劇団昴 夏の夜の夢 楽日
2006年10月29日 舞台演劇劇団昴公演『夏の夜の夢』の楽日を観てきた。
21日間の長丁場の舞台もこれで終了。3回目の観劇でも飽きることなく、何となく名残惜しい。
チケットも水曜の時点では既に完売の満員御礼。台詞入りキーホルダーも殆ど売り切れ、パンフも完売していた。
見どころが色々あったが、何といっても観客から最も笑いをとった、恋人たち4人の喧々ごうごうの破廉恥なケンカだろう。周りの特に年配の方たちからもいっぱい笑いが起きたし、3回目でもやはり笑ってしまう。これぞコメディの妙味。
イケメン二人が若い身体をはちきれんばかりに動かして熱演。同じように男の卑しさを見せても、ライサンダー役の中西陽介は誠実さが感じられるし、デメトリアス役の岩田翼からはやり手でシャープな面を感じる。何度も蹴られたりしてたライサンダーのほうが体力的にはしんどかったかな。劇中芝居でデメトリアスがあんなに辛辣に難癖つけるとはビックリだった。デメのほうが結構煩いヤツだったらしいw。
彼ら以上にパワフルだったのが、ハーミア役の米倉紀之子とヘレナ役の湯屋敦子。Studio Lifeの劇では、私は「小さい」ハーミア派だったのが、昴さんの劇ではヘレナにちょっと分があったかな(笑)。笑いの口火をきるのもいつもヘレナ。やり遂げた湯屋さんの演技が実に逞しくて、足を高々と上げるトコも格好良くて、声を荒げていてもキュートで、今回でちょっぴりファンになりそうだ。米倉さんもみずみずしく可愛くて、声音を低くして突然豹変するトコがとっても楽しい。開き直った二人が悪口言いたい放題、果ては取っ組み合いの喧嘩に至るまで、何度も何度も吹き出した(^o^)。毎回妥協無しの捨て身の掛け合いで、怪我でもしないかと心配してたが無事に終了。4人の絶妙なコンビネーションにあらためて敬服する。
そういや今日は、ヘレナのスカートが剥れるタイミングが若干早かったような^^;。
若手でもう一人、フルート&シスビー役の奥田隆仁にも注目。ギターのナマ弾きも美味しい役どころだったが、シスビーとしてのヘタクソ演技と普通演技という難しい演技分けを見事にこなす。特にシスビーの衣装をつけた時は、華奢な身体と細い足を見せ、高音のか細い声も色っぽくて、女優さんより可愛らしい。外見だけでなく、心底振り絞るような嘆きの声が艶っぽい。あの最期の場面では、シーシアスやヒポリタらを思わず感動させただけでなく、私達観客まで引き込まれてしまった。それ程までに人の心を動かす演技をしたことを大いに評価し、これからの活躍にも期待したい役者だ。
ところで今日は、シスビーのポニーテールが途中で取れちゃったのね^^;。
ボトムの台詞はオヤジギャグが相当含まれてるが、分っていても笑ってしまう。
タイターニアとボトムの情事は見せなくしてても、想像するほどにイヤらしくて好きw。
インド人の美少年は、どう見ても美しくなかったのが残念無念^^;。
お芝居をより楽しめるエッセンスとなったのが、平田広明さんのブログ。
《パック・スパロウ》は何となく分ったが、《ハンカチ王子》にはちょっと気付かず、今回しっかりハンカチを凝視。
平田さんのお茶目でひょうきんな演技は今日も観客の笑いを誘った。エピローグのパックの口上の調子がまた違っていた。2回目の時はローボイスで力強かったが、今回は平田さんの口調が高めで茶目っ気さを強く表現。私は今回のが一番しっくりきて好みだ。
カーテンコールは3回だったか。役者たちが舞台に並ぶ中、客席天井からは銀テープが振りそそぎ、ステージ上からも紙吹雪や色とりどりの風船が舞って賑やかだった。
松谷彼哉が真っ先に風船を客席に投げて、おきゃんぶりを発揮w。他の役者も次々と風船を投げる中、平田さんが松谷さんまで客席に投げようとして笑いが起きる。きっとね、平田さんはお綺麗な松谷さんも好みの女性なんだろうね(笑)。
たくさんの拍手の中、後方から僅かに歓声まで聞こえて、夢のようなお芝居の幕が閉じた。皆さん、お疲れ様でした。
平田さんにとってこれが最後だった三百人劇場。
私にとってもおそらく今日が最後の三百人劇場。客席やロビー、外観をじっくり味わいながら、劇場を後にした。さよなら、そしてありがとう三百人劇場。
21日間の長丁場の舞台もこれで終了。3回目の観劇でも飽きることなく、何となく名残惜しい。
チケットも水曜の時点では既に完売の満員御礼。台詞入りキーホルダーも殆ど売り切れ、パンフも完売していた。
見どころが色々あったが、何といっても観客から最も笑いをとった、恋人たち4人の喧々ごうごうの破廉恥なケンカだろう。周りの特に年配の方たちからもいっぱい笑いが起きたし、3回目でもやはり笑ってしまう。これぞコメディの妙味。
イケメン二人が若い身体をはちきれんばかりに動かして熱演。同じように男の卑しさを見せても、ライサンダー役の中西陽介は誠実さが感じられるし、デメトリアス役の岩田翼からはやり手でシャープな面を感じる。何度も蹴られたりしてたライサンダーのほうが体力的にはしんどかったかな。劇中芝居でデメトリアスがあんなに辛辣に難癖つけるとはビックリだった。デメのほうが結構煩いヤツだったらしいw。
彼ら以上にパワフルだったのが、ハーミア役の米倉紀之子とヘレナ役の湯屋敦子。Studio Lifeの劇では、私は「小さい」ハーミア派だったのが、昴さんの劇ではヘレナにちょっと分があったかな(笑)。笑いの口火をきるのもいつもヘレナ。やり遂げた湯屋さんの演技が実に逞しくて、足を高々と上げるトコも格好良くて、声を荒げていてもキュートで、今回でちょっぴりファンになりそうだ。米倉さんもみずみずしく可愛くて、声音を低くして突然豹変するトコがとっても楽しい。開き直った二人が悪口言いたい放題、果ては取っ組み合いの喧嘩に至るまで、何度も何度も吹き出した(^o^)。毎回妥協無しの捨て身の掛け合いで、怪我でもしないかと心配してたが無事に終了。4人の絶妙なコンビネーションにあらためて敬服する。
そういや今日は、ヘレナのスカートが剥れるタイミングが若干早かったような^^;。
若手でもう一人、フルート&シスビー役の奥田隆仁にも注目。ギターのナマ弾きも美味しい役どころだったが、シスビーとしてのヘタクソ演技と普通演技という難しい演技分けを見事にこなす。特にシスビーの衣装をつけた時は、華奢な身体と細い足を見せ、高音のか細い声も色っぽくて、女優さんより可愛らしい。外見だけでなく、心底振り絞るような嘆きの声が艶っぽい。あの最期の場面では、シーシアスやヒポリタらを思わず感動させただけでなく、私達観客まで引き込まれてしまった。それ程までに人の心を動かす演技をしたことを大いに評価し、これからの活躍にも期待したい役者だ。
ところで今日は、シスビーのポニーテールが途中で取れちゃったのね^^;。
ボトムの台詞はオヤジギャグが相当含まれてるが、分っていても笑ってしまう。
タイターニアとボトムの情事は見せなくしてても、想像するほどにイヤらしくて好きw。
インド人の美少年は、どう見ても美しくなかったのが残念無念^^;。
お芝居をより楽しめるエッセンスとなったのが、平田広明さんのブログ。
《パック・スパロウ》は何となく分ったが、《ハンカチ王子》にはちょっと気付かず、今回しっかりハンカチを凝視。
平田さんのお茶目でひょうきんな演技は今日も観客の笑いを誘った。エピローグのパックの口上の調子がまた違っていた。2回目の時はローボイスで力強かったが、今回は平田さんの口調が高めで茶目っ気さを強く表現。私は今回のが一番しっくりきて好みだ。
カーテンコールは3回だったか。役者たちが舞台に並ぶ中、客席天井からは銀テープが振りそそぎ、ステージ上からも紙吹雪や色とりどりの風船が舞って賑やかだった。
松谷彼哉が真っ先に風船を客席に投げて、おきゃんぶりを発揮w。他の役者も次々と風船を投げる中、平田さんが松谷さんまで客席に投げようとして笑いが起きる。きっとね、平田さんはお綺麗な松谷さんも好みの女性なんだろうね(笑)。
たくさんの拍手の中、後方から僅かに歓声まで聞こえて、夢のようなお芝居の幕が閉じた。皆さん、お疲れ様でした。
平田さんにとってこれが最後だった三百人劇場。
私にとってもおそらく今日が最後の三百人劇場。客席やロビー、外観をじっくり味わいながら、劇場を後にした。さよなら、そしてありがとう三百人劇場。
劇団昴 夏の夜の夢 2
2006年10月20日 舞台演劇劇団昴公演『夏の夜の夢』の2回目を観てきた。
今回は劇団に電話予約で急遽頼んだもの。前方ではないが、希望通り、この前とは逆の上手側通路に近い座席。全体を見渡せるし、前回とは全く違う雰囲気で観れて良かった。
平日昼なのでご年配の方が多く、ロビーも混雑なし。台詞入りキーホルダーもパックのを三種しっかりゲット(^^)。
2回目とあって、シェイクスピアの小難しい台詞も、砂に染みこむ水のように、頭にすっと入ってくるからフシギだ。前回聞き逃した台詞もしっかり把握できる。回りくどい詩的な台詞が何故か心地良くなってくる。
中日も過ぎて、全体的に余裕が生まれたのか、ちょっぴり噛んでしまう役者さんも何人か。
平田広明さん演じるパックは今日も元気。通路側を駆けて行く姿をしかとキャッチできたしね。ご本人が書かれていた「パック・スパロウ」とは、細かい手の仕草のことかしらん?あのへんが作りこんだジョニデに似てるのよね。
今回気付いたのは、パックはハーミアよりヘレナが好みだってこと(笑)。ハーミアには確かに胸チョンチョンをやってたが、ヘレナにはそれ以上のチョッカイだらけ。お姫様抱っこしたり、弾みで抱き締めたり、ヘレナのスカートの匂いを嗅いでから(オヤジだ(笑))足元にフワリと被せたり。平田さん独自の演出だと思うが(アドリブも?)単純に湯屋さんがお好みなんだろうか?
パックもオーベロンにお姫様抱っこして貰うシーンが好き。ちっとも重い風を見せない金尾哲夫さんも流石だ。オーベロンの前では従順でお調子者で可愛い面ばかり見せる平田さんのパックだが、後半から平田さんの声音が変ってくる。オーベロンがいないとこでは、我が天下とばかりに低く力強い声になっている。ラストの口上など凄みさえあるものw。
フィロストレイト役では、それまで無口で静かだったのが、職人達の芝居を観たいと言い出すシーシアスに、「お止めなさい!」と突如大声で制止するトコが好きかも。
前回観た中で変っていたのが、着替え時間の為にあった森の木々たちの歌が、今回はすっぱりカットされていたこと。特に下手というわけではないが、単調で退屈なシーンだったから無くなってホッとした。やはり、日々打ち合わせをされながら芝居は進化しているようだ。
金尾さんの歌は、やっぱりイマイチの出来^^;。でもラストの歌はハーモニーは綺麗だから高揚する。
後で、恋人たち4人のことも書く予定。
いよいよ残すは千秋楽。皆様が無事に迎えられますように。
パックの言い方を借りれば、「この芝居、まことにもって、愉快痛快の、夢にもひとしき三時間」かしらん(^^)。
今回は劇団に電話予約で急遽頼んだもの。前方ではないが、希望通り、この前とは逆の上手側通路に近い座席。全体を見渡せるし、前回とは全く違う雰囲気で観れて良かった。
平日昼なのでご年配の方が多く、ロビーも混雑なし。台詞入りキーホルダーもパックのを三種しっかりゲット(^^)。
2回目とあって、シェイクスピアの小難しい台詞も、砂に染みこむ水のように、頭にすっと入ってくるからフシギだ。前回聞き逃した台詞もしっかり把握できる。回りくどい詩的な台詞が何故か心地良くなってくる。
中日も過ぎて、全体的に余裕が生まれたのか、ちょっぴり噛んでしまう役者さんも何人か。
平田広明さん演じるパックは今日も元気。通路側を駆けて行く姿をしかとキャッチできたしね。ご本人が書かれていた「パック・スパロウ」とは、細かい手の仕草のことかしらん?あのへんが作りこんだジョニデに似てるのよね。
今回気付いたのは、パックはハーミアよりヘレナが好みだってこと(笑)。ハーミアには確かに胸チョンチョンをやってたが、ヘレナにはそれ以上のチョッカイだらけ。お姫様抱っこしたり、弾みで抱き締めたり、ヘレナのスカートの匂いを嗅いでから(オヤジだ(笑))足元にフワリと被せたり。平田さん独自の演出だと思うが(アドリブも?)単純に湯屋さんがお好みなんだろうか?
パックもオーベロンにお姫様抱っこして貰うシーンが好き。ちっとも重い風を見せない金尾哲夫さんも流石だ。オーベロンの前では従順でお調子者で可愛い面ばかり見せる平田さんのパックだが、後半から平田さんの声音が変ってくる。オーベロンがいないとこでは、我が天下とばかりに低く力強い声になっている。ラストの口上など凄みさえあるものw。
フィロストレイト役では、それまで無口で静かだったのが、職人達の芝居を観たいと言い出すシーシアスに、「お止めなさい!」と突如大声で制止するトコが好きかも。
前回観た中で変っていたのが、着替え時間の為にあった森の木々たちの歌が、今回はすっぱりカットされていたこと。特に下手というわけではないが、単調で退屈なシーンだったから無くなってホッとした。やはり、日々打ち合わせをされながら芝居は進化しているようだ。
金尾さんの歌は、やっぱりイマイチの出来^^;。でもラストの歌はハーモニーは綺麗だから高揚する。
後で、恋人たち4人のことも書く予定。
いよいよ残すは千秋楽。皆様が無事に迎えられますように。
パックの言い方を借りれば、「この芝居、まことにもって、愉快痛快の、夢にもひとしき三時間」かしらん(^^)。
俳優座 罪と罰/うたわれサイン会
2006年10月11日 舞台演劇劇団俳優座公演『罪と罰』を観てきた。
前回と同じ俳優座劇場かと思ってたら紀伊國屋だった。近くて良かった。
前方の中央ブロック座席で奇跡のように見易い。年配の方々が多く、トイレにも行き易い。
ドストエフスキーの『罪と罰』の存在は知ってたが、実は読んでいなかったり^^;。最近では映画『ローレライ』の中で出てきたが、なるほど主人公はかの浅倉大佐をも思わせる。
独断的な思考から人を殺した青年が、様々な人間との絡みと悪夢の中で、愛する女性に罪を告白、紆余曲折の末にようやく救済される…かもしれない話だった。
主人公ラスコーリニコフは大学中退で今でいう根暗な引き篭もり風(『N・H・K』の佐藤くんか?)。自分を非凡な者と考え、必要な殺人もあると考える(『デスノ』の月っぽい)。殺人を犯した後も、表向きは貧しい人を救済し家族思いの優しくクールな顔だが、心中では罪の重さに耐えられず己の弱さを痛感し悩み苦しむ。このへんの葛藤と思考が、限りなく現代の若者と共通するものを感じる。そして彼が時たま魘される悪夢のシーンが実に上手い演出だ。
ラスコーリニコフをめぐって様々な人物が登場し、彼に影響を与え、時に暗躍する。誰もが個性的で、其々の主義と思考があり、魅力的である。ルージンは謀略的ゆえに憎悪を沸かせる程の真の悪人だし、ポルフィーリーはまるで古畑任三郎みたいに慇懃ネチネチと追い詰めるし、スヴィドリガイロフは良人と悪人の顔を交互に使い分ける破滅の首謀者だ。
その中で女たちだけが常に毅然とした生き方を見せる。カテリーナ役の天野眞由美は甘美な仏語と朗々とした歌の中に、女の切なさと母の強かな思いを込めた。平凡でひたむきなソーニャ役の若井なおみが、地味な顔立ちの中に輝きを見せ、”女神”のような強さと包容力を感じさせた。
お目当ての小山力也はラスコーリニコフ役として、最初から最後まで殆ど出ずっぱり。体力や持久力を考えると、それだけで圧倒される。ラスコーリニコフの持つ尊大で狂気な部分と、繊細で優しい部分を見事に演じきる。柔かい低音な声も聞き取り易く、時に甲高い叫びや高笑いも聞かせる。子犬のような嘆きの顔や狂ったような歪んだ顔も見せる。子役相手の会話では、まるで父親のような温かい瞳で優しさが満ちる。吹替えやアニメでは味わえなかった”舞台役者”の表情をいっぱい堪能させてくれた(*^^*)。
サービスシーンというか、上半身のお着替えが2回。鍛え抜かれた胸元をじっくり拝見v。後半はバレエもどきのダンスも軽妙に披露。
くすんだ色のジャケットとズボンという平凡な格好だが、時おり被る黒い帽子が学生らしさをアピール。囚人の白い衣装も意外と似合い、囚人帽姿はちょっぴり堤真一を思わせる。
シンプルな舞台装置だったが、二段階や椅子を上手く利用。ライトの使い方が巧妙で、印象的な音楽と共に、舞台をよりスピーディに仕上げていた。斧や銃声、悪夢のシーンでの効果音も素晴らしい。これぞ俳優座お得意の演出と伝統的手法なのだと感嘆させられた。小道具は水や酒がいつも登場。十字架は深みがある。鍵はちょっと分り辛かった。
舞台運びは速いが、各人の理念や思考を語り合う単調な場面も多く、一幕目にほんのちょっぴり眠気が^^;。私の両隣りのご婦人方は下を向いて眠っておられた。それでも判事と書記の絡みや、ペンキ職人尋問などで、ちょっぴり笑いも散りばめる。
二幕目は激しく展開が動くので、息もつかせぬ程に見入ってしまう。
自首したことを最後まで後悔する愚かで弱き”人間”を、”神”は最後まで見放さず許してくれるのだろうか。骨太で哲学的な物語の中に、『トーマの心臓』で感じた”神と人間”の存在を思い起こさせた。
終演後、小山さんと若井さんを真ん中にしてステージ上に出演者全員が並ぶ。俳優座では若いこのお二人を、脇で重厚な役者陣がしっかりと盛り上げ支えていて微笑ましかった。
 ̄
その後、アンケを書いてトイレにも寄ってロビーで待機。終演後に小山さんがファンの為にサインをして下さると某所で知って、一応色紙なんかも持ってきたり(でもちょっぴり不安^^;)。
案内の方が、もうすぐ小山が来ますと伝えて下さって、期待と不安でますますドキドキ。気付けば、私の他にもう一人若い女性と、ファンらしき男性が10人ぐらい残っていた。え?女性ってこれだけ?^^; 小山さんって男性にこんなに人気があったのかと密かにビックリ。もちろん皆さん『うたわれるもの』仲間w。
先にロビーに降りてきたのが、小山さんではなく、『うたわれるもの』キャストの皆さんだったのでビックリ(゜o゜)。小山剛志さん、桐井大介さん、柚木涼香さん、あと一人は三宅華也さんだっけ。これって先々週かにメイト池袋とかに行ったメンバー!? 偶然にも同日に観劇だったのか(そーいや水曜は集まり易いとか書いてあったっけ)。聞いた話だと、皆さん場内の真ん中に座っておられたそうだ。男性陣は気安く柚木さんらと談笑。
ようやく白いシャツに着替えて汗も拭かれた小山力也さんがロビーに降りて、皆さんで拍手〜。うたわれキャストと少し談笑してから、テーブルにマジックペンまで用意されて、忽ちサイン会がスタート。
色紙にサインして頂きながら、『太陽の黙示録』張の格好良かったことや、俳優座の舞台のお話もさせて頂いた。それと『アンジェ舞踏会』のことも。唄って下さるみたいで全員での歌もあるようだ。た、楽しみ!(チケットまだだけど^^;) しっかりと人の目を見て、にこやかにお話して下さって、優しく誠実で品の良いお人柄が感じられて感激した(*^^*)。握手は両手でふわりと柔かくv。
参加者全員のサインが終った後に、案内の方から写真撮影も(手早く)オッケーとのお言葉。早速お願いしちゃった。男性陣からの腕を組んで貰ったら〜のお言葉に従い、腕まで組んで撮って頂いた(てへv)。その様子をご覧になっていた柚木さんの視線がちと怖かったかも^^;。
撮影会途中で、柚木さんも力ちゃんと腕を組んで撮ってて、力ちゃんが身体を強張らせていたりw。ダブル小山の撮影がアヤしかったりw。力ちゃんを真ん中にうたわれ5人全員で撮るも、剛志さんのカメラがボツで、隣の力ちゃんが苦笑してたり。『うたわれるものらじお』そのままのシーンが目の前で繰り広げられていて、私達は笑いと興奮の渦。
うたわれキャストの皆さんもサインをして下さるというので、何故か『うたわれるもの』サイン会までスタート(笑)。私も小さな色紙に4人様のサインを頂戴し(キャラ名付き)握手もして頂いた。東地さんや稲田さんと絡んだ剛志さんや、今注目の桐井さんともちょっぴりお話。最終回のオボロ格好良かったですねと言ったら、桐井さんは最終回をまだ見てないそうで楽しみな風だった。
全員が終了した後、小山さんや皆さんにあらためて御礼を述べて劇場を出た。夢のようで緊張と興奮でヘンな汗を掻いてしまった私w。
そのうちこの模様が、どなたかのブログにアップされるんだろうな。それも楽しみ! 小山さん、お疲れのところをありがとうございました。うたわれキャストの皆さまもありがとうございました。
前回と同じ俳優座劇場かと思ってたら紀伊國屋だった。近くて良かった。
前方の中央ブロック座席で奇跡のように見易い。年配の方々が多く、トイレにも行き易い。
ドストエフスキーの『罪と罰』の存在は知ってたが、実は読んでいなかったり^^;。最近では映画『ローレライ』の中で出てきたが、なるほど主人公はかの浅倉大佐をも思わせる。
独断的な思考から人を殺した青年が、様々な人間との絡みと悪夢の中で、愛する女性に罪を告白、紆余曲折の末にようやく救済される…かもしれない話だった。
主人公ラスコーリニコフは大学中退で今でいう根暗な引き篭もり風(『N・H・K』の佐藤くんか?)。自分を非凡な者と考え、必要な殺人もあると考える(『デスノ』の月っぽい)。殺人を犯した後も、表向きは貧しい人を救済し家族思いの優しくクールな顔だが、心中では罪の重さに耐えられず己の弱さを痛感し悩み苦しむ。このへんの葛藤と思考が、限りなく現代の若者と共通するものを感じる。そして彼が時たま魘される悪夢のシーンが実に上手い演出だ。
ラスコーリニコフをめぐって様々な人物が登場し、彼に影響を与え、時に暗躍する。誰もが個性的で、其々の主義と思考があり、魅力的である。ルージンは謀略的ゆえに憎悪を沸かせる程の真の悪人だし、ポルフィーリーはまるで古畑任三郎みたいに慇懃ネチネチと追い詰めるし、スヴィドリガイロフは良人と悪人の顔を交互に使い分ける破滅の首謀者だ。
その中で女たちだけが常に毅然とした生き方を見せる。カテリーナ役の天野眞由美は甘美な仏語と朗々とした歌の中に、女の切なさと母の強かな思いを込めた。平凡でひたむきなソーニャ役の若井なおみが、地味な顔立ちの中に輝きを見せ、”女神”のような強さと包容力を感じさせた。
お目当ての小山力也はラスコーリニコフ役として、最初から最後まで殆ど出ずっぱり。体力や持久力を考えると、それだけで圧倒される。ラスコーリニコフの持つ尊大で狂気な部分と、繊細で優しい部分を見事に演じきる。柔かい低音な声も聞き取り易く、時に甲高い叫びや高笑いも聞かせる。子犬のような嘆きの顔や狂ったような歪んだ顔も見せる。子役相手の会話では、まるで父親のような温かい瞳で優しさが満ちる。吹替えやアニメでは味わえなかった”舞台役者”の表情をいっぱい堪能させてくれた(*^^*)。
サービスシーンというか、上半身のお着替えが2回。鍛え抜かれた胸元をじっくり拝見v。後半はバレエもどきのダンスも軽妙に披露。
くすんだ色のジャケットとズボンという平凡な格好だが、時おり被る黒い帽子が学生らしさをアピール。囚人の白い衣装も意外と似合い、囚人帽姿はちょっぴり堤真一を思わせる。
シンプルな舞台装置だったが、二段階や椅子を上手く利用。ライトの使い方が巧妙で、印象的な音楽と共に、舞台をよりスピーディに仕上げていた。斧や銃声、悪夢のシーンでの効果音も素晴らしい。これぞ俳優座お得意の演出と伝統的手法なのだと感嘆させられた。小道具は水や酒がいつも登場。十字架は深みがある。鍵はちょっと分り辛かった。
舞台運びは速いが、各人の理念や思考を語り合う単調な場面も多く、一幕目にほんのちょっぴり眠気が^^;。私の両隣りのご婦人方は下を向いて眠っておられた。それでも判事と書記の絡みや、ペンキ職人尋問などで、ちょっぴり笑いも散りばめる。
二幕目は激しく展開が動くので、息もつかせぬ程に見入ってしまう。
自首したことを最後まで後悔する愚かで弱き”人間”を、”神”は最後まで見放さず許してくれるのだろうか。骨太で哲学的な物語の中に、『トーマの心臓』で感じた”神と人間”の存在を思い起こさせた。
終演後、小山さんと若井さんを真ん中にしてステージ上に出演者全員が並ぶ。俳優座では若いこのお二人を、脇で重厚な役者陣がしっかりと盛り上げ支えていて微笑ましかった。
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その後、アンケを書いてトイレにも寄ってロビーで待機。終演後に小山さんがファンの為にサインをして下さると某所で知って、一応色紙なんかも持ってきたり(でもちょっぴり不安^^;)。
案内の方が、もうすぐ小山が来ますと伝えて下さって、期待と不安でますますドキドキ。気付けば、私の他にもう一人若い女性と、ファンらしき男性が10人ぐらい残っていた。え?女性ってこれだけ?^^; 小山さんって男性にこんなに人気があったのかと密かにビックリ。もちろん皆さん『うたわれるもの』仲間w。
先にロビーに降りてきたのが、小山さんではなく、『うたわれるもの』キャストの皆さんだったのでビックリ(゜o゜)。小山剛志さん、桐井大介さん、柚木涼香さん、あと一人は三宅華也さんだっけ。これって先々週かにメイト池袋とかに行ったメンバー!? 偶然にも同日に観劇だったのか(そーいや水曜は集まり易いとか書いてあったっけ)。聞いた話だと、皆さん場内の真ん中に座っておられたそうだ。男性陣は気安く柚木さんらと談笑。
ようやく白いシャツに着替えて汗も拭かれた小山力也さんがロビーに降りて、皆さんで拍手〜。うたわれキャストと少し談笑してから、テーブルにマジックペンまで用意されて、忽ちサイン会がスタート。
色紙にサインして頂きながら、『太陽の黙示録』張の格好良かったことや、俳優座の舞台のお話もさせて頂いた。それと『アンジェ舞踏会』のことも。唄って下さるみたいで全員での歌もあるようだ。た、楽しみ!(チケットまだだけど^^;) しっかりと人の目を見て、にこやかにお話して下さって、優しく誠実で品の良いお人柄が感じられて感激した(*^^*)。握手は両手でふわりと柔かくv。
参加者全員のサインが終った後に、案内の方から写真撮影も(手早く)オッケーとのお言葉。早速お願いしちゃった。男性陣からの腕を組んで貰ったら〜のお言葉に従い、腕まで組んで撮って頂いた(てへv)。その様子をご覧になっていた柚木さんの視線がちと怖かったかも^^;。
撮影会途中で、柚木さんも力ちゃんと腕を組んで撮ってて、力ちゃんが身体を強張らせていたりw。ダブル小山の撮影がアヤしかったりw。力ちゃんを真ん中にうたわれ5人全員で撮るも、剛志さんのカメラがボツで、隣の力ちゃんが苦笑してたり。『うたわれるものらじお』そのままのシーンが目の前で繰り広げられていて、私達は笑いと興奮の渦。
うたわれキャストの皆さんもサインをして下さるというので、何故か『うたわれるもの』サイン会までスタート(笑)。私も小さな色紙に4人様のサインを頂戴し(キャラ名付き)握手もして頂いた。東地さんや稲田さんと絡んだ剛志さんや、今注目の桐井さんともちょっぴりお話。最終回のオボロ格好良かったですねと言ったら、桐井さんは最終回をまだ見てないそうで楽しみな風だった。
全員が終了した後、小山さんや皆さんにあらためて御礼を述べて劇場を出た。夢のようで緊張と興奮でヘンな汗を掻いてしまった私w。
そのうちこの模様が、どなたかのブログにアップされるんだろうな。それも楽しみ! 小山さん、お疲れのところをありがとうございました。うたわれキャストの皆さまもありがとうございました。
劇団昴 夏の夜の夢 1
2006年10月8日 舞台演劇劇団昴公演『夏の夜の夢』を観てきた。
三百人劇場も閉館され、この作品でお別れだ。ちょっぴり感傷的に、晴天の劇場を何枚も写した。日曜&トーク日とあって場内は満員。
先月観たStudio Life公演『夏の夜の夢』ともちろん比べてしまうが、訳者や演出家によってこうも違ってくるのかと興味深く観た。
台詞が細かいところで違う。ライフさんの翻訳がエンターテイメント的なら、こちらの翻訳は香り高く詩的で文学的。ライフさんと比べて、昴の鍛え抜かれた役者さんが明瞭明確な発声で台詞を紡ぎ、実に聞き易く分り易い。シンプルな舞台装置に、純然とした伝統的な雰囲気を醸し、正統派のシェイクスピア芝居を見せてくれた。
金尾哲夫が渋く重厚にシーシアスとオーベロンを、松谷彼哉が純粋なヒポリタと妖艶なタイターニアを、其々が兼ね役をされて、これはこれで役者の妙や早変りの面白さを味わえたが、物語の進行順位の違いを余儀なくされる。着替えの間繋ぎの妖精達の歌ダンスが展開に緩みを与えそう。エピローグにパックの挨拶があるのだから、ライフさんのようにプロローグにもパックを登場させればバランスが取れたようにも思う(平田さんの出番も増えたしw)。
平田広明も兼ね役。黒の衣装のフィロストレイトでは律儀で献身的な家臣をあくまで目立たないように演じる。金尾さんが取り違えたという黒ブーツは確かにソックリw。
白の衣装の平田さん@妖精パックは、思ってた以上に似合っていて可愛い(*^^*)。飄々としててお茶目でお調子者で誰からも愛される道化者。平田さんは目や口元の表情だけでなく、足の運び方や細かい指使いでたっぷり表現。赤い布で闘牛士もどきや、乙女の胸にチョンチョンとちょっぴり”えっち”ぶりも覗かせ笑いを誘う。後ろの白い麦わらが時に背中に生えた翼のように見えるのもニクイ演出。40代のパックも初めての配役だそうだが、平田さんテイストと魅力に頬がほころび、パックの魔法に見事にかかってしまったv。
中西陽介@ライサンダーと岩田翼@デメトリアスは若さと溌剌さで熱演。米倉紀之子@ハーミアと湯屋敦子@ヘレナの本音丸出しの取っ組み合いには、やっぱり笑った笑った(^o^)。この4人のことはまた後ほど。
職人チーム5人はやっぱ年齢層が高いw。牛山茂@ボトムの朗々とした台詞に聞き惚れてたら、まさかの台詞忘れ^^;。そのまま5人で上手く合わせて進行したが、確かあの台詞が続くんだよなぁと思い出す私で、他観客もやっぱり気付いてたw。スターヴリング役の仲野裕は劇中劇の三日月役でランタンを揺らすが、ライフさんでは三日月役のアイデアで”バナナ”を使用。やっぱ”バナナ”に軍配ありと思ったりw。壁の壁穴も分り辛く、ライフさんの股間のほうがまだ笑えたかも。
タイターニアの4つの妖精のうち、蛾の精の紹介がボトムらの台詞のタイミング間違いで消されていた。蛾は喋らない設定だそうだが、これでは蛾の存在感がますます無くなって気の毒かも^^;。
2つの客席通路を、人間や職人チームや妖精達が駆け抜けるのも一興。
哀しいコメディの劇中劇でも、そのうち客席からすすり泣きが聞こえてきそう。職人チームの歌とダンスでは客席からも手拍子(私もノリで手拍子)。オーベロンとタイターニアの歌はまずまず。もっと愉快なテンションでもよかった。
休憩挟んで約2時間40分くらい? 長いけど、見どころも聞きどころも多く、とっても楽しめた。下手側席もそれなりに良かったが、色々な角度から観たいな。あと2回、楽しみだ。
 ̄
物販が充実。パンフには、CASTの三百人劇場の思い出や、夏の夜の夢Q&Aなど豆知識。ABCの写真セット其々にパック入り。昴&Theater300の記念ストラップ。台詞入りキーホルダーで、パックのを懸命に探す人が多し。Tシャツもカラフル。
初夏限定版の本編+メイキングDVDセットも申し込まなきゃ。
 ̄
終演後、第1回ポスト・ショウ・トーク。金尾哲夫、松谷彼哉、牛山茂、仲野裕、演出家の三輪えり花、そして平田広明が司会。女性陣は素敵なドレスに身を包み、男性陣は販売促進のためTシャツ姿。平田さんはオレンジのTシャツで、殆ど下手側に立ったままの名司会ぶり。
ネタは考えてなかったという平田さんだが、初舞台の思い出や苦労した点や舞台裏話、客席からの質問では衣装チェンジや印象的な台詞などが出て、皆さんの貴重で面白いコメントを引き出し大いに盛り上げてくれた。
トーク日にトチった牛山さんに、平田さんが先ずツッコミ。本人は「あれ演出なんだよ」と言いつつ「お見苦しいところをお見せしまして」と平謝り。牛山さんは『夏の夜の夢』は5回目で様々な役をされて、30数年やると台詞を覚えちゃって一人シェイクスピアもやれるほどだとか。人の傍にやってきて人の台詞も言うお茶目ぶり。平田さんが「夏の夜郎」と命名するも、松谷さんがチラと「それがどーして自分の台詞は!?」と言うと、平田さんがそれを言っちゃお仕舞いよ〜と言わんばかりに「俺が我慢して言わなかったのに〜」(笑)。牛山さんが”閉所恐怖症”で、ロバの被り物がキツイというのを初めて知った。
仲野さんからは「初日から牛山を盛り立てて来ている」「本読みから牛山に合の手を要求された」と言いつつ、職人チームの劇中劇の楽屋の演技など大変さが語られた。
舞台に舞った紙吹雪は結構滑るらしい。終演後、真ん中の綺麗なのは拾って使い回し新しいものと一緒に降らせるが、当然最後のほうは色んなものが混ざってるらしいwと平田さん。
その紙吹雪が口の中に入って、台詞を言う時に苦労したのは金尾さん。そのまま溶けちゃったらしいw。ブログにもあった、初日の金尾さんの”出トチリ”も平田さんが話題。歌の練習をしてたそうでw。
衣装チェンジの間伸ばしのために、平田さんの台詞「いよいよ真ん中…」も倍にして〜と言われたとか。
演出家の三輪さんは「多い人数を統括するのは初めて」「稽古場での待ち時間長くてすみません」「全力投球の俳優にもっと全力投球でとアイデアが浮かぶ」「思ってた以上の出来なので感謝しています」と。
平田さん「ああは言ってても、明日楽屋でダメ出しがたっぷりあるんですよ」
牛山さん「ボトムのとこは色々カットされた」「抜き稽古もいっぱい」
平田さん「今日つっかえたトコもカットされちゃうかも」お二人のスリリングな会話に爆笑。
パンフや昴公式サイトにもあったが、平田さんの初舞台は研究生の発表会『夏の夜の夢』での兵隊役。甲冑に槍を持ち、台詞も無く立っていたという。そして今回のパック。因縁かもしれない。
最後に観客からの質問で「日によってウケるウケないの反応が違う。1回ウケたらまたやっちゃう。予想通りにはウケないと落ち込む」「毎日打ち合せをしている」と仲野さんが語った。
盛り上がったトークショーも長くなり、そろそろ切り上げる時間となって、「終電無くなっちゃうので…」とジョークで締めてた平田さん。
平田さんのトークも冴え渡り、劇団の皆さんの和気藹々とした雰囲気も感じられて、楽しいひと時だった(^^)。お疲れ様でした。
三百人劇場も閉館され、この作品でお別れだ。ちょっぴり感傷的に、晴天の劇場を何枚も写した。日曜&トーク日とあって場内は満員。
先月観たStudio Life公演『夏の夜の夢』ともちろん比べてしまうが、訳者や演出家によってこうも違ってくるのかと興味深く観た。
台詞が細かいところで違う。ライフさんの翻訳がエンターテイメント的なら、こちらの翻訳は香り高く詩的で文学的。ライフさんと比べて、昴の鍛え抜かれた役者さんが明瞭明確な発声で台詞を紡ぎ、実に聞き易く分り易い。シンプルな舞台装置に、純然とした伝統的な雰囲気を醸し、正統派のシェイクスピア芝居を見せてくれた。
金尾哲夫が渋く重厚にシーシアスとオーベロンを、松谷彼哉が純粋なヒポリタと妖艶なタイターニアを、其々が兼ね役をされて、これはこれで役者の妙や早変りの面白さを味わえたが、物語の進行順位の違いを余儀なくされる。着替えの間繋ぎの妖精達の歌ダンスが展開に緩みを与えそう。エピローグにパックの挨拶があるのだから、ライフさんのようにプロローグにもパックを登場させればバランスが取れたようにも思う(平田さんの出番も増えたしw)。
平田広明も兼ね役。黒の衣装のフィロストレイトでは律儀で献身的な家臣をあくまで目立たないように演じる。金尾さんが取り違えたという黒ブーツは確かにソックリw。
白の衣装の平田さん@妖精パックは、思ってた以上に似合っていて可愛い(*^^*)。飄々としててお茶目でお調子者で誰からも愛される道化者。平田さんは目や口元の表情だけでなく、足の運び方や細かい指使いでたっぷり表現。赤い布で闘牛士もどきや、乙女の胸にチョンチョンとちょっぴり”えっち”ぶりも覗かせ笑いを誘う。後ろの白い麦わらが時に背中に生えた翼のように見えるのもニクイ演出。40代のパックも初めての配役だそうだが、平田さんテイストと魅力に頬がほころび、パックの魔法に見事にかかってしまったv。
中西陽介@ライサンダーと岩田翼@デメトリアスは若さと溌剌さで熱演。米倉紀之子@ハーミアと湯屋敦子@ヘレナの本音丸出しの取っ組み合いには、やっぱり笑った笑った(^o^)。この4人のことはまた後ほど。
職人チーム5人はやっぱ年齢層が高いw。牛山茂@ボトムの朗々とした台詞に聞き惚れてたら、まさかの台詞忘れ^^;。そのまま5人で上手く合わせて進行したが、確かあの台詞が続くんだよなぁと思い出す私で、他観客もやっぱり気付いてたw。スターヴリング役の仲野裕は劇中劇の三日月役でランタンを揺らすが、ライフさんでは三日月役のアイデアで”バナナ”を使用。やっぱ”バナナ”に軍配ありと思ったりw。壁の壁穴も分り辛く、ライフさんの股間のほうがまだ笑えたかも。
タイターニアの4つの妖精のうち、蛾の精の紹介がボトムらの台詞のタイミング間違いで消されていた。蛾は喋らない設定だそうだが、これでは蛾の存在感がますます無くなって気の毒かも^^;。
2つの客席通路を、人間や職人チームや妖精達が駆け抜けるのも一興。
哀しいコメディの劇中劇でも、そのうち客席からすすり泣きが聞こえてきそう。職人チームの歌とダンスでは客席からも手拍子(私もノリで手拍子)。オーベロンとタイターニアの歌はまずまず。もっと愉快なテンションでもよかった。
休憩挟んで約2時間40分くらい? 長いけど、見どころも聞きどころも多く、とっても楽しめた。下手側席もそれなりに良かったが、色々な角度から観たいな。あと2回、楽しみだ。
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物販が充実。パンフには、CASTの三百人劇場の思い出や、夏の夜の夢Q&Aなど豆知識。ABCの写真セット其々にパック入り。昴&Theater300の記念ストラップ。台詞入りキーホルダーで、パックのを懸命に探す人が多し。Tシャツもカラフル。
初夏限定版の本編+メイキングDVDセットも申し込まなきゃ。
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終演後、第1回ポスト・ショウ・トーク。金尾哲夫、松谷彼哉、牛山茂、仲野裕、演出家の三輪えり花、そして平田広明が司会。女性陣は素敵なドレスに身を包み、男性陣は販売促進のためTシャツ姿。平田さんはオレンジのTシャツで、殆ど下手側に立ったままの名司会ぶり。
ネタは考えてなかったという平田さんだが、初舞台の思い出や苦労した点や舞台裏話、客席からの質問では衣装チェンジや印象的な台詞などが出て、皆さんの貴重で面白いコメントを引き出し大いに盛り上げてくれた。
トーク日にトチった牛山さんに、平田さんが先ずツッコミ。本人は「あれ演出なんだよ」と言いつつ「お見苦しいところをお見せしまして」と平謝り。牛山さんは『夏の夜の夢』は5回目で様々な役をされて、30数年やると台詞を覚えちゃって一人シェイクスピアもやれるほどだとか。人の傍にやってきて人の台詞も言うお茶目ぶり。平田さんが「夏の夜郎」と命名するも、松谷さんがチラと「それがどーして自分の台詞は!?」と言うと、平田さんがそれを言っちゃお仕舞いよ〜と言わんばかりに「俺が我慢して言わなかったのに〜」(笑)。牛山さんが”閉所恐怖症”で、ロバの被り物がキツイというのを初めて知った。
仲野さんからは「初日から牛山を盛り立てて来ている」「本読みから牛山に合の手を要求された」と言いつつ、職人チームの劇中劇の楽屋の演技など大変さが語られた。
舞台に舞った紙吹雪は結構滑るらしい。終演後、真ん中の綺麗なのは拾って使い回し新しいものと一緒に降らせるが、当然最後のほうは色んなものが混ざってるらしいwと平田さん。
その紙吹雪が口の中に入って、台詞を言う時に苦労したのは金尾さん。そのまま溶けちゃったらしいw。ブログにもあった、初日の金尾さんの”出トチリ”も平田さんが話題。歌の練習をしてたそうでw。
衣装チェンジの間伸ばしのために、平田さんの台詞「いよいよ真ん中…」も倍にして〜と言われたとか。
演出家の三輪さんは「多い人数を統括するのは初めて」「稽古場での待ち時間長くてすみません」「全力投球の俳優にもっと全力投球でとアイデアが浮かぶ」「思ってた以上の出来なので感謝しています」と。
平田さん「ああは言ってても、明日楽屋でダメ出しがたっぷりあるんですよ」
牛山さん「ボトムのとこは色々カットされた」「抜き稽古もいっぱい」
平田さん「今日つっかえたトコもカットされちゃうかも」お二人のスリリングな会話に爆笑。
パンフや昴公式サイトにもあったが、平田さんの初舞台は研究生の発表会『夏の夜の夢』での兵隊役。甲冑に槍を持ち、台詞も無く立っていたという。そして今回のパック。因縁かもしれない。
最後に観客からの質問で「日によってウケるウケないの反応が違う。1回ウケたらまたやっちゃう。予想通りにはウケないと落ち込む」「毎日打ち合せをしている」と仲野さんが語った。
盛り上がったトークショーも長くなり、そろそろ切り上げる時間となって、「終電無くなっちゃうので…」とジョークで締めてた平田さん。
平田さんのトークも冴え渡り、劇団の皆さんの和気藹々とした雰囲気も感じられて、楽しいひと時だった(^^)。お疲れ様でした。
歌舞劇『田園に死す』を観てきた。文化庁舞台芸術国際フェスティバル作品の一つ。
幅広い観客層。*pnish*がお目当てだったが、演目や内容的要因からなのか、空席が目立っていた^^;。
今朝のテレ東特別番組でも放送されてたが、赤黒白の濃厚なファンタジーもの。
自分の少年時代を塗り込めた寺山修司の歌集『田園に死す』を、『血の起源』から発展させて創り上げた、幻想的かつ官能的な夢の中の”母と子”の物語。
謎の少女達が唄い踊り、中国からサーカス団が加わったり、*pnish*が道化役として夢案内人になったりと、不思議なパフォーマンスが繰り広げられる。
とにかく複雑怪奇で分り難いイメージ重視の話。理屈ではなく感性で観たいところ。
色が大切な意味を持ち、「赤」が”母”を、「白」が”巫女”や”子”を、「黒」が”男”を、「青」が”自然”を表現しているようだ。
夢の中で「田園」は母体という空間。”女”は快楽を求め「限りない妊娠」を求めるが、”子”を産み出すと共に”憎しみ”や”否定”も産まれる。子供らは母を追い求め続け、少年の魂は「僕を妊娠して」と叫び、母はようやく子供を抱擁し、昇天する。
安寿ミラはエロティックな舞いと上品な歌で酔わせ、4人の少女たちが可憐な歌と舞いで幻想を振りまく。
これだけだとどうしても単調さが続くが、四川省川劇院の劇団員10人のダンス・パフォーマンスが不思議な違和感をもたらす。眠くなってくるのに^^;、眠らなくなるのだw。中国雑技団の宙を舞うアクロバットの数々が凄くて、目にも鮮やかな衣装も綺麗で、思わず夢中になって見入ってしまう。和風と中華風の溶け合わない不思議さがかえって面白く見えるのだ。
夢と夢と現の案内人*pnish*の四人もなかなか難しい役どころ。観客を現に戻し説明するには発声がしっかりしていないといけない。その点、いつも皮切りに言葉を発する土屋裕一は一番明確に声が出ていて頼もしかった。鷲尾昇は目が綺麗。森山栄治は声がイイ。佐野大樹は所作が柔かい。
JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリ受賞、これが初舞台の中村蒼は「もーいいかい?」の無垢なる存在が可愛い。
少女達の一人に、レミ役で聞き覚えのある高塚恵理子がいて、ようやく思い出した。この舞台の演出の栗田芳宏は、劇団ひまわり『家なき子』の構成・演出もされていた方だったことを。どうりで雰囲気が似てる。サーカス団の仮面といい、ドール風な少女達の存在といい、重なるものが色々ありそう。中村くん演じる寺山少年を、レミと重ねても面白そうだ。
カーテンコールは2回かな。安寿さんと中村くんを真ん中に、パニや川劇院団員らが入り混じって手を握り合う。ちっちゃな日中交流w。去り際にtutiがお子様団員とじゃれ合ってる様子が微笑ましかった。
終演後、サプライズとして、パンフ購入者に中村蒼のサイン会。早めに終演したので、私も参加。娘と同い年だし応援したくなる。それに笹部博司に見出されたのだから、あるいは第二の藤原竜也になるかも?w サインも笑顔も「ありがとうございます」も、とても初々しい蒼くんだった(^^)。
パニ関係では、次は『*pnish*on vol.5』に行けたらいいな。『バンビーノ+』もそろそろチケ取りかな。
 ̄
今日は、文化祭、パニ田園、郷田さん湘南アクターズと、3つの舞台が運悪く重なってしまった^^;。アクターズは時間的場所的にもムリだし、田園は急遽昼を夕方に変更。最終的に選んだのはやっぱり子供のお芝居だった。ハハだね。
幅広い観客層。*pnish*がお目当てだったが、演目や内容的要因からなのか、空席が目立っていた^^;。
今朝のテレ東特別番組でも放送されてたが、赤黒白の濃厚なファンタジーもの。
自分の少年時代を塗り込めた寺山修司の歌集『田園に死す』を、『血の起源』から発展させて創り上げた、幻想的かつ官能的な夢の中の”母と子”の物語。
謎の少女達が唄い踊り、中国からサーカス団が加わったり、*pnish*が道化役として夢案内人になったりと、不思議なパフォーマンスが繰り広げられる。
とにかく複雑怪奇で分り難いイメージ重視の話。理屈ではなく感性で観たいところ。
色が大切な意味を持ち、「赤」が”母”を、「白」が”巫女”や”子”を、「黒」が”男”を、「青」が”自然”を表現しているようだ。
夢の中で「田園」は母体という空間。”女”は快楽を求め「限りない妊娠」を求めるが、”子”を産み出すと共に”憎しみ”や”否定”も産まれる。子供らは母を追い求め続け、少年の魂は「僕を妊娠して」と叫び、母はようやく子供を抱擁し、昇天する。
安寿ミラはエロティックな舞いと上品な歌で酔わせ、4人の少女たちが可憐な歌と舞いで幻想を振りまく。
これだけだとどうしても単調さが続くが、四川省川劇院の劇団員10人のダンス・パフォーマンスが不思議な違和感をもたらす。眠くなってくるのに^^;、眠らなくなるのだw。中国雑技団の宙を舞うアクロバットの数々が凄くて、目にも鮮やかな衣装も綺麗で、思わず夢中になって見入ってしまう。和風と中華風の溶け合わない不思議さがかえって面白く見えるのだ。
夢と夢と現の案内人*pnish*の四人もなかなか難しい役どころ。観客を現に戻し説明するには発声がしっかりしていないといけない。その点、いつも皮切りに言葉を発する土屋裕一は一番明確に声が出ていて頼もしかった。鷲尾昇は目が綺麗。森山栄治は声がイイ。佐野大樹は所作が柔かい。
JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリ受賞、これが初舞台の中村蒼は「もーいいかい?」の無垢なる存在が可愛い。
少女達の一人に、レミ役で聞き覚えのある高塚恵理子がいて、ようやく思い出した。この舞台の演出の栗田芳宏は、劇団ひまわり『家なき子』の構成・演出もされていた方だったことを。どうりで雰囲気が似てる。サーカス団の仮面といい、ドール風な少女達の存在といい、重なるものが色々ありそう。中村くん演じる寺山少年を、レミと重ねても面白そうだ。
カーテンコールは2回かな。安寿さんと中村くんを真ん中に、パニや川劇院団員らが入り混じって手を握り合う。ちっちゃな日中交流w。去り際にtutiがお子様団員とじゃれ合ってる様子が微笑ましかった。
終演後、サプライズとして、パンフ購入者に中村蒼のサイン会。早めに終演したので、私も参加。娘と同い年だし応援したくなる。それに笹部博司に見出されたのだから、あるいは第二の藤原竜也になるかも?w サインも笑顔も「ありがとうございます」も、とても初々しい蒼くんだった(^^)。
パニ関係では、次は『*pnish*on vol.5』に行けたらいいな。『バンビーノ+』もそろそろチケ取りかな。
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今日は、文化祭、パニ田園、郷田さん湘南アクターズと、3つの舞台が運悪く重なってしまった^^;。アクターズは時間的場所的にもムリだし、田園は急遽昼を夕方に変更。最終的に選んだのはやっぱり子供のお芝居だった。ハハだね。
*pnish* vol.8 ワンダーボックス
2006年9月24日 舞台演劇 コメント (2)*pnish*本公演vol.8『ワンダーボックス』を観てきた。
7月にあった『トレジャーボックス』の続編で、パニの4人は同じ役で出演するという連続公演。
うおっ、今回のサンシャイン劇場は広〜い。前回よりステージも大胆な装置で回り舞台も駆使。出演者の演技やアクションも伸び伸びと豊かで、いっそうのキレを見せていた。照明や音楽も更に洗練されていたし、スクリーンのオープニングも抜群のセンス。
前作のトレックスを観てなかった人にも充分ついていける内容で、前作より一段とパワーアップしていて面白かったのは間違いない。
話の内容は単純。新主人公トレジャーガードの持つお宝をめぐって集まる前作のキャラ4人と、依頼人と曲者トレジャーハンターの野望が絡み合う壮絶な争奪戦。
ストーリーよりも、個性溢れるキャラクターと演じる役者の妙が最大の見どころだ。
新ゲスト4人皆さん実力充分で、アクションもパニに引けをとらない若手男性陣。存在感も凄くて、むしろパニのほうが押され気味?w
神堂役の佐野瑞樹がすっごく若々しくて、ダンスも動作も可愛くて、20代前半に見えちゃった(実際は30代だとパンフで知った^^;)。童顔なのに、出てくる声は低音系で、大樹くんの声にも似ててビックリ(佐野繋がりだから?^^;)。とにかく堂々と主役を張ってて頼もしかった。
神堂の相方リョウ役の川本成の芝居を観るのは、一昨年の舞台以来かな。着実でメリハリある演技力、ダミ声だけど力強い発声で印象深い。後半に見せる瑞樹くんとのキャッチアクションも見事。
ウォン役の北村栄基は、坊主頭とシナ服からしてもうツボv。草加と如月を合体させたような外見なんだもん(笑)。佇まいだけで可愛くて格好良かったよ(*^^*)。イヅルよりずっとお似合いのキャラだった。前半の静けさと後半の狂気ぶりを熱演。
そして今回の立役者・湯澤幸一郎。「スペンサー♪」と書くだけで歌声が蘇ってくる〜w。抜群の歌の上手さで、そこだけ一瞬格調高い舞台にも仕上がった感じ。とにかく濃いキャラ作りで、会場を痺れさせてくれた。
パニ4人は前とはちょっと衣装が違っていたのかな。名前順も前は大樹くんトップだったのが、今回はtutiが先に来てたし。
天内役の佐野大樹は声が少々シャガれてたが、良きムードメーカーぶり。鷲尾昇演じる鰐塚は、相変わらず足手まといで不器用だが愛嬌溢れ、ラストではちょっと決めてくれて嬉しい。
森山栄治演じるリィは今回のキーマンで、前回より更に格好良かった。舞のような殺陣のキレもいっそう冴え、正直BLEACHの恋次より似合ってる。セクシーでアダルトだしねw。リィ役はぜひ栄治くんの固定キャラにして欲しい。
ランディ役の土屋裕一は一段と濃くてキラキラなキャラ作り。フラフラになった時の受け顔があまりにセクシーで可愛くて見入ってしまった。フラフラとキビキビのアクションのメリハリも楽しく、サービス精神もしっかりと発揮。
ちょっぴり眠気も起きたが^^;、2時間ジャストで爽やかに纏めたお話。またも続編を期待させる終り方。パニのキャラクターならまだまだ楽しめそうだ。
お金が無かったのでグッズ類はスルー。赤いパンフ裏表紙の逆さまの《福》文字。これをいつも眺めたら、ホントの《福》が舞い込むかしらん。もっと前方の座席で観たかったな。
7月にあった『トレジャーボックス』の続編で、パニの4人は同じ役で出演するという連続公演。
うおっ、今回のサンシャイン劇場は広〜い。前回よりステージも大胆な装置で回り舞台も駆使。出演者の演技やアクションも伸び伸びと豊かで、いっそうのキレを見せていた。照明や音楽も更に洗練されていたし、スクリーンのオープニングも抜群のセンス。
前作のトレックスを観てなかった人にも充分ついていける内容で、前作より一段とパワーアップしていて面白かったのは間違いない。
話の内容は単純。新主人公トレジャーガードの持つお宝をめぐって集まる前作のキャラ4人と、依頼人と曲者トレジャーハンターの野望が絡み合う壮絶な争奪戦。
ストーリーよりも、個性溢れるキャラクターと演じる役者の妙が最大の見どころだ。
新ゲスト4人皆さん実力充分で、アクションもパニに引けをとらない若手男性陣。存在感も凄くて、むしろパニのほうが押され気味?w
神堂役の佐野瑞樹がすっごく若々しくて、ダンスも動作も可愛くて、20代前半に見えちゃった(実際は30代だとパンフで知った^^;)。童顔なのに、出てくる声は低音系で、大樹くんの声にも似ててビックリ(佐野繋がりだから?^^;)。とにかく堂々と主役を張ってて頼もしかった。
神堂の相方リョウ役の川本成の芝居を観るのは、一昨年の舞台以来かな。着実でメリハリある演技力、ダミ声だけど力強い発声で印象深い。後半に見せる瑞樹くんとのキャッチアクションも見事。
ウォン役の北村栄基は、坊主頭とシナ服からしてもうツボv。草加と如月を合体させたような外見なんだもん(笑)。佇まいだけで可愛くて格好良かったよ(*^^*)。イヅルよりずっとお似合いのキャラだった。前半の静けさと後半の狂気ぶりを熱演。
そして今回の立役者・湯澤幸一郎。「スペンサー♪」と書くだけで歌声が蘇ってくる〜w。抜群の歌の上手さで、そこだけ一瞬格調高い舞台にも仕上がった感じ。とにかく濃いキャラ作りで、会場を痺れさせてくれた。
パニ4人は前とはちょっと衣装が違っていたのかな。名前順も前は大樹くんトップだったのが、今回はtutiが先に来てたし。
天内役の佐野大樹は声が少々シャガれてたが、良きムードメーカーぶり。鷲尾昇演じる鰐塚は、相変わらず足手まといで不器用だが愛嬌溢れ、ラストではちょっと決めてくれて嬉しい。
森山栄治演じるリィは今回のキーマンで、前回より更に格好良かった。舞のような殺陣のキレもいっそう冴え、正直BLEACHの恋次より似合ってる。セクシーでアダルトだしねw。リィ役はぜひ栄治くんの固定キャラにして欲しい。
ランディ役の土屋裕一は一段と濃くてキラキラなキャラ作り。フラフラになった時の受け顔があまりにセクシーで可愛くて見入ってしまった。フラフラとキビキビのアクションのメリハリも楽しく、サービス精神もしっかりと発揮。
ちょっぴり眠気も起きたが^^;、2時間ジャストで爽やかに纏めたお話。またも続編を期待させる終り方。パニのキャラクターならまだまだ楽しめそうだ。
お金が無かったのでグッズ類はスルー。赤いパンフ裏表紙の逆さまの《福》文字。これをいつも眺めたら、ホントの《福》が舞い込むかしらん。もっと前方の座席で観たかったな。
新橋演舞場で公演中の舞台『魔界転生』を観てきた。
お目当てはStudio Life看板俳優・笠原浩夫。笠原さんの客演芝居を観るのは1年ぶりだ。
イヤホンガイドはやめたが、演舞場おにぎり弁当で評判の《演むすび》をロビーソファでゆっくり食す。美味い。歌舞伎座みたいに客席に弁当持込なのもイイ。
原作は山田風太郎の傑作時代小説。映画化された『魔界転生』の存在も強いが、実はあまり覚えてないので新鮮な気分。
今回はG2が原作テイストそのままに脚本・演出を担当し、大衆娯楽活劇として舞台化してくれた。
天下転覆を狙う魔界転生した天草四郎ら魔界衆と、阻止しようと挑む柳生十兵衛ら柳生衆との決死の闘い。
休憩2回入れて三幕あったが、笑いあり、涙あり、アクションあり、お色気あり、学習あり、何でもあり(笑)のスピーディで飽きさせない展開で時間が短く感じられた。
妖艶でおどろおどろしいイメージが先行してたが、個性ある登場人物を生き生きと奥深く描き、骨太な人間ドラマにもなっている。十兵衛を人間味豊かに、四郎らの持つ弱さや哀しさも掘り下げて、其々に魅力を与え共鳴させる。
中村橋之助演じる柳生十兵衛と、成宮寛貴演じる天草四郎。『功名が辻』的に言えば、石田三成VS豊臣秀次かしらんw。関白切腹しちゃうけど。
橋之助さんは十兵衛の飄々さと熱血ぶりを豊かに演じる。声が実にいい。よく通る痺れるようなバリトンで、難しい叫びも見事。腰の座った舞のような殺陣の数々。特に軽く飛び上がり両足で着地して斬る動作には見惚れた。あらためて歌舞伎役者の素晴らしさを実感。
成宮くんの舞台を観るのは『KITCHIN』以来かな。カリスマ性ある美少年とは言い難いが^^;、相当研究されたのか独特の不思議な雰囲気を醸している。特に最期の形相は熱演。しかし成宮くんの口がデカイのがどうしても気になる(宮崎あおいを男装させた感じ^^;)。声の透りもイマイチ。
いや、成宮くんに限らず若手は全般的に、発音発声が拙いのか、よく聞き取れない台詞が少なくなかった。比べて、中堅ベテラン陣の声はよく透り分り易い。
ちょい期待してた十兵衛×四郎だが、三幕目からようやく正面対決で、気を持たせた割に劇的なものがなかったのが残念。役者の年齢差や経験差もあり、二人が対峙する場面は何となく父息子といった雰囲気^^;。
笠原浩夫は由比正雪役。武術派ではなく参謀派なので、出番は少ないが印象が残る。声もよく通り、長身を生かし堂々とした優雅な振る舞い。お得意の射抜くような流し目にも魅了される。四郎との最後の対峙では、静かで激しい緊迫感があり、正雪×四郎も悪くないかとw。
影の主役でもあった、柳生但馬守役の六平直政や宮本武蔵役の西岡徳馬が重厚な渋味で舞台を支える。徳川頼宣役の升毅は危うさと凛々しさがある。ベテラン役者の凄さに、久しぶりに快感を得た。
弥太郎役の子役も達者な演技。ただ、柳生7人衆の熱演や怪演は素晴らしかったが、技や剣術に個性がなく、誰が誰やら状態^^;。
女優三人も力演。特に馬渕英俚可は肌を見せた妖艶な演技で印象深かった。
G2らしいお遊びの演出・小道具が、深刻な物語にアクセントをつけて見応えもたっぷり。
本来ならキモイ筈の生首が、あんなに可笑しなものになるとはw。釣り鐘の大胆な使い方もマジック的で面白い。スクリーンの地図説明は、スルーしてた位置関係がいっぺんに分って有り難い。昇天する幽霊たちも可愛かった。
花道に近い座席だったので、役者の表情や駆け抜けるサマもくっきり。ただ、出入りする度に聞こえる、垂れ幕の開け閉めの音が気になる^^;。
大局的な見方や、細やかな演出、人物達の心情に寄り添ったりと、色々な楽しみ方が出来る鮮やかな舞台であった。
今日はカメラが入ってたため、役者たちも一段と熱かったようだ。WOWOWで放送予定なんだろうか。
お目当てはStudio Life看板俳優・笠原浩夫。笠原さんの客演芝居を観るのは1年ぶりだ。
イヤホンガイドはやめたが、演舞場おにぎり弁当で評判の《演むすび》をロビーソファでゆっくり食す。美味い。歌舞伎座みたいに客席に弁当持込なのもイイ。
原作は山田風太郎の傑作時代小説。映画化された『魔界転生』の存在も強いが、実はあまり覚えてないので新鮮な気分。
今回はG2が原作テイストそのままに脚本・演出を担当し、大衆娯楽活劇として舞台化してくれた。
天下転覆を狙う魔界転生した天草四郎ら魔界衆と、阻止しようと挑む柳生十兵衛ら柳生衆との決死の闘い。
休憩2回入れて三幕あったが、笑いあり、涙あり、アクションあり、お色気あり、学習あり、何でもあり(笑)のスピーディで飽きさせない展開で時間が短く感じられた。
妖艶でおどろおどろしいイメージが先行してたが、個性ある登場人物を生き生きと奥深く描き、骨太な人間ドラマにもなっている。十兵衛を人間味豊かに、四郎らの持つ弱さや哀しさも掘り下げて、其々に魅力を与え共鳴させる。
中村橋之助演じる柳生十兵衛と、成宮寛貴演じる天草四郎。『功名が辻』的に言えば、石田三成VS豊臣秀次かしらんw。関白切腹しちゃうけど。
橋之助さんは十兵衛の飄々さと熱血ぶりを豊かに演じる。声が実にいい。よく通る痺れるようなバリトンで、難しい叫びも見事。腰の座った舞のような殺陣の数々。特に軽く飛び上がり両足で着地して斬る動作には見惚れた。あらためて歌舞伎役者の素晴らしさを実感。
成宮くんの舞台を観るのは『KITCHIN』以来かな。カリスマ性ある美少年とは言い難いが^^;、相当研究されたのか独特の不思議な雰囲気を醸している。特に最期の形相は熱演。しかし成宮くんの口がデカイのがどうしても気になる(宮崎あおいを男装させた感じ^^;)。声の透りもイマイチ。
いや、成宮くんに限らず若手は全般的に、発音発声が拙いのか、よく聞き取れない台詞が少なくなかった。比べて、中堅ベテラン陣の声はよく透り分り易い。
ちょい期待してた十兵衛×四郎だが、三幕目からようやく正面対決で、気を持たせた割に劇的なものがなかったのが残念。役者の年齢差や経験差もあり、二人が対峙する場面は何となく父息子といった雰囲気^^;。
笠原浩夫は由比正雪役。武術派ではなく参謀派なので、出番は少ないが印象が残る。声もよく通り、長身を生かし堂々とした優雅な振る舞い。お得意の射抜くような流し目にも魅了される。四郎との最後の対峙では、静かで激しい緊迫感があり、正雪×四郎も悪くないかとw。
影の主役でもあった、柳生但馬守役の六平直政や宮本武蔵役の西岡徳馬が重厚な渋味で舞台を支える。徳川頼宣役の升毅は危うさと凛々しさがある。ベテラン役者の凄さに、久しぶりに快感を得た。
弥太郎役の子役も達者な演技。ただ、柳生7人衆の熱演や怪演は素晴らしかったが、技や剣術に個性がなく、誰が誰やら状態^^;。
女優三人も力演。特に馬渕英俚可は肌を見せた妖艶な演技で印象深かった。
G2らしいお遊びの演出・小道具が、深刻な物語にアクセントをつけて見応えもたっぷり。
本来ならキモイ筈の生首が、あんなに可笑しなものになるとはw。釣り鐘の大胆な使い方もマジック的で面白い。スクリーンの地図説明は、スルーしてた位置関係がいっぺんに分って有り難い。昇天する幽霊たちも可愛かった。
花道に近い座席だったので、役者の表情や駆け抜けるサマもくっきり。ただ、出入りする度に聞こえる、垂れ幕の開け閉めの音が気になる^^;。
大局的な見方や、細やかな演出、人物達の心情に寄り添ったりと、色々な楽しみ方が出来る鮮やかな舞台であった。
今日はカメラが入ってたため、役者たちも一段と熱かったようだ。WOWOWで放送予定なんだろうか。
Studio Life 夏の夜の夢 Wチーム
2006年9月18日 舞台演劇Studio Life『夏の夜の夢』Wow!(ワウチーム)を観てきた。
Yippee!チームとは人間4人とパックのキャストが違うだけ。それなのに雰囲気がだいぶ変わってた。
狂言回しパック役は倉本徹。Yチームの小野健太郎の若さ弾けたフレッシュで軽妙なパックと違い、手堅いが少々老け気味^^;。何でも小野くんが怪我のため一時休演中で、彼の分もパック役をされているとか。小野くんの復帰も気になるが、同日2公演パック役をされる倉本さんはさぞお疲れだろうと思う。なんせパックは出番も多く、ステージや客席通路をひっきりなしに動き回り、体力の消耗も他役よりはハードそう。
そのせいか、今日のパックは開始当初からゼイゼイハァハァ^^;。オーベロン役の石飛幸治のアドリブでも「酸素が足りない」「酸素を吸ってる」があって、倉本さんの酸素絡みのネタがあったようだ。あまりにお疲れっぽい倉本@パックとのやり取りに、石飛@オーベロンもついつい威厳を崩して吹き出す始末。その仲良さげな雰囲気もまた楽し。
Yチームより小振り感の人間4人。台詞や動作のアドリブも全く違ってて愉快だった。山本芳樹のライサンダーは「ホー!」と叫んで柔かい身体をクネクネ。楢原秀佳のディミートリアスは「フー!ワウ」を多用しキメ細かく対抗。どちらもスピーディでツボを押えたアクションだったが、棒登りや棒周りの鮮やかさを見せる山本くんに、楢原くんはついてけずマイペースで対抗w。
松本慎也のハーミアも、関戸博一のヘレナも、思った以上の出来。Yチームの大くん達みたいな高台から飛び降りる技はさすがに自粛してたが^^;、一生懸命降りるトコは健気で可愛い〜。ヘレナとハーミアの息もきらせぬ言いたい放題も、可笑しさの中に可憐さがあって良かった。
ヒポリタとシーシアスの関係性が今回も明確に伝わってこなかったのが残念。舟見和利のヒポリタは細やかな演技で綺麗で、職人達の芝居へのリアクションが上手い。
ピラミスとシスビーの芝居は道化が目立ち、どうしても感情移入できないが、エンディングの場面で客席からすすり泣く声が聞こえてドキリ。
相変わらず石飛さんのオーベロンは豪快だし、林勇輔のティターニアは妖艶で芸が細かいし、この二人がいるだけで質の良さと豪華さを作品に与えている。
前半はシェイクスピア台詞にややまごつき、単調な場面にやや眠気も出てくるが、1場後半から2場のスピーディでワクワクさせる展開になり、終ってみれば面白かったという満足を得る。
 ̄
終演後は、突然場内が闇に包まれ、オーベロンとティターニアの声が妖しく響く。「帰れると思ったら大間違いだ」「まだまだよ〜」。
トークショーかと思いきや、「ミッドサマー・ナイト歌合戦♪」。いつからこうなったんだろう?^^;
妖精チームと人間チームに分れ歌合戦。何故か人間チームに宮殿兵士役だったグラサン姿の曽世海児がいて、一人で早々とモノマネ披露w。妖精チームでは林くんが出張ってるゾ。
人間チームから出場は、例のピンクの被り物をつけた山崎康一。次の有馬記念やJRAやらの励ましを受け、「ボトム・パワー♪」を豪快に唄い捲る。客席からも多数の手拍子。
続いて妖精チーム応援の前に、後ろでこっそり腰掛けてたパックへ、ティターニアから「ちょっと、そこの道化!休んでないっ!」と一喝。倉本さん、よっぽど疲れてた様子w。
妖精チームから出場は、ティターニアの愛を受けて、威風堂々とした石飛さんの「オーベロンのテーマ♪」。いっぱい手拍子しちゃった。
妖精野鳥の会が、観客はどちらが良かったかの判定基準で客席拍手の数を数え(?)、結果は妖精チームの優勝! 「オーホッホッホッホ…」と高笑いするティターニア。
最後はもう一度みんなで「愛の未来へ♪」。今回は私も含めパラパラと手拍子があったが、まだまだ客席全体に浸透してないみたい。ここまできたなら、テニミュみたいに盛り上がらなきゃね。
 ̄
でもライフさんの『夏の夜の夢』観劇はこれでお仕舞い。もっと見たいと思ってはいたが、ライフさんのやり方がどうにも気に食わなくて。
ちゃんとした説明もないまま、前回公演からライフに関する諸々の写真撮影はいっさい禁止となった。ロビーの一ヶ所に置かれた花籠ぐらい撮ってもいいと思うけど、それも絶対禁止とはどういうことだろう。そのくせロビーの物販攻勢が激しくて煩いほど。ファンは全く信頼のおけない、ただの金づるとしか見ていないんだろうか?(~_~)。FCに入ったのを後悔しだした。
さて次はいよいよ劇団昴の『夏の夜の夢』。平田広明さんのパックは、たぶん飄々とした賢くも愛嬌のある、今回の倉本さんのパックとも繋がる部分がありそうで、楽しみである。
Yippee!チームとは人間4人とパックのキャストが違うだけ。それなのに雰囲気がだいぶ変わってた。
狂言回しパック役は倉本徹。Yチームの小野健太郎の若さ弾けたフレッシュで軽妙なパックと違い、手堅いが少々老け気味^^;。何でも小野くんが怪我のため一時休演中で、彼の分もパック役をされているとか。小野くんの復帰も気になるが、同日2公演パック役をされる倉本さんはさぞお疲れだろうと思う。なんせパックは出番も多く、ステージや客席通路をひっきりなしに動き回り、体力の消耗も他役よりはハードそう。
そのせいか、今日のパックは開始当初からゼイゼイハァハァ^^;。オーベロン役の石飛幸治のアドリブでも「酸素が足りない」「酸素を吸ってる」があって、倉本さんの酸素絡みのネタがあったようだ。あまりにお疲れっぽい倉本@パックとのやり取りに、石飛@オーベロンもついつい威厳を崩して吹き出す始末。その仲良さげな雰囲気もまた楽し。
Yチームより小振り感の人間4人。台詞や動作のアドリブも全く違ってて愉快だった。山本芳樹のライサンダーは「ホー!」と叫んで柔かい身体をクネクネ。楢原秀佳のディミートリアスは「フー!ワウ」を多用しキメ細かく対抗。どちらもスピーディでツボを押えたアクションだったが、棒登りや棒周りの鮮やかさを見せる山本くんに、楢原くんはついてけずマイペースで対抗w。
松本慎也のハーミアも、関戸博一のヘレナも、思った以上の出来。Yチームの大くん達みたいな高台から飛び降りる技はさすがに自粛してたが^^;、一生懸命降りるトコは健気で可愛い〜。ヘレナとハーミアの息もきらせぬ言いたい放題も、可笑しさの中に可憐さがあって良かった。
ヒポリタとシーシアスの関係性が今回も明確に伝わってこなかったのが残念。舟見和利のヒポリタは細やかな演技で綺麗で、職人達の芝居へのリアクションが上手い。
ピラミスとシスビーの芝居は道化が目立ち、どうしても感情移入できないが、エンディングの場面で客席からすすり泣く声が聞こえてドキリ。
相変わらず石飛さんのオーベロンは豪快だし、林勇輔のティターニアは妖艶で芸が細かいし、この二人がいるだけで質の良さと豪華さを作品に与えている。
前半はシェイクスピア台詞にややまごつき、単調な場面にやや眠気も出てくるが、1場後半から2場のスピーディでワクワクさせる展開になり、終ってみれば面白かったという満足を得る。
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終演後は、突然場内が闇に包まれ、オーベロンとティターニアの声が妖しく響く。「帰れると思ったら大間違いだ」「まだまだよ〜」。
トークショーかと思いきや、「ミッドサマー・ナイト歌合戦♪」。いつからこうなったんだろう?^^;
妖精チームと人間チームに分れ歌合戦。何故か人間チームに宮殿兵士役だったグラサン姿の曽世海児がいて、一人で早々とモノマネ披露w。妖精チームでは林くんが出張ってるゾ。
人間チームから出場は、例のピンクの被り物をつけた山崎康一。次の有馬記念やJRAやらの励ましを受け、「ボトム・パワー♪」を豪快に唄い捲る。客席からも多数の手拍子。
続いて妖精チーム応援の前に、後ろでこっそり腰掛けてたパックへ、ティターニアから「ちょっと、そこの道化!休んでないっ!」と一喝。倉本さん、よっぽど疲れてた様子w。
妖精チームから出場は、ティターニアの愛を受けて、威風堂々とした石飛さんの「オーベロンのテーマ♪」。いっぱい手拍子しちゃった。
妖精野鳥の会が、観客はどちらが良かったかの判定基準で客席拍手の数を数え(?)、結果は妖精チームの優勝! 「オーホッホッホッホ…」と高笑いするティターニア。
最後はもう一度みんなで「愛の未来へ♪」。今回は私も含めパラパラと手拍子があったが、まだまだ客席全体に浸透してないみたい。ここまできたなら、テニミュみたいに盛り上がらなきゃね。
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でもライフさんの『夏の夜の夢』観劇はこれでお仕舞い。もっと見たいと思ってはいたが、ライフさんのやり方がどうにも気に食わなくて。
ちゃんとした説明もないまま、前回公演からライフに関する諸々の写真撮影はいっさい禁止となった。ロビーの一ヶ所に置かれた花籠ぐらい撮ってもいいと思うけど、それも絶対禁止とはどういうことだろう。そのくせロビーの物販攻勢が激しくて煩いほど。ファンは全く信頼のおけない、ただの金づるとしか見ていないんだろうか?(~_~)。FCに入ったのを後悔しだした。
さて次はいよいよ劇団昴の『夏の夜の夢』。平田広明さんのパックは、たぶん飄々とした賢くも愛嬌のある、今回の倉本さんのパックとも繋がる部分がありそうで、楽しみである。
Studio Life 夏の夜の夢 Yチーム
2006年9月10日 舞台演劇 コメント (2)Axleイベント後は、友人と早めの夕食を済ませてから新宿へ。
Studio Life『夏の夜の夢』Yippee!(イピー)チームを観てきた。
Studio Life初めてのシェイクスピア作品で、蜷川氏の舞台でお馴染みの松岡和子の翻訳もの。
『夏の夜の夢』はどこかで見た覚えがあると思い込んでたが、どうやら『ガラスの仮面』の劇中劇の記憶だったらしい^^;。ストーリーはLifeさんのチラシ裏より、来月同じものを公演の劇団昴さんのチラシ裏を見たほうが分り易いw。
シェイクスピアといっても肩肘張らない抱腹絶倒のコメディ。しばらくシリアスな舞台が続いてたから、ここぞとばかりに劇団員が伸び伸び生き生きと全力投球、いかに観客を楽しませようかというサービス精神が伝わり、エンターテイメントな舞台を作り上げていた。
前半は多面的に淡々と話が進み、設定が少々分らず、やや眠気に襲われた。だが物語が動くや展開も早く、油断できない演出が冴え、途中休憩ももどかしい。何より役者たちの凄まじい演技に圧倒された(笑)。喜劇でもめったに笑わない私が、思わずクスリクスリの小さな笑いが続く。後半は劇中劇の笑いと悲しみのアンバランスについ見入るが、予想通りの大団円。変な爽快感で満足した。
これってミュージカルだったのね。開演してから分る(笑)。4日目なので歌もダンスもまだ硬さが残るが、全体的な歌のレベルは81のミュージカルみたいで可もなく不可もなく。オーベロン役石飛幸治の威風堂々とした歌と、ティターニア役林勇輔の奇妙な魅惑を振りまく歌が絶品だった。特にデュエット曲「すべて夢の中へ♪」は伸びやかで聞き惚れる。ティターニアのテーマは妙に耳に残り、流れるだけで吹き出しそうw。
ダンスはさておき、これってアクション・コメディだったのね(笑)。曽世海児@ライサンダーが「ゲッチュウ!」「ゲッアウト!」と叫び腰を砕けば、奥田努@ディミートリアスが丸縁眼鏡や白マフラーを小道具に「オーイエーッ!」と身を翻す。
だが本当の見せ場は、岩崎大@ハーミアと客演の坂本岳大@ヘレナの「大」乙女対決!(笑)二人とも男性より背が高く並んだだけで笑えるのに、長く柔かい肢体で思う存分アクション三昧。大くんはバク宙バク転多用で、あのカカシ先生より技もキレも抜群w。岳大さんも負けじと飛び降り飛び跳ねて対抗。おまけに乙女から息もきらせぬ悪口三昧w。乙女の背の高さがこんなに不利になるなんて〜。この4人の身体をはったヘビィなコメディ…もとい、絡み合う恋の行方に^^;、笑いっぱなしだった(^o^)。
なかなか馴染めなかったのが職人チームの6人。妖精チームのカラフルさや、宮殿チームの白ドレスと比べると、職人のジーンズ衣装はちょっと地味^^;。登場時は退屈に感じたが、劇中劇になると次々に変な小道具が出てきて、つい話にも見入ってしまった。クウィンス役の藤原啓治が渋味だが、ボトム役の山崎康一が素朴で逞しい笑いを見せて、久々に当たり役だなと喜ばせた。
個性豊かなキャラクターは沢山出たが、やっぱり一番美味しかったのは妖精パック。小野健太郎のパックは、スレンダーで軽妙でキュートだったが、語りも兼ねるのだから台詞回しにもう少し明確さが欲しい。そして今日のパックにハプニング続出。「浮気草」が胸から外れず、急遽そのまま搾ったりw。客席から退場する時に転んで、パイプ椅子まで転がしたりw。もう散々に面白かった。
追加のパイプ椅子が並んだ狭い客席なのに、その通路をひっきりなしに役者が通ったり跳ね回ったりするのも一興。後方席は見るだけだが、前方席や通路側の人が羨ましくもあった。
大団円の歌は「愛の未来へ♪」だったのかな。全員がステージ上に揃い賑やかに唄うのに合わせて、客席からも手拍子があればもっと盛り上がっただろう。一人で小さく手を叩いてた気弱な私^^;。まだ4日目だし、回を重ねるごとに手拍子も増えていくだろう。
Yチームをもう1回は観たいけど、どうせなら座席はもう少し前で上手側がいい。
1週間後には、Wow!チームを観劇予定。あの4人とパックは別キャストだし、別の楽しみも発見できるはず。
それにしても、今回のチケットはFC扱いだから期待してたが、大して良席でなかったのが残念。
岳大さん絡みで、劇団昴の『夏の夜の夢』の折込チラシ。大さんホスト役の『無敵な男達』も見たいな。笠原さんや及川さんはまたまた客演かー。映画『アザーライフ』はやっぱり渋谷のみ。
 ̄
終演後は、第1回目のトークショー。以前は可だった撮影や録音は禁止になったのね。
今回は職人チーム6人の当番で、ちょっと拍子抜け^^;。別名、演劇部チーム、もとい、落ちこぼれチーム(笑)。
倉田氏を交えた稽古は3回で、あとは自分達で自主稽古。場所は駐車場や、違う駐車場や、天井のある建物や、道路で、星空や炎天下の中でもやったとか。
6人のテンションは最初はバラバラだったが、ある時ワッショイ!やバン&ピョン!から合うようになって、一つになったとか。
小道具は手作り。山崎さんは軽くて高価な被り物ロバが到着するまでは、ピンクのウサギ被り物で稽古されてて、それを被りながらのトーク。
下井顕太郎は三日月をバナナに見立て、提示したら演出家に初めて褒められたそうw。
篠田仁志もライオンの被り物が来るまで、稽古中はひまわりの被り物だったとかで、被って見せた顔が可愛かった。
他にも、藤原さんは用意した柄杓がNGだったとか、深山洋貴の石塀が関係者の方に中って大変だったとか、青木隆敏のシスビーは小道具無しだとか、色々面白い話が聞けた。
おかげで、職人チームにちょっぴり親近感。次に観る時はもう少し楽しめそうだ。
Studio Life『夏の夜の夢』Yippee!(イピー)チームを観てきた。
Studio Life初めてのシェイクスピア作品で、蜷川氏の舞台でお馴染みの松岡和子の翻訳もの。
『夏の夜の夢』はどこかで見た覚えがあると思い込んでたが、どうやら『ガラスの仮面』の劇中劇の記憶だったらしい^^;。ストーリーはLifeさんのチラシ裏より、来月同じものを公演の劇団昴さんのチラシ裏を見たほうが分り易いw。
シェイクスピアといっても肩肘張らない抱腹絶倒のコメディ。しばらくシリアスな舞台が続いてたから、ここぞとばかりに劇団員が伸び伸び生き生きと全力投球、いかに観客を楽しませようかというサービス精神が伝わり、エンターテイメントな舞台を作り上げていた。
前半は多面的に淡々と話が進み、設定が少々分らず、やや眠気に襲われた。だが物語が動くや展開も早く、油断できない演出が冴え、途中休憩ももどかしい。何より役者たちの凄まじい演技に圧倒された(笑)。喜劇でもめったに笑わない私が、思わずクスリクスリの小さな笑いが続く。後半は劇中劇の笑いと悲しみのアンバランスについ見入るが、予想通りの大団円。変な爽快感で満足した。
これってミュージカルだったのね。開演してから分る(笑)。4日目なので歌もダンスもまだ硬さが残るが、全体的な歌のレベルは81のミュージカルみたいで可もなく不可もなく。オーベロン役石飛幸治の威風堂々とした歌と、ティターニア役林勇輔の奇妙な魅惑を振りまく歌が絶品だった。特にデュエット曲「すべて夢の中へ♪」は伸びやかで聞き惚れる。ティターニアのテーマは妙に耳に残り、流れるだけで吹き出しそうw。
ダンスはさておき、これってアクション・コメディだったのね(笑)。曽世海児@ライサンダーが「ゲッチュウ!」「ゲッアウト!」と叫び腰を砕けば、奥田努@ディミートリアスが丸縁眼鏡や白マフラーを小道具に「オーイエーッ!」と身を翻す。
だが本当の見せ場は、岩崎大@ハーミアと客演の坂本岳大@ヘレナの「大」乙女対決!(笑)二人とも男性より背が高く並んだだけで笑えるのに、長く柔かい肢体で思う存分アクション三昧。大くんはバク宙バク転多用で、あのカカシ先生より技もキレも抜群w。岳大さんも負けじと飛び降り飛び跳ねて対抗。おまけに乙女から息もきらせぬ悪口三昧w。乙女の背の高さがこんなに不利になるなんて〜。この4人の身体をはったヘビィなコメディ…もとい、絡み合う恋の行方に^^;、笑いっぱなしだった(^o^)。
なかなか馴染めなかったのが職人チームの6人。妖精チームのカラフルさや、宮殿チームの白ドレスと比べると、職人のジーンズ衣装はちょっと地味^^;。登場時は退屈に感じたが、劇中劇になると次々に変な小道具が出てきて、つい話にも見入ってしまった。クウィンス役の藤原啓治が渋味だが、ボトム役の山崎康一が素朴で逞しい笑いを見せて、久々に当たり役だなと喜ばせた。
個性豊かなキャラクターは沢山出たが、やっぱり一番美味しかったのは妖精パック。小野健太郎のパックは、スレンダーで軽妙でキュートだったが、語りも兼ねるのだから台詞回しにもう少し明確さが欲しい。そして今日のパックにハプニング続出。「浮気草」が胸から外れず、急遽そのまま搾ったりw。客席から退場する時に転んで、パイプ椅子まで転がしたりw。もう散々に面白かった。
追加のパイプ椅子が並んだ狭い客席なのに、その通路をひっきりなしに役者が通ったり跳ね回ったりするのも一興。後方席は見るだけだが、前方席や通路側の人が羨ましくもあった。
大団円の歌は「愛の未来へ♪」だったのかな。全員がステージ上に揃い賑やかに唄うのに合わせて、客席からも手拍子があればもっと盛り上がっただろう。一人で小さく手を叩いてた気弱な私^^;。まだ4日目だし、回を重ねるごとに手拍子も増えていくだろう。
Yチームをもう1回は観たいけど、どうせなら座席はもう少し前で上手側がいい。
1週間後には、Wow!チームを観劇予定。あの4人とパックは別キャストだし、別の楽しみも発見できるはず。
それにしても、今回のチケットはFC扱いだから期待してたが、大して良席でなかったのが残念。
岳大さん絡みで、劇団昴の『夏の夜の夢』の折込チラシ。大さんホスト役の『無敵な男達』も見たいな。笠原さんや及川さんはまたまた客演かー。映画『アザーライフ』はやっぱり渋谷のみ。
 ̄
終演後は、第1回目のトークショー。以前は可だった撮影や録音は禁止になったのね。
今回は職人チーム6人の当番で、ちょっと拍子抜け^^;。別名、演劇部チーム、もとい、落ちこぼれチーム(笑)。
倉田氏を交えた稽古は3回で、あとは自分達で自主稽古。場所は駐車場や、違う駐車場や、天井のある建物や、道路で、星空や炎天下の中でもやったとか。
6人のテンションは最初はバラバラだったが、ある時ワッショイ!やバン&ピョン!から合うようになって、一つになったとか。
小道具は手作り。山崎さんは軽くて高価な被り物ロバが到着するまでは、ピンクのウサギ被り物で稽古されてて、それを被りながらのトーク。
下井顕太郎は三日月をバナナに見立て、提示したら演出家に初めて褒められたそうw。
篠田仁志もライオンの被り物が来るまで、稽古中はひまわりの被り物だったとかで、被って見せた顔が可愛かった。
他にも、藤原さんは用意した柄杓がNGだったとか、深山洋貴の石塀が関係者の方に中って大変だったとか、青木隆敏のシスビーは小道具無しだとか、色々面白い話が聞けた。
おかげで、職人チームにちょっぴり親近感。次に観る時はもう少し楽しめそうだ。
パルコ・プロデュース公演 噂の男
2006年9月2日 舞台演劇パルコ・プロデュース『噂の男』東京公演・前楽を観てきた。
8月中は観劇どころでなく、何とか取れたチケットだったが、観易い真ん中の座席で良かった。
作:福島三郎×演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチの初顔合わせで贈る、予測不可能な2時間30分のノンストップ・サスペンス・コメディ。
《登場するのは男性5人のみ。いやーな男たちの、いやーなお話。》のコピーにやや偽りあり。
他に男女一組が登場し、純粋に男性だけの芝居じゃない。《いやーな男たち》とあったが、紅一点の女が実は最もいやーなヤツだったかも^^;。
演芸場地下のボイラー室を舞台に、支配人や芸人や技師、謎な人たちの間で、徐々に浮き彫りになる暗く歪んだ人間模様と過去の清算。
現在と過去が交差して進んだり、思いもかけないとこから何かが飛び出したり、グロテスクで卑猥で陰惨な場面が多かったりと、相変わらず強烈なインパクトと速い展開。
人の悪意と狂気さえも、様々な笑いに溶かして玩具にしてしまう。集中させハラハラさせ何かを期待させつつ、ラストは纏まり感も爽快感も救いも無い。ケラ色いっぱいの作品で、観た後は軽い脱力感に襲われた。
ケラさんのお芝居は沢山観てはいないが、自分好みの作風でないことは既に分っている^^;。でも今作は『労働者M』よりは分り易かったし見応えはあった。登場人物其々に裏表の二面性があり、鬘も多用していたが、一人二役でなかったことは救いw。
そして福島氏の効能か、シャープでブラックな中にも人物の言動に緩みが幾つかあったのが面白い。これが女性作家なら容赦はないはず。
作品全体の内容よりも、1シーン1カットに凄いものがやってくるのは確かだ。今も様々なシーンが脳裏にこびりつく。
小劇場出身の実力派の役者たちが、体当たりな演技でリアルに個性的に熱演する。
お目当ての堺雅人は、ファンがぶっ飛ぶようなホモ役(リバ)で、まさに捨て身の演技(゜o゜)。想い男をじっと見詰める熱っぽい瞳にクラクラv。男同士のディープ・キッスでは積極的に舌までっ!? 転じて、服を脱がされ腕を縛られ半裸半ケツでミロのビーナス状態。綺麗なヘソを拝むのは石田さん以来だゾ〜w。左乳首の下の小さなホクロまで確認。スラリと伸びた肢体には余分な毛もなく美しく、胸にはうっすら汗が光る。ただただ堺くんの裸体を凝視してウットリ(*^^*)。
演技もなかなかの曲者。過去では、素直で不器用な可愛い子ちゃんで、30代には見えない若々しさ。現代では、スーツをぴっちり着こなしたやり手のクールな支配人。姿勢良い立ち姿が理想的。芝居の中で「喜怒哀楽を全て微笑みで表現」「スマイル0円」とか言われ、観客の笑いを誘っていたが、私はいつもの微笑みよりも声に惹かれた。柔らかでセクシーな音の中にも、醒めて突き放して射殺すような腹黒いクールな美声。優しい怖さを感じてゾクゾク(*^^*)。
堺くんは、この作品だからこそ捨てたものもあったが^^;、得たものも多かったはず。
堺くんと大河ドラマ『新選組!』で共演した八嶋智人の舞台は初めてだったが、軽妙で器用でパワフルな役者さんだ。
去年の『ダブリンの鐘つきカビ人間』で評価したことがある山内圭哉と橋本さとし。山内さんは男前だが、次々に化けてカメレオンみたい。さとしさんは美丈夫だが繊細な演技。
お初の橋本じゅんは、凄まじいパワーとエネルギーで圧倒される。
二人の橋本が劇中で演じる関西漫才は実にリアルで、同じ劇中漫才があった『WINDS OF GOD』が思い出される。このお芝居も、戦争による死と隣り合わせに笑いがあった。
関西弁、漫才、笑い、そして死。対極にあるはずのキーワードがこんなにも近くで並列する。
劇中小道具で『週刊モーニング』が使われ、台詞にまで出てきて注目(何故モーニングかはパンフを見て判明)。劇中では本物のハムスターまで登場する。
芝居という仮想空間中の徹底的なリアリティさが、妙な怖さと可笑しさを増幅させる。
とにかく底知れないお芝居。観て損は無かったが、何度も観たいものでもない。東京以外の公演はこれからスタート。
《ただの噂の代償は、えらい高こうつきまっせ。》と書かれてたパンフは確かに高かった^^;。女は現実的なのさ。
終演後のカーテンコールは3回かな。八嶋くんをチラと見つめる堺くん。役者其々が両手でパフォーマンスして退場。堺くんは鋏指でチョキチョキv。最後は橋本じゅんさんの「ありがとうございました!」のコメント。ラストでケラさんも登場しご挨拶と映画宣伝。終了後に堺くんだけが上手側に向かい、皆を振り返り迷ったあげく、にこやかにゆっくりと皆のいる下手へ。全てがお茶目で可愛かった(^^)。
8月中は観劇どころでなく、何とか取れたチケットだったが、観易い真ん中の座席で良かった。
作:福島三郎×演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチの初顔合わせで贈る、予測不可能な2時間30分のノンストップ・サスペンス・コメディ。
《登場するのは男性5人のみ。いやーな男たちの、いやーなお話。》のコピーにやや偽りあり。
他に男女一組が登場し、純粋に男性だけの芝居じゃない。《いやーな男たち》とあったが、紅一点の女が実は最もいやーなヤツだったかも^^;。
演芸場地下のボイラー室を舞台に、支配人や芸人や技師、謎な人たちの間で、徐々に浮き彫りになる暗く歪んだ人間模様と過去の清算。
現在と過去が交差して進んだり、思いもかけないとこから何かが飛び出したり、グロテスクで卑猥で陰惨な場面が多かったりと、相変わらず強烈なインパクトと速い展開。
人の悪意と狂気さえも、様々な笑いに溶かして玩具にしてしまう。集中させハラハラさせ何かを期待させつつ、ラストは纏まり感も爽快感も救いも無い。ケラ色いっぱいの作品で、観た後は軽い脱力感に襲われた。
ケラさんのお芝居は沢山観てはいないが、自分好みの作風でないことは既に分っている^^;。でも今作は『労働者M』よりは分り易かったし見応えはあった。登場人物其々に裏表の二面性があり、鬘も多用していたが、一人二役でなかったことは救いw。
そして福島氏の効能か、シャープでブラックな中にも人物の言動に緩みが幾つかあったのが面白い。これが女性作家なら容赦はないはず。
作品全体の内容よりも、1シーン1カットに凄いものがやってくるのは確かだ。今も様々なシーンが脳裏にこびりつく。
小劇場出身の実力派の役者たちが、体当たりな演技でリアルに個性的に熱演する。
お目当ての堺雅人は、ファンがぶっ飛ぶようなホモ役(リバ)で、まさに捨て身の演技(゜o゜)。想い男をじっと見詰める熱っぽい瞳にクラクラv。男同士のディープ・キッスでは積極的に舌までっ!? 転じて、服を脱がされ腕を縛られ半裸半ケツでミロのビーナス状態。綺麗なヘソを拝むのは石田さん以来だゾ〜w。左乳首の下の小さなホクロまで確認。スラリと伸びた肢体には余分な毛もなく美しく、胸にはうっすら汗が光る。ただただ堺くんの裸体を凝視してウットリ(*^^*)。
演技もなかなかの曲者。過去では、素直で不器用な可愛い子ちゃんで、30代には見えない若々しさ。現代では、スーツをぴっちり着こなしたやり手のクールな支配人。姿勢良い立ち姿が理想的。芝居の中で「喜怒哀楽を全て微笑みで表現」「スマイル0円」とか言われ、観客の笑いを誘っていたが、私はいつもの微笑みよりも声に惹かれた。柔らかでセクシーな音の中にも、醒めて突き放して射殺すような腹黒いクールな美声。優しい怖さを感じてゾクゾク(*^^*)。
堺くんは、この作品だからこそ捨てたものもあったが^^;、得たものも多かったはず。
堺くんと大河ドラマ『新選組!』で共演した八嶋智人の舞台は初めてだったが、軽妙で器用でパワフルな役者さんだ。
去年の『ダブリンの鐘つきカビ人間』で評価したことがある山内圭哉と橋本さとし。山内さんは男前だが、次々に化けてカメレオンみたい。さとしさんは美丈夫だが繊細な演技。
お初の橋本じゅんは、凄まじいパワーとエネルギーで圧倒される。
二人の橋本が劇中で演じる関西漫才は実にリアルで、同じ劇中漫才があった『WINDS OF GOD』が思い出される。このお芝居も、戦争による死と隣り合わせに笑いがあった。
関西弁、漫才、笑い、そして死。対極にあるはずのキーワードがこんなにも近くで並列する。
劇中小道具で『週刊モーニング』が使われ、台詞にまで出てきて注目(何故モーニングかはパンフを見て判明)。劇中では本物のハムスターまで登場する。
芝居という仮想空間中の徹底的なリアリティさが、妙な怖さと可笑しさを増幅させる。
とにかく底知れないお芝居。観て損は無かったが、何度も観たいものでもない。東京以外の公演はこれからスタート。
《ただの噂の代償は、えらい高こうつきまっせ。》と書かれてたパンフは確かに高かった^^;。女は現実的なのさ。
終演後のカーテンコールは3回かな。八嶋くんをチラと見つめる堺くん。役者其々が両手でパフォーマンスして退場。堺くんは鋏指でチョキチョキv。最後は橋本じゅんさんの「ありがとうございました!」のコメント。ラストでケラさんも登場しご挨拶と映画宣伝。終了後に堺くんだけが上手側に向かい、皆を振り返り迷ったあげく、にこやかにゆっくりと皆のいる下手へ。全てがお茶目で可愛かった(^^)。
ロックミュージカルBLEACH 前楽
2006年8月21日 舞台演劇ロックミュージカル『BLEACH〜The Dark of The Bleeding Moon』の2回目を観てきた。
今回のが前楽だと後から気付く^^;。大阪公演もあったけど、短かったな。
昼時だし昨日の疲れも出たのか、一幕目はちょっとウトウト^^;。隣の友人も、前の人もそうだった^^;。
木曜よりは前の座席で、役者の表情は拝み易かった。斑目のツルッパゲのヅラもはっきり分ったw。台詞もだいぶ聞き取りやすい。
ただ、真ん中よりちょい端座席なので、幾つか見えないシーンも出てきて残念。ステージ奥でやってた一護と一角の決着は殆ど見えず^^;。これって一段上でやってくれたら良かったのに。キャラクターが揃って唄うと、役者がカブって後ろが見えず^^;。こういう細かなところも演出の工夫が欲しかった。
役者たちは前よりのびのびと動き回っていたが、疲れが出てきたのか、一護をはじめとしてみんなのカミカミが目立った。殺陣もちょっぴり冴えない。二幕で白哉と夜一の紐使いが上手くいかず。途端に会場から大きな苦笑が起きたが、こういうアクシンデントはライブの常なんだから、静かに場を見守って欲しい。
全体的には、キャラクターの個性も際立って、面白かった。
盛り上がりのまま終了したが、この続きは冬頃のブリミュでしっかり決着して貰いたい。その後は、『NARUTO』のステージみたいに、オリジナル脚本でも充分いけると思う。
アニメはそろそろオリジナルが終り、原作コミックの続きが始まるとか。速水奨の藍染も復活するし、新キャラも続々登場かな。原作は読んでないが楽しみにしたい。
カーテンコール後、今回のお当番の北村栄基が皆の前で重大発表。何と、北村くんと井上晴美は実の姉弟なんだって!(゜o゜) 「北村イヅルです」「井上乱菊です」と其々挨拶。メンバーで唯一タメ語が使えると北村くんは言うが、綺麗なお姉さんに頭が上らない様子(笑)。永山たかしまで「兄です」とちゃっかり言って、その場が大いに盛り上がった。
「ありがとうございました」と一護が言う間もなく暗転。一護とルキアの暗闇の会話後、後方扉からまたまた登場したキャラクターたち。今回は通路側ではないが、ギンや班目が近くで拝めた。
ライヴは本編より面白い(^o^)/。例のカルテットでは音楽だけでクスクス、今も歌が頭から離れない。乱菊&ギンの手フリを、周りのリピーターも私もマネしながらノリノリ(笑)。雛森の歌に合わせ、下扉から顔を出し隠れする冬獅郎がキュートで、ハけるまで飛び跳ねてたw。
白哉と藍染のアダルトチックな歌が素敵v。大口兼悟はやっぱセクシ〜だな。お約束の眼鏡外した顔も凛々しい。今のところ舞台BLEACHの眼鏡キャラは彼だけなんだよね。
更木役の鈴木省吾の硬派な男っぽい歌もカッコイー。恋次役の森山栄治はバックダンサーとして柔かく逞しい身体を披露し見惚れた。
そのまま全員が出てきてエンディングへ。ライヴシーンお目当てでDVDが欲しくなるほど熱かった。
来月以降は、パニ公演やパニ出演作が続く。今日出演のメンバー何人かを拝めそう。
Mさん、ブリミュ2公演お付き合い頂きありがとうです。次は堺雅人のお芝居だね。その前にチケ取りがっ。
今回のが前楽だと後から気付く^^;。大阪公演もあったけど、短かったな。
昼時だし昨日の疲れも出たのか、一幕目はちょっとウトウト^^;。隣の友人も、前の人もそうだった^^;。
木曜よりは前の座席で、役者の表情は拝み易かった。斑目のツルッパゲのヅラもはっきり分ったw。台詞もだいぶ聞き取りやすい。
ただ、真ん中よりちょい端座席なので、幾つか見えないシーンも出てきて残念。ステージ奥でやってた一護と一角の決着は殆ど見えず^^;。これって一段上でやってくれたら良かったのに。キャラクターが揃って唄うと、役者がカブって後ろが見えず^^;。こういう細かなところも演出の工夫が欲しかった。
役者たちは前よりのびのびと動き回っていたが、疲れが出てきたのか、一護をはじめとしてみんなのカミカミが目立った。殺陣もちょっぴり冴えない。二幕で白哉と夜一の紐使いが上手くいかず。途端に会場から大きな苦笑が起きたが、こういうアクシンデントはライブの常なんだから、静かに場を見守って欲しい。
全体的には、キャラクターの個性も際立って、面白かった。
盛り上がりのまま終了したが、この続きは冬頃のブリミュでしっかり決着して貰いたい。その後は、『NARUTO』のステージみたいに、オリジナル脚本でも充分いけると思う。
アニメはそろそろオリジナルが終り、原作コミックの続きが始まるとか。速水奨の藍染も復活するし、新キャラも続々登場かな。原作は読んでないが楽しみにしたい。
カーテンコール後、今回のお当番の北村栄基が皆の前で重大発表。何と、北村くんと井上晴美は実の姉弟なんだって!(゜o゜) 「北村イヅルです」「井上乱菊です」と其々挨拶。メンバーで唯一タメ語が使えると北村くんは言うが、綺麗なお姉さんに頭が上らない様子(笑)。永山たかしまで「兄です」とちゃっかり言って、その場が大いに盛り上がった。
「ありがとうございました」と一護が言う間もなく暗転。一護とルキアの暗闇の会話後、後方扉からまたまた登場したキャラクターたち。今回は通路側ではないが、ギンや班目が近くで拝めた。
ライヴは本編より面白い(^o^)/。例のカルテットでは音楽だけでクスクス、今も歌が頭から離れない。乱菊&ギンの手フリを、周りのリピーターも私もマネしながらノリノリ(笑)。雛森の歌に合わせ、下扉から顔を出し隠れする冬獅郎がキュートで、ハけるまで飛び跳ねてたw。
白哉と藍染のアダルトチックな歌が素敵v。大口兼悟はやっぱセクシ〜だな。お約束の眼鏡外した顔も凛々しい。今のところ舞台BLEACHの眼鏡キャラは彼だけなんだよね。
更木役の鈴木省吾の硬派な男っぽい歌もカッコイー。恋次役の森山栄治はバックダンサーとして柔かく逞しい身体を披露し見惚れた。
そのまま全員が出てきてエンディングへ。ライヴシーンお目当てでDVDが欲しくなるほど熱かった。
来月以降は、パニ公演やパニ出演作が続く。今日出演のメンバー何人かを拝めそう。
Mさん、ブリミュ2公演お付き合い頂きありがとうです。次は堺雅人のお芝居だね。その前にチケ取りがっ。
ロックミュージカルBLEACH
2006年8月17日 舞台演劇ロックミュージカル『BLEACH〜The Dark of The Bleeding Moon』を観てきた。
テニミュとは客層が若干違い、小さなお子様達も少なくない。これも、芝居中のお子たちのツッコミが可愛かった。
新章突入。囚われてるルキアを救うべく、次々と強敵と闘い、修行も重ねたりと大活躍の一護。同じ思いの者たち。バックアップする者たち。そして裏で暗躍する陰謀。物語はいよいよクライマックス。観ながら、アニメの話も思い出された。
前々回、前回公演と比べて、洗練されパワーアップされていた。シリアスと笑いが上手く配分され、ハリのあるスピーディな展開。ますますキャラクターを取り込んだ役者たち。演技も熟達し、アクションや殺陣にもキレとスピード感が増した。とにかく面白くて飽きさせない。
ただ軽快な分、ドラマ的には少々物足りないシーンもあり。アニメで人物のやり取りや深みのある関係性で楽しめた場面が、構成上のためかすっぽり抜けてて残念でもある。
休憩入れて約2時間半。いっそ最後のライヴを無くし、エンドマークまで通してやってくれたらスッキリだったが、肝心な盛り上がり直前で終了。モヤモヤ感が抜けず〜。でもライヴはライヴで楽しかった。
新参入キャラで、ますますバラエティと個性たっぷり。
何といっても鈴木省吾の更木剣八のゲキ渋い格好良さv。作り込みも凄くて、一番キャラに似てたんじゃないかな。省吾さん、いっぱい見た顔だと思ったら、『歩兵の本領』『燃えよ剣』でも拝見してた模様。
村上耕平の山田花太郎もとっても可愛いっ。声も甘くてキュートだが、仕草もかわいカッコイー。
この二人はアニメでは気にとめなかったのに、今回で気に入ってしまった(*^^*)。
臼井琢也の班目は見事にツルッパゲ。更木にナデナデ〜バチっとされてて、お笑いキャラがハマっていた。
女性キャラが二人参入、一挙にお色気ムード増長w。夜一役の齋藤久美子はバク宙バク転が素晴らしく目を瞠る。身体の柔らかさもセクシ〜。乱菊役の井上晴美もセクシーだが、胸の谷間は見えず残念w。乱菊とギンが同期だと、今回初めて知った^^;。
市丸ギン役の土屋裕一はちょっぴり芝居を変えてきたかな。台詞回しより、表情が腹黒かった。マジでキツネ顔になってたよw。
恋次役の森山栄治は今回ソロで唄う場面が多く、ちょっぴりヒヤヒヤ見守る気分で聞く^^;。
冬獅郎役の永山たかしは、男子メンバーでは一番歌唱力が安定してるかな。前より男っぽく見え格好良かった。
愛染役の大口兼悟はやっぱ男前〜v。林修司もいっそう白哉らしい貫禄。イヅル役の北村永基はギンの腰巾着で可愛い。三人とも出番が少なく印象が薄いのが残念。
ルキア役の佐藤美貴、雛森役の齊藤来未子の歌唱力は相変わらず素晴らしい。
そして伊阪達也の一護は見せ場もたっぷり。絶え間ないアクション続きでハードだが、逞しい成長ぶりを感じた。ラストのマント姿は実に格好良いv。
もう一人の一護を務めたのは誰だったのかな〜? ライト効果もあり、似てて幻想的だった。
海燕まで出てくるとは吃驚。にしちゃ、声がアニメの関さんと違い過ぎっ^^;。
カーテンコールで、脇役を務めた三人が挨拶し(交代制?)全員がお辞儀。いきなり暗転になり、そのままライヴステージへ。
役者たちがみんな後方扉から提灯片手にステージまで歩いてきて、会場はいっせいに嬉しいどよめき(^o^)。すぐ目の前に、冬獅郎や更木がいてドキドキしちゃったよ〜v。
ライヴは護廷十三隊同士、女性キャラ同士、アダルトペアと、色々な組み合わせで歌う歌う。一番大ウケしたのが、乱菊&ギンVS雛森&冬獅郎の浪速カルテット。ギンの手フリが…冬獅郎が下から…(爆笑)。tutiも氷山くんもそれは楽しそうにやってるんだもん!(^o^)
テニミュ・ソングと比べると、ちょっぴり難しく古めかしいメロディだが、硬派な曲が多いのが好感。
会場を手拍子で充分熱狂させて、ライヴステージも終了。手を振りながら幕が下りた。
今回の公演はBLEACH好きにはたまんないだろう。来週もう1回観る予定。今日は筋を追ったりと忙しかったので、今度は役者たちや演出もじっくり味わいたい。
チラシ束の中に劇場版『BLEACH』分も。こっちも観なくちゃ。
 ̄ ̄ ̄
Gフェスティバルに関俊彦も出るなんて!(゜o゜) ガンダムAには書いてなかったよ〜。
ネオロマンス通信Cure! Vol.22。関俊彦×中原茂の声優クロストーク、アンジェ&遙か話よりもガンダムW話のほうが嬉しかった。デュオ×トロワ、好きだったなぁv。
テニミュとは客層が若干違い、小さなお子様達も少なくない。これも、芝居中のお子たちのツッコミが可愛かった。
新章突入。囚われてるルキアを救うべく、次々と強敵と闘い、修行も重ねたりと大活躍の一護。同じ思いの者たち。バックアップする者たち。そして裏で暗躍する陰謀。物語はいよいよクライマックス。観ながら、アニメの話も思い出された。
前々回、前回公演と比べて、洗練されパワーアップされていた。シリアスと笑いが上手く配分され、ハリのあるスピーディな展開。ますますキャラクターを取り込んだ役者たち。演技も熟達し、アクションや殺陣にもキレとスピード感が増した。とにかく面白くて飽きさせない。
ただ軽快な分、ドラマ的には少々物足りないシーンもあり。アニメで人物のやり取りや深みのある関係性で楽しめた場面が、構成上のためかすっぽり抜けてて残念でもある。
休憩入れて約2時間半。いっそ最後のライヴを無くし、エンドマークまで通してやってくれたらスッキリだったが、肝心な盛り上がり直前で終了。モヤモヤ感が抜けず〜。でもライヴはライヴで楽しかった。
新参入キャラで、ますますバラエティと個性たっぷり。
何といっても鈴木省吾の更木剣八のゲキ渋い格好良さv。作り込みも凄くて、一番キャラに似てたんじゃないかな。省吾さん、いっぱい見た顔だと思ったら、『歩兵の本領』『燃えよ剣』でも拝見してた模様。
村上耕平の山田花太郎もとっても可愛いっ。声も甘くてキュートだが、仕草もかわいカッコイー。
この二人はアニメでは気にとめなかったのに、今回で気に入ってしまった(*^^*)。
臼井琢也の班目は見事にツルッパゲ。更木にナデナデ〜バチっとされてて、お笑いキャラがハマっていた。
女性キャラが二人参入、一挙にお色気ムード増長w。夜一役の齋藤久美子はバク宙バク転が素晴らしく目を瞠る。身体の柔らかさもセクシ〜。乱菊役の井上晴美もセクシーだが、胸の谷間は見えず残念w。乱菊とギンが同期だと、今回初めて知った^^;。
市丸ギン役の土屋裕一はちょっぴり芝居を変えてきたかな。台詞回しより、表情が腹黒かった。マジでキツネ顔になってたよw。
恋次役の森山栄治は今回ソロで唄う場面が多く、ちょっぴりヒヤヒヤ見守る気分で聞く^^;。
冬獅郎役の永山たかしは、男子メンバーでは一番歌唱力が安定してるかな。前より男っぽく見え格好良かった。
愛染役の大口兼悟はやっぱ男前〜v。林修司もいっそう白哉らしい貫禄。イヅル役の北村永基はギンの腰巾着で可愛い。三人とも出番が少なく印象が薄いのが残念。
ルキア役の佐藤美貴、雛森役の齊藤来未子の歌唱力は相変わらず素晴らしい。
そして伊阪達也の一護は見せ場もたっぷり。絶え間ないアクション続きでハードだが、逞しい成長ぶりを感じた。ラストのマント姿は実に格好良いv。
もう一人の一護を務めたのは誰だったのかな〜? ライト効果もあり、似てて幻想的だった。
海燕まで出てくるとは吃驚。にしちゃ、声がアニメの関さんと違い過ぎっ^^;。
カーテンコールで、脇役を務めた三人が挨拶し(交代制?)全員がお辞儀。いきなり暗転になり、そのままライヴステージへ。
役者たちがみんな後方扉から提灯片手にステージまで歩いてきて、会場はいっせいに嬉しいどよめき(^o^)。すぐ目の前に、冬獅郎や更木がいてドキドキしちゃったよ〜v。
ライヴは護廷十三隊同士、女性キャラ同士、アダルトペアと、色々な組み合わせで歌う歌う。一番大ウケしたのが、乱菊&ギンVS雛森&冬獅郎の浪速カルテット。ギンの手フリが…冬獅郎が下から…(爆笑)。tutiも氷山くんもそれは楽しそうにやってるんだもん!(^o^)
テニミュ・ソングと比べると、ちょっぴり難しく古めかしいメロディだが、硬派な曲が多いのが好感。
会場を手拍子で充分熱狂させて、ライヴステージも終了。手を振りながら幕が下りた。
今回の公演はBLEACH好きにはたまんないだろう。来週もう1回観る予定。今日は筋を追ったりと忙しかったので、今度は役者たちや演出もじっくり味わいたい。
チラシ束の中に劇場版『BLEACH』分も。こっちも観なくちゃ。
 ̄ ̄ ̄
Gフェスティバルに関俊彦も出るなんて!(゜o゜) ガンダムAには書いてなかったよ〜。
ネオロマンス通信Cure! Vol.22。関俊彦×中原茂の声優クロストーク、アンジェ&遙か話よりもガンダムW話のほうが嬉しかった。デュオ×トロワ、好きだったなぁv。
ミュージカル テニスの王子様 六角feat.氷帝
2006年8月7日 舞台演劇ミュージカル『テニスの王子様 Advancement Match 六角 feat.氷帝学園』を観てきた。
今公演は1回のみで自粛しなきゃ。
新たな青学メンバーの船出。不安と期待が入り混じりパンフを開けると…。
海堂薫役で鯨井康介。えーっ、吃驚!(゜o゜) 新・海堂役に決まってた田崎くんが体調不良で降板したとかで、3月に卒業したハズの鯨井くんの続投が急遽決定したとか。ネットの情報も何もかも見てなかったので全く知らんかった^^;。隣席で女の子達が「鯨井くんファンの子は見たかったよねぇ」とペチャクチャ。確かに!『トレジャーボックス』から2週間しか経ってないし、急遽参加した鯨井くんも稽古ではさぞ大変だったと思う。でもトレックスの鯨井くんは可愛かったし、思いがけない出演に私は大いに喜んだ。
同じく続投の相葉弘樹と共に鯨井くんも、他の新メンバーをリードしていた雰囲気。
初めて見る青学メンバーは、歌唱力や音程や発声は置いといて^^;、声はよく出ていた。まだまだぎこちない中、其々の定番位置でよく頑張っていた。手塚役の南圭介は目が大き過ぎるっw。後はみんなイイ感じだったかな。
青学一年トリオはとにかくフレッシュ。慣れるにつれアドリブなどにも期待したい。
越前リョーマ役の桜田通はまだ中三なんだね。見た目はシンプルなんだが、桜田くん自身の負けず嫌いな面がよく出ていて、リョーマと内面的にも被りそうだ。
何より、リョーマがよく喋り、よく動き、よく唄う(笑)。
今まで柳くんのリョーマが不完全燃焼だっただけに、今度は生き生きとした(主人公の)存在感が確かにあって嬉しかった。
対戦的にも不充分だった前公演のリベンジ戦のように、リョーマVS日吉戦から話がスタート。「下克上♪」の歌だけは同じなんだ〜。
氷帝メンバーは思ったより出番があり、新曲が3〜4曲か。前よりダンスや歌にいっそうキレと華麗さが感じられた。
跡部のシャワーシーンがあるとはっ!(゜o゜) 漫画アニメでは色男の裸は珍しくないが、舞台ステージでシャワーシーンとはw。
加藤和樹のますますのセクシーぶりに酔った(*^^*)。つい目が和樹にいっちゃうv。
忍足はまたキャラが変ってたw。斉藤工は「思春期」が言い難そう〜^^;。榊先生の「いってよし!」には、3日前の小杉さんのナマ声を思い出してアててみた。
鎌苅健太、Takuya、鷲見亮と、みんな前よりひと回り輝いて見えた。
ダンスや歌の合間に、跡部と忍足、忍足と宍戸(プリプリ)が、色っぽく目を絡ませるシーンにニンマリv。
六角メンバー6人は、結構パワフルで難しいダンスもこなして息もぴったり。
ダビデのダジャレも冴えて、バネさんとの漫才コンビも絶妙で可笑しい。黒羽役の進藤学が男っぽくてイイ。
何たって一年生部長・葵剣太郎の坊主頭ッスよ!(^o^) 可愛いのなんのって。川原一馬もまだ15歳だが、芸暦が長くて演技もしっかりしていて頼もしい。ホント、リョーマとの対決見たかった。まぁ鯨井くんのバンダナ包帯が見れたからいっかw。
カーテンコールで、いつもの歌とダンス。メンバー半分位が客席に降りてきて、途端にキャーの歓声。目の前には桃城が来ていて踊っていた。
ステージ上では、南くんの眼鏡をかけた和樹の姿が!キュート(^^)。見つめてたらそのまま幕が下りて、役者も観客も手をいっぱい振って終った。
氷帝は出番あり過ぎたんじゃないの〜?^^;と思うぐらい目立っていた。六角戦が早く終るので、たぶん時間調整もあったりして?
ストーリー的には物足りない内容だったが、今回は新キャストお披露目だからな。今後の期待は充分にさせてくれた。新曲のメロディにはまだ馴染めんが、こっちもこれから。
あと1回ぐらいは見たくなったが我慢我慢。
次は立海大付属戦だっけ? 話をすっかり忘れてる^^;。とにかくまた1公演は見たいものだ。
 ̄
貰ったチラシに『bambino』Vol.2の舞台のがっ。バンビーノ続編は観たいが、これに和樹やTakuyaまで出演とはビックリ。氷帝もついに新宿2丁目ウリセンかっ!?(笑)今度の場所は中ホールだからデカイし近い。来年のお芝居だが、ますます観たくなったv。
今公演は1回のみで自粛しなきゃ。
新たな青学メンバーの船出。不安と期待が入り混じりパンフを開けると…。
海堂薫役で鯨井康介。えーっ、吃驚!(゜o゜) 新・海堂役に決まってた田崎くんが体調不良で降板したとかで、3月に卒業したハズの鯨井くんの続投が急遽決定したとか。ネットの情報も何もかも見てなかったので全く知らんかった^^;。隣席で女の子達が「鯨井くんファンの子は見たかったよねぇ」とペチャクチャ。確かに!『トレジャーボックス』から2週間しか経ってないし、急遽参加した鯨井くんも稽古ではさぞ大変だったと思う。でもトレックスの鯨井くんは可愛かったし、思いがけない出演に私は大いに喜んだ。
同じく続投の相葉弘樹と共に鯨井くんも、他の新メンバーをリードしていた雰囲気。
初めて見る青学メンバーは、歌唱力や音程や発声は置いといて^^;、声はよく出ていた。まだまだぎこちない中、其々の定番位置でよく頑張っていた。手塚役の南圭介は目が大き過ぎるっw。後はみんなイイ感じだったかな。
青学一年トリオはとにかくフレッシュ。慣れるにつれアドリブなどにも期待したい。
越前リョーマ役の桜田通はまだ中三なんだね。見た目はシンプルなんだが、桜田くん自身の負けず嫌いな面がよく出ていて、リョーマと内面的にも被りそうだ。
何より、リョーマがよく喋り、よく動き、よく唄う(笑)。
今まで柳くんのリョーマが不完全燃焼だっただけに、今度は生き生きとした(主人公の)存在感が確かにあって嬉しかった。
対戦的にも不充分だった前公演のリベンジ戦のように、リョーマVS日吉戦から話がスタート。「下克上♪」の歌だけは同じなんだ〜。
氷帝メンバーは思ったより出番があり、新曲が3〜4曲か。前よりダンスや歌にいっそうキレと華麗さが感じられた。
跡部のシャワーシーンがあるとはっ!(゜o゜) 漫画アニメでは色男の裸は珍しくないが、舞台ステージでシャワーシーンとはw。
加藤和樹のますますのセクシーぶりに酔った(*^^*)。つい目が和樹にいっちゃうv。
忍足はまたキャラが変ってたw。斉藤工は「思春期」が言い難そう〜^^;。榊先生の「いってよし!」には、3日前の小杉さんのナマ声を思い出してアててみた。
鎌苅健太、Takuya、鷲見亮と、みんな前よりひと回り輝いて見えた。
ダンスや歌の合間に、跡部と忍足、忍足と宍戸(プリプリ)が、色っぽく目を絡ませるシーンにニンマリv。
六角メンバー6人は、結構パワフルで難しいダンスもこなして息もぴったり。
ダビデのダジャレも冴えて、バネさんとの漫才コンビも絶妙で可笑しい。黒羽役の進藤学が男っぽくてイイ。
何たって一年生部長・葵剣太郎の坊主頭ッスよ!(^o^) 可愛いのなんのって。川原一馬もまだ15歳だが、芸暦が長くて演技もしっかりしていて頼もしい。ホント、リョーマとの対決見たかった。まぁ鯨井くんのバンダナ包帯が見れたからいっかw。
カーテンコールで、いつもの歌とダンス。メンバー半分位が客席に降りてきて、途端にキャーの歓声。目の前には桃城が来ていて踊っていた。
ステージ上では、南くんの眼鏡をかけた和樹の姿が!キュート(^^)。見つめてたらそのまま幕が下りて、役者も観客も手をいっぱい振って終った。
氷帝は出番あり過ぎたんじゃないの〜?^^;と思うぐらい目立っていた。六角戦が早く終るので、たぶん時間調整もあったりして?
ストーリー的には物足りない内容だったが、今回は新キャストお披露目だからな。今後の期待は充分にさせてくれた。新曲のメロディにはまだ馴染めんが、こっちもこれから。
あと1回ぐらいは見たくなったが我慢我慢。
次は立海大付属戦だっけ? 話をすっかり忘れてる^^;。とにかくまた1公演は見たいものだ。
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貰ったチラシに『bambino』Vol.2の舞台のがっ。バンビーノ続編は観たいが、これに和樹やTakuyaまで出演とはビックリ。氷帝もついに新宿2丁目ウリセンかっ!?(笑)今度の場所は中ホールだからデカイし近い。来年のお芝居だが、ますます観たくなったv。
4989公演 贅沢なスピン
2006年8月6日 舞台演劇Playing unit 4989 第6回公演『贅沢なスピン〜まんじゅうの夏〜』楽日を観てきた。
お目当ては、客演の稲田徹。ジパング仲間と被った稲田ファン仲間の方々とご一緒で、初対面の方もいらして、ワイワイ和やかな観劇となった。
過去3〜4回は行ったザ・ポケットのお隣にある小さな劇場だったが、綺麗で雰囲気は良い。
「プレイングユニット シクハック」は初めて知ったが、達者な役者さんが揃ってて、稲田くんは客演の一人。
名前順の予想通り、稲田くんの出番は少なくて、最初と最後だけだった^^;。でも芝居は印象強い。最初はスーツ姿で、こういう格好の稲田くんを見たのは初めてでとても新鮮。キチっと背広を着てたせいか、少し痩せたようにも見えたw。茶髪も短くて、ちょい高めの静かな声音で、アノ角松(@ジパ)とカブって見えちゃったv。でもこういうリーマンってよく見かけるよなぁw。
予想通り、オチとして最後も出番があり、今度はうってかわって軽快なアロハ〜姿。こっちはよく見る格好で、スーツ姿よりも太めに見えた^^;。今度はテンション高い芝居で笑わせる。でも「118(いいや〜)」は多過ぎるんでないの(笑)。
タイトルの「うすかわまんじゅう」計2個を、あっという間にパクパクと食していた。小腹でも空いてた?w
喫茶店を舞台に、「死神」絡みの特殊能力を生まれながらにして持つ姉弟妹三人のひっそりした生活と、彼らの同級生たちや客たちとの熱くて優しい真夏の交わりのお話。
重苦しいテーマと深刻なネタなのに、カラっと笑い飛ばし、ちょっぴり切なくもさせる、ハートフル・コメディ。
若い役者さんらの堅実な芝居と、変った味付けの分り易い脚本で、なかなか面白く見れた。
スクリーンの「数字」がクルクル変るところがホントに愉快。でもちょっと多過ぎな数もあるんだけどさw。
暗転後に日にちが変るところは、もう少し演出上で工夫が必要かな。人物達の服装でやっと気付いたし。途中のシリアスなやり取りや下らないコントは、リズム感が損なわれ間延びするのでちょっと退屈^^;。もう少しスリムな肉付けだったら、一気に見れて、時間も20分位は短縮できそうだ。
姉役の吉田千絵の芝居はクールでナチュラルで、私の好みだな。役者さんらに罪は無いけど、理佳と北村みたいなキャラはちょっと勘弁。出てくる度にイラついてしまった^^;。
『デスノ』とは重ならないけど、須藤の口の能力は心底怖いなと思った。自分で飲みもしないのに人に薬を奨める。そんなヤツも、その薬も、私にゃ信用できんよ。
もっとテーマやネタを突き詰めて深めると、マジでシリアスで恐ろしい物語にもなりそう。そこまでやらずにライトに終らせて、はたして良かったのか、物足りなかったのか。
 ̄
終演後、Tシャツ姿の稲田くんが出てきて、関係者やファンの方とお話できる機会をもってくれた。
星野貴紀もいらしてたの。ヒョロっと背の高いパツキンの人が星野くんだったの。そーいや染めたとブログにも書いてあったが、見慣れてなかったしね。稲田くんが「今度また一緒に仕事しような」と親しそうにお話されていた。ちょこっと、ナマ松菊が見れて嬉しい(笑)。
稲田仲間の方々とも、にこやかに談笑して下さった。更に、其々と一緒に写真や握手。私の腰にも手をあててくれて撮影v。『ジパング』の台本を持ってきた方がいて、パラパラとめくった稲田くんが、皆の前でナマ角松の台詞を披露!(*^^*) その後に「ちょっと違ってたかな」「しばらくやってなかったから」と、照れ臭そうに言ってて可愛いっ。
20日の幕張『スーパーロボット大戦OG』イベントにご出演の件、ご本人はまだ事務所からはっきり聞いていなかったらしく、逆に尋ねられてしまった。青二って^^;…。
そしてそして、稲田徹公式サイトがいよいよオープン! 年末?来年だっけ? とにかくこれで、稲田くんのこれからの出演作品も、いっそうチェックし易くなるだろうとは思う。ちなみに次のお芝居ご出演は来年とか。
この前のお芝居でお会いした時は、稲田くんの出番も多くて、汗ダクダクの中での談笑だったが、今日は出番的にも余裕があったのか、ファンの為にもかなり時間を取って下さった。
いつもにこやかで気さくで優しいファンサービスをして下さる稲田くん。ホント会う度に、彼の人間性の好き度が増してしまうv。
みんなで稲田くんにお礼を言ってお別れ。夢のような楽しい時間だった。お疲れ様でした。
お目当ては、客演の稲田徹。ジパング仲間と被った稲田ファン仲間の方々とご一緒で、初対面の方もいらして、ワイワイ和やかな観劇となった。
過去3〜4回は行ったザ・ポケットのお隣にある小さな劇場だったが、綺麗で雰囲気は良い。
「プレイングユニット シクハック」は初めて知ったが、達者な役者さんが揃ってて、稲田くんは客演の一人。
名前順の予想通り、稲田くんの出番は少なくて、最初と最後だけだった^^;。でも芝居は印象強い。最初はスーツ姿で、こういう格好の稲田くんを見たのは初めてでとても新鮮。キチっと背広を着てたせいか、少し痩せたようにも見えたw。茶髪も短くて、ちょい高めの静かな声音で、アノ角松(@ジパ)とカブって見えちゃったv。でもこういうリーマンってよく見かけるよなぁw。
予想通り、オチとして最後も出番があり、今度はうってかわって軽快なアロハ〜姿。こっちはよく見る格好で、スーツ姿よりも太めに見えた^^;。今度はテンション高い芝居で笑わせる。でも「118(いいや〜)」は多過ぎるんでないの(笑)。
タイトルの「うすかわまんじゅう」計2個を、あっという間にパクパクと食していた。小腹でも空いてた?w
喫茶店を舞台に、「死神」絡みの特殊能力を生まれながらにして持つ姉弟妹三人のひっそりした生活と、彼らの同級生たちや客たちとの熱くて優しい真夏の交わりのお話。
重苦しいテーマと深刻なネタなのに、カラっと笑い飛ばし、ちょっぴり切なくもさせる、ハートフル・コメディ。
若い役者さんらの堅実な芝居と、変った味付けの分り易い脚本で、なかなか面白く見れた。
スクリーンの「数字」がクルクル変るところがホントに愉快。でもちょっと多過ぎな数もあるんだけどさw。
暗転後に日にちが変るところは、もう少し演出上で工夫が必要かな。人物達の服装でやっと気付いたし。途中のシリアスなやり取りや下らないコントは、リズム感が損なわれ間延びするのでちょっと退屈^^;。もう少しスリムな肉付けだったら、一気に見れて、時間も20分位は短縮できそうだ。
姉役の吉田千絵の芝居はクールでナチュラルで、私の好みだな。役者さんらに罪は無いけど、理佳と北村みたいなキャラはちょっと勘弁。出てくる度にイラついてしまった^^;。
『デスノ』とは重ならないけど、須藤の口の能力は心底怖いなと思った。自分で飲みもしないのに人に薬を奨める。そんなヤツも、その薬も、私にゃ信用できんよ。
もっとテーマやネタを突き詰めて深めると、マジでシリアスで恐ろしい物語にもなりそう。そこまでやらずにライトに終らせて、はたして良かったのか、物足りなかったのか。
 ̄
終演後、Tシャツ姿の稲田くんが出てきて、関係者やファンの方とお話できる機会をもってくれた。
星野貴紀もいらしてたの。ヒョロっと背の高いパツキンの人が星野くんだったの。そーいや染めたとブログにも書いてあったが、見慣れてなかったしね。稲田くんが「今度また一緒に仕事しような」と親しそうにお話されていた。ちょこっと、ナマ松菊が見れて嬉しい(笑)。
稲田仲間の方々とも、にこやかに談笑して下さった。更に、其々と一緒に写真や握手。私の腰にも手をあててくれて撮影v。『ジパング』の台本を持ってきた方がいて、パラパラとめくった稲田くんが、皆の前でナマ角松の台詞を披露!(*^^*) その後に「ちょっと違ってたかな」「しばらくやってなかったから」と、照れ臭そうに言ってて可愛いっ。
20日の幕張『スーパーロボット大戦OG』イベントにご出演の件、ご本人はまだ事務所からはっきり聞いていなかったらしく、逆に尋ねられてしまった。青二って^^;…。
そしてそして、稲田徹公式サイトがいよいよオープン! 年末?来年だっけ? とにかくこれで、稲田くんのこれからの出演作品も、いっそうチェックし易くなるだろうとは思う。ちなみに次のお芝居ご出演は来年とか。
この前のお芝居でお会いした時は、稲田くんの出番も多くて、汗ダクダクの中での談笑だったが、今日は出番的にも余裕があったのか、ファンの為にもかなり時間を取って下さった。
いつもにこやかで気さくで優しいファンサービスをして下さる稲田くん。ホント会う度に、彼の人間性の好き度が増してしまうv。
みんなで稲田くんにお礼を言ってお別れ。夢のような楽しい時間だった。お疲れ様でした。
DCアトリエ親子劇場VOL.8
2006年8月5日 舞台演劇毎年夏恒例のDCアトリエ親子劇場VOL.8へ行ってきた。
ちょっと大きめな我が子になったけど^^;、案内状も届いたし、何より子供達が行きたがってるんだもん!
猛暑の中でも、アトリエ前で劇団員が優しく出迎えてくれたので、嬉しさいっぱい。早めに着いたのに整理番号は30番台後半で、ますますの人気ぶりにあらためてビックリ。
開演前に、お姉さん二人が「大きなのっぽの古時計♪」の手話を教えてくれて、小さな子供らと一緒に、私も楽しくやってみた。こういう場では一緒にはしゃぐのが一番(^^)。
木村裕一氏作『どしゃぶりのひに』。
やぎのメイは中尾隆聖、おおかみのガブは川島得愛、ナレーション&やぎおばさんに波岡晶子ら4人と豪華キャスト。関さんがいたら、たぶんガブだね^^;。
ガブ×メイのはずが、中尾さんの声が力強くて、ちょっぴりメイが攻めっぽいw。「この続きは来年で…」と中尾さん。
スーパーヒーロー『かきの木マン』8。
竜宮城の乙姫様が怪人グーリーにさらわれた!と、今年の舞台は海の中。グーリーも「ハマグーリー」になってパワーアップ。
投げたモノが何かを当てるクイズや、「今日は大きなお友達が多いから…」とちょい難しいナゾナゾが登場。
かきの木マンとハマグーリーが、イルカに乗ったり剣で戦ったりと大アクションを披露。しかし私はバックに流れてた「イルカに乗った少年♪」に大ウケして、一緒に唄いそうになった(笑)。堀本等の脚本は、やっぱ私世代のネタが多いなw。かきの木マンの「おばあちゃんが言っていた…」も、一部にはウケたゾw。
子供達の「目を覚ませ!」コールと、シャカシャカでパワーアップしたかきの木マン。子供達の投げるかきのは手裏剣がハマグーリーを弱らせて、ついにハマグーリーをやっつけたかきの木マン!(^o^)/
キャラクターの歌とダンスが賑やかに舞い、会場の親子を笑いと興奮と熱気で包んだ。いつも汗びっしょりで奮闘してくれる、ゆかいな仲間たちの皆さん、お疲れ様でした。
終演後、かきの木マンらと一緒に写真。犬のタロウ役は、『十一ぴきのネコ』で美少年ぶりを見せた大城徹で、今回はおとなしかったな。堀本さんがグーリーの格好を脱いで、珍しくステージの片付けでいらして、お声をかけて一緒に写真を。イルカに乗った少年に大ウケしたことも伝えたら、笑って応えて下さった。
子供達にはいつもの可愛いカードを頂いた。
アトリエ外で、中尾さんと握手してお写真。更に波岡さんとも握手してお写真。お二人にはお礼ばかり言われて、すっかり顔を覚えられている^^;。帰りがけに、川島さんがいらしたので、吹替えの話などして握手とお写真。すみませ〜ん、ミーハーな母で(^^ゞ。
はたして来年の親子劇場は行けるかどうか^^;。誰か近場の小学生を誘わなければ…。
ちょっと大きめな我が子になったけど^^;、案内状も届いたし、何より子供達が行きたがってるんだもん!
猛暑の中でも、アトリエ前で劇団員が優しく出迎えてくれたので、嬉しさいっぱい。早めに着いたのに整理番号は30番台後半で、ますますの人気ぶりにあらためてビックリ。
開演前に、お姉さん二人が「大きなのっぽの古時計♪」の手話を教えてくれて、小さな子供らと一緒に、私も楽しくやってみた。こういう場では一緒にはしゃぐのが一番(^^)。
木村裕一氏作『どしゃぶりのひに』。
やぎのメイは中尾隆聖、おおかみのガブは川島得愛、ナレーション&やぎおばさんに波岡晶子ら4人と豪華キャスト。関さんがいたら、たぶんガブだね^^;。
ガブ×メイのはずが、中尾さんの声が力強くて、ちょっぴりメイが攻めっぽいw。「この続きは来年で…」と中尾さん。
スーパーヒーロー『かきの木マン』8。
竜宮城の乙姫様が怪人グーリーにさらわれた!と、今年の舞台は海の中。グーリーも「ハマグーリー」になってパワーアップ。
投げたモノが何かを当てるクイズや、「今日は大きなお友達が多いから…」とちょい難しいナゾナゾが登場。
かきの木マンとハマグーリーが、イルカに乗ったり剣で戦ったりと大アクションを披露。しかし私はバックに流れてた「イルカに乗った少年♪」に大ウケして、一緒に唄いそうになった(笑)。堀本等の脚本は、やっぱ私世代のネタが多いなw。かきの木マンの「おばあちゃんが言っていた…」も、一部にはウケたゾw。
子供達の「目を覚ませ!」コールと、シャカシャカでパワーアップしたかきの木マン。子供達の投げるかきのは手裏剣がハマグーリーを弱らせて、ついにハマグーリーをやっつけたかきの木マン!(^o^)/
キャラクターの歌とダンスが賑やかに舞い、会場の親子を笑いと興奮と熱気で包んだ。いつも汗びっしょりで奮闘してくれる、ゆかいな仲間たちの皆さん、お疲れ様でした。
終演後、かきの木マンらと一緒に写真。犬のタロウ役は、『十一ぴきのネコ』で美少年ぶりを見せた大城徹で、今回はおとなしかったな。堀本さんがグーリーの格好を脱いで、珍しくステージの片付けでいらして、お声をかけて一緒に写真を。イルカに乗った少年に大ウケしたことも伝えたら、笑って応えて下さった。
子供達にはいつもの可愛いカードを頂いた。
アトリエ外で、中尾さんと握手してお写真。更に波岡さんとも握手してお写真。お二人にはお礼ばかり言われて、すっかり顔を覚えられている^^;。帰りがけに、川島さんがいらしたので、吹替えの話などして握手とお写真。すみませ〜ん、ミーハーな母で(^^ゞ。
はたして来年の親子劇場は行けるかどうか^^;。誰か近場の小学生を誘わなければ…。
演劇集団円公演 ファウスト
2006年7月26日 舞台演劇 コメント (2)『時かけ』の後は紀伊國屋ホールへ。同じ新宿だったので、映画は実はついでであった。
演劇集団・円公演『ファウスト』を観てきた。
演出は平光琢也氏、脚本は石塚千明氏。こう書くと、怪物ランドファンならニヤリとするだろう。当日はロビーに赤星昇一郎氏、高野寛氏、矢尾一樹氏の姿も見え、多忙な平光氏もお顔を見せて、これで郷田ほづみ氏がおいでになっていれば、完璧に摩天楼を彷彿とさせたのに〜と密かにジタバタしていた(笑)。
お芝居は三幕構成。老学者・ファウストが悪魔・メフィストと契約して若返り、様々な欲望を満たしながらも真の「満足」を追求し、悪魔の敗北により救済される物語…だろうか。
難解で長いゲーテの原作を、脚本の石塚千明氏が今風にアレンジ、演出家の平光琢也氏が程よい緊張感とスピード感で大胆でアクティブな舞台に仕上げた。
一幕目はファウストの興味深い人物像が面白く、マルガレーテとの愛欲や悲恋も分り易い。
ヘレナとの結婚&息子の凶悪の二幕目は少々唐突過ぎだが、コメディ的要素もあり何とかついていける。
オリジナルが強そうな三幕目の若者たちの葛藤がいささか退屈。ファウストの肉欲が、いつの間にか大地建設の望みへと変っていって彼の本意が伝わってこない。
ファウストが幾ら女性を欲するも、全編通して感じられるのはファウスト×メフィストフェレスが前提だということだ(笑)。ファウストが「私に惚れてるんじゃないか」とカマをかけるところは、核心を突いて楽しい。悪魔との契約時点から、メフィストは既にファウストに心奪われていたのかも。
三幕目ラスト、人間自身が作り出した「悪魔」の石との契約が見えざる恐怖を感じさせる。その石がウランであり、人間の未来を予測させる演出も実に上手い。
『レインマン』以来に見る橋爪功のファウストは、深味と面白さがよく出ていて、格好良いというより可愛いオジサマ。軽々とした声の調子や動作など、メリハリの効いた橋爪さんの演技を存分に楽しめる。
吉見一豊のメフィストがとにかく可愛い格好良いv。『デスノ』のデュークを彷彿とさせ、飄々として味わい深い。橋爪ファウストに一歩も退けを取らない芝居を披露。もっと濃い役作りをしても面白かった。
平光氏の後輩、石田登星は出番は少ないが印象的。
マルガレーテ役の高橋理恵子は、可憐で品があり凛とした芝居を見せてお気に入り。ヘレナ役の高林由紀子は熟女の色っぽさ。
ヴァレンティンの佐藤せつじは真っ直ぐな気性を好演。この人にはいつも妙な色気を感じる。オイフェリオンの佐藤銀平は猛々しくてキュート。そういや『サムライチャンプルー』以来、彼の声は聞いてなかった。
ハガレン繋がりで、朴路美のホムンクルスの声は、意外や可愛かった。録音を芝居運びに上手く合わせたなぁ。
猥褻な雰囲気といい、せむしの悪魔といい、蜷川氏の『天保十二年のシェイクスピア』ともちょっぴり重なった。
スクリーンを駆使した映像や読み易い文字、舞台装置のスピーディで上手い使われ方にも目を瞠り、照明や音も効果的だった。一幕目の音楽はStudio Lifeの舞台でも使われていてちと複雑。
所々に怪物ランドのネタを彷彿とさせるシーンもあり、別の意味で楽しめた。でも男と女の妙ちくりんな人形は果たして必要だったのか?可愛かったからいいけど。
カーテンコールでは、橋爪ファウストから邪険にされる吉見メフィストが可愛くってたまらんv。最後はちゃんと手を繋げて良かった良かった(笑)。
三幕目タイトルにもなった《時よ止まれ!お前はあまりにも美しい!》は、さっき観てきた『時かけ』と妙に重なる。公演が終了しても、この言葉がじわじわと重く深く胸にめりこんだ。
毎回安いパンフ(400円)は録り下ろし写真いっぱい。俳優達と一緒の平光さんの笑顔も素敵。高くてもカラーならなおよかった。
2007年夏は、平光氏演出で、金田明夫を迎えての『オセロー』。吉見さんのイアゴーに、路美さんのデズデモーナと豪華キャスト。楽しみだ!
演劇集団・円公演『ファウスト』を観てきた。
演出は平光琢也氏、脚本は石塚千明氏。こう書くと、怪物ランドファンならニヤリとするだろう。当日はロビーに赤星昇一郎氏、高野寛氏、矢尾一樹氏の姿も見え、多忙な平光氏もお顔を見せて、これで郷田ほづみ氏がおいでになっていれば、完璧に摩天楼を彷彿とさせたのに〜と密かにジタバタしていた(笑)。
お芝居は三幕構成。老学者・ファウストが悪魔・メフィストと契約して若返り、様々な欲望を満たしながらも真の「満足」を追求し、悪魔の敗北により救済される物語…だろうか。
難解で長いゲーテの原作を、脚本の石塚千明氏が今風にアレンジ、演出家の平光琢也氏が程よい緊張感とスピード感で大胆でアクティブな舞台に仕上げた。
一幕目はファウストの興味深い人物像が面白く、マルガレーテとの愛欲や悲恋も分り易い。
ヘレナとの結婚&息子の凶悪の二幕目は少々唐突過ぎだが、コメディ的要素もあり何とかついていける。
オリジナルが強そうな三幕目の若者たちの葛藤がいささか退屈。ファウストの肉欲が、いつの間にか大地建設の望みへと変っていって彼の本意が伝わってこない。
ファウストが幾ら女性を欲するも、全編通して感じられるのはファウスト×メフィストフェレスが前提だということだ(笑)。ファウストが「私に惚れてるんじゃないか」とカマをかけるところは、核心を突いて楽しい。悪魔との契約時点から、メフィストは既にファウストに心奪われていたのかも。
三幕目ラスト、人間自身が作り出した「悪魔」の石との契約が見えざる恐怖を感じさせる。その石がウランであり、人間の未来を予測させる演出も実に上手い。
『レインマン』以来に見る橋爪功のファウストは、深味と面白さがよく出ていて、格好良いというより可愛いオジサマ。軽々とした声の調子や動作など、メリハリの効いた橋爪さんの演技を存分に楽しめる。
吉見一豊のメフィストがとにかく可愛い格好良いv。『デスノ』のデュークを彷彿とさせ、飄々として味わい深い。橋爪ファウストに一歩も退けを取らない芝居を披露。もっと濃い役作りをしても面白かった。
平光氏の後輩、石田登星は出番は少ないが印象的。
マルガレーテ役の高橋理恵子は、可憐で品があり凛とした芝居を見せてお気に入り。ヘレナ役の高林由紀子は熟女の色っぽさ。
ヴァレンティンの佐藤せつじは真っ直ぐな気性を好演。この人にはいつも妙な色気を感じる。オイフェリオンの佐藤銀平は猛々しくてキュート。そういや『サムライチャンプルー』以来、彼の声は聞いてなかった。
ハガレン繋がりで、朴路美のホムンクルスの声は、意外や可愛かった。録音を芝居運びに上手く合わせたなぁ。
猥褻な雰囲気といい、せむしの悪魔といい、蜷川氏の『天保十二年のシェイクスピア』ともちょっぴり重なった。
スクリーンを駆使した映像や読み易い文字、舞台装置のスピーディで上手い使われ方にも目を瞠り、照明や音も効果的だった。一幕目の音楽はStudio Lifeの舞台でも使われていてちと複雑。
所々に怪物ランドのネタを彷彿とさせるシーンもあり、別の意味で楽しめた。でも男と女の妙ちくりんな人形は果たして必要だったのか?可愛かったからいいけど。
カーテンコールでは、橋爪ファウストから邪険にされる吉見メフィストが可愛くってたまらんv。最後はちゃんと手を繋げて良かった良かった(笑)。
三幕目タイトルにもなった《時よ止まれ!お前はあまりにも美しい!》は、さっき観てきた『時かけ』と妙に重なる。公演が終了しても、この言葉がじわじわと重く深く胸にめりこんだ。
毎回安いパンフ(400円)は録り下ろし写真いっぱい。俳優達と一緒の平光さんの笑顔も素敵。高くてもカラーならなおよかった。
2007年夏は、平光氏演出で、金田明夫を迎えての『オセロー』。吉見さんのイアゴーに、路美さんのデズデモーナと豪華キャスト。楽しみだ!
*pnish* vol.7 トレジャーボックス&トーク&サイン握手会
2006年7月17日 舞台演劇*pnish* vol.7『トレジャーボックス』を観てきた。
前回のモンスターボックスより約1年半。パニ久々の本公演。
今回は*pnish*×きだつよし。ゲストにTEAM発砲・B-ZINら実力派を揃え、更にレベルアップした面白い作品に仕上がっていた。
アマゾン秘境を舞台に、伝説の秘宝をめぐり激しい攻防を繰り広げるトレジャーハンター、謎のライバル・刺客・旧友・原住民たち。そして暗躍する陰謀の正体とは。
個性ある役者の若々しい魅力をふんだんに生かし、笑いとアクションを一杯に散りばめながら、飽くなき若者達の夢と冒険と友情を追求して、痛快で面白かった。
*pnish*の佐野大樹が主人公。台詞使いにやや不安定さがあるが、ナチュラルな逞しさで好演していた。
鷲尾昇はバカっぽさを出しながらも誠実な演技で熱演。「オレにワイルドをくれっ」な”ワイルド”な台詞がいつまでも脳裏にこびりつく。
この二人のプロローグ的芝居を、7/1のハピパニ!でやってくれて、やっと話が繋がったw。
森山栄治の中国風はどこまでも真面目。華麗な殺陣や滑らかな動きが鮮やかで目を瞠る。スカートの流れるような襞がホントに綺麗。よく似合っていた。
土屋裕一の忍者風は陽気で派手。決め台詞の笑顔とウィンクがとってもキュートv。香取慎吾かと思えば、小泉さんまでやってくれるw。このマネって日替わりかな? 3人の影武者を従え、人情味たっぷりだった。
4人とも、確かな演技力と自信に満ちた男っぽさと成長の程を感じさせた。
平野勲人が渋く格好良く舞台を支え、大橋夢能がスマートで理知的に色を添え、きだつよしが飄々とした強みを見せる。
鯨井康介がとっても可愛い格好良かったv。時に甘え口調で、時にクールな妖しさで挽き付ける。優雅で繊細な動きも魅力。何といっても色っぽい目力に釘付けだった。
衣装さんに私物のパンツ洗いまでやって貰ったという大樹ネタが初っ端から出て大盛り上がり(笑)。
観客への協力お願いって、あのコトだったのね。ちょいと運動会気分w。
スクリーンも上手く使われ、雰囲気作りもバッチリ。
お決まりのドンデン返しや謎解きもあり、2時間を飽きさせず楽しませてくれた。
懐かしい匂いのするお笑い冒険活劇ものだが、若い溌剌とした男たちのパワーとワイルドを貰って元気が出てきた。何度でも楽しめそう。
この『トレジャーボックス』とリンクするのが、9月公演*pnish* vol.8『ワンダーボックス』。佐野瑞樹を迎え、*pnish*4人が同じ役(キャラクター)で2公演挑戦。こちらもぜひ押さえておきたい。
10月公演の歌舞劇『田園に死す』チケットもロビーで先行販売されてたので買った。
おっと、8月にはロックミュージカル『BLEACH』。ウマくすると、毎月パニに会える。
 ̄
終演後、*pnish*4人との握手会。4人とも化粧を取りきっていなかったが、お芝居の感想を手短に言うと、笑顔でお礼を言ってあたたかく握手をしてくれた。お疲れ様です。
 ̄
その後、パニ写真集記念のトークイベント&サイン握手会。ノリで写真集を買って参加してきちゃったw。偶然に知人とお喋りも出来て、待ち時間も楽しく過ごせた。雨は強く降ってきたが、16時に何とか入場。
ステージに*pnish*4人が登場し、わっしー&大樹、tuti&栄治が隣同士で着席。裏が刺繍入りシャツに、素足にサンダルというラフな格好。tutiと栄治の帽子がステキ。
写真集第2弾『飛べ!パニッシュ』の舞台、初の海外出張・台湾ロケについて語る4人。tutiがリードする中、栄治がよく喋る喋る。大樹はツッコまれつつツッコミ。わっしーはやっぱおとなしい。tutiも大樹も台湾でメモした手帳を見ながらの詳しい説明。
先ずは空港でのんびりし過ぎて、飛行機を遅らせてしまったかもなパニ4人。初の海外旅行でウキウキだった大樹と、既に4回目だという栄治(でも行ったトコは中国中国香港)。
コンビニは多いが、袋はくれないので持って行こう。tutiが「アクエリアス」のペットボトルには「水瓶座」と書いてあったと話したが、「アクエリアス」だけに反応しちまったよ〜(笑)。そういやtutiもアクエリアスだっけ。
台湾は北京語で、ストリートライブをやった彼らが現地の人達を勧誘する為に使った北京語を披露。
3日目夜から4日目朝の事件(?)。酔っ払いtutiが大樹のベッドに突っ伏し、朝は何度起しても目覚めず大樹を困らせたとか。一方、栄治は部屋にチェーンをして、後から帰ったわっしーを閉め出したとか。
tutiと栄治の対談は、tutiの要望で取り直したのを収録したそうだ。
写真集で好きなページ。わっしーは対談。大樹は袋閉じと其々の仕事風景。tutiは何だっけ? 栄治は38ページのわっしーとの眼鏡写真。付録のDVDで、前の二人と後ろの二人のテンションの差を見て欲しいと栄治。拍手の中、楽しいトークは17時頃に終了。
サイン&握手会がすぐスタートするも、自分の番まで1時間以上待った。着席したまま、トイレも行けたので楽だったが。
やっと自分の番。わっしーにはライブおめでとう! 大樹にはトレックス熱演のこと。栄治には何故かブリーチなこと。3人其々と握手。参加者の名前は4人が順番に書いていたが、私の時はtutiで、思わず「わーtutiが書いて下さるなんて嬉しい」と本音がw。tutiも喜んでくれて、ギュっと握手。もう120人以上と握手してたと思うが、変わらぬ笑顔を振りまいてくれた4人。お疲れ様でした。
今日は*pnish*4人其々と2回も握手した記念すべき日(*^_^*)。満足満足v。
前回のモンスターボックスより約1年半。パニ久々の本公演。
今回は*pnish*×きだつよし。ゲストにTEAM発砲・B-ZINら実力派を揃え、更にレベルアップした面白い作品に仕上がっていた。
アマゾン秘境を舞台に、伝説の秘宝をめぐり激しい攻防を繰り広げるトレジャーハンター、謎のライバル・刺客・旧友・原住民たち。そして暗躍する陰謀の正体とは。
個性ある役者の若々しい魅力をふんだんに生かし、笑いとアクションを一杯に散りばめながら、飽くなき若者達の夢と冒険と友情を追求して、痛快で面白かった。
*pnish*の佐野大樹が主人公。台詞使いにやや不安定さがあるが、ナチュラルな逞しさで好演していた。
鷲尾昇はバカっぽさを出しながらも誠実な演技で熱演。「オレにワイルドをくれっ」な”ワイルド”な台詞がいつまでも脳裏にこびりつく。
この二人のプロローグ的芝居を、7/1のハピパニ!でやってくれて、やっと話が繋がったw。
森山栄治の中国風はどこまでも真面目。華麗な殺陣や滑らかな動きが鮮やかで目を瞠る。スカートの流れるような襞がホントに綺麗。よく似合っていた。
土屋裕一の忍者風は陽気で派手。決め台詞の笑顔とウィンクがとってもキュートv。香取慎吾かと思えば、小泉さんまでやってくれるw。このマネって日替わりかな? 3人の影武者を従え、人情味たっぷりだった。
4人とも、確かな演技力と自信に満ちた男っぽさと成長の程を感じさせた。
平野勲人が渋く格好良く舞台を支え、大橋夢能がスマートで理知的に色を添え、きだつよしが飄々とした強みを見せる。
鯨井康介がとっても可愛い格好良かったv。時に甘え口調で、時にクールな妖しさで挽き付ける。優雅で繊細な動きも魅力。何といっても色っぽい目力に釘付けだった。
衣装さんに私物のパンツ洗いまでやって貰ったという大樹ネタが初っ端から出て大盛り上がり(笑)。
観客への協力お願いって、あのコトだったのね。ちょいと運動会気分w。
スクリーンも上手く使われ、雰囲気作りもバッチリ。
お決まりのドンデン返しや謎解きもあり、2時間を飽きさせず楽しませてくれた。
懐かしい匂いのするお笑い冒険活劇ものだが、若い溌剌とした男たちのパワーとワイルドを貰って元気が出てきた。何度でも楽しめそう。
この『トレジャーボックス』とリンクするのが、9月公演*pnish* vol.8『ワンダーボックス』。佐野瑞樹を迎え、*pnish*4人が同じ役(キャラクター)で2公演挑戦。こちらもぜひ押さえておきたい。
10月公演の歌舞劇『田園に死す』チケットもロビーで先行販売されてたので買った。
おっと、8月にはロックミュージカル『BLEACH』。ウマくすると、毎月パニに会える。
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終演後、*pnish*4人との握手会。4人とも化粧を取りきっていなかったが、お芝居の感想を手短に言うと、笑顔でお礼を言ってあたたかく握手をしてくれた。お疲れ様です。
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その後、パニ写真集記念のトークイベント&サイン握手会。ノリで写真集を買って参加してきちゃったw。偶然に知人とお喋りも出来て、待ち時間も楽しく過ごせた。雨は強く降ってきたが、16時に何とか入場。
ステージに*pnish*4人が登場し、わっしー&大樹、tuti&栄治が隣同士で着席。裏が刺繍入りシャツに、素足にサンダルというラフな格好。tutiと栄治の帽子がステキ。
写真集第2弾『飛べ!パニッシュ』の舞台、初の海外出張・台湾ロケについて語る4人。tutiがリードする中、栄治がよく喋る喋る。大樹はツッコまれつつツッコミ。わっしーはやっぱおとなしい。tutiも大樹も台湾でメモした手帳を見ながらの詳しい説明。
先ずは空港でのんびりし過ぎて、飛行機を遅らせてしまったかもなパニ4人。初の海外旅行でウキウキだった大樹と、既に4回目だという栄治(でも行ったトコは中国中国香港)。
コンビニは多いが、袋はくれないので持って行こう。tutiが「アクエリアス」のペットボトルには「水瓶座」と書いてあったと話したが、「アクエリアス」だけに反応しちまったよ〜(笑)。そういやtutiもアクエリアスだっけ。
台湾は北京語で、ストリートライブをやった彼らが現地の人達を勧誘する為に使った北京語を披露。
3日目夜から4日目朝の事件(?)。酔っ払いtutiが大樹のベッドに突っ伏し、朝は何度起しても目覚めず大樹を困らせたとか。一方、栄治は部屋にチェーンをして、後から帰ったわっしーを閉め出したとか。
tutiと栄治の対談は、tutiの要望で取り直したのを収録したそうだ。
写真集で好きなページ。わっしーは対談。大樹は袋閉じと其々の仕事風景。tutiは何だっけ? 栄治は38ページのわっしーとの眼鏡写真。付録のDVDで、前の二人と後ろの二人のテンションの差を見て欲しいと栄治。拍手の中、楽しいトークは17時頃に終了。
サイン&握手会がすぐスタートするも、自分の番まで1時間以上待った。着席したまま、トイレも行けたので楽だったが。
やっと自分の番。わっしーにはライブおめでとう! 大樹にはトレックス熱演のこと。栄治には何故かブリーチなこと。3人其々と握手。参加者の名前は4人が順番に書いていたが、私の時はtutiで、思わず「わーtutiが書いて下さるなんて嬉しい」と本音がw。tutiも喜んでくれて、ギュっと握手。もう120人以上と握手してたと思うが、変わらぬ笑顔を振りまいてくれた4人。お疲れ様でした。
今日は*pnish*4人其々と2回も握手した記念すべき日(*^_^*)。満足満足v。
羽衣1011 他がために、鐘は鳴る?
2006年7月16日 舞台演劇羽衣1011 第3回プロデュース公演『他がために、鐘は鳴る?』を観てきた。
秋之桜子氏脚本で、演出はいつもの郷田ほづみ氏。今回は金津泰輔氏がメンタル・コーチで参加。
楽日ではないので混雑も若干緩和。先行特典はバッチ&ちび手提げ。色々なグッズやお茶セットも販売され、小さなロビーは開場前から賑やか。
羽衣1011の女優、山像かおりと渡辺美佐の二人芝居第3弾。今回のタイトルは美佐さんからのリクエストらしい。
今回の二人は姉妹の役どころ。妹役かおりの前に、急死した姉役美佐が現れ、ハチャメチャで本音丸出しのやり取りの中で、現世で思い残した姉の”何か”を追求していくファンタジー。
濃艶なオトナの女二人が繰り広げる、それはもう男らしい芝居だった(笑)。バカバカしさにクスクスと笑いながらも、キュッと切なくさせてくれる。見終わった後、優しく満ち足りた気分になった。
先日見たアニメ『xxxHOLiC』に出てきた姉妹。あれの逆パターンかな。しっかり者で気丈な姉と、気弱で内気だけど変りたいと望む妹。
茶髪なかおりさんが、まるでタンポポのように可憐な受け身で、アタフタと忙しく立ち振る舞う。
黒髪ストレートな美佐さんが、まるで菊のように真っ直ぐに突き進み、マイペースなノリ。
立て板に水の如く、丁々発止の会話はスピーディでパワフルで、お二人の確かな演技力と台詞運びには舌を巻く。
美佐さんはたまに出すホラーな雰囲気が絶妙。かおりさんは美佐のモノマネが可笑し過ぎっ。
喪服とウェディングドレスという、相反する衣装も見もの。ステージ上で、女二人が下着姿で衣装の交換をするという趣向も珍しいに違いないw。
ピンクのウェディングドレスというのもね〜。毎回思うが、我が身を振り返りニヤリとさせられる(^^ゞ。
『フランダースの犬』もね〜。天使達に導かれるあのラストが私は大キライなんだよっ(笑)。そのトラウマを見事に払拭、あんなキュートなシーンにしてくれるとはw。大杉久美子もきっと本望に違いない(笑)。
今回も郷田さんの演出が冴え渡り、彼女たちの持ち味を更にレベルアップさせて生き生きと見せてくれた。
特に、ライトと効果音の絶妙な使い方には感心。閉塞空間を上手く作り出して楽しかった。
それで、”土曜○○○劇場”の回想シーンはどういう風に書かれたのだろう?と、まだ気になってたり。
終演後、『スミレの花、サカセテ』CD購入者サービスで、かおりさん&美佐さんのサイン会。
小劇場ならでは、ステージ上のお二人と言葉を交わしながら、CDジャケットにサインを頂いた。美佐さんとは、ウェディングドレスのことまでいっぱいお話をした気分。かおりさんは若山慎☆ラヂオショーにも出演されるとか。とても気さくで笑顔が素敵なお二人だった。
次回、《羽衣1011》第4回好演は、来年秋を予定。
郷田さん関連では、《ひらり、空中分解。》vol.11が11月上旬に公演予定。
外ドラでは、NHKBS2『デスパレードな妻たち』2ndシーズンが10月スタート。郷田さん&かおりさんに、今度は美佐さんも加わり、更に羽衣テイスト感。
来週はいよいよ平光さん演出の『ファウスト』観劇予定。
秋之桜子氏脚本で、演出はいつもの郷田ほづみ氏。今回は金津泰輔氏がメンタル・コーチで参加。
楽日ではないので混雑も若干緩和。先行特典はバッチ&ちび手提げ。色々なグッズやお茶セットも販売され、小さなロビーは開場前から賑やか。
羽衣1011の女優、山像かおりと渡辺美佐の二人芝居第3弾。今回のタイトルは美佐さんからのリクエストらしい。
今回の二人は姉妹の役どころ。妹役かおりの前に、急死した姉役美佐が現れ、ハチャメチャで本音丸出しのやり取りの中で、現世で思い残した姉の”何か”を追求していくファンタジー。
濃艶なオトナの女二人が繰り広げる、それはもう男らしい芝居だった(笑)。バカバカしさにクスクスと笑いながらも、キュッと切なくさせてくれる。見終わった後、優しく満ち足りた気分になった。
先日見たアニメ『xxxHOLiC』に出てきた姉妹。あれの逆パターンかな。しっかり者で気丈な姉と、気弱で内気だけど変りたいと望む妹。
茶髪なかおりさんが、まるでタンポポのように可憐な受け身で、アタフタと忙しく立ち振る舞う。
黒髪ストレートな美佐さんが、まるで菊のように真っ直ぐに突き進み、マイペースなノリ。
立て板に水の如く、丁々発止の会話はスピーディでパワフルで、お二人の確かな演技力と台詞運びには舌を巻く。
美佐さんはたまに出すホラーな雰囲気が絶妙。かおりさんは美佐のモノマネが可笑し過ぎっ。
喪服とウェディングドレスという、相反する衣装も見もの。ステージ上で、女二人が下着姿で衣装の交換をするという趣向も珍しいに違いないw。
ピンクのウェディングドレスというのもね〜。毎回思うが、我が身を振り返りニヤリとさせられる(^^ゞ。
『フランダースの犬』もね〜。天使達に導かれるあのラストが私は大キライなんだよっ(笑)。そのトラウマを見事に払拭、あんなキュートなシーンにしてくれるとはw。大杉久美子もきっと本望に違いない(笑)。
今回も郷田さんの演出が冴え渡り、彼女たちの持ち味を更にレベルアップさせて生き生きと見せてくれた。
特に、ライトと効果音の絶妙な使い方には感心。閉塞空間を上手く作り出して楽しかった。
それで、”土曜○○○劇場”の回想シーンはどういう風に書かれたのだろう?と、まだ気になってたり。
終演後、『スミレの花、サカセテ』CD購入者サービスで、かおりさん&美佐さんのサイン会。
小劇場ならでは、ステージ上のお二人と言葉を交わしながら、CDジャケットにサインを頂いた。美佐さんとは、ウェディングドレスのことまでいっぱいお話をした気分。かおりさんは若山慎☆ラヂオショーにも出演されるとか。とても気さくで笑顔が素敵なお二人だった。
次回、《羽衣1011》第4回好演は、来年秋を予定。
郷田さん関連では、《ひらり、空中分解。》vol.11が11月上旬に公演予定。
外ドラでは、NHKBS2『デスパレードな妻たち』2ndシーズンが10月スタート。郷田さん&かおりさんに、今度は美佐さんも加わり、更に羽衣テイスト感。
来週はいよいよ平光さん演出の『ファウスト』観劇予定。
ミュージカル ダンス・オブ・ヴァンパイア
2006年7月14日 舞台演劇ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』(帝劇)を観てきた。
Studio Lifeのヴァンパイア・シリーズのノリだったけど、この選択は間違いだった。
錚々たる実力派の役者達を揃え、確かに芸術的&ロックなミュージカル。踊り狂うヴァンパイアたちも華やかで威勢がいい。バレエのようなダンスも美しく、歌も明確で素晴らしい。個々の持ち味は良かったのだが。
あまり面白くなかった(-_-;)。
そんなに期待してたわけでもなかったが、こんなに舞台にノれなかったのも珍しい。
原作はロマン・ポランスキー監督の『吸血鬼』。題材は魅力的だが、ストーリーがとにかくつまらない。ただ上滑りに話を追っていくだけ。コメディになりきれてもなく、シリアスでも耽美系でもスーパーヒーローでもない、曖昧な”吸血鬼”もの。
キャラクターの造詣や感情にも深味がない。登場人物の苦悩や苛立ち、焦りや辛さが伝わってこないから、唐突に話が進み、疑問も納得も適当に流される。歌はいいのに、歌詞が陳腐で真実味が感じられない。
1幕目はアクビだけで我慢できたが、2幕目はついにウトウト^^;。気づくと、隣のご婦人も俯いて寝てるしw。たまに叫びのような歌に起されたりして。
「舞台と客席が一体になる」とあったが、役者が頻繁に通路を使って行ったり来たりすることなのか。間近で表情を拝めたけど、度を過ぎると結構落ち着かない。
ラストは「ストリート・オブ・ファイア♪」の曲に合わせていっせいにダンシング。会場からも手拍子やスタンディング・オベーションする人がいて、ちょっと『テニミュ』状態w。私は気持ちが全く盛り上がらずに座ったまま。面白くなかったからね(-_-;)。
明確なテーマも感じられないまま、休憩挟んで約3時間弱。こんなに時間を費やすほどの話だったのか。
舞台セットがすごかった。回り舞台やスライドを頻繁に使って大胆華麗。2幕目は中央高所にでっかい”翼手”の模型みたいなものがあって吃驚。目が赤くて、暗闇ではライトアップで可笑しいんだけどw。
ライトや音楽の使い方も王道なんだろうが、もっと妖しく厳かでエキセントリックな雰囲気が欲しかった。
衣装も小物類もとにかく金がかかってる。”無駄に豪華”とはこのこと(笑)。
クロロック伯爵役の山口祐一郎は渋くて、低音高音の幅広い歌唱力には圧倒。ただ、あの翼を広げた格好は何となく違和感。
アルフレート役の泉見洋平は誠実そうで、顔を汗だくにさせて熱演。たまにハっとさせられる歌い方。アニメだと福山潤キャラだなと勝手に決定w。
サラ役の剱持たまきはキュートで、歌もダンスもかろやか。胸が意外に小さかった。
教授役の市村正親は化けも化けたりで吃驚。歌唱力は絶品で、早口な歌も明確。終始、コミカルな演技やアドリブで楽しませたが、私はあまり笑えず。
眠気をいっぺんに覚ましてくれた迷シーン(?)は、ヘルベルトがアルフレートを襲うとこ。タジタジのアルフレートも可愛いが、変態ヘルベルトが超セクスィ〜v。吉野圭吾のスベスベの太股と足、黒Tバックと綺麗なお尻を舐めるように見たw。いや〜美しきヴァンパイア青年には、やはり”毛”はご法度なのだとあらためて認識(笑)。
サラも、クロロックより、若いヘルに噛まれたほうが良かったんでは?w
まぁ、デブオヤジのヴァンパイアよりマシか。シャガールが女に噛み付いた時は実にキモかった^^;。
ヴァンパイアになったかどうかは、牙があるかどうかなんだね。みんなが牙つけてた時は、ニンニクつけてた時よりもちょっと滑稽^^;。「ニンニク♪」の歌が一番インパクトがあった。
カーテンコールが3回ほどあったが、私は疲れて早く劇場を出たかった。
Studio Lifeのヴァンパイア・シリーズのノリだったけど、この選択は間違いだった。
錚々たる実力派の役者達を揃え、確かに芸術的&ロックなミュージカル。踊り狂うヴァンパイアたちも華やかで威勢がいい。バレエのようなダンスも美しく、歌も明確で素晴らしい。個々の持ち味は良かったのだが。
あまり面白くなかった(-_-;)。
そんなに期待してたわけでもなかったが、こんなに舞台にノれなかったのも珍しい。
原作はロマン・ポランスキー監督の『吸血鬼』。題材は魅力的だが、ストーリーがとにかくつまらない。ただ上滑りに話を追っていくだけ。コメディになりきれてもなく、シリアスでも耽美系でもスーパーヒーローでもない、曖昧な”吸血鬼”もの。
キャラクターの造詣や感情にも深味がない。登場人物の苦悩や苛立ち、焦りや辛さが伝わってこないから、唐突に話が進み、疑問も納得も適当に流される。歌はいいのに、歌詞が陳腐で真実味が感じられない。
1幕目はアクビだけで我慢できたが、2幕目はついにウトウト^^;。気づくと、隣のご婦人も俯いて寝てるしw。たまに叫びのような歌に起されたりして。
「舞台と客席が一体になる」とあったが、役者が頻繁に通路を使って行ったり来たりすることなのか。間近で表情を拝めたけど、度を過ぎると結構落ち着かない。
ラストは「ストリート・オブ・ファイア♪」の曲に合わせていっせいにダンシング。会場からも手拍子やスタンディング・オベーションする人がいて、ちょっと『テニミュ』状態w。私は気持ちが全く盛り上がらずに座ったまま。面白くなかったからね(-_-;)。
明確なテーマも感じられないまま、休憩挟んで約3時間弱。こんなに時間を費やすほどの話だったのか。
舞台セットがすごかった。回り舞台やスライドを頻繁に使って大胆華麗。2幕目は中央高所にでっかい”翼手”の模型みたいなものがあって吃驚。目が赤くて、暗闇ではライトアップで可笑しいんだけどw。
ライトや音楽の使い方も王道なんだろうが、もっと妖しく厳かでエキセントリックな雰囲気が欲しかった。
衣装も小物類もとにかく金がかかってる。”無駄に豪華”とはこのこと(笑)。
クロロック伯爵役の山口祐一郎は渋くて、低音高音の幅広い歌唱力には圧倒。ただ、あの翼を広げた格好は何となく違和感。
アルフレート役の泉見洋平は誠実そうで、顔を汗だくにさせて熱演。たまにハっとさせられる歌い方。アニメだと福山潤キャラだなと勝手に決定w。
サラ役の剱持たまきはキュートで、歌もダンスもかろやか。胸が意外に小さかった。
教授役の市村正親は化けも化けたりで吃驚。歌唱力は絶品で、早口な歌も明確。終始、コミカルな演技やアドリブで楽しませたが、私はあまり笑えず。
眠気をいっぺんに覚ましてくれた迷シーン(?)は、ヘルベルトがアルフレートを襲うとこ。タジタジのアルフレートも可愛いが、変態ヘルベルトが超セクスィ〜v。吉野圭吾のスベスベの太股と足、黒Tバックと綺麗なお尻を舐めるように見たw。いや〜美しきヴァンパイア青年には、やはり”毛”はご法度なのだとあらためて認識(笑)。
サラも、クロロックより、若いヘルに噛まれたほうが良かったんでは?w
まぁ、デブオヤジのヴァンパイアよりマシか。シャガールが女に噛み付いた時は実にキモかった^^;。
ヴァンパイアになったかどうかは、牙があるかどうかなんだね。みんなが牙つけてた時は、ニンニクつけてた時よりもちょっと滑稽^^;。「ニンニク♪」の歌が一番インパクトがあった。
カーテンコールが3回ほどあったが、私は疲れて早く劇場を出たかった。
俳優座 東京原子核クラブ
2006年7月12日 舞台演劇俳優座劇場プロデュース公演『東京原子核クラブ』を観てきた。
先週、日記で告知していた舞台。
マキノノゾミ氏の戯曲。去年観た『THE WINDS OF GOD』と同じように何度も再演され、再演される度に新たな発見と色褪せない魅力を持つ作品。おそらく日本人にとって、日本と戦争を考える意味でも、とても大切にしなければいけない作品だと実感した。
今回は、宮田慶子氏がきめ細やかに品良く演出。実力派の役者たちが手堅くも個性的に演じる。
テンポ良いストーリー運びと、生き生きとした登場人物たち、会話の中に笑いや苦味やウェットが含まれ、時代背景を通じて色々と考えさせられる。深味と軽快感が舞台を釘付けにさせ、休憩挟んで約3時間弱が短く感じられた。
戦前からの東京本郷にある下宿屋を舞台に、若者たちの生き様を描いた群像劇。一昨年観た『革命の林檎』が思い出される。あちらは戦中戦後の絵描きらアーティスト達の話だったが、こちらは理化学研究所の原子核物理の研究者らがメイン。彼らに、野球少年や新劇青年やピアノ青年らが絡んで、それはもう絶妙なバランスで話を運んでいく。
『革命の林檎』のイメージ色が赤や茶とすると、『東京原子核クラブ』は青や紺のイメージだ。生きる上で誰もが抱えるだろう、辛さや悔しさ、イライラして哀しくてやり切れない思い。それでも顔をあげて、また前を向いて歩いて行こうとする姿。青春時代のような、みずみずしくも懸命な彼らの生き方が心を打つ。
2幕目から徐々に戦争の影が濃くなり、彼らも少しずつ変っていく。男たちの変貌と比べて、女性達は何と変らずに凛々しいことか。
会話の中で頻繁に「陽子」「電子」を絡めた難解な台詞が出てくるが、戦時中になるとフシギと分るようになる。軍人と博士の会話「原爆を作るのに必要なものは?」「ウラニウムと膨大な金です」そしてアメリカは資源調達など電話一本で即やってしまう。そんな国と戦争を始めたんですよと。
原爆が投下されたことを知った時、先を越された悔しさと原子物理学的興奮が先ず有り、その後で広島・長崎で絶たれた命を考えた自分に愕然ときたと語る研究者たち。それでも戦争が終っても研究は続けていくと決心する貪欲さ。
単純に正義とか悪魔という言葉では割り切れない、人間の本質を突いた奥深さにはっとさせられる。
2階建ての舞台セットは年代を感じさせるこだわりの作りで、ドアの木の表札にも意味を持たせ分り易い。愛犬の名前や吠えにも意味を持たせ、愛犬さえネタにしちゃうところが実に面白い。
時間の推移が台詞や表札や服装からしか推測できないので、願わくばテロップとかで年月を出して欲しかった。途中で回想が出たりと、ちょっぴり混乱しかけたので^^;。
男性役者が時代背景に照らし、殆ど短髪や坊主頭だったのが良かった。田中壮太郎は凛々しく柔かく、田中美央は豪快に、佐川和正は生真面目に、山本龍二は飄々とした味。壇臣幸は渋くて良い声だった。
一番注目したのが、渡辺聡が演じた狩野海軍中尉の二種と一種の軍服姿。腰の小剣や軍帽といい、一挙手一投足も逃さず見入ってしまったw。
主人公・友田晋一郎のモデルは、ノーベル賞を受賞された朝永振一郎氏。他にも、仁科博士をモデルにした人物や、荒勝教授の名前も出てきて、自ずと『ジパング』を思い出させる。ジパ作品中で原爆を完成させた倉田万作は、人間として或いは科学者として、はたして満足だったのか。今回の舞台を観てつらつら考えると、草加の原爆は1個だけではないようにも思えてしまう^^;。
4日後の7月16日は、人類史上初の原爆実験が成功した日。原爆誕生記念とでもいうべきか。この誕生を祝う人がいて、憎む人がいることを忘れてはいけない。
先週、日記で告知していた舞台。
マキノノゾミ氏の戯曲。去年観た『THE WINDS OF GOD』と同じように何度も再演され、再演される度に新たな発見と色褪せない魅力を持つ作品。おそらく日本人にとって、日本と戦争を考える意味でも、とても大切にしなければいけない作品だと実感した。
今回は、宮田慶子氏がきめ細やかに品良く演出。実力派の役者たちが手堅くも個性的に演じる。
テンポ良いストーリー運びと、生き生きとした登場人物たち、会話の中に笑いや苦味やウェットが含まれ、時代背景を通じて色々と考えさせられる。深味と軽快感が舞台を釘付けにさせ、休憩挟んで約3時間弱が短く感じられた。
戦前からの東京本郷にある下宿屋を舞台に、若者たちの生き様を描いた群像劇。一昨年観た『革命の林檎』が思い出される。あちらは戦中戦後の絵描きらアーティスト達の話だったが、こちらは理化学研究所の原子核物理の研究者らがメイン。彼らに、野球少年や新劇青年やピアノ青年らが絡んで、それはもう絶妙なバランスで話を運んでいく。
『革命の林檎』のイメージ色が赤や茶とすると、『東京原子核クラブ』は青や紺のイメージだ。生きる上で誰もが抱えるだろう、辛さや悔しさ、イライラして哀しくてやり切れない思い。それでも顔をあげて、また前を向いて歩いて行こうとする姿。青春時代のような、みずみずしくも懸命な彼らの生き方が心を打つ。
2幕目から徐々に戦争の影が濃くなり、彼らも少しずつ変っていく。男たちの変貌と比べて、女性達は何と変らずに凛々しいことか。
会話の中で頻繁に「陽子」「電子」を絡めた難解な台詞が出てくるが、戦時中になるとフシギと分るようになる。軍人と博士の会話「原爆を作るのに必要なものは?」「ウラニウムと膨大な金です」そしてアメリカは資源調達など電話一本で即やってしまう。そんな国と戦争を始めたんですよと。
原爆が投下されたことを知った時、先を越された悔しさと原子物理学的興奮が先ず有り、その後で広島・長崎で絶たれた命を考えた自分に愕然ときたと語る研究者たち。それでも戦争が終っても研究は続けていくと決心する貪欲さ。
単純に正義とか悪魔という言葉では割り切れない、人間の本質を突いた奥深さにはっとさせられる。
2階建ての舞台セットは年代を感じさせるこだわりの作りで、ドアの木の表札にも意味を持たせ分り易い。愛犬の名前や吠えにも意味を持たせ、愛犬さえネタにしちゃうところが実に面白い。
時間の推移が台詞や表札や服装からしか推測できないので、願わくばテロップとかで年月を出して欲しかった。途中で回想が出たりと、ちょっぴり混乱しかけたので^^;。
男性役者が時代背景に照らし、殆ど短髪や坊主頭だったのが良かった。田中壮太郎は凛々しく柔かく、田中美央は豪快に、佐川和正は生真面目に、山本龍二は飄々とした味。壇臣幸は渋くて良い声だった。
一番注目したのが、渡辺聡が演じた狩野海軍中尉の二種と一種の軍服姿。腰の小剣や軍帽といい、一挙手一投足も逃さず見入ってしまったw。
主人公・友田晋一郎のモデルは、ノーベル賞を受賞された朝永振一郎氏。他にも、仁科博士をモデルにした人物や、荒勝教授の名前も出てきて、自ずと『ジパング』を思い出させる。ジパ作品中で原爆を完成させた倉田万作は、人間として或いは科学者として、はたして満足だったのか。今回の舞台を観てつらつら考えると、草加の原爆は1個だけではないようにも思えてしまう^^;。
4日後の7月16日は、人類史上初の原爆実験が成功した日。原爆誕生記念とでもいうべきか。この誕生を祝う人がいて、憎む人がいることを忘れてはいけない。