トキワ荘のヒーローたち
2009年10月28日 イベント豊島区立郷土資料館で開催中の『トキワ荘のヒーローたち~マンガにかけた青春~』に行ってきた。
50年代から60年代にかけ、マンガ家たちが住んだ豊島区椎名町にあったトキワ荘。豊島区と手塚プロダクションによって、当時の作品や思い出の品々を一堂に紹介した展示会。
1986年に特別展『トキワ荘のヒーローたち』が開催されたが、23年ぶりの企画展だという。
トキワ荘に手塚治虫氏が住んでいた時期と重なっていのは、実は寺田ヒロオ氏だけ。多くはトキワ荘に通っていたり、手狭になった手塚氏が並木ハウスに移った後で、引っ越してきたマンガ家たちだ。
★”テラさん”と後輩たちから慕われていた「寺田ヒロオの22号室」を再現。四畳半に箪笥や火鉢や本箱が所狭しと置いてあるが、文机の上の”トレース台”に注目。
★連載中に行方をくらましたw手塚氏の代わりに、赤塚&石ノ森&藤子F&藤子Aが代筆した『ぼくの孫悟空』の原稿。手塚氏が続きを始められるように、作品の終わりが前回と同じ終わり方になっているw。しかも楽屋落ちネタまで。結局、九州にトンズラしていた手塚氏が原稿を書いたので、ボツになってしまったとか。
★石ノ森章太郎氏がトキワ荘にいたのは1956年~1961年。デビュー前の16歳の時、寺田氏に送った原稿『われない椰子の実』。1955年の『二級天使』の漫画や、1956年の『まだらのひも』原稿まで。勢いに乗った筆使いで、可愛いのにキャラの表情がカッコイー絵。
★水野英子氏がトキワ荘にいたのは1958年3月~10月のみ。石ノ森氏や赤塚氏と3人でU・マイア名義で作品を発表したが、『赤い火と黒かみ』の原稿は誰がどこを担当したか分る。男女キャラが水野氏で、ライオンが石ノ森氏、赤塚氏は花!?w
★永田竹丸氏のお名前を初めて知ったが、1954年頃にマンガの世界にスクリーントーンを持ち込んだ人物だという。
トキワ荘メンバーは総じて映画好きでアニメ好き、8ミリカメラで自主制作する懲りようだ。藤子不二雄Aと藤子・F・不二雄制作の映画上映コーナーあり。石ノ森氏が東京中を撮影して歩いた映像も公開。
アニメ経験のある鈴木伸一氏が中心となり、トキワ荘仲間でつくった【スタジオ・ゼロ】が1963年に誕生。1971年に終了する8年間まで、『レインボー戦隊ロビン』『佐武と市捕物控』『ウメ星デンカ』など様々なアニメ作品を世に送り出してくれた。最終的な収支はプラスマイナス”ゼロ”だったとか。
1982年12月、老朽化のためトキワ荘は解体。
1986年の特別展で集まったマンガ家たちと編集者による寄せ書きのふすまが展示されているが、これは以前にも観たことがある。
がむしゃらでひたむきで情熱的だった若き頃の漫画家たちの、夢と思いと信念が伝わってくるような、展示イベントだった。
トキワ荘から引っ越した手塚氏が、1954年~1958年までいた並木荘は、鬼子母神近くに今も建っており、2年前の池袋ツアーで私も中に入ったことがある。並木荘にも多くのマンガ家が通っていたそうだ。
トキワ荘関係書誌コレクションがたくさん展示。私が知らない時代の”マンガ少年”もズラリ。
1996年春公開の映画『トキワ荘の青春』DVD。11月には上映会もある。
銀河テレビ小説『まんが道』Vol.1とVol.2のDVD。関俊彦さんが顔出し出演されていたのでファンには有名。
展示会期間中、実行委員会が企画しているひとつがスタンプラリー。記念賞品のクリアファイルお目当てにやってみたいが、全く知らない場所ばかりで迷いそう。
資料館では、記念ポストカードの他に、別バージョンのクリアファイルも販売。
ふるさと歴史館では、『実録!”漫画少年”誌~昭和の名編集者・加藤謙一伝~』を同時開催中。
漫画少年誌で手塚治虫や石ノ森章太郎など数多くの漫画家を世に送り出した故・加藤謙一氏の特別展で、懐かしい人にはたまらないかと思う。
50年代から60年代にかけ、マンガ家たちが住んだ豊島区椎名町にあったトキワ荘。豊島区と手塚プロダクションによって、当時の作品や思い出の品々を一堂に紹介した展示会。
1986年に特別展『トキワ荘のヒーローたち』が開催されたが、23年ぶりの企画展だという。
トキワ荘に手塚治虫氏が住んでいた時期と重なっていのは、実は寺田ヒロオ氏だけ。多くはトキワ荘に通っていたり、手狭になった手塚氏が並木ハウスに移った後で、引っ越してきたマンガ家たちだ。
★”テラさん”と後輩たちから慕われていた「寺田ヒロオの22号室」を再現。四畳半に箪笥や火鉢や本箱が所狭しと置いてあるが、文机の上の”トレース台”に注目。
★連載中に行方をくらましたw手塚氏の代わりに、赤塚&石ノ森&藤子F&藤子Aが代筆した『ぼくの孫悟空』の原稿。手塚氏が続きを始められるように、作品の終わりが前回と同じ終わり方になっているw。しかも楽屋落ちネタまで。結局、九州にトンズラしていた手塚氏が原稿を書いたので、ボツになってしまったとか。
★石ノ森章太郎氏がトキワ荘にいたのは1956年~1961年。デビュー前の16歳の時、寺田氏に送った原稿『われない椰子の実』。1955年の『二級天使』の漫画や、1956年の『まだらのひも』原稿まで。勢いに乗った筆使いで、可愛いのにキャラの表情がカッコイー絵。
★水野英子氏がトキワ荘にいたのは1958年3月~10月のみ。石ノ森氏や赤塚氏と3人でU・マイア名義で作品を発表したが、『赤い火と黒かみ』の原稿は誰がどこを担当したか分る。男女キャラが水野氏で、ライオンが石ノ森氏、赤塚氏は花!?w
★永田竹丸氏のお名前を初めて知ったが、1954年頃にマンガの世界にスクリーントーンを持ち込んだ人物だという。
トキワ荘メンバーは総じて映画好きでアニメ好き、8ミリカメラで自主制作する懲りようだ。藤子不二雄Aと藤子・F・不二雄制作の映画上映コーナーあり。石ノ森氏が東京中を撮影して歩いた映像も公開。
アニメ経験のある鈴木伸一氏が中心となり、トキワ荘仲間でつくった【スタジオ・ゼロ】が1963年に誕生。1971年に終了する8年間まで、『レインボー戦隊ロビン』『佐武と市捕物控』『ウメ星デンカ』など様々なアニメ作品を世に送り出してくれた。最終的な収支はプラスマイナス”ゼロ”だったとか。
1982年12月、老朽化のためトキワ荘は解体。
1986年の特別展で集まったマンガ家たちと編集者による寄せ書きのふすまが展示されているが、これは以前にも観たことがある。
がむしゃらでひたむきで情熱的だった若き頃の漫画家たちの、夢と思いと信念が伝わってくるような、展示イベントだった。
トキワ荘から引っ越した手塚氏が、1954年~1958年までいた並木荘は、鬼子母神近くに今も建っており、2年前の池袋ツアーで私も中に入ったことがある。並木荘にも多くのマンガ家が通っていたそうだ。
トキワ荘関係書誌コレクションがたくさん展示。私が知らない時代の”マンガ少年”もズラリ。
1996年春公開の映画『トキワ荘の青春』DVD。11月には上映会もある。
銀河テレビ小説『まんが道』Vol.1とVol.2のDVD。関俊彦さんが顔出し出演されていたのでファンには有名。
展示会期間中、実行委員会が企画しているひとつがスタンプラリー。記念賞品のクリアファイルお目当てにやってみたいが、全く知らない場所ばかりで迷いそう。
資料館では、記念ポストカードの他に、別バージョンのクリアファイルも販売。
ふるさと歴史館では、『実録!”漫画少年”誌~昭和の名編集者・加藤謙一伝~』を同時開催中。
漫画少年誌で手塚治虫や石ノ森章太郎など数多くの漫画家を世に送り出した故・加藤謙一氏の特別展で、懐かしい人にはたまらないかと思う。
映画 悪夢のエレベーター
2009年10月28日 映画映画『悪夢のエレベーター』を観てきた。
池袋に用事があったから、ついでに…というのが本音^^;。
停止中エレベーターに閉じ込められたワケあり男女4人が、互いの身の上を語っていくハメになるが、一人の男がある真実に気づいて…という話。
『悪夢』シリーズ第1弾の人気小説を、俳優や構成作家でもある堀部圭亮が脚本にも参加しての初長編作監督。
”密室”という閉鎖的プロットを巧みに利用しての、サイコまがいのサスペンス・コメディか。
冒頭の野球場は開放的で、本編にどのように繋がるのかと期待させたが、メンタル的な意味合いだけであまり関係なかった^^;。
中年の安井三郎から、エレベーターでは急にイケメン小川順へ、しかし中盤ではまた三郎と、目線がコロコロ変わって感情投入しにくいのが難。
全編殆どエレベーターのシーンかと思いきや、中盤以降は違う光景。プロセスや説明が長くて丁寧すぎてw、折角の伏線もバレバレ、かえって退屈にさせている。
”ウソ”には、”真実”が含まれている。俳優たちの達者な演技が、ネタバレにひと役買っているのが困るw。
展開が2転するが、どれも予測の範囲内。さほどのどんでん返しもなく、EDクレジット後のラストカットはこれだけか?という程度。幕締めは鑑賞者にお任せなのだろうか。観た後、モヤモヤ感が残る映画だった。
内野聖陽の関西弁が愛嬌たっぷりで愉快。自殺志望者を説得していた懸命な表情に、三郎の真実が見えていて男らしい。
モト冬樹は癒し担当だが、結局本当の頭髪を見せなかったなw。
可愛いけど不気味なゴスロリ少女を演じた佐津川愛美は、なかなかの演技力で注目。彼女が「ちっ」と舌打ちしたところが痛快。
真面目だけど臆病で軽薄で凡庸な順を、斎藤工が色気たっぷり嫌味なく演じる。
管理人役の大堀こういちが、リアルでキモくて濃かった。CG合成もナイス。
お目当ての小西遼生の出番はほんの少し。メンタルフレンドってw。だけど彼の存在こそがすべての発端であり、その後の推理にも繋がったのだから、注目しておいて損はなし。
順の悪夢は確かにエレベーター内でだったが、三郎の悪夢はエレベーター外だったのではないかな。
舞台化するのならやっぱり順の目線でやったほうが、恐怖も緊張も持続するかと思う。
池袋に用事があったから、ついでに…というのが本音^^;。
停止中エレベーターに閉じ込められたワケあり男女4人が、互いの身の上を語っていくハメになるが、一人の男がある真実に気づいて…という話。
『悪夢』シリーズ第1弾の人気小説を、俳優や構成作家でもある堀部圭亮が脚本にも参加しての初長編作監督。
”密室”という閉鎖的プロットを巧みに利用しての、サイコまがいのサスペンス・コメディか。
冒頭の野球場は開放的で、本編にどのように繋がるのかと期待させたが、メンタル的な意味合いだけであまり関係なかった^^;。
中年の安井三郎から、エレベーターでは急にイケメン小川順へ、しかし中盤ではまた三郎と、目線がコロコロ変わって感情投入しにくいのが難。
全編殆どエレベーターのシーンかと思いきや、中盤以降は違う光景。プロセスや説明が長くて丁寧すぎてw、折角の伏線もバレバレ、かえって退屈にさせている。
”ウソ”には、”真実”が含まれている。俳優たちの達者な演技が、ネタバレにひと役買っているのが困るw。
展開が2転するが、どれも予測の範囲内。さほどのどんでん返しもなく、EDクレジット後のラストカットはこれだけか?という程度。幕締めは鑑賞者にお任せなのだろうか。観た後、モヤモヤ感が残る映画だった。
内野聖陽の関西弁が愛嬌たっぷりで愉快。自殺志望者を説得していた懸命な表情に、三郎の真実が見えていて男らしい。
モト冬樹は癒し担当だが、結局本当の頭髪を見せなかったなw。
可愛いけど不気味なゴスロリ少女を演じた佐津川愛美は、なかなかの演技力で注目。彼女が「ちっ」と舌打ちしたところが痛快。
真面目だけど臆病で軽薄で凡庸な順を、斎藤工が色気たっぷり嫌味なく演じる。
管理人役の大堀こういちが、リアルでキモくて濃かった。CG合成もナイス。
お目当ての小西遼生の出番はほんの少し。メンタルフレンドってw。だけど彼の存在こそがすべての発端であり、その後の推理にも繋がったのだから、注目しておいて損はなし。
順の悪夢は確かにエレベーター内でだったが、三郎の悪夢はエレベーター外だったのではないかな。
舞台化するのならやっぱり順の目線でやったほうが、恐怖も緊張も持続するかと思う。
モニジパ 航跡420
2009年10月27日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡420。遅れ馳せながら^^;。
如月の口から語られる菊池三佐のその後。
講和と戦後日本の構想に深く関わったという菊池。
憲法の改正とは第9条も取り入れてあったのかな。
角松がアメリカ側で密かに影響を与えたならば、菊池は故郷日本で密かに貢献していた。
桃井一尉も菊池の作業のお手伝いというが、それだけでは何だか勿体ない。桃井さんなら別のところで、女性の立場で”見て来た者”の説得力を発揮できたようにも思う。これは男性作者さんだから仕方ないのか。
てか、菊池も桃井さんも結局結婚とかはしなかったのねw。桃井さんが誰かと結ばれて子供でも生まれたら、その”子供”の存在はこの歴史の中でどうなるのだろう?と考えが及んでしまうが。
如月の回想場面ではあるが、最後に如月中尉の軍服姿を見れて良かった。きっとこれが見納めだろうから。
そして滝中佐の軍服姿はたったの2カット(-_-;)。本編中盤ではあんなに活躍して凛々しい姿を見せていたのに。たった2コマで終わった滝中佐(;_;)。今は政界かどこかでバリバリ動いているのだろうか。
戦後は隠れた瓜生大佐はおいといて、草加にいち早く共鳴してくれた石原莞爾さんもたった1コマでは哀しすぎる。米内閣下なんていっぱい描いてくれたのに。作者の好みが表れているのかw。
如月の口から語られた、菊池三佐と桃井一尉の行方不明の事実。
何となく私もそんな予感がしていた。いや、菊池は反体制派から恨まれて暗殺でもされたのではないかと、物騒なことまで考えていたが^^;。消息不明か。
史実では沖縄はまだアメリカの統治下であったが、二人はどんな目的で向かったのだろうか。海に沈んだとすれば、元・海上自衛隊員として本望だったかもしれない。
「みらい」乗員たちが生まれた戦後とは違う戦後になった日本。
結局は乗員300人の命の代わりに、沖縄戦や本土空襲や原爆投下で失われたハズの数百万の命が救われたのだ。
何かを得るためには、何かを失わなければならない。等価交換ではないだろうが、材料は角松で、サークルがマリアナ海域、命の数にイージス艦や原爆も足されていたのだろうか。
だが、新しい戦後の日本人は、菊池たち日本人とあきらかに違う。悲惨な戦中戦後を経験していない日本人。彼らがこれから作ろうとする日本の表情も違ってくるだろう。
国よりも人。これが「みらい」乗員たちが願った日本の戦後。いや、かいじ先生ご本人が祈った戦後なのだろう。
それにしても、未来から来た人間は消滅しなくてはならない、という歴史の反撃が畏ろしくもあり。唯一、父親を失ってしまった角松だけが、歴史の”特異点”となり、この世界で生き長らえなければならない運命にあるということか。
おそらく、菊池も桃井も自らの運命をある程度悟っていただろうし、角松も死ねない運命を感じていたと思う。
”ファイナル・デスティネーション”誰も運命からは逃れられない。
そうか! この”デスティニー”の上と下をとって”デニー”なのか(笑)。
運命の男、デニー・マツオカw。
日本へ行かねばなるまいと決心するデニーだが、彼にまだ為せることがあるのか。もしや遺族の誰かを訪問とかお墓参りとか?^^;
航跡420の数字が”死に”を連想させるが、最新コミックスも42巻とは、かいじ先生は既にこのへんで終わりにさせたかったのかな。
次の43巻でついに完結か。
如月の口から語られる菊池三佐のその後。
講和と戦後日本の構想に深く関わったという菊池。
憲法の改正とは第9条も取り入れてあったのかな。
角松がアメリカ側で密かに影響を与えたならば、菊池は故郷日本で密かに貢献していた。
桃井一尉も菊池の作業のお手伝いというが、それだけでは何だか勿体ない。桃井さんなら別のところで、女性の立場で”見て来た者”の説得力を発揮できたようにも思う。これは男性作者さんだから仕方ないのか。
てか、菊池も桃井さんも結局結婚とかはしなかったのねw。桃井さんが誰かと結ばれて子供でも生まれたら、その”子供”の存在はこの歴史の中でどうなるのだろう?と考えが及んでしまうが。
如月の回想場面ではあるが、最後に如月中尉の軍服姿を見れて良かった。きっとこれが見納めだろうから。
そして滝中佐の軍服姿はたったの2カット(-_-;)。本編中盤ではあんなに活躍して凛々しい姿を見せていたのに。たった2コマで終わった滝中佐(;_;)。今は政界かどこかでバリバリ動いているのだろうか。
戦後は隠れた瓜生大佐はおいといて、草加にいち早く共鳴してくれた石原莞爾さんもたった1コマでは哀しすぎる。米内閣下なんていっぱい描いてくれたのに。作者の好みが表れているのかw。
如月の口から語られた、菊池三佐と桃井一尉の行方不明の事実。
何となく私もそんな予感がしていた。いや、菊池は反体制派から恨まれて暗殺でもされたのではないかと、物騒なことまで考えていたが^^;。消息不明か。
史実では沖縄はまだアメリカの統治下であったが、二人はどんな目的で向かったのだろうか。海に沈んだとすれば、元・海上自衛隊員として本望だったかもしれない。
「みらい」乗員たちが生まれた戦後とは違う戦後になった日本。
結局は乗員300人の命の代わりに、沖縄戦や本土空襲や原爆投下で失われたハズの数百万の命が救われたのだ。
何かを得るためには、何かを失わなければならない。等価交換ではないだろうが、材料は角松で、サークルがマリアナ海域、命の数にイージス艦や原爆も足されていたのだろうか。
だが、新しい戦後の日本人は、菊池たち日本人とあきらかに違う。悲惨な戦中戦後を経験していない日本人。彼らがこれから作ろうとする日本の表情も違ってくるだろう。
国よりも人。これが「みらい」乗員たちが願った日本の戦後。いや、かいじ先生ご本人が祈った戦後なのだろう。
それにしても、未来から来た人間は消滅しなくてはならない、という歴史の反撃が畏ろしくもあり。唯一、父親を失ってしまった角松だけが、歴史の”特異点”となり、この世界で生き長らえなければならない運命にあるということか。
おそらく、菊池も桃井も自らの運命をある程度悟っていただろうし、角松も死ねない運命を感じていたと思う。
”ファイナル・デスティネーション”誰も運命からは逃れられない。
そうか! この”デスティニー”の上と下をとって”デニー”なのか(笑)。
運命の男、デニー・マツオカw。
日本へ行かねばなるまいと決心するデニーだが、彼にまだ為せることがあるのか。もしや遺族の誰かを訪問とかお墓参りとか?^^;
航跡420の数字が”死に”を連想させるが、最新コミックスも42巻とは、かいじ先生は既にこのへんで終わりにさせたかったのかな。
次の43巻でついに完結か。
劇団☆新感線 蛮幽鬼 前々楽
2009年10月26日 舞台演劇劇団☆新感線『蛮幽鬼』の2回目を観てきた。
20日ぶりだが、この前も雨降りだったな^^;。
2階前方のド真ん中で、視界が遮られずにステージ全体をザックリと拝める。桟敷席で前回は見えなかったステージ近くの花道や奈落のやり取りも、表情までしっかり拝めて良かった。
ストーリーや人物同士の関係性を把握した上で見ると、台詞の一つ一つが分り易く深味があって、どのシーンも意味があり大事に思える。見過ごしていた、或いは聞き逃していた伏線の数々も回収できた。やはり2回以上は観たい舞台だ。
伊達土門@上川隆也は、正面を向いた堂々とした立ち姿が男前で格好良いことv。飛頭蛮として信者の前にいる時の”理性”の青から、仲間を殺されて許さんと燃える”復讐”の赤、戦う時の”鬼”と化した黒と、上川さんのクルクル変化してく”目”に注目。カラコンによるメイクやライトの演出も細かいが、ペナンを抱き締めながらしっかと睨む上川さんの目力の凄さに、思わず息を飲み込んだ。
サジ@堺雅人は、外見から内面性まで全てが魅力的で、一瞬にして場を闇にも光にも変えていく(*^。^*)。ニヤニヤにニコニコ笑いかと思っていたが、ケラケラ笑いでせせら笑い、したり笑いにほくそ笑むと、すべてを見下したような”笑い”であることに気づいた。
前回は動きに気を取られていたが、戦いながら殺しながら、彼は色々と興味深いことを言っているのだと咀嚼する。この世にある全てのもので人は殺せると5人を殺しながら淡々と説明する台詞、君は守るつもりなんだと刀衣を哀れむような言葉、惜春に告げる破壊による滅亡の企みなど、堺さんの台詞回しの上手さもあって、国や人への無情感に満ち満ちているサジのキャラクターがいっそう深まった。彼は楽しいことも嬉しいこともなかったようだが、”面白い”ことはあったようだ。土門と出会い道を作る毎日は、さぞ面白かったことだろう。
前回観た時よりもサジの台詞に強さと激しさが加わり、後半につれ凄みが増してゾクゾクさせた。堺さんが意図してトーンを変えてきたのか。土門が思い通りに動かないサジの苛立ち、展開が面白くなくなった怒りさえ感じさせる。
土門に恋焦がれていたペナンや、美古琴を心から慕い愛していた刀衣の気持ちが、前回より明確に伝わってきて切ない。蔵人も土門をホントに好きだったんだな。
高田聖子のひたむきでキュートな演技が素晴らしい。
早乙女太一は、後半の息もつかせぬ殺陣や立ち回りが美麗で目を瞠る。演技も深味が増してきた。
橋本じゅんのコール&レスポンスはますます加速。連行されていく時のネタは、野村監督お疲れ様で、ギリギリだったw。
台詞やシーンを際立たせて注目を促す、拍子木のタイミングが実に見事。歌謡曲風の歌は唐突で耳障りだが、流れるような回り舞台で立ち回りを魅せていく演出は映像的で面白く味わう。ヘロQさんの芝居でもあったな。
青い甲冑を身につけた蔵人たち兵士、殺戮に邁進する黒装束の暗殺者、そして赤い衣装は復讐と情愛の色だ。
衣装だけでなく、斬られて出る赤い血はどうやら”悪人”にはつかないようだ。最後に土門に赤が見られたのは、”復讐鬼”から”人間”に戻ったからに違いない。
刀を交えてしか抱擁できない男女が苦しく切ないこと。ビジュアル的にも美しいが、漫画家さんだったら、たぶんこのシーンを描きたいがために、逆算してストーリーを構築させるってこともアリだろう。
終演後に役者がズラリと立ち並ぶが、上川さんと堺さんの丁度真ん中直線上の座席で、お二人を満喫しながらいっぱい拍手。カテコでは私の周りは立たなかったので、満を持しての4回目で率先して立ち上がった。拍手では伝えられない感動のお礼を込めて。回りも一斉に立ち上がってくれて、会場のスタオベの嵐に堺さんの笑顔もいっそう大きく見えた。お辞儀をされた上手の上川さんを見送って、ラストは下手の堺さんがお辞儀をして引っ込んだ。
魅力あるキャラクターにどんどん思い入れがわき、色々と考えさせられ想像をかきたてられて、骨太で熱くてワクワクさせる面白いお芝居だった。2回観れて良かった。
1回だけだったMさんは、早くもDVD化に期待だが、その前にゲキ×シネやWOWOW放送とかがありそう。
これで私の怒涛の観劇週間は一応お仕舞い。観劇の秋だったなぁ。しばらくはおとなしくしていようw。
20日ぶりだが、この前も雨降りだったな^^;。
2階前方のド真ん中で、視界が遮られずにステージ全体をザックリと拝める。桟敷席で前回は見えなかったステージ近くの花道や奈落のやり取りも、表情までしっかり拝めて良かった。
ストーリーや人物同士の関係性を把握した上で見ると、台詞の一つ一つが分り易く深味があって、どのシーンも意味があり大事に思える。見過ごしていた、或いは聞き逃していた伏線の数々も回収できた。やはり2回以上は観たい舞台だ。
伊達土門@上川隆也は、正面を向いた堂々とした立ち姿が男前で格好良いことv。飛頭蛮として信者の前にいる時の”理性”の青から、仲間を殺されて許さんと燃える”復讐”の赤、戦う時の”鬼”と化した黒と、上川さんのクルクル変化してく”目”に注目。カラコンによるメイクやライトの演出も細かいが、ペナンを抱き締めながらしっかと睨む上川さんの目力の凄さに、思わず息を飲み込んだ。
サジ@堺雅人は、外見から内面性まで全てが魅力的で、一瞬にして場を闇にも光にも変えていく(*^。^*)。ニヤニヤにニコニコ笑いかと思っていたが、ケラケラ笑いでせせら笑い、したり笑いにほくそ笑むと、すべてを見下したような”笑い”であることに気づいた。
前回は動きに気を取られていたが、戦いながら殺しながら、彼は色々と興味深いことを言っているのだと咀嚼する。この世にある全てのもので人は殺せると5人を殺しながら淡々と説明する台詞、君は守るつもりなんだと刀衣を哀れむような言葉、惜春に告げる破壊による滅亡の企みなど、堺さんの台詞回しの上手さもあって、国や人への無情感に満ち満ちているサジのキャラクターがいっそう深まった。彼は楽しいことも嬉しいこともなかったようだが、”面白い”ことはあったようだ。土門と出会い道を作る毎日は、さぞ面白かったことだろう。
前回観た時よりもサジの台詞に強さと激しさが加わり、後半につれ凄みが増してゾクゾクさせた。堺さんが意図してトーンを変えてきたのか。土門が思い通りに動かないサジの苛立ち、展開が面白くなくなった怒りさえ感じさせる。
土門に恋焦がれていたペナンや、美古琴を心から慕い愛していた刀衣の気持ちが、前回より明確に伝わってきて切ない。蔵人も土門をホントに好きだったんだな。
高田聖子のひたむきでキュートな演技が素晴らしい。
早乙女太一は、後半の息もつかせぬ殺陣や立ち回りが美麗で目を瞠る。演技も深味が増してきた。
橋本じゅんのコール&レスポンスはますます加速。連行されていく時のネタは、野村監督お疲れ様で、ギリギリだったw。
台詞やシーンを際立たせて注目を促す、拍子木のタイミングが実に見事。歌謡曲風の歌は唐突で耳障りだが、流れるような回り舞台で立ち回りを魅せていく演出は映像的で面白く味わう。ヘロQさんの芝居でもあったな。
青い甲冑を身につけた蔵人たち兵士、殺戮に邁進する黒装束の暗殺者、そして赤い衣装は復讐と情愛の色だ。
衣装だけでなく、斬られて出る赤い血はどうやら”悪人”にはつかないようだ。最後に土門に赤が見られたのは、”復讐鬼”から”人間”に戻ったからに違いない。
刀を交えてしか抱擁できない男女が苦しく切ないこと。ビジュアル的にも美しいが、漫画家さんだったら、たぶんこのシーンを描きたいがために、逆算してストーリーを構築させるってこともアリだろう。
終演後に役者がズラリと立ち並ぶが、上川さんと堺さんの丁度真ん中直線上の座席で、お二人を満喫しながらいっぱい拍手。カテコでは私の周りは立たなかったので、満を持しての4回目で率先して立ち上がった。拍手では伝えられない感動のお礼を込めて。回りも一斉に立ち上がってくれて、会場のスタオベの嵐に堺さんの笑顔もいっそう大きく見えた。お辞儀をされた上手の上川さんを見送って、ラストは下手の堺さんがお辞儀をして引っ込んだ。
魅力あるキャラクターにどんどん思い入れがわき、色々と考えさせられ想像をかきたてられて、骨太で熱くてワクワクさせる面白いお芝居だった。2回観れて良かった。
1回だけだったMさんは、早くもDVD化に期待だが、その前にゲキ×シネやWOWOW放送とかがありそう。
これで私の怒涛の観劇週間は一応お仕舞い。観劇の秋だったなぁ。しばらくはおとなしくしていようw。
D-BOYS STAGE 鴉~KARASU~10 東京千秋楽
2009年10月25日 舞台演劇D-BOYS STAGE vol.3 『鴉~KARASU~10』東京千秋楽を観てきた。
春鴉を含めて、青山劇場で鴉をやるのも、これが本当に最後。
超満員御礼。関係者もいっぱいで、休憩中はしきりに客席後方を眺める女性たち。
前方席だが、とうとう3回とも上手側の席じゃなかったな。色々な方向から舞台を観たかったのだが。でもま、下手側はちゃんなか的にはベターなので良しw。
開演前の日替わりアナンスは、テンション高い五十嵐隼士で笑い。
日替わり演出は、満を持して長州潘・奇兵隊から中川真吾。長州から見ると「天晴れ!秋田!」になるんだなw。
6日間の公演ときて、俳優の顔や演技にも若干、疲れが出ているように思えたが、若さとパワーと団結力で乗りきって、天晴れな良い舞台だった。
細谷十太夫直英@遠藤雄弥は、台詞の張りが多いためか少々声が掠れがちで大変そう。春鴉でも鈴木裕樹の声が掠れていたし、役的に喉の負担が大きいのだろう。信念と気骨を貫き、人間味溢れた細谷を演じきった。
大嶽修造@中川真吾は、疲れ知らずか溌剌と響く声は健在で、タフな根性にビックリ。芝居も達者で安定しているが、上手すぎるせいか、ラストの心境の変化がちょっと不自然にも思えた。
太一@中村優一は、シリアス部分に力が入っているが、今回のお別れの言葉は意識がはっきりし過ぎw。ファン的にはやっぱり出番が少なくて残念。
宗次@碓井将大は、初日と比べてめきめきと芝居が上達進歩してきた。太一よりも、宗次の覚悟と心の成長ぶりが”泣き所”のひとつだと思う。
乾進之助@三上真史は、芝居がしっかりしてきた。特に宗次を抱き締める場面では、感情が細やかに伝わってきた。
堀田半兵衛@牧田哲也も、観る度に存在感が出ている。何にでも化けられそうで面白い俳優だ。
竜@瀬戸康史は、一人二役は健在だが声的にちょっとお疲れか。アクションがますます活発化していくようなw。
寅吉@荒木宏文は、声のトーンを微妙に変えてきたかな。座席の位置的に、アラヤンの目線が飛び込むので、ちょっぴりドキマギw。
吾郎@和田正人は、どんどん重厚さと面白さが増していく。実は鴉組を影で仕切っているのではと思うw。
前回観たのと変わっていたのは、猫傘じゃなく鯉幟。「コイに臆病なトラ吉さん」がとっても可笑しい。
映画公開間近だからか、寅吉と吾郎の絡みを観る度に、舞台『風強爽男』を思い出してしまう。半兵衛と竜の絡みでは、『テニミュ』の青学ってか!? 乾と宗次だと戦隊ものだし。そういや乾さんって、結局は名刀を二回も取られちゃったな^^;。
炎や煙や爆竹がほどほどに効果。胸わき立つ小太鼓の音や、勇壮で哀愁漂う音楽も格好良かった。
烏合の衆から始まった”鴉組”。人を知り、他人を想い、仲間となって、生死を共にしながら、激動の嵐の中を飛び去っていった若者たち。オバカだけど、愛すべき青年たち。黒いマントを翻した彼らの姿は凛々しかった。
終演後カテコでは、たくさんの拍手と共についにスタオベ\(^o^)/。お疲れ様という激励の意味も込めて。
雄弥から締めの挨拶とお礼。スタッフや多くの人に支えられ、お客様が入って完成できた舞台に、あらためて心いっぱいの感謝。僕らの夢は感動を与えること、役者であり続けることだと胸をはり、個々ではできなくても仲間と一緒ならやれると、リアル『鴉』を意識して語る。最後に、2階ボックス席にいらした演出家・茅野イサム氏にお礼と拍手。
再びのカテコでは、雄弥のコメントも感無量の様子で目が赤い。来年のDステVol.4に向けての意気込みと共に、たくさん御礼を述べた。Dボの他の8人も凛とした顔立ちを見せて頭を下げた。
まだ大阪の4公演が残っているしね。千秋楽まで無事に頑張っていただきたい。
次はまた”戦中もの”をお願いしたいな。軍人とか坊主頭とか見てみたい。
12月には、『鴉』と同じく羽原大介の脚本と茅野イサムの演出で舞台『パッチギ!』上演。
茅野氏と相性がいい(?)中村昌也も出るし楽しみだ。故・加藤和彦氏の音楽にも注目したい。
春鴉を含めて、青山劇場で鴉をやるのも、これが本当に最後。
超満員御礼。関係者もいっぱいで、休憩中はしきりに客席後方を眺める女性たち。
前方席だが、とうとう3回とも上手側の席じゃなかったな。色々な方向から舞台を観たかったのだが。でもま、下手側はちゃんなか的にはベターなので良しw。
開演前の日替わりアナンスは、テンション高い五十嵐隼士で笑い。
日替わり演出は、満を持して長州潘・奇兵隊から中川真吾。長州から見ると「天晴れ!秋田!」になるんだなw。
6日間の公演ときて、俳優の顔や演技にも若干、疲れが出ているように思えたが、若さとパワーと団結力で乗りきって、天晴れな良い舞台だった。
細谷十太夫直英@遠藤雄弥は、台詞の張りが多いためか少々声が掠れがちで大変そう。春鴉でも鈴木裕樹の声が掠れていたし、役的に喉の負担が大きいのだろう。信念と気骨を貫き、人間味溢れた細谷を演じきった。
大嶽修造@中川真吾は、疲れ知らずか溌剌と響く声は健在で、タフな根性にビックリ。芝居も達者で安定しているが、上手すぎるせいか、ラストの心境の変化がちょっと不自然にも思えた。
太一@中村優一は、シリアス部分に力が入っているが、今回のお別れの言葉は意識がはっきりし過ぎw。ファン的にはやっぱり出番が少なくて残念。
宗次@碓井将大は、初日と比べてめきめきと芝居が上達進歩してきた。太一よりも、宗次の覚悟と心の成長ぶりが”泣き所”のひとつだと思う。
乾進之助@三上真史は、芝居がしっかりしてきた。特に宗次を抱き締める場面では、感情が細やかに伝わってきた。
堀田半兵衛@牧田哲也も、観る度に存在感が出ている。何にでも化けられそうで面白い俳優だ。
竜@瀬戸康史は、一人二役は健在だが声的にちょっとお疲れか。アクションがますます活発化していくようなw。
寅吉@荒木宏文は、声のトーンを微妙に変えてきたかな。座席の位置的に、アラヤンの目線が飛び込むので、ちょっぴりドキマギw。
吾郎@和田正人は、どんどん重厚さと面白さが増していく。実は鴉組を影で仕切っているのではと思うw。
前回観たのと変わっていたのは、猫傘じゃなく鯉幟。「コイに臆病なトラ吉さん」がとっても可笑しい。
映画公開間近だからか、寅吉と吾郎の絡みを観る度に、舞台『風強爽男』を思い出してしまう。半兵衛と竜の絡みでは、『テニミュ』の青学ってか!? 乾と宗次だと戦隊ものだし。そういや乾さんって、結局は名刀を二回も取られちゃったな^^;。
炎や煙や爆竹がほどほどに効果。胸わき立つ小太鼓の音や、勇壮で哀愁漂う音楽も格好良かった。
烏合の衆から始まった”鴉組”。人を知り、他人を想い、仲間となって、生死を共にしながら、激動の嵐の中を飛び去っていった若者たち。オバカだけど、愛すべき青年たち。黒いマントを翻した彼らの姿は凛々しかった。
終演後カテコでは、たくさんの拍手と共についにスタオベ\(^o^)/。お疲れ様という激励の意味も込めて。
雄弥から締めの挨拶とお礼。スタッフや多くの人に支えられ、お客様が入って完成できた舞台に、あらためて心いっぱいの感謝。僕らの夢は感動を与えること、役者であり続けることだと胸をはり、個々ではできなくても仲間と一緒ならやれると、リアル『鴉』を意識して語る。最後に、2階ボックス席にいらした演出家・茅野イサム氏にお礼と拍手。
再びのカテコでは、雄弥のコメントも感無量の様子で目が赤い。来年のDステVol.4に向けての意気込みと共に、たくさん御礼を述べた。Dボの他の8人も凛とした顔立ちを見せて頭を下げた。
まだ大阪の4公演が残っているしね。千秋楽まで無事に頑張っていただきたい。
次はまた”戦中もの”をお願いしたいな。軍人とか坊主頭とか見てみたい。
12月には、『鴉』と同じく羽原大介の脚本と茅野イサムの演出で舞台『パッチギ!』上演。
茅野氏と相性がいい(?)中村昌也も出るし楽しみだ。故・加藤和彦氏の音楽にも注目したい。
Soul G すべての戦士に捧げる音楽祭 夜
2009年10月24日 イベント『Soul G ~すべての戦士に捧げる音楽祭~』夜公演に行ってきた。
【Real G】【Feel G】【Soul G】と続いた、ガンダム生誕30周年記念イベントもついにファイナル。
今回は、ガンダムミュージックを奏でたアーティストたちが集結し、”音”と”映像”のコラボレーションの大音楽祭。
8月のEXPO終了後に取ったチケットだが、1階中程の通路側で結構観易い。
そのEXPOイベントで全出演者が書いたメッセージボードがロビーで展示。撮影者でごった返していたが、私もどうにか撮影。お目当てさんがどこにサインされたかも知っているので、そこに集中してロックオン。
四部構成の約2時間半。MCは大田真一郎。
第一部:機動戦士ガンダムの誕生
SPゲストの古谷徹@アムロ・レイが、ララアとの過去を綴った語り。
『ガンダム』の歌がくるかと思いきや、『Ζ』の主題歌。鮎川麻弥が前期OP「Ζ・刻をこえて」、森口博子が後期OP「水の星へ愛をこめて」を唄う。懐かしくて一緒に口ずさんでしまうw。森口さんの胸を開けたドレスがゴージャスで、谷間につい注目w。スクリーンにはカミーユがいっぱいで、脳内は飛田さんボイスいっぱいv。
新井正人が『ΖΖ』の「アニメじゃない~夢を忘れた古い地球人よ~」を熱唱。コール&レスポンスが嬉しかったのか、終わった後も「アニメじゃない」アカペラコール。
SPゲストで土田晃之が「ジーク」「ジオン!」で登場。次に登場の古谷さんと敬礼で応える。連合軍とジオン軍、どっちだ!?w 土屋さん家のカツレツキッカの話題。1/1ガンダムにちなんで、1/60完成モデルの宣伝(81,900円也)。
其々心に残るガンダムソングについて語った後、先のボーカリスト3人が登場し、懐かしい話やメッセージを残す。
第二部:ガンダム世界の拡大
『V』からは川添智久が「STAND UP TO THE VICTORY」、会場と一丸で「スターンダップ!」と熱気。『G』からは鵜島仁文が「FLYING IN THE SKY」で、会場も拳を振り上げてレスポンス。次は『W』を抜かして『X』へ。既に解散したROmantic Modeのボーカル麻倉あきらが「DREAMS」を唄い、私も口ずさむ。後期の「Resolution」も唄って欲しかったな。
ところが麻倉さんに川添さんと鵜島さんが加わったスペシャルコラボで、『W』の「JUST COMMUNICATION」を唄ってくれた\(^o^)/。TWO-MIXじゃないけど、映像もガンガン流れて、会場皆で唄う。5人の各名場面集が流れたが、脳内ボイスをしながら、デュオにあらためて熱くなったv。
土屋さんのコメントがまた愉快。『V』のカテジナさんは今ケロロ軍曹になっているw、『G』は4年に一度のガンダムファイト、『X』は戦後の話、『W』はイケメン男の子5人が出てきて、ヒロインはクレヨンしんちゃんw。
OVAシリーズ。『0083』からMIQが唄ったのは「MEN OF DESTINY」かな?『第08MS小隊』から米倉千尋が「嵐の中で輝いて」を唄う。これをナマで聴けただけでも嬉しい。あれ?『0080ポケットの中の戦争』は無かったな。
第三部:ガンダム20周年と劇場作品
古谷さんが『∀』の語り、ロランとソシエの第1話ラストのシーンかな。
そのまま『∀』の「月の繭」を奥井亜紀が美しく歌い上げる。映像は最終話ラストシーンで、キャラクターの台詞まで脳裏に蘇ってくる。それまでスタンディングで聴いていたが、ここから2曲は座ったままで、しっとりと聴きながら涙が出てきた(;_;)。菅野よう子ライブが思い出された。確かに、西城秀樹や谷村新司の影はうっすらだけw。
続いて、女神様のような衣装に着替えた森口博子が『F91』の「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」。これもナマで聴けて良かった。
歌い終わった後で森口さんから、エターナルを唄う前に袖で富野監督のスピリチュア・アクションの話題。森口さんも25周年なのね。奥井さんからは、富野監督と菅野さんは”信号”で分かり合えるというニュータイプ説まで飛び出すw。
『逆襲のシャア』からは宇都宮隆のビデオレター。映像もちょっと流れたし。
新作『ガンダムUC』の特報映像まで流れた。声も入ってるし、絵が綺麗だ。2010/2/20発売でプレミアビューイベントもあり。
第四部:新たなるガンダム そして未来へ
古谷さんの語りはキラのモノローグから。『SEED』かと思いきや、キラVSシンの構図で『DESTINY』だった。
『SEED DESTINY』から「僕たちの行方」を高橋瞳が唄う。前はボーイッシュな感じだったが、随分とケバくなってしまったなぁ。映像はキャラクター全般をおさえているが、シンが結構目立つ。
『OO』からは石川智晶が「Prototype」を唄う。作品に思い入れが足りないせいか、歌詞がよく把握できない^^;。でもその後、『SEED』の「あんなに一緒だったのに」を唄ってくれて、クルーゼのマスク外れが映ったり、ラストのキラとアスランの映像を見たりと、久しぶりに胸が熱くなった。
古谷さんが『機動戦士ガンダム』最終話ラストを語った後、「僕は永遠にアムロ」の言葉で締める。劇場版『機動戦士ガンダム』から井上大輔の主題歌が流れ、ちょっぴりセンチにさせた。
SPゲストで富野由悠季監督が登場。帽子を取ってお辞儀をし、満面の笑みを見せる。30年前アニメの音楽は子供向けだったが、今まとめて聞かせて貰ったら、「アニメじゃないよね」とニヤリ。あらためてお礼を述べた後、30年の時を振り返り「現在たった今生きてることは明日も生きている」と「Always Beginning」を訴えかけ、「ガンダムという名前を語り続けて欲しい」と締めた。
最後は全員が登場し、バンド紹介。アーティストと会場全員で『ガンダム』の「飛べ!ガンダム」を熱唱して終了した。
懐かしくて熱くて、存分に満喫できて楽しかった。
【Real G】【Feel G】【Soul G】と続いた、ガンダム生誕30周年記念イベントもついにファイナル。
今回は、ガンダムミュージックを奏でたアーティストたちが集結し、”音”と”映像”のコラボレーションの大音楽祭。
8月のEXPO終了後に取ったチケットだが、1階中程の通路側で結構観易い。
そのEXPOイベントで全出演者が書いたメッセージボードがロビーで展示。撮影者でごった返していたが、私もどうにか撮影。お目当てさんがどこにサインされたかも知っているので、そこに集中してロックオン。
四部構成の約2時間半。MCは大田真一郎。
第一部:機動戦士ガンダムの誕生
SPゲストの古谷徹@アムロ・レイが、ララアとの過去を綴った語り。
『ガンダム』の歌がくるかと思いきや、『Ζ』の主題歌。鮎川麻弥が前期OP「Ζ・刻をこえて」、森口博子が後期OP「水の星へ愛をこめて」を唄う。懐かしくて一緒に口ずさんでしまうw。森口さんの胸を開けたドレスがゴージャスで、谷間につい注目w。スクリーンにはカミーユがいっぱいで、脳内は飛田さんボイスいっぱいv。
新井正人が『ΖΖ』の「アニメじゃない~夢を忘れた古い地球人よ~」を熱唱。コール&レスポンスが嬉しかったのか、終わった後も「アニメじゃない」アカペラコール。
SPゲストで土田晃之が「ジーク」「ジオン!」で登場。次に登場の古谷さんと敬礼で応える。連合軍とジオン軍、どっちだ!?w 土屋さん家のカツレツキッカの話題。1/1ガンダムにちなんで、1/60完成モデルの宣伝(81,900円也)。
其々心に残るガンダムソングについて語った後、先のボーカリスト3人が登場し、懐かしい話やメッセージを残す。
第二部:ガンダム世界の拡大
『V』からは川添智久が「STAND UP TO THE VICTORY」、会場と一丸で「スターンダップ!」と熱気。『G』からは鵜島仁文が「FLYING IN THE SKY」で、会場も拳を振り上げてレスポンス。次は『W』を抜かして『X』へ。既に解散したROmantic Modeのボーカル麻倉あきらが「DREAMS」を唄い、私も口ずさむ。後期の「Resolution」も唄って欲しかったな。
ところが麻倉さんに川添さんと鵜島さんが加わったスペシャルコラボで、『W』の「JUST COMMUNICATION」を唄ってくれた\(^o^)/。TWO-MIXじゃないけど、映像もガンガン流れて、会場皆で唄う。5人の各名場面集が流れたが、脳内ボイスをしながら、デュオにあらためて熱くなったv。
土屋さんのコメントがまた愉快。『V』のカテジナさんは今ケロロ軍曹になっているw、『G』は4年に一度のガンダムファイト、『X』は戦後の話、『W』はイケメン男の子5人が出てきて、ヒロインはクレヨンしんちゃんw。
OVAシリーズ。『0083』からMIQが唄ったのは「MEN OF DESTINY」かな?『第08MS小隊』から米倉千尋が「嵐の中で輝いて」を唄う。これをナマで聴けただけでも嬉しい。あれ?『0080ポケットの中の戦争』は無かったな。
第三部:ガンダム20周年と劇場作品
古谷さんが『∀』の語り、ロランとソシエの第1話ラストのシーンかな。
そのまま『∀』の「月の繭」を奥井亜紀が美しく歌い上げる。映像は最終話ラストシーンで、キャラクターの台詞まで脳裏に蘇ってくる。それまでスタンディングで聴いていたが、ここから2曲は座ったままで、しっとりと聴きながら涙が出てきた(;_;)。菅野よう子ライブが思い出された。確かに、西城秀樹や谷村新司の影はうっすらだけw。
続いて、女神様のような衣装に着替えた森口博子が『F91』の「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」。これもナマで聴けて良かった。
歌い終わった後で森口さんから、エターナルを唄う前に袖で富野監督のスピリチュア・アクションの話題。森口さんも25周年なのね。奥井さんからは、富野監督と菅野さんは”信号”で分かり合えるというニュータイプ説まで飛び出すw。
『逆襲のシャア』からは宇都宮隆のビデオレター。映像もちょっと流れたし。
新作『ガンダムUC』の特報映像まで流れた。声も入ってるし、絵が綺麗だ。2010/2/20発売でプレミアビューイベントもあり。
第四部:新たなるガンダム そして未来へ
古谷さんの語りはキラのモノローグから。『SEED』かと思いきや、キラVSシンの構図で『DESTINY』だった。
『SEED DESTINY』から「僕たちの行方」を高橋瞳が唄う。前はボーイッシュな感じだったが、随分とケバくなってしまったなぁ。映像はキャラクター全般をおさえているが、シンが結構目立つ。
『OO』からは石川智晶が「Prototype」を唄う。作品に思い入れが足りないせいか、歌詞がよく把握できない^^;。でもその後、『SEED』の「あんなに一緒だったのに」を唄ってくれて、クルーゼのマスク外れが映ったり、ラストのキラとアスランの映像を見たりと、久しぶりに胸が熱くなった。
古谷さんが『機動戦士ガンダム』最終話ラストを語った後、「僕は永遠にアムロ」の言葉で締める。劇場版『機動戦士ガンダム』から井上大輔の主題歌が流れ、ちょっぴりセンチにさせた。
SPゲストで富野由悠季監督が登場。帽子を取ってお辞儀をし、満面の笑みを見せる。30年前アニメの音楽は子供向けだったが、今まとめて聞かせて貰ったら、「アニメじゃないよね」とニヤリ。あらためてお礼を述べた後、30年の時を振り返り「現在たった今生きてることは明日も生きている」と「Always Beginning」を訴えかけ、「ガンダムという名前を語り続けて欲しい」と締めた。
最後は全員が登場し、バンド紹介。アーティストと会場全員で『ガンダム』の「飛べ!ガンダム」を熱唱して終了した。
懐かしくて熱くて、存分に満喫できて楽しかった。
ミュージカル レ・ミゼラブル マチネ
2009年10月23日 舞台演劇ミュージカル『レ・ミゼラブル』マチネを観てきた。
今月2回目。
1階前方右サイド席だが、前に座高の高い男性がいて、ステージ中央がすっぽり隠れて観難いこと(~_~;)。前回の後方席のほうが観易かった。でも役者の表情はくっきりと分る。それに声や音楽がさすがに明確で聴き取り易い。
別所哲也のジャン・バルジャンを見るのは初めてかな。こちらは強くて頼もしくて実にカッコイー! 先日の山口さんのバルに物足りなさ感があったので、尚更そう感じた。歌にも男っぽさが溢れているが、別所さんの芝居がはっきりしているから、バルの気持ちも分り易いこと。
手紙を持ってきたエポニーヌ少年に、気をつけて帰るんだよとバルが頭をポンポンとするシーンを初めて見た気がするが、これが後々バルの旅立ちの時のエポの登場に繋がって納得させる。バリケードの中で、マリウスの名を耳にしたバルが本人を確認した時も、「えっ!?」と分り易いリアクションをしてくれた。生き生きとしたこのバルジャンは私好みだ。
重傷のマリウスを抱えるバルの登場時は、何とお姫様抱っこv。自分は一応左腕を負傷しているハズだし、マリウスもさぞ重いだろうと思うけどw。逃げ回る時は、マリウスを背負ったり担いだりと大忙しだが、観るほうを楽しませてくれた。
小西遼生のマリウスは、さらに情緒性たっぷりで表情豊かv。バリケードに篭る中、隣のガブローシュの頭をポンポンして子供好きを表したり。瀕死のエポニーヌを見守る表情が、ホントに辛く哀しそうで真に迫っていた。歌のほうもしっかり声が出ていて安心だが、「カフェ・ソング」をもう少し大きく歌いきって欲しいな。
エポニーヌの坂本真綾を観るのは、菅野よう子ライブ以来。割とボーイッシュな雰囲気だが、一昨年よりも伸びやかな歌声が響く。小西くんの歌との相性はまずまず。いつかアニメでも共演してもらいたいw。
お初に観る神田沙也加のコゼットは、メイクは濃いが表情は子供っぽい感じ。綺麗な歌声だが、声はまだまだ細いこと。3人のハーモニーでは、マリウスとエポの声はちゃんと聞こえてくるが、コゼの声が弱々しい。
結婚式で見つめ合う時、マリウスとコゼットが兄妹に見えてしまったw。コゼが幼い感じだし、笑っているマリウスの表情に少々疲れが感じられた。苦渋の顔では気づかなかったが、小西くんもそろそろ疲労が出てきたのかな。でもキスシーンがやけに長かったような気もするw。
アンジョルラスの原田優一はさすがの貫禄で、リーダーらしい凛々しい歌を聞かせる。第一声で場をピリッと緊張感で包み、注目させるのでさすがだ。でもアンジョより、マリウスのほうが背が高いのよねw。原田さんのハイトーンな歌声と、小西くんの低目の歌声が重なると微妙にマッチするような、そうでもないような。
そろそろ小西くんも、年齢的にもアンジョルラス役を視野に入れてもいいのだろうか。
テナルディエ夫妻の歌で、前回観劇時はたくさん手拍子が起きたが、今回はパラパラ程度。面白味というより、狡猾で強かで憎たらし度が強い。田中梨花さんより、安崎求さんの存在感のほうが大きいか。
阿部裕さん@ジャベールと、山崎直子さん@ファンテーヌは、既に成熟度に達している。
キャストは変われど、楽曲の素晴らしさとストーリーの深味が相まって、ファンテーヌやエポニーヌのソロには胸が締め付けられ、「The People’s Song」の出だしが聴こえてくると心が震えてしまう。一幕後半と二幕ラストはやはり涙が流れてしまった(;_;)。
観た後で、またもう1回観たいなぁと何度も思うほど、舞台にどっぷりハマってしまったようだ。
終演後は3回ほどのカテコ。前回よりは1回少ない。コゼのドレスより、テナル妻のドレスが目立ってるw。皆がはけた最後に、バルジャンがお姫様抱っこしているのはファンテで、クルクル回したりポーズを取ったりとなかなか放そうとしないw。ステキな関係が微笑ましかった。
今月2回目。
1階前方右サイド席だが、前に座高の高い男性がいて、ステージ中央がすっぽり隠れて観難いこと(~_~;)。前回の後方席のほうが観易かった。でも役者の表情はくっきりと分る。それに声や音楽がさすがに明確で聴き取り易い。
別所哲也のジャン・バルジャンを見るのは初めてかな。こちらは強くて頼もしくて実にカッコイー! 先日の山口さんのバルに物足りなさ感があったので、尚更そう感じた。歌にも男っぽさが溢れているが、別所さんの芝居がはっきりしているから、バルの気持ちも分り易いこと。
手紙を持ってきたエポニーヌ少年に、気をつけて帰るんだよとバルが頭をポンポンとするシーンを初めて見た気がするが、これが後々バルの旅立ちの時のエポの登場に繋がって納得させる。バリケードの中で、マリウスの名を耳にしたバルが本人を確認した時も、「えっ!?」と分り易いリアクションをしてくれた。生き生きとしたこのバルジャンは私好みだ。
重傷のマリウスを抱えるバルの登場時は、何とお姫様抱っこv。自分は一応左腕を負傷しているハズだし、マリウスもさぞ重いだろうと思うけどw。逃げ回る時は、マリウスを背負ったり担いだりと大忙しだが、観るほうを楽しませてくれた。
小西遼生のマリウスは、さらに情緒性たっぷりで表情豊かv。バリケードに篭る中、隣のガブローシュの頭をポンポンして子供好きを表したり。瀕死のエポニーヌを見守る表情が、ホントに辛く哀しそうで真に迫っていた。歌のほうもしっかり声が出ていて安心だが、「カフェ・ソング」をもう少し大きく歌いきって欲しいな。
エポニーヌの坂本真綾を観るのは、菅野よう子ライブ以来。割とボーイッシュな雰囲気だが、一昨年よりも伸びやかな歌声が響く。小西くんの歌との相性はまずまず。いつかアニメでも共演してもらいたいw。
お初に観る神田沙也加のコゼットは、メイクは濃いが表情は子供っぽい感じ。綺麗な歌声だが、声はまだまだ細いこと。3人のハーモニーでは、マリウスとエポの声はちゃんと聞こえてくるが、コゼの声が弱々しい。
結婚式で見つめ合う時、マリウスとコゼットが兄妹に見えてしまったw。コゼが幼い感じだし、笑っているマリウスの表情に少々疲れが感じられた。苦渋の顔では気づかなかったが、小西くんもそろそろ疲労が出てきたのかな。でもキスシーンがやけに長かったような気もするw。
アンジョルラスの原田優一はさすがの貫禄で、リーダーらしい凛々しい歌を聞かせる。第一声で場をピリッと緊張感で包み、注目させるのでさすがだ。でもアンジョより、マリウスのほうが背が高いのよねw。原田さんのハイトーンな歌声と、小西くんの低目の歌声が重なると微妙にマッチするような、そうでもないような。
そろそろ小西くんも、年齢的にもアンジョルラス役を視野に入れてもいいのだろうか。
テナルディエ夫妻の歌で、前回観劇時はたくさん手拍子が起きたが、今回はパラパラ程度。面白味というより、狡猾で強かで憎たらし度が強い。田中梨花さんより、安崎求さんの存在感のほうが大きいか。
阿部裕さん@ジャベールと、山崎直子さん@ファンテーヌは、既に成熟度に達している。
キャストは変われど、楽曲の素晴らしさとストーリーの深味が相まって、ファンテーヌやエポニーヌのソロには胸が締め付けられ、「The People’s Song」の出だしが聴こえてくると心が震えてしまう。一幕後半と二幕ラストはやはり涙が流れてしまった(;_;)。
観た後で、またもう1回観たいなぁと何度も思うほど、舞台にどっぷりハマってしまったようだ。
終演後は3回ほどのカテコ。前回よりは1回少ない。コゼのドレスより、テナル妻のドレスが目立ってるw。皆がはけた最後に、バルジャンがお姫様抱っこしているのはファンテで、クルクル回したりポーズを取ったりとなかなか放そうとしないw。ステキな関係が微笑ましかった。
D-BOYS STAGE 鴉~KARASU~10 二回目
2009年10月22日 舞台演劇D-BOYS STAGE vol.3 『鴉~KARASU~10』の二回目を観てきた。
DVD撮影日。
お初のA席サイドは、前に人がいないので足を投げ出せてラク。
ステージにもとても近くて、俳優の表情がくっきりと拝める。
今回もチケットありがとうです、MJさん。
開演前の日替わりアナンスは、声だけではすぐに分らない橋本汰斗。
日替わり演出は、鴉組から瀬戸康史。ドラゴン声は無しで、前説はしごく真面目でストレート。
初日観劇から2日しか経っていないが、舞台上で気になったところや心配していたところが全て払拭され、ほぼ満足いく仕上がりになっていた。一つ一つのシーンにも感情移入させてくれる。
メンバー全員がほどよくまとまり集中する中、初日の緊張感がほぐれたのか、いい意味の余裕が感じられた。初日にはなかったアドリブや小ネタも飛び出し、日々進化していく舞台だと感じた。
登場人物が其々の役割の中で、モチベーションをあげて、自分の存在感を出しているのも良い。
難を言えば、メンバーがあまりに仲良し過ぎなのではないかということ^^;。感情表現が豊かなのだろうが、俳優の感情までも顔や体から滲み出ているように思う。隠すべき状況ではぐっと堪えて、表情に出さない演技も必要だ。まだまだ魅力的な味わいが出せると信じている。
以下、細かなチェック。
遠藤雄弥@細谷は、初日の真面目さと比べコミカル度が増し、人間臭さがアップ。鳥を思わせる躍動感もいいが、槍を使った殺陣や細かな立ち回りは、春鴉では見られなかっただけに新鮮で格好良い(*^。^*)。でも大嶽に撃たれた腕のフォローが無いが、あれは大したことない怪我だったのか!?^^;
荒木宏文@寅吉が、乗っかって見得をきるカットは成功。初日の高めからやや地声に近い声に変わっていたか。「乾」の苗字に拘る寅吉だが、テニミュであんたも「乾さん」だっただろ!?と密かにツッコミw。DVD仕様なのか、敵に次々と花札をつけるシーンが追加。
和田正人@吾郎は、マントに髭面で銃をクルクル回したりと、イメージは和製ガンマン。クルクルさせる手の動きがカッケー! 今回身体を捻った着地に失敗したのか、マジで「痛ぇ~」が笑いを誘っていたw。
竜役の瀬戸康史は、歌も踊りも今風だ。落ちたコウモリを拾って、キバットバット・ネタでもあればウケそう。
三上真史@乾は、武士のカツラがとってもお似合い。今回は宗次との間の信頼感も出てきた。
牧田哲也@堀田半兵衛も、長いボサボサ髪と髭面がよく似合う。初日よりも生き生きとした存在感。元武士なので、もう少し腰を使った殺陣が見たい。
中村優一@太一は、ふわふわ巻き毛の夢みがち兄ちゃんだが、王子様にも見えそう。ちゃんなかのああいった大変なシーンは珍しいが、声を掠らせての熱演に、客席からもすすり泣きがもれてきた。
碓井将大@宗次は、臆病で弱気な百姓から強く逞しい侍へと変化する様子が爽やかだが、長い手足を持て余し気味かも。
この兄弟、仲が良いのは充分に分るが、兄ちゃんが弟をヒョイと担いだり、戦闘中も後ろで手を繋いで逃げ回っていたり、息ぴったりのリアクションだったりと、”兄弟愛”以上のものがあるに違いないw。
中川真吾@大嶽修造は、加治くんの豪快さと比べて、知的で人間味が感じられる。師匠からの言葉を、自らの胸に刻みつけるようにじっくり語る場面が印象的。
実は仲間の久我よりも、細谷のほうに興味以上の好意を抱いているように見えたw。特に久我を失ってからは、語り合う者もなく寂しくて、何としても細谷を片腕とし、鴉組と共に戦いたいと願っていたように思えたw。
カテコで、揃ったDボメンバーがひとりずつお辞儀をするが、こっちサイドに牧田くんとちゃんなかが並ぶ。鴉組として、黒マントを翻して凛々しい顔を見せるちゃんなかが男っぽかったv。
終演後の日替わり挨拶は牧田くん。スタッフや皆さんにお世話になったとお礼を述べるが、並んだDボメンバーにもお礼を言うので、隣のちゃんなかやまーくんたちはどうリアクションしていいか分らず頷いて笑うw。
残る観劇は東京千秋楽。大阪公演楽まで無事に駆けぬけていきますように。
DVD撮影日。
お初のA席サイドは、前に人がいないので足を投げ出せてラク。
ステージにもとても近くて、俳優の表情がくっきりと拝める。
今回もチケットありがとうです、MJさん。
開演前の日替わりアナンスは、声だけではすぐに分らない橋本汰斗。
日替わり演出は、鴉組から瀬戸康史。ドラゴン声は無しで、前説はしごく真面目でストレート。
初日観劇から2日しか経っていないが、舞台上で気になったところや心配していたところが全て払拭され、ほぼ満足いく仕上がりになっていた。一つ一つのシーンにも感情移入させてくれる。
メンバー全員がほどよくまとまり集中する中、初日の緊張感がほぐれたのか、いい意味の余裕が感じられた。初日にはなかったアドリブや小ネタも飛び出し、日々進化していく舞台だと感じた。
登場人物が其々の役割の中で、モチベーションをあげて、自分の存在感を出しているのも良い。
難を言えば、メンバーがあまりに仲良し過ぎなのではないかということ^^;。感情表現が豊かなのだろうが、俳優の感情までも顔や体から滲み出ているように思う。隠すべき状況ではぐっと堪えて、表情に出さない演技も必要だ。まだまだ魅力的な味わいが出せると信じている。
以下、細かなチェック。
遠藤雄弥@細谷は、初日の真面目さと比べコミカル度が増し、人間臭さがアップ。鳥を思わせる躍動感もいいが、槍を使った殺陣や細かな立ち回りは、春鴉では見られなかっただけに新鮮で格好良い(*^。^*)。でも大嶽に撃たれた腕のフォローが無いが、あれは大したことない怪我だったのか!?^^;
荒木宏文@寅吉が、乗っかって見得をきるカットは成功。初日の高めからやや地声に近い声に変わっていたか。「乾」の苗字に拘る寅吉だが、テニミュであんたも「乾さん」だっただろ!?と密かにツッコミw。DVD仕様なのか、敵に次々と花札をつけるシーンが追加。
和田正人@吾郎は、マントに髭面で銃をクルクル回したりと、イメージは和製ガンマン。クルクルさせる手の動きがカッケー! 今回身体を捻った着地に失敗したのか、マジで「痛ぇ~」が笑いを誘っていたw。
竜役の瀬戸康史は、歌も踊りも今風だ。落ちたコウモリを拾って、キバットバット・ネタでもあればウケそう。
三上真史@乾は、武士のカツラがとってもお似合い。今回は宗次との間の信頼感も出てきた。
牧田哲也@堀田半兵衛も、長いボサボサ髪と髭面がよく似合う。初日よりも生き生きとした存在感。元武士なので、もう少し腰を使った殺陣が見たい。
中村優一@太一は、ふわふわ巻き毛の夢みがち兄ちゃんだが、王子様にも見えそう。ちゃんなかのああいった大変なシーンは珍しいが、声を掠らせての熱演に、客席からもすすり泣きがもれてきた。
碓井将大@宗次は、臆病で弱気な百姓から強く逞しい侍へと変化する様子が爽やかだが、長い手足を持て余し気味かも。
この兄弟、仲が良いのは充分に分るが、兄ちゃんが弟をヒョイと担いだり、戦闘中も後ろで手を繋いで逃げ回っていたり、息ぴったりのリアクションだったりと、”兄弟愛”以上のものがあるに違いないw。
中川真吾@大嶽修造は、加治くんの豪快さと比べて、知的で人間味が感じられる。師匠からの言葉を、自らの胸に刻みつけるようにじっくり語る場面が印象的。
実は仲間の久我よりも、細谷のほうに興味以上の好意を抱いているように見えたw。特に久我を失ってからは、語り合う者もなく寂しくて、何としても細谷を片腕とし、鴉組と共に戦いたいと願っていたように思えたw。
カテコで、揃ったDボメンバーがひとりずつお辞儀をするが、こっちサイドに牧田くんとちゃんなかが並ぶ。鴉組として、黒マントを翻して凛々しい顔を見せるちゃんなかが男っぽかったv。
終演後の日替わり挨拶は牧田くん。スタッフや皆さんにお世話になったとお礼を述べるが、並んだDボメンバーにもお礼を言うので、隣のちゃんなかやまーくんたちはどうリアクションしていいか分らず頷いて笑うw。
残る観劇は東京千秋楽。大阪公演楽まで無事に駆けぬけていきますように。
映画 私の中のあなた
2009年10月21日 映画映画『私の中のあなた』を観てきた。
映画館でやっきになって宣伝していたので興味をもったが、ハンカチやティッシュが必需品なんてオーバーだなと半信半疑で^^;。
白血病の姉に臓器提供するドナーとして生まれた妹が、突然両親を告訴。だがその決断には隠された真実があったという話。
原作未読。告訴してからどうなるんだろうという、人権問題の提議や社会派の話ではなかった。告訴前の過去と現在を交差させながら、家族其々のモノローグとエピソードを丁寧に積み重ねる手法で、生と死に向き合った家族の絆を描いた、濃密で深い作品だった。
登場人物は全てを語らない。言葉は6分に留め、残りは映像や表情や音楽で表現され、観るほうの想像力にも任せる。引きの撮影は、全体を俯瞰的に見つめさせる。静かで安らかな展開は日本人好みで、どの人物の立場も分って感情移入できた。
とりわけ、作品では唯一感情的だった母親サラには、他人とは思えぬほど傾倒した。娘を何としても救いたいという気持ちは、母親の”エゴ”だと分っていても共感してしまう。だって母親だから。母親には姉妹間の愛情差はない。あるのは優先順位だけ。でも何もかも捨てて献身的だった母親の信念あるヒートアップは、時には家族には受け入れられず、家族の中にあって彼女は孤独感と憂鬱さを募らせていたと思う。精神的肉体的にも、母は崩壊寸前だったのではないか。そんな母親をいつも哀しそうに見守っていたのが難病のケイトだった。
バラバラになった家族を修正し、母親を救いたい。でも優先順位をつけられる余裕はない。子どもたちから母への贈り物は、荒療治とはいえども、母の難病を救うための最後の手段だったのだ。
原題の『My Sister’s Keeper』通り、ケイトの体にあるアナのパーツという意味だと当初は捉えていた。だが”私の中のあなた”は別の意味にもとれて深い邦題だ。
サラがお腹の中で大切に育み産んだケイト。そのケイトが今や、病床の中にありながらも、母親を自分の体の中で包んで癒そうとしている。身体を丸くして泣き叫ぶサラは、まるで胎児のようだった。サラの中のケイト、ケイトの中のサラにも思ええ、母娘ものとしても涙があふれた。母親にとって一番気持ちが良いのは、子供にハグされること、子供の前で泣けることだ。
単なる難病ものでも、家族愛ものでもなかったことが、エピローグで感じ取れる。息子はいつの間にか自分の道を見い出し、父親と肩を並べるほど逞しくなっていた。娘は母親と同じ背丈になっていて、コーヒーを交わすぐらい美しくなっていた。難病のおかげといえば語弊があるが、ケイトはあの時既に、包容力と優しさと強さをもった”母親”になっていたのだ。
子供の成長の何と早くて眩しいこと。母親冥利につきながら、これは親へのエールが篭められた映画でもあるのだと思った。
涙、涙で、久しぶりにいっぱい泣いてしまった(;_;)。観終わった後、我が子供たちにもちょっぴり優しくなれる作品かも。
初の母親役を熱演したキャメロン・ディアスは、ナチュラルな味わいがあって好感。サラの娘へのリアクションが悉く、私に当てはまりそうw。父親ブライアンの雰囲気は、ウチの相方によく似てるなぁ。
姉妹役のソフィア・ヴァジリーヴァ、アビゲイル・ブレスリンが抜群の演技力。
ジェシー役のエヴァン・エリングソンは草食系の美形かも。
テイラー役のトーマス・デッカーは、放映中の『ターミネーター:クロニクルズ』にジョン・コナーで出演中だが、母親サラとはよくよく縁があることw。
映画館でやっきになって宣伝していたので興味をもったが、ハンカチやティッシュが必需品なんてオーバーだなと半信半疑で^^;。
白血病の姉に臓器提供するドナーとして生まれた妹が、突然両親を告訴。だがその決断には隠された真実があったという話。
原作未読。告訴してからどうなるんだろうという、人権問題の提議や社会派の話ではなかった。告訴前の過去と現在を交差させながら、家族其々のモノローグとエピソードを丁寧に積み重ねる手法で、生と死に向き合った家族の絆を描いた、濃密で深い作品だった。
登場人物は全てを語らない。言葉は6分に留め、残りは映像や表情や音楽で表現され、観るほうの想像力にも任せる。引きの撮影は、全体を俯瞰的に見つめさせる。静かで安らかな展開は日本人好みで、どの人物の立場も分って感情移入できた。
とりわけ、作品では唯一感情的だった母親サラには、他人とは思えぬほど傾倒した。娘を何としても救いたいという気持ちは、母親の”エゴ”だと分っていても共感してしまう。だって母親だから。母親には姉妹間の愛情差はない。あるのは優先順位だけ。でも何もかも捨てて献身的だった母親の信念あるヒートアップは、時には家族には受け入れられず、家族の中にあって彼女は孤独感と憂鬱さを募らせていたと思う。精神的肉体的にも、母は崩壊寸前だったのではないか。そんな母親をいつも哀しそうに見守っていたのが難病のケイトだった。
バラバラになった家族を修正し、母親を救いたい。でも優先順位をつけられる余裕はない。子どもたちから母への贈り物は、荒療治とはいえども、母の難病を救うための最後の手段だったのだ。
原題の『My Sister’s Keeper』通り、ケイトの体にあるアナのパーツという意味だと当初は捉えていた。だが”私の中のあなた”は別の意味にもとれて深い邦題だ。
サラがお腹の中で大切に育み産んだケイト。そのケイトが今や、病床の中にありながらも、母親を自分の体の中で包んで癒そうとしている。身体を丸くして泣き叫ぶサラは、まるで胎児のようだった。サラの中のケイト、ケイトの中のサラにも思ええ、母娘ものとしても涙があふれた。母親にとって一番気持ちが良いのは、子供にハグされること、子供の前で泣けることだ。
単なる難病ものでも、家族愛ものでもなかったことが、エピローグで感じ取れる。息子はいつの間にか自分の道を見い出し、父親と肩を並べるほど逞しくなっていた。娘は母親と同じ背丈になっていて、コーヒーを交わすぐらい美しくなっていた。難病のおかげといえば語弊があるが、ケイトはあの時既に、包容力と優しさと強さをもった”母親”になっていたのだ。
子供の成長の何と早くて眩しいこと。母親冥利につきながら、これは親へのエールが篭められた映画でもあるのだと思った。
涙、涙で、久しぶりにいっぱい泣いてしまった(;_;)。観終わった後、我が子供たちにもちょっぴり優しくなれる作品かも。
初の母親役を熱演したキャメロン・ディアスは、ナチュラルな味わいがあって好感。サラの娘へのリアクションが悉く、私に当てはまりそうw。父親ブライアンの雰囲気は、ウチの相方によく似てるなぁ。
姉妹役のソフィア・ヴァジリーヴァ、アビゲイル・ブレスリンが抜群の演技力。
ジェシー役のエヴァン・エリングソンは草食系の美形かも。
テイラー役のトーマス・デッカーは、放映中の『ターミネーター:クロニクルズ』にジョン・コナーで出演中だが、母親サラとはよくよく縁があることw。
映画 ATOM アトム
2009年10月21日 映画映画『ATOM(アトム)』を観てきた。
場内は私ひとりっきりの貸切状態!? そんなに人気がないのか^^;。
人間とロボットが共存する未来の空中都市。息子を失った博士によって、息子そっくりに作られたロボット”トビー”が、自分の居場所探しに地上界へ出て”アトム”として生活。仲間たちと共に、”悪”と戦うことになる話。
手塚治虫生誕80周年記念作品。『鉄腕アトム』の原作をもとに、ハリウッドと香港スタッフによりフルCGアニメ化された全くの新作だ。
原作へのリスペクトは残すも、『アトム』というよりは、『アストロボーイ』のタイトルがぴったりなハリウッドCGアニメ。原作のもつ温かさや優しさは殆ど感じられず、好戦的で破壊的な映像でいかにもアメリカらしい。
お茶の水博士以外の大人たちがみんな、悪人で自分勝手。トップが悪だと、こうも荒んだ虚しい世界観になるのだろうか。
救いは人間の子供たちやロボットたちだが、なぜ人間同士が上下で住み分けられ、ロボット同士が戦うのか!?という、格差や差別化への疑問は残されたまま。息子ロボットを作ったはいいが、やっぱり息子とは違うと捨てる天馬博士のエゴもやり切れず、とても親子愛など感じられない。
ここは、挫折を知らなかった子供が、皆に受け入れられず名前も何もかも捨て去った後、仲間を得ることで安らぎや友情を感じ、皆を守ることに目覚めていく少年の成長物語といった解釈が適当だろう。
アトムとゾグの無償の助け合いは、「情けは人のためならず」ということわざが浮かんで一番の見所か。
いかにもベタで分り易いが、原作が持つ魅力やテーマとはだいぶズレやブレが見られ、面白味の少ないアニメとなってしまった。
フルCGによるアトムの造形が好みでなく、特に口元が可愛くない^^;。
吹き替え版の上戸彩の純な声が、何とかアトムをキュートにはさせている。テンマ博士の役所広司は、声だけだと滑舌と抑揚が足りなく、冷淡な博士に聞こえそう。
お茶の水博士@西村知道は唯一あたたかい。ハムエッグ@内海賢二はまた発明家なのかw。ムサシの後にコジロウの声が聞こえ、『ポケモン』か!?と苦笑したが、コーラ@林原めぐみとスパークス@三木眞一郎が要所を盛り上げる。かないみかと山寺宏一が一応は共演w。
手塚治虫似の助手の声は、手塚真だったかな。
エンディングで『鉄腕アトム』の主題歌も流れたが、アストロボーイには合わない。いっそ”アトム”の名称を外し、『アストロボーイ』のタイトルアニメを作ったほうが、アメリカ側も楽なのではないか。
場内は私ひとりっきりの貸切状態!? そんなに人気がないのか^^;。
人間とロボットが共存する未来の空中都市。息子を失った博士によって、息子そっくりに作られたロボット”トビー”が、自分の居場所探しに地上界へ出て”アトム”として生活。仲間たちと共に、”悪”と戦うことになる話。
手塚治虫生誕80周年記念作品。『鉄腕アトム』の原作をもとに、ハリウッドと香港スタッフによりフルCGアニメ化された全くの新作だ。
原作へのリスペクトは残すも、『アトム』というよりは、『アストロボーイ』のタイトルがぴったりなハリウッドCGアニメ。原作のもつ温かさや優しさは殆ど感じられず、好戦的で破壊的な映像でいかにもアメリカらしい。
お茶の水博士以外の大人たちがみんな、悪人で自分勝手。トップが悪だと、こうも荒んだ虚しい世界観になるのだろうか。
救いは人間の子供たちやロボットたちだが、なぜ人間同士が上下で住み分けられ、ロボット同士が戦うのか!?という、格差や差別化への疑問は残されたまま。息子ロボットを作ったはいいが、やっぱり息子とは違うと捨てる天馬博士のエゴもやり切れず、とても親子愛など感じられない。
ここは、挫折を知らなかった子供が、皆に受け入れられず名前も何もかも捨て去った後、仲間を得ることで安らぎや友情を感じ、皆を守ることに目覚めていく少年の成長物語といった解釈が適当だろう。
アトムとゾグの無償の助け合いは、「情けは人のためならず」ということわざが浮かんで一番の見所か。
いかにもベタで分り易いが、原作が持つ魅力やテーマとはだいぶズレやブレが見られ、面白味の少ないアニメとなってしまった。
フルCGによるアトムの造形が好みでなく、特に口元が可愛くない^^;。
吹き替え版の上戸彩の純な声が、何とかアトムをキュートにはさせている。テンマ博士の役所広司は、声だけだと滑舌と抑揚が足りなく、冷淡な博士に聞こえそう。
お茶の水博士@西村知道は唯一あたたかい。ハムエッグ@内海賢二はまた発明家なのかw。ムサシの後にコジロウの声が聞こえ、『ポケモン』か!?と苦笑したが、コーラ@林原めぐみとスパークス@三木眞一郎が要所を盛り上げる。かないみかと山寺宏一が一応は共演w。
手塚治虫似の助手の声は、手塚真だったかな。
エンディングで『鉄腕アトム』の主題歌も流れたが、アストロボーイには合わない。いっそ”アトム”の名称を外し、『アストロボーイ』のタイトルアニメを作ったほうが、アメリカ側も楽なのではないか。
D-BOYS STAGE 鴉~KARASU~10 初日
2009年10月20日 舞台演劇今日から鴉週間スタート。
D-BOYS STAGE vol.3 『鴉~KARASU~10』初日を観てきた。
春に観た『鴉04』とキャストをガラリと替えた再演。
物販はパンフと写真セットの他に、個人写真セットも追加。雑誌の頻繁な扱いといい、春鴉の時とはえらい違いw。
座席は1階中程サイドブロック。MJさん、今回もチケットありがとうです。
開演前の日替わりアナンスはズッキー。春鴉初日の時は雄弥だったっけ。
日替わり演出は、鴉組からの和田正人。流暢だけどたまに噛んで、会場からも笑い。日本地図も映像も春鴉と同じもの。自分の出生地もアプローチするまーくん。
当然ながら、秋鴉は春鴉と見比べてしまう。
ストーリーは変わらず。明治維新という時代の波に呑まれながら、最後まで体制に抗った東北の田舎者、仙台藩衝撃隊”鴉組”を虚実織り交ぜて描いた話である。
俳優が変わったことで、舞台そのものの雰囲気から細かなことまで結構変わっていて、春鴉とは違った味わいで面白かった。
俳優の個性で、殺陣や立ち回りがだいぶ変更。身長差を考慮に入れた動きもちょこちょこと変更。春鴉と比べて、今回サムライ以外の殆どが背が高いのでw、観る側の目線がなかなか慣れず。
春鴉キャラクターとは其々の雰囲気がだいぶ違う。俳優も低めの発声でどれも聴き取り易い。器用で達者な俳優が多いのか、小芝居やアドリブらしきものが効果的で、春鴉よりコミカルな部分が冴え、全体的にメリハリと深味が感じられた。
初日なので、以下、俳優の印象。
主役の細谷十太夫直英の遠藤雄弥。頬がこけたとがった顎とギラギラした眼光は、鴉というより”狼”の野性味か。皆を引っ張っていく声力はあり、俊敏な動きもカッコイー。毛虫ネタでの顔がめちゃんこ可愛い。後半、仲間たちの言葉を受ける表情が繊細で豊かで、人間味を感じさせる。
寅吉役の荒木宏文の舞台は『風強』以来。ラッシーの寅吉がヤクザなら、アラヤンの寅吉は女郎っぽく、紫の衣装が色っぽいことw。楽観的な調子の良さだけでなく、ヘタレで弱気な部分の表現が上手い。できていなかった冒頭の乗っかり技は、そのうち完璧に仕上がるだろう。
吾郎役の和田正人は、春とは台詞も動きも手直しされて仕上がりがかなり違う。”おっさん度”は確実に増したがw、頼り甲斐度もアップ。
竜役の瀬戸康史は、見た目は少女っぽいのに、中味は結構男前w。”ドラゴン”の声がかなり太くて、二人一役が上手すぎっ。殺陣も木こりとは思えぬシャープな動きw。瀬戸くんの幅広い演技力にビックリ。
太一役の中村優一は、笑いと哀愁を伴って兄さんらしいところを見せる。宗次役の碓井将大は、純粋さと葛藤を滲ませ愛らしいが、覚悟と決意を見せたところにもう少し強さが欲しい。碓井くんはまたまた背が伸びて、三上くんと変わらないのが困ったw。
乾進之助役の三上真史は、目が釣りあがったツンツンぶりで、前半は三上くんに見えなかったw。後半ようやく三上くんらしさが出てホッとした。
堀田半兵衛役の牧田哲也は、人間味が増してよくハマっている。
大嶽修造役の中川真吾は、低く太い声を駆使した力強さがある。
久我源役にはDボメンバーでない山口賢貴、目新しさはないが堅実。
よく纏まってはいるのだが、人と人との関係性でまだ物足りなさ感がある。
大嶽と久我が並ぶと、身長のせいか、どっちが喋っているのか分らなくなる^^;。久我の退場でようやく大嶽の存在が大きくなった。
ラストの細谷と大嶽のやり取りは、息ピッタリ過ぎw。
初日とはいえ、スタッフワークが不安定。鐘がなかなか落ちず、立ち回りの効果音もやや合わず。
春鴉と比べ、メンバーの露出度は多かった気がする(笑)。瀬戸くんと碓井くん以外、みんなチクビが見えたような。まーくんの両胸には笑い。揃っての踊りは手拍子も出てきて楽しかった。
ちょこちょこ楽しみも追加されたし、千秋楽に向けて舞台はまだまだ進化成長していくだろう。
終演後、雄弥が初日の挨拶をした後、日替わり挨拶は真吾くん。
パンフに『04』メンバーからのメッセージ。彼らのキャラクターがまだ脳裏に残っているので、懐かしくもあったり。
D-BOYS STAGE vol.3 『鴉~KARASU~10』初日を観てきた。
春に観た『鴉04』とキャストをガラリと替えた再演。
物販はパンフと写真セットの他に、個人写真セットも追加。雑誌の頻繁な扱いといい、春鴉の時とはえらい違いw。
座席は1階中程サイドブロック。MJさん、今回もチケットありがとうです。
開演前の日替わりアナンスはズッキー。春鴉初日の時は雄弥だったっけ。
日替わり演出は、鴉組からの和田正人。流暢だけどたまに噛んで、会場からも笑い。日本地図も映像も春鴉と同じもの。自分の出生地もアプローチするまーくん。
当然ながら、秋鴉は春鴉と見比べてしまう。
ストーリーは変わらず。明治維新という時代の波に呑まれながら、最後まで体制に抗った東北の田舎者、仙台藩衝撃隊”鴉組”を虚実織り交ぜて描いた話である。
俳優が変わったことで、舞台そのものの雰囲気から細かなことまで結構変わっていて、春鴉とは違った味わいで面白かった。
俳優の個性で、殺陣や立ち回りがだいぶ変更。身長差を考慮に入れた動きもちょこちょこと変更。春鴉と比べて、今回サムライ以外の殆どが背が高いのでw、観る側の目線がなかなか慣れず。
春鴉キャラクターとは其々の雰囲気がだいぶ違う。俳優も低めの発声でどれも聴き取り易い。器用で達者な俳優が多いのか、小芝居やアドリブらしきものが効果的で、春鴉よりコミカルな部分が冴え、全体的にメリハリと深味が感じられた。
初日なので、以下、俳優の印象。
主役の細谷十太夫直英の遠藤雄弥。頬がこけたとがった顎とギラギラした眼光は、鴉というより”狼”の野性味か。皆を引っ張っていく声力はあり、俊敏な動きもカッコイー。毛虫ネタでの顔がめちゃんこ可愛い。後半、仲間たちの言葉を受ける表情が繊細で豊かで、人間味を感じさせる。
寅吉役の荒木宏文の舞台は『風強』以来。ラッシーの寅吉がヤクザなら、アラヤンの寅吉は女郎っぽく、紫の衣装が色っぽいことw。楽観的な調子の良さだけでなく、ヘタレで弱気な部分の表現が上手い。できていなかった冒頭の乗っかり技は、そのうち完璧に仕上がるだろう。
吾郎役の和田正人は、春とは台詞も動きも手直しされて仕上がりがかなり違う。”おっさん度”は確実に増したがw、頼り甲斐度もアップ。
竜役の瀬戸康史は、見た目は少女っぽいのに、中味は結構男前w。”ドラゴン”の声がかなり太くて、二人一役が上手すぎっ。殺陣も木こりとは思えぬシャープな動きw。瀬戸くんの幅広い演技力にビックリ。
太一役の中村優一は、笑いと哀愁を伴って兄さんらしいところを見せる。宗次役の碓井将大は、純粋さと葛藤を滲ませ愛らしいが、覚悟と決意を見せたところにもう少し強さが欲しい。碓井くんはまたまた背が伸びて、三上くんと変わらないのが困ったw。
乾進之助役の三上真史は、目が釣りあがったツンツンぶりで、前半は三上くんに見えなかったw。後半ようやく三上くんらしさが出てホッとした。
堀田半兵衛役の牧田哲也は、人間味が増してよくハマっている。
大嶽修造役の中川真吾は、低く太い声を駆使した力強さがある。
久我源役にはDボメンバーでない山口賢貴、目新しさはないが堅実。
よく纏まってはいるのだが、人と人との関係性でまだ物足りなさ感がある。
大嶽と久我が並ぶと、身長のせいか、どっちが喋っているのか分らなくなる^^;。久我の退場でようやく大嶽の存在が大きくなった。
ラストの細谷と大嶽のやり取りは、息ピッタリ過ぎw。
初日とはいえ、スタッフワークが不安定。鐘がなかなか落ちず、立ち回りの効果音もやや合わず。
春鴉と比べ、メンバーの露出度は多かった気がする(笑)。瀬戸くんと碓井くん以外、みんなチクビが見えたような。まーくんの両胸には笑い。揃っての踊りは手拍子も出てきて楽しかった。
ちょこちょこ楽しみも追加されたし、千秋楽に向けて舞台はまだまだ進化成長していくだろう。
終演後、雄弥が初日の挨拶をした後、日替わり挨拶は真吾くん。
パンフに『04』メンバーからのメッセージ。彼らのキャラクターがまだ脳裏に残っているので、懐かしくもあったり。
JIN-仁-/サムハイ/マーリン
2009年10月19日 TV番組今秋の新番ドラマあれこれ。
日曜『JIN-仁-』
幕末江戸にタイムスリップしてしまった医師の話。特にお目当てもなく全然期待してなかったけど、見応えあって面白かった。ファンタジーぽく見せながら、医療道具がない中での手術のシーンや医学の知識はとってもリアル。歴史に介入するのをおそれながらも、患者たちの命を救おうと懸命になる仁@大沢たかおの姿は男らしい。武家の娘・咲のひたむきさも好感、手術中の仁の指先に一目惚れするのも分るw。謎の胎児腫瘍が気になる。
内野聖陽が坂本龍馬、武田鉄也が緒方洪庵。龍馬と武田さんというと『お~い!竜馬』が思い出されるが、武田さんが唄われたアニメの主題歌「くそったれの涙」ってどんな歌だっけ?と、ついアニメを確認。そのままズルズル見てしまったw。
土曜『サムライ・ハイスクール』
サエない高校生が窮地に陥るとサムライに変身する、こっちは”憑き物”の話。小太郎というと、イマジンにいっぱい憑かれた良太郎を思い出すが、佐藤健と同じ位の変身ぶりを三浦春馬が熱演。刀の代わりに定規を振り回すのが愉快。望月小太郎が仕える真田幸村なら傍にいるじゃんと思ったが、城田優はここでは全くのヘタレ高校生だとかw。彼もそのうち殿に変身しないのかな?
土曜『小公女セイラ』
アニメ『小公女セーラ』を思い出しながら、よくぞここまで児童文学を日本向けにアレンジできたなぁと感心。志田未来は逆境にも耐えられそうだから大丈夫。あのフランス語は本物? 樋口可南子の院長先生がハマってる。女性サービスで、林遣都@カイトや、田辺誠一@アランがどう化けてくるか楽しみw。
火曜『オトメン(乙男)~秋~』
第2シーズンから夜9時台に昇格、子供も一緒に観ることに。銀-1グランブリ中、女子の手引きで銅蘭高校不良たちの殴り込みって、またクローズZEROネタかい!? 急に城下町風景になったエンディングに、またタイムスリップ?といぶかしむ子供。違和感ないのがオモロイ。
木曜『ラストメール2 いちじく白書』
中村優一(D-BOYS)お目当て。町役場の”とにかくやる課”の山田一希はやっぱヘタレ男子か。死んだ人間からメールが届くのは不気味だが、ファンタジック・コメディ。”いちじくん”キャラな中村くんの裸はいいが、歌は微妙w。今後のリアルタイム視聴は難しい^^;。
月曜『東京DOGS』
小栗旬と水嶋ヒロが刑事ドラマでタッグを組む月9ならぬ”ゲツキュン”。クール&ホットのベタな展開がコメディ色を生むが、二人に絆が育っていくのが見どころか。勝地涼はヘタレ刑事かい。母親からの連絡がウザいが、父を殺した犯人などまだ謎だらけ。”ジン”というと、『名探偵コナン』が浮かんじゃう。三浦友和が怪しいw。
 ̄
外ドラでは、『アグリーベティ3』『ERX IV』などシリーズものをチェックだが、新規ではこれ。
月曜『魔術師MERLIN マーリン』
ハリポタ風かと思いきや、魔法が禁止され、魔法使いは死刑にされてしまう国の話。生まれつき魔法が使える青年マーリンが、ガイアス先生に教えられたり、アーサー王子と友情を育んだりしながら、成長していくファンタジー。少年声の浪川大輔と前野智昭のやり取りも聞き所か。
第3話で疫病発生の元凶をつきとめたマーリンだが、第4話では毒にやられて倒れてしまいそう。これって、ドラマ『JIN-仁-』の展開とソックリな気がするw。
日曜『JIN-仁-』
幕末江戸にタイムスリップしてしまった医師の話。特にお目当てもなく全然期待してなかったけど、見応えあって面白かった。ファンタジーぽく見せながら、医療道具がない中での手術のシーンや医学の知識はとってもリアル。歴史に介入するのをおそれながらも、患者たちの命を救おうと懸命になる仁@大沢たかおの姿は男らしい。武家の娘・咲のひたむきさも好感、手術中の仁の指先に一目惚れするのも分るw。謎の胎児腫瘍が気になる。
内野聖陽が坂本龍馬、武田鉄也が緒方洪庵。龍馬と武田さんというと『お~い!竜馬』が思い出されるが、武田さんが唄われたアニメの主題歌「くそったれの涙」ってどんな歌だっけ?と、ついアニメを確認。そのままズルズル見てしまったw。
土曜『サムライ・ハイスクール』
サエない高校生が窮地に陥るとサムライに変身する、こっちは”憑き物”の話。小太郎というと、イマジンにいっぱい憑かれた良太郎を思い出すが、佐藤健と同じ位の変身ぶりを三浦春馬が熱演。刀の代わりに定規を振り回すのが愉快。望月小太郎が仕える真田幸村なら傍にいるじゃんと思ったが、城田優はここでは全くのヘタレ高校生だとかw。彼もそのうち殿に変身しないのかな?
土曜『小公女セイラ』
アニメ『小公女セーラ』を思い出しながら、よくぞここまで児童文学を日本向けにアレンジできたなぁと感心。志田未来は逆境にも耐えられそうだから大丈夫。あのフランス語は本物? 樋口可南子の院長先生がハマってる。女性サービスで、林遣都@カイトや、田辺誠一@アランがどう化けてくるか楽しみw。
火曜『オトメン(乙男)~秋~』
第2シーズンから夜9時台に昇格、子供も一緒に観ることに。銀-1グランブリ中、女子の手引きで銅蘭高校不良たちの殴り込みって、またクローズZEROネタかい!? 急に城下町風景になったエンディングに、またタイムスリップ?といぶかしむ子供。違和感ないのがオモロイ。
木曜『ラストメール2 いちじく白書』
中村優一(D-BOYS)お目当て。町役場の”とにかくやる課”の山田一希はやっぱヘタレ男子か。死んだ人間からメールが届くのは不気味だが、ファンタジック・コメディ。”いちじくん”キャラな中村くんの裸はいいが、歌は微妙w。今後のリアルタイム視聴は難しい^^;。
月曜『東京DOGS』
小栗旬と水嶋ヒロが刑事ドラマでタッグを組む月9ならぬ”ゲツキュン”。クール&ホットのベタな展開がコメディ色を生むが、二人に絆が育っていくのが見どころか。勝地涼はヘタレ刑事かい。母親からの連絡がウザいが、父を殺した犯人などまだ謎だらけ。”ジン”というと、『名探偵コナン』が浮かんじゃう。三浦友和が怪しいw。
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外ドラでは、『アグリーベティ3』『ERX IV』などシリーズものをチェックだが、新規ではこれ。
月曜『魔術師MERLIN マーリン』
ハリポタ風かと思いきや、魔法が禁止され、魔法使いは死刑にされてしまう国の話。生まれつき魔法が使える青年マーリンが、ガイアス先生に教えられたり、アーサー王子と友情を育んだりしながら、成長していくファンタジー。少年声の浪川大輔と前野智昭のやり取りも聞き所か。
第3話で疫病発生の元凶をつきとめたマーリンだが、第4話では毒にやられて倒れてしまいそう。これって、ドラマ『JIN-仁-』の展開とソックリな気がするw。
TWIN-BEAT ソウガ 相剋編
2009年10月18日 舞台演劇TWIN-BEATプロデュース『ソウガ』‹相剋の双牙編›を観てきた。
15日の‹亡国編›の後に劇場で取った座席だが、中程で全体を見渡せる。でも前楽なのに埋まってないのが惜しい。
今回は公演期間後半の‹相剋編›なので、ゲンシュウ軍視点で主人公はオウカ。
椎名家最強の”矛”と呼ばれる武将オウカが、どうしてゲンシュウ軍に投降し、ゲンシュウ軍として戦うことになったのかが描かれる。
同時に‹亡国編›ラストからのストーリーが入るが、これは予想に反してたっぷり30分もやってくれて見応えがあった。
茶店での乱闘事件がきっかけで、互いに敵同士として遭遇したオウカとツムギ。赤い鎧を着て現れたオウカを見て、ツムギはさぞ驚いただろう。だがオウカにも、それまでに長く険しい道のりがあったのだ。
ゲンシュウ軍にシズクを姫として人質に取られたオウカは、彼女を救い出し椎名家再興を果たす為に、ゲンシュウに認められ実績を残し功を成さねばならなかった。いわば、大軍である敵の懐にあえて飛び込む捨て身の戦法。味方をかき集め、誇りと意地で対抗しようとするツムギと比べ、オウカのやり方は長期戦であり合理的でもあった。
忍耐強くも苦渋に満ちたオウカと共に、ゲンシュウ軍にあってオウカと友情を育むコウエイ、野心に燃えるシュゼンと忠実な忍びオボロ、ゲンシュウとチナミの兄妹愛、女に振り回されるも質実剛健な武者シンパチと、人物描写が丁寧だ。
‹亡国編›と同じシーンを随所に重ねることで、ツムギの心情が台詞や表情からようやく分ってくる。デンベエの裏切りも想定内であったこと、自分亡き後のオウカのことまで、彼は考え戦略に入れていた。
一時は、最強の”盾”が”矛”に転じては、物事が立ち行かなくなるであろうと思われたが、”盾”は最後には”盾”に徹し、椎名家全体を守り抜いた。最強の”矛”は”盾”に転じていたが、最後には”矛”を貫いてシズクを守りきった。
表裏一体の構造によって、物語の世界観や人物像が深まり、ようやく舞台全体を楽しめることができた。
オウカを演じる松風雅也を舞台で観るのは初めてだが、殆ど出ずっぱり、人を惹きつける魅力があって目立つ。‹亡国編›ではアホ可愛さがメインだがw、今回は包容力と忍耐を備えた分別ある大人の男を表現。殺陣アクションでも奮闘し、身のこなしや動きもまとまっている。ただ、刀を構える時の切っ先と身体が揺れるのが気になった。ピタリと収まっていたほうが、強い武者らしく見えるのではなかろうか。
顔にパラリと落ちる若々しい髪形がよくお似合い。ややハスキーな太い声も聴き易い。
シュゼン@北村栄基は‹相剋編›で化けも化けたり、姑息で卑怯な役柄が意外と似合う。コウエイ@高木俊は明るく誠実に主役を引き立てる。最初は一瞬、北村さんと高木くんが同じように見えちゃったw。
シンパチ@前田晃男は‹亡国編›では名前さえ把握できなかったが^^;、今回は小さな純情を覗かせた武骨ぶりで、笑いをいっぱい提供してメリハリ豊かに熱演。
デンベエ@郷本直也が刀を構えたところを初めて見たような気がするがw、あれだけでは勿体ない。セッサイ@きだつよしの出番はいつも3回ほどか。
チナミ@鵜飼真帆の動きがまるで忍者のようで、とても姫には見えないw。
オボロとヒャクタカの忍者対決はやはり物足りなさがあるが、オボロにももう一歩踏み込んで欲しかった。
チナミとシュリノスケとのシーンも、‹亡国編›でのやり取りが生かされていて上手い。ツムギを愛し続けたチナミが、最後の最後まで活躍してくれたし、見たかったゲンシュウとの関係も入れてくれた。
”本能寺の変”のパクリか!?と思われたがw、二転三転あったのも良し。
オウカが、シュリノスケが、チナミやヒャクタカたちが思いを馳せるのは、いつも”最強の盾”ツムギのこと。まさに”亡国の盾(イージス)”というタイトルがピッタリな時代劇だったと思うw。
主役挨拶の松風さんは、楽を残すだけで感無量な様子。今回の村井くんはDVD宣伝などやって余裕w。
お見送りは、前田さんとまっちゃん姫。結局パンフは買わず。
15日の‹亡国編›の後に劇場で取った座席だが、中程で全体を見渡せる。でも前楽なのに埋まってないのが惜しい。
今回は公演期間後半の‹相剋編›なので、ゲンシュウ軍視点で主人公はオウカ。
椎名家最強の”矛”と呼ばれる武将オウカが、どうしてゲンシュウ軍に投降し、ゲンシュウ軍として戦うことになったのかが描かれる。
同時に‹亡国編›ラストからのストーリーが入るが、これは予想に反してたっぷり30分もやってくれて見応えがあった。
茶店での乱闘事件がきっかけで、互いに敵同士として遭遇したオウカとツムギ。赤い鎧を着て現れたオウカを見て、ツムギはさぞ驚いただろう。だがオウカにも、それまでに長く険しい道のりがあったのだ。
ゲンシュウ軍にシズクを姫として人質に取られたオウカは、彼女を救い出し椎名家再興を果たす為に、ゲンシュウに認められ実績を残し功を成さねばならなかった。いわば、大軍である敵の懐にあえて飛び込む捨て身の戦法。味方をかき集め、誇りと意地で対抗しようとするツムギと比べ、オウカのやり方は長期戦であり合理的でもあった。
忍耐強くも苦渋に満ちたオウカと共に、ゲンシュウ軍にあってオウカと友情を育むコウエイ、野心に燃えるシュゼンと忠実な忍びオボロ、ゲンシュウとチナミの兄妹愛、女に振り回されるも質実剛健な武者シンパチと、人物描写が丁寧だ。
‹亡国編›と同じシーンを随所に重ねることで、ツムギの心情が台詞や表情からようやく分ってくる。デンベエの裏切りも想定内であったこと、自分亡き後のオウカのことまで、彼は考え戦略に入れていた。
一時は、最強の”盾”が”矛”に転じては、物事が立ち行かなくなるであろうと思われたが、”盾”は最後には”盾”に徹し、椎名家全体を守り抜いた。最強の”矛”は”盾”に転じていたが、最後には”矛”を貫いてシズクを守りきった。
表裏一体の構造によって、物語の世界観や人物像が深まり、ようやく舞台全体を楽しめることができた。
オウカを演じる松風雅也を舞台で観るのは初めてだが、殆ど出ずっぱり、人を惹きつける魅力があって目立つ。‹亡国編›ではアホ可愛さがメインだがw、今回は包容力と忍耐を備えた分別ある大人の男を表現。殺陣アクションでも奮闘し、身のこなしや動きもまとまっている。ただ、刀を構える時の切っ先と身体が揺れるのが気になった。ピタリと収まっていたほうが、強い武者らしく見えるのではなかろうか。
顔にパラリと落ちる若々しい髪形がよくお似合い。ややハスキーな太い声も聴き易い。
シュゼン@北村栄基は‹相剋編›で化けも化けたり、姑息で卑怯な役柄が意外と似合う。コウエイ@高木俊は明るく誠実に主役を引き立てる。最初は一瞬、北村さんと高木くんが同じように見えちゃったw。
シンパチ@前田晃男は‹亡国編›では名前さえ把握できなかったが^^;、今回は小さな純情を覗かせた武骨ぶりで、笑いをいっぱい提供してメリハリ豊かに熱演。
デンベエ@郷本直也が刀を構えたところを初めて見たような気がするがw、あれだけでは勿体ない。セッサイ@きだつよしの出番はいつも3回ほどか。
チナミ@鵜飼真帆の動きがまるで忍者のようで、とても姫には見えないw。
オボロとヒャクタカの忍者対決はやはり物足りなさがあるが、オボロにももう一歩踏み込んで欲しかった。
チナミとシュリノスケとのシーンも、‹亡国編›でのやり取りが生かされていて上手い。ツムギを愛し続けたチナミが、最後の最後まで活躍してくれたし、見たかったゲンシュウとの関係も入れてくれた。
”本能寺の変”のパクリか!?と思われたがw、二転三転あったのも良し。
オウカが、シュリノスケが、チナミやヒャクタカたちが思いを馳せるのは、いつも”最強の盾”ツムギのこと。まさに”亡国の盾(イージス)”というタイトルがピッタリな時代劇だったと思うw。
主役挨拶の松風さんは、楽を残すだけで感無量な様子。今回の村井くんはDVD宣伝などやって余裕w。
お見送りは、前田さんとまっちゃん姫。結局パンフは買わず。
映画 戦慄迷宮3D&初日舞台挨拶
2009年10月17日 映画映画『戦慄迷宮3D(THE SHOCK LABYRINTH)』&初日舞台挨拶を観てきた。
10年前、お化け屋敷で行方不明になった少女が美しく成長し、突然4人の仲間たちの元に帰ってくる。だがある病院に迷い込んだ彼らを待ち受けていたのは、あのお化け屋敷だった。
富士急ハイランドの人気アトラクション”戦慄迷宮”をもとにしたオリジナルストーリーで、実際に借り切って撮影された。廃墟と化した病院を再現した巨大建造物の”戦慄迷宮”は、世界一歩行距離が長いお化け屋敷だという。
清水崇監督の3年ぶりの新作は、日本初実写(長編)3Dムービー。短編だと『侍戦隊シンケンジャー』とかあったしね。入口で3Dメガネを渡され、すぐにスタート。
ホラーは大の苦手な私だが、スリラー色も濃い人間ドラマ。忘れていた記憶の迷宮がテーマで、幼馴染5人の本当の思いが抉り出され、関係性がどんどん変わっていく。結局一番怖いのは人間といったところか。
閉塞感と繰り返しと時間差を巧みに盛り込んだ映像は斬新で不気味。3Dによる奥行きと飛び出しは臨場感があるが、眼鏡をかけたことで逆に怖さがやや回避されたかもしれない。
主演の柳楽優弥は、別人のようにふっくらして髪型も違い、太い眉毛とギロリとした眼が印象的。激しく見えるが割と淡々と俯瞰的な掴み難いキャラクター。実年齢よりうんとオッサンぽく見えた^^;。
勝地涼は快活で溌剌と登場したので、ムードメーカー的にもホッとさせる。柳楽くんと並ぶと、若々しく見えたw。
前田愛が目の見えない役で好演。網膜の内側で見る映像が特殊でなまなましい。
映画の3分の1位に登場し、ストーリーを牽引したのは子役の5人。若者たちと結構似た子どもを起用、キーマン由紀役の少女はやけに大人びていた。子役たちも”戦慄迷宮”内で撮影を経験したのかと思うと、頑張りに拍手したい。
でも”戦慄迷宮”内のお化けたちは、特殊メイクされた役者なのが分り、怖さがちょっと薄れたり。
うさぎのぬいぐるみを見ると、『最遊記』のニィのぬいぐるみが浮かんでしまう。
それ相当に緊張して見てたせいか、1時間35分なのに、お手洗いに行きたくなってしょうがなかった^^;。
 ̄
上映後、初日舞台挨拶。マスコミ関係のカメラが予想以上に多くてビックリ。
登壇者は左から、清水崇監督、前田愛、蓮佛美沙子、柳楽優弥、勝地涼、水野絵梨奈の6人。
コワイ映画を観た後で、ナマの俳優を見るとコワサが和らぐが、ビックリしたのは柳楽くんの変貌ぶり。眉毛が太いのはそのままだが、髭面で太ってて、映画よりも更にオッサンw。
柳楽くんが開口一番「僕のころ分りました?ふっくらしてて分らなかったかも。それは役作りってことでw」。私達の前にいる柳楽くんだってすっかり別人だよ~。
勝地くんは「もとき役」と言ってたが、映画の「もっちゃん役」で刷り込みw。
撮影中のエピソードで、水野さんが「特殊メイクの人にぶつかって、リアルに怖くてビビってしまった」。前野さんは白いコンタクトレンズを入れての撮影で「入れることも初めてだったし大変だった」。蓮佛さんは「積極的に話さない5人だったので、好きなことを紙に書いてシャッフルして仲良くなった」と明かした。
勝地くんは「トイレに行くのも怖かったので、子役の子についていって、2人で一緒に怖がりながらやってたw」。
撮影の記憶はあまりないそうな柳楽くんは「トレイも怖かったけど」と言うも、勝地くんに驚かされても反応が薄かった様子。でも「今、緊張し過ぎてトイレに行きたい」と会場を笑わせた。
監督は「柳楽くんは”悲鳴”の度に、ここは震えたほうがと色々アプローチしてきた」「でも最後に”涙”を注文。実際はカットしちゃったんですが」と話し、柳楽くんは「だから無いんですね」と苦笑ツッコミ。
3Dについて「毒味役のつもり」という監督だが「もっと色んな可能性があるなと思った」という。「ホントは前田さんのお腹と柳楽くんの涙がちょっと映ってる」と2回目の見どころを語った。
登壇者の手に3Dメガネ。ホラー苦手な愉快なメンバーと観客が「グラス・オン!」で一斉にかける。カッコイーモードの登壇者。柳楽くんが「カッコよくイケたと思います」と感想w。
10日後に挙式を控えた前田愛さんに、サプライズで柳楽くんから花束送呈。「私事ですがありがとうございます」「おめでとうございます」と前田さんと監督はアッサリ。
祝福&ヒット祈願で、白い達磨が用意され、前田さんが左目を、監督がつけ睫を入れるw。「パート2ではコレが飛んでくるんだよ~」と監督。
最後に柳楽くんが「一生忘れられない一日になりますよ!」と力の篭った挨拶。
フォトセッションでは、登壇者と観客が一緒になって、3Dメガネをかけたり外したり。ムービーでは「戦慄迷宮!」「スリー・ディー!」と拳を上げさせられたり。結構楽しく終了した。
柳楽くんと勝地くん、デビュー作品から観てきたが、色々な意味で変わり成長したなぁ。今度は男っぽい歴史作品で共演してほしい。
10年前、お化け屋敷で行方不明になった少女が美しく成長し、突然4人の仲間たちの元に帰ってくる。だがある病院に迷い込んだ彼らを待ち受けていたのは、あのお化け屋敷だった。
富士急ハイランドの人気アトラクション”戦慄迷宮”をもとにしたオリジナルストーリーで、実際に借り切って撮影された。廃墟と化した病院を再現した巨大建造物の”戦慄迷宮”は、世界一歩行距離が長いお化け屋敷だという。
清水崇監督の3年ぶりの新作は、日本初実写(長編)3Dムービー。短編だと『侍戦隊シンケンジャー』とかあったしね。入口で3Dメガネを渡され、すぐにスタート。
ホラーは大の苦手な私だが、スリラー色も濃い人間ドラマ。忘れていた記憶の迷宮がテーマで、幼馴染5人の本当の思いが抉り出され、関係性がどんどん変わっていく。結局一番怖いのは人間といったところか。
閉塞感と繰り返しと時間差を巧みに盛り込んだ映像は斬新で不気味。3Dによる奥行きと飛び出しは臨場感があるが、眼鏡をかけたことで逆に怖さがやや回避されたかもしれない。
主演の柳楽優弥は、別人のようにふっくらして髪型も違い、太い眉毛とギロリとした眼が印象的。激しく見えるが割と淡々と俯瞰的な掴み難いキャラクター。実年齢よりうんとオッサンぽく見えた^^;。
勝地涼は快活で溌剌と登場したので、ムードメーカー的にもホッとさせる。柳楽くんと並ぶと、若々しく見えたw。
前田愛が目の見えない役で好演。網膜の内側で見る映像が特殊でなまなましい。
映画の3分の1位に登場し、ストーリーを牽引したのは子役の5人。若者たちと結構似た子どもを起用、キーマン由紀役の少女はやけに大人びていた。子役たちも”戦慄迷宮”内で撮影を経験したのかと思うと、頑張りに拍手したい。
でも”戦慄迷宮”内のお化けたちは、特殊メイクされた役者なのが分り、怖さがちょっと薄れたり。
うさぎのぬいぐるみを見ると、『最遊記』のニィのぬいぐるみが浮かんでしまう。
それ相当に緊張して見てたせいか、1時間35分なのに、お手洗いに行きたくなってしょうがなかった^^;。
 ̄
上映後、初日舞台挨拶。マスコミ関係のカメラが予想以上に多くてビックリ。
登壇者は左から、清水崇監督、前田愛、蓮佛美沙子、柳楽優弥、勝地涼、水野絵梨奈の6人。
コワイ映画を観た後で、ナマの俳優を見るとコワサが和らぐが、ビックリしたのは柳楽くんの変貌ぶり。眉毛が太いのはそのままだが、髭面で太ってて、映画よりも更にオッサンw。
柳楽くんが開口一番「僕のころ分りました?ふっくらしてて分らなかったかも。それは役作りってことでw」。私達の前にいる柳楽くんだってすっかり別人だよ~。
勝地くんは「もとき役」と言ってたが、映画の「もっちゃん役」で刷り込みw。
撮影中のエピソードで、水野さんが「特殊メイクの人にぶつかって、リアルに怖くてビビってしまった」。前野さんは白いコンタクトレンズを入れての撮影で「入れることも初めてだったし大変だった」。蓮佛さんは「積極的に話さない5人だったので、好きなことを紙に書いてシャッフルして仲良くなった」と明かした。
勝地くんは「トイレに行くのも怖かったので、子役の子についていって、2人で一緒に怖がりながらやってたw」。
撮影の記憶はあまりないそうな柳楽くんは「トレイも怖かったけど」と言うも、勝地くんに驚かされても反応が薄かった様子。でも「今、緊張し過ぎてトイレに行きたい」と会場を笑わせた。
監督は「柳楽くんは”悲鳴”の度に、ここは震えたほうがと色々アプローチしてきた」「でも最後に”涙”を注文。実際はカットしちゃったんですが」と話し、柳楽くんは「だから無いんですね」と苦笑ツッコミ。
3Dについて「毒味役のつもり」という監督だが「もっと色んな可能性があるなと思った」という。「ホントは前田さんのお腹と柳楽くんの涙がちょっと映ってる」と2回目の見どころを語った。
登壇者の手に3Dメガネ。ホラー苦手な愉快なメンバーと観客が「グラス・オン!」で一斉にかける。カッコイーモードの登壇者。柳楽くんが「カッコよくイケたと思います」と感想w。
10日後に挙式を控えた前田愛さんに、サプライズで柳楽くんから花束送呈。「私事ですがありがとうございます」「おめでとうございます」と前田さんと監督はアッサリ。
祝福&ヒット祈願で、白い達磨が用意され、前田さんが左目を、監督がつけ睫を入れるw。「パート2ではコレが飛んでくるんだよ~」と監督。
最後に柳楽くんが「一生忘れられない一日になりますよ!」と力の篭った挨拶。
フォトセッションでは、登壇者と観客が一緒になって、3Dメガネをかけたり外したり。ムービーでは「戦慄迷宮!」「スリー・ディー!」と拳を上げさせられたり。結構楽しく終了した。
柳楽くんと勝地くん、デビュー作品から観てきたが、色々な意味で変わり成長したなぁ。今度は男っぽい歴史作品で共演してほしい。
モニジパ 航跡419
2009年10月16日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡419。立ち読みご容赦^^;。
【松執事】な~んて言葉が浮かぶ中、
角松によって戦後の日本が回想される。
あくまで”教科書”に載っている日本史として。
1944年4月に第四次近衛内閣が組閣。
ドイツをさっさと切り捨てて連合軍に加わった日本。
海外領土と占領地を放棄返還を約束した上で、講和条約を締結。
良い子ちゃんに変貌を遂げた日本は、我々が知る史実とかなり変わっていた。
だが欧州は、ナチスドイツの降伏までそれ程変化はなかったようだ。
ヒトラーが自決した時期もほぼ変わらず。
津田がヒトラー暗殺に失敗してから長かった。いや、短かったのか?
環太平洋条約機構に日本が参加するのはよしとして、
軍を縮小した組織が”国防軍”になったとは。
日本に”自衛隊”という名称は生まれなかったのか(-.-)。
角松らがかつて所属していた自衛隊は消滅してしまったようだ。
日本の終戦工作や外交に尽力したのは、米内さんや滝らの存在が浮かぶが
角松は、別の男を考えていたのか。
菊池雅行…。
自ずと、角松を訪ねてくる人物も菊池ではないかと予想された。
その正体を、ページをめくるまで明かさず、勿体つけているところがかいじ先生らしいw。
先週の大方の予想に反して、いや、良い意味で期待を裏切って現れたのは、
如月克己だった…。
嬉しい驚き!(^o^) そう! 私にはまだ如月がいたんだv。草加が退場して気力を失ってたけど、No.2の如月がまだ残っていたじゃん!w
すっかり如月の存在を忘れていた^^;。いや、今まであんまりな扱いだったので、考えることさえしなかった。かいじ先生、そんなファンのために、ここぞというところで、ヤってくれるじゃん!
あれから14年。いや、角松と別れて15年になるのかならないのか。
如月の風貌は全く変わっていなかった。むしろ前より落ち着き凛々しくも色っぽくなっていた(*^^*)。
今は40前後かと思われるが、まだまだ若々しいv。いや30歳にも見える!ホントに30前後なら、角松と会った頃は17歳になるから却下。それで中尉なんてあり得ん。
でも軍も自衛隊も無くなったのに、まだ「角松二佐」「如月中尉」と呼び合うなんて、相変わらずの二人だなw。
現在の如月は国防軍所属。相変わらず諜報活動をしているのかな?結婚は?w
角松は「みらい」乗員のことを調べているようだ。金と人脈にものをいわせて^^;。
先ずは、如月と運命を共にしていた元艦長・梅津三郎について。
あの時、死んでしまった梅津は、何と、同じ生年月日に同じ出生地で生まれ同じ名前をもって、生きているというのだ。
今は小学生の三郎は、はたして角松らが知る梅津と同じ人物なのか?
だが角松のもとには、梅津の遺品の割れた眼鏡がある。
タイムパラドックス。いや、タイムトリップの新たな設定といえようか。
未来の人間は、死んでも、また同じ誕生日に生まれ変われるようだ。
それならひょっとして、尾栗たち命を落とした若い者も、これから生まれてくるのだろうか?
だが、どんなに金をかけても、どうしても消息が掴めなかった隊員。
それは菊池と桃井。
角松と同じ時代を生き続けているハズの二人。そりゃもう、彼らに懐かしくて逢いたくてしょうがないだろう。
でも、そのために如月をわざわざ呼びつけるなんて、なにサマ!?w
だが今回の政府随行員の中に菊池の名が入っていないとすれば、日本国内に留まっているのか、または名前を変えたのか?w それとも…。
ああいった環境で、菊池と桃井が結ばれるってことも考えられるかもしれないが、
桃井にお似合いなのは吉村かなw。
菊池が結婚するなら、その時代の女性じゃないかな。
「菊池三佐」と「桃井一尉」って、シツコイな^^;。自衛隊はもう存在しないんだってば!
予想通りというか、観艦式関連は玉砕(;_;)。海は遠い(-_-;)。
【松執事】な~んて言葉が浮かぶ中、
角松によって戦後の日本が回想される。
あくまで”教科書”に載っている日本史として。
1944年4月に第四次近衛内閣が組閣。
ドイツをさっさと切り捨てて連合軍に加わった日本。
海外領土と占領地を放棄返還を約束した上で、講和条約を締結。
良い子ちゃんに変貌を遂げた日本は、我々が知る史実とかなり変わっていた。
だが欧州は、ナチスドイツの降伏までそれ程変化はなかったようだ。
ヒトラーが自決した時期もほぼ変わらず。
津田がヒトラー暗殺に失敗してから長かった。いや、短かったのか?
環太平洋条約機構に日本が参加するのはよしとして、
軍を縮小した組織が”国防軍”になったとは。
日本に”自衛隊”という名称は生まれなかったのか(-.-)。
角松らがかつて所属していた自衛隊は消滅してしまったようだ。
日本の終戦工作や外交に尽力したのは、米内さんや滝らの存在が浮かぶが
角松は、別の男を考えていたのか。
菊池雅行…。
自ずと、角松を訪ねてくる人物も菊池ではないかと予想された。
その正体を、ページをめくるまで明かさず、勿体つけているところがかいじ先生らしいw。
先週の大方の予想に反して、いや、良い意味で期待を裏切って現れたのは、
如月克己だった…。
嬉しい驚き!(^o^) そう! 私にはまだ如月がいたんだv。草加が退場して気力を失ってたけど、No.2の如月がまだ残っていたじゃん!w
すっかり如月の存在を忘れていた^^;。いや、今まであんまりな扱いだったので、考えることさえしなかった。かいじ先生、そんなファンのために、ここぞというところで、ヤってくれるじゃん!
あれから14年。いや、角松と別れて15年になるのかならないのか。
如月の風貌は全く変わっていなかった。むしろ前より落ち着き凛々しくも色っぽくなっていた(*^^*)。
今は40前後かと思われるが、まだまだ若々しいv。いや30歳にも見える!ホントに30前後なら、角松と会った頃は17歳になるから却下。それで中尉なんてあり得ん。
でも軍も自衛隊も無くなったのに、まだ「角松二佐」「如月中尉」と呼び合うなんて、相変わらずの二人だなw。
現在の如月は国防軍所属。相変わらず諜報活動をしているのかな?結婚は?w
角松は「みらい」乗員のことを調べているようだ。金と人脈にものをいわせて^^;。
先ずは、如月と運命を共にしていた元艦長・梅津三郎について。
あの時、死んでしまった梅津は、何と、同じ生年月日に同じ出生地で生まれ同じ名前をもって、生きているというのだ。
今は小学生の三郎は、はたして角松らが知る梅津と同じ人物なのか?
だが角松のもとには、梅津の遺品の割れた眼鏡がある。
タイムパラドックス。いや、タイムトリップの新たな設定といえようか。
未来の人間は、死んでも、また同じ誕生日に生まれ変われるようだ。
それならひょっとして、尾栗たち命を落とした若い者も、これから生まれてくるのだろうか?
だが、どんなに金をかけても、どうしても消息が掴めなかった隊員。
それは菊池と桃井。
角松と同じ時代を生き続けているハズの二人。そりゃもう、彼らに懐かしくて逢いたくてしょうがないだろう。
でも、そのために如月をわざわざ呼びつけるなんて、なにサマ!?w
だが今回の政府随行員の中に菊池の名が入っていないとすれば、日本国内に留まっているのか、または名前を変えたのか?w それとも…。
ああいった環境で、菊池と桃井が結ばれるってことも考えられるかもしれないが、
桃井にお似合いなのは吉村かなw。
菊池が結婚するなら、その時代の女性じゃないかな。
「菊池三佐」と「桃井一尉」って、シツコイな^^;。自衛隊はもう存在しないんだってば!
予想通りというか、観艦式関連は玉砕(;_;)。海は遠い(-_-;)。
タッキー・チェン プロジェクト 鬼の棲み家 初日
2009年10月15日 舞台演劇タッキー・チェン プロジェクト『鬼の棲み家』初日を観てきた。
タッキー・チェンこと滝田明仁の脚本・演出のプロジェクト第1弾。『遙かなる時空の中で』キャストが花を添える。
”鬼”と呼ばれた風魔一族を滅亡に追いやった伊賀の服部半蔵軍団。20年後、風魔の残党がいると知り鬼退治の野心に燃えた三代目半蔵を迎え撃つため、風魔の者たちは壮絶な闘いを繰り広げる。
忍者の生き様と親子愛を描いたものだが、裏切りが復讐へとは繋がらず、主人公の父と出所への葛藤が少なめなので、ドロドロ感は感じさせない。作風にもタッキーさんの人柄が出ているのだろう。
もちろん期待するのは鋭敏で本格的な殺陣アクションだが、これも違わぬ出来栄えで見応えたっぷり。重心低めの構えや太刀筋、身のこなしは、映画『カムイ外伝』を彷彿とさせるようなリアルさだ。
滝田明仁が主人公だが、20歳にしては落ち着き過ぎてるしw、呼ぶ名前が可愛い。稽古もサボリがちな弱々しく頼りなげな青年が、闘いの中で成長し、己の真の力に目覚めていく姿を、滝田さんが分り易く熱演。ラストの滝田さんの風貌は、古田新太さんにちょっと似ていたかもw。
吉崎孝行と青木主悦のオヤジコンビの殺陣が、肉迫して凄かった。特に大柄な吉崎さんは、舞台が狭しと動き重厚感いっぱい。山田清崇は半蔵の冷酷非道ぶりがぴったりハマり、これまた凄まじい動きで目が離せぬ。
お目当ての根本正勝は、『遙か』仲間の成松慶彦とタッグ。二人に関根士、山本美智子が加わり、笑いを拾っていくムードメーカーな役割。特に可笑しいネタではないのだが、「俺たち」トリオの掛け合いがキュートで、背の順で揃うところも息ぴったり。
殺陣は受け身が多く、物足りなさ感はあれど、4人ともよく動いて冴える。根本さんの綺麗な太刀筋はさすがv。
森林永理奈は、小天狗ちゃんの役割っぽくて可愛いが、もっと活躍させて欲しかった。
初日だからか、山本さんが多少噛んでいてヒヤヒヤ。風魔たちの会話は渋いが、あまりに淡々と動きがなくて、観ながら少々眠くなってきたり^^;。服部一族ながら、二つの集団で過去にどんな対立があったのかはあまり語られず。
音楽が世界観にぴったり。斬り音が動きと合わない時もあってやや不安感。
何のために闘うのか?と問われ、自分の身を守るために、愛する人を守るために、そして…というのがテーマ。
じぶんらしく生きるために、タッキーさんはこのプロジェクトを立ち上げたんだなと、渾身の作品を隅々まで味わった。
タッキー・チェンこと滝田明仁の脚本・演出のプロジェクト第1弾。『遙かなる時空の中で』キャストが花を添える。
”鬼”と呼ばれた風魔一族を滅亡に追いやった伊賀の服部半蔵軍団。20年後、風魔の残党がいると知り鬼退治の野心に燃えた三代目半蔵を迎え撃つため、風魔の者たちは壮絶な闘いを繰り広げる。
忍者の生き様と親子愛を描いたものだが、裏切りが復讐へとは繋がらず、主人公の父と出所への葛藤が少なめなので、ドロドロ感は感じさせない。作風にもタッキーさんの人柄が出ているのだろう。
もちろん期待するのは鋭敏で本格的な殺陣アクションだが、これも違わぬ出来栄えで見応えたっぷり。重心低めの構えや太刀筋、身のこなしは、映画『カムイ外伝』を彷彿とさせるようなリアルさだ。
滝田明仁が主人公だが、20歳にしては落ち着き過ぎてるしw、呼ぶ名前が可愛い。稽古もサボリがちな弱々しく頼りなげな青年が、闘いの中で成長し、己の真の力に目覚めていく姿を、滝田さんが分り易く熱演。ラストの滝田さんの風貌は、古田新太さんにちょっと似ていたかもw。
吉崎孝行と青木主悦のオヤジコンビの殺陣が、肉迫して凄かった。特に大柄な吉崎さんは、舞台が狭しと動き重厚感いっぱい。山田清崇は半蔵の冷酷非道ぶりがぴったりハマり、これまた凄まじい動きで目が離せぬ。
お目当ての根本正勝は、『遙か』仲間の成松慶彦とタッグ。二人に関根士、山本美智子が加わり、笑いを拾っていくムードメーカーな役割。特に可笑しいネタではないのだが、「俺たち」トリオの掛け合いがキュートで、背の順で揃うところも息ぴったり。
殺陣は受け身が多く、物足りなさ感はあれど、4人ともよく動いて冴える。根本さんの綺麗な太刀筋はさすがv。
森林永理奈は、小天狗ちゃんの役割っぽくて可愛いが、もっと活躍させて欲しかった。
初日だからか、山本さんが多少噛んでいてヒヤヒヤ。風魔たちの会話は渋いが、あまりに淡々と動きがなくて、観ながら少々眠くなってきたり^^;。服部一族ながら、二つの集団で過去にどんな対立があったのかはあまり語られず。
音楽が世界観にぴったり。斬り音が動きと合わない時もあってやや不安感。
何のために闘うのか?と問われ、自分の身を守るために、愛する人を守るために、そして…というのがテーマ。
じぶんらしく生きるために、タッキーさんはこのプロジェクトを立ち上げたんだなと、渾身の作品を隅々まで味わった。
舞台 abc 青山ボーイズキャバレー
2009年10月14日 舞台演劇舞台『abc☆青山ボーイズキャバレー』を観てきた。
久しぶりの円形劇場、1列目なのでステージがものすごく近っ。
舞台にボックスが幾つも置かれてあるが、”abc”は蛍光塗料で暗闇でも光る。
恒例となったエキサイティングショー『青山ボーイズキャバレー』通称『abc』。だが開演2時間前に突然、本物の演出家が現れ、今までやってきた稽古のすべてを覆されぶち壊されそうになる話。
リアルなショーを仮想化した、多彩な人物が繰り広げるヒューマン・コメディ。
メインのショーは、チャンバラ集団「国士無双」の殺陣アクションと、ダンスユニット「PainNeck」のダンスパフォーマンス。いわば2つの美味しいトコ取りを集めたショーで、ファンにはたまらないだろう。
今をときめく総勢19人のイケメンたちが登場、意外な役どころも見どころだが、とても全部を把握できない。上演2時間なのでひとり頭の出番は少なそうだが、後半で其々の得意どころが発揮され、爽快感は得られる。
先ずはスタッフチーム。金儲けや自己保全に走り、日和見主義に職人気質などクセ者が揃う中、演出家とその弟子がぶつかり合う。ひたむきな齋藤ヤスカ、場を仕切る仲原裕之(Studio Life)、やり過ぎ感の笠原秀幸が盛り上げるが、飯野雅彦の地味だが渋い演技に注目。
チャンバラ集団は、途中で刀を持たせないムチャクチャ設定になり、抗議する彼らたちと同じく、私もウンザリ。亡くなった父の跡を継いで座長になったという清水順二は、座の安泰のためには何でもするが、まるで30-DELUXの『ファミリア』みたいな設定に苦笑。
ダンスユニットは女絡みで混戦模様。小野賢章と福山聖二が若手ながらイイ動き。時間差で加藤良輔と森新吾。青柳塁斗の登場は忘れた頃で大遅刻。こちらまでドタキャンされては、プロ意識がなさすぎるw。
DAIZOはまたミュージシャンだが、コミカルで面白い存在感でピッタリ。
山口幸太のロボット・ネタは、ツボをついて笑った。
日替わりゲストは八神蓮。少し痩せたようだが、フニャフニャしてて腹筋は弱そうだw。間近で見たら化粧っ気が全く無くて、そこら辺を歩いていたのを捉まえて連れて来たって感じで別人ぽかった。
途中から登場の中村誠治郎は、今回は殆ど笑わない異色の役だが、出てくるだけで観客を笑わせるw。ヤスカさんが髪を切ったせいか、ヤスカさんと誠治郎くんが双子のようにソックリに見えてビックリ(゜o゜)。
前半に出てきた台詞や動きが布石となって、ラストでしっかり生かされ笑いを取るところが素晴らしい。大雑把に見えて、意外と緻密な脚本だ。
音響とライトがイイ仕事っぷりで、ある意味スタッフ任せw。
チラシコールにあった「ぶっ壊せ!」は一見過激そうに見えるが、既成概念を追い払って、一度思いっきり壊した後で、みんなで修復したり再構築する進化も大切ということか。それは若者たちが得意とすることかもしれない。
スタッフチームの場繋ぎの踊りは頑張っていたが、学園祭どまりかな。こんなんだけだったら、マジで金返せ状態w。
殺陣はさすがに迫力たっぷりで見応えあるが、刀がこちらに届きそうな気配で身をしりぞいたり。ダンスはとにかくみんな楽しそうで、間近まで接近して踊るので、彼らの汗までこちらに飛び散ってきそうw。
最後は円形になって歌と音楽。混合チームがひとつになった感じで力強い。一人一人がハケる中、誠治郎くんが扇子で、汗冷めやらぬ良輔くんを扇いでいて微笑ましい。
殺陣では手拍子が起きたが、ダンスでは起きそうでまばら。ラストのは役者挨拶を兼ねていたのか。拍手や手拍子のタイミングが難しい舞台だ。2週間上演なので、観客も進化していくだろう。
久しぶりの円形劇場、1列目なのでステージがものすごく近っ。
舞台にボックスが幾つも置かれてあるが、”abc”は蛍光塗料で暗闇でも光る。
恒例となったエキサイティングショー『青山ボーイズキャバレー』通称『abc』。だが開演2時間前に突然、本物の演出家が現れ、今までやってきた稽古のすべてを覆されぶち壊されそうになる話。
リアルなショーを仮想化した、多彩な人物が繰り広げるヒューマン・コメディ。
メインのショーは、チャンバラ集団「国士無双」の殺陣アクションと、ダンスユニット「PainNeck」のダンスパフォーマンス。いわば2つの美味しいトコ取りを集めたショーで、ファンにはたまらないだろう。
今をときめく総勢19人のイケメンたちが登場、意外な役どころも見どころだが、とても全部を把握できない。上演2時間なのでひとり頭の出番は少なそうだが、後半で其々の得意どころが発揮され、爽快感は得られる。
先ずはスタッフチーム。金儲けや自己保全に走り、日和見主義に職人気質などクセ者が揃う中、演出家とその弟子がぶつかり合う。ひたむきな齋藤ヤスカ、場を仕切る仲原裕之(Studio Life)、やり過ぎ感の笠原秀幸が盛り上げるが、飯野雅彦の地味だが渋い演技に注目。
チャンバラ集団は、途中で刀を持たせないムチャクチャ設定になり、抗議する彼らたちと同じく、私もウンザリ。亡くなった父の跡を継いで座長になったという清水順二は、座の安泰のためには何でもするが、まるで30-DELUXの『ファミリア』みたいな設定に苦笑。
ダンスユニットは女絡みで混戦模様。小野賢章と福山聖二が若手ながらイイ動き。時間差で加藤良輔と森新吾。青柳塁斗の登場は忘れた頃で大遅刻。こちらまでドタキャンされては、プロ意識がなさすぎるw。
DAIZOはまたミュージシャンだが、コミカルで面白い存在感でピッタリ。
山口幸太のロボット・ネタは、ツボをついて笑った。
日替わりゲストは八神蓮。少し痩せたようだが、フニャフニャしてて腹筋は弱そうだw。間近で見たら化粧っ気が全く無くて、そこら辺を歩いていたのを捉まえて連れて来たって感じで別人ぽかった。
途中から登場の中村誠治郎は、今回は殆ど笑わない異色の役だが、出てくるだけで観客を笑わせるw。ヤスカさんが髪を切ったせいか、ヤスカさんと誠治郎くんが双子のようにソックリに見えてビックリ(゜o゜)。
前半に出てきた台詞や動きが布石となって、ラストでしっかり生かされ笑いを取るところが素晴らしい。大雑把に見えて、意外と緻密な脚本だ。
音響とライトがイイ仕事っぷりで、ある意味スタッフ任せw。
チラシコールにあった「ぶっ壊せ!」は一見過激そうに見えるが、既成概念を追い払って、一度思いっきり壊した後で、みんなで修復したり再構築する進化も大切ということか。それは若者たちが得意とすることかもしれない。
スタッフチームの場繋ぎの踊りは頑張っていたが、学園祭どまりかな。こんなんだけだったら、マジで金返せ状態w。
殺陣はさすがに迫力たっぷりで見応えあるが、刀がこちらに届きそうな気配で身をしりぞいたり。ダンスはとにかくみんな楽しそうで、間近まで接近して踊るので、彼らの汗までこちらに飛び散ってきそうw。
最後は円形になって歌と音楽。混合チームがひとつになった感じで力強い。一人一人がハケる中、誠治郎くんが扇子で、汗冷めやらぬ良輔くんを扇いでいて微笑ましい。
殺陣では手拍子が起きたが、ダンスでは起きそうでまばら。ラストのは役者挨拶を兼ねていたのか。拍手や手拍子のタイミングが難しい舞台だ。2週間上演なので、観客も進化していくだろう。
映画 ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ
2009年10月14日 映画映画『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』を観てきた。
小説家の夫を、金銭的に心身的に支える妻だが、夫が心中事件を起したと知る。
太宰治生誕100年にふさわしく、同タイトル短編に他の太宰作品のエッセンスを融合させて、文学的な深く質の良いラブ・ストーリーとなっている。
尤も、観る前と観た後では、妻への印象が全く違ってしまい、私にはミステリアス風味のラブストーリーに思えた。
酒女金と放蕩の限りをつくすダメ夫と、健気で献身的で忍耐強くつくすしっかり者の妻。浅野忠信の繊細な演技と、松たか子の淡白な好演もあり、妻の佐知は明るくしなやかで芯の強い女性なのだと思っていた。誰もが佐知の魅力に惹かれ、彼女を応援するだろうと。しかし佐知と夫の大谷との出会いの状況を知ると、少々考えが変わる。
二十歳そこそこの佐知は、沢山の弱さを抱えるがゆえに、虚勢を張って向こう見ずだった。今の大谷と同じく、傷つき易い”桜桃”だったのだ。同病相哀れむ、二人が一緒になったのも、深いところで同じ魂を抱えていたからだろう。
では佐知が何故あんなに逞しく賢くなったのか。それは大谷がそばにいたから。「死にたいけど死ねない」と生き続ける大谷は、佐知にとって母性本能を擽る大きな子供と同じだったのだろう。大谷が面倒を起す度に大変な思いをするけれど、一方で楽しんでいたのかもしれない。大谷の存在そのものが、佐知が生きて成長できる起爆剤だから。どんなことがあっても、いつか私の元に帰ってきてくれる。妻としての自負、自分への愛を確信してるから。
大谷も同様、佐知は決して自分を見捨てないという自信があった。だからこの夫婦、決して「別れる」という言葉を口にしない。口にすれば、自分たちが崩れてしまうから。結局は似た者夫婦なのだ。
だが、佐知が働くことで美しくなり男からも言い寄られるようになると、夫婦のバランスが危うくなる。大谷が心中事件を起したことから、立場は逆転してしまったのだ。
夫が助かったと知った時の佐知の複雑そうな顔が忘れられない。死んだら仕方なかったのか。生きていた以上、夫を見捨ててはおけない。スキャンダラスな夫の”妻”というステイタスはまだ捨てたくないから。そして相手の女を知った時、佐知の中で何かが崩れた。
桜桃と同じ色で、夫と同じ道を辿った佐知。実は、したたかで怖い女だと思った。
子供へと貰った桜桃を、二人で食べるシーンが秀逸。だって子供より親が大事。子供はほおっておいても誰かが世話をして育ててくれるが、親のほうは夫婦以外誰もかまってくれない弱い存在なのだ。
佐知は、夫の咳から病のことも薄々勘付いているのだと思う。だからしこたま飲ませて、もっと弱らせようと考えている。だってもう他にパトロンがいるのだから。
タンポポ一輪の誠実を、信じられなかった男。信じたときに、大事なことを見落としていた。
タンポポは生命力に溢れ、大地に根付いて、いっぱいに種を広げていくのだと。
戦後1~2年、お金の価値や電車や下町の様相など、貧しくとも逞しさが感じられた。
それにしてもあの子供は何て大人しい。
広末涼子は髪型と眼鏡、けだるそうな様子が意外と合う。堤真一の髪型も面白い。妻夫木聡が可愛いこと。
堤さんといえば、『人形の家』のノラに佐知をちょっと重ねてしまいそう。
見せる濡れ場より、見せない濡れ場のほうがどんなに想像力をかきたてられて、刺激的でエロチックなのか分ったw。
小説家の夫を、金銭的に心身的に支える妻だが、夫が心中事件を起したと知る。
太宰治生誕100年にふさわしく、同タイトル短編に他の太宰作品のエッセンスを融合させて、文学的な深く質の良いラブ・ストーリーとなっている。
尤も、観る前と観た後では、妻への印象が全く違ってしまい、私にはミステリアス風味のラブストーリーに思えた。
酒女金と放蕩の限りをつくすダメ夫と、健気で献身的で忍耐強くつくすしっかり者の妻。浅野忠信の繊細な演技と、松たか子の淡白な好演もあり、妻の佐知は明るくしなやかで芯の強い女性なのだと思っていた。誰もが佐知の魅力に惹かれ、彼女を応援するだろうと。しかし佐知と夫の大谷との出会いの状況を知ると、少々考えが変わる。
二十歳そこそこの佐知は、沢山の弱さを抱えるがゆえに、虚勢を張って向こう見ずだった。今の大谷と同じく、傷つき易い”桜桃”だったのだ。同病相哀れむ、二人が一緒になったのも、深いところで同じ魂を抱えていたからだろう。
では佐知が何故あんなに逞しく賢くなったのか。それは大谷がそばにいたから。「死にたいけど死ねない」と生き続ける大谷は、佐知にとって母性本能を擽る大きな子供と同じだったのだろう。大谷が面倒を起す度に大変な思いをするけれど、一方で楽しんでいたのかもしれない。大谷の存在そのものが、佐知が生きて成長できる起爆剤だから。どんなことがあっても、いつか私の元に帰ってきてくれる。妻としての自負、自分への愛を確信してるから。
大谷も同様、佐知は決して自分を見捨てないという自信があった。だからこの夫婦、決して「別れる」という言葉を口にしない。口にすれば、自分たちが崩れてしまうから。結局は似た者夫婦なのだ。
だが、佐知が働くことで美しくなり男からも言い寄られるようになると、夫婦のバランスが危うくなる。大谷が心中事件を起したことから、立場は逆転してしまったのだ。
夫が助かったと知った時の佐知の複雑そうな顔が忘れられない。死んだら仕方なかったのか。生きていた以上、夫を見捨ててはおけない。スキャンダラスな夫の”妻”というステイタスはまだ捨てたくないから。そして相手の女を知った時、佐知の中で何かが崩れた。
桜桃と同じ色で、夫と同じ道を辿った佐知。実は、したたかで怖い女だと思った。
子供へと貰った桜桃を、二人で食べるシーンが秀逸。だって子供より親が大事。子供はほおっておいても誰かが世話をして育ててくれるが、親のほうは夫婦以外誰もかまってくれない弱い存在なのだ。
佐知は、夫の咳から病のことも薄々勘付いているのだと思う。だからしこたま飲ませて、もっと弱らせようと考えている。だってもう他にパトロンがいるのだから。
タンポポ一輪の誠実を、信じられなかった男。信じたときに、大事なことを見落としていた。
タンポポは生命力に溢れ、大地に根付いて、いっぱいに種を広げていくのだと。
戦後1~2年、お金の価値や電車や下町の様相など、貧しくとも逞しさが感じられた。
それにしてもあの子供は何て大人しい。
広末涼子は髪型と眼鏡、けだるそうな様子が意外と合う。堤真一の髪型も面白い。妻夫木聡が可愛いこと。
堤さんといえば、『人形の家』のノラに佐知をちょっと重ねてしまいそう。
見せる濡れ場より、見せない濡れ場のほうがどんなに想像力をかきたてられて、刺激的でエロチックなのか分ったw。
犬夜叉完結編/大江戸線/青い文学
2009年10月13日 アニメ声優漫画新番アニメが多過ぎて消化しきれてないが^^;、とりあえずチェックする分。
『犬夜叉 完結編』
前作からの続きのようだが、いかんせん、記憶がすっかり彼方へ^^;。でもあの姉弟の話は確かにそうだったなと、少しずつ思い出されたり。
御霊丸でてらそままさきの声が流れてきて、俄然画面に注目。イケメン顔と奇怪な身体が、てらそまさんの男前声とややミスマッチな気もするがw、いっぱい喋ってくれたので良し。これは魍魎丸が進化した姿だったのかな。
『とある科学の超電磁砲(レールガン)』
『禁書目録』のスピンオフだが、男は出てこないし、ユリ系女子キャピキャピ日常生活風で、ちっとも面白くない^^;。美琴ファンには嬉しい作品か。なぜか息子に毎回予録を頼まれるのも不可解^^;。
『ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~』
都営地下鉄大江戸線の駅の擬人化だが、なぜ電車の擬人化アニメはないのかと、鉄子たちはあまり興味ないご様子^^;。電車の中で悩み相談室という、まったり感が私には合わないかも。
各駅の豆知識紹介は面白く、両国の「江戸東京博物館」は嬉しいが、月島は「もんじゃ」じゃないのか。六本木は日比谷線ばかり使うからあまり関係ないが、KENNには注目か。新宿@置鮎龍太郎の声がダンディ。
ツッコミ・マスコットとくがわ@石田彰が思ったよりよく喋る。謎犬だが、キーワンかもしれぬw。
『こばと。』
パッと雰囲気的には『花の子ルンルン』ぽいw。純粋でまったりした小鳩に、デカイ声で痛烈なツッコミをする、いおりょぎ@稲田徹がお目当て。坂本真綾&中島愛の主題歌もチェックか。
『君に届け』
”貞子”と呼ばれる爽子が、暗くて無口な子から脱出しようとするひたむきさがいいが、人の役に立ちたいと謙虚に願う心はまるで”聖女”のようw。周りの人も、爽子を特にイジめることもなく受け入れてくれるし、爽子も自分の意見をはっきり言えるようになったし、好きな人には思いが静かに伝わったようだし、もう1話だけで完結しちゃってるじゃん!w これ以上、何を望んで何が展開されるのか?
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』
前作ラストから2年後とはいえ、前半は平和な学園生活でやや面食らうが、見方を変えれば、前作の敵も良い人に見える。後半は急転、双子の蘇芳&紫苑に思いがいくが、黒の登場は緊張感をもたらして壮絶な展開を予想させる。能力者同士のアクションは、対価と共に見応えがあってやはり面白い。松風雅也の出演もチェックか。
『青い文学シリーズ』
文豪の名作と人気漫画家によるコラボ作品。
初めの作品は太宰治の『人間失格』。冒頭から堺雅人が顔出し出演、独特の語り口で作品を紹介する。堺さんは全編通して各作品の主人公の声を演じるそうだが、アニメの声は『戦闘妖精雪風』以来かな? ってか、これからずっと全話をチェックしなきゃならんのか^^;。
厳しい父と家を脱して社会運動に身を投じるも、どこか怠惰で虚無的な葉蔵が主人公。淡々としたモノローグも含め、ソフトで艶かしいが狂気を孕んだ堺さんの声が作品世界を不気味に構築する。アニメとはいえ、濡れ場まで出てきてビックリ。相手役恒子@朴路美も色気たっぷりの声で応えることw。『DEATH NOTE』の小畑健が描くライトにも似たキャラが、堺さんの声と綺麗に融合。
この作品はアニメ誌で取り上げてくれたのだろうか?
『犬夜叉 完結編』
前作からの続きのようだが、いかんせん、記憶がすっかり彼方へ^^;。でもあの姉弟の話は確かにそうだったなと、少しずつ思い出されたり。
御霊丸でてらそままさきの声が流れてきて、俄然画面に注目。イケメン顔と奇怪な身体が、てらそまさんの男前声とややミスマッチな気もするがw、いっぱい喋ってくれたので良し。これは魍魎丸が進化した姿だったのかな。
『とある科学の超電磁砲(レールガン)』
『禁書目録』のスピンオフだが、男は出てこないし、ユリ系女子キャピキャピ日常生活風で、ちっとも面白くない^^;。美琴ファンには嬉しい作品か。なぜか息子に毎回予録を頼まれるのも不可解^^;。
『ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~』
都営地下鉄大江戸線の駅の擬人化だが、なぜ電車の擬人化アニメはないのかと、鉄子たちはあまり興味ないご様子^^;。電車の中で悩み相談室という、まったり感が私には合わないかも。
各駅の豆知識紹介は面白く、両国の「江戸東京博物館」は嬉しいが、月島は「もんじゃ」じゃないのか。六本木は日比谷線ばかり使うからあまり関係ないが、KENNには注目か。新宿@置鮎龍太郎の声がダンディ。
ツッコミ・マスコットとくがわ@石田彰が思ったよりよく喋る。謎犬だが、キーワンかもしれぬw。
『こばと。』
パッと雰囲気的には『花の子ルンルン』ぽいw。純粋でまったりした小鳩に、デカイ声で痛烈なツッコミをする、いおりょぎ@稲田徹がお目当て。坂本真綾&中島愛の主題歌もチェックか。
『君に届け』
”貞子”と呼ばれる爽子が、暗くて無口な子から脱出しようとするひたむきさがいいが、人の役に立ちたいと謙虚に願う心はまるで”聖女”のようw。周りの人も、爽子を特にイジめることもなく受け入れてくれるし、爽子も自分の意見をはっきり言えるようになったし、好きな人には思いが静かに伝わったようだし、もう1話だけで完結しちゃってるじゃん!w これ以上、何を望んで何が展開されるのか?
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』
前作ラストから2年後とはいえ、前半は平和な学園生活でやや面食らうが、見方を変えれば、前作の敵も良い人に見える。後半は急転、双子の蘇芳&紫苑に思いがいくが、黒の登場は緊張感をもたらして壮絶な展開を予想させる。能力者同士のアクションは、対価と共に見応えがあってやはり面白い。松風雅也の出演もチェックか。
『青い文学シリーズ』
文豪の名作と人気漫画家によるコラボ作品。
初めの作品は太宰治の『人間失格』。冒頭から堺雅人が顔出し出演、独特の語り口で作品を紹介する。堺さんは全編通して各作品の主人公の声を演じるそうだが、アニメの声は『戦闘妖精雪風』以来かな? ってか、これからずっと全話をチェックしなきゃならんのか^^;。
厳しい父と家を脱して社会運動に身を投じるも、どこか怠惰で虚無的な葉蔵が主人公。淡々としたモノローグも含め、ソフトで艶かしいが狂気を孕んだ堺さんの声が作品世界を不気味に構築する。アニメとはいえ、濡れ場まで出てきてビックリ。相手役恒子@朴路美も色気たっぷりの声で応えることw。『DEATH NOTE』の小畑健が描くライトにも似たキャラが、堺さんの声と綺麗に融合。
この作品はアニメ誌で取り上げてくれたのだろうか?
TWIN-BEAT ソウガ 亡国編
2009年10月12日 舞台演劇TWIN-BEATプロデュース『ソウガ』‹亡国の爪牙編›を観てきた。
最前列真ん中で観易い。
公演期間の前半は‹亡国編›だが、後半は‹相剋の双牙編›となる表裏構造の舞台。
同じ物語を、視点が変わり主人公が変われば、見え方が全く違う物となることを狙った新しい趣向だ。
小さいが豊かな国だった椎名家に仕える、ふたりの男の生き様を描いたオリジナル戦国アクション。
ゲンシュウ大軍の攻勢で、大混乱の中バラバラになってしまったふたりが、再会した時は敵同士になっていたという物語。
椎名家最強の”盾”と呼ばれる軍師ツムギを村井良大。『仮面ライダーディケイド』関係のイベントではお馴染みだが、村井くんの舞台は初めて観た。『十年祭』ショーではクウガの声だけでも良かったが、舞台でもメリハリあるはっきりした声を響かせ聴き取り易い。
ツムギは‹亡国編›の主人公で、村井くんは殆ど舞台に出ずっぱり。沢山の台詞量をこなし、よく動き、顔いっぱいに汗をかきながら、舞台全体を引き締めまとめて盛り上げていた。
冷静で純粋でひたむきな青年から、嫉妬と野望ゆえに、冷酷無比な修羅の道を歩もうとするツムギ。心が変化していく村井くんの表情が見どころで、キリリとした男っぽい顔つきはとても格好良かった。
この”硬派”の空気感が誰かに似てるなと思ったら、根本正勝さん! 村井くんもあと数年、じっくり力を蓄え殺陣や場数をこなしていけば、最良の舞台役者になれることだろう。
ツムギのちょん髷風の髪型が上や下でバサバサしていて可愛い。たまに見せる柔らかな笑顔もほっとさせる。刀による立ち回りシーンが少なかったのが惜しいが、低め重心の殺陣を綺麗に見せていた。
村井@ツムギを恋い慕うwシュリノスケを小野健斗。村井くんと一緒だとより背が高く見えて、のびのび純粋熱血キャラクター。
自称、最強の忍者ヒャクタカの石倉良笙がコミカルな笑いをとるが、押さえるべきところは押さえて頼もしい。「シャキーン!」が、某舞台で土屋裕一がやった決めポーズとソックリだったw。
ただのテンション高く頭の軽い娘かと思っていたが、実はツムギにゾッコン思慮のある少女を鵜飼真帆が好演。
デンベエ役の郷本直也は俯瞰的立ち位置で渋かったが、いまいち心情や焦点が推し量れぬ役で物足りなかった。
ゲンシュウ役の笠原紳司の威圧感はさすが! 最近結婚されたという吉岡毅志@オボロの機敏な動きにも注目。
もう一人の主人公、最強の”矛”と呼ばれた武将オウカは松風雅也で、要所要所で登場。‹亡国編›を観た限りでは、椎名家再興を図るための投降だったが、今の所キャラクター的には曖昧。タイトルの「ソウガ」といえば、『北斗の拳ラオウ外伝』で松風さんが演じた役だったなw。
架空の戦国時代だが、衣装や設定は戦国のようであり江戸時代でもあり。武器も槍や刀はあれど、鉄砲や弓矢は出てこない。金の手裏剣はあったがw。兜はあまり出てこなく、甲冑はゴム製のようでちょっと軽く見える。
殺陣や立ち回りはまだまだの感はあれど、JAEの皆さんがかなり奮闘されており、メインをしっかり引き立てていた。
ツムギをメインに少しずつキャラクターの魅力に引き込まれ、印象的な台詞も少なくない。だがストーリー的には物足りなく、ツムギ視点から語られたので中途半端に終わってしまった^^;。
今度はオウカ視点なので、オウカが活躍するようだ。これはやはり両方観ないと、物語の全貌も掴めやしない。特に惹かれる話でもなく、特にお目当てもいないけれど、きだつよしの術中にハマってしまったようだ。
自分の予定に隙間を見つけたので、‹相剋編›のチケットを終演後に買い足した。
お見送りはデンベエとゲンシュウという渋いコンビ。お二人ともお声まで素晴らしい。
夏みかんちゃんが観劇に来ていた模様。
最前列真ん中で観易い。
公演期間の前半は‹亡国編›だが、後半は‹相剋の双牙編›となる表裏構造の舞台。
同じ物語を、視点が変わり主人公が変われば、見え方が全く違う物となることを狙った新しい趣向だ。
小さいが豊かな国だった椎名家に仕える、ふたりの男の生き様を描いたオリジナル戦国アクション。
ゲンシュウ大軍の攻勢で、大混乱の中バラバラになってしまったふたりが、再会した時は敵同士になっていたという物語。
椎名家最強の”盾”と呼ばれる軍師ツムギを村井良大。『仮面ライダーディケイド』関係のイベントではお馴染みだが、村井くんの舞台は初めて観た。『十年祭』ショーではクウガの声だけでも良かったが、舞台でもメリハリあるはっきりした声を響かせ聴き取り易い。
ツムギは‹亡国編›の主人公で、村井くんは殆ど舞台に出ずっぱり。沢山の台詞量をこなし、よく動き、顔いっぱいに汗をかきながら、舞台全体を引き締めまとめて盛り上げていた。
冷静で純粋でひたむきな青年から、嫉妬と野望ゆえに、冷酷無比な修羅の道を歩もうとするツムギ。心が変化していく村井くんの表情が見どころで、キリリとした男っぽい顔つきはとても格好良かった。
この”硬派”の空気感が誰かに似てるなと思ったら、根本正勝さん! 村井くんもあと数年、じっくり力を蓄え殺陣や場数をこなしていけば、最良の舞台役者になれることだろう。
ツムギのちょん髷風の髪型が上や下でバサバサしていて可愛い。たまに見せる柔らかな笑顔もほっとさせる。刀による立ち回りシーンが少なかったのが惜しいが、低め重心の殺陣を綺麗に見せていた。
村井@ツムギを恋い慕うwシュリノスケを小野健斗。村井くんと一緒だとより背が高く見えて、のびのび純粋熱血キャラクター。
自称、最強の忍者ヒャクタカの石倉良笙がコミカルな笑いをとるが、押さえるべきところは押さえて頼もしい。「シャキーン!」が、某舞台で土屋裕一がやった決めポーズとソックリだったw。
ただのテンション高く頭の軽い娘かと思っていたが、実はツムギにゾッコン思慮のある少女を鵜飼真帆が好演。
デンベエ役の郷本直也は俯瞰的立ち位置で渋かったが、いまいち心情や焦点が推し量れぬ役で物足りなかった。
ゲンシュウ役の笠原紳司の威圧感はさすが! 最近結婚されたという吉岡毅志@オボロの機敏な動きにも注目。
もう一人の主人公、最強の”矛”と呼ばれた武将オウカは松風雅也で、要所要所で登場。‹亡国編›を観た限りでは、椎名家再興を図るための投降だったが、今の所キャラクター的には曖昧。タイトルの「ソウガ」といえば、『北斗の拳ラオウ外伝』で松風さんが演じた役だったなw。
架空の戦国時代だが、衣装や設定は戦国のようであり江戸時代でもあり。武器も槍や刀はあれど、鉄砲や弓矢は出てこない。金の手裏剣はあったがw。兜はあまり出てこなく、甲冑はゴム製のようでちょっと軽く見える。
殺陣や立ち回りはまだまだの感はあれど、JAEの皆さんがかなり奮闘されており、メインをしっかり引き立てていた。
ツムギをメインに少しずつキャラクターの魅力に引き込まれ、印象的な台詞も少なくない。だがストーリー的には物足りなく、ツムギ視点から語られたので中途半端に終わってしまった^^;。
今度はオウカ視点なので、オウカが活躍するようだ。これはやはり両方観ないと、物語の全貌も掴めやしない。特に惹かれる話でもなく、特にお目当てもいないけれど、きだつよしの術中にハマってしまったようだ。
自分の予定に隙間を見つけたので、‹相剋編›のチケットを終演後に買い足した。
お見送りはデンベエとゲンシュウという渋いコンビ。お二人ともお声まで素晴らしい。
夏みかんちゃんが観劇に来ていた模様。