モニジパ 航跡401
2009年5月31日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡401。
連載再開! 右腕は完治されたようで良かったが、くれぐれもムリなさらずに。
でも今週号は、草加がそれ程描かれていなかったので、逆にホッとした。万が一、ヘンテコな草加絵をいっぱい見せられたら、ガックリきそうだもの^^;。
展開を忘れかけていたが、カーネルら米駆逐艦隊を大和左舷側から突入させようと画策する草加に対し、その意図を知る「みらい」とキィを握る麻生の図からだった。
突如やってきたスコールだが、これだけで何かが起こるという展開ではなかったらしい。
だが、雨降って地固まるが如し、人の感情には充分作用したようだ。スコールの間に思考を繰り返していた麻生だが、雲が去り太陽を目にした時、迷いを振り払ってついに心を決した。
SH60のレーダーで補足できなくなったらという考えも、麻生を動かした。草加の策も裏目に出たのか。
発射ボタンを押す麻生。核のボタンを押す者たちも、こういう気持ちになるのだろうか。
トマホークが2発! ちょっと意外。こちらが予想していた兵器とは違う。念には念を入れるということか!?
はたして「大和」に被弾させ致命傷を与えることができるのか!? 万が一でも起爆を誘発しないのだろうか?
正直、麻生ごときの存在によって^^;、草加の野望も角松の命も簡単に潰えてしまっては、心情的に納得いかない。あの壮大なストーリーも多大な犠牲も、トマホークだけで終わっちゃうなんてね。
米駆逐艦に甚大な被害を与えるにしろ、草加だけは、はいつくばってでも生き残り野望を達成しようとするハズだ。
 ̄
巻末アンケート。
単行本『ジパング』の限定版が出るとしたら、どんな付録を希望するか?
選択性だが、私は「その他」を希望。
フィギュアも画集も、付録ではなく、ちゃんとした本格的なものを販売していただきたい。その上で納得して買わせていただく。
ここは、今流行りの(笑)アニメキャストによる、番外編のドラマCDなんていかがだろう? 単行本掲載の番外編でもいいし、オリジナル脚本でもいいが、ぜったい草加@東地さんが出てくる話を希望v。久しぶりに東地さん&稲田さんのやり取りが聴きたいな。
連載再開! 右腕は完治されたようで良かったが、くれぐれもムリなさらずに。
でも今週号は、草加がそれ程描かれていなかったので、逆にホッとした。万が一、ヘンテコな草加絵をいっぱい見せられたら、ガックリきそうだもの^^;。
展開を忘れかけていたが、カーネルら米駆逐艦隊を大和左舷側から突入させようと画策する草加に対し、その意図を知る「みらい」とキィを握る麻生の図からだった。
突如やってきたスコールだが、これだけで何かが起こるという展開ではなかったらしい。
だが、雨降って地固まるが如し、人の感情には充分作用したようだ。スコールの間に思考を繰り返していた麻生だが、雲が去り太陽を目にした時、迷いを振り払ってついに心を決した。
SH60のレーダーで補足できなくなったらという考えも、麻生を動かした。草加の策も裏目に出たのか。
発射ボタンを押す麻生。核のボタンを押す者たちも、こういう気持ちになるのだろうか。
トマホークが2発! ちょっと意外。こちらが予想していた兵器とは違う。念には念を入れるということか!?
はたして「大和」に被弾させ致命傷を与えることができるのか!? 万が一でも起爆を誘発しないのだろうか?
正直、麻生ごときの存在によって^^;、草加の野望も角松の命も簡単に潰えてしまっては、心情的に納得いかない。あの壮大なストーリーも多大な犠牲も、トマホークだけで終わっちゃうなんてね。
米駆逐艦に甚大な被害を与えるにしろ、草加だけは、はいつくばってでも生き残り野望を達成しようとするハズだ。
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巻末アンケート。
単行本『ジパング』の限定版が出るとしたら、どんな付録を希望するか?
選択性だが、私は「その他」を希望。
フィギュアも画集も、付録ではなく、ちゃんとした本格的なものを販売していただきたい。その上で納得して買わせていただく。
ここは、今流行りの(笑)アニメキャストによる、番外編のドラマCDなんていかがだろう? 単行本掲載の番外編でもいいし、オリジナル脚本でもいいが、ぜったい草加@東地さんが出てくる話を希望v。久しぶりに東地さん&稲田さんのやり取りが聴きたいな。
フルバ感謝祭 ありがとうな気持ち 1回目&2回目
2009年5月30日 イベント『フルバ感謝祭”ありがとうな気持ち”』1回目&2回目へ参加してきた。
今年2月から3月にかけて上演された『フルーツバスケット』のアフターイベント。
朝の静かなフジTV前にグルリと並んだ待機列。10時に整理券配布は急に決定したようだが、せめて前売チケットに整理番号がふってあれば公平だったハズ。朝はチケット取りがあったので12時頃に着いたが、ギリギリ300番前の番号。しかも開場時間前後にたっぷり待たされること^^;。入場時にステッカー。
22Fの会場は横長に広く、センターやや右寄りの一番後ろの席へ。だがここは実は美味しかったw。
MCは、マスター・オブ・セレモニーこと曽世海司。出演者は、三上俊、上山竜司、岩崎大、松本慎也、真山明大、内山翔人、米原幸佑、加藤義宗、青木隆敏、舟見和利、吉田隆太、鈴木聡、SHOWTA. 古川洋介の総勢15名。1回目はストロベリーチーム、2回目はチェリーチームをメインとした、登場順と座席位置。
みんな右横扉から登場し、右後方を回って中央からステージへ移動。Studio Lifeメンバーと比べて、RUN&GUNの二人は気さくで慣れていて観客とよく触れ合う。私も竜司くんとハイタッチや軽い握手をして貰ったv。タイを付けたりと、みんなシャツスタイルで爽やか。
すっかり男の子に戻った三上くんw。舟見くんは黒ブチ眼鏡。竜司くんを「竜ちゃん」真山くんを「まーや」呼び。稽古始めの大くんは曽世さんから「お前もおっさん」と言われたと、”おっさん組”設立。Cチームで竜ちゃんがやったのは「通行人のミサエ」。松本くんは今の『LILIES』のお風呂で「ポン&ポロリ」w。
1. 両側の大きなスクリーンで、当時の映像を振り返りながらトークセッション。
Sチーム。変身シーンで狭いスペースで先に裸になって由希@松本くんとくっつけ合ってた話。夾@竜司vs楽羅@幸佑のランガン対決に、米原くんが嬉しそうにブチュ~の話まで。とんぼきる要求にも果敢に応える竜ちゃん。潑春@加藤さんは靭帯を痛めても頑張ったとか。
Cチーム。踊る女子高生のひとりケメコ@青木くんのインパクトに全てもっていかれて(笑)由希@真山くんのブリブリも影が薄く^^;。米原くん曰く「スゴイ可愛い」。夾@大くんのアクションで、「デカイ」「燃費がワルイ」と確認し合う本人&曽世さん。更に「よけても腕が届く」と加藤さん。米原くん曰く「大さんの夾くんは僕のおもちゃ」と何やってもフリーだったと笑う。大くん、どこまで”受け”キャラなんだw。
トーク後は、みんな自分たちで椅子を運んで退場。曽世さんはまるで園児扱いw。
2. 花ちゃん@SHOWTA.によるライブ「夕暮れのぬくもり♪」。夾と透がイチャイチャするシーンで流れていた歌。
4. 花ちゃん@SHOWTA.と、花ちゃん@古川くんによるライブ「未だにつかめない♪」。二幕のお正月の時に使われた歌。
3. 自分の役以外の、やりたかったあのシーン。衣装まで着けて、音楽も流してと本格的(?)。あまりの大胆な再現に、曽世さんが「チャレンジャー」扱いw。
SHOWTA.@佳菜と曽世@はとりのシーン。はとりの「春だった」に笑い。SHOWTA.曰く「そのシーン観る度に泣いてたが、自分がやってみると泣かない」w。
松本くんと吉田くん@佳菜の女友達と、曽世さん@佳菜。「雪がとけると?」「川になりますよ」と、途端にキャンディーズで唄い出す3人(笑)。
竜司@楽羅による、即席ひとりフルバ。口紅まで塗りながらの怪演で場面凝縮w。
舟見くん@透と、竜司&大くん@夾。舟見くんの右ストレートより、ダブル夾くんに目が釘付けv。
真山くん@アキトと、三上くん@透&松本くん@由希。予想通り、フシギキャラの真山くんにアキトは似合う。透を思いっきりふっとばす由希。透に曽世さんが「老けたね」。
大くん@楽羅と真山くん@夾。「泣いちゃう」とヤル気満々で真山くんを出し抜こうとしてた大くんだが、真山くん突然のリクエスト「フルバツンツンゲーム」(?)に面食らう。曽世さんも知らないゲーム。大くんはどこまで”受け”やw。
5. フルバオークション。出演者のレアグッズだが、フルバゆかりの品々じゃないじゃんw。
落札者は本人から引換券を貰い、あとで現金と品物を交換する。本人から握手もして貰えるが、竜司はハグをサービス。
落札者にはどちらから来たかも尋ねられるが、SHOWTA.が「どこから来なすった?」に笑い。みんな遠方から来てるんだ。
そして、幾らファンだとはいえ、3万4万まで出せる金持ちがいっぱい(・・;)。1回目&2回目の最高落札額は5万!? 大くんの品はダウンロードも可能そうだが、オク状況をドキドキしながら見守り、しゃがみこんでたり汗もかいてたり頬も紅潮してて、その様子を観てるだけで面白かったw。曽世さんは何と品を持参するのを忘れ、落札者には後で発送、200枚のお詫び文付きで(?)。
落札金額は、てっきりスタジオライフの軍資金になるのかと思ったが^^;、ユニセフ寄付ってホントかな!?
「みんな、出てこいや」の曽世さんの号令で、全員集合。みんなで「嫌なことなんか吹きとばせ!♪」を唄う。途中でメンバー半分が前後の通路をひとまわり。そのまま退場し、最後に曽世さんの挨拶で終了。
ステージに観難いところもあったが、みんなもこちらに来てくれたし、まずまず楽しかった(^o^)。
でもチケット代といいオークションといい、出演者がファンに感謝するのではなく、ファンが出演者に感謝するイベントだったか。
加藤さんとSHOWTA.は舞台『パパ、I LOVE YOU!』の稽古で、2回目中盤に退出。劇団あかぺらで観た作品だが、加藤さんの役は吉田智則くんがやっていた息子の役か。
RUN&GUNの素の二人とは久しぶり。ヘアも決まった米原くんの格好良さにビックリ。来週は『黒執事』の宮下雄也くん。永田彬くんとはご無沙汰だな。それにしてもランガンってみんなよく喋る。
集合写真付きに釣られ、チケットを取っていなかった『LILIES』Tチームのを予約。若手の稽古の成果も観ておきたい。
今年2月から3月にかけて上演された『フルーツバスケット』のアフターイベント。
朝の静かなフジTV前にグルリと並んだ待機列。10時に整理券配布は急に決定したようだが、せめて前売チケットに整理番号がふってあれば公平だったハズ。朝はチケット取りがあったので12時頃に着いたが、ギリギリ300番前の番号。しかも開場時間前後にたっぷり待たされること^^;。入場時にステッカー。
22Fの会場は横長に広く、センターやや右寄りの一番後ろの席へ。だがここは実は美味しかったw。
MCは、マスター・オブ・セレモニーこと曽世海司。出演者は、三上俊、上山竜司、岩崎大、松本慎也、真山明大、内山翔人、米原幸佑、加藤義宗、青木隆敏、舟見和利、吉田隆太、鈴木聡、SHOWTA. 古川洋介の総勢15名。1回目はストロベリーチーム、2回目はチェリーチームをメインとした、登場順と座席位置。
みんな右横扉から登場し、右後方を回って中央からステージへ移動。Studio Lifeメンバーと比べて、RUN&GUNの二人は気さくで慣れていて観客とよく触れ合う。私も竜司くんとハイタッチや軽い握手をして貰ったv。タイを付けたりと、みんなシャツスタイルで爽やか。
すっかり男の子に戻った三上くんw。舟見くんは黒ブチ眼鏡。竜司くんを「竜ちゃん」真山くんを「まーや」呼び。稽古始めの大くんは曽世さんから「お前もおっさん」と言われたと、”おっさん組”設立。Cチームで竜ちゃんがやったのは「通行人のミサエ」。松本くんは今の『LILIES』のお風呂で「ポン&ポロリ」w。
1. 両側の大きなスクリーンで、当時の映像を振り返りながらトークセッション。
Sチーム。変身シーンで狭いスペースで先に裸になって由希@松本くんとくっつけ合ってた話。夾@竜司vs楽羅@幸佑のランガン対決に、米原くんが嬉しそうにブチュ~の話まで。とんぼきる要求にも果敢に応える竜ちゃん。潑春@加藤さんは靭帯を痛めても頑張ったとか。
Cチーム。踊る女子高生のひとりケメコ@青木くんのインパクトに全てもっていかれて(笑)由希@真山くんのブリブリも影が薄く^^;。米原くん曰く「スゴイ可愛い」。夾@大くんのアクションで、「デカイ」「燃費がワルイ」と確認し合う本人&曽世さん。更に「よけても腕が届く」と加藤さん。米原くん曰く「大さんの夾くんは僕のおもちゃ」と何やってもフリーだったと笑う。大くん、どこまで”受け”キャラなんだw。
トーク後は、みんな自分たちで椅子を運んで退場。曽世さんはまるで園児扱いw。
2. 花ちゃん@SHOWTA.によるライブ「夕暮れのぬくもり♪」。夾と透がイチャイチャするシーンで流れていた歌。
4. 花ちゃん@SHOWTA.と、花ちゃん@古川くんによるライブ「未だにつかめない♪」。二幕のお正月の時に使われた歌。
3. 自分の役以外の、やりたかったあのシーン。衣装まで着けて、音楽も流してと本格的(?)。あまりの大胆な再現に、曽世さんが「チャレンジャー」扱いw。
SHOWTA.@佳菜と曽世@はとりのシーン。はとりの「春だった」に笑い。SHOWTA.曰く「そのシーン観る度に泣いてたが、自分がやってみると泣かない」w。
松本くんと吉田くん@佳菜の女友達と、曽世さん@佳菜。「雪がとけると?」「川になりますよ」と、途端にキャンディーズで唄い出す3人(笑)。
竜司@楽羅による、即席ひとりフルバ。口紅まで塗りながらの怪演で場面凝縮w。
舟見くん@透と、竜司&大くん@夾。舟見くんの右ストレートより、ダブル夾くんに目が釘付けv。
真山くん@アキトと、三上くん@透&松本くん@由希。予想通り、フシギキャラの真山くんにアキトは似合う。透を思いっきりふっとばす由希。透に曽世さんが「老けたね」。
大くん@楽羅と真山くん@夾。「泣いちゃう」とヤル気満々で真山くんを出し抜こうとしてた大くんだが、真山くん突然のリクエスト「フルバツンツンゲーム」(?)に面食らう。曽世さんも知らないゲーム。大くんはどこまで”受け”やw。
5. フルバオークション。出演者のレアグッズだが、フルバゆかりの品々じゃないじゃんw。
落札者は本人から引換券を貰い、あとで現金と品物を交換する。本人から握手もして貰えるが、竜司はハグをサービス。
落札者にはどちらから来たかも尋ねられるが、SHOWTA.が「どこから来なすった?」に笑い。みんな遠方から来てるんだ。
そして、幾らファンだとはいえ、3万4万まで出せる金持ちがいっぱい(・・;)。1回目&2回目の最高落札額は5万!? 大くんの品はダウンロードも可能そうだが、オク状況をドキドキしながら見守り、しゃがみこんでたり汗もかいてたり頬も紅潮してて、その様子を観てるだけで面白かったw。曽世さんは何と品を持参するのを忘れ、落札者には後で発送、200枚のお詫び文付きで(?)。
落札金額は、てっきりスタジオライフの軍資金になるのかと思ったが^^;、ユニセフ寄付ってホントかな!?
「みんな、出てこいや」の曽世さんの号令で、全員集合。みんなで「嫌なことなんか吹きとばせ!♪」を唄う。途中でメンバー半分が前後の通路をひとまわり。そのまま退場し、最後に曽世さんの挨拶で終了。
ステージに観難いところもあったが、みんなもこちらに来てくれたし、まずまず楽しかった(^o^)。
でもチケット代といいオークションといい、出演者がファンに感謝するのではなく、ファンが出演者に感謝するイベントだったか。
加藤さんとSHOWTA.は舞台『パパ、I LOVE YOU!』の稽古で、2回目中盤に退出。劇団あかぺらで観た作品だが、加藤さんの役は吉田智則くんがやっていた息子の役か。
RUN&GUNの素の二人とは久しぶり。ヘアも決まった米原くんの格好良さにビックリ。来週は『黒執事』の宮下雄也くん。永田彬くんとはご無沙汰だな。それにしてもランガンってみんなよく喋る。
集合写真付きに釣られ、チケットを取っていなかった『LILIES』Tチームのを予約。若手の稽古の成果も観ておきたい。
ドラマCD戦国武友伝~久遠の交はり~
2009年5月29日 CDドラマCD『戦国武友伝~久遠の交はり~』。先日聴いたものだが、ここ最近の時代劇繋がりで。
戦国飛翔シリーズ。家康側が官軍だとすれば、”敗者の美学”を綴った短編二作だろうか。
第一話『茶の香り』
石田三成:関俊彦 大谷吉継:石田彰
時は戦国。佐和山城で、三成から挙兵の意思を知らされ、いったんは無謀だと引き止める吉継だが、一杯の茶によって心動かされ、負け戦を承知で三成へ助勢を誓う話。
親友同士ならでは、歯に衣着せぬ物言いの冷静沈着な吉継だが、実は人情派だったという。当初は、このキャスティングは逆じゃないかとも思ったが、石田さんの低い落ち着いた声も似合い、関さんの情熱を秘めた熱い演技もハマること。
昔の大河ドラマでも、三成と吉継の絆の深さはあれこれ描かれていたが、こうしてじっくり聴くと、まだまだ知られざるエピソードなども構築できるかと思う。
私は子供の頃から、大谷吉継の頭巾の下の顔が、ずっと気になっていた。実はあまりに美しく男からも言い寄られるので頭巾で隠しているのではないかとか、病を患う前はさぞや美形だったに違いないとか、勝手に妄想し放題だったw。今回、石田さんの声が付いたことで、さもありなん~とも思ってる。
第二話『躑躅の花』
真田幸村:谷山紀章 猿飛佐助:下野紘
数年前に放送されたアニメ『真田十勇士』のキャストで、こういう話を聴きたかったなw(郷田さん&保志くんで)。
第一話と聞き比べると、ちょっぴり違和感。役者の演技のせいなのか、紀章くんと下野くんが、台本を片手に懸命に読んでいる姿がぼんやり浮かぶようで、台詞がこなれていないような気がしちゃう^^;。
幸村の妻は、大谷吉継の娘なので、劇中で吉継@石田さんの回想が挿入。娘婿を思う義父としての思いに満ちた柔らかな声。
ガチンコでアフタートーク。
石田さんと話す関さんは、歴史ドラマに関われてとっても嬉しそう。戦国武将では真田信之が好きなことはずっと前からおっしゃっていたが(おかげでDCクイズに正解を出せたしw)、渡瀬恒彦さんが演じられたNHKドラマ『真田太平記』にも言及。もちろん観ていたが、そのドラマに、てらそままさきさんが出ていたことは先日知ったばかり^^;。
今後も、大坂側のシリーズ化を考えているのなら、以下のキャスティングでお願いしたい。
直江兼続:平田広明 小早川秀秋:保志総一朗
関さん&平田さんで、ぜひ男の友情物語をw。小早川秀秋の生い立ちには同情するが、最後の最後で大坂を裏切って吉継を死なせた罪は重く、その複雑怪奇な心情をぜひ保志くんで聴いてみたい。
いつか、関さんが演じる真田信之も聴いてみたいな。
 ̄
ZERO-SUMで連載の『最遊記RELOAD』がついに最終回。
インターバルをおいて最終章へ突入するそうだが、その前に色々とありそうで、その中の”イベント”という文字に即反応。イベント=声優イベントという図式がつい脳裏に浮かんじゃって、勝手に戦々恐々としそうだ^^;。
もしまた、あの4人が出ることになったらどうしよう~。『最遊記外伝』最終回記念で、竜王の中の人まで出てしまったらどうしよう~w。とりあえず、次号ゼロサム発売日までヤキモキしそうだ。
 ̄
舞台『最遊記』で、沙悟浄を好演してくれた松木賢三さんが4月下旬にAxleを脱退。あのカンパニーでの『最遊記』はもうあり得ないだろうか。
戦国飛翔シリーズ。家康側が官軍だとすれば、”敗者の美学”を綴った短編二作だろうか。
第一話『茶の香り』
石田三成:関俊彦 大谷吉継:石田彰
時は戦国。佐和山城で、三成から挙兵の意思を知らされ、いったんは無謀だと引き止める吉継だが、一杯の茶によって心動かされ、負け戦を承知で三成へ助勢を誓う話。
親友同士ならでは、歯に衣着せぬ物言いの冷静沈着な吉継だが、実は人情派だったという。当初は、このキャスティングは逆じゃないかとも思ったが、石田さんの低い落ち着いた声も似合い、関さんの情熱を秘めた熱い演技もハマること。
昔の大河ドラマでも、三成と吉継の絆の深さはあれこれ描かれていたが、こうしてじっくり聴くと、まだまだ知られざるエピソードなども構築できるかと思う。
私は子供の頃から、大谷吉継の頭巾の下の顔が、ずっと気になっていた。実はあまりに美しく男からも言い寄られるので頭巾で隠しているのではないかとか、病を患う前はさぞや美形だったに違いないとか、勝手に妄想し放題だったw。今回、石田さんの声が付いたことで、さもありなん~とも思ってる。
第二話『躑躅の花』
真田幸村:谷山紀章 猿飛佐助:下野紘
数年前に放送されたアニメ『真田十勇士』のキャストで、こういう話を聴きたかったなw(郷田さん&保志くんで)。
第一話と聞き比べると、ちょっぴり違和感。役者の演技のせいなのか、紀章くんと下野くんが、台本を片手に懸命に読んでいる姿がぼんやり浮かぶようで、台詞がこなれていないような気がしちゃう^^;。
幸村の妻は、大谷吉継の娘なので、劇中で吉継@石田さんの回想が挿入。娘婿を思う義父としての思いに満ちた柔らかな声。
ガチンコでアフタートーク。
石田さんと話す関さんは、歴史ドラマに関われてとっても嬉しそう。戦国武将では真田信之が好きなことはずっと前からおっしゃっていたが(おかげでDCクイズに正解を出せたしw)、渡瀬恒彦さんが演じられたNHKドラマ『真田太平記』にも言及。もちろん観ていたが、そのドラマに、てらそままさきさんが出ていたことは先日知ったばかり^^;。
今後も、大坂側のシリーズ化を考えているのなら、以下のキャスティングでお願いしたい。
直江兼続:平田広明 小早川秀秋:保志総一朗
関さん&平田さんで、ぜひ男の友情物語をw。小早川秀秋の生い立ちには同情するが、最後の最後で大坂を裏切って吉継を死なせた罪は重く、その複雑怪奇な心情をぜひ保志くんで聴いてみたい。
いつか、関さんが演じる真田信之も聴いてみたいな。
 ̄
ZERO-SUMで連載の『最遊記RELOAD』がついに最終回。
インターバルをおいて最終章へ突入するそうだが、その前に色々とありそうで、その中の”イベント”という文字に即反応。イベント=声優イベントという図式がつい脳裏に浮かんじゃって、勝手に戦々恐々としそうだ^^;。
もしまた、あの4人が出ることになったらどうしよう~。『最遊記外伝』最終回記念で、竜王の中の人まで出てしまったらどうしよう~w。とりあえず、次号ゼロサム発売日までヤキモキしそうだ。
 ̄
舞台『最遊記』で、沙悟浄を好演してくれた松木賢三さんが4月下旬にAxleを脱退。あのカンパニーでの『最遊記』はもうあり得ないだろうか。
江戸の青空 Keep On Shackin’
2009年5月27日 舞台演劇北九州芸術劇場Produce『江戸の青空 ~Keep On Shackin’~』を観てきた。
パブリックシアターの天井には偶然にも青空がぽっかり。早々とチケットを取ったが、左側席でラッキーだった。
五十両もの大金をめぐって、人気落語の登場人物たちが入り乱れて巻き起こす、お江戸人情娯楽時代劇。
落語時代劇というと『居残り佐平次』ぐらいしか思いつかないが、こちらは数々の名作落語が次々に登場。手塚治虫のスターシステムのように、其々の登場人物や噺を合成して繋ぎ合せたパロディ構成のようだ。
千葉雅子による巧みで丁寧でシンプルな脚本を、G2が粋でシャープな演出をほどこし、普遍的で心がほっくりくる舞台に作り上げてとても面白かった。
よく練られ造り込んだ可動式の装置が、スピーディな場面展開を実現させて、2時間20分に全く飽きがこない。休憩を入れなかったのも正解。アクセントになる大きな橋は、人と人との繋がりも思わせる。
お江戸特有の軽快で小気味よい台詞回しと掛け合いが飛び交い、声がよく通る達者な役者陣によりアドリブも満載で、思わず笑いがこぼれる。どの人物たちも生き生きとして愉快だが、金に翻弄されながらも知恵と情で乗りきって行くサマは、賑やかで爽快である。
主役の柳田格之進を西岡徳馬。朴念仁で武骨で四角四面の男だが、西岡さんは威風堂々の中に情を漂わせて渋いこと。
働きもせず遊びにふけ、女房のお久と派手な喧嘩を繰り返す勝五郎を戸次重幸。実はダメなネガティブ男で、そこがまた可愛い一面かも。
『ムサシ』からまだ間もない吉田鋼太郎が、海原雄山の外見でw、女好きなスケベオヤジを好演。吉田さんをフォローし、実生活のように気のおけない関係を表現するのが植本潤で、飄々としていて快活。舞台を拝見したことのある男優陣はこれぐらいかな。
お目当ての小西遼生は、名前列記では後ろだが、どうしてどうして思ったより出番が多く、ある意味キーマンな役どころ。何事にも真面目で気さくで好い人柄だが、年の割には幼く純情で気弱で、みんなからよくイジられる、手代の文七役。今まで演じた役と比べると、こういう情けない役は新鮮で意外とハマっているw。濃いしょうゆ顔にカツラや着物もよく似合う。周りともよく絡み、アタフタビクビクする演技がチャームポイントで、とっても可愛かった(*^。^*)。笑いどころも丁寧に押さえてあり、しっかり役作りをされていて、遼生さんはまた新たな道を切り拓いたようだ。
柳田と勝五郎と文七の「どよ~ん」トリオがほのぼの愉快w。お久と、妹のおさきのやり取りもリアルで可笑しい。ダメ男たちを、器量と明るさで引っ張っていく女たちのたくましくしたたかなこと。
勢い余って小道具が壊れるハプニングでもアドリブで笑い飛ばし、腕時計を見るパフォーマンスにも笑い。時代劇なのに現代語調に変換するのも、嫌味がなくて分り易い。
空はどこまでも青く、花はいつまでも可憐で、人はいつの時代にも人と関わって歩いていく。
人のためにつく嘘も、たまにはあってもよい。願わくば、真面目に生きている者が、ちゃんと生きていける世の中であってほしい。
 ̄
10分休憩後、アフタートーク。誰が出演するのか事前発表がないので、入場後ロビーの張り紙で知ってちょっとガッカリ^^;。でも、ま、いいか。
出演は、左椅子から、進行役の植本潤、蘭香レア、柳家花緑、吉田鋼太郎、須藤理彩、戸次重幸、中井出健の7人。衣装のままだが、吉田さんが眼鏡着用で可愛い。須藤さんは今朝の『はなまる』にも出ていたと。
3ステージ終え、あと27ステージあるが、ここでもう感想。
植本さんがいつも先陣。いつ観にくるんですか?と演出家からメールが来たが、僕出てますが…とメールで返したら、返事がなかったというw。
戸次さんから北海道土産の差し入れがあったが、じゃがポックルとじゃがピーのどっちが美味しい?で、戸次さんだけじゃがピー。どっちもカルビーだから「つぶし合いだね」と須藤さん。
戸次さんは半月遅れの稽古だったが、台詞は一番入っていたと。中井出さんが戸次さんの「肉体美」に触れ、劇中のテカテカは「ベビーオイル」だと戸次さん。
「鋼太郎くん」「潤くん」と呼び合う吉田さんと植本さんは、これが7度目の共演で気心知れている関係。実質10日間しか稽古ができなかった吉田さんは「何かあったらよろしくね」と頼んだとかw。
その後は、植本さんからの質問。無人島に持っていく調味料は? カレーにこれだけは入れたいものは? と食べ物の質問ばっかw。
約20分だったが、皆さんの一面が分って面白かった。既に23時近くで、家路へ急いだ。
パブリックシアターの天井には偶然にも青空がぽっかり。早々とチケットを取ったが、左側席でラッキーだった。
五十両もの大金をめぐって、人気落語の登場人物たちが入り乱れて巻き起こす、お江戸人情娯楽時代劇。
落語時代劇というと『居残り佐平次』ぐらいしか思いつかないが、こちらは数々の名作落語が次々に登場。手塚治虫のスターシステムのように、其々の登場人物や噺を合成して繋ぎ合せたパロディ構成のようだ。
千葉雅子による巧みで丁寧でシンプルな脚本を、G2が粋でシャープな演出をほどこし、普遍的で心がほっくりくる舞台に作り上げてとても面白かった。
よく練られ造り込んだ可動式の装置が、スピーディな場面展開を実現させて、2時間20分に全く飽きがこない。休憩を入れなかったのも正解。アクセントになる大きな橋は、人と人との繋がりも思わせる。
お江戸特有の軽快で小気味よい台詞回しと掛け合いが飛び交い、声がよく通る達者な役者陣によりアドリブも満載で、思わず笑いがこぼれる。どの人物たちも生き生きとして愉快だが、金に翻弄されながらも知恵と情で乗りきって行くサマは、賑やかで爽快である。
主役の柳田格之進を西岡徳馬。朴念仁で武骨で四角四面の男だが、西岡さんは威風堂々の中に情を漂わせて渋いこと。
働きもせず遊びにふけ、女房のお久と派手な喧嘩を繰り返す勝五郎を戸次重幸。実はダメなネガティブ男で、そこがまた可愛い一面かも。
『ムサシ』からまだ間もない吉田鋼太郎が、海原雄山の外見でw、女好きなスケベオヤジを好演。吉田さんをフォローし、実生活のように気のおけない関係を表現するのが植本潤で、飄々としていて快活。舞台を拝見したことのある男優陣はこれぐらいかな。
お目当ての小西遼生は、名前列記では後ろだが、どうしてどうして思ったより出番が多く、ある意味キーマンな役どころ。何事にも真面目で気さくで好い人柄だが、年の割には幼く純情で気弱で、みんなからよくイジられる、手代の文七役。今まで演じた役と比べると、こういう情けない役は新鮮で意外とハマっているw。濃いしょうゆ顔にカツラや着物もよく似合う。周りともよく絡み、アタフタビクビクする演技がチャームポイントで、とっても可愛かった(*^。^*)。笑いどころも丁寧に押さえてあり、しっかり役作りをされていて、遼生さんはまた新たな道を切り拓いたようだ。
柳田と勝五郎と文七の「どよ~ん」トリオがほのぼの愉快w。お久と、妹のおさきのやり取りもリアルで可笑しい。ダメ男たちを、器量と明るさで引っ張っていく女たちのたくましくしたたかなこと。
勢い余って小道具が壊れるハプニングでもアドリブで笑い飛ばし、腕時計を見るパフォーマンスにも笑い。時代劇なのに現代語調に変換するのも、嫌味がなくて分り易い。
空はどこまでも青く、花はいつまでも可憐で、人はいつの時代にも人と関わって歩いていく。
人のためにつく嘘も、たまにはあってもよい。願わくば、真面目に生きている者が、ちゃんと生きていける世の中であってほしい。
 ̄
10分休憩後、アフタートーク。誰が出演するのか事前発表がないので、入場後ロビーの張り紙で知ってちょっとガッカリ^^;。でも、ま、いいか。
出演は、左椅子から、進行役の植本潤、蘭香レア、柳家花緑、吉田鋼太郎、須藤理彩、戸次重幸、中井出健の7人。衣装のままだが、吉田さんが眼鏡着用で可愛い。須藤さんは今朝の『はなまる』にも出ていたと。
3ステージ終え、あと27ステージあるが、ここでもう感想。
植本さんがいつも先陣。いつ観にくるんですか?と演出家からメールが来たが、僕出てますが…とメールで返したら、返事がなかったというw。
戸次さんから北海道土産の差し入れがあったが、じゃがポックルとじゃがピーのどっちが美味しい?で、戸次さんだけじゃがピー。どっちもカルビーだから「つぶし合いだね」と須藤さん。
戸次さんは半月遅れの稽古だったが、台詞は一番入っていたと。中井出さんが戸次さんの「肉体美」に触れ、劇中のテカテカは「ベビーオイル」だと戸次さん。
「鋼太郎くん」「潤くん」と呼び合う吉田さんと植本さんは、これが7度目の共演で気心知れている関係。実質10日間しか稽古ができなかった吉田さんは「何かあったらよろしくね」と頼んだとかw。
その後は、植本さんからの質問。無人島に持っていく調味料は? カレーにこれだけは入れたいものは? と食べ物の質問ばっかw。
約20分だったが、皆さんの一面が分って面白かった。既に23時近くで、家路へ急いだ。
手塚治虫展~未来へのメッセージ~
2009年5月26日 生活時事生誕80周年記念特別展『手塚治虫展~未来へのメッセージ~』に行ってきた。
日本における「ストーリーマンガ」と「アニメーション」のパイオニアである、手塚治虫氏。本展は、質・量とともにかつてない規模で、人間像と作品世界から手塚の全貌に迫り、手塚の信念や作品に託したメッセージを伝える。また、作品群から多岐にわたり多大な影響を受けた継承作品も紹介する。
音声ガイドプログラム(500円)はお奨め。手塚治虫の長男の手塚眞が案内役で、中盤まではアトム(清水マリ)もナビゲーター。後半にやっとブラック・ジャック(大塚明夫)も登場。「鉄腕アトム♪」から「ジャングル大帝♪」「マグマ大使♪」など懐かしい音楽やクラシックも流れる。伝説の赤本「新寶島」を見て漫画家を目指した、藤子不二雄A氏の貴重な話なども聴ける。
《総合展示ゾーン 人間・手塚治虫》
1937年「ピンピン生チャン」肉筆本、ヒョウタンツギが描かれた「フクチャンと魚釣」、ヒゲオヤジ各種まである「昆虫手帳」。昆虫を追った少年時代、”オサムシ”から「治虫」は有名。戦争を体験した中学生時代の自画像や通信簿(中3)。直筆原稿「すきっ腹のブルース」には本人も登場。
プロデビュー作「マアチャンの日記帳」スクラップ(17歳)。赤本「新寶島」直筆原稿。スター名鑑肉筆本は後のスターシステムへ。「トキワ荘物語」直筆原稿。特撮「マグマ大使」撮影用素材が展示、巨大ヒーローものや変身モノのハシリで、大平透@ゴアが怖かったとナビ。
「虫プロダクション」会社案内。虫プロデビュー作「ある街角の物語」映像(約1分30秒)。「鉄腕アトム」はキャラクタービジネスのハシリ。フルカラーアニメ「ジャングル大帝」セル画や絵コンテ。他アニメのセル画など。
東久留米市の自宅2階の作業机や道具。虫プロ商事発行「COM(こむ)」創刊号と劇画ブーム。「アドルフに告ぐ」などの直筆原稿。アニメ「森の伝説」映像(約1分30秒)。
父方の曽祖父・手塚良庵の肖像画。医学生時代のノートや医師免許証(24歳で合格33歳で医学博士)。大阪万博「フジパンロボット館」用のアイデアとデザインを手がけた「おしゃべりロボット」など3体。
「ルードヴィヒ・B」「グリンゴ」直筆原稿。「ネオ・ファウスト」遺稿(下書きのみ)。「頼むから仕事させてくれ」と遺し、1989年2月9日に逝去。享年60歳。
《テーマ展示ゾーン》
「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「火の鳥」の作品を中心に3つの空間で構成。直筆原稿や立体展示を通して、手塚のメッセージを明確に伝えていく。
《message from TEZUKA Osamu》
展示場各所に、多数の手塚作品を直筆原稿と共に紹介。「バンパイヤ」悪から、戦争・科学・孤独・自伝・ロマンス・情熱・教育・異端・家族・欲望・狂気・罪・自分・冒険・信仰・継承・友情、「火の鳥」いのち、といったキーワードに注目。
《再生》
「PLUTO(プルートウ)」直筆原稿。「ブラック・ジャックもリメイクして欲しいもんだね」とはブラック・ジャックの言葉w。
実写映画化「どろろ」「MW-ムウ-」紹介パネル。新キャラクター「ラトム」21世紀アトムの誕生。映画「ATOM」映像(約2分30秒)英語台詞。
勲章と記章。手塚治虫の思い出の品々。ゆかりの方々からの寄稿に、水木しげるが「文字通り命を削って描いてたんでしょう」。
ライフワーク「火の鳥」は、最後の「現在編」を描くことなく他界、シリーズ未完となった。今なら「現在編」はどんな話になっていたのだろう?
映像コーナー「大いなるいのちを刻む~手塚治虫のメッセージ~」(約8分)。
オフィシャルショップが賑やか。手塚治虫展限定販売のポストカードやクリアファイル。一筆箋やメモ帳など。「アトム」と「鬼太郎」がコラボしたタオルなど。「ブラック・ジャック」テレカ。菓子やトイレットペーパーまで。コミックなど書籍も充実。
日本における「ストーリーマンガ」と「アニメーション」のパイオニアである、手塚治虫氏。本展は、質・量とともにかつてない規模で、人間像と作品世界から手塚の全貌に迫り、手塚の信念や作品に託したメッセージを伝える。また、作品群から多岐にわたり多大な影響を受けた継承作品も紹介する。
音声ガイドプログラム(500円)はお奨め。手塚治虫の長男の手塚眞が案内役で、中盤まではアトム(清水マリ)もナビゲーター。後半にやっとブラック・ジャック(大塚明夫)も登場。「鉄腕アトム♪」から「ジャングル大帝♪」「マグマ大使♪」など懐かしい音楽やクラシックも流れる。伝説の赤本「新寶島」を見て漫画家を目指した、藤子不二雄A氏の貴重な話なども聴ける。
《総合展示ゾーン 人間・手塚治虫》
1937年「ピンピン生チャン」肉筆本、ヒョウタンツギが描かれた「フクチャンと魚釣」、ヒゲオヤジ各種まである「昆虫手帳」。昆虫を追った少年時代、”オサムシ”から「治虫」は有名。戦争を体験した中学生時代の自画像や通信簿(中3)。直筆原稿「すきっ腹のブルース」には本人も登場。
プロデビュー作「マアチャンの日記帳」スクラップ(17歳)。赤本「新寶島」直筆原稿。スター名鑑肉筆本は後のスターシステムへ。「トキワ荘物語」直筆原稿。特撮「マグマ大使」撮影用素材が展示、巨大ヒーローものや変身モノのハシリで、大平透@ゴアが怖かったとナビ。
「虫プロダクション」会社案内。虫プロデビュー作「ある街角の物語」映像(約1分30秒)。「鉄腕アトム」はキャラクタービジネスのハシリ。フルカラーアニメ「ジャングル大帝」セル画や絵コンテ。他アニメのセル画など。
東久留米市の自宅2階の作業机や道具。虫プロ商事発行「COM(こむ)」創刊号と劇画ブーム。「アドルフに告ぐ」などの直筆原稿。アニメ「森の伝説」映像(約1分30秒)。
父方の曽祖父・手塚良庵の肖像画。医学生時代のノートや医師免許証(24歳で合格33歳で医学博士)。大阪万博「フジパンロボット館」用のアイデアとデザインを手がけた「おしゃべりロボット」など3体。
「ルードヴィヒ・B」「グリンゴ」直筆原稿。「ネオ・ファウスト」遺稿(下書きのみ)。「頼むから仕事させてくれ」と遺し、1989年2月9日に逝去。享年60歳。
《テーマ展示ゾーン》
「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「火の鳥」の作品を中心に3つの空間で構成。直筆原稿や立体展示を通して、手塚のメッセージを明確に伝えていく。
《message from TEZUKA Osamu》
展示場各所に、多数の手塚作品を直筆原稿と共に紹介。「バンパイヤ」悪から、戦争・科学・孤独・自伝・ロマンス・情熱・教育・異端・家族・欲望・狂気・罪・自分・冒険・信仰・継承・友情、「火の鳥」いのち、といったキーワードに注目。
《再生》
「PLUTO(プルートウ)」直筆原稿。「ブラック・ジャックもリメイクして欲しいもんだね」とはブラック・ジャックの言葉w。
実写映画化「どろろ」「MW-ムウ-」紹介パネル。新キャラクター「ラトム」21世紀アトムの誕生。映画「ATOM」映像(約2分30秒)英語台詞。
勲章と記章。手塚治虫の思い出の品々。ゆかりの方々からの寄稿に、水木しげるが「文字通り命を削って描いてたんでしょう」。
ライフワーク「火の鳥」は、最後の「現在編」を描くことなく他界、シリーズ未完となった。今なら「現在編」はどんな話になっていたのだろう?
映像コーナー「大いなるいのちを刻む~手塚治虫のメッセージ~」(約8分)。
オフィシャルショップが賑やか。手塚治虫展限定販売のポストカードやクリアファイル。一筆箋やメモ帳など。「アトム」と「鬼太郎」がコラボしたタオルなど。「ブラック・ジャック」テレカ。菓子やトイレットペーパーまで。コミックなど書籍も充実。
その執事、交換/東地さんお誕生日
2009年5月26日 役者声優最近はどこの舞台もアフターイベント付き。
客寄せのひとつだとは分っていても、お目当てが出るとなると釣られてしまう。
音楽舞闘会『黒執事』にアフターイベントがあることは分っていたが、その詳細が出たのが先週の水曜。私が知ったのは木曜朝だった。
舞台出演者によるトークショーや番外編なら納得いく。だが、まさかこの舞台にも声優さんをゲストで引っ張り出すとは!^^;
あらためて調べたら、チケットは既に完売。いつの間に!? 追加チケットは激闘で即殺だったとか。オクでも高値!?^^; チケットは全て完売なので当日券の予定もなし。
こんなに大人気の舞台に進化していたのか(~_~;)。
幸いにも、手持ちのチケットと、お目当ての4日19時のチケットを無事に交換できた。手持ち分が良席だったのもラッキー。ほぼ同格の座席チケットが手に入った。交換相手も良い方で、つくづく人の縁を感じる。
アニメイトで舞台のチラシも手に入ったし、ほっとひと安心。
舞台は前方だが、イベントは後方席。でもこれで、来週再来週と続けて声優さんを拝めるv。
 ̄
今日は東地宏樹さんのお誕生日。
東地さぁん、お誕生日おめでとうございます!\(^o^)/
花の後厄、43歳w。そろそろお酒は飲み過ぎないでね。
願わくば「その声優、登場」に、舞台バルド役の小山剛志さんにも出て貰って、東地さん&黒小山さんでダブル・バルドの図を見せていただきたい。アニメ『HUNTER×HUNTER』や去年の舞台『アノセイシュンノウタ』と続く、因縁浅からぬトークバトルを聴かせて欲しいなw。
BShi『HVプレミアム8 世界史発掘!時空タイムス編集部』の第1回番宣で、アラビアのロレンスの手紙の声が、どうも東地さんに聴こえてならないw。去年の映画の記憶も蘇るロレンスの番組だから、絶対チェックだ。
客寄せのひとつだとは分っていても、お目当てが出るとなると釣られてしまう。
音楽舞闘会『黒執事』にアフターイベントがあることは分っていたが、その詳細が出たのが先週の水曜。私が知ったのは木曜朝だった。
舞台出演者によるトークショーや番外編なら納得いく。だが、まさかこの舞台にも声優さんをゲストで引っ張り出すとは!^^;
あらためて調べたら、チケットは既に完売。いつの間に!? 追加チケットは激闘で即殺だったとか。オクでも高値!?^^; チケットは全て完売なので当日券の予定もなし。
こんなに大人気の舞台に進化していたのか(~_~;)。
幸いにも、手持ちのチケットと、お目当ての4日19時のチケットを無事に交換できた。手持ち分が良席だったのもラッキー。ほぼ同格の座席チケットが手に入った。交換相手も良い方で、つくづく人の縁を感じる。
アニメイトで舞台のチラシも手に入ったし、ほっとひと安心。
舞台は前方だが、イベントは後方席。でもこれで、来週再来週と続けて声優さんを拝めるv。
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今日は東地宏樹さんのお誕生日。
東地さぁん、お誕生日おめでとうございます!\(^o^)/
花の後厄、43歳w。そろそろお酒は飲み過ぎないでね。
願わくば「その声優、登場」に、舞台バルド役の小山剛志さんにも出て貰って、東地さん&黒小山さんでダブル・バルドの図を見せていただきたい。アニメ『HUNTER×HUNTER』や去年の舞台『アノセイシュンノウタ』と続く、因縁浅からぬトークバトルを聴かせて欲しいなw。
BShi『HVプレミアム8 世界史発掘!時空タイムス編集部』の第1回番宣で、アラビアのロレンスの手紙の声が、どうも東地さんに聴こえてならないw。去年の映画の記憶も蘇るロレンスの番組だから、絶対チェックだ。
劇団岸野組 万お仕事承ります お仕事の弐 千秋楽
2009年5月24日 舞台演劇劇団岸野組公演『万お仕事承ります(よろずおしごとうけたまわります)~追憶お捜しします~』千秋楽を観てきた。
楽なのに、前方に空席がチラホラあるのが勿体無い。満員御礼とはいかなかったようだ。
前から4番目の真ん中の席。前の方に隠れてステージはやや見難いが、立つ役者の視線がストレートに飛び込んでくるので嬉しいかも。
初見の方が多いのか、楽特有のノリの良さで、会場から随所で笑いが起きる。
隣の知人二人は笑いまでシンクロして、ここはそんなに可笑しいところなのかとパチクリ(・・;)。
小平次がそば屋の親父に詰問する際、勢い余って叩いたり蹴ったり首を絞めたりと暴力行為を振るうが、それさえも笑える人がいるんだと呆然。岸野幸正と志賀克也の内輪同士の演出やネタと分っていても、あまりにもやり過ぎな場面に私は不快感しか起こらない(~_~)。
前回観た時より、掛け合いやテンポがだいぶこなれて洗練され、アドリブも増えてきた。
お地蔵様になった3人。立ちくらみを催した(?)小平次@岸野さんに、十四郎@関俊彦が地蔵枠に顔をはめたまま「マジで!?」と訊き返して、会場から笑いの渦(^o^)。その言葉はもはや時代劇じゃないしw、関さんは思いっきり素になってるしw。今まで観てきた中で、関さんの最高のアドリブ! ちょっぴりディッシャー(@名探偵モンク)も入っていたが、年長の人とコンビを組む関さんは実に愛嬌がある。
前作の壱では、岸野さん&中尾さんでこうしたやり取りが頻繁だったが、ようやく岸野さん&関さんコンビも熟してきたかなと嬉しく思った。
もちろん女郎との場面は、関さんは男の色気を漂わせてエロチックで、思わずときめいてしまうv。声優としての出演作でも、こういう役はめったにないから、時代劇で観れたのは眼福である。
声や台詞がよく通るのは流石だが、声のトーンやカラーを巧みに使い分け、場面やキャラクターを幾重にも塗り変える。相手の台詞を受けて反応する”受け芝居”も秀逸で、やっぱり凄い舞台役者さんだなと感じ入る。
ラストで小平次に十四郎が「やっぱり自分の過去と向き合わないとな」としみじみ語った時の流し目が、ストンとこちらの方にも飛んできて、そのキラキラ光る目力にドキリとした(*^。^*)。これだけで、心も熱く元気が出てくるようだ。
大倉正章は柔と剛のメリハリも上手く、堅実に主役を好演。豊嶋真千子は鬘を被ると感じが変わり、清純で可憐で若々しい女房がハマる。山路清子と奥戸裕子が色っぽい役どころ、ことに奥戸さんが羨ましかったw。おしの、お染、お小夜と、女名はみんな”さ行”で始まるのは偶然か!?
最後は岸野さんのご挨拶のみ。関さん、岸野さん、大倉さんの3人が揃ってお辞儀をされていた。
終わりの役者お見送りで、また、くじらさんとご挨拶。去年は岸野さんもロビーにおいでになっていたのだが。
次回公演は、岸野幸正と戸田恵子の名コンビ復活『か・ら・く・り』。原作が『罠』なので、展開がちょっぴり分ってきそう。
遠方からいらした方も多く、久しぶりに懐かしい面々とお会いできて楽しかった。次はいっぱい重なっている6月下旬^^;。
楽なのに、前方に空席がチラホラあるのが勿体無い。満員御礼とはいかなかったようだ。
前から4番目の真ん中の席。前の方に隠れてステージはやや見難いが、立つ役者の視線がストレートに飛び込んでくるので嬉しいかも。
初見の方が多いのか、楽特有のノリの良さで、会場から随所で笑いが起きる。
隣の知人二人は笑いまでシンクロして、ここはそんなに可笑しいところなのかとパチクリ(・・;)。
小平次がそば屋の親父に詰問する際、勢い余って叩いたり蹴ったり首を絞めたりと暴力行為を振るうが、それさえも笑える人がいるんだと呆然。岸野幸正と志賀克也の内輪同士の演出やネタと分っていても、あまりにもやり過ぎな場面に私は不快感しか起こらない(~_~)。
前回観た時より、掛け合いやテンポがだいぶこなれて洗練され、アドリブも増えてきた。
お地蔵様になった3人。立ちくらみを催した(?)小平次@岸野さんに、十四郎@関俊彦が地蔵枠に顔をはめたまま「マジで!?」と訊き返して、会場から笑いの渦(^o^)。その言葉はもはや時代劇じゃないしw、関さんは思いっきり素になってるしw。今まで観てきた中で、関さんの最高のアドリブ! ちょっぴりディッシャー(@名探偵モンク)も入っていたが、年長の人とコンビを組む関さんは実に愛嬌がある。
前作の壱では、岸野さん&中尾さんでこうしたやり取りが頻繁だったが、ようやく岸野さん&関さんコンビも熟してきたかなと嬉しく思った。
もちろん女郎との場面は、関さんは男の色気を漂わせてエロチックで、思わずときめいてしまうv。声優としての出演作でも、こういう役はめったにないから、時代劇で観れたのは眼福である。
声や台詞がよく通るのは流石だが、声のトーンやカラーを巧みに使い分け、場面やキャラクターを幾重にも塗り変える。相手の台詞を受けて反応する”受け芝居”も秀逸で、やっぱり凄い舞台役者さんだなと感じ入る。
ラストで小平次に十四郎が「やっぱり自分の過去と向き合わないとな」としみじみ語った時の流し目が、ストンとこちらの方にも飛んできて、そのキラキラ光る目力にドキリとした(*^。^*)。これだけで、心も熱く元気が出てくるようだ。
大倉正章は柔と剛のメリハリも上手く、堅実に主役を好演。豊嶋真千子は鬘を被ると感じが変わり、清純で可憐で若々しい女房がハマる。山路清子と奥戸裕子が色っぽい役どころ、ことに奥戸さんが羨ましかったw。おしの、お染、お小夜と、女名はみんな”さ行”で始まるのは偶然か!?
最後は岸野さんのご挨拶のみ。関さん、岸野さん、大倉さんの3人が揃ってお辞儀をされていた。
終わりの役者お見送りで、また、くじらさんとご挨拶。去年は岸野さんもロビーにおいでになっていたのだが。
次回公演は、岸野幸正と戸田恵子の名コンビ復活『か・ら・く・り』。原作が『罠』なので、展開がちょっぴり分ってきそう。
遠方からいらした方も多く、久しぶりに懐かしい面々とお会いできて楽しかった。次はいっぱい重なっている6月下旬^^;。
劇団俳優座創立65周年記念公演第2弾『蟹工船』を観てきた。
満員御礼の札が掲げられ、会場の熱気に包まれる。
話題の小林多喜二の代表作を、後に、多喜二の母・セキさんと縁をもった安川修一が脚本・演出。記念公演第1弾の『村岡伊平治伝』では南方で国家の捨石になった女性たちを描いたが、第2弾では北方で奴隷労働を強いられた男たちを描く。
蟹工船・博光丸で奴隷のように酷使される季節労働者らが、団結することで、絶対的な監督らに立ち向かっていく話。
酷寒と小船(川崎船)というギリギリ限界の地獄の中で、少数の支配者と多数の労働者が激しくぶつかり合う、男のドラマである。
緊張感と迫力あふれる正攻法な舞台で、俳優座らしい骨太で良質な仕上がり。
現代の貧困や格差問題に繋がるいうより、どんな過酷な状況下になっても決して屈せず前を向く、人間の魂や誇りというものが感じられる作品である。
会社の利潤と国策のために、モノのように扱われ消費される労働者らは、名前を名乗ることも許されず、出てくる者はみな「男」と配役される。余計な先入観もないドライな描き方は、かえってリアルだ。
労働者を虐げる監督と船長は、結局は会社の犬にすぎず、会社は軍と利潤で繋がっており、政治家も絡んだ公な支配階級構造まで描かれる。だがそれは問題提議であって、現代に生きる我々への発奮にすぎない。
ステージは二段のパイプを組んだ大胆な構造で、上が船のハッチ、下が労働者の寝泊り“糞つぼ”になっており、舞台全体が透けていて見渡せる。労働者と同じく役者たちにも逃げ場はなく、常に緊張感ある芝居が要求されそうだ。
だが船内の細かい間取りの配慮が難しくもなる。左花道に船長室を創ったため、メインの芝居が左側に集中し、右サイドの座席からはたいへん観難いこととなる。何度も左側を向きっぱなしだと首も目も痛くなり、集中できないことで眠気まで出てきてしまった^^;。”糞つぼ”なのに広いと思っていたら、その空間に作業室や監禁室が急遽できて、当初は分らなくて面食らった。
分らないといえば、労働者の働き様も伝わり難かった。上で蟹を取る様子も前列から観ると漠然としており、缶詰作業も大変に感じられない。いかに過酷だったかを語り部たる男1が丹念に説明するが、その間の男1は何もしていないから、観ているほうに実感が伴わない^^;。
エンタメ性を狙ったのか、缶詰作業中に突然、楽しそうに歌い踊る労働者たち。彼らの多くは北海道や東北出身者なので、『鴉04』に出てきた「ソーラン節」が思い出されたが、ホントに「ソーラン節」まで出てきて、踊りまでソックリだったw。でも監督らに見つかったらと思うと、観客のほうが気がきでない。
男たちの中に女優が混じっていたのが興醒め。女恋しさで少年に手をつける男もいたが、その描写がいかにも男女のように聴こえてしまった。
最近の『蟹工船』ではドラマCDが思い出されるが、監督の浅川@川井康弘が小杉十郎太の声とよく似た低く渋い声で、ときめきそうになったw。
多彩にメディア展開する『蟹工船』の周辺がパンフに詳しく書かれていたが、随分と脚色されたとはいえ、ドラマCDのことに一切触れていないのが寂しい。
次に観劇したい俳優座演目は、来年1月の65周年記念公演フィナーレ『どん底』。2年ぶりの内田夕夜の時代劇となりそうだ。
満員御礼の札が掲げられ、会場の熱気に包まれる。
話題の小林多喜二の代表作を、後に、多喜二の母・セキさんと縁をもった安川修一が脚本・演出。記念公演第1弾の『村岡伊平治伝』では南方で国家の捨石になった女性たちを描いたが、第2弾では北方で奴隷労働を強いられた男たちを描く。
蟹工船・博光丸で奴隷のように酷使される季節労働者らが、団結することで、絶対的な監督らに立ち向かっていく話。
酷寒と小船(川崎船)というギリギリ限界の地獄の中で、少数の支配者と多数の労働者が激しくぶつかり合う、男のドラマである。
緊張感と迫力あふれる正攻法な舞台で、俳優座らしい骨太で良質な仕上がり。
現代の貧困や格差問題に繋がるいうより、どんな過酷な状況下になっても決して屈せず前を向く、人間の魂や誇りというものが感じられる作品である。
会社の利潤と国策のために、モノのように扱われ消費される労働者らは、名前を名乗ることも許されず、出てくる者はみな「男」と配役される。余計な先入観もないドライな描き方は、かえってリアルだ。
労働者を虐げる監督と船長は、結局は会社の犬にすぎず、会社は軍と利潤で繋がっており、政治家も絡んだ公な支配階級構造まで描かれる。だがそれは問題提議であって、現代に生きる我々への発奮にすぎない。
ステージは二段のパイプを組んだ大胆な構造で、上が船のハッチ、下が労働者の寝泊り“糞つぼ”になっており、舞台全体が透けていて見渡せる。労働者と同じく役者たちにも逃げ場はなく、常に緊張感ある芝居が要求されそうだ。
だが船内の細かい間取りの配慮が難しくもなる。左花道に船長室を創ったため、メインの芝居が左側に集中し、右サイドの座席からはたいへん観難いこととなる。何度も左側を向きっぱなしだと首も目も痛くなり、集中できないことで眠気まで出てきてしまった^^;。”糞つぼ”なのに広いと思っていたら、その空間に作業室や監禁室が急遽できて、当初は分らなくて面食らった。
分らないといえば、労働者の働き様も伝わり難かった。上で蟹を取る様子も前列から観ると漠然としており、缶詰作業も大変に感じられない。いかに過酷だったかを語り部たる男1が丹念に説明するが、その間の男1は何もしていないから、観ているほうに実感が伴わない^^;。
エンタメ性を狙ったのか、缶詰作業中に突然、楽しそうに歌い踊る労働者たち。彼らの多くは北海道や東北出身者なので、『鴉04』に出てきた「ソーラン節」が思い出されたが、ホントに「ソーラン節」まで出てきて、踊りまでソックリだったw。でも監督らに見つかったらと思うと、観客のほうが気がきでない。
男たちの中に女優が混じっていたのが興醒め。女恋しさで少年に手をつける男もいたが、その描写がいかにも男女のように聴こえてしまった。
最近の『蟹工船』ではドラマCDが思い出されるが、監督の浅川@川井康弘が小杉十郎太の声とよく似た低く渋い声で、ときめきそうになったw。
多彩にメディア展開する『蟹工船』の周辺がパンフに詳しく書かれていたが、随分と脚色されたとはいえ、ドラマCDのことに一切触れていないのが寂しい。
次に観劇したい俳優座演目は、来年1月の65周年記念公演フィナーレ『どん底』。2年ぶりの内田夕夜の時代劇となりそうだ。
映画 真夏のオリオン
2009年5月21日 映画映画『真夏のオリオン』試写会を観てきた。
64年の歳月を経て、楽譜「真夏のオリオン」によって蘇った、男たちの思いや絆を描いた、海戦エンタテインメント。
福井晴敏氏の監修・脚色なので、期待と不安がないまぜだったが、『ローレライ』ほどの荒唐無稽な設定はなく、時代の真実を真面目に追及し、分り易さと面白さを加味した、地味ながらも好感が持てる作品だった。
CGは多用せずリアルさに拘ることで、時代に生きる人々の息遣いも明確になり、現代にも繋がるメッセージ性を含んだ、見応えある仕上がりになっている。
イメージが先行された映像が多く、展開も小道具もベタではあるが、真っ向勝負が心憎い。見どころの潜水艦vs.駆逐艦の攻防は、コミック『沈黙の艦隊』のパクリっぽい描写やネタもあるが、迫力あるストレートな映像につい惹き込まれそう。そして米海軍の艦長の顔が、何故か角松(@ジパング)に似ている気がするw。お決まりのモールスや発光信号も出るが、本物かどうか確かめたくなる。
今作は珍しくも海自などの協力は殆どなく、代わりにアメリカの駆逐艦で撮影、海外の協力態勢を得られた賜物といえそうだ。
潜水艦と音楽と天才的艦長というと海江田さんが思い出されるが、音楽繋がりでキャスティングされたのが玉木宏。玉木さんの軍服姿にはときめかなかったが^^;、誠実に頼もしく演じていて好ましい。
温和で寛容な中にも知略と実行力を伴い、軍人でありながらリベラルなヒューマニストという倉本の設定は、上司としては最適だ。彼は部下にも、”生きること”を決して諦めさせない。勝つよりも負けないことを選ぶ。彼の口癖「もったいない」は、モノにも人にも通じている。あらゆる知恵とアイデアを駆使して、共に行き抜くことを敢然と実行していく。食べれる時に食べる艦長なので、食シーンが多いのも愉快だが、私も久々に海軍カレーを味わいたくなった。
劇中で米軍が「回天」という日本人が誇りを失った兵器を憎悪して、何故あんなものを造ったのかと問いていたが、日本が”金”や”資源”を失ったからに他ならない。日本人の浅ましさと貧しさは、ついには”人”さえも放棄してしまったのだ。
多数の解雇者やホームレスが出た現代でも、”人”は人として扱わられず、戦時中と何ら変わりない切捨て思考が渦巻いている。こんな時こそ倉本艦長のような、人を大切に思い、共に生き抜いてくれるトップが必要なのだ。
潜水艦内の兵たちの描写が、今までの軍事作品と比べて、実に丁寧で分り易い。彼らの考えていることも、やろうとしていることも、的確に演じ分ける達者な役者たちのおかげで共鳴できる。最後まで機械の整備や汚れをおとし、皿を丹念に拭いていく、職務を全うする彼らの姿に思わず胸が熱くなる。
スクリーン初登場の堂珍嘉邦は目力はあるが、台詞や発声はまだこれから^^;。清純派の北川景子は、玉木さんとのラブ度は微小w。
吉田栄作、益岡徹、吹越満のベテラン勢が緊張と緩和で盛り上げる。平岡裕太、太賀が若手ながら好演。秋山吾朗がナイスな味。仮面ライダー組では、黄川田将也と戸谷公人が出演。特に黄川田さんは印象的な役で背が高いので、玉木さんが見上げていたw。吹替えでもお馴染みの鈴木瑞穂が、噛み締めるように語る台詞が深い。
『ローレライ』ほど音楽にインパクトがなかったが、主題歌と共に流れるEDロール中盤の1シーンも観ておきたい。
64年の歳月を経て、楽譜「真夏のオリオン」によって蘇った、男たちの思いや絆を描いた、海戦エンタテインメント。
福井晴敏氏の監修・脚色なので、期待と不安がないまぜだったが、『ローレライ』ほどの荒唐無稽な設定はなく、時代の真実を真面目に追及し、分り易さと面白さを加味した、地味ながらも好感が持てる作品だった。
CGは多用せずリアルさに拘ることで、時代に生きる人々の息遣いも明確になり、現代にも繋がるメッセージ性を含んだ、見応えある仕上がりになっている。
イメージが先行された映像が多く、展開も小道具もベタではあるが、真っ向勝負が心憎い。見どころの潜水艦vs.駆逐艦の攻防は、コミック『沈黙の艦隊』のパクリっぽい描写やネタもあるが、迫力あるストレートな映像につい惹き込まれそう。そして米海軍の艦長の顔が、何故か角松(@ジパング)に似ている気がするw。お決まりのモールスや発光信号も出るが、本物かどうか確かめたくなる。
今作は珍しくも海自などの協力は殆どなく、代わりにアメリカの駆逐艦で撮影、海外の協力態勢を得られた賜物といえそうだ。
潜水艦と音楽と天才的艦長というと海江田さんが思い出されるが、音楽繋がりでキャスティングされたのが玉木宏。玉木さんの軍服姿にはときめかなかったが^^;、誠実に頼もしく演じていて好ましい。
温和で寛容な中にも知略と実行力を伴い、軍人でありながらリベラルなヒューマニストという倉本の設定は、上司としては最適だ。彼は部下にも、”生きること”を決して諦めさせない。勝つよりも負けないことを選ぶ。彼の口癖「もったいない」は、モノにも人にも通じている。あらゆる知恵とアイデアを駆使して、共に行き抜くことを敢然と実行していく。食べれる時に食べる艦長なので、食シーンが多いのも愉快だが、私も久々に海軍カレーを味わいたくなった。
劇中で米軍が「回天」という日本人が誇りを失った兵器を憎悪して、何故あんなものを造ったのかと問いていたが、日本が”金”や”資源”を失ったからに他ならない。日本人の浅ましさと貧しさは、ついには”人”さえも放棄してしまったのだ。
多数の解雇者やホームレスが出た現代でも、”人”は人として扱わられず、戦時中と何ら変わりない切捨て思考が渦巻いている。こんな時こそ倉本艦長のような、人を大切に思い、共に生き抜いてくれるトップが必要なのだ。
潜水艦内の兵たちの描写が、今までの軍事作品と比べて、実に丁寧で分り易い。彼らの考えていることも、やろうとしていることも、的確に演じ分ける達者な役者たちのおかげで共鳴できる。最後まで機械の整備や汚れをおとし、皿を丹念に拭いていく、職務を全うする彼らの姿に思わず胸が熱くなる。
スクリーン初登場の堂珍嘉邦は目力はあるが、台詞や発声はまだこれから^^;。清純派の北川景子は、玉木さんとのラブ度は微小w。
吉田栄作、益岡徹、吹越満のベテラン勢が緊張と緩和で盛り上げる。平岡裕太、太賀が若手ながら好演。秋山吾朗がナイスな味。仮面ライダー組では、黄川田将也と戸谷公人が出演。特に黄川田さんは印象的な役で背が高いので、玉木さんが見上げていたw。吹替えでもお馴染みの鈴木瑞穂が、噛み締めるように語る台詞が深い。
『ローレライ』ほど音楽にインパクトがなかったが、主題歌と共に流れるEDロール中盤の1シーンも観ておきたい。
劇団K-Show 今日の終電 明日の始発
2009年5月20日 舞台演劇劇団K-Show 8th.PRODUCE公演『今日の終電 明日の始発』を観てきた。
平日夜だというのに、会場客席は通路までびっしり。いかに人気作だかを実感。
廃線が決まり放置されていたローカル鉄道のプラットホームが舞台。
ということで、ステージ真ん中には大きなホームがででーん。周りを線路や砂利が敷き詰め、観客は3方向から舞台を観れる、今までとは様変わりの装置がもの珍しい。
そのホームに偶然に集まった人々が一夜を過ごすことになるが、様々な人生模様が浮き彫りになり、其々に抱えていた悩みや苦しみが見えてくる。みな、人生という”鉄道”に疲れた人達だったのだ。
座長の伊藤健太郎は、開演前からいつものように観客の座席誘導をされていたが、去年とはうってかわってスーツスタイル。ネクタイも背広も熱いだろうなと思ってたが、公演中から早くも腕部分や背中が汗ばんでいたw。
イトケンが演じるネギシと同じ会社に勤めるツルミを演じるのが、イトケンと同い年の野島裕史。屈託ない会話やゴルフプレーなどで、息の合ったコンビぶりを見せる。特にゴルフ場面では、二人とも実に楽しそう。さもありなん、二人とも某声優ゴルフ部の仲間なのだ。
彼ら二人とは大学の後輩だというヤマヒコが連れてきた若者たちが個性豊か。
ネットで知り合い初対面するという男女が、シリアスな展開の中でコメディ部分を担う。冒頭に登場したオタクっぽい二人が、ちゃんと活躍してくれる。花を手向けた女性が、いまどき珍しい清純派。
若者たちを大らかで良心的な目で見守りながら、舞台をしっかりと支え、重厚な存在感を振りまくのが、客演の肝付兼太。かの麻生美代子さんみたいな、キーマンな役どころだが、プラットホームレスというのもカブって面白い。大胆な衣装ではあるが、去年の21世紀FOXの記念公演を思わせる衣装も出てきてニヤリとさせる。
肝付さんの台詞はひとつひとつ味わいがあり、劇中で聞かせた演歌調の歌も懐かしみがあって愉快。
公演ごとの森久保祥太郎の音楽も聞き所だが、今回は「キャンディ・キャンディ」めいた音楽がライト効果もあって愉快だ。そういやアニメには肝付さんも出演されておいでだったっけw。ウソがマコトにあるラブコメディも痛快だった。
観る前は、”電車”の話かと思ってたが、”ゴルフ”の話であり、”鉄道”の話でもあった。
人生を鉄道になぞらえて、終電で己の真実と嘘を振り返った若者たちが、再生をめざして始発で出発する。その姿は、健気ですがすがしくもあり、羨ましくもある。生と死を扱うから、いつも以上に繊細に練り上げてた脚本だが、メッセージも綺麗に伝わり、イトケンらしい優しさと思いやりに満ちていて良作だった。
 ̄
10分休憩後にアフタートーク。
イトケンは黒の甚兵衛、肝付さんは白のスーツ、野島さんは赤いTシャツ、本日出演がなかった近藤隆がニット帽の紫の服で登場。
肝付さんは「最後までお付き合い頂いた方にはきっとイイことがあります」と微笑。トークだけ出演の近藤さんは「初めまして」。
観客からの質問コーナー。
今回の舞台や稽古で其々に発見したこと。イトケンについて、肝付さんは「鋭いダメ出しをするが、お酒では優しい」とにっこり。イトケンがいかに酒好きかがどんどん露呈して、野島さんによると「割り勘で始発」だそう。近藤さんは、肝付さんがタフなことに驚いたと「24時間以上起きていられる肝付さん」。ちなみに近藤さんは今回の舞台出演も「ゴルフ打ちっぱなしの後、飲み会の席で話を聞いて、面白いなと思ったから」引き受けたとか。
まだ初日しかやっていない近藤さんだが、早くも初日にセットの階段一部を破壊w。今はちゃんと修復されていた。
野島さんは、劇中の眼鏡は人を観ると上がるので度が入っているとか。ネギシをツルミと言い間違えたこともあったが、今日はお酒(水)を少しこぼしてしまった。
肝付さんも、今日は某台詞の順番を間違えたそう。もっと前に言うハズだったと。
この舞台がやれて嬉しい、皆と会えて嬉しいと、いかにもウソっぽい感じの野島さん&近藤さんだが、ラジオの番組で初めて800円貰ったのが一番嬉しかったと語った肝付さんの言葉が一番真実味が篭っていた。
15分~20分間だったか。3方客席を何度も移動しながら、質問者にマイクを向けるイトケンが親しみがあって面白かった。
終了後は混雑するロビーで、グッズを買った人にイトケンのサイン会。今回も無料配布の透明クリアファイルにしていただいた。いつもありがとうございます!は常道文句だと思ってても嬉しい。
平日夜だというのに、会場客席は通路までびっしり。いかに人気作だかを実感。
廃線が決まり放置されていたローカル鉄道のプラットホームが舞台。
ということで、ステージ真ん中には大きなホームがででーん。周りを線路や砂利が敷き詰め、観客は3方向から舞台を観れる、今までとは様変わりの装置がもの珍しい。
そのホームに偶然に集まった人々が一夜を過ごすことになるが、様々な人生模様が浮き彫りになり、其々に抱えていた悩みや苦しみが見えてくる。みな、人生という”鉄道”に疲れた人達だったのだ。
座長の伊藤健太郎は、開演前からいつものように観客の座席誘導をされていたが、去年とはうってかわってスーツスタイル。ネクタイも背広も熱いだろうなと思ってたが、公演中から早くも腕部分や背中が汗ばんでいたw。
イトケンが演じるネギシと同じ会社に勤めるツルミを演じるのが、イトケンと同い年の野島裕史。屈託ない会話やゴルフプレーなどで、息の合ったコンビぶりを見せる。特にゴルフ場面では、二人とも実に楽しそう。さもありなん、二人とも某声優ゴルフ部の仲間なのだ。
彼ら二人とは大学の後輩だというヤマヒコが連れてきた若者たちが個性豊か。
ネットで知り合い初対面するという男女が、シリアスな展開の中でコメディ部分を担う。冒頭に登場したオタクっぽい二人が、ちゃんと活躍してくれる。花を手向けた女性が、いまどき珍しい清純派。
若者たちを大らかで良心的な目で見守りながら、舞台をしっかりと支え、重厚な存在感を振りまくのが、客演の肝付兼太。かの麻生美代子さんみたいな、キーマンな役どころだが、プラットホームレスというのもカブって面白い。大胆な衣装ではあるが、去年の21世紀FOXの記念公演を思わせる衣装も出てきてニヤリとさせる。
肝付さんの台詞はひとつひとつ味わいがあり、劇中で聞かせた演歌調の歌も懐かしみがあって愉快。
公演ごとの森久保祥太郎の音楽も聞き所だが、今回は「キャンディ・キャンディ」めいた音楽がライト効果もあって愉快だ。そういやアニメには肝付さんも出演されておいでだったっけw。ウソがマコトにあるラブコメディも痛快だった。
観る前は、”電車”の話かと思ってたが、”ゴルフ”の話であり、”鉄道”の話でもあった。
人生を鉄道になぞらえて、終電で己の真実と嘘を振り返った若者たちが、再生をめざして始発で出発する。その姿は、健気ですがすがしくもあり、羨ましくもある。生と死を扱うから、いつも以上に繊細に練り上げてた脚本だが、メッセージも綺麗に伝わり、イトケンらしい優しさと思いやりに満ちていて良作だった。
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10分休憩後にアフタートーク。
イトケンは黒の甚兵衛、肝付さんは白のスーツ、野島さんは赤いTシャツ、本日出演がなかった近藤隆がニット帽の紫の服で登場。
肝付さんは「最後までお付き合い頂いた方にはきっとイイことがあります」と微笑。トークだけ出演の近藤さんは「初めまして」。
観客からの質問コーナー。
今回の舞台や稽古で其々に発見したこと。イトケンについて、肝付さんは「鋭いダメ出しをするが、お酒では優しい」とにっこり。イトケンがいかに酒好きかがどんどん露呈して、野島さんによると「割り勘で始発」だそう。近藤さんは、肝付さんがタフなことに驚いたと「24時間以上起きていられる肝付さん」。ちなみに近藤さんは今回の舞台出演も「ゴルフ打ちっぱなしの後、飲み会の席で話を聞いて、面白いなと思ったから」引き受けたとか。
まだ初日しかやっていない近藤さんだが、早くも初日にセットの階段一部を破壊w。今はちゃんと修復されていた。
野島さんは、劇中の眼鏡は人を観ると上がるので度が入っているとか。ネギシをツルミと言い間違えたこともあったが、今日はお酒(水)を少しこぼしてしまった。
肝付さんも、今日は某台詞の順番を間違えたそう。もっと前に言うハズだったと。
この舞台がやれて嬉しい、皆と会えて嬉しいと、いかにもウソっぽい感じの野島さん&近藤さんだが、ラジオの番組で初めて800円貰ったのが一番嬉しかったと語った肝付さんの言葉が一番真実味が篭っていた。
15分~20分間だったか。3方客席を何度も移動しながら、質問者にマイクを向けるイトケンが親しみがあって面白かった。
終了後は混雑するロビーで、グッズを買った人にイトケンのサイン会。今回も無料配布の透明クリアファイルにしていただいた。いつもありがとうございます!は常道文句だと思ってても嬉しい。
ダ・ヴィンチ・コード新録/MAD MEN直前
2009年5月19日 TV番組金曜ロードショー『サラマンダー』吹替え版。
前にDVDで観た吹替えキャストと違う新録。
大塚芳忠と小山力也に加え、石田彰という豪華キャスティングの割には、内容はイマイチ^^;。サバイバルものでも警鐘ものでもなく、サスペンスアクションというには物足りなくて、とにかく微妙な話だった。
ジャレッド・ウィルク@石田さんは、少年らしい勇ましい声。次期リーダー格で生き残ることは、既に知っていたのでハラハラ感もなし。竜や戦闘のVFX映像は、今では目新しさ感もない。
 ̄
土曜プレミアム『ダ・ヴィンチ・コード』吹替え版。
こちらも前に映画館で観た吹替えキャストと違う新録。ラングドンの江原正士だけは同じかな。
前日に観た『天使と悪魔』と何が違うかって、トム・ハンクス演じるラングドン教授の髪型!(^o^) 一作目のラングドンはおデコが目立ち髪を伸ばしっぱなしでダサく見えるが、二作目だとすっきりと短髪になり男前に変身w。さて、三作目だとどういう髪型に!?
今回の新録で、シラスの声が藤原啓治で吹いたw。藤原さん、すっかり病的なイメージやん。ティービングの執事役は、映画ではてらそままさきだったのが、TV版では大塚芳忠。キンタロスからデネブに変更かいw。
 ̄
18日フジテレビ『MAD MEN』放送直前SP。
エミー賞に輝いた最新話題作。『ザ・ソプラノズ』のスタッフが関わっていたのか。哀愁漂う音楽は、一度聴いたら頭にこびりつく。
1960年代ニューヨーク、華やかなりし広告代理店が舞台。仕事中でも医者も妊婦もタバコをプカプカ。煙草も酒もセックスも無法地帯という時代と世界観だが、飛ばされるのは御免被りたい^^;。英文タイプの音が懐かしいなぁ。
ゲストの一人が、石田(純一)さんw。どこでも出てくる方だな。ナビゲーターとゲストら5人で、作品のキャッチコビーを思案。既存の《中毒性あり》もいいが、《肉食男と肉食女》《オス、メス》が面白そう。
番組終わりに、吹替えキャストで山寺宏一の顔だしメッセージ。主人公ドン・ドレイパーは、私のイメージだと力也さんだが。其々のキャラの声もひと言ずつ。ピート・キャンベル@石田彰はエロイ台詞を一発w。ピートの出番も多そうだし、楽しみになりそうだ。
私が考えたキャッチコビーは《観ろ、そして聴いて眠れ》。実際、深夜2時40分までとても起きていられず、予録に頼るしかない。
前にDVDで観た吹替えキャストと違う新録。
大塚芳忠と小山力也に加え、石田彰という豪華キャスティングの割には、内容はイマイチ^^;。サバイバルものでも警鐘ものでもなく、サスペンスアクションというには物足りなくて、とにかく微妙な話だった。
ジャレッド・ウィルク@石田さんは、少年らしい勇ましい声。次期リーダー格で生き残ることは、既に知っていたのでハラハラ感もなし。竜や戦闘のVFX映像は、今では目新しさ感もない。
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土曜プレミアム『ダ・ヴィンチ・コード』吹替え版。
こちらも前に映画館で観た吹替えキャストと違う新録。ラングドンの江原正士だけは同じかな。
前日に観た『天使と悪魔』と何が違うかって、トム・ハンクス演じるラングドン教授の髪型!(^o^) 一作目のラングドンはおデコが目立ち髪を伸ばしっぱなしでダサく見えるが、二作目だとすっきりと短髪になり男前に変身w。さて、三作目だとどういう髪型に!?
今回の新録で、シラスの声が藤原啓治で吹いたw。藤原さん、すっかり病的なイメージやん。ティービングの執事役は、映画ではてらそままさきだったのが、TV版では大塚芳忠。キンタロスからデネブに変更かいw。
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18日フジテレビ『MAD MEN』放送直前SP。
エミー賞に輝いた最新話題作。『ザ・ソプラノズ』のスタッフが関わっていたのか。哀愁漂う音楽は、一度聴いたら頭にこびりつく。
1960年代ニューヨーク、華やかなりし広告代理店が舞台。仕事中でも医者も妊婦もタバコをプカプカ。煙草も酒もセックスも無法地帯という時代と世界観だが、飛ばされるのは御免被りたい^^;。英文タイプの音が懐かしいなぁ。
ゲストの一人が、石田(純一)さんw。どこでも出てくる方だな。ナビゲーターとゲストら5人で、作品のキャッチコビーを思案。既存の《中毒性あり》もいいが、《肉食男と肉食女》《オス、メス》が面白そう。
番組終わりに、吹替えキャストで山寺宏一の顔だしメッセージ。主人公ドン・ドレイパーは、私のイメージだと力也さんだが。其々のキャラの声もひと言ずつ。ピート・キャンベル@石田彰はエロイ台詞を一発w。ピートの出番も多そうだし、楽しみになりそうだ。
私が考えたキャッチコビーは《観ろ、そして聴いて眠れ》。実際、深夜2時40分までとても起きていられず、予録に頼るしかない。
劇団岸野組 万お仕事承ります お仕事の弐
2009年5月18日 舞台演劇劇団岸野組公演『万お仕事承ります(よろずおしごとうけたまわります)~追憶お捜しします~』を観てきた。
《お仕事》シリーズの”弐”。”壱”に出ていらした中尾隆聖さんからも花壇。
最前列の真ん中で超観易くて緊張。チケットありがとうです。
総ての記憶をなくした男の望みで、腕利きの何でも屋の男と忘れたい過去を抱えた男が、失われた記憶を辿っていく珍道中。
《万お仕事承ります》の看板を掲げた小平次は健在だが、残りの人生を計算してか何事にも守りの態勢でムリしない。岸野幸正の動きはスローテンポだったり鋭敏だったりと、真面目な中に笑いをとる。
客演の関俊彦が演じるのは、紅の浪人者・十四郎。”三四郎”じゃないのかw。赤じゃなく紅だが、某モモタロスを意識したアテ書きではないかと思われるw。
去年と違って、ちゃんと実年齢に近い役柄だったのが嬉しい。町人とは違った、腰に重点をおいた侍らしい所作や動きにも注目。
お得意のコロコロ変わる豊かな表情と、お尻クネクネやキックまで披露した多彩なアクションが楽しい。熱い甘酒を飲む時に耳たぶに指をあてたり、大きな箱を重そうに動かしたりと、繊細な小芝居までたっぷり見せる。薄い暗転中にも気を抜かず芝居を続けて、台詞と共に完璧な役作りである。
女郎屋に一人乗り込んで、女郎の身の上話を聴く場面は一番の見どころだろう。手練手管な甘い囁きと言葉で、巧みに女性の心を掴み話を聴くも、己の身の上話と合わせ優しく励ます姿は、経験豊かな男っぷりと色気を漂わせ実に格好良い(*^。^*)。こんなにイイ男なら、どんな女でもコロっといきそうw。女性とのこうした場面でこそ、関さんの艶っぽさが発揮されるようだ。
客演の豊嶋真千子は、去年の舞台のセーラー服でインパクトが強いが、今回は可憐で健気な女房役を好演。愛しさあまって憎さ百倍。私ならとっくに三行半を叩きつけるところだが、忍んで耐える女房というのは男の理想なんだろうか。
吉水孝宏が実直そうな男を演じるが、あれだけの出番なのが勿体無い。年齢的に、くじらさんの息子に見えないよw。
素手での立ち回りは少しあるが、腰にさしていた刀を十四郎がとうとう抜かなかったのは、前々作のリベンジだろうか^^;。弱点やトラウマがあるとはいえ、最後のここ一番に、大の男二人が何もできないで状況を見守るだけだったのが残念である。
脚本も守りの姿勢で堅実に地固めを狙ったのだろうが、観る側の物足りなさ感は大きい。記憶喪失の男と同時進行で、十四郎の過去を自ら語らせ、話の中で心身共に克服させられたら、比較やメリハリもあって、もっと深く面白い話に仕上がっていただろうと思う。
殺陣や立ち回りが殆どなくテンポのゆるい演出なのは岸野組の持ち味だし、キャスト陣も達者で盛り上げてくれる。だからこそ話の運びで、爽快感や満足感を補っていただきたかった。
2回目は千秋楽を観劇予定。
パンフで、私が最初に観た岸野組の『三つの時代の物語』をフューチャー。<二幕・江戸編>に少し出た関さんのクールな眼差しが忘れられない。
《お仕事》シリーズの”弐”。”壱”に出ていらした中尾隆聖さんからも花壇。
最前列の真ん中で超観易くて緊張。チケットありがとうです。
総ての記憶をなくした男の望みで、腕利きの何でも屋の男と忘れたい過去を抱えた男が、失われた記憶を辿っていく珍道中。
《万お仕事承ります》の看板を掲げた小平次は健在だが、残りの人生を計算してか何事にも守りの態勢でムリしない。岸野幸正の動きはスローテンポだったり鋭敏だったりと、真面目な中に笑いをとる。
客演の関俊彦が演じるのは、紅の浪人者・十四郎。”三四郎”じゃないのかw。赤じゃなく紅だが、某モモタロスを意識したアテ書きではないかと思われるw。
去年と違って、ちゃんと実年齢に近い役柄だったのが嬉しい。町人とは違った、腰に重点をおいた侍らしい所作や動きにも注目。
お得意のコロコロ変わる豊かな表情と、お尻クネクネやキックまで披露した多彩なアクションが楽しい。熱い甘酒を飲む時に耳たぶに指をあてたり、大きな箱を重そうに動かしたりと、繊細な小芝居までたっぷり見せる。薄い暗転中にも気を抜かず芝居を続けて、台詞と共に完璧な役作りである。
女郎屋に一人乗り込んで、女郎の身の上話を聴く場面は一番の見どころだろう。手練手管な甘い囁きと言葉で、巧みに女性の心を掴み話を聴くも、己の身の上話と合わせ優しく励ます姿は、経験豊かな男っぷりと色気を漂わせ実に格好良い(*^。^*)。こんなにイイ男なら、どんな女でもコロっといきそうw。女性とのこうした場面でこそ、関さんの艶っぽさが発揮されるようだ。
客演の豊嶋真千子は、去年の舞台のセーラー服でインパクトが強いが、今回は可憐で健気な女房役を好演。愛しさあまって憎さ百倍。私ならとっくに三行半を叩きつけるところだが、忍んで耐える女房というのは男の理想なんだろうか。
吉水孝宏が実直そうな男を演じるが、あれだけの出番なのが勿体無い。年齢的に、くじらさんの息子に見えないよw。
素手での立ち回りは少しあるが、腰にさしていた刀を十四郎がとうとう抜かなかったのは、前々作のリベンジだろうか^^;。弱点やトラウマがあるとはいえ、最後のここ一番に、大の男二人が何もできないで状況を見守るだけだったのが残念である。
脚本も守りの姿勢で堅実に地固めを狙ったのだろうが、観る側の物足りなさ感は大きい。記憶喪失の男と同時進行で、十四郎の過去を自ら語らせ、話の中で心身共に克服させられたら、比較やメリハリもあって、もっと深く面白い話に仕上がっていただろうと思う。
殺陣や立ち回りが殆どなくテンポのゆるい演出なのは岸野組の持ち味だし、キャスト陣も達者で盛り上げてくれる。だからこそ話の運びで、爽快感や満足感を補っていただきたかった。
2回目は千秋楽を観劇予定。
パンフで、私が最初に観た岸野組の『三つの時代の物語』をフューチャー。<二幕・江戸編>に少し出た関さんのクールな眼差しが忘れられない。
遙かなる時空の中で 朧草紙 トークショー
2009年5月17日 イベント『ネオロマンス・ステージ 遙かなる時空の中で 朧草紙』DVD発売記念トークショーの2回目へ参加してきた。
もの凄い突風の中、メイト裏に集合。去年と違って、今回は整理番号の順番で整列入場。最前列の真ん中だが、去年以上にステージと大接近していてびびる^^;。本命じゃないからまだ気楽かw。
ゲスト出演者は、左から椎名鯛造(イノリ役)八戸亮(安倍泰明役)汐崎アイル(アクラム役)。みんな写真よりもうんと男っぽくてイケメンv。八くんの足が長く伸ばしていて、ブーツがマイク線をたまに踏んでたりw。
鯛造くんの役的にはイノリよりも悟空のほうが好きなので、ずっと前に似た場所でやった『最遊記』イベントで目の前にいた保志くんのことを思い出したw。前から好きだった泰明さんだが、石田さんのイメージを損なうことなく舞台で動いて喋る八くんのおかげで、ますます好きになったv。アイルさんとは『斬セイバー』以来のイベントだろうか。
司会の久遠一氏は客席後ろにさりげに座っていたお茶目ぶり。久遠さんも近過ぎるっw。久遠さんの紹介が「陰陽師、鬼の首領、大魔神、の異種格闘戦」(笑)。
鯛造くんは団子箱、八くんは肩にネコ、アイルさんは仮面と、其々ネタをもって登場。3人の後ろにアクラム衣装を着けたマネキンが置いてあり、アイルさんは仮面をマネキン顔に付けたり、指をVにしたりとあれこれ遊ぶw。
団子は実はマシュマロで、毎回2個は食べされウンザリだったと鯛造くん。八くんのネコ絡みで成松さん(頼久役)の話になり、アイルさんの成さんイジリが判明w。
稽古や本番での失敗談や裏話。台本の台詞とちょくちょく違うらしいアイルさんは、言葉がみんな難しく似ているからと言い、いつも高笑いや含み笑いで誤魔化すらしいw。ミスは少ない鯛造くんと八くんだが、衣装がたまにネックになるそうで、数珠が床から取れなくなり暗転中焦ったという八くん。
ハプニングの度に焦ったり緊張もするが、特に自分のマルチエンディングの回では、舞台が始まる前から落ち着かないという。みんな其々2回~3回はやったとか。
観客からの質問がなかなかグッド。
”音止め”について、音止めプロデューサーがいると、根本さんの名前を公表する鯛造くんたち。こういう時に鯛造くんにすぐ頼る八くんw。鬼の一族はアイルさんらが中心となって決めていた模様。
オーディションは2007年5月頃。すごい前…と顔を見合わせてた鯛造&八くんだが、ほんの2年前じゃんw。二人とも其々一緒に受けた人はいなくなったと、合格の嬉しさを噛み締めあう。台詞は、鯛造くんは永泉や詩紋、八くんは天真だったとか。鯛造くんが永泉やってたらまさに保志くん尽くしw。アイルさんはアクラムのみだったが、イクティダール候補が自分の身長より低かったというw。アイルさんはアニメ版アクラムの置鮎さんの声を結構意識していて「みんな(アニメの声と)そっくりだが、俺だけ似てない」と、オッキーの声の難しさを語る。
会場の周りにかけられたパネル写真から一枚を選んで語るコーナー。予想通り八くんが選んだのは、手枷をされた泰明をあかねと詩紋が助け出す場面。壁から外されたパネルに注目が集まった瞬間、あかねの台詞は「これ、どこのメーカー?」(笑)だと言う鯛造くん。あかねは泰明より手枷のほうに興味深々だし、詩紋の台詞も「私もほしいです」。勝手に吹き出しを考え納得する3人。ちなみに手枷は意外と軽いと八くん。
好きな台詞やシーン。鯛造くんはイノリ全部だが「お姉ちゃんを泣かせたら…」が特に好き。八くんは、あかねの無事を聞いて「ならばよい」という台詞。でもこの台詞はアクラムが原作やアニメで使っているので取られたっと、ややお冠なアイルさんw。今度の舞台で使う気満々らしい。
8月なかのZERO大ホールでの再演について。今度のイクティダールは元のTROYさんになったので、鬼の一族の新しい関係性を作っていきたい、反省点を踏まえてより良い舞台を作りたいと語るアイルさん。TROYさんは腕も長く殺陣は「ブウン」とかなり迫力があり、あの身体でバック転も出来ると話す3人。新しく演出も変わるのではないかと、イクティダールとの絡みが多いからこその意気込みを語ってみせた。
鯛造くんは的確でしっかりとした話のリーダー格で、八くんは堅実なムードメーカー。思った以上にアイルさんが真面目で繊細な方で、芝居にも真摯に取り組まれている様子が窺い知れた。やっぱり近くで拝んで話を聞いてみないと、人となりって分らないもんだ。
せいぜい30分位かなと思ってたトークは50分位はあって、貴重で新鮮な話がたっぷり聴けて楽しかった(^o^)。
握手会は前方から。初めのほうなので、3人ともふんわりとした握手だが、其々に話したいことも言えたし満足。3人の他の舞台も観ているが、また観にいきたい。
8月の再演も、1回だけでいいやと思ってたが、TROYさんが出るのでは2回は観劇したくなった。
もの凄い突風の中、メイト裏に集合。去年と違って、今回は整理番号の順番で整列入場。最前列の真ん中だが、去年以上にステージと大接近していてびびる^^;。本命じゃないからまだ気楽かw。
ゲスト出演者は、左から椎名鯛造(イノリ役)八戸亮(安倍泰明役)汐崎アイル(アクラム役)。みんな写真よりもうんと男っぽくてイケメンv。八くんの足が長く伸ばしていて、ブーツがマイク線をたまに踏んでたりw。
鯛造くんの役的にはイノリよりも悟空のほうが好きなので、ずっと前に似た場所でやった『最遊記』イベントで目の前にいた保志くんのことを思い出したw。前から好きだった泰明さんだが、石田さんのイメージを損なうことなく舞台で動いて喋る八くんのおかげで、ますます好きになったv。アイルさんとは『斬セイバー』以来のイベントだろうか。
司会の久遠一氏は客席後ろにさりげに座っていたお茶目ぶり。久遠さんも近過ぎるっw。久遠さんの紹介が「陰陽師、鬼の首領、大魔神、の異種格闘戦」(笑)。
鯛造くんは団子箱、八くんは肩にネコ、アイルさんは仮面と、其々ネタをもって登場。3人の後ろにアクラム衣装を着けたマネキンが置いてあり、アイルさんは仮面をマネキン顔に付けたり、指をVにしたりとあれこれ遊ぶw。
団子は実はマシュマロで、毎回2個は食べされウンザリだったと鯛造くん。八くんのネコ絡みで成松さん(頼久役)の話になり、アイルさんの成さんイジリが判明w。
稽古や本番での失敗談や裏話。台本の台詞とちょくちょく違うらしいアイルさんは、言葉がみんな難しく似ているからと言い、いつも高笑いや含み笑いで誤魔化すらしいw。ミスは少ない鯛造くんと八くんだが、衣装がたまにネックになるそうで、数珠が床から取れなくなり暗転中焦ったという八くん。
ハプニングの度に焦ったり緊張もするが、特に自分のマルチエンディングの回では、舞台が始まる前から落ち着かないという。みんな其々2回~3回はやったとか。
観客からの質問がなかなかグッド。
”音止め”について、音止めプロデューサーがいると、根本さんの名前を公表する鯛造くんたち。こういう時に鯛造くんにすぐ頼る八くんw。鬼の一族はアイルさんらが中心となって決めていた模様。
オーディションは2007年5月頃。すごい前…と顔を見合わせてた鯛造&八くんだが、ほんの2年前じゃんw。二人とも其々一緒に受けた人はいなくなったと、合格の嬉しさを噛み締めあう。台詞は、鯛造くんは永泉や詩紋、八くんは天真だったとか。鯛造くんが永泉やってたらまさに保志くん尽くしw。アイルさんはアクラムのみだったが、イクティダール候補が自分の身長より低かったというw。アイルさんはアニメ版アクラムの置鮎さんの声を結構意識していて「みんな(アニメの声と)そっくりだが、俺だけ似てない」と、オッキーの声の難しさを語る。
会場の周りにかけられたパネル写真から一枚を選んで語るコーナー。予想通り八くんが選んだのは、手枷をされた泰明をあかねと詩紋が助け出す場面。壁から外されたパネルに注目が集まった瞬間、あかねの台詞は「これ、どこのメーカー?」(笑)だと言う鯛造くん。あかねは泰明より手枷のほうに興味深々だし、詩紋の台詞も「私もほしいです」。勝手に吹き出しを考え納得する3人。ちなみに手枷は意外と軽いと八くん。
好きな台詞やシーン。鯛造くんはイノリ全部だが「お姉ちゃんを泣かせたら…」が特に好き。八くんは、あかねの無事を聞いて「ならばよい」という台詞。でもこの台詞はアクラムが原作やアニメで使っているので取られたっと、ややお冠なアイルさんw。今度の舞台で使う気満々らしい。
8月なかのZERO大ホールでの再演について。今度のイクティダールは元のTROYさんになったので、鬼の一族の新しい関係性を作っていきたい、反省点を踏まえてより良い舞台を作りたいと語るアイルさん。TROYさんは腕も長く殺陣は「ブウン」とかなり迫力があり、あの身体でバック転も出来ると話す3人。新しく演出も変わるのではないかと、イクティダールとの絡みが多いからこその意気込みを語ってみせた。
鯛造くんは的確でしっかりとした話のリーダー格で、八くんは堅実なムードメーカー。思った以上にアイルさんが真面目で繊細な方で、芝居にも真摯に取り組まれている様子が窺い知れた。やっぱり近くで拝んで話を聞いてみないと、人となりって分らないもんだ。
せいぜい30分位かなと思ってたトークは50分位はあって、貴重で新鮮な話がたっぷり聴けて楽しかった(^o^)。
握手会は前方から。初めのほうなので、3人ともふんわりとした握手だが、其々に話したいことも言えたし満足。3人の他の舞台も観ているが、また観にいきたい。
8月の再演も、1回だけでいいやと思ってたが、TROYさんが出るのでは2回は観劇したくなった。
ROCK MUSICAL BLEACH the Film Fes -始動!-
2009年5月16日 イベント『ROCK MUSICAL BLEACH the Film Fes -始動!-』を観てきた。
女性が多いが男性もちらほら。当日券なのか後ろに立ち見の列もあり。
前説映像は、立花拓也くん。若干スベリがち?
過去4年間の膨大な映像を再編集し、巨大スクリーンで上映。23分ほど。
初演から、いまはなき新宿コマまで。あんなシーンやこんなシーンなど懐かしい。
キャストのアップが多く、鬘の繋ぎや化粧や汗や皺まで観れるのは、嬉しいことなのかそうでもないのか^^;。
ゲストの伊阪達也(黒崎一護役)林修司(朽木白哉役)郷本直也(檜佐木修兵役)が登場。
上映を観た第一声は「藍染、悪いヤツだなぁ」w。伊阪くんは「BLEACHは命削ってやってる。頑張って良かったなと」。郷本さんは「夜一と砕蜂のシーンはゾクっとくる」。林くんは倒れ方の実演までやってみせ、永山たかしの倒れ方は腹筋や背筋がないとダメとかw。
昼は伊阪くんが司会だったので、郷本さんと林くんでガチジャンケン。林くんに決まるも、慣れてなく緊張してるのか、郷本さんや伊阪くんが周りでフォロー。林くんは29歳だったのか!? 6歳違いの伊阪くんはタメ口で「修ちゃん」「おさむちゃん」呼ばわりw。
名シーンのテーマは「卍解」。各キャラの卍解シーンばかりを集めた映像が流れ、卍解に関する裏話も。修くんは殺陣師から「出てないね」と言われ苦労したことを、実演して語る。映像には郷本さんは出ていないので、単行本であった卍解のポーズを披露。掛け声にエコーまでかかり、郷本さん曰く「オーディションのつもり」と次の舞台へ期待を込めたw。
質問1。もしも自分の役以外で卍解できるとしたら?
伊阪くんは「斑目一角。カッコイー。アイツ漢だよ」。郷本さんが「朽木白哉。できればそれで次回にw」と言うと、リアルはやだで~と修くん。伊阪くんによると「白哉の卍解は、ヤるほうよりヤられるほうが大変」と。修くんは「一護がやりたい」と、何故かノリノリで伊阪くんと唄い出し、郷本さんまで前に出て大声。この3人、実に面白いっ。
質問2。これぞ卍解!に匹敵する最近の出来事?
郷本さんは「びっちびちのスーツを着た舞台で、膝をついた瞬間にビリビリ!」となったこと。パンツ繋がりで伊阪くんは「赤パンツ見えた」ことや、スキューバで「水の中で息ができる」ことw。二人の話をちゃかした修くんは、「修ちゃん」と慕ってくれる愛しい甥っ子話を披露。
ここで森山栄治からメッセージ。栄治の強行リクエストで、段取りはグダグダだが、ザビマルを伊阪くん、マフラー付け替えを郷本さんがやって、修くん主役の獅子舞な場面を再現w。
ファンが選ぶ名シーン。「喜ぶ」じゃないから修くんw。
ルキアが回想する志波海燕との場面。リアルタイムで観ていた時も、海燕の声がアニメの関さんと、全然違う違う違~うと残念がっていた私^^;。声は伊阪くんだが、今回も聴きながら消化不良^^;。
郷本さんが「なんで海燕で呼んでくれなかったんですか?」と言ってたが、せめて郷本さんが演じて喋ってくれてたらな~。修くんは、佐藤美貴ちゃんを凄いと褒めたたえていた。
今日のマル秘! 未公開映像!!
修くんの初演インタビューが初々しく可愛いこと。この時はとっても真面目な人だと私は思い込んでいたんだよね。栄治が目立ちすぎるし、tutiは踊ってるし。郷本さんとは初代『テニミュ』仲間だから、観る側も楽しそう。村上耕平@花太郎の激突インタビューもあり。インタビューの後ろで、地味~に殺陣稽古してる修くん。
でも途中参加だった郷本さんの映像が一つもなく^^;。
初演の暗転8秒の間に刀を取り直したドジな修くんの話や、伊阪くん&修くんが其々の家に行った時の話も出た。
郷本さんのフリで、朽木白哉としてアカペラで唄う修くん。最初っから白哉が入っていて、この時ばかりはイイ目付きだが、何故か高めのキィから入っちゃう。
コマ東宝の時の映像と共に、今度は1階席だけ立ち上がって、ゲストと会場が一緒になって唄う「我ら、護手十三隊。ここは、もうひとつの地上♪」。白哉のソロで、修くんが映像と重なって唄うのがまたイカしていた。
唄い終わって、気持ち良かったと言う伊阪くん。でもこの歌には一護と夜一の出番はなくて、「もうひとつのもうひとつの地上」を要望w。
新作決定『the LIVE ”卍解SHOW code:003”』告知。福岡、大阪、東京の三都市に拡大。早くも福岡への夢を膨らませる伊阪くんw。
修くんが「頑張るぞう!」と意気込み。郷本さんが「みんなで助け合って続けていきたい」。伊阪くんは「最高の卍解ショウを!」と力強く語る。
最後は司会者の修くんがグダグダになりながら座長である伊阪くんに譲って、伊阪くんが溌剌と終わりの挨拶。3人とも手を振って終了した。
修くんは天然なボケ&受けキャラだし、伊阪くんはアニメ版の森田くん同様しっかりしてて目立ちたがり屋だし、達者な郷本さんは「長過ぎる」と修くんをしきりにフォローし纏めてくれて、息の合った愉快な三人組だったw。
女性が多いが男性もちらほら。当日券なのか後ろに立ち見の列もあり。
前説映像は、立花拓也くん。若干スベリがち?
過去4年間の膨大な映像を再編集し、巨大スクリーンで上映。23分ほど。
初演から、いまはなき新宿コマまで。あんなシーンやこんなシーンなど懐かしい。
キャストのアップが多く、鬘の繋ぎや化粧や汗や皺まで観れるのは、嬉しいことなのかそうでもないのか^^;。
ゲストの伊阪達也(黒崎一護役)林修司(朽木白哉役)郷本直也(檜佐木修兵役)が登場。
上映を観た第一声は「藍染、悪いヤツだなぁ」w。伊阪くんは「BLEACHは命削ってやってる。頑張って良かったなと」。郷本さんは「夜一と砕蜂のシーンはゾクっとくる」。林くんは倒れ方の実演までやってみせ、永山たかしの倒れ方は腹筋や背筋がないとダメとかw。
昼は伊阪くんが司会だったので、郷本さんと林くんでガチジャンケン。林くんに決まるも、慣れてなく緊張してるのか、郷本さんや伊阪くんが周りでフォロー。林くんは29歳だったのか!? 6歳違いの伊阪くんはタメ口で「修ちゃん」「おさむちゃん」呼ばわりw。
名シーンのテーマは「卍解」。各キャラの卍解シーンばかりを集めた映像が流れ、卍解に関する裏話も。修くんは殺陣師から「出てないね」と言われ苦労したことを、実演して語る。映像には郷本さんは出ていないので、単行本であった卍解のポーズを披露。掛け声にエコーまでかかり、郷本さん曰く「オーディションのつもり」と次の舞台へ期待を込めたw。
質問1。もしも自分の役以外で卍解できるとしたら?
伊阪くんは「斑目一角。カッコイー。アイツ漢だよ」。郷本さんが「朽木白哉。できればそれで次回にw」と言うと、リアルはやだで~と修くん。伊阪くんによると「白哉の卍解は、ヤるほうよりヤられるほうが大変」と。修くんは「一護がやりたい」と、何故かノリノリで伊阪くんと唄い出し、郷本さんまで前に出て大声。この3人、実に面白いっ。
質問2。これぞ卍解!に匹敵する最近の出来事?
郷本さんは「びっちびちのスーツを着た舞台で、膝をついた瞬間にビリビリ!」となったこと。パンツ繋がりで伊阪くんは「赤パンツ見えた」ことや、スキューバで「水の中で息ができる」ことw。二人の話をちゃかした修くんは、「修ちゃん」と慕ってくれる愛しい甥っ子話を披露。
ここで森山栄治からメッセージ。栄治の強行リクエストで、段取りはグダグダだが、ザビマルを伊阪くん、マフラー付け替えを郷本さんがやって、修くん主役の獅子舞な場面を再現w。
ファンが選ぶ名シーン。「喜ぶ」じゃないから修くんw。
ルキアが回想する志波海燕との場面。リアルタイムで観ていた時も、海燕の声がアニメの関さんと、全然違う違う違~うと残念がっていた私^^;。声は伊阪くんだが、今回も聴きながら消化不良^^;。
郷本さんが「なんで海燕で呼んでくれなかったんですか?」と言ってたが、せめて郷本さんが演じて喋ってくれてたらな~。修くんは、佐藤美貴ちゃんを凄いと褒めたたえていた。
今日のマル秘! 未公開映像!!
修くんの初演インタビューが初々しく可愛いこと。この時はとっても真面目な人だと私は思い込んでいたんだよね。栄治が目立ちすぎるし、tutiは踊ってるし。郷本さんとは初代『テニミュ』仲間だから、観る側も楽しそう。村上耕平@花太郎の激突インタビューもあり。インタビューの後ろで、地味~に殺陣稽古してる修くん。
でも途中参加だった郷本さんの映像が一つもなく^^;。
初演の暗転8秒の間に刀を取り直したドジな修くんの話や、伊阪くん&修くんが其々の家に行った時の話も出た。
郷本さんのフリで、朽木白哉としてアカペラで唄う修くん。最初っから白哉が入っていて、この時ばかりはイイ目付きだが、何故か高めのキィから入っちゃう。
コマ東宝の時の映像と共に、今度は1階席だけ立ち上がって、ゲストと会場が一緒になって唄う「我ら、護手十三隊。ここは、もうひとつの地上♪」。白哉のソロで、修くんが映像と重なって唄うのがまたイカしていた。
唄い終わって、気持ち良かったと言う伊阪くん。でもこの歌には一護と夜一の出番はなくて、「もうひとつのもうひとつの地上」を要望w。
新作決定『the LIVE ”卍解SHOW code:003”』告知。福岡、大阪、東京の三都市に拡大。早くも福岡への夢を膨らませる伊阪くんw。
修くんが「頑張るぞう!」と意気込み。郷本さんが「みんなで助け合って続けていきたい」。伊阪くんは「最高の卍解ショウを!」と力強く語る。
最後は司会者の修くんがグダグダになりながら座長である伊阪くんに譲って、伊阪くんが溌剌と終わりの挨拶。3人とも手を振って終了した。
修くんは天然なボケ&受けキャラだし、伊阪くんはアニメ版の森田くん同様しっかりしてて目立ちたがり屋だし、達者な郷本さんは「長過ぎる」と修くんをしきりにフォローし纏めてくれて、息の合った愉快な三人組だったw。
金曜夕方『ジャンBANG!』。
ジャンプ系3誌とコラボした新感覚バラエティ番組。
《週刊VOMIC》という耳で読むマンガコーナーがあるが、5月からは『NARUTO』がスタート。第1話から、関俊彦さん@イルカ先生がいっぱい喋ってくれて嬉しい。これはアニメ版からの音源なのだろうか?
第3話の今回は、自分の正体を明かされ愕然となるナルトに、イルカ先生が己の身のうちを語り、ナルトの心を必死で理解しようとする話。これが、関さんの渾身の演技が画面上から迫ってきて、思わず聴きながらホロリ(;_;)。アニメじゃないけれど、絵からの情報よりも音声からのインパクトが感動に繋がることもあり、やはり声優さんの演技の賜物だと確信。EDロールに小さくキャストの名もあったが、これは録り下ろしなのだろうか? 次週も楽しみ。
今回はアニメ『家庭教師ヒットマン REBORN!』のアフレコ現場に潜入! リボコンで観た顔がそこかしこに。近藤隆にも直インタビュー。こんなに全員が揃ってるとは、いったい何話の収録だったんだろう。
レギュラーの南明奈(アッキーナ)も初アフレコ体験。
ゲストは、ニーコ&國分優香里&井上優。ニーコと国分さん、いつも仲良いなぁ。優くんは舞台よりもイイ男っぷりw。
番組エンディングは、「EASY GO」の音楽と共に、加藤和樹からメッセージv。TV画面で和樹を観るのは久しぶりな感があるが、思わぬプレゼント。ひと番組でふた粒も美味しかった。
ジャンプ系3誌とコラボした新感覚バラエティ番組。
《週刊VOMIC》という耳で読むマンガコーナーがあるが、5月からは『NARUTO』がスタート。第1話から、関俊彦さん@イルカ先生がいっぱい喋ってくれて嬉しい。これはアニメ版からの音源なのだろうか?
第3話の今回は、自分の正体を明かされ愕然となるナルトに、イルカ先生が己の身のうちを語り、ナルトの心を必死で理解しようとする話。これが、関さんの渾身の演技が画面上から迫ってきて、思わず聴きながらホロリ(;_;)。アニメじゃないけれど、絵からの情報よりも音声からのインパクトが感動に繋がることもあり、やはり声優さんの演技の賜物だと確信。EDロールに小さくキャストの名もあったが、これは録り下ろしなのだろうか? 次週も楽しみ。
今回はアニメ『家庭教師ヒットマン REBORN!』のアフレコ現場に潜入! リボコンで観た顔がそこかしこに。近藤隆にも直インタビュー。こんなに全員が揃ってるとは、いったい何話の収録だったんだろう。
レギュラーの南明奈(アッキーナ)も初アフレコ体験。
ゲストは、ニーコ&國分優香里&井上優。ニーコと国分さん、いつも仲良いなぁ。優くんは舞台よりもイイ男っぷりw。
番組エンディングは、「EASY GO」の音楽と共に、加藤和樹からメッセージv。TV画面で和樹を観るのは久しぶりな感があるが、思わぬプレゼント。ひと番組でふた粒も美味しかった。
映画 天使と悪魔 吹替え版
2009年5月15日 映画映画『天使と悪魔』吹替え版を観てきた。
秘密結社”イルミナティ”による、枢機卿暗殺とバチカンに仕掛けられた”反物質”爆発を阻止するため、宗教学者ラングドン教授が立ち向かう。
『ダ・ヴィンチ・コード』から3年。トム・ハンクス演じるラングドンは穏やかな中にも、誰よりも情熱と忍耐と体力を秘めて健在だ。彼と共に走り抜ける、未知な世界であったヴァチカン・ツアーは刺激的であり新鮮である。
タイムリミット付きの推理サスペンスで、次から次へと追究していくスピーディな展開に興奮。犯人は早々と分っても、最後まで見過ごせない。ショッキングな死体描写を見せたり、スリリングに恐怖を煽るが、好戦的かつ娯楽的な演出を優先したのが功を奏したようだ。曖昧で微妙だった『ダ・ヴィンチ・コード』よりは、分り易くて面白味は増した。
「宗教と科学」「天使と悪魔」という単語だけが重宝され、対立どころか立派に融合している。これが見どころなのだろうが矛盾も感じる。ヴァチカン内の設備は近代的だし、犯罪にも銃やパソコンが利用された。天使のフリをした悪魔もいれば、悪魔を潜めた者も天使に改心することもある。道具を見つけたことが、犯罪のきっかけというのも子どもっぽい。所詮は信仰よりも、人の欲や内面性に終始したのが呆気なくもある。
本来”風”となりそうな紋章が”空気”というのが珍しい。様々な言語が飛び交うヴァチカンだが、男たちの様々な人間縮図も見えてくるようだ。女性味やラブが殆ど無いのはちと味気ない。
多くの犠牲が出たのは残念でたまらないが、最後の最後に人の命の尊さと信頼が描かれ、ちょっとはスッキリした。
『ダ・ヴィンチ・コード』も日本語吹替え版で観たが、難解さは解消されるものの、詩的な言葉を咀嚼できないのが惜しい。教皇選挙の「コンクラーベ」が”根競~べ”に、教皇の侍従の「カメルレンゴ」も”カメル連合”に、脳内で漢字変換されて聴こえちゃうw。
ラングドン教授役@江原正士は渋く柔軟に熱演。ユアン・マクレガーを平田広明が好演、あくまで天使な柔らかい声を貫いていたw。男前な役どころの小山力也をもっと聴きたかった。鳥海勝美がユニークなムードメーカー。リヒター@村井国夫の演技に騙されそうになった。紅一点ヴィットリア@相沢恵子が静かで熱い。
秘密結社”イルミナティ”による、枢機卿暗殺とバチカンに仕掛けられた”反物質”爆発を阻止するため、宗教学者ラングドン教授が立ち向かう。
『ダ・ヴィンチ・コード』から3年。トム・ハンクス演じるラングドンは穏やかな中にも、誰よりも情熱と忍耐と体力を秘めて健在だ。彼と共に走り抜ける、未知な世界であったヴァチカン・ツアーは刺激的であり新鮮である。
タイムリミット付きの推理サスペンスで、次から次へと追究していくスピーディな展開に興奮。犯人は早々と分っても、最後まで見過ごせない。ショッキングな死体描写を見せたり、スリリングに恐怖を煽るが、好戦的かつ娯楽的な演出を優先したのが功を奏したようだ。曖昧で微妙だった『ダ・ヴィンチ・コード』よりは、分り易くて面白味は増した。
「宗教と科学」「天使と悪魔」という単語だけが重宝され、対立どころか立派に融合している。これが見どころなのだろうが矛盾も感じる。ヴァチカン内の設備は近代的だし、犯罪にも銃やパソコンが利用された。天使のフリをした悪魔もいれば、悪魔を潜めた者も天使に改心することもある。道具を見つけたことが、犯罪のきっかけというのも子どもっぽい。所詮は信仰よりも、人の欲や内面性に終始したのが呆気なくもある。
本来”風”となりそうな紋章が”空気”というのが珍しい。様々な言語が飛び交うヴァチカンだが、男たちの様々な人間縮図も見えてくるようだ。女性味やラブが殆ど無いのはちと味気ない。
多くの犠牲が出たのは残念でたまらないが、最後の最後に人の命の尊さと信頼が描かれ、ちょっとはスッキリした。
『ダ・ヴィンチ・コード』も日本語吹替え版で観たが、難解さは解消されるものの、詩的な言葉を咀嚼できないのが惜しい。教皇選挙の「コンクラーベ」が”根競~べ”に、教皇の侍従の「カメルレンゴ」も”カメル連合”に、脳内で漢字変換されて聴こえちゃうw。
ラングドン教授役@江原正士は渋く柔軟に熱演。ユアン・マクレガーを平田広明が好演、あくまで天使な柔らかい声を貫いていたw。男前な役どころの小山力也をもっと聴きたかった。鳥海勝美がユニークなムードメーカー。リヒター@村井国夫の演技に騙されそうになった。紅一点ヴィットリア@相沢恵子が静かで熱い。
吹替え版を脳内妄想したあとは、映画『腐女子彼女。』を観てきた。
『ウォーロード』よりもでっかい映画館なのに、客はほんの少し。こちらも冷えるので毛布を準備。
美人で年上の彼女は”腐女子”だった。そんな彼女に振り回されっぱなしの、普通の大学生男子の物語。
原作ブログは超人気シリーズで、コミックス版も人気らしい。
アニメイトやコスパが全面協力。青い袋やBLコーナーはさておき、「お姉ちゃん」の後ろにモモ&デネブの”イマジンアニメ”の広告があるのは計算づくかな。
『ウォーロード』で池田秀一の声を妄想してた私だが、ここでも池田さんで似たようなことを妄想しちゃう主人公。腐女子だったら容易く倒れるなw。
ナマモノで妄想するのはいいが、日野聡×福山潤というのはムリありあり(しかも潤潤受けだったか^^;)。
執事喫茶やエロゲーやレイヤーも登場し、前半は”腐女子”の要素をそれなりのテンションで紹介するコメディ。ところが後半は一転して、恋のすれ違いに悩む男女の話に終始。真面目に展開するが、もはや”腐”の文字はなく、ただの”普女子”しか出てこない。これじゃタイトルを裏切ってるじゃん(~_~;)。
松本若菜は”腐女子”ヨリコとして前半は奮闘しているが、2歳年上というより5歳位は上の設定だと思っていた^^;。だがヨリコは女王様と化した高ピーさが鼻につき、可愛げもなく共鳴もできないのが残念。
ただの気弱なヤセ男に見えたヒナタ@大東俊介が、中盤からめきめき男っぽさを発揮、ヨリコをぎゅっと抱き締める瞬間はもはや年齢が逆転していた。眼鏡が意外と似合っていて、ですます調の丁寧語も板につく。
後半、普通の女と化したヨリコは普通の美女に戻っていたが、仕事もできて語学堪能という設定が後付のようで唐突過ぎる。ヨリコが懸命に仕事に打ち込む描写もないし、会社から帰るのが夕方というのも、生活感やリアリティに乏しい。第一、本気でオタクにのめり込んでいたら、選択は決まっていたハズ。
ヒナタが成績優秀な大学生という設定も後付っぽい。別れをきりだしたヨリコのどこに惚れたのか、ヒナタの思いもよく伝わらないままで、結論だけで誤魔化すご都合主義にガッカリ。
当初のイメージとは大幅にズれた、ただの”普女子”と年下男のゆる~い恋愛ストーリーであった。
映画に出てきた架空のアニメ「シンフォニック・コンチェルト」のポスター絵がロビーに飾られていたが、これはぜひ本当のアニメで実現して貰いたいw。
『ウォーロード』よりもでっかい映画館なのに、客はほんの少し。こちらも冷えるので毛布を準備。
美人で年上の彼女は”腐女子”だった。そんな彼女に振り回されっぱなしの、普通の大学生男子の物語。
原作ブログは超人気シリーズで、コミックス版も人気らしい。
アニメイトやコスパが全面協力。青い袋やBLコーナーはさておき、「お姉ちゃん」の後ろにモモ&デネブの”イマジンアニメ”の広告があるのは計算づくかな。
『ウォーロード』で池田秀一の声を妄想してた私だが、ここでも池田さんで似たようなことを妄想しちゃう主人公。腐女子だったら容易く倒れるなw。
ナマモノで妄想するのはいいが、日野聡×福山潤というのはムリありあり(しかも潤潤受けだったか^^;)。
執事喫茶やエロゲーやレイヤーも登場し、前半は”腐女子”の要素をそれなりのテンションで紹介するコメディ。ところが後半は一転して、恋のすれ違いに悩む男女の話に終始。真面目に展開するが、もはや”腐”の文字はなく、ただの”普女子”しか出てこない。これじゃタイトルを裏切ってるじゃん(~_~;)。
松本若菜は”腐女子”ヨリコとして前半は奮闘しているが、2歳年上というより5歳位は上の設定だと思っていた^^;。だがヨリコは女王様と化した高ピーさが鼻につき、可愛げもなく共鳴もできないのが残念。
ただの気弱なヤセ男に見えたヒナタ@大東俊介が、中盤からめきめき男っぽさを発揮、ヨリコをぎゅっと抱き締める瞬間はもはや年齢が逆転していた。眼鏡が意外と似合っていて、ですます調の丁寧語も板につく。
後半、普通の女と化したヨリコは普通の美女に戻っていたが、仕事もできて語学堪能という設定が後付のようで唐突過ぎる。ヨリコが懸命に仕事に打ち込む描写もないし、会社から帰るのが夕方というのも、生活感やリアリティに乏しい。第一、本気でオタクにのめり込んでいたら、選択は決まっていたハズ。
ヒナタが成績優秀な大学生という設定も後付っぽい。別れをきりだしたヨリコのどこに惚れたのか、ヒナタの思いもよく伝わらないままで、結論だけで誤魔化すご都合主義にガッカリ。
当初のイメージとは大幅にズれた、ただの”普女子”と年下男のゆる~い恋愛ストーリーであった。
映画に出てきた架空のアニメ「シンフォニック・コンチェルト」のポスター絵がロビーに飾られていたが、これはぜひ本当のアニメで実現して貰いたいw。
映画 ウォーロード 男たちの誓い
2009年5月13日 映画映画『ウォーロード 男たちの誓い』を観てきた。
映画館で偶然に東地さん仲間の方と遭遇。映画が始まる前に”国境なき医師団”CMのサービスまであって、思わず顔を見合わせ笑い。
19世紀末の清。義兄弟の契り”投名上”を結んだ3人の男が、盗賊から清兵となって太平軍を次々と打ち破るが、様々な葛藤や裏切りが渦巻いていく。
3人の義兄弟の契りときくと『三国志』が思い出されるが、だいぶ趣旨は違っていて、余所者パンの心を縛って運命を共にすることを誓わせた脅迫めいたもの。しかも”頭”が二つというのは無理が生じる。
民のため家族のため友のためにと、当初は力を合わせ戦ってきた3人だが、戦いは男たちの心を狂わせていく。長兄パンは野心に動かされ、次兄アルフは仁義を貫き、弟ウーヤンは二人の義兄の板挟みになりながら、原因は女だと短絡的に考える愚直な純真ぶり。
いつの時代も貧しき者が戦いに出され死んでいくという図式が、全編を覆って虚しく切ない。三大臣の悪っぷりには嫌気がさすが、貧富や身分格差が横行した世界では、戦いをもたらすのも終わらせないのも人為的なのが悔しい。
刃物の鋭利な音がやたらリアルで恐怖を募らせる。”饅頭”はここでも戦いのアイテムだが、史実に基づいたというのが哀しい。「ウォー」とは、敵の首を挙げた時の雄叫びの意味もあったようだw。
『レッドクリフ』には出てこなかった鉄砲や大砲も登場するが、刀や弓が幅をきかせ、最後は肉体と肉体の激突が待っているのが男臭い。『レッドクリフ』以上の深い反戦メッセージを投じながら、ともすればアルフを投影したようなピーター・チャン監督は、不器用なほどの真面目ぶりを作品で表現した。男たちの熱く激しい魂に揺さぶられながらも、観るほうには辛く心底楽しめなかったのが残念。
3大スター夢の競演は観るべきものが多い。いつも吹替え版で気づかなかったが、パン@ジェット・リーの凄みのある声には痺れた。アルフ@アンディ・ラウは男の哀愁を滲ませて渋い。二人を「兄上」「兄上」と呼び慕う、ひたむきで健気なウーヤン@金城武がムードメーカー。目が大きくキラキラして実に可愛く、どこかアンディと似ているのがフシギ。
最初から金城さんのナレーションが舞うし、画面を観ながら思わず日本語吹替え版で脳内妄想w。DVD吹替え版で、ジェット@池田秀一のクールな3倍速声と、アンディ@てらそままさきの実直な声と、金城@東地宏樹のキュートな声が揃えば、声優ファンはかなり楽しめそうだ。
ALFEEのED主題歌は、シティハンターならぬ、”ワイルドハンター”な感じでイマイチ^^;。
映画館で偶然に東地さん仲間の方と遭遇。映画が始まる前に”国境なき医師団”CMのサービスまであって、思わず顔を見合わせ笑い。
19世紀末の清。義兄弟の契り”投名上”を結んだ3人の男が、盗賊から清兵となって太平軍を次々と打ち破るが、様々な葛藤や裏切りが渦巻いていく。
3人の義兄弟の契りときくと『三国志』が思い出されるが、だいぶ趣旨は違っていて、余所者パンの心を縛って運命を共にすることを誓わせた脅迫めいたもの。しかも”頭”が二つというのは無理が生じる。
民のため家族のため友のためにと、当初は力を合わせ戦ってきた3人だが、戦いは男たちの心を狂わせていく。長兄パンは野心に動かされ、次兄アルフは仁義を貫き、弟ウーヤンは二人の義兄の板挟みになりながら、原因は女だと短絡的に考える愚直な純真ぶり。
いつの時代も貧しき者が戦いに出され死んでいくという図式が、全編を覆って虚しく切ない。三大臣の悪っぷりには嫌気がさすが、貧富や身分格差が横行した世界では、戦いをもたらすのも終わらせないのも人為的なのが悔しい。
刃物の鋭利な音がやたらリアルで恐怖を募らせる。”饅頭”はここでも戦いのアイテムだが、史実に基づいたというのが哀しい。「ウォー」とは、敵の首を挙げた時の雄叫びの意味もあったようだw。
『レッドクリフ』には出てこなかった鉄砲や大砲も登場するが、刀や弓が幅をきかせ、最後は肉体と肉体の激突が待っているのが男臭い。『レッドクリフ』以上の深い反戦メッセージを投じながら、ともすればアルフを投影したようなピーター・チャン監督は、不器用なほどの真面目ぶりを作品で表現した。男たちの熱く激しい魂に揺さぶられながらも、観るほうには辛く心底楽しめなかったのが残念。
3大スター夢の競演は観るべきものが多い。いつも吹替え版で気づかなかったが、パン@ジェット・リーの凄みのある声には痺れた。アルフ@アンディ・ラウは男の哀愁を滲ませて渋い。二人を「兄上」「兄上」と呼び慕う、ひたむきで健気なウーヤン@金城武がムードメーカー。目が大きくキラキラして実に可愛く、どこかアンディと似ているのがフシギ。
最初から金城さんのナレーションが舞うし、画面を観ながら思わず日本語吹替え版で脳内妄想w。DVD吹替え版で、ジェット@池田秀一のクールな3倍速声と、アンディ@てらそままさきの実直な声と、金城@東地宏樹のキュートな声が揃えば、声優ファンはかなり楽しめそうだ。
ALFEEのED主題歌は、シティハンターならぬ、”ワイルドハンター”な感じでイマイチ^^;。
サイボーグ009 島村ジョー誕生日イベント
2009年5月12日 イベント観劇の後は、『サイボーグ009』島村ジョー誕生日イベントへ参加してきた。
任意の黄色い花一輪は買う時間がなく^^;。記念の009黄色いマフラーは全員に貰えた。
整理券番号は後ろのほうだったが、何とか前から5列目へ。1列目はプレス席で、マスコミ関係者が多いこと。
ロビーに「ハイパーホビー」6月号と、石ノ森氏のフィギュアを展示。
 ̄
司会はショッカー大野氏。古今東西アニメやら声優やらやたら詳しいマニアっぷりで、流暢なトークを繰り広げる。
今年は2009年の「サイボーグ009」イヤーで、次は千年後だから会場に来ているみんなは生きていないと宣言(笑)。5/16は島村ジョーの誕生日で、2/2はジェット…と誕生日を挙げる。昭和39年に少年キングで連載してから45周年。これまで3度のTV化、3度の劇場版公開と、先ずは詳しく作品紹介。
正面モニターに映る、モジャモジャ髪の石ノ森章太郎先生のお顔が懐かしい。
前フリで、コスプレしたフランソワーズ・シスターズによる石ノ森萬画館や石巻マンガロードなどの紹介。サークルK・サンクスで発売予定の1stエピソードコレクションの告知など。
 ̄
二部構成で、第1部は2本の上映。
【サイボーグ009 1968】第1話「恐怖の怪人島」
第1話を観たのは30年ぶりかしらんw。007が子供でムードメーカーだが、モノクロ作品を観た今の子供たちも爆笑して楽しんでいたとか。大野さん曰く「決して、たるくない」スピード感ある演出。それに009が皆をぐいぐいとリードする頼りになる男なのが嬉しいv。
【サイボーグ009 1979】第1話「よみがえった神々」
第1話は2月に観たばかりなので新鮮味はない。高橋良輔監督が一生懸命に作っていたのは分るが、真面目すぎな演出でゼロゼロメンバー紹介もくどい。ジョーのヴィジュアルも私好みでない。
 ̄
第2部はトークショー。ゲストはTVシリーズ過去3作品で009島村ジョーを演じた、森功至(1968年版)井上和彦(1979年版)櫻井孝宏(2001年版)。
三人のバックモニターには、其々の時代の009の画が配され、夢のスリー・ショットを実感。其々二人ずつ共演ということはあっても、3人が揃うのは初めてのことだ。櫻井くんは功至さんに会うのは初めてだったらしい。
私は功至さんを拝見するのはホント久しぶり~。黒のジャケットの和彦さんと櫻井くんに比べ、ワイシャツとジーンズというラフな功至さんv。
功至さんは当時23歳で「懐かしいな~」。和彦さんは当時25歳。櫻井くんは「この会場で一番緊張しています」とかなり気を使っている様子。そんな三人を功至さんは「老け。やや老け。若者」と称するw。
功至さんは”田中雪弥”の時代だったが、昔の話なので「オーディションをやったかやらないかも覚えてない」。オープニングの名乗りのタイミングが難しく、大竹さんに肩をたたいて貰ったが、ようやく10テイクとってのオンエアだった。「先輩の怖い目がビシビシ刺さって怖かった」と言う。オープニングが大変だったことは、これまで何度も聞いたことがあったが、大竹宏さんのお名前も懐かしい。
和彦さんもオーディションだが、台詞の前に「青二プロ、井上和彦です」の自己紹介だけで、監督が決めてくれたとか。この辺りは、2月の高橋良輔監督のトークショーでも話題に上ったっけ。
櫻井くんは大規模なオーディションだったそうだが、みんな和彦さんの「加速装置」のイメージになってしまったようだ。第1話は遅刻したそうで^^;、「009加速中です」とフォローが入っていたとか。
和彦さんと櫻井くんで「加速装置」ダブルコール! ずっと前の『ルビーにくちづけ』での「加速装置って言ってみな」トークを思い出すなぁw。でも功至さんの旧作には「加速装置」がなくて、79年版にゲストに出た時「なんやそれ」状態だったそう^^;。和彦さんの「加速装置」は、功至さん曰く「おーしつくつく」(笑)。ここで功至さん初めての「加速装置」が飛び出して貴重。
功至さんは「原作は読まない主義」で、「見てる人は違うよ~と思ったかもしれない」とキッパリ。劇場版の太田博之氏の名前も出た。
和彦さんは「旧作も見てたし漫画も読んでた」と、学校ではみんなマンガを描いてて、フランソワーズも描いて貰ったそう。私と似たようなファンぶりだ。でも009役は「逆にプレッシャーがかかった」。一番若かったので先輩の胸をかりたが、優しくしてくれたとか。でも「毎回終わると、田中崇(現:銀河万丈)と反省会をやってた」という真面目ぶり。
櫻井くんが「和彦さんの時は5歳」「森さんの時は存在していない」と言うと、功至さんも大野さんも苦笑。収録は午前中だったので、001と002と008とお昼を食べていたという。たまに大塚明夫さんも加わったりw。
誕生日お祝いで、「Happy Birthday 2009 JOE」と書かれた巨大スペシャルケーキが入場。会場みんなで「ハッピーバースデー・ディア・島村ジョー♪」と字余りの歌を唄って、みんなで「おめでとう!」コール。同時にゲスト3人が手持ちのクラッカーを鳴らすが、和彦さんのテープがケーキの隅にくっ付いちゃって、苦笑いしてそっと取り外す和彦さんw。
みんなから集められた黄色い花を3つの花束にして、ゲスト3人に手渡すセレモニー。ジョーの皆さんが花束をくれる人を選ぶ抽選会もあり。3人とも女性だったが、楽屋で功至さんが「もし男の人をひいちゃったらどーすんだよ」と言ってたとかw。
マスコミによるフォトセッション。前もって渡された黄色いマフラーを首に巻いて、会場みんなをバックに3人が其々のジョーのパネルと共に立つ。右側から功至さん、和彦さん、櫻井くんの順。その様子は後ほど色々なメディアで。
でもここで功至さんが「なんで黄色いマフラーなの?」「僕の時には赤いマフラーだった」と反発w。いやいやよくぞ言って下さった。おそらく功至さんもファンの皆もその理由は知っているハズだが、あえてわざと振って下さって感謝。でもそうした反骨精神をお持ちの功至さんは昔のままで嬉しいv。
早朝の『めざまし』で毎日2時半起き、本来ならベッドに入ってる時間だという功至さん。だんだんと機嫌が悪くなるからとジョーク交じりに牽制していたが、「こういう企画がないと秋葉原には来ないんです」とにこやかな笑みで、遠方からの参加者にもお礼を述べていた。
和彦さんは「3人揃うことはないと思ってたので、今揃って鳥肌が立つ」と感慨深げ。「2番目で良かった。センターだし」と最後はお茶目に締める。
櫻井くんは「嬉しかったと同時に興奮しています」「楽しい時間でした」と深深と頭を下げていたのが印象的。
最後に大野さんが「今度は”とことん009”」とかの企画を出して盛り上げてくれた。
3人が退場。こっちのほうにも、功至さんがにこやかに手を振ってくれたのが嬉しかった。トーク中は功至さんのほうばかり見ていたもんねv。約30分だが充実した夢の時間だった。
 ̄
ミニライブ。ザ☆カインズの4人が登場。
1968年版の主題歌を披露。マイスタージンガーは今では大学教授もいて不可能だし、当時はカラオケもないし、レコードはTV版と違うという、大野さんの拘りがファンには嬉しい。レコードのメンバーの名乗りは全然違っていて、当時はガッカリしたからね。音源はTV版から拾ってくれて、めでたく「ゼロッゼロッナイン!」が会場いっぱいに響く。EDの「戦いおわって」もまろやかに披露。
続いて1979年版のED「いつの日か」。こおろぎ73も解散しちゃったのか。
ここでようやく成田賢が登場。一度拝んだことがあったっけ。ザ☆カインズも加わり「誰がために」を唄うが、”幻の2番”を3コーラス目に追加して披露。これが「笑顔で隠す涙雨♪」と浪花節調でステキ。曲の合間に、和彦さんがやって来てジョーの台詞を言ってくれたがマイクの調子が悪く。歌が終わった後、あらためて台詞を言ってくれたが、「お前を神と認めないっ!」と叫んだ声が若々しく格好良くて、ドキドキ感急上昇v。成田さんと和彦さんも30年ぶりのご対面と相成った。ありがとう和彦さん。
最後まであれこれと存分に楽しめて、ジョーの誕生日もお祝いできた(*^。^*)。
 ̄
【サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER】(2001年放送)第1話「誕生」上映。
これが原作漫画に一番近いテイストだろう。導入部から分り易いし、洗練されたケレン味たっぷりの演出で、キャラクターも魅力的だ。ゼロゼロメンバーの能力をたっぷり披露し、其々いっぱい喋っている。004@飛田展男の声を久しぶりに聴いて、ますます懐かしくなった。放送分は全部ビデオ録画しているから、時間ができたらまた観てみよう。
ところでこの主題歌は何だっけ?と思ってたら、エンディングでglobeが唄うOP。音楽は今やお騒がせの小室哲哉^^;。avexの肝いり作品だったが、アニソンはもはや過去のもの、カラオケで容易く唄えない主題歌は寂しいものだ。
終了後の時刻は22時15分と予定時間をかなりオーバー。焦るし、雨が降っているし、眠くなるしで、マイ加速装置をフル作動させて帰宅した。
任意の黄色い花一輪は買う時間がなく^^;。記念の009黄色いマフラーは全員に貰えた。
整理券番号は後ろのほうだったが、何とか前から5列目へ。1列目はプレス席で、マスコミ関係者が多いこと。
ロビーに「ハイパーホビー」6月号と、石ノ森氏のフィギュアを展示。
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司会はショッカー大野氏。古今東西アニメやら声優やらやたら詳しいマニアっぷりで、流暢なトークを繰り広げる。
今年は2009年の「サイボーグ009」イヤーで、次は千年後だから会場に来ているみんなは生きていないと宣言(笑)。5/16は島村ジョーの誕生日で、2/2はジェット…と誕生日を挙げる。昭和39年に少年キングで連載してから45周年。これまで3度のTV化、3度の劇場版公開と、先ずは詳しく作品紹介。
正面モニターに映る、モジャモジャ髪の石ノ森章太郎先生のお顔が懐かしい。
前フリで、コスプレしたフランソワーズ・シスターズによる石ノ森萬画館や石巻マンガロードなどの紹介。サークルK・サンクスで発売予定の1stエピソードコレクションの告知など。
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二部構成で、第1部は2本の上映。
【サイボーグ009 1968】第1話「恐怖の怪人島」
第1話を観たのは30年ぶりかしらんw。007が子供でムードメーカーだが、モノクロ作品を観た今の子供たちも爆笑して楽しんでいたとか。大野さん曰く「決して、たるくない」スピード感ある演出。それに009が皆をぐいぐいとリードする頼りになる男なのが嬉しいv。
【サイボーグ009 1979】第1話「よみがえった神々」
第1話は2月に観たばかりなので新鮮味はない。高橋良輔監督が一生懸命に作っていたのは分るが、真面目すぎな演出でゼロゼロメンバー紹介もくどい。ジョーのヴィジュアルも私好みでない。
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第2部はトークショー。ゲストはTVシリーズ過去3作品で009島村ジョーを演じた、森功至(1968年版)井上和彦(1979年版)櫻井孝宏(2001年版)。
三人のバックモニターには、其々の時代の009の画が配され、夢のスリー・ショットを実感。其々二人ずつ共演ということはあっても、3人が揃うのは初めてのことだ。櫻井くんは功至さんに会うのは初めてだったらしい。
私は功至さんを拝見するのはホント久しぶり~。黒のジャケットの和彦さんと櫻井くんに比べ、ワイシャツとジーンズというラフな功至さんv。
功至さんは当時23歳で「懐かしいな~」。和彦さんは当時25歳。櫻井くんは「この会場で一番緊張しています」とかなり気を使っている様子。そんな三人を功至さんは「老け。やや老け。若者」と称するw。
功至さんは”田中雪弥”の時代だったが、昔の話なので「オーディションをやったかやらないかも覚えてない」。オープニングの名乗りのタイミングが難しく、大竹さんに肩をたたいて貰ったが、ようやく10テイクとってのオンエアだった。「先輩の怖い目がビシビシ刺さって怖かった」と言う。オープニングが大変だったことは、これまで何度も聞いたことがあったが、大竹宏さんのお名前も懐かしい。
和彦さんもオーディションだが、台詞の前に「青二プロ、井上和彦です」の自己紹介だけで、監督が決めてくれたとか。この辺りは、2月の高橋良輔監督のトークショーでも話題に上ったっけ。
櫻井くんは大規模なオーディションだったそうだが、みんな和彦さんの「加速装置」のイメージになってしまったようだ。第1話は遅刻したそうで^^;、「009加速中です」とフォローが入っていたとか。
和彦さんと櫻井くんで「加速装置」ダブルコール! ずっと前の『ルビーにくちづけ』での「加速装置って言ってみな」トークを思い出すなぁw。でも功至さんの旧作には「加速装置」がなくて、79年版にゲストに出た時「なんやそれ」状態だったそう^^;。和彦さんの「加速装置」は、功至さん曰く「おーしつくつく」(笑)。ここで功至さん初めての「加速装置」が飛び出して貴重。
功至さんは「原作は読まない主義」で、「見てる人は違うよ~と思ったかもしれない」とキッパリ。劇場版の太田博之氏の名前も出た。
和彦さんは「旧作も見てたし漫画も読んでた」と、学校ではみんなマンガを描いてて、フランソワーズも描いて貰ったそう。私と似たようなファンぶりだ。でも009役は「逆にプレッシャーがかかった」。一番若かったので先輩の胸をかりたが、優しくしてくれたとか。でも「毎回終わると、田中崇(現:銀河万丈)と反省会をやってた」という真面目ぶり。
櫻井くんが「和彦さんの時は5歳」「森さんの時は存在していない」と言うと、功至さんも大野さんも苦笑。収録は午前中だったので、001と002と008とお昼を食べていたという。たまに大塚明夫さんも加わったりw。
誕生日お祝いで、「Happy Birthday 2009 JOE」と書かれた巨大スペシャルケーキが入場。会場みんなで「ハッピーバースデー・ディア・島村ジョー♪」と字余りの歌を唄って、みんなで「おめでとう!」コール。同時にゲスト3人が手持ちのクラッカーを鳴らすが、和彦さんのテープがケーキの隅にくっ付いちゃって、苦笑いしてそっと取り外す和彦さんw。
みんなから集められた黄色い花を3つの花束にして、ゲスト3人に手渡すセレモニー。ジョーの皆さんが花束をくれる人を選ぶ抽選会もあり。3人とも女性だったが、楽屋で功至さんが「もし男の人をひいちゃったらどーすんだよ」と言ってたとかw。
マスコミによるフォトセッション。前もって渡された黄色いマフラーを首に巻いて、会場みんなをバックに3人が其々のジョーのパネルと共に立つ。右側から功至さん、和彦さん、櫻井くんの順。その様子は後ほど色々なメディアで。
でもここで功至さんが「なんで黄色いマフラーなの?」「僕の時には赤いマフラーだった」と反発w。いやいやよくぞ言って下さった。おそらく功至さんもファンの皆もその理由は知っているハズだが、あえてわざと振って下さって感謝。でもそうした反骨精神をお持ちの功至さんは昔のままで嬉しいv。
早朝の『めざまし』で毎日2時半起き、本来ならベッドに入ってる時間だという功至さん。だんだんと機嫌が悪くなるからとジョーク交じりに牽制していたが、「こういう企画がないと秋葉原には来ないんです」とにこやかな笑みで、遠方からの参加者にもお礼を述べていた。
和彦さんは「3人揃うことはないと思ってたので、今揃って鳥肌が立つ」と感慨深げ。「2番目で良かった。センターだし」と最後はお茶目に締める。
櫻井くんは「嬉しかったと同時に興奮しています」「楽しい時間でした」と深深と頭を下げていたのが印象的。
最後に大野さんが「今度は”とことん009”」とかの企画を出して盛り上げてくれた。
3人が退場。こっちのほうにも、功至さんがにこやかに手を振ってくれたのが嬉しかった。トーク中は功至さんのほうばかり見ていたもんねv。約30分だが充実した夢の時間だった。
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ミニライブ。ザ☆カインズの4人が登場。
1968年版の主題歌を披露。マイスタージンガーは今では大学教授もいて不可能だし、当時はカラオケもないし、レコードはTV版と違うという、大野さんの拘りがファンには嬉しい。レコードのメンバーの名乗りは全然違っていて、当時はガッカリしたからね。音源はTV版から拾ってくれて、めでたく「ゼロッゼロッナイン!」が会場いっぱいに響く。EDの「戦いおわって」もまろやかに披露。
続いて1979年版のED「いつの日か」。こおろぎ73も解散しちゃったのか。
ここでようやく成田賢が登場。一度拝んだことがあったっけ。ザ☆カインズも加わり「誰がために」を唄うが、”幻の2番”を3コーラス目に追加して披露。これが「笑顔で隠す涙雨♪」と浪花節調でステキ。曲の合間に、和彦さんがやって来てジョーの台詞を言ってくれたがマイクの調子が悪く。歌が終わった後、あらためて台詞を言ってくれたが、「お前を神と認めないっ!」と叫んだ声が若々しく格好良くて、ドキドキ感急上昇v。成田さんと和彦さんも30年ぶりのご対面と相成った。ありがとう和彦さん。
最後まであれこれと存分に楽しめて、ジョーの誕生日もお祝いできた(*^。^*)。
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【サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER】(2001年放送)第1話「誕生」上映。
これが原作漫画に一番近いテイストだろう。導入部から分り易いし、洗練されたケレン味たっぷりの演出で、キャラクターも魅力的だ。ゼロゼロメンバーの能力をたっぷり披露し、其々いっぱい喋っている。004@飛田展男の声を久しぶりに聴いて、ますます懐かしくなった。放送分は全部ビデオ録画しているから、時間ができたらまた観てみよう。
ところでこの主題歌は何だっけ?と思ってたら、エンディングでglobeが唄うOP。音楽は今やお騒がせの小室哲哉^^;。avexの肝いり作品だったが、アニソンはもはや過去のもの、カラオケで容易く唄えない主題歌は寂しいものだ。
終了後の時刻は22時15分と予定時間をかなりオーバー。焦るし、雨が降っているし、眠くなるしで、マイ加速装置をフル作動させて帰宅した。
舞台 雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた
2009年5月12日 舞台演劇舞台『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』を観てきた。
横通路前の座席というのも珍しい。ほぼ満席。
劇作家・清水邦夫×演出家・蜷川幸雄による、1982年の初演をキャストを一新にした再演。宝塚歌劇団をモチーフにした少女歌劇団の話というと、今までの清水氏の作品にしてはかなり異色。初演は失敗だった(笑)と意気込む蜷川氏だが、何となく『ガラスの仮面』の臭いも感じさせる世界観を想像させる。
空襲により消滅した少女歌劇団による「ロミオとジュリエット」を復活させようと、奮闘する元熱狂的ファンだった男性たちと、集まってくる元メンバーの女性たちを描く。
百貨店の地味な表階段が、忽ち華やかなレビューのステージへ。ショーウィンドーもカーテンもマネキンも全てが舞台の彩りと化す。無いのは、かつて時を刻んだ古時計だけ。男たちは厚塗りの女装をし、女たちは男装に励む。そこだけは時が止まったかのような夢の世界だ。
だが30年の月日は容赦なく現実を突きつける。光と闇、老いと若さ、生と死をたくみに盛り込みながら、女性が持ち得る闘争心と残酷さを浮き彫りにしたようだ。女優としての果てしなき”性”が切なくも美しいこと。
蜷川氏は銃声の演出がお好きなようだ。『ムサシ』では音もメッセージ性も弱かったが、今回は明確な反戦メッセージが込められている。特に女にとっての別れと再会と生と死の切なさと喜びが訴えられており、女たちの衣装が血の”赤”で染め上げられているのも納得できる。
冒頭から出た、ジュリエット役の元名花は水先案内人だろう。真打だと思われた、ロミオ役の元男役トップスターも媒介にすぎない。真の主役は、集まった29人のジュリエットたち。舞い踊る彼女たちが声を大にして叫び響かせるメッセージは、どれも深くて濃くて圧巻だ。
そこにはもはや戦いを好んだ男たちの出番はない。安穏と暮らしてきた若者たちの存在も要らない。30年以上も見果てぬ夢を追い求め続けてきた女たちの、狂おしいほどの”現実”があるだけである。
コルセットに身を包んだ三田和代は、可憐な乙女の声と鈍い老婆の声を使い分けて凄いが、眠った顔がまるで少女のようで驚かせる。十八番の役どころの鳳蘭は繊細な芝居が素晴らしいが、存在感の割には出番が少ない。二人が追憶の中で起す喧騒は、わざとらしさ感もあり。
真琴つばさと中川安奈が、激しさと静けさを体現しており、スラリとした長身と姿勢の良さに見惚れる。
歌劇団の熱狂的ファンが”バラ戦士の会”というネーミングに苦笑。石楠花の戦士じゃダメなのかw。古谷一行ら5人の男達のダンスは年齢を感じさせない端整さがあり、その中で磯部勉がチャーミングな魅力と声で目立つ。
ウエンツ瑛士の注目の女装は大したことないが、兄役の横田栄司との息の合った会話が愉快。出番は3場のみと少ない。
歌姫役の毬谷友子の激しくもノスタルジックで夢想的な歌声が、”ファムファタール”のようで揺さぶる。
淡々とした展開と動きの少ない場面も多く、上演中は度々ウトウトしてしまった^^;。前通路を行き交う役者でふっと我に返ったり。右通路のほうが美味しかったようだ。
やはり女性メインの宝塚風作品は私の性に合わない^^;。これの男性版があれば楽しめたと思う。
横通路前の座席というのも珍しい。ほぼ満席。
劇作家・清水邦夫×演出家・蜷川幸雄による、1982年の初演をキャストを一新にした再演。宝塚歌劇団をモチーフにした少女歌劇団の話というと、今までの清水氏の作品にしてはかなり異色。初演は失敗だった(笑)と意気込む蜷川氏だが、何となく『ガラスの仮面』の臭いも感じさせる世界観を想像させる。
空襲により消滅した少女歌劇団による「ロミオとジュリエット」を復活させようと、奮闘する元熱狂的ファンだった男性たちと、集まってくる元メンバーの女性たちを描く。
百貨店の地味な表階段が、忽ち華やかなレビューのステージへ。ショーウィンドーもカーテンもマネキンも全てが舞台の彩りと化す。無いのは、かつて時を刻んだ古時計だけ。男たちは厚塗りの女装をし、女たちは男装に励む。そこだけは時が止まったかのような夢の世界だ。
だが30年の月日は容赦なく現実を突きつける。光と闇、老いと若さ、生と死をたくみに盛り込みながら、女性が持ち得る闘争心と残酷さを浮き彫りにしたようだ。女優としての果てしなき”性”が切なくも美しいこと。
蜷川氏は銃声の演出がお好きなようだ。『ムサシ』では音もメッセージ性も弱かったが、今回は明確な反戦メッセージが込められている。特に女にとっての別れと再会と生と死の切なさと喜びが訴えられており、女たちの衣装が血の”赤”で染め上げられているのも納得できる。
冒頭から出た、ジュリエット役の元名花は水先案内人だろう。真打だと思われた、ロミオ役の元男役トップスターも媒介にすぎない。真の主役は、集まった29人のジュリエットたち。舞い踊る彼女たちが声を大にして叫び響かせるメッセージは、どれも深くて濃くて圧巻だ。
そこにはもはや戦いを好んだ男たちの出番はない。安穏と暮らしてきた若者たちの存在も要らない。30年以上も見果てぬ夢を追い求め続けてきた女たちの、狂おしいほどの”現実”があるだけである。
コルセットに身を包んだ三田和代は、可憐な乙女の声と鈍い老婆の声を使い分けて凄いが、眠った顔がまるで少女のようで驚かせる。十八番の役どころの鳳蘭は繊細な芝居が素晴らしいが、存在感の割には出番が少ない。二人が追憶の中で起す喧騒は、わざとらしさ感もあり。
真琴つばさと中川安奈が、激しさと静けさを体現しており、スラリとした長身と姿勢の良さに見惚れる。
歌劇団の熱狂的ファンが”バラ戦士の会”というネーミングに苦笑。石楠花の戦士じゃダメなのかw。古谷一行ら5人の男達のダンスは年齢を感じさせない端整さがあり、その中で磯部勉がチャーミングな魅力と声で目立つ。
ウエンツ瑛士の注目の女装は大したことないが、兄役の横田栄司との息の合った会話が愉快。出番は3場のみと少ない。
歌姫役の毬谷友子の激しくもノスタルジックで夢想的な歌声が、”ファムファタール”のようで揺さぶる。
淡々とした展開と動きの少ない場面も多く、上演中は度々ウトウトしてしまった^^;。前通路を行き交う役者でふっと我に返ったり。右通路のほうが美味しかったようだ。
やはり女性メインの宝塚風作品は私の性に合わない^^;。これの男性版があれば楽しめたと思う。