Studio Life トーマの心臓 Gチーム ソワレ
2010年3月20日 舞台演劇Studio Life公演『トーマの心臓』Grauチームの2回目を観てきた。
2回目の『訪問者』の後に、どうしてももう一度Gチームを観たくなったから。
東京公演も終わりに近づき、ファンで埋め尽くされた満席の会場。
Gチーム初日は後方で観難かったが、幸いにも今回は前方で字幕も確認できた。右ブロックだが、ベッドのある左ブロックとは違った美味しさもある。
新しいメインキャストを迎えたBlauチームと比べると、Gチームの舞台は何度観ても、安定感と深みがある。
ユーリ@山本芳樹の豊かで濃くのある滑らかな表現力。オスカー@曽世海児の度量の大きいゆったりした演技力。エーリク@松本慎也の純粋で可憐な瞬発力。3人の力が混ざり合って、美しくもとうとうとした流れの中に身を任せることができた。
曽世さんのオスカーを観るのは最後になったが、エーリクのマネをして、口を膨らませるお茶目な表情が愉快で好きだ。曽世さんの絶妙な芝居やアドリブが、オスカーというキャラに柔軟さと愛らしさを加えてくれたことは確かだろう。
何度も観ても飽きない、3時間が全く苦にならない、観終わった後にも静かな余韻で満たされる。そんな素晴らしい舞台であった。
『訪問者』のすぐ後で観たので、今頃だがあらためて気づいたことがある。
部屋替えのオスカーの首にある双眼鏡は、誰のお金で買ったんだろうか。グスタフからのマフラーは、オスカーの5年間の成長の証のように小ぶりになっているのに注目だ。
オスカーと、荒木健太朗@カイザーとが一緒にいるのはたった1シーンだが、それだけでも意味があるような気がするw。
エーリクとシドの場面で毎回涙が出るが、息子と父という関係が何度も何度も問われた物語に、あらためて萩尾望都先生の凄さを感じ入る。
後半、オスカーが自分の家族のことをユーリに話す場面で、今回初めて涙がこみあげてきた。『訪問者』のラストと重なる、オスカーの思い、孤独、叫び。トーマとは違う意味の、オスカーによる「これが僕の愛」なのだ。
2日前にロビー階段踊り場にあった”梨の木”2本が、今回は取り去られていて気になってたら、ラストでユーリを見送る4人のバックにチョコンと配されていたw。『訪問者』のラストでも、バックに置かれていたらよかったのに~。
原作と違って、日付がこくめいに記された舞台だった。1974年の3/9(土)のトーマの死から始まって、5/17(金)のユーリの旅立ちで終わるストーリー。たった2ヶ月間だが、何と濃密で美しい時間が流れていたのだろう。
5月は、一年中でいちばんすてきな季節だと言っていたオスカー。白い花びらで満たされる5月は、出発と旅立ちの時でもある。5月に結婚記念日を迎える私だが、この連鎖公演を通して、急に誇らしく嬉しく思ったw。
今回はダブル、トリプル・アンコールだったか。観客だけでなく、河内さんら役者も感無量。私も思わずスタオベしたい心境だったが、誰もやらないので我慢した。
NHKBSが昼のBチームを撮影していたそうだが、見納めともなるGチームを撮影放送して欲しかった。
原作者絡みで実現は難しそうだが、今回の連鎖公演の東京分のDVDが販売されたらぜひ購入したいものだ。
東京終了後は、名古屋と仙台公演がある。最後まで新しい歴史を作り上げて頂きたい。
2回目の『訪問者』の後に、どうしてももう一度Gチームを観たくなったから。
東京公演も終わりに近づき、ファンで埋め尽くされた満席の会場。
Gチーム初日は後方で観難かったが、幸いにも今回は前方で字幕も確認できた。右ブロックだが、ベッドのある左ブロックとは違った美味しさもある。
新しいメインキャストを迎えたBlauチームと比べると、Gチームの舞台は何度観ても、安定感と深みがある。
ユーリ@山本芳樹の豊かで濃くのある滑らかな表現力。オスカー@曽世海児の度量の大きいゆったりした演技力。エーリク@松本慎也の純粋で可憐な瞬発力。3人の力が混ざり合って、美しくもとうとうとした流れの中に身を任せることができた。
曽世さんのオスカーを観るのは最後になったが、エーリクのマネをして、口を膨らませるお茶目な表情が愉快で好きだ。曽世さんの絶妙な芝居やアドリブが、オスカーというキャラに柔軟さと愛らしさを加えてくれたことは確かだろう。
何度も観ても飽きない、3時間が全く苦にならない、観終わった後にも静かな余韻で満たされる。そんな素晴らしい舞台であった。
『訪問者』のすぐ後で観たので、今頃だがあらためて気づいたことがある。
部屋替えのオスカーの首にある双眼鏡は、誰のお金で買ったんだろうか。グスタフからのマフラーは、オスカーの5年間の成長の証のように小ぶりになっているのに注目だ。
オスカーと、荒木健太朗@カイザーとが一緒にいるのはたった1シーンだが、それだけでも意味があるような気がするw。
エーリクとシドの場面で毎回涙が出るが、息子と父という関係が何度も何度も問われた物語に、あらためて萩尾望都先生の凄さを感じ入る。
後半、オスカーが自分の家族のことをユーリに話す場面で、今回初めて涙がこみあげてきた。『訪問者』のラストと重なる、オスカーの思い、孤独、叫び。トーマとは違う意味の、オスカーによる「これが僕の愛」なのだ。
2日前にロビー階段踊り場にあった”梨の木”2本が、今回は取り去られていて気になってたら、ラストでユーリを見送る4人のバックにチョコンと配されていたw。『訪問者』のラストでも、バックに置かれていたらよかったのに~。
原作と違って、日付がこくめいに記された舞台だった。1974年の3/9(土)のトーマの死から始まって、5/17(金)のユーリの旅立ちで終わるストーリー。たった2ヶ月間だが、何と濃密で美しい時間が流れていたのだろう。
5月は、一年中でいちばんすてきな季節だと言っていたオスカー。白い花びらで満たされる5月は、出発と旅立ちの時でもある。5月に結婚記念日を迎える私だが、この連鎖公演を通して、急に誇らしく嬉しく思ったw。
今回はダブル、トリプル・アンコールだったか。観客だけでなく、河内さんら役者も感無量。私も思わずスタオベしたい心境だったが、誰もやらないので我慢した。
NHKBSが昼のBチームを撮影していたそうだが、見納めともなるGチームを撮影放送して欲しかった。
原作者絡みで実現は難しそうだが、今回の連鎖公演の東京分のDVDが販売されたらぜひ購入したいものだ。
東京終了後は、名古屋と仙台公演がある。最後まで新しい歴史を作り上げて頂きたい。
ネオロマステージ 金色のコルダ ステラ・ミュージカル 初日
2010年3月19日 舞台演劇ネオロマンス・ステージ『金色のコルダ ステラ・ミュージカル』初日を観てきた。
『遙かなる時空の中で』の次のネオロマ・ステージは、現代の学校を舞台にしたミュージカル。
ネオロマらしく、物販はオマケも含めて多彩。目移りしたが、パンフのみに留める。
コーエーで取ったので前方通路側。後方は空席も多く、これは銀河劇場という箱と高いチケット代にも問題があるのだろう。
音楽の妖精から魔法のヴァイオリンを託された平凡な少女が、音楽家のエリートが集う「学内音楽コンクール」に出場することになり、周囲や仲間の影響を受けながら、”音楽”に夢中になっていく話。
アニメやイベントなどでもお馴染みのストーリー。
学院の人たちと関わりながら、やがて魔法にたよらない真の自分を模索していく主人公・日野香穂子が、人と人、心と心を結ぶ絆(コルダ)の中で成長していく姿がみどころのひとつだ。
舞台では、クラシック曲はもちろん、オリジナル楽曲をふんだんに使い、楽しい学園ミュージカルに仕上がっている。
楽器は本物ぽいが、キャストは演奏せずに音楽のみ流す手法。設置的に難しいのか、エアピアノもありやや肩すかし。クラシックを聴かせるのが主ではなく、演奏音楽を其々の歌に替えて、キャラクターの心情を表現するのに重きを置いている。
注目はキャストがどれだけ原作のキャラクターに近づいているかというところ。
写真だけ見るとピンとこなくてあまり期待してなかったが、舞台上で動いて喋り、歌って踊ると、徐々にイメージに近づいていくようだった。
始まってしばらくは、客席のあちこちで笑いが起き、私も思わずクスリとさせられたけどw。
香穂子役の岡本あずさは、知的で清楚な感じで、歌声が高いキーも出て透き通るように綺麗。
月森蓮@三上俊は、安定した演技でよく作っている。張りのある声にもう少し柔らかさが欲しいが、ちょっと強気で凛とした月森になっていて悪くない。ソロもあり、紀章くんのイメージと比べてしまうが、思ったよりイイ声で歌い上げていて良かった。香穂子とのデュエットも綺麗に纏めている。パンフでミカシュンも言ってたが、音楽劇だったらロン毛をつけて香穂子役も出来そうだw。
土浦梁太郎@高橋優太は、予想通りのスマートさで、顔のラインが漫画チックw。このキャラだと歌声にもう少し迫力と明瞭さが欲しい。ピアノを弾く場面が少ないのも残念。香穂子とのデュエット回数も月森より少ないし、この舞台での香穂子との絆は月森に軍配だろうか。
火原和樹@吉野晃一は、全体的に太くて背が低くて美形に見えないのが難だが^^;、明るさや軽やかさはしっかり出ていて、火原っぽくは見えてきたw。ダンスも一番上手そうだ。ただ、柚木と並ぶと身長差があるのが残念。
柚木梓馬@川村聖斗は、ナルシスト風の立ち方や所作、台詞の声や話し方がオーバー過ぎるところもあるが、かえって柚木らしく見える。鬘をもう少し長くして欲しかった。
志水桂一@小関裕太は、イメージ通りの喋り方で浸透している。背が高いので可愛いという風には見えないw。
一番原作キャラに近いのが金澤紘人@進藤学で、ローボイスの声が心地良く、予想以上にソックリw。ただ歌になると消極的で、もっとパワフルな歌声を聞かせて欲しかった。
男性陣で一番歌が安定して上手いと思ったのは、王崎信武@吉原シュートだろうか。見た目はオカマ風だが、温厚さや柔らかさで金やん先生ときちんと差をつけているのがイイ。
冬海ちゃんは地味に可愛くて、天羽さんは色っぽく活発で、原作のイメージそのまま。
女子生徒は今風にミニスカート。普通科のは薄手の白のため、ダンスでたまにパンチラがあるのもサービスだろう。
リリも可愛くてお茶目で、歌もしっかりこなす。金やん先生との絡みも微笑ましいが、なぜ金やん先生なんだろう?という疑問はスルー。
ミカシュンと同じStudio Lifeの舟見和利は、オープニングから登場。3役すべてを違う声色で演じ分け、生き生きと楽しそうだ。舞台上のムードメーカー的存在で、ボールを蹴ろうとする動作だけで笑いがこみあげ、8・2分けキャラのエセ関西弁でも笑わせてくれた。
ファイナルのシーンは、演出的にももう少し工夫して欲しかった。左手に観客、右手に演奏者と分けられたままでの演奏や歌のシーンが続き、左ブロックの観客には舞台が観難くてたまらない。いっそ観客を高台の奥まった場所に移動させてライトで調整しておき、演奏者をステージいっぱいに公平に配したら、集中性もドラマ性も高まったであろう。
他にもちょこちょこ疑問に残る場面もあり、横幅のあるステージをまだ使いきれていないなと思った。
5分ほどのフィナーレの歌のためだけのスティックライトとはね。どこまで傲慢な売り方か^^;。
キャストの一部が客席に降りてきて、ライトを振りながら歌う。劇中では右手通路を月森、左手通路を土浦が通ったが、フィナーレでは逆。左手に月森が来て、にっこり微笑えんだミカシュンのナマの歌声がこちらにまで聞こえてきた。ミカシュンファンにはたまらんだろうな。
「きずな~コルダのテーマ♪」はまだ馴染めないが、手拍子も賑やかに明るくなる歌。歌詞の最後が「はるか」だと、『遙か』の宣伝もしてるのか!?と思いたくなるw。
今回の会場アナウンスは王崎、ラストの語りは金やん。日替わりなので誰になるかも楽しみのひとつ。
香穂子とリリはダブルキャストなので、もう一つのバージョン回も観る予定。回を重ねていくごとに、キャストも舞台も進化していくだろう。
『遙かなる時空の中で』の次のネオロマ・ステージは、現代の学校を舞台にしたミュージカル。
ネオロマらしく、物販はオマケも含めて多彩。目移りしたが、パンフのみに留める。
コーエーで取ったので前方通路側。後方は空席も多く、これは銀河劇場という箱と高いチケット代にも問題があるのだろう。
音楽の妖精から魔法のヴァイオリンを託された平凡な少女が、音楽家のエリートが集う「学内音楽コンクール」に出場することになり、周囲や仲間の影響を受けながら、”音楽”に夢中になっていく話。
アニメやイベントなどでもお馴染みのストーリー。
学院の人たちと関わりながら、やがて魔法にたよらない真の自分を模索していく主人公・日野香穂子が、人と人、心と心を結ぶ絆(コルダ)の中で成長していく姿がみどころのひとつだ。
舞台では、クラシック曲はもちろん、オリジナル楽曲をふんだんに使い、楽しい学園ミュージカルに仕上がっている。
楽器は本物ぽいが、キャストは演奏せずに音楽のみ流す手法。設置的に難しいのか、エアピアノもありやや肩すかし。クラシックを聴かせるのが主ではなく、演奏音楽を其々の歌に替えて、キャラクターの心情を表現するのに重きを置いている。
注目はキャストがどれだけ原作のキャラクターに近づいているかというところ。
写真だけ見るとピンとこなくてあまり期待してなかったが、舞台上で動いて喋り、歌って踊ると、徐々にイメージに近づいていくようだった。
始まってしばらくは、客席のあちこちで笑いが起き、私も思わずクスリとさせられたけどw。
香穂子役の岡本あずさは、知的で清楚な感じで、歌声が高いキーも出て透き通るように綺麗。
月森蓮@三上俊は、安定した演技でよく作っている。張りのある声にもう少し柔らかさが欲しいが、ちょっと強気で凛とした月森になっていて悪くない。ソロもあり、紀章くんのイメージと比べてしまうが、思ったよりイイ声で歌い上げていて良かった。香穂子とのデュエットも綺麗に纏めている。パンフでミカシュンも言ってたが、音楽劇だったらロン毛をつけて香穂子役も出来そうだw。
土浦梁太郎@高橋優太は、予想通りのスマートさで、顔のラインが漫画チックw。このキャラだと歌声にもう少し迫力と明瞭さが欲しい。ピアノを弾く場面が少ないのも残念。香穂子とのデュエット回数も月森より少ないし、この舞台での香穂子との絆は月森に軍配だろうか。
火原和樹@吉野晃一は、全体的に太くて背が低くて美形に見えないのが難だが^^;、明るさや軽やかさはしっかり出ていて、火原っぽくは見えてきたw。ダンスも一番上手そうだ。ただ、柚木と並ぶと身長差があるのが残念。
柚木梓馬@川村聖斗は、ナルシスト風の立ち方や所作、台詞の声や話し方がオーバー過ぎるところもあるが、かえって柚木らしく見える。鬘をもう少し長くして欲しかった。
志水桂一@小関裕太は、イメージ通りの喋り方で浸透している。背が高いので可愛いという風には見えないw。
一番原作キャラに近いのが金澤紘人@進藤学で、ローボイスの声が心地良く、予想以上にソックリw。ただ歌になると消極的で、もっとパワフルな歌声を聞かせて欲しかった。
男性陣で一番歌が安定して上手いと思ったのは、王崎信武@吉原シュートだろうか。見た目はオカマ風だが、温厚さや柔らかさで金やん先生ときちんと差をつけているのがイイ。
冬海ちゃんは地味に可愛くて、天羽さんは色っぽく活発で、原作のイメージそのまま。
女子生徒は今風にミニスカート。普通科のは薄手の白のため、ダンスでたまにパンチラがあるのもサービスだろう。
リリも可愛くてお茶目で、歌もしっかりこなす。金やん先生との絡みも微笑ましいが、なぜ金やん先生なんだろう?という疑問はスルー。
ミカシュンと同じStudio Lifeの舟見和利は、オープニングから登場。3役すべてを違う声色で演じ分け、生き生きと楽しそうだ。舞台上のムードメーカー的存在で、ボールを蹴ろうとする動作だけで笑いがこみあげ、8・2分けキャラのエセ関西弁でも笑わせてくれた。
ファイナルのシーンは、演出的にももう少し工夫して欲しかった。左手に観客、右手に演奏者と分けられたままでの演奏や歌のシーンが続き、左ブロックの観客には舞台が観難くてたまらない。いっそ観客を高台の奥まった場所に移動させてライトで調整しておき、演奏者をステージいっぱいに公平に配したら、集中性もドラマ性も高まったであろう。
他にもちょこちょこ疑問に残る場面もあり、横幅のあるステージをまだ使いきれていないなと思った。
5分ほどのフィナーレの歌のためだけのスティックライトとはね。どこまで傲慢な売り方か^^;。
キャストの一部が客席に降りてきて、ライトを振りながら歌う。劇中では右手通路を月森、左手通路を土浦が通ったが、フィナーレでは逆。左手に月森が来て、にっこり微笑えんだミカシュンのナマの歌声がこちらにまで聞こえてきた。ミカシュンファンにはたまらんだろうな。
「きずな~コルダのテーマ♪」はまだ馴染めないが、手拍子も賑やかに明るくなる歌。歌詞の最後が「はるか」だと、『遙か』の宣伝もしてるのか!?と思いたくなるw。
今回の会場アナウンスは王崎、ラストの語りは金やん。日替わりなので誰になるかも楽しみのひとつ。
香穂子とリリはダブルキャストなので、もう一つのバージョン回も観る予定。回を重ねていくごとに、キャストも舞台も進化していくだろう。
Studio Life 訪問者 マチネ
2010年3月18日 舞台演劇Studio Life公演『訪問者』の2回目を観てきた。
今回は原作コミックを引っ張り出して、観劇前に読みかえしてみた。
短編ということもあるが、原作に忠実に緻密に構成され、原作以上に膨らみをもたせてあり、『トーマの心臓』よりもよく出来た脚本だと思った。
荒木健太朗@オスカーの純粋で健気で素直な感情がほとばしるにつれ、観ながらふつふつと湧き上がってくる感情を抑えるのに、必死に堪えている自分を感じた。さながら自分が、水が静かに流れ込んでいく堤防のようにも思えてきた。
後半のヤマ場、「俺はダメな男なんだ!」と叫ぶグスタフの嘆きと共に、その堤防が一気に決壊していく。涙がドドドと溢れ出していくのを、もう止められなかった(;_;)。
以前読んだ時は、こうではなかった。ひたすらカワイソウなオスカーに気持が同調していた。だが私の年齢になると、グスタフの心情が痛いほどわかってしまうのか。いや、この『訪問者』の舞台の主人公がオスカーではなく、グスタフだからだろうか。
中年男の悲哀や孤独をこうもリアルに表現している話も珍しい。母として生きたいために、女として生きてしまったヘラの気持ちよりも切ないかもしれない。
大学を首席で卒業したが、自由奔放に好き放題に生きた結果、女も子どもも哀しませた男の末路がこれなのか。ルドルフは大学ではナンバー2だったのだろうか。ルドルフはグスタフに、自分にはないものを感じ密かに憧れを抱いていたのだろうか、と三人の大学生シーンで想像させた。
イメージ通りの熱演を見せたが、高根研一のグスタフの髪の色が、南国の太陽を思わせるように、もう少し黒っぽかったらよかったな。
オスカーが学院に来る辺りから、”なしの花の木”をイメージさせる演出が欲しかった。客席へ行く階段の踊り場に、なしの花の木の模型が置いてあったが(左右2ヶ所に1本ずつ)、あの木を舞台に取り入れるなりのセットを考えてもよかったと思う。また、『トーマの心臓』と重ねて、オスカーとユーリの元へ、頭上から羽に模した白い花弁を10枚ぐらい散らしてもいいだろう。
10歳のユーリを山本芳樹が若々しく演じてくれたが、荒木くんと釣り合せるために、青木隆俊のユーリも交替で見たかったと思う。
オスカーがもし今も生きているとするなら、だいたい52歳前後といったところか。奇しくも『トーマの心臓』で、16歳のオスカーがやっと心を通い合わせた時のルドルフの年齢とも重なりそう。あそこからオスカーのもうひとつの幸せが始まったのだ。今、この舞台をやるのも偶然ではないかもしれない。
連鎖公演の術中にハマったというかw、このまま『訪問者』で終わらせたくはなかった。
二日後に『トーマの心臓』Grauチームを再び観劇。初日と違って今度は前方なので、余裕をもって拝めそうだ。
 ̄
終演後に【満開の梨の花の下】トークショー。
てっきり地図をまた広げての『訪問者』キャストのトークかと思ったら、これが最後のトークショーだからと、脚本・演出の倉田淳氏が登場、自ら司会進行を務める。倉田氏の椅子はビート・ホップス以来のものだとか。
出演者は、右から荒木健太朗、高根研一、岩崎大、曽世海司、山本芳樹とメインをはった豪華メンバー5人。曽世さんと大くんはオスカーの衣装に着替えている。3人のオスカーが揃ったわけだが、トリプル・オスカーのイメージフォトも販売して欲しかった。倉田氏は5人をいつもこう呼んでいるそうだ。
アラケン「毎回立つ度に初日と同じ気持ちになれる」
タカネくん「とにかく心が疲れますね。ホントに俺、ダメなんじゃないかと思う。ヘコむってこういうことなのかとw」
ダイちゃんは、2000年版ちびオスカーから10年経ってのオスカー役。「ちびオスカーから受け継いだものが、今のオスカーに生かされている」過去の話をするところで、前のちびオスカーの場面が思い出されるとか。
カイジくんは、1998年版ヘラ役。「ヘラと普段のオスカーがどう過ごしていたのかと念頭におきながら、一幕見ながら思い出す」
ヨシキくんは、1998年版ちびオスカー役。「初演は細かく覚えていないが、周りや物語がオスカーをもってってくれる漂った感じで、感覚だけが蘇る」”漂える喜び”に倉田氏も満足。
「背中を押されるようなマラソンランナーの感じ」と言うアラケンは、芳樹さん大さん、山崎さんからもアドバイスを貰ったという。高根さんとは「この距離感が楽しい」とw。
タカネくんは「お互いア・ウンの呼吸を随所に感じられ、やってて面白い」
おとなオスカー(おとなでもないけれどw)をやったダイちゃんは「シュロッターベッツの3つの出会いと別れを意識した」
「ユリスモールへのオスカーの気持ちが、ちびオスカーの旅のシーンと重なり蘇る」と言うカイジくんは「あの旅があるから『トーマの心臓』がこうなるんだと分った」
ヨシキくんは「オスカーと接する時に、絆を深く感じる」
最後に「ラスト1回。今までどおり」とアラケン。
最後に「ラスト1回。今まで以上w」とタカネくん。
ヨシキくんが「この空間で世界を共有できるのを嬉しく思ってます」。
『訪問者』と『トーマの心臓』の連鎖公演の意味と意義を、あらためて感じられたトークショーだった。
終了後、ロビー物販で「演劇ぶっく」を購入。堺雅人や堤真一が載っている本で、近場の本屋さんにはボロボロのものしかなく新品を探していたが、遠征しなくてもここで発見できてよかった。岩崎大くんも載ってるので、物販に立っていた大くん本人から買わせて貰ったw。
今回は原作コミックを引っ張り出して、観劇前に読みかえしてみた。
短編ということもあるが、原作に忠実に緻密に構成され、原作以上に膨らみをもたせてあり、『トーマの心臓』よりもよく出来た脚本だと思った。
荒木健太朗@オスカーの純粋で健気で素直な感情がほとばしるにつれ、観ながらふつふつと湧き上がってくる感情を抑えるのに、必死に堪えている自分を感じた。さながら自分が、水が静かに流れ込んでいく堤防のようにも思えてきた。
後半のヤマ場、「俺はダメな男なんだ!」と叫ぶグスタフの嘆きと共に、その堤防が一気に決壊していく。涙がドドドと溢れ出していくのを、もう止められなかった(;_;)。
以前読んだ時は、こうではなかった。ひたすらカワイソウなオスカーに気持が同調していた。だが私の年齢になると、グスタフの心情が痛いほどわかってしまうのか。いや、この『訪問者』の舞台の主人公がオスカーではなく、グスタフだからだろうか。
中年男の悲哀や孤独をこうもリアルに表現している話も珍しい。母として生きたいために、女として生きてしまったヘラの気持ちよりも切ないかもしれない。
大学を首席で卒業したが、自由奔放に好き放題に生きた結果、女も子どもも哀しませた男の末路がこれなのか。ルドルフは大学ではナンバー2だったのだろうか。ルドルフはグスタフに、自分にはないものを感じ密かに憧れを抱いていたのだろうか、と三人の大学生シーンで想像させた。
イメージ通りの熱演を見せたが、高根研一のグスタフの髪の色が、南国の太陽を思わせるように、もう少し黒っぽかったらよかったな。
オスカーが学院に来る辺りから、”なしの花の木”をイメージさせる演出が欲しかった。客席へ行く階段の踊り場に、なしの花の木の模型が置いてあったが(左右2ヶ所に1本ずつ)、あの木を舞台に取り入れるなりのセットを考えてもよかったと思う。また、『トーマの心臓』と重ねて、オスカーとユーリの元へ、頭上から羽に模した白い花弁を10枚ぐらい散らしてもいいだろう。
10歳のユーリを山本芳樹が若々しく演じてくれたが、荒木くんと釣り合せるために、青木隆俊のユーリも交替で見たかったと思う。
オスカーがもし今も生きているとするなら、だいたい52歳前後といったところか。奇しくも『トーマの心臓』で、16歳のオスカーがやっと心を通い合わせた時のルドルフの年齢とも重なりそう。あそこからオスカーのもうひとつの幸せが始まったのだ。今、この舞台をやるのも偶然ではないかもしれない。
連鎖公演の術中にハマったというかw、このまま『訪問者』で終わらせたくはなかった。
二日後に『トーマの心臓』Grauチームを再び観劇。初日と違って今度は前方なので、余裕をもって拝めそうだ。
 ̄
終演後に【満開の梨の花の下】トークショー。
てっきり地図をまた広げての『訪問者』キャストのトークかと思ったら、これが最後のトークショーだからと、脚本・演出の倉田淳氏が登場、自ら司会進行を務める。倉田氏の椅子はビート・ホップス以来のものだとか。
出演者は、右から荒木健太朗、高根研一、岩崎大、曽世海司、山本芳樹とメインをはった豪華メンバー5人。曽世さんと大くんはオスカーの衣装に着替えている。3人のオスカーが揃ったわけだが、トリプル・オスカーのイメージフォトも販売して欲しかった。倉田氏は5人をいつもこう呼んでいるそうだ。
アラケン「毎回立つ度に初日と同じ気持ちになれる」
タカネくん「とにかく心が疲れますね。ホントに俺、ダメなんじゃないかと思う。ヘコむってこういうことなのかとw」
ダイちゃんは、2000年版ちびオスカーから10年経ってのオスカー役。「ちびオスカーから受け継いだものが、今のオスカーに生かされている」過去の話をするところで、前のちびオスカーの場面が思い出されるとか。
カイジくんは、1998年版ヘラ役。「ヘラと普段のオスカーがどう過ごしていたのかと念頭におきながら、一幕見ながら思い出す」
ヨシキくんは、1998年版ちびオスカー役。「初演は細かく覚えていないが、周りや物語がオスカーをもってってくれる漂った感じで、感覚だけが蘇る」”漂える喜び”に倉田氏も満足。
「背中を押されるようなマラソンランナーの感じ」と言うアラケンは、芳樹さん大さん、山崎さんからもアドバイスを貰ったという。高根さんとは「この距離感が楽しい」とw。
タカネくんは「お互いア・ウンの呼吸を随所に感じられ、やってて面白い」
おとなオスカー(おとなでもないけれどw)をやったダイちゃんは「シュロッターベッツの3つの出会いと別れを意識した」
「ユリスモールへのオスカーの気持ちが、ちびオスカーの旅のシーンと重なり蘇る」と言うカイジくんは「あの旅があるから『トーマの心臓』がこうなるんだと分った」
ヨシキくんは「オスカーと接する時に、絆を深く感じる」
最後に「ラスト1回。今までどおり」とアラケン。
最後に「ラスト1回。今まで以上w」とタカネくん。
ヨシキくんが「この空間で世界を共有できるのを嬉しく思ってます」。
『訪問者』と『トーマの心臓』の連鎖公演の意味と意義を、あらためて感じられたトークショーだった。
終了後、ロビー物販で「演劇ぶっく」を購入。堺雅人や堤真一が載っている本で、近場の本屋さんにはボロボロのものしかなく新品を探していたが、遠征しなくてもここで発見できてよかった。岩崎大くんも載ってるので、物販に立っていた大くん本人から買わせて貰ったw。
東のエデン 劇場版II Paradise Lost
2010年3月18日 映画『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』を観てきた。
前売券特典なのか、特別なノブレス携帯(笑)を貰う。
映画版第1弾の続き。
テロリスト”AiR KING”として帰国した滝沢朗が、咲や「東のエデン」の仲間の助けを借りて、この国を救うべく行動していく話。
滝沢の出生の秘密や、Mr.OUTSIDEの正体やジュイスの秘密、セレソンゲームの着地点とこの国の行方を見届けるべく、楽しみにしていた。
テレビシリーズの記憶もそろそろ朧になり、劇場版Iも1回観たきりで理解は深まっていないが、これも1回だけ観ただけでは分らないことが多い。
やっぱり風呂敷を広げ過ぎたのだろうか。映画ならではの規制や時間的制約もあったかもしれない。とりあえず風呂敷の四隅を結んでまとめてみましたという風で、綺麗に終わらせてはいるが、観る側が簡単に納得することは難しい。
観終わった後は、煙に巻かれたようなモヤモヤ感が募って、爽快感や充実感はわかなかった。
緻密な構成や伏線をめぐらし思わせぶりに展開させてきたが、結局はその程度だけの話だったか^^;。まぁ当のMr. OUTSIDEはゲームの遂行と結果に満足したようだし、作品の神である神山健治が納得しているのだから、これはこれでひとつの帰着点として認めなければならない。
或いは、やっていくうちにキャラクターが立ってどんどん動き出したから、当初とは若干ズレた到達点になったのかもしれない。
滝沢と咲がいったん別れてからの中盤、中弛みのような緩慢さを感じた。正直、滝沢の母親のことより父親のほうに興味がいってたし、彼の過去よりも彼のやろうとしている未来のほうを早く見せて欲しかった。咲が真実を告げるのを躊躇するというのも、もうどうでもよくなった。問題は少女の感情より、少年の感情のほうだ。余計だと思われるシーンもあるし、もう少し端折るとかシャープな工夫が欲しかった。
最後は「とりあえず」携帯に頼るというやり方にも抵抗感がある。2011年の来年になれば、はたして全国民がひとり一台の携帯を持っているだろうか。携帯を持たない者を完全に無視するつもりなのか。そんな思い上がった意識で発したメッセージなんて、本当に伝わるもんじゃない。
結局は団塊の世代と呼ばれた老人から、ニートを含めた若者たちへの、警鐘を含めた”ためし”という究極のゲーム。効果としては疑問が残るし、その間の世代の者たちは殆どつまはじきにされてしまったわけだ。
選ばれたセレソンたちのうち、女は2人だけというのもいただけない。女だったら、100億円をもっと創造的かつ人間的なものに使えるハズだ。女性にも、中年にも、もっとチャンスを与えてほしいw。次回があるならぜひ一考をw。
声優的には、木村良平、宮内敦士、江口拓也が其々のポジションを維持して活躍。安藤麻吹が出たことにも注目。玉川砂記子の四姉妹も楽しめた。
1月に行ったばかりだが、豊洲のショッピングモールや街並みが出てきて懐かしかった。
豊洲の映画館は駅からちょっと離れていて歩くし、地下鉄は今工事中だし、他にこれといって興味を抱くものは見つからない。
ただ、昨年夏にメトロであった『仮面ライダー』スタンプラリーで、豊洲のスタンプは『仮面ライダー電王』だったことが思い出される。豊洲は、時間ネタの電王と同じく、もしかしたら過去と未来が交錯する場所なのかもしれない。だったら、過去を振り返りつつ、未来にも目を向けられるところなのだろう。
前売券特典なのか、特別なノブレス携帯(笑)を貰う。
映画版第1弾の続き。
テロリスト”AiR KING”として帰国した滝沢朗が、咲や「東のエデン」の仲間の助けを借りて、この国を救うべく行動していく話。
滝沢の出生の秘密や、Mr.OUTSIDEの正体やジュイスの秘密、セレソンゲームの着地点とこの国の行方を見届けるべく、楽しみにしていた。
テレビシリーズの記憶もそろそろ朧になり、劇場版Iも1回観たきりで理解は深まっていないが、これも1回だけ観ただけでは分らないことが多い。
やっぱり風呂敷を広げ過ぎたのだろうか。映画ならではの規制や時間的制約もあったかもしれない。とりあえず風呂敷の四隅を結んでまとめてみましたという風で、綺麗に終わらせてはいるが、観る側が簡単に納得することは難しい。
観終わった後は、煙に巻かれたようなモヤモヤ感が募って、爽快感や充実感はわかなかった。
緻密な構成や伏線をめぐらし思わせぶりに展開させてきたが、結局はその程度だけの話だったか^^;。まぁ当のMr. OUTSIDEはゲームの遂行と結果に満足したようだし、作品の神である神山健治が納得しているのだから、これはこれでひとつの帰着点として認めなければならない。
或いは、やっていくうちにキャラクターが立ってどんどん動き出したから、当初とは若干ズレた到達点になったのかもしれない。
滝沢と咲がいったん別れてからの中盤、中弛みのような緩慢さを感じた。正直、滝沢の母親のことより父親のほうに興味がいってたし、彼の過去よりも彼のやろうとしている未来のほうを早く見せて欲しかった。咲が真実を告げるのを躊躇するというのも、もうどうでもよくなった。問題は少女の感情より、少年の感情のほうだ。余計だと思われるシーンもあるし、もう少し端折るとかシャープな工夫が欲しかった。
最後は「とりあえず」携帯に頼るというやり方にも抵抗感がある。2011年の来年になれば、はたして全国民がひとり一台の携帯を持っているだろうか。携帯を持たない者を完全に無視するつもりなのか。そんな思い上がった意識で発したメッセージなんて、本当に伝わるもんじゃない。
結局は団塊の世代と呼ばれた老人から、ニートを含めた若者たちへの、警鐘を含めた”ためし”という究極のゲーム。効果としては疑問が残るし、その間の世代の者たちは殆どつまはじきにされてしまったわけだ。
選ばれたセレソンたちのうち、女は2人だけというのもいただけない。女だったら、100億円をもっと創造的かつ人間的なものに使えるハズだ。女性にも、中年にも、もっとチャンスを与えてほしいw。次回があるならぜひ一考をw。
声優的には、木村良平、宮内敦士、江口拓也が其々のポジションを維持して活躍。安藤麻吹が出たことにも注目。玉川砂記子の四姉妹も楽しめた。
1月に行ったばかりだが、豊洲のショッピングモールや街並みが出てきて懐かしかった。
豊洲の映画館は駅からちょっと離れていて歩くし、地下鉄は今工事中だし、他にこれといって興味を抱くものは見つからない。
ただ、昨年夏にメトロであった『仮面ライダー』スタンプラリーで、豊洲のスタンプは『仮面ライダー電王』だったことが思い出される。豊洲は、時間ネタの電王と同じく、もしかしたら過去と未来が交錯する場所なのかもしれない。だったら、過去を振り返りつつ、未来にも目を向けられるところなのだろう。
映画 シャーロック・ホームズ 吹替え版
2010年3月17日 映画映画『シャーロック・ホームズ』吹替え版を観てきた。
19世紀後半のロンドン。死刑にされた連続殺人犯の男が、予言通りに蘇って世界支配を目論む中、探偵のホームズと医師のワトソンが、度重なる障壁を乗り越えて敢然と悪に挑んでいく話。
最初こそ暗黒的世界観に戸惑ったが、次から次へと繰り出される展開に引き込まれ、笑いあり謎解きありの熟成したストーリーにうなり、2時間強を全く飽きさせない、アクション満載な痛快エンターテイメントで面白かった。
抑えた画面の中、クラシカルな衣装や小物など細部に至るまで雰囲気たっぷり。シャープな場面切り替えとスローダウンで振り返る映像センスが巧みだ。分り易い回想や説明も挿入し、常に観客を意識したサービス精神が感じられる。
最大の見どころはキャラクター。シャーロック・ホームズは、抜群の洞察力や観察力や推理力を発揮するこれまでのイメージに加えて、頭脳派の武闘家という知られざる一面を押し出している。相棒というより、戦友のような存在のジョン・ワトソンは、冷静かつ常識的な真面目ぶりはそのまま、ホームズとソリが合わないところを見せながら、銃とアクションで頼り甲斐あるイケメンぶりを発揮する。
どちらも人間味に膨らみをもたせて魅力が増すが、二人のコンビは更なる相乗効果を生み出す。二人の口論もいざこざも払拭するかの如く、厚い信頼と強い絆のもとでガッツリ共闘するサマは観ていてとても微笑ましく楽しいこと。
ホームズの声は、ロバート・ダウニー・Jr.の『アイアンマン』で渋さがウリだった藤原啓治。藤原さんの声がテイストされると、スマートさや飄々とした軽妙さが強調され、ヘタレ度もアップw、ワイルドでタフで破天荒なホームズになっていた。ホームズといえば変装もするが、藤原さんのひと言ですぐ分っちゃうのもご愛嬌w。
ジュード・ロウといえばこの人、我らの森川智之で、青年声がめちゃくちゃ男前で格好良いv。愛する婚約者と危なっかしいホームズの間で揺れ動く男の優しさや逞しさが感じられて、ワトソンを何倍にも魅力的にしてくれた。
藤原さんとモリモリのやり取りも息ぴったり。愛すべきやんちゃホームズと世話好きおかんという感じで、何となく侑斗とデネブの関係にも思えてきたw。
アイリーン・アドラーはどことなく『ルパン』の峰不二子的存在、佐古真弓の声が色っぽかった。レストレード警部は『コナン』の目暮警部の役割か、後藤哲夫の声は常に安心感がある。
特筆すべきは、顔を見せない”あの人”の声が『ハリー・ポッター』のスネイプ先生こと土師孝也だったこと。それだけでも続編への期待が深まっていく。
19世紀後半のロンドン。死刑にされた連続殺人犯の男が、予言通りに蘇って世界支配を目論む中、探偵のホームズと医師のワトソンが、度重なる障壁を乗り越えて敢然と悪に挑んでいく話。
最初こそ暗黒的世界観に戸惑ったが、次から次へと繰り出される展開に引き込まれ、笑いあり謎解きありの熟成したストーリーにうなり、2時間強を全く飽きさせない、アクション満載な痛快エンターテイメントで面白かった。
抑えた画面の中、クラシカルな衣装や小物など細部に至るまで雰囲気たっぷり。シャープな場面切り替えとスローダウンで振り返る映像センスが巧みだ。分り易い回想や説明も挿入し、常に観客を意識したサービス精神が感じられる。
最大の見どころはキャラクター。シャーロック・ホームズは、抜群の洞察力や観察力や推理力を発揮するこれまでのイメージに加えて、頭脳派の武闘家という知られざる一面を押し出している。相棒というより、戦友のような存在のジョン・ワトソンは、冷静かつ常識的な真面目ぶりはそのまま、ホームズとソリが合わないところを見せながら、銃とアクションで頼り甲斐あるイケメンぶりを発揮する。
どちらも人間味に膨らみをもたせて魅力が増すが、二人のコンビは更なる相乗効果を生み出す。二人の口論もいざこざも払拭するかの如く、厚い信頼と強い絆のもとでガッツリ共闘するサマは観ていてとても微笑ましく楽しいこと。
ホームズの声は、ロバート・ダウニー・Jr.の『アイアンマン』で渋さがウリだった藤原啓治。藤原さんの声がテイストされると、スマートさや飄々とした軽妙さが強調され、ヘタレ度もアップw、ワイルドでタフで破天荒なホームズになっていた。ホームズといえば変装もするが、藤原さんのひと言ですぐ分っちゃうのもご愛嬌w。
ジュード・ロウといえばこの人、我らの森川智之で、青年声がめちゃくちゃ男前で格好良いv。愛する婚約者と危なっかしいホームズの間で揺れ動く男の優しさや逞しさが感じられて、ワトソンを何倍にも魅力的にしてくれた。
藤原さんとモリモリのやり取りも息ぴったり。愛すべきやんちゃホームズと世話好きおかんという感じで、何となく侑斗とデネブの関係にも思えてきたw。
アイリーン・アドラーはどことなく『ルパン』の峰不二子的存在、佐古真弓の声が色っぽかった。レストレード警部は『コナン』の目暮警部の役割か、後藤哲夫の声は常に安心感がある。
特筆すべきは、顔を見せない”あの人”の声が『ハリー・ポッター』のスネイプ先生こと土師孝也だったこと。それだけでも続編への期待が深まっていく。
舞台 ガーネット オペラ
2010年3月16日 舞台演劇舞台『ガーネット オペラ』を観てきた。
シアタークリエ春の陣。休憩中は自分の席で飲食できるからイイね。
東宝ナビで取ったので、かなり良席でゆったり。
でも私の前も隣も空席で、平日夜にしても寂しいこと。
戦乱の1582年。織田信長の書状によって、敵味方問わず有力武将たちが集められ、信長の指揮のもと、命を懸けた天下獲りゲーム「ガーネット・オペラ」が繰り広げられる。
作・演出は、殺陣とダンスとドラマを融合したアクション時代劇に定評のある西田大輔。舞台『戦国BASARA』千秋楽でもチラっと拝見した人だ。
今回は全員20代という若手キャストと、スタッフによる大胆美麗な舞台作りで、熱気溢れスピード感ある戦国アクション活劇に仕上がっていた。
馴染みのある武将がわんさか出てきても名乗りがあるので混乱せず、時代ごとの武将間の関係性も見えて、前半はとにかく飽きさせずに面白い。現代語に加え現代だけのネタも盛り込み、笑いが起きて盛り上がる。一幕だけだったら、何度でも観たいと思わせた。
ところが休憩後の二幕から、途端にドラマは減速する。男女間の恋愛がメインとなるためか、男同士の友情や忠義が明確に見えてこない。戦闘シーンの合間に恋愛、殺陣の次にダンスが挿入されたりと、メリハリ感どころか観るほうの気持がなかなか高ぶらない。
休憩含みたっぷり3時間、観終わった後はぐったり疲れてしまった。キャストの熱演とはうらはらに、あれもこれもと詰め込み欲張ったせいか、肝心の心に訴えかけるような人間ドラマが伝わってこなかった。
そもそもゲームの本質がなかなか見えてこない。勿体つける必要性も分らない。ゲームをしたかった信長の真意は、彼らに”本気”になれと言いたかったのか!? 下克上を奨励したかったのか!?
「ガーネット」の宝石言葉は”忠義”と”友愛”。ならば舞台で、その言葉を感じさせて欲しかった。女への思いだけで軽薄に行動させて欲しくなかった。キャラクターや関係性は魅力的だが、ひとりひとりに踏み込めず深く描ききれなかったということだろう。
それにしても、秀吉と八重の関係は別にして、男女間の会話は歯痒くて飽きる。女性ダンサーの踊りもイメージとしては分るがしつこい。どちらも男性客へのサービスかもしれないが、眠くなってしまった。
中村誠治郎の織田信長は、予想以上に渋くて凛々しくて格好良かったv。役柄上、お茶目なシーンは少ないが、声や所作からも豪放無頼な信長像を作り出していた。思ったより殺陣もあり、どっしりと力強い動きを披露。立ち回りの中、たまに天真(@遙かなる時空の中で)の”蹴り”が入るところも面白い。信長は第六天魔(真)王だしねw。
宮野真守は、静かで抑え目の演技で、知的で人間味のある明智光秀像を好演。もう少し男の色気や艶が出ればなおよしw。舞いのような華麗な殺陣で、穏やかな風が吹くような動きだった。
入野自由の羽柴秀吉は、笑いと活気をもたらすキュートなムードメーカー。飛び跳ねるような動きと軽快な殺陣が見どころで、一番運動量が激しい役だと思う。八重への一途な思いも可愛い。実は誰からも愛される美味しい役どころだったが、キャラ的にもうひとひねりあれば更に面白かったハズ。二幕の中盤、着地し損ねて苦笑しながらハけたが、膝とかに怪我はなかっただろうか。
岩崎大輔、広瀬友祐、村田洋二郎のデカブツ三人は、声がよく通り、凛とした立ち姿で存在感をもたらす。
桜田航成、寺元健一郎など舞台経験が浅い者たちも、よく溶け込んで盛り立てながら、人物を演じきっていた。
誠治郎くんとは数々の舞台で共演した春見しんやも熱演、得意のアクションなどをもっと見たかった。
宮野くんも大きいが、更に大きいのが三人もいると迫力がある。広瀬くんと宮野くんが対峙すると、テニミュ的に四天宝寺VS不動峰、奇しくも石田銀と石田鉄の兄弟対決とあいなったw。
宮野くんと入野くんだと、やっぱり今は『ガンダム00』だろうかw。
男性陣は声もしっかり出ていて、演技も安定していたが、残念だったのは女性陣。宇野まり絵は艶かしさはあり、田島ゆみかは強情ぶりが発揮されていたが、4人とも何となく演技が単調で平坦。何より、声がよく聞き取れず、台詞がふわふわ浮いている感じ。女性にもこんなに出番を与えるなら、もっと演技力のある女優を揃えて欲しかった。
ラストでの信長の言葉は、中村くんの渾身の演技のおかげで、凛々しく胸に響いた。秀吉も立派に成長したのだと感じられた。ただ、歴史の歪みを出したため、肝心の光秀の存在が宙ぶらりんで納得がいかない。
歴史ifとしたいなら、観客を納得させ爽快な気分にさせてくれるような物語をお願いしたかった。
ともあれ、殺陣やアクションが多いエネルギッシュな舞台。千秋楽まで怪我などないように一丸となって駆け抜けてほしい。
シアタークリエ春の陣。休憩中は自分の席で飲食できるからイイね。
東宝ナビで取ったので、かなり良席でゆったり。
でも私の前も隣も空席で、平日夜にしても寂しいこと。
戦乱の1582年。織田信長の書状によって、敵味方問わず有力武将たちが集められ、信長の指揮のもと、命を懸けた天下獲りゲーム「ガーネット・オペラ」が繰り広げられる。
作・演出は、殺陣とダンスとドラマを融合したアクション時代劇に定評のある西田大輔。舞台『戦国BASARA』千秋楽でもチラっと拝見した人だ。
今回は全員20代という若手キャストと、スタッフによる大胆美麗な舞台作りで、熱気溢れスピード感ある戦国アクション活劇に仕上がっていた。
馴染みのある武将がわんさか出てきても名乗りがあるので混乱せず、時代ごとの武将間の関係性も見えて、前半はとにかく飽きさせずに面白い。現代語に加え現代だけのネタも盛り込み、笑いが起きて盛り上がる。一幕だけだったら、何度でも観たいと思わせた。
ところが休憩後の二幕から、途端にドラマは減速する。男女間の恋愛がメインとなるためか、男同士の友情や忠義が明確に見えてこない。戦闘シーンの合間に恋愛、殺陣の次にダンスが挿入されたりと、メリハリ感どころか観るほうの気持がなかなか高ぶらない。
休憩含みたっぷり3時間、観終わった後はぐったり疲れてしまった。キャストの熱演とはうらはらに、あれもこれもと詰め込み欲張ったせいか、肝心の心に訴えかけるような人間ドラマが伝わってこなかった。
そもそもゲームの本質がなかなか見えてこない。勿体つける必要性も分らない。ゲームをしたかった信長の真意は、彼らに”本気”になれと言いたかったのか!? 下克上を奨励したかったのか!?
「ガーネット」の宝石言葉は”忠義”と”友愛”。ならば舞台で、その言葉を感じさせて欲しかった。女への思いだけで軽薄に行動させて欲しくなかった。キャラクターや関係性は魅力的だが、ひとりひとりに踏み込めず深く描ききれなかったということだろう。
それにしても、秀吉と八重の関係は別にして、男女間の会話は歯痒くて飽きる。女性ダンサーの踊りもイメージとしては分るがしつこい。どちらも男性客へのサービスかもしれないが、眠くなってしまった。
中村誠治郎の織田信長は、予想以上に渋くて凛々しくて格好良かったv。役柄上、お茶目なシーンは少ないが、声や所作からも豪放無頼な信長像を作り出していた。思ったより殺陣もあり、どっしりと力強い動きを披露。立ち回りの中、たまに天真(@遙かなる時空の中で)の”蹴り”が入るところも面白い。信長は第六天魔(真)王だしねw。
宮野真守は、静かで抑え目の演技で、知的で人間味のある明智光秀像を好演。もう少し男の色気や艶が出ればなおよしw。舞いのような華麗な殺陣で、穏やかな風が吹くような動きだった。
入野自由の羽柴秀吉は、笑いと活気をもたらすキュートなムードメーカー。飛び跳ねるような動きと軽快な殺陣が見どころで、一番運動量が激しい役だと思う。八重への一途な思いも可愛い。実は誰からも愛される美味しい役どころだったが、キャラ的にもうひとひねりあれば更に面白かったハズ。二幕の中盤、着地し損ねて苦笑しながらハけたが、膝とかに怪我はなかっただろうか。
岩崎大輔、広瀬友祐、村田洋二郎のデカブツ三人は、声がよく通り、凛とした立ち姿で存在感をもたらす。
桜田航成、寺元健一郎など舞台経験が浅い者たちも、よく溶け込んで盛り立てながら、人物を演じきっていた。
誠治郎くんとは数々の舞台で共演した春見しんやも熱演、得意のアクションなどをもっと見たかった。
宮野くんも大きいが、更に大きいのが三人もいると迫力がある。広瀬くんと宮野くんが対峙すると、テニミュ的に四天宝寺VS不動峰、奇しくも石田銀と石田鉄の兄弟対決とあいなったw。
宮野くんと入野くんだと、やっぱり今は『ガンダム00』だろうかw。
男性陣は声もしっかり出ていて、演技も安定していたが、残念だったのは女性陣。宇野まり絵は艶かしさはあり、田島ゆみかは強情ぶりが発揮されていたが、4人とも何となく演技が単調で平坦。何より、声がよく聞き取れず、台詞がふわふわ浮いている感じ。女性にもこんなに出番を与えるなら、もっと演技力のある女優を揃えて欲しかった。
ラストでの信長の言葉は、中村くんの渾身の演技のおかげで、凛々しく胸に響いた。秀吉も立派に成長したのだと感じられた。ただ、歴史の歪みを出したため、肝心の光秀の存在が宙ぶらりんで納得がいかない。
歴史ifとしたいなら、観客を納得させ爽快な気分にさせてくれるような物語をお願いしたかった。
ともあれ、殺陣やアクションが多いエネルギッシュな舞台。千秋楽まで怪我などないように一丸となって駆け抜けてほしい。
舞台 Tシャツ三国志
2010年3月15日 舞台演劇舞台『Tシャツ三国志 ~人中に我あり~』を観てきた。
平日前楽とはいえ、中程から後ろの席がガッラガラ^^;。
しかも当日券のほうが前の席で観易いようだw。
これはチケット代やキャストの知名度にもよるんだろうか。
とある博士が開発した”三国志”Tシャツを着ると、ダメダメリーマンの男子、周りの上司や同僚などが、”三国志”のキャラになって三国志の歴史を体感していくという話。
”三国志”と”Tシャツ”をミックスさせて、現代っ子たちが「三国志」を振り返ってみようとするファンタジー・コメディー。
『リバースヒストリカ』は日本の戦国時代ものだが、中国の三国志となると少々とっつき難いハズ。
そのための低予算のTシャツでw、登場人物の名前がちゃんと書かれてあるのが愉快で分り易い。後方席だと”字”が見え難いが、束になった”兵士”がどんどんTシャツを脱ぎ捨てるサマもとっても可笑しい。
舞台で戦いの場面をやろうとすると予算的時間的人数的にも大変だが、そこはコメディー。ジャンケンやら腕相撲をさせて凌いでいくw。だがいつまでも誤魔化しはきかなくなり、後半は槍や剣の殺陣も出てきてキャストも動くことになる。
今回は三国志といっても、魏蜀呉ができる前の黄巾の乱の頃。メインキャラは呂布と董卓、董卓陣営と反董卓同盟との戦いが見どころだ。
よく知らない人のためにも、日替わりで語り部がストーリーを補足。本日の担当は、初日と千秋楽を一日で迎える男前な根本正勝さん! 実は語り部の存在も公表されない前に公演回のチケットを取っていたので、ラッキーな偶然だった(^o^)。来月はライブがあるし、毎月ごとに根本さんと会っている計算、今年はこれで5回目だv。
根本さんは黄土色の品の良い衣装で、ステージ右左中央と位置を変えて何度も登場。ナレーションとしての根本さんは新鮮だが、甘く柔らかい声で世界観を凛々しく紡いでいく。台本に目を向けているが、たまに顔をあげて語る雰囲気が頼もしい。
他の語り部さんも同じだろうが、実は最後に衣装を脱いで、着ていたTシャツを見せる場面がポイント。Tシャツに書かれたこのキャラは、まさに根本さんにピッタリv。根本さんがこれで出てくれるなら、続編も観たいと思ってしまったw。
ゴーオンレッドで人気を博した古原靖久は、草食系男子の凛太郎から、肉食系男子の呂布へと変化。凛太郎が口ごもりオドオドする姿は少々ワザとらしく、呂布としてのびのび逞しく活躍するほうが似合ってる。主役らしく一番よく動き叫ぶので、運動量はたっぷり、汗もかなりかきそうだ。
先輩の凛太郎とロマンスを奏でるのが、杉ありさ。ダンスはなかなか色気があるしキュート。ただ、凛太郎&呂布との会話シーンはくど過ぎて、何度も眠気が出てきた。
佐野大樹(*pnish*)は現代役も三国志の役も対外的なクールキャラなので、どこか俯瞰的で思ったよりも出番は少ない。張角は髪で隠してたが、声や動作でバレバレw。呂布と戦う兵士役のほうが、生き生き動き回って持ち味が出ていたかも。
小澤亮太が、豪傑の関羽、頭脳派の李儒、更に現代の役としっかり演じ分けて面白かった。場つなぎで、李儒のTシャツを着た古原くんもカワイイ。
HIROMUの現代役がよく分らなかったが、赤兎馬のダンスがめちゃ格好良く、踊る馬で楽しませてくれた。呂布の戦闘でも忠実な盛り上げ役。
迫田圭司の董卓は、かなりのテンションで情けなさ感も漂わせた悪役ぶり。脚本・演出も担当した穴吹一朗、異色の馬場巧が達者な演技で和ませる。
出演作が続く佐藤永典、歴ドルの小日向えりが単調な演技ながら華を添える。
本当の自分とは真逆の性格のキャラになってギャップに戸惑うという流れは、『リバヒス』でも既にあったし、もっと分り易い演出になっていた。歴史ifも提示しながら、時間的都合からか軽めのストーリーに終着。三国志キャラになったことで、そう簡単に自分自身が変われるのだろうか?
「三国志検定」が主催でもあるし、キャストを半分替えての続編もありそうだ。何たって衣装にも舞台装置にもお金をかける必要がないから、幾らでも作れそうだ。
 ̄
終演後は、全員がステージに揃ったところで、観客と三国志クイズ。
役のTシャツを身につけて、ひとりひとりが挨拶しながら問題を出す。合っていたら左手、間違っていたら右手を挙げる方式。
根本さんはいなかったので、全部で14問かな。正解して残った人達が最後にジャンケンをし10名を決定。賞品はランダムにTシャツかと思ったが、体験版ソフトなどだった。
特別監修で三国志学会の渡邊氏が登場、三国志検定の宣伝をした。ロビーで同人誌まで販売されていたが、三国志ファンは別にして、単に俳優お目当ての人は興味はなさそうだ。
同じセットを使って17日から『白虎隊ザ・アイドル』が上演。
明日は根本さんの相棒、誠治郎くんが出る『ガーネット・オペラ』。戦国時代へタイムスリップだ。
平日前楽とはいえ、中程から後ろの席がガッラガラ^^;。
しかも当日券のほうが前の席で観易いようだw。
これはチケット代やキャストの知名度にもよるんだろうか。
とある博士が開発した”三国志”Tシャツを着ると、ダメダメリーマンの男子、周りの上司や同僚などが、”三国志”のキャラになって三国志の歴史を体感していくという話。
”三国志”と”Tシャツ”をミックスさせて、現代っ子たちが「三国志」を振り返ってみようとするファンタジー・コメディー。
『リバースヒストリカ』は日本の戦国時代ものだが、中国の三国志となると少々とっつき難いハズ。
そのための低予算のTシャツでw、登場人物の名前がちゃんと書かれてあるのが愉快で分り易い。後方席だと”字”が見え難いが、束になった”兵士”がどんどんTシャツを脱ぎ捨てるサマもとっても可笑しい。
舞台で戦いの場面をやろうとすると予算的時間的人数的にも大変だが、そこはコメディー。ジャンケンやら腕相撲をさせて凌いでいくw。だがいつまでも誤魔化しはきかなくなり、後半は槍や剣の殺陣も出てきてキャストも動くことになる。
今回は三国志といっても、魏蜀呉ができる前の黄巾の乱の頃。メインキャラは呂布と董卓、董卓陣営と反董卓同盟との戦いが見どころだ。
よく知らない人のためにも、日替わりで語り部がストーリーを補足。本日の担当は、初日と千秋楽を一日で迎える男前な根本正勝さん! 実は語り部の存在も公表されない前に公演回のチケットを取っていたので、ラッキーな偶然だった(^o^)。来月はライブがあるし、毎月ごとに根本さんと会っている計算、今年はこれで5回目だv。
根本さんは黄土色の品の良い衣装で、ステージ右左中央と位置を変えて何度も登場。ナレーションとしての根本さんは新鮮だが、甘く柔らかい声で世界観を凛々しく紡いでいく。台本に目を向けているが、たまに顔をあげて語る雰囲気が頼もしい。
他の語り部さんも同じだろうが、実は最後に衣装を脱いで、着ていたTシャツを見せる場面がポイント。Tシャツに書かれたこのキャラは、まさに根本さんにピッタリv。根本さんがこれで出てくれるなら、続編も観たいと思ってしまったw。
ゴーオンレッドで人気を博した古原靖久は、草食系男子の凛太郎から、肉食系男子の呂布へと変化。凛太郎が口ごもりオドオドする姿は少々ワザとらしく、呂布としてのびのび逞しく活躍するほうが似合ってる。主役らしく一番よく動き叫ぶので、運動量はたっぷり、汗もかなりかきそうだ。
先輩の凛太郎とロマンスを奏でるのが、杉ありさ。ダンスはなかなか色気があるしキュート。ただ、凛太郎&呂布との会話シーンはくど過ぎて、何度も眠気が出てきた。
佐野大樹(*pnish*)は現代役も三国志の役も対外的なクールキャラなので、どこか俯瞰的で思ったよりも出番は少ない。張角は髪で隠してたが、声や動作でバレバレw。呂布と戦う兵士役のほうが、生き生き動き回って持ち味が出ていたかも。
小澤亮太が、豪傑の関羽、頭脳派の李儒、更に現代の役としっかり演じ分けて面白かった。場つなぎで、李儒のTシャツを着た古原くんもカワイイ。
HIROMUの現代役がよく分らなかったが、赤兎馬のダンスがめちゃ格好良く、踊る馬で楽しませてくれた。呂布の戦闘でも忠実な盛り上げ役。
迫田圭司の董卓は、かなりのテンションで情けなさ感も漂わせた悪役ぶり。脚本・演出も担当した穴吹一朗、異色の馬場巧が達者な演技で和ませる。
出演作が続く佐藤永典、歴ドルの小日向えりが単調な演技ながら華を添える。
本当の自分とは真逆の性格のキャラになってギャップに戸惑うという流れは、『リバヒス』でも既にあったし、もっと分り易い演出になっていた。歴史ifも提示しながら、時間的都合からか軽めのストーリーに終着。三国志キャラになったことで、そう簡単に自分自身が変われるのだろうか?
「三国志検定」が主催でもあるし、キャストを半分替えての続編もありそうだ。何たって衣装にも舞台装置にもお金をかける必要がないから、幾らでも作れそうだ。
 ̄
終演後は、全員がステージに揃ったところで、観客と三国志クイズ。
役のTシャツを身につけて、ひとりひとりが挨拶しながら問題を出す。合っていたら左手、間違っていたら右手を挙げる方式。
根本さんはいなかったので、全部で14問かな。正解して残った人達が最後にジャンケンをし10名を決定。賞品はランダムにTシャツかと思ったが、体験版ソフトなどだった。
特別監修で三国志学会の渡邊氏が登場、三国志検定の宣伝をした。ロビーで同人誌まで販売されていたが、三国志ファンは別にして、単に俳優お目当ての人は興味はなさそうだ。
同じセットを使って17日から『白虎隊ザ・アイドル』が上演。
明日は根本さんの相棒、誠治郎くんが出る『ガーネット・オペラ』。戦国時代へタイムスリップだ。
D-BOYS ハイタッチ会
2010年3月14日 イベント写真集発売記念『D-BOYSハイタッチ会』へ参加してきた。
出演メンバーはDボの17人。ぶっちゃけテニミュ公演中の二人以外全員という豪華さ。
ハイタッチ前に写真集を渡されるので左手はふさがり、右手を挙げてという制約。しかも後ろのスタッフからは、強く叩かないで下さいという注意までw。
握手じゃなくハイタッチというのがミソ。写真集にサインとかの特典はなし。
当然、参加者ひとり辺りに与えられる時間は一瞬で、誰が誰やら状態^^;。
スペース最初にいる人が、誰だか一瞬分らなかったが^^;、山田くんだった。近くだとデカい。その後、足立くん、三上くんと続いてたので、たぶん公式に記されたメンバーの後ろ順で並んでいたのだろう。
碓井くんに「卒業おめでとうございます」と言ったら、にっこり返礼してくれた。デカイ昌也はいつも笑顔満面で応えてくれる。写真集のタイトルが『DARLING(ダーリン)』なので、ブログと同じようにズッキーに「ありがとだっちゃ」をやっと言えたら、大いに反応してくれたw。和田っちはもちろんアフロじゃない。ちゃんなかに「ドラマ楽しみにしてます」と上手くアピールできず^^;。でも最後の雄弥には「舞台観に行きます」と言えて、笑顔と返礼を貰って、半握手状態のままで見送ってくれたv。
全て終了。あっという間だったなぁ(^_^;)。
写真集を開けると、先ずは雄弥のメッセージから。
ひとりひとりのラブレターのページもあったが、19人で字が一番キレイなのは牧田くんかな。全員のサインもあるし、山野のクリアファイルと照合できそうw。
出演メンバーはDボの17人。ぶっちゃけテニミュ公演中の二人以外全員という豪華さ。
ハイタッチ前に写真集を渡されるので左手はふさがり、右手を挙げてという制約。しかも後ろのスタッフからは、強く叩かないで下さいという注意までw。
握手じゃなくハイタッチというのがミソ。写真集にサインとかの特典はなし。
当然、参加者ひとり辺りに与えられる時間は一瞬で、誰が誰やら状態^^;。
スペース最初にいる人が、誰だか一瞬分らなかったが^^;、山田くんだった。近くだとデカい。その後、足立くん、三上くんと続いてたので、たぶん公式に記されたメンバーの後ろ順で並んでいたのだろう。
碓井くんに「卒業おめでとうございます」と言ったら、にっこり返礼してくれた。デカイ昌也はいつも笑顔満面で応えてくれる。写真集のタイトルが『DARLING(ダーリン)』なので、ブログと同じようにズッキーに「ありがとだっちゃ」をやっと言えたら、大いに反応してくれたw。和田っちはもちろんアフロじゃない。ちゃんなかに「ドラマ楽しみにしてます」と上手くアピールできず^^;。でも最後の雄弥には「舞台観に行きます」と言えて、笑顔と返礼を貰って、半握手状態のままで見送ってくれたv。
全て終了。あっという間だったなぁ(^_^;)。
写真集を開けると、先ずは雄弥のメッセージから。
ひとりひとりのラブレターのページもあったが、19人で字が一番キレイなのは牧田くんかな。全員のサインもあるし、山野のクリアファイルと照合できそうw。
小杉十郎太 アコースティックライブ
2010年3月13日 イベント『小杉十郎太 アコースティックライブ』へ行ってきた。
今日も、じゅっちゃんと呼ばせてv。
昨年夏の『J’s Music Action』以来、約半年ぶりのライブ。
今回はBRUSH&PICKSの岩田浩史が、アコースティック編成で心強いサポート役。
ギターを抱えたじゅっちゃんは、花葉プリントの白地シャツとジーンズで登場。襟にワイヤーが入って立ち易い。
ライブのために作ったという「一輪の花♪」や「ミッドナイト・トリップ♪」など新曲を色々と披露。「ダンサー」の作詞家がじゅっちゃんをイメージして作った詩に、メロディーを付けたという「声をきかせて♪」も深味があってステキだった。
昨年11月の井上和彦さんとのトークライブで歌った、和彦さんのために即興的に作ったという「この街から♪」を再び披露。その時の和彦さんの「作ってきちゃったもん!」の声マネがとっても似ていたw。
もちろん先週あった『戦国武将祭』の話題もあり。予想通りGACKTさんに言及し、「スゴイわ」「濃い」「濃すぎる」と、自分の名前にかけて感想w。さすがにこの場で武将祭の歌は唄わなかったが、その時の裏話をしてくれた。実際はGACKTが唄ったステージの2段下の階段で歌ったとか、巨大な空間に向かって歌う感じだとか、歌詞のプロンクターもあったとかw。もの凄い音量だったのに、声優にはイヤモニ(イヤーモニター)がなくて、プロンクターの赤で歌い出しが分ったとw。そして「プロレスラー、デカイよね!」に私も頷く。「いい経験をさせて頂きました」と満足そうなじゅっちゃん。
じゅっちゃんと岩田さんとの即興トーク。3月というと確定申告。4月は新学期。「十郎太」という名前が珍しすぎて、小学生の頃は自己紹介で何かと恥ずかしかったという。そのうち「十郎太」という名前の人を集めましょうか、と岩田さん。「会ってみたい!」とじゅっちゃん。
ちなみに物販のフォトには、じゅっちゃんの赤ちゃんの時の写真に「十郎太」のサインがあった。首も腰も座ってるから5~6ヵ月の頃かな?
ライブのサブタイトルは【春だ!花見だ!桜祭りライブ!!】なので、100均の桜と共に桜メドレー。「春一番♪」のフリで腰をクネっとひねったり、桜の枝を両手でもって踊ったりと、じゅっちゃんが楽しく紡ぐ春の歌が登場。「春よ来い♪」もカワイイが、子どもの卒業式の思い出曲「さくら」に胸が熱くなる。その中で「ダントツに上手い」と岩田さんの太鼓判で、じゅっちゃん自身も一番好きなのが「夜桜お七♪」。これからはそっちの路線も考えていくそうでw、「銭形平次」のサワリまで歌うノリノリじゅっちゃんv。懐かしの昭和路線は大歓迎なので、いっそじゅっちゃんも浴衣とか和装も見せていただきたい。
「honesty♪」など馴染みの曲をここでしか聴けないアレンジで披露。元気の出るメッセージでお礼を述べた後、アンコール曲「街の歌♪」で拍手いっぱいに終了した。
約2時間、派手さはなかったが、落ち着いた雰囲気で今回も楽しめた。
ライブを続けているじゅっちゃんは、音域が前よりも広がったのか高いキーが随分出て、ヴァリエーションも広がったように思う。
「ありがとv」と腰をひねったり、トチリを苦笑したりネタにしたりと、愉快で可愛いじゅっちゃんの素がどんどん見えてきたのも嬉しい。
今日は8時半にバナナ2本を食べたっきりでお腹が空いたと話していたが、栄養のあるものをきちんと召し上がって、ご自愛して頂きたいと願う。
今日も、じゅっちゃんと呼ばせてv。
昨年夏の『J’s Music Action』以来、約半年ぶりのライブ。
今回はBRUSH&PICKSの岩田浩史が、アコースティック編成で心強いサポート役。
ギターを抱えたじゅっちゃんは、花葉プリントの白地シャツとジーンズで登場。襟にワイヤーが入って立ち易い。
ライブのために作ったという「一輪の花♪」や「ミッドナイト・トリップ♪」など新曲を色々と披露。「ダンサー」の作詞家がじゅっちゃんをイメージして作った詩に、メロディーを付けたという「声をきかせて♪」も深味があってステキだった。
昨年11月の井上和彦さんとのトークライブで歌った、和彦さんのために即興的に作ったという「この街から♪」を再び披露。その時の和彦さんの「作ってきちゃったもん!」の声マネがとっても似ていたw。
もちろん先週あった『戦国武将祭』の話題もあり。予想通りGACKTさんに言及し、「スゴイわ」「濃い」「濃すぎる」と、自分の名前にかけて感想w。さすがにこの場で武将祭の歌は唄わなかったが、その時の裏話をしてくれた。実際はGACKTが唄ったステージの2段下の階段で歌ったとか、巨大な空間に向かって歌う感じだとか、歌詞のプロンクターもあったとかw。もの凄い音量だったのに、声優にはイヤモニ(イヤーモニター)がなくて、プロンクターの赤で歌い出しが分ったとw。そして「プロレスラー、デカイよね!」に私も頷く。「いい経験をさせて頂きました」と満足そうなじゅっちゃん。
じゅっちゃんと岩田さんとの即興トーク。3月というと確定申告。4月は新学期。「十郎太」という名前が珍しすぎて、小学生の頃は自己紹介で何かと恥ずかしかったという。そのうち「十郎太」という名前の人を集めましょうか、と岩田さん。「会ってみたい!」とじゅっちゃん。
ちなみに物販のフォトには、じゅっちゃんの赤ちゃんの時の写真に「十郎太」のサインがあった。首も腰も座ってるから5~6ヵ月の頃かな?
ライブのサブタイトルは【春だ!花見だ!桜祭りライブ!!】なので、100均の桜と共に桜メドレー。「春一番♪」のフリで腰をクネっとひねったり、桜の枝を両手でもって踊ったりと、じゅっちゃんが楽しく紡ぐ春の歌が登場。「春よ来い♪」もカワイイが、子どもの卒業式の思い出曲「さくら」に胸が熱くなる。その中で「ダントツに上手い」と岩田さんの太鼓判で、じゅっちゃん自身も一番好きなのが「夜桜お七♪」。これからはそっちの路線も考えていくそうでw、「銭形平次」のサワリまで歌うノリノリじゅっちゃんv。懐かしの昭和路線は大歓迎なので、いっそじゅっちゃんも浴衣とか和装も見せていただきたい。
「honesty♪」など馴染みの曲をここでしか聴けないアレンジで披露。元気の出るメッセージでお礼を述べた後、アンコール曲「街の歌♪」で拍手いっぱいに終了した。
約2時間、派手さはなかったが、落ち着いた雰囲気で今回も楽しめた。
ライブを続けているじゅっちゃんは、音域が前よりも広がったのか高いキーが随分出て、ヴァリエーションも広がったように思う。
「ありがとv」と腰をひねったり、トチリを苦笑したりネタにしたりと、愉快で可愛いじゅっちゃんの素がどんどん見えてきたのも嬉しい。
今日は8時半にバナナ2本を食べたっきりでお腹が空いたと話していたが、栄養のあるものをきちんと召し上がって、ご自愛して頂きたいと願う。
ミュージカル『テニスの王子様 The Final Match 立海 Second feat.ライバルズ』東京凱旋公演の2回目を観てきた。
アリーナじゃなく2階席だが、前に人がいなく死角がないので、超観易いこと。
今回は今まで観れなかったキャストが出るので、楽しみと共に、私にとってはホントにラストランとなる。
注目どころはライバルズ。阿久津@寿里は、重心低目の構えで地にはいつくばるような動きがしなやかでサマになってる。伊武@太田深司は、ボヤケっぷりも滑らか、今日は”イブ”の日とかで堀尾との掛け合いが愉快、”テツ”がツボだったのかw。不二裕太@KENNはもう「イイ感じ!」、FGKSのラストで階段3段飛びでステージに上がる姿が超カッコイーv。裕太と田仁志がしょっちゅう仲良く小芝居してるのが微笑ましい。
何といっても氷帝の久保田悠来@跡部と細貝圭@日吉に注目。二人が並ぶと、これが『戦国BASARA』の伊達政宗と新・真田幸村になるのか~とつい想像しちゃう。今日の跡部はどうもガキっぽく見えて、On My Wayラストでも隣の日吉とはしゃぎっぱなしw。舞台が始まる前からイチャつかれてもねw。
四天宝寺Bは、Aと比べて何か品があるというか、ナニワっぽくないんだよねw。
越前南次郎@上島雪夫を観るのも久しぶりだが、ちょっとエロイし動きもクネクネしてるかな。リョーマとの絡みでは、親子愛みたいなものは出ていた。
立海の歌は、声がよく出る赤也@大河元気と仁王@中河内雅貴がリード。柳生@馬場徹といい、オリジナルメンバーが出ると安心してしまう。
今日の真田は力強く雄々しくて、兼崎健太郎の張りのある声が響き渡った。幸村も歌唱力に磨きがかかっており、増田俊樹のラケットを振る動きがとても綺麗でしなやかで見惚れた。
青学の歌は、乾@新井裕介、桃城@延山信弘、そして河村@張乙紘の声がよく出ていて、めざましい成長を見せている。
堀尾、カチロー、カツオは、南次郎との掛け合いもあり、結構目立ちながら盛り上げていた。
リョーマはボリュームある歌の数々をこなして際立つが、今日は後半で少々声が掠れてきたかな。高橋龍輝は午前中は”春どこ”のダンスレッスンがあったそうで、その強靭なタフぶりは凄いとしか言いようがない。
卒業式の学生服が一番似合っているのは、やはり不二周助だろうか。橋本汰斗も先日高校を卒業したばかり、さぞ思いが重なっているだろう。
暗闇の中でリョーマがもがき苦しみ辺りから、光が差す中で「楽しい!」を見い出すシーンなどで、私の隣や後ろから、僅かにすすり泣くような声が聞こえてきた。
死の渕から蘇ったからこそ、「生きるか死ぬか」に執着する幸村のテニス。対して、リョーマのテニスは「楽しむか否か」。楽しむからこそ、どんなに辛く苦しくとも、極みまでいける。演じる龍輝もきっと、”舞台”を”芝居”を心から楽しんでいるのだろう。リョーマと一体となることで、ハードな舞台をこなし続けることができるのだ。
たくさんの拍手や手拍子が巻き起こり、とりわけ会場も盛り上がった。千秋楽に近づく度に加速していくのだろう。
幕が下りる時に、柳が正座してお辞儀してたり、裕太が直立で丁寧にお辞儀をしていたのが印象的。リョーマは飛び上がってテンション高し。
大千秋楽の後に待つのはお楽しみドリライ7。横浜は遠いな。
初代青学が出るのも楽しみだ。いっそ芸劇大ホールとかでやって欲しかったかも。
アリーナじゃなく2階席だが、前に人がいなく死角がないので、超観易いこと。
今回は今まで観れなかったキャストが出るので、楽しみと共に、私にとってはホントにラストランとなる。
注目どころはライバルズ。阿久津@寿里は、重心低目の構えで地にはいつくばるような動きがしなやかでサマになってる。伊武@太田深司は、ボヤケっぷりも滑らか、今日は”イブ”の日とかで堀尾との掛け合いが愉快、”テツ”がツボだったのかw。不二裕太@KENNはもう「イイ感じ!」、FGKSのラストで階段3段飛びでステージに上がる姿が超カッコイーv。裕太と田仁志がしょっちゅう仲良く小芝居してるのが微笑ましい。
何といっても氷帝の久保田悠来@跡部と細貝圭@日吉に注目。二人が並ぶと、これが『戦国BASARA』の伊達政宗と新・真田幸村になるのか~とつい想像しちゃう。今日の跡部はどうもガキっぽく見えて、On My Wayラストでも隣の日吉とはしゃぎっぱなしw。舞台が始まる前からイチャつかれてもねw。
四天宝寺Bは、Aと比べて何か品があるというか、ナニワっぽくないんだよねw。
越前南次郎@上島雪夫を観るのも久しぶりだが、ちょっとエロイし動きもクネクネしてるかな。リョーマとの絡みでは、親子愛みたいなものは出ていた。
立海の歌は、声がよく出る赤也@大河元気と仁王@中河内雅貴がリード。柳生@馬場徹といい、オリジナルメンバーが出ると安心してしまう。
今日の真田は力強く雄々しくて、兼崎健太郎の張りのある声が響き渡った。幸村も歌唱力に磨きがかかっており、増田俊樹のラケットを振る動きがとても綺麗でしなやかで見惚れた。
青学の歌は、乾@新井裕介、桃城@延山信弘、そして河村@張乙紘の声がよく出ていて、めざましい成長を見せている。
堀尾、カチロー、カツオは、南次郎との掛け合いもあり、結構目立ちながら盛り上げていた。
リョーマはボリュームある歌の数々をこなして際立つが、今日は後半で少々声が掠れてきたかな。高橋龍輝は午前中は”春どこ”のダンスレッスンがあったそうで、その強靭なタフぶりは凄いとしか言いようがない。
卒業式の学生服が一番似合っているのは、やはり不二周助だろうか。橋本汰斗も先日高校を卒業したばかり、さぞ思いが重なっているだろう。
暗闇の中でリョーマがもがき苦しみ辺りから、光が差す中で「楽しい!」を見い出すシーンなどで、私の隣や後ろから、僅かにすすり泣くような声が聞こえてきた。
死の渕から蘇ったからこそ、「生きるか死ぬか」に執着する幸村のテニス。対して、リョーマのテニスは「楽しむか否か」。楽しむからこそ、どんなに辛く苦しくとも、極みまでいける。演じる龍輝もきっと、”舞台”を”芝居”を心から楽しんでいるのだろう。リョーマと一体となることで、ハードな舞台をこなし続けることができるのだ。
たくさんの拍手や手拍子が巻き起こり、とりわけ会場も盛り上がった。千秋楽に近づく度に加速していくのだろう。
幕が下りる時に、柳が正座してお辞儀してたり、裕太が直立で丁寧にお辞儀をしていたのが印象的。リョーマは飛び上がってテンション高し。
大千秋楽の後に待つのはお楽しみドリライ7。横浜は遠いな。
初代青学が出るのも楽しみだ。いっそ芸劇大ホールとかでやって欲しかったかも。
Studio Life トーマの心臓 Bチーム
2010年3月11日 舞台演劇Studio Life公演『トーマの心臓』Blauチームを観てきた。
今回の連鎖公演では3回目の観劇となる。
初日と違って今日は前方席、しかも前にたまたま人がいなくてかなり観易い。字幕の文字は薄いが読めたw。
Blauチームは新しいユリスモールとオスカー。
青木隆敏のユーリは、思ったよりも黒髪がマッチし、姿勢も綺麗で似合っている。淡々とした声や低い声や叫び声など使い分けているが、たまに観ているこちらの思惑とは違う声音が飛び出し面くらいそうにもなる^^;。ユーリは前半より後半にかけて激しくなるが、青木くんお得意の危うい演技と溶け合って、感情がほとばしるようなユーリ像を練り上げていた。
岩崎大のオスカーは、予想通りに格好良く動作も機敏で、明るく活発で逞しいこと。オスカーのもつ大らかさや包容力は少なめか。オスカーがユーリにミラー校長のことを話すシーンや、ユーリに苛立つシーンなど、後半は繊細で柔らかなオスカー像が浮かんだ。
今回、大くんのオスカーを見て気づかされたが、オスカーは、自分の気持を決して他人に押し付けない、相手が自分を必要とするのをひたすら待ち続ける、ある意味、脆さも抱えた辛抱強く忍耐強い男だったということ。オスカーは割と日本的で、少々女性的な面を持っていたのかもしれない。オスカーは案外、原作者の萩尾望都氏御自身に一番近いキャラだったのだろう。
青木くんも大くんも、台詞もメリハリも効いて聴き取り易いが、時たま語尾が不明瞭になるのが残念。動作もややぎこちなさ感があるが、これはキャラクターと時間を重ねると共に解消されそうだ。
松本慎也のエーリクはホントに申し分なく、新しいユーリやオスカーと程よく距離感を保って引き立ててくれる。
ただ、フェンシングシーンでは両者共にやや動きが硬く、オスカーに本を取り上げられる場面もスムーズさが足りない。やはり経験値の差が出てくるのか。
気になったのが、ユーリとエーリクの間では関係性が見えてくるのに、ユーリとオスカーの間がどこかよそよそしく、5年間の重みや信頼があまり感じられないこと、。これは青木くんのアプローチの仕方に問題があるのだろうか。青木くんが大くんを苦手としているとか?w
シャール役の山本芳樹が、ユーリのモノマネをしたりユーリの名を連呼したりと、自分が演じるユーリを茶化すように、ねちっこく楽しく演じてて可笑しい。
サイフリートの高根研一は似合うが、グラサンを外すとやや淡白系。『訪問者』のグスタフといい、”悪い種”ばかり演じられて貴重だw。
リーベの緒方和也はリーダー的に溌剌、曽世海司のシェリーもまずまず。
両チームとも、関戸博一のレドヴィ、牧島進一のバッカスが印象的。
特筆すべきは山崎康一のシュヴァルツで、深くて濃くのある演技にますます磨きがかかり、松本エーリクの愛らしさも伴って、いつも二人のシーンには泣かされる(;_;)。
『訪問者』と繋がるエピソードで、エーリクの小犬のことでシュミットのことを考えたオスカーの心情のことが記されていたが、もうひとつ気づいたのがシュヴァルツとミュラー校長が語り合うシーン。エーリクと血の繋がりがない義父のシュヴァルツが「私の息子だ」と誇らしげに語ったところで、ミュラーはおそらく、オスカーを置いて行ったグスタフのことを考えたに違いないだろうと。その時のミュラーの心の揺らぎを、船戸慎士は確かに表現していたと思う。
最後のラインナップ。片足で立ちっぱの山崎さんを、常に隣で気遣う松本くんの姿が微笑ましい。
ユーリを真ん中に左にオスカー、右にエーリク。スタジオライフのこの作品では、やはりユーリが主人公なのだ。
来週は『訪問者』の二回目。しかし「to be continued」(なぜ英語?^^;)と書かれてあるからには、その後でまた『トーマの心臓』を観たくなるではないか。
 ̄
終演後のトークショーは【3月うさぎのお茶会】。吉田くんたちが準備にあれこれw。
出演者は、松本慎也+吉田隆太&緒方和也&石井昭裕&神野明人&冨士亮太の5人組、植田圭輔、牧島進一&平居正行&原田洋二郎のヨハネ館3人組。
司会進行は、松本くんと吉田くんの『COOKING BOYS』コンビw。パンフにも載ってたシュロッターベッツの見取り図をスクリーンに映し、場所を指しながら物語を振り返り、各キャストがコメントを述べていくという趣向。
司会二人がポインターを持つが、いちいち引き伸ばして貰う吉田くんとか、図の高い位置にある場所に手が届かなくて背伸びやジャンプする松本くんとか、可愛すぎるっ(^.^)。
エーリク登場とチビオスカー入校した通用門。「梨の花~」でヘラに戻りそうな吉田くんw。
5人組とエーリクが出会う中庭。リーベ緒方は「リーダー的でとても気持ちがイイ!」
エーリクが校長先生と出会う本校舎。
オスカーに連れて来られる食堂。
シモン館。ヘルベルト冨士は「メガネ芸に磨きをかける」
校庭。伝説の台詞「アデュウ」でときめかすバッカス牧島は「役が色々変わって理解が深まった」「オスカーってカワイイ奴じゃん!」
アンテ植田は「アンテ役を吉田くんから取り上げたのはさておいて」「純粋な部分を演じようと模索中」とか。吉田くんが「ホントに十代のようでキラキラして」と嫉妬交じり?w
エーリクが謝りにいく図書館。この舞台の物語の始まり。
ヤコブ館。クローネ平居が「お茶会メンバーで自主稽古して楽しかった」。ヘニング原田は「マツシンのビンタはとても丁寧で痛くない」「実は内出血!?」「やってて幸福な時間」。
『トーマの心臓』で好きなシーンは?の質問で、「外出するシーン」と揃って答えた二人から。
イグー神野は「今回5人組はみんな初めて」「吉田くんが鍋を作ってくれた」が、みんなチャリで帰って稽古場に一人残されたと言う吉田くん。アル石井くんは「情報屋を表現」w。
まだ一幕の途中だったが、カランカランと鐘が鳴り「午後の授業が始まるので」と終了。夜の授業だけどねw。
バッカスのコーヒー豆はどこから挽いてくるのか?という疑問は残されたがw、何だかんだと30分近くのトーク。キャストも認識できたし楽しかった(^o^)。
トーク後のロビーはメイン役者まで物販に駆り出されて賑わい。大くんお目当てに校章カップまで買っちゃった。
今回の連鎖公演では3回目の観劇となる。
初日と違って今日は前方席、しかも前にたまたま人がいなくてかなり観易い。字幕の文字は薄いが読めたw。
Blauチームは新しいユリスモールとオスカー。
青木隆敏のユーリは、思ったよりも黒髪がマッチし、姿勢も綺麗で似合っている。淡々とした声や低い声や叫び声など使い分けているが、たまに観ているこちらの思惑とは違う声音が飛び出し面くらいそうにもなる^^;。ユーリは前半より後半にかけて激しくなるが、青木くんお得意の危うい演技と溶け合って、感情がほとばしるようなユーリ像を練り上げていた。
岩崎大のオスカーは、予想通りに格好良く動作も機敏で、明るく活発で逞しいこと。オスカーのもつ大らかさや包容力は少なめか。オスカーがユーリにミラー校長のことを話すシーンや、ユーリに苛立つシーンなど、後半は繊細で柔らかなオスカー像が浮かんだ。
今回、大くんのオスカーを見て気づかされたが、オスカーは、自分の気持を決して他人に押し付けない、相手が自分を必要とするのをひたすら待ち続ける、ある意味、脆さも抱えた辛抱強く忍耐強い男だったということ。オスカーは割と日本的で、少々女性的な面を持っていたのかもしれない。オスカーは案外、原作者の萩尾望都氏御自身に一番近いキャラだったのだろう。
青木くんも大くんも、台詞もメリハリも効いて聴き取り易いが、時たま語尾が不明瞭になるのが残念。動作もややぎこちなさ感があるが、これはキャラクターと時間を重ねると共に解消されそうだ。
松本慎也のエーリクはホントに申し分なく、新しいユーリやオスカーと程よく距離感を保って引き立ててくれる。
ただ、フェンシングシーンでは両者共にやや動きが硬く、オスカーに本を取り上げられる場面もスムーズさが足りない。やはり経験値の差が出てくるのか。
気になったのが、ユーリとエーリクの間では関係性が見えてくるのに、ユーリとオスカーの間がどこかよそよそしく、5年間の重みや信頼があまり感じられないこと、。これは青木くんのアプローチの仕方に問題があるのだろうか。青木くんが大くんを苦手としているとか?w
シャール役の山本芳樹が、ユーリのモノマネをしたりユーリの名を連呼したりと、自分が演じるユーリを茶化すように、ねちっこく楽しく演じてて可笑しい。
サイフリートの高根研一は似合うが、グラサンを外すとやや淡白系。『訪問者』のグスタフといい、”悪い種”ばかり演じられて貴重だw。
リーベの緒方和也はリーダー的に溌剌、曽世海司のシェリーもまずまず。
両チームとも、関戸博一のレドヴィ、牧島進一のバッカスが印象的。
特筆すべきは山崎康一のシュヴァルツで、深くて濃くのある演技にますます磨きがかかり、松本エーリクの愛らしさも伴って、いつも二人のシーンには泣かされる(;_;)。
『訪問者』と繋がるエピソードで、エーリクの小犬のことでシュミットのことを考えたオスカーの心情のことが記されていたが、もうひとつ気づいたのがシュヴァルツとミュラー校長が語り合うシーン。エーリクと血の繋がりがない義父のシュヴァルツが「私の息子だ」と誇らしげに語ったところで、ミュラーはおそらく、オスカーを置いて行ったグスタフのことを考えたに違いないだろうと。その時のミュラーの心の揺らぎを、船戸慎士は確かに表現していたと思う。
最後のラインナップ。片足で立ちっぱの山崎さんを、常に隣で気遣う松本くんの姿が微笑ましい。
ユーリを真ん中に左にオスカー、右にエーリク。スタジオライフのこの作品では、やはりユーリが主人公なのだ。
来週は『訪問者』の二回目。しかし「to be continued」(なぜ英語?^^;)と書かれてあるからには、その後でまた『トーマの心臓』を観たくなるではないか。
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終演後のトークショーは【3月うさぎのお茶会】。吉田くんたちが準備にあれこれw。
出演者は、松本慎也+吉田隆太&緒方和也&石井昭裕&神野明人&冨士亮太の5人組、植田圭輔、牧島進一&平居正行&原田洋二郎のヨハネ館3人組。
司会進行は、松本くんと吉田くんの『COOKING BOYS』コンビw。パンフにも載ってたシュロッターベッツの見取り図をスクリーンに映し、場所を指しながら物語を振り返り、各キャストがコメントを述べていくという趣向。
司会二人がポインターを持つが、いちいち引き伸ばして貰う吉田くんとか、図の高い位置にある場所に手が届かなくて背伸びやジャンプする松本くんとか、可愛すぎるっ(^.^)。
エーリク登場とチビオスカー入校した通用門。「梨の花~」でヘラに戻りそうな吉田くんw。
5人組とエーリクが出会う中庭。リーベ緒方は「リーダー的でとても気持ちがイイ!」
エーリクが校長先生と出会う本校舎。
オスカーに連れて来られる食堂。
シモン館。ヘルベルト冨士は「メガネ芸に磨きをかける」
校庭。伝説の台詞「アデュウ」でときめかすバッカス牧島は「役が色々変わって理解が深まった」「オスカーってカワイイ奴じゃん!」
アンテ植田は「アンテ役を吉田くんから取り上げたのはさておいて」「純粋な部分を演じようと模索中」とか。吉田くんが「ホントに十代のようでキラキラして」と嫉妬交じり?w
エーリクが謝りにいく図書館。この舞台の物語の始まり。
ヤコブ館。クローネ平居が「お茶会メンバーで自主稽古して楽しかった」。ヘニング原田は「マツシンのビンタはとても丁寧で痛くない」「実は内出血!?」「やってて幸福な時間」。
『トーマの心臓』で好きなシーンは?の質問で、「外出するシーン」と揃って答えた二人から。
イグー神野は「今回5人組はみんな初めて」「吉田くんが鍋を作ってくれた」が、みんなチャリで帰って稽古場に一人残されたと言う吉田くん。アル石井くんは「情報屋を表現」w。
まだ一幕の途中だったが、カランカランと鐘が鳴り「午後の授業が始まるので」と終了。夜の授業だけどねw。
バッカスのコーヒー豆はどこから挽いてくるのか?という疑問は残されたがw、何だかんだと30分近くのトーク。キャストも認識できたし楽しかった(^o^)。
トーク後のロビーはメイン役者まで物販に駆り出されて賑わい。大くんお目当てに校章カップまで買っちゃった。
『イヴの時間 劇場版』を観てきた。
新宿では1週間限定のようだが、池袋では続行。リニューアル後の店内にサイン入りポスターが。
吉浦康裕の原作・脚本・監督最新作。
ネット上で公開されていた各話15分の全6話を、新作シーンを加えて再編集したファースト・シーズン完全版。
私はもちろん初見で新作アニメ映画として鑑賞。
「未来、たぶん日本。ロボットが実用化されて久しく、アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。」というのが導入部。
”当店内では…人間とロボットの区別をしません”というルールを掲げる喫茶店【イヴの時間】を舞台に、そこに集う様々な人間やアンドロイド達と関わる中で、高校生のリクオや友人のマサキが少しずつ影響され変わっていく物語。
これは、人間とロボット(アンドロイド)との共存を目指した『鉄腕アトム』などの古今の名作の、更に先を見つめた作品なのだろうか。
学校や喫茶店を含むひとつの街を舞台にしているはいるが、おそろしく壮大で奥深いテーマを突きつけられているようで、観終わった後でも色々と考えさせられる話であった。
喫茶店【イヴの時間】では、アンドロイドの頭上のリングが表示されないため、店内では誰が人間で誰がアンドロイドなのか判別が難しい。其々の謎は徐々に解明されてはいくが、しがらみも障害もないその場所は、のびのびとした自由があるまさに”楽園”なのであろう。
店内のルールの更に上をいくのが、誰もが周知の【ロボット三原則】。この大原則に反しない限り、ロボットは嘘もつけるし隠し事だってできるということにあらためて気づかされた。ロボットにも感情と個性があるし、意思もあり心もあるのだ。
あなたは私をどう思ってるのだろう?何を考えているのだろう?傷つけたんだろうか? 相手がたとえ誰だろうと、思いやりは持っていたい。時間と共に積み重ねた思いは持ち続けていたい。人とロボットとが交錯する感情のうねりが、時に激しく時に優しく広がっていく世界観がいい。
結局は、人と人との関係と同じなのかもしれない。人とロボットの”絆”とは何だろうか?というメッセージが伝わってくるが、セカンドシーズンに向けて外の世界との摩擦や波紋に繋がる怖さも感じられた。
映画のようなカメラアングルの演出が面白い。アップが多いかと思えば、俯瞰的な位置からの映像もあり、緻密な背景や美術と共に、実写のようなリアル感を醸し出す。
キャラクターの絵には魅力を感じないが、声があたると、途端にテンポよく生き生きと動き出す。キャストの力量に重点を置いているのかもしれない。
記憶のフラッシュバックを多用しておりやや飽きるが、アニメの動きだけに頼らない、カットバックや間合いなどが効果的で、まるでドラマを観ているような雰囲気がある。
リクオ役の福山潤、マサキ役の野島健児は、魂の篭ったような丁寧な演技で好感。特にノジケンのラストの熱演には、不覚にも涙が出そうになるほどだった。
田中理恵の清楚なサミィ、佐藤利奈の気骨あるナギ、ゆかなの可憐なナギがぴったり。
チエ@沢城みゆきのガキボイスが、坂本千夏を彷彿とさせてたまらん。手塚治虫原作の『銀と赤のきおく』の舞台では、沢城さんはアンドロイドの役だったなと思い出された。
冒頭から杉田智和の声が流れて、どこぞの『ハルヒ』かと思ったw。
ベテラン勢では、石塚運昇、清川元夢の存在感ある声に注目。マサキの父親アツロウ役で野島昭生が出演、野島健児と親子共演の芝居と相成って、見えない緊張感が伝わったw。
”シオツキ”とか”時坂事件”とかまだ分らないキーワードが出てきたが、これはセカンドシーズンを見てから判明らしい。実をいうと、ナギもアンドロイドではと疑っていたw。
映画のような演出ではあったが、これを舞台で観てみたいとアニメを見ながら思った。ステージ真ん中に喫茶店のセットを置き、左右のスペースには光と音だけで他の場所を創造させ、中央上のスクリーンには文字を映し出すという配置。舞台上からピアノのナマ演奏が流れ、【EVLEND】まで匂ってきたらたまらんだろうなw。リアルな【イヴの時間】をみんなで共有し楽しめそうだ。素人がこんなことを思いつくぐらいだから、プロの方がアニメを見たらさぞ触発されることだろう。
新宿では1週間限定のようだが、池袋では続行。リニューアル後の店内にサイン入りポスターが。
吉浦康裕の原作・脚本・監督最新作。
ネット上で公開されていた各話15分の全6話を、新作シーンを加えて再編集したファースト・シーズン完全版。
私はもちろん初見で新作アニメ映画として鑑賞。
「未来、たぶん日本。ロボットが実用化されて久しく、アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。」というのが導入部。
”当店内では…人間とロボットの区別をしません”というルールを掲げる喫茶店【イヴの時間】を舞台に、そこに集う様々な人間やアンドロイド達と関わる中で、高校生のリクオや友人のマサキが少しずつ影響され変わっていく物語。
これは、人間とロボット(アンドロイド)との共存を目指した『鉄腕アトム』などの古今の名作の、更に先を見つめた作品なのだろうか。
学校や喫茶店を含むひとつの街を舞台にしているはいるが、おそろしく壮大で奥深いテーマを突きつけられているようで、観終わった後でも色々と考えさせられる話であった。
喫茶店【イヴの時間】では、アンドロイドの頭上のリングが表示されないため、店内では誰が人間で誰がアンドロイドなのか判別が難しい。其々の謎は徐々に解明されてはいくが、しがらみも障害もないその場所は、のびのびとした自由があるまさに”楽園”なのであろう。
店内のルールの更に上をいくのが、誰もが周知の【ロボット三原則】。この大原則に反しない限り、ロボットは嘘もつけるし隠し事だってできるということにあらためて気づかされた。ロボットにも感情と個性があるし、意思もあり心もあるのだ。
あなたは私をどう思ってるのだろう?何を考えているのだろう?傷つけたんだろうか? 相手がたとえ誰だろうと、思いやりは持っていたい。時間と共に積み重ねた思いは持ち続けていたい。人とロボットとが交錯する感情のうねりが、時に激しく時に優しく広がっていく世界観がいい。
結局は、人と人との関係と同じなのかもしれない。人とロボットの”絆”とは何だろうか?というメッセージが伝わってくるが、セカンドシーズンに向けて外の世界との摩擦や波紋に繋がる怖さも感じられた。
映画のようなカメラアングルの演出が面白い。アップが多いかと思えば、俯瞰的な位置からの映像もあり、緻密な背景や美術と共に、実写のようなリアル感を醸し出す。
キャラクターの絵には魅力を感じないが、声があたると、途端にテンポよく生き生きと動き出す。キャストの力量に重点を置いているのかもしれない。
記憶のフラッシュバックを多用しておりやや飽きるが、アニメの動きだけに頼らない、カットバックや間合いなどが効果的で、まるでドラマを観ているような雰囲気がある。
リクオ役の福山潤、マサキ役の野島健児は、魂の篭ったような丁寧な演技で好感。特にノジケンのラストの熱演には、不覚にも涙が出そうになるほどだった。
田中理恵の清楚なサミィ、佐藤利奈の気骨あるナギ、ゆかなの可憐なナギがぴったり。
チエ@沢城みゆきのガキボイスが、坂本千夏を彷彿とさせてたまらん。手塚治虫原作の『銀と赤のきおく』の舞台では、沢城さんはアンドロイドの役だったなと思い出された。
冒頭から杉田智和の声が流れて、どこぞの『ハルヒ』かと思ったw。
ベテラン勢では、石塚運昇、清川元夢の存在感ある声に注目。マサキの父親アツロウ役で野島昭生が出演、野島健児と親子共演の芝居と相成って、見えない緊張感が伝わったw。
”シオツキ”とか”時坂事件”とかまだ分らないキーワードが出てきたが、これはセカンドシーズンを見てから判明らしい。実をいうと、ナギもアンドロイドではと疑っていたw。
映画のような演出ではあったが、これを舞台で観てみたいとアニメを見ながら思った。ステージ真ん中に喫茶店のセットを置き、左右のスペースには光と音だけで他の場所を創造させ、中央上のスクリーンには文字を映し出すという配置。舞台上からピアノのナマ演奏が流れ、【EVLEND】まで匂ってきたらたまらんだろうなw。リアルな【イヴの時間】をみんなで共有し楽しめそうだ。素人がこんなことを思いつくぐらいだから、プロの方がアニメを見たらさぞ触発されることだろう。
『ガンダム天文入門』へ参加してきた。
【六本木天文クラブ】の春のセミナー付き観望会のひとつ。受講料はちと高めかな。
先月の押井守氏トークショーと同じ時間に現地到着したら、ちょっと早かったみたい^^;。
でもおかげで、ゲストお二人の会場入りを見ることができた(^o^)。福井氏はご家族と一緒だったのかな。富野氏の外套がクラシカルでよくお似合い。参加者待ち列に並んでいる間も、何度かお姿をお見かけしてニンマリ。
講師は天文学者の福江純氏。ゲストはアニメーション監督・原作者の富野由悠季と、小説家の福井晴敏氏。
福江氏は大のガンダムファン。福江氏と富野氏の間で熱いトークが繰り広げられると思われたのか、「今日はお二方の緩衝材となります」と福井氏。マスコミ撮影陣も少なくない。
講座内容は、ゲストと共に、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズを通した宇宙と世界観を、天文学の見地から検証するというもの。
左右のパネルで、CG映像や図を提示しながら、大まかに4つのブロックに分けてトークや質問回答を展開進行させる。
1. ソーラーシステム
”太陽と地球と月”について言及。月について富野氏から質問が出たが、『∀ガンダム』にも繋がるのか、富野氏からは「月の環境を意識しなければならない」「1Gの重力に慣らされている自分たちを再認識」と熱っぽい言葉が。しかしスペースコロニーに住めるかについては、この30年間で「懐疑的になった」「だってアニメだもん!」と、福井氏や我々ファンをガッカリさせるような言葉が飛び出して会場も苦笑(^o^)。
それでも「人が宇宙に出ることは意味がある」と富野氏。物事を外側から客観的に観察して認識する必要性があるという。でもご自分が宇宙に行くならという話になると別で、「僕、そんなのイヤですもん!」「静止衛星まで3500円だったら行きます」と消極的w。宇宙へ行きたいという福江氏とは対照的。「アストロノーツは健康で強靭です」と言い切る富野氏だが、某氏を「タフなおばさん」と言ってた時にチラっと私のほうを見てたような気がした(笑)。
2. ラグランジュ・ポイント
”太陽と地球系のラグランジュ点”について、ラグランジュの正三角形やラグランジュ点(計算例)。ルナ・ツー、ソロモン、ア・バオア・クー、サイド3(ジオン公国)。引力と慣性運動の中和点がラグランジュ。ゴミのたまり場やゆらぎがあると指摘する富野氏。宇宙的知識があったんですか?と尋ねられ、「そんなの勉強するわけないじゃん」と富野氏は「オニールの宇宙論もたまたま読んだだけ」と著作権のほうを心配したり安心したりw。
UC0079”一年戦争”ホワイトベース航路図が出ると「こんなの初めて見ました!」と富野氏w。宇宙と地球を行ったり来たりしたのは何故?という質問には、もっとリアルなオモチャ屋さんの事情があった^^;とはぐらかしたり。ガンダムの世界では月から地球まで3日で行けるが、「監督の思いつきで書いたことで俺たちがエライ目に合いました^^;」と福井氏も手厳しい(笑)。
番地(バンチ)とサイドの関係では、地球に寄り添う人が住むところと話す富野氏。各サイトの名前の由来で、”ブライト・ノア”の名前が出たが後は覚えてないと。各コロニーの名前の由来も、その時の僕の気分で使ったと。曰く「お話のでっちあげは気持ちイイが、今になると恥ずかしい時もある」(笑)。
3. スペースコロニー
スペースコロニー擬似地球環境(重量・生態系)VS.宇宙ステーション(無重力)。島3号タイプ(開放型)と島3号タイプ(密閉型)。サイド3やインダストリアル7は京都ぐらいの規模で、ラプラスは直径1キロの街ほどの規模。
人類がスペースコロニーを作れるかの疑問に、「作れません。存在しえません」と富野氏。地球という丸い球体の凄さや素晴らしさを再認識したからだという。地球という決定的に大事なものを知ったので、次はそういう話を作りたいなとチラと期待させる。すかさず福井氏が「感動すると共にガッカリした」とw。火星についても話題がのぼったが、スペースコロニーで人が住むなら、遠心力で1.1Gにしてやる!とまたムチャぶる富野氏w。それで地球に戻ってマッチョにさせるとノリノリ。
4. ダイノソー・ウィンター
地球寒冷化計画。コロニー落としについては、「絶対にできない。ムリです」「落ちるまでバラバラになる」とまたも否定する富野氏w。ブリティッシュ作戦についても「減速するのに失敗して別なところに落ちちゃった」と。
検証!ブリティッシュ作戦では、実際に計算してシュミレーター。結果、9.45日はかかり「6日で落せない」ことが発覚w。「こんなに落としてる」とコロニー落としの歴史を福江氏から突き出されると、「僕は落としてません!」と言う富野氏に「全部あなたですよ!」と福井氏。三人のやり取りが可笑しいw。
恐竜絶滅の原因と小惑星墜落、生物種の大絶滅、チクシュルブ・クレーター、宇宙移住=人類種の保全。巨大隕石が落ちてくることは予め分るのでステーションは必要だという富野氏。だが巨大隕石は破壊せず軌道修正するだけでイイと言う。その為に衛星軌道より上に行く技術開発が必要だが、ロシアと中国とインドがやってくれるでしょうと。福江氏はこの150年の間に有り得るというが。
「どうしたって宇宙移民をやらせないつもり?」と福井氏が言うと、「海と山があって」「お姉さんがいてほしい」と笑う俗っぽい富野氏w。「宇宙人っているのかな?」と福井氏が尋ねると、すかさず「俺が宇宙人だもん!」と富野氏w。
天文学者にとって”億年”とはつい最近のことになる。富野氏が「我々が生きてるのはほんの一瞬なんだから、お互い愛を育み合いましょう」と素敵なことを言うと、福井氏は「経済体制とか聞くと人類は息切れしてるのかと思うけど、人類はまだまだヒヨっ子なんだなと」。
天文学的にみるとタイムトリップは可能か?という話題では、富野氏は本から引き出した139万キロに驚いたと引き合いに出し、地球の自転は時速1660キロメートルと音速を超えてるという論理で、「タイムマシンはやっぱりないんだな」という結論に^^;。
可能性の未来へ向けてで『機動戦士ガンダムUC』への質問が予めあったが、時間の都合で福井氏の回答ははぐらかされる。ニュータイプとローレライについても、3つ子の魂百までと「この人の作ったのを小学生で見ちゃったのが出ちゃった」とw。
質問コーナーでは、ものの質や重力について言及されるも、有機体の持っている能力や存在価値と富野氏が難解な答えをするので、福井氏が「要約すると、アクシズやルナ2は地球に影響してるだろう。でもたいしたことない」と抜群のフォローw。
最後に、福井氏は六本木で「たまさか」上映中の『UC』を宣伝。
富野氏は立ち上がって帽子をとって「ありがとうございました」。お二人も立ち上がって三人揃ってお辞儀。「若い世代が育ってくれるのを嬉しく思います」と、自分は”富野星”というお星様になると茶化しつつ、まだまだヤル気満々のコメントを下さった。拍手の中をにこやかに退場されるお三方。
とても近くから目の前で皆さんを拝見できて、面白くも奥深いお話を聞かせて下さって、贅沢で楽しい時間だった(^o^)。
雨が降りませんようにと願っていたが、雨ではなく、今日はみぞれになってしまい^^;、セミナー後の観望会は中止。
3ヶ月有効の入場チケットは頂いたが、観望会へ足を運ぶのは難しそうだ。
またこんな興味深いゲストでのセミナーがあれば参加してみたい。
【六本木天文クラブ】の春のセミナー付き観望会のひとつ。受講料はちと高めかな。
先月の押井守氏トークショーと同じ時間に現地到着したら、ちょっと早かったみたい^^;。
でもおかげで、ゲストお二人の会場入りを見ることができた(^o^)。福井氏はご家族と一緒だったのかな。富野氏の外套がクラシカルでよくお似合い。参加者待ち列に並んでいる間も、何度かお姿をお見かけしてニンマリ。
講師は天文学者の福江純氏。ゲストはアニメーション監督・原作者の富野由悠季と、小説家の福井晴敏氏。
福江氏は大のガンダムファン。福江氏と富野氏の間で熱いトークが繰り広げられると思われたのか、「今日はお二方の緩衝材となります」と福井氏。マスコミ撮影陣も少なくない。
講座内容は、ゲストと共に、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズを通した宇宙と世界観を、天文学の見地から検証するというもの。
左右のパネルで、CG映像や図を提示しながら、大まかに4つのブロックに分けてトークや質問回答を展開進行させる。
1. ソーラーシステム
”太陽と地球と月”について言及。月について富野氏から質問が出たが、『∀ガンダム』にも繋がるのか、富野氏からは「月の環境を意識しなければならない」「1Gの重力に慣らされている自分たちを再認識」と熱っぽい言葉が。しかしスペースコロニーに住めるかについては、この30年間で「懐疑的になった」「だってアニメだもん!」と、福井氏や我々ファンをガッカリさせるような言葉が飛び出して会場も苦笑(^o^)。
それでも「人が宇宙に出ることは意味がある」と富野氏。物事を外側から客観的に観察して認識する必要性があるという。でもご自分が宇宙に行くならという話になると別で、「僕、そんなのイヤですもん!」「静止衛星まで3500円だったら行きます」と消極的w。宇宙へ行きたいという福江氏とは対照的。「アストロノーツは健康で強靭です」と言い切る富野氏だが、某氏を「タフなおばさん」と言ってた時にチラっと私のほうを見てたような気がした(笑)。
2. ラグランジュ・ポイント
”太陽と地球系のラグランジュ点”について、ラグランジュの正三角形やラグランジュ点(計算例)。ルナ・ツー、ソロモン、ア・バオア・クー、サイド3(ジオン公国)。引力と慣性運動の中和点がラグランジュ。ゴミのたまり場やゆらぎがあると指摘する富野氏。宇宙的知識があったんですか?と尋ねられ、「そんなの勉強するわけないじゃん」と富野氏は「オニールの宇宙論もたまたま読んだだけ」と著作権のほうを心配したり安心したりw。
UC0079”一年戦争”ホワイトベース航路図が出ると「こんなの初めて見ました!」と富野氏w。宇宙と地球を行ったり来たりしたのは何故?という質問には、もっとリアルなオモチャ屋さんの事情があった^^;とはぐらかしたり。ガンダムの世界では月から地球まで3日で行けるが、「監督の思いつきで書いたことで俺たちがエライ目に合いました^^;」と福井氏も手厳しい(笑)。
番地(バンチ)とサイドの関係では、地球に寄り添う人が住むところと話す富野氏。各サイトの名前の由来で、”ブライト・ノア”の名前が出たが後は覚えてないと。各コロニーの名前の由来も、その時の僕の気分で使ったと。曰く「お話のでっちあげは気持ちイイが、今になると恥ずかしい時もある」(笑)。
3. スペースコロニー
スペースコロニー擬似地球環境(重量・生態系)VS.宇宙ステーション(無重力)。島3号タイプ(開放型)と島3号タイプ(密閉型)。サイド3やインダストリアル7は京都ぐらいの規模で、ラプラスは直径1キロの街ほどの規模。
人類がスペースコロニーを作れるかの疑問に、「作れません。存在しえません」と富野氏。地球という丸い球体の凄さや素晴らしさを再認識したからだという。地球という決定的に大事なものを知ったので、次はそういう話を作りたいなとチラと期待させる。すかさず福井氏が「感動すると共にガッカリした」とw。火星についても話題がのぼったが、スペースコロニーで人が住むなら、遠心力で1.1Gにしてやる!とまたムチャぶる富野氏w。それで地球に戻ってマッチョにさせるとノリノリ。
4. ダイノソー・ウィンター
地球寒冷化計画。コロニー落としについては、「絶対にできない。ムリです」「落ちるまでバラバラになる」とまたも否定する富野氏w。ブリティッシュ作戦についても「減速するのに失敗して別なところに落ちちゃった」と。
検証!ブリティッシュ作戦では、実際に計算してシュミレーター。結果、9.45日はかかり「6日で落せない」ことが発覚w。「こんなに落としてる」とコロニー落としの歴史を福江氏から突き出されると、「僕は落としてません!」と言う富野氏に「全部あなたですよ!」と福井氏。三人のやり取りが可笑しいw。
恐竜絶滅の原因と小惑星墜落、生物種の大絶滅、チクシュルブ・クレーター、宇宙移住=人類種の保全。巨大隕石が落ちてくることは予め分るのでステーションは必要だという富野氏。だが巨大隕石は破壊せず軌道修正するだけでイイと言う。その為に衛星軌道より上に行く技術開発が必要だが、ロシアと中国とインドがやってくれるでしょうと。福江氏はこの150年の間に有り得るというが。
「どうしたって宇宙移民をやらせないつもり?」と福井氏が言うと、「海と山があって」「お姉さんがいてほしい」と笑う俗っぽい富野氏w。「宇宙人っているのかな?」と福井氏が尋ねると、すかさず「俺が宇宙人だもん!」と富野氏w。
天文学者にとって”億年”とはつい最近のことになる。富野氏が「我々が生きてるのはほんの一瞬なんだから、お互い愛を育み合いましょう」と素敵なことを言うと、福井氏は「経済体制とか聞くと人類は息切れしてるのかと思うけど、人類はまだまだヒヨっ子なんだなと」。
天文学的にみるとタイムトリップは可能か?という話題では、富野氏は本から引き出した139万キロに驚いたと引き合いに出し、地球の自転は時速1660キロメートルと音速を超えてるという論理で、「タイムマシンはやっぱりないんだな」という結論に^^;。
可能性の未来へ向けてで『機動戦士ガンダムUC』への質問が予めあったが、時間の都合で福井氏の回答ははぐらかされる。ニュータイプとローレライについても、3つ子の魂百までと「この人の作ったのを小学生で見ちゃったのが出ちゃった」とw。
質問コーナーでは、ものの質や重力について言及されるも、有機体の持っている能力や存在価値と富野氏が難解な答えをするので、福井氏が「要約すると、アクシズやルナ2は地球に影響してるだろう。でもたいしたことない」と抜群のフォローw。
最後に、福井氏は六本木で「たまさか」上映中の『UC』を宣伝。
富野氏は立ち上がって帽子をとって「ありがとうございました」。お二人も立ち上がって三人揃ってお辞儀。「若い世代が育ってくれるのを嬉しく思います」と、自分は”富野星”というお星様になると茶化しつつ、まだまだヤル気満々のコメントを下さった。拍手の中をにこやかに退場されるお三方。
とても近くから目の前で皆さんを拝見できて、面白くも奥深いお話を聞かせて下さって、贅沢で楽しい時間だった(^o^)。
雨が降りませんようにと願っていたが、雨ではなく、今日はみぞれになってしまい^^;、セミナー後の観望会は中止。
3ヶ月有効の入場チケットは頂いたが、観望会へ足を運ぶのは難しそうだ。
またこんな興味深いゲストでのセミナーがあれば参加してみたい。
ブレドラン/メタルファイトBB
2010年3月8日 アニメ声優漫画テレビのドラマやアニメあれこれ。
6日(土)MX『WORKING!』新番組。先行放送か。
オカシな店員たちばかりいるファミレスを舞台にしたコメディー。一応、働く風景が出てくるが、高校生バイトがこんなにいるなんて^^;。
福山潤、小野大輔、神谷浩史と男性キャストが声優アワード受賞者ばかりで、『デュラララ!!』ともカブってるのが何ともかんともw。
6日(土)『戦う司書』第23話
年始からチェックし忘れていた回もあったが^^;、画面からてらそまさんの声が聞こえてきてビックリ。てらそままさき@マキアは、左眼をスペードのアイパッチで隠す男。中盤から回想シーンで喋るが、切なさを漂わすような静かな声音。朴路美@ハミュッツにとって”菫の咎人”となる深い因縁を持つようだ。次回も出てくるのかな? 「すみれ」という漢字は難しいね。
7日(日)『天装戦隊ゴセイジャー』第6話
彗星のブレドランの活躍回。飛田展男のどこか不気味さが匂う、クールビューティ・ヴォイスをたっぷり楽しめた(^.^)。ブレドランって知略面だけの担当かと思ってたら、実戦の戦士としても強かった。ゴセイジャーたちを次から次へと倒していくのは爽快、ブレドランやっちまえ!と応援してしまったw。ゴセイジャーたち、束になってちょっと卑怯じゃんw。音波攻撃がそれ程効果もなく、あえなく飛ばされてしまったブレドランだが、なんの、ちゃんと復活してムシを飛ばすところはなかなかシブトイこと。
ブレドランのスーツアクターさんのことはよく知らないが、毎回細やかな動きだけで、彼の内面性が伝わってくるような演技が見事なのだ。キャラグッズとか欲しくなってきたw。
7日(日)『メタルファイト ベイブレード』第48話
ついにフェニックスが自らの正体を銀河たちに明かす。てか、声が加工されていても、声質で速水奨だとすぐにバレバレだったけどねw。行方不明の父と息子が劇的再会を果たすシーンは、これまで他のアニメでもたくさんあったから、そろそろ使い古されたネタ。そういや郷田さんは何本もそんな父親役を経験したなぁ。
と思ってたら、郷田ほづみ@北斗が思いがけずに再登場!(^o^) 竜牙とのバトルに敗れて深手を負った鋼流星を、死の底から救ってあげたのが北斗だったとは! いわば北斗は、鋼親子にとって命の恩人。いや、命のワンコw。ここで郷田さんと速水さんの共演が聞けるとは何てステキ!『炎のミラージュ』以来じゃないのか!? お二人はデビュー前のオーディション時代からの旧知の仲だが、ついにこういう『聖闘士星矢』もどきのアニメで共演あいなるとはねv。クライマックスまで見届けなきゃ。
ところで、フェニックスとのバトルに敗れてもなおシブトかった子安武人@大道寺だが、あっけなく切り捨てられちゃったのか!? 平田広明@メルシーも切り捨てか?^^;
6日(土)MX『WORKING!』新番組。先行放送か。
オカシな店員たちばかりいるファミレスを舞台にしたコメディー。一応、働く風景が出てくるが、高校生バイトがこんなにいるなんて^^;。
福山潤、小野大輔、神谷浩史と男性キャストが声優アワード受賞者ばかりで、『デュラララ!!』ともカブってるのが何ともかんともw。
6日(土)『戦う司書』第23話
年始からチェックし忘れていた回もあったが^^;、画面からてらそまさんの声が聞こえてきてビックリ。てらそままさき@マキアは、左眼をスペードのアイパッチで隠す男。中盤から回想シーンで喋るが、切なさを漂わすような静かな声音。朴路美@ハミュッツにとって”菫の咎人”となる深い因縁を持つようだ。次回も出てくるのかな? 「すみれ」という漢字は難しいね。
7日(日)『天装戦隊ゴセイジャー』第6話
彗星のブレドランの活躍回。飛田展男のどこか不気味さが匂う、クールビューティ・ヴォイスをたっぷり楽しめた(^.^)。ブレドランって知略面だけの担当かと思ってたら、実戦の戦士としても強かった。ゴセイジャーたちを次から次へと倒していくのは爽快、ブレドランやっちまえ!と応援してしまったw。ゴセイジャーたち、束になってちょっと卑怯じゃんw。音波攻撃がそれ程効果もなく、あえなく飛ばされてしまったブレドランだが、なんの、ちゃんと復活してムシを飛ばすところはなかなかシブトイこと。
ブレドランのスーツアクターさんのことはよく知らないが、毎回細やかな動きだけで、彼の内面性が伝わってくるような演技が見事なのだ。キャラグッズとか欲しくなってきたw。
7日(日)『メタルファイト ベイブレード』第48話
ついにフェニックスが自らの正体を銀河たちに明かす。てか、声が加工されていても、声質で速水奨だとすぐにバレバレだったけどねw。行方不明の父と息子が劇的再会を果たすシーンは、これまで他のアニメでもたくさんあったから、そろそろ使い古されたネタ。そういや郷田さんは何本もそんな父親役を経験したなぁ。
と思ってたら、郷田ほづみ@北斗が思いがけずに再登場!(^o^) 竜牙とのバトルに敗れて深手を負った鋼流星を、死の底から救ってあげたのが北斗だったとは! いわば北斗は、鋼親子にとって命の恩人。いや、命のワンコw。ここで郷田さんと速水さんの共演が聞けるとは何てステキ!『炎のミラージュ』以来じゃないのか!? お二人はデビュー前のオーディション時代からの旧知の仲だが、ついにこういう『聖闘士星矢』もどきのアニメで共演あいなるとはねv。クライマックスまで見届けなきゃ。
ところで、フェニックスとのバトルに敗れてもなおシブトかった子安武人@大道寺だが、あっけなく切り捨てられちゃったのか!? 平田広明@メルシーも切り捨てか?^^;
夕方からは『戦国武将祭』に参加。
コーエーの『戦国無双3』の声優陣、音楽アーティスト、タレント、武将ファイターたちが一堂に会して、朗読と格闘とライブなどで戦国絵巻を表現するイベント。
楽市楽座フリーパス入場料を含むとはいえ、この種のイベントとしては高値のチケットなので、武将席(アリーナ席)を選択。アリーナとはいえ、通路側で前に人がいない席なので、ステージ方向は観易かった。
でもステージと客席の間には大きなネットが張られ、ステージ前方に設置されたリングは観易いが、朗読場所となるのは花道を挟んだ更に奥まった後方で、左右にモニタはあるとしても、声優本人を拝むのにはかなり遠くて隔たりがあった^^;。中央の大きなスクリーンは、戦国無双のアニメやイメージ画を映すのがメインなようだ。
グランドオープニングは、映像・和太鼓・群舞による戦国乱世を表現したマルチコラボ。映像で拝めるとはいえ、ステージとはかなり隔たりがあるので、迫力や詳細なところはイマひとつ。スクリーンに戦国無双の武将が次々映ると、客席から歓声があがる。
第一部スタート。武将声優陣による朗読ドラマの後、姫武将にエスコートされた武将ファイターたちがリングでナマ格闘技を披露し、合戦を表現するという趣向。
戦ブロックIは”本能寺の変”。語りは大塚明夫で、渋い声が場内に響き渡る。語りはリンク内にいるので一番見易い。遠くの朗読場所には小杉十郎太(織田信長)緑川光(明智光秀)。神谷浩史(浅井長政)と前田愛(お市)の出番はこれだけだったようだ^^;。光秀が信長を攻め入るまでが演じられ、朗読時間は思ったよりも短い。
引き続き、姫武将の佐々木希(お市)と共に、武将ファイターの蝶野正洋(信長)とAKIRA(光秀)が登場、リングでガチ激突。会場からは「チョウノ~!」「アキラー!」の熱い掛け声と共にたまに「みつひで~」「のぶなが~」。審判が床に手でカウントする音が太鼓のドンドンなのでユニーク。光秀のムササビ~が決まって、史実通りに光秀の勝利。スクリーンの火の中を信長@蝶野が睨みつける場面が芝居がかってるw。「この勝ちもまた運命なのでしょう」と愛@お市の声が。無双の映像を上手く組み合わせて盛り上げること。昨日は信長の勝利だったとか。
戦ブロックIIは”天正壬午の乱”。語りは草尾毅。この歴史ドラマは馴染みが薄いが、中田譲治(徳川家康)がしゃがれた声で演じ、大塚明夫(本多忠勝)との息ぴったり。檜山修之(風魔小太郎)は珍しく小さく不気味な声。鈴木真仁(甲斐姫)はたった二言!? 徳川VS北条へ。
通路から甲冑侍が来て、ステージではクノイチやらの縄アクロバットなど群舞パフォーマンス。
武将ファイターの稔(服部半蔵)とNOSAWA論外(風魔小太郎)による忍対決。NOSAWA論外さんって、平田広明さんのブログに書かれていた人だよね。半蔵も小太郎も顔にメイク。忍者らしくスピーディで身軽な闘いで奇襲攻撃もあり。場外乱闘もあり、映像の雨の中で半蔵の勝利。「さすが半蔵」と中田@家康の声。「徳川勝利」となった。
本能寺の変の後、総合司会の大東俊介、杏、麒麟が登場。杏は真っ赤なドレスで、小太郎ウンチク披露。男性3人が其々好きなキャラは、島津ムキムキ、孫市、本多忠勝。会場の合言葉は右手拳を挙げて「いざ、出陣!」。
武将声優LIVE-STAGE。小杉十郎太の「極~苛烈五十年~♪」は、途中の「苛烈五十年」と言うモノローグ部分がカッコイー。檜山さんは伊達政宗としての「天翔ける竜の如く♪」で、最初のほうは音に声がノっていないようだった。草尾毅&竹本英史&高塚正也による「仰ぎて天に愧じず♪」は、チョッキを着けたトリオがいきなり声が合わずに唄って踊り出したので面食らったw。幸村&三成&兼続だったのか~。
歌い終わって、「さいたまス~パ~アリ~ナ」「ちょっとスターの気分w」と小杉さん。檜山さんは「歌い終わってこんなにお客さんが入ってるんだなぁと」。高塚さんは麒麟の声マネで「直江兼続の麒麟です」。15分休憩。
戦国の宴。Do As Infinity、SHANADOO、alan、谷村奈南のアーティストのライブ。『レッドクリフ』の音楽で有名なalanには会場からしきりに「可愛い」の声が。3月25日発売の『北斗無双』のプロモ映像の後に、マミヤの衣装を着けた谷村奈南がテーマソングを歌う。
戦ブロックIIIは”小田原の戦い”。語りは小杉十郎太で、ようやく前方のリングへ。中田譲治(上杉謙信)竹本英史(柴田勝家)は二役で、其々違う声音で演じる。石川英郎(豊臣秀吉)が快活でひょうきんな声。鈴木真仁(甲斐姫)も台詞が少し増えた。前日いた利家や清正がいないのが残念。甲相越同盟まで。
歌舞伎風パフォーマンスの後、姫武将の次原かな(甲斐姫)と共に、武藤敬司(武田信玄)&小島聡(上杉謙信)VS 新崎人生(柴田勝家)&TAKAみちのく(豊臣秀吉)が登場。上杉武田VS織田家精鋭のタッグマッチ。石川@秀吉「負けるわけにはいかんのじゃー!」竹本@勝家「参る」とくれば、中田@謙信「毘沙門天よ」ときて、故・郷里大輔の「ほう、ワシの出番かの」の声が流れてジーン。格闘の秀吉はパンチが効かずにカル~くて、会場から「天下取りどーした?」の声がw。ワザの謙信、勝家の綱渡り、場外の机と椅子を持つ信玄。映像が煙と稲妻で煽ること。「ムトー、膝大丈夫か?」の声も流れたが、最後は武藤がカメラ目線でカワイイw。「我ら既に鬼神なり」で上杉軍勝利。
ナマのプロレスを観るのは初めてだったが、実況がないのも幸いして、こんなに集中して見入ってしまうとは、自分でも意外w。遠くて短い朗読劇よりも、間近で迫力を拝めるプロレスのほうがだんだんと面白くなってきた。
杏が青と白の2色の着物にお着替え。
戦ブロックIVは最終決戦の”関ヶ原の戦い”。語りは緑川光、これで緊張してたのか。草尾毅(真田幸村)竹本英史(石田三成)高塚正也(直江兼続)VS中田譲治(徳川家康)大塚明夫(本多忠勝)檜山修之(伊達政宗)が朗読ドラマ。檜山さんは小太郎よりも、血気盛んな政宗のほうが似合ってる。第1部でもそうだったが、中田さんは隣の明夫さんのほうに視線を流して演じる姿がとても艶っぽいv。この視線流しは誰かと重なると思ったら、朗読する石田彰に似てるんだ!
布をふんだんに使ったパフォーマンスの後、いよいよ西軍東軍による天下分け目の大決戦! 西軍は飯伏幸太(石田三成)KAI(真田幸村)カズ・ハヤシ(直江兼続)、東軍はを筆頭に、立花宗茂(青木篤志)、長宗我部元親(石森太二)。東軍は、高山善廣(本多忠勝)HARASHIMA(伊達政宗)高木三四郎(加藤清正)。一見して東軍は政宗以外デカ物で、西軍を応援してしまう。戦闘前に甲冑や衣装を脱ぐと、もう誰が誰やらで見分けがつかない。アイパッチの政宗と鉢巻の幸村は分るけど。序盤は一応、政宗VS三成、清正VS幸村、忠勝VS兼続かな。「ワシは竜ぞ」と豪語する政宗が暴れん坊。清正に西軍トリプルキック。だんだんと混沌としてきて、家康軍優勢かと思われしその時、「ぜひもなし」と小杉@信長の声が!? まさかの織田信長が復活!(笑)「余興は終わったか。地獄へ参ろうぞ」とバッタバタと東軍をなぎ倒す。会場からは「殿ーっ!」だか「蝶野ーっ!」だかの歓声。三成が政宗を倒して勝利。まさかまさかの西軍勝利! これぞ歴史Ifなのか。西軍を応援してた私は大喜び(^o^)。
そのままの流れで、ついにGACKTが登場! さっきまで私の後ろでレスラーの名前を叫んでいた女性たちが、忽ちもの凄い声で「ガクトーッ!」と絶叫するからたまらん^^;。凄まじい歓声と共に全員総立ち。私も立ち上がってステージを凝視。
GACKTは『風林火山』の上杉謙信のごとく武将衣装を纏い、刀で殺陣を魅せながら、ほとばしるような響き渡る声で『戦国無双3』のテーマ「斬」とエンディング「雪月花」を歌い上げた。何というカリスマ性。身震いするような存在感に圧倒された(*^。^*)。ナマGACKTは『Ζガンダム』以来だったが、この調子で『ディケイド』の歌も聴きたくなった。
グランドフィナーレ。通路を通って総勢100人位の出演者がステージに勢揃い。司会者の音頭で、出演者や観客が右拳を挙げて「いざ!」「天下統一!」と声をあげて一丸となった。
本イベントのタイトルソングをPhenix 2:00AM feat.Ami Suzukiが披露。
約4時間におよぶ”戦国をテーマにした史上最大級のイベント”は、大盛り上がりで終了した。
また来年もこういう戦国イベントを希望、と司会者が言ってたが、来年はどうなるだろうか?
アリーナ席はそこそこ埋まっていたが、S席やCS席は空席が目立っていたからなぁ。
楽市楽座はそれなりに面白かったので、また同じ場所でやって欲しいかな。
コーエーの『戦国無双3』の声優陣、音楽アーティスト、タレント、武将ファイターたちが一堂に会して、朗読と格闘とライブなどで戦国絵巻を表現するイベント。
楽市楽座フリーパス入場料を含むとはいえ、この種のイベントとしては高値のチケットなので、武将席(アリーナ席)を選択。アリーナとはいえ、通路側で前に人がいない席なので、ステージ方向は観易かった。
でもステージと客席の間には大きなネットが張られ、ステージ前方に設置されたリングは観易いが、朗読場所となるのは花道を挟んだ更に奥まった後方で、左右にモニタはあるとしても、声優本人を拝むのにはかなり遠くて隔たりがあった^^;。中央の大きなスクリーンは、戦国無双のアニメやイメージ画を映すのがメインなようだ。
グランドオープニングは、映像・和太鼓・群舞による戦国乱世を表現したマルチコラボ。映像で拝めるとはいえ、ステージとはかなり隔たりがあるので、迫力や詳細なところはイマひとつ。スクリーンに戦国無双の武将が次々映ると、客席から歓声があがる。
第一部スタート。武将声優陣による朗読ドラマの後、姫武将にエスコートされた武将ファイターたちがリングでナマ格闘技を披露し、合戦を表現するという趣向。
戦ブロックIは”本能寺の変”。語りは大塚明夫で、渋い声が場内に響き渡る。語りはリンク内にいるので一番見易い。遠くの朗読場所には小杉十郎太(織田信長)緑川光(明智光秀)。神谷浩史(浅井長政)と前田愛(お市)の出番はこれだけだったようだ^^;。光秀が信長を攻め入るまでが演じられ、朗読時間は思ったよりも短い。
引き続き、姫武将の佐々木希(お市)と共に、武将ファイターの蝶野正洋(信長)とAKIRA(光秀)が登場、リングでガチ激突。会場からは「チョウノ~!」「アキラー!」の熱い掛け声と共にたまに「みつひで~」「のぶなが~」。審判が床に手でカウントする音が太鼓のドンドンなのでユニーク。光秀のムササビ~が決まって、史実通りに光秀の勝利。スクリーンの火の中を信長@蝶野が睨みつける場面が芝居がかってるw。「この勝ちもまた運命なのでしょう」と愛@お市の声が。無双の映像を上手く組み合わせて盛り上げること。昨日は信長の勝利だったとか。
戦ブロックIIは”天正壬午の乱”。語りは草尾毅。この歴史ドラマは馴染みが薄いが、中田譲治(徳川家康)がしゃがれた声で演じ、大塚明夫(本多忠勝)との息ぴったり。檜山修之(風魔小太郎)は珍しく小さく不気味な声。鈴木真仁(甲斐姫)はたった二言!? 徳川VS北条へ。
通路から甲冑侍が来て、ステージではクノイチやらの縄アクロバットなど群舞パフォーマンス。
武将ファイターの稔(服部半蔵)とNOSAWA論外(風魔小太郎)による忍対決。NOSAWA論外さんって、平田広明さんのブログに書かれていた人だよね。半蔵も小太郎も顔にメイク。忍者らしくスピーディで身軽な闘いで奇襲攻撃もあり。場外乱闘もあり、映像の雨の中で半蔵の勝利。「さすが半蔵」と中田@家康の声。「徳川勝利」となった。
本能寺の変の後、総合司会の大東俊介、杏、麒麟が登場。杏は真っ赤なドレスで、小太郎ウンチク披露。男性3人が其々好きなキャラは、島津ムキムキ、孫市、本多忠勝。会場の合言葉は右手拳を挙げて「いざ、出陣!」。
武将声優LIVE-STAGE。小杉十郎太の「極~苛烈五十年~♪」は、途中の「苛烈五十年」と言うモノローグ部分がカッコイー。檜山さんは伊達政宗としての「天翔ける竜の如く♪」で、最初のほうは音に声がノっていないようだった。草尾毅&竹本英史&高塚正也による「仰ぎて天に愧じず♪」は、チョッキを着けたトリオがいきなり声が合わずに唄って踊り出したので面食らったw。幸村&三成&兼続だったのか~。
歌い終わって、「さいたまス~パ~アリ~ナ」「ちょっとスターの気分w」と小杉さん。檜山さんは「歌い終わってこんなにお客さんが入ってるんだなぁと」。高塚さんは麒麟の声マネで「直江兼続の麒麟です」。15分休憩。
戦国の宴。Do As Infinity、SHANADOO、alan、谷村奈南のアーティストのライブ。『レッドクリフ』の音楽で有名なalanには会場からしきりに「可愛い」の声が。3月25日発売の『北斗無双』のプロモ映像の後に、マミヤの衣装を着けた谷村奈南がテーマソングを歌う。
戦ブロックIIIは”小田原の戦い”。語りは小杉十郎太で、ようやく前方のリングへ。中田譲治(上杉謙信)竹本英史(柴田勝家)は二役で、其々違う声音で演じる。石川英郎(豊臣秀吉)が快活でひょうきんな声。鈴木真仁(甲斐姫)も台詞が少し増えた。前日いた利家や清正がいないのが残念。甲相越同盟まで。
歌舞伎風パフォーマンスの後、姫武将の次原かな(甲斐姫)と共に、武藤敬司(武田信玄)&小島聡(上杉謙信)VS 新崎人生(柴田勝家)&TAKAみちのく(豊臣秀吉)が登場。上杉武田VS織田家精鋭のタッグマッチ。石川@秀吉「負けるわけにはいかんのじゃー!」竹本@勝家「参る」とくれば、中田@謙信「毘沙門天よ」ときて、故・郷里大輔の「ほう、ワシの出番かの」の声が流れてジーン。格闘の秀吉はパンチが効かずにカル~くて、会場から「天下取りどーした?」の声がw。ワザの謙信、勝家の綱渡り、場外の机と椅子を持つ信玄。映像が煙と稲妻で煽ること。「ムトー、膝大丈夫か?」の声も流れたが、最後は武藤がカメラ目線でカワイイw。「我ら既に鬼神なり」で上杉軍勝利。
ナマのプロレスを観るのは初めてだったが、実況がないのも幸いして、こんなに集中して見入ってしまうとは、自分でも意外w。遠くて短い朗読劇よりも、間近で迫力を拝めるプロレスのほうがだんだんと面白くなってきた。
杏が青と白の2色の着物にお着替え。
戦ブロックIVは最終決戦の”関ヶ原の戦い”。語りは緑川光、これで緊張してたのか。草尾毅(真田幸村)竹本英史(石田三成)高塚正也(直江兼続)VS中田譲治(徳川家康)大塚明夫(本多忠勝)檜山修之(伊達政宗)が朗読ドラマ。檜山さんは小太郎よりも、血気盛んな政宗のほうが似合ってる。第1部でもそうだったが、中田さんは隣の明夫さんのほうに視線を流して演じる姿がとても艶っぽいv。この視線流しは誰かと重なると思ったら、朗読する石田彰に似てるんだ!
布をふんだんに使ったパフォーマンスの後、いよいよ西軍東軍による天下分け目の大決戦! 西軍は飯伏幸太(石田三成)KAI(真田幸村)カズ・ハヤシ(直江兼続)、東軍はを筆頭に、立花宗茂(青木篤志)、長宗我部元親(石森太二)。東軍は、高山善廣(本多忠勝)HARASHIMA(伊達政宗)高木三四郎(加藤清正)。一見して東軍は政宗以外デカ物で、西軍を応援してしまう。戦闘前に甲冑や衣装を脱ぐと、もう誰が誰やらで見分けがつかない。アイパッチの政宗と鉢巻の幸村は分るけど。序盤は一応、政宗VS三成、清正VS幸村、忠勝VS兼続かな。「ワシは竜ぞ」と豪語する政宗が暴れん坊。清正に西軍トリプルキック。だんだんと混沌としてきて、家康軍優勢かと思われしその時、「ぜひもなし」と小杉@信長の声が!? まさかの織田信長が復活!(笑)「余興は終わったか。地獄へ参ろうぞ」とバッタバタと東軍をなぎ倒す。会場からは「殿ーっ!」だか「蝶野ーっ!」だかの歓声。三成が政宗を倒して勝利。まさかまさかの西軍勝利! これぞ歴史Ifなのか。西軍を応援してた私は大喜び(^o^)。
そのままの流れで、ついにGACKTが登場! さっきまで私の後ろでレスラーの名前を叫んでいた女性たちが、忽ちもの凄い声で「ガクトーッ!」と絶叫するからたまらん^^;。凄まじい歓声と共に全員総立ち。私も立ち上がってステージを凝視。
GACKTは『風林火山』の上杉謙信のごとく武将衣装を纏い、刀で殺陣を魅せながら、ほとばしるような響き渡る声で『戦国無双3』のテーマ「斬」とエンディング「雪月花」を歌い上げた。何というカリスマ性。身震いするような存在感に圧倒された(*^。^*)。ナマGACKTは『Ζガンダム』以来だったが、この調子で『ディケイド』の歌も聴きたくなった。
グランドフィナーレ。通路を通って総勢100人位の出演者がステージに勢揃い。司会者の音頭で、出演者や観客が右拳を挙げて「いざ!」「天下統一!」と声をあげて一丸となった。
本イベントのタイトルソングをPhenix 2:00AM feat.Ami Suzukiが披露。
約4時間におよぶ”戦国をテーマにした史上最大級のイベント”は、大盛り上がりで終了した。
また来年もこういう戦国イベントを希望、と司会者が言ってたが、来年はどうなるだろうか?
アリーナ席はそこそこ埋まっていたが、S席やCS席は空席が目立っていたからなぁ。
楽市楽座はそれなりに面白かったので、また同じ場所でやって欲しいかな。
KOEI Presents『戦国武将祭』と、同時開催の『楽市楽座』へ行ってきた。
場所はさいたまスーパーアリーナと、隣接するコミュニティアリーナ。
武将祭は夕方からなので、それまで楽市楽座へ遊ぶとするかと早めに会場に到着。家からも近くてイイね。入場までの待ち時間、雨は避けられたが寒くてカイロがお役立ち。会場入り後、イベント整理券も手に入った。
楽市楽座は、ゲームなどのアトラクションや物販コーナー、飲食スペースも設けられ、各種ステージイベントも展開される、現代版“楽市楽座”のイメージ。
会場で人気だったのは、戦国無双3のミニキャラスタンプラリー。スタンプする為に並ぶなんて。可愛くて手帳にまで捺しちゃった。
デジタルアトラクションは長蛇の列だったのでパス。
入場時お出迎えしてくれたのが戦国ゆるキャラ軍団。その中の”おだのぶなが”を会場で発見、記念撮影もしてくれた。のぶながくん、パチスロができなくて、刀でたたいたりふりまわしたりといかにも信長らしいw。
物販では、ニッスイ焼きおにぎりの試食サービスや、ヤマサパチスロで煎餅とお茶サービス。
お土産には、石田三成と真田幸村の戦国魂家紋焼き。幸村はミニキャラが刻印されてる。
体を温めるため、昼食には上杉謙信寄せ鍋うどん、手間がかかっているので美味い。
そうこうしてるうち、ステージではトークショー3本立て。
 ̄
●戦国トークショー
NHK大河ドラマ『風林火山』に出演された千葉真一氏&若泉久朗チーフプロデューサー。
千葉さんが演じた板垣信方はあまり覚えていないが、ドラマは観ていた。
初めて拝見するナマ千葉真一さんは、誠実そうで気さくで漢らしいおじ様という感じ。JAEの高岩さんたちの原点ともいえる方だものね。
『風林火山』の制作裏話や撮影秘話などを、当時のお写真なども交えつつ、色々と語って下さった。ラストの合戦が激しかったようで、武将姿で酸素をのむ千葉さんの姿にジンときた。矢を何十本も付けたままの衣装でスタッフと談笑する姿が微笑ましい。気骨溢れた武将役だったようで、「千葉さん、なかなか死なないんですもの」と笑って言う若泉さんw。
これからの時代劇について。昔は歩き方ひとつとっても先輩たちに注意されたと言う千葉さん。先ず”動き”から、昔の人らしくと厳しく仕込まれたそうだ。今はそういう時代じゃなくなったとちょっと寂しそう。
千葉さんに今後やって貰いたい役は?と聞かれた若泉氏は、熟慮しながら”忍び”と答えて、千葉さんの代表作になるような忍びものを作りたいという。てっきり豪傑重厚な武将の名前が出てくるかと思ったから意外だった。
若泉氏の答えを受けてか、「忍びは日本人の心」だと千葉さん。主に仕え任務を全うする姿は、戦時中の特攻隊の精神に受け継がれているという。昔と比べて今の男子は不甲斐なくなってきたがと苦言しつつ、日本人の誇りを取り戻すためにも本当の時代劇を残して継いでいかねばならないと語った。
千葉さんの信念が篭ったお言葉に、いちいち納得して頷く私なのだった。千葉さんがこんなにいっぱい喋って下さったのも珍しいとか。最後は観客に笑顔で手を振っていく千葉さん、まさに日本男子の鏡という存在感だった。
 ̄
●戦国アクション時代劇『ガーネットオペラ』トークショー
出演者3名の幟旗がステージに立っていたが、開始間際に旗の位置を移動してたり。
MCに久遠一氏が登場。どこぞのパシフィコ横浜かっ!?(笑)
左から入野自由(羽柴秀吉役)中村誠治郎(織田信長役)宮野真守(明智光秀役)。三人とも役の衣装を着用しメイクもして登場したので、観客には嬉しいサプライズ!(^o^) あの誠治郎くんよりマモくんのほうがデカいのか。
マモくん「これがイスか?」と早速役のスイッチ入ってるしw。自己紹介も「アケッチ」「ノブナ~ガ」と早くもノってて、自由くんも仕方なく「ヒデヨシ」。
舞台は、1582年信長によるバトルロワイヤルという、史実を基にしたオリジナル・ストーリー。現代語だという。
見どころはアクションや大立ち回り。マモくんも自由くんもアクション初なので、誠治郎くんからも教えて貰ったりと特訓中。脚本・演出・殺陣指導の西田氏の殺陣がめちゃ早くてスムーズで剣舞みたいな感じだという。
二人からは「リーダー」と呼ばれてる誠治郎くんは最年長で、全員20代という若いメンバー。誠治郎くんら29歳が5人いるが、いつの間にか集まってしまい他が寄ってこないと誠治郎くんがクレームつけると、「ちょっとオイニイが」とマモくんがちゃかして、また誠治郎くんが文句w。
誠治郎くんの髭は自前で、襟足だけはエクステか。自由くんのは地毛で、マモくんのもエクステ入ってるのかな。
キャラについて、「言えネェ」のマモくんはキーマンかな。「三角関係」の自由くんは、2人がどっしり構えてるのをかき回す役だという。とにかく自由くんが一番動き、相当の運動量だとか。
稽古場も暑くて、ケータリングの食物が減るのがとにかく速い。マモくんは10分の休憩中でもカップめんをバリバリ食らうとw。
「大興奮できる芝居」と自由くん。「若さ溢れる熱い舞台」と誠治郎くん。楽しみ方はいっぱいあると言うマモくんは「ぶっちゃけオモシロイよ!」。
ブースでプロマイド付きチケット販売中としっかり宣伝する自由くんに、子どもっぽいリアクションをする誠治郎くんw。
前日までは「ダンディに」とブログで言ってた誠治郎くんなのに、すっかりマモくんペースに乗せられて素が出ちゃった感じw。年下の自由くんが一番落ち着きがあってしっかりしていたか。
マスコミによるフォトセッション。いったんはけた三人が刀を持って登場。鞘から出して刀を構えてポーズをとる三人。
この時、しゃがんで構えた自由くんの刀の切っ先がスル~リピタっとおさまっていて、この子はデキルなと思った。劇団時代に基本でも学んでいたのだろうか。アクションも多い自由くんが一番楽しみになってきた。
東宝でずっと前に1公演しかチケットは取っていないけどね。舞台前のトークショーというのもいいもんだ。
 ̄
●YAMASA Presents 声優トークショー
メインアリーナ出演の声優陣が、本番直前の意気込みを語る。昨日は整理券ナシだったのに、今日は整理券アリなんて。
左から小杉十郎太(織田信長役)緑川光(明智光秀役)檜山修之(伊達政宗/風魔小太郎役)。MCはまたもやヨッシー。アリーナ用の衣装ではないが、小杉さんは青いシャツを着ててダンディ。
茶屋風の椅子に三人が腰掛け、光さんの肩に手をやり密接の小杉さん。「信長と光秀が仲イイ」と檜山さんにひやかされるが、小杉さんがやるとBLにしか見えんw。
昨日の武将祭に出ていない檜山さんは、「昨日どうだった?」と早速みんなにリサーチ。返ってきた答えは、緑川さん「ミラクル」、小杉さんは「ワルイ。昨日打上げ行っちゃった」って、打上げのことじゃないんだってば!と檜山さんw。
「あのGACKTさんと同じステージに立って唄ったんだよ」と結構興奮気味の小杉さん。昨日よりも今日のほうが緊張してる様子の光さんは、どうやら今日は出番が多いかららしい。ちなみに昨日緊張してた神谷くんは今日は平気らしい。
それでも檜山さんは、なるようになるさ風な反応。金曜のリハでも、鉄道博物館にも行って面白かったというぐらい余裕満々?w
小杉さんは昨日に続き今日も歌うが、今日初めてキャラソンを唄う檜山さんを激励。
山佐パチスロブースの宣伝を、キャラ声で読み上げる3人。檜山さんは前フリから勇者ボイス全開!光さんは含みのあるクールボイス。小杉さんはエロ渋ボイス。
小杉さんの挨拶で何故かデジタルコンテンツの話題。草尾さんが篤姫になって、小杉さんと檜山さんは北条氏康になったとかw。小杉さんが渋く「共に楽しもう・ぞ」で締め。語尾の”ぞ”が決めなのね。
最後までテンション高く手を振る檜山さん。照れ臭そうにしてる光さんと、手をハラリと振る小杉さんだった。
まったりした会場で思ったよりも楽しめた。トークショーがメインだったので全部を周りきれなかったが、前日も足を運べば良かったかな。これで入場無料だったら。
開始時間まで40分程。観客もメインアリーナへ移動。せいぜい3時間と思ってたが、4時間もあるのか^^;。
場所はさいたまスーパーアリーナと、隣接するコミュニティアリーナ。
武将祭は夕方からなので、それまで楽市楽座へ遊ぶとするかと早めに会場に到着。家からも近くてイイね。入場までの待ち時間、雨は避けられたが寒くてカイロがお役立ち。会場入り後、イベント整理券も手に入った。
楽市楽座は、ゲームなどのアトラクションや物販コーナー、飲食スペースも設けられ、各種ステージイベントも展開される、現代版“楽市楽座”のイメージ。
会場で人気だったのは、戦国無双3のミニキャラスタンプラリー。スタンプする為に並ぶなんて。可愛くて手帳にまで捺しちゃった。
デジタルアトラクションは長蛇の列だったのでパス。
入場時お出迎えしてくれたのが戦国ゆるキャラ軍団。その中の”おだのぶなが”を会場で発見、記念撮影もしてくれた。のぶながくん、パチスロができなくて、刀でたたいたりふりまわしたりといかにも信長らしいw。
物販では、ニッスイ焼きおにぎりの試食サービスや、ヤマサパチスロで煎餅とお茶サービス。
お土産には、石田三成と真田幸村の戦国魂家紋焼き。幸村はミニキャラが刻印されてる。
体を温めるため、昼食には上杉謙信寄せ鍋うどん、手間がかかっているので美味い。
そうこうしてるうち、ステージではトークショー3本立て。
 ̄
●戦国トークショー
NHK大河ドラマ『風林火山』に出演された千葉真一氏&若泉久朗チーフプロデューサー。
千葉さんが演じた板垣信方はあまり覚えていないが、ドラマは観ていた。
初めて拝見するナマ千葉真一さんは、誠実そうで気さくで漢らしいおじ様という感じ。JAEの高岩さんたちの原点ともいえる方だものね。
『風林火山』の制作裏話や撮影秘話などを、当時のお写真なども交えつつ、色々と語って下さった。ラストの合戦が激しかったようで、武将姿で酸素をのむ千葉さんの姿にジンときた。矢を何十本も付けたままの衣装でスタッフと談笑する姿が微笑ましい。気骨溢れた武将役だったようで、「千葉さん、なかなか死なないんですもの」と笑って言う若泉さんw。
これからの時代劇について。昔は歩き方ひとつとっても先輩たちに注意されたと言う千葉さん。先ず”動き”から、昔の人らしくと厳しく仕込まれたそうだ。今はそういう時代じゃなくなったとちょっと寂しそう。
千葉さんに今後やって貰いたい役は?と聞かれた若泉氏は、熟慮しながら”忍び”と答えて、千葉さんの代表作になるような忍びものを作りたいという。てっきり豪傑重厚な武将の名前が出てくるかと思ったから意外だった。
若泉氏の答えを受けてか、「忍びは日本人の心」だと千葉さん。主に仕え任務を全うする姿は、戦時中の特攻隊の精神に受け継がれているという。昔と比べて今の男子は不甲斐なくなってきたがと苦言しつつ、日本人の誇りを取り戻すためにも本当の時代劇を残して継いでいかねばならないと語った。
千葉さんの信念が篭ったお言葉に、いちいち納得して頷く私なのだった。千葉さんがこんなにいっぱい喋って下さったのも珍しいとか。最後は観客に笑顔で手を振っていく千葉さん、まさに日本男子の鏡という存在感だった。
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●戦国アクション時代劇『ガーネットオペラ』トークショー
出演者3名の幟旗がステージに立っていたが、開始間際に旗の位置を移動してたり。
MCに久遠一氏が登場。どこぞのパシフィコ横浜かっ!?(笑)
左から入野自由(羽柴秀吉役)中村誠治郎(織田信長役)宮野真守(明智光秀役)。三人とも役の衣装を着用しメイクもして登場したので、観客には嬉しいサプライズ!(^o^) あの誠治郎くんよりマモくんのほうがデカいのか。
マモくん「これがイスか?」と早速役のスイッチ入ってるしw。自己紹介も「アケッチ」「ノブナ~ガ」と早くもノってて、自由くんも仕方なく「ヒデヨシ」。
舞台は、1582年信長によるバトルロワイヤルという、史実を基にしたオリジナル・ストーリー。現代語だという。
見どころはアクションや大立ち回り。マモくんも自由くんもアクション初なので、誠治郎くんからも教えて貰ったりと特訓中。脚本・演出・殺陣指導の西田氏の殺陣がめちゃ早くてスムーズで剣舞みたいな感じだという。
二人からは「リーダー」と呼ばれてる誠治郎くんは最年長で、全員20代という若いメンバー。誠治郎くんら29歳が5人いるが、いつの間にか集まってしまい他が寄ってこないと誠治郎くんがクレームつけると、「ちょっとオイニイが」とマモくんがちゃかして、また誠治郎くんが文句w。
誠治郎くんの髭は自前で、襟足だけはエクステか。自由くんのは地毛で、マモくんのもエクステ入ってるのかな。
キャラについて、「言えネェ」のマモくんはキーマンかな。「三角関係」の自由くんは、2人がどっしり構えてるのをかき回す役だという。とにかく自由くんが一番動き、相当の運動量だとか。
稽古場も暑くて、ケータリングの食物が減るのがとにかく速い。マモくんは10分の休憩中でもカップめんをバリバリ食らうとw。
「大興奮できる芝居」と自由くん。「若さ溢れる熱い舞台」と誠治郎くん。楽しみ方はいっぱいあると言うマモくんは「ぶっちゃけオモシロイよ!」。
ブースでプロマイド付きチケット販売中としっかり宣伝する自由くんに、子どもっぽいリアクションをする誠治郎くんw。
前日までは「ダンディに」とブログで言ってた誠治郎くんなのに、すっかりマモくんペースに乗せられて素が出ちゃった感じw。年下の自由くんが一番落ち着きがあってしっかりしていたか。
マスコミによるフォトセッション。いったんはけた三人が刀を持って登場。鞘から出して刀を構えてポーズをとる三人。
この時、しゃがんで構えた自由くんの刀の切っ先がスル~リピタっとおさまっていて、この子はデキルなと思った。劇団時代に基本でも学んでいたのだろうか。アクションも多い自由くんが一番楽しみになってきた。
東宝でずっと前に1公演しかチケットは取っていないけどね。舞台前のトークショーというのもいいもんだ。
 ̄
●YAMASA Presents 声優トークショー
メインアリーナ出演の声優陣が、本番直前の意気込みを語る。昨日は整理券ナシだったのに、今日は整理券アリなんて。
左から小杉十郎太(織田信長役)緑川光(明智光秀役)檜山修之(伊達政宗/風魔小太郎役)。MCはまたもやヨッシー。アリーナ用の衣装ではないが、小杉さんは青いシャツを着ててダンディ。
茶屋風の椅子に三人が腰掛け、光さんの肩に手をやり密接の小杉さん。「信長と光秀が仲イイ」と檜山さんにひやかされるが、小杉さんがやるとBLにしか見えんw。
昨日の武将祭に出ていない檜山さんは、「昨日どうだった?」と早速みんなにリサーチ。返ってきた答えは、緑川さん「ミラクル」、小杉さんは「ワルイ。昨日打上げ行っちゃった」って、打上げのことじゃないんだってば!と檜山さんw。
「あのGACKTさんと同じステージに立って唄ったんだよ」と結構興奮気味の小杉さん。昨日よりも今日のほうが緊張してる様子の光さんは、どうやら今日は出番が多いかららしい。ちなみに昨日緊張してた神谷くんは今日は平気らしい。
それでも檜山さんは、なるようになるさ風な反応。金曜のリハでも、鉄道博物館にも行って面白かったというぐらい余裕満々?w
小杉さんは昨日に続き今日も歌うが、今日初めてキャラソンを唄う檜山さんを激励。
山佐パチスロブースの宣伝を、キャラ声で読み上げる3人。檜山さんは前フリから勇者ボイス全開!光さんは含みのあるクールボイス。小杉さんはエロ渋ボイス。
小杉さんの挨拶で何故かデジタルコンテンツの話題。草尾さんが篤姫になって、小杉さんと檜山さんは北条氏康になったとかw。小杉さんが渋く「共に楽しもう・ぞ」で締め。語尾の”ぞ”が決めなのね。
最後までテンション高く手を振る檜山さん。照れ臭そうにしてる光さんと、手をハラリと振る小杉さんだった。
まったりした会場で思ったよりも楽しめた。トークショーがメインだったので全部を周りきれなかったが、前日も足を運べば良かったかな。これで入場無料だったら。
開始時間まで40分程。観客もメインアリーナへ移動。せいぜい3時間と思ってたが、4時間もあるのか^^;。
あちこちで情報が噴出していたけど、やっと公式サイトが出来上がったようで。
『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』
正式タイトルはこんなに長いのだろうか^^;。
『超・電王』シリーズの新作映画が3本連続公開とはまた大胆な!w
もう”電王”はお腹いっぱいとは思いつつ^^;、公開されるなら観るしかないじゃないかーっ!
5/22(土)公開から始まって〔EPISODE RED ゼロノス編〕〔EPISODE BLUE NEW電王編〕〔EPISODE YELLOW ディエンド編〕と続く。日付が覚えられないなと思ったら、トレイラーでモモタロスが「2週間ごとだぞ」と言ってくれたw。
ゼロノスならEPISODE GREENじゃないのか!?と思うが、赤青黄の信号機にしたいのだろうか。
3作品其々に、侑斗@中村優一、幸太郎@桜田通、大樹@戸谷公人がメイン出演。
今年のちゃんなかは、テレビに映画にと大活躍だぞ。通くんとは年末以来だが、幸太郎&テディのコンビは大好きだし、キャストの夢も叶ったようだ。
〔ディエンド編〕に時間警察の”黒崎レイジ”という名があったが、新キャラかな? 黒崎一護の親戚とか?w
3本のストーリー全部に、良太郎とモモタロスが出るのも嬉しい!
良太郎あってのモモ、モモあっての超・電王だもんね!(^.^)
でもここに出る良太郎を演じるのは、溝口琢矢くんだよね。琢矢くんファンは待ち焦がれたというべきか。もう佐藤健が『電王』に出ることはなさそうだ^^;。
 ̄
2月下旬に『D-BOYS BOY FRIEND SERIES』第7弾を購入。
山野楽器なので、オリジナル特典の(印刷)サイン入りクリアファイル付き。
登場するのは、五十嵐隼士、荒木宏文、碓井将大、鈴木裕樹、瀬戸康史、中村優一、三上博史の7人。
特撮ヒーローもので活躍したメンバーが大集合してるのだ。ラッシー以外の6人は、昨年8月にGロッソであった東映スーパーヒーロー祭りにも出演。ラッシーの『ウルトラマンメビウス』は東映じゃなくて残念^^;。
D-BOYSの他メンバーも、そろそろまた東映ヒーローものに出演して欲しいものだ。
 ̄
昨夜の『Shibuya Deep A』のゲストに鈴木裕樹が出演。
ズッキー、ゲキレッドの変身ポーズをやってくれたよ! 短髪だから余計カッケー。
この番組は特撮番組にも寛大なようで、井上正大が出た時もライダー変身ポーズをチラとやっていたけど、ディケイドの変身前は殆ど動きがないからなぁw。
井上くんは『TAXMAN』も終わり、4月からは『プロゴルファー花』に出演と順調な滑り出し。
5月公開の映画『ゼブラーマン2』にも出ているが、前作の『ゼブラーマン』を観た私はやはり2も観るべきか。
『ゼブラーマン』って、特撮映画に括られるのだろうか?
『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』
正式タイトルはこんなに長いのだろうか^^;。
『超・電王』シリーズの新作映画が3本連続公開とはまた大胆な!w
もう”電王”はお腹いっぱいとは思いつつ^^;、公開されるなら観るしかないじゃないかーっ!
5/22(土)公開から始まって〔EPISODE RED ゼロノス編〕〔EPISODE BLUE NEW電王編〕〔EPISODE YELLOW ディエンド編〕と続く。日付が覚えられないなと思ったら、トレイラーでモモタロスが「2週間ごとだぞ」と言ってくれたw。
ゼロノスならEPISODE GREENじゃないのか!?と思うが、赤青黄の信号機にしたいのだろうか。
3作品其々に、侑斗@中村優一、幸太郎@桜田通、大樹@戸谷公人がメイン出演。
今年のちゃんなかは、テレビに映画にと大活躍だぞ。通くんとは年末以来だが、幸太郎&テディのコンビは大好きだし、キャストの夢も叶ったようだ。
〔ディエンド編〕に時間警察の”黒崎レイジ”という名があったが、新キャラかな? 黒崎一護の親戚とか?w
3本のストーリー全部に、良太郎とモモタロスが出るのも嬉しい!
良太郎あってのモモ、モモあっての超・電王だもんね!(^.^)
でもここに出る良太郎を演じるのは、溝口琢矢くんだよね。琢矢くんファンは待ち焦がれたというべきか。もう佐藤健が『電王』に出ることはなさそうだ^^;。
 ̄
2月下旬に『D-BOYS BOY FRIEND SERIES』第7弾を購入。
山野楽器なので、オリジナル特典の(印刷)サイン入りクリアファイル付き。
登場するのは、五十嵐隼士、荒木宏文、碓井将大、鈴木裕樹、瀬戸康史、中村優一、三上博史の7人。
特撮ヒーローもので活躍したメンバーが大集合してるのだ。ラッシー以外の6人は、昨年8月にGロッソであった東映スーパーヒーロー祭りにも出演。ラッシーの『ウルトラマンメビウス』は東映じゃなくて残念^^;。
D-BOYSの他メンバーも、そろそろまた東映ヒーローものに出演して欲しいものだ。
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昨夜の『Shibuya Deep A』のゲストに鈴木裕樹が出演。
ズッキー、ゲキレッドの変身ポーズをやってくれたよ! 短髪だから余計カッケー。
この番組は特撮番組にも寛大なようで、井上正大が出た時もライダー変身ポーズをチラとやっていたけど、ディケイドの変身前は殆ど動きがないからなぁw。
井上くんは『TAXMAN』も終わり、4月からは『プロゴルファー花』に出演と順調な滑り出し。
5月公開の映画『ゼブラーマン2』にも出ているが、前作の『ゼブラーマン』を観た私はやはり2も観るべきか。
『ゼブラーマン』って、特撮映画に括られるのだろうか?
僕たちのかわぐちかいじ
2010年3月5日 アニメ声優漫画いよいよ3/11(木)発売の『モーニング』から、かわぐちかいじ氏の連載がスタート。
えっと、タイトルも内容も何もかも秘密なのか^^;。
それは見てのお楽しみ。次週のモーニングで己の目で確認せよ!ということか。
焦らすなぁ。
でも、どうやらこちらが勝手に期待していた内容ではないようだ。
 ̄
かいじ先生の『ジパング画集 KAI』は4/23(金)に発売。
これでやっと予約できる。
描き下ろしも収録されるようだが、オールカラーというのも嬉しい。
単行本未収録の外伝が、付録の特製DVDに収録されるそうだが、絵だけでキャラの声は出てこないのだろうか^^;。まんがビデオのように、先日の草加の恋話などは、東地宏樹さんのお声でぜひとも見聞きしたかったのだが。
 ̄
遅まきながら、別冊宝島の『僕たちの好きなかわぐちかいじ』を2月中旬に購入。
夏目房之介氏のメッセージやカラー扉絵から始まって、かわぐちかいじ×福井晴敏のリスペクト対談を読むだけでも、既にお腹いっぱい(^.^)。そういえば私も、かわぐち氏の『沈黙の艦隊』『ジパング』と福井氏の『終戦のローレライ』『亡国のイージス』にハマったのは、だいたい同時期だったなぁとシミジミ振り返る。お二人の対談場所が、”ニ・二六事件”で戒厳司令部が置かれた現在の九段会館というのが面白い。イベントやら試写会やらで何度も行ったのにね。
巻末にかわぐち氏サインプレゼント応募券が付いていたが、かわぐち氏のコピーサインが、この本の表紙裏とカバー表紙後ろの2ヶ所に書かれてあったのが嬉しい。一見して本物ぽいよねw。
えっと、タイトルも内容も何もかも秘密なのか^^;。
それは見てのお楽しみ。次週のモーニングで己の目で確認せよ!ということか。
焦らすなぁ。
でも、どうやらこちらが勝手に期待していた内容ではないようだ。
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かいじ先生の『ジパング画集 KAI』は4/23(金)に発売。
これでやっと予約できる。
描き下ろしも収録されるようだが、オールカラーというのも嬉しい。
単行本未収録の外伝が、付録の特製DVDに収録されるそうだが、絵だけでキャラの声は出てこないのだろうか^^;。まんがビデオのように、先日の草加の恋話などは、東地宏樹さんのお声でぜひとも見聞きしたかったのだが。
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遅まきながら、別冊宝島の『僕たちの好きなかわぐちかいじ』を2月中旬に購入。
夏目房之介氏のメッセージやカラー扉絵から始まって、かわぐちかいじ×福井晴敏のリスペクト対談を読むだけでも、既にお腹いっぱい(^.^)。そういえば私も、かわぐち氏の『沈黙の艦隊』『ジパング』と福井氏の『終戦のローレライ』『亡国のイージス』にハマったのは、だいたい同時期だったなぁとシミジミ振り返る。お二人の対談場所が、”ニ・二六事件”で戒厳司令部が置かれた現在の九段会館というのが面白い。イベントやら試写会やらで何度も行ったのにね。
巻末にかわぐち氏サインプレゼント応募券が付いていたが、かわぐち氏のコピーサインが、この本の表紙裏とカバー表紙後ろの2ヶ所に書かれてあったのが嬉しい。一見して本物ぽいよねw。
Studio Life 訪問者
2010年3月4日 舞台演劇Studio Life公演『訪問者』を観てきた。
『トーマの心臓』との連鎖公演。『訪問者』を観るのは初である。
スタジオライフ25周年記念来場者プレゼントは、ランダムに配布の役者フォト。私は高根さんだった^^;。
今日は前方中ブロック通路側で、これまでにないような観易い良席(^^)。
しかし前のほうでも、時節場所やモノローグを書いた字幕が小さく薄くて読み難いこと。
『トーマの心臓』のメインキャスト、オスカー・ライザーがシュロッターベッツに来るまでの生い立ちを描いた話。
萩尾望都の原作コミックはずっと前に再読したきりで、今回読み直すことはしなかった。
頭の記憶を引っ張り出しながら観たが、ほぼ原作通りとなっていたようだ。
むしろ原作は短編なので、せいぜい1時間30分ほどの舞台かと勝手に思っていたら、休憩含めて2時間30分と長く、最後のシュロッターベッツに辿り着くまで何かとヤキモキさせられた。だって、ほぼ全編がオスカーの健気で切ない話なのだもの。
長くなった分、原作以上に膨らみを持たせた濃密な世界観を築いていて、オスカーをはじめ、キャラクターの気持ちにじっくり寄り添うことはできた。
原作だけでは分らなかったことに気づかされたり、『トーマの心臓』とも繋がる場面や新たな関係性が見えてきたのも面白い。
関係地図がパンフに載っていたが、父と息子が旅するヴィッテンからシュターデン、終点カールスルーエまでの道のりが何と長いこと、そしてドイツの広いこと。その土地土地で出会う人たち、生きる人たちをしっかり描き出す人間ドラマ。
厳冬から春、初夏から初秋、また冬と、めくるめく季節を舞台で味わいながら、キャラクターの心情の移り変わり、子どもから少年へと成長していくオスカーをナマで感じられる醍醐味が、この舞台には詰まっていると思う。
荒木健太朗のオスカーは、殆ど出ずっぱりの熱演。クルクル巻き毛や半ズボンやベストもよく似合い、イメージ通りなのが嬉しい。純粋さ、ひたむきさ、たまに見せる大人びた表情などが素晴らしく、チビ・オスカーの内面性をいかんなく表現している。前半の可愛らしさから、後半の落ち着きへとトーンが変わる丁寧な演じ分けも見事だ。犬と駆け回ったり、不良たちに絡まれたりとたっぷり動くので、体力的にもかなりキツイかと思うが、千秋楽まで駆け抜けていただきたい。
高根研一のグスタフは、荒木オスカーと体格的に差があるのが親子っぽい。高根さん自身が無口で無愛想で、演技的にも不安定なので、正直私には苦手な役者だった。だが今回は、高根さんのすべてがグスタフという役に結実されているのが良かった。不器用な愛情を持った人間臭い男として、原作以上の存在感と息づかいを感じさせる。
吉田隆太のヘラは、母親としての愛情よりも、ひとりの女としての愛と憎しみ、苛立ちとジレンマの感情を強く出していたように思う。
ルドルフ・ミュラーの船戸慎士は、回想での若々しく要領のいいイケメンぶりがハマる。校長となったミュラーがもう少し老けていてもいいかな。
登場人物がやたらに多いので、キャストの兼ね役にも注目。青木隆敏@ニーナの過剰なブリっ子ぶりと毒舌、植田圭輔@シュテファンが可愛らしい。曽世海司の女性役はノリにノってて痛快。岩崎大@グスタフ父の発声の鋭さがイイ。関戸博一@エンゲリーカが抜群に愛らしくて気に入った。バッハマン刑事@河内喜一朗は、ヴェルナー父と喋り方が同じなのが気になる^^;。
『トーマ』では使われなかったが、ワイン祭りの場面で通路演出があって一気にボルテージ。『トーマ』のオスカー&ユーリが若者と娘に扮し、ペアになってダンスしていて笑った(^o^)。
特筆すべきは、キーワンとなる犬のシュミット。犬の様々な鳴き声とキャストの演技だけで表現され、時に舞台上にホントに存在しているかのように思わせた。
グスタフの膝に抱かれている時のオスカーが、『トーマ』のユーリの家でエーリクがユーリの膝に抱かれている場面と重なるが、ユーリがエーリクの髪を撫でるのを躊躇するように、グスタフも自分の指を見つめ躊躇する場面が印象的。
ユーリの心によい種と悪い種があったように、ヘラの心にもあって、悪い種はグスタフに、よい種はルドルフに惹かれていたのかな~とも思う。オスカーも、悪い子だったのがどんどんよい子になっていくようだと言ってたが、善悪の思考には”神”への信仰が根付いているのだろう。
グスタフは旅の間、時としてオスカーに食事も与えずほったらかしにするが、今なら育児放棄とか児童虐待行為として問題視されることだろう。宿には親切な人もいたから良かったが、現代と違った社会性や国民性も伺える。
ひとりの親として観ながら、父親にどんどんソックリになっていく我が息子を思っていた。とりわけ男の子は、早く大人になりたがるものなのだろう。自立して、父親を超えて、愛する人を守ってやりたいと願う。
それは母親を守れず、父親とも別れなければならなかったオスカーの、小さな自分に対する怒りと諦め、そして孤独。まだ大人になれない少年は、ひたすら待たねばならなかったのだ。
シュロッターベッツでユーリと一緒にいるオスカーを、右の高台から優しく見守るヘラとグスタフの図が切なくもあたたかい。ここがオスカーの居場所、これがオスカーの幸せ。限りない絶望が、小さな希望を生む名シーンだ。
会場では、時おりすすり泣く声も聞こえてきたが、観終わった後からじわじわと思い出され、熱いものが込み上げてくる舞台だった。
来週は『トーマの心臓』Blauチームを観劇。
2000年の連鎖公演で、チビ・オスカーを演じた岩崎大が満を持してのオスカー役。
荒木さんもいつか『トーマ』でオスカーを演じてくれることだろう。
『トーマの心臓』との連鎖公演。『訪問者』を観るのは初である。
スタジオライフ25周年記念来場者プレゼントは、ランダムに配布の役者フォト。私は高根さんだった^^;。
今日は前方中ブロック通路側で、これまでにないような観易い良席(^^)。
しかし前のほうでも、時節場所やモノローグを書いた字幕が小さく薄くて読み難いこと。
『トーマの心臓』のメインキャスト、オスカー・ライザーがシュロッターベッツに来るまでの生い立ちを描いた話。
萩尾望都の原作コミックはずっと前に再読したきりで、今回読み直すことはしなかった。
頭の記憶を引っ張り出しながら観たが、ほぼ原作通りとなっていたようだ。
むしろ原作は短編なので、せいぜい1時間30分ほどの舞台かと勝手に思っていたら、休憩含めて2時間30分と長く、最後のシュロッターベッツに辿り着くまで何かとヤキモキさせられた。だって、ほぼ全編がオスカーの健気で切ない話なのだもの。
長くなった分、原作以上に膨らみを持たせた濃密な世界観を築いていて、オスカーをはじめ、キャラクターの気持ちにじっくり寄り添うことはできた。
原作だけでは分らなかったことに気づかされたり、『トーマの心臓』とも繋がる場面や新たな関係性が見えてきたのも面白い。
関係地図がパンフに載っていたが、父と息子が旅するヴィッテンからシュターデン、終点カールスルーエまでの道のりが何と長いこと、そしてドイツの広いこと。その土地土地で出会う人たち、生きる人たちをしっかり描き出す人間ドラマ。
厳冬から春、初夏から初秋、また冬と、めくるめく季節を舞台で味わいながら、キャラクターの心情の移り変わり、子どもから少年へと成長していくオスカーをナマで感じられる醍醐味が、この舞台には詰まっていると思う。
荒木健太朗のオスカーは、殆ど出ずっぱりの熱演。クルクル巻き毛や半ズボンやベストもよく似合い、イメージ通りなのが嬉しい。純粋さ、ひたむきさ、たまに見せる大人びた表情などが素晴らしく、チビ・オスカーの内面性をいかんなく表現している。前半の可愛らしさから、後半の落ち着きへとトーンが変わる丁寧な演じ分けも見事だ。犬と駆け回ったり、不良たちに絡まれたりとたっぷり動くので、体力的にもかなりキツイかと思うが、千秋楽まで駆け抜けていただきたい。
高根研一のグスタフは、荒木オスカーと体格的に差があるのが親子っぽい。高根さん自身が無口で無愛想で、演技的にも不安定なので、正直私には苦手な役者だった。だが今回は、高根さんのすべてがグスタフという役に結実されているのが良かった。不器用な愛情を持った人間臭い男として、原作以上の存在感と息づかいを感じさせる。
吉田隆太のヘラは、母親としての愛情よりも、ひとりの女としての愛と憎しみ、苛立ちとジレンマの感情を強く出していたように思う。
ルドルフ・ミュラーの船戸慎士は、回想での若々しく要領のいいイケメンぶりがハマる。校長となったミュラーがもう少し老けていてもいいかな。
登場人物がやたらに多いので、キャストの兼ね役にも注目。青木隆敏@ニーナの過剰なブリっ子ぶりと毒舌、植田圭輔@シュテファンが可愛らしい。曽世海司の女性役はノリにノってて痛快。岩崎大@グスタフ父の発声の鋭さがイイ。関戸博一@エンゲリーカが抜群に愛らしくて気に入った。バッハマン刑事@河内喜一朗は、ヴェルナー父と喋り方が同じなのが気になる^^;。
『トーマ』では使われなかったが、ワイン祭りの場面で通路演出があって一気にボルテージ。『トーマ』のオスカー&ユーリが若者と娘に扮し、ペアになってダンスしていて笑った(^o^)。
特筆すべきは、キーワンとなる犬のシュミット。犬の様々な鳴き声とキャストの演技だけで表現され、時に舞台上にホントに存在しているかのように思わせた。
グスタフの膝に抱かれている時のオスカーが、『トーマ』のユーリの家でエーリクがユーリの膝に抱かれている場面と重なるが、ユーリがエーリクの髪を撫でるのを躊躇するように、グスタフも自分の指を見つめ躊躇する場面が印象的。
ユーリの心によい種と悪い種があったように、ヘラの心にもあって、悪い種はグスタフに、よい種はルドルフに惹かれていたのかな~とも思う。オスカーも、悪い子だったのがどんどんよい子になっていくようだと言ってたが、善悪の思考には”神”への信仰が根付いているのだろう。
グスタフは旅の間、時としてオスカーに食事も与えずほったらかしにするが、今なら育児放棄とか児童虐待行為として問題視されることだろう。宿には親切な人もいたから良かったが、現代と違った社会性や国民性も伺える。
ひとりの親として観ながら、父親にどんどんソックリになっていく我が息子を思っていた。とりわけ男の子は、早く大人になりたがるものなのだろう。自立して、父親を超えて、愛する人を守ってやりたいと願う。
それは母親を守れず、父親とも別れなければならなかったオスカーの、小さな自分に対する怒りと諦め、そして孤独。まだ大人になれない少年は、ひたすら待たねばならなかったのだ。
シュロッターベッツでユーリと一緒にいるオスカーを、右の高台から優しく見守るヘラとグスタフの図が切なくもあたたかい。ここがオスカーの居場所、これがオスカーの幸せ。限りない絶望が、小さな希望を生む名シーンだ。
会場では、時おりすすり泣く声も聞こえてきたが、観終わった後からじわじわと思い出され、熱いものが込み上げてくる舞台だった。
来週は『トーマの心臓』Blauチームを観劇。
2000年の連鎖公演で、チビ・オスカーを演じた岩崎大が満を持してのオスカー役。
荒木さんもいつか『トーマ』でオスカーを演じてくれることだろう。
超劇場版ケロロ軍曹 奇跡の時空島 / 超電影版SDガンダム三国伝
2010年3月3日 映画『超劇場版 ケロロ軍曹』を観てきた。
入場者プレゼントはカード2枚。
 ̄
先ずは同時上映の『超電影版 SDガンダム三国伝~Brave Battle Warriors~』。
『三国志』をベースに、伝説の大陸”三璃紗(みりしゃ)”で、SDガンダムたちが繰り広げる侠(おとこ)たちの叙事詩。
プラモデルやコミックで大人気らしいが、テレビアニメの前哨戦といったところか。
映画は、民を救うため立ち上がった義勇軍の劉備ガンダム、関羽ガンダム、張飛ガンダム3人を、”三璃紗”を暴力で支配する董卓ザク軍の胡軫ギャンが迎え撃つ話。
董卓軍の”鎮江(ちんこう)将軍 胡軫(こしん)ギャン”という読みに苦笑させられるが、物語はいたってシリアスで真面目ベース。
劉備ガンダムに、張飛ガンダムたちが「アニキ」と言ってたが、「兄じゃ」のほうがいいのでは。
三人を助け戦いを見守っていた少年が、民だけでなく観客に向かっても「君たちも一緒に」「頑張れーっ!」を促すので笑い。特撮イベントかーっw。
劉備ガンダム役の梶裕貴の声が、最初は女性声優さんかと勘違いするほどソフトで高め。
安元洋貴、加藤将之の声の出番はさほど多くない。その代わり、小山力也の声が目立つこと。
4/3(土)10:15からテレ東で放送スタート。
放送中の『ケロロ軍曹』は短縮されちゃうのでありますか^^;。
 ̄
次は『超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!』。
『超劇場版』の第5弾。
ケロロそっくりの奇妙な石像の謎を解明するため、ケロロと冬樹が地球の裏側の孤島イースター島で様々な出会いをするが、恐るべき最大最強の敵との戦いに巻き込まれ激突する話。
超劇場版になると途端にフリーダムな空気が少なくなり、あまり面白くなくなるのが難^^;。
今回もケロロ&冬樹がメインで大活躍だが、夏美の出番は少なく、サブローその他のキャラの出番も僅かなので、オールキャラ的な賑やかさや楽しみはない。
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの出動は懐かしくもあるが、決定的兵器とまでいかないのがもどかしい。
ケロロ小隊がいつにも増して団結力を発揮、其々に頑張る姿が見どころだが、やり過ぎて可愛くなっちゃうのが何とも頼りないというか^^;。
イースター島の本当の伝説を知らないので、精霊マナや、双子の精霊イオとラナ、そして伝説の邪悪な霊アクアクなどの関係性が、いまひとつピンとこなくて、物語にのめり込めない要因かもしれない。
『ポケモン』もどきの時空ネタなので新鮮味がないが、再生復活したケロロの”究極体”を見るだけでも一興だろうか。
テレパシーで会話をして不思議な力を発揮する、可愛くも逞しい双子のイオとラナの魅力が鮮やかに印象に残る作品だった。
楽しいオープニング曲を唄うのは、高田純次&松元環季の元気なコンビ。
松元環季はラナの声もキュートに好演しており、イオ役の本城雄太郎とも息ぴったり。今作品は環季さんファンにはたまらないだろう。
冬樹の声は、川上とも子から、テレビ版と同じく桑島法子が担当。
先に聞いたハデスの声の大塚芳忠が、こちらではネヴラの声で少し出ていて、矢島晶子@アズサもそれなりに活躍。
入場者プレゼントはカード2枚。
 ̄
先ずは同時上映の『超電影版 SDガンダム三国伝~Brave Battle Warriors~』。
『三国志』をベースに、伝説の大陸”三璃紗(みりしゃ)”で、SDガンダムたちが繰り広げる侠(おとこ)たちの叙事詩。
プラモデルやコミックで大人気らしいが、テレビアニメの前哨戦といったところか。
映画は、民を救うため立ち上がった義勇軍の劉備ガンダム、関羽ガンダム、張飛ガンダム3人を、”三璃紗”を暴力で支配する董卓ザク軍の胡軫ギャンが迎え撃つ話。
董卓軍の”鎮江(ちんこう)将軍 胡軫(こしん)ギャン”という読みに苦笑させられるが、物語はいたってシリアスで真面目ベース。
劉備ガンダムに、張飛ガンダムたちが「アニキ」と言ってたが、「兄じゃ」のほうがいいのでは。
三人を助け戦いを見守っていた少年が、民だけでなく観客に向かっても「君たちも一緒に」「頑張れーっ!」を促すので笑い。特撮イベントかーっw。
劉備ガンダム役の梶裕貴の声が、最初は女性声優さんかと勘違いするほどソフトで高め。
安元洋貴、加藤将之の声の出番はさほど多くない。その代わり、小山力也の声が目立つこと。
4/3(土)10:15からテレ東で放送スタート。
放送中の『ケロロ軍曹』は短縮されちゃうのでありますか^^;。
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次は『超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!』。
『超劇場版』の第5弾。
ケロロそっくりの奇妙な石像の謎を解明するため、ケロロと冬樹が地球の裏側の孤島イースター島で様々な出会いをするが、恐るべき最大最強の敵との戦いに巻き込まれ激突する話。
超劇場版になると途端にフリーダムな空気が少なくなり、あまり面白くなくなるのが難^^;。
今回もケロロ&冬樹がメインで大活躍だが、夏美の出番は少なく、サブローその他のキャラの出番も僅かなので、オールキャラ的な賑やかさや楽しみはない。
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの出動は懐かしくもあるが、決定的兵器とまでいかないのがもどかしい。
ケロロ小隊がいつにも増して団結力を発揮、其々に頑張る姿が見どころだが、やり過ぎて可愛くなっちゃうのが何とも頼りないというか^^;。
イースター島の本当の伝説を知らないので、精霊マナや、双子の精霊イオとラナ、そして伝説の邪悪な霊アクアクなどの関係性が、いまひとつピンとこなくて、物語にのめり込めない要因かもしれない。
『ポケモン』もどきの時空ネタなので新鮮味がないが、再生復活したケロロの”究極体”を見るだけでも一興だろうか。
テレパシーで会話をして不思議な力を発揮する、可愛くも逞しい双子のイオとラナの魅力が鮮やかに印象に残る作品だった。
楽しいオープニング曲を唄うのは、高田純次&松元環季の元気なコンビ。
松元環季はラナの声もキュートに好演しており、イオ役の本城雄太郎とも息ぴったり。今作品は環季さんファンにはたまらないだろう。
冬樹の声は、川上とも子から、テレビ版と同じく桑島法子が担当。
先に聞いたハデスの声の大塚芳忠が、こちらではネヴラの声で少し出ていて、矢島晶子@アズサもそれなりに活躍。