映画『ベスト・キッド』吹替え版を観てきた。

母の転勤でアメリカから北京に引っ越してきた少年ドレが、新しい環境に馴染めずカンフー少年からイジメられる中、カンフーの達人のハンにカンフーを教わることで、大切なことを学んでいく話。
いつもの定番のストーリーだが、シリーズ中で最高に面白かった(^o^)。

ジェイデン・スミス&ジャッキー・チェンの厳しくも痛快な師弟愛。
ジェイデンの素が出ているんじゃないかと思うシャンドレは、ちょっと生意気でファンキーな少年。
背はまだ小さいけれど、カンフーの特訓を重ねるうち、どんどん筋肉質の体つきになっていくのが分って頼もしい。柔軟なバネと抜群のセンスがあるが、ジェイデンの集中力が素晴らしかった。
ジャッキーは飄々とした人柄で、温かい眼差しがとても優しいこと。
中国のカンフー少年たちは、顔は可愛いのに、アクションがスピーディで力強くて驚かされた。

師匠が彼に教えたのは、カンフーだけじゃなかった。
礼儀とか人との接し方とか、中国の壮大な自然や中国で生活する人達について。人の隠された闇についても見せた。
そして、逃げずに明日へ向かって生きる力を示してくれた。
カンフーは生活の全てから生まれたものだというが、言葉や文化は違っても、“人”と“自然”を知ることが、カンフーへの道にも繋がっているのだろう。
涙が頬をつたうほど感動し、観終わった後に心地良い爽快感に包まれた。

ジャケットかけの特訓の成果が現れた時は、ヘレンケラーのWATERの時のような思いに満たされた。
口煩いけど、陽気でテンションの高いドレのお母さんも私好み。未だジャケットをかけない我が息子とドレをたまに重ねてしまったがw、ピンポンも出てくるし、未見の息子に大いに奨めた。

映画ではヨーダとジェダイにも例えられたが、少年ドレの声はチビアナキンも担当した矢島晶子。ハンのジャッキー・チェンはもちろん石丸博也。
エンディングのメイキングでは、ジェイデンとライバルのチェンを演じた男の子が仲良く肩を組んだシーンもあって微笑ましい。

EDロールは英語と中国語が並ぶ。アメリカは“カラテ”の日本に見切りをつけ、“カンフー”の中国にターゲットを絞ったようだ。日本人もこれからは小学校で中国語を必須科目に入れたほうがいいかもしれない。
映画『神様ヘルプ!』&楽日舞台挨拶へ行ってきた。
神様ヘルプ!公開最終日。私は二回目の鑑賞だが、今日が初回という人も少なくない。

先ず舞台挨拶。登壇者は、右から佐々木詳太監督、加藤和樹、佐藤めぐみ、小西遼生。MCはヤマネさん。和樹と遼生さん、ジャケットが黒とグレーで対照的。和樹の赤いネクタイがステキ。

今日のチケットの倍率は5倍だと言う監督。映画が初めてじゃない人~?に、観客と一緒に手を挙げる和樹w、そして遼生さん。今後、札幌、仙台、東京凱旋が決まったそうで、ガッツポーズをする和樹がお茶目v。

演じたキャラクターについて。和樹は「アツオはちょっとKY(笑)」「佐藤隆は悪い心を引きずり出されて人を殺しました(苦笑)」と、バッサバッサとちぎっては投げて楽しかったと笑う。狂気を作りこんだ後で、アツオと人の良い先生を作ったそうだ。
遼生さんは「朝倉はアツオよりずっとずっとずーっとKY(笑)」と、丈が短くチャックからシャツが出てるし天然パーマで何してるんだと外見を真っ向から否定w。和樹からも画面の中で目立ってしょうがないとツッコミw。
めぐみさんは「滝島は霊媒師のお婆ちゃんがいる」の話でストップされ、「呪文をとなえるのが恥かしかった」と言うが、隣の和樹がウケ笑い。
監督からは「加藤くんは普通のアツオが難しかった」「めぐみちゃんは明るくて男っぽい」「小西くんはまさに等身大(笑)いつもの僕と同じ」と笑う。

遼生さんから、チャックから黄色いシャツを出すのが何かに繋がると思ったが結局触れられていないとクレームw。画面では彼の芝居より股間に注目、という楽しみも出たり(笑)。でも「オカシイでしょ!?」と遼生さんも和樹も大ウケ(^o^)。
見どころについて。「呪文を唱えた後の僕のリアクション」と和樹。「佐藤二郎さんのアドリブの数々…に笑いを堪えているみんな」とめぐみさん。遼生さんも「アンツーオーって何だよ!?」とツッコミながら「和樹くんの猟奇的な目。目の中にコスモがあるんですよ」と褒め言葉(^^)。コスモと聞いて私が某星矢を思い出したのは言うまでもない。
監督からはマジメな言葉。彼はホントに悪魔なのか?彼が悪を働くような環境や社会が悪いんじゃないか?という問いがテーマのひとつだという。観終わって楽しく元気になって帰ってくれるならいいと語った。

映画に出てくる「お化け屋敷」に名前を付けるとしたら?で、みんな言葉に詰った顔を見せたが、いっせいに「タワーオブシュガーだけど、何か?」と答えて噴出すw。どうやら控室でみんなで合わせようと話していたようだ。監督からは、怖さの度合いで3つのコースを作り選択できたり、芸能人をひとり立たせるという演出面で提案。遼生さんから「タワーオブシュガー・ジローってどうですか?」と案が出され、それで合致した模様w。
最後に監督が、この映画館への思い入れを語り、観客へのお礼で締めた。

ハケる時、先頭の遼生さんが出口を間違えてしまって笑いがつきない中、拍手で終了。約20分。
和樹と遼生さん、結構気が合ってポンポン会話が弾み、盛り上がって楽しかった(^o^)。

遼生さん、この日の昼は、主演映画『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』の記者会見に出席。この時の写真では黒のジャケットだった。アクション満載の3Dで、全国30ロードショー。こちらの公開も楽しみに待ちたい。


レイトショーの関係で、上映前に帰る人も何人かいたが、私は一応EDテロップ前までは観た。

この映画のように、25年前の日航機墜落事故でかき消された事件も、ホントにありそうだ。
今回は筋も知った上で観たので、あれこれ布石や違和感を確かめながらの鑑賞。

栁澤貴彦演じる赤岩刑事も、はじめからそういう曖昧な演技をしていたんだね。
佐藤二郎さん、主役にも見えるほどのオモロイ存在感。あれもこれものアドリブの数々に笑い。
ナマ遼生さんを観たからか、おバカでコミカルな遼生さんの演技にも笑いが絶えない。
滝島の呪文のあとの和樹のリアクションを確認して笑い。でも「神様ヘルプ!」の歌には笑いが出なかった。う~ん。面白かったのに。
真実を知った奈緒と峻の場面は、尺がたっぷりあるせいかジンとくる。先生と用務員との心意気にも感動。でも肝心の悪魔との対決を忘れてしまいそう^^;。

綺麗に終るより、最後は強引なオチ。ちょっと私のテイストじゃないかも。それもこれも滝島さんがいてこそのお化け屋敷。アツオの立場は? そういやアツオの苗字って何だったのだろう?

ツッコミ所は多いが、俳優の好演や怪演が印象的に残る映画だった。午前様にならずに済んだ。
東京凱旋の上映はいつどこでやるんだろう?
映画『神様ヘルプ!』を観てきた。
『夏の夜の夢語り』の和樹仲間とそのまま渋谷へ。
2週間限定のレイトショー。前売券がハケたし、CDに入ってた券と引換でポスカを貰った。

加藤和樹の初主演映画。前回の主演映画が某罪人のせいでポシャってしまったからね(;_;)。
1985年にリリースされたチェッカーズの「神様ヘルプ!」のカヴァー曲も和樹が唄っており、映画の時代ともリンクする。

25年前に大量殺人事件があった廃校をお化け屋敷にしようと訪れたホラープランナーが、プロジェクトメンバーや刑事や学生を巻き込みながら、時空を超えて恐怖の現場に入り込んでいく。
和樹は、主人公のアツオと、殺人犯となってしまう理科教師・佐藤隆の二役。『Dear Heart』で共演した榎木孝明さんのような猟奇的役どころをやりたかったのだろう。実に楽しそうに凶器を振り上げて、劇中でもノリよく歌っていた(笑)。

観る前はさぞ怖いホラーものだと思って、座席も一列並びにして準備万端で臨んだが、これが結構なコメディー! 
ノリツッコミやギャグ場面も多く、スプラッタは殆どない。度々笑いも起きてしまった(^o^)。
ストーリーには不可解な部分もあり、ツッコミ所が満載。CGの使い方も荒くてザツで、いかにも低予算で作ったB級な内容。だが俳優たちの熱演や怪演は見どころだ。

佐藤二郎、小西遼生のコミカルな役が、緩和剤となりとっても楽しい。
松田悟志は、悪魔に魂を売ったビターなファウストぶりだが、どこか抜けきった演技が見もの。
アミューズの栁澤貴彦、賀来賢人、植原卓也の三人が好演。栁澤さんはクールに男前に見えて美味しい役。賀来くんは純粋だがアミューズの映画ほど怯えてはおらず。植原くんはグレル(@黒執事)なのにオカブを奪われたオカマ系w。
ホントの主役は滝島さんだったかもだがw、佐藤めぐみの飄々とした頼もしさがカワイイ。

ホラーというより、『シックスセンス』な要素が強そう。EDロール後のオチもお約束。
俳優たちに夢中だったのであれこれ補完のためにも、2回観てもいいかなと思える作品だった。
昼間の上映でもいいと思う。今回は午前様にならずに済んだ^^;。

内容同じパンフは2種類、横たわる和樹版にした。キューピー人形は2種類、アツオ版にした。
20日の楽日舞台挨拶には参加予定。
映画『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON the ムービー』&劇場版『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』3D版を観てきた。

DVD付きパンフは3Dファイル付きと豪華仕様。
入場者プレゼント&3D鑑賞プレゼントのカードを貰った。


『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON the ムービー』
地球大滅亡“ラグナロク”を前にして、復活したウォースターを相手に、宇宙からの少女と共に、立ち向かうゴセイジャーたち。

二つの隕石が角笛となり吹き鳴らされると、“悪意”が世界を覆うという。“悪意”に翻弄されるも、ゴセイナイトに助けられるゴセイジャー。
テレビ版よりも、若い俳優らがアクションに果敢に挑戦。行ったことのある場所や風景がいっぱい出てくるのはご愛嬌か。

チュパカブラの武レドランは、彗星のブレドランになったり戻ったり。青になったり赤になったりw。ゴセイジャーと闘う戦士にもなったり。したたかな狡猾さがステキv。飛田展男のクールで力強い声もたくさん聴けるので満足v。
ゲストキャラの声に柴田秀勝と島田敏。柴田さんの特撮は『ゲキレンジャー』以来かも。

去年夏の『シンケンジャー』以来の3D映像。中盤はあまり感じられないが、ここぞの見せ場でカードや羽が飛び出し、ゴセイジャーまで飛び出す。EDロールの名前が飛び出すのがお気に入り。


『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』
輸送中の<T2ガイアメモリ>が凶悪傭兵集団“NEVER”によって急襲され、AからZまでのメモリのうち25個が風都の街にばらまかれた。翔太郎たちはメモリの行方を追うが、フィリップは謎の女マリアに母の面影を重ねて惑う。

テレビ版とも繋がりクロスされるストーリー。テレビが進行する前に早めに観ておきたい内容。
前半の仮面ライダーWの変身フォームが布石であり、ガイアメモリの特質もキープできそう。キーメモリは“エターナル”と“サイクロン”。そして“J”。関係ないが、昼間に行ったスタジオライフ絡みで、『トーマの心臓』のオスカーの台詞を思い出してしまったw。
アクションが濃くてかなり派手、見応えたっぷり。スーアクさんの奮闘ぶりに目を瞠る。

大道克己という名に親近感を覚えるが、松岡充が楽しそうに熱演。でも松岡充と菅田将暉って似ているだろうか^^;。二人とも夏に舞台を控える。
お約束の次のライダー、『仮面ライダーオーズ』がお披露目。ニューキャラ・火野英司は飄々とした愛嬌あるキャラ。18歳の渡部秀も来年のTHE GAMEに出そうな予感w。
母と息子の関係を絡ませ、翔太郎とフィリップが真に相棒として成長。風都の街を人々を守る象徴となった、仮面ライダーWの渾身のパワーがいかんなく発揮され、本物の集大成に思えた。

仮面ライダーではお初の3Dとなるかな。戦隊ものよりも3D映像は難しいのか、中盤まではさっぱり感じられず。後半、メモリやらキックやらが飛び出す。飛び散ったメモリを取ろうと、前列の子供が手を挙げて立ち上がっていたw。もう少し3D効果を発揮できたらなお面白かっただろう。
『劇場版NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー』を観てきた。

ナルトの映画もついに7本目。
今回は、木の葉の抜け忍ムカデを追って、過去にタイムスリップしたナルトが、栄華を極める“楼蘭”の街で、女王サーラや伝説の忍ミナトと出会う話。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ナルト版といった感じ。
映画の時点では、ナルトもミナトも互いの親子関係にすぐ気づかないにも関わらず、二人の掛け合いやコンビネーションプレイが見どころ。チョウジやシノの父親の若い頃や、カカシの子供時代も出てきて、血筋や絆は未来に受け継がれていくんだなと思う。

過去に飛んだとはいえ、任務優先のナルト自身にはあまり感情の揺れは見られない。ナルトだけの活躍に絞ったためか、全体的に話に余裕が見られず、キッツキツのマジメな話に終始した格好。アクションはあるが細切れで、ストーリーのテンポがやけに悪い。
飄々とした持ち味のミナトだが、印象はやや淡白だ。ナルトを助けてくれるが、敵に狙われているサーラの警護はナルトに任せっぱなし。別の任務ってなんだったのか?ヤマト隊長のここぞという出番も待っていたが、それさえスルーか^^;。
要となるヒロインのサーラは、見た目も内面も魅力が感じられない。ホントにお馬鹿で間抜けな操りで、聡明さや潔さに欠ける。土壇場で女王としての責任より、母親への思いに負けてしまうなんて。よくあんな愚かな娘に、ナルトは根気強く付き合ってられるなと感心w。サーラに思い入れが沸かないので、母と娘の話もインパクトが薄く、ただの楼蘭興亡話になってしまった。
本物の「楼蘭」で何十年前かに少女のミイラが発見されたことが思い出されたが、かの地でもこんな悪人が滅ぼしたのかもしれない。

ミナトは頭がいいので、ナルトのことにようやく気づく。ナルトの螺旋丸を見て、ハっと表情を変える場面がイイ。若い自来也がやっと出来た螺旋丸を「見て見て」とミナトに見せる場面が好き。ミナトの森川智之、自来也の大塚芳忠が、とっても若々しい声なのが聞きどころか。子供のカカシはさすがに和彦さんの声じゃないがw、あのツンデレぶりが可愛いこと。
サーラは『東のエデン』でも活躍した早見沙織。唐突に出てきた民衆たちだが、色っぽい奥さんが小林優子。真実をポンポン言って無知な女王の目を開かせたサライのほうが、サーラよりよっぽど好感がもてた。
極悪人ムカデは大友龍三郎。そういや昔DCの舞台で、くじらさんと共演もされていたっけ。


長編より、その前に上映された短編のほうが楽しくってイイ。
『そよ風伝 ナルトと魔神と3つのお願いだってばよ!!』

3つの願いをかなえる魔神のツボをめぐってバトルを繰り広げる、ナルトたち下忍を描いた少年篇。
ベタなストーリー展開でたった10分だけど、サスケたち木ノ葉のキャラクター総出演で懐かしくも面白かった(^o^)。ここでチョウジやシノが出たから、過去の父親編へのステップも容易い。
魔神の声は、自他ともに認めるナルトファンの天野ひろゆき。

テレビの「ペイン来襲!」もいよいよクライマックス!
9月から主人公はオレだってばよ!!で、今度は少年オリジナルストーリーになるのかいな?^^;
映画『インセプション』日本語吹替え版を観てきた。

人の夢の潜在意識の奥深くに入り込み、自分たちに都合のいい芽を植え付ける“インセプション”の依頼を受けた男が、厳選したメンバーとチームを組んで、難関なミッションに挑戦していく話。

ルールや設定は複雑そうだが、丹念に理解しながら観ていく必要があり、少々頭は使う。
むしろこんなルールを生み出し構築した監督やスタッフの“アイデア”にはビックリ。
『マトリックス』みたいな世界観とカブるが、勝手に予想していた裏切り者もスパイもおらず、みんな自分の作業に邁進していることにビックリ。夢を共有することじたい怖いし、ましてや潜在意識にトラウマを抱えている者と一緒なのも危険この上ない。尤も、それを仲間に隠していたことじたい裏切りだと思うが、レオナルド・ディカプリオ演じるコブはよっぽど人望があったのだろうか。

夢の三重、四重構造というのが驚きだが、同時進行というのがまたスリリング。
無重力で闘うシーンが見応えがあったが、折り重なる光景や緩やかな爆発など刺激的な場面に目を奪われた。
でもこういった“アイデア”も監督たちの生み出したものだし、客を巻き込んでの一大イリュージョンといった感覚。
CGにはあまり頼らず、実写にこだわったという監督の根性には評価。夢の世界だからこそ、リアル感が求められるということか。

複雑で緻密な作りで、一人一人のキャラクターはいい味なのに、内容はあって無きが如しの不完全燃焼なストーリーで少々ガッカリ。
やりたいことは見せてくれたが、結局何を伝えたかったのか、どう決着がついたのかは曖昧模糊としており、観客に結論を投げ打った形だ。特に感動も生み出さなかった。
コボのミッションとコボのトラウマとが、上手く折り重なり合って昇華できなかったのだろうか。ターゲットの父と息子、コボの妻子や父も出てきたし、家族というものにも焦点をあてた演出でもよかったハズだ。
コボと妻との同じようなシーンが何度も出てきたり、コボの言動も煮え切らないしで、しつこい場面展開にはイライラとウンザリ。
それにしてもコボの潜在意識には、妻や子供や父親は出てくるが、孫を育ててくれている祖母の存在はないわけね^^;。
本人が幸せであればなんでもいいのだろう。砂を噛むような虚しいハッピーエンドだった。

吹替え版キャストは公式でも発表。
最近のレオ様はこの人、コブの声は内田夕夜。サイトーはそのまんま渡辺謙だが、楽しそうに日本語を喋ってるように思えたw。
キャラクターでは、ホテルで黙々と作業に励むアーサーに好感度大。いいな、あの誠実で賢くてヤリ手なところ。土田大の実直な声もステキ。
コブの妻モルが五十嵐麗、設計士アリアドネが冠野智美なので、コブを間に挟んで、まるで『アグリーベティ』のウィルミナとベティが反目しているように聞こえて愉快w。そういや9月のネオロマでは、内田夕夜と速水奨が共演する日があるようだw。
ロバート・フィッシャーと彼だけ姓がクローズアップされているが、ロバートの三木眞一郎が柔らかく清純そうで可愛らしい。石塚運昇だからさぞ暗躍するかと思われたブラウニング氏はさほどでもなかった^^;。
映画『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』を観てきた。

来場者特典で、劇場公開記念小冊子プレゼント中。
アンの記念スタンプもあるので捺していこう。

孤児院からカスバート家にやってきた少女アンが、寂しかった過去から解放され、自分の居場所を見つけていくまでを描く。
1979年に放送されたテレビアニメ全50話あるうちの1~6話を、高畑勲監督が監修して再編集した劇場版。
宮崎駿、近藤喜文、井岡雅宏と、当時の錚々たる顔ぶれがクレジットに並ぶ。
公開中の『借りぐらしのアリエッティ』に繋がる大切なものが、作品の中にいっぱい詰っていると思う。

リアルタイムでも再放送でも観ていたが、今こうしてあらためて観ると、当時とは別の感慨に包まれた。
先ずマシュウに感情移入された。女の人にはオクテですぐ顔を赤らめるマシュウは、アンの破天荒でお喋りで面白い性格に触れて、ビックリすると同時に、いっぺんで惹かれてしまったんだろう。さしずめ、父性愛に似た一目惚れといったところだろうか。口癖の「そうさのう」が懐かしくてホックリくる。はっきりしない男の人はイヤだが、自己主張することなく波風たてないよう穏やかに黙り込む男の人も悪くはない。でもツンデレな妹に対して、「今日のうちに言ってしまえばいいのに」とこっそり物申す様子は何ともカワイイではないかw。
現実主義ではっきり自己主張するマリラは、やはり自分に似てて好ましい。アンのお喋りに辟易気味だったが、道中でのアンの語る不遇話にはさすがに同情したに違いない。そしてアンの新たな引き取り手の横柄な態度は腹立たしかったのだろう。これは優しさや同情心だけではなく、自分以外の誰かがこの娘をいいように扱うのが許せなかったのだろう。まさにツンデレの元祖w。アンを引き取ることは、子供を育てたことがなく温厚に人生を歩いてきた私への試練だと言ってのけるところが、やや芝居がかっていて可笑しい。女の子だから私が育てると言っていて、実は好奇心や挑戦心もある彼女の様子が見てとれる。

アンもマリラも気づいてないが、実は二人は似た者同士だったのだろう。理屈っぽい喋りも、現実を逞しく賢く生きる力もある。だからこれからもよく反発し合うが、ポンポンとリズミカルに交わされる会話がホントに面白い。
放送当時はやたら煩く騒がしい少女だと思っていたアンだが、今聞くと、それほどでもないかもと思った。ちゃんと相手の話も聞いてるし、都合の悪いことは黙ってるし、マリラの言うことをよくきいて服も畳み洗い物もしている。素直だし、自分から進んで家事をやっている。なんだ、普通のイイ子だったじゃんw。
マリラの年齢に近付いて、自分の子供とも比べながら、私も少しは人を見る余裕ができたのかなw。

「緑の切妻造」なだけあって、カスバートの家はホントに緑がいっぱいだった。
カナダの光溢れる美しい自然から、アンの空想世界に至るまで、背景美術にはウットリするばかり。
額縁のような花々のショットや、花と一緒の天使たちの場面など、遊び心ある絵がこそばゆい。
窓から眺めるアンの顔が、遠景からだとヘンテコになっていたところも、今ではきっと苦笑のカットなのだろう。アニメの制作現場の劣悪さは昔も相当なものだったに違いない。
アンの山田栄子は、キンキンした高い声の中にも知性が感じられる。北原文枝の豊かでキビキビした声が好きだった。槐柳二のフンワカ柔らかい声に癒される。羽佐間道夫のナレーションは男前でストレート。

今回はほんの序盤。これからアンは、ダイアナやギルバートと出会い、別れを経験し、美しく聡明な娘へと成長していく。あの時、アンを引き取って良かったと、誰もが思う。
続きははたして上映されるのか。願わくば、アニメの最終話までまた観たいものだ。
映画『借りぐらしのアリエッティ』初日を観てきた。
スタジオジブリのアニメで、宮崎駿は関わってはいるが、新鋭の米林宏昌の監督作品。

必要なものを人間から少しずつ借りて暮らしている小人の家族が、家の人間に見つかり干渉されたことから、引越しを余儀なくされていく話。
「借りぐらし」とはいっても、借りたものを返していないし^^;。ほんの少しだけど見つからないように目立たないようにしているけれど、やっぱり盗人ではないだろか。むしろ“獲物”という言い方をしているから、「狩りぐらし」のほうが相応しいかもしれない。

小人たちの生活も人間のそれと同じ。古い大きなお屋敷は豪勢で豊かで自然がいっぱいだが、アリエッティが暮らす家も沢山の部屋があって、よくもまあ作ったり取ってきたなと感心するような小物や道具が揃っている。“借り”に行く時もレンジャー部隊のような格好で、小人たちの知恵と勇気と洞察力と観察力に感服しそうだ。
小人が観た人間社会の広さと大きさ。小人が聞く人間が立てる物音や自然の響き。小人にとっての天敵と小人と共存する猫や昆虫。光と影が織り成す立体感。角砂糖一個の量感と屋敷や自然の質感。すべてが鮮やかに穏やかに彩られる世界観だ。
やけに雨が多いなと思ったら、やんだ後の雨粒ひとつさえリアルな甘さを伴って眩しく映る。こういったアニメこそ、3Dで観たとしたら、また違った趣を感じさせるのではないかと思った。

アリエッティはアクティブで好奇心旺盛で、よく動きよく走るところはさすがジブリ。お父さんやお母さんを敬愛しているが、男の子からのアプローチにすぐなびくところはちょっと軽い。
人間の少年・翔は表向きは良い子だが、病気を抱え手術前も両親にほったらかしにされて、心に闇と傷をもった子。アリエッティに残酷なことを言ったのは、好きな子の気を引きたかったからと嫉妬でイジめてみたくなったから。隠れSなのかもしれんw。
でもほんのプレゼントのつもりだろうが、小人のキッチンを勝手にリフォームするとは、翔は性急で乱暴でクレイジー、判断力と想像力に欠けている子だ。12歳だから許されるが、もし15歳だったら他人の家を損壊し泥棒の罪を被せた悪人にも見えそう。
でも根は優しい子。友達の影もないから寂しかったに違いない。誰かの世話になるだけでなく、誰かの役にも立ちたかったのだろう。自分の存在を自分の命を確かめるためにも、アリエッティの存在を必要としていたのだろう。
翔は最後に品物を渡すことで仕事を終え、アリエッティの役に立てた。アリエッティは自分の存在を繋げるために生きるのだけれど、翔は存在意義を見い出すために生きる。小人たちは“存在”という形で、ちゃんと人間に“借り”を返していたのだ。

アリエッティの志田未来はナチュラルで生き生きしていて愛らしい。神木隆之介は翔の裏の顔の腹黒さとマッチしていたがw、前日に放送された『ハウルの動く城』のマルクルの声の幼さと聞き比べると、6年の歳月をしみじみ感じてしまう。
三浦友和演じるアリエッティのお父さんは寡黙だが頼もしい。アリエッティのお母さんはなんであんなに老けているのかと苦笑させるが、ダメダメぶりが大竹しのぶの声と合っていたw。
ハルさんのアップはまんま樹木希林だが、怪演ぶりが際立って人間臭い。竹下景子のおばあさんはなんで貞子というコワイ名前なんだろう。
スピラーが出てきた時は、ハックルベリー・フィン(@トム・ソーヤーの冒険)とソックリに見えてビックリ! やっぱりボソボソ喋るし、意外と男っぽい声。あとで藤原竜也の声と知ったが違和感がなくてピッタリ。藤原さんも小栗さんも、アニメの声優としても充分上手くなってる。

スピラーのおかげで、川がミシシッピ・リバーにも見えてきたw。
人間の少年との淡いロマンスを経て、ちょっぴり色気が出た少女は、今度は小人の少年の逞しさに触れる。青から緑へ、夜から朝へ、新しく広く大きな世界へ。アリエッティのように、高畑勲や宮崎駿が支えるジブリ世界から、若く屈強な監督がどんどん飛び出して繋いでいただきたい。
1時間半と短く物足りなさ感はあったけれど、ジブリらしい良質な作品だった。
ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー3』3D吹替え版を観てきた。

ピクサー製作のフルCG長編アニメで、ディズニーデジタルの3D映画。
今回は吹替えキャストがお目当て。前2作は観ていないが問題はなし。3作目から観ても充分ついていける。
同時上映の短編映画は『デイ&ナイト』。2Dと3Dの融合だが、この映像がまたよく出来てる。

ウッディ達おもちゃの持ち主であるアンディは、大学進学で引っ越すため、おもちゃたちを仕分けする。手違いで捨てられたと思ったおもちゃたちは、自分たちの意思で託児所「サニーサイド」へ運ばれるが、そこには手荒い歓迎と力による支配と管理が待っていた…。

子供向けだと期待していなかったが、これが思いのほかクオリティが高く面白い作品で、ストレートに感動した。ストーリーやキャラクターに夢中になるあまり、3Dということを殆ど意識させなかったが、はたして3Dである必要があったのかw。

伏線も含め練りに練り上げた普遍的なストーリー。分り易く飽きさせないテンポとスピード感ある展開。ひとりとて欠けてはならない個性的で愛着あるキャラクター。光と影を巧妙に取り入れた丁寧で繊細で良質な作画。時間と手間をたっぷりかけてアニメの本質にこだわった、まさに芸術的な職人技を感じさせる作品だった。
エンタメ性は抜群で、笑いとサプライズ、ハラハラとドキドキ、ときめきとロマンスのあとは、切なさと寂しさに涙がこぼれ、おとなも忘れかけていたあらゆる感情を呼び覚ましてくれた。
「さようなら」を「ありがとう」にかえて、「別れ」を新たな「出会い」にかえて、最高にハッピーでホープな映画に作り上げたピクサー・パワー。作品にかけがえのない思いと魂を込めた、作り手のメッセージも愛おしく感じられた。

本編は、吹替えの予告編とは台詞もアングルも若干違っていて、要点が巧みに隠されていたことに気づく。
私の笑いどころは、バービーとケンのくっさいラブシーンw。二転三転する関係性にも笑えるが、やはり女はコワイのかな。
バズの二度の変身(?)もクサくて可笑しいが、ジェシーとのやり取りもベッタベタw。
トトロが出てくると観客もウケるが、喋らなかったのが残念。エイリアンがなんかカワイイ。ミスター・ポテトがポテトじゃなくなったのがブキミw。
クマやベイビィなど普通は愛される存在なのが、裏の顔を持っているのがコワイね。特に首がグルリと回るところなんてゾンビばり^^;。
漢字にカタカナと日本語が随所に出てくるサービスぶりも愉快。

アンディとアンディのママが抱きあって別れるシーンに、我が息子と重ねてホロリとした。アンディがボニーに、ウッディたちを丁寧に紹介する場面は、アンディがどれだけおもちゃを大切に思ってきたかがわかってジンとくる。童心にかえったようにひと時を一緒に遊ぶアンディの姿は、昔を懐かしみ別れを惜しむようで、幸せな寂しさがこぼれてくるようだった。
振り返って、我が息子が今まで遊んできたおもちゃ達はどこへいってしまったんだろう? 50体以上もあったビーストウォーズは?ベイブレードは?遊戯王カードは?^^; 日本が舞台の話なら、ガンプラとかも出てきたんだろうか。

ウッディ@唐沢寿明は正統派のヒーロー声。バズ@所ジョージは渋さの中に色気もあり遊び心いっぱい。
レックス@三ツ矢雄二、スリンキー@永井一郎など、錚々たるベテランキャストが揃う。
ケンの声はお目当ての東地宏樹。クールでスイートでセクシーなのにヘタレな声も奮発して、思った以上に出番も台詞もあって満足v。バービーの声は理知的な高橋理恵子。この二人の色気たっぷりのやり取りには最後まで翻弄されそうw。
アンディの声は小野賢章。予告編で『ハリー・ポッター』最新作が流れたが、これも初の3Dとなるので、吹替え版の賢章くんを楽しみに待っていたい。


セブン・イレブンの「ポケモンスタンプラリー2010」達成。キラキラシールと全キャラけんさくポスターを貰ってきた。ゾロアとゾロアークとセレビィにこだわって並べたスタンプも嬉しい。

メトロの「仮面ライダーWスタンプラリー」も17日からスタート。パス専用アームバンドがカッコイーが、今年は電王もいないのでパスかな。
劇場版『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』を息子と一緒に観てきた。

夏はポケモン!子どもの付き合いで観るのもついに13年目。今回はシリーズ完結編となる。
いつものようにDSに、スクリーンから“セレビィ”を、前売券オマケで“ライコウ”と“スイクン”を貰う息子。“エンテイ”は使い勝手がワルイそうだw。

水と緑が美しい街クラウンシティ。ひとりの男の野望のために引き裂かれたゾロアとゾロアークを会わせるため、再び起こる街の破壊を防ぐため、傷ついたセレビィを助けるため、サトシやピカチュウたちポケモンが一致団結して敢然と悪に立ち向かう。

スクリーン初登場のポケモン、ゾロアとゾロアーク。両者とも幻影を自在に操って見せるが、人間や他のポケモンへと自在に変化するのが面白い。ことに小さなゾロアのやんちゃな変化ぶりが可愛くて、サトシらが翻弄されるのも見ものだ。
だが悪意のない彼らと違って、コーダイという男が見せる幻影は巧妙で厄介だ。マスメディアを操り合成技術を駆使して、己の都合のよい映像を流し市民やポケモンを騙して陥れる。野望達成のために、どんな卑怯で非情な手段でもとる心底の悪人だ。
幻影や変化の騙しあいや化かしあいが見どころのひとつだが、時に我々観客をも巻き込んでくれて、今作はいつにも増してサプライズと興奮に包まれた。
テンポある濃密な運びと息詰まる迫力の画面に、ポケモンたちの思いや絆を散りばめ、2時間の長さを感じさせない面白さで、満腹感と爽快感が残った。

幻影の世界の中で、本当に大切なもの、本当の真実を見い出し見極めるのがテーマのひとつだが、我々大人も現実社会の中で表面のきれいごとや巧みな言述に騙されてはいけないのだろう。
ポケモンたちが本当にメインに活躍した話で、サトシたちはサポートに徹しているのも今作の特徴のひとつ。互いに相手を思い助けようとするゾロアとゾロアーク、街や仲間を守ろうとするポケモンたち、自然とポケモンを生かすセレビィ、街の危機にかけつけるライコウ・エンテイ・スイクン、そして彼らを見守り助けようとするピカチュウやポッチャマたち。サトシたち人間世界と並行するように、自分たちの意思と考えで行動していくポケモンたちの世界が展開される。テレパシーで人の言葉を喋るゾロアこそが、この話の潤滑油でキーマンなのだ。
街ポケモンたちは当初は新参ゾロアたちを誤解して避けたり敵視する。だが弱そうに臆病に見えたポケモンたちが、街の平和を守るために立ち塞がったり、誤解が解けた後では協力し合って加勢する。そんな様子が丁寧に描かれているのも素晴らしい。
人間社会もこんな風に上手くいかないものか。「相互扶助」「情けは人のためならず」ではないが、昨日は助けられても今日は誰かを助けられるように、良い環境の仕事を誰にでも与えられるようにならないだろうか。こういう循環性のある環境こそが、本当の意味での社会保障というのではないだろうか。

ゲストキャストは少々ハガレンを思わせるw。
冠にもなったゾロアークの声は朴路美で、当初は違和感があるが、母性を感じさせる意味では合っていそう。というか、イマジンに女がいたように、ポケモンにも女と男の区別があるのだろうか?と今更な疑問w。ゾロアークが両手を地につけて破壊する様子は、まるで錬金術のようでエドとカブりそう。
エドがいるならアルもいて、セレビィのキュートな声が釘宮理恵。ゾロアークと絡むのは最後だが、印象的な場面を生む。
エドアルときたらロイだが、コジロウ@三木眞一郎の「初めて見た」には苦笑しそう。
ゾロア@間宮くるみは、小生意気な口調や「くっしっし」の決め文句が可愛らしくてよく喋るが、やはりハム太郎とカブりそうw。

「ピカチュウと戦うのが夢だった」(笑)という陣内孝則は、コーダイを渋くクールな声で演じ、作品への思いが伝わる健闘ぶりだ。
加藤夏希は特撮での経験もあるためか、違和感なくリオカ役に溶け込む。塚本高史のクルトはやや硬いが素直な演技。山寺宏一、中川翔子は今回は堅実に脇役をこなす。
息ぴったりな松本梨香、大谷育江には安心感。うえだゆうじ、豊口めぐみは今回が劇場版の聞き納めとなるのだろうか?

2011年の劇場版は『ポケットモンスター ベストウイッシュ』。いよいよブラック&ホワイトか!?
TVアニメ新番組『ポケットモンスター ベストウイッシュ』も今秋放送スタート。新しき主人公と新しきポケモン。サトシ&ピカチュウはどうなる?


『仮面ライダー超電王トリロジー』は、他でまだやってるところもあるが、一応昨日で劇場公開は終了。
昨日は最後の鑑賞を終えて、前売券も無事に消化できた。
それにしても黒崎レイジという名に特別な因縁を抱く。関さんが先日の『ケロロ』でやってた名前も一応レイジだし、黒というのはデュオの色。花屋さんに飾ってあった絵はゴッホの「ひまわり」で、ひまわりはデュオの花だ。デュオ・マックスウェルに結び付くことがあれこれあって、何かしら企みが感じられるのは気のせいだろうかw。
映画『宇宙ショーへようこそ』を観てきた。
アニメフェアでも話題になっていた作品。入場特典のフィルム栞は、メカに乗ってる子どもたちでちっちゃい^^;。

小さな村の全校生徒5人の小学校。ひょんなことで犬型宇宙人を助けたことから、夏合宿中に月で観光できることになった5人の小学生。ところが怪しい宇宙人に狙われたり襲われたりと、宇宙規模での抗争に巻き込まれた彼らは、勇気と決断を試される話。

ジブリアニメを思わせる自然や風景の美しさと、夢と想像力あふれる宇宙の壮大さの中で、子どもたちが動き喋り笑い泣く生き生きとした姿に心潤され、ひとときの「2010年宇宙の旅」を満喫して楽しかった。
地球や月がとてもリアルなのに、私達の知らない月の裏側や何万光年の彼方は、色彩豊かなドラえもんの世界ばりのファンタジーに溢れているのが面白い。宇宙へのパスポートや言語などアイデアも想像以上で納得性があり、ロケットやトレインなど既存アニメのオマージュを超えたディテイルには感心するばかり。
メインキャラの声は等身大の子役が担当、キャラクターの小さな成長と共に、キャストまで本編中で進化しているのが分る。
リアルとファンタジーが見事に溶けあった手作り感のあるクオリティで、子どもだけでなく大人も楽しめるような一編であった。去年大ヒットした『サマー・ウォーズ』は親類縁者止まりだったが、こちらは小さな宇宙規模まで拡大しているのが頼もしい。

とはいえ、本編には色々と不足分や未消化部分が多いのは否めない。
前フリの「修学旅行は宇宙でした。」に当たるのは責任感の強い6年の清だけであとはオマケ。主人公は活発でドジな夏紀かと思いきや、中盤は小二のあまねちゃんのように見える。康二と異星人とのほんのりした友情はステキだが、破天荒な男の子がいないのが難。一学年違いの夏紀と倫子はライバル関係でもない。全般的にみんなイイ子ちゃんだらけで、イジメや仲間ハズれもなく、作品中で心底悩んだり苦しんだり葛藤していないように見える。関係性を修復できたり、自分たちの夢を明確にしただけにすぎないようにも思う。
そもそも彼らを強引に宇宙に招待したのも、帰れなくなったのも、すべて宇宙人ポチの短絡な行動のせい^^;。戦闘では確かにカッコイーし、彼らのことを思って尽力するのは分るが、賭け事したりと調子がよくて宇宙人としてあまり信じられない感じ。結局、自分の過去との決着だけで精一杯だったしね。
ポチがマジでロリコンだとは思わなかったが、あれで面食らってキャラへの視点がブレてしまった感。ポチにどれだけ思い入れがわくかで、ラストの印象も変わってきそうだ。
後半は「ペットスター」の正体やズガーンの効用、ネッポとマリーとの詳しい関係性など、とにかく曖昧な描かれ方で説明不足なのが残念。夏紀たちがペットスターまで辿り着けた経緯もよく分らない。1回観ただけでは、小さな子どもたちはもちろん、大人たちも分り難いのではないか。何回か観たり設定資料等を読めば情報量も増すのだろうが、それでは映画としての魅力や価値に反映されないだろう。

冒頭から隅々まで伏線が出ていて、すべて丁寧に回収されるところは見事である。ぴょん吉まであそこで回収されるとは思わなかったw。
キーワードは「水」と「金」と「弱き者」。“自然”や“お金”と同じように、弱い者貧しき者病気の者も含めて“人”も“機械”も、かけがえのない大切なもの。みんなの存在によって宇宙が形成されているのだ。
教室に掲げられた二つの言葉を、小さくて弱く見える子どもたちが宇宙旅行でしっかり実践し、結果的に小さなメッセージが宇宙規模で受け入れられるという爽快感がある。教室から宇宙へ…テーマの殆どは最初から明瞭に提示されていたのだな。

藤原啓治の声でポチが突然喋り出した時はちょっと笑ったが、クレしん@ひろしな父親ボイスだったり、アイアンマンな男前ボイスだったりと、変幻自在なユニークさに翻弄されそうだ。
ネッポの中尾隆聖がキーマンの如くよく喋り、バイキンマンの上をいく憎たらしさ。ロビーでもネッポ・グッズが販売されていたが、あれでは本編と同じくソッポを向かれると思われる^^;。
タローとハナコまで現れると、アニメ『名探偵ホームズ』ばりだが、日高のり子も成人の母親役をこなすようになったか。
ゴーバの銀河万丈は渋くて温厚でステキなマニアぶり。飛田展男が出るとは知っていたが、最初は姿を見せずに喋られたのですぐにトニーと気づかず、計算された変わった声でビックリ。ボグナー@小野坂昌也、ペット大王@三木眞一郎にも注目。
夏紀のショートパンツから伸びる脚や、倫子のレギンスのお尻や、あまねの赤く染まる頬にそそられるがw、キャラクターの可愛さではインクが一番かな。倫子役の松元環季がお姉さんぽい声で様々な演技を披露。子役たちの中から、また小さなスターが登場するかもしれない。
劇場版『ブレイクブレイド 第二章 訣別ノ路』を観てきた。
第一章ほどは遅くない時間帯の上映。特典のフィルム栞はメカだった。

一触即発の中で設けられた交渉も決裂、再び国家間の戦闘へと発展する中、壮絶な一騎討ちを強いられた主人公の青年が、運命の選択を迫られる話。
前半は敵陣にいるゼス・サイド、後半はゼスの部下リィの闘いが軸で、目新しい情報量はないが、内容的には濃密な作りである。
相変わらず重厚でリアルなロボットバトルは見どころたっぷり。主人公ライガットが操るアンダーゴーレムの謎も少しずつだが解明されるが、丁寧に描かれるキャラクターの心情や目線が焦点となるだろうか。
第一章よりも本編は短く、目立った進展がなかったためか、いまひとつ物足りなさ感はあった。

20歳は超えていると思っていたが、みんな25歳だったんだね。それにしては考え方や気持ちがやや子どもっぽい気もするが^^;。
第一章では感情を失くしたかのように見えたゼスだったが、人間らしさも残っていたのは分った。でも学友時代から続く、ライガットへの上から目線は気に食わんw。
二手に分けての作戦も部下を細かく取り仕切らなかったのも、結局は指揮官ゼスの能力や手腕の責任が問われるのだろうね。
ゼスには小さな娘がいるようだが、墓前でライガットが子どもを残せたからいいじゃないかと言っており、何やらフラグのようなものを感じさせた。俺はどうせ結婚もできない…と言うライガットの卑屈なところが、彼の強さで弱さでもありそう。
アンダーゴーレムにあった古代文字やカウントダウンが、バトルにいっそうの緊迫感を与えて集中させる。エネルギーや装甲など詳細はよく分らないままだが、とりあえずやっとできた“デルフィング”という名前は覚えにくい^^;。

ライガット@保志総一朗はナチュラルできめ細やかに好演するが、叫んでばかりでやや声が割れていた模様。頑張って欲しい。
神谷浩史はクールな中に繊細さ。甲斐田裕子の熱演が光るが、15~16歳には見えないキャラだ。
バルド@菅原正志、トゥル@緒方賢一、エレクト@梅津秀行らベテランの存在感が光る。

タイトルには、学友との“訣別”、仲間との“訣別”、親友との“訣別”も含まれているが、ライガットにとっては、尊敬する父親との本当の意味での“訣別”でもあったのだろう。亡き父の言葉が本編に何度も出てきて、彼はその言葉通りに従ってきたのだが、ここで初めて父の言葉に反抗し、ようやく自分の意思で考えて選択したわけだ。父の庇護から離れ真に自立したということになろう。
“訣別”は哀しく空しく儚く切ないものではあるが、別れは新たな出会いを生み出す。新しきカラーリングになったパートナー・デルフィング、新しい関係で導かれたホズルとの支えが、ライガットの新しい運命を呼び起こすに違いない。

『第三章 凶刃ノ痕』は2010年秋公開予定。
第一章、第二章をDVD&Blu-rayで観てからでも間に合うという訳だ。
『仮面ライダー超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ~ツ』3回目を観てきた。
2回目は先週日曜日に鑑賞し、前売券を着々と消化中w。

木場のナムコでYELLOWファイルが追加入荷されていたので貰ってきた。これでファイルは赤3、青2、黄3の勘定。トリロジー達成も応募できる。

2回目3回目を観て、気づいたことや思ったことなど。

“ひじき”攻めにあう良太郎。溝口琢矢@良太郎は確かに見た目は子どもだが、背はとっくに愛理さんを超えているように見えるw。もしかしてオリジナルの良太郎の背も抜いちゃう勢いか?でも子どもなので腕力はなく、M良太郎の取っ組み合いもイマイチ。溝口くんは頑張っていたけれど。

大樹に「子ども」と言われる良太郎だが、「キライじゃない」は好きのうち(笑)「信じられる」数少ない人間として、大樹は良太郎のことを好きになったんだと思うw。良太郎の“お宝”を持っていた時の大樹は、良太郎を思い出しながらとても嬉しそうに笑っていたものね。良太郎たちと共に過ごした“時間”こそが、大樹が新たにゲットした“お宝”だったのかもしれない。“銃”は過去の大樹に取られちゃったしね。「さすが未来の僕」に、『遊戯王』の武藤遊戯を思い出したw。
レイジからの弾丸をよける際、手を挙げた大樹のポーズと不敵な口元がカッコイーが、あの挙げた手は過去からの銃を握るための前フリだったか。昨日舞台で観たばかりの戸谷公人を、スクリーンでまた観ると、ちょっと嬉しくて可笑しい。
良太郎はずっと「海東さん」と呼んでいたけど、たまにアクセントで「怪盗さん」と聞こえる時もありw。「大樹さん」じゃダメなのかな?

コハナが「(私が)ちょっと調べてみます」と言ってたが、あんな短時間で黒崎家の込み入ったウラの事情までよくまぁ調べあげたもんだ。PCを使ったのか聞き込み調査をしたのか。でも見た目ただの子どもが突然現れて、自分も知らない黒崎家事情を淡々と述べるのを、当のレイジは不審に思ったりしないのだろうか^^;。

もし私の前に凛々しい大人になった息子が突然現れたら…。未来の息子に会うという途方もない想像を、実は子どもが小さい時に何度も夢見たことがある。でも母親ならなおのこと、成長したその男がたとえ名乗らなくても、自分の息子だときっと気づくに違いないだろう。
さゆりさんはすぐに気づかなかったが、別れ間際に意味深な言葉を残した男性を、もしや自分の息子では?と悟ったに違いない。さゆり役栗田麗さんの複雑な表情が、とても印象的で心に染みた。
レイジ役の古川雄大も、橋のところで涙を目に溜めていた顔が情感豊かだ。それにしてもレイジにそっくりの坊やを連れてきたね。その後レイジは、無事に母親と再会できただろうと信じたい。もう50代になっているだろうか。

でも彼らの未来は“人工”イマジンが生み出される環境。イブが「人間をすべて排除する!」ととんでもなく怖ろしいことを発していたし、少なくとも人間の危機管理が試されている時代であろう。『超電王』もこの問題から目をそらすことはできないだろうし、今後の重要な戦い(笑)も予想させるエピソードであった。

映画の後は、有楽町へ出陣。

銀幕 ヘタリア

2010年6月23日 映画
銀幕『ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)』を観てきた。

レディースデーとはいえ、周りは女子ばっかり。
パンフにスタッフの座談会。脚本・音響監督の平光琢也氏の写真がっ(^.^)。

地球をのっぺら化しようとするピクト星人の侵略に、一致団結して(?)立ち向かう、ドイツ、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国と逃げ腰のイタリアの話。
全体は「劇場版」オリジナル・ストーリーが3分の2ぐらい、残りが「Web配信版」の名場面だろうか。
配信版は実はあまり観ていないので^^;、私としてはかえってお得気分。オリジナル新作画に唐突に名場面の旧作画が差し込まれるパターンが「ヘタリア」らしいが、適度な緊張と緩和を生んで面白いかもしれない。
全キャラが登場しているようだが、旧作画があったり、新作カットに新録もあったり。

キャラクターをとことん楽しむのにつきる。
敵が「のっぺら」で個性が出なかった分、メインの個性や存在感が明瞭で把握しやすく、今までと同じテンションは安心感をもたらすようだ。
アメリカがヒーロー面してよく喋るが、小西克幸の声はどうしても関智一ボイスとカブるw。
劇画調のイギリスは、杉山紀彰の真面目な熱血と相まって、たまに格好良く見える。
やはりドイツが一番の奮戦ぶり、安元洋貴の熱演にしびれそう。
アイスランドの出番とプロイセンの歌に注目か。シーランドの扱いにも拘りがありそう。
出てくるのを待ちわびたローマ帝国が一瞬で美味しいトコを持っていくw。郷田ほづみの声はカッパのほうが楽しめそう。

戦闘機や軍艦などどうでもいい作画や美術がやけに凝っているのがツボ。
銀幕主題歌「WA!輪!! ワールド音頭」の踊りのフリツケも凝っていそう。
ワケ分らんままのビミョ~な大団円でなかなか面白かった(^o^)。

「ヘタリア池袋ジャック」スタンプラリー実施中。メイトにも行って二ヶ所を捺したが、ナムコも展望台もたぶん行かない^^;。
来週は『ブレイクブレイド』第二章を観れるかな。
『仮面ライダー超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ~ツ』&初日舞台挨拶を観てきた。

今回のパンフは「超・電王トリロジー」スペシャルDVD付きも販売。
DVDの中味は製作発表の模様と予告で約11分ほど。パンフはスペシャルインタビューに注目v。

”お宝ハンター”こと、仮面ライダーディエンドの海東大樹が、デンライナーを使って過去の自分の行動を止めようとするが、時間警察のレイジが圧倒的な力で徹底的に阻止する。ところが大樹に関わった良太郎やモモタロスたちまで逮捕されてしまう。
『仮面ライダーディケイド』に出てきたディエンドが、”電王の世界”へやってきて、『ディケイド編』以来の仮面ライダー電王と共演。”時間”と”空間”を飛び越えた、まさに何でもアリの電王の究極スタイル作となっている。

『ディケイド』でも大樹の過去話が出てきたが、今回で大樹の存在がますます謎めいてきた。今すぐ過去に飛びたくなった理由や、いったい何十年生きているのかと疑問噴出。大樹って『名探偵コナン』とかに出てくるようなキャラかも。表向きはクールな怪盗だが、情を隠して素直じゃないストイック野郎。「でもキライじゃない」の決め台詞はキライじゃないw。変装に憑依に同時変身と、戸谷公人もあれこれ経験できて美味しかったと思う。

溝口琢矢@良太郎は三部作の中で一番出ていたし、三部作では一番、良太郎らしさが出ていた。モモがチラっと良太郎の性格を話していたが、優しくて物静かだが、頑固で自分が納得するまで動かない男。今回は大樹のことを誰よりも理解しようと決意、体当たりでぶつかっていく勇気と行動力も見逃せない。『俺、誕生』に出てきたアノ絵がまた出てきたが、これが見事に布石となっている。今回は良太郎と大樹との奇妙な友情も見どころだろう。オチもあったしねw。

黒崎レイジはいったい幾つで、どの位の未来から来たんだろう。登場シーンの膝付きポーズがステキ。
人工イマジンのイブは予想通りの存在、生イマジンとはあまりに違うが、これが広がったらどれ程怖ろしいものかと、超電王の新たな世界を想像させる。
イマジンたちではウラタロスが今回目立つ。モモタロスは三部作では一番コミカルでヘタレで可笑しいが、良太郎に誰よりも名前を呼ばれているからいっかw。カード落としとか漫才とか、日頃ファンの間でネタにされてることがそのまま映画に持ち込まれるとはw。
オーナーと駅長の対決も『RED』からずっと布石があったとはね。

「お宝とはかけがえのないもの」「人の思いが時間になる」と、電王語録にまたジンときた。
親子の話でもあり、息子を思いながら母の立場で観てしまって、今回も泣けた泣けた(;_;)。
電王はあっちこっちの世界に神出鬼没するが、基本となる線路は一本太い筋が通っている。浪花節だよ♪人生は。
エンディングは「Climax-Action」。


上映後、舞台挨拶。
登壇者は、左から柴崎貴行監督、てらそままさき、キンタロス、秋山莉奈、モモタロス、戸谷公人、遊佐浩二、ウラタロス、鈴村健一、リュウタロスの順番。関さんがいなくて、モモがちょい沈んだ風^^;。莉奈さんが白いロングドレスで綺麗。柴崎監督は黄色いインナー。

声優さんはイマジンに声を当てての挨拶だが、モモは戸谷くんが担当して「俺、参上!」。戸谷くんとモモがガッチリ握手とハグ、モモが感激で泣いたりw。
戸谷くんは、冬の劇場版でクランクアップした時大泣きしたのに、2ヶ月後にこれで戻ってきてちょっと恥ずかしかったとか。見どころはU大樹というが、お客さんと莉奈さんからの「やっちゃいなよ」のプッシュを受けて、遊佐さんボイスで憑依ポーズを披露。
莉奈さんは、戸谷くんとの愉快なやり取りでナオミの見どころを語る。今回で10作品目だが、終わる度に泣いちゃうのも恥ずかしいとw。次もデンライナーに乗れるように宜しくお願いしますとのこと。

ワールドカップ・ネタ満載。遊佐さんと戸谷くんがサムライブルーで意気投合。オレンジのTシャツのてらそまさんはオランダだと言われて苦笑い、テンション高く「オランダには負けないぞ」に「オー!」と会場もヘンな盛り上がり。紫Tシャツのスズは、3作目をひとりで録った後にこっそりアレを食べに行ったとかw。仮面ライダーからエールということで、戸谷くんとみんなで「ガンバレ!」「ニッポン」コールレスポンスw。
柴崎監督だけは真面目に、「大樹らしさ電王らしさを追及し上手く融合した」「親子で楽しめる」との言葉。トリロジーもあと2週間なので皆で盛り上げて、もう1回チャンスがくるように皆さんのお力をと語った。

『RED』から続くボードに、“大ヒット!!!其の参”のシールを貼る戸谷くん&莉奈さん。
キンとウラがボードを支えて、モモがボードの下から顔を出したり、リュウタが上へ軽くジャンプしたり。
フォトセッション。モモとリュウタがボードの前で座り込み、後ろに出演者が並ぶ。
最後に戸谷くんが「仮面ライダーは永久に不滅だと思います」(水嶋ヒロも似たようなコト言ってたがw)と言って終了。去り際に「みんな、アイしてるよ!」(ウラも似たようなコト言うけどw)で会場を沸かせるのだった。
今回も、赤と黄と青(青だけドリライ7のだけど)のサインライトを振ったさw。約30分あって盛り上がった。

終わってすぐに会場を出て、予定通りの電車に乗って一目散で、新宿から阿佐ヶ谷へ。
映画『アイアンマン2』吹替え版を観てきた。
吹替え版をやってるトコが少なくて、たまたまJOYにあってよかった。

自らが”アイアンマン”であることを明かしたトニー・スタークだが、国からパワードスーツを渡すよう命じられ、新たな強敵にも襲われる。父の夢でもあったスターク・エクスポで派手なパフォーマンスをするトニーだが、己の余命と向き合うことになる。
2008年の映画の続編。前作のほうが完成度は高く満足感もあったが、2ではトニーの内面性に重きをおき、新キャラのお披露目あり、派手なアクションありとてんこ盛りの内容で、それなりに面白かった。

武器商人が公然と登場し、最新兵器を得意そうに紹介したり、北朝鮮やロシアの名前が出たり、パワードスーツを抑止力と考えたりと、はじめに戦争ありきの世界平和観には呆れた。強きアメリカを何とか維持したいという必死さが、作品から感じられて苦笑するしかない。

相変わらずの我が儘セレブ坊やのトニー・スタークだが、ロバート・ダウニー・Jr.本人とも重なるようでまさにハマリ役。
衝動的で自虐的で画期的なナルシストという観察報告はあまりに綺麗な表現だが、その報告書にいちいち言い訳するトニーが可愛いのなんのv。女好きだが、こと本物の恋愛に関しては意外とオクテだということが分ったw。自分の命があと僅かだと知ったトニーの破天荒な人間臭さも魅力だが、何とか逆転を計ろうと果敢に挑戦する、孤高でタフな姿がカッコイーこと。

2組の父と息子が描かれているが、トニーが父ハワード・スタークの映像から命を繋げるのに反し、父の敵とスターク家に執念を抱く者があらゆる命を断ち切ろうとするのが皮肉だ。
トニーとローズ中佐との男の友情が、大々的に花開いたのが嬉しかった。ローズ中佐役はテレンス・ハワードからドン・チードルに変更。スーツに乗りたがっていたローズ中佐の夢がついに叶いw、マーク2がウォーマシンに改造されパワーアップ。アイアンマンとのコミカルなやり取りや信頼を通じた共闘が見どころだ。
謎の美女が突然脱ぎだして、レザースーツで暴れるのもカッコイー。一緒にいたハッピーさんがユーモラスな味付けだった。
スーツが取り沙汰された今作品だが、先に観ていた『超電王』の余波で、アイアンマンとウォーマシンがモモタロスとテディにも見えてしょうがなかったw。ウォーマシンって礼儀正しかったもんね。
『仮面ライダーW』はもちろん『NEW電王編』にも出てきたが、あのクネクネビンビンのムチ攻撃は今の流行なんだろうかw。

EDロール後にエピローグあり。三部作なので、次作ももちろん楽しみだが、ニック・フューリーの計画でもある、2012年の『The Avengers』が最大の楽しみになっていたりする。もちろんローズ中佐のウォーマシンも参戦、ドン・チードルの続投も期待。

吹替えキャストが、『シャーロック・ホームズ』のホームズ、ワトソン、アドラーのキャストと重なっている(笑)。
トニー・スタークの声は1と同じく藤原啓治。甘辛いクールで人間臭いボイスがピッタリで、グラサンをかけたトニーは藤原さん本人と被さりそうにもなるw。
ジャスティン・ハマー演じるサム・ロックウェルが、音楽に合わせステップ踏むのが可笑しい。ハマーの声は森川智之だが、地声に近いようなクールかつ粘着質がある声。台詞量がめちゃ多くてポンポン喋り続け、傲慢でよく吼える小悪党ぶりを表していた。
スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャこと、ブラック・ウィドーの声は、クールな色気がある佐古真弓。

テレンスからドンに変ったローズ中佐は、声も高木渉から目黒光祐に変更。高木さんの男前声が好きだったから残念だが、目黒さんの硬質で包容力のある声も合っている。
ペッパー・ポッツの岡寛恵、ニック・フューリーの手塚秀彰、コンピューター”ジャービス”の声の加瀬康之は不動。
ミッキー・ローク演じるイワンに菅生隆之、よく分らないロシア語とかも喋ったのだろうか。
『仮面ライダー超・電王トリロジー EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』の3回目を観てきた。

1回目に観た時も思ったこと。
アバンタイトルの導入部、妊娠中によく見せられたマンモグラフィの子宮内部の映像に似ているw。
あの祖母がいなかったら美来も生まれてこなかったし、愛理がいなければコハナの存在もないし、良太郎あっての幸太郎だし、「命」の繋がりをあらためて考えると、女性が子を産む象徴としての”子宮”に見えてもいいんじゃないかと思った。
今回マンティスイマジンが女なのにも注目。イマジンに男女の区別があるなら、イマジンにも生殖や出産があるのかもしれないw。

監督をかえて撮影はRED、YELLOW、BLUEという順番だったそうだが、松本若菜や松元環季の髪がREDよりも若干伸びているような気もするw。溝口琢矢の身長も、REDの時よりはたぶん2~3cmは伸びていたようにも思う。
撮影期間中という短いアバンでも、時を越えたフレッシュな若手の成長を見られるのも面白い。

3回目でもやっぱり上原祖母と孫の繋がりには涙した。ゲストの草村礼子と高山侑子の表現力の素晴らしさにもよる。
ちなみに美来の誕生日の6月10日は「時の記念日」。翌日は関俊彦さんのお誕生日だ!と先に思ってしまうけどw。
舞原賢三監督のメリハリある分り易い演出力も評価。幸太郎とテディに上原祖母と孫の台詞や表情をポーンと被せるカメラセンスも実に上手い。作品中に流れる情感や厚味も心地良い。
好き好きによるが、私は先の『ゼロノス編』よりも『NEW電王編』のほうに軍配だろうか。
『ディエンド編』のポスターも貼られていたが、YELLOWの出来も期待したい。


終了後、『超電王トリロジー』公開記念、超・電王オールスターズ写真撮影会に参加。
撮影会実地日に対象作品の1回目と2回目上映回の座席指定券を持っていれば誰でも参加できる。
撮影会は一日3回に分けて実地されるが、始まる前から撮影場所には待機する参加者がわんさか。
指定券1枚に付き写真を1枚撮れるので、一人で指定券を何枚も持っている人も少なくない。
今回で3回目の参加だが、ますますヒートアップしている会場を実感。

今日の登場キャラクターは、モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ジーク。
出待ちもいたり、出てくると歓声があがったり、握手にハイタッチと群がって、もう立派なスター並みw。前に比べてイマジンたちもかなり愛想が良く、どんどん握手したりポーズを取ったり、小さなお子様の頭を撫でたりと賑やかなサービスぶり。

待機列の順番に撮影となるが、全員と撮ったり、指定のイマジンだけと撮ったりの選択もオッケー。
イマジンたちは撮影ポーズを色々とやってくれるが、リクエストに応えてツーショットでハグもしたり。モモやウラが参加者をお姫様抱っこした時は、さすがに羨ましくもなり。でもその後でモモは腰を痛そうに撫でてて、どうやら腰を痛めたらしいw。
撮影に参加しない時のイマジンは、あちこちでポーズを撮ったり小芝居もして楽しませるサービスぶり。そこをフレームにおさめるのも一興。むしろこっちのほうがイマジンらしくて面白い。
モモやキンが正座をするのはいいが、ジークが股を広げて腰を下ろす姿はちょっと違和感w。そんなジークを踏みつけるモモ。
モモがちょっとお疲れのようで、たまに座り込む姿も。大柄な参加者と並ぶと、モモのほうが背が低い時もあり。ウラは元気が良すぎたのか、後ろのエラ部分が取れかかってスタッフに修正して貰ったり^^;。

私もモモにお姫様抱っこして貰おうかと思ったがw、モモが可哀想なので、全員との集合写真だけにしていただいた。全員と握手やハグもして貰った。

こうやって前売券を少しずつ消化中。
『ディエンド編』は何回観れるだろうか。全部観終わると、『ゼロノス編』をもう1回見直したくなっちゃうんだよね。
19日の舞台挨拶は横浜の1回目だけに参加予定。関さんはいないけど、声優さん4人が揃ったところは大阪で堪能したからいいか。映画を観た後は東京へダッシュ。サイテー野郎の同窓会が待っているw。
『仮面ライダー超・電王トリロジー EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』の2回目を観てきた。

オープニングのテロップ見てあらためて、桜田通、溝口琢矢、松元環季と、今回の超電王のメインどころは全部10代の俳優なんだなと、そのフレッシュさをしみじみ思う。

客層はファミリーと大きなお友達が目立つが、本編で見事に笑いの箇所が分かれているのが可笑しかった。
子ども達からはデンライナーのイマジンの愉快なやり取りで笑いが起きるが、お父さん達からはマンティスイマジンの色っぽい声や戦闘中のMプレイもどきで笑いが起きちゃうw。
もちろん大きなお姉さんのために、リュウタロスの可愛さやジークの唯我独尊も用意され、幸太郎がテディに抱きつくシーンまでサービスしたりと隅々まで万端(^.^)。ニンマリさせると共に、祖母と孫の場面で涙までさせる周到ぶりだ。

今回のモモタロスはデンライナー内が多いが、やけにリーダーシップを取ってるなと解釈。
当初こそ「イヤ~ン」「エロイあんたに」とカマっぽい声を繰り出したりw、足ネタでワラかしたりもしたが、だいたいは空気が読めるw大人な対応をしていたと思う。
コーヒーを気楽に要求したりとナオミ使いが目立っていたし(ナオミがモモの女房っぽくも見えたりw)、デンライナーからなかなか出ていかない幸太郎とウラに「カメ」と低く促したり、動かないテディを真っ先にハッパをかけたのもモモだったか。包帯の足で自ら出ようとしたことも、頑固なテディの肩を押すための最終手段だったのかもしれない。「勝手にしろ」と背中を向けたモモから、イマジン達の長兄のような包容力が感じられた。モモは”寅さん”だという意味が分ってきたかな。
そういうイマジンのドラマの中に、高岩成二と関俊彦の男っぽさが如実に現れていて、REDの時よりも格好良く映った。
でも、画面いっぱいにモモとテディが見つめ合うシーンは、二人とも口から牙や歯が出て鬼っぽくて、なんかコワそうで笑えたわw。

リュウタロスが今回意外とアクセント。美来の祖母から「坊や」と言われたR幸太郎だが、ガンフォームまでマンティスイマジンに「坊や」と言われちゃう。
でもリュウタはテディのことを「青いクマさん」と呼んでて、観てる子どもたちの中にはちょっと分らない子もいたりw。いっそ「天丼」との間をとって「天クマ」と呼んでみようw。


4日(金)深夜『刀語』第6話
関俊彦が真庭海亀役で出演。「カメ公」呼びするモモだが、こっちでは頭に甲羅カブってるし、名前からして”カメ”そのまんまw。でもエロくはなく、目がサイボーグ004っぽくて渋い声音。ゲストというより、今後も出てきそうなので要チェック。オッキーがトリさんなのかw。
『仮面ライダー超電王トリロジー EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』初日を観てきた。

REDに続き木場でクリアファイルをゲット。
握手会&撮影会で、仮面ライダーWが来ていたのでパチリ。

良太郎の孫の幸太郎が、突如”契約終了”を告げられて相棒テディと袂を分かつ。契約者の女子高生の思いとも重ねながら、強敵女イマジンとの闘いに捨て身の覚悟でのぞんでいく。
映画『さらば』『ディケイド』に出たNEW電王が、今度は主役として登場。映画の続編というより、新たに始まるテレビシリーズ『仮面ライダーNEW電王』の序盤といった様相だ。

ポスターを見た時は、まるでディズニーのお姫様と王子様かと思ってしまった幸太郎&テディ。こりゃテ×幸でも読んでみたいなと思いつつw。
前半で幸太郎を淡々と守るテディの完璧な図が、まるで『黒執事』のセバスチャンのよう(笑)。テディなき後の幸太郎の運の悪さっぷりが半端じゃなく面白かった。ホント、テレビシリーズの良太郎そっくり。桜田通、そういう意味でも熱演でとても楽しそう。
派遣イマジンの設定や世界観がいまいちよく分らないし、幸太郎の目の前でああいう態度をするオーナーも意地が悪いのか他に思惑があってのことかw。

二組の祖父母と孫が登場する。敬老の日をターゲットにした公開でもよかったんでは?w
桜田通くんと溝口琢矢くん、見た目は兄と弟の年齢差だが、お祖父ちゃんと孫にもちゃんと見えたからフシギ。幸太郎を心身ともに気遣う良太郎の様子を、琢矢くんが落ち着いた演技で表現してさすが。
今回フィーチャーされるのが上原美来と祖母の早苗。高山侑子はある意味二役だがソツなくこなし、料理やテニスの腕も披露。高山さんには、佐藤健と似たような適応力や器用さを感じるので、ビッグな期待株だ。祖母役の草村礼子も表現豊かな方で、あたたかい笑みや眼差しから孫への愛情が満ち溢れていた。二人の終着には思わず涙がこぼれた(;_;)。

骨折中のモモタロスはお留守番組だが、テディへの男らしい言動で格好良さをキープ。
K幸太郎とR幸太郎が見どころの一つだが、インパクトはあまりない。ウラはウラタザオがエロっぽくてw。ジークは相変わらず何のために出てきたのか分らんが、いつか溝口くんのW良太郎が見れると信じて忍耐強く待とう。
プラットフォームが今回も時間つなぎで活躍。良太郎も孤軍奮闘で健気。

何といっても敵のマンティスイマジンが最高。毒息にカマに火球に俊敏さと意外と手強くて、女の武器を最大限に生かした甘い言葉や色っぽさで悉く相手を翻弄w。富沢美智恵の強気の声は『クレヨンしんちゃん』のまつざか先生が思い出されるが、月にパフォーマンスする様子に、アンタはセーラーマーズでしょ!?と密かにツッコミを入れたりw。

なくしてようやく分る大切なもの。仮面ライダーの戦いを通して、祖父母と孫、かけがえのないパートナーなど、家族や仲間との繋がりや絆を描いたドラマだ。
東映さん繋がりで、先の『孤高のメス』とも共通した思いを感じた。
エンディングのメイキングも楽しい。幸太郎&テディの「Doubule-Action Strike form」を聞くと、イベントのテディの激しいフリが思い出され笑いがこみあげるw。
映画『孤高のメス』&初日舞台挨拶を観てきた。

1989年、ある地方の市民病院に赴任してきた外科医・当麻鉄彦。次々とオペを成功させ、患者や命と真摯に全力で向き合う彼の姿を、共にバックアップしてきた看護婦の視線で描く。
現役医師の手による同名小説は未読。主人公の設定や物語の語り手など、様々な面で時間をかけて、分り易く焦点を絞って脚色されているようだ。

『ER』などでも手術シーンは苦手な映像であったが、当麻が手がける手術シーンはフシギと抵抗感がなかった。ひと言でいえばリアルなのだが、とても自然なのだ。執刀医の「メスください」という言葉からして新鮮に感じた。
そして臓器をこんなに直視できたことはない。「けがれのない美しい」という言葉が出てくるが、人間の臓器ってこんなに綺麗なものなんだと知った。臓器の造形などスタッフの力をはじめ、手術中の手先などキャストの猛特訓の成果もまざまざと伺えた。

当麻鉄彦を「ブラック・ジャック」と呼ぶ者もいたが、彼は決して完璧なヒーローではない。人の命を救い、人の思いを汲み取ることに誠心誠意つくす、医師として当り前のことをしてくれる、普通の医者なのだと思う。
ただそんな普通の医者は少なくなった。「ありがとう」「ごめん」という言葉を医者から言われると、とても新鮮に感じるのは何故だろう。人と人の間ではとても必要な言葉なのに。いつから医者は患者に頭を下げなくなったのだろう。

子どもをなくした母親と、母親をなくした子ども、どちらがより哀しく切ないのだろう。なくした後で知る、大切な意思とかけがえのない思い。
虫垂炎で命を危うくした母親もいた。10年前の我が身と重ねてゾクリとするが、生かされた自分の命と執刀医にあらためて感謝を覚えた。
最大の見どころは肝移植手術だが、12時間以上もの大手術にも関わらず、息詰まる緊張感をうわまって、淡々とコツコツと丹念にチームの作業が積み重なっていく。肝臓がぽっとピンク色に染まる場面に、私の胸もぽっと熱くなった。
医療を通して浮き彫りにされる、親子の絆、受け継がれる命の繋がりを描いたドラマだ。何度も何度も、目頭が熱くなり涙がとまらなかった(;_;)。

堤真一が抑えた演技で、自然体な形で当麻を演じる。手術中の真剣な眼差しは深く色濃く、都はるみの演歌で目玉を丸くさせるなどひょうきんな面も見せて、堤さんの様々な新しい魅力が引き出されている。
夏川結衣は映画の中でどんどんキラキラした存在感を見せ、本人の色が明瞭にストレートに出ていて好ましい。
余貴美子の白熱の演技は圧巻、リアルな感情を呼び起こさせて何度も涙した。
『ブラッディ・マンディ』でも共演した吉沢悠と成宮寛貴は、映画では全く接点はなかったが、共に等身大の若者を素直に好演。

イメージソング「待ち合わせ」も良い曲だが、エンディングはあえて劇中でも使われた子どもたちの合唱曲。まるで『ナウシカ』のハミングを思わせる曲調で、親と子、命のリレーを思った。


上映後、舞台挨拶。
「アンコ椿…」の音楽で、出演者が登壇。左から、成島出監督、吉沢悠、堤真一、夏川結衣、中越典子の順番。中越さんだけ患者側という立場だからか白いミニドレスで、皆さん黒っぽい衣装。

撮影はほぼ一年前だからか、「何も考えて来なかった」とか「言うこと忘れてしもうたわ」とか、堤さんからは早速関西弁が連発w。「監督が初日が一番緊張すると言ってたが、役者はクランクインが一番緊張する」と和ませて、「僕としては今日が一番幸せです」とニッコリ。

緊張したオペシーンだが、特に最後の手術のシーンは「周りが順天堂の本物の先生ばかりに囲まれたので一番緊張した」(笑)。撮影前にもオペ室に入って目の前で手術を見学したと言うが、オペの話ばかりで「話がハズまないですね」と自分ツッコミw。
「トーク上手いですね」と堤さんから言われた夏川さんが、キャンペーンで札幌、名古屋、福岡を回った話。「皆さま歓迎して下さった」「みんなの手で公開まで持っていくものなのですね」と夏川さん。でも「当麻先生が博多の夜を楽しまれたようで」と夏川さんから言われ、「コミュニケーションが大事ですからね」と堤さん誤魔化すw。
そんなお二人の様子を受けてか、「手術はリアルな部分を求められた」と話す吉沢さんが「堤さんと夏川さんがリアルなコント漫才みたいで」(笑)と茶化す。
監督からは都はるみの音楽について。原作ではポール・モーリアだがこれだと別のシーンになっちゃうし、実際の先生にも演歌をかけてた方がいらしたからと。最後の手術シーンもかけるか迷ったが、堤さんたちがかけてと後押ししてくれたという。「手術シーンが連続する度に、皆の気持ちがひとつになってシンクロしていった」という。
堤さんからも「奇跡みたいなもの」「役者人生において”宝物”だなと思った」と真面目な言葉。

フォトセッション。5人とも両手を前に重ねての綺麗な撮影。ムービーでようやく、手を後ろに組んでおどける堤さん。
撮影後にまた「何も考えてなかった」(笑)と堤さん。「僕たちの思いが伝わってくれれば嬉しいですし、皆さんが満足してくれれば嬉しいです」と話し、「大ヒットしてくれればという気持ちはあるのですがw、今日出会えた人に感謝しています」と当麻のような謙虚な表現で締めた。

約20分。堤さん中心に、それなりに盛り上がって楽しかった。出待ちも多く、ファンの方の思いも凄かった。
堤真一さんは7月の舞台でまた拝めそう。キャパが狭い劇場でチケットを取るのに一苦労。

この後は、『仮面ライダー超電王 EPISODE BLUE』鑑賞地へ。都内公開館数が少なく、銀座から近いのはやっぱり木場らしいw。

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