Z団弾丸トークライブ『BARAGA-鬼ki』夜の部へ行ってきた。
3月に上演されたZ団第7回公演『BARAGA-鬼ki』のイベントで、チケットは即完売だった模様。
何とかチケは取れたが、後方の端席でステージが遠い^^;。更に後方には、当日券の立ち見がいっぱい。
入口脇では、新しいフォトセット販売。また土方さんを買ったv。

出演は、根本正勝(土方歳三役)末吉司弥(近藤勇役)加藤良輔(沖田総司役)木村啓介(伊東甲子太郎役)春見しんや(藤堂平助役)真山奈緒、中村英司、やまだまいこ、滝田明仁の9人。天の声はお馴染みキタムラトシヒロ。

トークVol.1は、舞台の裏話や暴露話や懺悔話。奈緒さんとまいこさん以外の7人。司会はタッキーと英司だが、「あとはゲンゴロウよろしく」とふられる根本さんw。根本さんはトークもお得意だからね。
誕生日ネタが飛び出し、良輔&しんやのヘンなサプライズ話。土方や源さんの感動のラストシーン話。カスティ&リョウティならぬ、平助を斬る沖田のシーンで、台本には「うわーん」とだけ書いてありw、かなり苦労したという良輔くん。その間、斬られて倒れていた啓介さんは放置だったと苦笑。

クイズ幕末なんて。全員がフリップに回答を書き、正解者上位4人に特上寿司を、敗者4人にロシアンでワサビ寿司。賞品を見せるのはイイダタクヤ。
全部で12問ぐらいあったのかな。史実にあった「天然理心流」「板橋」「試衛館」「士道」「大政奉還」は何とか分ったが、台本や舞台についての設問は分らず、結構難しかった^^;。「EPP」なんて分るわけないしw。漢字問題も難しく、「木戸たかよし」なんて書けん^^;。明治2年か、土方は。
上位7人は、奈緒さん、まいこさん、さすがの根本さん、しんやくん。昼の部でも奈緒さんが1位だったとか。上位からお寿司を選んで食べれるが、「まぐろ」を希望していたしんやくんの目の前で、まぐろを美味そうに食べる根本さんがイジ悪いことw。
敗者でワサビに当たったのは、啓介さんと英司さん? 水を求めて超早く引っ込む。

石倉良笙(井上源三郎役)からビデオメッセージ。そうそう! 昨日観てきた『真夏論』に出ていたんだったw。舞台中にあった末吉さんの台本にないアノ台詞に言及していたが、何だったっけ? その後に出てきた《石倉イメージビデオ》が青春音楽も相まって超笑える(^o^)。根本さんも「何度見ても笑える」。

その後のトークVol.2では、その「すえってる」について。近藤さんの一番格好良い場面なのだが、末さんはどうやら「よいしょこらしょ」と言ってたそうで、ラストには何と「よっこいしょーいちしょうじ」とか何とか^^;。アドリブもやりすぎるとみんなひく(笑)。
ファンから予め頂いた質問コーナー。土方の食べ物ネタは毎回アドリブで、二幕までに考えていたとか。ずっと倒れていた伊東は、平助頑張れと心の中で考えていたとか。

オープニングライブは奈緒さん&まいこさん。根本さんは「天城越え♪」で、私もカラオケでついフリをしたくなるが、見事にフリをしてくれて成りきったw。タッキーと英司の「チャンピオン♪」がカッケー。

H1グランプリ。”H”は土方のHで、誰が一番土方歳三になっているかを、土方の名シーンを再現して競う。審査委員長は元祖・土方の根本さんで、土方の洋装に着替えて登場しカッコイー(*^。^*)。裏地もしっかりしてちょっと暑そうだが、刀を差すので動き易い作りだとか。「出てこいや!」と挑戦者を呼ぶ根本さんの声とトーンがステキv。
しんや@土方は正当派で、啓介さん@土方は最初はかっこよかったが「イタイ」でダウン、末さん@土方は沖縄弁で何だか分らんし、良輔@土方は酔っ払い風でセリフもタジタジ^^;。土方の相手を務めたのは官軍衣装のタッキー&英司。
昼の部の優勝者は小島裕だったとか。会場の拍手の多さと根本さんの独断で、夜の部の優勝者は末さん! 年上の末さんを抱き締める根本さんw。

役者私物品や舞台パネル写真、キタムラ氏の初号台本が当たる抽選会もあり。「あなたが運命の人」とか言って番号をひいた根本さんだが、該当者がいなくてショボンとなっていたりw。
スクリーンで舞台の名場面を上映したり。DVD予約申込みもあったが、いつか買いたいものだ。

予定を超えて約2時間。内容も盛りだくさんで、役者のトークや素顔も拝めて、笑い炸裂の熱いトークライブだった。
今度やるなら、もっと観易い会場で、もう少し安い料金でお願いしたい。
今日は昼夜とも別々のところで【新選組】イベント。昼のお目当ては山南さんで、夜のお目当ては土方さんv。

先ずは『オトメイトパーティー♪2009』昼の部へ行ってきた。
初めて参加のオトメイト。Sさんチケットとパンフをありがとうです。前方座席でステージがとっても観易い。
物販などで開場も遅れ、20分おしのスタート。潤潤の音声前説から。

出演キャストは、岡野浩介、平川大輔、野宮一範、羽多野渉、代永翼、三木眞一郎、坪井智浩、鳥海浩輔、飛田展男、遊佐浩二、津田健次郎、福山潤、立花慎之介、成瀬誠、鈴木千尋、高橋広樹、柿原徹也、梶裕貴の総勢18人。司会は喋りが達者な岡野さんとアシ的な梶くん。
作品名は、『緋色の欠片』シリーズ『薄桜鬼』『アルコバレーノ!』『ワンド オブ フォーチュン』『カヌチ 白き翼の章/黒き翼の章』の5作品。代永くん、津田さん、立花くんが2作品にカブってる模様。
私のお目当ては、久しぶりにイベント出演の飛田さん!(^o^)『薄桜鬼』はドラマCDで何とか予習をしてきたが、他の作品は全くチンプンカンプン^^;。紹介映像もシルエットだけでなく、キャラとキャラ名とキャスト名をちゃんと明記して欲しい。
オープニングライブはLUX-AGE。以前イベント等で顔を観たとはいえ、若手声優の名前と顔とキャラ名が一致せず、最初のうちは把握するのに四苦八苦^^;。慎之介くんの顔を間違えちゃうし、成瀬くんとカッキーを混同、梶くんは麦わら帽じゃないとダメじゃんw。緑川光に似た声の野宮さんだけは初めて観るかな。羽多野くんは今週火曜日に観たばかりw、代永くんはグインのイベントでバッチリ。

先ずは『薄桜鬼』朗読コーナー。オープニング挨拶で飛田さんも言ってたが、今日は局長の大川さんは都内某所でお仕事中で、万事いいつかってきたとか。
ステージ左に坪井さん(永倉新八役)遊佐さん(原田左之助役)鳥海さん(斎藤一役)右には三木さん(土方歳三役)津田さん(風間千景役)が控え、飛田さん(山南敬助役)が上手から司会をしながら登場。
飛田さんは声がよく通り、拍手を請求したりと、早くも客席を引き寄せる巧みな話術。舞台の坊主頭の毛も程よく伸びていたが、後ろに金髪を施したキャップを被り、黒Tシャツに指輪とアクセサリーと華やかさを演出。朗読劇では山南と同じような眼鏡をして、流暢に高らかに読み上げる。
ブツブツ煩い斎藤には「斎藤くん、お静かに」と右手中指の銀の飾りを掲げて脅迫w。土方のクレームにはおだてつるして「この組み合わせに文句はないハズ」と黙らせてしまう。クールで腹黒で強引な山南さん!w
会津藩提供の紅白対抗戦!? 本日の一本勝負は勇気を出して初めての告白。舌触りも滑らかな風間は、告白した後にも高笑い。一方、緊張が極度に達した照れ性の斎藤は、客席からの斎藤コールを受け、何とか隊務を敢行。その頑張りに拍手も多く「勝者、斎藤!」。「恥ずかしかった」と言う斎藤が、一番イジられキャラだった。
朗読後に前に出て感想を言い合う5人。三木さんは蝙蝠柄の着物を羽織っていてカッコイー。でも階段の昇り降りでは、その着物がひっかかったり、遊佐さんも下駄を踏み外しそうになったりと、結構危険だった模様。まさに”死と隣り合わせ”の新選組メンバーだったというオチw。

作品朗読の合間に、2つのゲームコーナー。
《ドキッ☆オトコだらけのダーツトーク》
作品ごとに2人ずつ参加(薄桜鬼からは3人)。用意されたダーツは予算の関係で回らず、岡野さんが自由に作為w。
慎之介くんのせいで、しばらく語尾が「ニャン」な『カヌチ』。司会の梶くんも慣れないまま「ニャン」。カッキーとちーちゃんは”妹”話。『アルコ』は”殿様扱い”になり、副長の前で成瀬くんがオロオロしたり、土下座する遊佐さんに潤潤が「舐めろ!」と言った後でオロオロ(笑)。
本日のスペシャルは”メロきゅん☆ワード”。『薄桜鬼』では坪井くんが、『緋色』では羽多野くんのせいとなり、急遽三木さんの音頭で「明日は81で会合」と相成った!? 事務所ネタ好きだよなぁw。

《ギャラリーオトメイト~初めてのv共同作業~》
作品ごとに2人ずつ。きっとくる!と思ってた通り、『薄桜鬼』からは絵描きで飛田さん、お題となる絵をあてる回答者でトリさんが参加。
絵を描く方法を指示する人を、会場から抽選で選ぶという凝ったやり方が面白い。答える側が自ら会場に飛ぶので、1階席後方から2階席まで声優さん5人が走り、会場も賑やかに盛り上がる。こっち側にはトリさんが通り、選ばれた人が選んだ方法は”鉄アレイ付きサインペン”。「飛田さん、すいませんでした」とトリさんは「大丈夫ですか?」と何度も気を使い、飛田さんも穏やかに「大丈夫ですよ」。でも出てきた鉄アレイは3キロもあって、描くのがとっても大変そう。隣の野宮さんは”マッサージ付きペン”でスゴイ音がしたり、慎之介くんの口紅と代永くんの利き腕とは反対の手は普通だが、広樹の目隠しはちょっとカワイソウかw。
描いた結果、野宮さんのは日本地図みたいで、広樹は自ら「ウマーイ」と褒める。定評ある飛田さんの絵は、予想通りとっても上手くて、細かいところまで描き込んで、手まで描いて分り易いv。
答えはフリップに書かれたが、トリさんの○文字も「3キロに免じて」合格。見事『薄桜鬼』ら3チームが勝利し、賞品の薄桜鬼原画集が贈られた。
敗者チームの×ゲームはまたも”メロきゅん☆ワード”。×ゲームを「忘れてた」と津田さん。4人が其々のワードを発する度に、いつの間にか周りが自分の紙に得点をつけて披露。飛田さんたら「35点」「46.88」ときて、津田さんに「100点」代永くんには「カワイイからユルス」と書いてたりw。いのつ間にか”審査員長”は広樹くんだったり。飛田さんの魅力も発揮されたし、どんどんノリが加速するこのゲーム、実に面白かった(^o^)。

他作品の朗読。『カヌチ』では「ニャン」を引き摺るも、「梶さん、自覚をもって下さい!」「中の人もヘン」とアドリブがどんどん飛び出し、仲の良いチームワークぶりが感じられた。『緋色の欠片』では、着物と眼鏡というキャラそっくりの平川さんのコスに注目、「器も体も小さい」「歩く18禁」というケテルのキャラの呼び方に笑うが、よく分からない設定に眠くなってきたり^^;。魔法ものの『ワンド』は歌が入ってあっという間。『アルコ』はカットされたのか!?^^;

朗読の後に歌が入る演出はなかなか良い。『緋色の欠片』では福田麻衣子がのびやかな歌を、『ワンド オブ フォーチュン』ではmamiが熱唱。この二人、並ぶと同じ背丈でそっくりw。
野宮さんと岡野さんが其々キャラソン。野宮さんはともかく、岡野さんの歌はハイテンポで声量もあっていい。

全員ステージに揃ってエンディング。『薄桜鬼』チームはみんな扇子を持ち扇ぎながら登場。
時間もおして、作品ごとに一人が代表して挨拶。薄桜鬼からは副長。最後に銀テープが前方の客席じゃないところに舞い落ちた。
「始まりが遅くなってゴメンネ。終わりも遅くなってゴメンね。でも濃密だったってことで」とお詫びしていた岡野さんだが、カテコでは、喋ってない人にもマイクを向けてくれた。最後に「どうもありがとう」と飛田さんv。開いた扇子を胸にあてて、丁寧にお辞儀をしていらした。
ラストでスクリーンにババーンと【薄桜鬼アニメ化】。アニメといっても、声優が変えられたらつまらないし、OVAなのか見れるチャンネルかも分からない。飛田さんの”さんなんさん”を観れますように~。

全部で約3時間。終演後はロビーのトイレも使えないし、会場外に出たら夜の部参加の人の列が長く並んでいたしで、会場の周りは騒然としていた。スタッフも問い合わせでてんてこまい。
Sさんと別れて、もうひとつの【新選組】へゴー。
舞台『真夏論 -macaron-』初日を観てきた。
お初の新宿村LIVE。案の定、道に迷った(^_^;)。
ここはアーティストたちの稽古やたまり場所?
遠いし、暑いし、会場はこじんまりで、トイレの数も少ない。
客席にグルリと囲まれた小さなステージ。でも大きな柱がドーンと2つあり、死角がいっぱい^^;。役者たちは360度どこからでも観られるという緊張感。

ある事件をきっかけに10年以上も離れ離れになっていた、施設で育った30代後半の男4人が久しぶりに集う。彼らは其々違うジャンルの「オタク」であり、歳月を超えたギャップや掛け合いが飛び交うオタク・コメディ。
メイン出演者4人とも、実際も其々の「オタク」であり、それをひとつの作品に上手く纏め上げたのが、奇才・浅沼晋太郎。彼らのオタク知識がこれでもかというぐらい披露されるのが見どころであり、観客も分かれば分かるほど笑えて楽しめる。

柱がネックになったり、暗転が多かったり、時系列が交差したりと、当初は話になかなか入れなかった私だが^^;、ステージで炸裂するネタの数々に負けた(^o^)。すべてが私好みのツボ! しかもタイムリー!
セリフなのかアドリブなのか判別し難い愉快さも手伝って、どんどんネタが分ってしまうw。セリフで説明する前に笑いが先行できるのは、オタクを自称できる観客には快感。結果的に可笑しさも加速されそう。
浅沼氏の過去作品ネタも飛び出し、先日観た*pnish* on vol.7「マツリコント」ともリンクしていたことに笑い。

パパ役が新鮮な佐野瑞樹だが、彼のあのコスが見れるのはココだけw。そういや大河元気とも同じ趣味のようだが、元気くんはヘロQであのコスをしたし、最近のイケメンはコスをするのが流行りらしいw。それに堺雅人じゃないけど、アノキャラの台詞もやってくれたしねv。
川本成のマリオや、石倉良笙の晋作は真面目で熱いし、彼らの流暢で達者な演技がさらに活力となって盛り上げる。妖艶な湯澤幸一郎にはぜひ、カヲルくんのセリフを言って欲しかった。
眼鏡と背広の吉岡毅志が、見識あるひょうきんさでビター味を加える。永嶋柊吾は舞台で見る度に手足が長く伸びていて、もはや湯澤さんの子ども役はムリかもw。えり~ながステージ上でも一番堂々として可愛かった。

”真夏”と書いて、”マカ”と呼ばせるのも愉快だが、佐野さんの役の名前に由来していたのか。彼の娘の名前も、もしかして~と思った通りの由来だったw。
8月からは左肩にアレがあっては、映そうにも気が削がれそうなのは確かだ^^;。そのことをステージで堂々と発してくれたこの作品に感謝。
布石があちこちにあって、話の展開や結果が予想通りだったのにも満足。子どもの純粋さや熱さ、大人の可愛さや甘さを堂々と肯定しながらも、作品の奥深くに知的な営みが見えてくるのが楽しい。これぞ真のアダルトを追及した論究。まさしく、いつまでも青春野郎の彼らにしかできない舞台。

終演後は、役者たちが忙しく四方八方に笑顔でお辞儀。初日からカテコを求める拍手の嵐で、「ノープラン」だった佐野さんたちは感激のお礼を述べるのが精一杯。
開演前はあまり気にもとめなかったが、ロビーがヲタク品であれこれと飾り付け。役者やスタッフの私物コレクションが集合していて、舞台の余韻にもひと役かっていた。
明日は今日のネタのひとつにもなっていた作品のイベントへ。
映画『アジール・セッション』&舞台挨拶を観てきた。
満席完売で、後ろには立見がいっぱい。ゲスト目当てとしてもスゴイ。もちろん私もゲスト目当て。

遠未来の社会。美大を目指す女子高生とストチルのリーダーが出会い、スタジウム取り壊し反対運動として、住人達と共にイベント”アジール・セッション”を計画。警察との激突の中、二人の絆が深まっていく。
作品について全く予習をしていなかったが、監督やスタッフの手作り感と力の篭った3DCGアニメ。動きの固さや色合いなどに素人臭い違和感があるが、作品から吹き出る躍動感とキャラクターの生き生きした魅力がとても面白い。

2005年にアオキタクト監督がたった一人で制作した3DCGによるデビュー作『ハルヲ』の世界観を継承しているそうだ。物語中にもハルヲという名が出てくるが、似た境遇らしいのが、この本編の主人公・アキラ。アオキ監督は、原作や映像だけでなく、元バンドマンらしく音楽や歌にまで関わっている。EDテロップには大学や専門学校の名が連ねてあり、学生たちとの共同作業も加わって完成させたようだ。

住み家もない浮浪者たちが集まり住んでいたスタジアム”アジール”は、そう遠くない未来に存在するかもしれない。
権力者や利権者や富裕層を相手に、アキラを中心に集結し結束した者たちが、街中でハチャメチャに祭りを敢行するサマは悪くはない。血のように見える赤が、実はジェット噴射から出る絵具であり、下品に塗りたぐられている街の景色は、ある種の爽快感や開放感も伴う。
接点の無かったハズの家出少女ヒヨコとリーダーのアキラだが、絵を描くという点で互いに惹かれて、互いの長所や短所も認め合い、どんどん思いが重なっていく。台詞や表情の一つ一つが丁寧なのが好感。ヒヨコの父の不器用さや亡き母の思い出など、家族の絆の大切さにも思いがほとばしる。警察側や管理局の思惑やずる賢さも描かれ、世界観の壮大さも感じられた。

ひたむきで純粋なヒヨコ役の平野綾は、芝居の面でもじっくり練り上げ調整したようだ。ヒヨコの父親の松山タカシは、刑事役というと特撮の『仮面ライダークウガ』を思い出すw。
アキラ役の根本正勝は、声優では殆どビギナーだが、思った以上に声も演技も早口も馴染んでおり、キャラとよくマッチ。威勢のいいローボイスで来ると予想していたが、中井和哉と浅沼晋太郎を足して2で割ったような感じで、”べらんべえ”口調やテンポの早い会話や捲し立てもお見事。舞台の土方歳三っぽい喋り方だなと思っていたら、ノズルを手に地で大きくポーズを決めるサマは、まさしく刀を持った侍の殺陣のごとし。根本さんが実際にやっているようにも見えてときめいた(*^。^*)。根本さんは、脇役よりも主役が似合う役者さんなのかな~。

こういう直情的で単純明快な男の子はキライじゃない。まして”擬態”という深い闇を抱えながら、過去よりも明日を前向きに生きる男だ。絵を描くことにやがて喜びと意義を感じるアキラの姿は、全てのクリエイターの心を代弁しているようだし、ギターをPCに持ちかえたアオキ監督自身をも投影しているようだ。

約1時間30分が、短くも感じられた。26日以降の同時上映『ハルヲ』も観てみたいが、7日までの限定上映なのも勿体無い。


上映後、舞台挨拶。アオキタクト監督、根本正勝、平野綾が登場。根本さんは青に黒チョッキ、クロスのペンダントや右手の指輪がお洒落。

既にレポや写真がアップされているので割愛。
声優としては初めてに近い根本さんに、最初のうちは監督がブースに入って直接アドバイス。「監督と二人三脚で作り上げたアキラにどんどん近づけた」と話す根本さん。監督も、アキラは根っこの部分でインテリじゃないとダメなので、だから根本さんに決めたとおっしゃる。
「僕が擬態じゃないかとw」「僕も擬態ですw」なんて根本さんと監督との愉快なやり取りもあってか、終わりのメッセージは「遠い未来、僕と一緒にアキラになりませんか(笑)」と根本さん。何度か会場からの笑いを誘った。

プレスの数も思ったより多く、フォトセッションが5分。全部で20分ほどの濃密な挨拶だった。

明日は根本さん@土方歳三の『バラガキ』イベント。先週の『窓ノ外ノ世界』舞台挨拶に続き、今週は二日続けて根本さんだv。
モーニング『ジパング』航跡409。立ち読みする気力も薄れる^^;。

サブタイトルの【南風】を見ただけで、『タッチ』の朝倉南が浮かんできて、「きれいな顔してるだろ?」なかっちゃんが思い出されて^^;、ひええぇ~っとなっちゃう私(;_;)。あの漫画も、かっちゃんの志が、たっちゃんに受け継がれたという話だった。草加の志もすべて、角松に”バトンタッチ”されたのか!?(・_・;)
なんの! 死体を見るまでは希望は捨てんぞよ。

予想に反して、内地からスタート。
というか、草加に深く関わった人たちの現在の動向を描いてはくれたのだけれど。
草加という”南からの風”を、みんなが其々に感じとるという描写だった(;_;)。
草加はホントに『千の風になって』しまったのか!?
「せんのか~ぜ~に~♪」とつい呟きたくなりそうだ^^;。

大磯の重要人物の別荘から出てきた滝は、胸騒ぎを感じて顔を強張らせる。
米内の連絡を待っていた菊池と吉村は、もどかしさを感じて落ち着かない。
中国大陸にいる石原莞爾は、何かの気を感じながら、これからのことに考えを寄せる。
そしてサイパン。
ここに倉田万作がいた。原爆についてのレポートを書いているとは、粘り強くしぶといこと。
米軍機は飛べど、攻撃されてあっけない。サイパン島の防備は万全なのか。
角松の時代の史実とは違うその戦況は、草加が作り出したもの。
倉田さん、あなただけだ。草加の気は感じずとも、草加を思い出し名前を呼びかけ、草加が描いた結実を具体的に知らせてくれたのは。
あなたのその原爆レポート、今後どのように活用されるのだろうか。

「みらい」は今もなお米軍から矢のような攻撃を受けている。
桐野はすっかり副長の代わりとして、冷静に対処しているが、角松が生きていると知ったら、どのように心情が揺れるだろう。
そもそも草加を絶体絶命の危機に陥れたのは「みらい」。
いっそ、沈んでほしい(~_~)。

草加が出てこない『ジパング』は、私には、濁点のとれた【シハンク】でしかない。
映画『アマルフィ 女神の報酬』を観てきた。
数ヶ月前からずっと、この映画の宣伝ナレーションで東地宏樹さんの声を聴き続けてきた影響で、本作にも惹かれたのが理由。
本編のどこかに東地さんの痕跡はないかと耳目を集中させていたがw、残念ながら東地さんのご出演はなし。ま、仕方ないかw。

イタリアで起きた日本人少女誘拐事件に関わることになった外交官が、様々な人たちの思いを抱えながら、事件の真相に迫り活躍する話。
フジテレビ開局50周年記念作品。「無駄遣いは外交官の特権」というが、豪華キャスティングに全編イタリアロケを敢行したフジテレビも、映画製作においては絶対的な実績と信頼のもとで、特権を行使したのかもしれない。
テロものにありがちな殺人やチェイスや爆撃など、派手でハードなアクションは抑え、あくまで日本人好みの人情ストーリーとサスペンス風な演出で、エンターテイメント性を狙ったのが功を奏した。
サラ・ブライトマンが唄う「タイム・トゥ・セイ・グッパイ♪」と共に、作品全体が品良く知的に纏まっており、メインキャラの裏や謎も知りたくなり、続編を期待させる点でも、成功作といえるだろう。

最初から布石や含みが解り安過ぎるほど露出しているので、推理サスペンス色は薄いが、キャラクターの吸引力やテンポいい演出で、つい引き込まれて時間を忘れさせてくれるのがラクだ。
1ヶ所だけ日本で撮影したと佐藤浩市がバラしていたが、疾走感のあるイタリア観光展開も、『天使と悪魔』の暗さと違って、目に楽しい。ただ織田裕二はともかく、一緒になって街を走り階段を駆け上る天海祐希が、演技かリアルか分らないが、相当な息切れをして辛そうだったのが可笑しい^^;。中年女も日頃の筋トレが必要なのだなぁとw。
イタリアのオタク刑事は(某アニメまで出てきて爆笑)外交官・黒田と相性はイマイチだったが、愉快痛快なやり取りとツッコミで面白かった。

外交官・黒田は、無愛想でクールでニヒルなヤリ手。達者なイタリア語は明瞭で、いったい何ヶ国語を喋れるのだろうかと思う。洒落たコートやスーツをスマートに着こなして紳士的。敏捷な身のこなしと頭の回転の速さを披露し、ファンじゃなくともカッコイーと見惚れそう。憂いを秘めた瞳に過去を封印し、優しさと包容力を併せ持った彼は、まさに40代の”大人”の魅力たっぷりの男だろう。
『踊る大捜査線』シリーズの彼とは少々違う、織田裕二の新たな魅力を詰め込んだ、織田裕二のための映画。
そう、ややお涙頂戴的な設定や甘すぎる結末も、テロ予告など曖昧なフリも、フリーライター佐伯との謎な関係も、黒田に指令を与えていた謎の声の主があの人だったのも、イタリアロケも何もかも、全ては、織田裕二演じる外交官・黒田康作の「デビュー作」を飾るための、計算された演出だったのだろうw。

画面に巧みに盛り込まれた、キャラクターたちの隠された裏設定は、観るほうにもあれこれと想像力をかきたてる。
天海さん演じる母親は、体によくないから煙草をやめて、と娘から言われて煙草を止めていたんだろうなと想像できたり(夫を肺癌で失くしたとか?)。
黒田は、前に自分の子どもを事故か事件で亡くしたから、日本に帰りたくないのだろうかと思ってみたり^^;。ドコモの『ビギンズ』は知らんので、好き勝手に想像できる。

アマルフィは海岸に面した岩窟の街で、美しいというより、要塞のような力強さとしぶとさが感じられて、トルコとも似た風景だった。
サブタイトルの「女神」とは、はたして誰だったのか? 母親の紗江子か?戸田恵梨香演じる研修生か?それとも日本語も解するアノ人か? 
それは、あの男が亡くした愛する女のことだったのだろうと私は思う。夏のアマルフィには、女が愛したあの花々がたぶん咲き乱れることだろう。女の無念さを晴らしてくれた男に、その花をまた見る機会を与えたことこそが「報酬」だったのかもしれない。色々考えると深いな。

最近の某アニメの影響で、「リストランテ」というイタリア語がやけに目に残ったw。ヨーロッパ・ロケの映画『のだめ』も楽しみだ。
『東京アニメセンターRADIOw』の公録に行ってきた。
前は文化放送でもやっていたが、インターネット放送だけに変わったそうだ。
新パーソナリティに変わった時から、タイトルに『w』が付いた模様。宮田幸季くんパーソナリティの時は、ゲストの飛田展男さんをブース外から間近でガップリ拝ませて頂いたがv、今回も整理番号抽選で真ん中辺りに座らせて頂いて、ゲストをガッツリ拝めた(^o^)。

パーソナリティは、羽多野渉と成田紗矢香。タイトルコール「ダブリュー」で手指アクション練習。
ゲストの関俊彦さんが登場。左胸にシルバーのワッペンみたいな黒ポロシャツと眼鏡。イヤホン忘れそうになったり、一緒に「ダブリュー」と手指アクション。ラジオだと見れないけどw。

チラシも配布されたが、関さんは8月の『The ROUDOKU』の宣伝告知を兼ねたご出演。3年前の『風の古道』はホラーだったので身も心も凍らせたがw、今度は絵本なのでほんわかあったかくさせる、と上手い前フリ。
今回は5本用意。シュール2つに、大人向け3つと、其々を丁寧に分り易く解説。「常に新しい絵本が生まれているが、知らないでいるのは勿体ない」と真面目に締めて、ピアノや生演奏などもあり「読んでて心が震えちゃう」と役者魂も覗かせた。絵本好きな羽多野くんと成田さんのリアクションがすこぶるよろしくて、「キミ達、今度宣伝についてきてくれる?」なんて一幕もw。

関さんと成田さんの共演は、数週間前の外国映画の吹替えだったそうで(サンタの話?)、関さんは若い女性の区別がつかなくて彼女を覚えていないそう^^;。でも成田さんは、天使のような関さんスマイルに圧倒されたとかw。「私達はまだ出会って数日…」と、成田さんに甘い言葉をはく関さんがちょっぴりタラシっぽい表情(^.^)。
関さんと羽多野さんは付き合いも長く、共演作もいっぱい。先日の星コミイベントのリハでは、関さんからアドバイスを頂いたと感激する羽多野くん。関さんから羽多野くんへの印象は「爽やか若者」だったが、「結構テンパってる」「結構調子イイ」と後から出てくることw。羽多野くんを怒ったという関さんの勘違い発言もあり、すっかり緊張が高まる羽多野くん。汗や脇汗をかく羽多野くんに、立ち上がってズボンポケットから「ハンカチ」や「エイトフォー」を出そうとする関さんw。

途中、かき氷の「練乳」好きネタが気に入ったのか、それからはずっと「合言葉はレンニュウ」と手指アクションを披露する関さん(笑)。
座ってる観客が「地ベタリアン」だと分って「さっさと済ませるから」と言ったり、立ち見客を見渡しながら「見えますかー!?」と呼びかけたりと、終始ブース外にも関さんらしい気遣いを見せてくれた。
関さんの事務所後輩として、始まる前から緊張していた二人だが、「二人を宜しく」と呼びかける関さん。「ついでに、僕のことも宜しくね」と男前ボイスで指チェキをして、茶目っけたっぷりに終了した(*^。^*)。
関さんが退出された後も、約30分の熱気がまだ続いているようで、「関さんオーラ」でブース内の室温が一気に上昇したと話す二人。

そのあとは、「アニセン情報」でNARUTOスタンプラリーやポケモンの「ギザカワユス」の話題が出たりと、最後は「レンニュウ」で締めた15分間。
公録後のフリートークは、前回出たという”佐々木ペペロンチーノ”のキャラクター作りがメインとなり、よく分らないまま座って45分間も聞かされていた私達。ブース内の会話はそれなりに面白かったが、座ってるお尻や脚がそろそろ痛くなりだした^^;。
前に公録に参加した時は、この30分間でゲストの飛田さんが再び登場し、みんなでお絵描きゲームやトークに興じてかなり楽しかったのだが、『w』になってからはゲスト再登場は無くなったのだろうか?ゲストによって無いのか?^^; なんにせよ関さんの30分間のため、一日がかりだった。
次に関さんを拝めるのは来週になるのかな。最近は関さんのイベントが俄然多くなって、嬉しいけど大変だ。

全てが終了後、成田さんの影響で、ショップでギザみみピチューのぬいぐるみを買いたい欲求にかられたがセーブした^^;。
午前中に整理券を貰った後は、郵便局や銀行をあちこち廻り、セブンイレブンで全ポケモンポスターを貰ったりと、結構忙しかった。マックでお昼を食べてからは、眠くなってウトウト。気づいたら15時半。隣の席でも仕事待機中と思しき女性が寝ていた。みんな疲れているなぁ。
劇場版『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克の時空へ』を息子と一緒に観てきた。
夏はポケモン!子どもの付き合いで観るのもついに12年目。
いつものように上映前に、前売券に付いてたヤツで”ギザみみピチュー”を、スクリーンから”アルセウス”を、DSに貰う息子。

大昔、幻のポケモン・アルセウスから人間に貸し与えられた「命の宝玉」をめぐって、アルセウスからの裁きが現代に下される。アルセウスの怒りを鎮めるため、古代ミチーナへ時空を超えた旅に出るサトシたちを描く。
2007年からスタートした《神々の戦い》3部作シリーズの完結編。
これまで登場した、時間ポケモン・ディアルガと空間ポケモン・パルキア、反転世界ポケモン・ギラティナも再びまみえるが、今回はアルセウスの攻撃から人間を守るため、奇跡の共闘をしてくれる。

全てを生み出したという神と呼ばれしポケモン・アルセウス。自らの命の源を犠牲にして、人間の命を救い、荒地だらけだった「ミチーナ」の大地を豊かにしたのだから、確かに創造主と呼びたい神々しいポケモンだ。
だが、「命の宝玉」を約束していた期日に返さないと、ダモスを一方的に悪者だと決めつけ、裏切られたから全ての人間など滅んでしまえとばかりに激しい攻撃を繰り返すアルセウスの何と器の小さいこと^^;。ダモスがどんなに良識的な人柄なのかは、それまでの会話で分っていたハズ。期日に返さないというのは、ダモスの後ろに誰か悪者がいて、もしや騙されているのではないだろうかと推測し、人間の裏の心情まで見通せる能力はなかったのだろうか。ダモスひとりの裏切りを、後世の全人類に科すというのも容赦なく非情である。
そもそも、”貸し与えた”というのが、神としてはセコイ^^;。どうせ人間を信じるのなら、徹底的に信じて”差し上げる”ぐらいになれなかったのか。
美輪明宏の中性的な厳しい声は、老人の頑固さを感じさせ、全体的にアルセウスに反発してしまいそう。

ダモス自身も、部下に裏切られ周りに味方もいなく、リーダーとしては不甲斐ない。シーナは心優しいが、一度目は偽者を掴まされ、二度目も騙されたりと、ご先祖よりもっとお馬鹿さん。少しは学習してくれよ。実は、ケビンはギシンの子孫じゃないのかと勝手に心配w。高嶋政宏、北乃きいが堅実に好演。岸祐二のポケモン参加も新鮮だ。

最後は、サトシとポケモンたち仲間の粘り勝ち。初登場のギザみみピチュー(オヤが、しょこたん(笑))が行動的でキュート、ピカチュウやポッチャマといいコンビ。古代のチコリータがなにげに活躍、ヒノアラシやワニノコら古代の”魔獣”が現代と全然変わりないというのもなぁ。モウカザルはお披露目のみかい。ギラティナの名前が、外見と共にどうしても覚えられない私^^;。

神々とアルセウスとの究極の戦い。自分たち人間ではどうしようもできないことをやってのけるために、ついに出たのが伝家の宝刀「タイムスリップ」(苦笑)。『ハリー・ポッター』のように、真実を知るために過去を見るだけならまだいいが、過去に戻って過去を書き換えちゃうのはいわゆる最終的手段。こういった子ども向け映画で使われても困る。
そもそも【超克】とは、困難や苦しみに打ち勝ち乗り越えること。それは己の持てる力を振り絞って、己自身で乗り越えるべきものだ。現実の悲しみや苦しみから逃れるために、過去に戻ればいいじゃん!と、他力本願的に思われたら非常に危険。
サトシたちのおかげで結果的に現代は救われたが、破壊された物の修復作業が『仮面ライダー電王』みたいで苦笑。あとは、今までとは違った伝説が遺跡に残って大団円とは、まさにご都合主義な展開^^;。

人間同志、人間とポケモン、ポケモン同志の「信じる心」や「信頼」を描きたかったに違いない。だが肝心のアルセウスが、結局ダモスを信じられなかった。ギシンも、人間が持つ真の力を信じられずに、ああいう卑怯な裏切りをしたのだろう。サトシたちを信じて送り出し、信じて待って粘った、神ポケモンたちの勇姿が見どころだろうか。
主題歌は、中川翔子が唄う「心のアンテナ♪」。『ディアルガVSパルキアVSダークライ』『ギラティナと氷空の花束シェイミ』に出てきたキャラクターたちが画面を賑わせて懐かしい。

山寺宏一は12年連続映画出演。同じように、私も子どもたちと一緒に「夏はポケモン!」を観続けて、12年とあいなった。12年だよ、12年!(~o~) 当初は、まさかこんなにずっと観せられるとは思わなかったぞ。
来年もまた観ようねと言ってた親子がいたが、来年からはもう観なくていいよね^^;と息子に言い渡したw。

セブン-イレブンの「ポケモンスタンプラリー2009」が18日からスタート。池袋と秋葉原で殆ど集めた。アキバで捺したギザみみピチューがお気に入り。ドリンクも買って、ポケモンアクションカーをあれこれゲット。
今年もJRポケモンラリーは娘に任せるかな。
夜から、映画『窓ノ外ノ世界 Wild Strawberry+』レイトショー舞台挨拶へ行ってきた。
前日に座席指定券を取ったが、夜遅いためか後方はガラガラ^^;。

先ずは舞台挨拶。MCはお馴染みタイゾーさん。
右から、監督・脚本の松村清秀、松嶋初音、椎名鯛造、中村誠治郎、秋山莉奈、根本正勝、寿里、河野弘樹の8人。
誠治郎くんと秋山さんが主役の作品だが、監督やキャストの面々は、以前観た映画『第2写真部』と殆ど変わりなくw。てか、朱雀コンビ&白虎コンビ&青龍片方と、男性陣はネオロマステージ『遙かなる時空の中で』で固めたキャスト(笑)。
其々が役名と共に自己紹介する中、河野くんがやたら噛んだり。初音さんに至っては、赤いDS片手に観客とすれ違い通信真っ最中のフリーダムさ。何となく作品のレベルが伺い知れる挨拶だ^^;。

見どころや情報など。誠治郎くんは「コメディではござんせん」「都内と伊豆で撮った」「(相手の設定が)すごい病気」と大雑把な発言の中、「僕も身内にそういう人がいるので、切なくてあらためて考えさせられた」と最後は真面目に締め。
隣の秋山さんが「筋萎縮性側索硬化症」と正式病名を言ってくれて会場から拍手。「心身ともに弱っていたが、ジュンとの出会いで強くなれた」と役どころに言及。でも湖のシーンで真面目にやってる中、周りの皆さんが「ツッチツッチツッチ…」をやって笑わせていたと暴露。途端にステージ上でやり出す男たち4人(笑)。
「取り乱してすみません」と根本さんは「体が不自由でも一生懸命生きていく人」のことを述べ、映画でも「周りの誰に感情移入できるのか?」と母親みたいなオーラでw締めた。

仲のいい連中なので、途中で鯛造のチャチャ入れに誠治郎が反応したり、見どころは「アレなんです」と言う弘樹に誠治郎が「ヒロキ。オレを見とけ!」と熱くなったりw。
監督は「ヘビィなところとそうでないところを描いた」「映画で苦労したことも観てくれたら」「私だったら?俺だったら?と其々感情移入して、ひと言の台詞も見逃さずに」と意欲満々で締めた。
根本さんや寿里たちが目当てだったので、左寄りの座席で細かいところまでバッチシ観れて良かったv。


本編上映。
難病ALSに侵された美沙と出会った淳。美沙への思いが募るも葛藤する淳に、仲間たちが励ましながらも支えていく。

ジュンとミサとの切なくシリアスな関係と、ジュンとお気楽な仲間たちとのコミカルな関係が軸だが、その温度差が激し~い^^;。
登場人物の誰かに感情移入したくても、彼らの性格が漠然としていて、設定も背景も見えてこない。
生活臭がないんだな(-_-;)。小さなショップを経営するジュンだが、ひとりのお客の姿もなく、商品も何を売っているのかどれだけ売れてないのか分らない。経営困難だと思うも、淳の他に従業員が大の男3人もいて、いったい彼らがどうやって飯を食えてるのか分らず。
ミサも家出をした身で、どうやって生計を立てているのか、どうやって食事をして着替えているのか、しばらくは全く不明。何故ミサが両親から離れたいと思ったのかも曖昧なまま。

二人の前に唐突に出てくる兄貴。ジュンを殴るのも予想通り。この兄がミサの生活を支えていたのだと分るが、設定の重さと比べ中味は軽く、暇そうにショップに居座る兄。彼もどうやって働いてお金を稼いでいるんだろう?お金持ちの坊ちゃんと譲ちゃんだったのか? おまけに唐突に出てくる、兄貴とシロウとジュンの同級生設定に呆然。そこまでご都合主義じゃなくていいから^^;。その後も唐突にショップから出てくる50万と、実はお金持ちでしたーというジュンの設定。中村英司扮する無口の従業員が見つけてきた、オスネコの代金はちゃんと払われたのだろうか?

ともすれば、お涙頂戴の悲劇になる難病ものだが、前向きに生きる本人を周りが心身と金銭面でも支えていくという話は、なかなか良い題材かもしれない。
だが脚本の稚拙さと、演出のお粗末さで、安っぽい出来上がりになってしまったようだ。
プロジェクター上映とはいえ、いかにもホームビデオで撮ったというようなアングルや雑音があり、熱意は感じられてもスタッフワークはイマイチだ。
曖昧なキャラクター設定のため、折角の俳優の魅力も半減してしまった感。誠治郎くんや根本さんたちは、やはりステージの上でこそ、生き生きと光り輝きそうだ。

松村監督の『ゲーム☆アクション』もそろそろ公開だろうか。レイトショーだけはやめてほしい。
8月の『遙か朧草紙』再演は2ステージ観劇予定。キャストの卒業公演でもあるから、思い残すとこなく彼らの姿を観よう。
根本さんとは、来週公開のアニメ映画『アジール・セッション』舞台挨拶もあるしねv。ま~た平野綾も一緒だw。
『今年の夏は毎日どこかでD-BOYS★ウキウキ♪ヤッター♪ホッホホーイ♪』初日に行ってきた。
略して【夏どこ】。これから1ヵ月半、ここアキバプラザは熱気で埋めつくされる!?

今日の出演メンバーは、遠藤雄弥(リーダー)、鈴木裕樹(サブリーダー)、柳浩太郎、中村優一、柳下大、三上真史、足立理、高橋龍騎、橋本汰斗、山田悠介の計10人。彼らD-BOYSに加え、D2といわれる若手5人も参加。

先ずはオープニングダンス。客席通路から降りてくる10人で真っ先に目がいったのが、トップにいる黒ハットを被ったちゃんなかv。D2メンバーも加わり踊る中、トモがリーダーらしく、汰斗たちの姿もある。

スクリーンでメンバー紹介。何故か立木文彦のナレーションだが、仮面ライダー繋がりか!?w
一応書き留めたが、アオリ文句が可笑しいw。ゆうや「ナチュラルボーン」やなぎ「不屈のプリンス」ちゃんなかぁ「Dボきっての人気者」「クールな甘えん坊」ズッキー「D-BOYSの太陽」トモ「ガラスの努力家」みかみ「不死鳥!?」「ミスターポジティブシンキング」アダ~チ「現役美大学生」「ノッポのワンダーボーイ」りゅ~き「Dボ最年少」「踊る若大将」たいと「翼を持った美少年」ヤーマダ「期待の新鋭」「KY?」。
アイデアマン・ズッキーの「D-19」が潜水艦みたいでイカス。サブタイトルの「ウキウキ♪ヤッター♪ホッホホーイ♪」は龍騎のアイデア文句で、振り付けもする。

全員ステージに集合。みんな(優一デザインの)Tシャツ着用。雄弥とズッキーだけがFC限定のピンク。
【祝初日!山田お披露目スペシャル】なので、待望のニューフェイス、山田くんが元気良く挨拶。『鴉04』でもお馴染みだったが、「鈴木さんにはお世話になりました」とペコリ。ちゃんなかか「僕たちとお揃いになって下さい」と物販宣伝。柳だけが「サマーエールをおくりたいよね」とヘンなテンション。

初日しか上映しないという(?)夏どこドキュメント。これも立木さんナレ。【夏どこ】にかける熱い思いを描く「密着ドキュメント~若き19人の新たなる挑戦~」。オープニングダンス稽古、格付けランキング準備、オーディオシアター会議、芝居稽古、ダンス練習と、汗を流して励む彼らの熱い姿がそこにある。
その中にあった、【DBOXILE】のダンスをステージで披露。ラッシーにゲキを飛ばされていた山田くんも頑張っていた。

【輝け!第一回《遠藤王》選手権】。司会は流暢なズッキー、アシスタントがトモかな。メンバーも会場も一緒になって、クイズに答え、誰が一番遠藤雄弥を知っているか?のコーナー。
王冠とレッドケープを纏った、遠藤王国の初代国王・遠藤王が登場。「おうさまあっ!」と柳たちが途端にひれ伏したりw。
三択問題で、シンキングタイムは10秒、一斉に番号札を出す。優勝者には2代目遠藤王の称号と副賞が待っている。
「一緒にお風呂に入った仲ですよ」とちゃんなか、「オレが一番付き合い長いぞ」と柳。みんな早くも遠藤王を目指して牽制w。
これでも私は、雄弥のことはある程度知っているつもりv。特に出演作品については把握。『ジュブナイル』の雄弥12歳の可愛い写真にニッコリ、『シャカリキ!』についてもバッチシ! 順調に勝ち進み~♪
Dボメンバーは、龍騎や汰斗をはじめ、予想に反して殆どがリタイヤ。最後に残ったのはもちろん、自他共に認める雄弥フリークの柳! 「オレとの共演は感動しなかったの!?」 「感動なんてものじゃない」の柳&雄弥の熱いやり取りもあったり、柳がクシャミしたりとホントわかせる。
だがその柳もついにリタイヤ。その後、イイトコまでいってた私もリタイヤ。問8で優勝者があっけなく決定。優勝者には、雄弥から王位継承認定証と、ツーショットの副賞が贈られた。おめでとう!

エンディングは、『ラストゲーム』主題歌をみんなで唄う。遠藤王からの続きで、柳が一番右手に寄り、マイクをもたずに口を動かすが、隣の龍騎が間違えるとこずいたりと、観てるだけで面白いw。ちゃんなか達もこっち側に来てくれたし、まんべんなく観れてよかった。右寄りの席だったので、みんながはける時の表情なども楽しめるからいい。
最後に雄弥とズッキーがステージに残り、お礼を述べて終了。約1時間15分。

8月中にあと2回はアキバプラザに通う予定。バスツアーもあるしね。
来週もアキバに行かねばならんか^^;。
劇団21世紀FOX第63回公演『スチャラカパイのギッチョンチョン』を観てきた。
自由席だが、整理券が早かったので前列中央席を確保。

南武賢太郎こと”エナケン”が、相棒ゲンタと共に故郷を離れて、役者人生を志し歩んでいく序盤を描く。
1995年に上演された【エナケンシリーズ】第一弾の再演。全五作品あり、作・北村想、演出:肝付兼太、音楽:ノノヤママナコのスタッフ陣と、主なキャストは変更のないまま、初演をしのぐ面白い芝居をめざす。

これは架空の過去の日本が舞台なのだろうか。戦争の影や大地震などきな臭い背景があるにしろ、都で”演劇”というエンターテイメントにうちこむ役者たちの、ひたむきで懸命な生き方を描くことがメインにあるようだ。もちろん演じる役者たちの魂がそこにはあり、長めの劇中劇が立派に成立しているのも見どころである。

破天荒な学生時代から始まり、都に出てからは社会や人間関係で厳しさや苦労を経験するエナケン。沢山の登場人物が入り乱れる描き方は、まるで朝の連続テレビ小説のような感じ。だがどんな大変な目にあっても、エナケンの生きる姿勢は変わらない。「生まれてきたのは しかたない…♪」の歌のように、体当たりで人生を楽しむことこそがエナケン流の”美学”なのだ。
若い彼らに、逆境は容赦なく突然に襲い掛かる。どうしようもない悲しみと苦難に一度はくじけそうになるが、どっこい、魔法の呪文「スチャラカパイのギッチョンチョン」と顔をあげるエナケン。明日に向かって、持ち前の闘志を静かに燃やすその姿に、思わず激励の拍手をしたくなるのであった。

エナケン役の山口勝平は、初演と同じで、まさにハマリ役。”チビ”と”さる”までネタにしちゃうw。所狭しと動き回り、軽妙なアクションを披露し、見得まできっての派手な存在感。笑い、唄い、ケンカし、ダンスし、酔っ払いとあらゆることをやってのけ、勝平さんの魅力炸裂だ。もちろん汗ビッショリの熱演だが、ステージ上でハンカチで拭けることも有難い。
学ラン姿に笑顔といい、10代でも充分通用する勝平さんだが、ラストの呆けたような渋い顔が、今まで見たことのないような大人の表情でドキリとした。こんなにもシリアスで真面目な顔だと50代にも見えてきそう。

登場人物が多く、当初は兼ね役の役者もいるのかと思ったが、総勢35人が殆ど一役に徹していた。
エナケンの相棒ゲンタ役の小栗崇は、勝平さんとも息ぴったりの豊かなリアクションを見せて印象深い。
宮下タケル、河本浩之、久保克夫、寺崎真吾らベテラン勢が、のびやかなメリハリをつけて秀逸。
竹田愛里、前田範子、吉川晶子ら女優陣が、情深くも爽快な彩りをもたらす。
語り部である肝付兼太が、ユーモアに富んだ演技を交えて舞台を締める。

時代ものの劇中劇は、カツラもそこそこ見た目は中途半端だが^^;、役者たちの達者な演技が話を引っ張って面白かった。オチも付けてくれたしね。
次回の来年2月公演は、今作の続き『独立サッカリン部隊』を企画しているそうだ。ここまで観たからには、エナケンの人生を最後まで見届けたいものだ。
モーニング『ジパング』航跡408。

沈みゆく「大和」には生け贄が必要だったのか。
6万トン。6万トンの渦が、何もかも飲み込もうとして、
草加と角松に襲いかかる。
だがなおも草加の手を固く掴み続ける角松。しっかと見つめ合う二人。
このまま共に渦の中に堕ちていくのかと思われたが。

「あなたが死ねば すべてが終わるのだ」
「手を放して ”私”を生かせ」
草加の言葉は、時おり魔術のように人の心を翻弄させる。
草加は己の”意思”を伝えて託した角松を、今はなんとしても生かしたい。
今ここで角松が手を放せば、右手に救命筏のロープを握っている角松だけは
おそらく生還できるだろう。
だが草加が言った、”私”を生かせとは
己の命よりも、己の”志”のほうを優先させろということだろうか。
そんな草加の信念と意思を、角松は読み取ったのだろう。
言葉を発することなく、角松は静かに草加を掴んでいた左手を離した。
まるで巨大な「大和」に、草加の運命を託すように。
互いの手が離れた瞬間、草加は満足気に角松を見て微笑んだようだ。
ここで手を放すということは、草加の”意思”を確かに受け継いだという
角松の承諾の意思にほかならないのだから。

海中にどんどん飲み込まれていく二人。
だが救命筏を辛抱強く海面へと動かし、何とか身体を持ち上げようとする角松。
その眼前には、6万トンの渦の中に巻き込まれていく草加の姿があった。
この巨大などす黒い渦は、まるでブラックホールのような不気味さで
ぽっかりと口を開けて、獲物を飲み込もうとするかのようなド迫力。
これが角松と草加の今生の別れ。
さらば~草加よ♪

その草加に痛みつけられた足を忘れたかのように、海中で必死に動かす角松。
命綱のロープは決して離さず、何とか海面に顔を突き出す。
ようやく発した言葉は、「草加」という同志の名前。
そして、草加と新たな日本のために生きることを決意。だがそれは「二度目の戦後」だと覚悟していた。
草加は”命”を諦めたが、
角松はついに”一度目の戦後”を諦めたのだ。

草加は、一応原爆を載せたという「大和」と運命を共にして
このまま本当に海の藻屑と消えてしまうのか。
帝海軍人なら本望なのだろうか。
だが、あれほど世界を翻弄した男、草加拓海が、
こうもあっさりと表舞台から姿を消すなんて
心情的に納得できないし、簡単に認識したくもない!

予想1は、米艦隊によって、海上で意識を失った草加の命が救われる可能性。
たとえ激動のショックで記憶が失われていたとしても、草加は米国で生き続けて、戦後を見届けるのではないか。
予想2は、戦艦大和の渦に巻き込まれた時、何らかの作用でタイムワープが生じるSF的可能性。
角松ら「みらい」と入れ替わるように、角松が生きていた世界の誰かに、意識を失った草加が救出され、2度目の戦後を生き抜いた(推定)90歳の角松と時空を超えて再会したりしてw。老人角松は、彼を草加の孫だと思うけど、実は本人だった! 殆ど某映画のようなタイムパラドックスネタだ^^;。

*pnish* on vol.7

2009年7月15日 イベント
『*pnish* on vol.7』へ行ってきた。
リーフレットはウチワ型。ピンクの手拭いがカワイイ。
久しぶりの円形劇場だが、最前列なのでサイドでもオッケー。ステージ上やぐらには大きな和太鼓がドーンと控える。DVD撮影日。

7/1に結成8周年を迎えた*pnish*が、恒例のダンス・コントを中心に送るエンターテイメントステージ。
今回のテーマは【祭】! オープニングから、*pnish*の佐野大樹、鷲尾昇、森山栄治、土屋裕一が漢気あふれるダンスやアクロバットで賑わす。他己紹介では、「tuti」「セクシーor栄治」「わっしー」「大樹っちゃん」と客席から熱いコール。

《マツリコント》脚本・演出:浅沼晋太郎。浅沼氏お得意の”日常の中の非日常”もので、ミステリアス?ホラー?スプラッタ?風。キーマンのtutiが、表情も動きも豊かにリアクション。tutiが突き出したお尻から黒いショーツが見えたりw。勢い余って客席に落ちそうになり、思わずこちらものけぞってリアクションしたりw。ダンスの後の熱気が続いているのか、相変わらずtutiも、首に手拭いを巻いた栄治も、ビッショリとすごい汗でタラタラと床に落ちる^^;。大樹くんだけが涼しい顔で、水をガブガブ。
ネタ的には、以前観た金津泰輔氏の某ひらり作品と似ているが、祭り的ショートコントとしては成功作か。

《小学生コント》脚本・演出:*pnish*。前回のネタを引き摺った設定か。大樹くんに思いっきりお尻を蹴飛ばされた栄治が、マジで痛そうだった^^;。リコーダー吹いたりとフリーダムな大樹くんだが、滑舌が悪いのが如実^^;。ワッシーも亀の場面で、台詞が不明瞭だったり噛んだり^^;。このままDVD収録しちゃうのか!? パフュームの音楽に合わせた小学生ダンスが、笑顔でお尻フリフリさせてキュート。時間稼ぎで、大樹の言うがままのtutiが苦戦。

《女装コント》脚本・演出:井関佳子。出オチだろうと何だろうと、女装して出てきたワッシーがとっても美人さんで、声も優しくて、見惚れてしまったv。そのまま物語の世界にすっと突入。栄治の女装も柔和な包容力があってピタリとハマる。tutiの本格的な女装を見るのは新鮮だが、長い栗毛がよく似合い、童顔を純情な表情に変えて、おとなしい所作も研究されていて、すっごく可愛くてドキドキした(*^。^*)。大樹くんは天性の金髪巻き毛でキュート。
所々でオチやコントが盛り込まれているが、私には真面目な姉妹物語として映り、普通のショート劇として見応えがあった。台詞も展開もほぼ原作通り、4人の演技も3作の中では一番完璧で力が入っていたように思う。Studio Lifeばりの女装劇として、単品でも充分イケそうだ。

一転、プロの山田ケンタが主導で、和太鼓演奏。さっきまでの女性姿から一変、ステージに現れたのは粋な堅気の若者たち四人。ピンクのTシャツに黒の衣装がよく映えてお洒落。
ステージに大太鼓や小太鼓が入り置かれ、重心を低くして力強く太鼓をうつ真剣な彼らが実に逞しく格好良いこと(^.^)。やぐらの上の和太鼓には栄治とtutiが控え、ステージの山田氏と合わせて、全員で激しく打ち続ける。汗が吹き飛び、音が会場を沸かせて、まさに【漢】の世界。

ラストのダンスでは、銀小片がステージにキラキラと舞う。ステージ周りを4人が廻る中、tutiがまたしてもテンション高く客席まで近寄ってきて、再び体をのけぞりそうになる私w。
4人で挨拶代わりに、8周年を振り返っての思い出話。愉快痛快な話には、いつもtutiが関わっていたりと盛り上がるが、ワッシーだけはいつも静かに微笑む。
恒例の握手会。ワッシーとは『bambino.3&+』で会えるが、他3人も舞台が色々と控える。最後のtutiが満面の笑顔を向けてくれて、私も気分良く暑さを忘れた。
映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』吹替え版を観てきた。
劇場の中で、先日買い損ねたエヴァ破のテレカやカヲルポスカセットを発見して購入。意外なところで残ってるんだw。

暗躍する者たちでホグワーツに危機が迫る中、ダンブルドア校長によって託されたハリーが新たな道へ導かれる話。
シリーズ第6弾。原作未読だが、ヴォルデモートとの本格的な決戦を前にした、いわば準備戦といったところか。敵を知らなくては何も始まらない。今作は外的変化はラストに集中するが、内なる変化が凄まじく進行する。

映像的には、前半と後半が色調もダークなホラー仕立てで、中盤は”恋の鞘当”が蔓延するピンク色いっぱい、ビックリするほど雰囲気が違う。おかげで中盤は、過去の記憶探索とも併せて、安心して楽しめたが、後半はよく分らないままもつれ込み、呆気なさ感でしっくりせず腑に落ちない。
原作の内容を詰め込み過ぎたのか、所々で中途半端にぶつ切れ状態。布石かと思えばそうでもなく、何もかも勿体つけてる感じで、映画のみの情報ではよく分らない部分がある。一気に夢中にさせる場面もあれば、中盤以降は淡々と退屈させられたりと、3時間がちょっぴり長く感じられた。

ダンブルドアからの圧倒的な信頼に支えられ、ハリー自身も戦う気構えを見せているが、周りと比べるとやや身長が足りないのが気になる^^;。お気楽なロンは胸板も厚く逞しい。スレンダーなハーマイオニーは殆どお姉さん感覚。ロンの双子兄もネビルも驚くほど背が高い。
一番ビックリしたのがジニーの心身的な変化で、ハリーよりも背が高く大人っぽく見えるw。どこかミステリアスで、彼女がどこにアレを隠したのか気になってならない。『秘密の部屋』では利用され手痛い目にあってるからこそ、ジニーが誰かに操られている可能性もあると、すっかり猜疑心にさいなまれてしまった^^;。
ハリーたちが恋話に騒がしいほどに、ドラコの孤独と切迫感が浮かび上がる。6年間のホグワーツで、何の楽しみも友達も得られなかったドラコ。今までイヤな男の子だと毛嫌いしていたが、今回初めてドラコが可哀想に思えてきた。

新キャラのスラグホーン教授は、頼りがいがありそうなキーマンかと思ってたら、実はそれほどでもなくて肩透かし。スネイプにはもっと底知れない何かがありそう。ダンブルドアはヘンなところにスキがあったりと、何をどこまで目論んでいたのだろうかと思う。
何にせよ、ホグワーツはこれからどうなるのか? ハリーはまだまだ学ばねばならないはず。”謎のプリンス”の正体は私には意外だったが、「HALF-BLOOD」というのが鍵なんだろうか。
次作『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、2010年と2011年の2部作だという。ハリーもその頃には18歳、いつまでも童貞じゃないよねw。彼らの成長と旅立ちを最後まで見届けたいものだ。

おそらくハリーよりは背が高いであろう、小野賢章の吹替えも磨きがかかって健在。常盤祐貴のロンは声が低すぎてちょっと違和感。
スラグホーンの老齢声が森功至で、過去の若々しい声と共に聞くと、アニメ『RD 潜脳調査室』のよう。ダンブルドアの永井一郎との会話では、”ザビ家”の文字が瞬間浮かんだりw。
トム・リドルは11歳と16歳で登場。『秘密の部屋』の16歳トムは石田彰だったが、俳優も替わった16歳トムは福山潤。
今回もルービン@郷田ほづみがちょこっと登場。スネイプ@士師孝也はシリーズ通してミステリアス。
【18m 1/1ガンダム 緑の大地に立つ!!】
リアルサイズガンダムを観に、お台場の潮風公園会場に行ってきた。
今朝の「カル調」でも特集していたね。

ガンダムが緑あふれる都市東京の再生を目指しメッセージを発信、というGREEN TOKYOガンダムプロジェクトの一環。ガンダムの肩に招致ロゴがあしらわれる前にと^^;、11日の正式お披露目から4日目を選んでみた。

時おり涼しい風を運ぶ海を背にし、緑がちらほらこぼれる中、真っ青な空と白いスジの雲を頭上にいただき、眩しい太陽の光を浴びながら、たくさんの人たちに埋め尽くされて、彼はそこに立っていた。
RX-78-2ガンダムの巨大な凛々しき姿よ(*^^*)。
ほぼ360度、どこから見てもどこから撮っても、ガンダム、ガンダム、ガンダム。
Faceは先日観た伊達の兜みたいで、まさに武者ガンダム。ショルダーにはEFSFとWB。ランドセル部分は複雑。接近して見上げると、脚が長~いこと。通り抜けも出来るが、脚の赤と白の部分に人がおさまり、いかに巨大なのかを実感。触れるが、プラスティックのような柔らかさを感じる。”CAUTION”という文字に苦笑。ガンダムの股の間を観察、フンドシみたいだw。後ろ姿のほうが哀愁も漂わせて逞しい。

先週観た5.4mの「豊穣神ハピ巨像」よりもうんと大きい。
もしガンダムがずっとこのまま立っていて、ある時に地震など自然災害で日本や世界の殆どが海に沈んでしまって、その数千年後に誰かが海底からこのガンダム像を発見したら…。日本の周りのそこかしこの海からガンプラも発見されたら…。古代日本人はこの”ガンダム”を”戦闘神”と崇めていたに違いない、と思われるかもしれないなぁ(^_^;)。

持ってきた玩具ハロともコラボさせて撮影。デジカメや携帯でいっぱい写真を撮ったが、撮り足りない気分も。昼の陽光あふれるガンダムもいいが、今度は夕暮れのオレンジに浮かんだ姿や、夜のライトアップされた姿も撮ってみたい。

30分ごとに、目が光り首が左右に動く。1時間ごとに、ガンダムの音楽と共に、目が光り首が左右に動き、脚部と胸部からミストを噴出するのが壮観。ガンダムが動いた!の光景で撮影陣もピークの中、最後にガンダムの首がカックンと後方に動き、すぐまた元に戻るというお茶目な演出もあり。これはぜひ、動画で撮影したい。

会場には高台の「フォトスタジオ」を設置。非売品ポスカ3枚入りで1500円は高そうだが、記念にはいい。
記念の待ち受け画面ダウンロードは無料。3段階に色が変わるとか。
オフィシャルグッズは豊富だが、売り切れ品もあり、補充は14時頃から。Tシャツ、マフラータオル、うちわ、デコメタシール、クリアファイル、ポスカ、クッキーなど。限定販売のガンダム立像プラモデルにはアムロ・レイと台座付き。
公式パンフレットは、オール・ガンダム作品を解説、立像メイキングや富野監督がいっぱいw。お薦めの2500円。
会場内には飲食サービスも用意されているが、ちと高い。会場外の潮風公園内の売店のほうが安い。会場内には簡易トイレも設置されているが、公園内のトイレのほうが綺麗。

ガンダム×ゆりかもめスタンプラリーは、ポスカ3枚付き。豊洲、潮風公園、新橋、国際展示場と捺してきた。有明だけは改札外だが、ガンダム一日乗車券を買ったので、いつか行って捺してこよう。

撮ってる間もジリジリしていたが、帰りの車内で手の甲がヒリヒリ。帰宅して見たら、日焼け止めをあまり塗らなかった両腕と甲と首の周りが赤くなっていた(・_・;)。一気にお疲れっ。
ここ最近、チケ取りばかりで悩まされる(~_~)。

金曜は、81プロデュースの『The ROUDOKU』。
申し込みフォームが時間通りに出てこなくて問い合わせ。やっと申し込めたと思ったら、土曜夜になって、サーバーの不具合で内容確認できず、もう一回申し込んでくれというメールが届く。何やねん、こりゃ!(~o~)

土曜は、仮面ライダーワールドのステージ座席指定付き前売券。こちらも繋がるのに時間がかかる。
ついでに、GUNDAM BIG EXPOのプラモプレート付き前売券。とりあえず初日と三日目。

月曜正午から、DVDガンダムお渡し会参加券のため予約。こっちも向こうのサーバーが壊れるんじゃないかと思うほど繋がらず^^;。先へ進んだかと思えば、また繋がらずの繰り返しでウンザリ(~_~;)。どうにかこうにか購入まで進み、自動配信メールは届いたが、別途の注文承諾メールがこないのでまだ不安。でもこれで23日は行くこと決定か。


ガンダム30年の歴史がつまったDVD『GUNDAM OP/ED COLLECTION』。
イベント当日は、緑川光さんが青の「Volume 1 -20th Century-」を、関俊彦さんが赤の「Volume 2 -21st Century-」を渡してくれるだろうかと予測w。Vol.2には『SEED』や『EVOLVE』『MSイグルー』『00』が収録されている。

『機動戦士ガンダム』30周年記念上映メモリアル・プログラム、クリアファイル、シャア専用ポストカードは既にゲット。劇場版のプログラムは其々別個に持ってはいたが、こうして一つにまとまった本も感慨深い。
舞台『戦国BASARA』千秋楽を観てきた。
人気ゲームは知らないが、テレビアニメは破天荒な熱血世界で楽しかった。

お初のシアターGロッソは若い女性の熱気むんむん。パンフは出来ておらず、公式で通販するとか。物販の値段は高過ぎっ。
公演期間中からぐんぐんと舞台人気が炸裂。リピーターも多く、会場は超満員でギッシリ。早めにチケを取っておいたので、前方真ん中席でステージに超近いが、組まれたやぐらがかなり高い位置で、見上げるかっこう。

戦国乱世。反目していた伊達政宗軍と武田を率いる真田幸村軍だが、最強最悪の大魔王・織田信長軍を相手に、蒼紅が共闘して壮絶な戦いを繰り広げる話。
ひと言でいうと、コスプレ・アトラクションショー! 何でこの場所で?と当初は思ったが、ここは活劇専用の劇場で、これでもかこれでもか!?ってぐらいに、殺陣や立ち回りやアクションが続き、一瞬たりとも目が離せない。本来ならスーツアクターのようなアクション専門の人がやる場所だが、ここでは普通のイケメン役者が稽古に稽古を積み重ね、ゲームやアニメから抜け出したような格好で真剣に動き回るので、確かに”3次元的”舞台と呼ぶに相応しい。
派手に昇る噴煙や、ライトなど視覚効果、刀や槍などの効果音も派手に決まる。スクリーンや壁面に出される映像や、トランポリンを利用した高地からの落下など、どれもこれも戦隊ヒーローショーばり。

キャラクターのイメージを崩さず、ステージを乗り切ったキャスト陣には喝采。鎧や武具などを持って駆け廻るのも、重くて動き難くてさぞ大変だっただろうと思う。殺陣や立ち回りに関しては、まだまだ甘く緩い役者もいたが、其々に迫力や見どころもあり、一丸となった若さとパワーとスピードと忍耐力を感じ取れた。
AND ENDLESSやジャパンアクションエンタープライズが本格的な殺陣を見せて参戦。豊富な立ち回りを駆使し、時にムードメーカーにも徹して、演技力の面でもメインキャストを盛り上げる。全体的に、質より量に圧倒された感w。

伊達政宗役の久保田悠来は、跡部のようなクールな俺様風で、長い手足を繰り出した立ち回りがカッコイー。ブルーの衣装や兜、六本刀も逞しいが、黒髪が右眼を覆う表情がセクシー。そういや阪本奨悟もシエルで眼帯だったし、奇しくもテニミュ同士が眼帯キャラをやるとは面白いw。
真田幸村役の片岡信和は、当初は衣装の熱血レッドよりも、(ゴーオン)ブルーのおとなしいイメージが先行。政宗が幸村を助けリードしながらの展開なので、アニメキャラの力強さよりも弱い感じ^^;。でも「おやかたさまーっ!」と熱く叫び、宴会で酔っ払うサマは可愛かった。
片倉小十郎役の吉田友一は、アニメから抜け出してきたような立ち居振る舞いと良い声で、まさにイメージ通り! 立ち回りも安定していて、男前で格好良かった(*^。^*)。
猿飛佐助役の村田洋二郎は、演技が一番しっかりしており、発声も良く台詞が聴き取り易く、アニメよりも好感。飄々とした軽い身のこなしも抜群。

アニメよりも活躍した森蘭丸役の椎名鯛造は、バック転も多くアクションを軽妙に披露、佐助よりも忍びっぽいw。イノリよりも悟空よりも、のびのび生き生きと楽しそうで、鯛造くんのタフで逞しい役者魂に感激v。
濃姫役として紅一点の長澤奈央は、股や足をおしげもなく披露しセクシーさをアピール。体力勝負の立ち回りに真剣味を感じる。惜しむらくは「かずさのすけさま」が言い辛そうだったことw。
明智光秀役の谷口賢志は、アニメよりも変態度は少ないがw、妖艶なねちっこさと冷酷さがよく出ていた。
織田信長役の窪寺昭は、衣装からして重くて暑かったと思うが、ガタイも大きく声にも凄みがある。客席へ最も近寄るので、存在感だけで圧倒されそう。意外や、瞳がキラキラと輝いていたのが印象w。

コメディ要素は少ないが、楽ならではのアドリブも入っていたようで、リピーターも沸かせてくれた。
武田&伊達のイッキ飲み宴会では、幸村らが先導、政宗ではなく小十郎がオチだったのか!? 老兵の「齢十七」と、伊達軍の「だってだってだって…♪」のハニー替え歌につい笑っちゃう。織田軍では光秀が蘭丸に向かって繰り返す「おこちゃま」ぐらいか。雑兵なのにやたら強いヤツがいて、主役を何度も斬り付けるのに呆然w。

キャストの構えで、オーラが出ているのが分るので、青や赤などのライトアップで派手に表現して欲しかった。
休憩含めて3時間は少々長過ぎる。キャストにもハードだが、観客のほうも多様なアクションにちょっぴり飽きがきて疲れてしまいそう。立ち回りにメリハリを効かせて、もう少し減らせないものか。アクションメインとはいえ、ドラマパートにももっと力を注いで欲しい。音楽も単一的で工夫が必要。色々課題は多いが、観終わってしまうとあっという間の感。やってしまったもん勝ちの勢いがある。

アンケに、舞台に登場して欲しい他のキャラクターは?の設問があったが、次もヤル気満々じゃん!(笑)今回と同じキャストと展開で、更に話を膨らませるのなら、人気の前田慶次とか、男性が演じる上杉謙信だろうか。アニメ第2弾の放映を待ってから、続編も考えてくれるだろう。


終演後に、主役役者が代表して挨拶。先陣の片岡くんが「ハードな芝居で、舞台裏でスタッフが水やお塩や酸素をもって待機してくれていた」と隠れた気遣いにも感謝。片岡くんに「僕が締めちゃっていいのかな?」と言われ、「締められそうになりました」と久保田くんが「斬っても斬っても斬り足りない」と観客まで斬りたがるコメントに、村田さんが即ツッコミw。

千秋楽なので、脚本・演出を担当した西田大輔が登場。AND ENDLESSとJAEのメンバーを一人一人紹介。最後に一人だけこぼれてしまい、慌てて「あそこから落っこちた人」と何度も強調。
CAPCONの小林プロデューサーも登場。この人、でらホビ名古屋のイベント会場でも見た方だっ。
メイン8人が其々コメント。皆さん、修羅場を共に闘い抜いた仲間という思いが込み上げる。谷口さんは、会場のお子さんが自分を見て泣いちゃった話。最年長の窪寺さんは、信長の甲冑に「へっちゃら」と笑い飛ばす。吉田さんは噛みそうになって、意外とシャイな面を覗かせる。最後に久保田くんが、「斬り足りないので、今回はまだ通過点にすぎない」と次の舞台への意気込みを見せるw。
拍手が鳴り止まずにカテコ。みんなで丁寧なお辞儀と御礼を述べて、手を振って退場。久保寺くんと片岡くんは最後に仲良く退場。キャストも観客も満足のまま、無事に終了した。

公式グッズで、メイン8人のセット写真があったら買っていた。パンフは予約しよう。
奇しくもNHK『天地人』には伊達政宗が登場。その記念で、千社札シールは政宗にした。
吉田友一は3年ぶりに『bambino.3&+』に出演だが、小十郎とは全然違うハズだ。椎名鯛造のイノリを拝めるのは『遙か朧草紙』再演が最後だろうか。
アニヲタ雑誌発売日。なれど、特にお目当てもなく、立ち読みご容赦^^;。

★声優アニメディア 8月号
DCのおもちゃ箱の第2回。DCの”若大将”関俊彦さんが、DCメンバー6人を引き連れて、アトリエ近辺を散歩する企画。
アトリエ近くの公園は子ども達と何度も訪れたが、関さんが乗っていた遊具は見覚えがあるようなw。神社まであったのは知らなかったが、お参りするメンバーを柱に隠れてこっそり見守る関さんが何てお茶目w。とっても楽しい写真だったので、ぜひカラーで見たかったな。
でもDCの親子劇場はもう行けなくなったので残念(-_-;)。こうなったら娘に早く生んで貰って、祖母として参加するしか…(^^ゞ。

★Voice Newtype 8月号
ルビー通信。関さんのお誕生日回で、81のスタッフブログにもあったが、プリンケーキを切り分ける関さん。満喫されたのか、にこやかな笑みの関さんのショットがものすごい男前に見えたv。


新番アニメは未だ消化しきれず。とりあえず観ていくもの。

『大正野球娘。』
”はいからさん”世代だし~。野球にうちこんでいく様子が甘いけど丁寧で、個性的なキャラにも好感がもてる。

『NEEDLESS-ニードレス-』
東地宏樹@アークライトお目当てに観るが、出番も台詞も少なそうだな。内容は熱いが、エロギャルゲーもどきのエンディングとのギャップに戸惑う^^;。

『エレメントハンター』
ETVの土6のノリだが、いまいち分らない世界観と設定。でも第2話から平田広明と小山力也のパパが出てきたので、もう少し様子見。

ためていたアニメ『戦国BASARA』をようやく観終わった。これで観劇に臨めるぞw。
モーニング『ジパング』航跡407。立ち読みご容赦^^;。

主砲弾庫からの爆発が決定的になり、ついに「大和」大爆発!
艦首が海面に上がるも、重さに耐え切れずに各所が断裂。
そのまま船体が真っ二つになり、海中へと轟沈していく。
映画『タイタニック』を思わせるようなリアリティさで、
大迫力のもの凄い光景が画面いっぱいにふくれ上がる。
まさに渾身の筆力。

「大和」の壮絶な最期の様子を、4ヶ所から実況中継。
大和上空から俯瞰する米軍機は、あそこにいなくてよかったと思う。
海上で漂流中のみらい隊員らは、みらいと自分達は生き残ろうともがく。
「みらい」ではSHからの映像報告で、状況確認をさせるも静観の構え。
沖縄特攻での大和最期の史実よりも、この轟沈での犠牲者は少ないというが、
史実にはない、みらい突撃隊との戦闘で、大和兵の犠牲者はかなり出たはずだ。
表向きの数字しか考えられないCICの連中。
外には負傷者も多数いたが、米艦隊の攻撃はなおも続いているのだろうか。

草加を掴んだ角松が載っていた救命筏も、沈みゆく大和の渦に巻き込まれる。
海に投げ出された状況下においても、角松は草加の姿を見失わなかった。
その右手は草加の腕を掴み、左手は救命筏のロープを握る。
草加と共に生きることを、諦めていない角松。
無言の角松の目の色は、草加から話を聞いた先週分から、明らかに違ってきたぞ。
草加を助ける! 自分も生きる!
二つに一つではなく、両方ともやろうとする。タフガイ角松!

草加はいつのまにこんなネガティブな性格になっちまったんだ!?
手を放せ!とか、あなたも死ぬ!とか、いかにも自己犠牲的で絶望的な言葉を
並べてはいるが、はたして本気なのか計算づくなのか!?
少なくとも角松の同情心は擽りそうだ^^;。
色々あったけれど、今の角松はもう草加をほおってはおけないw。

このまま掴んだ腕が離れようとも、角松のことだから海中を潜って這ってでも、
草加を探し出してくれるだろうか。
そうして意識を失った草加を、何としても海上へと救い出してくれるかな。
そこへ運良く救助の船が…。なんてことになればいいが^^;。
あの時と同じことが繰り返されるのか。
角松の足が重傷なのと、草加の軍服が白か黒かの違いがあれど。
『海のエジプト展』へ行ってきた。
パシフィコ横浜大ホールは何度も行ったが、展示ホールDに入るのは初めて。
海洋堂フィギュア付き前売券を購入したので、入口でハピ神像(箱入り)を貰う。ガチャガチャと同じ値段だが、あれは何が出てくるか分らないもんね。

フランスの海洋考古学者フランク・ゴディオ氏(1947年生)が1990年代から続けてきた、アレクサンドリア、ヘラクレイオン、カノープスなど3つの古代都市遺跡の発掘成果を紹介。像や彫像群や神殿の一部、アクセサリーやコインや日用品など、約490点の作品が日本初公開される。
展示物だけでなく、水中発掘現場最前線の様子をモニターで紹介、大画面映像で再現された古代都市の様子や、海底調査の疑似体験までできるのが見どころ。
音声ガイドに一般向けとファミリー向け(名探偵コナンがガイド)があるように、展示説明も大人向けより、下に書かれてある子ども向けのほうが分り易いw。

I. カノープス:多くの巡礼者が訪れた祈りの都市
イシス神殿から、4世紀末までセラピス神殿があったが、ビザンツ時代はキリスト教修道院があった。
★王妃の像…プトレマイオス2世の姉であり妻であったアルシノエ2世の像と考えられ、スラリと美しいプロポーション
★ファラオ像の頭部…3つ並べられたうち、左は第25王朝、真ん中は第26王朝ファラオでネメス頭巾をつけ、右は第30王朝ネクタネボ2世だという。
★「デカン」の祠堂…”大気”の神シュウの像を収納するための祠。外側に古代エジプトで10日ごとに見える星(デカン)が記されている。1777年にエジプトでそのひとつが発見されて以降、破片なども見つかり、1999年ゴディオ氏のチームが断面など発見した結果、200年越しに歴史的パズルが完成したという。
☆セラピス神像頭部、イシス女神像、オシリス・カノポス壺、青銅製の鏡、ウェディングリング、三日月形のイヤリングなど。

II. ヘラクレイオン:宗教的、経済的、政治的にも重要都市
アレキサンドリア以前の都市。ヘラクレス神殿があったが、プトレマイオス朝時代にはアメン神が奉られていた。エジプト名で「トーニス」。
★3体の巨像は1セットなのかは不明
左に豊穣神ハピ像(高さ5.4メートル)…頭上にパピルスと大きな胸。7つの破片に分かれて発見。
中にファラオ王像(高さ5メートル)…5つの破片に分かれて発見。
右に王妃像(高さ5メートル)…3つの破片に分かれて発見。
★プトレマイオス8世のステラ(高さ6メートル以上)…7つの部分に分かれ、34行のヒエログリフの碑文で王をたたえている。
★アメン・ゲレブ神殿の祠堂
★ネクタネポ1世のステラ(高さ2メートル)…ナウクラテスの女神ネイトを祀る神殿に奉納。ヒエログリフがはっきりと読み取れ、「ギリシャからの物に関税を課す」という内容。碑文のおわりに「ホーネ」と刻まれ、これこそエジプト名「トーニス」だったという。
☆商業活動も活発で、コイン(金貨)、度量衡の錘、ウジャト型ビーズ(金製)ライオン頭部形イヤリング(金箔)など。
☆たらい、すり鉢、瓶、壺、鏡、鈴、コップ、鉢、柄杓、石臼など日用品多数。肉より魚を食したのも判明。
☆オシリス・イシス・ホルス→アメン神・ムウト女神・コンス神(月の神で、頭の飾りがヘムヘム冠というのに笑い)

III. アレクサンドリア:栄華を極めた都市
紀元前331年アレクサンドロス大王によって建設、プトレマイオスが王朝を開き、もっとも豊かな学術都市に発展。クレオパトラ7世の悲劇の舞台としても有名。発掘調査で、機能的だった大港「ポルトスマグヌス」の全貌も明らかになった。
★カノポス壺を抱く神官像…壺の頭部にはオシリス神
★カエサリオン像の頭部…クレオパトラとカエサル(シーザー)の息子、プトレマイオス15世だと考えられる。若干すねたような表情
★プトレマイオス12世のスフィンクス…クレオパトラの父。端整な顔立ち。
★女王クレオパトラのコイン(銅貨)…クレオパトラ7世の横顔。
☆クレオパトラ7世のビデオ(2分15秒)周辺に、彼女をイメージして作った香りが流れている。
☆指輪(金箔に白と赤の瑪瑙)アンフォラなど。
☆カラカラ帝の大虐殺(215年)を思わせた柱3つ

バーチャル体験シアター(時間制で5分程並ぶ)
ナビゲーターと共に、バーチャルリアリティの映像を座って観る。
★海底探検…アレキサンドリアの海は濁って視界が悪い。20キロ離れたヘラクレイオンの海は水が澄んでいる。2~3キロ離れたカノープスの海へ。会場から1~2人が実際にコントローラーを動かし、海底から発見させる。
★疑似体験…2300年前のアレクサンドリアの空を飛ぶ。町の中央に展望台。王家の宮殿があったアンティロドス島。パロス島と繋がる堤防。「世界の七不思議」で有名なファロスの大灯台。
アレクサンドリア飛行は、奥のパソコンで各自体験できる。

センターサークル
★水中発掘現場最前線…発掘シーンの再現ジオラマや発掘船「プリンセス・デューダ号」船室を再現。発掘や修復過程の記録映像が6段階に分けてモニターで紹介。
古代アレクサンドリアの地図が興味深い(「トーニス」と書いてある)。
★「古代エジプトの香り」体験(ボックス展示)…乳香、没薬、すみれ、サフラン、キフィ、クレオパトラをイメージした香り(キフィに、バラ、サフラン、スミレの香りを加える)、ジャスミン、エジプト・ロータス(睡蓮)、ローズ・ダマセナ(ピンク色)、ローズ・アルバ(白バラ)、イリス、マスティックの12種類。
★メディアアート体験…砂の中からハケを使って遺物を発見。

ミュージアムショップ
重い公式カタログより、子ども向け「おもしろブック」がお奨め。「キティちゃん」コラボグッズが充実。クッキーなどお菓子。香水瓶はあれど香水類がなく、女性客からのリクエスト多し。名前をヒエログリフで付けてくれるストラップ。公式カプセルフィギュア。なりきりフォトスタジオ。

盛りだくさんな展示と詳細な内容で、たっぷり3時間は会場にいた。平日昼だったので、まだそれ程の混雑もなく、じっくりと拝めてメモも取れた。香り体験など、自分で楽しめる内容もいい。

なぜ3都市は水没したのか? 地震、津波、海面上昇などの自然現象が重なった為だが、746年1月18日の地震が決定的となり、3つの都市を沈めたという。
エジプト第2の都市アレクサンドリアへは25年前に旅行。当時は、男同士のイチャイチャカップルが多くてw、下駄箱みたいな所にナンが山盛りに積み上げられていて、ハトの丸焼きを食べさせられて、図書館跡にはパピルスなど書物が置いてあった空間が沢山あったというのが印象に残っている。
今回、古代アレクサンドリアの時代へ飛ぶことで、そこで生きた人々の様子が想像されて、その証が刻まれたひとつひとつの品を目にできたことに、喜びを感じるのであった。

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