無料券があったので、『ゴーゴー ミッフィー展』へ娘と一緒に行ってきた。

1955年にディック・ブルーナさんの絵本に生み出された「ナインチェ」(オランダ語で小さなウサギ)。
日本にも「うさこちゃん」「ミッフィー」という名前で翻訳され30作以上のお話を届けてくれた。
我が家にも何冊か絵本が残されており、子どもが小さい頃から家族で親しんできたキャラクター。
そのミッフィーちゃんが、2010年に55回目のお誕生日を迎えたお祝いの展示会だ。

会場には誕生日をお祝いするオリジナル・バースデー・ソング「ハッピー・バースデー・ミッフィー!!」が流れる。作詞は『ちびまる子ちゃん』でお馴染みのさくらももこ。作曲・編曲はETVでもお馴染みの宮川彬良。興津まいちゃんの可憐な歌声と、ことのみ児童合唱団の爽やかなコーラスが、私達の心をウキウキとさせる。
この55周年のためにブルーナ氏が描き下ろしたイラストは、鍵を抱えて前に進んでるミッフィーちゃん。大きな”鍵”は未来への扉を開ける象徴、ブルーナ氏やミッフィーの更なる活躍を祈るものだという。

そもそもミッフィーが生まれたきっかけは、休暇中にブルーナ氏が海岸を走り回る野うさぎを見て思いついたものだという。
1955年に「ちいさなうさ子ちゃん」が誕生。
1963年に4冊のミッフィー絵本が刊行されたが、最初となる作品は「うみ」だったそうだ。
「うさこちゃんとうみ」「うさこちゃんとどうぶつえん」(第2版)「うさこちゃんのたんじょうび」「うさこちゃんとじてんしゃ」と続き、ミッフィー絵本の初期から丹念に紹介。絵本原画やスケッチはもちろん、中には採用しなかったボツ原稿や第2原稿まで展示されている。このへんまでの絵本は持っていたりもして知っており、昔は子どもに読んで聞かせた覚えもある。

「うさこちゃんのだんす」「おかしのくにのうさこちゃん」「うさこちゃんとたれみみくん」「うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの」と最新作までも紹介。このへんになると全く知らなくて、子どもの成長と共に絵本と離れてしまったなと寂しく振り返る。
「うさこちゃんのだんす」では、ブルーナ氏が作り出す線の一本一本が映像と共に再現され、シンプルなものほど根気と手間がかかる作業が必要なのだと知った。そうして出来上がった「だんす」のアニメーションが、白い紙面から飛び出すような臨場感となり、お洒落に工夫された展示内容だった。

ディック・ブルーナの7分半のインタビューや、絵本作りの工程も紹介。2つの目とクロスした口だけで表情を表すのにどれだけ苦労を重ねたか、氏のなみなみならぬ努力と情熱のほどが感じられる内容だ。常に新しいテーマや飛躍を求め続けており、80歳を超えてもなお挑戦し続ける、気魄と志に胸を打たれた。
2006年には故郷オランダ・ユトレヒトに、個人美術館の「ディック・ブルーナ・ハウス」がオープン。家族連れで賑わっているようだ。

1955年から2010年までのミッフィーの絵本シリーズを一斉に紹介。こうして見るとミッフィーって、だんだん口が小さくなり、耳のとんがりが丸くなり、顔に膨らみが出てきたね、と娘の弁。生まれた時は何もできなかったミッフィーちゃんだが、色んな人と関わりながら、自転車も乗れて編み物もできるようになって、少しずつ成長していったのね、と感慨深く思う私だった。

国内外からお祝いで送られた「バースデー・カード」45点が会場の一角に飾られ、思い思いの絵やメッセージがあたたかく包む。絵本の翻訳でお馴染み、まつおかきょうこ氏は「ブルーナさんのところにも天使がきて…」と天使の贈り物風に描かれていて、心が洗われるようなカードだった。
おめでとう、そして、ありがとうv。

フェリシモ提供で、みんなもミッフィーを祝うバースデーカードのキャンペーンに参加できる。集まったカードはオランダに送られ、サンクスカードとミニカタログが届くそうだ。
物販では関連グッズが充実。図録は絵本風でずっしり。55周年記念の文具や雑貨やTシャツも可愛くて多彩で、つい目移りしながら購入バッグに入れてしまうw。赤、青、黄、白、黒、緑と色使いで選べるのも楽しい。ぬいぐるみは家に幾つかあるのでパス、埃を払わなきゃw。
ミュージカル『黒執事 千の魂と堕ちた死神』東京楽を観てきた。

今日は前通路近くのド真ん中で超観易いが、またも前も隣も空席で勿体無いこと。
周りは男性客も多く、関係者なのか役者や専門的話も耳に聞こえてきた。
開演前アナウンスは昨日と同じウィリアム。他パターンもあったんだろうか?

昨日は端席なので分らなかったが、音も無く始まるオープニングの黒と白の者たちは、チェスの駒を模しているようだ。劇中で何度もチェスに見立てた会話があるためか? 女性の白のコルセットが透けてるので品のないこと^^;。

ストーリーは副題のとおりで、殆どあってなきがごとし。
おとぎ話を信じて、愛する者のために、無駄で無意味な魂を刈り続けた、愚かで残酷で不器用な男の話だ。彼の孤高なる純粋な思いは分るが、彼の仕出かした最大最悪な愚行は許してはおけない。八戒の妖怪1000人斬りとはまた勝手が違うw。

大人数のアンサンブルの登場は、やはり目障りでウザったく感じてしまう^^;。
街角や劇場の人々を表現するにしても、ステージのあちこちにドレスやスーツの者がバラまかれて配され、目に煩いったらない。セバスがムード歌謡を歌う場面も、あんなに踊り子は要らない。アンダーテイカーが彼らと踊る場面も違和感がある。エリックとアラン二人だけの場面に、なぜ黒衣の夫人と踊り子が出てくるのか、暗示的なものだとしても、二人の世界を損なうばかりか会話にも集中できなくなりそう。BGMのハーモニーも、録音を流すだけでよいではないか。

一番嫌気がさしたのは、ドルイットが鞭で下着姿の女たちをいたぶるところ。これ、男性が女性役をやっていたら、ワンクッションあって少しはユーモラスに転換できるハズだが、生身の女が肌をさらけ出して泣き叫ぶから、観ているこちらまで気分が悪くなってくる。まるでアダルトビデオを見ているようで品がない。後ろにいた男性から笑いが零れたので驚いたが、こういう場面で男性は笑えるんだ^^;。Studio Lifeが手がける耽美系舞台のオールメンの良さを、あらためて思い知った次第だ。ついでに鳥篭の女性の踊りも阿呆らしくて必要ない。キャストの歌はそれだけで味があるので、歌の力だけで聞きたいものだ。
そんなわけで今回のドルイットには全くいい印象を受けなかった。アニメのドルイットはもっと変態だったが、嫌味は感じなかったもの。

既存キャラはアニメのイメージとも重なり、キャストの好演に救われた舞台だ。
松下優也はナチュラルな中での熱演が感じられ、セバスチャンのコミカルさも気にならなくなった。殺陣やアクションも頑張っていたが、前回ほどのシャープな名シーンがなく演出的に物足りなさはあった。それにしても松下くんの声と台詞使いはGACKTに似ているとつくづく思うw。
西井幸人はシエル声が低くていいが、台詞にもう少し力強さがあってもいい。今回は声もよく出ていて、デュエットも進歩しているのだと思った。
植原卓也のグレルも見せ場を心得ているし、伊勢直弘のアバーラインは楽ならではの観客イジリで愉快だった。

ストーリーの要とはいえ、死神二人のシーンは思ったより多く、一幕はダレて眠気が出てきそう。歌が伏線を兼ねているが、歌からは肝心の彼らの思いの丈が伝わってこない。メロディーに難があるのだろうか。
佐伯大輔の熱演に拍手したいが、歌以外でも踊ったり動いたりとちょっと大変そう。アンサンブルの山で2階に上がるシーンは面白かった。
松本慎也も歌が多いが、マツシンのソロではつい『コルダ』のミカシュンのソロを聞くような思いでドキドキと見守ってしまうw。でもいかにも受け受けなキャラ設定なので、マツシンにはもう少し男っぽさを出して欲しかった。

正面ブロック所以か、照明が客席を散らしまわす場面もあり、時に目に眩し過ぎてクラクラきた。
一幕始めの音声も調子が悪かったのか、アバラーラインの声が弱く聞こえた。

最後はやっぱり客席も混ざって手拍子。シエルが踊った後は、セバスチャンがクールに踊ったり。グレルとウィリアムとロナルドがやっぱりダンス上手し。ウエーブもステキ。「紳士淑女の皆さん」と、セバスだけでなくシエルも御礼。
ラインナップ後は、恒例のお姫様抱っこ。セバスがシエルを、ウィリアムがグレルを、アバーラインとハンクスは劇中で何度も交替で抱っこ。
スタオベも出るカテコでは、何とシエルがアバーラインをお姫様抱っこ!? 幸人くん力持ちw。あとはみんなでお姫様抱っこオンパレード(笑)。カンパニーの仲良しぶりをじわじわと感じた。

坊ちゃんと執事は来週から愛知と大阪へ巡業。
続編の舞台も作られそうに思うが、今度は原作やアニメからのストーリーとも重ねて欲しいな。
観劇後は、千代田線経由で銀座線へ。
前もって教えて頂いたので、『仮面ライダー超電王』のギャラリートレインへやっと乗れた。

車内は超電王の広告でいっぱい。
真っ先に目についたのが、モモタロスらイマジンと良太郎とコハナたちの写真。そしてゼロノスと愛理さん。広告も赤、青、黄の順番で撮ったり。

夜だし、勤め帰りの大人たちばかりで気が引けたが^^;、勇気を出して広告を撮り捲った。
お邪魔ですみません。
でも銀座線は区間が狭いし、車両も古くてよく揺れるし、撮るだけでも結構大変^^;。

これで任務完了。あとはハッピーセットでカードが出ればいいな。


今日はてらそままさきさんのお誕生日。
おめでとうございま~す!\(^o^)/

ミュージカル『黒執事 千の魂と堕ちた死神』を観てきた。

昨年5月に好評だった音楽舞闘会『黒執事 その執事、友好』の後を受け、新たなキャストを迎え、脚本・演出などスタッフを変更した新作舞台。
東京公演前半に観れなくて、後半のみの観劇となった。当日券の人多し。
Gファンで取った席は前方端だが、私の前もその前も空席で観易いのかそうでないのかw。カメラ撮影日。

女王の命で謎の無差別殺人事件を追う、ファントムハイヴ家の若き当主シエルと万能執事セバスチャン。死神派遣協会の死神たちが事件に関わったことから、其々の思惑と運命が絡みだし、新たな闘いの幕が繰り広げられる。

去年の舞台と見比べてしまうが、悉く前回のイメージを払拭するかのような、作り手の妙な拘りと偏執愛が感じられた。よく言えば、観劇初心者向けの取っつき易い、派手なショービズ・ステージ。だが中味も感動も薄いストーリーの中で、ただキャラクターたちをいじくり回すだけの、アニメのような二次元的感覚が充満した世界だった。
これは脚本と演出に問題ありかな。前回の浅沼氏による緻密でシャープな構成が好みだったので、今回のスローで賑やか過ぎるお祭り騒ぎはどうもいただけない。原作キャラがやたら三枚目や色物になってて、随所にファンに媚びるような場面もあり、いかにも女性が作り出したファンタジー世界丸出しでイイ気分がしなかった。

今作は”死神派遣協会”にスポットがあてられているが、それだけで『BLEACH』を思い出し、一幕前半はまるで『卍解SHOW』のようだった。これはミュージカルじゃなく、ただの音楽劇だろう。
クローズアップされた死神二人についても、彼らの内情や感情がよく理解できない。どうして彼だけが”死の棘”に侵されるのか? 彼のどこに惹かれどのぐらいまで愛していたのか? 全てを知った上でどうして彼を許そうとするのか? あまりに唐突すぎる設定と思いがけない展開に、観るほうは簡単には揺さぶられない。

一番煩くてイラついたのが、12人もいるアンサンブルの目立ちぶり^^;。格好良い「死神派遣協会」の歌だけは一緒に踊って迫力があったが、その後もキャラの歌の度に登場し周りでイメージのように踊り捲るので、折角の歌にも集中できない。唄ってるキャラの前に出て隠しちゃいかんだろ。
特に女性アンサンブルの踊りやハーモニーが気に入らない。やたら出てくる黒衣の夫人や踊り子は、ストーリー的に意味があるのかと勘ぐってしまう。正直、こういう耽美系な話では沢山の女性キャストは要らない、メイリンだけで充分だ。浚われた女性の役など、男性が兼ねればすむこと。特に生身の女性が鞭打たれる姿は、観ていて気分が萎えてしまう(~_~;)。女性アンサンブルのせいで、男性キャストの折角の女装もインパクトが薄れてしまったように思えた。

松下優也のセバスチャンは続投、歌も演技もアクションもほぼ前回通りで、余裕と共に逞しさも感じられた。セバスの黒髪が飛び跳ねてアホ毛が見えるのはご愛嬌か。ただ今回はファンサービスの演出のせいか、三枚目的雰囲気が強調されたのが残念。慇懃な冷静さの中に三枚目があると生かされるが、逆だとセバスのイメージが壊されそうだ。

シエル役はD2の西井幸人。真っ先に驚かされたのが身長で、去年夏と比べると10cm近くは伸びたんではないだろかw。声変わりもしてるが、シエルの演技としてはあれで充分だろう。4回ぐらいは着替えたが、シエルの女装もよく似合い、アニメでは感じなかった色っぽさもあって可愛かった。難を言えば歌唱力で、もう少しのびやかな声が出れば、セバスとのデュエットも綺麗に決まるだろう。

先の『BLACK PEARL』では白、『黒執事』では赤になる植原卓也は、ハマり役のグレルで暗躍、人気のほどは影の主役の存在感DEATHッ☆ 声も色っぽく変わり、出るだけで華やかだが、今回は色物扱いだけで変態さが少なかったのが残念。ダンスはさすがに上手く、みんなの中で踊っていてもひと際キレがある。女装も艶かしかったので、いっそマダム・レッドもやって頂きたいぐらいだw。

チラシにも絵が描かれた死神たちは、佐伯大輔、松本慎也、永岡卓也、ヨウスケ・クロフォード。佐伯さんは落ち着いてるが、もう少し繊細さが欲しいかな。マツシンの台詞はたまにエーリクとカブるけど、歌も上手くなってて頑張っていた。永岡さんのウィリアムはイメージ通り、意外と声が出ていた。ヨウスケさんはさすがに歌唱力があり、最後まで楽しそうにやっていた。

続投の和泉宗兵@アンダーテイカーは、ソロはなくダンスが少しだけで、圧倒的に出番が少なかったのが残念。
藤田玲のドルイットは、どうも原作やアニメのイメージとずれている感じ。粗雑な雰囲気で、声も低いし動きも滑らかさが足りない。かりにも子爵なのだから、危ない中にも品や色気が欲しかった。

バルドロイ役で岩崎大が登場。大柄な野生味を出していたが、もっと豪快さがあってもいい。バズーカを扱う活躍もあったが、台詞が少なくてやや物足りなさ。フィニ@南翔太、メイリン@猪狩敦子との雰囲気は良さそう。
アバーラインの伊勢直弘は続投、前座の注意事項がなくなったのが残念。青木隆敏との息もぴったりだが、セバスたちがコミカルなので、二人のコミカルさが薄れてしまった感。
マツシンも青木くんもあの格好が似合い過ぎるが、だからStudio Lifeだったのかと納得w。でもあの格好でも男っぽく動いて欲しかった。

最後はやっぱり賑やかに「死神派遣協会」なのね。キャストがいっせいに踊る中で、幸人くんがのびのびと楽しそうに踊っていたのがカワイイ。
カテコは松下くんを中心にラインナップ。松下くんが丁寧な仕草で挨拶する姿は、黒執事イベントの小野大輔とソックリに見えるw。最後に松下くんが幸人くんをお姫様抱っこ、バトンタッチされたヨウスケくんがお姫様抱っこ。幸人くんまだ軽いんだろうな。植原さんも永岡さんにせがんでたり?w はしゃいでいた二人が最後にハケていた。

今回は端だったし、見切れ部分やアンサンブルに隠れて見えなかった場面もあったので、楽の観劇で補完しよう。

ゲゲゲの女房

2010年5月7日 TV番組
連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』

今春スタートしたドラマの中で一番ハマっている。
4月からは朝8時の放送になったが、連ドラを毎日こんなに楽しみにするなんて、かなり昔に放送された『雲のじゅうたん』以来だw。

『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家・水木しげるの妻、武良布枝の自伝を原案にしたお話。
昭和を舞台に、漫画家の夫を支える妻の奮闘と夫婦のきずなを描いている。

オープニングは、昭和を背景にした映像と共に、鬼太郎ら『ゲゲゲ…』のキャラクターが画面を飾る。それだけでほっくりと懐かしい気持ちになる。
いきものがかりの主題歌「ありがとう」が、のびやかであたたかい。「ありがとうって~♪」「つながれた右手が~♪」と流れると、ぐっと胸に詰って涙が出そうになってくる。先日美容室に行ったらこの曲が丁度流れていたのだが、ドラマを思い出して、その時も涙がこみあげてきた。美容室で泣きそうになるなんてねw。

少女時代を経て、物語は29歳の布美枝と39歳の村井茂とのお見合い結婚から進んでいく。
布美枝のちょっと天然でおっとりした性格はあまり好みではないし、貧乏で蓄えもなく俗世とはちょっと程遠い存在の茂も相当の変り者だ。
だがこの二人の新婚生活がとても微笑ましい。恋してから結婚ではなく、結婚してから少しずつ恋を重ねていく二人。昔はこういう結婚が少なくなかったし、実は案外長く続くものでもあった。予想もしなかった貧乏生活に直面し、困窮しながらやりくりする布美枝だが、夫・茂との繋がりが彼女に生きる力を与えていく。
茂の漫画にかける命がけの情熱を知り、左腕を失った茂の戦争中の悲惨な過去を知り、漫画の世界を理解していく布美枝。
がむしゃらに仕事に没頭してきた茂も、布美枝を見てその優しさに触れて、言葉を交わし冗談も言い、心を通わせながら頼りにしていく。
二人のそんな普通の営みとゆっくりとした歩みが好きだ。互いに少しずつかけがえのない存在になっていく二人の様子に、心があたたかくなってくる。二人の間には”愛する”というよりも、信じることからわいてくる”愛しさ”と”慈しみ”という言葉がぴったり合う。
二人の家庭が東京の調布というのもどこか懐かしい。深大寺、深大寺そば、草のように逞しい花と二台の自転車。場所やアイテムのひとつひとつが貴重だ。

布美枝役の松下奈緒は、さすがに背が高くスラリとしているが、初々しい純情ぶりを覗かせて大らかな強さも感じられる。
茂役の向井理は、真っ黒な髪が好ましく左腕を隠してのナチュラルな好演、眼鏡をしてないと忽ち色男に見えちゃうw。
調布の貸本屋「こみち書房」の主人・田中美智子役の松坂慶子が、ちゃきちゃきの逞しくも優しいみんなのおかあさんぶりでピッタリ。

今週放送分からは、鈴木裕樹演じる小林太一が登場。太一は貸本屋の常連客だが、とてもシャイで地味な若い工員。だが水木漫画に夢中で、水木漫画を深く理解しているようだ。岩手県から集団就職で上京してきたので東北訛りで話すが、同じ岩手出身のズッキーが得意とするところか。短髪で清々しい雰囲気の太一からは、内に秘めた熱っぽさが感じられる。背の高さを利用して、高い場所の本の整理を難なくこなすところが、ズッキーらしい頼もしさw。布美枝はまだ「こみち書房」の人達に、自分が水木の妻だと言ってないが、知った時の太一のリアクションが楽しみかもしれない。

4日(火)には『もっとゲゲゲの女房』が放送。
これからの展開や今後出てくるキャラクター&キャストが紹介された。ズッキーの単独インタビューもあったが、太一が激しく憤る場面までも映り、彼がどうしてそうなったのかも興味のあるところ。
貸本漫画家から漫画家へと転向していく水木しげるだが、彼の作品に影響を与えていくであろう出版社の編集者・深沢洋一の登場が待たれる。やはり漫画家にはちゃんとした編集者が必要だ。少女漫画家を目指す女性アシスタントも登場するようだが、彼女の描いた漫画は水野英子のタッチに似てるw。

赤字を出した「少年戦記の会」は大失敗したが、読者の連載再開希望の投書のおかげで「墓場鬼太郎」の続編の執筆が再開。
「ゲゲゲ」の道のりは険しく大変だが、夫婦は一歩一歩前進していく。

そういやゲーテが好きだという茂が、ゲーテの言葉を紙に書いて家中に張っていた。ゲーテは難しそうだと敬遠する布美枝に、「嫁なら読め」とギャグで勧める茂がオモロイ。
ゲーテの3つの言葉の中で、今の自分に一番相応しいものを。
「自分自身を知るのは楽しんでいる時か、悩んでいる時だけだ」
互いに互いを知ることで、心を通わせて寄り添って困難を乗り越えていくことで、人と人とのきずなが深まっていく。
”生きる”ことの愛おしさがつまったドラマに、毎日元気を貰っているように思う。


『仮面ライダー』とハッピーセットがコラボレーション。

モモタロスが出る「ガンバライド」編CMがテレビに登場。予録していた『イナズマイレブン』や『ドラえもん』に入っていたので捕獲。関さん@モモが「俺、参上」と低めの「I’m lovin’it」を発してキュート。ネットではCMも見れるし、着ボイスや待受フラッシュまで配信中。
半分がモモの「仮面ライダー」オリジナルマックカードもゲット。
ハッピーセットもアプリでとりあえず1セット購入。カードはファングジョーカーだった。モモが出るまで買い続けようか^^;。
D-BOYS STAGE 2010 trial-1『NOW LOADING』の東京楽日を観てきた。

一般で取ったチケなので、後方の端。ステージを大きく見渡せるので、かえって観易いかも。
後ろの人が上演中もガサガサと袋の音を立てて、私の耳元だから煩くてたまらない。ついでに物販の袋入りパンフの袋は必要ないだろう。
さすがに当日券も含めて満席の盛況。関係者も多かった。

期間後半になると、やはり俳優陣に疲れが見えてくるだろうか。
一番声を張り上げる五十嵐隼士は昨日もやや声が掠れていたし、役作りで始めから声を作っている和田正人もかなり喉を潰してしまったようだ。でも二人の演技はますます濃密に進化しているので、声などはあまり気にならない。
遠藤雄弥と山田悠介の声は殆ど変わっておらず、むしろ前半で観た時より動きも台詞も冴えてきたように思う。ますます役を自分のものとした証拠か、それとも”若さ”かな?w
先輩俳優やゲストに刺激を受けて、D2の陣内将が様々な役でアクションやコントを繰り広げて盛り上げ、すっかり舞台の柱の一本となっているのが頼もしい。こうして”D2”メンバーはみんな、舞台を積み重ねて”経験値”を上げていくんだろう。

全体的なゲーム像は相変わらず曖昧模糊としていて、のめり込めない壁が感じられるが、台詞のひとつひとつがちゃんと布石となっていたり、台詞に篭められている情熱が俳優の演技でストレートに伝わってくるので、ストーリーにも少しずつ慣れてきた。
それでも、コメディーとしてはやっぱり笑えない。笑わせようとしているのは分るが、笑いがこみあげてこない。初見の方なのか後方で何度も笑いが起きていたが、どうしてこのシーンや台詞で笑えるのか、フシギでたまらないw。

とにかく東京楽日は無事に終了。来週からの大阪公演に向けて、喉などもしばらく休息できるだろう。
よく頑張った皆さんに心から拍手。会場からのスタオベに、俳優さんたちも感無量な表情で挨拶をされた。

演出を担当されたラサール石井さんが登壇。隣には魔王のアシスタント役で舞台初出演という女性もいた。
久しぶりに拝見するラサールさんは、ちょっと目が充血され声も掠れていてお疲れ気味な様子。リピーターがいるのを承知で、日を追うごとに笑いが少なくなるのがコメディーだが、今日のお客さんからもちゃんと笑いが起きたので良かった、ということを話された。Dボの中では遠藤さんが落ち着いている、とお褒めの言葉を口にするラサールさん。雄弥がちょっと照れ笑いv。でもラサールさんに一番ツッコミを入れてたのはまーくんw。
まーくん演じるオタクの携帯で使われたメロディーの作詞は実はラサールさんだとか。エンディングにも使われたこの曲が結構人気があるそうで、何と着メロ配信決定だそう。唄ってるデュオの一人の名前しか覚えてなかったまーくん。
まーくんの持ってた人形は”バグネコ”? 右隣の大熊さんの帽子を脱がせてこずいたり、左隣のラッシーとは相変わらずこずき合ったりと賑やかまーくん。そんな二人を笑いながら見守る雄弥がとってもオトナっぽかった。

でもハケル時、忽ちひょうきんな顔でハジケちゃう雄弥の姿に、呆気に取られながらも笑い。客演でもいいから、また新しい別の舞台で、雄弥の色々な顔やキャラを観てみたいと思った。

8月からはD-BOYS STAGE 2010 trial-2『ラストゲーム』。
瀬戸康史と中村優一、どっちがズッキーの役でどっちがアラヤンの役になるんだろう?他のメンバーはどの役になるのか今からあれこれ推測中。中村昌也は自分がやってた役になるのかな。D2メンバー3人の成長ぶりと共に楽しみだ。
仮面ライダー超・電王トリロジー劇場公開記念スペシャルステージ『イマジン超クライマックスツアー2010』東京最終日に行ってきた。

品川の前の新橋で、銀座線車両の電王ヘッドマークを撮影。遭遇ではない^^;。改札の方に時刻を伺ったら親切に教えて下さり、20分ばかり待機してからようやくだ。撮ってて乗りそびれたので、9日までにもう1回チャレンジしよう。

入場プレゼントCDは、聞かなくてもCD番号で誰の歌か分るのだと判明^^;。モモ、リュウタときて、今日はウラだった。まんべんなく貰えたが、やっぱりキンちゃんだけ手に入らんか。あとは大阪分に期待。
今日の席は前日よりちょこっと前方で真ん中通路側、とっても観易かった。3日間で一番混んでいたようで立ち見も多し。今日が初見の人も少なくなく、休憩中にライトを買う人も多かった。
第1部のイマジン劇場は既に2回も観たので、ラストのウラの台詞前にそっと席を離れてお手洗いへ。そうでもしないともの凄く並ぶことになるから^^;。


第2部【イマジンミュージックライブ】

ライブの前にトークショー。
ゲストは、中村優一、遊佐浩二、鈴村健一。ちゃんなかとは2月のプレバースデー以来v。
何とサプライズゲストで大塚芳忠さん!(^o^) 1日目にそれらしい噂を耳にしていたが、芳忠さんを拝見するのは一年ぶりだ。御本人も「オヤジが場違いなトコに…」「勇気が要ったんです」と照れ臭そう。でも久しぶりにイイ男になった侑斗に会えて、会場からもスゴイ歓声や「芳忠さん大好きー」コールを貰って、芳忠さんもやっと解けてきたようだ。

ちゃんなかは気合入って”赤いゼロノス”を意識した赤いカーディガンとリストバンド。「愛理とのラブストーリーが見所」と言うと、すかさず芳忠さんが「デネブと愛理さんの恋です」とウソをついて、ウラな遊佐さんからツッコミを受けるw。
デネブの話では「ひじょーにオカン」「デネブ祭り」「デネブ劇場」を受け、「とにかく侑斗を愛してる(笑)」と芳忠さん。「アフレコはバッチリでした」と言うちゃんなかは、やる前は緊張してドキドキするが、芳忠さんが横にいるとめちゃめちゃ安心するとか。でも収録後で二人して写真を撮るのが長かったそうでw、楽屋でもカメラで仲良く撮影する様子があったという。芳忠さんもカメラを持ってきてたとか。
新曲についてのコメントで、芳忠さんが珍しく噛む場面もあったがw、「年寄りに高い方を歌わせる」と言う芳忠さんに「僕より大変だったのではないかと」と気遣うちゃんなか。まさかのバラードだが、「聞く度に涙が出てきちゃう」と芳忠さんもお奨め。
今後の展望について、「デネブと二人で刑事ごっこ」と照れ笑いのちゃんなかに、遊佐さんが「(クライマックス刑事で)これやってたものね」と女性の体を触る仕草でツッコミ。慌てたちゃんなかが「あなたのせいですよ」「あんなイヤらしい声出すから」と反撃w。去年は定食屋をやりたいと言ってた芳忠さんが「感動的な。抱き締めたい気持ち」と何やら纏めてフォロー。

2回目ご出演の遊佐さんは映画では「素晴らしいボクたち」を強調、チームワークと酸欠ぶりを匂わす。「愛理さんの行方はリュウタも気になる」とスズ。
イマジン新曲はバンクでノリノリだが、別録りだったレコーディングではやたら前に出ている”てらそま節”に言及し笑わせた。
劇場版は一人で収録したスズだが、先に収録した三人が、アドリブ用にと綺麗な間を作ってくれたがそれがめっちゃ狭いことと苦笑しつつ、「でも逆に愛を感じた(笑)」と和ませた。
レッド、ブルー、イエローとくるから、先ほど気づいたというスズが「第4弾は紫やろうよ」「パープル」と乗り気で、会場からも「やって!」コール。ファンの声がホントに実現してしまう電王だからw、或いは信号機を越えるかもしれん。

恒例の生シーン&台詞。ウラタロス、リュウタロス、デネブが登場。
ちゃんなかの隣に、デネブと芳忠さんのダブルデネブが並び、安心して侑斗になれたちゃんなかが「変身」ポーズと「最初に言っておく…」を披露。デネブがご褒美にデカ椎茸を持ってきて受け取るちゃんなか。デネブと芳忠さんが握手し、ちゃんなかとデネブがハグしていた。
遊佐さん&ウラ、スズ&リュウタも台詞&動きを披露。リュウタの「お姉ちゃんたち!」がカワイイ。其々がハグし合う微笑ましい光景。

三部作と聞かされた時は「三本続けて観たいと思った」と言うちゃんなかは、2週間ごとに観に行くので、見かけたら声をかけて下さいとのことw。「大変だな」と思った芳忠さんは「同時に、何やってんだろ!?と思った(笑)」とか。
最後に「勇気を出して来て良かった」と芳忠さんは、みんなに会えて元気が出たとお礼を述べた。「またきっと何かあります!」とスズ。「僕らの活躍も」と遊佐さん。
涙脆いちゃんなかは「泣かないっす」「だって、次必ずありますもん!」と、三本全部観て欲しいと力強く挨拶した。
ハケる時も手を振りながら、「映画ちゃんと観てねー」とちゃんなか。イベントを一番楽しんだのは彼だったかもしれない。

イマジン初の全国ツアーライブ東京最終日も超盛り上がり。
通路側だとライトとマフラータオルを振り回しやすいw。またうっすら汗をかいた。
侑斗とデネブの「Action-ZERO 2010」を聞きながらライトを振りながら、芳忠さんのさっきの言葉が残ったせいか、1日の観望会の夜空の星星が浮かんできて、目頭がぐっと熱くなってしまった(;_;)。この歌は泣けるぜ!
そういや「○ン○ール」って、『銀魂春祭り』でも出てきたようなw。モモのように、汗と涙と振り回すためにもタオルは必需品だ。

GWの3日間、大いに騒いで楽しんだイベントだった(^o^)。この続きは大阪で。無事に辿り着けて無事に帰ってこれますように。皆さんお疲れ様でした。


追記:
ちゃんなかのブログに早速、芳忠さんとのツーショットが!(^o^)芳忠さんの手のデネブがカワイイv。
そういや前に三木眞さんとのツーショットがアップされてたが、あれはいつ撮ったものだったんだろう?
D-BOYS STAGE 2010 trial-1『NOW LOADING』の2回目を観てきた。

随分前にお譲りいただいたチケットだが、偶然にもMJさんの観劇と重なったのも運命かw。
ただし私の座席はイマイチ^^;。前の女性の体が大き過ぎて全くステージが見えない。隣が空席だったので、そっちに体をのけぞらし斜め方向から観た。GW中とはいえ、空席が幾つかあったのが気になった。

シナリオ的にモヤモヤ感が募る舞台だが、少しは慣れただろうか。若い俳優たちが頑張っているんだ!と思って、良い面だけを見るようにした。
だが、こういうネタ的に古い脚本なら、何もラサール石井氏に演出をお願いしなくてもよさそうなもんだ。
劇場の前方はフラットなので、床付近でやる演技は悉く見えないのが残念。体を横にさせたままラッシーが発する情感的な台詞も、2回とも顔が全く見えなくて、胸を打つ一歩手前で終わってしまった。段差がある装置なのだから、もう一段上でそのシーンをやって欲しかったな。
作り上げた新しいゲームの全貌も、それまで散らばらせたパズルを寄せ集めて推測想像するしかないのが辛い。ゲームの主人公はいったい何のために戦うのか? まるでバグをやっつけるために戦っているようにしか思えないので、ゲームそのものにも親近感がわかない。

遠藤雄弥演じる大手川の眼鏡は、ドラマ『まっすぐな男』と似た印象を受けるのでイマイチだったが、今回は1日前半でかけていた眼鏡がなかった。眼鏡のあるなしに意味があるのかは別にして、眼鏡がなくてもキャラを表現できるから充分だ。
1日と比べて、雄弥の演技にいい意味での余裕と幅と柔軟性が出てきたように思う。劇中のアクションにも更に磨きがかかり、トンボ返りまで見せる軽やかさにちょっとときめくv。雄弥にはもっと大らかで逞しい役もやって欲しいなと感じた。

舞台で一番惹かれたのが五十嵐隼士で、それまでの野生的イメージから、真面目で堅実で理知的で懸命な男の魅力が感じられたv。ラッシー演じる国生の、現実的で妙に冷めた諦めの側面は私も共鳴するところがある。彼が抱える臆病な弱さやたぎる情熱の内面性までをラッシーが見事に表現しており、ストーリーを超える生き生きとした空間を作り出していた。

D2で活躍中の陣内将が、衣装を替えたりしてなかなか美味しい役どころ。大熊啓誉、今泉稔、藤田秀世もメンバーに多彩な影響を与えつつ盛り上げに徹する。
だが、彼らが演じるキャラクターはストーリーの中では役割を果たすが、存在感としては腑に落ちないところもある。仕事に目覚めた警備員の颯爽とした姿は、あまりに唐突に感じる。魔王が貫く信条は曖昧だし、伝説のプログラマーは結局見つけてきただけで、元ボクサーのやたらの暴力シーンは見ていて気持ちよくない。

これはリアリストな国生とドリーマーの大手川が、反発し切磋琢磨しながらも、互いを認め合い寄り添い合い、互いを変えていった”愛”の話なんだと、2回目にしてようやく分ったw。いってみれば、国生×大手川を軸としたボーイズラブ・シミュレーションゲーム。流行の作家にキャラデザを任せて、人気声優に命を吹き込んでもらえば、案外と女性に人気のゲームとなる…かもしれないw。

終演後の挨拶。和田正人が今泉さんに何故かぬいぐるみを預けたり、山田悠介が何故か今泉さんの裏話をバラそうとしたりで、今泉さんが苦笑のリアクション。どうやら今泉さんはD-BOYSのアイドル先輩といった感じ。彼らを束ねてトークを纏めようとするラッシーが、ちょい気の毒で可愛かった。ハケる時に雄弥が思いっきりハジけて飛んで、役の発散をしていた感じw。

終わった後、MJさんとお茶をしてから、品川へ向かう。
Dボの後もDボ、次はちゃんなかのステージだ。
仮面ライダー超・電王トリロジー劇場公開記念スペシャルステージ『イマジン超クライマックスツアー2010』東京二日目に行ってきた。

今日の席はちょこっと後方端だったが、前の人の頭と頭の間が広くてよく見渡せた。
それにしてもここの会場、女性トイレの数をもう少し増やしてほしい。

オープニングで劇場版番宣とメイキング映像が流れるが、第3弾のコンプリートフォームのところはやっぱり壮観。
バサラ祭りで観て、武道館でもチラっと拝見し(紀章くんライブには声優さんら沢山の関係者もおいでになっていたそうで)、この番宣でも声が流れて毎日のように立木文彦さんだと、お隣のSさんが話していたw。


第1部【イマジンサスペンス劇場『Uの悲劇』】

モモタロスらイマジンの中に入っている人は”神”!
キャラクターをよく知った上でのあの動きと芝居とアドリブ、ダンサーのごときあの踊りと振り付け、ストーリーを包括する運動量、そのすべてがスゴイこと!(^o^)丿 稽古にも相当時間と手間をかけられたんだろう。

敵イマジンの声は、劇場版の「三匹のこぶた」のキャストかな。中井和哉、鳥海浩輔の声はすぐ分ったが、柿原徹也の声がいまいち分らん。
奥州筆頭(笑)、ちゃんと剣でソードフォームと戦ってたしね。六本刀だったらなおオカシ。


第2部【イマジンミュージックライブ】

ライブの前にトークショー。
ゲストは、桜田通、小野大輔、関俊彦。今年初めて観る関さんは、共演ゲストを意識されたのか、黒ベストに白シャツにラメ入り黒タイを緩く結んでたらし、黒ボトムとアダルトでお洒落な格好良さ。どこかで観た衣装かな。眼鏡なしがポイント高い。

通くんを囲んで声優2人の立ち位置だったが、映画の見所で通くんが「幸太郎とテディの絆」と言うと、通くんと小野くんで腕を差し出し固くアイコンタクト。案の定、関さんが腕を出してもスルーされちゃって、「なんだよー!」「仲間ハズれにするなよ-」と関さんが二人に詰め寄る場面もw。このメンバーなら予想の範疇であるが、これで溝口琢矢くんでも来てくれたら、関さんとガッチリ抱き合えたのにね。
小野くんは「ズバリ幸太郎です」と、通くんが大きくなったのに驚き感慨深い様子。その後も、通くんの顔が変わるのが見所とか、テディは派遣だったとか、テディの活躍ぶりがスゴくて人気出ちゃうとか、幸太郎お前が主役だとか、二人して互いのキャラを褒め称え、たまに通くんがスネて小野くんがなだめたりと、終始イチャイチャした仲良しぶりを見せていた(笑)。

肝心の関さんは、二人の話にたまに絡んでくるもちょい寂しそうに見えたが、映画の見どころは「モモタロスは、三作品必ずどこか体を痛めております(高岩さんのアドリブという話もw)」「色んな”絆”が三作品其々に描かれています」としっかり語ってくれた。尤も、第2部は友情というか、”契約”という厳しい掟にも触れて。
通くん&小野くんのことを「”さらば”で最初に出てきた時は二人とも初々しかった」「今は主役を奪われちゃうんじゃないかと」と苦笑いの関さん。でも二人に主人公だと煽てられ、「図に乗るゾ」ポーズを披露w。
この先のシリーズについて関さんは「NHK○○自慢のように、各地方各街をデンライナーに乗って行ってみたい」「鐘の代わりにプーンと音」「行った所を名所にして記念になるものを置いて、ゆくゆくは世界遺産に」と壮大すぎる夢を語って笑わせた。

ナマシーン&ナマ台詞。通くんが「変身」ポーズ、仮面ライダーになるトコまでやり芸が細かい。関さん&モモタロスで久々に「オレ、参上!」で会場喝采。小野くん&テディは、カウントダウンまでやるが、通くんまで入って、さっきの妄想ネタのテディ自爆「ボム!」まで披露。
すっかりお株を奪われたモモがスネちゃってw、名誉挽回、関さん&モモで「オレの活躍を最初から最後までクライマックスで見てくれよー!」。オマケで、関さんが「これからライブで活躍するんでしょ?」モモで「帰るんじゃないぞー!」と、一国堂みたいなこともやってくれた。
最後に関さんが「毎回これが最後だと全力投球でやってます。そういう思いが詰まった三部作を全部観て下さい」。小野くんは「カウントダウンをもう一回やることに意味がある」通くんは「僕の第一作目のような手応えがある」と其々思いを語り期待させた。
「みんなー!盛り上がって行けよー!」とハケる関さん。小野くんはテディなお辞儀をしていた。

イマジンライブは超盛り上がり。
スティックライトとマフラータオルを振り回して、私も夢中になった。汗ばむ感じがイイ。

入場プレゼントCDはやっぱり聞かないと分らないらしい。
昨日はモモ、今日はリュウタだった。この調子で全4種揃えられたらいいな。
仮面ライダー超・電王トリロジー劇場公開記念スペシャルステージ『イマジン超クライマックスツアー2010』東京初日に行ってきた。

先の舞台が早めに終わったので、早めの夕食後に会場に到着。既にグッズの列が出来ててビックリ。18時からグッズ販売というのは初めて知ったが、後から後から列が伸びてスゴイことに。
早めに並んだおかげで希望グッズをゲット。ウチワにスティックライト、マフラータオルの応援グッズはハズせないw。侑斗が映るポスターお目当てに、また前売券購入。メイトのCD-BOX予約は声優座談会お目当て。
入場時のプレゼントCDは中を聞いてみないと分らないかな?
今日の席はか~なり前方で、申し込んだ分の中で一番! しっかりきっちり脳裏に刻む。


第1部【イマジンサスペンス劇場『Uの悲劇』】

イマジン長屋で起きた、とある事件の真相と目的をあばこうとするモモタロスらイマジンが活躍するオリジナル・ストーリー。
もう何も言いますまい。とにかく、観て~聞いて~笑って~楽しんで~!(^o^)

モモタロスは熱いし、ウラタロスはお客を巻き込んでのナルシーだし、キンタロスはバカ力だし、リュウタロスは可愛いし、デネブはマイペース。今回テディがナレーションなので、小野大輔の声もいっぱい聞ける。てか、な~んか話の大雑把な感じが、さっき観た『インディゴの舞台』に似てるかもw。乱闘騒ぎもあるし、敵イマジンもオモシロ。
良太郎の声は溝口琢矢くん。もちろん変身&仮面ライダーバトルもカッコイー。関俊彦@ソードフォームの「オレ、参上!」が久々に聞けて満足。必殺技も懐かしい。そしてモモたちの心にあるのは、いつも良太郎への思いやり。彼らの絆にジーン。

最新Ver.「Climax Jump for U」の新曲も初お披露目。今度の振り付けはチャーミングで、ちょこっとエ○○○○風w。デネブやテディらも参加して賑やか。
最後の最後まで用意周到で、オモシロくて大笑いした(^o^)。大満足!
でもシナリオを書いた人って、この飛天の会場からネタを拾ってきたんじゃないのか!? 約45分。休憩15分ほど。


第2部【イマジンミュージックライブ】

ライブの前に、東京・大阪会場のみスペシャルゲストによるトークショー。
ゲストは、戸谷公人、古川雄大、遊佐浩二、てらそままさき。今年初めて観るてらそまさんは、オレンジのインナーシャツに黒ジャケットに白ボトムと白靴。右手側だったので、右手前のお客さんらとしきりにアイコンタクト。
第1部のステージを受けての話題では遊佐さんがリード。てらそまさんが「結構イケてるじゃん!」と自信満々の「for U」だが、レコーディングは時間がかかったそうで、魂の全てをかけたとか。
劇場版ではウラに憑依される戸谷さんだが、ウラと大樹は似た者同士なのか、遊佐さんとの間にも見えない繋がりができたようw。古川さんは変身シーンで戸谷さんと打ち解けたとか。アフレコは大変だったようで、当日は3人だけでやったとてらそまさん。その鈴村さんには、「2秒」という枷と共に、せいいっぱいのバトンを渡したつもりと遊佐さん。
劇場版3作品公開について、「3作品共通の貫通コードがあるので、探して頂いても面白い」と新たな楽しみを話すてらそまさん。その後、古川さんが「子供を産む」発言をしたので会場は一気にボルテージ上昇、てらそまさんや遊佐さんも「親近感が沸いた」と大喜びw。てらそまさんったらにっこりと古川さんを見つめて「カワイイね」v。
これから電王でやってみたいことで、遊佐さんがきっぱり「ヒーローっぽいことをやってみたらイイと思います」(笑)。戸谷さんの「大樹の恋愛もの」を受けて、大樹とウラがひとつになった設定に、「産まないの?」とさっきの話をぶり返すてらそまさん(^o^)。古川さんとの三位一体話まで出て、なにやらアヤしい展開に(BLモード)なったところでトークは終了。

ナマで披露する台詞&ポーズ。戸谷さんと古川さんで映画の1シーン。戸谷さんのドライバーの扱いが手馴れてカッコイー。てらそまさんが監督として「用意、スタート!」「カット」「本番!」と合図して、「三部作を監督したてらそまです」とアピールw。
イマジンも来て、遊佐さん&ウラ、てらそまさん&キンで台詞とアクションを披露。キンが右前方に配った紙は劇場割引券。キンはてらそまさんとガッツリタッチして別れたのに、ウラがさっさとハケちゃって、遊佐さんが「さっきの後遺症」と弁明w。
最後に4人が挨拶。「次に繋がってゆけるようにお願いします」とてらそまさん。まだまだ終わらせないつもりw。約30分。

イマジンミュージックライブ。ライトや手拍子やコールで大盛り上がり。
まさに集大成。初お披露目の「Double-Action Strike form」はテディの動きがハゲシ過ぎw、二人のアクションがホントにカッケー。「Double-Action」スペシャルメドレーは、モモがエアギターにマフラータオルをブンブン、ウラが扇子でオカマチック、キンはバックの「え~やん」文字、リュウタはシャボン玉の小道具やラップがステキ。「Action-Zero 2010」はフリも綺麗でロマンチックな歌。ラストはもちろん「Climax Jump」! モモの目線がストレートに飛び込んできてドキドキしながら私も歌った。

たっぷり約2時間半。最後の最後まで楽しませてくれたステージで、超てんこ盛りで超面白かった(^o^)。
4日5日も参加予定。みんなで思いっきり弾けて楽しみたい!
舞台『インディゴの夜』東京楽日へ行ってきた。

花壇の数がもの凄い。TVドラマに出演された俳優さんからの花も多く、たくさん撮ってみた。
座席は前方の真ん中だが、舞台とはあまり関係なかったかもw。

渋谷にある一風変わったホストクラブ「インディゴ」を舞台に、5人のホストと花屋の姿、そしてインディゴを潰そうと目論む三国蘭子との決着の話。
昼ドラで好評だった『インディゴの夜』の舞台版。 テレビではウヤムヤに終わっていた、金で何でも解決できると信じる三国蘭子とクラブ・インディゴとの対決の続きが描かれる。

オーナーも店長もマネージャーも不在で、なぎさママもおらず、店は休日という設定にややムリがあるが、犬マン、樹、モイチ、モサク、アレックスのホストたちは健在。ドラマでは描かれなかった彼らの意外な過去が明るみになるのがウリだろうか。
ただ、強引な展開とストーリーのためか、キャラクターの個性が薄れ、肝心の彼らの魅力が埋没してしまったようだ。テレビ版では、犬マンはもっと知的で、樹はもっとクールで、モイチとモサクはもっと思いやりがあって純粋で、アレックスはもっとひたむきで純情だった。舞台の彼らは、ひょんなことで人をすぐに疑い、服を強引に脱がせ、暴言をはきまくる。アレックスが仲間へ性急に暴力を振るうサマは、見ていて気持ちイイもんではなかった。あげくに取っ組み合いの喧嘩とは。彼らの絆ってこんなもんだったのかとガッカリ。
店長やマネージャーがいないホストたちの話は、想像以上につまらなかった。

元ナンバーワンホストで今は花屋の沢田研三は、ドラマでも少し出てきてぼんやり覚えていたが、ドラマでの好印象と違い、舞台ではやりたい放題でホストたちを刺激し翻弄させるフリーダムな役どころで、少々ガッカリした。お得意のダンスやタップシーンがいっぱい出てくるが、ミュージカルを見慣れたせいか、それほど素晴らしいものとも思えず。花屋のダンスより、ホストのダンスのほうをもっと見せて欲しかった。
三国蘭子は、一幕では何と男装して潜入しすぐにバレるも、イマイチ真意が分らない。二幕では己の過去話をぶちまけて、蘭子らしからぬ様相で違和感。ミニと髪型からか、テレビ版よりも随分と可愛らしい女に見えてしまった。やはり彼女と対比させる女、インディゴ店長の晶がいてこそ、蘭子の孤高の凛々しさが引き立つのではないか。

7人という制限の中での群像劇はムリがあるだろうが、これはシナリオがヘッポコなんだろう。
特に一幕は酷くて、冒頭の蘭子の捨て台詞が、ラストでも同じように吐かれて終了、その間のストーリーはあってなきが如しだった。観客に手拍子をずっと要求し、観客まで巻き込んで客席を縦横無尽に走り回っていたが、物語の本筋とは殆ど関係なし。私はイベントを観にきたのではなく、芝居を観にきたのだと、一幕の途中で帰りたくなった^^;。結局はキャストのドタバタコントで終わってしまい、私だけでなく、初見の観客を呆然とさせていたようだ。

インディゴ店内を模したセットは高級そうで凝ってはいたが、いまひとつ使いこなされていなくて勿体無い。上方にも通路が組まれているかと思ったがそうでもなく、メインのソファが右脇にあるため、センターがしばしば空白状態。
犬マン、樹、モイチ、モサクの「INDIGO 4」をピックアップしたいのは分るが、アレックスひとりがのけ者は気の毒。もう一人ぐらい、舞台に参加させられなかったのか。

INDIGO 4のエンディングはお洒落でアダルトな服装と雰囲気で、ようやく手拍子をしたくなった。でも眼鏡が見慣れていた天野浩成はちょっと別人にも見えるw。真山明大、高木万平、高木心平は、確かに演技に幅が出ていた。ずっとタンクトップだった深水元基のステキな衣装も似合う。
瀬下尚人はジュリー風とは違うスーツ。貴城けいも蘭子としての衣装でなくゴージャス。二人がセクシーに踊る姿を見て、これは元・宝塚の貴城さんのショーも兼ねていたのかと思ったw。
この舞台で、5月から全国ツアーがスタートか。正直、私は一回だけでもういい。

ドラマに出演された俳優さんの殆どが、ゲネプロや初日にいらしていたようだが、今日の楽日には加藤和樹がきていた。休憩中もどよめきが起こり、さすがに目立つこと。和樹の前日のブログに「誰か観に行った人いないかな?」とあったので、楽に観に行くのではと思っていた通りw。
もしまた『インディゴの夜』の舞台を作るとしたら、脚本の一新を希望、出演ホストの数も増やし、店長かマネージャーを出していただきたいものだ。
戦国BASARA3『バサラ祭2010~春の陣~』昼の部へ行ってきた。

運良くチケットが取れたので、今回が初参戦。
物販列に一応並んでみたが、お手頃の湯呑みは完売。A席だが通路が前にある8列目でめっちゃ観易い。
BASARA3は徳川家康VS.石田三成ストーリーがメイン。ステージの家紋を見ると、どうやら左手が西軍で右手が東軍なようだ。
オープニングは家康と三成の扮装をしたアクターが中心となる殺陣アクションを披露、さながら舞台版を観るかのよう。

出演者は、大川透(徳川家康)関智一(石田三成)立木文彦(大谷吉継)大原さやか(雑賀孫市)小山力也(黒田官兵衛)小清水亜美(鶴姫)森田成一(前田慶次)石野竜三(長曾我部元親)森川智之(片倉小十郎)小林裕幸(「戦国BASARA」シリーズプロデューサー)。男性キャストは殆どネオロマw。石野さんはガンダムW以来に見たかも。さやかさん&亜美さんは浴衣姿で、帯のマネで力也さんが青いマフラーを着用。

司会進行役は森田くん。テンション高さは『BLEACH』みたいだが、得意の会話術と手馴れた進行で、フリーダムな先輩相手によく頑張ってやっていた。
BASARA3は新キャラクターも入り、今回のイベント初参戦者は智一さん、立木さん、力也さん、さやかさん、亜美さん。大川さんは去年1回。森田さん、石野さん、森川さんは常連で、挨拶も慣れたもの。

戦国ドラマ絵巻。壱と弐に分けて、キャラ同士の会話に重点を置いたライブドラマ。ゲームは知らなくとも、これでだいたいキャラクターが把握できる。壱では、官兵衛の「頑張れ小生」に笑い。弐では、大谷の不気味な笑いと片倉の男前の声にシビれた。そして、舞台は関ヶ原へ。

スペシャルトークショー。其々がキャラについて語る。大川さんは「大きくなった」智一さんは「ソリット」「新幹線みたい」立木さんは「三成とマブダチ」「フィーバー」「バナナジュースw」さやかさんは「オラ孫市だゾ」力也さんは「常にキャラ立ってる」亜美さんは「少女漫画のヒロイン」「和みキャラ」石野さんは「内面の息苦しさ」でスタジオを血で染めたとか。森川さんは「動かない」「政宗にダメ出し多い」森田くんは「ハジけられず」だが、孫市と何やら?
力也さんが客席に向けてマフラーを投げる場面もあり、「使って下さい」と会場を沸かす。新キャラクターが「バサラるw」と森田くん。

音泉にて配信中の大原さやかと小清水亜実の応援らじお出張版。「開運!BASARAの杜」というお悩み解決コーナーを送る。ラジオは聞いたことないが(番組の存在も知らなかった)二人のやり取りはサバサバしてて面白い。
ゲスト1は大川さん&智一さん。ここで智一さんから怪しい下ネタ登場w。亜美さんまでが「出してください」で会場も爆笑。ゲスト2は森田くん&森川さん。登場時から芝居がかっている二人。こっちも「出せばイイ」「出すのか!?」なんてやり取りw。免許取立ての森川さんの車は、森田くんの薦めで軽トラの「片倉ガス」に決定w。

天下分け目のクイズ合戦。慶次は中立の立場なので森田くんが司会進行。東軍リーダーは大川さん+さやかさんと亜美さんと森川さん。西軍リーダーは智一さん+立木さんと力也さんと石野さん。女性二人の後で森川さんが高い声で挨拶w。
1問目2問目は会場や映像にもヒントがあって分ったが、3問目はVの保志くんからの出題で結構手強い。回答も保志くんからだが、続く…って(^_^;)。結局勝負がつかず、リーダー同士のジャンケン対決。真剣勝負のようだったが、見事東軍勝利。大川さんはじめ4人とも喜びで浮かれながらハケて行った。西軍側は肩を落として去る。
VTRの続きが流れる。保志総一朗&中井和哉の二人が、BASARA3の役どころ&5年を振り返ってを語り、3からのキャラ台詞を披露して会場を沸かせた。保志くんの「よくここまでやってきたな」はBASARAじゃなく幸村役のことだがw、あの張り上げた声で納得がいく。

戦国BASARA3最新情報。珍しくスーツ姿のコバPが、OP映像とED映像を流して解説。西川貴教のビデオコメントも流れたが、レボレボのOPテーマを聞くと『SEED』が浮かんじゃうw。EDテーマは石川智晶のバラードで、SP映像が一緒に流れると、会場が驚きで埋め尽くされる。個々のストーリーを濃縮して纏めた映像だが、ちょっぴり衝撃的。
アクションもパワーアップ、「スタイリッシュ英雄アクション」なる映像とプレイヤー15人のラッシュ映像が流れる。
ゲーム以外では、天下分け麺とコミックス1巻とリボルテック第三弾。『ハガレン』の後7月から放送されるアニメ第二期に期待したい。
7月21日で「五周年」の記念プロジェクト。富士急ハイランドのアトラクションや真田軍ツアー開催など。どっちも行く予定なし。

ゲームでも使われたサイン入り湯呑み抽選会。力也さんは踊りながら引いて読み間違えw。
全員がひと言挨拶した後、銀テープが舞った。
アンコールは全員によるキャラ決め台詞を披露。緞帳が下がる中でも手を振る出演者たち。
約2時間30分強だったが、長さを感じさせない充実した内容で面白かった。でもやっぱり政宗と幸村には出て欲しかった。
観劇後は娘と待ち合わせして、一緒に六本木ヒルズへ。

森タワー展望台とスカイデッキへ行ってきた。
どちらも其々に入場料がかかるが、私は3月のガンダムセミナーで使われなかった無料招待券があったし、GW中は子どもは無料なのが嬉しい。

展望台は52階。午前中はサンシャインの展望台へ行ったし、今日はやけに高層ビルと縁があるw。
日が沈む前なので、とりあえず東京タワーをバックに撮影。手持ちカメラは強制発光するとよく撮れる。携帯のカメラは画像調整が上手くできないのでイマイチ。もちろんタワー側の撮影もあるが、これを買う買わないは本人の自由。でも娘にせがまれ1200円で買っちまったw。
レストラン&バーもあるが、大人向けの落ち着いた雰囲気。GW中はクラシック・ライブもある。

目的の観望会のため、海抜270Mの森タワー屋上「スカイデッキ」へ。風もある吹きさらしの場所なので、カメラや携帯以外の荷物は全てロッカーへ。100円だが後で返ってくる。屋上エレベーターとデッキを昇れば、そこはもう夕方の空が広がる中心地。
ここでも東の空下の東京タワーをバックの撮影会があるが、どんどん陽が沈むにつれ、タワーがライトアップされる様子はとても幻想的。去年のお台場ガンダムが思い出された。撮影してくれる女性がどんなカメラでもこなせるプロで、人のカメラでも上手く撮ってくれる。東京タワーをバックに夜景も撮影して貰った。スローにすると上手く撮れるが、やはり私の携帯ではムリ。

陽が沈む18時半からは、六本木天文クラブの専門家やガイドさんの解説のもとで、観望会がスタート。東京の夜空に星を探そうという体験だ。
先ずは、西の空にひと際輝く宵の明星・金星。続いて、我々が立っているセンターのすぐ頭上にある火星。そこから、やや東よりにある土星。どれも教えられた位置にふっと目をやると、自分の肉眼でしっかり見ることができるので感激した。金星、火星、土星と一直線上に繋がっているので、地球がある太陽系周期を頭の中で感じ取れるのもいい。
3台の天体望遠鏡(レンズ2台とミラー1台)と双眼鏡が用意され、それらをもっと近くではっきり見ることができる。金星はホントに明るくて、黄金色のように光り輝く。火星は赤っぽく光り、金星の質感とはあきらかに違う。土星の輪っかがはっきり見えるが、とても可愛くて、娘曰く「串団子みたい」w。氷の粒や塵などで出来ている輪っかだが、時間が経つと少しずつ移動していくのも面白い。

そのうち肉眼で星を見つけるのが楽しくなってきた。視力の良し悪しはあまり関係ない。星を見つけようと思わず、意識をまっさらにして空をふっと見るのが良さそうだ。星のほうから目に飛び込んできてくれるといった感じ。そのうち自分が見つけた星星がいったい何なのか、無性に気になってくるw。
星座や星に詳しい専門家もいらして、何の星か悉く尋ねてみた。丁寧に教えて下さって説明もしてくれる。星の正体が分った時は、何かの発見をしたような学者の気分のようで嬉しいこと。
金星の次に目についた明るい星が、おおいぬ座のシリウス。次に、こいぬ座のプロキオンが見つかり、最後にオリオン座のベテルギウスを見つけた。これぞ「冬の大三角」で、ホントに正三角形が書けるような位置なのが面白い。
金星のちょい下のほうに見えたのが、ぎょしゃ座のカペラ。
東の空にひと際明るくオレンジっぽい星が、うしかい座のアークトゥルズ。ちょい下にふっと見えたのが、どうやらおとめ座のスピカらしい。これでデネボラが見つかれば、春の大三角となるはずだ。また季節が変わると、ベガ、アルタイル、デネブの夏の大三角も見れそうだ。

19時半過ぎになると、金星のある西空の下のほうに、野口さんら6人が乗っている宇宙ステーションが移動する様子を肉眼で確認。割と速いスピードで、数分の間に北の方角へと移動。やがて下方の彼方で見えなくなったが、予め調べておくとまた見れるらしい。

闇が深まると共に風が強くなるので、軽装だとやっぱり大変。マフラーを巻いてジャケットを着たので、それ程寒さは感じなかった。
東の方の月の出は22時頃だそう。それまではとても待てない。
終了予定の20時頃になると急に空が曇ってきて、さっきまで見えてた星まで視界から消えてしまった。でも曇る前に充分に見えたのだから、今日の皆さんは運が良かったんですよ、とおっしゃってくれたガイドさん。

星が見えないと思いがちな都心だが、専門のガイドさんたちのおかげで、肉眼でもこんなに星星を見ることができて感激した。
まさにナマのプラネタリウム。
からだいっぱいで宇宙を感じられて、天文を身近に感じられて、とても貴重な体験だった。ありがとうございます。夢中になって星を見ていた娘も満足していた。


観望会後は、ついでに森美術館へ。展望台の一つ上のフロアにあり、展望台入館券で入場できる。
現代アートを中心に、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの展覧会を開催中。
先端的なアートの紹介だが、どちらかというと若者向けだろうか。私にはちょっと合わない趣向だが、たまに目を惹かれるアートもある。禁止箇所以外はフラッシュ以外の撮影可なので、娘は興味のあるものを夢中になって撮っていた。
美術館には30分ほどいてから、六本木ヒルズを後にした。充実したひと時の体験に親子で満足。
D-BOYS STAGE 2010 trial-1『NOW LOADING』を観てきた。
FCで申し込んだチケットが悉くハズれ、ワラにもすがる思いで譲って頂いたが、ようやく観劇できる。

D-BOYS STAGEの第4弾。5年前の再演らしいが、ラサール石井氏を新たに演出に迎え、外部からゲストを加えてキャストをほぼ一新した、本格コメディーのようだ。

リストラ寸前の人気ゲームの2番煎じ企画専門部署を舞台に、ゲームド素人のシナリオを基にあらたなゲームを作り出そうとする若者たちの熱い姿を描く。
タイトルの「NOW LOADING」とは、データ「読み込み中」の決まり文句。彼らの様子を前向きに見守っていこうという、観客の心構えだろうかw。

土壇場の中で「もの作り」をする男たち、という点では、先週この同じ舞台で上演されたヘロQの『電波ヒーロー』にも繋がるものがある。現実と架空が時に交錯する場面や、キャストの兼ね役まで似ているようだ。
あちらはTV黎明期という設定がありながら、新たなテレビ特撮番組という媒体が懐かしくも馴染みがあったので、すぐに感情移入ができた。
こちらはゲームそのものの内容に踏み込み、ゲーム業界の用語がバンバン出てくるので、ゲームをやらない私は説明されてもどうも取っ付き難い。舞台との間に大きな壁が出来ているように感じて、心からのめりこめなかった。

ゲームの内容もどうもダサくて単純で愚直に思えてくる。これが5~6年前の設定の話ならまだ納得がいくが、ゲーム界は飛躍的に日々進化しているようだし、今はゲームに3Dが取り入れられる時でもある。それを今更、あんなヘッポコなストーリーで人が押す作業をゲームに課すなんて、誰もやろうとしないのではと思う。
東京ゲームショーへは行ったことがあるが、あれはプログラマーの卵のアルバイトでも簡単に企業ブースに申し込めるものだったかさえ怪しい。
デバッガーなる言葉は初めて知ったが、あんな単純でヤケっぱちな方法でバグが簡単に粉砕できるとも思えない。
ゲームど素人の新人がいきなりディレクターなのは別にして、押すだけで彼はいったい何に役に立っていたのかと首をひねる。
若者たちが汗水たらして働く様子はリアルで好ましいが、中味は現実味に乏しいただのサクセス・ファンタジーに見えてしまった。
そういう色々なモヤモヤ感が舞台に詰まっていて、コメディーとはいえ殆ど笑えなかった。作品のもつ笑いのツボが私に合わなかったのか。でも私の両側の人達も同じように笑ってなかったから、この違和感は私だけではないのかもしれない。

ただひとつ笑えたのが、遠藤雄弥が後ろ髪をひかれるように見せたユニークな顔と動作だ。会場も爆笑していた。雄弥が眼鏡と眼鏡なしの双方で演じる理由はよく分らないが、彼の熱気と笑いのセンスはさすがである。
この作品の主人公は、部を率いるゲームプランナー役の五十嵐隼士だろう。芝居がしっかりしていて頼もしく、地味な役なのに存在感があって華がある。ラッシーを見れば見るほど、先ほどの『銀魂』の影響からか、もし銀魂が舞台化されることがあるならw、ラッシーこそが銀時役に相応しいだろうなと勝手に想像してしまった。精悍かつ繊細な顔つきや、長身の体つきや佇まいや動き、声も銀時にぴったりの男っぽさ。銀時の衣装を身につけさせたいと目頭で妄想していたが、去年の『鴉04』で腕を出した派手な和装をしていたっけと思い出して苦笑。銀時コスプレしたラッシーをぜひ見たい! もし仮に舞台化されて、銀時がラッシーなら、新八は雄弥が合うかもしれない。ちょっと男前な新八だが、あの辛口ツッコミを雄弥にやって貰いたい。

和田正人はアダ名からして早くにネタが分ってしまったが、『インディゴ』で加治くんがやってたようなオタクを生き生きと熱演。彼は実に芸達者で、演技に熟練した技と輝きがあり、安心して任せられる逸材かもしれない。
山田悠介は若いながらも、役にハマっていて一番楽しかった。ラサールさんもパンフに書いていたが、器用だし柔軟性があって、色んな役を瞬時に自分のものにしてしまいそうな純粋さがあり、今後も楽しみだ。

上演前後のアナウンスは山田くん。
終演後の挨拶では、ラッシーが仕切る。何と山田くんの両親がお越しになっていて、この場で彼自らが紹介、大学延長の許しまで請うていたw。ステキなご両親の元ですくすく育ったんだな。大学は費用がかかるのでちゃんと卒業しようね。
和田くんが指人形でしきりにラッシーを牽制、はける直前までラッシーをイジっていたのが微笑ましかった。

次は5日の観劇。今度はもう少し楽しめるといいけど。
『ラスゲ』の正式チラシも入っていたが、ちゃんなかは坊主頭にして欲しいなw。こちらは箱が違うためか、申し込み分が全部当たってしまった。
『銀魂』のサインシャイン・イベントも佳境。

観劇の前に、1日からの『大江戸銀魂ランド』へちょこっと行ってきた。入場無料で再入場もオッケー。
入口には「エリザベス」の巨大モニュメント。
開場前から横のコーナーでは最後のエリーのスタンプを捺してくれて、6ヵ所全部集めて目出度く”特製エリザベスステッカー”を貰う。ひとりで5枚以上の台紙を手にしてた人もいたが、枚数分だけステッカーをくれるのは太っ腹。

会場は、大きく分けて3つのコーナー。
『銀魂』ゲーム屋台「カジノえどべがす」は別途料金がかかるのでパス。
展示&フォトスポット「えどみゅーじあむ」では、あの場面ジオラマや楽しい写真が撮れるが、これが意外と人気。真選組パトカーにはメガホンや傘やバズーカーまで用意されて、結構列ができていた。おもちゃとはいえズッシリ感があるバズーカーを持って、写真を撮って貰うなんて私も初めてw。
『銀魂』グッズショップは賑やか。会場限定のクリアファイルを買う。名台詞付きのキャラポスターを撮る人も多し。一番くじは並んでいた。


エリーのスタンプを捺した台紙を展望台窓口で提示すると、攘夷戦争時の三人のキラキラ三社札が貰える。ただし展望台入場券1枚につき1枚なので、複数枚希望者は入場券が何枚も必要となる。ウマイ商売というかアコギというかw。

3月以来の2度目の展望台へ。もちろん割引券。
でも3月に完売だった銀時や桂の三社札が買えたし、購入者特典の桂と高杉のオリジナルファイルも貰えたので、行った甲斐はあり。物販列がどんどん長くなっててビックリ。みんな『大江戸』ランドから流れてきたらしい。
ついでにスタンプを捺したり、眺望したり昼食をとったり。エリーの「コロッケパン」なるメニューが増えていた。

声優トークショーも開催予定だし、まだまだ銀魂人気は続くようだ。
ちなみに5月22日からは展望台は『ヘタリア』で埋められるw。オタク人気を取り込んだ執拗な商法に呆れるしかない。
朝日新聞といえば、30日朝刊が『銀魂』にジャックされててビックリ!
「今回の広告はなんと8ヵ所!!」ってあるから、マジで1面からめくって8ヵ所を探しちゃったよ。
こんなに新聞の隅から隅まで見渡したのなんて何年ぶり!?w
このテの広告戦術は前に『ONEPIECE』か何かであったと思ったが、『銀魂』もこの時期にやるなんてね。
でも『銀魂』はアニメオンリーで、漫画はVOMICぐらいしか知らないもんだから、絵に馴染みがなくて、あぁこういう絵なんだとあらためて認識。


『銀魂』の池袋ジャックは続行中。
明日からはサンシャイン文化会館で『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』公開記念 大江戸銀魂ランドが4日間限定で開催。
銀魂限定グッズに欲しそうなものがあるが、先ずは期間限定のスタンプを捺したい。ステッカーも貰えればいいが。
でもMOVIE GUIDEは渋谷アニメイトで買うのがお奨め。ブックマーカーが3枚全部貰えた。


実は前売券があったので、水曜日に『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』の2回目を観てきた。
銀時のブックマーカーに釣られてw。これで2種類の銀時が揃ったので良し。
劇場には私みたいなリピーターも多かったようで、初日にあった笑いのテンションがちょっぴり少なくなってはいたが、あっという間に惹き込まれて見入って面白かった。

魂を守る。魂を打ち込む。己の「魂」の真髄を貫いた男たち。まさに「魂」を描いた作品だったんだな。
お妙さんが「バカな男(ひと)」ってポツリと呟くシーンが好きだ。あの場面で一瞬のうちにアダルトな匂いが漂ってきて、キュンとしちゃう。


明日からのGW中はお芝居とイベントのラッシュ。
『イマジン超クライマックスツアー2010』は3日4日5日の三日間とも参加予定。
電王ヘッドマークがついた「ギャラリートレイン」にも遭遇したいな。
招待券があったので、六本木ヒルズ森アーツの『ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち』に行ってきた。

アメリカのボストン美術館が誇るヨーロッパ絵画コレクションから、16~20世紀の選りすぐりの油彩画80点を紹介。肖像、宗教、日常生活、風景、静物など8つのテーマに分けて展示され、時代や匡を超えての巨匠たちの名画の数々を楽しめる。

このテの展覧会では用意されてる出品目録なるものがないので、チェックするのが大変。
ガラスケースの外からではなく、じかに絵画の質感を目にできるので、常に白線の内側に入らないでという制約が少々煩い。
あるがままの観点から、お気に入りの絵画をピックアップ。

I. 多彩な肖像画
★ディエゴ・ベラスケス「ルイス・デ・ゴンゴラ・イ・アルゴテ」…厳しくも渋い顔
★ドメニコ・ティントレット「青年の肖像」…坊主頭の爽やか少年
★レンブラント・ファン・レイン「ヨハネス・エリソン師」と「師の妻マリア・ボッケノール」…連作。レンブラント28歳の作にしては完璧すぎる
★アンソニー・ファン・ダイク「チャールズ1世の娘、メアリー王女」…気品に満ちた少女の姿
★エドガー・ドガ「エドモンドとテレーズ夫妻」…ドガの妹とその夫らしい
★パブロ・ピカソ「女性の肖像」…新しい絵画言語として眺めれば、女性に見えなくもないw

II. 宗教画の運命
★パオロ・ベロネーゼ「天使に支えられた死せるキリスト」…釘を刺された肉体から血が滴り落ちる様子が美しい
★エル・グレコ「祈る聖ドミニクス」…バックの景色がまるで3Dファンタジーのよう
★ジャン・フランソワ・ミレー「刈入れ人たちの休息」…当初は旧約聖書の「ルツとボアズ」の物語場面の構想だったそうだが、ルツとボアズは知らないので分らない。全部で13人描かれているのは偶然か?
★ウィリアム・ブーグロー「兄弟愛」…いかにもラファエロの聖母子像だが、あえてタイトルが写実的なのが興味深い

III. オランダの室内
★エマニュエル・デ・ウィッテ「アムステルダムの新教会内部」…手前の犬と穴掘り人夫は想像図というのが面白い

IV.  描かれた日常生活
★カミーユ・コロー「花輪を編む娘」…イタリアの農村か。純粋で素朴な雰囲気
★ジャン=フランソワ・ミレー「馬鈴薯植え」…木の後ろに幼子とロバがいる。働くことの喜び、家族の温かさが感じられる
★エドゥアール・マネ「音楽の授業」…ギターを弾く先生と楽譜を読む女生徒。楽しい音楽の時間が伝わる
★ピエール=オーギュスト・ルノワール「ガーンジー島の海岸の子どもたち」…淡いパステル調の色使いがステキ。4人のうち長女は胸に膨らみがあり恋をしているかのよう。バックに裸で泳ぐ子どもたちも見える
★クロード・モネ「アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユ・モネと子ども」…モネ展で一度見た絵。妻と子どもへの愛情が降り注がれ、35歳のモネの幸せが伝わる

VI. モネの冒険
人物像から風景画へとテーマを移ったクロード・モネ特集。1880年からの連作「積みわら」「ルーアン大聖堂」「睡蓮」の一部を紹介
★「アルジャントゥイユの雪」…白のぼたん雪が舞う風景が綺麗
★「ヴァランジュヴィルの崖の漁師小屋」…空の水色、海の青、小屋の屋根の橙色のコントラストが見事
★「アンティーブの古城」…山もピンクの淡いピンクのパステル調なのが珍しい
★「積みわら(日没)」…25点のうちの1点。夕焼けを帯びた真っ赤なわらの田園風景が印象的
★「ルーアン大聖堂の正面とアルバーヌ塔(夜明け)」…霞がかった中で浮かぶ大聖堂の青さが目に焼きつく
★「睡蓮の池」…60歳の作とは思えないほどダイナミックで、赤と黄の中で漂う睡蓮の小ささ

V.  風景画の系譜
★カナレット「カプリッチョ・礼拝堂と川の水門」…想像上のイギリスの風景なのでどこか違和感
★テオドール・ルソー「森の中の池」…フォンテーヌブローの森で、緻密な表現に見入る
★ジョン・コンスタブル「ストゥア谷とデダム教会」…イギリスの田園風景で細部まで写実的

VII. 印象派の風景画
★ポール・シニャック「サン=カの港」…点描絵として面白い
★アルフレット・シスレー「サン=マメスの曇りの日」…セーヌ川とロワン川の合流地域。「サン=マメス、朝」と共に、光や空気まで感じ取れる表現
★フィンセント・ファン・ゴッホ「オーヴェールの家々」…37歳で死去する前の絵だが、力強いタッチに圧倒されそう
★カミーユ・ピサロ「ポントワーズ、冬のジゾールへの道」「ポントワーズ、道を照らす陽光」…『ペリーヌ物語』に出てきそうな美術背景で物語的
★カミーユ・ピサロ「エラニー=シュル=エプト、雪に映える朝日」…北海道の雪の日が浮かびそうな情感的な美しさ

VIII. 静物と近代絵画
★ファン・グリス「ギターのある静物」…三次元ではなく平面化された画面のキュピスム技法で面白い
★アンリ・ファンタン=ラトゥール「卓上の花と果物」…今にも動き出しそうな活気溢れる構図で、果物がみずみずしく美味しそう
★アンリ・マティス「花瓶の花」…花よりも周りの壁紙やレースや布に目がいき、温かさが感じられる

混んでた割にはじっくりと絵を拝めて良かった。
ホントに名画のフルコースでお腹いっぱいだが、自分の好きなメニューや調理法を認識できたのもいいことだ。
物販の展覧会グッズが賑やかだが、クリアファイルやポストカードでも十分楽しめる。
朝日新聞の記念号外もお役立ち。
GW中に娘とスカイデッキの観望会へも行ってみたい。
4月からの海外ドラマ。

火曜『名探偵モンク7』
ついにファイナルシーズン。最近は過度の潔癖症ぶりがあまり感じられなくなったエイドリアン・モンク。トニー・シャローブ@モンクと角野卓造がだんだんシンクロしてきて困っちゃうw。今シーズンでトゥルディ事件も解決となるかどうか。
デコこと、ディッシャー警部補も健在、関俊彦のチャーミングな声は明るくさせる。活躍回を楽しみにしていよう。

水曜『デスパレートな妻たち5』
前シーズンから何と5年も経ってる!? 大人たちの外見はあまり変わりないが、子どもたちが目覚しい成長ぶりでビックリ。特にリネットとトムの双子たちは16歳になっててワルっぷり。以前よりもちょっと強気になったトムが逞しい父親ぶりを見せてて、郷田ほづみの声が頼もしい。でもトムがいきなりオヤジバンドを組んだ時は、『モンク』のディッシャーとカブっちまった(笑)。吹替えで唄ってくれればいいのにw。双子たちの声は羽多野渉。

水曜『IRIS -アイリス-』
イ・ビョンホン主演のアクション大作。キム・テヒ、チョン・ジュノら豪華俳優に、異例の21時台放送と意気込むTBSだが、人気俳優による吹替えキャストが逆に反発を生みそうだ^^;。
藤原竜也、黒木メイサ、城田優らは頑張ってはいるようだが、とにかく演技がヘタで声が幼すぎて、聞くのに耐え難い(-_-;)。声が合っている合っていないの問題以前。韓国俳優のファンでなくてもビョンホンらを気の毒に思うのだから、彼らのファンならさぞ思うことがあるだろう。仕方なく声のボリュームを抑え、なるべく画面だけに集中したいが、そうも上手くいかない。
NSS要員のヒョンジュンやスンヒの上司である室長パク・サンヒョンの声がてらそままさき。もちろん彼らとの関わりも多く、思ったよりも出番があるので油断できないw。
D-BOYSの三上博史もボイスキャストで出ているが、いまだ声とキャラの判別がつかない。
2話では注目の日本の秋田が出てきて、素朴な雰囲気とヒョンジュン&スンヒのラブシーンが見どころだった。

水曜『犬とオオカミの時間』
DVDボックスは買わずに、どこかで吹替え版放送をやってくれるのを待っていたが、ついにtvkで放送スタート。WOWOWも吹替え版を放送してくれればよかったのに。
こちらはイ・ジュンギ主演のアクション大作で全16話。NIS要員で、己の悲惨な過去と向き合っていくイ・スヒョンの設定は、『IRIS』ともカブりそうな韓国ドラマ。
『王の男』『イルジメ』『フライ・ダディ』と、すっかりイ・ジュンギ声優となった石田彰が今後様々な演技を聴かせてくれそう。他の声優キャストもテロップにのせてほしかった。

水曜夜は外ドラ目白押しで楽しみと緊張がいっぱい。
映画『タイタンの戦い』3D日本語吹替え版を観てきた。
2D吹替え版がなかったので、仕方なく差額の300円を払うハメに。

古代ギリシャ世界。神と人間のハーフとして生まれたペルセウスが、神に逆らった人間たちを救い、育ての親の仇であるハデスを撃つため、仲間たちと共に立ち向かっていく話。
1981年の『タイタンの戦い』のリメイク版だが、内容は少々違うようだ。
若者ペルセウスをメインに据えたアドベンチャーで、彼の葛藤や成長を丹念に描き、王道のヒーローものでは終わらないエンターテイメントとなっている。
ギリシャ神話系だと最近の『パーシー・ジャクソン』が浮かぶが、あちらは軽妙なファンタジー。こちらは真面目で骨太なストーリーで、スペクタルな戦闘シーンと幻想的かつリアルな美しい映像の中で、役者の重厚な演技が光り、正統神話として見応えがあった。

目玉のひとつ最新の3D映像は、画面が重々しく暗いせいか、『アバター』ほどではなくそれ程の迫力は感じられない^^;。飛び出すというより奥深さ感で、矢や槍や刀などの武器よりも、魔女の目玉が出てくるのが面白かった。スコーピオンとの砂漠バトルやハーピーとの空中バトルは画面が速過ぎて、立体なのかそうでないのか、目が追いつかないのが残念。
結局は2Dでも充分だということ。2時間近く3D眼鏡をかけてると、耳やこめかみが痛くなってくるのが難だ。観客が眼鏡をかけさせられる不自由さがある限り、3D映画の大きな普及はないように思う。

サム・ワーシントンは『ターミネーター4』『アバター』に続き、またも半分だけ人間の役w。彼のウリの坊主頭は、神話ものでは新鮮で精悍に見える。作品に取り組む真面目で誠実な姿勢と全力でやり抜くパワーが彼の魅力だが、今回も画面の随所から感じられて、ペルセウスのひたむきさと重なり格好良かったv。サムのつぶらで純粋な瞳が好きだが、ミニスカートから出る太い足が可愛くセクシーで、何度も衣装の下に目がいったw。

デミゴッドながら育ての親を殺した神を許せず、人間として立ち上がるペルセウス。漁師だったのにすぐに戦士の腕を発揮する肉体を持ちながら、「神の手は借りない」と頑なにゼウスの援助を拒む彼は、どことなくやんちゃで子どもっぽく見える。性急に親離れさせられた坊主のようで、20代前半といったところか。
ペルセウスの声が東地宏樹じゃなくてガッカリしてたが^^;、世間知らずで熱い若者と捉えると、東地さんじゃなくてよかったのかもしれない。

ペルセウスには3人の父親がいて、育ての父は愛と営みを教え、義理の父は憎しみと復讐で痛めつけるが、血の繋がった父が窮地に陥れた子どもに救いの手を伸ばそうとするところが面白い。我が子を谷底に落すライオンではないが、離れた我が子をほっておけないゼウスの親バカっぷりがとても人間臭いことw。神々の王でも、人間の創造主なのだから、ゼウスが人間臭いのは当り前か。最後まで息子を気づかってお土産を用意するサービスぶりに、ゼウスが物語の中で一番人間らしいという逆説を感じた。その分、ハデスの非情な悪党っぷりが強調されてしまったが。
ペルセウスが一見の若い美女より、母親のようにずっと見守ってくれた年嵩の女性に惹かれるというのも面白い。
激しい権力争いに明け暮れる神々の兄弟の確執と共に、父と息子という家族の関係を問うてもいたのだ。
圧倒的な力で地上を支配する神々は強大な権力者と国家であり、彼らに反乱を起すアルゴスは無力なレジスタンスであり、その中には人心を扇動する国の回し者もいたり、二者間の争いを止めようとする集団もいたり、第三国家もいたりする。神と人間の戦いではあっても、現代にも繋がる普遍的な人間ドラマが見え隠れする。

リーアム・ニーソン演じるゼウスの声は津嘉山正種。クールな中にも落ち着いた温かみのある声が、いっそう深味のある父親像を作り出した。
吹替え版ではしょっちゅう出てくる土師孝也が、凄みのある声でハデスの存在を際立たせる。
大塚芳忠のドラコが、実力と包容力を備えた戦士としてカッコイーポジション。
高木渉が胡散臭い感じで声を張り上げており、小山力也は太い声で一応二役。
注目は語りを務めた甲斐田裕子で、ナビゲーターのイオ役として颯爽と活躍していた。

『パーシー』といい、メデューサ役の女性は昔と違ってチャーミングな人ばかり。だからか、恐ろしさがあまりなく呆気なさ感がある。
ジンの姿は発する言葉といいダースベーダー風。メデューサがジンを睨むシーンが笑いどころ。
ゼウスの白い光を放った鎧がキラキラしていたが、『聖闘士星矢』へのリスペクトでもあったようだ。アンドロメダの白い衣装は星矢に出てくるアテナっぽい。でも雰囲気に近いアニメなら『アリオン』だろうか。
4月末までの招待券があったので、国立科学博物館で開催中の『大哺乳類展 陸のなかまたち』へ行ってきた。

お乳を与えて子どもを育てる動物「哺乳類」が大集合。はく製や全身骨格の標本などをとおして、哺乳類を知ることで、2010年の「国際生物多様性年」の課題である、地球で多様な生き物と一緒に生きていくことを考える。

人間と同じ仲間である哺乳類はとにかく多様。恐竜とほぼ同じ時期に進化してきたが、巨大隕石によって恐竜が絶滅した後も、一部の哺乳類は生き残り、進化を続けてきたようだ。哺乳類たちの体は生きる環境に合わせて変わっていき、いまや5千種以上にまで繁栄、地球の様々な場所やあらゆる環境に適応している。

【プロローグ】ゾーン。大型スクリーンのナレーションが大塚明夫さん。他にも、第1会場の「からだの仕組み」「絶滅」、第2会場の「森からの便り」など計4ヶ所の展示映像のナレーションが明夫さんだ。声にボリュームがあるためか、会場のどこにいても明夫さんの声が耳に入ってくるので、密かに明夫さん祭りな展示であるw。

【哺乳類の来た道】ゾーン。《進化した真獣類》では、今の哺乳類の先祖の標本がいっぱい。小型の哺乳類では最古のコウモリの標本を展示。

【からだ】ゾーン。《はく製から見る哺乳類》では、たくさんの剥製が展示されてなかなか壮観。見どころはオカピ、ジャイアントパンダ、コビトカバの「3大珍獣」だが、ジャイアントパンダが2008年に亡くなった上野動物園のリンリンの剥製だと思うとちょっと切ない気分に。動物園と博物館の提携によって実現したそうだ。
首剥製を見ながら、スイギュウ、トナカイ、プロングホーンの「ツノ」にタッチできる。トナカイの角の手触りがまるで絨毯のようにフワフワ。「毛皮」にもタッチできるが、寒い土地に住む哺乳類は毛が長く、熱い土地の哺乳類は毛が短いのが特色。
《骨格の多様性》では、全長6メートルのアフリカゾウから数センチのネズミ類まで、骨だけになった動物たちが大集合。行進中の動物たちに一斉にレントゲンをあてたような感じで、なかなか拝めない光景だ。キリンの長さに見惚れるw。哺乳類とは別に、オセアニアに生息する有袋類の適応進化にも注目。

【くらし】ゾーン。今年は『シートン動物記』に知られるE・T・シートンの生誕150周年だとか。動物記に登場するオオカミやクマなどの生態を紹介、シートンが描いた動物の絵やスケッチもパネルで目にできる。オオカミをはじめ、クマのなかま、シカやウシのなかま、ネコのなかま、イタチのなかま、リスやネズミのなかま、ウサギのなかまの剥製を展示。クマは寒冷地にすむものほど大型化する。
世界最小の食肉類イイズナの標本に注目、秋田など東北地方にいるそうだ。世界最小の哺乳類チビトガリネズミが指ほどでちっちゃい。ラッコの剥製が可愛かった。

【自然を記録した人たち】ゾーン。E・T・シートン、世界的な剥製コレクターだったハワイの日系人W・T・ヨシモト、アラスカの野生動物を撮り続けた写真家の星野道夫の業績を紹介。其々のやり方で哺乳類の記録を残した。狩猟家でもあったヨシモトは剥製約400体を科学博物館に寄贈、今回の展示の剥製の多くもその一部だという。

【共に生きる】ゾーン。絶滅したり、絶滅の危機にある動物を紹介。環境破壊や地球温暖化に加え、人間が持ち込んだ外来性動物によって絶滅に陥る場合があるとか。絶滅したとされるフクロオオカミやニホンカワウソの剥製が貴重に思える。

第2会場。【森からの便り】では、食べ跡やフンなど通して動物たちと出会う”技”を教える。ムササビ、リス、ネズミ、モグラの頭文字を取った「ムリネモ」の森の住人たちの生態を紹介、ケースに入ったフンを実際に見て嗅ぐことができる。其々が木の上、地面、地下に住み、生物の宝庫・森の共同体となっている様子を知る。
【地球のためにできること】は、企業が取り組んでいる活動を紹介。これはあまり興味がない。

会場内では、一部の展示物以外は、フラッシュなしでの撮影がオッケー。記憶と共にフレームにおさめることができる。
ショップでは、図録やオリジナルグッズが豊富に販売。アランジアロンゾが描き下ろした”ゆる系”キャラのグッズが人気。

7/10からは『大哺乳類展 海のなかまたち』が開催。クジラやイルカなど海に生きる哺乳類にも興味がある。
『生物多様性』シリーズ2010のスタンプラリーも実施中。企画展や特別展にだけでも参加してみようか。

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