劇場用アニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』をやっと観てきた。

西暦2220年。移動性ブラックホールが太陽系に接近、地球滅亡まであと3ヶ月と迫る中。艦長となった古代進と復活した宇宙戦艦「ヤマト」が、銀河系規模の戦いを繰り広げていく話。

テレビシリーズから劇場版まで見てきた古参の者には、何もかもすべてが懐かしいこと。もちろん『完結編』の”アクエリアス”と、当方の日記タイトルとは何ら関係はないw。
「無限に広がる大宇宙」の羽佐間道夫のナレーションも当時の雰囲気。旧作画場面が微妙に挿入され、新作画との違いに吹くw。真田や佐渡やアナライザーは画も声も変わっていない。古代進だけは別人のように変わり、古代雪は裸で旧ファンサービスか^^;。「ヤマト発進」も「対ショック対閃光防御」もお馴染みのフレーズ。防御眼鏡をたまに忘れるトコロも変わらず^^;。「真っ赤なスカーフ」のフレーズや旧テーマ曲が絶妙なポイントで使われていて、ノスタルジーをそそって熱くさせる。戦闘中のクラシック多用は『銀河英雄伝説』をなぞったような感じだが、THE ALFEEの新主題歌といい、今作は音楽に力が入っているなと実感。

しかし突っ込みどころ満載で、SF考証も無視したようなその場しのぎの強引ぐマイウェイ的設定やストーリーは相変わらず^^;。味方も敵も宇宙戦艦ヤマト&古代進を絶賛するにあたっては、製作者やスタッフの執拗な想いを感じさせる。
原案で石原慎太郎の名前が出ていたが、さもありなんな戦争美化。特攻精神、自己犠牲、サムライ魂、武士道。第2次大戦中、欧米列強に抑圧支配されていたアジア諸国の独立と解放に、日本軍の進行と侵略がひと役かったのだと、戦争を正当化しているような考えも重なりそう^^;。
後先考えず強大な敵に勝手に「宣戦布告」してしまう古代進は殆ど専制君主化。「生き残るべきはヤマトではない」という古代の考えはもはや古い。ヤマトには死を覚悟していない普通の乗組員もいるはず。「ヤマト」も「地球も」というグローバルな考えでなくては、戦後の平和はいつまでもこないだろう。

25年経って、CGも多用され映像は確かに綺麗で壮大になった。平和な星の青と緑、不気味な要塞の赤と黒と区別されて描かれ、環境破壊も訴えているのだなと意図も分り易い。
パワーアップされたヤマトの6連射波動砲やエネルギー充填などのメカニックな部分も興味深い。波動砲発射の映像も格段に迫力がある。
だが肝心の古代や新キャラクターの作画が、のっぺりと平面的で魅力に乏しいのが残念。もともと湖川友謙のキャラデザは苦手だったが、やっぱり私には拒否反応。ストーリー的に新クルーの個性はあまり発揮されず、一部キャラがカブってる。上条が前の古代の立ち位置のようだが、小林と桜井が前の加藤や島を兼任しているのか?古代の娘・美雪はそれ程出番がなく、折原真帆がナビとして活躍しまるで娘のような存在感w。美晴は最初からパイロットとして登場したほうがいいのでは。天馬兄弟はムードメーカーのみ。年齢がいった徳川や大村のド根性魂は目立つ。
古代進は、若い人を煽てて認めておきながら、最後はオレがヤル!と押しのけ。輸送機から助け出したのも娘だけ、周りに目を向けることもしない。年はとっても、性格は変わらないらしい。

古代の声の山寺宏一はいつもの男前テイストながら、作品や世界観を大切にしようという気心が感じられる。
久しぶりに聴く青野武の真田声は、まだまだお若く情熱がほとばしる。永井一郎や緒方賢一のコンビも健在。古谷徹は前作の甘ったるさが抜けた成長ぶり。
伊武雅刀はデスラー総統ではなくゴルイ提督で参加、味わい深い演技を聴かせる。
井上和彦、子安武人、田中敦子ら中堅どころが場面を飾る。
置鮎龍太郎は島大介の弟役なだけに、もっと活躍して欲しかった。伊藤健太郎、浪川大輔、野島健児、阪口大助が新加入、柚木涼香や藤村歩がヒロインとしてアピール。

エピソードを次々と詰め込み、2時間以上みっちり上映されて、徐々に疲れもきたが、ラストは時間制限なのか、あまりに呆気ない描き方で雑だった。
【第一部 完】なので第二部もあるようだ^^;。消息不明の古代雪のことよりも、艦長として父親として成長する古代進や、若手クルーの今後が気になる。できるなら新作のキャラデザは別の人に替えて欲しいかも。
EDロール後に、宮川泰、阿久悠、富山敬など故人に捧ぐメッセージがあったのは良かった。ただ、松本零士やささきいさおが関わっていない『ヤマト』は、何かが欠如されたようで寂しさがわく。

2010年12月公開予定の実写版『宇宙戦艦ヤマト』のポスターが2点展示。キムタクが思った以上に格好良い古代進で、待ち遠しくなってきた。
テレビ昼ドラマあれこれ。

新連続ドラマ『インディゴの夜』(全13週・全64話)第1話
借金を背負い、ホストクラブ「インディゴ」の雇われ店長となった女が、個性的なホストたちと共に、さまざまな事件に巻き込まれながら解決していく話。
”昼ドラ”なのに、ホストクラブが舞台の”夜”というだけで、今までにない新しい息吹きを感じさせるドラマ。

とにかく豪華なキャストで、特撮関連の俳優が目立つ。お目当ての加藤和樹は、一番ホストっぽく見えるが、憂夜というマネージャー役。和樹お得意のシルバースーツをまとい、紳士的で隙がない身のこなし。容姿端麗、冷静沈着、頭脳明晰と三拍子揃った完璧人間だが、本音が見えずとってもミステリアス(*^。^*)。ホストからも人望厚く、主人公・晶の良き理解者として心の支えになってくれそう。憂夜のいれてくれたハーブティー、美味しそうだな~v。
D-BOYSからは二人が出演。アフロヘアの和田正人@ジョン太は、陽気なムードメーカーかと思いきや、結構シビアで毒舌をはく男。加治将樹はマッシュルームカットで熱演、エヴァのアスカの話で盛り上がるオタク系らしい。
『ディケイド』の森カンナは、長い髪を30センチも切って、一応男役に挑戦!?
松田賢二は今の所は写真や声のみ。今後は、徳山秀典、高木万平&高木心平、真山明大も出演。
森口瑶子演じる高原晶は、早くもドロドロした渦中に巻き込まれるが、サバサバはっきりした性格は嫌いじゃない。これからホストたちとの絆を深めて成長していくのかな。

でもこれから約3ヶ月間、平日昼は予録をするため気が抜けなくなった^^;。舞台のほうも観たくなりそう。


韓国ドラマ『シンデレラマン』全16話
童話『王子とこじき』をモチーフにした現代版サクセス・ラブストーリー。
月曜&火曜の昼ドラだが、当初は声優お目当てだったのに、予録して見るほどハマってるw。

クォン・サウナが一人二役、冷静なイ・ジュニと陽気なオ・デサンを演じる。声の真殿光昭の演じ分けも絶妙で、飄々とした声や真面目な声など色々と楽しめる。
ジュニの義兄のイ・ジェミンの声を平田広明。平田さん初の韓国ドラマ吹替えで、当初は違和感もあったが、今ではすっかり慣れた。ジェミンは嫌味で計算高い男なので、平田さん声より真殿さん声に惹かれてしまうw。デサンの悪友役で中井和哉も出演、平田さんとの絡みはほどほど。
ジュニに成りすましたデサンとジェミンが、ソ・ユジンとチャン・セウンという二人の女性をめぐって繰り広げる話が中心。相変わらず偶然の出逢いや単なる遭遇が多過ぎる展開で苦笑。

残りは4話かな。サクセスなので、後味はいいに違いないw。
年始は時代劇ドラマ。

2日(土)新春ワイド時代劇『柳生武芸帳』
秘3巻の「柳生武芸帳」を様々な思惑で奪い合う人々の闘争を壮絶に描く。
7時間弱の超大作だが、結局つらつら観てしまった。
とにかく登場人物が多く、関係性や場面が目まぐるしいが、目的や志のために人々がぶつかり合うサマが凄まじい。裏切り者は身近にいるという泥臭さも注目か。人が死に過ぎたのは苦いが、幕は爽やかだった。

柳生十兵衛役の反町隆史や、弟・又十郎役の速水もこみちが、鬘や和装が意外と似合って熱演。高橋英樹や松平健らベテランの殺陣や立ち回りは、さすが重厚があって見応えある。松方弘樹の存在感には圧倒。
ゴーオンイエローだった逢沢りながお姫様役、気丈で品があるところは『華鬼』を彷彿とさせる。ゴーオンゴールドの徳山秀典が、第一部で将軍徳川家光で登場。電王の良太郎になった溝口琢矢は、第二部で松平健さんの息子・柳生平介で登場、一段と成長した姿を見せた。でもこの3人の絡みはいっさい無し。


3日(日)大河ドラマ『龍馬伝』
岩崎弥太郎の目と語りから伝えた、幕末に生きた坂本龍馬を、ヒーローとしてではなく人間性に注目して描く。

のちに三菱財閥の創業者となった弥太郎は確かに勝ち組だろう。自分にはない魅力をもった龍馬を「大嫌いだ」と前置きしつつ、冒頭から龍馬を語るのも面白い切り口だろう。
だが、ドラマの最後にも取材を受ける弥太郎が登場し、この後龍馬はこういう功績をするとはこの時点では思っていなかったと語る。正直、こういう上から目線の発言は、あざとくて嫌味でしつこい^^;。龍馬がやったことはこれから観ていけば分るのだし、何をしでかすかのワクワク感を削ぐこともあるまい。今後はなるべく、成功者としての弥太郎の出番は無くして欲しいと脚本家に望みたい。

幼少時の龍馬も、髪にパーマをかけてて、福山雅治@龍馬にソックリで可愛らしい。上士と下士の関係は『お~い!竜馬』でも散々描かれた通り。母の病や死にあたって、”海”という字には”母”がいるというアニメのやり取りが思い出され、ドラマでも挿入して欲しかった。
福山さんの龍馬はそれらしく18歳にも見えるが、佐藤健@岡田以蔵との剣術対決では、忽ち年代差が感じられ、年の離れた兄弟のように見えてしまったw。寺島しのぶ@乙女はイメージ通りで、龍馬とちゃんと姉弟に見える。広末涼子@加尾は天真爛漫なのか、大口開けた笑いが気になる。龍馬の姪っ子で松元環季がちょい出演、以蔵との絡みはもちろん無し。
『JIN-仁-』で緒方洪庵役だった武田鉄矢は、今度は勝海舟役でちょっと出世!?w 後に健くん@以蔵との絡みも期待できそうだ。
無料券があったので、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観てきた。
正月限定の再上映。

ロンドンで開催予定だったマイケル・ジャクソンのコンサートのリハーサル風景や映像から構成された映画。
6月にマイケルが亡くならなければ、たぶん目にすることはなかったもの。

シンガー、ダンサー、クリエイター。
エンターテイナー、パーフォーマー、アーティスト。
King of Pops。
マイケルを讃える呼び方は数あれど、彼はやっぱりカリスマ性のある
凄い存在感だった。
そして、MJと呼びたくなる人でもあった。

50歳にして、あんなにもまだ踊れるしなやかでタフな身体。
ステージに対するこだわりや斬新なアイデアはとことん深くて熱い。
誰よりも率先して動き、話し合いの中で皆を導いていく。
マイケルのキューが光を生み、ダンサーやクリエイターらは
彼の身体の一部となって動いてひとつになっていく。
誰もが彼をリスペクトし、彼と一緒に踊れることに幸せを感じ、
彼のダンスを間近に観て至福を共有している。
リハーサルとはいえ、そこには仕事を通した”絆”や”愛”さえ感じられる。

マイケルは、スタッフにはあくまで穏やかでフレンドリー。
これは半世紀をかけて培われた彼の人柄なのだろうか。
ダンスの中で時おり見せる彼のやんちゃな動きは、永遠の少年のようなみずみずしさとキュートさを感じる。
ダンス以上に、彼の声は魅惑的だとあらためて知った。
普段の話し言葉は低く甘いのに、メロディーにのせると忽ち高く軽やかなハーモニーを聴かせる。時にドスを効かせた強い気が歌に加わる。
どれもこれも麻薬のような説得性を伴いそうだ。
ビートがあるノリのいい曲が好きだったが、柔らかなバラード系の曲もマイケルの真骨頂にも思えた。
仕事での顔だけだったのが残念。マイケルのプライベートな映像でもあれば、素顔や本音も垣間見えたことだろう。

映画用に作られたフィルムではなく、所詮は各曲の細切れのステージを繋ぎ合せた作品。舞台を重ね合わせた手法はよく出来ているし、曲の背景として作られた映像も面白いが、せいぜい2時間が限度だろうか。
映画館ではさすがにクラップや手フリを一緒にできないし、臨場感としてはそこそこ、ライブはやはりナマが一番いいようだ。

地球環境保護を表現した映像があったり、4年で環境破壊を食い止めようとマイケルがスタッフに言っていたが、これがコンサートのテーマだったとしたら、少々唐突すぎて漠然としている。
「Heal the World」は、彼のリハーサルや人生そのものを表現していたのだろうか。世界を癒すことが念願だったマイケルが、地球の未来に危惧していたのだとしたら、破滅的な未来の世界を見なくて逝ったのは幸せなことだったのかもしれない。
EDロールで席を離れる人がいたが、彼のメッセージはこの後にあった。最後まで見届けて、彼の冥福を祈りたいものだ。
映画『キャピタリズム マネーは踊る』を観てきた。
今年はじめて観る映画はコレ。結構混んでいた。

マイケル・ムーア監督最新作。
世界同時不況を引き起こした、壮絶な欲望のマネー・ゲームを描いたドキュメンタリー。
原題は『キャピタリズム:ア・ラブストーリー』。自分たちの金だけでなく、他人の金や我々の金をも愛して奪っていく、貪欲で狡猾な”金持ち”を皮肉ったサブタイトルだという。
その強者による”金融戦争”を引き起こした「資本主義」という悪に対して、「民主主義」を旗印に民衆がどこまで立ち上がれるだろうかを提示した、ユニークなエンターテイメント作品だ。

今回はムーア監督のナレーションが多く、ややセンチメンタルな切り口だ。自分の子供の頃を追想したり、GMの従業員であった父や故郷フリントへの思いが何度も出てくる。故・ルーズベルト大統領の希望と誇りの持てる法案など、過去を何度も懐かしむ。それはムーア自身の半生が、資本主義の恩恵を受けていたせいではなかろうか。
有名になり突撃インタビューにも敬遠されているせいか、監督の行動力もややパワー不足で肩すかし。ウォール街に殴りこみにかかったり、テープを張って抵抗したりと、パフォーマンスとしては陳腐で笑えない。
音と映像の演出はとにかく面白い。第9がマネーとこんなにマッチするクラシックだったとはあらたな発見。ウォール街をカジノに見立てたり、ボイスオーバーの手法も巧みで、「金」を口にするイエス・キリストまで登場させるのが可笑しい。
教義ゆえに聖職者はこぞって「資本主義は悪」と語るが、EDが「誰がキリストを殺したか」の替え歌になっていて、ムーアがいかに敬虔なクリスチャンなのかを想像させる。

ニュースなどで漠然と頭にあっても、”レーガノミックス”から世界同時不況までの経緯や仕組んだ真犯人、その後の金融救済法案とリアクションまでを、映画で分り易く提示してくれて、だいぶ知見が広げられた。
銀行に家を差し押さえられた家族が地域の協力で家に立て籠もる場面や、シカゴの工場労働者が不当解雇でストを決行する場面などは、日本のメディアでは全くもって採り上げられず、日本ではあまり観ない光景だったから、かえって新鮮な感動で胸が熱くなってしまった。
「僕ひとりだけではムリ」とムーア監督は言ってたが、日本でも軽薄な”1票”に頼るのではなく、庶民による”変革”がそろそろ必要な時期ではないだろうか。日本の現状と重ねながら、心に何かが奮い立つ映画であった。

すべては「自分の利益が増えるのなら、他人が泣こうがわめこうが死のうが関係ない」という人間の業が優先したからにつきる。彼らは金儲けのためなら、政府も牛耳り合法的に不正をおかす。
どこかで目にした、公共性のある資本主義というのは目指せないのだろうか。いっそアニメチックに、相続税100%という世界も望んでみたくなる。さもなくば、ゲームに興じた大富豪たちに天罰を! もはや神様にすがるしかないのだろうか。
2010年明けましておめでとうございます!\(^o^)/

今年もどうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m。

穏やかな新年をお迎えくださいませ。


大晦日からお正月にかけてのテレビ番組。まさにNHKづくし!

ETV『ETV50 もう一度見たい教育テレビ』【こどもスペシャル】再放送&【フィナーレ】
『ふえはうたう』の第1回目を再度放送。トシちゃんこと、さわやか関俊彦さんにリクが多かったのか、また関さんにフューチャーv。
ゲストの田中真弓さんが『忍たま乱太郎』オーディションの逸話を話したり、土井先生の関さんについてコメントしてたりと楽しかった。ルフィの声まで披露かw。
でもETVで私が一番観たかったのは、神谷明さんと里見京子さんが出られた人形劇『紅孔雀』だったり。

NHK『第60回NHK紅白歌合戦』
審査員になんで城田優がいるんだ!?(゜o゜) シロタン出世したね~と息子と言い合いつつ、ついに還暦を迎えた紅白。
前半は加藤清史郎と大橋のぞみの”こども紅白歌合戦”。のぞみちゃんは『ポニョ』で出演済みだが、清史郎くんまで自前の歌を披露、鮮やかな紅白デビューをしちゃったw。周りで踊るのは劇団ひまわりだし。そういや劇団で一緒に宣伝していた宮野真守はいつ紅白に出るんだろう?^^;
オタクファン必見の水樹奈々は、「深愛」をワンコーラスのみ唄ってちと物足りなさ。アニメ『WHITE ALUBUM』は息子が観ていたようだ。アニソン歌手といえば、中川翔子が今回出なかったのは残念だ。
特別ゲストにスーザン・ボイル。ミュージカル『レ・ミゼラブル』のファンテーヌの場面が思い出されて胸がじーん。さすが素晴らしい歌声だが、「夢やぶれて」という選曲が切なく、やはり日本語で聴いたほうが歌詞の意味が分ってより胸をうつな~と再確認。矢沢永吉も登場、紅白と同じ還暦だったのか。
還暦といえば、アリスの「チャンピオン」は、武道館ライヴが思い出されてちょっぴり興奮。ライブ会場みたいに、NHKホールがスタンディング状態だったw。次の東京ドームも楽しみ!
福山雅治が長崎から中継。龍馬が酔った勢いで斬りつけたという柱の刀傷も紹介w。武田鉄也がナビをすると、やっぱり『お~い!竜馬』を思い出す。

NHKBS2『抒情歌大全集』(再放送)
紅白にかつて出演されていたベテラン歌手が勢揃い。日本の素晴らしい歌をたっぷり聞かせていただいた。アニメ系では井上あずみの『ラピュタ』と『トトロ』の歌。どの曲も気楽に一緒に口ずさめて唄えるのが、紅白と違うところだ。

NHK『スタジオパークからおめでとう』
『龍馬伝』からゲスト生出演。坂本龍馬役福山雅治が長崎から中継、映像もいっぱい。武市半平太役大森南朋と岡田以蔵役佐藤健がスタパに登場。スタパの観客はどうやら健くん目当ての女性多しw。二人の映像も出たが、やっぱり健くんの以蔵は私のイメージと違~う^^;。土佐弁には苦労している健くんだが、竜馬@関さんと重ねてニヤリ。本番のはずみで龍馬の手に当たったと、福山さんに謝ってる健くん。初のスタパなのかちょい緊張紅潮している健くんが可愛かった。

フジ『新春かくし芸大会FOREVER』
お正月番組の顔も、ついに47年の歴史に幕を閉じる。
D-BOYSからは、遠藤、五十嵐、鈴木、瀬戸の4人が登場。かくし芸披露ではなく、これまでを振り返ったコメントのみ。
2009年もあと少しで終了。
慌しくも忙しなく、2009年の我が身を大雑把に振り返ってみる。

☆ 息子が進学、早朝起きを決行
☆ 携帯デビュー
☆ カーブス筋トレ効果、身体が痩せて軽くなる
☆ 小劇場やミュージカルまで、舞台観劇を多数、何度も観たい舞台も多し
☆ 映画は邦画メインで舞台挨拶にも参加、外画も吹替えメイン
☆ ガンダム009ネオロマ仮面ライダーと、メモリアルイヤー・イベントに色々参加
☆ 声優イベントや俳優イベント、ライヴや握手会にも色々参加
☆ 漫画家の個展や原画展を鑑賞
☆ モーニングでジパング連載終了
☆ エジプト展など美術館や博物館も鑑賞
☆ 日帰りツアーに色々参加

今年もこうして、無事に健康に充実した一年を過ごせたことに、心から感謝をしたい。
毎回あれこれ言いながらも、私を送り出して出迎えてくれた家族にも感謝。
抽選ものにはあまり縁がなかったけれど、友人や知人の手助けを受けたりと、私を支えて下さった方々にもお礼を述べたい。
何事も自分で真剣に努力した分だけ、結果が返ってくるという一年だったと思う。

今年も皆さまには色々とお世話になりましたm(__)m。
来年もご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
どうぞ良い新年をお迎えくださいませ。
『ボンゴレ最強のカルネヴァーレ3 ~白蘭・入江参戦!~』東京1回目へ行ってきた。
『家庭教師ヒットマンREBORN!』のキャラソンコンサートこと”リボコン”第3弾。中野、横浜ときて、今回は東京だけでなく、名古屋・神戸でも実施。未来編での敵役・白蘭と入江正一も参戦する。

物販列や入場列が半端なく凄いことになってて殆どコミケ並み^^;。いつものパンフとマフラータオル、ステッカー目当てのスティックライトを購入。
自力で取った座席は前方の真ん中。肉眼でもよく見える。通路側じゃなかったのが残念。
前説アナンスは、ランボにイーピン、ハルに京子か。

出演者は、ニーコ(リボーン役)國分優香里(沢田綱吉役)市瀬秀和(獄寺隼人役)井上優(山本武役)木内秀信(笹川了平役)近藤隆(雲雀恭弥役)飯田利信(六道骸役)明坂聡美(クローム髑髏役)稲村優奈(笹川京子役)吉田仁美(三浦ハル役)竹内順子(ランボ役)チャン・リーメイ(イーピン役)大山鍋則(白蘭役)豊永利行(入江正一役)に、会場別で高橋広樹(S・スクアーロ)鈴木真仁(ラル・ミルチ役)参戦して計16人と多勢。大山さんと豊永さんに、明坂さんと真仁さんも初出演。

先ずはアニメ・オープニング「EASY GO!」をみんなで。会場スタンディング。
ボンゴレ全員がオープニング挨拶。ニーコの「チャオっす」に、ツナの「チャイっす」を流行らせる。
白蘭は映像から挨拶。入江は客席右サイドに座っていたが、お腹が痛~いと退場。スクアーロとラル・ミルチはステージ両サイドから。
みんなの衣装がおもしろ楽しい(^o^)。リボーンの髪がピンクで立ってる。獄寺は「おはようございます10代目!」。ランボとイーピンは早くも正月衣装で「あけましておめでとうございます」。了平はフードを被り、腕にテーピング鼻に絆創膏。スクアーロの「ヴォーイ!」コール&レスポンス。

会場から「リョーヘイ!」コール、「ヘイ!」コールでもイケそう(笑)。了平が念願の「極限」熱唱、バックで”極限”の大旗を振って盛り上げる獄寺&山本。京子&ハルの「ジャンピング」は衣装も赤と紫のお揃いでフリも可愛くて息ぴったり。ツナは「ひとつだけ」を念願のツナギで熱唱、途中でハイパーツナになるところが格好良く、会場のオレンジライトが輝く。唄った後で國分さんが、みんなから貰ったストラップなどをお守りにしたと見せてくれた。リボーンはニーコ作詞作曲の「オレからのメッセージ」を全身キラキラさせて唄い、途中で大人リボーン(成田剣かな?)の声が重なる。ツナへの愛のメッセージソングだといい、聞いた國分さんがホントに泣いたとか。

白蘭&入江が不気味に登場。「唄わせてやってもイイ」とリボーンに言われてw。
白蘭が唄い、白い制服のダンサーたちと踊ってフリを決めるが、大山さんのキャラ自体が『げんしけん』イメージから離れずワザとらしくて可笑しいw。入江のキャラにそっくりな豊永さんは静かに唄い、途中で三人娘のハーモニーが加わり、三人と手フリしたりとムーディー(順ちゃんの赤、チャンの青、明坂さんの黒のドレスがお似合い)。
近藤さん&飯田さんがMCとして来てトークコーナー。大山さんと豊永さんが自己紹介「キンチョー」「喉がカラカラになった」という感想。「オーケートーキョー!」とカッコつける大山さんだがユニークさを暴露。

ド・キューン! スクアーロとラル・ミルチが登場。二人ともわざとメイクが濃いなぁ。広樹と真仁さんが並ぶと、ミュージカル『HUNTER×HUNTER』を思い出す。順ちゃんもいるしね。
ラル・ミルチがアダルトセクシーに唄いダンスも超クール、真仁さんはやっぱミュージカル女優だなと実感。「横浜5000人はたたき切れなかったので今日こそは…」と言ってた広樹はこの前も聖地で観たけどw、スクアーロの鋭い眼光でこってり熱唱。途中で袴姿の山本が来て、スクアーロと殺陣の対決、アニメそっくりに格好良かった。

獄寺の歌では、バックダンサーと同じく、会場もタオルを振り回して賑やか。
山本はボールを取り出したり、会場をグルリと周ったりして唄う。ツナと獄寺と了平も来て、4人で円陣組んで会場と一緒に「オー!」。
ランボ&イーピンは「笑え」「笑え」「楽しくなっちゃうよ~」で愉快な歌。ランボのブルーとイーピンのピンクの衣装がお揃いで可愛い。
ランボ&イーピンのコーナーでは、白蘭と入江が再び登場。「白蘭さん、褒めて下さい」と、可愛い衣装を強調w。正一くんへのメッセージでは、スパナからの手紙もあり「ウチはひとりでメンテナンス」にウケた。スパナ&大人ランボの津田さんの口調が浮かびそうw。

THE チョイス。”だれと””だれが””何を歌う”をモニターの抽選で決定。白蘭と入江を押しのけて了平が司会。指名された人が「チョイス・スタート」でボタンを押す。
ツナとリボーンで「俺たちの」は、フリツケも完璧で会場を周ったりと息ぴったり。京子と了平の笹川兄妹で「極限ファイター」は、極限Tシャツを揃って着せてフリもぴったり。骸とクロームで「クフフフのフ」は、サンバ調が効果、最後はエグザイルして魅せること。山本とスクアーロで「孤高のプライド」は、アクの強いスクアーロと爽やか山本で対照的。
モニター抽選とは名ばかり、どうやら最初から計算づくだったようなw。でもツボをついた色々な組み合わせを聞けて面白かった。

クロームの歌は可愛くチョイセクシー。骸の歌に途中からクロームが来て、ダンサーと共に踊ったりポーズつけたり。でも飯田くんまた歌詞を忘れたっぽいw。前回映像出演だった雲雀はリベンジとばかりに、ステージ左右を疾走しながら熱唱、最後も決まってカッコイー。

最後は全員がステージに揃い、其々が挨拶。國分さんがキュートなドレスを着てる。稲村さんと吉田さんはまたお揃いのチェックワンピ。「やり足りなさをリボコン4にもっていく。今度はもっと大きな会場で」と國分さん。ニーコさんは「みんなの熱気にやられて、盛り返したけど…」と煙にまくコメントw。市瀬さんは「2009年出しきったかーっ!」。チャンさんが「これからもあと4公演」名古屋と神戸は来年なのか。近藤さんは「みんなを噛み殺したということで」。真仁さんは「きさまら死ぬ気で生きてけよ!」。広樹は「来年もぜがひでも勝てよ!」。「ミルフィオーネには負けていないぞ」と豊永さんはホントにお腹が痛くなった様子w。
ステージ&会場全員で、白蘭たちとも一緒に唄う特別バージョンの「ファミリー~約束の場所~♪」。唄い終わって手を振っていったん退場するキャスト。

アンコール。やっぱり黒のイベントTシャツを着たツナ&リボーン。会場は今回初参加の人も結構多い。3回とも来た人ーっ?で、一応手を挙げる私。
初参戦の白蘭と入江は、白い2人から黒い2人に。白蘭からも「チョイっす」。
3回目にして念願叶っての歌は「並盛中学校歌」。ステージでは獄寺&山本が校旗を振り、他のみんなもTシャツ姿で会場中を散って周る。かなり遠くまで足を運んでたキャストもいて、後方席の人もさぞ喜んだろう。客席通路からステージへ集合。
最後は雲雀&骸と聞くやいち早く喜んでしまった。久しぶりのナマ「Sakura addiction」、雲雀の唄い出しからパーン!とテープならぬ、桃色の小片紙がたくさん会場を舞い、ホントに桜の花弁のようなあたたかさ。ステージでは、順ちゃんと真仁さんが手を繋いでたり、井上さんと豊永さんが一緒だったりと賑やか。会場も一緒に唄いながら、もの凄く盛り上がった(^o^)。

最後は全員がラインナップしてお辞儀。みんなが退場した後、ニーコ&國分さんが残って深々とお辞儀とお礼。「またね~」「よい年を~」と晴れやかな言葉を残して。
会場を出たら、何故か退場規制をしていていつもの出入口が使えない。2回目参加客でロビー外もごった返し^^;。

新曲など知らない歌も多かったが、出演者やスタッフのおかげで、今回もたっぷり楽しめた(^o^)。キャラクターや作品の世界観を大切にしているのも好感がもてる。リボコン第1弾と比べて、歌もダンスも衣装もレベルアップしたなぁ。ますます次のリボコンも楽しみになってきた。
今年はこれでイベント納め。来年も色々なイベントを満喫できるといいな。
Amuse presents『SUPER ハンサム LIVE 2009 ♂男 da 男!!♂(Dan da Dan)』昼の部へ行ってきた。

販売アイテムが盛況。スペシャルセットのバッグやタオルが好みのピンク。クリアファイルは保存版。
お土産は、出演者のカード14枚。
座席は後方でステージは見難いが、上方スクリーンでも楽しめる。

BGMはダダン・ダ・ダ・ダン…と『ターミネーター』。
オープニングが『エヴァンゲリオン』風で凝った映像に笑い。
オープニングソングとダンスも全員で賑やかに3曲。

出演者は、青柳塁斗、植原卓也、賀来賢人、風間由次郎、神木隆之介、阪本奨悟、桜田通、佐藤健、戸谷公人、橋本淳、平間壮一、松永一哉、三浦春馬、水田航生、柳澤貴彦の15人。水田くんと神木くんと阪本くんが初参加。MCは橋本くんと風間くんで、急遽出演が決まった橋本くんはグッズには参加していない。
『テニミュ』や『電王』に慣れ親しんだ私には絶好のキャスト陣だ。

ライブ&パフォーマンス。一斉にスタンディング。
夏の『The Game』で生まれた名曲「愛はフェンシング」を桜田くん&植原くん。王子様衣装だw。
「星に願いを」を唄う隆之介くん。普通に大きくなっちゃったな。緊張したけど楽しかったという。
ハンサム劇場はいきなり『仮面ライダー電王』オープニング♪でウッキー。健くん@野上良太郎が登場。でも人形劇!?w 久しぶりに聞くナマ良太郎の「モモタロスー!」。何度も叫ぶので、関さんがどこからか答えてくれよ~と思っちゃったw。でも出てきたのは通くん@野上幸太郎。二人とも「ハンサムじゃないよ~」とFit’sの踊りw。どうせなら溝口琢矢くんも出てくれれば完璧なのにぃ。「じゅるるるる」の松永くんの後に、戸谷くん@ディエンドの歌。ディエンドを唄う戸谷くんの後ろで、野上爺&孫が踊る図が面白いw。
初出演時の映像が出てきたが、2007年の健くんはモモタロスのお面を付けていたんだね。
「今宵、月が見えずとも」を阪本奨悟がギター弾き語り。声に力強さが出て伸びのある歌唱。
「遭いたい」を『サムライ・ハイスクール』の春馬くん&賀来くん。春馬くんは歌唱力あるなぁ。
「最愛」をムーディーに歌い上げる健くん。声質がやっぱ関さんに似てるかも。
マイケル・ジャクソンのダンスメロディー。ムーンウォークを楽々やってくれる柳澤くんや塁斗たち。

コント。「あのキュンファイをもう一度…」キュンとくる台詞を女性にかけて、どちらがよりキュンとくるかを決めるゲーム。春馬チームと健チームに分かれて、コハンサムのメンバー6人が其々に加わる。
お題はクリスマスデート。待ち合わせのお台場観覧車下で。この場で発表された台詞を頑張って覚えるメンバー。会場から抽選で6人がステージで生キュンファイをかけられる。
春馬チームは、通、賀来、平間ときて、リーダー春馬。春馬は夏の映画には出てないので、出れて嬉しいと、カメラ目線が色っぽ~い。
健チームは、植原、松永、塁斗ときて、リーダー健。健はイベントでやるのは否定的で、やった後も超照れること。
塁斗が「二度とやりたくない」と言えば、賀来が「来年もやりたい」と対照的。
拍手の多さで勝者は春馬チーム。負けチームには飲みのバツゲーム。結構平気そう。

ハンサムメロディーは歌とダンスも賑やかに5曲。全員の「LIFE」も盛り上がり。
その後も、タオルを振り回したり、会場全体で体を動かしたりと、それはもうヒートアップ。オリジナルソング「僕らだけの詩」が楽しくて、「ありがとう!」で終了。

アンコールは「Someday」からスタート。ハンサムバンド紹介やコハンサム紹介の後、メンバーのコメント。初参加の3人のコメントが初々しくとても楽しかった様子。塁斗の「やべっぱ」に笑い。健の衣装の羽がバッサバサでジークのポーズ。春馬と賀来は2人でじゃれ合いつつ。通くんはライブ中ズボンのボタンがポーンとw。MCの2人もよく頑張った。
最後は会場みんなで「遙か」を熱唱。手を振ってゆっくり退場するメンバー。

覚悟はしてきたが、結局2時間強も立ちっぱだった^^;。
人数がちょい多いので、ステージのどこを見たらいいかと迷いつつ、若さと熱気が弾け飛ぶステージで楽しかった(^o^)。メンバーの色々な面が見れたし、みんな才能があふれているなぁとあらためて。
Dボのメンバーとはあえて比較しないが、其々にカラーや良さがあるのだと実感。


帰りもゆりかもめで。コミケ帰りで乗る人も多し。
今冬のコミケは息子が友達と行くというので、企業ブースの商品を買ってきて貰った。娘がハマった『ミラクル☆トレイン』CD&グッズ、レシピCDなどあれこれ。お疲れさん。ありがとう。
モーニング『ジパング外伝』風の道

モニ表紙に”グ”のところに久しぶりの草加。わ、若いかも。
大戦前夜、草加が向かった先は…。
扉画は、山をバックに草加の後ろ姿。若々し~いv。
完結から1ヵ月半。熱望に応え、特別掲載。
昭和16年秋、開戦前夜。「みらい」と出会う以前の草加拓海の物語。

読む前は、草加の学生時代の男友達の話とか、滝に絡ませた話とか、
後に出会う角松と繋がる話になるのでは…と勝手に推測していたのだが。
草加の初恋の話だった(#^.^#)。
いや、予想外! しかも幼馴染の女の子だったとは。

「足柄」に乗る前に、故郷に一時帰ってきた草加。
この時、草加は28歳ぐらいなのかな~。童顔だよね(*^。^*)。
草加と話していた男性と女性は、草加の本当の両親なのだろうか。
今まで勝手にイメージしてきたのと違って、普通の静かな穏やかそうなお二人。
草加の髪や目の色とは、およそ似ていないようなお二人。
岩手訛りに、標準語で答える草加。草加の訛りは、そういや一度も聞かなかった。

草加が海好き船好きになり、海軍に入る最初のきっかけとなったもの。
それが、野中伝吉さんと「三笠」。
ドラマ『坂の上の雲』が放送されるにあたって、真っ先に思い出したのが
横須賀にある「三笠」を見学したことだった。東郷さんの銅像もあったし。
草加もまた日露戦争に多大な興味を抱き、日本の辛勝とその後の危機感に憂うひとり。
日本の開戦…。言葉を濁す草加の心中やいかに。

草加の幼馴染、野中サト。今は社長の二号さんとなって羽振りをきかせる。
草加も確か、妻子があったと思うけど^^;。いつ結婚したのか?今どこに?
宮沢賢治の『風の又三郎』が登場。宮沢賢治も故郷が岩手で盛岡の学校を出た人。
サトのイメージでは、風の又三郎は拓海さん!
少年時代の拓海くんは、爽やかで利発そうで可愛いこと(^^)。 
二人で山道で迷った時の思い出。二人とも結構向こう見ずで頑固だったのね。
「どっどど どどうど」あれは拓海少年の唄う歌だったのか?
拓海少年が”風童神”だとしたら、長じて”風神”となったのだろうか。

草加の出発時に見送りにきてくれたサト。
再会して最初に発した言葉が「口紅が綺麗なので」「見とれてた」。
うっきゃー! 草加の口説き文句をはじめて聞いたよ(^.^)。
じっと見つめる草加の瞳にマジ惚れしちゃったよ(*^。^*)。
こりゃもう”胸キュン”大賞決定じゃー!

あの日山道で、自分も怖くなったことを告白する草加。
お互いに”行き違いだった”ことの確認。
そして、もうお互いに”別々の道を選び歩んでいること”の切なさ。
結ばれてたかもしれないが、結ばれることはなかった二人。
「無事に戻って来て下さい」というサトの願いは、果たして叶えられただろうか。
草加は確か1回は自分の墓標を見に帰ってきたのだったっけ。如月の同行で。
約束は守られたが、草加の戦死の報告にサトは既に泣いていたと思う。

草加もまた”畏れ”を知る一人の人間だった。
あの時、一人っきりで怖くなって、泣きべそをかきながら誰かの姿を求めたひとり。
草加の人間らしい一面を見れたことは嬉しかったけれど、草加の新たな一面を知って妙に胸が騒いだ。
草加は、女性と接してもソフトで紳士的で魅力的。
女性を口説く手管はピカイチ!(^o^)
男性だけでなく、女性にもモテモテだったんだな~。こりゃまさしく両刀づかい!?
草加拓海をもっと知るためにも、草加の外伝をもっと読みたい。
”風”があるなら、”林””火””山”の道もあるんだろうか。

かわぐちかいじ先生が外伝のモデルとして最初に選んだ草加。
かいじ先生がもし草加という人物にご自分を少しは重ねておられるとしたら。
”畏れ”を知る草加と同じように、かいじ先生も”畏れ”を知っている人物。
9年3ヵ月の長期航海中には、何度も”畏れ”を感じられたのかもしれない。
そして今また、日本の未来に危機感を抱いておられるのだろう。

丁度買ったのがクリスマス・イヴ。ファンにはステキなプレンゼントだった。
2010年2月発売予定の画集『ジパング』も楽しみ。


モーニングKC『ジパング』43巻。堂々完結。
モーニングの航跡421を読んでいなかった相方が、ものすごい勢いで飛びついたw。
あとがき2ページ。かいじ先生から、担当編集者やスタッフへお礼の言葉。そして読者の皆様へ感謝。
ありがとうございました。
小西遼生 単独イベント『once in a lifetime』東京公演2回目に参加してきた。
クルーズ・イベントの後だが、時間的にも充分余裕があり近場だったので参加。

場所は先週RELAXさんの舞台を観てきたところ。
後から申し込んだ分なので、一番後ろの座席だが見難いことはない。
お客さんの中には『牙狼』がきっかけだという男性や小さなお子様もいて、幅広いファン層をあらためて実感。

小西遼生くん登場。ラメが入った黒シャツとネクタイに黒スーツで、全部黒でまとめたシックな格好。でもサッパリ短くした髪は茶色。足が長く細くて、終始にっこりと笑みを絶やさず。

MCは、頭にアルパカの被り物をされた方。どうやらマネージャーさんらしいが、特に自己紹介はなし。先週の大阪イベントではトナカイの被り物だったらしいが、本人曰く、別人だという設定w。
アルパカさんは結構毒舌で、歯に衣着せず小西くんにどんどんツッコミを入れて、小西くんも苦笑しながら「僕をどうしたいんですか?」と度々牽制。二人のやり取りがとっても可笑しかった。

ファン層を意識してか、トークの内容は『牙狼<GARO>』がメイン。2005年に放送されたが、CRパチンコもあるからタイムリーなのか。
『牙狼』は、「暗さが好き」「キャラクターがカッコイイ」と言う小西くん。オーディションでもアクションが前提で、撮影期間は半年位の中、ワイヤーアクションもやらせてくれたという。『テニミュ』などミュージカルで体を使ってやるので、アクションをやっていたから役に立ったようだ。「自分でアクションやってると、強くなった気がする」と笑う小西くん。
鋼牙役について、実は最初はゼロ役だったという。半年というヒーローものの枠で、主役の人が都合が悪くなっちゃって、あらためてオーディションに呼ばれたそうだ。その前にも戦隊ものオーディションを受けて、みんな落ちたんだとか。
ひとつやりたいことがあるそうで、「レンジャーみたいに、ショーをやりたい!」と言うと会場からも拍手。「僕、子供好きだから」と子供と握手もしたいそう。
いや~ぜひGロッソでもやっていただきたい。

来年の告知。『戯伝写楽』の歌麿。秋口にステキな人と共演の舞台も!? 去年2本撮った映画の公開。予定は未定とはいうけど、結構盛りだくさんで楽しみ。

ファンからの質問コーナー。金の箱から質問用紙を抜き取って答える小西くん。
HPのBBSについて?「毎日見てますよ」とのこと。だったらもっと更新しないと…とはみんなの意見w。
動物に生まれ変わったら? 声がスゴイから「トラ」。「声フェチなんですよ」と小西くん。そうだったの?
まとまったお金があったら? NYか韓国に舞台を観に行きたい。沖縄にも行きたい。
好きな映画? ロビン・ウィリアムスが出た『レナードの朝』。暗いけど最後はハッピーエンドが好き。アニメも好きジブリも好き。『クリスマス・キャロル』も最近観に行ったと。
2009年のビッグニュースは?「出てこない」と小西くん。英語を始めたがビッグじゃないと。雑誌取材で同じ質問をされ、その時思いついたけど忘れちゃったのでw、雑誌で確認して下さい。
死ぬ前にどんな食事を? シビアな質問に「ひとりでしたくない」と小西くん。スタッフや関係者の方からいつもご馳走になってるそうで、いつも全身こめて「美味い!」と言っていると。今思いつくのは「きゅうり」?
1日だけ透明人間になれるとしたら?に、「なりたくないです」と天邪鬼な答え。でも「人をくすぐりたい」とイタズラ心を暴露。
お酒飲む時のおつまみは? 「ガーリック!」と即答。ワインの時はチーズ。「アスパラのベーコン巻き」も推奨。

ミニライブは、お得意のギター弾き語り。
リクエスト曲「とびうおのように♪」。最初は「とびうお」だったが、アルパカさんに何か言われてタイトルを変えたとか。20か21の頃作った歌で、ギターを弾いて歌う表現することの楽しさを覚えたとしみじみ。
カバー曲「よぞらのむこう♪」。スガシカオの曲で、すごく好きな曲だという。
最後は映画『花ゲリラ』主題歌の「アカルイミライ♪」。懐かしい~。歌に力強さと色気が更に加わったようで、伸びがあってステキ。今年のことは今日でパーっと”清算”しよう、来年色んなことがあっても前向きなメッセージを篭めた歌だとシミジミ語る小西くん。

ブログ用の写真で、客席バックに小西くんと集合写真撮影。GAROのポーズをして「俺はガロ!」と客と合言葉。後ろのほうは映らないからね。
ロビー物販のグッズ宣伝。購入者に特典写真。特典写真のみ販売して欲しかった。カレンダーはどうしよう?
これにてイベント終了。予定では18時半だったが、まだ18時前?^^;
最後に小西くんが「お客さんの顔がよく見えた」「ぜひまたこういうイベントをやりたい」と意気込みを語った。

ここからは何と握手会。前列からなので、後方席はまだまだ先。
小西くんと握手しながらじっくりお話が出来る雰囲気で、後ろで急かすスタッフもいない。握手の前に女性スタッフが荷物やコートまで一時預かってくれる気の使いよう。だから一人頭にとっても時間がかかる。先日の萩尾先生サイン会のようだ。
か~な~り待つので、ロビーに行って軽食とったりお茶を飲んだり時間をつぶす。
待って待たされて待ちくたびれて1時間30分。
ようやく私の番。小西くんは疲れも見せず、にこやかにふんわりと握手。両手で握手をしながら、色々とお話させていただいた。
『テニミュ』は観ていたけど、小西くんにハマったのは『HUNTER×HUNTER』のクロロだものね。『江戸の青空』で和風ものをもっとやって欲しいと思ったが、『戯伝写楽』で叶えられ、歌麿役で橋本さとしさんと絡むのも楽しみだ。

最後の人との握手まで、ずっと会場の中で見送っていた私。全員と握手が終わった後、最後に小西くんが残ってた人に「ありがとうございます」とにっこり挨拶して、やっと握手会が終了した。お疲れ様でした。
運良くイベントに参加して、小西くんの色々なことを知り、それなりに楽しかった。これからも小西遼生をひっそりと応援していきたい。
club LIFE presents『Special Cruise Party -Close to you!-』2日目のエーリク・クルーズに参加してきた。

Studio Life創立25周年に向けて、洋上で新たな船出をみんなでお祝いするイベントの2日目。
シンフォニー乗り場内のclub LIFE物販に、新人さんに混じって劇団員のメンバー。売上がやっぱり違うんだろうか。
今回も乗船するのはモデルナ。もうひとつのクラシカもいつか乗りたいものだ。

劇団員がお出迎えする中、昨日とは違う指定テーブルへ。昨日より同席人数が多い。
ドラの音が聞こえてすぐに出航。総合MCの曽世海司が流暢に挨拶し、欠席者も発表する。座長と上演中の『森は…』メンバーと高根さんと小野くんと姜くんと関戸くんも欠席だったとあらためて。昨日に続き石井さんはインフル。

先ずは食事と歓談。劇団員は一端退場し、その間は録音されたラジオを流す。ラジオCDはエーリクVer.でお土産として後で配布。
今回は着席コース料理で、ブッフェより時間が10分長い。料理テーブルに突進する必要はなくて楽といえば楽。だが座ったテーブルがどうやら後回し配置のようで、他のテーブルと比べて、料理が運ばれてくるのが一番遅い^^;。他テーブルの人がみんなメインディッシュを食べ終わってるのに、こっちにはまだそれさえ運ばれてこないという時差が発生。時間制限があるので正直焦るし^^;、食事後のお手洗いにも行けそうにない。
出された料理は、ズワイガニとホッキ貝のテリーヌ、オニオンスープ、パン、ビーフステーキ(ワインドライス添え)、コーヒー、ケーキ。ワインドライスが変わってて美味しかった。遅く運ばれたので、ケーキはゆっくり味わう余裕もなく。
昨日よりは船の揺れは少なかったが、料理を待つ時間が長くて疲れたかな。

食事後、劇団員が再び登場。
ミニミニライブパフォーマンス。昨日と同じ《オアフ》の3人だが、曽世さんの「カトゥーンと同じ!?」にみんな苦笑。今日はピアノの荒木くんが見えなくて残念。冨士くんが歌う2曲目の前で、マイクが入らなかったり、ピアノの音がハズれたりとハプニングが続出、曽世さんがいちいち愉快にフォロー。
ビデオカメラ撮影もしていたので、タンバリンを持って会場を回る奥田くんが私の後ろを通った時はちょい緊張w。終わった後の3人に、曽世さんが「進行方向キラキラしているのと同じく輝いている」と讃える。

倉田淳のご挨拶。お天気が良くて大掃除にはピッタリなんですけど(笑)に、私も実感をこめて頷く。25周年の船出として海に出て出航したが、タイタニックのようにはならないようにしたいと。また新たに気を引き締めて、地に足をつけて前進したいと語った。

劇団員との歓談タイム。今日はAグループ。昨夜のサイフリート・コースを参加された方が、Aグループのメンバーは途中でみんなを外のデッキに行かせるそうで、夜中はかなり寒くて参加しなかったという話を伺った。昼間だと少しは暖かいのだろうか。
最初は三上俊くんで、にこやかにCDを一人一人に手渡し。手際よくツーショット写真を撮ったところで、少しは三上くんの話を伺えるかと思いきや、三上くんはタイムキーパー役なのか、Aグループにチェンジ時刻だと告げる。早っ!(゜o゜)
拍手で迎えた次の藤原啓児さんは、お喋りは達者なので楽しいが、こちらが1つ質問すると、9も10も答えが返ってくるので合わせるのに大変。時間はたっぷり取れたが、次のメンバーがなかなかこない。
やっと来たのが前田倫良さんと大沼亮吉くん。ツーショット写真もそこそこに、Aグループを選択したテーブル全部でデッキ外に出るという。
みんなゾロゾロと出かけていった中、モタモタしていた私を、前田さんが最後まで待っていてくれて誘導してくれた。

外は空気が澄んで、陽光があたり水面は眩しく綺麗だが、風が冷たくて薄着にはやはり寒い^^;。
先ずは自由に撮影会。まだ1枚も撮れていない岩崎大くんを撮影するが、ファンが多くて集中する。色々なポーズをしてくれて、ツーショットも撮れた。Aグループ5人の集合写真を撮ったり、テーブルごとに一緒に撮影したり。
途中で”レインボーブリッジ”を抜けていき、ブリッジをバックに撮って頂く。
撮影会後、Eグループのメンバーと遭遇。石飛さんにお願いして撮影。

船内はさすがに暖かく、会場外のロビーに倉田氏がいらしたので、思いきってご挨拶させていただいた。先日の萩尾望都展でのサイン会のお話もして、来年の舞台を楽しみにしていますとお伝えし、握手をして頂いた。気さくな方でお話しやすく、雰囲気が萩尾先生に似ているなと思った。

元のテーブルに戻ると、また藤原さんがこちらの席につかれてお話をされるのでビックリ。持ち回りはどうなっているんだろう?^^; 途中までだった前田さんや大沼くんの話を伺いたかった。隣テーブルの大くんが気になる。
やっとチェンジで、岩崎大くんがようやくテーブルにきて拍手。室内での写真を撮ったが、大くんの話もそこそこで、歓談はタイムアップ。
テーブル人数も多く、デッキ外で時間を費やしたおかげで、とても慌しく中途半端な歓談タイムだった。残念。

ラストは劇団員から歌のプレゼント。所定の位置でパートごとに歌うが、前田さんや大くんたちが歌う様子は拝めた。
最後は劇団員がにこやかにお礼を言いながら退場して終了。

デッキ外が予想外で室内歓談にモヤモヤ感は残ったが、撮影や握手はできたし、まずまずだった。
でも選択したグループ以外のメンバーとの触れ合いが、全く無かったのが心残り。どんな思惑で役者グループを作ったのか分らないが、メンバー皆さんと満遍なく触れ合えた新宿のイベントのほうが楽しかったかも。去年みたいにステージが遠すぎて、全く見えない聞こえない状態のイベントよりはマシだったけど^^;。

でもお天気には恵まれたし、快く送り出してくれた家族にも感謝。
いつかゆっくりと東京湾クルーズを楽しみたいものだ。
club LIFE presents『Special Cruise Party -Close to you!-』オスカー・クルーズに参加してきた。

2009年の締めくくり、Studio Life初の船上パーティー。
劇団創立25周年に向けて、洋上で新たな船出をみんなでお祝いするイベントだ。
テーマは「Close to you!」。

乗船するのは、TOKYO BAY CRUISEをめぐるSYMPHONY MODERNA(モデルナ)。乗り込むと、船員制服やボーイやセーラーの衣装を着た劇団員がお出迎え。この格好は、20周年の新宿パーティーの船出以来で皆さんカッコイー。指定テーブルまで案内して、椅子も引いてくれるサービスぶり。
総合MCは曽世海司。制服のベテランが前方ステージに並び、他のアクターズは所定の位置へ散ったところで、曽世さんが簡単な挨拶。

先ずは食事と歓談。劇団員は一端退場して、その間は録音されたラジオを流す。このラジオCDオスカーVer.はお土産として後で配布。
着席ブッフェなので、豪華な料理が沢山並べられたテーブルに皆さんが殺到、皿に取り分けてテーブルで食す。カレーライスやコーヒー、ミニケーキやデザートまで少量ずつ食べちゃった。美味しかった。
同じテーブルの方ともすぐに打ちとけて、ご贔屓役者や過去の観劇のことでいっぱいお喋り。意外にも、劇団員の外部出演の舞台を、同じ日時に観劇していたと分って偶然にビックリw。
食事をしている最中も、たまに船が大きく揺れて身体もグラグラくるので、あらためて船上なんだと意識。お腹も膨れてたので、それほど気分が悪くなることはなかった。

食事後、劇団員が再び登場。
ミニミニライブパフォーマンス。曽世さんの「雪月花の時代は既に冬を迎えて…」の面白前説の中、奥田努と富士亮太と荒木健太朗がステージへ。バンド名は3人の頭文字をとった《オアフ》! 富士くんがギターで、奥田くんがヴォーカル、荒木くんはピアノへ。丁度私の目の前のピアノに荒木くんが向かうのでドキドキ。
歌はカーペンターズから2曲。イベントタイトルと同じ「Close to you」を奥田くんが熱唱。続いて、奥田くんのタンバリンに合わせ、会場のクラップの中、富士くんが「プリーズ・ミスター・ポストマン」を弾き唄う。
歌を聴きながら、目の前でピアノを弾いてる荒木くんのほうについ気を取られてしまう。荒木くんの手は小さくて繊細な指が鍵盤を奏で、最初は靴を脱いだ右脚でペダルを踏んでいた。荒木くんに目がいって、クラップがおざなりにw。
ピアノに向かう荒木くんが「めっちゃ揺れるから、キモチ悪くなるかも…」と言ってたが、劇団員も揺れる中の演奏は大変そう。

倉田淳のご挨拶。20周年の時は陸の上での船出だったが、今回は思いきって海の上の船出にしましょうとなった。先日の『パンジー・メイズ』の初演をやったシアター・グリーンが立派に立て直されたところでまた出来たのも素晴らしい。25周年に向かって、来年やる2作品はスタジオライフの魂の在り処だと、イイ船の旅をつくっていきたい。お客様に感謝されていた。

いよいよ劇団員との歓談タイム。前もって選んだ役者グループが、代わりばんごにテーブルに来てくれる。今日はBチームを選択。お話を伺う前に、みんなで手際よくツーショット写真を撮影するのがベター。
最初は曽世海司さんで、にこやかにCDを一人一人に手渡してくれる。昔から前へ真ん中へ出てしまうこと、今回最後となるオスカーは一生出来る役ではないからという前向きな思い、オスカー先輩の笠原さんについて率直な気持ちなどを伺った。曽世さんはお話好きだし上手いので、テーブル話がいっぱい弾んだ(^o^)。
続いて、仲原裕之さん。外部出演が多かったので、今年はいっぱい観た。
荒木健太朗くん&神野明人くん。神野くんは『パンジー』のタイムキーパーをやっていた方か。荒木くんからはJACからライフに入った経緯を伺い、ピアノは我流だということ。
牧島進一さんとはあまりお話ができず。
ちょっぴり余った時間で、近くにいらした笠原浩夫さんとツーショット写真。

ラストは劇団員から歌のプレゼント。『カリフォルニア物語』で使った歌のイベントVer.。劇団員が所定の位置へ散って、パートごとに歌う。会場のあちらこちらから歌声がこだまして、歌が聞こえる方向につい顔を向けて、グルリと見渡してしまう。

最後はみんなでお礼を言い合いながら、劇団員が退場。ハイタッチしてくれるメンバーもいて、賑やかな中で終了した。
同じテーブルの人もイイ方ばかりだったし、劇団員とも接近できて撮影できたし、FCならではの醍醐味で楽しかった(^o^)。

シンフォニー乗り場のclub LIFEスペースには物販もあれこれ。
オスカー、エーリク、ユリスモール、サイフリートの写真セットを購入。25周年卓上カレンダーは、萩尾望都展で売ってた値段より安いかも。
帰りの物販コーナーに高根研一さんの姿があったが、お熱があった雰囲気。
明日もクルーズ・パーティーに参加。お天気は何より。
映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』を観てきた。

SPドラマ版からの続き。SPドラマ版と似た構成で、前編は千秋真一編。ダメダメな老舗のオケを立て直すため、常任指揮者となった千秋が奮闘する話。のだめとのラブコメディも健在だ。
テレビ版にあったSオケの思い出ともリンクされ、マルレ・オケや団員に絞った展開となり分り易く纏まっている。のだめパワーも全開だが、皮肉なことに、千秋の成功と共に、のだめの苦難の時がやってくる。後編はもちろん、のだめサイドがメインとなるだろう。

「のだめオーケストラ」で先に聴いて予習しておいて良かった! 聞き知った曲がどんどん出てきて、千秋の音楽解説が更に興味をひく。音楽で気分がノルと、つい体を揺らしてしまう私だが、映画を観ながら体を動かすなんて、この『のだめ』ぐらいだろうw。
いつものベト7からスタート。だけど年末はやっぱり第9だよねw。ボロ「ボレロ」には映画と同じように私も大笑い。のだめはやっぱりモーツァルト、トルコ行進曲のCGアニメが愉快。
今回CGアニメが多彩に花盛り。特に”変態の森”がサイコーw。クラシックとアニメって意外と上手く融合するんだなと知る。

メインは、チャイコフスキー序曲「1812」。ストーリーと上手く噛み合わせリンクさせてるから、音楽にドラマが生まれてより感情移入しやすいこと。
のだめとゆうこのビーム対決さながら、ロシアとフランスを表すエピが見事に盛り込まれている。バレエ団に追出されるオケメンバーは、ともすればナポレオン軍にも見えるが、生活苦や修練の後で彼らが手にした喝采と栄光は、まさしく勝利のロシア軍と重なるだろう。これがフランスで演奏されているのも、ターニャのボルシチが出てくるのも、すべて入念な計算なのだろう。大砲音や行進が更に高揚感をもたらし、聴きながら涙があふれそうになった(;_;)。コンサートでは普通だったのに、ドラマと音楽の合体だとこんなに感動するものなんだ。できることなら映画の観客と同じように、「ブラボー!」とスタオベしたかった。

テレビと違って、大スクリーンと大音響の迫力と臨場感は素晴らしく、『のだめ』は映画になるために生まれたのだと実感させる。ワイドな枠はグルリとオケや客席を網羅し、演奏中のオケメンバーや観客の表情もつぶさに見える。
千秋の指揮ぶりもレベルアップ。細やかな手の動きや表情までがプロらしく見事で、玉木宏の努力と成長にあらためて感服する。
上野樹里も鍵盤に向かう動きが熟練されて、千秋と絡むフニャ顔とは別人のような、真剣な眼差しを見せる。

二人のほっぺ真っ赤がやけに目立った。”のだめ人形”も、わざとらしく大活躍。”のだめカレー”に現れたのが、まるで『もやしもん』のようw。
ウェンツ瑛士とベッキーがテレビ版よりも好印象、演技にも磨きがかかる。
なだぎ武は公開中の『仮面ライダーW』より出番も多くムードメーカーぶり発揮。
谷原章介は笑いしか思いつかないが、アニメ版の松田@東地さんと重ねてつい笑いがこみあげる。
福士誠治は『オトコマエ!』以来で出番も多く好演。
伊武雅刀が「こんなこともあろうかと…」と言うと、『宇宙戦艦ヤマト』の真田が浮かぶw。
マルレ・オケではシモン役のマンフレッド・ヴォーダルス。『バルトの楽園』でもヴァイオリンを弾いてたのだろうか。

のだめの悔しさや虚しさはよく分るように思う。千秋とはしばらく距離を置いたほうが、のだめのためだと思っていたら、そうなった。
EDクレジットの後に、後編の予告。千秋の切々なナレーションが心に染み、表情が硬いのだめの紫のドレスが印象的。
原作は知らないのでどういう展開を見せるか分らないが、単なるラブ・ハッピーで終わらせず、のだめを羽ばたかせて貰いたい。
映画『ティンカー・ベルと月の石』吹替え版を観てきた。

前作『ティンカー・ベル』シリーズ第2弾。
小さな妖精ティンカー・ベルが、ピーター・パンと出会うずっと前の物語。
今回は、「秋」を届ける準備に必要な聖なる杖を作ることを任されたティンカー・ベルが、誤って杖に必要な”月の石”を壊してしまい、石を復活させるために、ひとりで遠い未知の場所へ旅に出る。

前フリにあった、ネバーランド滅亡の危機を救うため、ティンカー・ベルが立ち上がる…なんていうのは建て前^^;。本当は自分の不注意で大事な”月の石”を壊してしまったのを、誰にも知られたくなくて、真実を隠したまま何とか期日までに元に戻そうと、”魔法の鏡”に安易に頼るために誰にも知られずに出かけるという、身勝手で都合のよい理由から。

第1弾と比べて、ティンカー・ベルの短気と癇癪は、数字を数えることでだいぶ直ったようだが、ドジでマヌケで不注意で自己中心的なトコはなかなか直らないようだ^^;。
それでも彼女の決断力と行動力、アイデア豊かで実践的なところは評価に値する。”妖精の粉”が少ないからと綿毛を利用して気球を作り上げ、動き易いコスチュームも手作り。計画は無鉄砲で中途半端だが、それなりの準備をして颯爽と出かけていく。その描き方はいかにも冒険ファンタジーの王道をいっている。
ティンカー・ベルもよく我慢していたと思う。彼女を手伝うと半ば強引だったテレンスが、やたらに近づきあれこれ煩くアドバイスして、ホントにウザかった^^;。彼女に拒否されたら、それだけに腹を立てて恩着せがましく怒鳴り、途中からほったらかし。杖や石が壊れたのには、テレンスの責任も少しはあると思うゾ。

どちらもプライドが高く頑固で幼稚。喧嘩別れした二人が仲良くなるには、魔法の言葉が必要というのがよかった。なかなか言い出せにくいけど、心細かったティンカー・ベルは素直に言えたのもいい。
ちゃっかり屋のブレイズは、ティンカー・ベルがかまってくれたことで友情を感じたのだろうか。喋れないのが難だが、細かいところで手助け。仲間の元には帰らなかったのだろうか。
でも、ティンカー・ベルに大事な”月の石”を簡単に預ける女王やフェアリー・メアリーも少々無責任だこと。悪い妖精にでも盗まれたりしたらどうするんだ? 妖精に悪いヤツはいないのか?

まさに”怪我の功名”。ティンカー・ベルのアイデアには脱帽だが、彼女の失敗や過ちは黙してスルー。女王やフェアリー・メアリーは、気づいていて分っていても、あえて罰せず忠告もしなかった。そういう曖昧で甘いところに、納得がいかなくてモヤモヤ。
結局は、結果オーライ! ”終わりよければすべて良し”なところが、いかにもディズニーらしい。でも、はたしてそれでいいのか…という疑問がうっすら残って、いまひとつの物語だった。
今回は、”海賊の難破船”というキーワードも出てきて、ピーター・パンの物語へ一歩前進したようだった。

ティンカー・ベルが準備を書いた紙の文字が日本語なのはサービスかw。
ティンカー・ベル@深町彩里の声はちょっぴり色気が入りはきはきして可愛い。テレンス@細谷佳正は出番が沢山、柔らかいハンサム声が包む。細谷さんって、アニプリの白石蔵ノ介の声をしていたんだっけ。
ボブル@石田彰とクランク@河本邦弘コンビの出番は5~6カット、喋りは少ないが愉快なムードメーカー。
女王@高島雅羅と、フェアリー・メアリー@山像かおりが脇を支え、島本須美のナレーションに癒されそう。
ひらり、空中分解。Vol.17『ひらりのクリスマス・キャロル』を観てきた。

イヴにぴったりのタイトル。
お初のせんがわ劇場は新しく綺麗なホール。
仮タイトルは「bambino」だったような^^;。チラシ裏に書いてあった話とも少々違うような^^;。それは問題なしか。
前説アナウンスはもちろん脚本家の金津泰輔氏。今回も演出家の郷田ほづみ氏とのゴールデンペアだ。

故郷で昔の仲間と共にショーを行うことになった落ち目の女性シンガー。幼くして別れた父親の面影を追う彼女と、パーパを探して放浪する少女が、クリスマスの夜にリンクするという物語。
今回はクリスマスらしく、エンターテイメントな楽しさが会場を包む。
5曲もある新曲は柔らかで賑やかな歌とメロディー。ダンスもたっぷり、ひらりアラフォー・メンバーがイカしたステップで踊る。朗読や映像が静かな時間を奏で、ビターでナンセンスな笑いとお芝居が広がっていく。
プレゼントのビックリ箱のように、”ひらり、空中分解”という箱に詰まっていた色々なものが、ステージで飛び出して弾けたような舞台だった。

主人公は女性なので、ゲストの二人が大活躍。
お馴染みの山口景子は、ぷう子役でとってもキュートで活動的。白とピンクの衣装が可愛らしく、セクハラもどきの行為にもめげず、逞しくも生き生きした熱演で舞台を沸かす。山口さんあっての舞台であり、その存在感に感服。
仲根映里は、色っぽい衣装でセクシーでしなやかな女性を演じる。歌もダンスも綺麗だった。

ひらり。メンバーは2役または3役で登場。作品的に女性を盛り立てる役どころか。
今回一番の美味しいどこ取りは、若山慎だろう。相変わらず脱いだりもして、熱くて突っ走り感があるが、真面目に抑えて締めるところはさすが! ぷう子とのラストシーンには思わず涙腺が緩んだ。
大波誠や八幡朋昭は、凝った衣装に注目。坂本充広の足から捥げた靴が気になった。
松川貴弘が諸事情で映像と声のみの出演だったのは残念。
その分メンバーの歌やダンスの頑張りはすごいが、ひとり欠けると、ひらり。のパワーはやはり少々ダウンしたようにも見えた。

作品のモチーフは”父親さがし”。
だがサンタクロースを信じて夢みてた子供の頃とは違い、大人になって知った現実社会は、金や欲や名声で汚れきった厳しく辛い世界に他ならない。いつしかサンタはいないのだと分るかもしれない。
そんなシビアな絵本世界と、幻想だったと気づく現実世界。二つの世界が交互に物語を紡いでいき、少女の繊細な心と周りで見守る人を映し出す。いつだって”光”は彼女たちの傍にあったのだ。
探していたのは父だけではない。周りの人たちの思いやりや優しさに気づき、辛くても哀しくても、明日を生きようとする自分自身をも探していたのだ。そして見つけられた。

奇跡が信じられる良いお話である。大人だけでは勿体無い。シモネタやギャグ等を少々手直しされたら、子供にも見せたいファミリー向けのお芝居になるだろう。
今年1回限りでは勿体ない。来年また、今度は12月頭ぐらいに、ぜひ再演を希望したい。このまま、ひらり。さんの定番にされてもいいかもしれない。


終演後ロビーで、今回の立役者の若山さんにご挨拶と握手。
金津さんと郷田さんにもお目にかかれて、お話と握手をしていただいた。
イヴに、思いがけず私にもステキなクリスマス・プレゼントとなった(*^。^*)。

皆さま、メリークリスマス。
ウチはシンケンにキャラデコだーっ!
映画『アバター AVATAR』3D吹替え版を観てきた。
整理券を貰ってからサイン会まで、たっぷり時間があったので有効活用。
時間的に丁度合ったのは良かったが、いい席は殆ど埋まっていた。レディースデーなので1300円。

惑星パンドラのアバター・プロジェクトに参加した元海兵隊の男。”アバター”として”ナヴィ”の中で暮らすうち情が生まれ、武力でナヴィたちを侵略してくる地球人たちを相手に、果敢に立ち向かっていく話。
予告編からも先が読めてしまうベタな分り易い展開で、古典的王道をいく壮大なSFファンタジーのラブ・ストーリー。
テーマは破壊と再生だろうか。車椅子で失意の身だった男が、アバターとして走り飛び回り、ナヴィ社会に解けこんで生き甲斐を見つけていく。愚かな地球人によって破壊されそうになるパンドラを、何としても救おうと団結する原住民たち。地球では成し得なかった大自然回帰。そして主人公は何度も何度も再生する。まさに”再生”を喝采したドラマだろう。

奇怪な動物が次々出てくる弱肉強食な世界と空に浮かぶ山は、先日観た映画『ONE PIECE』そっくりな世界観。こちらのほうが自然でよりディテールに拘っている。動物たちの反撃まで似ていたが、演出が上手いのか、こっちでは涙が出そうになるほど感激した。
アバターを特殊な装置で人間のドライバーが遠隔操作するサマは、『マトリックス』にも似てて、操作する人間の危機が緊迫感を煽る。
地球人兵が用いるAMPスーツが、構造も高さも『ボトムズ』のATにそっくりw。ATは座って乗るが、こちらは立って乗るようで最後までしぶとい。
みんなが落ち延びて祈りを捧げる大木や緑のシーンは、『もののけ姫』を連想させる。そこで横になった人を包む触角生物は『ナウシカ』を連想。背が高いナヴィは『11人いる!』のヌーを連想させた。

ストーリーは古めかしいが、最新鋭の映像は脅威に値する。
3Dはこれまでの飛び出しのイメージではなく奥行き感が重視され、自分も世界観に入ったような感覚。神秘的な幻想美、跳躍感と墜落感、群れや塵による臨場感がリアルな迫力で体験できる。
エモーション・キャプチャーで作り出されたナヴィ人は、目や口が俳優そのままで繊細でリアルに見える。見た目は魚人のようで取っつき難いナヴィたちだが、徐々に慣れてきて味わいが出てくるのも一興。尻尾のような長い巻毛もよく動き可愛らしく、ナヴィたちの”威嚇”の顔がまた面白い。
でも吹替え版だから安心していたが、”ナヴィ語”は字幕で、しかも右端で見難い色で書かれてあり、3D映像と字幕の両方をメガネで観るのは大変だとあらためて思った。3Dメガネも鼻上に負担がかかり重いこと。全部が字幕版の人は、さぞ目にも負担がかかったと思う。アバターを観るには右寄りの席がお奨めかもしれない。

映像の他に、何といっても吹き替えの楽しみが私にはある。
サム・ワーシントン演じるジェイク・サリーの声を東地宏樹。『ターミネーター4』とは違い、今度は冒頭ナレーションから最後まで喋りっぱなし。時にキュートに時に凛々しく逞しく、男前でセクシーで優しい声をたっぷり満喫(*^。^*)。目だけでなく、耳にも至福だった。
東地さんのイイ声に引き摺られるように、アバターのジェイクがどんどんステキに変化していくのがイイ。最初は赤ちゃん、学んで実践していくうちに学生となってキスして、最後は一人前の立派な男に成長していく。アバター・ジェイクの誕生から成長までをも描いたドラマ。人間ジェイクも丸刈りだったのが短髪に伸びて、髭が伸びるのを剃ったりして、食事にもガッツが出て、行動も機敏になっていく。人間ジェイクもどんどんステキになっていく。サムってこんなに格好良くてセクシーだったのか、と俳優サム・ワーシントンの魅力にあらためて惚れてしまったv。

人間の歴史的にいうと、まるでパレスチナ人を追い出したイスラエルとアメリカの縮図のよう。
やはり人間社会にも、ヒーローの存在や神の救いが必要なのだろうか。地球人から見れば、パンドラは理想の地で、ナヴィたちは羨ましい存在に違いない。
『萩尾望都原画展』開催記念 萩尾望都先生サイン会へ参加してきた。

参加整理券のため、早朝から足を運んで外の列に並んで待機。峰倉氏の時もこのぐらい気合が入っていたら^^;。
ヒートテックと使い捨てカイロで寒さ対策はしてきたが、6時半から8時頃はさすがに凍えるようだった^^;。
7時までには定員数に達した模様で、9時半には建物中に入れて会場前で待機。スタッフが早めの対応をしてくれて助かった。
物販3000円以上の買い物は、前日までのレシートでも対応。良心的だ。
目出度く参加できることになり、午後の集合受付時間まで外で用を足す。


整理券の整理番号順でサインなら都合よかったが、これが会場に来た順で、早くから集まった参加者も多く、受付開始時間に着たら既に50番以降だった。
でも会場外で待っている間、先生にお手紙も書けたからいいか。

サイン会がスタートしてから、ほどなくサイン会場所に案内される。
場所はStudio Lifeコーナーの一角。着た順に並ばされ、順番が来るまで待つこと1時間。
萩尾先生のサインは時間がかかる。従来のファンの認識だが、確かに1人頭にかかる時間は普通よりも長いw。
画が印刷された色紙にサインだけ書くのではなく、原画展のシールのみ貼ってある真っ白な色紙に、サインだけでなく色々と書いて下さり、最後にファンの好みの色のペンで周りをグルリと囲んでコラージュまでしてくれる。その間、ファンとゆっくりお話もしたりして、後ろで時間を急かすスタッフもいない。

ようやく私の番。萩尾先生に開催のお祝いを述べて、直接お手紙入りプレゼントをお渡し。にこやかにお礼をされて、ゆっくりと色紙にサインをして下さる先生。どの色のペンがいいかしらと訊かれ、先生はどの色がお好みでしょうか?と質問したら、「アクセントとしては…」とピンクのペンを採り上げてくれた。私の好みと見事ビンゴ!(^o^) 描かれたハートにもよく合う。
40年近くも先生の作品を愛読していること、スタジオライフのイベントで先生を拝顔したこと、今年上演された『11人いる!』の舞台のことを伺ったら、「私も観ました」「面白かったわね」と笑顔で応えて下さった。来年のスタジオライフの舞台も楽しみにされているようだ。
最後に色紙を手渡され、先生のほうから手を出されて、ふんわりと握手。にこやかな先生を見つめて何度もお礼を述べた。
昔から全然変わらない、大らかで優しくゆったりとしたお人柄の先生。時間を忘れたように先生といっぱいお話ができて、夢のようなひと時を満喫した(*^。^*)。ありがとうございました。

サイン会会場を出ると、舞台化コーナーの案内係としてStudio Lifeの松本慎也くんが制服姿でチラシ配り中。思わず、萩尾先生と今お会いしてきたことや、舞台も楽しみにしていると伝えて激励した。エーリク役はマツシンだけだもの。長丁場を頑張っていただきたい。
『萩尾望都原画展』へ行ってきた。

萩尾望都先生の漫画家デビュー40周年記念、初の個展。
原画や原稿や参考雑貨など、260点を超える展示物などを一堂に紹介し、40年にわたるアートワークをひも解く展覧会。

萩尾望都先生の作品と出会って40年近く。先生の数々の作品は、私の人生に多大な影響を与えてくれた。
最終日は混雑するだろうとようやく足を運べた。
有料だが、優待券にクラブオンカード提示で300円で入場。

原画展によせた、萩尾望都先生のメッセージがチャーミング。「少し恥ずかしいですが。舞台裏をお見せするようで。でも、40年目だからいいかなと思って。もう、恥ずかしい年じゃあないだろうと。」
200を超える発表作品の履歴や、受賞歴7作品の紹介など。

1969年「ルルとミミ」でデビュー。
「小夜の縫うゆかた」の原稿抜粋。私と先生の作品の出逢いはこれだ。
「とってもしあわせモトちゃん」は3色カラーだったのか。
初期作品には人物顔にホワイト修正がされたのもあって初々しい。
1975年「11人いる!」原画と原稿抜粋。今年初めにブルーシャトルプロデュースで舞台再演もされたので、何だか最近の感覚。11人のヘルメット顔が個性的。
1977年「百億の昼と千億の夜」原画と原稿抜粋。今年話題になった興福寺の阿修羅像が思い出されたが、朝日新聞にも先生がメッセージを寄せられていた。
1978年「スター・レッド」原画と原稿抜粋。レッド・星はホントに赤一色だったなと思い出された。
1984年「半神」原画と原稿全ページ。恋月姫制作の結合双子人形も展示。
1985年~1987年「マージナル」原画と原稿抜粋。カラーのアシジンに釘付けv。これもスタジオライフで去年公演され、記憶も新しく感じる。
1992年~2001年「残酷な神が支配する」これだけが壁や柱四面に分けて展示。
2007年「柳の木」原稿全ページ。この作品に一気に飛んでしまうのか!?^^;
イメージグッズ展示。トーマの「天使の小ねこ人形」ポーの「赤いばらのオーナメント」メッシュの「70年代ハイデルベルグで買ったカーニバル人形」など。他人から見たらガラクタっぽい玩具かもしれない。

メイン作品はこちらのコーナー。
1972年~1976年「ポーの一族」原画と第1話の原稿全ページ。予告カットにもあるように、吸血鬼兄妹の話を書きたくてうずうずしていた先生の様子が伝わってくる。イメージとして東逸子のエドガー人形とアラン人形も展示。
「小鳥の巣」見開き扉画。今見ても斬新でワクワクさせる。「クックロビンの歌」に合わせて描いたイメージイラスト。この漫画がきっかけで『マザー・グース』を1年間勉強することになったのだ。
作品集の「ポーの一族」1~4の扉画原稿には、決定事項の注文が書かれてあり。
今原画展のイラストにも採用された「ランプトンは語る」のエドガーの扉画、原稿抜粋。
1971年~1980年「トーマの心臓」原画と第1回原稿。これも3色カラーだったか。
「湖畔にて~エーリク十四と半分の年の夏」原稿全ページ。あれからのエーリクやオスカーの話。
イメージとしてエーリク、ユーリー、オスカーの制服着せた3体の人形を展示。ベルリンにて90年代に購入。
1980年~1984年「メッシュ」原画とモンマルトル原稿抜粋。

Studio Lifeコーナー。
「トーマ」舞台模型。シュロッターベッツ学園制服(2003年版と2006年版)。マグカップ(2003年版と2006年版)。フェンシング用サーベル、砂糖つぼや灰皿など小道具。トーマの手紙、トーマの詩、エーリクへの手紙も展示。エーリクの答案用紙も面白い。
「マージナル」グリンジャ、キラ、アシジンの衣装。萩尾先生手作りのビーズアクセサリーも展示。
「メッシュ」衣装と小道具。
「トーマの心臓」舞台化にあたって、倉田淳氏から萩尾先生にあてた”夢の企画書”序章と第一章と第二章が展示。第一章にあった「スタジオライフの美形とナイーヴさを出せば、ギムナジウムの世界を…」の文面にニヤリとさせられる。
こうして1996年2月にウエストエンドスタジオにて「トーマの心臓」初演。その後、再演や連鎖公演を繰り返し、2010年スタジオライフ25周年記念公演として萩尾望都作品連鎖公演を行う。

その他、舞台化された作品「半神」「アロイス」「アメリカンパイ」も紹介。2004年アクサルの「11人いる!」はあったが、今年の「11人いる!」は書かれてなかった^^;。

展示されていない作品もまだいっぱいあるし、「∀ガンダム」などの書籍のカバーイラストも見たかった。
舞台化だけでなく、アニメ化やドラマ化もされている作品もあるので、そちらも少し紹介してほしかった。
でも先生の功績を全体的に振り返ることで、作品の魅力と感動があらたに伝わってくる展示会だった。先生の人柄が感じられるような、ゆったりしたあたたかい雰囲気だったのも楽しめた。

物販は、文庫本やコミックなど書籍が多数。展示会限定で、カタログやポストカード(全8種)、クリアファイルやミニタオルやタンブラーなど。個人的にオスカーやアシジンの絵柄が欲しかった。
ミュージカル『テニスの王子様』The Final Match 立海 Second feat.ライバルズを観てきた。
東京公演は年末だし日程が少ないし、時間的都合で1回のみの観劇。

青学VS.立海の全国決勝戦は、双方2勝2敗で残すはS1のみ。だが立海の幸村と対戦するリョーマはまだ記憶を取り戻せず、リョーマのピンチを救うべくライバルたちが集結する。
漫画の結末は何となく知ってはいたのだが、いや~引っ張る引っ張るw。前半はライバルたちと再対決、休憩後の後半でやっと幸村と対戦で、故意の時間稼ぎはあれど、最終試合開始までの時間がどんだけ長いんだ~!?とツッコミ(笑)。

リョーマとこれまで対戦してきたライバルたちが登場。実は観る前は、単なる回想かイメージだけのシーンで、彼らの出番もさほどないのではと思っていたが^^;、ちゃんと実物として出てリョーマと闘い、後半も試合を見届けて、リョーマを励ましたり場を盛り立てたりと、思った以上の活躍を見せてくれた。何といっても彼らのプレイや個性や台詞が懐かしいこと(^^)。
伊武深司は、小西遼生(大樹)から太田基裕に変更、”ぼやき”っぷりをもっと強調してもいい。不二裕太はあんな髪型だったっけ?と思ったが、KENNが爽やかで軽快な動きを久しぶりに見せて嬉しかった。阿久津@清水良太郎のツンデレ不良ぶり、田仁志@松崎裕の豪快な沖縄弁は、会場からも度々笑いが起きる。日吉@細貝圭は『華鬼』の麗二とは全然違うのであらためて凝視、久しぶりの「下克上♪」を聴いたら初代リョーマの柳が思い出された。跡部@久保田悠来は動きや体のラインが『戦国BASARA』の伊達と重なってしまうw。
そして立海大の真田がシンガリか。兼崎健太郎が大きな声とケレン味ある芝居で、随所で笑いを起こし、率先して舞台を活気づかせ盛り上げる。インフルでヘコんでた兼ちゃんも今は昔^^;、逞しい存在感は貴重だ。

新曲ばかりだが、メロディーが複雑で難しいのか、耳に慣れていないのか、まだ頭に残らない。ダンスもますます難しく高度になったようだ。
ライバルたちの歌やダンスは、引っ張っていく人が多いのか、迫力と意気込みを感じていい。
ライバル側にいた真田を欠いたためか、前半ラストの立海の歌とダンスはやや迫力不足。
サポートメンバーを配した立海だが、個々人の活躍場面がないので、チームワークと纏まり感はあってもややパワー不足。
部長の幸村@増田俊樹は、最初こそ静かめで歌も不安があったが、徐々に歌にも動きにも威厳と力を発揮、知的で不気味で動じないカリスマ性が垣間見えた。
四天宝寺はAキャスト、この二人だけだと浪速の明るさがいまひとつ。Firstで試合を見守ってきた他のメンバーは、設定上どこへ行ったんだろう?^^;
リョーマ父・南次郎役は、お初に観る本山新之助。トゥでクルクル回るバレエ仕込みの動きが華麗。でもリョーマを記憶喪失のままで帰して、何とかなるとでも思っていたんだろうか?^^;

今回の立役者はまさしく越前リョーマ@高橋龍輝。滝シーンも含めてほぼ出ずっぱり、前半後半のプレイも盛りだくさんで、よくまあ確かな段取りとパワフルな動きをマスターしたなぁと感心。歌もソロ曲が多過ぎな感で、以前ほどの歌唱ではないが、徐々に調子が出てのびやかな声で歌い上げる。背が伸びたよね、声も前より低く太くなったような。動きも滑らかさと鋭敏さが出て、技を決めた時のポーズと汗を滲ませる表情はマジに格好良く見えた。舞台の牽引力と存在感は『鴉04』でも気づいてたが、ますます力が出てきたようで、更なる可能性を感じさせる。
青学メンバーは1幕ではあまり出番もなく、今回は盛り上げ役に徹する。リョーマとの絡みで桃城と海堂の活躍が目立つ。そういえば乾は包帯を巻いていたっけと思い出したがw、新井裕介の声が力強くなっていて聴き取り易かった。不二周助が裕太にひと言投げかける場面で納得させられたが、橋本汰斗とKENNの絡みが何だか面白い。
一年トリオがそこそこ活躍してたかな。実況に夢中で思わず咳き込んでいたのはダレ?w

それにしても1幕終わりも引っ張る引っ張る^^;。前回のように立海歌で幕かと思いきや、リョーマのダッシュ映像とリョーマ歌がきてやっと幕かと思いきや、ライバルズの歌がまた入ってきて、ダラダラと続いて切れ目が分らん^^;。

阿久津からは「小僧」だが、幸村からは「坊や」呼ばわりされるリョーマ。試合前半で幸村の策にかかったリョーマの図が、『聖闘士星矢』のシャカとフェニックス一輝のようだったw。何もかも失ったように思われたリョーマが、テニスに出会った頃の思いに還り、不死鳥のように蘇る。テニスが好きだ、テニスは楽しい。記憶を取り戻しただけでなく、初心の気持ちも取り戻したリョーマの場面が分り易い。
まさに初心に帰る。懐かしいキャラと再会しながら、初演から6年の日々を邂逅し、様々な思いが私の胸にも去来した。キャストはもちろん、作り手の側も同じような気持ちで感慨深いことだろう。

ファイナルの結末は少々呆気ない。立海サイドの役目はもうお仕舞いとばかりに、青学の「バンザイ!」ばかり。乾の「バンザイ!」が痛快な起爆剤でバンザイの歌が咲く。
リョーマの「知ってるかい?」に、柳生が「知ってます」と答えて笑い。全員でヒーロー・リョーマを讃える歌。
立海のメンバー紹介はケジメとして分るが、何故ライバルズも紹介?そんなの知ってるからw。

冬の制服姿の彼らを拝めるのは眼福。我が息子は中学では青学服だったが、今は立海っぽい服だなぁとニヤニヤ。
そして5代目キャストの卒業式も兼ねているのか。青学は11組もあるなんて、どこまでマンモス校なんだw。新キャプテンにやや不安だがw、トリオのジャージの青が眩しい。

終演ステージでは、みんなが和気藹々と大はしゃぎ。日吉がイジられまくりで、真田がテンション高く、会場からもいっぱい笑いが起きた。

初演からの自分には懐かしくて、テニミュの集大成として盛り上がれて、それなりに楽しめた。
でも長かった!^^; 構成上の都合からなのか、余計な場面やどうでもいいカットがあったのは否めない。もう少し纏まり感やメリハリを出して時間を短縮させ、再構築していただきたいものだ。
凱旋公演では、もう少しテンションが上がる観易い席で観たいな。

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