劇団昴公演 隣で浮気?&ポスト・ショウ・トーク
2009年6月21日 舞台演劇劇団昴公演『隣で浮気?』Bキャストを観てきた。
近場だったら、Aキャストも観劇して見比べたいところ。
ロビー特設売場で、平田さんからのプレゼントを頂いてありがとうございます。さりげに名前入りで夏仕様w。
2組の夫婦間に発生した浮気に、1組の夫婦が巻き込まれ、ウソと勘違いが交錯してハチャメチャに繰り広げられる物語。
アラン・エイクボーンの作品は、劇団あかぺらさんでもそうだったが、何でこんなに長いんだろうか^^;。休憩挟んでたっぷり2時間35分。スピーディでテンポのある展開と複雑な設定と奇天烈なアイディア満載のコメディで、飽きもせずにいっぱい笑わせて貰ったが、楽しかった反面、着地点が曖昧なままで爽快感はわかない作品でもあった。
異なる場所にある二つの家が舞台上に同時に混在するという設定は、あかぺらさんでは体験済みで理解できるが、異なる時間に二つの部屋が同時に存在するという手法は、そうと分るまで混乱しそうだ。なぜややこしくさせるのか?という疑問は、2組の夫婦の比較と共に、残り1組の夫婦のリアクションをわざと忙しくさせるため、という回答で解消される。
こんな七面倒な設定と細かい取り決めのもとで、今回はAとBのダブルキャストで上演だという。当然、其々のチームや役者の個性や持ち味が出て、雰囲気の違った作品となるだろう。
夫婦間の問題を扱うので、猥褻にもなりがちだが、エロチックに留めているのが賢明。一見ドタバタと騒がしい作風を想像するが、劇団昴はあくまで伝統的な真面目さを貫いて、品の良いラブコメに仕上がっている。
イギリス的な階級制度も盛り込まれていて、3組の衣装や喋り方や食事や食材に至るまで異なるが、50年前は顕著だった男尊女卑の考え方が滲み出ているのが興味深い。フェミニストだが君主的で世話がやける男、傲慢で面倒臭がりですぐ逃げる男、ダメ女を自分が仕込み育てたと自負する男。彼らは自分のパートナーを、常に見下しているところが腹立たしい。夫婦間に愛情やセックスはあっても、信頼や思いやりは存在しないのだ。すべては、それらが無いから生まれた顛末。
愚かで軽率な男たちに比べ、女たちの何とたくましくしたたかなこと。優しい言葉で誤魔化す女、許すことで支配する女、手綱を握らせてあげてる女。まるで『デスパレートな妻たち』のようだw。おそらくこの時代から女たちは、社会にどんどん進出して働き、家庭や子育ても両立させ、男よりも仕事をこなして出世したりと、ウーマンリブ・パワーを発揮していったんだろう。
作品の彼女たちにとって、家の男たちを其々のアイコンでコントロールすることは前哨戦にすぎない。彼女たちの本当の”浮気”は、案外と男性にではなく、”社会”に向かって発信しているのかもしれない。
お目当ての平田広明は「振り回される」ほうの夫役で、出番は30分経ってから。アイテムは長靴とスパナかしらんw。椅子を回転させるだけで日時場所を切り替えてみせる高度な手法は、さぞ緊張感と集中力を伴うと思うが、これが見事に分るから面白い。共演の矢島祐果とも息ぴったり。びしょびしょに濡れる男だが、口から吐き出したヤツじゃなくてよかったよかったw。殴り殴られる男でもあるが、情けなさ感が可愛い。3人の中で一番常識人で真面目な男だと思っていたが、実は他人の言葉を真にうけるキレ易い男でもあったか。
金尾哲夫は威風堂々としているがキュートな魅力。要田禎子の上品な声使いと、米倉紀之子のシャキシャキした物言いが好み。山口研志の鍛えられた裸にビックリ。
中程の席だったが、前席の観客の笑い声が残るためか、キャストの掛け合いの語尾や語頭がこちらまで届かなかったのが残念^^;。聴こえないので、なんでそこで笑うのだろう?と疑問と不満がわいて出た。
時間場所を隔てて揃った時もあったが、6人が一堂に会する場面は見どころか。
カテコは2回ほど。2組の夫婦は仲良さそうに並んでいるのに、平田さんと矢島さんは両脇に分かれてだったのが寂しいかも。
10分休憩後にポスト・ショウ・トーク。
 ̄
先ずは、開演前にロビーにもいらした、演出家のニコラス・バーターが通訳と共に登場。イギリスと日本の階級制度の違いと、どのように日本の観客に理解して貰えるかについて熱心に語る。
出演者が黒やピンクのTシャツに着替えて登場。物販宣伝はされないのかな? ニコラス氏の隣から、一人がけソファに金尾哲夫、三人がけソファに要田禎子&平田広明&矢島祐果、椅子に米倉紀之子&山口研志。MCは田中正彦。平田さんと要田さんは同期なので、気の置けぬやり取りが随所で見られる。
役で苦労した点。ウィリアム役の平田さんは「野心があるから、上司の前ではカチカチに緊張している」「いつもダラダラしている僕なのでw、カチカチにねじをしめることを求められた」。山口さんは身体を作り上げてから臨んだとか。
AプロとBプロについて。ニコラス氏は「同じセットで違う役者は、挑戦しがいのある遣り甲斐のあること」「作者が望んでいることだけはそらさずやろうとした」「片方にだけ言って、片方には言わないシークレットもあった」と演出の秘密を明かす。続く金尾さんにマイクを渡そうとするが、なかなか気づかない金尾さんw。
Aキャストについて。金尾さんは「岡田さんとは全然タイプが違うので、全然気にならなかった」。互いの情報交換もあったそうで、「宮本くんは気にはなる」平田さんは、「稽古を見たが全然違う仕上がりで、同じ場所で苦労していた」「同じ所で噛んだところを、二人でカットしようかと思ったw」「宮本くんのイイところは無許可でパクらせて貰ったw」と、いつもの平田節で煙にまく(笑)。
会場からの質問がいっぱい。
「すれ違いやギリギリで交差するのが難しい」と要田さん。声の鍛え方で「急にはムリ」と言う金田さんと比べ、「本多劇場は声の通りがイイ」「発声練習するAチームに比べ、Bチームはなしw」と平田さん。
苦手な台詞やシーンについて。「繰り返す台詞」と金田さん。平田さんの大キライなシーンは「食事のシーン」で、「クルックルッ」という言い方が可愛い。「語尾語頭で動くんだとドキドキするから」「一つ間違ったらガタガタ崩れるから」と熱弁。同調した矢島さんは「電話のシーン」もプレッシャー。米倉さんも「電話」だが、「食事も決まりごとがいっぱいある」「アスリートのような感覚」と加えた。
好きな台詞やシーンについて。「イイ仕事した」と金尾さん。「(フランクの)会えて嬉しかった」「(フィオナの)私を許して下さる?」を挙げる要田さん。「(フィオナの)あら、そ、よかった」の逃げ方が好きだと平田さんw。米倉さんは「6人全員が揃うシーン」。山口さんはやっぱり「キスシーン」w。
ソデで待機中の時、平田さんは珍しく「不安なので毎日台本を読んで確認」。基本は台本に忠実なことだという。
ニコラス氏は日本人の感覚について「最後に笑うツボは一緒」と付け加えて、盛り上がりの中でトークは終了した。何と正味40分間。
最後に田中氏が、秋の山田太一作品『河の向こうで人が呼ぶ』告知宣伝。今公演も”あうるすぽっと”でやってくれてたらな~。
近場だったら、Aキャストも観劇して見比べたいところ。
ロビー特設売場で、平田さんからのプレゼントを頂いてありがとうございます。さりげに名前入りで夏仕様w。
2組の夫婦間に発生した浮気に、1組の夫婦が巻き込まれ、ウソと勘違いが交錯してハチャメチャに繰り広げられる物語。
アラン・エイクボーンの作品は、劇団あかぺらさんでもそうだったが、何でこんなに長いんだろうか^^;。休憩挟んでたっぷり2時間35分。スピーディでテンポのある展開と複雑な設定と奇天烈なアイディア満載のコメディで、飽きもせずにいっぱい笑わせて貰ったが、楽しかった反面、着地点が曖昧なままで爽快感はわかない作品でもあった。
異なる場所にある二つの家が舞台上に同時に混在するという設定は、あかぺらさんでは体験済みで理解できるが、異なる時間に二つの部屋が同時に存在するという手法は、そうと分るまで混乱しそうだ。なぜややこしくさせるのか?という疑問は、2組の夫婦の比較と共に、残り1組の夫婦のリアクションをわざと忙しくさせるため、という回答で解消される。
こんな七面倒な設定と細かい取り決めのもとで、今回はAとBのダブルキャストで上演だという。当然、其々のチームや役者の個性や持ち味が出て、雰囲気の違った作品となるだろう。
夫婦間の問題を扱うので、猥褻にもなりがちだが、エロチックに留めているのが賢明。一見ドタバタと騒がしい作風を想像するが、劇団昴はあくまで伝統的な真面目さを貫いて、品の良いラブコメに仕上がっている。
イギリス的な階級制度も盛り込まれていて、3組の衣装や喋り方や食事や食材に至るまで異なるが、50年前は顕著だった男尊女卑の考え方が滲み出ているのが興味深い。フェミニストだが君主的で世話がやける男、傲慢で面倒臭がりですぐ逃げる男、ダメ女を自分が仕込み育てたと自負する男。彼らは自分のパートナーを、常に見下しているところが腹立たしい。夫婦間に愛情やセックスはあっても、信頼や思いやりは存在しないのだ。すべては、それらが無いから生まれた顛末。
愚かで軽率な男たちに比べ、女たちの何とたくましくしたたかなこと。優しい言葉で誤魔化す女、許すことで支配する女、手綱を握らせてあげてる女。まるで『デスパレートな妻たち』のようだw。おそらくこの時代から女たちは、社会にどんどん進出して働き、家庭や子育ても両立させ、男よりも仕事をこなして出世したりと、ウーマンリブ・パワーを発揮していったんだろう。
作品の彼女たちにとって、家の男たちを其々のアイコンでコントロールすることは前哨戦にすぎない。彼女たちの本当の”浮気”は、案外と男性にではなく、”社会”に向かって発信しているのかもしれない。
お目当ての平田広明は「振り回される」ほうの夫役で、出番は30分経ってから。アイテムは長靴とスパナかしらんw。椅子を回転させるだけで日時場所を切り替えてみせる高度な手法は、さぞ緊張感と集中力を伴うと思うが、これが見事に分るから面白い。共演の矢島祐果とも息ぴったり。びしょびしょに濡れる男だが、口から吐き出したヤツじゃなくてよかったよかったw。殴り殴られる男でもあるが、情けなさ感が可愛い。3人の中で一番常識人で真面目な男だと思っていたが、実は他人の言葉を真にうけるキレ易い男でもあったか。
金尾哲夫は威風堂々としているがキュートな魅力。要田禎子の上品な声使いと、米倉紀之子のシャキシャキした物言いが好み。山口研志の鍛えられた裸にビックリ。
中程の席だったが、前席の観客の笑い声が残るためか、キャストの掛け合いの語尾や語頭がこちらまで届かなかったのが残念^^;。聴こえないので、なんでそこで笑うのだろう?と疑問と不満がわいて出た。
時間場所を隔てて揃った時もあったが、6人が一堂に会する場面は見どころか。
カテコは2回ほど。2組の夫婦は仲良さそうに並んでいるのに、平田さんと矢島さんは両脇に分かれてだったのが寂しいかも。
10分休憩後にポスト・ショウ・トーク。
 ̄
先ずは、開演前にロビーにもいらした、演出家のニコラス・バーターが通訳と共に登場。イギリスと日本の階級制度の違いと、どのように日本の観客に理解して貰えるかについて熱心に語る。
出演者が黒やピンクのTシャツに着替えて登場。物販宣伝はされないのかな? ニコラス氏の隣から、一人がけソファに金尾哲夫、三人がけソファに要田禎子&平田広明&矢島祐果、椅子に米倉紀之子&山口研志。MCは田中正彦。平田さんと要田さんは同期なので、気の置けぬやり取りが随所で見られる。
役で苦労した点。ウィリアム役の平田さんは「野心があるから、上司の前ではカチカチに緊張している」「いつもダラダラしている僕なのでw、カチカチにねじをしめることを求められた」。山口さんは身体を作り上げてから臨んだとか。
AプロとBプロについて。ニコラス氏は「同じセットで違う役者は、挑戦しがいのある遣り甲斐のあること」「作者が望んでいることだけはそらさずやろうとした」「片方にだけ言って、片方には言わないシークレットもあった」と演出の秘密を明かす。続く金尾さんにマイクを渡そうとするが、なかなか気づかない金尾さんw。
Aキャストについて。金尾さんは「岡田さんとは全然タイプが違うので、全然気にならなかった」。互いの情報交換もあったそうで、「宮本くんは気にはなる」平田さんは、「稽古を見たが全然違う仕上がりで、同じ場所で苦労していた」「同じ所で噛んだところを、二人でカットしようかと思ったw」「宮本くんのイイところは無許可でパクらせて貰ったw」と、いつもの平田節で煙にまく(笑)。
会場からの質問がいっぱい。
「すれ違いやギリギリで交差するのが難しい」と要田さん。声の鍛え方で「急にはムリ」と言う金田さんと比べ、「本多劇場は声の通りがイイ」「発声練習するAチームに比べ、Bチームはなしw」と平田さん。
苦手な台詞やシーンについて。「繰り返す台詞」と金田さん。平田さんの大キライなシーンは「食事のシーン」で、「クルックルッ」という言い方が可愛い。「語尾語頭で動くんだとドキドキするから」「一つ間違ったらガタガタ崩れるから」と熱弁。同調した矢島さんは「電話のシーン」もプレッシャー。米倉さんも「電話」だが、「食事も決まりごとがいっぱいある」「アスリートのような感覚」と加えた。
好きな台詞やシーンについて。「イイ仕事した」と金尾さん。「(フランクの)会えて嬉しかった」「(フィオナの)私を許して下さる?」を挙げる要田さん。「(フィオナの)あら、そ、よかった」の逃げ方が好きだと平田さんw。米倉さんは「6人全員が揃うシーン」。山口さんはやっぱり「キスシーン」w。
ソデで待機中の時、平田さんは珍しく「不安なので毎日台本を読んで確認」。基本は台本に忠実なことだという。
ニコラス氏は日本人の感覚について「最後に笑うツボは一緒」と付け加えて、盛り上がりの中でトークは終了した。何と正味40分間。
最後に田中氏が、秋の山田太一作品『河の向こうで人が呼ぶ』告知宣伝。今公演も”あうるすぽっと”でやってくれてたらな~。
劇団すごろく公演 シバラク!
2009年6月20日 舞台演劇劇団すごろく6月公演『シバラク!』を観てきた。
すごろく公演は随分と久しぶり。今回は、「ひらり、空中分解。」でおなじみの金津泰輔氏の脚本がお目当て。
演出の丹澤峰之進氏は存じ上げないが、金津氏と郷田氏の黄金タッグを彷彿とさせるかどうかも興味深々。
雷鳴轟かせ、大地を揺るがし、颯爽と参上する伝説の英雄「シバラク!」が消えてから十数年。「シバラク」の本当の正体を求めつつ、ニセ者として暗躍する者たちが入り乱れて巻き起こす、人情チャンバラ喜劇。
金津氏の本では珍しく、男女混合の大人数の時代劇。すごろく役者もよく分らず、はじめのうちは人物関係に戸惑う^^;。
座長の緒方賢一と、副座長の松本保典はどうやら親子関係。オールバックで長髪を縛った松本さんは、飄々とした中にも落ち着きがあり、50代位の設定も違和感はない。3人の子持ちはいいが、息子が体格と共に大き過ぎないか!?^^; しかも兄弟妹が全然似てないっw。武家のようだが、刀は振り回さず、侍ではないような曖昧な設定。鬘もフラフラ、衣装もヘラヘラしていて、色々なことにすぐに慣れないが、これが”すごろく版時代劇”らしい。
前半は「シバラク」への憧れを交ぜつつ、ニセ者を中心にまったりと展開、やや退屈感が否めない。誰が主役なのか見えてこず、フリーダムな3人兄弟にさっぱり思い入れがわかない。後半は、脅迫や裏切りで一挙に急展開、前半の布石を巧みに入れながら二転三転、ようやくスッキリとした結末を提供してくれた。
三段構えの「シバラク」の歌舞伎調大見得が最大の見せ場だろうか。やってる役者も楽しそうだ。彦左衛門の悲しく苦い過去を、前半でもう少し描けていれば深味が出ただろう。再会も含めた男女の色恋沙汰まで入れて、笑いの中にもシビアなテイスト。人数は多いが、キャラクター一人一人を網羅した描き方と細かい演出もなかなか。
緩い二段坂のある舞台装置は時代劇としては味気ないが、狭い中でハラハラ感も生む。ヒトヨシノビタ氏の必殺風の音楽が臨場感を醸す。
立ち回りは少ないが、刀を構えた松本さんの真剣な表情が男らしいなと思った。小林範雄のローボイスが印象的。
死んだ妻への思い、義息のピンチに駆けつける老父、身を引き締めて一つになる兄弟たち。ヒーローの名を借りた、家族の再生と絆を描いたお話で、金津氏お得意の時代劇版ハートフル・コメディは成功したと思う。
人数を1/3に減らして、すっきりと話を纏めれば、「ひらり」さんでも同じような演目で上演できる気がする。彦左衛門にすがる権太郎を見てたら、八幡さんと若山さんが浮かんできたからw。
すごろく公演は随分と久しぶり。今回は、「ひらり、空中分解。」でおなじみの金津泰輔氏の脚本がお目当て。
演出の丹澤峰之進氏は存じ上げないが、金津氏と郷田氏の黄金タッグを彷彿とさせるかどうかも興味深々。
雷鳴轟かせ、大地を揺るがし、颯爽と参上する伝説の英雄「シバラク!」が消えてから十数年。「シバラク」の本当の正体を求めつつ、ニセ者として暗躍する者たちが入り乱れて巻き起こす、人情チャンバラ喜劇。
金津氏の本では珍しく、男女混合の大人数の時代劇。すごろく役者もよく分らず、はじめのうちは人物関係に戸惑う^^;。
座長の緒方賢一と、副座長の松本保典はどうやら親子関係。オールバックで長髪を縛った松本さんは、飄々とした中にも落ち着きがあり、50代位の設定も違和感はない。3人の子持ちはいいが、息子が体格と共に大き過ぎないか!?^^; しかも兄弟妹が全然似てないっw。武家のようだが、刀は振り回さず、侍ではないような曖昧な設定。鬘もフラフラ、衣装もヘラヘラしていて、色々なことにすぐに慣れないが、これが”すごろく版時代劇”らしい。
前半は「シバラク」への憧れを交ぜつつ、ニセ者を中心にまったりと展開、やや退屈感が否めない。誰が主役なのか見えてこず、フリーダムな3人兄弟にさっぱり思い入れがわかない。後半は、脅迫や裏切りで一挙に急展開、前半の布石を巧みに入れながら二転三転、ようやくスッキリとした結末を提供してくれた。
三段構えの「シバラク」の歌舞伎調大見得が最大の見せ場だろうか。やってる役者も楽しそうだ。彦左衛門の悲しく苦い過去を、前半でもう少し描けていれば深味が出ただろう。再会も含めた男女の色恋沙汰まで入れて、笑いの中にもシビアなテイスト。人数は多いが、キャラクター一人一人を網羅した描き方と細かい演出もなかなか。
緩い二段坂のある舞台装置は時代劇としては味気ないが、狭い中でハラハラ感も生む。ヒトヨシノビタ氏の必殺風の音楽が臨場感を醸す。
立ち回りは少ないが、刀を構えた松本さんの真剣な表情が男らしいなと思った。小林範雄のローボイスが印象的。
死んだ妻への思い、義息のピンチに駆けつける老父、身を引き締めて一つになる兄弟たち。ヒーローの名を借りた、家族の再生と絆を描いたお話で、金津氏お得意の時代劇版ハートフル・コメディは成功したと思う。
人数を1/3に減らして、すっきりと話を纏めれば、「ひらり」さんでも同じような演目で上演できる気がする。彦左衛門にすがる権太郎を見てたら、八幡さんと若山さんが浮かんできたからw。
Studio Life公演 LILIES Fチーム
2009年6月19日 舞台演劇Studio Life公演『LILIES』FEUチームを観てきた。
スタジオライフ初の上演台本が登場、パンフとセットでSP写真3枚付きなので、買ってしまった。
最前列のド真ん中で、観易すぎて緊張しそうw。
カナダ郊外の刑務所。一人の老司教の目の前で、囚人たちが繰り広げる芝居から、40年前の修道院で出会った少年達の封印された悲劇がよみがえる。
ライフには2度目の再演。6年前に一度観たが、後方席だったためか、話がさっぱり把握できず、部分的な場面しか印象に残っていなかった^^;。
今回はキャストも一新され、東京だけで3チームでの上演。はたして話が理解できるのか、登場人物にも少しは感情移入できるだろうかと、不安と期待がない交ぜのままの観劇。
”劇中劇中劇”である。プロローグを見逃していると、芝居の中の芝居には混乱しそうだが、今回は分り過ぎるほど分って、手強そうだが明快な話だった。現在と過去のメリハリも効き、展開もスムーズでリズミカルで一定的。
囚人が芝居をする設定なので、囚人服が制服に、カーテンが女性のドレスに、木箱のテーブルに木の椅子と、細かいところまでよく出来ている。薄暗転中の場面展開も、囚人たちが淡々と行い、手作り感が伝わって面白い。
其々の個性を放ちながら、情緒的に綺麗にまとめ上げるメイン9人の役者の存在感にも注目したい。
シモン@新納慎也×ヴァリエ@松本慎也の”ダブル慎也”のカップリング。名前のせいではないだろうが、観れば観るほど、顔つきが似てくるように感じるw。
今や準劇団員化のw新納さんを観るのは、舞台は『川上音二郎一座』TVでは『仮面ライダーキバ』以来か。短髪でほっそりとして男前で美しかったが、驚いたのは演技の深さと繊細さだ。シモンの苦しみや葛藤、憧れや決断が見事に表現されていて、しっかりと伝わってきた。6年前はヴァリエがメインかと思われたが、これはシモンの物語なのだとあらためて感じた。役を自分のものとしている新納さんは、ヴァリエへのひたむきな思いも純粋に伝わってきて切なさがしみる。本気で、松本くんを愛しいと思っているかのようだ。
松本くんはいつものクセのある台詞使いだが、シモンへの純粋でストレートな愛、母親への深い愛を、可憐に情熱的に表現。
伯爵夫人@関戸博一はナチュラルな雰囲気が好感、松本くんとホントの親子のような髪型が似合う。『黒帯』以来に観る船戸慎士は、二役だと暫くして気づいたが、ステージ隅で待ってる時の仕草や効果音を出すところに注目。前回公演ではヴァリエだった山本芳樹はリディアンヌ役、シナを作ったりするわざとらしさは好みが出そう。
晩年のシモンでは渋く男らしく、シモン父では感情的でひょうきんに演じ分けた石飛幸治が、重厚な雰囲気を作り上げて素晴らしい。
何といってもジャン・ビロドーの昔と現在を演じた、林勇輔と青木隆敏のアクの強い演技に注目。青木くんの狂気めいた50代は、やや若くてムリがあるかな。林さんは動作にクセを出して不安定を表現、後半で怒涛の如く爆発する様子が見どころ。
禁じられた”同性愛”がテーマなので、新納さんの接吻シーンを目の前で、これでもかというぐらい観過ぎてしまったw。 ヴァリエに、ビロドーに、リディアンヌにと、とにかくキスがいっぱい噴出。中でもやはりヴァリエへの熱く深い接吻には愛情が感じられ、ウットリとお腹いっぱい。経験豊かなのか、新納さんのキスは角度も計算され巧くて、エロチックで妙な気分になりそうv。
20世紀初頭という時代背景もあるが、カナダの中でもとりわけカソリック信仰が強かったケベックでは、”同性愛”への偏見と反発は凄まじかったという。
25年前に私もカナダを訪れたが、歴史に彩られたフランス語圏のケベックとモントリオールはとびきりお気に入りだった。その時は、まさかこんな戯曲でケベックを思い出すとは思わなかったが、それから数年後にミシェル・マルク・ブシャールにより『LILIES』が書かれたようだ。
歪んだ三角関係の結末。愛しさあまって憎さ百倍。自分のものを奪ったヴァリエへの嫉妬と、自分を拒否したシモンへの復讐を遂げたビロドー。記憶を故意に封印していたビロドーに対して、真実を引き出すことと、訣別を言い渡すことが目的だったシモン。二人の男の間に友情は決して存在しないが、芝居仕立てという茶番に、どこかTVドラマ『ザ・クイズショウ』の匂いを感じてしまうw。
来週は急遽取ったTERREチーム、続いてSOURCEチームを観劇。座席にもよるが、FEUチームが思った以上に良い出来だったので、見比べるのも楽しみにしたい。
スタジオライフ初の上演台本が登場、パンフとセットでSP写真3枚付きなので、買ってしまった。
最前列のド真ん中で、観易すぎて緊張しそうw。
カナダ郊外の刑務所。一人の老司教の目の前で、囚人たちが繰り広げる芝居から、40年前の修道院で出会った少年達の封印された悲劇がよみがえる。
ライフには2度目の再演。6年前に一度観たが、後方席だったためか、話がさっぱり把握できず、部分的な場面しか印象に残っていなかった^^;。
今回はキャストも一新され、東京だけで3チームでの上演。はたして話が理解できるのか、登場人物にも少しは感情移入できるだろうかと、不安と期待がない交ぜのままの観劇。
”劇中劇中劇”である。プロローグを見逃していると、芝居の中の芝居には混乱しそうだが、今回は分り過ぎるほど分って、手強そうだが明快な話だった。現在と過去のメリハリも効き、展開もスムーズでリズミカルで一定的。
囚人が芝居をする設定なので、囚人服が制服に、カーテンが女性のドレスに、木箱のテーブルに木の椅子と、細かいところまでよく出来ている。薄暗転中の場面展開も、囚人たちが淡々と行い、手作り感が伝わって面白い。
其々の個性を放ちながら、情緒的に綺麗にまとめ上げるメイン9人の役者の存在感にも注目したい。
シモン@新納慎也×ヴァリエ@松本慎也の”ダブル慎也”のカップリング。名前のせいではないだろうが、観れば観るほど、顔つきが似てくるように感じるw。
今や準劇団員化のw新納さんを観るのは、舞台は『川上音二郎一座』TVでは『仮面ライダーキバ』以来か。短髪でほっそりとして男前で美しかったが、驚いたのは演技の深さと繊細さだ。シモンの苦しみや葛藤、憧れや決断が見事に表現されていて、しっかりと伝わってきた。6年前はヴァリエがメインかと思われたが、これはシモンの物語なのだとあらためて感じた。役を自分のものとしている新納さんは、ヴァリエへのひたむきな思いも純粋に伝わってきて切なさがしみる。本気で、松本くんを愛しいと思っているかのようだ。
松本くんはいつものクセのある台詞使いだが、シモンへの純粋でストレートな愛、母親への深い愛を、可憐に情熱的に表現。
伯爵夫人@関戸博一はナチュラルな雰囲気が好感、松本くんとホントの親子のような髪型が似合う。『黒帯』以来に観る船戸慎士は、二役だと暫くして気づいたが、ステージ隅で待ってる時の仕草や効果音を出すところに注目。前回公演ではヴァリエだった山本芳樹はリディアンヌ役、シナを作ったりするわざとらしさは好みが出そう。
晩年のシモンでは渋く男らしく、シモン父では感情的でひょうきんに演じ分けた石飛幸治が、重厚な雰囲気を作り上げて素晴らしい。
何といってもジャン・ビロドーの昔と現在を演じた、林勇輔と青木隆敏のアクの強い演技に注目。青木くんの狂気めいた50代は、やや若くてムリがあるかな。林さんは動作にクセを出して不安定を表現、後半で怒涛の如く爆発する様子が見どころ。
禁じられた”同性愛”がテーマなので、新納さんの接吻シーンを目の前で、これでもかというぐらい観過ぎてしまったw。 ヴァリエに、ビロドーに、リディアンヌにと、とにかくキスがいっぱい噴出。中でもやはりヴァリエへの熱く深い接吻には愛情が感じられ、ウットリとお腹いっぱい。経験豊かなのか、新納さんのキスは角度も計算され巧くて、エロチックで妙な気分になりそうv。
20世紀初頭という時代背景もあるが、カナダの中でもとりわけカソリック信仰が強かったケベックでは、”同性愛”への偏見と反発は凄まじかったという。
25年前に私もカナダを訪れたが、歴史に彩られたフランス語圏のケベックとモントリオールはとびきりお気に入りだった。その時は、まさかこんな戯曲でケベックを思い出すとは思わなかったが、それから数年後にミシェル・マルク・ブシャールにより『LILIES』が書かれたようだ。
歪んだ三角関係の結末。愛しさあまって憎さ百倍。自分のものを奪ったヴァリエへの嫉妬と、自分を拒否したシモンへの復讐を遂げたビロドー。記憶を故意に封印していたビロドーに対して、真実を引き出すことと、訣別を言い渡すことが目的だったシモン。二人の男の間に友情は決して存在しないが、芝居仕立てという茶番に、どこかTVドラマ『ザ・クイズショウ』の匂いを感じてしまうw。
来週は急遽取ったTERREチーム、続いてSOURCEチームを観劇。座席にもよるが、FEUチームが思った以上に良い出来だったので、見比べるのも楽しみにしたい。
J’s Music Action 小杉十郎太 Live in MANDALA
2009年6月18日 イベント夜から『J’s Music Actionシリーズ「小杉十郎太 Live in MANDALA』へ行ってきた。
ホームグランドのMANDALAは去年9月以来、今回もステージにかなり近い席へ。
3月の名古屋ライブは行ってないが、BRUSH&PICKSのギター、岩田浩史との二人ステージもますます快調。ご本人曰く、二人とも酉年なので「チキンズ」とかw。
ファンミーティングから4ヶ月ぶりに観るじゅっちゃんは、髪の毛がふわふわと長くなってて、ちょい東地さんっぽい髪型w。美容院でも伸ばすのか?と聴かれたそうだが、岩田さんの「あるうちに、伸ばしておきましょうよ」にみんな笑い。
MONKの白Tシャツに白ジャケットと涼しげで爽やかなじゅっちゃん。今日はお着替えなし。
岩田さんとのアコースティック・ライブからスタート。「この思い♪」「スロー・イン・ダウン♪」も渋く熱唱する。
合間にトークを交えるが、今日のじゅっちゃんはちょっと可笑しなテンション(^_^;)。大学入学式以来の武道館にJAM Projectのライブを聴きに行って、その熱いパワーに相当刺激を受けたそうだが、「俺にはムリだ」(笑)「またひとつ自分が見えてきた気がします」としみじみと語ってみたりw。椅子に座るだけなのに「しばしご歓談なさって下さい」と言ったりw、ギターをちょっとぶつけたりと、何か言動がチグハグ。岩田さんから何度もツッコマれるじゅっちゃんは、かなり”受け”テンション(笑)。
6月28日に出演する中井貴恵さんとの音語り『あらしのよるに』を宣伝。もちろん、じゅっちゃんはオオカミ役。メイとガブを浮かべながら作った「グッドフレンズ♪」を披露、じゅっちゃんのとろけるような表情が愛らしいv。合言葉は「あらしのよるに」ね。唄い終わった後、自分で「昔のフォークっぽいw」と突っ込むが、とても良い歌だった。
先日も披露した「サンチャッチャ・ブルース♪」。私も三茶へ行く度に思い出すご当地メロディーw。昭和の香りがして、岩田さんのハーモニカが哀愁をそそる。
唄い終わった後、急に名古屋ライブの話をされるが、車で途中の浜名湖に寄った時に、岩田さんがこのハーモニカ(浜松名物)を発見し購入されたとか。浜名湖のウナギも美味かったとニンマリ。名古屋のライブギャラリーには、モンゴルの楽器とかも飾られてたそう。名古屋では岩田さんの案内で居酒屋へ、ひつまぶしやテバサキ等の名物を満喫されたとか。帰りは一人新幹線で東京へ、車で帰る岩田さんたちに、気になっていたWBCの実況をお願いしたそうw。勝利を聞いた時は思わず「よーしっ!」と新幹線内で声をあげたそう(笑)。
名古屋でも披露したという、名曲「SAY YOU♪」名古屋バージョンのダイジェスト版を披露。アランとタマがナビゲーターらしいが、ご自分でもどっちがどっちだか分らなくなりそうなので、岩田さんが「アラン」と「タマ」の2枚の札を掲げてくれる。これ、岩田さんのアイデアで、キャラの絵も岩田さん描きの優れもの。ディランとモルダーとビリー、ボンドとチュモンの「外人さんたち」が登場。やきそばパンマンと局長、アーロンが賑やか。榊太郎と天之橋一鶴はキャラソンと共に登場。やきそばパンマンもヘラの踊り付きで唄う。ヘンケンも登場。岩田さんのギターによるBGMと演奏がステキ。”小杉十郎太”も入りしっちゃかめっちゃかで、最後にタマとアランが「面白かった?」。会場も大笑いで盛り上がった(^o^)。
マラカス振って「横浜ローズ♪」や「パラダイス♪」をリズミカルに唄い、最後は「天の踊り子♪」。ジャケを脱いで、アンコールはしみじみと「夕焼けの歌♪」。ますます暮らし難い世の中を思ってか、「色々あるけれど、みんな元気で」とメッセージと御礼を述べて楽しく終了した。
8/29は『J’s Music Action the 8th』がMANDALAで開催。合言葉は「ヤーニクイネ! 夏の終わりは十郎太」。
ホームグランドのMANDALAは去年9月以来、今回もステージにかなり近い席へ。
3月の名古屋ライブは行ってないが、BRUSH&PICKSのギター、岩田浩史との二人ステージもますます快調。ご本人曰く、二人とも酉年なので「チキンズ」とかw。
ファンミーティングから4ヶ月ぶりに観るじゅっちゃんは、髪の毛がふわふわと長くなってて、ちょい東地さんっぽい髪型w。美容院でも伸ばすのか?と聴かれたそうだが、岩田さんの「あるうちに、伸ばしておきましょうよ」にみんな笑い。
MONKの白Tシャツに白ジャケットと涼しげで爽やかなじゅっちゃん。今日はお着替えなし。
岩田さんとのアコースティック・ライブからスタート。「この思い♪」「スロー・イン・ダウン♪」も渋く熱唱する。
合間にトークを交えるが、今日のじゅっちゃんはちょっと可笑しなテンション(^_^;)。大学入学式以来の武道館にJAM Projectのライブを聴きに行って、その熱いパワーに相当刺激を受けたそうだが、「俺にはムリだ」(笑)「またひとつ自分が見えてきた気がします」としみじみと語ってみたりw。椅子に座るだけなのに「しばしご歓談なさって下さい」と言ったりw、ギターをちょっとぶつけたりと、何か言動がチグハグ。岩田さんから何度もツッコマれるじゅっちゃんは、かなり”受け”テンション(笑)。
6月28日に出演する中井貴恵さんとの音語り『あらしのよるに』を宣伝。もちろん、じゅっちゃんはオオカミ役。メイとガブを浮かべながら作った「グッドフレンズ♪」を披露、じゅっちゃんのとろけるような表情が愛らしいv。合言葉は「あらしのよるに」ね。唄い終わった後、自分で「昔のフォークっぽいw」と突っ込むが、とても良い歌だった。
先日も披露した「サンチャッチャ・ブルース♪」。私も三茶へ行く度に思い出すご当地メロディーw。昭和の香りがして、岩田さんのハーモニカが哀愁をそそる。
唄い終わった後、急に名古屋ライブの話をされるが、車で途中の浜名湖に寄った時に、岩田さんがこのハーモニカ(浜松名物)を発見し購入されたとか。浜名湖のウナギも美味かったとニンマリ。名古屋のライブギャラリーには、モンゴルの楽器とかも飾られてたそう。名古屋では岩田さんの案内で居酒屋へ、ひつまぶしやテバサキ等の名物を満喫されたとか。帰りは一人新幹線で東京へ、車で帰る岩田さんたちに、気になっていたWBCの実況をお願いしたそうw。勝利を聞いた時は思わず「よーしっ!」と新幹線内で声をあげたそう(笑)。
名古屋でも披露したという、名曲「SAY YOU♪」名古屋バージョンのダイジェスト版を披露。アランとタマがナビゲーターらしいが、ご自分でもどっちがどっちだか分らなくなりそうなので、岩田さんが「アラン」と「タマ」の2枚の札を掲げてくれる。これ、岩田さんのアイデアで、キャラの絵も岩田さん描きの優れもの。ディランとモルダーとビリー、ボンドとチュモンの「外人さんたち」が登場。やきそばパンマンと局長、アーロンが賑やか。榊太郎と天之橋一鶴はキャラソンと共に登場。やきそばパンマンもヘラの踊り付きで唄う。ヘンケンも登場。岩田さんのギターによるBGMと演奏がステキ。”小杉十郎太”も入りしっちゃかめっちゃかで、最後にタマとアランが「面白かった?」。会場も大笑いで盛り上がった(^o^)。
マラカス振って「横浜ローズ♪」や「パラダイス♪」をリズミカルに唄い、最後は「天の踊り子♪」。ジャケを脱いで、アンコールはしみじみと「夕焼けの歌♪」。ますます暮らし難い世の中を思ってか、「色々あるけれど、みんな元気で」とメッセージと御礼を述べて楽しく終了した。
8/29は『J’s Music Action the 8th』がMANDALAで開催。合言葉は「ヤーニクイネ! 夏の終わりは十郎太」。
映画 宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―
2009年6月17日 映画映画『宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―』を観てきた。
蜷川幸雄演出の舞台『ムサシ』の記憶も新しいが、こちらはアニメーション。
押井守の原案・脚本、西久保瑞穂の監督と、押井組のメンバーなど豪華スタッフが結集した、プロダクション・アイジーの最新作。
孤高の剣人と言われた宮本武蔵の記した”五輪書”を軸に、真の宮本武蔵像に肉迫していく、歴史アニメドキュメンタリー。
語りによる資料映像とウンチク解説パートと、剣劇アクションのドラマパートで、大きく二つに分かれた構成。ウンチクは親父博士風の3DCGキャラが担当、リアルなドラマ部分の骨太キャラとのギャップが面白い。
”五輪書”は読んだことがないが、平易な文章で書かれていたとか。ところがそれを解説したウンチク部分が”押井節”満載で、学術的で面倒な言い回しで聴くだけでも手強いこと^^;。押井氏がライブで喋っているような感覚だ。アシスタント役とのやり取りもちょっぴりずれていて笑えない。犬飼喜一(仮)役の菅生隆之の渋くてユニークな声使いにより、何となく馴染みだけはわく。
ドラマ部分は墨の色使いを基調に、花や血の赤を鮮明にさせて、躍動感たっぷりの劇画調。台詞がないのが残念だが、国本武春による滑らかな浪曲が映像とマッチし、今までにない斬新な音楽劇として味のある映像美を作る。
武蔵と直接関わりはないが、世界を俯瞰的に見たウンチクが興味深い。ヨーロッパの”騎士”、中国の”騎兵”、日本の”武士”は、其々の地形や気候とも密接な関係で生まれたそうで、”装甲騎兵”という文字があらためて深味を帯びる。
武蔵の基本概念はそもそも”馬”への憧れであったようだ。”馬乗武士”を目的として、武勲を立てるために大きな合戦に何度も参加したという武蔵。彼にとっては、舟島での小次郎との決闘など、些細なことだったのかもしれない。馬乗での立ち回りのために、あみ出したと言われる”二刀流”。何もかも全てが、己の野望に向かってまっしぐらに邁進した所以であったという。
一方で、野生的で熱血な虚像とは別に、知的で極めて合理的だったという武蔵の姿が垣間見える。日本人の忠義などとは別次元で、彼は早く世に生まれてきた洋風式の”サムライ”だったのだろう。己の目指したもののためには、第二の関ヶ原でさえ切望していたのかもしれない。
全てが淡白でクールな演出のためか、ここで語られるのは、宮本武蔵のほんの表面の検証にしかすぎない。彼が何を思い、何を煩い、何に苦悩したのか、内面性にまで踏み込んでいないので、キャラクターが膨らまず、生身の息遣いが聴こえてこない。孤独ではあったろうが彼にも友人や恩人や恋人はいたはずで、そんな人間関係にも触れられていない。我々はただ、今まで語られていなかった、デジタル化された武蔵像を、知るだけに留まる。
”二天一流”には、相反する彼の本質と人生が反映されているように思える。見果てぬ夢を追いかけて、天に向かい駆け上がろうとする彼に、”ペガサス”の姿が重なるようでもあった。
ED主題歌は泉谷しげるの「生まれ落ちた君へ♪」。志が潰える中でも足掻こうとする男のロマンが感じられ、ようやくリアルな作品へと収束できた。
蜷川幸雄演出の舞台『ムサシ』の記憶も新しいが、こちらはアニメーション。
押井守の原案・脚本、西久保瑞穂の監督と、押井組のメンバーなど豪華スタッフが結集した、プロダクション・アイジーの最新作。
孤高の剣人と言われた宮本武蔵の記した”五輪書”を軸に、真の宮本武蔵像に肉迫していく、歴史アニメドキュメンタリー。
語りによる資料映像とウンチク解説パートと、剣劇アクションのドラマパートで、大きく二つに分かれた構成。ウンチクは親父博士風の3DCGキャラが担当、リアルなドラマ部分の骨太キャラとのギャップが面白い。
”五輪書”は読んだことがないが、平易な文章で書かれていたとか。ところがそれを解説したウンチク部分が”押井節”満載で、学術的で面倒な言い回しで聴くだけでも手強いこと^^;。押井氏がライブで喋っているような感覚だ。アシスタント役とのやり取りもちょっぴりずれていて笑えない。犬飼喜一(仮)役の菅生隆之の渋くてユニークな声使いにより、何となく馴染みだけはわく。
ドラマ部分は墨の色使いを基調に、花や血の赤を鮮明にさせて、躍動感たっぷりの劇画調。台詞がないのが残念だが、国本武春による滑らかな浪曲が映像とマッチし、今までにない斬新な音楽劇として味のある映像美を作る。
武蔵と直接関わりはないが、世界を俯瞰的に見たウンチクが興味深い。ヨーロッパの”騎士”、中国の”騎兵”、日本の”武士”は、其々の地形や気候とも密接な関係で生まれたそうで、”装甲騎兵”という文字があらためて深味を帯びる。
武蔵の基本概念はそもそも”馬”への憧れであったようだ。”馬乗武士”を目的として、武勲を立てるために大きな合戦に何度も参加したという武蔵。彼にとっては、舟島での小次郎との決闘など、些細なことだったのかもしれない。馬乗での立ち回りのために、あみ出したと言われる”二刀流”。何もかも全てが、己の野望に向かってまっしぐらに邁進した所以であったという。
一方で、野生的で熱血な虚像とは別に、知的で極めて合理的だったという武蔵の姿が垣間見える。日本人の忠義などとは別次元で、彼は早く世に生まれてきた洋風式の”サムライ”だったのだろう。己の目指したもののためには、第二の関ヶ原でさえ切望していたのかもしれない。
全てが淡白でクールな演出のためか、ここで語られるのは、宮本武蔵のほんの表面の検証にしかすぎない。彼が何を思い、何を煩い、何に苦悩したのか、内面性にまで踏み込んでいないので、キャラクターが膨らまず、生身の息遣いが聴こえてこない。孤独ではあったろうが彼にも友人や恩人や恋人はいたはずで、そんな人間関係にも触れられていない。我々はただ、今まで語られていなかった、デジタル化された武蔵像を、知るだけに留まる。
”二天一流”には、相反する彼の本質と人生が反映されているように思える。見果てぬ夢を追いかけて、天に向かい駆け上がろうとする彼に、”ペガサス”の姿が重なるようでもあった。
ED主題歌は泉谷しげるの「生まれ落ちた君へ♪」。志が潰える中でも足掻こうとする男のロマンが感じられ、ようやくリアルな作品へと収束できた。
映画 ターミネーター4 吹替え版
2009年6月16日 映画映画『ターミネーター4』日本語吹替え版を観てきた。
公式でキャストを発表してくれたのは有難い。
人類と機械との壮絶な戦いを描く新シリーズ3部作の第1弾。前3部作の続編でもあるし、”審判の日”の後の新たな未来を描いた物語ともいえる。
2018年、レジスタンスのリーダーとなるジョンと、ジョンの父となるカイル、記憶喪失の謎のマーカスの3人を中心に、スカイネット率いる機械軍と人類との死力を尽くした戦いを描く。
前シリーズで一番好みだったのは『ターミネーター2』だったが、今作は2作目のテイストとかなり似通っていて、SFアクションというより人間ドラマとして見応えがあり、思った以上に面白かった。
主役はジョン・コナーにあらず、私の中ではマーカス・ライトだ(^^)。
キーマンのマーカスは、人と人を繋げる”カンフル剤”でもあり、実は、機械を目覚めさせる”触媒”でもあった。
スカイネットによる機械軍の執拗で残酷な攻撃も恐ろしいが、同じように怖かったのは、憎しみと欲望が渦巻いた非情な人間同士の争い。未だリーダーとなっていないジョンでさえも、抵抗軍の中で孤高の戦いを続け、機械に対して激しい憎悪で挑んでいる。
そんな中でマーカスは、出会ったカイル少年に戦士としての自覚を導き、自分を排除しようとするジョンには失われていた”信頼”を思い出させる。
脳と心臓以外すべて機械だったという衝撃的事実と失われていた記憶に、常に葛藤と決断を迫られることになるマーカス。だが彼こそが、一番人間らしかったのではないだろうか。彼の抱えた”思い”と、人と人との”絆”こそ、機械がどうしても計れなかったもの。人間とは?人間に大切なことは?の問いが、人間ではないマーカス視点で語られるのも深い。ラストの彼に『T2』のT-800を重ねて目頭が熱くなり、2度目のチャンスに”希望”を見い出せるのだった。
サム・ワーシングトン@マーカスが、憂いと強さを秘めた誠実さと、ヒーローのような活躍ぶりで実に格好良い。彼に感情移入したせいか、その言動と行く末にはハラハラドキドキさせられた。クリスチャン・ベールが好みの外見ではないので^^;、正直、ジョン・コナーなんてどうでもよくなってきたりw。でもジョンとマーカス、水中ターミネーターとの戦闘では一瞬どっちがどっちだか判別し難かったので^^;、兄弟のような匂いも感じる。
『スター・トレック』ではキュートな役を好演していた、カイル役のアントン・イェルチンは、マイケル・ビーン@カイルをよく研究したのか、彷彿とさせるほど可愛いカッコイー。日本人好みのイケメンでブレイク確実だが、どちらかというとD-BOYSタイプかなw。
カイルの相棒のスターが、誰かに似ているなと思ってたが、『鴉04』の柳浩太郎にソックリなんだ(^o^)。やなぎファンはぜひ確認をw。すっかり気に入ったので、彼女の今後の活躍も望みたい。
マーカスにこんなに思い入れが沸いたのは、東地宏樹が吹替えをしているのも要因だ。刑務所に坊主頭というマイケル(@プリズン・ブレイク)絡みの配役にも思えるがw、東地さんの深味と濃くのあるクールな低音ボイスは、キャラクターを更に魅力的にさせる(*^。^*)。度々の叫び声や、甘い囁きも聴き所だ。ラストの微笑んだひと言も感動的。とにかくいっぱい喋るのでファンは必聴。
マーカスと深く関わるブレア役が朴路美で、一昨日観た『黒執事』のイベントで東地さんと同じステージに立っていたことが思い出されてニンマリw。
ジョン役の檀臣幸は渋さと強さを貫いて熱演。東地さんともちょっぴり声が似ていて興味深いが、同じ”バットマン”を吹替えした影響が続いているのか。
カイル役の内山昂輝は若々しい情熱をほとばらせて好演。内山くんももっとブレイクしそうだ。
「ダダン・ダン・ダン…」の音楽に毎度の興奮。『ターミネーター』シリーズで有名なアノ台詞は、今回はあの二人が喋っており、日本語で聴くとちょっと微妙。
シリーズ小ネタがあれこれ盛り込まれているが、やはり本家シュワちゃんの登場に胸が躍る。マーカスの記憶が一斉に雪崩れ込む映像が映画『デスノート』みたいであるがw、奇しくも”ライト”繋がりでもあったか。
公式でキャストを発表してくれたのは有難い。
人類と機械との壮絶な戦いを描く新シリーズ3部作の第1弾。前3部作の続編でもあるし、”審判の日”の後の新たな未来を描いた物語ともいえる。
2018年、レジスタンスのリーダーとなるジョンと、ジョンの父となるカイル、記憶喪失の謎のマーカスの3人を中心に、スカイネット率いる機械軍と人類との死力を尽くした戦いを描く。
前シリーズで一番好みだったのは『ターミネーター2』だったが、今作は2作目のテイストとかなり似通っていて、SFアクションというより人間ドラマとして見応えがあり、思った以上に面白かった。
主役はジョン・コナーにあらず、私の中ではマーカス・ライトだ(^^)。
キーマンのマーカスは、人と人を繋げる”カンフル剤”でもあり、実は、機械を目覚めさせる”触媒”でもあった。
スカイネットによる機械軍の執拗で残酷な攻撃も恐ろしいが、同じように怖かったのは、憎しみと欲望が渦巻いた非情な人間同士の争い。未だリーダーとなっていないジョンでさえも、抵抗軍の中で孤高の戦いを続け、機械に対して激しい憎悪で挑んでいる。
そんな中でマーカスは、出会ったカイル少年に戦士としての自覚を導き、自分を排除しようとするジョンには失われていた”信頼”を思い出させる。
脳と心臓以外すべて機械だったという衝撃的事実と失われていた記憶に、常に葛藤と決断を迫られることになるマーカス。だが彼こそが、一番人間らしかったのではないだろうか。彼の抱えた”思い”と、人と人との”絆”こそ、機械がどうしても計れなかったもの。人間とは?人間に大切なことは?の問いが、人間ではないマーカス視点で語られるのも深い。ラストの彼に『T2』のT-800を重ねて目頭が熱くなり、2度目のチャンスに”希望”を見い出せるのだった。
サム・ワーシングトン@マーカスが、憂いと強さを秘めた誠実さと、ヒーローのような活躍ぶりで実に格好良い。彼に感情移入したせいか、その言動と行く末にはハラハラドキドキさせられた。クリスチャン・ベールが好みの外見ではないので^^;、正直、ジョン・コナーなんてどうでもよくなってきたりw。でもジョンとマーカス、水中ターミネーターとの戦闘では一瞬どっちがどっちだか判別し難かったので^^;、兄弟のような匂いも感じる。
『スター・トレック』ではキュートな役を好演していた、カイル役のアントン・イェルチンは、マイケル・ビーン@カイルをよく研究したのか、彷彿とさせるほど可愛いカッコイー。日本人好みのイケメンでブレイク確実だが、どちらかというとD-BOYSタイプかなw。
カイルの相棒のスターが、誰かに似ているなと思ってたが、『鴉04』の柳浩太郎にソックリなんだ(^o^)。やなぎファンはぜひ確認をw。すっかり気に入ったので、彼女の今後の活躍も望みたい。
マーカスにこんなに思い入れが沸いたのは、東地宏樹が吹替えをしているのも要因だ。刑務所に坊主頭というマイケル(@プリズン・ブレイク)絡みの配役にも思えるがw、東地さんの深味と濃くのあるクールな低音ボイスは、キャラクターを更に魅力的にさせる(*^。^*)。度々の叫び声や、甘い囁きも聴き所だ。ラストの微笑んだひと言も感動的。とにかくいっぱい喋るのでファンは必聴。
マーカスと深く関わるブレア役が朴路美で、一昨日観た『黒執事』のイベントで東地さんと同じステージに立っていたことが思い出されてニンマリw。
ジョン役の檀臣幸は渋さと強さを貫いて熱演。東地さんともちょっぴり声が似ていて興味深いが、同じ”バットマン”を吹替えした影響が続いているのか。
カイル役の内山昂輝は若々しい情熱をほとばらせて好演。内山くんももっとブレイクしそうだ。
「ダダン・ダン・ダン…」の音楽に毎度の興奮。『ターミネーター』シリーズで有名なアノ台詞は、今回はあの二人が喋っており、日本語で聴くとちょっと微妙。
シリーズ小ネタがあれこれ盛り込まれているが、やはり本家シュワちゃんの登場に胸が躍る。マーカスの記憶が一斉に雪崩れ込む映像が映画『デスノート』みたいであるがw、奇しくも”ライト”繋がりでもあったか。
イベント黒執事 その執事、終章
2009年6月14日 イベントイベント黒執事『その執事、終章 ~最後の晩餐を貴方と共に~』に行ってきた。
物販が混雑しそうだったので、先に到着されてたSさんにリーフレットと図カードを買って頂いた。ドーナツセットまで頂戴して、ありがとうです。
来場者へのオリジナルグッズは、クリアファイルにもなるバッグと赤いサインライトで太っ腹w。音楽舞闘会で買った黒のトートバッグに、全部すっぽり収まるからフシギ。携帯カメラはオッケーな荷物検査^^;。
1階後方席通路近くで、ステージは遠いが真ん中寄りなので観易い。
出演キャストは、小野大輔(セバスチャン)諏訪部順一(アンダーテイカー)遊佐浩二(劉)日野聡(アッシュ)東地宏樹(バルドロイ)杉山紀彰(ウィリアム)安元洋貴(アグニ)立花慎之介(ソーマ)菅沼久義(アバーライン)鈴木達央(ドルイット子爵)勝杏里(ドロセル)の計10人。パシフィコに行ってる潤潤と、梶くんがいないのか。
リーフレットを見ると、このキャラ、この人がやってたのかと今頃わかる始末^^;。本編には少ししか出ていないキャラもいて、ぼんやりとしか思い出せないキャラクターが何人か^^;。でもイベントが進行するにつれ、徐々に思い出されてきたので、まぁいっか。
暗闇の中、セバスチャンのオープニングナレ「…享楽に耽りましょう」が流れて、会場から早くもキャーと歓声。大きなスクリーンに、アニメOPと共にキャラショット。
MCは不気味な怪声を出す諏訪部さんで、「5000人の棺」「一次会は20時くらいまでを予定」と意気揚々w。
”晩餐”の如く、テーブルに食事を出されるようなタイトルでイベントが進み、なかなか凝ったアイデア。
会場が真っ暗なままで、メモが殆ど取れなくて書きなぐり状態。
【前菜】出演者登場。1階の四方八方の扉から出演者が次々と登場し、会場全体を興奮させる。東地さんは左手後方扉から登場し、もの凄いスピードで階段を駆け抜けてステージへ。こちら側には遊佐さんが通り、思わず名前を呼んでしまふw。
小野くんを真ん中に横一列で揃い踏み。みんな黒っぽい衣装で、小野くんだけ執事風スーツに白手袋と暑そう^^;。東地さんは黒いオーバーシャツで、伸びた髪がふんわりと男っぽい。「召使い一人だけ」と自己紹介した東地さんがちょっぴり寂しそうに見えたり。
【スープ】ファンから募集した心に残るベスト5。アニメを振り返る意味で好し。
左手の諏訪部さんが進行。右手寄りの椅子に座る出演者。前列に遊佐さん、東地さん、小野くん、日野くん、安元さんが座って観やすい。
4位のセバスチャンはやっぱりデビルマンみたいだなw。3位の「これでも執事DEATH」のグレルは舞台のイメージがまだ残る。番外で強烈なドルイット子爵(笑)。
2位はマダムレッドの葬式で、リアルで私も切なくなったシーン。ちなみに牧師役で東地さんも出ていた場面。もっとマダムレッドを見たかった…というリクエストに応えて、本物のマダムレッド@朴路美がサプライズゲストとしてステージに登場。会場も大歓声(^o^)。映像と共に、路美さんはマダムレッドの回想場面を朗読し、あらためて心にジンとくる私(;_;)。そのまま路美さんは左手の椅子に座り参加するが、小野くんを「NKタクシー」呼びw。
1位は24話のセバスチャンとシエルのラストシーン。左手袋を口で挟んで脱ぐと、左手に現れたのは、雑に書かれた紋章でみんな爆笑。
ここで早々と路美さんが退場。去り台詞は「ありがと・ぴょん」w。次のコーナーまで出演者はソデに引っ込む。
【魚料理】白執事VS.黄執事に分かれてのゲームコーナー。白リーダーが日野くん、黄リーダーが安元さん。白チームには遊佐さん、東地さん、たっつん、立花くんの5人。最終的に負けたチームは「マーマイト」を食べる…マーマイトって?イギリスではお馴染みのジャムだと、ラジオにまだ出ていない日野くんに説明。司会は本番では噛まない小野くんだが、早くもグダグダで周りからツッコまれ、何故か黄チーム寄り?
☆お題は、ひいた紙に書かれた言葉の”執事”を即興で演じるゲーム。毎回、小野くんが「その執事、セバスチャンにつき」と先ずお手本w。
1回戦は、たっつんの「河童」VS.すがぽんの「奥歯ガタガタ…」。
2回戦は、勝くんの「関取」も、立花くんの「パントマイマー」も上手し。
3回戦は、遊佐さんの「ロボット」出たー! やる前に必死に考えてる真剣な顔の遊佐くんを初めて見たかもw。杉山くんの「24時間戦えます」は、予想通り力也さんの24で来たー!
チーム対戦の勢いで、みんなプレイヤーと手を合わせて激励。チームの皆と楽しそうに手をたたく東地さんが可愛いことv。
この対決は終了。白か黄かの勝敗の行方は、来場時に貰ったバッグに入っていた、裏表が白黄の大カードを掲げて決める。私もSさんももちろん”白”。野鳥の会はいないので、小野くんの采配でイーブン。
☆次のお題は、テーブルクロスを一気にひくゲーム。お手本はジ・アニメーションw。舞台で松下くんもやって見せたが失敗してたんだよね^^;。其々に赤いテーブルクロスと割れない食器が用意。
4回戦は、東地さんと諏訪部さん。緊張が顔に滲む東地さんだが、瞬時にクロスを引いて、上の食器はビクリとも動かずに見事大成功!(^o^) ステージが歓声に満ちるが、東地さんは「自分がビックリした…」と脱力ある笑い顔(*^^*)。リハでは失敗したそうで「本番に強い男」と称号w。諏訪部さんも成功。
5回戦は、日野くんと安元さんで、こちらも成功。
リアルお手本で、小野くんが両方のテーブルクロスをダブルで引かされるが、もちろん大失敗^^;。
勝ったのは白チーム。東地さんのクロスひきが貢献したのかな? 遊佐さんが「有象無象ども!」と得意そう。
負けた黄チームに、赤茶色ジャムをのせたスプーンが配られるが、失敗した小野くんにも。ホントに不味いみたいで、「うえ~っ!」「匂い」がダメだと様々にリアクション^^;。水が出てきて、飲み干す諏訪部さん。
【冷菓】各キャラに言ってもらいたい台詞&シャッフルアフレコ
☆ここでようやくキャストが各キャラの声を出せることに。司会は再び諏訪部さん。
小野くんが「いっただきまぁす!」と、紋章のある左手をあげて見せる。以降みんながマネをして、台詞を言ってから、意味深たっぷりに右手をあげて見せるw。
諏訪部さんは、パチンコ・シティハンター風にオカマっぽく東地さんを紹介w。渋いバルド声で「…愛という名のスパイスさ」と格好良くも甘い台詞をはく東地さんv。東地さんだけ、手をあげなかったかな。
諏訪部さんの左手挙げは、リツコさんみたい(古っ^^;)。たっつん@ドルイットの変態的テンションの高さに大ウケw。
☆シャッフル・アフレコは、先ずオリジナルを流した後に、事前に決めていた配役を発表。リハもあったようで、アドリブも決まり聴かせてくれて面白い。
3番目に、セバスチャンVS.グレルのシーン。配役発表前から、東地さんは緊張気味に正面を見据えていて、これは東地さん来るなと思っていた通りw。セバスチャン:東地さん、グレル:諏訪部さんだが、これはぜひ逆で聴きたかったな。二人とも脱力感たっぷりの演技で、東地さんは「トオーッ!」とか擬音もそれなりにw。スマートボイスだが、台詞も少なくこれでは物足りん。
6番目に、オリジナルのセバスチャン:小野くん、シエル:杉山くん。舞台トークショーでも言っていたが、小野くんお気に入りの”ロボ執事”の会話と動作がここでついに発揮!(爆笑) 杉山くんとの息ぴったりのやり取りもグッジョブ。
【肉料理】オリジナルシナリオで「その執事、坊ちゃんにつき」ナマドラマ。
誰が坊ちゃん専属の執事に相応しいかを、セバスチャンが試して決める話。出演者一堂が揃ってマイクに立ち、賑やかなドラマを展開。東地さん@バルドは適度に絡んで出て、「えんがちょ」が可愛いw。みんなは「バリヤー」か。
【デザート】アーティストKalafinaの3人によるライブ。
ニューシングル「storia」、黒執事をイメージした「gloria」、黒執事EDテーマ「Lacrimosa」を熱唱。壮大で神秘的で力強い歌声が響く。
【コーヒー】エンディング。
全員が揃って其々がひと言挨拶。あれ?安元さんの右隣にいるのは…。
東地さんは「大人の街、有楽町で、大人の時間まで一緒にいられたことが嬉しい」「気をつけて帰って下さい」といつもの調子v。
諏訪部さんは「拙い司会で時間を大幅におしちゃって…」。小野くんも「色々とごめんなさい」。いやいや、頑張ったよ二人とも。
安元さんの隣にチョコンと居たのは、フィニ役の梶裕貴くん。最後に登場かいw。「今日は楽しかったです」とシラっと言ってラジオの宣伝。その様子を微笑みながら見守る東地さん。
最後の最後に、シエル役の坂本真綾からメッセージ。シエルの命により、「イエス、マイロード」と跪いて畏まるセバスチャンな小野くん。
会場前方でテープが賑やかに舞い、重大発表の告知。「アニメ第二期決定」と「DVD7巻と8巻連動特典で1月開催のイベントへ抽選招待」(今度は潤潤も)。つまり、今回のは本当の”終章”ではなかったわけねw。
最後までにこやかに手を振って退場する皆さん。東地さんとは暫く見納めかな。
遠方の人は途中退出もやむを得なかったが、終了後は急ぎ会場を後にする人多し。
ノンストップで3時間。企画も準備もバッチリで、久しぶりに濃厚なイベントを満喫できて楽しかった(^.^)。
それにしてもアニメにイベントと、『黒執事』はどこまで引っ張るつもりなのか。音楽舞闘会でも色々あるようだ。DVDもどんどん買わせる魂胆なのか。東地さんがこの作品に関わってる限り、私も追いかけねばならないのか。
物販が混雑しそうだったので、先に到着されてたSさんにリーフレットと図カードを買って頂いた。ドーナツセットまで頂戴して、ありがとうです。
来場者へのオリジナルグッズは、クリアファイルにもなるバッグと赤いサインライトで太っ腹w。音楽舞闘会で買った黒のトートバッグに、全部すっぽり収まるからフシギ。携帯カメラはオッケーな荷物検査^^;。
1階後方席通路近くで、ステージは遠いが真ん中寄りなので観易い。
出演キャストは、小野大輔(セバスチャン)諏訪部順一(アンダーテイカー)遊佐浩二(劉)日野聡(アッシュ)東地宏樹(バルドロイ)杉山紀彰(ウィリアム)安元洋貴(アグニ)立花慎之介(ソーマ)菅沼久義(アバーライン)鈴木達央(ドルイット子爵)勝杏里(ドロセル)の計10人。パシフィコに行ってる潤潤と、梶くんがいないのか。
リーフレットを見ると、このキャラ、この人がやってたのかと今頃わかる始末^^;。本編には少ししか出ていないキャラもいて、ぼんやりとしか思い出せないキャラクターが何人か^^;。でもイベントが進行するにつれ、徐々に思い出されてきたので、まぁいっか。
暗闇の中、セバスチャンのオープニングナレ「…享楽に耽りましょう」が流れて、会場から早くもキャーと歓声。大きなスクリーンに、アニメOPと共にキャラショット。
MCは不気味な怪声を出す諏訪部さんで、「5000人の棺」「一次会は20時くらいまでを予定」と意気揚々w。
”晩餐”の如く、テーブルに食事を出されるようなタイトルでイベントが進み、なかなか凝ったアイデア。
会場が真っ暗なままで、メモが殆ど取れなくて書きなぐり状態。
【前菜】出演者登場。1階の四方八方の扉から出演者が次々と登場し、会場全体を興奮させる。東地さんは左手後方扉から登場し、もの凄いスピードで階段を駆け抜けてステージへ。こちら側には遊佐さんが通り、思わず名前を呼んでしまふw。
小野くんを真ん中に横一列で揃い踏み。みんな黒っぽい衣装で、小野くんだけ執事風スーツに白手袋と暑そう^^;。東地さんは黒いオーバーシャツで、伸びた髪がふんわりと男っぽい。「召使い一人だけ」と自己紹介した東地さんがちょっぴり寂しそうに見えたり。
【スープ】ファンから募集した心に残るベスト5。アニメを振り返る意味で好し。
左手の諏訪部さんが進行。右手寄りの椅子に座る出演者。前列に遊佐さん、東地さん、小野くん、日野くん、安元さんが座って観やすい。
4位のセバスチャンはやっぱりデビルマンみたいだなw。3位の「これでも執事DEATH」のグレルは舞台のイメージがまだ残る。番外で強烈なドルイット子爵(笑)。
2位はマダムレッドの葬式で、リアルで私も切なくなったシーン。ちなみに牧師役で東地さんも出ていた場面。もっとマダムレッドを見たかった…というリクエストに応えて、本物のマダムレッド@朴路美がサプライズゲストとしてステージに登場。会場も大歓声(^o^)。映像と共に、路美さんはマダムレッドの回想場面を朗読し、あらためて心にジンとくる私(;_;)。そのまま路美さんは左手の椅子に座り参加するが、小野くんを「NKタクシー」呼びw。
1位は24話のセバスチャンとシエルのラストシーン。左手袋を口で挟んで脱ぐと、左手に現れたのは、雑に書かれた紋章でみんな爆笑。
ここで早々と路美さんが退場。去り台詞は「ありがと・ぴょん」w。次のコーナーまで出演者はソデに引っ込む。
【魚料理】白執事VS.黄執事に分かれてのゲームコーナー。白リーダーが日野くん、黄リーダーが安元さん。白チームには遊佐さん、東地さん、たっつん、立花くんの5人。最終的に負けたチームは「マーマイト」を食べる…マーマイトって?イギリスではお馴染みのジャムだと、ラジオにまだ出ていない日野くんに説明。司会は本番では噛まない小野くんだが、早くもグダグダで周りからツッコまれ、何故か黄チーム寄り?
☆お題は、ひいた紙に書かれた言葉の”執事”を即興で演じるゲーム。毎回、小野くんが「その執事、セバスチャンにつき」と先ずお手本w。
1回戦は、たっつんの「河童」VS.すがぽんの「奥歯ガタガタ…」。
2回戦は、勝くんの「関取」も、立花くんの「パントマイマー」も上手し。
3回戦は、遊佐さんの「ロボット」出たー! やる前に必死に考えてる真剣な顔の遊佐くんを初めて見たかもw。杉山くんの「24時間戦えます」は、予想通り力也さんの24で来たー!
チーム対戦の勢いで、みんなプレイヤーと手を合わせて激励。チームの皆と楽しそうに手をたたく東地さんが可愛いことv。
この対決は終了。白か黄かの勝敗の行方は、来場時に貰ったバッグに入っていた、裏表が白黄の大カードを掲げて決める。私もSさんももちろん”白”。野鳥の会はいないので、小野くんの采配でイーブン。
☆次のお題は、テーブルクロスを一気にひくゲーム。お手本はジ・アニメーションw。舞台で松下くんもやって見せたが失敗してたんだよね^^;。其々に赤いテーブルクロスと割れない食器が用意。
4回戦は、東地さんと諏訪部さん。緊張が顔に滲む東地さんだが、瞬時にクロスを引いて、上の食器はビクリとも動かずに見事大成功!(^o^) ステージが歓声に満ちるが、東地さんは「自分がビックリした…」と脱力ある笑い顔(*^^*)。リハでは失敗したそうで「本番に強い男」と称号w。諏訪部さんも成功。
5回戦は、日野くんと安元さんで、こちらも成功。
リアルお手本で、小野くんが両方のテーブルクロスをダブルで引かされるが、もちろん大失敗^^;。
勝ったのは白チーム。東地さんのクロスひきが貢献したのかな? 遊佐さんが「有象無象ども!」と得意そう。
負けた黄チームに、赤茶色ジャムをのせたスプーンが配られるが、失敗した小野くんにも。ホントに不味いみたいで、「うえ~っ!」「匂い」がダメだと様々にリアクション^^;。水が出てきて、飲み干す諏訪部さん。
【冷菓】各キャラに言ってもらいたい台詞&シャッフルアフレコ
☆ここでようやくキャストが各キャラの声を出せることに。司会は再び諏訪部さん。
小野くんが「いっただきまぁす!」と、紋章のある左手をあげて見せる。以降みんながマネをして、台詞を言ってから、意味深たっぷりに右手をあげて見せるw。
諏訪部さんは、パチンコ・シティハンター風にオカマっぽく東地さんを紹介w。渋いバルド声で「…愛という名のスパイスさ」と格好良くも甘い台詞をはく東地さんv。東地さんだけ、手をあげなかったかな。
諏訪部さんの左手挙げは、リツコさんみたい(古っ^^;)。たっつん@ドルイットの変態的テンションの高さに大ウケw。
☆シャッフル・アフレコは、先ずオリジナルを流した後に、事前に決めていた配役を発表。リハもあったようで、アドリブも決まり聴かせてくれて面白い。
3番目に、セバスチャンVS.グレルのシーン。配役発表前から、東地さんは緊張気味に正面を見据えていて、これは東地さん来るなと思っていた通りw。セバスチャン:東地さん、グレル:諏訪部さんだが、これはぜひ逆で聴きたかったな。二人とも脱力感たっぷりの演技で、東地さんは「トオーッ!」とか擬音もそれなりにw。スマートボイスだが、台詞も少なくこれでは物足りん。
6番目に、オリジナルのセバスチャン:小野くん、シエル:杉山くん。舞台トークショーでも言っていたが、小野くんお気に入りの”ロボ執事”の会話と動作がここでついに発揮!(爆笑) 杉山くんとの息ぴったりのやり取りもグッジョブ。
【肉料理】オリジナルシナリオで「その執事、坊ちゃんにつき」ナマドラマ。
誰が坊ちゃん専属の執事に相応しいかを、セバスチャンが試して決める話。出演者一堂が揃ってマイクに立ち、賑やかなドラマを展開。東地さん@バルドは適度に絡んで出て、「えんがちょ」が可愛いw。みんなは「バリヤー」か。
【デザート】アーティストKalafinaの3人によるライブ。
ニューシングル「storia」、黒執事をイメージした「gloria」、黒執事EDテーマ「Lacrimosa」を熱唱。壮大で神秘的で力強い歌声が響く。
【コーヒー】エンディング。
全員が揃って其々がひと言挨拶。あれ?安元さんの右隣にいるのは…。
東地さんは「大人の街、有楽町で、大人の時間まで一緒にいられたことが嬉しい」「気をつけて帰って下さい」といつもの調子v。
諏訪部さんは「拙い司会で時間を大幅におしちゃって…」。小野くんも「色々とごめんなさい」。いやいや、頑張ったよ二人とも。
安元さんの隣にチョコンと居たのは、フィニ役の梶裕貴くん。最後に登場かいw。「今日は楽しかったです」とシラっと言ってラジオの宣伝。その様子を微笑みながら見守る東地さん。
最後の最後に、シエル役の坂本真綾からメッセージ。シエルの命により、「イエス、マイロード」と跪いて畏まるセバスチャンな小野くん。
会場前方でテープが賑やかに舞い、重大発表の告知。「アニメ第二期決定」と「DVD7巻と8巻連動特典で1月開催のイベントへ抽選招待」(今度は潤潤も)。つまり、今回のは本当の”終章”ではなかったわけねw。
最後までにこやかに手を振って退場する皆さん。東地さんとは暫く見納めかな。
遠方の人は途中退出もやむを得なかったが、終了後は急ぎ会場を後にする人多し。
ノンストップで3時間。企画も準備もバッチリで、久しぶりに濃厚なイベントを満喫できて楽しかった(^.^)。
それにしてもアニメにイベントと、『黒執事』はどこまで引っ張るつもりなのか。音楽舞闘会でも色々あるようだ。DVDもどんどん買わせる魂胆なのか。東地さんがこの作品に関わってる限り、私も追いかけねばならないのか。
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 先行上映&トークイベント
2009年6月14日 イベントアニメ『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』先行スクリーン上映&トークイベントへ行ってきた。
6月24日発売のOVA第1巻収録の第1話・第2話を、一日かぎりのスクリーン上映。
『聖闘士星矢』のイベントは旧作から参加していたし、第1巻に出るというお目当てさんの声も聞きたくてw。
他の映画を観るお客とごちゃまぜで大混雑、早めに到着し券を引換えておいてよかった。ロビーでお試しコミックを貰う。
出演キャストお目当ての若い方も多く、男女比半々? 沢山のマスコミ取材が早々と控える。
 ̄
原作は週刊少年チャンピオンで連載中。原案:車田正美、漫画:手代木史織による『聖闘士星矢』の新シリーズで、前作の243年前、18世紀のヨーロッパを舞台に繰り広げられる聖戦を描く。全13話予定でOVA化。
先ずは、OP&ED&予告付きで、第1話「約束」と第2話「ハーデス覚醒」を上映。
第1話は、孤児院で育ったテンマとアローンの深い友情、そして聖域へと旅立つテンマを描く。
第2話は、聖闘士となるべく修行に励むテンマと、先に貰われて行ったサーシャとの再会。一方、パンドラらの策略で冥界の王ハーデスとして目覚めるアローンを描く。
荒木氏のキャラデザに慣れた私には、新しいキャラデジと作画になかなか馴染めず^^;。動いてはいるんだが、東映アニメの動きとはちと違って大雑把。ベタベタな展開が懐かしの少女漫画風で、シャープさやクールさが足りない。
2話を観たら、『フランダースの犬』のネロも救われたんだね~と苦笑(^^ゞ。
そして嵐が吹こうと激しく闘おうと、決してちぎれない「花の腕輪」の超頑丈さにただただビックリ(゜o゜)。
メインキャスト3人はしっかり熱演しているが、旧作と比べて滲み出るのが”声の幼さ”。もう少し演技に深味が欲しいなとは思うが、若い彼らに望んでもムリか。それともこう思うのは私が年をとったせいか^^;。
第2話中盤で、牡羊座のシオン@三木眞一郎が登場、関さんの声にちょっと似てるw。ようやく教皇@関俊彦が登場。落ち着いたクールボイスv。シオンは2言ぐらい、教皇は3言4言ぐらいで、テンマとの絡みのみ。
邪人@阿部敦の声も、他若手声優の声も似たように聴こえる^^;。パンドラ@水樹奈々とヒュプノス@坪井智浩は、演じてて楽しそうだなw。三宅健太の演じた天秤座の竜虎の名前も懐かしい。ナレーションは千葉繁。
 ̄
上映後、トークイベント。
MCは、オタク芸人のサンキューさん。
登壇者は左から、平野綾(サーシャ/女神アテナ役)柿原徹也(テンマ役)下野紘(アローン/冥王ハーデス役)。スクリーンも大きいがステージも横に長くて、3人だけだと広過ぎる感。綾さんは、アテナのイメージで白いロングワンピ。男の子2人は黒っぽい。
ひと言挨拶した後、ここでいきなり写真撮影。3人かたまって、カッキーはDVDを持たされ、苦手な紘くんは困ったような顔。撮影陣よりも客席から「目線くださ~い」と慣れた雰囲気で笑い。「劇場版じゃないっす!」「基本、喋り尽くした後で撮影なのに」とカッキー。
早々と撮影を済ませるとは、次の場所に向かう必要があるという大人の事情だろうか^^;。
ようやくトーク開始。男の子2人は、ゲームから『星矢』を知ったとか。綾さんは、アテナに決まってから原作を読んだそう。
今回は240年前の聖戦の話でエピソードゼロ、「転生」がテーマだという。
そういう前世を演じるのは「プレッシャーでもあり感激」とカッキー。「二重人格で悪の親玉なので緊張と不安」と紘くん。綾さんは「正統派ヒロインは久しぶりなので緊張」。
手代木先生も客席においでとかで、「俺が先に探す!」とカッキーと紘くんが妙なテンションに突入。綾さんが喋ってる時も騒がしく、司会者からもブーイング。「繁さんのナレーションはテンションあがる」とハイなカッキーに、紘くんも「コイツ、いらね~な」みたいにちょっかい出したり、フリーダムな2人。内輪でやってる分には仲良さそうだが、こういう場でやられると苦笑するしかない^^;。
未発表だった黄金聖闘士たちのキャストが、女神アテナの綾さんから発表。
魚座のアルバフィカ:神谷浩史
牡牛座のアルデバラン:杉田智和(ここで会場が爆笑にわくw)
射手座のシジフォス:野島裕史
蟹座のマニゴルド:小野大輔
「どーですウチの。イイの揃えたんで」(笑)と綾さん。「DVDの売れゆきがもって増えそう」と言うカッキーに、「主役、しっかりして下さいよ」とツッコミ。
サプライズゲストで生乃麻紀が登場。彼女も白いドレスで、黒い男の子2人と対比。生乃さんの「カッキー」発言に、激しく反応するカッキーw。生乃さんを”お誘い”するカッキーへ、会場から「ヘンタイ王子!」とツッコミw。
生乃さんによるEDテーマ「花の鎖」のライブ。やや緊張気味だが澄んだのびやかな声。その間、最前列に置かれた椅子に座って聞くゲスト3人。
作詞は車田正美さんで、3人の心情を綴った詩だという。OPも入れた主題歌集は7/25発売。
第3話の”幼い3人が約束するシーン”のナマアフレコ。音楽付き。「花の腕輪」をサーシャが2人にあげる場面だが、その時からずっとちぎれずに腕にしているなんて凄すぎっ^^;。
第1話冒頭より更に幼かった時のシーンなので(10歳位?)ちょっと大変だったと男の子2人。
今後の展開は、ブロンズクロスにムウ様と、阿部くん@邪人と頑張っていくと言うカッキー。
「DVD2巻3巻4巻と観てください」としつこいカッキー。「凄い戦いが始まります」と紘くん。「アフレコいつもこんな感じで盛り上がってる…かな?」「アテナはそうそう出てこないけど、OPではクロス付けてるので」と活躍を匂わす綾さん。
若い賑やかな3人組だったが、アニメの続きは観たくなるようなイベントだった。
6月24日発売のOVA第1巻収録の第1話・第2話を、一日かぎりのスクリーン上映。
『聖闘士星矢』のイベントは旧作から参加していたし、第1巻に出るというお目当てさんの声も聞きたくてw。
他の映画を観るお客とごちゃまぜで大混雑、早めに到着し券を引換えておいてよかった。ロビーでお試しコミックを貰う。
出演キャストお目当ての若い方も多く、男女比半々? 沢山のマスコミ取材が早々と控える。
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原作は週刊少年チャンピオンで連載中。原案:車田正美、漫画:手代木史織による『聖闘士星矢』の新シリーズで、前作の243年前、18世紀のヨーロッパを舞台に繰り広げられる聖戦を描く。全13話予定でOVA化。
先ずは、OP&ED&予告付きで、第1話「約束」と第2話「ハーデス覚醒」を上映。
第1話は、孤児院で育ったテンマとアローンの深い友情、そして聖域へと旅立つテンマを描く。
第2話は、聖闘士となるべく修行に励むテンマと、先に貰われて行ったサーシャとの再会。一方、パンドラらの策略で冥界の王ハーデスとして目覚めるアローンを描く。
荒木氏のキャラデザに慣れた私には、新しいキャラデジと作画になかなか馴染めず^^;。動いてはいるんだが、東映アニメの動きとはちと違って大雑把。ベタベタな展開が懐かしの少女漫画風で、シャープさやクールさが足りない。
2話を観たら、『フランダースの犬』のネロも救われたんだね~と苦笑(^^ゞ。
そして嵐が吹こうと激しく闘おうと、決してちぎれない「花の腕輪」の超頑丈さにただただビックリ(゜o゜)。
メインキャスト3人はしっかり熱演しているが、旧作と比べて滲み出るのが”声の幼さ”。もう少し演技に深味が欲しいなとは思うが、若い彼らに望んでもムリか。それともこう思うのは私が年をとったせいか^^;。
第2話中盤で、牡羊座のシオン@三木眞一郎が登場、関さんの声にちょっと似てるw。ようやく教皇@関俊彦が登場。落ち着いたクールボイスv。シオンは2言ぐらい、教皇は3言4言ぐらいで、テンマとの絡みのみ。
邪人@阿部敦の声も、他若手声優の声も似たように聴こえる^^;。パンドラ@水樹奈々とヒュプノス@坪井智浩は、演じてて楽しそうだなw。三宅健太の演じた天秤座の竜虎の名前も懐かしい。ナレーションは千葉繁。
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上映後、トークイベント。
MCは、オタク芸人のサンキューさん。
登壇者は左から、平野綾(サーシャ/女神アテナ役)柿原徹也(テンマ役)下野紘(アローン/冥王ハーデス役)。スクリーンも大きいがステージも横に長くて、3人だけだと広過ぎる感。綾さんは、アテナのイメージで白いロングワンピ。男の子2人は黒っぽい。
ひと言挨拶した後、ここでいきなり写真撮影。3人かたまって、カッキーはDVDを持たされ、苦手な紘くんは困ったような顔。撮影陣よりも客席から「目線くださ~い」と慣れた雰囲気で笑い。「劇場版じゃないっす!」「基本、喋り尽くした後で撮影なのに」とカッキー。
早々と撮影を済ませるとは、次の場所に向かう必要があるという大人の事情だろうか^^;。
ようやくトーク開始。男の子2人は、ゲームから『星矢』を知ったとか。綾さんは、アテナに決まってから原作を読んだそう。
今回は240年前の聖戦の話でエピソードゼロ、「転生」がテーマだという。
そういう前世を演じるのは「プレッシャーでもあり感激」とカッキー。「二重人格で悪の親玉なので緊張と不安」と紘くん。綾さんは「正統派ヒロインは久しぶりなので緊張」。
手代木先生も客席においでとかで、「俺が先に探す!」とカッキーと紘くんが妙なテンションに突入。綾さんが喋ってる時も騒がしく、司会者からもブーイング。「繁さんのナレーションはテンションあがる」とハイなカッキーに、紘くんも「コイツ、いらね~な」みたいにちょっかい出したり、フリーダムな2人。内輪でやってる分には仲良さそうだが、こういう場でやられると苦笑するしかない^^;。
未発表だった黄金聖闘士たちのキャストが、女神アテナの綾さんから発表。
魚座のアルバフィカ:神谷浩史
牡牛座のアルデバラン:杉田智和(ここで会場が爆笑にわくw)
射手座のシジフォス:野島裕史
蟹座のマニゴルド:小野大輔
「どーですウチの。イイの揃えたんで」(笑)と綾さん。「DVDの売れゆきがもって増えそう」と言うカッキーに、「主役、しっかりして下さいよ」とツッコミ。
サプライズゲストで生乃麻紀が登場。彼女も白いドレスで、黒い男の子2人と対比。生乃さんの「カッキー」発言に、激しく反応するカッキーw。生乃さんを”お誘い”するカッキーへ、会場から「ヘンタイ王子!」とツッコミw。
生乃さんによるEDテーマ「花の鎖」のライブ。やや緊張気味だが澄んだのびやかな声。その間、最前列に置かれた椅子に座って聞くゲスト3人。
作詞は車田正美さんで、3人の心情を綴った詩だという。OPも入れた主題歌集は7/25発売。
第3話の”幼い3人が約束するシーン”のナマアフレコ。音楽付き。「花の腕輪」をサーシャが2人にあげる場面だが、その時からずっとちぎれずに腕にしているなんて凄すぎっ^^;。
第1話冒頭より更に幼かった時のシーンなので(10歳位?)ちょっと大変だったと男の子2人。
今後の展開は、ブロンズクロスにムウ様と、阿部くん@邪人と頑張っていくと言うカッキー。
「DVD2巻3巻4巻と観てください」としつこいカッキー。「凄い戦いが始まります」と紘くん。「アフレコいつもこんな感じで盛り上がってる…かな?」「アテナはそうそう出てこないけど、OPではクロス付けてるので」と活躍を匂わす綾さん。
若い賑やかな3人組だったが、アニメの続きは観たくなるようなイベントだった。
30-DELUX Action Club MIX ナナシ
2009年6月13日 舞台演劇30-DELUX Action Club MIX『ナナシ -NANASHI-』を観てきた。
映画が終わった後に急行してギリギリに到着。トイレに行く時間はあったが、前説の最初を見逃した。
瑞樹さん絡みのチケなので、この劇場でかつてないほど観易い座席w。
お馴染み清水順二&タイソン大屋の前説コント。”みちよ”はやめて、今回は「タイソン、イエーッ!」の掛け声で、上から目線で「タイソン、イエ~~ッ」w。またもや写メを撮り損なう^^;。
今回は、劇団☆新感線で殺陣を担当する”Action Club”とのMIXで、他団体とコラボすることで、30-DELUXの新しいスタイルの確立を目指す第1弾。
時は戦国時代。天下統一を成し遂げた徳川家康により、家康の命を狙う「四神無双」討伐の勅命を受けた服部半蔵。半蔵の前に「ナナシ」と名乗る男が現れ、彼の思惑通りにコトが進んでいくが…。
玄武・白虎・朱雀・青龍の「四神」のうち、仮面を被り仲間まで窮地に追いやろうと画策する”玄武”の正体と、実は半蔵とは深い因縁だった”ナナシ”の真の目的が、絡み合ってスリリングに展開する。
天下泰平を目指す”志”と、兄弟の”絆”の板挟みで苦悩する男たち。裏切りと陰謀が渦巻く中で、己の真実を追及しひたむきに突っ走っていく者たちの、骨太な人間ドラマが描かれていた。
だが、観終わった後、どうもすっきりしない。登場人物の思惑や感情が掴み難いのだ。なぜ家康を討とうとした気持ちが覆されたのか、きっかけになる事象もなく心の揺れも見えてこない。兄を助けようとする土壇場の決断への流れも表現されていない。そもそも”影武者”というならば、あの二人は秘密裏に通じていたというのだろう。しかしその目的や意図が明確に伝わらず、まどろっこしくて分り難い。
戦国時代とはいえ、武将を扱ったものではなく”忍者”の話なので、その背景も心情も複雑で厄介なのだろう。
現在と回想、回想の回想が絡み合うが、難解な展開ではない。随所に笑いやネタが盛り込まれ、相変わらずコメディーとシリアスのバランスが程よく取れている。清水さんのようにさっきまでTシャツだったのがもう早着替えしてたり、笑ってた顔がもう鬼のような顔になったりと、役者たちの切り替えも早いのが見どころ。
全編に流れる「兄貴」「兄ちゃん」といったブラコメテイストが、ウザイけど可愛い。オロチやモモチたち底辺で足掻く者たちの意地と信念も見え隠れする。
これまでのような派手で目立つ立ち回りはないが、二刀流や槍を用いて、安定感ある洗練された殺陣アクションを披露。若手も立ち回りで奮闘し、稽古の成果を見せていた。
ナナシ役の清水順二は、長い髪をたなびかせマントを翻して、流れるような颯爽とした立ち回り。敵を斬った後でこちらを向いてポーズを決めるサマは、まるで戦隊ヒーローのような格好良さv。ニヒルでクールなままならいいのに、笑っておどけると途端にヘナチョコに見えちゃう。
丹弦の武田浩二、白虎の川原正嗣、徳川家康の田尻茂一は、30-DELUXで味わえなかった重厚さと味のある芝居。
紅一点の水野裕子が俊敏な動きを見せる。渡辺大輔は若者の情熱をほとばらせて好演。
半蔵役の佐野瑞樹は、優しさと力強さを覗かせて熱演、アクションでも頑張りを見せたがスタミナがいまひとつかも。劇中のネタなのか、背が低いだの、まだジャニーズだのと、ムッとする本人の前で散々飛び交って、観客としては可笑しかった。
青龍役の前野悟の時も出てきたが、今回は本人ネタが流行りなのか!?
朱雀の恋人や青龍のダチとか退屈な話を聞かされるよりも、こっちのリアルな話のほうが面白いのに違いないw。
瑞樹さんの殺陣はノリがいまひとつだったが、結局は、半蔵が弱過ぎたことがすべての要因なのか!?^^; 半蔵はやはり心も技も強くなくてはいけない。ラストは予想通りの展開だったが、30-DELUXさんにしては渋いテイストだろう。
全員揃ってお辞儀の後は、日替わり挨拶。DVD撮影日なのに、今日は2人だとバラして突っ込まれるタイソンさんw。渡辺くんの挨拶は、大先輩の瑞樹さんを上から目線でちょっと失礼なようなグダグダ感^^;。続いて親父役の武田さんは、名古屋・大阪公演の告知を何度も。
カテコ3回目は、清水さん&タイソンさんによる後説。なんで高島屋バーゲン? DVD宣伝をしてくれたおかげで、忘れかけていた『ファミリア』DVDを買えた。
映画が終わった後に急行してギリギリに到着。トイレに行く時間はあったが、前説の最初を見逃した。
瑞樹さん絡みのチケなので、この劇場でかつてないほど観易い座席w。
お馴染み清水順二&タイソン大屋の前説コント。”みちよ”はやめて、今回は「タイソン、イエーッ!」の掛け声で、上から目線で「タイソン、イエ~~ッ」w。またもや写メを撮り損なう^^;。
今回は、劇団☆新感線で殺陣を担当する”Action Club”とのMIXで、他団体とコラボすることで、30-DELUXの新しいスタイルの確立を目指す第1弾。
時は戦国時代。天下統一を成し遂げた徳川家康により、家康の命を狙う「四神無双」討伐の勅命を受けた服部半蔵。半蔵の前に「ナナシ」と名乗る男が現れ、彼の思惑通りにコトが進んでいくが…。
玄武・白虎・朱雀・青龍の「四神」のうち、仮面を被り仲間まで窮地に追いやろうと画策する”玄武”の正体と、実は半蔵とは深い因縁だった”ナナシ”の真の目的が、絡み合ってスリリングに展開する。
天下泰平を目指す”志”と、兄弟の”絆”の板挟みで苦悩する男たち。裏切りと陰謀が渦巻く中で、己の真実を追及しひたむきに突っ走っていく者たちの、骨太な人間ドラマが描かれていた。
だが、観終わった後、どうもすっきりしない。登場人物の思惑や感情が掴み難いのだ。なぜ家康を討とうとした気持ちが覆されたのか、きっかけになる事象もなく心の揺れも見えてこない。兄を助けようとする土壇場の決断への流れも表現されていない。そもそも”影武者”というならば、あの二人は秘密裏に通じていたというのだろう。しかしその目的や意図が明確に伝わらず、まどろっこしくて分り難い。
戦国時代とはいえ、武将を扱ったものではなく”忍者”の話なので、その背景も心情も複雑で厄介なのだろう。
現在と回想、回想の回想が絡み合うが、難解な展開ではない。随所に笑いやネタが盛り込まれ、相変わらずコメディーとシリアスのバランスが程よく取れている。清水さんのようにさっきまでTシャツだったのがもう早着替えしてたり、笑ってた顔がもう鬼のような顔になったりと、役者たちの切り替えも早いのが見どころ。
全編に流れる「兄貴」「兄ちゃん」といったブラコメテイストが、ウザイけど可愛い。オロチやモモチたち底辺で足掻く者たちの意地と信念も見え隠れする。
これまでのような派手で目立つ立ち回りはないが、二刀流や槍を用いて、安定感ある洗練された殺陣アクションを披露。若手も立ち回りで奮闘し、稽古の成果を見せていた。
ナナシ役の清水順二は、長い髪をたなびかせマントを翻して、流れるような颯爽とした立ち回り。敵を斬った後でこちらを向いてポーズを決めるサマは、まるで戦隊ヒーローのような格好良さv。ニヒルでクールなままならいいのに、笑っておどけると途端にヘナチョコに見えちゃう。
丹弦の武田浩二、白虎の川原正嗣、徳川家康の田尻茂一は、30-DELUXで味わえなかった重厚さと味のある芝居。
紅一点の水野裕子が俊敏な動きを見せる。渡辺大輔は若者の情熱をほとばらせて好演。
半蔵役の佐野瑞樹は、優しさと力強さを覗かせて熱演、アクションでも頑張りを見せたがスタミナがいまひとつかも。劇中のネタなのか、背が低いだの、まだジャニーズだのと、ムッとする本人の前で散々飛び交って、観客としては可笑しかった。
青龍役の前野悟の時も出てきたが、今回は本人ネタが流行りなのか!?
朱雀の恋人や青龍のダチとか退屈な話を聞かされるよりも、こっちのリアルな話のほうが面白いのに違いないw。
瑞樹さんの殺陣はノリがいまひとつだったが、結局は、半蔵が弱過ぎたことがすべての要因なのか!?^^; 半蔵はやはり心も技も強くなくてはいけない。ラストは予想通りの展開だったが、30-DELUXさんにしては渋いテイストだろう。
全員揃ってお辞儀の後は、日替わり挨拶。DVD撮影日なのに、今日は2人だとバラして突っ込まれるタイソンさんw。渡辺くんの挨拶は、大先輩の瑞樹さんを上から目線でちょっと失礼なようなグダグダ感^^;。続いて親父役の武田さんは、名古屋・大阪公演の告知を何度も。
カテコ3回目は、清水さん&タイソンさんによる後説。なんで高島屋バーゲン? DVD宣伝をしてくれたおかげで、忘れかけていた『ファミリア』DVDを買えた。
映画 真夏のオリオン&初日舞台挨拶
2009年6月13日 映画映画『真夏のオリオン』&初日舞台挨拶へ行ってきた。
劇場外のグッズ販売は混雑。潜水艦グッズを買っちゃったw。
奇跡的に取れた座席は前方のサイドブロックで、映画もステージも観易い。
映画本編の雑感は、試写会の時に書いたので割愛。それでもあれこれ書きたいことは山ほど。
戦争映画だというが、戦争を扱った人間ドラマというのがピッタリだろう。戦争という時代を借りた、現代の我々へのメッセージ性が強く、”いのち”に対しての真摯な言葉は、私の琴線や思いとよく共鳴する。潜水艦による攻防戦、音楽に星に海と私の好きなアイテムが盛り込まれているのも、特別な思いが芽生える。
音楽がとにかく効果的でジンとくる。主題歌はその集大成だが、2度目だと地味だが良い曲だなと分る。
イ-77潜水艦内の群像劇だけでなく、米駆逐艦パーシバル乗員たちの胸のうちや考えまでよく描けているなと思う。撮影においても、アメリカ側との相互理解や協力を得られたことは、実に幸運なことだ。艦長役のデイビッド・ウィニングさん、知的で男前だこと。
発光信号の英文からの和訳を、草加(@ジパ)もやってのけたが、当時の士官もホントに容易くやってのけていたのね。あれがなかったら、この話も成立しなかっただろうし。
当時のお話を伺ったという、元士官の方たちのお名前がEDロールで流れたが、「帝國海軍」という文字に、妙に小躍りしそうな私w。
映画では「食べる」シーンがいっぱいあったが、「トイレ」シーンまで入れた潜水艦物語もいつかぜひ。
「写し」はとっていないと言っていたのだし、あそこで簡単にコピーしちゃったヤツらにセコさを感じたり^^;。「お守り」の意味うんぬんは別にして、彼女の名前が世界規模で広がりそうw。
堂珍さんは呼んでいたけど、玉木さん@倉本が有沢妹の名前を最後まで呼んでくれなかったのが心残り^^;。
 ̄
上映後、初日舞台挨拶。マスコミのカメラが前列や両脇を派手に陣取り賑やか。
レンズが待ち構えていたし、思った通り右後方扉から出演者が登場、会場を沸かせながら通路を通ってステージへ。玉木さんは慣れてるのか、通路両脇の人達とハイタッチ。一番後ろの福井氏の体が、いつの間にかメタボになっているので吃驚w。
登壇者は左から、篠原哲雄監督、平岡祐太、堂珍嘉邦、玉木宏、北川景子、吉田栄作、福井晴敏(監修・脚色)の7人。司会はテレ朝の渡辺アナ。
男性陣皆さん、スーツ左襟にイ-77ピンズをしている。3年ぶりに拝んだ福井氏は既婚太りなんだろうかw。会場の声援も目立って、「玉ちゃん」に続き「堂ちゃん」「景子ちゃん」まであるそうな。
皆さんひと言挨拶。吉田さんが自称「頑固親父」と言っていたので会場も拍手。監督は「1年前に一生懸命に作ったものを観て貰えて嬉しい」という言葉。
福井氏は「私と監督以外、美男美女で」と、今回大変だったという座席を取れた私達を「ラッキー」だと称し、野球の映画やサイボーグの映画は随分と稼いだので(笑)「これからは潜水艦の時代」だと宣言した。
でも結局は其々の挨拶だけで、もうひと言ずつのコメントもなし(~_~)。フォトセッションに移るので登壇者は一端退出。
フォトセッションに移るまでの準備が大変。会場のみんなにも協力をあおぐと言っていたが、段取りもアイデアも悪すぎる(~_~;)。
客席真ん中2列の客を追い出して前方に移動させ並ばせ、その2列に看板を立てる。そこまでは分るが、”出航”の雰囲気を出そうと、5~6色のキラキラテープを沢山伸ばして、先ほどの前列のお客に持たせようとさせる。ところがテープとテープが絡みまくって、それをひとつひとつ伸ばしていく作業に時間を取られる。カヤの外で待たされたお客の大半は、その様子を観ながら諦めと苦笑気味。セッティングに10分以上はかかり、その時間が実に「もったいない」(~_~)。
やがて出演者が左後方扉から再び登場。【真夏のオリオン 大ヒット出航! 日本よ、浮上せよ!】の看板を背に、玉木さんを中心にして立つ。福井氏がここでもこっち寄り。
出演者皆に、伸ばされたテープを左手で持たせて、右手で敬礼させる司会者。キャストはみんな肘を閉めた帝海式の敬礼だが、福井氏だけが米海軍式の敬礼。マスコミのシャッターが賑やかで、前方の人も気持ちカメラ寄りにしてとリクエスト。
その後ムービー撮影で、動かして欲しいというリクに、玉木さんだけが顔をゆらしてみせたりw。皆でテープを揺らしてみるが、抑えられた状態で動くのは無理^^;。
最後に玉木さんが、映画出演の感激と役者としての思いを語る。テープを持ったままだと言い難そう。それでも後方席の人達にもお辞儀をする気の使いよう。
拍手と歓声の中、後方扉へと皆さんが退出。全部で約30分。
撮影ばかりに時間を取られたが、そもそもあの出航テープのアイデアは大失敗(~_~;)。その分、他の皆さんのコメントをもっと聞きたかった。折角の良い映画だったのに、舞台挨拶は物足りなかった。
劇場外のグッズ販売は混雑。潜水艦グッズを買っちゃったw。
奇跡的に取れた座席は前方のサイドブロックで、映画もステージも観易い。
映画本編の雑感は、試写会の時に書いたので割愛。それでもあれこれ書きたいことは山ほど。
戦争映画だというが、戦争を扱った人間ドラマというのがピッタリだろう。戦争という時代を借りた、現代の我々へのメッセージ性が強く、”いのち”に対しての真摯な言葉は、私の琴線や思いとよく共鳴する。潜水艦による攻防戦、音楽に星に海と私の好きなアイテムが盛り込まれているのも、特別な思いが芽生える。
音楽がとにかく効果的でジンとくる。主題歌はその集大成だが、2度目だと地味だが良い曲だなと分る。
イ-77潜水艦内の群像劇だけでなく、米駆逐艦パーシバル乗員たちの胸のうちや考えまでよく描けているなと思う。撮影においても、アメリカ側との相互理解や協力を得られたことは、実に幸運なことだ。艦長役のデイビッド・ウィニングさん、知的で男前だこと。
発光信号の英文からの和訳を、草加(@ジパ)もやってのけたが、当時の士官もホントに容易くやってのけていたのね。あれがなかったら、この話も成立しなかっただろうし。
当時のお話を伺ったという、元士官の方たちのお名前がEDロールで流れたが、「帝國海軍」という文字に、妙に小躍りしそうな私w。
映画では「食べる」シーンがいっぱいあったが、「トイレ」シーンまで入れた潜水艦物語もいつかぜひ。
「写し」はとっていないと言っていたのだし、あそこで簡単にコピーしちゃったヤツらにセコさを感じたり^^;。「お守り」の意味うんぬんは別にして、彼女の名前が世界規模で広がりそうw。
堂珍さんは呼んでいたけど、玉木さん@倉本が有沢妹の名前を最後まで呼んでくれなかったのが心残り^^;。
 ̄
上映後、初日舞台挨拶。マスコミのカメラが前列や両脇を派手に陣取り賑やか。
レンズが待ち構えていたし、思った通り右後方扉から出演者が登場、会場を沸かせながら通路を通ってステージへ。玉木さんは慣れてるのか、通路両脇の人達とハイタッチ。一番後ろの福井氏の体が、いつの間にかメタボになっているので吃驚w。
登壇者は左から、篠原哲雄監督、平岡祐太、堂珍嘉邦、玉木宏、北川景子、吉田栄作、福井晴敏(監修・脚色)の7人。司会はテレ朝の渡辺アナ。
男性陣皆さん、スーツ左襟にイ-77ピンズをしている。3年ぶりに拝んだ福井氏は既婚太りなんだろうかw。会場の声援も目立って、「玉ちゃん」に続き「堂ちゃん」「景子ちゃん」まであるそうな。
皆さんひと言挨拶。吉田さんが自称「頑固親父」と言っていたので会場も拍手。監督は「1年前に一生懸命に作ったものを観て貰えて嬉しい」という言葉。
福井氏は「私と監督以外、美男美女で」と、今回大変だったという座席を取れた私達を「ラッキー」だと称し、野球の映画やサイボーグの映画は随分と稼いだので(笑)「これからは潜水艦の時代」だと宣言した。
でも結局は其々の挨拶だけで、もうひと言ずつのコメントもなし(~_~)。フォトセッションに移るので登壇者は一端退出。
フォトセッションに移るまでの準備が大変。会場のみんなにも協力をあおぐと言っていたが、段取りもアイデアも悪すぎる(~_~;)。
客席真ん中2列の客を追い出して前方に移動させ並ばせ、その2列に看板を立てる。そこまでは分るが、”出航”の雰囲気を出そうと、5~6色のキラキラテープを沢山伸ばして、先ほどの前列のお客に持たせようとさせる。ところがテープとテープが絡みまくって、それをひとつひとつ伸ばしていく作業に時間を取られる。カヤの外で待たされたお客の大半は、その様子を観ながら諦めと苦笑気味。セッティングに10分以上はかかり、その時間が実に「もったいない」(~_~)。
やがて出演者が左後方扉から再び登場。【真夏のオリオン 大ヒット出航! 日本よ、浮上せよ!】の看板を背に、玉木さんを中心にして立つ。福井氏がここでもこっち寄り。
出演者皆に、伸ばされたテープを左手で持たせて、右手で敬礼させる司会者。キャストはみんな肘を閉めた帝海式の敬礼だが、福井氏だけが米海軍式の敬礼。マスコミのシャッターが賑やかで、前方の人も気持ちカメラ寄りにしてとリクエスト。
その後ムービー撮影で、動かして欲しいというリクに、玉木さんだけが顔をゆらしてみせたりw。皆でテープを揺らしてみるが、抑えられた状態で動くのは無理^^;。
最後に玉木さんが、映画出演の感激と役者としての思いを語る。テープを持ったままだと言い難そう。それでも後方席の人達にもお辞儀をする気の使いよう。
拍手と歓声の中、後方扉へと皆さんが退出。全部で約30分。
撮影ばかりに時間を取られたが、そもそもあの出航テープのアイデアは大失敗(~_~;)。その分、他の皆さんのコメントをもっと聞きたかった。折角の良い映画だったのに、舞台挨拶は物足りなかった。
モニジパ 航跡403
2009年6月12日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡403。
モニ表紙は、熱血の角松の「未来を渇望せよ。」。
カラーというより、CG処理されたような^^;。かいじ先生の本格的なカラーはまだ望めないのかな。でも「ZIPANG IS BACK.」で復活宣言。
ジパ扉絵は、冷静な草加の「理想を切望せよ。」。
こっちのほうがモニ表紙でもよかったかもw。
私なら、「命を熱望せよ。」かな。
先週までの麻生らの心配は何のその、「みらい」からのトマホーク2発は
しっかり誘導されて、見事「大和」に着弾し命中。
しかも副砲部分を正確に突いてきて、弾薬への誘爆も避けられない。
ここにきてようやく、「みらい」突撃隊が命がけでグッジョブだったと分る。
「大和」から、角松と共に、急ぎ脱出することに専念する草加。
さっきまでの”敵”視はどこへやら、今や命を共にする”同士”といった物言い。
足手まといの角松に対して、どうして草加はここまで懸命になれるのか。
この予想外の局面において、草加の目的は徐々に移行したようにも思える。
己の理想を見せたいためではなく、己の意思を知らせるために
角松の存在は必要不可欠になったのかもしれない。
角松の全体重を支えるのは、華奢な草加にはさぞ重いだろうなw。
でも「必ずあなたを助け上げる!!」と誓った草加の男らしい表情は
(姫を助けようとする)ヒーローそのもの(*^。^*)。
「大和」艦上から舞い降りるトマホークから、爆発炎上するまでの展開が
動きと効果音だけで、台詞が全くないところが、まるで映画のような演出。
ものすごい迫力と緊張感と臨場感が画面いっぱいにもたらされ
それはそのまま、危機一髪状態の草加の心情とも重なる。
救命筏を準備する草加の上に、襲い掛かる鉄骨。もの凄い衝撃が草加を倒す。
起き上がるも、頭上から吹き出した血が草加の左頬を覆っていく。
左目に続いて、またも左なのか(~_~;)。
肉体的にもはや絶体絶命の草加。
それにしても、「みらい」は「大和」のアキレス腱という、草加の一体観。
”核”の使者に「大和」を選んだ私への”報い”という、草加の失望観。
草加の意図が見え隠れしそうだが、今や精神力だけで動く草加の意思は
誰に引き継がれるのだろうか。
久しぶりに、「草加ーッ!」と心配する角松の叫びが聞けたw。
モニ表紙は、熱血の角松の「未来を渇望せよ。」。
カラーというより、CG処理されたような^^;。かいじ先生の本格的なカラーはまだ望めないのかな。でも「ZIPANG IS BACK.」で復活宣言。
ジパ扉絵は、冷静な草加の「理想を切望せよ。」。
こっちのほうがモニ表紙でもよかったかもw。
私なら、「命を熱望せよ。」かな。
先週までの麻生らの心配は何のその、「みらい」からのトマホーク2発は
しっかり誘導されて、見事「大和」に着弾し命中。
しかも副砲部分を正確に突いてきて、弾薬への誘爆も避けられない。
ここにきてようやく、「みらい」突撃隊が命がけでグッジョブだったと分る。
「大和」から、角松と共に、急ぎ脱出することに専念する草加。
さっきまでの”敵”視はどこへやら、今や命を共にする”同士”といった物言い。
足手まといの角松に対して、どうして草加はここまで懸命になれるのか。
この予想外の局面において、草加の目的は徐々に移行したようにも思える。
己の理想を見せたいためではなく、己の意思を知らせるために
角松の存在は必要不可欠になったのかもしれない。
角松の全体重を支えるのは、華奢な草加にはさぞ重いだろうなw。
でも「必ずあなたを助け上げる!!」と誓った草加の男らしい表情は
(姫を助けようとする)ヒーローそのもの(*^。^*)。
「大和」艦上から舞い降りるトマホークから、爆発炎上するまでの展開が
動きと効果音だけで、台詞が全くないところが、まるで映画のような演出。
ものすごい迫力と緊張感と臨場感が画面いっぱいにもたらされ
それはそのまま、危機一髪状態の草加の心情とも重なる。
救命筏を準備する草加の上に、襲い掛かる鉄骨。もの凄い衝撃が草加を倒す。
起き上がるも、頭上から吹き出した血が草加の左頬を覆っていく。
左目に続いて、またも左なのか(~_~;)。
肉体的にもはや絶体絶命の草加。
それにしても、「みらい」は「大和」のアキレス腱という、草加の一体観。
”核”の使者に「大和」を選んだ私への”報い”という、草加の失望観。
草加の意図が見え隠れしそうだが、今や精神力だけで動く草加の意思は
誰に引き継がれるのだろうか。
久しぶりに、「草加ーッ!」と心配する角松の叫びが聞けたw。
声優アニメディア/関さんお誕生日
2009年6月11日 アニメ声優漫画アニヲタ雑誌など。
★アニメディア 7月号
付録の人気声優データファイル2009はノート風表紙。質問への答えがちゃんと最近みたいで、石田さんはまだフリー。郷田さんや平田さんのがない(^_^;)。ペットといえば、関さんも飛田さんも平田さんもネコかいw。
創刊28周年記念で、全サやプレゼントがあれこれ豪華。
VOICEでは、『初恋限定。』のキャスト6人が集結。こういうカップリングなんだ。
CD JOURNALで、『REBORN!』OPを歌う加藤和樹とEDを歌う上戸彩のインタビュー。モノクロ。
夏新番でチェック一押しは『NEEDLESS』。東地さん@アークライトってこういうキャラなんだ。
★PASH! 7月号
先週分を観た後では、マスタング&ヒューズの表紙が空しいというか^^;。
最終回も含めて、アニメの復習と予習にもってこいの雑誌だが、その中で、
『家庭教師ヒットマンREBORN!』から、10年後ヴァリアー来る!! 原作読んでないのでこれは有難い。さすがに展開早いのか、7/18からはついにオリジナルか。
OP「EASY GO」を歌う加藤和樹のインタビュー、こっちはカラーで長いv。
Double de D-BOYSは、鈴木裕樹×瀬戸康史。ジャン&渡w。ホラーの話で盛り上がってるが、ホラーは苦手なので、二人の映画もたぶん観ない^^;。『春鴉』DVDと『秋鴉』のステージが待ってるからいいね。
八戸亮の連載が始まったが、ジャンプやアニメの話をしてると、大河元気の匂いがしてならんw。先日の『朧草紙』イベント時の写真もあり。
イベレポでは、『ラインバレル祭り!』が2ページ。
『サイボーグ009』記念イベントは半ページ。ジョーの誕生日を祝う特製ケーキを前の3人集合写真、後日ネット等で見たら、小さく私も写りこんでいたのを発見。しかも森功至さん寄りでニッコリとv。いい記念になったわ。
★声優アニメディア 7月号
今月からスタートの『DCのおもちゃ箱』に、中尾隆聖&関俊彦&堀本等の写真と座談会。予想通りモノクロの1ページで写真も小さく、告知されていた程でもない^^;。DCを皆さんに知ってもらおうという企画だが、はたして? そして11月の本公演って、てっきり池袋かと思いきや、アトリエでやるのね。こりゃ遠いわ^^;。
カラーTOPICにて、関俊彦と松来未祐の対談。写真の関さん、笑いがなくてちとコワイがw、内容的に真剣さをアピールか。ドラマCD『バス走る。』と、81オーディションについて語る。関さんの言った”芝居の神様”という表現が微笑ましい。
 ̄ ̄ ̄
今日は、関俊彦さんのお誕生日。
関さん、花の47歳、おめでとうございま~す!\(^o^)/
この20年近く、関さんはずっと私の癒しであり、空気みたいな存在でもあり、私の相方にもちょっぴり似ていたりv。
これからも多方面で、役者:関俊彦さんを堪能させてください。お身体ご自愛くださいますように。
★アニメディア 7月号
付録の人気声優データファイル2009はノート風表紙。質問への答えがちゃんと最近みたいで、石田さんはまだフリー。郷田さんや平田さんのがない(^_^;)。ペットといえば、関さんも飛田さんも平田さんもネコかいw。
創刊28周年記念で、全サやプレゼントがあれこれ豪華。
VOICEでは、『初恋限定。』のキャスト6人が集結。こういうカップリングなんだ。
CD JOURNALで、『REBORN!』OPを歌う加藤和樹とEDを歌う上戸彩のインタビュー。モノクロ。
夏新番でチェック一押しは『NEEDLESS』。東地さん@アークライトってこういうキャラなんだ。
★PASH! 7月号
先週分を観た後では、マスタング&ヒューズの表紙が空しいというか^^;。
最終回も含めて、アニメの復習と予習にもってこいの雑誌だが、その中で、
『家庭教師ヒットマンREBORN!』から、10年後ヴァリアー来る!! 原作読んでないのでこれは有難い。さすがに展開早いのか、7/18からはついにオリジナルか。
OP「EASY GO」を歌う加藤和樹のインタビュー、こっちはカラーで長いv。
Double de D-BOYSは、鈴木裕樹×瀬戸康史。ジャン&渡w。ホラーの話で盛り上がってるが、ホラーは苦手なので、二人の映画もたぶん観ない^^;。『春鴉』DVDと『秋鴉』のステージが待ってるからいいね。
八戸亮の連載が始まったが、ジャンプやアニメの話をしてると、大河元気の匂いがしてならんw。先日の『朧草紙』イベント時の写真もあり。
イベレポでは、『ラインバレル祭り!』が2ページ。
『サイボーグ009』記念イベントは半ページ。ジョーの誕生日を祝う特製ケーキを前の3人集合写真、後日ネット等で見たら、小さく私も写りこんでいたのを発見。しかも森功至さん寄りでニッコリとv。いい記念になったわ。
★声優アニメディア 7月号
今月からスタートの『DCのおもちゃ箱』に、中尾隆聖&関俊彦&堀本等の写真と座談会。予想通りモノクロの1ページで写真も小さく、告知されていた程でもない^^;。DCを皆さんに知ってもらおうという企画だが、はたして? そして11月の本公演って、てっきり池袋かと思いきや、アトリエでやるのね。こりゃ遠いわ^^;。
カラーTOPICにて、関俊彦と松来未祐の対談。写真の関さん、笑いがなくてちとコワイがw、内容的に真剣さをアピールか。ドラマCD『バス走る。』と、81オーディションについて語る。関さんの言った”芝居の神様”という表現が微笑ましい。
 ̄ ̄ ̄
今日は、関俊彦さんのお誕生日。
関さん、花の47歳、おめでとうございま~す!\(^o^)/
この20年近く、関さんはずっと私の癒しであり、空気みたいな存在でもあり、私の相方にもちょっぴり似ていたりv。
これからも多方面で、役者:関俊彦さんを堪能させてください。お身体ご自愛くださいますように。
映画『ガマの油』を観てきた。
ホントは別の映画を観るハズだったが、これも縁だろう。
はちゃめちゃ富豪の父親が、意識不明で臥せてる息子の携帯にかかってきた恋人からの電話に、息子だと嘘をついて出たことから巻き起こる、よき人たちのファンタジー。
俳優・役所広司の第一回監督作品。役所さんの原案も盛り込まれているそうだ。
豪邸に暮らすデイトレーダーの親父・拓郎が役所さん。強引で自分本位だが、子供っぽくて可愛い面が憎めない。役所さんの豪快な笑いと口癖が先行するが、泣き笑いのほうにご本人の人柄が滲む。
拓郎の声と、映太が演じる息子・拓也の声をどうして簡単に間違えてしまうのか分らないが、中年男と女子高生のやんちゃな関係は、男たちの憧れなのであろうか。
二人の新人・澤屋敷純一と二階堂ふみが、のびのびとした魅力。ふみちゃんの笑いは子供っぽすぎる^^;。小林聡美は健と艶の二役。益岡徹はこの後に『真夏のオリオン』が控える。
ほんわかまったりと進行するが、ゆるい演出が歯がゆくもあり退屈でもあり。電話の会話の二元中継が好みらしい。中盤から沸いて出る”とうていありえない”作り話に苦笑し、唐突な”ガマの油売り”の回想に困惑。豊富なイマジネーションは、過去の映画作品から引き出されたような感覚だ。金にものをいわせたような展開に閉口しそうになるが、後半で一気に覆されて裏切らない。
整然としたラストと共に、優しくも天晴れな死生観が伝わり、じわじわと心に染みてくる作品だった。
飛びぬけた斬新さはないが、時に計算されたような意味深たっぷりの演出が光る。
ラッキーの写真や拓郎のゴマは、言葉ではなく映像で説明。森のくまさん、ウサギやカエルは遊び心か。八千草薫が住む家の庭に埋めると、死体だと思ってしまうw。パーカーと帽子が、別人へと変わるカットが絶妙だ。雑然とした渋谷の街と比べて、横須賀の風景は安らかで甘酸っぱい。寝転んだ父と子にあった黄色い花が、公園にもあることに注目。光のバックに停泊していた護衛艦がDDー108「あけぼの」なのも、シーンに相応しい。そして潜水艦をバックにした役所さんを見ると、映画『ローレライ』が浮かんでしまうw。
タブラトゥーラの音楽は、懐かしさがこみあげて力強い。
仏壇に供えたコップの水がいつの間にか少なくなっていることが、こんなにも嬉しいなんて。目には見えない人の気配や存在が感じられる時、人は、生かされているのだと思う。
「人は二度死ぬという。一度目は肉体が失われるとき。二度目は皆から忘れ去られたときに。」というフレーズは『トーマの心臓』にもあったが、ここでは作品を根底から導いていく。
親しい人の突然の死に、人はどうやって向き合って、悲しみを受け容れられるのだろうか。残された人たちには、悼みを分かち合うことも時に必要であろう。その繋がりを持たせるために、塗られる軟膏剤が”ガマの油”なのかもしれない。
とっても悲しい話なのに、デジャブのようにワクワクさせられる。出会いを感謝し、別れをいとおしむような、柔らかい活力に満ちた作品だった。
ホントは別の映画を観るハズだったが、これも縁だろう。
はちゃめちゃ富豪の父親が、意識不明で臥せてる息子の携帯にかかってきた恋人からの電話に、息子だと嘘をついて出たことから巻き起こる、よき人たちのファンタジー。
俳優・役所広司の第一回監督作品。役所さんの原案も盛り込まれているそうだ。
豪邸に暮らすデイトレーダーの親父・拓郎が役所さん。強引で自分本位だが、子供っぽくて可愛い面が憎めない。役所さんの豪快な笑いと口癖が先行するが、泣き笑いのほうにご本人の人柄が滲む。
拓郎の声と、映太が演じる息子・拓也の声をどうして簡単に間違えてしまうのか分らないが、中年男と女子高生のやんちゃな関係は、男たちの憧れなのであろうか。
二人の新人・澤屋敷純一と二階堂ふみが、のびのびとした魅力。ふみちゃんの笑いは子供っぽすぎる^^;。小林聡美は健と艶の二役。益岡徹はこの後に『真夏のオリオン』が控える。
ほんわかまったりと進行するが、ゆるい演出が歯がゆくもあり退屈でもあり。電話の会話の二元中継が好みらしい。中盤から沸いて出る”とうていありえない”作り話に苦笑し、唐突な”ガマの油売り”の回想に困惑。豊富なイマジネーションは、過去の映画作品から引き出されたような感覚だ。金にものをいわせたような展開に閉口しそうになるが、後半で一気に覆されて裏切らない。
整然としたラストと共に、優しくも天晴れな死生観が伝わり、じわじわと心に染みてくる作品だった。
飛びぬけた斬新さはないが、時に計算されたような意味深たっぷりの演出が光る。
ラッキーの写真や拓郎のゴマは、言葉ではなく映像で説明。森のくまさん、ウサギやカエルは遊び心か。八千草薫が住む家の庭に埋めると、死体だと思ってしまうw。パーカーと帽子が、別人へと変わるカットが絶妙だ。雑然とした渋谷の街と比べて、横須賀の風景は安らかで甘酸っぱい。寝転んだ父と子にあった黄色い花が、公園にもあることに注目。光のバックに停泊していた護衛艦がDDー108「あけぼの」なのも、シーンに相応しい。そして潜水艦をバックにした役所さんを見ると、映画『ローレライ』が浮かんでしまうw。
タブラトゥーラの音楽は、懐かしさがこみあげて力強い。
仏壇に供えたコップの水がいつの間にか少なくなっていることが、こんなにも嬉しいなんて。目には見えない人の気配や存在が感じられる時、人は、生かされているのだと思う。
「人は二度死ぬという。一度目は肉体が失われるとき。二度目は皆から忘れ去られたときに。」というフレーズは『トーマの心臓』にもあったが、ここでは作品を根底から導いていく。
親しい人の突然の死に、人はどうやって向き合って、悲しみを受け容れられるのだろうか。残された人たちには、悼みを分かち合うことも時に必要であろう。その繋がりを持たせるために、塗られる軟膏剤が”ガマの油”なのかもしれない。
とっても悲しい話なのに、デジャブのようにワクワクさせられる。出会いを感謝し、別れをいとおしむような、柔らかい活力に満ちた作品だった。
ポケモンDPから超・電王へ
2009年6月9日 アニメ声優漫画6/4『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』
テツも喜ぶ(?)デンリュウ列車で、てらそままさき@ハンサム登場。”ハンサム”と聞くと、関俊彦さん@デュバル(@ワンピース)が浮かぶがw、こちらはダンディなおっさんで、コードネームがズバリ「ハンサム」。真剣に職務遂行中のてらそまさんの声がニヒルv。今後も度々出てきそうで要チェックか。
OVA『時の探検隊・闇の探検隊』も先月TSUTAYAで無料レンタル。
こちらは、クールなポケモンのジュプトル役でてらそまさん。
それにしても、ポッチャマみたいに人間から簡単にポケモンになれるんだ^^;。
『仮面ライダーバトル ガンバライド』に、関さんらに続いてようやく、てらそまさん登場。次はスズね。
『初恋限定。-ハツコイリミテッド-』第9話
GyaOで拝見。初めてこのアニメを観たが、丁寧な作画で好感。背景や建物内なども緻密で綺麗。今回は”桜の絵”が繋げた出会いと別れを描いたピュアなラブストーリー。思い出は絵と共に…残せるだろう。
ゲストの石田彰が演じたのは、美術部OBの連城由紀人で、お得意の柔らかい爽やかボイス。その先輩に淡い思いを抱く中学生の名央に藤村歩。「千倉さん」「先輩」と呼び合う二人の関係が微笑ましい。名央のいじらしさに共鳴しちゃうが、『風のスティグマ』から好印象な藤村さんの演技も可憐。
 ̄ ̄ ̄
NHK大河ドラマ『天地人』第23回
回想シーンではあるが、上杉景勝目線なので、与六の加藤清史郎くんより、喜平次の溝口琢矢くんのほうが目立っていたかもw。上洛を決意した景勝と兼続、互いに”義”と”愛”の言葉を掲げた印象的な回だった。
終了後に、18日スタートのドラマ『ふたつのスピカ』番宣で、鈴木秋@中村優一くんの顔も。
なにげに『超・電王』っぽい流れでニンマリ(^^)。
『ふたつのスピカ』は早々とクランクアップ。この後、優一くんは舞台へとシフトするのかな。
テツも喜ぶ(?)デンリュウ列車で、てらそままさき@ハンサム登場。”ハンサム”と聞くと、関俊彦さん@デュバル(@ワンピース)が浮かぶがw、こちらはダンディなおっさんで、コードネームがズバリ「ハンサム」。真剣に職務遂行中のてらそまさんの声がニヒルv。今後も度々出てきそうで要チェックか。
OVA『時の探検隊・闇の探検隊』も先月TSUTAYAで無料レンタル。
こちらは、クールなポケモンのジュプトル役でてらそまさん。
それにしても、ポッチャマみたいに人間から簡単にポケモンになれるんだ^^;。
『仮面ライダーバトル ガンバライド』に、関さんらに続いてようやく、てらそまさん登場。次はスズね。
『初恋限定。-ハツコイリミテッド-』第9話
GyaOで拝見。初めてこのアニメを観たが、丁寧な作画で好感。背景や建物内なども緻密で綺麗。今回は”桜の絵”が繋げた出会いと別れを描いたピュアなラブストーリー。思い出は絵と共に…残せるだろう。
ゲストの石田彰が演じたのは、美術部OBの連城由紀人で、お得意の柔らかい爽やかボイス。その先輩に淡い思いを抱く中学生の名央に藤村歩。「千倉さん」「先輩」と呼び合う二人の関係が微笑ましい。名央のいじらしさに共鳴しちゃうが、『風のスティグマ』から好印象な藤村さんの演技も可憐。
 ̄ ̄ ̄
NHK大河ドラマ『天地人』第23回
回想シーンではあるが、上杉景勝目線なので、与六の加藤清史郎くんより、喜平次の溝口琢矢くんのほうが目立っていたかもw。上洛を決意した景勝と兼続、互いに”義”と”愛”の言葉を掲げた印象的な回だった。
終了後に、18日スタートのドラマ『ふたつのスピカ』番宣で、鈴木秋@中村優一くんの顔も。
なにげに『超・電王』っぽい流れでニンマリ(^^)。
『ふたつのスピカ』は早々とクランクアップ。この後、優一くんは舞台へとシフトするのかな。
劇団ヘロQ ウマいよ!地球防衛ランチ
2009年6月7日 舞台演劇劇団ヘロヘロQカムパニー第21回公演『ウマいよ!地球防衛ランチ~残さず食べてね~』前楽を観てきた。
当日券を含めほぼ満席。やや後方席だが全体を見渡せる位置で、左サイドで満足。
地球防衛軍基地内「FRY」。隊員たちが謎の生命体によって次々と汚染される中、諦めずに立ち向かっていく、防衛軍とは別の部署の勇気ある者たちの闘い。
書くとどんどんバレバレになっちゃう^^;。今回は公式でも殆ど内容に触れていないし、実際に観てこそわかる話。
作・演出は、座長の関智一とは、「非常に似て異なる」きだつよし。
二人の出会い当時に放送していた『メビウス』に絡み、”ウルトラマン”的な世界をモチーフに、”仮面ライダー”的な変身も盛り込んで、笑いとスリリングとアクションたっぷりの熱血ヒーロードラマで面白かった。
物語のキィアイテムは二つ。
ひとつは「エビフライの…」で、こだわりの熱血コック長に関智一。ぐいぐいと力押しの真面目な芝居ながら、今回は役者だけに専念できるせいか、とてものびのびと余裕をもって楽しんでいる姿が伝わる。
もうひとつは「花に…」で、実直で融通のきかないこだわりのクール戦闘隊長に小西克幸。防衛軍スーツも決まり、きびきびした身のこなしもカッコイーと思っていたが、中盤から大変身w。ニヤけた笑顔が更に爆笑の渦をもたらした。
相反するこの二人の対立が、いかに変化していくかが見どころの一つだが、激しく何度もぶつかり合う様子は似た者同士のようで愉快。
智一さんには相棒として松本和子、小西くんには部下として永松寛隆が控え、其々が絶妙な絡みで二人を盛り立て、話を引っ張っていく。
長沢美樹の着ている赤いワンピが印象的だが、これがちゃんと伏線になってて、アノ作品を知っているとより楽しめる仕組みw。
林智子の柔和で説得力のある演技が頼もしく、上田慎哉のナチュラルな演技もアクセント。すっかり準レギュラーとなった(?)おぐらとしのりは、アクロバット以上にキュートなお顔が目立っていた。
メイン客演は3人。小川輝晃は、バランスとれて男らしく格好良く見えるが、チャーミングでヘタレな可笑しさのほうが勝る。演技に深味と幅が出たということか。小川さんが何かをすると、客席からドっとリアクションが起きるのが面白いw。ついでに小西くんがアノ格好でニンマリすると、またドっとリアクションw。イイ男がカッコ悪いと、笑いが増幅されるようだ。
大河元気は中盤までは、弱気で情けなさ感が漂う男の子役だが、後半は唐突に大逆転、ラブストーリーの主人公と化しちゃうw。予想通り、智一さんとは”オタク”談義に花開いたそうだし、二人の息ぴったり感は今後の作品でも生かされよう。
舞台役者としての能登麻美子は初見だが、女性っぽい感じなのに、思いっきりのよい雰囲気が何だか”男らしい”w。出番は少なめだがエロい場面を担当してw存在感あり。声音を変えて男を翻弄させるなど、実は”超ツンデレ”キャラ(笑)。
舞台の奥行きや両端をとことん使って、スピーディでアクティブな展開。一発ものの変身シーンでは、タイミングばっちりにシャープに見せるから、思わず拍手喝采したくなる。照明や効果音も上手く、随所で特撮っぽいセンスが感じられる。劇中で流れる智一さんの歌が爽快感を誘う。
某ドラマにあった、コーヒーに付いているミルクみたいなモノでも、ちゃんと役に立つということ。其々の役割をしっかり全うすれば、誰でもヒーローになれるという、元気と勇気をちょっぴり与えてくれる話だった。
全員が勢揃いする中、3人の決めポーズをとる時に、決め台詞をちょっぴり噛んじゃった智一さん。相変わらず座長の挨拶がグダグダになりそうだったので、今回は早いところで長沢さんにバトンタッチ。確かに「しおらしい」座長w。
長沢さんは、ゲストをきびきびと紹介、ロビー物販宣伝や次回公演告知までテキパキとこなしてくれた。
終演後ロビーで、智一さんが書きなぐったという(笑)サイン付きの『コスモX』コミックをゲット。去年後楽園のショーにも出てきたヒーローだが、原作は結構深かった。
高木渉、関智一と、ふざけたタイトルの舞台が続いたが、いよいよ来月は山口勝平の『ギッチョンチョン』。最近こういうふざけたタイトルが流行なんだろうかw。
当日券を含めほぼ満席。やや後方席だが全体を見渡せる位置で、左サイドで満足。
地球防衛軍基地内「FRY」。隊員たちが謎の生命体によって次々と汚染される中、諦めずに立ち向かっていく、防衛軍とは別の部署の勇気ある者たちの闘い。
書くとどんどんバレバレになっちゃう^^;。今回は公式でも殆ど内容に触れていないし、実際に観てこそわかる話。
作・演出は、座長の関智一とは、「非常に似て異なる」きだつよし。
二人の出会い当時に放送していた『メビウス』に絡み、”ウルトラマン”的な世界をモチーフに、”仮面ライダー”的な変身も盛り込んで、笑いとスリリングとアクションたっぷりの熱血ヒーロードラマで面白かった。
物語のキィアイテムは二つ。
ひとつは「エビフライの…」で、こだわりの熱血コック長に関智一。ぐいぐいと力押しの真面目な芝居ながら、今回は役者だけに専念できるせいか、とてものびのびと余裕をもって楽しんでいる姿が伝わる。
もうひとつは「花に…」で、実直で融通のきかないこだわりのクール戦闘隊長に小西克幸。防衛軍スーツも決まり、きびきびした身のこなしもカッコイーと思っていたが、中盤から大変身w。ニヤけた笑顔が更に爆笑の渦をもたらした。
相反するこの二人の対立が、いかに変化していくかが見どころの一つだが、激しく何度もぶつかり合う様子は似た者同士のようで愉快。
智一さんには相棒として松本和子、小西くんには部下として永松寛隆が控え、其々が絶妙な絡みで二人を盛り立て、話を引っ張っていく。
長沢美樹の着ている赤いワンピが印象的だが、これがちゃんと伏線になってて、アノ作品を知っているとより楽しめる仕組みw。
林智子の柔和で説得力のある演技が頼もしく、上田慎哉のナチュラルな演技もアクセント。すっかり準レギュラーとなった(?)おぐらとしのりは、アクロバット以上にキュートなお顔が目立っていた。
メイン客演は3人。小川輝晃は、バランスとれて男らしく格好良く見えるが、チャーミングでヘタレな可笑しさのほうが勝る。演技に深味と幅が出たということか。小川さんが何かをすると、客席からドっとリアクションが起きるのが面白いw。ついでに小西くんがアノ格好でニンマリすると、またドっとリアクションw。イイ男がカッコ悪いと、笑いが増幅されるようだ。
大河元気は中盤までは、弱気で情けなさ感が漂う男の子役だが、後半は唐突に大逆転、ラブストーリーの主人公と化しちゃうw。予想通り、智一さんとは”オタク”談義に花開いたそうだし、二人の息ぴったり感は今後の作品でも生かされよう。
舞台役者としての能登麻美子は初見だが、女性っぽい感じなのに、思いっきりのよい雰囲気が何だか”男らしい”w。出番は少なめだがエロい場面を担当してw存在感あり。声音を変えて男を翻弄させるなど、実は”超ツンデレ”キャラ(笑)。
舞台の奥行きや両端をとことん使って、スピーディでアクティブな展開。一発ものの変身シーンでは、タイミングばっちりにシャープに見せるから、思わず拍手喝采したくなる。照明や効果音も上手く、随所で特撮っぽいセンスが感じられる。劇中で流れる智一さんの歌が爽快感を誘う。
某ドラマにあった、コーヒーに付いているミルクみたいなモノでも、ちゃんと役に立つということ。其々の役割をしっかり全うすれば、誰でもヒーローになれるという、元気と勇気をちょっぴり与えてくれる話だった。
全員が勢揃いする中、3人の決めポーズをとる時に、決め台詞をちょっぴり噛んじゃった智一さん。相変わらず座長の挨拶がグダグダになりそうだったので、今回は早いところで長沢さんにバトンタッチ。確かに「しおらしい」座長w。
長沢さんは、ゲストをきびきびと紹介、ロビー物販宣伝や次回公演告知までテキパキとこなしてくれた。
終演後ロビーで、智一さんが書きなぐったという(笑)サイン付きの『コスモX』コミックをゲット。去年後楽園のショーにも出てきたヒーローだが、原作は結構深かった。
高木渉、関智一と、ふざけたタイトルの舞台が続いたが、いよいよ来月は山口勝平の『ギッチョンチョン』。最近こういうふざけたタイトルが流行なんだろうかw。
モニジパ 航跡402
2009年6月6日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡402。
「みらい」から発射されたトマホーク2発。
発射時の煙や突風の描き方がリアルで、緊張と迫力を増幅させること。
「大和」に設置されていた誘導装置のことを、実はすっかり忘れていた私。
米軍があれだけ散々攻撃していたし、何らかの影響を受けているかどうかだ。
もし故障していたら…。どこまでも注意深く繊細な麻生は、その不安を口にする。
決断し実行した当の本人より、ただ麻生の行動を見守っていた桐野のほうが
案外と冷静で太かったようだ。
成功を望んでいるのに、成功しないことも祈ってしまう、複雑な人の感情。
まさに、人事を尽くして天命を待つ。あとの結果は、神のみぞ知るのか。
発射から着弾まで約2分。
「120sec.」とは2分のことだったかと、二人の会話でやっと知る。
2分とは、予想以上に早く感じて、何も出来なさそうに思えるが、
実は2分の間に、こんなにもあれこれと出来るのかと思った今号。
米駆逐艦のカーネルは、誘導してくれたクサカを疑うどころか、
「ミライ」を共通の敵として認識しはじめたようだ。
小型飛翔体2つをレーダーで確認するや、すぐさま「ヤマト」に知らせる。
発光信号のことはよく分らないが、英語と日本語の隔たりはあまり関係ないらしい。
米軍の発光信号を送るプロならまだしも、草加まで巧みに迅速に信号を送れることがスゴイ。
しかもあろうことか、”S・O・S”かい。
米駆逐艦隊もろとも、原爆地獄に送ろうとしている本人が、助けを求めるなんて(^_^;)。何て恐ろしい子w。
僚艦に素早く打電するも、カーネルはあくまで自分のいるオースバーンのみで突入する意気込み。これで米艦隊もろともの、草加の思惑はハズれたのだろうか。
してやられたか!といった風で、ムスリと角松を睨む草加の顔がやけに子供っぽい。
おまけに憎まれ口までたたいて、角松の顔を更に勝ち誇らせる。
らしくない^^;。こんなに感情を吐露させる草加だったか!? それ程までに予想外のことで切迫しているのか!? しかも、角松と共に即時脱出しようとする。ホントにもう草加に奥の手はないのか!?
それにしても、たった2分の間に、発光信号を送ったり、タラップを降りたり、角松に駆け寄ろうとしたりと、草加のフットワークの軽さにはビックリ。昔の30代男はかくも強靭だったのか。
でも角松の命を助けようとしているのは、自分の構築したジパングを見せたいためでもあると思うし、やはり最後の最後まで諦めてはいない草加の意思を感じる。
だけどゴムボートで漂流中、目の前を突然トマホークが2発通過したら、やっぱりビビりそう^^;。
はたして、残り数十秒で、全ての決着がつくのだろうか!?
 ̄ ̄ ̄
「日本よ、浮上せよ!」
来週はもう一度『真夏のオリオン』鑑賞&舞台挨拶。
登壇者の福井晴敏氏とは、2年前のサイン会以来だが、久しぶりに拝んで生コメントを聴きたくなった。
映画特番もいっぱいだが、「日本の主力潜水艦に独占潜入」の番組が興味深い。
「みらい」から発射されたトマホーク2発。
発射時の煙や突風の描き方がリアルで、緊張と迫力を増幅させること。
「大和」に設置されていた誘導装置のことを、実はすっかり忘れていた私。
米軍があれだけ散々攻撃していたし、何らかの影響を受けているかどうかだ。
もし故障していたら…。どこまでも注意深く繊細な麻生は、その不安を口にする。
決断し実行した当の本人より、ただ麻生の行動を見守っていた桐野のほうが
案外と冷静で太かったようだ。
成功を望んでいるのに、成功しないことも祈ってしまう、複雑な人の感情。
まさに、人事を尽くして天命を待つ。あとの結果は、神のみぞ知るのか。
発射から着弾まで約2分。
「120sec.」とは2分のことだったかと、二人の会話でやっと知る。
2分とは、予想以上に早く感じて、何も出来なさそうに思えるが、
実は2分の間に、こんなにもあれこれと出来るのかと思った今号。
米駆逐艦のカーネルは、誘導してくれたクサカを疑うどころか、
「ミライ」を共通の敵として認識しはじめたようだ。
小型飛翔体2つをレーダーで確認するや、すぐさま「ヤマト」に知らせる。
発光信号のことはよく分らないが、英語と日本語の隔たりはあまり関係ないらしい。
米軍の発光信号を送るプロならまだしも、草加まで巧みに迅速に信号を送れることがスゴイ。
しかもあろうことか、”S・O・S”かい。
米駆逐艦隊もろとも、原爆地獄に送ろうとしている本人が、助けを求めるなんて(^_^;)。何て恐ろしい子w。
僚艦に素早く打電するも、カーネルはあくまで自分のいるオースバーンのみで突入する意気込み。これで米艦隊もろともの、草加の思惑はハズれたのだろうか。
してやられたか!といった風で、ムスリと角松を睨む草加の顔がやけに子供っぽい。
おまけに憎まれ口までたたいて、角松の顔を更に勝ち誇らせる。
らしくない^^;。こんなに感情を吐露させる草加だったか!? それ程までに予想外のことで切迫しているのか!? しかも、角松と共に即時脱出しようとする。ホントにもう草加に奥の手はないのか!?
それにしても、たった2分の間に、発光信号を送ったり、タラップを降りたり、角松に駆け寄ろうとしたりと、草加のフットワークの軽さにはビックリ。昔の30代男はかくも強靭だったのか。
でも角松の命を助けようとしているのは、自分の構築したジパングを見せたいためでもあると思うし、やはり最後の最後まで諦めてはいない草加の意思を感じる。
だけどゴムボートで漂流中、目の前を突然トマホークが2発通過したら、やっぱりビビりそう^^;。
はたして、残り数十秒で、全ての決着がつくのだろうか!?
 ̄ ̄ ̄
「日本よ、浮上せよ!」
来週はもう一度『真夏のオリオン』鑑賞&舞台挨拶。
登壇者の福井晴敏氏とは、2年前のサイン会以来だが、久しぶりに拝んで生コメントを聴きたくなった。
映画特番もいっぱいだが、「日本の主力潜水艦に独占潜入」の番組が興味深い。
劇団あかぺら倶楽部 とうていありえない作り話
2009年6月5日 舞台演劇劇団あかぺら倶楽部 第32回公演『とうていありえない作り話』を観てきた。
劇団や俳優関係者さんが多く、若い人達でほぼ満席。あかぺらでは久しぶりの最前席。
【とうていありえない作り話】は、シェイクスピアの『十二夜』のセリフにあるフレーズだという。アラン・エイクボーンの件の作品を、小田島恒志氏&則子氏により翻訳、あかぺら倶楽部が本邦初演を実現させた。
演出家の水鳥鐵夫氏のお姿もロビーで何度か拝見。
アーノルドの家に定期的に開かれる、いろいろなジャンルの作家たちの集まり会。ところが閉会後、アーノルドは予想もしなかった事件にどんどん巻き込まれていく。
あかぺらには珍しく、休憩挟んで2時間20分ほどの長い物語。ジタバタコメディを得意とするあかぺらだが、今作は今までになかった変テコなテイストだ。
第一幕と第二幕では様子がガラリと変わる。そして第一幕では、確かに何も起こらないw。第二幕では、何かが”起こりすぎる”!?(笑)「ありえない」というよりは、あれこれと詰め込んでダッシュさせ膨らませたような天衣無縫な感覚で、懐かしいキャラクターボックスを観ているようなお芝居だった。
明らかに馬鹿馬鹿しい作り話には違いないが、演じる役者は、これまでにないほど真剣に真面目に取り組んでいて、そのギャップが面白い。
何よりも凄かったのは、役者たちの早着替えとキャラクターの演じ分け。もはや、一人何役とは申せないほどの混迷さ。その数役を其々が着替えを繰り返し、其々が何度も役になりきり、何度も出たり入ったりと忙しく動き回る。これは役者には、相当な体力と集中力と忍耐力と緊張感が要求されるだろう。
だが、あかぺらだからこそやれる舞台、達者な役者陣は見事に応えてくれた。しかも役者たちが、この作り話に喜んで真面目に参加し、楽しんで作り上げてくれたのがよく分る。
はっきり言うと、2月に観たミュージカルコメディ『作者をせかす六人の主人公たち』のようなファンタジーw。だが、緻密に重複されたこの舞台を、たった7人の役者だけで演じきるのに意味がある。
アーノルド役の大西健晴は、山ちゃんが演じていたような、振り回される役どころ。事象に対しての”受け”の芝居が重要で、大西さんは豊かな表情と体当たりの演技で、様々なリアクションをこなす。ハンディのある役というのも大変だが、いかにも人の好さそうな笑顔が緩和剤となって、観客の思いとも共鳴していく。
山ちゃんと共演していた高木渉は、ついにこの役がきたかという、色々な究極のジジイ役w。白髪に赤ら顔と見事な老けメイクで、ジジイ声も板についている。動きはさすがに緩慢に見せるが、たまにキックやジャンプが出たりして若さを発揮w。ありえそうだが、ありえないジジイを明るくタフに好演する。
今考えると、第一幕の彼らはみんなフェイクなのだったと思う。
若手の田中秀一はバランスよいボディで格好良かったし、プロポーションの綺麗な今泉文乃は笑い方やヘの字の口元がキュート。岡田佐知恵は健康的な色気がチャームで、天来ひろみは独特のごちゃまぜ感が魅力。
キーマンのイルサ役酒井夏子は、メイリン(@黒執事)みたいな素朴さが溢れていて可愛かった。
暗転がキィとなり展開が早いので、観客は常に目と耳をこらして油断ができない。そのせいか、今回は大事な小物に絡めて2場面でアラを発見、完璧ではなかったのが残念か。
3つがメインで、1つがチラと出てきたから、あとの2つも出てくるだろうと、観客をわざと待たせる姿勢がニクい。ムリヤリでもコジツケでも、最後に一応は解決してくれるので、スッキリ感は残る。
ラストは唐突に賑やかだし、笑って歌って踊るし、手拍子は出てくるしで、ものすごく楽しそうな役者と雰囲気に、観客もどんどん飲まれそう。中味やテーマは抜きにして、アトラクション感覚で終えるのも、満足ではないだろうか。
アラン・エイクボーン作品では、『隣で浮気?』が劇団昴で今月に上演。私は初見なので、いったいどんなコメディなのだろう。
劇団や俳優関係者さんが多く、若い人達でほぼ満席。あかぺらでは久しぶりの最前席。
【とうていありえない作り話】は、シェイクスピアの『十二夜』のセリフにあるフレーズだという。アラン・エイクボーンの件の作品を、小田島恒志氏&則子氏により翻訳、あかぺら倶楽部が本邦初演を実現させた。
演出家の水鳥鐵夫氏のお姿もロビーで何度か拝見。
アーノルドの家に定期的に開かれる、いろいろなジャンルの作家たちの集まり会。ところが閉会後、アーノルドは予想もしなかった事件にどんどん巻き込まれていく。
あかぺらには珍しく、休憩挟んで2時間20分ほどの長い物語。ジタバタコメディを得意とするあかぺらだが、今作は今までになかった変テコなテイストだ。
第一幕と第二幕では様子がガラリと変わる。そして第一幕では、確かに何も起こらないw。第二幕では、何かが”起こりすぎる”!?(笑)「ありえない」というよりは、あれこれと詰め込んでダッシュさせ膨らませたような天衣無縫な感覚で、懐かしいキャラクターボックスを観ているようなお芝居だった。
明らかに馬鹿馬鹿しい作り話には違いないが、演じる役者は、これまでにないほど真剣に真面目に取り組んでいて、そのギャップが面白い。
何よりも凄かったのは、役者たちの早着替えとキャラクターの演じ分け。もはや、一人何役とは申せないほどの混迷さ。その数役を其々が着替えを繰り返し、其々が何度も役になりきり、何度も出たり入ったりと忙しく動き回る。これは役者には、相当な体力と集中力と忍耐力と緊張感が要求されるだろう。
だが、あかぺらだからこそやれる舞台、達者な役者陣は見事に応えてくれた。しかも役者たちが、この作り話に喜んで真面目に参加し、楽しんで作り上げてくれたのがよく分る。
はっきり言うと、2月に観たミュージカルコメディ『作者をせかす六人の主人公たち』のようなファンタジーw。だが、緻密に重複されたこの舞台を、たった7人の役者だけで演じきるのに意味がある。
アーノルド役の大西健晴は、山ちゃんが演じていたような、振り回される役どころ。事象に対しての”受け”の芝居が重要で、大西さんは豊かな表情と体当たりの演技で、様々なリアクションをこなす。ハンディのある役というのも大変だが、いかにも人の好さそうな笑顔が緩和剤となって、観客の思いとも共鳴していく。
山ちゃんと共演していた高木渉は、ついにこの役がきたかという、色々な究極のジジイ役w。白髪に赤ら顔と見事な老けメイクで、ジジイ声も板についている。動きはさすがに緩慢に見せるが、たまにキックやジャンプが出たりして若さを発揮w。ありえそうだが、ありえないジジイを明るくタフに好演する。
今考えると、第一幕の彼らはみんなフェイクなのだったと思う。
若手の田中秀一はバランスよいボディで格好良かったし、プロポーションの綺麗な今泉文乃は笑い方やヘの字の口元がキュート。岡田佐知恵は健康的な色気がチャームで、天来ひろみは独特のごちゃまぜ感が魅力。
キーマンのイルサ役酒井夏子は、メイリン(@黒執事)みたいな素朴さが溢れていて可愛かった。
暗転がキィとなり展開が早いので、観客は常に目と耳をこらして油断ができない。そのせいか、今回は大事な小物に絡めて2場面でアラを発見、完璧ではなかったのが残念か。
3つがメインで、1つがチラと出てきたから、あとの2つも出てくるだろうと、観客をわざと待たせる姿勢がニクい。ムリヤリでもコジツケでも、最後に一応は解決してくれるので、スッキリ感は残る。
ラストは唐突に賑やかだし、笑って歌って踊るし、手拍子は出てくるしで、ものすごく楽しそうな役者と雰囲気に、観客もどんどん飲まれそう。中味やテーマは抜きにして、アトラクション感覚で終えるのも、満足ではないだろうか。
アラン・エイクボーン作品では、『隣で浮気?』が劇団昴で今月に上演。私は初見なので、いったいどんなコメディなのだろう。
音楽舞闘会 黒執事~その執事、友好~/その声優、登場
2009年6月4日 舞台演劇音楽舞闘会『黒執事~その執事、友好~』を観てきた。
場所は『遙か』でお馴染みサンシャイン。
男女比2:8ぐらい? 布製仕立ての豪華パンフは高いこと^^;。
交換していただいたチケットは前方の通路に近いサイドブロック席。とっても観易かった。感謝。
ファントムハイヴ家にやってきた日本からの3人の客人たち。女王陛下の命により、丁重にもてなすファントムハイヴ家一同だが、舞踏会で事件が起こる。
アニメのみ観て、原作は読んでないが、前説によると、コミック第5巻171ページの間にあった話というオリジナル・ストーリー。
原作キャラファンやキャストファン、観劇初心者や熟練者、初見やリピーターと、幅広い層をターゲットにして、音楽と歌とアクション満載、笑いとスリラーを詰め込んだ、アトラクション仕立ての舞台で面白かった。
どのキャラクターも雰囲気たっぷり、観れば観るほどイメージそのままで、役者の奮闘ぶりが感じられて満足。オリジナル楽曲と歌は耳には残らないが、キャラクターを鮮やかに彩って品は良い。本格的な玄人仕込ではないが、優雅でバラエティあるアクションは”舞闘”の通りに見どころの一つ。
屋敷や墓室はキャラショーのような作りの装置だが、内幕や客席通路をふんだんに使ったスピーディな展開を実現。休憩なしの2時間は集中できる。効果音や照明はもう少し工夫の余地がありそう。スプラッタとか腕ドバーとか実はホラーなカラーもあり、浅沼晋太郎氏お得意のスリリングな演出も楽しめそう。
松下優也は予想以上にセバスチャン。相当研究や稽古をされたのか、小さな所作や立ち居振る舞いやアクションに至るまでセバスの雰囲気で、いつの間にか見惚れてしまった。台詞や歌に関しては、まるでGacktのミニ版といった感じ。甘く優美な声使いもセバスにぴったりだが、オクターブ高めの歌も安心して聴ける。
阪本奨悟は眼帯つけての熱演。化粧もよく映え美しく、3~4回着替えた衣装も綺麗に似合う。松下くんとも息ピッタリだし、ボーイソプラノ系の歌もよくこなす。キャンディーを客席に配る遊びで、間近まで来てくれたが、似たシチュエーションの『ドリライ』の時を思い出した。ラケットの次は、杖なのかとw。
ドリライ繋がりだと、植原卓也のグレルがソックリで、オカマ言葉も強引さも嫌味がなく、アニメ以上に良いキャラクター。グレルVSセバスのデュエット&アクションはスタイリッシュで楽しい。
劉役の龍弥は、飄々とした感じが舞台のアクセントになる。葬儀屋の和泉宗兵は、達者な芝居で怪しさを表現。どちらもアニメ以上にキャラまんま。
バルドの小山剛志の金髪は初めて観たが、動作や煙草がしっくり来る。フィニの南翔太は明るくのびのびした芝居。メイリンの猪狩敦子は眼鏡と厚底で大変だったと思うが、堅実で逞しい動きをこなす。使用人3人ともドタバタだけでなく、アクションなどちゃんと見せ場もあるのが嬉しい。
アバーラインの伊勢直弘は『アヴェ・マリターレ』でもナビゲーター役だったようなw。物語をしっかり牽引して盛り上げる技はさすが。
オリキャラは日本人にはとても見えないが^^;、原作を損なわせないための苦肉の策だったと思う。
キャストの中で、浅沼氏とアニメ『遊戯王』で共演中の宮下雄也に注目。今年『ガンバの冒険』『BANANA FISH』と観てきたが、このキリトが一番ハマリ役だろう。たぶん本人も楽しんで生き生きとやってたように見える。
カイの押野大地は難しい役どころを、堅実に真面目に好演。青柳塁斗は得意のアクロバット披露がなかった分、内面性の演技で応える。『テニミュ』繋がりの奨悟くんと、シエル&ユウキの歌で競演とあいなった。
劇中のアクションシーンで、ハプニング発生。立ち回り中に物の怪の棒刀が客席に飛んで、客の頭に当たって、クルクルと目の前の通路に落ちたのでビックリ(゜o゜)。いつかの『DEAR BOYS』のバスケボールが当たった時を思い出した。今回も怪我など大事には至らなかったようだが、あとで、スタッフの人が平謝りされていた。
各国が適した「執事、シェフ、妻、友人」のことわざが興味深い。セバスとシエル、其々が一時は夢みた、異国の”友”という存在。結局は、”国”という枠組みなど飛び超えた、”絆”が問われるのかもしれない。
脚本の浅沼氏が、この作品を心底共鳴し理解して、舞台で表現するのに懸命だったのかが伝わった作品。浅沼氏が、ショウ好きで、人間好きだったのも救いだ。
全員揃ったお辞儀でも、最後までセバスチャンであり続けた松下くん。
5分休憩後のアフターイベント前にも、「お手洗いへ、ゴー」とクールビューティーなアナンス。
 ̄
舞台の次のお楽しみは、アフターイベント『その声優、登場』。
司会は、はりけ~んず前田。何と、今日のゲスト5人とは初面識だという。
ゲスト出演者は、右から小野大輔(セバスチャン・ミカエリス)東地宏樹(バルド)梶裕貴(フィニ)加藤英美里(メイリン)遊佐浩二(劉)。東地さんはグラサン、グレーのジャケットに黒インナー、こげ茶ズボンとシック。小野くんと遊佐さんは服がカブっていて、曰く「ラウスチャン」だってw。
小野くんと遊佐さんを観るのは『超・電王』以来なので、私的には新鮮さはなくw。でも5人揃って会うのは「久しぶり」なんだとか。司会の前田氏からも遊佐さんからも「東地さんコワイ」と言われ、困っちゃう声を出す東地さん。
アニメを振り返って。
小野くんは「あれから、執事の役が多くなった」と苦笑、”執事声優”もしくは”あくま声優”と言われそうとかw。
東地さんは「あれから、使用人の役はこない」と牽制するが、「質問、何でしたっけ?」とまた聞き返すw。「あっという間に終わっちゃったので、もっとやりたかった」と語り、料理人バルドに絡んで「料理は、得意じゃないけど、好き」と即答。
梶くんは、ラジオについて発言。東地さんはこっちに来てくれたが、あとは遊佐さんだと勧誘。「東地さんはラジオに来るとはじけるんです」「シャイなんです」と小野くん&梶くん。
前田氏から言われた「癒される」を、英美里さんは勝手に「可愛い」と言い変えて突っ込まれ、ここで東地さんがようやく笑う。
遊佐さんは「ラウが最後の一ヶ月間に突然出なくなった」ことに、終始ご不満な様子^^;。
坂本真綾(シエル)からボイス・メッセージ。「舞台とアニメの融合」で更に面白くなることに言及。
アフレコ時に、小野くんの両隣が開いていた件について、遊佐さんに突っ込まれた小野くんがドーンと落ち込む場面もw。
パンフにもあった、あなたが執事になるとしたら何執事?の質問。事前に書いていたフリップを見せて答える。
遊佐さん「よろしかったでしょうか執事」。使われたくはないが、可愛さアピール(?)。
英美里さん「ゲーム」。オンライン専門。
梶くん「庭執事」。まんま?
東地さん「イカ」。太い字で、書道のように達筆な「イ」と「カ」。左下隅にちっちゃく”イカ”の絵(やっぱりねv)。「イカが好き」な東地さんは、背骨とか取りますか?と訊かれ、「とります。確実に!」と自信満々。
小野くんは「ロボ」。嬉しそうにロボットの振り付けをする小野くんだが、膝からミサイルは004かい!?w 4年前のマウスプロモーションの舞台『桜の田』に出た小野くんが、アフタートークで、生まれ変わってなりたいものは?と訊かれ、「ロボット」と答えたことを思い出した。あれから全然変わっちゃいないじゃん(笑)。
最後に其々挨拶。
東地さん「池袋はおそろしい街なんで、気をつけて帰ってください」。前にも聴いたわ。来週はきっと「有楽町は恐ろしい街なんで…」と言ってくれるハズw。
小野くんが、舞台と絡ませた挨拶をしてくれたが、舞台とアニメをもっと絡ませた質問やコメントを期待していたので、ちょっぴり肩すかし^^;。これじゃ声優さんを呼んだ意味がないような!?^^;
でも、東地さんをうんと近くで拝めて、ナマボイスを聴けたので満足(*^。^*)。
トークの模様を撮影していたので、舞台DVDの特典映像(60分)に収録されるだろうか。なら、買わなきゃならないか。
場所は『遙か』でお馴染みサンシャイン。
男女比2:8ぐらい? 布製仕立ての豪華パンフは高いこと^^;。
交換していただいたチケットは前方の通路に近いサイドブロック席。とっても観易かった。感謝。
ファントムハイヴ家にやってきた日本からの3人の客人たち。女王陛下の命により、丁重にもてなすファントムハイヴ家一同だが、舞踏会で事件が起こる。
アニメのみ観て、原作は読んでないが、前説によると、コミック第5巻171ページの間にあった話というオリジナル・ストーリー。
原作キャラファンやキャストファン、観劇初心者や熟練者、初見やリピーターと、幅広い層をターゲットにして、音楽と歌とアクション満載、笑いとスリラーを詰め込んだ、アトラクション仕立ての舞台で面白かった。
どのキャラクターも雰囲気たっぷり、観れば観るほどイメージそのままで、役者の奮闘ぶりが感じられて満足。オリジナル楽曲と歌は耳には残らないが、キャラクターを鮮やかに彩って品は良い。本格的な玄人仕込ではないが、優雅でバラエティあるアクションは”舞闘”の通りに見どころの一つ。
屋敷や墓室はキャラショーのような作りの装置だが、内幕や客席通路をふんだんに使ったスピーディな展開を実現。休憩なしの2時間は集中できる。効果音や照明はもう少し工夫の余地がありそう。スプラッタとか腕ドバーとか実はホラーなカラーもあり、浅沼晋太郎氏お得意のスリリングな演出も楽しめそう。
松下優也は予想以上にセバスチャン。相当研究や稽古をされたのか、小さな所作や立ち居振る舞いやアクションに至るまでセバスの雰囲気で、いつの間にか見惚れてしまった。台詞や歌に関しては、まるでGacktのミニ版といった感じ。甘く優美な声使いもセバスにぴったりだが、オクターブ高めの歌も安心して聴ける。
阪本奨悟は眼帯つけての熱演。化粧もよく映え美しく、3~4回着替えた衣装も綺麗に似合う。松下くんとも息ピッタリだし、ボーイソプラノ系の歌もよくこなす。キャンディーを客席に配る遊びで、間近まで来てくれたが、似たシチュエーションの『ドリライ』の時を思い出した。ラケットの次は、杖なのかとw。
ドリライ繋がりだと、植原卓也のグレルがソックリで、オカマ言葉も強引さも嫌味がなく、アニメ以上に良いキャラクター。グレルVSセバスのデュエット&アクションはスタイリッシュで楽しい。
劉役の龍弥は、飄々とした感じが舞台のアクセントになる。葬儀屋の和泉宗兵は、達者な芝居で怪しさを表現。どちらもアニメ以上にキャラまんま。
バルドの小山剛志の金髪は初めて観たが、動作や煙草がしっくり来る。フィニの南翔太は明るくのびのびした芝居。メイリンの猪狩敦子は眼鏡と厚底で大変だったと思うが、堅実で逞しい動きをこなす。使用人3人ともドタバタだけでなく、アクションなどちゃんと見せ場もあるのが嬉しい。
アバーラインの伊勢直弘は『アヴェ・マリターレ』でもナビゲーター役だったようなw。物語をしっかり牽引して盛り上げる技はさすが。
オリキャラは日本人にはとても見えないが^^;、原作を損なわせないための苦肉の策だったと思う。
キャストの中で、浅沼氏とアニメ『遊戯王』で共演中の宮下雄也に注目。今年『ガンバの冒険』『BANANA FISH』と観てきたが、このキリトが一番ハマリ役だろう。たぶん本人も楽しんで生き生きとやってたように見える。
カイの押野大地は難しい役どころを、堅実に真面目に好演。青柳塁斗は得意のアクロバット披露がなかった分、内面性の演技で応える。『テニミュ』繋がりの奨悟くんと、シエル&ユウキの歌で競演とあいなった。
劇中のアクションシーンで、ハプニング発生。立ち回り中に物の怪の棒刀が客席に飛んで、客の頭に当たって、クルクルと目の前の通路に落ちたのでビックリ(゜o゜)。いつかの『DEAR BOYS』のバスケボールが当たった時を思い出した。今回も怪我など大事には至らなかったようだが、あとで、スタッフの人が平謝りされていた。
各国が適した「執事、シェフ、妻、友人」のことわざが興味深い。セバスとシエル、其々が一時は夢みた、異国の”友”という存在。結局は、”国”という枠組みなど飛び超えた、”絆”が問われるのかもしれない。
脚本の浅沼氏が、この作品を心底共鳴し理解して、舞台で表現するのに懸命だったのかが伝わった作品。浅沼氏が、ショウ好きで、人間好きだったのも救いだ。
全員揃ったお辞儀でも、最後までセバスチャンであり続けた松下くん。
5分休憩後のアフターイベント前にも、「お手洗いへ、ゴー」とクールビューティーなアナンス。
 ̄
舞台の次のお楽しみは、アフターイベント『その声優、登場』。
司会は、はりけ~んず前田。何と、今日のゲスト5人とは初面識だという。
ゲスト出演者は、右から小野大輔(セバスチャン・ミカエリス)東地宏樹(バルド)梶裕貴(フィニ)加藤英美里(メイリン)遊佐浩二(劉)。東地さんはグラサン、グレーのジャケットに黒インナー、こげ茶ズボンとシック。小野くんと遊佐さんは服がカブっていて、曰く「ラウスチャン」だってw。
小野くんと遊佐さんを観るのは『超・電王』以来なので、私的には新鮮さはなくw。でも5人揃って会うのは「久しぶり」なんだとか。司会の前田氏からも遊佐さんからも「東地さんコワイ」と言われ、困っちゃう声を出す東地さん。
アニメを振り返って。
小野くんは「あれから、執事の役が多くなった」と苦笑、”執事声優”もしくは”あくま声優”と言われそうとかw。
東地さんは「あれから、使用人の役はこない」と牽制するが、「質問、何でしたっけ?」とまた聞き返すw。「あっという間に終わっちゃったので、もっとやりたかった」と語り、料理人バルドに絡んで「料理は、得意じゃないけど、好き」と即答。
梶くんは、ラジオについて発言。東地さんはこっちに来てくれたが、あとは遊佐さんだと勧誘。「東地さんはラジオに来るとはじけるんです」「シャイなんです」と小野くん&梶くん。
前田氏から言われた「癒される」を、英美里さんは勝手に「可愛い」と言い変えて突っ込まれ、ここで東地さんがようやく笑う。
遊佐さんは「ラウが最後の一ヶ月間に突然出なくなった」ことに、終始ご不満な様子^^;。
坂本真綾(シエル)からボイス・メッセージ。「舞台とアニメの融合」で更に面白くなることに言及。
アフレコ時に、小野くんの両隣が開いていた件について、遊佐さんに突っ込まれた小野くんがドーンと落ち込む場面もw。
パンフにもあった、あなたが執事になるとしたら何執事?の質問。事前に書いていたフリップを見せて答える。
遊佐さん「よろしかったでしょうか執事」。使われたくはないが、可愛さアピール(?)。
英美里さん「ゲーム」。オンライン専門。
梶くん「庭執事」。まんま?
東地さん「イカ」。太い字で、書道のように達筆な「イ」と「カ」。左下隅にちっちゃく”イカ”の絵(やっぱりねv)。「イカが好き」な東地さんは、背骨とか取りますか?と訊かれ、「とります。確実に!」と自信満々。
小野くんは「ロボ」。嬉しそうにロボットの振り付けをする小野くんだが、膝からミサイルは004かい!?w 4年前のマウスプロモーションの舞台『桜の田』に出た小野くんが、アフタートークで、生まれ変わってなりたいものは?と訊かれ、「ロボット」と答えたことを思い出した。あれから全然変わっちゃいないじゃん(笑)。
最後に其々挨拶。
東地さん「池袋はおそろしい街なんで、気をつけて帰ってください」。前にも聴いたわ。来週はきっと「有楽町は恐ろしい街なんで…」と言ってくれるハズw。
小野くんが、舞台と絡ませた挨拶をしてくれたが、舞台とアニメをもっと絡ませた質問やコメントを期待していたので、ちょっぴり肩すかし^^;。これじゃ声優さんを呼んだ意味がないような!?^^;
でも、東地さんをうんと近くで拝めて、ナマボイスを聴けたので満足(*^。^*)。
トークの模様を撮影していたので、舞台DVDの特典映像(60分)に収録されるだろうか。なら、買わなきゃならないか。
時空タイムス編集部 アラビアのロレンス
2009年6月3日 TV番組BShi 2日(火)プレミアム8<文化・芸術>世界史発掘!時空タイムス編集部『アラビアのロレンス』
出演者の一人で、吉村作治氏。エジプトではなく、第一次大戦時の激動の中東に生きたT・E・ロレンスの人間像と、中東戦争の深層について、再現映像と共に振り返る。1時間30分。
映画『アラビアのロレンス』そのままの展開で、演じる俳優はもちろん違うが、ギュっと濃縮させた、本格的なドラマ仕立ての映像は見応えたっぷり。
ナビゲーターやナレーションの声とは別に、ロレンスの声優は当初の判断と間違いなく、東地宏樹さん。やや抑え目の柔らかいトーンの声は、ロレンスの繊細な心を紡ぎ出してピッタリくるv。
そういや、映画『アラビアのロレンス』はいつも字幕版で観ていたから、日本語吹替え版のキャストを想像したこともなかった。今、もし、吹替え版で放送されるとしたら、ロレンスの声は誰が演じるのだろう?
ロレンスが実質アラブにいて戦ったのは、2年間にすぎない。
その間、世界はどんどんと混沌を続けていく。
三枚舌のイギリス。嘘をつき通し続けていたロレンス。
今のパレスチナ問題のことを考えると、憎しみさえ感じてしまう。
それでもやっぱり、かのロレンスには惹かれてしまう。
ロレンスの足跡を追いかけて、かの地まで行って、自分の目と耳で確かめてしまうほどに。
番組では、スレイマン・ムーサの書いた『アラブが見たアラビアのロレンス』については全く言及されていない。
あくまで、映画と同じく、こっち側から見たロレンスについてのみ。
今なお、誰からも忘れ去られていないロレンスに、当の本人が苦笑しているかもしれない。
出演者の一人で、吉村作治氏。エジプトではなく、第一次大戦時の激動の中東に生きたT・E・ロレンスの人間像と、中東戦争の深層について、再現映像と共に振り返る。1時間30分。
映画『アラビアのロレンス』そのままの展開で、演じる俳優はもちろん違うが、ギュっと濃縮させた、本格的なドラマ仕立ての映像は見応えたっぷり。
ナビゲーターやナレーションの声とは別に、ロレンスの声優は当初の判断と間違いなく、東地宏樹さん。やや抑え目の柔らかいトーンの声は、ロレンスの繊細な心を紡ぎ出してピッタリくるv。
そういや、映画『アラビアのロレンス』はいつも字幕版で観ていたから、日本語吹替え版のキャストを想像したこともなかった。今、もし、吹替え版で放送されるとしたら、ロレンスの声は誰が演じるのだろう?
ロレンスが実質アラブにいて戦ったのは、2年間にすぎない。
その間、世界はどんどんと混沌を続けていく。
三枚舌のイギリス。嘘をつき通し続けていたロレンス。
今のパレスチナ問題のことを考えると、憎しみさえ感じてしまう。
それでもやっぱり、かのロレンスには惹かれてしまう。
ロレンスの足跡を追いかけて、かの地まで行って、自分の目と耳で確かめてしまうほどに。
番組では、スレイマン・ムーサの書いた『アラブが見たアラビアのロレンス』については全く言及されていない。
あくまで、映画と同じく、こっち側から見たロレンスについてのみ。
今なお、誰からも忘れ去られていないロレンスに、当の本人が苦笑しているかもしれない。
映画 スター・トレック
2009年6月1日 映画映画『スター・トレック』を観てきた。
テレビシリーズはちょこちょこと観ていた程度で、決してトレッキーではない。ロバート・ワイズ監督の映画『スター・トレック』は映画館で観たが、30年の歳月を経て、再び新作の映画を観ることになるとは感慨深い。
J.J.エイブラムス監督による、TVシリーズ『宇宙大作戦』を基に再構築。USSエンタープライズに集う、カークやスポックら若きクルーたちの始動と旅立ちを描く。
始まりは、文字通り、ジェイムズ・T・カークの命がけの誕生から。カークの子供時代、スポックの学生時代をスキップしながら、「コバヤシマルテスト」での二人の運命の出会いへと導く。
カークのミドルネームが”タイベリアス”で、マッコイは”ボーンズ”で、TV版で認識されてた”加藤”はそういやスールーだったなと、名前で盲点をつかれつつも軽快に復習。
若手キャストたちは、当初はオリジナルキャラクターとは違うなと思われたが、徐々に似通ってくるのが嬉しい。思った以上にレナード・ニモイの出番も多く、バルカン人の指二本ずつの挨拶も昔はよく真似していたなと懐かしい。
物語は時を超えた復讐もの。タイムトリップや新たなタイムラインを成立させ、TV版と比べて観ると、尚更突っ込みどころがいっぱいだが^^;、思い切った斬新なアイデアとアクションでぐいぐいと引き込んでいく。
古風な設定やネタをリスペクトしながら残し、キャラクターの雰囲気もしっかり引き継ぎながら、洗練された演出と最新のVFXをほどこし、新旧ファンにも満足のいく、壮大な冒険エンタメ活劇へと作り上げていた。
青年カークは”やんちゃ”の言葉がぴったり。彼が崖みたいな高台から落ちそうになるシーンが何度かあり、情けをかけられたり助けられたりと難を逃れるが、最後には自力で起き上がるという、成長のシークエンスが分り易い。
『ラピュタ』みたいに、父がくれた熱い思いと母が残したあの眼差しが盛り込まれ「親への思い」が根底に描かれているが、USSエンタープライズそのものがファミリーだと考えれば、新たな「家族」の絆を描いたドラマだともいえる。
青年カークはゴリ押しで乗船し、ゴリ押しで艦長におさまり、ゴリ押しで攻めて行くので、ご都合展開にちょっぴりムカつく^^;。ここでのカークは、まだ元気でエネルギッシュで世界のリーダーだった時代のアメリカを体現しているのだろう。
雪山に落とされたカークが脱出しようとするポットの「NCC-1701」は、USSエンタープライズの船体登録番号。プロデューサー・ロッデンベリーに捧げたメッセージにも思いがこもる。
最後にスポックが「ジム」と呼ぶところが好きだ。ニュータイプの手による、新生『スター・トレック』の2作目も楽しみに待ちたい。
TV版の日本語吹替えでは、名前を呼び捨てにせず、「ミスター・スポック」「ドクター・マッコイ」と呼び合っていたっけ。矢島正明さんの包容力のあるキビキビした声がカーク船長にピッタリだった。久松保夫さんと吉沢久嘉さんのクール&ホットなやり取りも愉快だったな。富山敬さんの若々しい青年声も懐かしい。
今作の吹替え版が作られる時は、いったいどんな声優キャストになるのだろう? 吹替え版でも、先人たちの功績を受け継いでいただきたい。
スター・トレックだと、『DS9』のテレビ地上波の放送を望みたい。石田彰さん@ジェイク・シスコ目当てに、途中までは見せて頂いたが、第5シーズンの最後のほうは未だ見られないままで、とっても中途半端なんだもん^^;。
テレビシリーズはちょこちょこと観ていた程度で、決してトレッキーではない。ロバート・ワイズ監督の映画『スター・トレック』は映画館で観たが、30年の歳月を経て、再び新作の映画を観ることになるとは感慨深い。
J.J.エイブラムス監督による、TVシリーズ『宇宙大作戦』を基に再構築。USSエンタープライズに集う、カークやスポックら若きクルーたちの始動と旅立ちを描く。
始まりは、文字通り、ジェイムズ・T・カークの命がけの誕生から。カークの子供時代、スポックの学生時代をスキップしながら、「コバヤシマルテスト」での二人の運命の出会いへと導く。
カークのミドルネームが”タイベリアス”で、マッコイは”ボーンズ”で、TV版で認識されてた”加藤”はそういやスールーだったなと、名前で盲点をつかれつつも軽快に復習。
若手キャストたちは、当初はオリジナルキャラクターとは違うなと思われたが、徐々に似通ってくるのが嬉しい。思った以上にレナード・ニモイの出番も多く、バルカン人の指二本ずつの挨拶も昔はよく真似していたなと懐かしい。
物語は時を超えた復讐もの。タイムトリップや新たなタイムラインを成立させ、TV版と比べて観ると、尚更突っ込みどころがいっぱいだが^^;、思い切った斬新なアイデアとアクションでぐいぐいと引き込んでいく。
古風な設定やネタをリスペクトしながら残し、キャラクターの雰囲気もしっかり引き継ぎながら、洗練された演出と最新のVFXをほどこし、新旧ファンにも満足のいく、壮大な冒険エンタメ活劇へと作り上げていた。
青年カークは”やんちゃ”の言葉がぴったり。彼が崖みたいな高台から落ちそうになるシーンが何度かあり、情けをかけられたり助けられたりと難を逃れるが、最後には自力で起き上がるという、成長のシークエンスが分り易い。
『ラピュタ』みたいに、父がくれた熱い思いと母が残したあの眼差しが盛り込まれ「親への思い」が根底に描かれているが、USSエンタープライズそのものがファミリーだと考えれば、新たな「家族」の絆を描いたドラマだともいえる。
青年カークはゴリ押しで乗船し、ゴリ押しで艦長におさまり、ゴリ押しで攻めて行くので、ご都合展開にちょっぴりムカつく^^;。ここでのカークは、まだ元気でエネルギッシュで世界のリーダーだった時代のアメリカを体現しているのだろう。
雪山に落とされたカークが脱出しようとするポットの「NCC-1701」は、USSエンタープライズの船体登録番号。プロデューサー・ロッデンベリーに捧げたメッセージにも思いがこもる。
最後にスポックが「ジム」と呼ぶところが好きだ。ニュータイプの手による、新生『スター・トレック』の2作目も楽しみに待ちたい。
TV版の日本語吹替えでは、名前を呼び捨てにせず、「ミスター・スポック」「ドクター・マッコイ」と呼び合っていたっけ。矢島正明さんの包容力のあるキビキビした声がカーク船長にピッタリだった。久松保夫さんと吉沢久嘉さんのクール&ホットなやり取りも愉快だったな。富山敬さんの若々しい青年声も懐かしい。
今作の吹替え版が作られる時は、いったいどんな声優キャストになるのだろう? 吹替え版でも、先人たちの功績を受け継いでいただきたい。
スター・トレックだと、『DS9』のテレビ地上波の放送を望みたい。石田彰さん@ジェイク・シスコ目当てに、途中までは見せて頂いたが、第5シーズンの最後のほうは未だ見られないままで、とっても中途半端なんだもん^^;。