうせ抽選だしね。整理券を貰った後、郵便局や銀行やメイトとあちこちをめぐり食事もしてたら、結構時間が経つというもの。
16時半に集合した中で公開抽選。最初の抽選で入場でき、最前列に座ることができたのでラッキー。座ってから、10番台ごとの10人単位での当選についてようやく理解^^;。まぁ早めに来た甲斐があったというもの。今日は80名弱が集まり60名弱が座れるようだ。残りは後方で立ち見だが、後ろで座る人も見難そう。

17時過ぎに作家さんが前フリ。みんなで、ゲストの名前コールや、ドラマコーナーのフリップの台詞を言う練習をする。左手にモニタTVもあって、とにかく観易い。
メインパーソナリティは、宮田幸季と米沢円(まどか)。初めて来た人14人の中に私も入る(たぶん他13人もゲストファンw)。

17時25分「アニラビ」。宮田くんがゲスト情報を伝えた後、いよいよゲストの飛田展男が登場。
飛田さんは黒ベレー帽と黒グレーのスタジャン姿で、薄い茶髪で穏やかな笑みをたたえてゆっくりとゲスト席に座る。
ち、近いっ! ガラスで仕切られているとはいえ、こんなにも間近に飛田さんがおいでで、カブリつきで拝めるなんて(^o^)。お芝居の舞台でも近場では観れたが、こんなに近過ぎる位置は初めてだしシアワセだ〜(*^。^*)。

ラジオ収録分なので大まかに。
飛田さんと宮田くんとの共演作で、某ネオロマンスや『タクティクス』のキャラ話で盛り上がる。『BLEACH』は今はナレのみだし「すっかり忘れてましたよ」と飛田さん^^;。
飛田さんの初出演作品の話を交えながら、声優を目指すきっかけやなるまでの経緯を丁寧にこと細かに話す飛田さん。初仕事まであれこれあって鬱々とした時期もあったようだが、それらを「人生、色々ってことで」と笑い飛ばす。最初の吹替えでも、緊張する中で気遣いながら仕事をされた話をユーモラスに語る。

デビューから2○周年。現在は日テレ『北京へと続く』を池田秀一と交代でナレ。来年で20周年の『ちびまる子』の話も。
飛田さんは、独特の役、クセのある役、はっきりいってヘンな役が多いが^^;、「やり易い」のはそういう役で、普段やれないから「遊べる」「作る楽しみがある」と余裕の構え。「だって、お芝居だもん!」と満面の笑みでファンを煙に巻いてくれた。色で言えば「青とか緑」で「レッドはないぞ」とw。
宮田くんは飛田さんの濃い役柄を挙げたりと話を盛り上げたが、飛田さんも言葉の端々に”オタク”魂を感じさせて濃かった。

ドラマパート。3人が台本を手にとるが、飛田さんがトーク中も黒の二色ボールペンを手に持ってた意味がようやく分る。
飛田さんは二役で、役の切り替わりは職人芸のようで見事。その一瞬一瞬の飛田さんの表情と口の動きを間近で観ることができて、あらためて驚嘆(゜o゜)。丸尾くんの台詞のすぐ次に、からくさの台詞がポーンと出てくるような感じ。全然作る様子もなく、とっても自然なんだもの。飛田さんを見詰めていたら、フリップを皆で言うシーンにちと出遅れ^^;。声で参加できて面白かった。
終了後の飛田さんは「子供の声って難しいですよね」とあくまで謙虚。
最後はリスナーへのメッセージ。アニメのキャラは最近少ないが、『ネウロ』で2週続けてゲスト出演。もちろん楽しみ。今回の模様は11/28(水)深夜オンエア。

17時55分「ナマナマボイス」。ラジオ番外編で、二択の質問に決められた”台詞”で観客が答える参加型コーナー。飛田さんたち3人がその答えを予想するゲームで、マジックとフリップと字ケシが配られる。採点方式はよく分らん^^;。
ここで飛田さんの”絵心”が炸裂。答えより先に画を、フリップ右上に楽しそうに描いてるの。答えを書く間、立ってる人は座り、座ってる人は立ってもいいので、私もヒョイと立ち上がり、飛田さんが何を描かれてるのか観ようとしたら、ふっと飛田さんと目が合っちゃった。飛田さんは私の顔に気づかれたようで、そのまま微笑して軽く会釈してくれたの(*^。^*)。うっわ、覚えてて下さったの!? お言葉を交わしたのは年初の舞台が最後だったけど。でもあのアイコンタクトは私に向けてだと信じ、とっても嬉しかったv。
質問は3個あり、その度に観客がYESかNOを台詞で答えるわけだが、これも楽しい。飛田さんは答えを披露しながら、『ケロロ』のヴァイパーの話、飼い猫2匹の話、学校の先生の話などを語る。特に「先生は大変ですよ。ならなくてよかったと思います。みんな押し付けられてカワイソー」と真剣に語るので、今の『金八先生』もご覧になってるなと推測w。
飛田さんの右上に描いた絵は全部で3個で、全て飛田さんが演じたキャラクター。『ちびまる子』の丸尾くん、『きんぎょ注意報』の葵、『少年アシベ』の天堂先生。「描き易いキャラばっか」と「カミーユは難しい」と言う。
最後に描いた”天堂先生”の下にもう一度”丸尾くん”を描き(ハートマーク好きだな〜)「お疲れさまでしたァ!」とフリップに書いて皆さんを労って終了。飛田さんもお疲れ様でした。

恒例なのか、ゲストはショップのレジ後ろのコーナーまで足を運んで足跡を残す。飛田さんはサインと丸尾くんを描いて、観覧客を沸かせてから、ラジオ口へと去った。イベント終了後に観たが、丸尾くんも可愛かった。
その間、宮田くんらもマネをして”丸尾くん”描きに熱心。宮田くんもゲームコーナーの間、カエルやネコや長髪金八先生を描いてたが、画が得意なだけでなく結構負けず嫌いな人なのかもねw。

18時20分「Webのコーナー」。
今回フューチャーは鳥取県。そしてジュリー。聴いたことないのでよく分らんが^^;、「ジュリー」「ジュリー」を連発する宮田くんがはっちゃけててオモロイ。

18時30分「ED後トーキング」。
中山大吾を入れて3人で進行。スポーツの秋→運動ということで、高岡英夫先生考案のゆる体操を宮田くんが紹介。3人で実行しながら、面白いポーズに観客も爆笑。共に「Vゾーン」をやった観客勇者たちにはサイン入りの何かを贈呈。お疲れ様でした。

飛田さん仲間とも再会。皆さん、結構おいでだったんだ。私も飛田さんをカブリつきで拝めたし、行って良かったv。


メイトで『仮面ライダー電王 スペシャルトークショー』DVDを買ってしまった。ジャケットと同写真の縦長ミニポスターのメイト特典に負けたw。だって佐藤くん&中村くんに、声優さん6人勢揃いで、めったに手に入らない代物なんだもん。

家に帰ってそのDVDを子供たちと観たが、イベント内容の殆どが収録されていてよかった(短編映画以外殆ど)。アップの表情とか嬉しいね。終演後の佐藤くん&中村くんのインタビューもあり、中村くんの笑顔がラブリ〜。
息子は、芳忠さんが背が高くてデネブが可愛い、とお気に入り。6人の中では関さんが一番小柄だが、一番活躍されていたv。
日曜朝は”電ゲキ”ターイム!

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』第38話。
ビバビバ!兄弟愛!(^o^) 兄弟ゲンカの中にも修行ありって、ホントかいな?
ミノタウルス拳シユウの策謀で、レツが鏡の中のレツに苦しめられる話。高木万平の弟・高木心平が登場。心平くんは『テニミュ』でモモ(桃城)をやってた人だよね。今頃だけど、この二人は兄弟だったのかと分った^^;。

鏡の中のレツは、目が変態っぽいし^^;、声だって似てない。なのに誰もレツじゃないと気づかない(~_~)。マークが逆位置だと服を変える辺り小賢しいが、ジェスチャーがまどろっこしくて、ホント「くだらん」。マスター・シャーフーがあんなにアホだったとは^^;。
シユウ巨大化の際、見事ゲキファイヤーを乗っ取りサイダイオーに攻撃まではよかったさ。「なに!? いきなりナニ!?」ケンの言い方がオモロ〜イ。でも正体をすぐにバラして、油断してペラペラ喋り捲ったのがシユウの敗因だった。

ゴウ兄さん、賢い!強い! ゴウも双子?と息子が尋ねてきたが、アレはすぐ変わったから違うっしょ。「兄弟だからな。それぐらいわかるさ」偽者レツはあっけなく消滅。ゲキバットージャウルフがすぐに駆け付けて形勢逆転。兄弟の合体業の勝利。
でも危機一髪を兄に助けられたのに、一皮向けて本能に従ったとチャーシュー奪取に転じるレツ。ひでぇ〜。あのワイルドな鏡の中のレツのほうが新鮮でよかったかも〜w。

幻獣フェニックス拳と化したメレは「ラブ・ウォーリア」を豪語(笑)。超強くなって、ゲキレンジャーを忽ち蹴散らし、幻気の力にメレも満足。平田裕香は、セクシーな声とキュートな声との使い分けが絶妙だな。
シユウは「ごじゃる」連発で、前回とキャラが違ってるような。声の真殿光昭と石田彰の共演で、昔のマウスプロ兄弟のような懐かしさ。”幻気”ネタ出たっ。「ゲンキですかあ?私も何となくゲンキですぅ」石田さんのユルユルボイスについニンマリ。でも「一蹴」なんて難しい言葉もはくのよね。
最後は「幻獣拳、負けちゃいましたけど」とシラっと問うバエに、悔しそうにするメレ。

ロンをまだ信用してない理央サマはさすが! ロンは切り札としてキメラ拳のスウグを目覚めさせる。その気に見覚えがある理央。スウグの声は誰なんだろう?
次回。子供たちがモモ化!?(笑)みんな角がはえちゃうし。一応の見どころは、理央vsスウグ、メレvsミキ。ミキ、年齢的に大丈夫か!?^^;


『仮面ライダー電王』第41話。
イマジンたちのOP「Climax Jump DEN−LINER form♪」のバージョンが変わった。今度の「イージャン!スゲージャン!」は何とモモタロスで、関俊彦のダミ声が弾けまくりw。
OP映像も変更されたが、本編ダイジェストなのでガッカリ(~_~)。EDなら分るけど、OPにもってくると逆効果なのでは?それとも他映像にする余裕が無かったか。
これでついにハナさんの存在が消えてしまった。白鳥さんの復帰は絶望とみていいのか(-_-;)。

冒頭、坂道ゴロンゴロンもあり得ないが、やってる人も命がけかも^^;。佐藤健の声が掠れているのが気になる(入院前の撮影だと思うが)。
「話がある」良太郎と侑斗が遊園地でデート。良太郎までボール投げが命中するのもヘン^^;。それとも特訓の成果なのか?
ゴーカートにコーヒーカップ、スリラー館にコスプレ館、次々繰り出されるアトラクションに軽く乗り物酔いした気分で、良太郎の話の内容がちっとも頭に入ってこない^^;。ミツバチとテントウムシって、高卒男子がやってて楽しいのか!?w

侑斗とデネブは公園の遊具の中で寝泊りしてるんだろうか?秋冬は寒そう〜。いつもあんな豪華な食事や材料で、どうやって生活費を工面してるんだろう?デネブのバイトか?
現在の桜井侑斗の記憶を増やそうとするデネブ。気持ちは分らないでもないが、またその記憶が消滅した時、切ない思いをするのは侑斗なのに。エスカレーターの二人だって、次回は侑斗のことを忘れていそう^^;。

「しいたけ攻撃だー!ゆうと」D侑斗の優しさと可愛さに惚れてしまいそうな翔子。彼女も純粋で可愛くて、D侑斗とは似た者同士の自己紹介。
敵イマジンは彼女のブレスレットに潜んでいたのかな?イマジンに鈍感なデネブを露呈。しかもオクトイマジンに襲われる侑斗を助けられなくて弱過ぎっ。どーしたオデブ!

「俺、参上!」久しぶりの前口上で危機一髪の侑斗を助けにくるソードフォーム。何故かバイクが操られるのもコワイな。必殺技で決めるも、後ろからバイクに吹っ飛ばされ、どこまでもマヌケなソードだなw。「デンバードォォッ!」関さんの哀しい絶叫は悔しさを増す「このタコ野郎!クッソーっ!」。戦いには勝ったが、勝負には負けたというところか。
前に出たイカ野郎の声は稲田くんだっけ。今回のタコ野郎の声は津田健次郎でダミ声が新鮮。1月の舞台で共演の永田彬@尾崎が今回出てないのが残念。

いつまでも目を覚まさない侑斗に嘆くデネブ。「バ〜カ」たぶん、D侑斗の夜遊び(?)のせいで眠いのかもしれない^^;。翔子ちゃん、ドタキャンされてカワイソ。
カイも、自分の身体でイマジンを飛ばしたせいで、お疲れ気味のよう。彼は自分の何かを思い出したいのか。
次回。翔子との淡い繋がりに決着をつける侑斗。赤いタコにも決着をつける赤錆のゼロフォーム。
15秒はお初の侑斗&デネブのコンビ。「とってもデネビックだぞ」よく分らんが、いつも侑斗のそばにいるゾってことで。


先週、電王関連があれこれ到着。

「トーキングイマジンDXモモタロスイマジン」は意外とデカイや。
「ちびボイス電王」はボックス買い。全6種が2個ずつ入ってるハズなのに、息子の開けるのは悉くキンとウラとリュウタばかりで不安になり^^;娘に代わって貰う。娘が開けるのはどれもこれもモモ絡みのヤツでやっと安心。娘はやっぱラッキーガールw。

小学館てれびくん全サ超バトルDVD『うたって、おどって、大とっくん!!』。約15分。
特訓だけでなく、意外とマジメなドラマ仕立てで、良太郎の特訓の成果までちゃんと見せちゃう。
ビリーもどきのモモタロス役、高岩さんと関さんが超熱いハイテンションで、持続するのもさぞ大変だったに違いない。遊佐さん@ウラはお上品、てらそまさん@キンが豪快に仕切り、スズ@リュウタは割とおとなしめ。
ジークが何故ライナーフォームを知ってるんだろ? マイペースな喋りの芳忠さんと三木さん、ひーさん&ちーちゃん&トリさんの敵イマジンもそれなりに喋る。
関さんの熱いコールと励ましで、息子と一緒に私もつい身体を動かしたり。でもムリは禁物。息子はとても楽しそうに軽々とこなし、鍛えてるなぁと感心。でも認定証は私にw。
ドラマティック・カンパニー十五周年記念公演『居残り佐平次〜次郎長恋の鞘当て〜』千秋楽を観てきた。
遠方からの方、初見の方と久しぶりにお会いした沢山の知人にご挨拶。この熱気がたまらん。

楽は最前列なので、あえて後ろは振り向かず、関さんの落語の声だけに耳を傾ける。今日はいつもより多く回転しているし〜(初日からやって欲しかった^^;)。掛け声の練習も今日は”連続わざ”だが、”必殺技”じゃないの〜?w 練習の声が緞帳の向こうからも聞こえてきたり。関さんに「キンちゃんはどうだい?」って台詞があるが、てらそまさんも本日いらしてた模様w。

楽とあって、役者皆さんのテンションは最高潮。よどみなく流れる台詞の応酬の数々にも感服だ。
特に中尾隆聖と関俊彦の掛け合いシーンは、いつもより長くいつもより弾け捲りで超楽しい(^o^)。台詞アドリブ区別なしに、ごくごく自然にやってるからスゴイんだな。超スピードでハケル関さん、必死で追いかけて連れてくる中尾さんが「忘れちゃった」ときて、関さんの「ハァハァ」にも大笑い。打てば響いて返ってくるやり取り。どんなシーンの中にも、お二人の信頼感や深い絆を感じ入るのである。
台詞後の間にも新たな手法が見られる。特に関さんの”俺、参上”ポーズは客席を一斉に沸かせるので、後の台詞が聴き取り辛かったが、今日は沸かせるだけ沸かせる間を取って余裕が感じられた。

最前列だからこそ分るシーンや表情もいっぱい拝見。
とにかく役者の皆さんのお顔がもの凄く近くて、汗も化粧も何もかもはっきり。特に関さんは客席をぐるりと見渡しながら台詞を発するのが多く、目線がつい合いそうな気分でドキドキv。頭のてっぺんから足の指の先までじっくりたっぷり堪能させていただいた(*^。^*)。
”品川るるぶ”の文字もしっかり読めたしw、1両小判もサイコロもしっかり見えた。

私も江戸っ子の神田生まれなんで、佐平次みたいな生き方にはとっても憧れる。飄々とした調子の良さで小銭を稼ぐ世渡り上手で、困ってる人をほっておけない性分で、誰にも愛され重宝される男で、何でも出来るまさにスーパースター! その骨太で逞しい生き方に人が惹かれる理由は、彼には徹底したポリシーがあるから。曰く「人生を楽しむ!」これに尽きる。だから彼がいると、自分の明日まで楽しく思えてくる。人に”希望”を与える存在が佐平次なのだ。
お芝居が始まる前は散々あちこちで、自分には佐平次は合っていないように思う(中尾さんのほうが合ってる)と語っていらした関さんだが、どうしてどうして。関さんの人柄もさることながら、45年間の人生の極みまで感じさせて、”居残り佐平次”は関さんにぴったりのハマリ役であった。役者・関俊彦の醍醐味がここに集約されていたと確信する。

そんな佐平次が赤木屋に行った経緯はさておき、それまでの彼の生き様が謎である。出来れば彼の素性なり軌跡なりを、ほんの少しでも台詞で匂わせて欲しかった。佐平次という人物や話の内容にも深味と濃くが増すのではないだろうか。
薩摩藩浪士4人のその後の話も中途になっていて気になる。彼らははたして京都へと旅立ったのか、それとも彼らも居残りとなったのかw。

4人とも魅力的人物だし、できれば彼らをメインにした外伝的芝居でも観たいものだ。脚本化するには色々と障壁と問題がありそうだが、私が勝手に創作した話はこうなる。
何だかんだと品川を去った4人は、ようやく目的地の京へと到着する。そこで彼らは、”いのどん”にそっくりな坂本竜馬と偶然に出会い、次郎長にそっくりな近藤勇、大政にそっくりな土方歳三、小政にそっくりな沖田総司と対峙する。竜馬の大らかさに惹かれていく尚平、焦燥感を募らせる立石、危険な道に入り込む半兵衛、京の遊女に溺れる高崎。新選組との確執も深まり、彼ら浪士の人生はどこへ転がっていくのか。
要は、関さんの坂本竜馬、関さんのボサボサ頭の格好と土佐弁が観たい聴きたいのだよw。中尾さんの近藤さんもハマルだろうな。

昨日に続き、今日は花道を去る関さんにも掛け声をかけられ、調子に乗って、ラストの中尾さんにも声をかけた。気持ちイイ〜。これで思い残すことはないw。
中盤のヤマ場口上にも少しは慣れたが、頭の中でまだ納得できないものがある。中尾さん、そして関さんの挨拶には素直に拍手。そして今日は念願だった堀本等も照れながら言葉を開き、客席から笑いと拍手を受けていた。
終演後は、演出家も招いて三本締め。中尾さんが最後に語った「お客様のおかげで勉強させていただいた」という謙虚な言葉に深く頷く。
カーテンコールは2回かな。案の定、楽屋にいったん引っ込んでた模様w。最後の最後は、関さんを中心に会場のみんなで「よいしょっ!」ポーズ。これ、クセになりそう(^o^)。再び緞帳が下がり終るまで、頭を下げている関さんの姿を見つめ続け、最後に波岡晶子さんがこちらを見て笑って下さっているのを拝見。たくさんの拍手で見送った。皆さん、お疲れ様でした。

テンポ良く見どころいっぱいで、役者の演技やキャラクターの個性も抜群に面白くて、飽きることなく何度も何度も楽しめるお芝居であった。
だが座席位置によって、こうも不公平感や不快感を観客に残したのだから、芝居は大成功だったとは言えないだろう。16年目に向けて、DCの課題は色々と残されているように思う。
ドラマティック・カンパニー十五周年記念公演『居残り佐平次〜次郎長恋の鞘当て〜』をまた観てきた。
楽も関さんの落語が観れないと嘆く私に、知人が観れる座席のチケットを譲ってくれた。ありがとうです。ホント、今回のお芝居には良い座席だ。自分で取ったチケットより、人から頂いたチケットのほうが観易いなんてね^^;。

おかげさまで、冒頭の関俊彦の落語をバッチリ観れた。何しろ関さんがどんな頭をして喋ってるのかも分らなかったから、短髪鬘が新鮮に見えた。表情豊かに流暢に喋り捲る関さん。掛け声の練習も、今回は気分も新たに声を出せた。そして後半は、佐平次がどういう経緯で”赤木屋”に遊びにやってきたのかも判明。前回はコレが分らなかったから、舞台本編にすぐついていけず。
そして何と、今回から回転台が追加されてたっ! 
回る、回る〜。関さん、回転台のテレビのように楽しく回ってくれる。これで今回アノ席にいた人は、少なくとも関さんの前面を2回は^^;拝めたハズ。いや〜、ラッキーだったね。逆にそれまでアノ席で1回こっきりの観劇だった人は不運としかいいようがない(^_^;)。
まぁ、私だけじゃなかったということだ。アノ付近の座席に不満を抱いてた人は。アソコに座った人にしかこの鬱憤は分らないもの。DC側も少しはアンケを読んで、少しは舞台に反映させて進歩しているようだ。やっぱアンケに書くべきだね。

アノ席からではよく見えなかったシーンも、今回はバッチリ観ることができた。
遊女たちの踊りもこんな感じだったのね。花柳路太のさすがのプロの舞いもじっくり堪能。ただ、音楽の選曲をもう少し考えたほうがいいように思う。
「50枚」のところの佐平次の姿も、ダンゴのシーンも、ようやく目にすることができた。
中盤での口上も、中尾隆聖の最初の「お耳汚し」という言葉で、ちょっぴり不快感がおさまる。座席の位置によって、観るほうの感情もこうも変わっていくのだねw。
横長の舞台セットが3つの部屋に区切られているが、前回の席からだと、遊女部屋の空間がはっきり認識できなかった。今回ようやくその部屋の間隔が判明。

表舞台は大まかに次郎長一家と薩摩藩浪士とに分かれるが、面白いのは浪士側のほうかな。
次郎長側は、大政の酒井哲也が男前で生真面目でカッコイー。久保田隆の小政はお調子モンのムードメーカー。
浪士側は、関根宏次と大城徹のBLぶりに笑い。大城くん、やっぱり貴重な受け顔だわw。堀本等は、一見渋いのに、中味も喋り方もどんどんグーリー化(笑)。実はキーマンだった川島得愛は、緩急の演技が抜群。大柄だし、殺陣も舞台に映える。かわしーの歌は男臭くてイイ声で、3人の踊りと共に思わず手拍子。そういや、かわしーは『仇討』で関さんを窮地に陥れた役だったが、今回かわしーが起した2度の窮地を関さんの役が見事に切り返したわけで、実に爽快だった。

関さんがかろやかに歌ってたアノ歌は、前回の私には村下孝蔵の「陽だまり♪」の歌に聞こえてしまった^^;(ホントは違う歌)。5年前の『陽だまりの樹』繋がりなのではと思い込んでw。
そしてチョコチョコと小走りする関さんを、まるで”ネズミ”のようだと友人は言ってたが^^;、これも『ねずみ小僧』が浮かんでしまう。つまり、関さんのどれもこれも、DC15周年記念に相応しく、過去に上演された時代劇作品のオマージュなのでは、と勝手に解釈するのであるw。

そして気分一新。かけ声をかけ易い位置も幸いして、最後のシーンでタイミング良く、声をかけることができた\(^o^)/。これで思い残すことはないw。

ところで、物販のDVDが300枚限定で金曜夜のうちに完売御礼になっていたとか。これも販売方法を変える時期だね。チケットを予約した人には、発送時に一人1枚引換券を付けておき、入場時に引換券と代金を払って購入させるとかね。落選の人にも一応送る。それ以外の一般用でも200枚程用意しとき、更に通販も考えれば、数量の予測もつきそうなもの。慌てて買いに走る必要もない。
このへんも辛抱強くアンケとかで要望を出さなければ、DC側も動きはしないだろう。

開場前に関さんの御両親の姿をお見かけする。お父様の立ち姿が関さんの姿と似てる〜v。
終演後の出口にスタッフが一人いて改善されていた。やれやれ。
今日の観劇が無かったら、明日の楽は重い気分で行くことになってたが、ようやく少し元気が出た。明日も友人知人と一緒だし、最後まで見届けようと思う。
来年のDC公演は、TARAKO氏の作・演出作品。どういう縁で繋がったのだろう。とにかく、いつもの小ホールなのでほっとする。
夜から、蜷川幸雄氏演出舞台『カリギュラ』(Bunkamura)を観てきた。
2回観る予定はなかったが、行って良かった。前回よりは前のほうの左サイドでとても見易い。前回見逃していたカットや役者の表情もより鮮明だ。

何度観ても奥が深い。彼らの論理的な会話劇は、全て”真実”をついているから、聴けば聴くほど理解し納得させられる。この感覚は丁度アニメ『銀河英雄伝説』の台詞を聞いた時とよく似ている。ひとつひとつの言葉が、水が砂に染みこむように、ゆっくりと私の身体と脳裏にまわってくる。まるで”毒”のように…。

小栗旬のカリギュラは、どんなに残虐非道で常軌を逸していても、嫌いにはなれない。カリギュラの仕出かした罪は憎むが、カリギュラにはどんどん惹かれていく。カリギュラの暴走は理解できないが、カリギュラの考えは理解できそうなのだ。
「彼と似たものが私の中にもあるんです」とシピオンが言ったように、私の中にもカリウスと似たものがあるのだろうと自覚する。かといって、シピオンのように受け入れようとは思わない。

そんなことを思いながら、二人の別れのシーンでシピオンが「愛していました」と去った時、ふっと熱いものが込み上げそうになった。役者の渾身の演技が感情を高ぶらせたのか、シピオンとカリウスの心情が理解できたからなのか。
鏡を割るシーンや雄々しく叫んで散っていくシーンも、前回より私の心を激しく揺さぶってくれた。キャラの心情を前より理解できたということか。

若手役者の台詞のテンポが、水曜よりもほんの少しゆっくりになっていて、前より聴き取り易く咀嚼し易くなっていた。動きも少しメリハリが出てきたように思う。初日は観てないが、たぶん着実に上達してきて、これからも更に進化を続けるのではないかと期待させられる。長丁場の舞台はこういう面白さが味わえるから好きだ。出来るなら今月下旬にもう1回だけ観たいとこだが、取れないだろうし残念。

カリギュラが小栗旬だから、彼に惹かれるのだろう。今回は特に小栗くんの”目力”に釘付けになりゾクゾクときた。シピオンに優しい言葉をかけ共に詠いながら、突如残忍な目を光らせるシーン。お芝居口上中でセゾニアが突然早口になる時、ポーズをとっていたカリギュラの左目だけが愛嬌たっぷりに開き横目で見るシーン。”暗黒”と”明朗”、その二つを自由気ままに振舞っていたカリギュラのまさに魅力開眼といったところ。

それにしてもカリギュラに最初の一太刀を浴びせたのが、あの”カワイコちゃん”だったとは。貴族の中で誰よりも可愛がっていたのも、仲間を裏切り告げ口した彼を言いくるめて咎めずに帰したのもカリギュラだったのに。まるで裏切り者ユダに「行って、お前はすべきことをすればいい」と帰したキリストのようだ。そう、キリストと対極にいるハズのカリギュラは、実はキリストと似たようなことをしたのだ。これぞ、カリギュラが神の領域に達したことを示していたのではないか。
それなのに、ユダは真っ先にカリギュラを刺していく。みんなから串刺しにされ、絶叫しながら突っ伏したカリギュラだったが、まるで十字架にかけられたキリストの姿とも重なって、虚しさと哀しみがこみあげるのであった。
ドラマティック・カンパニー十五周年記念公演『居残り佐平次〜次郎長恋の鞘当て〜』を観てきた。
地元からバスでたっぷり1時間強。久しぶりのこの劇場はやっぱり遠い^^;。
花壇はあれこれと賑やか。予想通り関さんには『電王』からも。
パンフとサイン入りポスター、メイキングDVD(DC会員値引き)を購入。3月の北海道旅行が完売御礼になってたのには驚いた。
観る前に、初日を観た知人から難点を色々と伺ったので、心構えは出来ていた。知らずに観たら、ぶち切れるトコ^^;。

品川の遊郭を舞台に繰り広げられるにぎやかな人間模様。
劇作家・水谷龍二氏が書かれた、≪居残り佐平次≫という古典落語を柱に構成された娯楽時代劇。

冒頭、関俊彦の落語から始まるので期待していたが、これがもうサッパリ(-_-;)。何を喋ってるのか、内容が全く頭に入ってこない。これは関さんのせいでは断じて無い。落語をさせる場所を誤った演出家の責任である。
とにかく関さんの顔が全く見えない(~_~)。目に映るのは関さんの後ろ姿のみ。DCのロゴが入った羽織に、関さんの丸いプクっとしたお尻、正座をする関さんの組まれた足袋裏。そんだけ〜。そんだけの為に約10分間。仕方ないので、関さんの”尻”を堪能するほかないw。
関さんの顔も表情も身振り手振りも見えない中、関さんの声は耳に入るが、話す内容は宙を舞って消えていく。私は落語テープを聴きにきたのではない。ナマの落語なら、話し手の顔を客に満遍なく見せるのがスジではないか。どうして誰もが見える舞台上でやらせないのだろう。どうも”花道”の使い方を間違ってるとしか思えない。
冒頭の場所が改善されない限り、関さんの落語はなかったものと脳裏で諦めるしかなさそうだ。

そして中盤、盛り上がったところで、突然の役者挨拶にも面食らう。それが済んだ後は、何事も無かったように、前回シーンのオサライから再開。
まるでテレビ番組がよくやる「山場でCM」のようで、不快感を起こさせる(~_~;)。これにいったいどんな効果を期待しているのだろう?役者たちは楽しんでやってるのだろうか。客の立場としては、話の流れを楽しんでる時に、いきなりのぶった切りで裏切られた気分だ。役者の挨拶だって頭に残らず殆ど上の空状態。その後は元の位置に戻って再開したとしても、話にはなかなか集中できない。

どれもこれも役者や作品を第一に考えるあまり、観客サイドが全く念頭に無い演出方法に問題がある。十五周年もお客様のおかげだと考えるのなら、観る客に不快感を与えないかどうか少しは考えていただきたい。最初から最後まで、すかっとした楽しいひと時を提供して欲しいものだ。

それ以外は、思わず笑いや拍手や手拍子がこぼれるほどに痛快だった。
話の内容や展開というより、キャラクターの個性と、役者の力量のおかげだろう。DCの役者は皆さん、カツ舌も良く台詞回しも上手く、時代劇にも慣れてるし、キャラをしっかり把握され、演技もずば抜けているから安心して観ていける。
ことに主人公・佐平次を演じた関俊彦は、飄々とした雰囲気の中にも”花”があり、舞台を鮮やかに彩る。次郎長役の中尾隆聖は軽妙な中にも重厚さがあり、舞台をピリっと引き締める。そして二人の掛け合いといったら、息もリズムもぴったりで絶妙な味を醸して、何時間でも拝んでいたいものだった。

関さんは、和洋問わず歌い(都都逸もあり)、踊ったり、脱いだり、駆け巡ったりと、神出鬼没のごとく魅力を振りまく。愛嬌ある百面相もたっぷり。名乗りも必見w。そしてお風呂のシーンで、ちょいと関さんの白褌とおみ足も拝めた。

あとは、花道で去る時に、いかにカケ声をかけるかだ。ホントなら拍手の前に「よっ、にっぽんいち!」とかけたかった。それぐらいラストは格好良く決まってたね。

今回はキャパが広くて、平日昼のためか、こっち側の後方座席はガラ空き^^;。当日券の座席のほうが見易そうだがw、それでは前売券を買った意味がない。

終演後、アンケを渡そうと尋ねると、出口のスタッフに渡して下さいと言われる。階段を降りて出口に行けば、スタッフは誰ひとりいないじゃん(~_~)。ウソツキ〜。楽屋口付近で役者の知人が集まってるだけ。仕方なくロビーまでまた戻って渡したが、こんなにロビーにスタッフがいるのに、誰も出口に配置しないなんて呆れた。長年観劇してきたが、出口にスタッフが誰もおらず、アンケ箱さえ置いていない芝居に出くわしたのは初めてだ。
こんなところにも観客軽視が現れているとしたら残念である。最初から最後まで散々な芝居であった。楽日もどうせ関さんの落語は観れない座席だし、行くのにも躊躇しそう^^;。
蜷川幸雄氏演出舞台『カリギュラ』(Bunkamura)を観てきた。
当日券組もびっしりで(立ち見?)、殆どが女性客、パンフもトイレも混雑していた。
座席は1階後方。オペラグラスで表情は分る。

愛する人の死後、暴虐の限りをつくす皇帝の生き様を描きながら、人の生き方や世の不条理を追求する話。
蜷川シェイクスピアにすっかり慣れてしまったので、笑いやユーモアが殆ど無い、内包的で混沌とした凄まじい世界観はとても辛かった。今回は蜷川さんお得意の通路を使った演出もなく、ひたすら舞台上の皇帝カリギュラを見つめ理解しなくてはいけない。

カリギュラの紅キュアの爪を見ながら、彼は”悪魔のような天使”なのだと思う。狂ったように命令し、人を殺し、国庫のために財産没収、食料庫を閉鎖し、公営売春宿を活発化させる。悪魔というべき残虐非道ぶりで、人々に絶望と恐怖を与える。しかし程度の差こそあれ、今の世でも戦争や汚職や犯罪で庶民を地獄に追いやるのはトップなのだ。カリギュラはその行為を、神々や不条理への反抗心でやっている。「永遠不滅はない」カリギュラは実は子供のように純粋で無垢で一途で、真実を好み嘘が嫌い、遊びと演技が好きな、天使のような心を持っているのだ。
対して貴族たちは、善良で従順で気弱に見えるが実は大嘘つきの卑怯者だ。強いられて哀しみに大笑いし、おべっかと過大評価、逃げたり裏切りもする。彼らこそ”天使に見える悪魔”かもしれない。

舞台の宮殿は一面鏡張り。役者は逃げ道もない。その鏡は、横を向く人物や後ろを向く人物の表情や動きまで露にする。人の心の表と裏、良心と悪心まで映し出す。ネオン管が赤青黄と明るくなると、何と客席の人物まで鏡に映ってしまう。そこでカリギュラが「民衆ども」と言い放つが、我々までもがこの舞台の登場人物に思えてくるから恐ろしい。
鏡張り装置を隠すのに手間がかかるのか、暗転は少ないが、暗転の間が長かった。

カリギュラ(カリウス)の小栗旬はチラシと同様に、殆ど素っ裸で肉体美を披露。ナマ尻までも存分に味わえるからたまらんw。尻を出したまま暴言をはかれても可愛いだけだし。”オールメール・シリーズ”じゃないだろうが、女装までこなしダンスのサービス。これには会場も呆気にとられて笑い。聞き取れない台詞もあったが、威風堂々とした迫力や繊細な表現などは圧巻。ことに狂気のような眼、首を振る仕草など、ゾクリと魅了させる。
シピオンの勝地涼は前半は台詞もよく聴き取れず存在感も薄い。中盤から真面目で誠実な演技の中に、純真で人間的な魅力を放つ。
ケレアの長谷川博己は理知的で冷静な言葉がとても聴き取り易く、安定感ある演技でほっとさせる。
エリコンの横田栄司は野生的で豪快で男臭い演技で、場を生き生きと引き締める。
若村麻由美のセゾニアは美しいだけでなく、紡ぐ台詞も綺麗で分り易い。
貴族の一人、磯部勉は、その渋く男前な声だけで目立ちウットリさせる。残念だったのは月川悠貴で、あれだけの出番と台詞に物足りなさを感じたのは私だけではないだろう。

4人の男に焦点をあてると、カリギュラ「総受け」。誰もがカリギュラを愛しながら、ケレアは排除しようとし、シピオンは受け入れようとし、エリコンは一途に守ろうとする。誰もが己の中にもカリギュラと同じ”天使”の心を持ちながら、其々の生き方を見せる。
だが二幕目のカリギュラとシピオンの会話はカリギュラ×シピオンで、まるでBLシーンのような激しさと美しさだ。静かな中に噴き出すような台詞の応酬、頬と頬が触れ合い、ゆっくり強く抱擁していく二人。勝地くんの陶酔する横顔に見惚れ、小栗くんの力の篭った腕に火照る。二人のこのシーンを観れただけでも満悦。
そういや頬と額、唇と頬、唇と唇が触れたり、抱き合い寄り添うなど、肌の接触シーンがやたら多かった。誰もが人の肌のぬくもりを求め、優しさと癒しを求める”孤独”な魂だったのだろう。

難しい話だったが、人物ひとりひとりの魅力と新たな発見を求めて、もう一回観る予定だ。
4人の男というと『最遊記』が浮かぶが、カリギュラ・キャラを当てはめると面白い。シピオン→悟空、ケレア→八戒、エリコン→悟浄とすぐ重なるが、そうなるとカリギュラ→三蔵となるんだろうか^^;。暴君とクソ坊主w。

観劇予定のチラシを色々持ち帰り。『TAKE FLIGHT』『遙か』(新バージョン)『BLUE SHEETS』などなど。

 ̄ ̄ ̄
日曜TBS『情熱大陸』は「役者・小栗旬」に密着。
舞台裏でも出るかなと期待したが、『お気に召すまま』はあったが『カリギュラ』はポスター撮影のみ。しかも時間延長で、次回は後編を放送するという。
それにしても今をときめく大人気の小栗くん。びっしりと書き込まれた過密スケジュールで可哀想になるくらい。意外と古風で真面目で何事にも全力投入な小栗くんは、ひとつの役に没頭できず葛藤と眠れぬ日々が続く。
声優としても活躍中で、アニメ『湾岸ミッドナイト』会見とアフレコの模様も映ったが、会見で小栗くんの隣にいた三木眞一郎の顔がズームアップ(^o^)。何やら頷いていた三木さん。三木さんがテレビ画面に大写しになるとは、これも『ガンダムOO』の効果だろうかw。


そのガンダムのラジオ番組『ソレステOO』で、ゲスト出演された三木さんが東地宏樹の話題をしていたので、聴いてみた。
タクシーに二人で乗り込んだ際、東地さんが運転手さんに「前の車、追って下さい」とイイ声で話し、まるで刑事モノみたいだったと(笑)。東地さん声のマネもして、「東地くんの声にロックオン!」と言う三木さんもイイ声だ。
遅ればせながら、10日はアニヲタ雑誌発売日。

★Newtype 12月号
お目当ては『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の全サ図書カード。裸のカヲルくんがいるからv。劇場版のテレカも買ったけど、カヲルくん小さかったし。
本誌の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』でも、レイとカヲルがプッシュなのかw。

OVA『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』で2ページ。これも早く雑感をアップさせないと。塩山紀生氏作画のこのキリコはちょい若々しくて男前で格好良い(*^^*)。ページを捲ってた息子まで、キリコをカッコイーと言ってくれた。
BANDAICHANNELで期間限定無料配信中の「誕生から24年『装甲騎兵ボトムズ』の魅力を探れ!!」も観てきた。約1時間、監督や郷田さんのインタビューもまじえ、たっぷりボトムズ漬けv。

アート探検隊は、アニメ『もやしもん』を制作している白組を紹介。OPの監督は映画『ALWAYS/三丁目の夕日』を手がけた山崎貴氏。思ってた以上に凝った作り方で面白い。

★アニメディア 12月号
お目当ては、付録の新作アニメベストヒットソング集。前と比べると随分薄くなってきたが、保存版として役には立つ^^;。
付録の藤島康介BOOKも、これまでのアニメを振り返る意味で貴重か。

本誌ではあまり観るところがない。
新番組トレンドウォッチングも、プロデューサーの好みが偏りすぎ。
アニメ年末大そーじは、『REBORN!』と劇場版『BLEACH』と『NARUTO疾風伝』。今までの纏めとこれからでスッキリ?
新作アニメ情報は、Newtypeより観易い。とりあえずキャストが誰になろうと、郷田さん音響監督なので『純情ロマンチカ』はチェック。郷田さん音監で『CODE-E 第2部』もチェキ。『GUNSLINGER GIRL 2nd』がキャスト一新とはビックリ。

で、折込ポスターにもあった『ツバサ TOKYO REVELATIONS』はどーしよ? 黒鋼がカッコイーんだけどw。

★VOICE Newtype No.023
こっちも表紙から『ガンダムOO』だ。どうせならOTHER CHARACTERSの全キャストのコメントと写真も出してほしい。

お目当ては、関俊彦「goes on!」カラー3ページで写真が4枚。髪を切られてサッパリ、いつも以上に男前で爽やかな関さん(*^。^*)。首のペンダントに目がいく。『電王』のモモタロスは刺激が大きい反面、結構大変だったようで。今までの作品を振り返り、これからの舞台について自然なスタントで語る関さん。”情熱””進化”と、役者・関俊彦の魅力を綴る作者の思い入れたっぷりの文章も良かった。
明日からいよいよDC公演『居残り佐平次』開幕。初日に行けないのがホント残念。

小杉十郎太コラム「ちゃらんぽちゃんぽん」。ゲストは『酒とバラの日々』でのパートナー、野中藍。アニメディアにも記事があったが、実はこの番組、聞いてないのよん^^;。金曜深夜といえば『ルビー』で手一杯で、ついつい忘れちゃう。
今号は、関智一をゲストに迎えたコラムが付録CDで登場。小杉さんのブログに、話題に出てきた伝説の”ゴールデンパンツ”がアップされてるよんw。
新連載VOICE OF VOICE。今回は小杉十郎太×ビリー・ブランクスだが、外画吹替えでの微妙な難しさや醍醐味を語っており興味深い。今後このコーナーにどんな声優が登場するのかにも期待。

ルビーにくちづけ号外「ルビー学園」第14号。今回はカラー。関さんの扇子がいいセンスw。

 ̄ ̄ ̄
スーパーで、モモタロスのお面を発見。お店のオバサマはどうせキャラをご存知ないだろうと「赤い鬼ください」と指差したら、「あぁモモタロスね」と電王のキャラを全部ご存知だった。電王だけでなくゲキレンやプリキュアのキャラもバッチリ。もうすぐ還暦だとおっしゃってたが、さすがプロ!と驚嘆させられた。「モモタロスは大人気なのよ」と1個だけ残ってたのを買えてラッキー。

インフルエンザ予防接種を息子と一緒に受けてきた。高くなったなぁ(~_~;)。娘は学校指定の病院で安く受けたので、金額的に助かった。あー身体がちょっと熱い^^;。
日曜朝は”電ゲキ”ターイム!

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』第37話。
ここにきてランのママ登場。ランは社会勉強のため一般の会社に勤めてるってことになってるそう。ゲキレンジャーたちは、そういう親子や家庭の柵を持っていないほうがイイような気もするが^^;。
お見合いで結婚してゲキレンジャーをやめる…ケンやジャンは心配でヤキモキ。お見合い現場に4人が乱入、U良太郎ばりのレツもいいが、グラサンで凄むゴウが意外とカッケーw。
母の「問答無用!」のギャンギャンに逆らえないランだったが、「世界を守ることが私の道」ときっぱり言い、変身して対決の場へ。「あのおとなしくて引っ込み思案だった」って、ランもかなり猫かぶりしてたのねw。

正直、ゲキレン側の悠長なノリはもう結構(-_-;)。興味の対象は緊迫感ある幻獣拳へ。幻獣が13体いて13の流派が幻獣拳。うーむ、よく分らん^^;。幻獣王の星、四幻獣の星に双幻士が2つずつで計16コもいるのか!? 箱の中のキメラ拳のスールはいつ目覚める?バジリスク拳のサンヨはメレを「お譲」と呼ぶ。ロンは幻獣拳の調整者で、メレに血盟の儀式を行う。ロンの呪文が決まる。臨気を解き放ち幻気を受け入れるメレ。異様な雰囲気が謎めいて面白い。

人間どもの悲鳴と絶望が幻気をパワーアップ。サンヨの双幻士ゴウユが登場。幻気のゾワゾワは圧倒的な強さで音を操るのか!? ランの参戦で5人一致団結するも、ゴウユ巨大化で巨大戦へ。
バエにはメレの胃袋はいつも以上に最悪らしい。「メレが変わっても、実況にはノープロブレム」幻気の登場で全く新しいシリーズ幕開けを予見するバエ。
ゲキレン側優勢のところへ、サンヨが登場。重力を操る技で、たちまちゲキレン側を蹴散らす。「軽重どちらも可能なのか」本当の戦いはこれから。

「気持ちワルイのに気持ちイイ」幻獣拳の快感に酔いしれ、ついに幻獣フェニックス拳鳳凰の力を手に入れ変身したメレ。「理央様」とセクシーに呼ぶメレは、まるでラゲクのよう^^;。
サンヨの双幻士のもう一人はシユウで声が真殿光昭。久々に石田さんと真殿さんの共演。シユウの出番は次回かな。

次回。鏡の中から出てきた偽のレツは、目がイカれてるw。変身メレは強いゾ。
男だけのゲキレンジャー4人だと、むさ男臭い^^;(これが電王でもw)。3人の男に抱きつかれるジャンは総受け決定か。
次の電王キャッチ。「最初に言っておく」「錆びても強い!」サビ!?(゜o゜)


『仮面ライダー電王』第40話。
オープニング、初っ端から音が違うと気づく息子。「Climax Jump DEN−LINER form♪」イマジンたちの歌キターっ!(^o^) 最初は関俊彦の声が目立ち、ソロでは関→遊佐→てらそま→スズの順。みんなキャラ声で歌ってるのが嬉しいが、聞くだけで親子で吹きっ! むっちゃ、ムサ男臭くなってるし(笑)。関さんは割と低め、てらそままさきは割と高めで歌いこなす。「イージャン!スゲージャン!」のキンちゃんの声が超目立つw。
完全バージョンも早く聞きたいな〜。イマジンたちのPVも入ったコンプリBOXも買うべきだろうか^^;。

本編はコミカルな面よりシリアスな面が多くなり、新事実が次々と発覚。
侑斗を覚えてるのは良太郎とコハナとオーナーのみ。オーナーも特異点なのか!? 侑斗は特異点じゃなかったと判明。そしてカイも特異点なのか!? 過去には影響されず、さりとて皆と同じではいられない特異点はどの位いるんだろう。
侑斗は分岐点と繋がるカギで、侑斗が消えれば未来はオレの時間、イマジンの時間に繋がる。カイの説明はちょっと分らん^^;。でも桜井さんのいる時間にイマジンが飛んで彼を消そうとしてたことが判明。桜井さんが先行なのか!?

桜井侑斗が存在しない世界は、最高に上手くいったのか?
侑斗を知らず良太郎に憑いたことになってるデネブ。流れるのはピアノマンの旋律か。デンライナーでは食事も美味いし、モモじゃなくキンの出番だと仕切ってくれる。モモの「え!?そーなの!?」カワユ。結果は、カイの挑発にすぐ乗らないキンで正解w。追いかけっこ、だるまさんころんだ、みんなで楽しく出来るしね。
お初のD良太郎は明るくて無邪気で可愛い。デネブにしか見えない佐藤健の達者な演技にも敬服。
愛理は屈託の無い笑顔だし、尾崎は両手に花で、イッセーは子持ち??^^;

でもこれはホントの時間じゃない。実は長くは続かない。カイはこの世界を見せて試していたようだ。良太郎をずっと見張っていて、本当の狙いも良太郎だったようだ。
ゼロライナーと侑斗、再び参上! 「ゼロノスは過去の影響をセーブする。時間はかかるけどな」イマイチよく分らん^^;。消えたあの時、侑斗は変身してなかったハズ。新たな赤いカードを取り出すも、「未来の俺の記憶だけじゃ足りなくなってきた」とまた切ない言葉を残す。

W変身して共闘。「野上、ここはお前に任せる」「う…ん。まかして…」←言い方がダンくんソックリw。
プラットフォームの相手は、劇場版にも出てきたニュートイマジン&ゲッコーイマジン。復活したの!?^^; ゲッコーのスズの声も復活、ニュートは何故か遊佐さん。
てんこ盛りクライマックスフォームに変身。モモの「てんこ盛りの主役は俺だしな」の言葉に、「キモチワルイ」って遊佐&スズが言うかーっ!?(笑)みんな自分が主役だと言って好き放題にアクション。ウラのキックで決めるが、リュウの股開きで「キン」ってw。
過去の冬に飛んだゼロノス。赤いカードは今の侑斗の記憶までも消費していくのか。白い雪の中で、愛理との思い出が侵食され、己の身を赤く錆びさせる。今回最高の出来だったのがこの切ないシーン(*^^*)。
赤いボディのゼロノス・ゼロフォームに変身!錆びても強いw。何故かデネブもデネビックバスターに大変身!バスターノヴァを一斉発射し、一瞬で敵イマジンを粉砕。

勢いで変身しちゃったデネブだが元に戻れず。でも侑斗との会話は今まで通り。芳忠さんの声にエフェクトかかってる。どうやって戻るんだろ?
侑斗から落ちた錆びた鎖。ミルクディッパーでは、侑斗のレシピノートに首を傾げる愛理と錆びた懐中時計。姉さんは侑斗まで忘れてしまったのか。「人の記憶は強くて脆い」「残酷であり優しい」オーナーの言葉が蘇る。
次回。D侑斗に惚れちゃった少女。良太郎と侑斗が遊園地でデート!?

佐藤健が現場にようやく復帰。良かった良かった。しばらくは無理をしないで頑張って欲しい。
平成19年度 防衛大学校『開校記念祭』に娘と一緒に行ってきた。
私は2回目の見学。朝から雨もやみ、曇り空で冷えるがまずまずの天気。
京急好きの娘が品川駅でアナウンスの声に「大原さやかだよ」と教えてくれる。あー、どうりで綺麗な声。京急でたっぷり1時間、やっと現地に到着したのが9時ちょい前。

陸上競技場の見学スペースには既に場所取りが見られ、私も一番前に荷物を置く。が、シートを持ってきてないっ^^;。売店でシートを買って場所確保。ついでにお土産やらあれこれ購入。
学生舎のフリマを覗いたり、早めの昼食を済ませたりと、11時まであれこれ楽しむ。
10時半頃、競技場脇の道に、観閲式参加の学生が黒い服で集まり出して整列。
その中に、旗手のミドリちゃん(仮名)を発見。旗をもった姿を撮影させて頂き、去年も撮らせて頂いたんですよと話すと、覚えていますと笑顔で返される。ホント、女子の中でもとりわけ可愛い人だなぁ。後でお名前もちゃんと判明。

11時より「観閲式」。競技場の周りは見学者でびっしり埋め尽くされ、私もオペラグラスとデジカメを用意。20分前には競技場の中に学生が整列し、左から吹奏楽隊、第1大隊(赤)、第2大隊(青)、第3大隊(緑)、第4大隊(橙)の順。
15分前に観閲官指揮官が入場し、指揮官に対し敬礼。整列休めの状態の中、来賓の方が入場。マイクロバスで計5台。どんな偉い人たちなんだろう。壇上には錚々たる面々が座り、中には在日米軍司令官の姿も(夏に一緒に撮影した方だ)。そういった間も学生達は微動だにせず整列のまま。

11時、観閲官(防衛大学校長)に対し栄誉礼。国旗入場、国歌演奏中は、見学者の方も起立だが、立ったまま撮影はOK?^^;
観閲官がジープに乗って、競技場周囲をひと回り。学生たちが次々に礼をする。壇上に戻ってきた観閲官から祝辞。55回目の開校記念祭で、開校祭テーマ「凛」に向けたお話だった。観閲官が着席した後、観閲行進準備。
その間、祝賀飛行で陸海空自衛隊から3機の航空機が高い空を飛来。あっという間。でも降下訓練は天候不良で中止。
観閲行進で4隊が競技場外へ去って行くが、手前が第1と第2で、向こうのラグビー場側の第3と第4がよく見えない。
その後、観閲官が起立し、観閲行進が再びスタート。吹奏楽が入場し、国旗と校旗が入場した後、第1大隊から順に入場してこちら側を行進する。中隊長の出身校までアナウンスするのか。一糸乱れぬ統制美に目が釘付けになり、娘からは思わず「カッコイー」の言葉がもれる。ミドリちゃん(仮名)もいたっ。重そうな旗を綺麗に動かして凛々しかった。いっぱい写真を撮ったけど、やっぱ望遠じゃないとムリ^^;。
観閲官が着席して、観閲行進は滞りなく終了。

その後、儀仗隊が行進。女子も含めた47名で、銃は4kgの重さ?去年はビデオ映像で観たが、見事な演技(ファンシードリル)が繰り広げられ、ため息と共に見惚れた。ラストは右手空をめがけて一発集合射撃。すごく美しくて格好良かった(*^^*)。

終了後は競技場からいっせいに散っていく見学者たち。娘と一緒にブラブラして時間をつぶす。茶道部でお茶とお菓子を頂いたり、第3学生舎和室で親子で学生服試着と撮影。娘のほうがカワイイじゃん。
その部屋で女子学生から色々話を伺う。学生服は男子と同じ作りだが、腰の辺りが締まっているとか。女子1年生はショートカットが決められているが、2年生以降は伸ばして結えてもOK。全国各地の学校出身で、普通科からの人も珍しくなさそう。女子は安全上の理由で棒倒しに参加できないが、女子がもっと増えたら女子だけの競技もあればいいねと話が弾む。今年の開校祭で目立ったのは、女子学生が去年よりうんと見られること。スカート姿の女子も少なくない。娘は同じ学生の立場で、興味深々で質問やお話を伺っていた。
そうこうしてるうち、第3隊では男子学生たちが闘いに向けて意気揚々と連呼、第4隊では突っ込み飛び上がりの練習で、棒倒しに向け炎を燃やしていたw。

14時から「体育祭 棒倒し競技会」。防衛大学校では最も勇ましく激しい伝統的な競技会だとか。みんな数ヶ月前から練習をして、各大隊の「名誉」「誇り」をかける激闘らしい。ラグビー場側まで見学者でびっしりひしめく賑わいだ。
先ず、優勝旗返還。前年度優勝は第2大隊(青)で、準優勝の第1大隊(赤)。
4個大隊のトーナメント形式の予選で、第1試合は第1大隊vs第3大隊。赤と緑の旗と共に選手が入場し、点呼、口上が読み上げられる。上が大隊カラーのシャツ姿の選手が攻め(遊撃・スクラム・突攻)で、上が白シャツで下が緑の選手が守り(棒持ち・サークル・キラー)らしい。裸足の足や手の指に白いテーピングを巻いていて、練習の激しさも物語る。
試合開始。まぁもの凄いっ! 敵側の棒を倒すべく、跳びつき、蹴り倒し、取っ組み合い、上も下も激しい戦闘が繰り返されてもう無茶苦茶^^;。緑がいい攻撃スタートをきってたが、赤が粘ったというか、「あ…あーっ…」と見学者の興奮声の中で、緑の棒が倒される。赤の勝ち。闘い終った後の選手たちは、泥だらけで、服がボロボロで上半身裸の人もいる。スゴっ^^;。
予選第2試合は、青の第2vs橙の第4大隊。試合開始直後、橙が旋回して突っ込むも功を奏さず、青のパワーがいち早く橙の棒を倒す。1分20秒と速っ。橙の選手の中に肩を外した人もいた模様。

3位決定戦は無いのかな。決勝戦までの間、少林寺拳法部12名の演舞が披露。続いて応援団リーダー部の演舞。ワッショイ、防大応援歌第一と学生歌が披露された。

決勝戦は、赤の第1vs青の第2大隊で、去年と同じ対戦。エールが送られ、試合開始。とにかく凄まじかったが、力が拮抗してるのか、予選より時間がかかる。その迫力はデジカメではとても撮れず、ムーブにして撮影。隣の家族はどうやら息子さんが青の生徒らしく、青の試合中はいっぱい応援。ガンバレーガンバレーの中、青の生徒が棒の上に乗りそのまま倒れていく赤。
整列する選手たちは予選よりも凄まじい戦いの痕跡。タンカが出てきたが、青の誰かが怪我したのだろうか。みんな泥だらけだし、シャツがボロボロで肌蹴てる人も多い。涙ぐむ青の生徒もいる。青は攻めは弱いが守りは強いと後方の見学者の声。
そのまま表彰式で、青と赤の代表者6人へ学校長から優勝旗などが贈られる。
予定より30分早めに終了したが、とにかく凄まじかった。この競技ってある意味、男の”征服欲”を満たすものなのかもね。

見学中は陽が一時あたったりもしたが、座り続けで冷えて、トイレにはしょっちゅう行った。第3学生舎のトイレが綺麗だが、競技場に近い1号学生舎のトイレを頻繁に利用。
競技終了後はすぐに正門へと帰る。グランドフィナーレも観たかったが、早く家に帰って食事も作らなきゃね。帰りの直行バスは押し合い圧し合いの混雑だが、その後の京急線は順調。快適な新型車両の中でぐっすり寝てしまった。

 ̄ ̄ ̄
大原さやかさんって、京急だけでなく他の路線や駅でもたくさんアナウンスをされていて、大原さんファンのみならず、テツからも相当な人気と認知があるようだ。大原さんのブログで”ダンくん”立体ケーキも見た。石ダン、愛されてるなぁ。
Studio Life FCイベント『The Grand Life』へ行ってきた。
駅からスカイウェイ直結の場所なので、雨に濡れなくて良かった。
恒例となった年末イベントだが、ロビー&会場のもの撮影全部禁止と年々規制が厳しくなる。
会場にてclub LIFE特製グッズ発売。5作品ポスカと、劇団員写真4枚セットを買う(笠原さんと大くん)。特典付き撮りおろしカレンダーはどうしよう。
今回は座席指定。抽選で前から2番目と見易くてラッキー。開演前にスクリーンで今年の作品ダイジェストが流れる。

司会進行は、グレーの燕尾服の林勇輔と曽世海司。この二人の流暢でピリっとしたトークは無敵だねw。
会場の拍手の中、Studio Life Guys総勢32人(?)が、客席後方扉から2手に分れて登場、通路を歩いてステージへ。皆さん、黒や白の燕尾服やスーツに赤や黒のリボンタイとパーティ風。
最後に、王子こと笠原浩夫。司会二人から「久しぶり」「生きてたんですね」「太ってるぅ」とキツイ歓迎w。ホント、少しふっくらしてる笠原さん^^;。
欠席者のビデオレターで、及川健とか姜暢雄。拝めないのはちょっと残念。

「2007年を振り返って」5作品の出演者が作品ごとに余興をする。
★『決闘』8人が出揃う。司会からスクリーンの「静止画が綺麗」若いから「お肌ピチピチ」w。
「借り物決闘」カードのお題のものを皆様から貸してもらうゲーム。”バレリアン”で黒コートとはね。”すごい男の人”はホントすごかった。茨城に続き仙台ネタ。東京タワーの写メもスゴッ。優勝者は連れてこられた二人に決定。お礼はケットウ値を上げるチョコレート。
★『孤児のミューズたち』5人+林さん。スクリーンの小さい時の写真を見ながら其々が「家族ネタ」でプチトーク。
倉本徹のは1歳前の白黒写真。「戦前」「焼夷弾が落ちてきて」(笑)。同じポーズを自分の息子さんもされるそうで。
岩崎大のは現代風で可愛い。「大は目を整形したんだね」(笑)
石飛幸治は3歳位で増毛の海。「北海道でも短パンはく」w。
欠席の楢原秀佳だが、小さい頃から「そのまんま」ですぐ分る。
小野健太郎は女の子みたいで、女装させらてたそうw。
林勇輔は可愛い赤ちゃんで手編みの帽子。一応カラー。
最後に「ジュニ7は殆ど整形してる」(笑)と曽世さん。
★『Romeo&Juliet』セレクトされた8人のラブハンター。
個人別で「恋のからまわり」をプチトーク。やたらホワホワしてる音楽がたまに話をぶった切るw。
船戸慎士の晴れやかな歌、山崎康一のイエイ〜!が印象。
司会がわざとらしく「ステキな」「胸がキュンとなるストーリーでしたね」(笑)2人の独断と偏見で「お説教部屋は甲斐さま」フレッシュに戻って一からやり直し^^;。
★『WHITE』(新人公演)←これだけ私は観てない。
カレンダーガールの若い8人が登場。その中にピンクのチーフを首に巻いた甲斐政彦が、皆に混じって何とか踊りに入ってるw。
冨士亮太と政宗が司会から「先輩になったね」とイジられるw。マイクなしで其々自己紹介。甲斐さんも「一から出直します」と宣言。カレンダーガールは知らず、40なので足腰がとテンションの違いを語る。
★『Daisy pulls it off』2007年の幕開けは、出演者の殆どが女子高生というこの作品から。
『ドラキュラ』でもあった、裏ビデオのDaisyバージョン「BORDER II」をスクリーンで流す。撮影編集は倉本徹さん。
「BORDERで動き回ってるのはまぎれもなく女子高生たちでした」とテロップ。”ボーダー”とは役になる瞬間(境界線)。でも今回は裏でもみんな女子高生に見えて、表よりも女子高生だったかもしれない。
Daisyチーム6人登場。え?笠原さん。
笠原さんは初演でシビル役だった。写真見て「細かった」w。「イイ話でした」と何度も繰り返す。
牧島進一は初演再演ともベリンダ。出番無い時はパネルの裏だった。
山本芳樹は再演で初の女子高生役。ノープランで、出の時「あ、オレや」と言ったとバラされる。緊張のあまり、鼻フガフガのキャラになったらしいw。
深山洋貴はトリキシー。パネルがピチっと合った時は気持ち良かった。
藤原啓児が「結構感動した」「色んな意味で楽しい作品」と締める。倉本さんにはみんなで「また録って下さい」。

スクリーンに「手塚治虫×倉田淳」そして『アドルフに告ぐ』。
このコーナーを担当する藤原さんは、さっきも「じょすこうせい」と噛んだがここでも「てざ…」と噛むw。
倉田淳を招いて話を伺う。第二次大戦やナチスでは『死の泉』『パサジェルカ』に続き3作目。スクリーンの写真で振り返りながら語る。『死の泉』は観てないが、深山さんを「永遠の半ズボン」と言ったりw。
倉田さんは『アンネの日記』から入ったが、タイトルが分らない手塚先生のある作品が忘れられないそうだ。ぐいぐい惹かれてしまったと、言葉から宿命や縁を感じさせる。今の人も忘れてはならないもの、と締める。
展望は、膨大なお話を2時間40分に纏めた。3人のアドルフが出るが、ヒトラーによって2人のアドルフがどのように運命を変えられたか。人間ドラマだが、「命の尊厳」がテーマであり、そこへ辿り着きたい、辿り着かねばならない。熱く語ってから、ステージを出る倉田さん。
途中で河内喜一朗からキャスト発表。Ehre(エーレ)とMut(ムート)の2チーム。登場人物が多く、他の役もやるので、みんな出ずっぱりだと河内さん。

河内さんから、2008年公演予定を発表。
4/17からサンモールで『夏の夜の夢』再演。地方公演で札幌も。大阪九州も?
8/28から紀伊國屋ホールで。11/28から銀河劇場で。どちらも新作。
7/2から若手公演で『TAMAGOYAKI』。
2/28から銀河劇場&テレビ東京&Studio Life共同プロデュース公演で、吉田秋生の『カリフォルニア物語』。吉田氏作品の舞台化はAxleの『BANANA FISH』以来かな。
来年は手塚治虫生誕80周年記念で、そのスタートとしても『アドルフに告ぐ』は成功しなければなりません、と河内さんは語った。

お仕舞いは、広いロビーで劇団員全員とハイタッチ。
客席にこんなにいたんだというぐらい女性陣が周囲をぐるりと囲んで、その真ん中から劇団員が一人一人を猛スピードで回ってハイタッチ進行。お気に入りの団員とのハイタッチはやっぱり嬉しいねv。「頑張ってください」と目を見て笑うのが精一杯だけど。笠原さんとも久しぶりなので良かった。しばらく間が空いたり、最後のほうは団員もローテンション。山崎さんは疲れてたし、曽世さんは顔に汗びっしょり。林さんで終わりかな?と思いきや、深山さんがまだだった。とにかく全員とハイタッチを済ませた。皆さん、お疲れさま〜。

その後、物販で張り切る笠原さんがいたり、出演者がチケットを売っていたりと、ロビーはまだまだ賑やか。
帰りに『アドルフに告ぐ』キャスト表を貰う。観劇前までには手持ちのハードカバーの原作本も読まなきゃ。でもこれに笠原さんや大くんが出ていないのが残念だ。
今週買った本なぞ。

★月刊ランティエ。師走/睦月の合併号
初めて手に取った雑誌だが、近くの書店で1冊だけ残っていた。

お目当てはSTAGEページの落語家・立川志らくが選ぶ今月の3本。その中のひとつがDC公演『居残り佐平次』だ。
髷に着物姿の関俊彦&中尾隆聖のカラー写真。本の中でお二人のこの姿を見るのは初めて。関さん、凛々しくてカッコイーv。
志らくさんの噺家としてのコメントが興味深い。佐平次は落語界のスーパースターなのか。以前、明治座で上演された舞台の感想や今回のDC公演に寄せる期待を書かれていて、私もあらたな見どころができた。

その下に『恐れを知らぬ川上音二郎一座』。
シアタークリエのこけら落としで、堺雅人や戸田恵子お目当てに半年前からチケットを予約。先週届いたチケットの座席はまぁまぁw。こちらも2回観るのが楽しみだが、上演時間が4時間と聞いてちょっとウンザリ^^;。

新旧「鉄道博物館」今昔物語。
旧・交通博物館と鉄道博物館の大きくて綺麗なカラー写真がいっぱい。旧・交通博物館は何度か行ったので、写真のどれもが懐かしい。特に館入口にあったD51と新幹線の先頭部や、パノラマ模型運転場。ライトアップももう見れなくて、昭和の時代の大切なものを失ったような気分。
埼玉・大宮の鉄道博物館へは私はまだ行ってないが、巨大な規模と数とリアルなのが写真からも伺える。D51シュミレーターは何時間待ちなんだろう? どれも凄すぎて、博物館というよりアトラクション化されてるのが気がかり。
ちなみに私の定期入れの表はD51、Suica柄はピカチュウ。併せて”デゴチュウ”(^o^)。

★てれびくん 12月号
『仮面ライダー電王』全サDVDは先月号で申込んだから、届くのを待つばかり。
付録はもう作らなくていいと言ったのに、職人魂の息子が「ぎゅんぎゅん爆走!キングライナー」を1時間もかけて作り上げた。モーターでホントにぎゅんぎゅん走るんだぜw。

綴じ込み付録で、「電王&ゲキレンのスタンプ」は年賀状に使えそう。「銀ピカ!!Wゲームカード」に、イマジンと良太郎5変化が映っててイイかも。
お目当ては、全サの「電王&ゲキレン キラキラ!!年賀状」。イマジンたちもいるし(バエはいないけど^^;)お正月に届くように早速申込まなきゃ。

1月号の付録もスゴイ。目玉は「電王 超クライマックスかるた」。侑斗やデネブやオーナーもいるし、コレクションとしても嬉しい。でも息子は「Wヒーローぐるぐるラリー」が欲しいって。また時間をかけて作ってくれるかな。親子で10年過去にタイムスリップした感覚だわw。

雑誌の内容は、ネタバレし過ぎっ^^;。モモタロスのまんがはオモロイ。
ゲキレンは毎週イベントがあってイイね。

 ̄ ̄ ̄
NZで結婚生活をしている親友のNさんが東京に里帰りしてて、久しぶりに電話。親や家庭のことを語り合った。頑張ろうね、お互いに。
モーニング『ジパング』航跡333。
センターカラーに久しぶりに草加拓海(*^。^*)。これだけでレジに持っていっちゃった。
見開きページには「ダニエル書」の言葉。いきなり旧約聖書を出すなんて、どういう意図があるのかな? ダニエルさんを草加タンと重ねているんだろーかw。

今回はまさに”草加祭り”。私の中のサブタイトルは「草加、立つ」。もしくは「天使のような悪魔」(マスターキートンのパクリw)。
それより草加って、茶色の髪に茶系の瞳で透明感ある肌なんだなと、あらためてその容姿を目に焼き付ける。零観からタグボートにトンと降り立った身軽さといい、拳を握ったまま巨艦を見据える姿といい、草加はやっぱり凛々しい”海の男”(*^^*)。

草加少佐と初対面した野尻大尉。途方もないことをやったこの美しい男に、野尻ったら畏敬の念で見惚れてる(^.^)。鴻上大尉の危険な状態を静かに聞く草加だが、鋭い眼光がまたステキ。鴻上の容態はいかほどなのか。薬効で倒れている兵達を眺めながら、草加の中で打開策が組み立てられる。
その鴻上のもとに真っ先に駆けつけた草加。鴻上の様子を見て、鴻上からじっくり話を聞く。

今にも倒れんばかりの重態の鴻上に、先ず労いの言葉をかける草加。続いて、再度その覚悟を問い、一分でも早い機関復旧を託す草加。今はお前しかいない。やってくれと頼む草加。
そして、邪魔な2千800名は私の役割だと、懸念問題を振り払う。草加の自信あふれた表情、打開策、そして鴻上の敗北宣言を毅然と否定した言葉に、再び奮い立つ鴻上。
まさに草加マジック。魔術師、草加。人心掌握術とはこういうことなのか。鴻上の目をじっと見つめながら、消えかかったその瞳に再び戦いの炎を燃えさせる。草加は実は”火”の男なのでもあった。←だから”ダニエル書”なのか?

先週予想した通り、目下のところ邪魔なのは、薬効やらで身動きできない2千800名の乗員たち。彼らが動けるようになる前に、彼らを何とかしなくてはならない。草加がどういう手段をとるのか見どころか。
でもその乗員たちに加えて1名。甲板に倒れている尾栗のことはどうなった!?^^; あのままほったらかしにされて、そのまま海の藻屑と消えたら、尾栗がかわいそう過ぎる。彼も何とかしてやって欲しい。
下の尾栗に比べて、尾栗を撃った操縦士が上にいるって構図も憎たらしい。

グールドは「すべて」と言ったが、シーホークや零観、まさか草加の姿までも撮ったりしたんだろうか^^;。
大統領に連絡を要請するカーネルは「戦争さえ超えている異常」を強調。でも戦争そのものが異常なのだよ。たかが、未来と今の同士討ちなんだけどね^^;。
米艦隊と戦闘中の「武蔵」ははたして動くだろうか。「武蔵」の前に「大和」が沈むのはあり得ん話。

久しぶりにいっぱい喋った草加の言葉を、東地さんの声で聴きたいものだw。
草加拓海はもしや11月生まれの蠍座なのではと、今号で思うのだった。
火曜深夜『げんしけん2』第4話&第5話。
第4話は、たまたまやって来た息子と一緒に観るハメに。
大野と田中のアツアツぶりに拍車がかかり、ディープキスシーンやらその後のコトやらで展開、親として非常に困った^^;。息子は「げっ」と苦笑しつつ観るが、ティッシュまでは視界に入らなかったようだw。幾らオタクとはいえ、親子で観るもんじゃないよな。
でも大野が川澄綾子で、田中が関智一だから、こりゃ聴きようによっては、のだめ&千秋ってことになるかいw。のだめと千秋がキスしてアレしてコレして^^;。大野の巨乳を触れる田中がうらやま…^^;。

次回はもっとスゴイみたいだよ、と予告を観ながら息子に伝えると、息子は「なるほど」と呟く。何がなるほど…なんだか(~_~)。しかし第5話をひとりで観たら、これは息子にはとても見せられないと悟る^^;。

第5話は、荻上のBL妄想が炸裂。BLテイストの作画がそこらへんのAVよりうんと力が入ってて本格的。後でテロップ見たら、BLパートのキャラデザ&作監がりんしんって^^;。
笹原×斑目の妄想ストーリーが暴走中。別にイイんだけど、イイんだけどさ、何か違う^^;。私の頭の中では、ササマダじゃなくて、マダササなんだよっ。斑目鬼畜攻めっ。斑目の受け声も頑張ってはいるが、私の中では檜山修之は攻めなんだよ〜〜。
そんな違和感を持ちつつ、クッチー、出たっ。やっぱ「ぼくちん」の受けだったw。石田彰の久しぶりの受け声をチラと聞くも、こんだけ〜?^^;でもこれだけでよかったと安堵したり。
攻めの田中が渋くてやたら男前じゃん。今にも大塚明夫の声が聞こえてきそうだが、関智一のローボイスもなかなかハマる。
高坂と春日部の濃厚キスにドッキリ。斎賀みつきと雪野五月の渾身の演技をスゴイと思うが、いかんせん女同士の声には萌えん^^;。
最後にちょっとマダササになって、大山鎬則の受け声を一瞬聴けて喜ぶも、すぐに元通り。仕方ない。これは荻上の趣味の設定なんだから(-_-;)。荻上の東北弁が、六ちゃんと(@ALWAYS)カブってくるからたまらん。

それにしても攻受の違いで、こうも話にノれなくなるとはねw。エピローグで大野が「斑目のヘタレ攻め」と言ってくれて面目躍如。さすが大野、私もそっちプッシュ。
でも荻上の妄想で、昨日観た『クローズZERO』での私の妄想を思い出し、”同じ穴のムジナ”とはこのことかと苦笑。源治×多摩雄の同人本とかコミケで出てくるかなw。
公式サイトが第5話限定仕様になってるのもスゴイ。次回は冬コミの話かな。

 ̄ ̄ ̄
6日(火)『マンガノゲンバ』。
「作者のゲンバ」は成田美名子氏。9月の原画展や能舞台の模様と共に、成田先生から『花よりも花の如く』の創作秘話をたっぷりと伺う。
能は昔から好きだったと言う成田さんは、作品を描き始めてから、能の世界を描くのがいかに大変なことかと驚いたという。足しげく舞台を観て能楽師と交流を深め、その中で作品へのヒントを掴んだり、衣装の独特の模様のためにオリジナルのトーンを作ったり、能の魅力を伝えるために努力と工夫を重ねておられる成田さん。「能の世界ではなく、能の世界に生きる人たちを描いている」という成田さんの仕事へのひたむきな情熱が感じられた。

次回13日(火)では、鬼頭莫宏の『ぼくらの』が登場。アニメの記憶と共にチェックしたい。
劇団あかぺら倶楽部 第30回公演『パパ・アイ・ラヴ・ユー』の初日を観てきた。
10年前の再演で、メインキャストは前回と同じ役だとか。あかぺらさんお得意のレイ・クーニー作品。ロビーには演出家の水鳥鐵氏のお姿も見られた。

クリスマス直前の病院を舞台に、不倫相手だった女性と息子の突然の登場で、病院の連中を巻き込んで悪戦苦闘する医師の話。
お馴染みのあかぺら流”ジタバタ・コメディ”の原点作品。秘密を隠すために、嘘とでまかせを積み重ね、人物たちがジタバタと大忙しの大慌てで大奮闘。シチュエーション遊びや言葉遊びでも大笑いさせながら、ほっと暖かくさせるハートフルな顛末。

今回あかぺらには珍しく休憩挟んだ2時間強の芝居。2幕目は1幕目のすぐ続きからスタートという展開も快い。
初見なので、意外なキャスティングと関係性が新鮮で、随所にサプライズがあれこれ用意されているのも笑いに拍車をかけた。
通常だと主人公が高木さんで相手方が大西さんだが、今回は押田さんと高木さんで、大西さんは脇で支える。主人公モーティマー役がなぜ押田さんなのかは、後になって納得。

高木渉のボニーは、お調子者の明るい性質で、お人好しでモテモテの役どころ。女性声を出したり、突然歌い出したり、タップを踏んでみたり、果ては憧れのコスを披露したりと(スネ毛も無くて足が綺麗w)高木さんの魅力がはちきれんばかりに引き出され、とにかくビックリするやら爆笑するやら(^o^)。
巡査部長役の大西健晴は、髭と帽子をつけてて最初は誰だか分らなかった^^;。
モーティマー役の押田浩幸は台詞もたっぷりで大変だが、ビシっとする姿はスマート。
今回は衣装的にも、女性陣の胸がデカさが強調されてて、つい目がいくw。客演の高月希海のパンツの柄にも目がいって笑った。
特筆すべきは、吉田智則のレズリー。パンクでヤンキーな少年を爽やかに熱演。タイトルにもあるキーマンな役だが、天真爛漫な笑顔と熱烈な抱擁には、誰しも好意を抱いちゃうだろう。彼が一番好感度が高くなくてはいけないのだ。
高木さんと吉田くんが何度も抱き合ったり転げ回ったりと、アツアツのアクションを見せて、ついニヤけながら妄想w。

初日ハプニングで、菅原祥子@ジェーンの力余って(?)ドアの取っ手がポロリと取れちゃったw。ドアにくっつかず舞台からも落ちて、高木さんが降りて拾いにいく始末。まだ中盤なのに、そのドアを使って出て行けなくなり、進行上困ったことに。
でもそこはアドリブ抜群のあかぺらさん!(^o^) 「あれれ〜?」と言いながら、別のドアから出入りしたりとタイミングは崩さず続けて、新たな笑いをとっていた。翌日からの為にしっかり付けておくんだろうな。

一度の過ちとはいえ、結局は男の不倫の18年後のどでかいツケ。そんな冷たい男ではなく、優しくひたむきな男のほうが女にとっては幸せかもしれない。そして夫の不倫を知っていながら何も言わなかった妻もしたたか。
可愛い男たちがサンタになり、女たちにプレゼントを捧げる、真冬の熱いファンタジー。久しぶりに大笑いの面白い贈り物をもらった(^o^)。

終演後キャスト写真を販売。高木さん&大西さん&吉田くんがいるCセットを購入。吉田くんのあの髪は鬘だよねw。


チラシ束の中に、ヘロQ公演『異人たちとの夏』。表のロケ地が浅草花やしき。山田太一の原作で映画化もされた作品だが、関智一の演出で、どのような舞台となるか。一応先行チケットを取った。小西克幸も出るし、バンブーやげんしけん2繋がりで、石田さんがまた突発的に観劇に来るような気がするw。
映画『クローズ ZERO』を観てきた。
朝のめざましの小栗旬特集に感化され^^;、舞台観る前に映画も観なければと即決。
レディースデーだからか、客席は女性ばっかり。イケメン目当てなんだろな。

覇権争いに明け暮れる男子高校を舞台に、てっぺんを目指す男たちの壮絶なる抗争を描く。
初っ端はまるで『炎の転校生』かと思ったw。昭和の空気を熱く激しく感じさせる作品。原作コミックは読んでないが、オリジナルストーリー「エピソード0(ゼロ)」の実写化らしく、これをアニメでやったらどうなるだろう?などと考えながら観た。
笑いと緊迫感溢れた緩急ある展開だが、何といっても見どころは凄まじいアクション。重さや痛みのあるアクションは『仮面ライダーTHE NEXT』と似てるが、PG-12になったのはたぶん高校生の喫煙や酒や暴力のシーンがあったからだろう。

小栗旬@滝谷源治が、山田孝之@芹沢多摩雄率いる”芹沢軍団”に対抗すべく、着々と仲間を増やしていく過程が面白い。二人とも徹底的にカリスマ性あるキャラかと思いきや、そうでもなく、クールで合理的なリーダーとはあまりいえない。仲間を繋ぎとめず思い悩んだり泣き上戸になったりする源治はとても人間的だし、親友のことで心揺れたり、対決の前に傘を畳んで丁寧に置く多摩雄は繊細な面も持つ。そういった魅力が、多摩雄のパワーと源治のキックで激しくぶつかり合うシーンが実に熱い。
でも小栗くんも山田くんも”女顔”なんだよね。二人の火花がぶつかり合うトコも、山田くんが身長差で負けてるのが惜しい^^;。お約束のシャワーシーンが無かったのも残念だw。ひたすら練習を積み重ねたという小栗くんの飛び蹴りは、まるでライダーキックのようで格好良かった。

彼らの周りを個性たっぷりの無頼漢がうごめき、一人一人をきちんと描く姿勢もいい。軍団の対決を静観しつつ実況する一年生トリオが『テニミュ』っぽく見えて笑い。参謀・時生が入院手術する設定なんて、立海大付属の幸村が思い出されてたまらんw。腐女子的にはこの三角関係をプッシュ、頭の中に源治×多摩雄×時生なんて構図まで浮かんできちゃうw。
源治によって”魂”を救われた拳さんも激しく濃く描かれていてよかった。予想は出来てたが、ケジメをつけるシーンから最後まで胸が熱くなった。
これぞ”漢”の世界なのだから、正直、女は要らない(^_^;)。女の歌もアソコで流れて欲しくない。せっかくロックの楽曲で押してきたんだから、最後まで貫いて欲しかった。

最後は続編もあり得そうな終わり方。どうせすぐに卒業しちゃうんだろうが^^;。
今はカラス(Crow)でも学ランな奴って少ないだろうな。こういうハードな熱さは、平成の世には薄れてしまったなぁと寂しくも思える。
これで来週は心置きなく『カリギュラ』観劇。手違いで2回も観るハメに^^;。
今日は飛田展男さんのお誕生日。
48歳、おめでとうございま〜す!\(^o^)/

鬼太郎に出たとか、ちびまる子ちゃんやしまじろうのレギュラーとか、話題はそこそこあるけど、とりあえず今夜放送の「THE MOMENTS」はチェックなんだろうか?^^;
来年のRELAXさんの舞台ご出演を切に待ちたいと思う。


『D.Gray-man』枠内で、劇場版『BLEACH』の新CMが流れ、石田彰が喋っていた。キーマンな役どころなのか。
そういや去年のジャンフェスのNARUTOブースのイベントで、順ちゃん相手に「来年はBLEACHに出ます」と言ってたが、ホントに出ることになるとはw。有言実行型!?
息子も一緒に観てくれそうなので、ローソンの限定CD付きの子供前売券を予約してこよう。
でも劇場版のナレーションにも、このCDにも、飛田さんは出てこないだろうな^^;。


東地宏樹がCMナレをしている、セブンイレブンフェア『ALWAYS/続三丁目の夕日』の応募券を貰う。ネットでゲームをやってみたが、あっという間に終ってしまった(~_~)。ちぇ。
東地さんといえば、11月開催の「タンゴリベルタ2007」のCMナレもやっていたような。
アニメとかあれこれ。

月曜『バンブーブレード』第6話。
ついに室江高vs町戸高の練習試合。第五の戦士が「武礼葉」ってw。試合中のミヤミヤに気を使って抜け出したり、元気付けたりして、ダン君ってホントに気遣いの優しい男の子だなぁv。
それより剣道アニメって『六三四の剣』以来に観たと思うが、久しぶりに剣道の醍醐味というものを味わった気分。素人にも分り易く説明してくれるし、ダン君が付ける対戦表も興味深い。試合中に発する声も心地良く、特に珠姫のは緊迫感の中でピリリと響いた凛々しい声だった。広橋涼の声にボイスチェンジャーしたのか分らんがイイ声だ。
主審としてたくさん喋った石橋役の稲田徹も、この場にぴったりの良い声だと惚れ惚れ。稲田さんの声はスポーツものや戦隊もの(?)に特にハマるよなぁ。
次回は、タマちゃんの実力に興味をもった石橋が対戦希望。どちらが強いんだろう?

金曜『BLUE DROP〜天使たちの戯曲〜』第5話。
壮大な構想の宇宙ものみたいだが、学園の女子寮に限っていえば、設定がちょっぴり『トーマの心臓』ぽいw。1話のマリと萩乃の出会いと同室といい、5話の理事長である父の緊急入院といい、マリ→エーリク、萩乃→ユーリ、朱音→オスカーとかぶるかぶる(笑)。朱音の銜え楊枝は銜え煙草みたいなもん? 実力派女優の豪華絢爛なキャストも聞き所。


その萩尾望都先生の名作『ポーの一族』連続ラジオドラマ。
ラジオ関西は聴けないので、12月発売のドラマCDを待つのみ。

今までどうしてこれがドラマCD化されなかったんだろう?というぐらい、原作ファンには念願のドラマ化。
エドガー役が朴路美、アラン役が斎賀みつき。今の声優陣で、このキャストには私も納得。今聞けないのが悔しくてたまらない。いったいどこまでの話がドラマ化されているんだろうな。

『ポーの一族』はリアルタイムでも読んでたが、手持ちの本は今は昔のフラワーコミックス。1巻は先生の直筆サイン入りv。
この漫画のおかげで私も、シェイクスピアやマザー・グースを知って興味。マザー・グースは1年間みっちり学校で勉強したし、シェイクスピアは今も舞台を抵抗なく観てる。ミステリーものやタイムワープものも詰め込んだ、幻想的で叙情的で面白いお話ばかりだった。ロンドンの地に降りた時は、真っ先にこの漫画を思い出したり。色々な意味で、私の思春期や半生に影響を与えた作品だった。
日曜朝は”電ゲキ”ターイム!
今回はゲキレンのみ。電王がない日曜日って何かもの足りないね^^;。

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』第36話。
何故にこの時期にこんなアホ話!?(~_~)と思ってたが、操獣刀は誰のモノ!?から発生し、ケンに「もう!ゲキビースト最高!」と言わせた”ゲキレン回想録”だったのか〜^^;。

エレハン&シャッキーのドスケベ&ドジ・コンビに、真面目な筈のレツが加入。
怪盗3姉妹が突然登場。BGMはもしや「チャーリーズ・エンジェル」もどき!?(笑) 今どき「…アル」ってw。
マスターやレツが、おネエちゃんたちの胸やお尻を「ムキュムキュ」って触り捲るセクハラ推奨番組だったのか!? 3人の正体にも気づかず合コンしちゃうなんて、マスターとはとても呼べないおバカぶり^^;。お色気チラリンと酒グビグビグダグダで、子供番組にはとても見えない展開だ^^;。シャッキーなんて泣き上戸だしw。

レツに惚れちゃった3姉妹の妹チェリー。「絶対に盗めないもの」とは”愛”かと思ってたら、”美しい技”だったのか!?
ジャガー酔拳かジャガー眠り拳だか知らんが、酒グビグビ飲んで赤くなってニヤけているレツは、カッコイーというよりマヌケに見える^^;。
チェリーに抱きついたり、ホッペにチュウされたり、結局レツは役得だったというわけ。やれやれ(-_-;)。

落ちこぼれリンシーに”ワイロ”を要求するメレは、前とキャラが違ってるゾ。
巨大リンシーvsサイダイン&サイダイオー対決は、戦いにもなりゃしない。「力の差は誰の目にも歴然」登場したバエも実況に熱が入らず「もはや私の実況は不要です。か〜えろ。ブ〜ン」とメレの口に帰っちゃった^^;。つまんねー。

臨獣殿では、ロンが2体の同胞を連れ帰る。「幻獣王リオ」と崇め立てるが、メレ様が「メレ」と呼び捨てる変貌w。
次回。この緊迫した中で、ランがお見合い!? ^^; そのお見合いをぶっ壊そうとするゲキレンたち(ヒマだなぁ^^;)。眼鏡にスーツのレツが、U良太郎みたいだっw。


『仮面ライダー電王』はお休み。

『電王Express』の田村直己監督によると、やっぱり今回のテーマは『バック・トゥー・ザ・フューチャー』だったとか。過去が変わったことで愛理の店の雰囲気まで変わったり、侑斗のシュワシュワーの消え方がマーティや写真の兄姉が消えるのと似てたり、これは絶対パロっているなと思ったw。

侑斗やデネブのことも気になるが、三浦・尾崎の愛理さんラブコンビはどうなるのかと思いきや、ちゃんとキーマンで(?)出演するそうで良かった。
公式サイトでも発表されてるが、来週11日からオープニングが変わるらしい。もしやイマジンたちのアレか!?w

好事魔多し。今度は佐藤健が病気で自宅安静中。イベントも急遽欠席したとか。白鳥さんも心配だが、肝心要の佐藤くんも今が一番大事な時。しっかり療養して、元気な復帰を応援したい。


★東映ヒーローMAX Vol.23
1日に購入したもの。「また買ってきたの?」「関さんのたった4ページのために!?」と息子から煩くグチられたが、その息子だって隅々までじっくり読むのだから、本代のモトはとっていると思うw。

『電王』も残すところ、あと1クール。ポスターの表が中村優一で、裏がイマジン4人。しかもモモたちのバックにさりげに仲間が配しててニクイ作り。
緑じゃなく赤のゼロノス新形態は置いといて^^;。

「イマジン年長組対談!関俊彦×大塚芳忠」年長者対談はいいが、話題に出てないけど、てらそまさんも関さんと同い年なんだけど^^;。関さんは芳忠さんに合わせたのか、オジサマ眼鏡。
芳忠さんは関さんのことをホントに大好きで喜んで対談されているが、関さんをちょっとヨイショし過ぎというか、これも年長者の世渡り上手なコツ?って感じw。「私は『電王』でコレをやめました」って関さんのユーモアも抜群、「あらぁー」ってのも関さんの声が聞こえてくるみたい。「Action-ZERO♪」の歌を「次回のイベントでぜひ(笑)」と言った関さん、あるんだねやっぱw。
「お姉ちゃんに憑きたい」と言う芳忠さんで締め。D愛理というのも見てみたいw。

『ゲキレンジャー』では、マク役柴田秀勝の単独インタビューが必見。石丸博也との『マジンガーZ』の話とか、池田秀一の子役の頃の話で「秀坊」と呼んでいたりとかw、懐かしい話で楽しい。来年で何と芸能生活50周年の柴田さん。今でも若い声優さんたちと同じトレーニングをされてて、幾つになっても日々修練な方なのだと尊敬。9月の『青山Voice Fair』の凛々しいお姿が浮かんだ。
無料券があったので、特別展『文豪・夏目漱石〜そのこころとまなざし〜』へ娘と一緒に行ってきた。
東北大学創立100周年記念・朝日新聞入社100年・江戸東京博物館開館15周年記念と、様々な意味の展示である。

作家・夏目漱石の生い立ちから文学者としての歩みを、漱石の旧蔵品をはじめ、自筆の書や絵画、初版本のデザイン稿や、当時の東京の様子を伝える地図、版画、写真などの関連資料も併せた、計800点あまりの膨大な規模の展覧会。
東京空襲の危険から逃れる為、東北大学「漱石文庫」に疎開していたその品々が、この度はじめて東京に里帰り。ロンドン留学時代の品も多数あり、明治という時代とともにあった漱石の49年の生涯を振り返り、漱石の魅力と文学作品を紹介する。

会場入口には、精巧に作られた漱石の等身大マネキン。骨格などをもとに再現された漱石の声も聞けるが、声からは真面目で几帳面そうな性質が伺われる。でもとびきり良い声というものでもなく、これは後に詩吟を諦めたというエピソードでも納得できる。

学生時代の数学の答案も展示され、周りからは理数系に進学すると思われてたらしい。建築家志望だったのが、英文学の道を歩み、英語などの語学に卓越していたのが分る。ノートやレポートや辞書や原書のあちこちに細かい書き込みがたくさん見られ、相当なメモ魔であり、努力家だったことも伺える。漱石は20代前半は159cmで53kgと当時でも小柄な男だったようで、繊細な手や指を持ち、字も女性のように細やかだ。

漱石は落語がとても好きで、お気に入りの落語家もおり、その笑いとエッセンスは自分の作風にも反映されている。
筆マメでメモ魔で日記もつけるが、記す手帳やノートが小さく字も細かい。友人との貸し借りも頻繁で、小さなノートに名前や金額を細かにメモっていて、返済分を棒線で消してあるのが可笑しい(まるでママそっくりだと言う娘^^;)。

美術への造詣も深く、学生時代は漫画のような落書きをノートに綴っていて笑える。「我輩ハ猫デアル」宣伝で”ネコ漱石”の画も描く。イギリス地図、水彩画で描いた絵手紙、絵画や山水画なども展示され、絵の才能はともかく、描くことが好きな熱意が感じられる。
その興味は、自著の装幀のこだわりにも見られ、才能ある人たちにデッサン稿や原画の場も与える。
晩年は作った漢詩に自ら絵を描くことにも情熱を傾ける。

イギリス留学時代の蔵書ももの凄い数だ。英文学書や哲学、歴史の他、イプゼンの「人形の家」などの英訳本もある。展覧会や舞台へも頻繁に足を運んだようでパンフもたくさん。お気に入りは女性や子ども絡みの作品なのか。「ハムレット」もお気に入りらしく、「シェイクスピアの生涯」という本も蔵書の一部。漱石にもっと時間が与えられ、今の時代に近い人だったら、脚本を書き演出もされ自らも舞台に立っているかもしれない。

妻の鏡子は、漱石とは違って大らかな人だったが、多忙で手紙を書くのが苦手だったらしく、漱石のロンドンからの手紙にも殆ど返事を書かなかったそうだ。
それでも夫婦円満、四女二男を得て、賑やかだが生活は大変だっただろう。教師の職をやめたくても辞められない。その頃の「我輩ハ猫デアル」の原稿は、何かに急き立てられているような神経質そうな字で埋め尽くされている。
ようやく朝日新聞社に入社が決まり、教師職をやめることができた漱石はさぞ嬉しかったのだろう。新聞紙上に初めて載った小説「虞美人草」の原稿には、晴れ晴れとした快活な字が踊り、漱石の心中が現れているようだw。
忙しくても子煩悩だった漱石は、末子を亡くした時は嘆き哀しみ、離れている時は一人一人に絵葉書を送る。家族や子どもたちの写真も多く残され、漱石の父親としての深い愛情を感じる。

漱石の肖像で有名な写真は、明治天皇の大葬の礼の時に撮影されたもので、腕に喪章をつけている。
その4年後、漱石は死去した。その死顔にただちにデスマスクがとられたというのにはちょっと驚く。その石膏をもとに作られた型も展示されているが、今にも死者が蘇りそうな表情をしている。

49年という短い人生ながら、その中味は深く濃く楽しく賑やかなものだったに違いない。世が世なら、もっと様々な分野にも(漫画家とかプロデューサーとか映画監督とか)才能と実力を発揮していたかもしれない。でも神は漱石に”文豪”という偉大なものを与え、我々は昔の千円札の中で彼を感じることができるのだ。

物販もあれこれ。ポストカードやブックカバーやクリアファイルの他に、漱石の口髭まで販売w。

10月には夏目房之介の講演会もあったとか。BSマンガ夜話のレギュラーでお馴染み、漫画家であり批評家の夏目房之介さんは、夏目漱石の長男・夏目純一の長男だそうだが、昔は”漱石の孫”と散々言われてきたらしい。これぞホントの「孫言うなーっ!」w。

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