TVドラマ。

日曜『天装戦隊ゴセイジャー』新番組
戦隊シリーズ最新作。地球を守ってくれるのは、地球人ではなく、護星天使たち。というか天使の見習いで、地上に取り残されたので、守るハメになったという^^;。3つの族があり、レッドとピンクが”スカイック”、ブラックとイエローが”ランディック”、ブルーだけが”シーイック”なのは分った。
でも今度のレッドことアラタは、初っ端からチェンジカードをなくしたり、存在を人間に知られたりと、少々なさけなくて頼りない^^;。「最後まで諦めない」という心意気だけはレッドだが、これは周りがちゃんとフォローしてあげないとw。少年・望くんもカードを拾ったら、早く渡してあげなよ。敵の攻撃を前にカードの受渡でモタモタしているのを見ると、ちとイラっ^^;。

アラタ役の千葉雄大は、小野健斗や浜尾京介よりも年上。童顔で小柄に見えるので、てっきり現役高校生なのかと思っていた^^;。レッドと共に、俳優としての成長を期待したい。

宇宙人軍団ウォースターは、最初からシリアス雰囲気で上下関係が厳しそう。首領モンス・ドレイクは飯塚昭三、流星のデレプタは小山力也。凶悪そうな力強い演技が冴える。彗星のブレドランは思慮深く冷静沈着で、飛田展男お得意のクールビューティボイスを楽しめそうv。これからはずっと飛田さんのお名前をOPロールで拝めるのね。
力也さんのブログにも三人の写真が! ”飛田先輩”というのが新鮮でイイなぁ。


第6週昼帯『インディゴの夜』
第5週が4話で終わったようで、先週から月曜~金曜完結の話となったようだ。
晶の婚約者・司は、改心するかと思ってたが、とことん悪人だったのでガッカリ。結局は晶に男を見る目がなかったようだ。人質に取られた晶を助けようと、インディゴ・ホストたちが必死に応戦。俺を人質にしてくれ~と代わる代わるに言うのがクサイが^^;、晶はいつの間にか慕われる存在になっていたってことで。
凶悪人の司を前に、キリっと睨みつけタイミングを計っている憂夜がホント格好良かったv。晶を助け出し、憂夜と司がもみ合って階段から下へ。脚にナイフが刺さって痛そうに苦しむ憂夜の姿がちょっと意外。ひょっとして憂夜はこういう非常時に場慣れしてて、凶器にも不死身の男なのではないかと思い込んでいたw。憂夜さんも人間。今週からは松葉杖を使用。

加藤和樹の憂夜はとってもハマリ役。登場するだけで場面が光り輝くこと。今日もなぎさママとの仲を指摘され、ニヤっと不敵に笑った顔にドキっとしちゃった(*^。^*)。
憂夜@加藤和樹と司@松田賢二は、5月の舞台『罠』ではダニエルとメルルーシュとなって対峙するんだよね。
今週はテツ@森カンナの心情がメインになりそうだが、テツを見て女子高生がカワイイよねと言うのがワザとらしいw。やっぱり女性に見えるが、晶やホストたちは今頃気づくのだろうか?^^;憂夜はとっくに気づいてて黙秘していたりして?
司のことをふっきれた晶@森口瑶子が、どんどん色っぽく見えてくるのは気のせいか?w
バンブー印『M’z Garden vol.1~バレンタインデーver~』へ行ってきた。

チケ取りに時間を食って出るのが遅くなったが、晴れた! 
代官山から歩く足取りも軽く。降りるべく西郷橋階段で、ヴィジュアル系ボーイたちの撮影会をやってた。ダレだったんだろう?
物販のメッセカード付きハート型カイロは、残ってた最後のひとつをゲット。
お初の会場はお洒落なセンス。整理番号の入場で前から4番目の席へ。スタンディングじゃなくてよかった。前席と随分と間隔があるなぁと思ったが、後から納得。開始まで、「イケメンデルの法則」のVが流れて笑い。

根本正勝さんのソロイベント。上の長い螺旋階段から降りてきて、踊り場なステージでトークスタート。どうして”M’z Garden”と付けたのか解説、「こじゃれ」「ミュージック」と自分のスタンスとイベントの意気込みを話す。

本日1回目のゲストは八戸亮。上のソファでゴロゴロしてたそうw。根本さんも細身で格好良いが、ハッチも細くて実物はめちゃイケメン。「トオル」「ゲンゴロウさん」と呼び合う仲。
早速、ハッチが大好物な”ピルクル”が登場! 500ml入り。根本さんのマネージャーさんが急いで買ってきてくれたとか。箱ごと飲んでいたハッチだが、コップに入れて二人でピルクル乾杯!(^o^) 「甘い」と根本さんw。

知り合ってほぼ3年の二人だが、共演VTRが流れる。小野Tさんが作成。『遙かなる時空の中で舞一夜』から、安倍泰明と藤原鷹通が一緒の場面をピックアップ。懐かしい~。
裏話がいっぱい。ハッチは声を泰明役に近づけるために、PS遙かで「問題ない」などの台詞を繰り返し真似してやっていたという。石田彰さん声を何度も耳から染み込ませて発していたようだ。ハッチ努力家! 「ひとりラップ」のようで「熱心だけど面白い」「熱心だけどストイックだよ」と根本さんw。
根本さんの鷹通は「ネモミチ」だとハッチ。「眼鏡をかけると入り易い」と鎖にも言及する根本さん。ハッチは泰明のオダンゴ頭や数珠にもこだわっていた様子。「スタイルがイイ!」「ヒョロイ!」と褒める根本さん。お互いに褒め合ってイイ気分w。
一時期、二人の役が逆転することもあった!?ようだが、今ではとても想像できない^^;。でもハッチは「短剣使いたかった」とマイクの持ち手を捻ったり。「泰明は素手でどんだけ強いんだよ!」と光の効果をあげる根本さん。
苦労したことでは、時に共演者と意見のぶつかることもあったと、場当たりの時の思い出を話す二人。でもぶつけ合った後でうんと仲良くなるからいいよね。
今だから話せる衝撃話で、朧の稽古中に根本さんが車に当たって事故った時のことが! ファンは全然知らなかった(゜o゜)。初日の時は肋骨が折れていたそうだ^^;。ひえ~。痛かったので、誠治郎くんとかが笑わせても笑えない状況だったと苦笑する根本さん。

根本さんが企画した”ジェンガ・トーク”。取ったジェンガに書かれてある番号のお題に答えるゲーム。54も問題を考えてきたんだね。もちろんジェンガを倒した人はバツゲーム。
ケンタッキーのCMをやらされるハッチw。海外旅行や飛行機に乗った経験がない根本さんは、ハワイに行きたいと。二人とも青森と福島の東北出身、「おとう」「お父さん」のナマリも聞かせたりw。
彼女にどう告白するかは、其々が女役もこなして、まさにヴァレンタイン企画。ワイン開けてのシチュエーションで「前から好きだったんだ」と言うハッチはアダルトモード。屋上設定だが、結局は「好きだから付き合ってくれ」と根本さんはストレート。
互いにキライなところはちょっと遠慮?根本さんに対し「こう見えてw、頭がすごくキレルんですよ」とハッチが「羨ましい」。根本さんは「ここがヒョウ柄なトコ」と言うが、スパッツじゃなくレギンスだとハッチに訂正されたりw。
ジェンガがなかなか倒れず、めちゃ速いジェンガ対決になり、予想通りバツゲームはハッチ。悶絶する苦さだという”オヤジヤ”登場。BGMをバックに、一気飲みしてCMみたいに笑顔で「ウマイ」とハッチ。そのままピクルス持って上へ退散。この後2回あるが、「悉くゲストに飲ませてやろう」と言う根本さんはやっぱSだなぁw。

バレンタインデー企画Vが流れる。エプロン姿で根本さんがはじめてのチョコ作り。「プロジェクトX」の音楽をバックに、100個以上を作る。チョコを砕いて溶かして、しぼりきで流してトッピング、袋につめてラッピング。「すげえな」と加藤良輔もちょっぴりお手伝い?
「今から配りま~す!」とチョコを山盛りに入れたカゴを持って根本さんが登場。ひとりひとりを回って1個1個を手渡し。そのための前席との間隔だったのか。目の前に来て渡されるとやっぱり嬉しくて「ありがとうございます」。でもあと2回もあるし、約120人×3回分って数のチョコ!?^^; 400個近く手作りされたようだ。
配り終わった後、ちょっとナメてかかったらエラいことになったと苦笑するも、「出来栄えより愛情だから」と根本さん。このイベントはファンに感謝を込めて、自分のできることをしようと思ったと言う。
自分がやりたいことをやれる環境もできたが、責任ももたなければならない。先輩方や後輩を見てて、負けてらんないと思うし、俺にしかできないことがあると思う。仲間や友人も大切だが、最終的には自分を信じてあげなくちゃならないと言った言葉が印象的。確かに、今朝のチケ取りも自分を信じて挑んだから取れたようなモンw。

苦さもとれたハッチが再び登場。「緊張したけど、みんながあったかくて」「ゲンゴロウさんがカッコよかった」とハッチの感想。
ハッチの舞台告知など情報もあり、根本さんも夏の舞台があるし、「刺激し合っていこうよ」と根本さんにツンツンするハッチ。今度もしトオルのソロイベントがある時は、ゲストで呼んでよと言う根本さんに、MCとして呼ぶとハッチ。
和気藹々の拍手の中、階段を駆け上っていく二人が手を振りながら終了した。

攻受の程良いバランスで二人の弾けた雰囲気に、まったり感や手作り感もあって、とっても楽しかった(^o^)。この分だとvol.2もありそう。今度は根本さんのお誕生日のあたりかな?4月のAshのライブも楽しみだ。
2月は私のバースデーとバレンタインデーがあるサービス月間なのかw、ネット視聴ラッシュ。

集英社VOMIC『ぎんぎつね』
原作はウルトラジャンプで連載中の落合さよりの漫画。
主人公の女子高生・沢木まことに伊藤かな恵。まことの神社の神使で大狐の姿をしている銀太郎に関俊彦。”太郎”と付くだけでつい『電王』キャラが浮かんじゃうw。
毎週木曜更新で、今は第2話まで配信中。まことにしか見えない銀太郎だが、まことの悩みをクールな構えで聞いてあげる、頑固親父みたいな役割かな。
ドラマの終わりに毎回ミニフリートークがあるが、「ちょっとカタいキツネの性格」と私も聞こえてしまった。「キツメ」ねキツメw。すかさず関さんが「キツネは私です」(笑)。

WEBラジオ『夜のサンライズアワー』
これってまだ続いてたのね^^;。関さんがゲストの時は、お金を払って「SEED club」に入らなきゃ聞けなかったのに。いつの間にか無料で聞けるようになっていたんだ。
パーソナリティはお馴染み、千葉一伸と鳥海勝美。今回のゲストは、劇場版に合わせてとっておいたという石田彰。切り札というわけだが、石田さんが出るということは、劇場場は完全にポシャったということか?^^;
保志総一朗の話題。「保志くんに頼ろう」「居るだけで心が安まる」と石田さんv。でも「イシダく~ん」とホッシーのマネをする鳥海さんたちが、ひでぇ~^^;。二人の石田さん像は皆と同じで、「今のは作り上げた石田彰像」と苦笑する石田さん。イメージってスゴイねw。
”SEED””SEED DESTINY”のことを、相変わらず知らない鳥海さんネタで盛り上がる。でも基本、石田さんと鳥海さんって気が合いそう。
終わる頃には三人とも「40過ぎのおっさん」ラジオですっかり意気投合。次回配信も楽しみ!

WEB RADIO『ミラクル☆トレインラジオ~車掌室へようこそ~』
パーソナリティは、藤原啓治とKENN。今回のゲストは、ミラ☆トレの毒舌わんこ・とくがわ役の石田彰。まめしばだったのね。
大江戸線クイズは「築地市場」駅。聞いてるだけで、美味そうな玉子焼き~。
鉄子の部屋は、先ず石田さんのお悩み。「僕、40歳を過ぎたあたりからイライラしてる」と、ここでも芸人ネタと「歳を重ねる」という言葉が出たw。KENNはやっぱり賢くてオトナだわ。KENNの誠実な答えに、満足した石田さんが「KENNくんv」「君のそのひと言で…僕は生きていけるよ」。まるでプロポーズのような色っぽい言い方v。藤原さんもマネして「KENNくんv」。40過ぎのおっさん二人から熱烈歓迎されたKENNだったw。
藤原さんの「どーでもよくなってきた」っていうのは、40過ぎおっさんの平田さんや東地さんも言いそうな言葉かなw。次回配信も楽しみ!

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12日アニメ『アンパンマン』Aパート
かつぶしまん役が井上和彦、かぜこんこん役が郷里大輔。
先月中旬に和彦さんのブログで、ついこの間も郷里さんと一緒に仕事をしたと報告されていた作品。お二人の息ぴったりの台詞のやり取りが今では夢のよう。この作品が郷里さんの遺作となったのだろうか。

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今日から冬季オリンピック開催。
テレビで開会式の模様をナガラ見していたが、大掛かりな舞台セットといい、斬新な演出といい、壮大なエンタメショーのようで見応えがあった。
バンクーバーへは、20年以上前に一度行ったことがある。その時は、都会的でセンスのいい、東京とあまり変わらない街だなという印象だった。カナダでは、歴史的雰囲気あふれるケベックやモントリオールがお気に入りだ。

歳を重ねる

2010年2月12日 生活時事
ひとつ歳を重ねました(^.^)。

この歳になっても、お祝いメッセージをいただくと嬉しいものですね。
ありがとうございますm(__)m。

この時期のプレゼントとなると、やっぱりチョコ。
チョコは毎日何かしら食べているほど大好きなので有り難い。
息子からは、マイリクで”武将チョコ”を貰った。伊達や真田は売り切れてたそうで織田に。石田三成チョコってないのかな。

先月は運転免許更新。何度目かのゴールドだが、ペーパーだしね^^;。
そろそろ視力検査がヤバくなった^^;。5年後は老眼鏡持参だろうか。

先月はカーブス筋トレを頑張ったおかげで、数字にしっかり表れた。
脂肪が減ったので胸はペチャンコになったけど、筋力はなかなかのもの。
実年齢よりもマイナス10歳だぜ!(^o^)丿
これでまたイベントや舞台に行けるっw。
歳を重ねると、何をするのにも、若い時よりも体力が更に必要になってきたと痛感する。
なにごともコツコツと自分のペースで続けること。これだね!
冬どこの後、再びミッドタウンへ。
FUJIFILM SQUAREで開催の、写真で辿る『坂本龍馬の生きた時代』を見てきた。入場無料。

写真技術が日本に来たばかりの時代。
坂本龍馬や、同時代に活躍した人物の写真から、その人生や激動の時代を振り返る写真展。
写真は複製で拡大されたものではあるが、見たこともなかった写真もあって興味深い。

龍馬の顔って、見れば見るほど、30-DELUXの清水順二さんに似てるなぁ^^;。身長や体型も同じ位かな。殺陣もスゴイしね。
龍馬の女性関係図が面白い。”時には利用し、時にはすっぽかし、時には振り回され…”と、龍馬の人生には女性が不可欠だ。殆ど素人ばかりだけどw。

【幕末☆イケメンコンテスト】まで開催中。バレンタイン企画か。幕末王子No.1は誰?ってw。
エントリーされた9人のうち、いまのところ坂本龍馬と土方歳三が接戦w。この二人って同年生まれだっけ。昔の誕生日だとさそり座の男とおうし座の男。軍配はどちらに?

大河ドラマ『龍馬伝』展ともコラボ。
撮影小道具が展示。福山雅治が実際に使用した、大刀、小刀、木刀、短銃など。間近で見るとズッシリ感がある。 龍馬の紋付着物や小倉袴も展示。
出演者インタビューに加え、出演者の写真も豊富に展示。佐藤健のパネルもあって、さっきまでの中村優一と絡めて『電王』が思い出された。
ドラマはSeasonごとの4部構成。RYOMA THE「DREAMER」「ADVENTURER」「NAVIGATOR」「HOPE」とつながるが、4番目は韻を踏まないのか。

北海道坂本龍馬記念館の協力もあってか、物販が充実。
龍馬のTシャツ、キャップ、タオル、フォトポストカード、缶バッジに書籍など、思わず手がのびちゃうw。
「夏どこ2009」発売記念D-BOYS『冬どこ2009』TSUTAYA ver.イベントへ行ってきた。

今年初めてのD-BOYS! 冬どこは初参加。
あいにくの寒さだが、参加引換券をイベント整理券に引換えた後は、暖をとりに東京ミッドタウンへ。モーニングがまだやっていてひと息。
集合時間になり、整理番号10番ごとに会場へ。ライブみたいにスタンディングだったのかー。
開演まで、BOYフレンドシリーズや鴉の宣伝Vが流れる。

今日の握手会イベント参加メンバーは、荒木宏文、中村優一、中村昌也。ダブル中村w。
昌也は前の人に隠れてあまり見えないが、アラヤンは何とか見えるし、ちゃんなかは全身パッチリ見えたので良し。
アラヤンの髪がおかっぱ風でw服もおとなしめ、「中学受験の子」とちゃんなかに言われて。ちゃんなかは髪が綺麗に揃えてクルクル巻き。アラヤンが「俺、小さくなったみたい」と言ったが、昌也がデカイんだってばw。

握手会の前に30分位のミニトーク。
春どこの話。昌也のおかんが「キスしてたね」とw。マジ「ドッキリ」だったとアラヤンとちゃんなか。でも三人とも「カッコつけてたっぽい」w。ちゃんなかはエレベーターのボタン押すのも体くねらせてw。
冬どこの話。昌也は初めて。ちゃんなかは2回目。アラヤンは3回目のベテラン。大阪が楽しかったとアラヤン。お台場では何度もやる人が何人もいたと感謝と共に話す。
サイン入りポスター抽選会。番号を発表するのはアラヤンで、ステージでポスターを手渡すのはちゃんなか。
告知。昨夜の『PEACEMAKER』でプレゼント告知したとアラヤン。昌也はミュージカル『ガイズ&ドールズ』。ちゃんなか個人はまだナシで、春どこの告知。春どこの長いキャッチフレーズをくちゃっと省略するちゃんなかw。アラヤンがチラシを見ながらきっちり読む。
今日のアラヤンは”ジャック・ナイフ”のように冴えてるっ!?(笑)
最後にみんなで『ラストゲーム』のテーマソング。ソロパートもあったり、ハモらせたり。アラヤンが紙を見せて2人をコソっと誘導。
握手会準備でいったんハケる三人。ハケる時も「あくしゅかい♪」「あくしゅかい♪」とノリノリ(^o^)。

握手会は前から順番に進行。後ろに三人も急かすスタッフが控える^^;。
プレゼントは前もってスタッフに。バレンタインデー前なので、一応ちゃんなかに持ってきたが、スタッフに「中村さんに」と言ってしまった。中村さん二人いるじゃんw。
アラヤンには『ピスメ』の役について話したら、しっかりと応えてくれた。
ちゃんなかには、明日が誕生日なのでとお願いして、「おめでとうございま~す!」と言って貰った(*^。^*)。ステキな笑顔と握手の感触を残しつつ。これでまた元気を貰った(^.^)。
昌也には『パッチギ!』について話したら、「お尻見ました?」と楽しそうに反応してくれた。

お目当てが出ないと油断してお任せしてしまった春どこだが、おかげさまで何とか1回は参加できそう。
ドラマに映画に舞台、今年もDボメンバーを色々観たいな。
劇場版『涼宮ハルヒの消失』を観てきた。
混みそうだと前日にネットでチケットを買っといて正解。もの凄い混雑で満席になっていた。
レディースデーなので女性客が多し。一人客も少なくない。

高校1年の12月某日。突然にすべての記憶がすり替えられてしまった世界で、ひとり残されたキョンが、別人のようになった”長門有希”と知り合い、元の世界に戻るカギを探すべく”涼宮ハルヒ”を懸命に追い求めていく話。
TVアニメシリーズは一応観てはいたけど、原作はもちろん未読。ファンを念頭に置いたマニアックな作品だが、この映画が初めてという人もいたのだろうか。
当初はパラレルワールド世界を予想していたが、実は故意に改変された世界だったと判明。古泉説だと後者のほうかな。

設定やキャラクターをこねくり回して複雑怪奇にはさせているが、芯にあるのは、昔の少女漫画にもあったベタなラブ・ストーリー。
”日常”と”非日常”の選択ではあるが、”私と彼女のどっち?”を男に選択させる三角関係的要素が含まれているようにも思うw。ヴァレンタインデーを控え、女性にはちょっぴりビターだろうかw。日本人の感性や琴線を刺激させる王道路線であろう。

観る前は、2時間40分は長いだろうと思っていた。鑑賞中はお腹が空いてパンをかじってたにしろ、それ程の長さは感じさせなかった。
これは緻密な脚本と演出の上手さだろう。京アニのクオリティも高い。意欲的なスタッフの渾身の力が映像からみなぎってくる。
キャラの一挙手一投足のコマ運び、細やかで丁寧な表情、吐く息の白さに至るまで、抜群の映像表現に感激した。おそらくTVアニメでは味わえなかったもので、劇場版ならではというべきか。
萌えキャラに変貌したキーマン長門は可愛くなっていたが、それだけではない。長門がキョンの袖を引いたり、紙を返された時の顔など、思わずキュンと切なくさせる心理描写が見事だ。長門ファンじゃなくとも、彼女に感情移入し引き込まれる。

主人公キョン@杉田智和が全編喋りっぱなし。ジョンでも活躍かw。俯瞰的に理解した上での、緩急のメリハリを効かせた熱演で、キョンとしっかりシンクロ。
長門@茅原実里の演じ分けもよかったし、 平野綾や後藤邑子の声を聴くと元気が出てきそう。朝倉は観てるうちに、あぁそういうキャラだったなと^^;。
古泉@小野大輔は「涼宮さん」という言い方が優しくて、要所要所を抑える役どころ。皮むきリンゴにも意味がありそうだが分らん。
EDテーマ「優しい忘却」はメロディラインがないせいか、いっそう余韻が伝わってきそう

孤独な中で奮闘するキョンの姿にほだされたのか、今回キョンの強さについてふと考えてみた。宇宙人でも未来人でも超能力者でも何でもない彼だが、ひとつだけ持ち合わせている絶対的な能力。
それは仲間を「信じる」という力。
どこにいてもハルヒはハルヒ。長門も、みくるも、古泉も。悪友の谷口から”涼宮ハルヒ”のことを聞かされた時のキョンの顔が忘れられない。

4月公開の『銀魂』劇場版では、また杉田が主人公かーw。
『ROCK MUSICAL BLEACH the LIVE “卍解SHOW code:003”』千秋楽へ行ってきた。

ついに最後の最後、オーラス。
2階席なのは仕方ないが、後ろの空席が勿体ない。後から来ることを信じるのみ。
アナウンスは伊阪達也@黒崎一護。「守れなかったヤツは月牙天衝!」にはSE付き。「5年分のありがとうの気持をこめて」「大好きな仲間と一緒に頑張ります」「みんなも頑張って盛り上がれ!」「ラスト一回!魂込めて行くぞ!」。

オープニングのキャラクター殺陣アクションショー。今日の一護のジャンプはいつも以上に高くて、みんなの動きにも気合が入ってる。
歌に合わせた会場のペンライトの振りも賑やかで、ステージと客席がたちまち一体感。初っ端からものすごいテンション。

「男とは…」で、永山たかし@日番谷冬獅郎が「毎日覚えたてのギターを横で弾かれても、上手くなったと励ます」と言ってて、誰のこと?と思ってたが、これが後に判明。郷本直也@檜佐木修平が「涙が流れたら、思いっきり泣いて翌日忘れる」これが後の布石にw。森山栄治@阿散井恋次が「涙が流れたら、ヘックション!とくしゃみで誤魔化す」。
松本&ギン、雛森&日番谷の「べんがら~」。日番谷のマイクはいつも以上に眉間で笑い。

土屋裕一@市丸ギンの”ウソ・コンテスト”。見本でギンが日番谷に「何で袖に手を隠してるが分る?」「僕の手、たまにギターになってしまうんよ…」と、日番谷の額に近づいて「ウソ」。さっきの日番谷のギターは、ギンのネタだったのねw。
イヅルは乱菊も引き連れて修平に「ウソ」。酒飲みの最強姉弟やわ~w。
恋次は一護に「肩をもんでくれ」「腰をもんでくれ」と要求した後、「みんなお前を見てるだろ」「忘れないでくれ」と右を向かせた一護を突っつこうとするも、逆に一護に回り込まれた恋次が左頬を突っつかれる。「仲がよろしいようで」とギン。
最後は颯爽と手を挙げた佐藤美貴@朽木ルキアがギンへ。ついにリベンジ来た!とワクワクする展開(^o^)。ギンを睨みつけたルキアが「油断してたようだが、この舞台に敵はあなた一人!」。次々とみんなが抜刀してギンに迫る。いつの間にかみんな刀を持ってきていたんだねw。たじろぎ追い詰められた風のギンのちょっと焦りぎみの顔は、アドリブなのかマジなのか?w ギンに近づいたルキアがゆっくりと「ウソ」。お見事! リベンジ果たしたり!
優勝は、勝ち誇ってるルキアちゃん。喜びの歌を披露するルキアが、バックに一護、恋次、そして兄様を指名。林修司@朽木白哉にだけは「お願いします」と一応敬語のルキア。「どこまで本気なんだ?」の恋次たち3人の踊りもチグハグでw。

逃げるように去っていたギンが衣装を着て出て、みんなを手際よく誘導。ギンと東仙要のカタルシスは、藍染のパートに何と今回は全員が参加。ステージ狭しと全員が一応踊るが、ギンと要がどんどん移動するので、全員束になってあちこち動きながら踊り、何が何やら状態w。リハとかはしてなかった模様w。
終った後、藍染のメッセージ。今回は点数はなかったが、「どうでしたか?」のギンの問いに、ものすごい間があってから「よしとしよう」で笑い。でも藍染の「三人とも…」にギンがすかさず「三人やないですよ」で、キャストも会場も大爆笑。

護廷十三隊オールキャストの「もうひとつの地上」。灯篭をもち通路を歩くキャストを2階からはあまり拝めなかっが、ステージ上で次々歌が花開く。今頃気づいたが、白哉ではじまり日番谷で終わる歌だったのか。その間、主役の一護は隊員たちと一緒に踊ったり、台をババーっと移動させたりと奮闘w。
ルキアの歌の前に、「みんな宜しくな~」といち早くハケる一護。「Song for you」もまさかの全員参加で、ステージがまたまた狭くなるw。ギンや日番谷は衣装を翻して小さなジャンプを入れて軽快。乱菊はやっぱりマスターしておらず、周りを見ながら遅れて付いていく。
一護の卍解バージョンでソロ&ダンス。先週よりは声もよく出ていて、もの凄く気合が篭っていた。

ラストスパート。オールキャストで「ソウルソサイティ」「BLEACH」。
アンコール。キャストがステージから降りてくる。2階には隊員たちが来た。会場みんなでフリをしながら盛り上がり。
テープが舞って、一護を中心にみんながひとつ。

ダブルアンコール。下手から一護、上手からルキアを先頭にみんな仲良く出揃う。
「5年間感謝しています」「仲が良いカンパニーだけど、今回はいつもよりもっと仲が良くて」と、参加できなかった大口兼悟@藍染のことにも触れる。「ここに来てくれたみんなも、来れなかったみんなも、ブリーチ・カンパニーなんだよ!」「支えてくれたスタッフに拍手」と感謝して、「5年間幸せでした」「ロック・ミュージカル・ブリーチは僕の青春でした!」に叫んだ。
一護に振られた恋次が「こういうの苦手なんだけど、5年間ありがとうございました」「このメンバーで立つことは今後ないと思いますが」「泣きたくなったら、檜佐木先輩が言ったように、今日はとことん泣いて、明日からまた笑顔で…」としんみり語った。
キャストの日番谷や乱菊が泣いていたようで、ルキアも目が赤くなっている。私の隣の人も泣いていた。

最後にもう1曲「the other side of a limit」を、一護を中心にしてみんなが歌い上げる。
客席上空からハートや星型の紙がフワフワといっぱい舞い降りてきて、何だろうと見たら、薄い発砲スチロールに書かれたキャストの手書きメッセージカード。私が手にしたのは、緑のペンで書かれたルキアのものだった。前の人が手にしてたのは白哉で、裏にもメッセージ。1階席はすごい争奪戦にもなっていたり^^;。

幕が下りて終了。でもみんなの拍手は鳴り止まず。幕の前に一護だけ出てきて挨拶。
「ありがとうございます!一生忘れません」と、ここにみんなの言いたいことが書いてあるからと例のメッセージカードを前列の人に配っていって、手を振って終了した。

感無量。5年間、スタッフもキャストもお疲れ様でした。キャストが不変だったのも嬉しかった。
2年前の新宿コマからだいぶ経ってしまったが、Film Fes.を挟み、こうしてみんなの卒業式としてケジメをつけられて良かった。最後まで見送ることができて本当に良かった(^^)。
寂しいけれど、また次のステージへ飛躍していく皆さんに期待したいと思う。
1月からの新番アニメ。
『のだめフィナーレ』『おおかみかくし』『ヴァンパイアバンド』も観てはいたけど、結局一押しは『デュラララ!!』かな。

当初は、”池袋”が舞台ってことで、東武東上線が出てきたことにも興味を覚えたが、結局、池袋じゃなくてもよかったかもしれないお話^^;。
毎回、誰かのナレーションで展開していくドラマ。沢城みゆきの語りの時は、雰囲気が『デスパレードの妻たち』そっくりで、沢城さんも死んだ誰かの役なのかと勝手に思っていた^^;。実は沢城さんこそあのキャラなのだと、後に分るのだけどw。
で、主役のハズの豊永利行や宮野真守は、本編にあまり出てこないような気がするが^^;。

GファンタジーのCMにニヤリとする。臨也と静雄対決の『デュラララ!!』から、上手い具合に『黒執事』の宣伝へつながる展開。小野大輔のテンションの違いがさすが!
『デュラララ!!』のED曲が松下優也で、結局、舞台『黒執事』とつながっていく。そのうち『デュラララ!!』に、声のゲスト出演なんかもしそう?

 ̄ ̄
最近、私の日記に「アバター」「吹替」「声優」で検索をかけてくる人が多いが、
3日の水曜日は、その声優の東地宏樹さんづくしだった(^.^)。

アニメ『イナズマイレブン』
アニメは殆ど観ていなかったが、新展開でオープニング絵が変わったようだ。そのOPを見てすぐ、これが東地さんキャラだ!と分っちゃうw。
東地さんは、イナズマジャパン監督の久遠道也の役。髪で右目を隠し、パっと見イケメンオヤジだが、曰くありげで寡黙で厳しそう。久遠の娘が主人公・円堂の幼馴染らしい。この先、円堂たちを指導していくのだろうか。
当分アニメは要チェックだが、かつての『ネットゴーストPIPOPA』みたいになりそう^^;。

水曜シアター『フルスピード 悪魔のフル・チューン』
ドイツ映画だが、米映画と比べて、どこか緊迫感が足りないのは気のせいか?^^;
東地さんの役は、天才的ドライビングテクニックを持つ男ベン。社長夫人の車の運転手として再就職するも、2人が乗った車に爆弾が仕掛けられ、犯人の要求通りに車を走らせるハメになる。気が合わなかったベンと夫人だが、脱出のため協力し合う中で心を少しずつ通わせる。東地さんのダンディでチャーミングな声がいっぱい。
B級映画だが、意外な犯人といい、ラストのどんでん返しといい、なかなか面白かった。

WOWOW『レッドクリフ PartI』
吹替え版は2回目の放送かな。東地さんはもちろん金城武演じる孔明の役。

NHKBS2『アグリー・ベティ3』
東地さん@ダニエルは、最近は色男の精彩が少ないが、今はミード出版社の立て直しに困窮。それにしてもどこかの大手銀行でもないのに、普通の出版社が政府の援助を簡単に受けられるんだろうか^^;。
『侍戦隊シンケンジャー モヂカラ集結!! 最終決戦之幕』へ行ってきた。
11月以来のシンケンジャーショーもこれが最後。
素顔の戦士たちは、先週のゴセイジャーお披露目で観たばかりだけどね。

去年までは整理券をもらうのに、朝早くから子供と一緒に並んで待機と大変だったが、今年はGロッソでチケット制。
今日みたいに強風で凍えるような寒さの時は、屋内がホントに有り難い。
記念のサイン入り(印刷)色紙も愉快。
会場入りする時、シンケンレッドとゆったり握手。写真もバッチリ撮らせて貰ったv。
抽選で当たった席は前方通路側で、これまでにない良席。これだけで十分満足。
司会はいつもの黒子ならぬ桃子姉さんw。


お話は、志葉丈瑠が影武者だったというヘビィなところからスタート。
流ノ介ら4人しか変身しないし、丈瑠ひとりでナナシ連中と戦うし、丈瑠を気遣う源太は落っこちるし(~o~)。丈瑠は最初は半袖かと思いきや、長袖をまくっていたのねw。
ドウコクらに捕まった丈瑠は、ボロボロで哀しそうな表情といい、鎖につながれた格好といい、超”受け”状態^^;。
罠だと知りつつ助けに行く流ノ介たち。志葉の姫本人はさすがに登場せず、姫レッドの姿のみ。外道衆の声はテレビともちろん違うが、薫の声もテレビと違うような。

客席通路はナナシ連中が頻繁に回って、子供達をコワがらせようとする。ここでイエローとゴールドが通路からステージへ。グリーンとブルーは客席頭上の縄をつたってステージへ。
戦いの中で仲間を一刻も早く丈瑠のもとへ行かせようと、足止めするブルー、ピンク、イエロー、グリーン。丈瑠のもとへゴールドが、そして4人が駆けつける。
「仲間じゃないか!俺たちは」
だがドウコクの究極の闇の世界ではモヂカラが使えない。危機一髪の6人だが「終わりなんかじゃない!」。ダイゴヨウの掛け声で、会場からたくさんの「ガンバレーッ!」。私も少しガンバレー! その叫びに「感じる、みんなの強い絆」。

「絶対に外道衆を倒す!」鎖がぶち切れた丈瑠。
6人が変身して名乗り「シンケンジャー参上!」。6人のナマ変身ポーズもこれが見納めだろうか。姫レッドも登場「お前たちの強い絆が私を導いてくれた」。レッドと姫レッド、ちゃんと身長差があるのがイイ。
復活したアクマロに対しグリーンとブルーとゴールド。グリーンは身も軽く体をクルクル回転させる奈落落ち披露。薄皮太夫にはピンクとイエローで。
そして腑破十臓VS.レッド。これが最後の戦い。「刀に迷いがなくなったな」と十臓。両者の殺陣が格好良いことv。
ドウコクの盾になった太夫「ワチキの力をお前に」。この二人、ここだけ見ると恋仲だったとしか思えない^^;。
凄まじいパワーのドウコク、二刀流でバッサバサ。窮地に、インロウマルでスーパーシンケンレッド。この切り替えがまたカッコイー。
2人のレッドが攻め入り、「モヂカラ集結!!」全員の力でドウコクを粉砕。

「ついにドウコクを倒したぜ」と意気揚々の千明たち。丈瑠がまだ沈んだ声で「今まで騙していてすまなかった」。「殿は殿なんですから」とにっこり流ノ介。
「赤がよく似合う」「オレ見て。この金ピカ」「赤がキレイだ」「お前も青が似合ってる」「赤、行きましょ」(笑)ラストはアドリブだよね(^o^)。きっと毎回変わってるかもw。
最後に源ちゃんが「勝利の一本締め!」でパン! 「これにて一件落着」と殿。
みんなが手を振ってハケた後、真ん中に殿だけが残って、「完」の文字を書く。これがまたカッコイー!v
金テープが客席に舞うも、周りの子どもたちに取られたw。

シンケンジャー6人、松坂桃李、相葉弘樹、高梨臨、鈴木勝吾、森田涼花、相馬圭祐が登場。会場にいっぱい手を振ること。
相馬くんが「毎回変わるラスト、めちゃめちゃ楽しんでますよ」。あ、やっぱりw。相葉くんがいつにも増してテンション上がってて、「ごはん食べてきましたかー?」「好きキライせず、強い子になりましょう!」。
「ついに明日は最終回だけど、Gロッソでいつも待ってますので」と高梨さん。勝吾くんは「ちあき~」の会場の声援に、「はぁ~い」と何度も応えて和ます。涼花さんは「ありがとうございました」とお礼でいっぱい。
松坂くんが言おうとすると、「殿!日本一!」「殿がすごく面白かったです」と相葉くんがちゃかすw。「2度3度と遊びにきてください」と真面目モードの殿。
みんなバイバイと手を振りながら退場。相葉くんは最後まで「ごはん食べてね」w。最後は殿がひとりお辞儀をして礼儀正しいところを見せた。
桃子さんが手を大きくふって会場と一緒に「まったねぇ~」。

約30分。スピーディーで濃い内容で、格好良いアクションショーを満喫。楽しかった(^o^)。
明日でテレビ放送も終了し、素顔の戦士ともこれでお別れ。寂しいけれど、みんなの心の中で殿たちシンケンジャーの雄姿は不滅。
先ずは、勝利の一本締め!
劇団21世紀FOX第64回公演『独立サッカリン部隊』を観てきた。
今回も自由席で、前から2番目の真ん中へ。最前列だと役者の熱気が飛んできそう。

前作『スチャラカパイのギッチョンチョン』の続編。
南武賢太郎こと”エナケン”が兵隊として戦地へ。一方、ゲンタたち一座も慰問団として大陸へ。其々が戦争という非情な荒波に巻き込まれていく様子を描く。
十四年前に作られた【エナケンシリーズ】第二弾の再演。エナケンのその後として楽しみにしていた。作・北村想、演出:肝付兼太、音楽:ノノヤママナコのスタッフ陣と、主なキャストは変わらず。

”サッカリン”とは、砂糖が手に入らなかった時代のまがいものの甘味料。エナケンを戦地にとられた一座は、兵隊からサッカリンと呼ばれ蔑まされる。慰問団として無理やり大陸に行かされるも、女は兵の慰み者として扱われる。おまけに敵に囲まれ窮地に陥ると、一座の者を”弾除け”として偽装させ、その隙に逃げ出そうとする兵士たち。
腐敗した軍隊上層部の有様をえぐりだし、醜さ汚さを知らしめる。そこには戦争や軍に対する憎しみと怒りが、作品から真に迫ってきて、だからこそリアリティを伴って舞台に引き込まれていくのだ。

そんな戦中でも、体当たりで人生を楽しみ、真っ直ぐに生きるエナケンの信条は変わらない。人を助けて、また人に助けられたり。力強い味方を得たり、執拗な敵を作ったり。エナケンの人生は相変わらず人と人との繋がりで花開く。その天晴れな度胸と不屈のド根性は、道を切り開き、素手で弾や剣さえ跳ね返してくれるのだ。懐かしの故郷に向かって、皆を引き連れて前進する凛々しい姿に、熱いものが込み上げて思いきり拍手をしたくなるのだった。

台本が実によくできていて素晴らしく面白い。冒頭の劇中劇も布石であり、人物同士が上手く絡み合って、巧みに回収されていく。シリアスで深刻なテーマな中に、笑いやギャグも散りばめて飽きさせない。時に魔法じみたファンタジー展開ながら、戦中用語や所作がリアルチックで、夢と現実のバランス感覚がいい。休憩なしで2時間20分近くあったが、この先ももっと観たいと思わせる内容だった。

エナケン役の山口勝平は、前半は軽快なサル回しの言動で笑わせるが、後半で敵と対峙し睨みあう場面は力が篭っていてヒーローのように格好良い。時代劇芝居が達者だが、見どころのひとつが勝平さんの殺陣と立ち回り。軍服の背中が汗ビッショリになっての熱演に、勝平さんの役者魂をあらためて感じ入った。
何といっても宮下タケル演じる白瀬中尉が、タッパもある男前で、渋くダンディな声とフェミニストな性格がとても格好良かったv。ハーモニカの「ムーンリバー」も素敵。
河本浩之演じる楠本上等兵が、とにかく憎らしくてたまらない。河本さんの苦笑したアドリブやハスキーな声は可愛いけどね。
前作と同じ、エナケンの相棒ゲンタ役の小栗崇、参謀的な斉藤役の正村寿英、歌もキマル勘太郎役の清水健児らの堅実な芝居が盛り上げる。田所役の田辺竹彦、滝役の天野ユウの誠実な芝居は好感がもてる。
肝付兼太は今回は語り部役だけで出演はせず。ユーモアとウィットに富んだナレーションは、観客を和ませて楽しませる。

ハーモニカの「ふるさと」や、わざとヘタクソな「蘇州夜曲」の歌に笑う。『ギッチョンチョン』のテーマ曲も唄われた。
仙人みたいな男が謎だが、エナケンに惹かれ近づこうとする女も二人。エナケンにもモテ期到来か!? 楠本もしつこそう。
次回三作目は新作書き下ろしだとか。早くも今から楽しみである。

最後は総勢40人近くがステージ狭しと並んでお辞儀。最後まで残ったメイン三人だが、背の高い宮下さんと河本さんに囲まれ、真ん中の勝平さんが階段の一段上を何度も上がる様子が面白かった。
終演後、ロビーを出たところに北村氏。階段踊り場に肝付兼太さんがおいでだったので握手をして頂いた。
映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』を観てきた。

去年の『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』と比べると、確実に上映劇場が増えてるっ。
しかも入場者プレゼントまで(去年はなかったよ)。
明らかに劇場公開を念頭に入れた製作で、去年より若干気合が入っていたのが作品から見てとれたw。

手を組んだ蛮機族と外道衆の恐るべき野望を打ち砕くため、ヒューマンワールドにいる2人のレッドと、別のワールドへ飛ばされた6人+5人が、ガッチリと共闘していく話。
アクマロがいて、薄皮太夫もいるから、時期としては12月頃の設定だろうか。
シンケンジャーとゴーオンジャー。戦い方も考え方も全く個性が異なるが、混ざり合いコラボする様子が実に楽しい。
大雑把にいうと、剣VS銃、ソードVSガンのアクションショー。レッドVSレッドの究極の対決に加え、カーレースやダブル陣羽織など新鮮な見どころもいっぱい。時代劇やメリーの夢の要素もいっぱい詰め込んで、あっという間の面白さだった(^o^)。

レッド同士は、片方が冷静沈着で真面目な陰なら、もう一方は天真爛漫で破天荒の陽。水と油の二人だが、観る前は案外スムーズに仲良くなるかと思ってた^^;。ところがどっこい、走輔は図々しいし、丈瑠はツンデレだったっけw。ゴーオンレッドを「素人」だと退けるも、人々を守る熱い情熱を知って本物の強さだと認めていくシンケンレッド。
古原靖久VS松坂桃李の熱き共演に弾むが、古原くんと一緒だと、松坂くんのクールな男っぷりが際立つなぁv。
『VSゲキレンジャー』では強くなるために先輩たちの修行をうけていたゴーオンレッドたち。だが一年経ったら、今度は後輩からぞんざいな扱いをうけるゴーオンレッド。やっぱりゴーオンジャーらの”素人”感は否めないw。
でもいったん二人が信頼し合うと、その絆は強し。見事なバディぶりを披露してワクワクさせるのだった。

二人のレッドがメインだが、他メンバーもそれなりにコラボ。勝吾くんが言ってたように、各ワールドの衣装は確かに見どころのひとつ。
クリスマスでは、美羽がいつの間にか「茉子」と名前呼び。大翔@徳山秀典を見るとホスト空也(@インディゴ)が浮かぶw。源太のノースリーブがラブリ~。
サムライでのギャグ担当は軍平で、イエローにほんわか。ことはは相変わらず天然喋りが面白い。連@片岡信和の格好はちょっと『忍たま』っぽいw。千明が唯一まともで男らしく見えてくるw。
ジャンクでは、流ノ介@相葉弘樹はもう相変わらずの情けなさでカワイイ。早輝と範人は遅すぎ、二人とも大学受験の勉強中だったのか!?^^;
戦うときもワールド続きのコンビネーションプレイを発揮。ゴールドが二人いるとキラキラや。

ケガレシアは前半、源太とのラブリ~ショットで思わず吹き出したw。
彦馬@伊吹吾郎の立ち回りが渋くてステキ。
健気なボンパーが律儀に走輔の後始末。提灯の使命に目覚めたダイゴヨウが意外と出番、彼だけが次のストーリーを見たのねw。
結集した「23」のメンバーを頭の中で数えていたが、11大折神と12大炎神ってわけか。
バッチード@銀河万丈の声を劇場で聴くのは『ボトムズ』以来かな。ホムラコギで吉野裕行。もちろん浪川大輔ら炎神らの声優も豪華集結。

『天装戦隊ゴセイジャー』もどうせ最後のバトンタッチで登場なんだろうと思ってたら、しっかり戦って銀幕デビュー。ピンクの名乗りが目立つこと。

面白かったけど、他カラーのシャッフルをもっと見たかった。
イエローの女子高生同士とか、ブラックとブルーのボケ対決とか、年上キラーのグリーンとピンクとか(去年握手までしてたもんねw)、シルバーとグリーンのノリとか。一番見たかったのが、『戦国BASARA』で派手な殺陣を見せていたブルーと殿レッドとの対決。片岡くんと松坂くん、実は雰囲気が似ているようにも思う。
ちょっぴり物足りなさ感はあるので、贅沢ながらまた同じ設定で何作も作って頂きたいw。
NAO-TA!プロデュース vol.6公演『rit.』を観てきた。

NAO-TA!は『ちびまる子ちゃん』の声優でお馴染み、まるちゃんことTARAKOさんと、たまちゃんこと渡辺菜生子さんの二人組ユニット。
今回も多彩なゲストが集結。TARAKOの脚本で、DCの中尾隆聖が二度目の演出を担当。小坂明子がオリジナル曲を提供し、柴本浩行による振付で、生演奏を交えながらの”うた芝居”が展開する。

綺麗な花壇がいっぱい! さくらももこさんからは可憐なピンク、受付正面には関俊彦さんからの花壇がデーン。
物販には、ちびまる子ちゃんの美術監督・野村可南子さんデザインの素敵なエコバッグ(もう少しマチがあったらなぁ)。
座席は一番前の真ん中で、ステージと密接しててドギマギ。

高校の同窓会で久々に再会した50歳の女性たちが、夫や子ども、友人や新たに知り合った人達を通して、自分自身の夢を再び追いかけようとする話。
歌で広がっていく、人と人との繋がりが、愛おしくて優しいこと。
ハーフセンチュリーの深味を重ねた女性たちの、ちょっとビターであたたかいお話だった。

昔懐かしい歌がいっぱい。昔懐かしいネタもいっぱい。『チャコちゃん』のドラマが流行ってたっけ。
渡辺菜生子さん演じるチャコは、育ちがよさそうな天然でおっとり型。『birthday~2008~』でもこういう役どころだったが、とてもピッタリ。でも結婚して25年も経つのに、まだ「嫌われたくないから」と自分を抑制するとこが、可愛らしさを通り越して少々腹立たしくもなる^^;。この女は、きっと今まで不自由なくノホホンと暮らしてきたんだろうな。こういう母親だから、娘はしっかり者で自立するんだな。
そこへいくとTARAKOさん演じるトモは、堅実で冷静で率直で合理的な即断即決型。情も深く、チャコのペースについノせられる柔軟さもあり、自分を持つトモには共鳴しちゃう。何だかんだと言いつつ、トモとチャコはいいコンビなんだろう。

二人の同級生役で、くじらと杉もとみな子が共演。しなやかな杉もとさんと、パワフルで豊満なくじらさんは迷コンビw。客席を巻き込んで笑いを起すくじらさんは、サービス精神たっぷりの熱演で圧巻(^o^)。
『リボコン』で派手な歌を聞かせた鈴木真仁が、妖しい役どころでたおやかな歌を聴かせる。真仁さんが、リーマン役の川島得愛と絡むのが嬉しい。倉本恵里のハスキーな声、宮原永海の透き通る歌、片山遼ののびやかな弾き語りが、場面を彩る。

野々村母娘のエピソードには、思い出と重なって泣かされた(;_;)。場面的には多くないが、脚本や演出が上手いためか、母親の気持が痛いほどわかる。歌をきっかけに、一歩進んだ母娘の触れ合いが優しく染みた。
そういえば開演前と終演後の子どものアナウンスも、美空ちゃんの声だったのかな。可愛くて楽しかった。

TARAKOさん作詞で小坂さん作曲のテーマ曲は「だんだん♪」のメロディーが心地良い。年を取るのではなくw、歳を重ねていくことが素晴らしい。自分の人生ともあてはまりそうな歌だが、むしろ野々村親子のような”子育て”こそが、「だんだんでいいんだよ」にぴったりハマって胸を熱くさせた。
皆さんにも覚えてもらおうと、アンコールで役者全員がもう一度唄って、会場は賑やかで優しいメロディーに包まれた。
誰もが何かしら心が動かされる素敵な作品だろう。

女性二人ユニットというと、羽衣1011もそうだ。NAO-TA!さんと羽衣1011さん、いつか中尾さんや郷田ほづみさんも巻き込んで、何らかのコラボがあっても面白いかもしれない。


そして今日は節分。
年の数だけ豆を食べるのも疲れてきた。
家族で西南西に向かって恵方巻をかぶりつきっ。
『ROCK MUSICAL BLEACH the LIVE “卍解SHOW code:003”』へ行ってきた。

2005年から始まったブリミュこと、ロック・ミュージカル『BLEACH』の現キャスト出演もいよいよ終幕。
去年『Film Fes』があったとはいえ、公演は2年ぶりになるのだろうか。ライブの第3弾である。
福岡、大阪ときてやっと東京公演。チケット代が若干高めなのか、ファンの興味が薄れてきたのか、東京のチケットの売れ行きがいまひとつ^^;。
去年夏に息子に取って貰ったチケは、前だけど端っこでガックリ^^;。去年の運をまだ引き摺ってるのか。
平日公演だからか前方にさえ空席もいっぱい。ライブだけどスタンディング禁止で、観にくいことはなかった。
5分前アナンスは森山栄治@阿散井恋次。アナウンサー風に言うも、やっぱり「みんなで盛り上がれ!」。

オープニングは、キャラクターの殺陣アクションショー。Gロッソばりのスピーディーな格好良さでライブ世界に惹きこまれる。
いつもライブのラスト曲になる「ほな、さいなら」が初っ端から。土屋裕一@市丸ギンもとっくに出奔したしねぇ。
花太郎の歌や修平の歌が続き、ペンライトを使ったフリで出演者と観客もノリノリ。白哉と夜一のブルース調ではダンスも披露、互いに「坊や」「化け猫」呼びw。
女性死神協会では「草食男子」が矢面に、雛森が強くなったw。男性死神協会では、サラシに黒羽織にグラサンの7人が登場、乳首が見えてちとセクシ~。「黒ブチ眼鏡はぶっ飛ばす!」の永山たかし@日番谷冬獅郎隊長も似合ってたのにね。恋次、イヅル、修平が「男道」を唄った後で、ゲストの松本が登場。育児中だったっけw。
松本&ギン、雛森&日番谷の「女心 男心」。この歌、大好き!(^.^) でも唄いに来たのに、松本にお礼を言われなかったギンが「ほんま、いけずや~」。
肝心の主人公・黒崎一護の「雨」が登場、でも伊阪達也の声がかすれ気味でお疲れか?^^; ルキアの「運命」は素晴らしく、佐藤美貴の歌声はやっぱり好きだ。一護とルキアの「手をつなごう」は息ぴったりだが、伊阪くんの掠れ声が目立つ。
ストーリーを引き摺り、一護にヤられてボロボロの更木剣八の歌は、鈴木省吾がシリアス過ぎる^^;。更木を見舞う卯ノ花が「だからアナタは弱いんです」「何だと!?」。この二人に新たな恋愛エピソード!?^^; 卯ノ花の歌はショートバージョン。
東仙要に好きな女がいたとは初めて知った^^;。ひとりですごい踊ってて、ギンが「カナメ~」。

ギン&ルキアがやっていた「ウソ」から派生した”ウソ・コンテスト”。見本はギン&花太郎。
ギンが指名した隊員の加藤さん、砕蜂ときて、修平と日番谷は替わりばんこw。日番谷が修平に「今日は特別に藍染が来てる」と言い、まさか!?と私まで後方を向いたら「ウソ」。これ、単に「ウソ」「ホント」とやって見せるだけで、あまり面白くないゲームだな(-.-)。
ギンの独断と偏見で優勝は砕蜂の「私は誰よりも夜一様をアイシテル~」もベタ過ぎ。いまさら、だからどーした?と^^;。

裏切り三人組のギン&要と、藍染のパートに砕蜂が入って、ぴったり合った歌とダンス。いつもなら胸弾ませる曲だが、大口兼悟@藍染がいないとやはり物足りない^^;。
藍染からメッセージが入り、砕蜂の歌は「70点というところか」と微妙。何故マイナス30点なのかにはシカとしてw、「今日はよしとしよう」「皆さまごきげんよう」とお仕舞い。やはり今回のライブは藍染が欠席なのがデカイ!(-.-)

日番谷が雛森を思い、恋次がルキアを思う歌「あしたイイことあるかな?」。
ジンとした中で、何故か砕蜂のアクションショー、大前田人形を相手にプロレス技。とばっちりで隊員7人もヤられる。隊員の歌「何番隊なんだろう?」に苦笑。副隊長の歌「オンリーワン」は5人で、雛森が強し。
次の曲まで一護と夜一が場つなぎw。夜一も次は参加すると言い、主役なのにこれまでは10分も待機中だったという一護は隊員たちと参加すると意気揚々。

護廷十三隊オールキャストの「もうひとつの地上」。灯篭もって客席通路からステージへあがる死神たち。夜一も加わり、松本も歌う。今まで参加できなかった一護まで、隊員7人と共にダンスで参加。晴れ晴れとした顔で「俺たちイイ仕事してたよね」と言う一護に、「Mだな」とヤジw。
ルキアの歌のバックダンサーに、何と更木が! 更木と恋次がキッチリ踊る姿が可笑しい。
ついに一護の卍解バージョン、ソロ&ダンス。声がやっぱり掠れて、いつもの迫力が…。

ラストスパート。オールキャストで「ソウルソサイティ」は、全員が刀を持った殺陣の舞を披露して壮観。思えば、『シンケンジャー』のずっと前から、この舞台で若者たちの殺陣に魅せられたんだよなぁ。続いて刀を置いて『BLEACH』を二列交互に歌いこむ。
アンコール。キャストがステージから降りてきて、会場一丸でフリをしながら盛り上がり。修平、恋次、卯ノ花と次々にハイタッチ。人気のイヅルや日番谷も目の前に。これだから1階の通路付近の席は美味しいんだな。2階には隊員たちの姿が。
テープが舞って、一護が最後の最後まで残り観客にお礼して終了した。

女性陣と比べて男性陣の歌は、いまひとつ声とパワフルさが足りなくて残念。以前の一護ならもっと出ていたハズ。
いっぱい詰め込んだ疾走感ある内容で、懐かしさと一体感があって楽しめた(^o^)。8日の千秋楽でキャストの卒業式を見届けたい。
イベント『黒執事「その執事、狂騒~赤いヴァレンタイン~」』へ行ってきた。
始まる前から誤廃棄事故でゴタゴタしてたが、会場に行っても多人数のスタッフのピリピリした態度と不手際とミスと規制が目立って不快(~_~)。それは後ほど。

懸念していたメール当選者の受付は「あかさたな」作業でスムーズ。ゴタゴタ要因を防ぐ意味でも、メールとハガキ当選者を受付も出入口もキッパリ分けた対応は見事だった。パシフィコ大ホールへ”表玄関”から入ったのは初めて!w
しかし開演するまで何度並ばされたことか。お天気で良かった。物販で長々と並ばされ、メール当選者列で並ばされ、整理番号からの座席引換で並ばされ、開場後はトイレの列で長々と並ばされた。パシフィコのトイレで30分も並ぶなんて初めて!^^;

ランダムで貰う座席指定券は、整理番号が近かったので、ご一緒していたSさんと隣同士、前回の黒執事イベントと同じ雰囲気になった。座席も1階の中程右ブロックで(ネオロマだと一応SS席)前回よりもステージが観易い。
開演にこぎつけるまで大変だったし、2時間30分のイベントなのに一日がかりで、心身ともに疲れたけれど、参加できてよかった。イベントの内容もそれなりに楽しかった(^o^)。

ステージには、ピアノと献花台と棺桶がある。
セバスチャンの「赤い晩餐へようこそ」「チョコレートより甘い とろけるような享楽にふけりましょうか」でスタート。
出演者は、小野大輔、福山潤、遊佐浩二、東地宏樹、梶裕貴、日野聡、杉山紀彰、安元洋貴、鈴木達央、立花慎之介。途中で棺桶から諏訪部順一が袴姿で登場、ずっと入っていたらしい。11日の『KAMEN RIDER』組が3人いるが、イベント最後にもう一人増えるとはw。敬称略。
司会はニッポン放送の吉田氏。この人、日野さんと立花さんを3回も間違えたり、説明がイマイチだったり、段取りをミスしたり、ウソの情報を発したりと、調子がイイだけでボンクラ^^;。

【オープニング】
キャラ紹介から、出演者が愛の告白をしながらステージに登場。お目当てのバルドロイ@東地さんは「愛の告白?そんなもの恥ずかしくてできるかよ!」。横浜には沢山の思い出がある東地さん、楽しんでいって下さいとメッセージ。今年初見えの東地さんは、黒のスーツとグラサンでビシっと決め(*^。^*)。兄貴と呼びたいとよっしー。
タッツン@ドルイット、潤潤@グレルが相変わらずのテンション。小野くんの白手袋は400円、燕尾風スーツは2万円だったと本人が明かす。
東地さんは左手奥に立っていて遠かったが、この後のコーナーから中ほど右手へと、徐々にこちらに近づいてきたので良しv。

【その執事、競争DEATH☆】
左から天真爛漫チーム、裏切りチーム、使用人チーム、インドチーム、死神チームに分かれてのゲーム。チームごとに点数が入る電光掲示板。フィニが天爛チームに行ったので、バルドはセバスと組んで使用人チーム。東地さんと小野くん、はたしてどういうチームワークぶりか?
★セバスチャン大好きDEATH
セバスに関する質問に早押し回答。お手つきにマイナス点がないから、みんな適当な答えでフリーダム過ぎっw。小野くんはセバスの身長を答えるが、ムチ打たれの回数なんて殆ど当てっこ。「イエスマイロード」の回数を、それまで無口だった東地さんが「試しにやってみようと」回答するも当たらず。遊佐さんから「真面目にやるとスベるでしょ?」とキツ~イ言葉w。梶くんの当てっこが強し。正解した回数をいちいちVTR確認するのも可笑しいw。
★相性バッチリDEATH
片方が答えを書いて、もう一方がその答えを予想して同じのを書く。これ、どっちが予想するのかを、司会がハッキリ言ってなかったと思う。
第1問:女性だったら、ヴァレンタインに贈りたいものは何か? 東地さんは「予想じゃなく、僕が好きなものを描いちゃった」と勘違いしたと言ってたが、私も東地さんが予想のほうだとは思ってなかった。フリップに楽しそうにゴチャゴチャ描いていて、きっと得意の絵なんだろうなと思ってたが、やっぱり好きな”イカ”だった!(^o^) 可愛いふき出しとハートマーク付きw。もちろん小野くんが「イカ」と答えるワケもなく。「これはかなりキビシイ。ひと言もナイです」と男らしくギブアップの東地さん。それにしても「ワタシ」とか「からだ」とか、裏切りと死神チームは回答がアダルト過ぎる^^;。
第2問:女性を見るとき、まずどこを見ますか? 眼鏡をあげてる東地さんに「カッコイー!」コール。東地さんの答えを予想した小野くんの「イカです」は深読みしすぎw。東地さんの答え「心の奥底に潜む黒い部分(闇)」も深過ぎだが、「当ててよね おの君v」ふき出しの女顔も謎過ぎっw。使用人に何故か点数が入り、「小野くんありがとう」「どういたしまして」と仲良し。その後の裏切りと天爛チームで「脚」や「イカ」回答が続き、何故かチームまたがっての点数加算でラッキーw。
★セバスチャンになりたいDEATH
テーブルクロス引きで、成功すれば900ポイントw。死神チームの杉様が大成功!使用人は東地さんが「小野くんで」。前回は東地さんがやって成功したし、東地さんは応援するのも得意だと。小野くんのマイクも持って応援する東地さん。でも結果は…。失敗したら声優引退、家業も継がないとと周りがウルサイ^^;。裏切りは前回もやった日野くんが成功。天爛は前回EDしか出ていない梶くんが挑戦。結果の後で、「ある意味スゴイですよ!」と東地さん。
裏切りチームが優勝。『KAMEN RIDER』の時といい、遊佐さんはホントに引きが強い!賞品はカレーパンやチョコなど物販グッズ。早速食べようとするも、山になってくっついている。後ろで笑う東地さんたち。カレーパンは買った人によると賞味期限は翌日らしい。

【生アフレコで大興奮DEATH☆】
TVアニメの映像にキャストがアドリブを入れて貰うと、やる前からハードル高い。台本表紙は赤。
1回目は、小野くんと日野くん以外の9人。胸コリコリの遊佐さん。潤潤×安元さん? タッツンひとり。丸井でも伊勢丹でもない潤潤。東地さんは台詞が少なくて台本通り。
2回目は、小野くんと日野くんで、やたら「水樹奈々」連呼。これが布石だったとはw。
3回目は、小野くんと潤潤で、「ダイスケちゃ~んv」と呼ぶ潤潤の好き放題のテンション高さに爆笑。セバスも大輔も「開脚」w。

【黒執事 音楽の世界】
岩崎拓(作曲)のピアノと、小宮カズヒロ(テノール歌手)の歌が、黒執事のイメージを広げる高尚なお時間。
無音のTVアニメがバックスクリーンに映り、両サイドの小さなスクリーンに演奏者を映す3画面映像。
「ラブ・ガーデニア」(テノール&ピアノ)はアニメ前半のコミカルな場面と共に。「もしも神が我をみすてたら」(ピアノのみ)は最終回のシエル&セバスで。

【アナタもこれで昇天DEATH☆】
クマさんオリジナル・ストーリー。原作者がイラスト描き下ろし。キャストが生ドラマ。みんなが並んだところで、東地さんは右から3番目。
主役はヴァレンタインに浮かれるグエルで、次々とガラスを割ってキャラクターが登場する。
「ちょっと待ったあ!」とバルド&フィニが登場。「俺をナメるなよ」と背中の乙女の地図を見せるバルド。聴いていくうちに分ってくるが、この話、キャストの他作品のネタをパクってるんだよね。バルドのこれは、たぶん『プリズン・ブレイク』のマイケルの入れ墨ネタだろうが、ドラマが終わった後で司会者も誰もツッコンでくれなかったのが残念^^;。諏訪部さんは某テニスのネタだし、小野くんはどうやら某CDのネタらしいw。
とにかく葬儀屋のマジックで、グレル姫にモテ期到来!(笑)グレルのトリコになって躍起になる野郎ども^^;。「あのべっぴんさんは俺がいただくぜ!」とバルドまでw。セバスは「沸き立つ食欲」か。みんなからの求愛に、グレルが放った「耳だけで妊娠」に大爆笑(^o^)。タイトルコール「その執事、妄想」もイケてるわw。
前半は派手な狂騒尽くしだったのに、後半は一転してシリアス。チョコケーキがつぶれて「私はあくまでひとりですから」と言うセバスが切ない。

【エンディング】
右手からひと言ずつ挨拶。東地さんのバックが丁度献花台の赤い薔薇があって引き立つ。東地さんは「イベントは先だな~と思ってたら今日で終わりで、時の経つのがはやい」「沢山の皆さんの力が貰えた」とあくまで大人のコメント。丁寧にお礼とお辞儀をされていた。
潤潤の「ブラッディ・ヴァレンタイン」にウケた。「夢心地」だと言う小野くんは、キャストに同年代が多いといって(手を挙げた遊佐さんも31歳だっけ?w)「楽しい!先輩や後輩にも囲まれて」「色んなひとの統合力でなりたっている」と嬉しそう。
左手袋を口に銜えて取ってから、とだ先生が描いてくれたという手の契約文字を見せる(チャンセバと描いてあるらしい)。「これからも応援してくれますか?」と問いかけるセバス小野に、会場みんなで「イエス・マイ・ロード」。

「とっておきのおもてなし」として、第二期のアニメ映像。
アロイス・トランシー:水樹奈々
クロード・フォースタス:櫻井孝宏
だからドラマで水樹奈々連呼だったのか~。
新しい執事と新しい坊ちゃんって!? 「イエス・ユア・ハイネス」って!?『黒執事II』は7月放送か?
サプライズで櫻井くんが中央奥から登場。「私は、あなたを『飽くまで』貪りたい」って決め台詞か。眼鏡かけてる執事だから櫻井さんなの!?と小野くん。シエル坊ちゃんは?と尋ねられ、小野くんが口笛吹いてごまかし終了。
客席前方に赤いテープが飛んで、赤い風船が舞う。記念の赤テープにはクロードの決め台詞。
いつの間にか小野くんの手袋が櫻井くんに渡り、櫻井くんが手袋はめて、跪いて嘆く小野くんの図。新しい執事の櫻井くんに、諏訪部さんや遊佐さんが囲んで靡いて、梶くんまでが櫻井くんの元へ。東地さんは苦笑して傍観中。
手を振りながら、皆さん袖に消えて行った。東地さんを拝めたことだけで満足v。

パフォーマンスとはいえ、最後はまさにバトンタッチの様相。第二期にセバスやシエルがでないとしたら、バルドら旧キャラは当然お役御免。たとえ今後、黒執事のイベントがあるとしても、東地さんはもう出ないだろう。それはそれで寂しいがラクにはなる。今回のイベントは旧キャストの凱旋&卒業式だったのかもしれない。
キャストの皆さま、お疲れ様でした。最後まで狂騒させられたイベントだった。
スーパー戦隊シリーズ 新番組特別プレミア発表会『降臨!天装戦隊ゴセイジャー』に行ってきた。
待ち時間まで、プリズムホールで開催中の物販やゲームをチラ観。
戦隊シリーズの主題歌DVD(OPもEDもロングバージョン)を流すコーナーがあったので観ていたが、ゲキレンジャーはやっぱ格好良いわ~特に理央様v。思わず買い求めようかと思ったもの。

前売購入特典は、新戦隊出演俳優のポスター。去年貰ったシンケンジャーには5人しか映ってなかったが、今じゃプレミアものかな。
500番以降の整理番号だったが、何とか観易い座席へ。司会はお馴染み、てらさこまろさん。

いつものように、てらさこさんが悪者に襲われるのを助けにきたゴセイジャーの俳優5人。「天装だ!」「チェンジ!」でゴセイジャーに変身。ちと仮面ライダーっぽいw。名乗りの順番がレッド→ピンク→ブラック→イエロー→ブルーと、ブルーが最後なのも変わってる。ブラックとピンクは兄妹らしく「大丈夫か?」と気づかう。ブルーは俳優に合わせて背が高いのね。其々の決めワザを披露。バックがカードがクルクル回る映像で、パッと見『遊戯王』みたいw。敵怪物にやたら背が高くカマキリみたいなのがいて、捨て台詞を残して退散。

アクションショーの後は、5人のキャラ&自己紹介。出演者は、千葉雄大(ゴセイレッド/アラタ)さとう里香(ゴセイピンク/エリ)浜尾京介(ゴセイブラック/アグリ)にわみきほ(ゴセイイエロー/モネ)小野健斗(ゴセイブルー/ハイド)。浜尾くんとかやっぱ人気あるなぁ。千葉くんは童顔でレッドにしてはこじんまり。小野くんだけタッパがあって目立つ。みんな喋りも初々しくて可愛らしいこと。

応援のために先輩の『侍戦隊シンケンジャー』の6人が声援を受けて登場。みんな手を繋いでステップ踏んでウキウキ気分w。Gロッソの今日最後のシンケンジャーショーの後で駆けつけてきたからか、みんなやけにハイテンション。
殿@松坂桃李が特にテンションがヘンで「元気があってイイ!」「ごはんを食べましたか?」とゴセイジャーに振ってみたり。流ノ介@相葉弘樹も可笑しいが、千明@鈴木勝吾もへんてこなノリ。源太@相馬圭祐くんを観るのは私はお初だが、素顔は役以上に頼もしそうな子だった。
映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』公開初日を迎え、見どころをどなたか一人にと言われて、松坂くんが何故か浜尾くんに振る始末。殿~~~!(笑)結局は「言いたいの?」「オレ!?」と殿と千明のやり取りの後に、勝吾くんが「各ワールドのみんなの衣装」と即答。ゴセイジャーも出演してると司会がフォロー。

それにしても2つの戦隊俳優が一堂に並ぶと、ゴセイジャー5人の背や体つきと比べて、シンケンジャー6人はみんなデカいこと! ゴセイジャーではタッパがある小野くんだが、同じ位の背格好で松坂くん相葉くん相馬くんと3人もいるものね。あらためてシンケンジャーはデカかったんだと思った。
体つきだけでなく、シンケンジャー6人は今まで苦楽を共にしてきた分、団結力と迫力が違う。去年のお披露目で初々しかった若武者たちが、一年経つと、こうも逞しく成長するのだなとシミジミ感動した。特に殿、去年の今頃はあんなに真面目ひと筋だったのに、何でこうも軽~く柔らかくなっちゃったのかな~と(笑)。

ゴセイジャーに「モンスター倒して!」と励ます殿だが「必殺技見たい」とリクエスト。千葉くんがやった後、「浜尾は?」と言われ、結局5人ともアクションするハメにw。初っ端から浜尾くんがやたらイジられてるw。
「先輩戦隊たちに負けないように頑張りたいと思います」と誓ったゴセイジャー。お疲れ様でしたの意味を篭めて、千葉くんから松坂くんに花束贈呈。レッド同士がガッチリ握手するが、「ニキニキだぜ!」と松坂くんw。どーした殿!? それじゃゲキレッドじゃん!(笑)
シンケンジャー組が退場する時に、相馬くんが上着を脱ぐフリをしたり。花束は松坂くんから相馬くんに渡って、相馬くんが笑顔で花束を振って去り、和気藹々ぶりを披露していた。

ゴセイジャーのOP主題歌をNoBさんが熱唱。周りでゴセイジャーの5人が手拍子したり、「天装!」で拳を上げたりとパフォーマンス。会場も一緒に手拍子と拳。3/17発売とか。
最後にゴセイジャー5人がひと言挨拶。今度は最初になった小野くんに「カッコイー」コール。戦隊に憧れていたという浜尾くんの「歴代のヒーローは凄まじいものがあった」という言い方に会場も笑い。最後の千葉くんが「口ベタなんですが」と滑舌に若干不安を覗かせたが^^;、「みなさんから元気を貰いました」と御礼。
みんなで決めポーズして「ゴセイジャー!」。拳をあげて終了した。
約30分。武者たちや新しいヒーローの顔も拝めたし楽しかった(^o^)。
Gロッソの『シンケンジャーショー』は来週観に行く予定。映画も観に行かなくちゃ。

その後の情報で、どうやら『ゴセイジャー』に敵幹部の声で飛田展男が準レギュラー出演するそうだ。その名も”彗星のブレドラン”。赤じゃなく青い彗星か!? 去年の『シンケンジャー』では1話限りのゲストだったが、ちょっと出世したかなw。
今日のショーの怪人の声は全然別の人がやっていたし、青っぽいのはいなかったと思う。でもこれで新しい戦隊ものを毎週観るハリが出てきた。
映画『ゴールデンスランバー』&初日舞台挨拶を観てきた。

いつもご一緒する堺さん仲間のMさんが欠席で、今回はラッキーにも自力で取れた6列目。
満席でマスコミプレスも多数の賑わい。

首相暗殺犯に仕立てられた無実の男が、仙台を舞台に繰り広げる逃亡劇を描く。
原作はもちろん未読。中村義洋監督×堺雅人の作品は『ジャージの二人』『ジェネラル・ルージュの凱旋』に続き3作品目だ。堺さんが出ていなかったら、今作もたぶん観なかっただろう。

逃亡劇というとハリウッド映画を思わせるが、『プリズン・ブレイク』のマイケル兄の逮捕劇とも重なる骨組みと仕込み具合で、主人公と共にハラハラしながら、警察や権力者の執拗で汚いやり方にイライラしそうにもなった。
とてつもない黒幕を予想させるスケールのでかい話なのに、仙台という小さな街だけで昇華させるのも珍妙だ。
模型や花火で派手に空を映しながら、雨水管という地下まで丹念に捉えるのも面白い。縦横無尽な疾走感、時間という細かな緊迫感が、観るほうをどんどん引き込んでいく。
善良な一般市民が次々と理不尽な目に合うのは不快だが、深刻な中にも笑いあり、息詰まる中にもほっとさせる間がありと、サジ加減が絶妙。人物の言動の隅々にまで布石があるので、一瞬でも見過ごせず聞き逃せない。その布石がまた最初から最後まで綺麗に回収されていくから、気持ちがいいというか、ヘンな爽快感はわく。

堺雅人演じる青柳は、ひと言でいうと天然w。受け身芝居の堺さんは、とてもチャーミングでほんわかしているが、ほんの一瞬、知的な顔を覗かせるのも見どころ。青から黒へとコスが変わるのがターニングポイントで、それまで逃げの一手だったのが僅かに攻めに転じる凛々しさがイイ。でもグラサンが似合わな~いし、巻き毛の学生はとっちゃん坊や風w。走ったり、濡れたり、泳いだりと大奮闘だったが、アスリート堺雅人のタフぶりを堪能したv。

竹内結子は、普通の自然体の主婦&ママぶりに好感。だけど最後はやっぱり影のヒーロー、男らしい竹内さんの頼もしさがカッコイー。
竹内さんの娘役の子が、台詞も行動も自然で可愛かった。「帰ってこなくていいや」がリアルすぎっw。
濱田岳の怪演が光り、柄本明や伊東四朗の深味のある演技にジンときた。

ビートルズの同名タイトルの音楽が頻繁に流れるが、それ程思い入れはないのだな。むしろ『マザー・グース』のフレイズが懐かしい。
「黄金のまどろみ」は前半で青柳に訪れるが、どれも他人から貰ったものだ。他人のものを何でも口に入れるなという教訓だな。でも最後には青柳が自分自身の手で勝ち取ったということか。
青柳が「僕の武器は信頼だけ」と言い、信頼が青柳を救っていくが、信頼された人達は巻き込まれて手痛い目に合ったし、信頼には犠牲がつきものだということを念頭におくべきだ。常日頃から猜疑心をもってことにあたれば、今回の事件は未遂に終わっただろうと思う。青柳は愛されしキャラクターだからこそ生まれた事件なんだろう。

消化不良な空しさは残るが、あたたかさもじんわりと染みる、ビターでまろやかな映画だった。
色々な意味で完成度は高いから、それなりの満足感はもてるし、私的には「よくできました」どまりかな。


上映後、初日舞台挨拶。
登壇者は右手から、中村義洋監督、貫地谷しほり、劇団ひとり、竹内結子、堺雅人、吉岡秀隆、香川照之、濱田岳の計8人。敬称略。堺さんは黒っぽいスーツに白いネクタイでビシっと決めてるv。
初日はこれ1回のみで、上映後の挨拶も初らしい。皆さん気軽にネタバレしてフリーなトークが展開。

堺さんは「皆さんの熱気と温かい雰囲気で迎えられました」といい、「受け手の感想で完成する作品」と笑顔満面。
竹内さんは、観た後の観客の反応が気になってたが、「いい手応えでよかったです」とにっこり。
劇団ひとりさんは「アバター何とかの2D」と比べたりw。濱田さんはアノ台詞を披露。
中村監督は「監督は初日にならなければよかったと後悔する」といい、ロッカーとかミュージシャンになりたかったという。

イベントごとに毎回お題が出て答えてもらうそうだが、今回のお題は「信頼してしまったためにこんなことになってしまった、という笑えるエピソード」とやや難関。
いきなり振られた堺さんは「今回は信頼するスタッフばかりですが」と前置き。過去の作品で、スキーが出来ないのにスキーが上手な役だった時、滑る時にスタッフを信頼してたのに受け止めてくれなくて、あーっと叫んで奥に消えていきました」という大変だったエピを披露w。
竹内さんは、先のTV番組でのインタビューを引き摺って、監督から「役作りは要らない」と言われたが、「上昇志向の強い役だから」と言われて、これってどうなんだろう?とw。監督は「覚えてないです」「真逆」と必死に弁解w。
吉岡さんは、お正月映画のロケ現場にひとり取り残されてしまったことで、「信頼って何だろう?」とボソリ。
キヒヒ…と笑っているような香川さんは「僕が一番年上だなと思って」とボソ。某映画で、手の指の動きを監督が熱心に指導してくれて頑張ったが、映画を観たら顔が映ってなかったと(笑)。後で、「それは映ってないと分ってたでしょ」と監督が弁明。
アクション初体験だった濱田さんは、ワイヤーを信じたことで首から落ちてしまったと報告。
貫地谷さんは、ついさっきのエレベーターのボタンを押す堺さんの”指”に言及。一瞬のうちに忘れてしまったと堺さん。
中村監督は、回想シーンの竹内さんの鬘がキルオみたいになった写メを、メイクのスタッフから送られてドッキリしたとか。

マスコミのフォトセッション。「たいへんよくできました。」の丸いパネルが用意され、雛壇を出して2列をつくって撮影。1列目に隠れて見えないと、途中でひとりさんと濱田さんが入れ替わる。しきりにVサインしてにっこりする濱田さん。
TVカメラのムービーでは、両手を振りながらそれはもう愛想よく笑う竹内さん。隣の堺さんが手を振らないので、どうして?と尋ねてるような様子。堺さんはこういう場では手を振らないのを信条としているのかな?

最後に二人が挨拶。「胸の中にあたたかいものが残ったら何かで伝えて下さい」と竹内さん。
堺さんは、観ながら撮影日のことを色々と思い出してしまうようで、「客観的に観ることができない映画」「ジャンル分けし難い映画」だと述べて「こういう物語として観るしかない」という。「皆さんにとって、人生に大きな意味を持つ作品になるよう願っています」と、お得意の堺さんスマイルを振りまいて締めた。

ステージ左袖へ去っていく皆さん。最後までにこやかに両手を振ってくれる竹内さん。堺さんは左客席中心に手をふったり笑いかけていた。
『蛮幽鬼』以来に観た堺雅人さんは、変わらず人間味あふれ知的で格好良かった(*^。^*)。
舞台『King of the Blue』の2回目を観てきた。

そういやこの舞台って、当初はロック・ミュージカルというフレコミだったが、チケットにもパンフにも、そうとは書かれていない^^;。
制作途中で、目指すところが変更になったのだろうか。

確かにロック・ミュージカルにも見えるが、他のミュージカルもの&音楽劇と比べて少々違和感をもっていた。その理由が少し判明。台詞をそのまま歌にする本格的ミュージカルでもないのに、客席から手拍子や拍手が起きてこないのだ。
思わず手拍子が出るような、リズミカルでポップな歌が少ないのも要因だろうか。あの『レ・ミゼ』だって、ティナルディエ夫婦の歌に手拍子が出てくるのだ。観客のモチベーションを上げる意味でも、この舞台にも手拍子のひとつやふたつは必要だろう。
素晴らしい歌の後は拍手が起きても良さそうだが、全く出てこないのもフシギ。歌が短くて、拍手するタイミングもとり難そうだが、見事な歌には拍手を送りたいものだ。最初の皇帝と玄武の歌の後で、誰かから拍手が起きれば、その後の歌でも続くだろうと思う。これは千秋楽に向けての課題のひとつだろう。

今回は自力で取った最前列の真ん中。懸念していたステージの上方セットは、思ったよりは高くなく、首を少し上げる形で大丈夫だった。主に和樹のいる右斜め上60度の目線になったけどw。それより目の前のステージが近過ぎて、役者やダンサーが踊る度にビンビンと振動が伝わってきて圧倒されそう。背中だけでなく首や頭まで椅子の背に密着したから、ややだらりとした格好での観劇となってしまった^^;。

やはりステージと近いのはイイ! 役者の細かい表情も分るし、迫力も臨場感も全然違う。
お目当ての玄武@加藤和樹の左腕に書かれた入れ墨もしっかり拝めたし、右手首の玄武のブレスレットも注目。
歌も1曲目と2曲目は上方で唄ったが、3曲目はステージまで降りて、情熱的な表情でじっくりとビターな曲を聴かせた。すぐ目の前で唄うので、まるでライブ会場感覚のように堪能(*^。^*)。
2幕で人と鬼が決する時に、和樹と元気くんが背を合わせるようにして、客席方向を見つめる姿が格好良かった。

その朱雀@大河元気は、爪を出して突進していくサマが、『テニミュ』の赤也を彷彿とさせたが、それでイメージカラーを赤にしたのだろうかw。
女性という設定であるが、蒼龍と比較させるために女にしたのだろうか。それにしては玄武から一発食らっていたし、玄武のフェミニストぶりが壊れそう^^;。むしろ男でもあり女でもある両性具有というほうがピッタリくる。あのフロルみたいなね。そういや去年の今頃は、元気くんが出た『11人いる!』を観ていたが、朱雀よりフロルのほうが女性っぽい色気もあって可愛かった。

この作品で致命的なのは、キャラクターに一貫性がないのと、苦手なキャラが多過ぎること。
皇帝が一番不可解な存在。戦をなくして平和な世の中をと良心的で柔らかな言葉と物腰で、最初は騙されるが、実は非情な野心家だろう。己の保身のために兄弟を殺し、甘い言葉で民を操り、元老院の命令ならあっさりと仲間を処刑、敵を攻撃するため味方や部下さえ大量に犠牲にする。彼から苦悩が感じられないのは、演じてる人のせいだろうか^^;。こんな信頼できない男の元では、平安なぞ長続きしないだろう。
それなのに、皇帝の言うことを信じて、何度も和平をもちかけようとした玄武も、思ったより甘い男で人を見る目がないのだろう。
攻という男も、蒼龍に走った白虎のことを一時は諦めたり、取り戻したり、殺そうとしたりしなかったりと、ホントに白虎を思っているのか絆があるのか分らない。
オッペン&ニシリンが一番キライなキャラ。やたらに煩くユニークだったが、この黒い武器商人は一番怖ろしい。二人が作ったのは、おそらく原爆に等しい力なのだろう。それを作らせた皇帝は米国に暗喩され、元老院の命令に忠実なところは今の日本そのものだ。

キャラクター的に明確なのは弁天丸だろう。蒼龍を守り続けながらも密かに思いを寄せていたり。玄武のことも本当に敬愛して案じていたり。映画『僕らの方程式』の舞台挨拶でも東山光明を拝んでいたが、俳優としてもストレートな熱演と歌が素晴らしい。皇帝と唄う時のほとばしる情熱と、ラストで叫ぶ「何もー!」にはぐっときた。そんな弁天丸は、やはりキャストにも観客にも人気があるようだ。

玄武の語りで始まり、玄武の語りで終わるが、あれでお仕舞いだとは分り難く、拍手の出だしもなかなか合わないw。
カテコは2回。ラインアップでは泉見さんが中心になって2回。和樹は玄武のキャラを引き摺ってるのか、あまり笑わないところがまたイイ。


終演後、今回のお楽しみ、アフタートークショー。
司会は、穴吹一朗&石井匡人。登壇者は、加藤和樹、貴水博之、柿弘美。貴水さんには客席から「ヒロ」「ヒロ」の歓声いっぱい。水曜もそうだったが、熱心なファンが多いこと。
石井さんが「玄武をやらせて貰った松山ケンイチです」とふざけたら、自己紹介の時の和樹も「玄武をやらせて貰った松山ケンイチです」で笑いと拍手。貴水さんまで「攻をやらせて貰った松山ケンイチです」で、どこまで松ケンなんだーっ!?(笑)

質問1:お気に入りのシーン?
柿さんは「私が生まれるところ」そんなシーンない!w
和樹は「蒼龍と白虎の二人だけのシーン」「僕が邪魔しにくるんですけど」(笑)和樹はカテコで帰る時も睨み合いのような変顔をしてるそうw。
貴水さんは「玄武にグサっとさされるシーン」で「こんなイケメンにさされてしまう」「でも和樹ならイイ!」って(笑)。和樹も「貴水さんに見せ場を作らせない!」とグサっとヤるとw。
石井さんによると、白虎の後ろからやってくる攻@貴水さんがとても強そうで「ケンシロウみたい」だと(拍手)。
質問2:自分の役以外で演じてみたい役?
柿さんが「玄武です」高い所からやってて、上から目線がいいからw。あのゴンドラはグラっと来た時もあったと言う和樹だが、「交換します?」と柿さんに色っぽい目線。
和樹は「弁天丸やりたいです」と「何も~♪」をハモらす。「みんなで祭りを踊ってる時もカッコイー」。弁天丸は男の人にも人気らしい。
貴水さんは「皇帝やってみたいです」と「攻、攻ではないか」とフリ。めちゃめちゃ強そう。
質問3:メイクにどの位の時間?こだわりは?
柿さんは、5分~10分ぐらいで、つけまつげがこだわり。
和樹は、40分ぐらい。最初に入れ墨を描くが、「ここらへんはてきとーで」と言ってクレームがついたので「心をこめて描いてます」w。見せた入れ墨の上のほうは消えかかっていると。ヘアの後ろのスプレーは、毎回元気くんがやってくれてる。こだわりは伸びた眉毛で、左右のバランスに気を使ってるそう。
貴水さんは、入れ墨に一番気合入れてて20分位。目の上がり具合にこだわってると、今日の昼は100%だと客席を凝視w。
質問4:残り4公演で心配なことは?
貴水さんが「心配ナイサーーー!」と歌い上げておしまいw。貴水さんがケンシロウボディを率先して観客にアピールしてて可笑しかった。

告知。和樹が「罠」「CD」に続いて、「インディゴの夜、絶賛放送中」と言ったのがウケたw。
チラシにTシャツ三国志があって何故だろう?と思ってたら、穴吹さんがその舞台の脚本・演出をされると。コーエーじゃないトコでチケット購入済み。

和樹はずっとご機嫌でトークも冴えて饒舌で、柿さんはユニークで、貴水さんのホスピタリティ溢れるパフォーマンスも愉快で、10分ほどの短さだったが、思った以上に面白かった(^o^)。
何より、こんな間近で和樹を拝めるなんて夢みたい(*^。^*)。ひと時の至福をじっくり味わった。
すったもんだ続きの『黒執事』イベントである。
始まる前から「そのイベント、狂騒」状態だ^^;。笑いを通り越して呆れるほかない。

公式サイトでもお詫び分とお知らせが載り、メールでもお知らせが届いたが、結局のところ、イベント関係者は、イベントに応募したファンたちを裏切ったのだ。
応募はがきの一部を誤廃棄したのは委託会社だそうだが、なまじっか締切日を延長したことが、最悪の結果を生んだようだ。応募ハガキを廃棄された人達は、始めっから抽選対象にさえ入っていなかったことになる。早め早めにと10月末までに応募した人は、応募自体が無駄になってしまったのだ。

誰もそんな事態になっていることさえ知らず、イベント側も応募者の問い合わせによって知り、慌てて調査して判明したらしい。その問い合わせがなかったら、当選ハガキが来なかった人たちは、今も落選したのだと思い込んでいただろう。
「当選はがきが未着のお客様は…」とあるが、落選はがきなんて来ないのだ。応募した人たちはみんな当選だったということになる。応募者は発送した時期の記憶だって曖昧だが、イベント側も応募者の名前とハガキが届いた時期を別個に控えるなど面倒な作業はやっていないハズ。誰も応募したという証拠も証明も持ちやしないのだ。
こんなことなら、抽選なんてまどろっこしいことをせず、始めっから応募者全員をイベントに招待すべく、届いたはがきから順番に招待状を送ればよかったのだ。

応募はがきの内、1783通が誤廃棄(溶解処分)されていたそうだ。先に送った招待券が3000通以上だとして、新たにメールで招待された人が当日2000人以上イベント会場に集まったら、座席数ははたして足りるのだろうか。
座席はランダムというが、その後先の順番で、はがき当選者とメール招待者で早くも熾烈な火花が散っているように思う。だが今回の事件の最大の被害者は、応募はがきを廃棄された人達だ。メール招待者を優先してもいいと思う。

どうせ欠員者は出るだろうと、イベント側も多めにハガキを出しているだろう。だがはじめからイベントに行かない人や当選がダブった人は、とっくにオークションで高値で売りさばき、何万という儲けを手にしていることだろう。
散々なのは、誤廃棄事故も知らずに、オクの高値で招待券を買った人たちだ。本当に落選していたのか、廃棄されていた分なのか、本人もイベント側も分りはしない。今は指定の手続きさえ踏めば、誰でもイベントに参加できるようになったからだ。

今回の誤廃棄事故で信用問題としても手痛い目に合った主催者は、これに懲りてイベントのチケット制そのものを見直すだろう。DVDを売らんがと欲をかいて、7巻と8巻の二つを買わせようとするから、こういう事故も起こったのだ。
『ガンダム』や『ハガレン』みたいに、1巻だけに留めて携帯での応募にしとけば、こういうミスも起こらなかっただろう。尤も、携帯そのものを持っていない人は応募することさえ叶わず不公平感は否めない。『ガンダム』の時は、DVDを買ってから携帯のみの応募だと知り、慌てて返却返金して貰ったのだ。
むしろ『銀魂』みたいに、キャストは発表しないままの先行抽選でチケットを販売してたら、まだ公正さは保たれただろう。『黒執事』も人気なのだから、1万のチケットだって惜しくないと売れるハズだ。座席の種類だって選べる。オクに出されても元値がかかっているのだから、釣りあがっても利益は少ない。

メーカー側と主催者側と制作者、其々の思惑が絡んだDVD販売戦略も、購入者や応募者に多大な迷惑と心配をかけただけで、結局は大失敗だった。
当のイベントだけは、キャストの力も借りて、成功してもらいたいと思う。
舞台『King of the Blue』を観てきた。
開場前から若い観客が集まっていたが、みんなグッズやフォトが目当てだった模様。
天然石とかセット売りとかで物販の派手さに閉口。
今回は後方中ブロック席で全体は見渡せるがオペグラは必要。後方は空席も多い。

鬼と人とが争った時から400年後の戦国時代。鬼の首領・蒼龍と、人の皇帝に仕える鬼の白虎が恋に堕ちたことから、鬼と人とが再び壮絶な闘いを繰り広げる話。
鬼と人との”共存”がテーマだろうか。人から憎まれし鬼にも人情があり、人は鬼以上に鬼畜生だったというオチ。
言わんとしていることも分るし、大切な何かを伝えたいという意気込みも分る。だが制作者側の気持ちだけが先走って、内容が伴っていない。作り手だけが満足してて、観る側を楽しませようという気持ちが抜けている。
キャストは実力経験もある精鋭揃いで、見事な形で歌を披露してくれて惹き付けられた。音響や照明などスタッフワークもいい。
だが脚本と演出が不味い! こういう展開でこういうやり方だと、こんなにもつまらない芝居になるのかという見本。観劇中に1回も笑えなかった作品も珍しいが、何も心に消化されず退屈で長くて疲れた舞台だった。

オリジナルストーリーの難しさを痛感する。設定や関係を一から説明しなければならないところを省略したために、観客には分り難さだけが残った。
白虎と攻は大陸の皇帝にどんな義理があったのか? そもそも百虎と攻はどんな関係なのか? 玄武と朱雀が知っていた蒼龍の正体を白虎は何故分らなかったのか? 玄武と朱雀だけが何故先に覚醒したのか? 白虎を処刑しようとした皇帝側に白虎は何故まだ従うのか? ひとりの侵入者のせいで鬼も人も何であっさりと争わなければならないのか?侵入者を鬼だと何故勝手に決め付けるのか?皇帝は何をしたかったのか?これから何をしようとするのか? それより皇帝の上にいる元老院って何? 元老院がいたら皇帝に託した意味もないではないか?
疑問が絶え間なく噴出するが、結局作者がやったのは都合のよい大雑把なストーリーどまり。作品に生きるキャラクターの内事情や心情までを、脚本には描ききれていなかった。人物描写が中途半端だから、観客もキャラクターになかなか感情移入できない。台詞にも重みが感じられない。次々と誰かが死んでいくのに、哀しみも切なさも湧き上がってこなかった^^;。

主役の白虎が何もしておらず、誰の心も動かしておらず、ただ流されるだけだったのも残念だ。女と出会って恋に堕ち、許されないと知りながらまた会い、人質になったり処刑されそうになっても、何も発せずに女と運命を共にするだけ。そこには彼の志や目的は見えず、自らで動く意思も覚悟も感じられない。何て薄っぺらい存在感。
ロミオ&ジュリエット風に白虎と蒼龍が対した時は、一瞬『蛮幽鬼』(これも鬼だよな)のクライマックスが浮かんだが、今作では心揺さぶる感情は全く起きなかった。あまりに呆気なくて阿呆すぎる(-_-;)。

脚本がそんなだから、演出も冴えなくて不満が残る。暗転がとにかく多くて長い。あまりに長かったので、裏で何かのトラブル発生!?と疑ったw。会話の奇妙な間もあり、テンポがなかなか弾まない。1シーンが短くて細切れだったり、歌も盛り上がりそうと思ったら終わったり、こちらの気持ちをどんどん覆す展開。殺陣やアクションも見せかけの格好だけで中途半端。鬼の能力だって殆ど発揮されていない。これじゃ人と鬼の区別がないw。
出雲の阿国の登場シーンは、彼女に踊らせてカリスマ性を魅せればいいのに、ホントに紹介だけでガックリきた。結局、阿国が阿国らしく踊ったシーンなんて無く、阿国である必要性もない。蒼龍の殺陣もサワリだけで殆ど動かない。
雨が降る中で鬼が踊るシーンは、何のテニミュ!?^^;かと思っちゃった。場面切り替えの必要性もあろうが、無駄なシーンも少なくない。無駄といえば、武器商人然とした二人の男の笑えないギャグも要らないだろう。

キャストの歌唱力はさすがに素晴らしく、音響の良さで会場内によく響いて通ること。
お目当ての玄武@加藤和樹のソロは3曲かな。2曲目の蒼龍を思うバラードがジンときて良かった。一幕ラストで6人全員で歌う曲も興奮させたが、この手法って『セラムン』や『H×H』からずっと引き継がれてる演出でもある。
和樹は玄武カラーの黒い衣装でピシっと決めるが、銀のメッシュヘアがまた素敵。凛とした頼もしさと優しさで仲間を導くが、インディゴの憂夜みたいな立ち位置で、アテ書きっぽい感じ。実は腹黒キャラだったという妖しさがあってもよかった。低く押さえた声がキャラと合って台詞もパーフェクトだが、滑舌的にやや不安があったりw。

歌唱力がある皆さんだが、其々のジャンルでの歌い方だったのが面白い。
白虎@泉見洋平は、『レミゼ』のマリウスもきっとこんな感じなんだろうと思う歌い方w。皇帝@Ryoheiは台詞ではイントネーションや滑舌が気になったが、男性的なボーカルで歌い上げる。弁天丸@東山光明はキャラの感情をメロディに巧みにのせて歌い、メインでなくとも存在感が際立った。歌で一番目立ったのが、攻@貴水博之で、タフな声量がとにかく素晴らしくて胸をうつ。貴水さんは共に歌う人にも大きく影響を与えるようで、朱雀@大河元気とのデュエットでは、元気くんの歌声がこれまでにない程よく響いた。皇帝と攻と白虎が歌うナンバーも凛々しかったが、ストーリーが伴ってないんだな^^;。
蒼龍@鈴木亜美は歌手としてはイケルのだろうが、舞台向きの歌い方ではなく、歌詞が軽そうに聞こえてしまう。蒼龍が他のミュージカル女優さんだったら、泉見さんとのデュエットも美しく彩られたことだろう。
男女のアンサンブルが、歌に芝居にダンスにと大活躍、彼らに支えられた舞台といっても過言でない。

他にもあれこれ言いたいが、これは2回目にとっておこう。
金曜日は最前列だと喜んでいたが、ステージの舞台装置を見て気が重くなった(-.-)。上方に二段三段構えでしつらえた見栄えのあるセットだが、前方だと首を高くして見上げなければいけない。特に和樹の芝居と歌は殆ど上ばかりで進行、なかなかステージ下までやってこない。観るのに一苦労しそうだが、観客など念頭にないセットなのだろう。
せいぜいアフタートークだけを楽しみにするが、私的には今回のお芝居は2回で充分。いつか脚本と演出を変えた再演に期待しよう^^;。

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