映画 地球が静止する日 吹替え版
2008年12月25日 映画映画『地球が静止する日』吹替え版を観てきた。
1951年の同名映画のリメイク。旧作は未見。
宇宙から来訪した人間型異星人が、大国からの攻撃を受ける中、ひとつの家族の姿を見て、地球を救うための任務を変えようとする話。
壮大な予告編と比べて、本編は脚本も演出も中途半端、大雑把で薄っぺらい物語となっていて、さっぱり面白くなかった。
CGも一見すごそうだが、既存のものと重なり新鮮味に欠ける。イナゴ型大群は『エクソシスト』のほうが緻密だった。
異星人クラトゥの当初の目的が、血の繋がりがない母子の絆を知っただけで、そんなに簡単に覆されるものなのか。冷たい印象の彼に生まれた”情”を描きたかったのか。
環境破壊の警告がテーマらしいとは分るが、映画では漠然としていて具体例も出していない。人類の過ちに誰もが気づいていても、学者たちだけでは殆ど無力。先ず世界のトップが人々を修正へと導かねばならないが、そんな様子も見受けられず、これから何をするべきかも提示されず。
切羽詰れば人間も変わるハズ…という楽天的思想が闊歩しそう。曖昧なままで時間切れのエンディング。これでは映画を作った意味が皆無、明らかに脚本家や監督の力量不足といえよう。
キアヌ・リーブスは、ここでもスキンヘッド&オールヌードを披露w。細くて立ち姿が美しいが、顎のニキビが気になるw。
ジェニファー・コネリーの従順さより、キャシー・ベイツの迫力が勝る。
ウィル・スミスの息子ジェイデンが演じるジェイコブが、生意気なクソガキで個人的に嫌い。この子どもがアメリカを体現。「エイリアンなんて殺してしまえ」と強気だったのが助けられてちょい改心するも、異星人の力におねだりする無茶ぶり。
アメリカはどこまでも短気で破壊的で攻撃的で、地球の代表はアメリカだと言ってるぐらいで、ますます嫌悪感が募る^^;。
普通の善良な人々が駆逐される中、大統領や長官らトップには何の害もお咎めもなく終わるのが不快だ。いや、簡単に葬れないところが、今のハリウッドの限界なのだろう。トップを変えなければ、一個人の変化だけでは難しい。大統領選で経験済みなのに、ハリウッドが静止したままでは、映画界に”変化”も生まれないだろう。
携帯、車、兵器…。この世から一掃して欲しいものが、静止するシーンはちょっと痛快か。だが人類の前には、中途半端に朽ち果てた土地が広がる。
昨日観た『ウォーリー』のラストと驚くほど酷似していて苦笑。もはや人類は、人間以外の者から諭されないと、変われないし生きられない愚鈍の生物なのだろう。
キアヌの声は森川智之。先日放送された『マトリックス』と比べ、いっそう冷たく感情をおさえた格好良いボイス。モリモリの滑らかな中国語(北京語?)が聴き所。でも思ったより台詞が少なかったかも。
ヘレンの声は八十川真由野、ジェイコブの声は小林翼、どちらも知らない方。
ヘレンに味方する学者マイケルの声が井上倫宏。そういやヘレン登場時、『ER』のニーラ役の娘が大学生役で出ていた。
1951年の同名映画のリメイク。旧作は未見。
宇宙から来訪した人間型異星人が、大国からの攻撃を受ける中、ひとつの家族の姿を見て、地球を救うための任務を変えようとする話。
壮大な予告編と比べて、本編は脚本も演出も中途半端、大雑把で薄っぺらい物語となっていて、さっぱり面白くなかった。
CGも一見すごそうだが、既存のものと重なり新鮮味に欠ける。イナゴ型大群は『エクソシスト』のほうが緻密だった。
異星人クラトゥの当初の目的が、血の繋がりがない母子の絆を知っただけで、そんなに簡単に覆されるものなのか。冷たい印象の彼に生まれた”情”を描きたかったのか。
環境破壊の警告がテーマらしいとは分るが、映画では漠然としていて具体例も出していない。人類の過ちに誰もが気づいていても、学者たちだけでは殆ど無力。先ず世界のトップが人々を修正へと導かねばならないが、そんな様子も見受けられず、これから何をするべきかも提示されず。
切羽詰れば人間も変わるハズ…という楽天的思想が闊歩しそう。曖昧なままで時間切れのエンディング。これでは映画を作った意味が皆無、明らかに脚本家や監督の力量不足といえよう。
キアヌ・リーブスは、ここでもスキンヘッド&オールヌードを披露w。細くて立ち姿が美しいが、顎のニキビが気になるw。
ジェニファー・コネリーの従順さより、キャシー・ベイツの迫力が勝る。
ウィル・スミスの息子ジェイデンが演じるジェイコブが、生意気なクソガキで個人的に嫌い。この子どもがアメリカを体現。「エイリアンなんて殺してしまえ」と強気だったのが助けられてちょい改心するも、異星人の力におねだりする無茶ぶり。
アメリカはどこまでも短気で破壊的で攻撃的で、地球の代表はアメリカだと言ってるぐらいで、ますます嫌悪感が募る^^;。
普通の善良な人々が駆逐される中、大統領や長官らトップには何の害もお咎めもなく終わるのが不快だ。いや、簡単に葬れないところが、今のハリウッドの限界なのだろう。トップを変えなければ、一個人の変化だけでは難しい。大統領選で経験済みなのに、ハリウッドが静止したままでは、映画界に”変化”も生まれないだろう。
携帯、車、兵器…。この世から一掃して欲しいものが、静止するシーンはちょっと痛快か。だが人類の前には、中途半端に朽ち果てた土地が広がる。
昨日観た『ウォーリー』のラストと驚くほど酷似していて苦笑。もはや人類は、人間以外の者から諭されないと、変われないし生きられない愚鈍の生物なのだろう。
キアヌの声は森川智之。先日放送された『マトリックス』と比べ、いっそう冷たく感情をおさえた格好良いボイス。モリモリの滑らかな中国語(北京語?)が聴き所。でも思ったより台詞が少なかったかも。
ヘレンの声は八十川真由野、ジェイコブの声は小林翼、どちらも知らない方。
ヘレンに味方する学者マイケルの声が井上倫宏。そういやヘレン登場時、『ER』のニーラ役の娘が大学生役で出ていた。
映画 ティンカー・ベル 吹替え版
2008年12月24日 映画続いて、ウォルト・ディズニーのアニメ映画『ティンカー・ベル』吹替え版を観てきた。
ロボットの次は妖精。ピーター・パンに出会う前の、ティンカー・ベル誕生からの話を、季節ごとに描いていく4部作のひとつ。
ネバー・ランドの妖精の谷ピクシー・ホロー。もの作りの妖精の才能を持って生まれたティンカー・ベルが、失敗し挫折しながらも少しずつ成長していく話。
ティンカー・ベルは、向こう見ずで強気で屈託ない明るい女の子。お喋りらしく口が大きいw。
もの作りの妖精は、人間の世界メインランドに行くことはできない。どうしてもメインランドに行きたいティンカー・ベルはスタンドプレーを続け、トラブルメイカーとなってしまう。反省し意気消沈する彼女を、仲間たちは見捨てずに協力する。
人間の子どもの誕生と成長と自立と重ねて、夢中にさせるストーリー。「自分の才能に誇りを持て」も、今の子どもたちに送りたい言葉だ。
金色の粉がキラキラと綺麗。鮮やかな色彩はファンタジーの醍醐味。4人の女の子たちも個性的で、ネズミのチーズの造形も愉快。音楽も心が弾んでくる。
子ども向けに見える『ウォーリー』が実は大人向けに思えるのに比べて、『ティンカー・ベル』は文句なしに子ども向け。大人がビデオで繰り返し見せたいと望む作品だろう。
春の部は、いわば修練と旅立ち編か。第2部へ繋がるラストは、続きが観たくなる演出。
吹替版エンディングテーマに湯川潮音の「妖精のうた♪」。日本人が起用されるのも珍しい。
ティンカー・ベルの声は深町彩里。はきはきと明るくて小島幸子風。
妖精4人は、豊口めぐみ、園崎未恵、高橋理恵子、坂本真綾。フェアリーメアリーは、先日の舞台の記憶も新しい山像かおりで、良き指導者を好演。 パメラ役の朴路美が、見事なアンチぶりを発揮。クラリオン女王は、女神ボイスの高島雅羅。 島本須美のナレーションに癒される。
ティンカー・ベルと同じ、もの作りの仲間がクランク&ボブ。ボケのクランクが河本邦弘、ツッコミのボブルが石田彰で息ぴったりのコンビ。石田さんは『レッド・クリフ』や『プリキュア』よりも出番も台詞もあり、素直で快活な少年ボイスで和ませる。ティンカー・ベルと共にちゃっかり飛び立つが、金の粉を振りかけられてはしゃぐ声が可愛いv。彼らが第2部にも出てくれたら愉しみが増えそう。
ロボットの次は妖精。ピーター・パンに出会う前の、ティンカー・ベル誕生からの話を、季節ごとに描いていく4部作のひとつ。
ネバー・ランドの妖精の谷ピクシー・ホロー。もの作りの妖精の才能を持って生まれたティンカー・ベルが、失敗し挫折しながらも少しずつ成長していく話。
ティンカー・ベルは、向こう見ずで強気で屈託ない明るい女の子。お喋りらしく口が大きいw。
もの作りの妖精は、人間の世界メインランドに行くことはできない。どうしてもメインランドに行きたいティンカー・ベルはスタンドプレーを続け、トラブルメイカーとなってしまう。反省し意気消沈する彼女を、仲間たちは見捨てずに協力する。
人間の子どもの誕生と成長と自立と重ねて、夢中にさせるストーリー。「自分の才能に誇りを持て」も、今の子どもたちに送りたい言葉だ。
金色の粉がキラキラと綺麗。鮮やかな色彩はファンタジーの醍醐味。4人の女の子たちも個性的で、ネズミのチーズの造形も愉快。音楽も心が弾んでくる。
子ども向けに見える『ウォーリー』が実は大人向けに思えるのに比べて、『ティンカー・ベル』は文句なしに子ども向け。大人がビデオで繰り返し見せたいと望む作品だろう。
春の部は、いわば修練と旅立ち編か。第2部へ繋がるラストは、続きが観たくなる演出。
吹替版エンディングテーマに湯川潮音の「妖精のうた♪」。日本人が起用されるのも珍しい。
ティンカー・ベルの声は深町彩里。はきはきと明るくて小島幸子風。
妖精4人は、豊口めぐみ、園崎未恵、高橋理恵子、坂本真綾。フェアリーメアリーは、先日の舞台の記憶も新しい山像かおりで、良き指導者を好演。 パメラ役の朴路美が、見事なアンチぶりを発揮。クラリオン女王は、女神ボイスの高島雅羅。 島本須美のナレーションに癒される。
ティンカー・ベルと同じ、もの作りの仲間がクランク&ボブ。ボケのクランクが河本邦弘、ツッコミのボブルが石田彰で息ぴったりのコンビ。石田さんは『レッド・クリフ』や『プリキュア』よりも出番も台詞もあり、素直で快活な少年ボイスで和ませる。ティンカー・ベルと共にちゃっかり飛び立つが、金の粉を振りかけられてはしゃぐ声が可愛いv。彼らが第2部にも出てくれたら愉しみが増えそう。
映画 WALL・E(ウォーリー) 吹替え版
2008年12月24日 映画ディズニー・ピクサーのアニメ映画『WALL・E(ウォーリー)』吹替え版を観てきた。
冒頭5分のマジシャン&ラビットの奇々怪々なアニメは何だろう?
人間が見捨てた地球で働き続けるゴミ処理ロボットのウォーリーが、宇宙船から派遣された最新型ロボットのイヴと出会い、地球と人類の運命を左右する冒険の旅に出る話。
声だけでなく、画面に漢字が出てきたりと懲った吹替え版w。
純粋でひたむきなウォーリーは、コレクションにも夢中なオタクっぷり。強気でクールなイヴは、萌えキャラにもよくいそうなツンデレっぷり。ウォーリーは仕草が可愛く、イヴは笑った顔が何て可愛いこと(^^)。オタクとツンデレが出会い、一目惚れするウォーリーに比べて、徐々にウォーリーに惹かれていくイヴの感情表現が細やか。そして早業イヴがカッコイー。
後半は一転して宇宙船の中。心を持ったロボットたちの絆が、漠然とラクに生きていた人間たちに影響を与え、人類の行く末を左右するという広大なスケールに突入、いささか面食らう。
”外来の汚染物質”に触れても人間は大丈夫なのだろうか?(放射能とか)。唐突に仲間が増えたのもよく分らない。赤ちゃんは出てきたが、子どもの姿は殆どなかった。
世界観にはどんどん引き込まれるが、昔のSFのような朴訥とした雰囲気から、よくある警鐘話に変わっていったのが残念。
CGの緻密さや美しさには目を瞠り、ロボットの仕草や表現力にも感心するが、音楽が昔の曲ばかりで詰らなく、たまに耳障りな歌もある^^;。
環境破壊やメタボなど、社会や人間への警鐘はもちろん含まれている。だがその前に、手をつないだりダンスしたりと、他者との触れ合いと協力が大切なのだよと、”絆”を忘れた大人たちへのメッセージに違いない。
そのために残された緑が、やけに眩しくほっとさせる。もはや人類はロボットに喚起されないとダメな生き物になってしまったらしい。
EDのアニメで『トトロ』が思い出された。日米、思いは皆同じ、アニメとアニメはつながっている。
コンピューターの声は小山茉美、冷たい中に情報量も喋りもたっぷり。
草刈正雄が外見ビックリの艦長を熱演。ウォーリーの声は横堀悦夫、『チーム・バチスタの栄光』のナレーションも担当した。イヴのキュートな声は園崎未恵。江原正士が冷徹なオートを、吉野裕行がやんちゃなお掃除ロボットのモーを好演。
冒頭5分のマジシャン&ラビットの奇々怪々なアニメは何だろう?
人間が見捨てた地球で働き続けるゴミ処理ロボットのウォーリーが、宇宙船から派遣された最新型ロボットのイヴと出会い、地球と人類の運命を左右する冒険の旅に出る話。
声だけでなく、画面に漢字が出てきたりと懲った吹替え版w。
純粋でひたむきなウォーリーは、コレクションにも夢中なオタクっぷり。強気でクールなイヴは、萌えキャラにもよくいそうなツンデレっぷり。ウォーリーは仕草が可愛く、イヴは笑った顔が何て可愛いこと(^^)。オタクとツンデレが出会い、一目惚れするウォーリーに比べて、徐々にウォーリーに惹かれていくイヴの感情表現が細やか。そして早業イヴがカッコイー。
後半は一転して宇宙船の中。心を持ったロボットたちの絆が、漠然とラクに生きていた人間たちに影響を与え、人類の行く末を左右するという広大なスケールに突入、いささか面食らう。
”外来の汚染物質”に触れても人間は大丈夫なのだろうか?(放射能とか)。唐突に仲間が増えたのもよく分らない。赤ちゃんは出てきたが、子どもの姿は殆どなかった。
世界観にはどんどん引き込まれるが、昔のSFのような朴訥とした雰囲気から、よくある警鐘話に変わっていったのが残念。
CGの緻密さや美しさには目を瞠り、ロボットの仕草や表現力にも感心するが、音楽が昔の曲ばかりで詰らなく、たまに耳障りな歌もある^^;。
環境破壊やメタボなど、社会や人間への警鐘はもちろん含まれている。だがその前に、手をつないだりダンスしたりと、他者との触れ合いと協力が大切なのだよと、”絆”を忘れた大人たちへのメッセージに違いない。
そのために残された緑が、やけに眩しくほっとさせる。もはや人類はロボットに喚起されないとダメな生き物になってしまったらしい。
EDのアニメで『トトロ』が思い出された。日米、思いは皆同じ、アニメとアニメはつながっている。
コンピューターの声は小山茉美、冷たい中に情報量も喋りもたっぷり。
草刈正雄が外見ビックリの艦長を熱演。ウォーリーの声は横堀悦夫、『チーム・バチスタの栄光』のナレーションも担当した。イヴのキュートな声は園崎未恵。江原正士が冷徹なオートを、吉野裕行がやんちゃなお掃除ロボットのモーを好演。
仮面ライダー電王&キバ 今年もクライマックスだぜー!
2008年12月23日 イベント『仮面ライダー電王&キバ ~クライマックス刑事~』特別上映!今年もクライマックスだぜー! に行ってきた。
イベントの度に行くT・ジョイ大泉。今回は中途半端な時間帯^^;。
監督とイマジンが出演するだけだが、女子たちがお洒落して入念な化粧。う~みゅ^^;。
入口で、今後のイベント企画に役立てるアンケート&クイズの回答用紙。イベントの料金設定は?の問に、すかさず高い!(~_~) 普通、映画上映と舞台挨拶だと2千円が相場なハズ。3千円ということは撮影券も入ってるのか!?
一番後ろの座席だが、後ろを気にしなくて済む。
撮影延期の影響で金田治監督の舞台挨拶が中止になり、白倉伸一郎(プロデューサー)と柴崎貴行(アニメ監督)へ登壇者が変更。ちょっと残念。
「時を越えて、俺、参上!」モモタロスが座席後ろの扉から登場、愛想良く通路を歩いて壇上へ。ウラタロスは左後ろから。キンタロスとリュウタロスとデネブは中程通路から。最後にシークレットゲストでジークが登場。みんな其々に決め台詞が流れてからだが、これは録音使い回し分だよね^^;。真ん中に立ったジークに、モモたちが一斉に指差して「頭が高いっ!」w。
裏に東映撮影所があるので、T・ジョイ大泉ならではのイベント。「一応、彼らにも楽屋がある」と語る白倉氏だが、イマジンたちの魅力の理由はよく分らないらしい。でも節分でモモたちに豆がまかれる心配をしてたりw。イマジンアニメの魅力について、柴崎氏は「見た目の可愛らしさ」と語る。
客席からの質問コーナー。一応、質問を受けたイマジンたちは、コソコソお二人の耳元で言ったり、楽屋で前もって話を聴いていたなどと、答えるのは専ら白倉氏と柴崎氏。
好みの女性のタイプは?の質問に、モモが「鼻くそ女でないことは確かだ」と答えたと白石氏が言うと、途端に「エーっ!?」と客席から明確なリアクション^^;。キンは「黙して語らず」。ジークは「もちろん、姫」と柴崎氏が回答。途中、正座でお辞儀をしたデネブの背中にジークが乗っかる場面も。
子供たちからは、モモは泳げるようになりましたか?とか、侑斗は椎茸食べれるようになったかなぁ?など可愛い質問w。
またこういうイベントをやってくれるか?の大人の質問に、白石氏が「こういう場を作りたい。来年のディケイドでも触れ合うかどうか…」と言葉を濁しながらも意気揚々。何たって「今年も!」だから、来年もクライマックスだぜ!もありそうw。
最後に代表イマジンの決めポーズ。モモが壇上から落ちて転がって、壇上から降りたウラと口喧嘩^^;。すったもんだの後、モモが代表となり、その場で決めポーズの「俺、参上」。壇上でやってくれないと見難いじゃないか^^;。
「また会おうぜ!」とモモらが退場。デネブが深々とお辞儀をして、トリのジークが優雅にお辞儀。
その後はクイズコーナー。6設問は各イマジンについて。キンちゃんのが分らず(~_~)。上映中、429名分の回答をチェック、全問正解者から5人にピン撮影プレゼント。
上映前にモモだけステージに来て「始まるぜ!」。今日の舞台のモモはちょっとおとなしめだった^^;。
 ̄
映画『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』
もう何回目の鑑賞になるんだろ?飽きずに観れたのがフシギ。
コハナがまだ髪が長くて小さい。スクリーンで佐藤健や中村優一を観るのも久しぶり。
鈴木刑事@村井良大は、来年の『仮面ライダーディケイド』にクウガで出るが、彼も脇役とはいえ、仮面ライダーに2度も出るなんて。まるで和樹みたいw。でも来年3月にはテニミュがあるから、それまでクウガは出てこないのか?
全体的にバックがやけに蒼かったり、黄土色だったり^^;。こんな色合いだったっけ?
上映後、モモがもう一度ステージに来て、「俺の活躍、格好良かっただろっ!?」。サービスサービスゥ。
 ̄
撮影会。後方席はステージが見え難かったのだから、後方から進行してくれればいいのに、これも前から!(~_~;) こっちの座席に順番が来るのは、2時間後か、はたまた3時間後か!? ウチにはお腹を空かせた子供が待っていて急ぐので、手を挙げて撮影を優先させて貰った。Hさん、すみません。色々ありがとうです。出口でお土産にプリン味の小さなお菓子。
時間・場所の関係上、3~4名様団体での写真撮影。イマジンへのポーズなし、アイテム持たせるのもなし、握手も…なし?整理券の順番でなんて旨くいくわけないし。
見知らぬ人と撮影するのは了解。いざ自分の順番になり、モモとキンの間に立ったら、後から3人のおばさんが来て、私らの前にズラっと立ちはだかる。4個のカメラ&携帯を駆使するので、撮影するスタッフもやり難そうだし、じっとしてる我々も時間がかかる。モモは私の手を取って上へv。キンは私の頭ナデナデv。退出時にモモと握手、キンと握手。
イヤな予感がして、撮って貰ったのを確認したら、オバサンたちはでっかく映り、その後ろにほんの小さく私の顔だけ。モモの腕が私の左側を隠す。これじゃ撮った意味がな~い(~o~)。今回のチケット代には当然、撮影券も入っていると思うので、理由を言って撮りなおして貰った。でもフラッシュが上手く炊かれてなかったようで、出来上がりが暗~いこと。これは我慢。
それにしても、前回、個人で撮った時よりも時間がかかり、トラブルも多くて、いや~な後味(~_~)。イマジンも休憩を取るようだし、この分だと終わるのに何時間かかったことか。
バスも1本乗り遅れ、やっと家に帰着。ご飯は炊いて行ったが、案の定、子供達はお腹を空かせて待ってて、急ぎ食事の支度。
明日こそ、新作映画を観にいくぞー。
イベントの度に行くT・ジョイ大泉。今回は中途半端な時間帯^^;。
監督とイマジンが出演するだけだが、女子たちがお洒落して入念な化粧。う~みゅ^^;。
入口で、今後のイベント企画に役立てるアンケート&クイズの回答用紙。イベントの料金設定は?の問に、すかさず高い!(~_~) 普通、映画上映と舞台挨拶だと2千円が相場なハズ。3千円ということは撮影券も入ってるのか!?
一番後ろの座席だが、後ろを気にしなくて済む。
撮影延期の影響で金田治監督の舞台挨拶が中止になり、白倉伸一郎(プロデューサー)と柴崎貴行(アニメ監督)へ登壇者が変更。ちょっと残念。
「時を越えて、俺、参上!」モモタロスが座席後ろの扉から登場、愛想良く通路を歩いて壇上へ。ウラタロスは左後ろから。キンタロスとリュウタロスとデネブは中程通路から。最後にシークレットゲストでジークが登場。みんな其々に決め台詞が流れてからだが、これは録音使い回し分だよね^^;。真ん中に立ったジークに、モモたちが一斉に指差して「頭が高いっ!」w。
裏に東映撮影所があるので、T・ジョイ大泉ならではのイベント。「一応、彼らにも楽屋がある」と語る白倉氏だが、イマジンたちの魅力の理由はよく分らないらしい。でも節分でモモたちに豆がまかれる心配をしてたりw。イマジンアニメの魅力について、柴崎氏は「見た目の可愛らしさ」と語る。
客席からの質問コーナー。一応、質問を受けたイマジンたちは、コソコソお二人の耳元で言ったり、楽屋で前もって話を聴いていたなどと、答えるのは専ら白倉氏と柴崎氏。
好みの女性のタイプは?の質問に、モモが「鼻くそ女でないことは確かだ」と答えたと白石氏が言うと、途端に「エーっ!?」と客席から明確なリアクション^^;。キンは「黙して語らず」。ジークは「もちろん、姫」と柴崎氏が回答。途中、正座でお辞儀をしたデネブの背中にジークが乗っかる場面も。
子供たちからは、モモは泳げるようになりましたか?とか、侑斗は椎茸食べれるようになったかなぁ?など可愛い質問w。
またこういうイベントをやってくれるか?の大人の質問に、白石氏が「こういう場を作りたい。来年のディケイドでも触れ合うかどうか…」と言葉を濁しながらも意気揚々。何たって「今年も!」だから、来年もクライマックスだぜ!もありそうw。
最後に代表イマジンの決めポーズ。モモが壇上から落ちて転がって、壇上から降りたウラと口喧嘩^^;。すったもんだの後、モモが代表となり、その場で決めポーズの「俺、参上」。壇上でやってくれないと見難いじゃないか^^;。
「また会おうぜ!」とモモらが退場。デネブが深々とお辞儀をして、トリのジークが優雅にお辞儀。
その後はクイズコーナー。6設問は各イマジンについて。キンちゃんのが分らず(~_~)。上映中、429名分の回答をチェック、全問正解者から5人にピン撮影プレゼント。
上映前にモモだけステージに来て「始まるぜ!」。今日の舞台のモモはちょっとおとなしめだった^^;。
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映画『仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』
もう何回目の鑑賞になるんだろ?飽きずに観れたのがフシギ。
コハナがまだ髪が長くて小さい。スクリーンで佐藤健や中村優一を観るのも久しぶり。
鈴木刑事@村井良大は、来年の『仮面ライダーディケイド』にクウガで出るが、彼も脇役とはいえ、仮面ライダーに2度も出るなんて。まるで和樹みたいw。でも来年3月にはテニミュがあるから、それまでクウガは出てこないのか?
全体的にバックがやけに蒼かったり、黄土色だったり^^;。こんな色合いだったっけ?
上映後、モモがもう一度ステージに来て、「俺の活躍、格好良かっただろっ!?」。サービスサービスゥ。
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撮影会。後方席はステージが見え難かったのだから、後方から進行してくれればいいのに、これも前から!(~_~;) こっちの座席に順番が来るのは、2時間後か、はたまた3時間後か!? ウチにはお腹を空かせた子供が待っていて急ぐので、手を挙げて撮影を優先させて貰った。Hさん、すみません。色々ありがとうです。出口でお土産にプリン味の小さなお菓子。
時間・場所の関係上、3~4名様団体での写真撮影。イマジンへのポーズなし、アイテム持たせるのもなし、握手も…なし?整理券の順番でなんて旨くいくわけないし。
見知らぬ人と撮影するのは了解。いざ自分の順番になり、モモとキンの間に立ったら、後から3人のおばさんが来て、私らの前にズラっと立ちはだかる。4個のカメラ&携帯を駆使するので、撮影するスタッフもやり難そうだし、じっとしてる我々も時間がかかる。モモは私の手を取って上へv。キンは私の頭ナデナデv。退出時にモモと握手、キンと握手。
イヤな予感がして、撮って貰ったのを確認したら、オバサンたちはでっかく映り、その後ろにほんの小さく私の顔だけ。モモの腕が私の左側を隠す。これじゃ撮った意味がな~い(~o~)。今回のチケット代には当然、撮影券も入っていると思うので、理由を言って撮りなおして貰った。でもフラッシュが上手く炊かれてなかったようで、出来上がりが暗~いこと。これは我慢。
それにしても、前回、個人で撮った時よりも時間がかかり、トラブルも多くて、いや~な後味(~_~)。イマジンも休憩を取るようだし、この分だと終わるのに何時間かかったことか。
バスも1本乗り遅れ、やっと家に帰着。ご飯は炊いて行ったが、案の定、子供達はお腹を空かせて待ってて、急ぎ食事の支度。
明日こそ、新作映画を観にいくぞー。
映画 椿三十郎(1962年)
2008年12月23日 映画招待券があったので、映画『椿三十郎』を観てきた。
さよならコマ東宝 ファンが選ぶ想い出の東宝名作映画フェア期間中。
ここの映画館は初めて来たが、ホルダーもないし椅子もギシギシで確かに古い。
黒澤明監督×三船敏郎主演の1962年版。モノクロフィルムで、所々で映像が中断されたり音声がイマイチな部分もあったり。
森田芳光監督×織田裕二主演の同名映画を観たのは、丁度去年の今頃。話もはっきり覚えているが、キャストが違うだけで、驚くほど同じ展開だったので面白かった。
藩の巨悪を暴こうとする若侍たちに、協力する謎の素浪人ヒーロー。若侍たちの阿呆っぷり、悪人どもの滑稽さ、女性たちの大らかさもすべて、昔も今も変わらずに可笑しい。
三十郎役の三船敏郎が「そろそろ四十郎」と言いながらもw、五十歳にも見える骨太な落ち着きぶり。飄々とした捻くれた物言いや、馬乗りにされた時の痛そうな表情が何とも可愛らしい。織田@三十郎と違うのは殺陣だろう。腰が入った力強い殺陣アクションは、相手の肉から骨まで切り裂くような重さを感じさせて息をのむ。
血飛沫を見せなかったのは、新作と同じく意図してのことだったか。ラストの室戸半兵衛との決戦で、出し過ぎだろうぐらいに夥しく流れるが、この時ばかりはモノクロに感謝だ^^;。
モノクロでも赤と白の椿の見分けは付いたが、どうやら撮影時は黒い椿を使っていたらしいw。
三船さんも若いが、皆さん、最初は誰だか分らないほどにw若々しい。
加山雄三はイイとこのお坊ちゃん風だが、田中邦衛のヒネた若者ぶりが似合っていて愉快。押入れ侍役は小林桂樹で、昔も美味しいトコどりだったw。
仲代達矢がギラギラした目を放ち、冷徹沈着な室戸半兵衛を披露。これが実に格好良くて、騙されっぷりも可愛くて、すっかり魅了された(*^。^*)。今も昔でも、アンチ・ヒーローに惹かれてしまうんだな。
「岡目八目」も含めて、三船さんの三十郎は、何やら格言めいた教訓的なものも感じさせた。
己も室戸も「抜き身の剣」。だが己のような自由な生き方は、時に虚しく腹立たしい思いをする。。”能ある鷹は爪を隠す”本来、良い刀は棹にしまっておくものだ。このご時勢、ヘタに騒ぎ立ててコトを大きくするべからず。できる侍なら、何事も衝動的にならず時を見計らい、ギリギリまで刀を抜くべからず。若侍たちの成長と将来を思った重厚な言葉に違いない。
新宿コマ劇場、シアターアプル、コマ東宝よ、我々の心に永遠あれ。
この1週間、『アラビアのロレンス』『椿三十郎』と、温故知新の映画を観る機会に恵まれた。そろそろ新作映画にいくか。
さよならコマ東宝 ファンが選ぶ想い出の東宝名作映画フェア期間中。
ここの映画館は初めて来たが、ホルダーもないし椅子もギシギシで確かに古い。
黒澤明監督×三船敏郎主演の1962年版。モノクロフィルムで、所々で映像が中断されたり音声がイマイチな部分もあったり。
森田芳光監督×織田裕二主演の同名映画を観たのは、丁度去年の今頃。話もはっきり覚えているが、キャストが違うだけで、驚くほど同じ展開だったので面白かった。
藩の巨悪を暴こうとする若侍たちに、協力する謎の素浪人ヒーロー。若侍たちの阿呆っぷり、悪人どもの滑稽さ、女性たちの大らかさもすべて、昔も今も変わらずに可笑しい。
三十郎役の三船敏郎が「そろそろ四十郎」と言いながらもw、五十歳にも見える骨太な落ち着きぶり。飄々とした捻くれた物言いや、馬乗りにされた時の痛そうな表情が何とも可愛らしい。織田@三十郎と違うのは殺陣だろう。腰が入った力強い殺陣アクションは、相手の肉から骨まで切り裂くような重さを感じさせて息をのむ。
血飛沫を見せなかったのは、新作と同じく意図してのことだったか。ラストの室戸半兵衛との決戦で、出し過ぎだろうぐらいに夥しく流れるが、この時ばかりはモノクロに感謝だ^^;。
モノクロでも赤と白の椿の見分けは付いたが、どうやら撮影時は黒い椿を使っていたらしいw。
三船さんも若いが、皆さん、最初は誰だか分らないほどにw若々しい。
加山雄三はイイとこのお坊ちゃん風だが、田中邦衛のヒネた若者ぶりが似合っていて愉快。押入れ侍役は小林桂樹で、昔も美味しいトコどりだったw。
仲代達矢がギラギラした目を放ち、冷徹沈着な室戸半兵衛を披露。これが実に格好良くて、騙されっぷりも可愛くて、すっかり魅了された(*^。^*)。今も昔でも、アンチ・ヒーローに惹かれてしまうんだな。
「岡目八目」も含めて、三船さんの三十郎は、何やら格言めいた教訓的なものも感じさせた。
己も室戸も「抜き身の剣」。だが己のような自由な生き方は、時に虚しく腹立たしい思いをする。。”能ある鷹は爪を隠す”本来、良い刀は棹にしまっておくものだ。このご時勢、ヘタに騒ぎ立ててコトを大きくするべからず。できる侍なら、何事も衝動的にならず時を見計らい、ギリギリまで刀を抜くべからず。若侍たちの成長と将来を思った重厚な言葉に違いない。
新宿コマ劇場、シアターアプル、コマ東宝よ、我々の心に永遠あれ。
この1週間、『アラビアのロレンス』『椿三十郎』と、温故知新の映画を観る機会に恵まれた。そろそろ新作映画にいくか。
装甲騎兵ボトムズ 劇場版公開記念忘年会
2008年12月21日 イベント『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版』公開記念忘年会だよ!全員集合!! に参加してきた。
2009年1月17日からの公開を待ちきれないファンの為に、酒肴を交えてのざっくばらんな忘年会。 ペールゼン・ファイルズを含んだ、25年間のボトムズヒストリーをみんなで振り返る。
整理番号も早く、前方席をゲット。しかし一段上のステージと近過ぎやしないか!?w 100名も入ると会場もすし詰め状態^^;。男子トイレのほうが行列w。Sくんのお仲間も交え、始まる前からテンションが高まる。
メニューも特別バージョン。頼んだ「キリコ」はオレンジカクテル。「レッドショルダー」は抹茶カクテル&チェリー。「ボトムズプレート」はゆで卵3枚でピラフは辛かった。
長谷部氏(バンダイビジュアル)の前説と司会。ビッグローブでこのイベントの模様が流れるとか。
第一部は、ボトムズとはなんぞや?
高橋良輔(監督)塩山紀生(キャラクターデザイン)郷田ほづみ(キリコ役)スティーブ(プロデューサー)が登場。スティーブさんはお初。郷田さんは襟モフモフの白ジャケットにジーンズ。皆さん、隣の楽屋で飲んでいらしたのか既にほろ酔い気分w。
ボトムズのおさらい。1994年から「すごく空いて」ペールゼン。僕が一番知らないかもと言っていた郷田さんも「そのぐらい知ってましたけどね」。
監督は『ダグラム』の話から。監督の口から何度も出る「朽ち果てたガンダム」に笑い。演出の「神田さん」のために皆で乾杯された後、塩山氏が「3人で毎晩飲んでました」とお酒の話。
塩山氏が「キリコは僕の中では実在の人物でいる」と、ようやく郷田さんの出番v。初オーディションは『マクロス』だったが、同期の速水奨に取られて…w。自分の事務所にキリコのオーディションが来たことじたい奇跡だという。初めて見たキリコのイラストに強いインパクトを受けたという。
塩山氏が「キリコの表情は難しい。特に口が」で「マスクをしてるのが描き易い」とマスクのキリコをプッシュ(笑)。
キリコの台詞については、ライターの言葉を尊重。TVの「仲間か」を出すまでに粘ったので、ペールゼンでは「お前も同じだ」に。「たまにお茶目になったり喋り過ぎたりするがw」監督の思いは「寡黙な男」「言葉に出さず行動する男」。
作監によって色々なキリコが描かれたが、「キャラクター的に大らかな時代」「各絵描きの個性」「作品の一つの持ち味」だと考えている監督。郷田さんも「その時の気持ちを演じる」「絵が違ってても、作品上では一貫している」と不便なかった様子。アフレコでもボトムズは比較的色が付いてたとか。
一般客のように普通にサイド席で寛いでいた井上氏が促され、「絵がバラバラでも音が統一してくれた」「毎回飲み会だったw」と、”酒とキリコの日々”を語って終了。15分休憩。
渋谷氏(サンライズ)が司会。10万のボトムズDVDボックス買った人?で、手を挙げるレッドショルダーたち。
第二部は、ホビー商品模型談義。
左から、竹内氏(チーフディレクター)朝比奈氏(WAVE)狩野氏(バンダイ)木村氏(電撃ホビーマガジン)岡氏(ホビージャパン)が登場。飲み物オーダーしてから自己紹介。
「アニメ誌では特集してくれなかったが、ホビー誌では特集してくれた」と竹内氏。プラモは全く関わってないので、マニアックな話はさっぱり^^;。トークする人によって、眠くなりそうな時もあり、興味深く耳を傾けられる時もあり。
4年前の忘年会で、エライ人にも付けて貰ったという”ボトムズお面”が出てきたり。バンダイが何故ボトムズをやるようになったのかの理由も聞けたり。「可愛い女の子が出てこなかった」「作るのはボトムズファンだから」とちょっとヤケくそ気味な意見も出てきたりw。タカラの1/24の話、今は足が長くて手が短い話もあったり。
朝比奈氏が持ってきたラフやカラー絵を見せてくれたり、バンダイのパッケージ絵も見たり。メカは確かに格好良いけど、キリコらのキャラクター模型にも力を入れてくれたらな~。
第三部は、劇場版について。
長谷部氏が再度司会。第一部と並び順が違い、左から竹内氏、郷田さん、高橋監督、ちょっと遅れて塩山氏、スティーブ。郷田さんは「ちょっと酔っ払ってきてます」とキリコ初酒トークw。塩山氏は顔が真っ赤で「だいぶ出来上がってます」(笑)と郷田さん。
何で劇場版を?で、夕張からやっぱスクリーンはいいなってことに。総集編だと90分規模だが、劇場版だと120分に! ここで「なんで3時間にしなかったの?」と塩山氏突っ込みw。
創った者として、切って外すのが難しいとセンチになる監督。100人くらい切ったそうで、「そういやキリコ、紹介してないや」と漸く気づくw。郷田さんがナレーションの頭に「俺はキリコ~」。テロップも”キリコ”だけで、キュービィがない。”キュービィ”は「キュービック」、”ボトムズ”も「ボトムレス・バー」と、女性にはあまり聞かせられないと言いつつ、目の前の私のほうを見ながら話す監督。赤ら顔の塩山氏もニヤニヤと、こちらのほうをじぃっと見ながら話すからドキドキする。
25年前の話ばかりなので^^;、ここらで劇場版の見どころ。
見易くすっきりしている。苦痛を考えないようにした。大きい画面で見ることが出来る絵。始まっていきなり新作部分で、「音楽も演出もカッコイー」と郷田さん。映画は憧れだったが、監督がやりたがっているのは実は「ダラダラしたTVシリーズ」だそうw。
新作カットの他、エンディングは全部塩山氏が描かれていて、懐かしいキリコの原画もあるとか。音楽も新作。話と話がつながる部分の脚本は良輔さんw。
収録では「結構録りましたね、キリコにしては」と郷田さん「ナレーションも行数としてはある」。このナレーション(モノローグ)が監督はお好きだと言う。声優陣の掛け合いで郷田さんから小杉十郎太さんの話題w。子安さん、広瀬さんの新録のことも。ペールゼンもご本人で「ゼーゼーしてましたよ」と監督w。「オヤジばかりですけどね」と郷田さん。
ところどころに遊びがあり、メルキア文字や古代クエント文字の話まで。
最後に其々が劇場版への期待とファンへの御礼を述べて終了。
そのまま第四部は、プレゼント抽選会。
オーダー2回目から抽選券をくれるが、かなりの数が参加者に行き渡り、プレゼント数は多くても確率は低し^^;。
ボトムズVISUAL BOOK、非売品サンライズカレンダーは塩山氏サイン入り。塩山氏描き下ろしキリコに出演者寄せ書きサイン色紙が超豪華で、其々のキリコが違った味わい。「眉毛だけでキリコと分る」と郷田さんも欲しがっていたが、ラッキーな3人がゲット。
監督からはボトムズキーホルダーの他、監督の家に保存していた東芝のビデオセット(全12巻?サイン入り)がブービー賞^^;。当ったのは23歳の若者で、ボトムズをリアルで知らない世代。これぞ「すべては、振り出しに戻る。」でイベント終了。
丸々4時間のボトムズ尽くし。充実していて貴重で面白かったが、すぐ目の前で憧れの高橋監督や塩山氏、郷田さんを拝めて、夢心地の酔い心地だった(*^。^*)。
次は1/16の新年会、もとい、前夜祭のオールナイト。劇場で皆さんとお会いできるのが楽しみ!
会場を出たのが23時。何とか午前様にならずに済んだ^^。
かぼちゃ煮はイベント前に食べて行ったが、柚子湯に入ったのは冬至の翌日になっちゃった。
2009年1月17日からの公開を待ちきれないファンの為に、酒肴を交えてのざっくばらんな忘年会。 ペールゼン・ファイルズを含んだ、25年間のボトムズヒストリーをみんなで振り返る。
整理番号も早く、前方席をゲット。しかし一段上のステージと近過ぎやしないか!?w 100名も入ると会場もすし詰め状態^^;。男子トイレのほうが行列w。Sくんのお仲間も交え、始まる前からテンションが高まる。
メニューも特別バージョン。頼んだ「キリコ」はオレンジカクテル。「レッドショルダー」は抹茶カクテル&チェリー。「ボトムズプレート」はゆで卵3枚でピラフは辛かった。
長谷部氏(バンダイビジュアル)の前説と司会。ビッグローブでこのイベントの模様が流れるとか。
第一部は、ボトムズとはなんぞや?
高橋良輔(監督)塩山紀生(キャラクターデザイン)郷田ほづみ(キリコ役)スティーブ(プロデューサー)が登場。スティーブさんはお初。郷田さんは襟モフモフの白ジャケットにジーンズ。皆さん、隣の楽屋で飲んでいらしたのか既にほろ酔い気分w。
ボトムズのおさらい。1994年から「すごく空いて」ペールゼン。僕が一番知らないかもと言っていた郷田さんも「そのぐらい知ってましたけどね」。
監督は『ダグラム』の話から。監督の口から何度も出る「朽ち果てたガンダム」に笑い。演出の「神田さん」のために皆で乾杯された後、塩山氏が「3人で毎晩飲んでました」とお酒の話。
塩山氏が「キリコは僕の中では実在の人物でいる」と、ようやく郷田さんの出番v。初オーディションは『マクロス』だったが、同期の速水奨に取られて…w。自分の事務所にキリコのオーディションが来たことじたい奇跡だという。初めて見たキリコのイラストに強いインパクトを受けたという。
塩山氏が「キリコの表情は難しい。特に口が」で「マスクをしてるのが描き易い」とマスクのキリコをプッシュ(笑)。
キリコの台詞については、ライターの言葉を尊重。TVの「仲間か」を出すまでに粘ったので、ペールゼンでは「お前も同じだ」に。「たまにお茶目になったり喋り過ぎたりするがw」監督の思いは「寡黙な男」「言葉に出さず行動する男」。
作監によって色々なキリコが描かれたが、「キャラクター的に大らかな時代」「各絵描きの個性」「作品の一つの持ち味」だと考えている監督。郷田さんも「その時の気持ちを演じる」「絵が違ってても、作品上では一貫している」と不便なかった様子。アフレコでもボトムズは比較的色が付いてたとか。
一般客のように普通にサイド席で寛いでいた井上氏が促され、「絵がバラバラでも音が統一してくれた」「毎回飲み会だったw」と、”酒とキリコの日々”を語って終了。15分休憩。
渋谷氏(サンライズ)が司会。10万のボトムズDVDボックス買った人?で、手を挙げるレッドショルダーたち。
第二部は、ホビー商品模型談義。
左から、竹内氏(チーフディレクター)朝比奈氏(WAVE)狩野氏(バンダイ)木村氏(電撃ホビーマガジン)岡氏(ホビージャパン)が登場。飲み物オーダーしてから自己紹介。
「アニメ誌では特集してくれなかったが、ホビー誌では特集してくれた」と竹内氏。プラモは全く関わってないので、マニアックな話はさっぱり^^;。トークする人によって、眠くなりそうな時もあり、興味深く耳を傾けられる時もあり。
4年前の忘年会で、エライ人にも付けて貰ったという”ボトムズお面”が出てきたり。バンダイが何故ボトムズをやるようになったのかの理由も聞けたり。「可愛い女の子が出てこなかった」「作るのはボトムズファンだから」とちょっとヤケくそ気味な意見も出てきたりw。タカラの1/24の話、今は足が長くて手が短い話もあったり。
朝比奈氏が持ってきたラフやカラー絵を見せてくれたり、バンダイのパッケージ絵も見たり。メカは確かに格好良いけど、キリコらのキャラクター模型にも力を入れてくれたらな~。
第三部は、劇場版について。
長谷部氏が再度司会。第一部と並び順が違い、左から竹内氏、郷田さん、高橋監督、ちょっと遅れて塩山氏、スティーブ。郷田さんは「ちょっと酔っ払ってきてます」とキリコ初酒トークw。塩山氏は顔が真っ赤で「だいぶ出来上がってます」(笑)と郷田さん。
何で劇場版を?で、夕張からやっぱスクリーンはいいなってことに。総集編だと90分規模だが、劇場版だと120分に! ここで「なんで3時間にしなかったの?」と塩山氏突っ込みw。
創った者として、切って外すのが難しいとセンチになる監督。100人くらい切ったそうで、「そういやキリコ、紹介してないや」と漸く気づくw。郷田さんがナレーションの頭に「俺はキリコ~」。テロップも”キリコ”だけで、キュービィがない。”キュービィ”は「キュービック」、”ボトムズ”も「ボトムレス・バー」と、女性にはあまり聞かせられないと言いつつ、目の前の私のほうを見ながら話す監督。赤ら顔の塩山氏もニヤニヤと、こちらのほうをじぃっと見ながら話すからドキドキする。
25年前の話ばかりなので^^;、ここらで劇場版の見どころ。
見易くすっきりしている。苦痛を考えないようにした。大きい画面で見ることが出来る絵。始まっていきなり新作部分で、「音楽も演出もカッコイー」と郷田さん。映画は憧れだったが、監督がやりたがっているのは実は「ダラダラしたTVシリーズ」だそうw。
新作カットの他、エンディングは全部塩山氏が描かれていて、懐かしいキリコの原画もあるとか。音楽も新作。話と話がつながる部分の脚本は良輔さんw。
収録では「結構録りましたね、キリコにしては」と郷田さん「ナレーションも行数としてはある」。このナレーション(モノローグ)が監督はお好きだと言う。声優陣の掛け合いで郷田さんから小杉十郎太さんの話題w。子安さん、広瀬さんの新録のことも。ペールゼンもご本人で「ゼーゼーしてましたよ」と監督w。「オヤジばかりですけどね」と郷田さん。
ところどころに遊びがあり、メルキア文字や古代クエント文字の話まで。
最後に其々が劇場版への期待とファンへの御礼を述べて終了。
そのまま第四部は、プレゼント抽選会。
オーダー2回目から抽選券をくれるが、かなりの数が参加者に行き渡り、プレゼント数は多くても確率は低し^^;。
ボトムズVISUAL BOOK、非売品サンライズカレンダーは塩山氏サイン入り。塩山氏描き下ろしキリコに出演者寄せ書きサイン色紙が超豪華で、其々のキリコが違った味わい。「眉毛だけでキリコと分る」と郷田さんも欲しがっていたが、ラッキーな3人がゲット。
監督からはボトムズキーホルダーの他、監督の家に保存していた東芝のビデオセット(全12巻?サイン入り)がブービー賞^^;。当ったのは23歳の若者で、ボトムズをリアルで知らない世代。これぞ「すべては、振り出しに戻る。」でイベント終了。
丸々4時間のボトムズ尽くし。充実していて貴重で面白かったが、すぐ目の前で憧れの高橋監督や塩山氏、郷田さんを拝めて、夢心地の酔い心地だった(*^。^*)。
次は1/16の新年会、もとい、前夜祭のオールナイト。劇場で皆さんとお会いできるのが楽しみ!
会場を出たのが23時。何とか午前様にならずに済んだ^^。
かぼちゃ煮はイベント前に食べて行ったが、柚子湯に入ったのは冬至の翌日になっちゃった。
映画 アラビアのロレンス
2008年12月20日 映画映画『アラビアのロレンス』(完全版・ニュープリントバージョン)を観てきた。
私にとって永遠の名画のひとつ。私の人生のバイブル。エジプト、トルコ、シリア、ヨルダン…この映画がアラブや砂漠へと私を誘った。
TVやビデオで何度も観てきたが、映画館で一挙に観るのは初めて。デヴィッド・リーン監督の生誕100周年記念に感謝する。
初日とあって老若男女で混みあう。初回は自由席のため後方を確保。
第一次世界大戦中。英国よりアラビアに派遣されたT.E.ロレンスが、トルコからの独立を図るアラブの部族をまとめあげアラブ軍を指揮。ゲリラ戦法を駆使して成果をあげていくが、ロレンスの苦悩と喪失感は増していく。
インターミッション5分、オーバーチュア3分×2回を含めて約4時間のボリューム。全く飽きずに集中させて面白かったが、観終わった後はちょっとヘトヘト^^;。
観た時の自分の年齢によって、映画の印象も変わるという。昔と違って、関連書籍を読み予備知識もちょっぴりある今では、内容がとても分り易く、現社会の状況や指導者にも照らし合わせて苦笑がおきた。
これだけの長さと壮大な自然と迫力ある戦闘のスケール。今もし作られるとしたら、『レッド・クリフ』みたいな前後編となっていただろうか。アラブの歴史初心者にもお勧めしたい大作である。
全編、英語だらけで、アラビア語やトルコ語などが使われていないのが残念。アラブの言語や文化に長け、人をその気にさせる会話術も心得、強い意志で皆を先導しやり遂げるロレンスは確かにアラブが必要としたヒーローかもしれない。まるで”ブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴン”の如きwカリスマぶり。
ピーター・オトゥールが、潔癖でエキセントリックでナイーブな魅力を放ち、正気と狂気の二面性を巧みに演じきる。彼のクレジットが中盤にあったのにようやく気づいた。
アリ役のオマー・シャリフはさしずめブラック・ドラゴンか。野生的な格好良さに惹かれていたが、今回、ロレンスを献身的に支え励ます包容力と、知的な優しい眼差しにも見惚れてしまった(*^。^*)。
アリ×ロレンスの信頼以上の何かが感じられる関係は、今でもこの作品の真骨頂だと思う。
今回、ロレンスのイメージが今までとちょっと違ってきた。誠実で真面目だが、嘘つきでペテン師でもある男。誰よりも情熱的に戦うが、喪失と挫折を味わうとすぐに逃げ出す。昇進を断るも、煽てられて受け入れる。ヒーローではないと言いつつ、自分はただの人間ではないと豪語する。神だと言わんばかりに振舞うが、デラア事件で自分はただの人間に過ぎないと退く。理想と現実、アラブとイギリス、神と人間、生と死の間で、常に彼は矛盾と混迷を内包させていた。
それは世界情勢にもいえる。歴史は常に”約束”と”破綻”で繰り返される。トルコと戦うアラブに加担することで、アラビア掌握を考えていたイギリス。だが上官はロレンスに嘘をつき、嘘を承知でロレンスはアラブ人にまた嘘をつく。この世界も男たちも、みんな”嘘”で塗りこまれている。そういや映画には”女”が殆ど出てこなかったw。
アラブでは狡猾なファイサル王子が、嘘だと悟られずに嘘をつくから厄介だ。彼はロレンスを労いながらも、”若者”は情熱的に戦い、その後の会議は”老人”の役目だと、ロレンスを厄介払い。ロレンスの上官・アレンビー将軍は保身と戦後を考え、都合が悪くなり面倒になるとさっさと逃げ出す。日本の指導者と同じじゃんw。
あなたを砂漠にひきつけているのは何かと問われ、”清潔”だからだと答えたロレンス。大画面はこれ以上ない美しさと神々しさで、本物の大自然を映し出す。太陽も闇も、砂漠も砂埃もヤシも井戸も何もかも、ちっぽけな人間など飲み込んで、時を裏切ることない永遠の存在なのだ。そこに生きるベドウィンも、楽しみの為に分け前の為に戦いに参加し、冬は家で過ごすという自然体、常に自己に忠実で”正直”だ。
CGやVFXもない時代、マンパワーやセットで街並みや群集を作り出し、スタッフは本物で勝負した。
モーリス・ジャールのエキゾチックで美しい音楽も、我々を砂漠とアラブに誘い、永遠に不滅である。
ロビーに、3パターンのポスターが展示。うち1枚には、来日されたモーリス・ジャールの生サイン入り。
売店にてユニセフ募金をすると特製ポストカード(3種1セット)プレゼント(数量限定)。ポスターの絵柄。
 ̄ ̄ ̄
劇場版『ボトムズ』前夜祭チケットのため、朝から新宿ピカデリーへ。『レスキュー』初日舞台挨拶絡みで、8時半前から開いていてビックリ。早めに来ていたSくんがゲットしていてくれた。ありがとうです。
明日夜は忘年会、来月は前夜祭と『ボトムズ』もついに発進。郷田さんにもお会いできるし、高橋良輔監督ともお久しぶりだ。
私にとって永遠の名画のひとつ。私の人生のバイブル。エジプト、トルコ、シリア、ヨルダン…この映画がアラブや砂漠へと私を誘った。
TVやビデオで何度も観てきたが、映画館で一挙に観るのは初めて。デヴィッド・リーン監督の生誕100周年記念に感謝する。
初日とあって老若男女で混みあう。初回は自由席のため後方を確保。
第一次世界大戦中。英国よりアラビアに派遣されたT.E.ロレンスが、トルコからの独立を図るアラブの部族をまとめあげアラブ軍を指揮。ゲリラ戦法を駆使して成果をあげていくが、ロレンスの苦悩と喪失感は増していく。
インターミッション5分、オーバーチュア3分×2回を含めて約4時間のボリューム。全く飽きずに集中させて面白かったが、観終わった後はちょっとヘトヘト^^;。
観た時の自分の年齢によって、映画の印象も変わるという。昔と違って、関連書籍を読み予備知識もちょっぴりある今では、内容がとても分り易く、現社会の状況や指導者にも照らし合わせて苦笑がおきた。
これだけの長さと壮大な自然と迫力ある戦闘のスケール。今もし作られるとしたら、『レッド・クリフ』みたいな前後編となっていただろうか。アラブの歴史初心者にもお勧めしたい大作である。
全編、英語だらけで、アラビア語やトルコ語などが使われていないのが残念。アラブの言語や文化に長け、人をその気にさせる会話術も心得、強い意志で皆を先導しやり遂げるロレンスは確かにアラブが必要としたヒーローかもしれない。まるで”ブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴン”の如きwカリスマぶり。
ピーター・オトゥールが、潔癖でエキセントリックでナイーブな魅力を放ち、正気と狂気の二面性を巧みに演じきる。彼のクレジットが中盤にあったのにようやく気づいた。
アリ役のオマー・シャリフはさしずめブラック・ドラゴンか。野生的な格好良さに惹かれていたが、今回、ロレンスを献身的に支え励ます包容力と、知的な優しい眼差しにも見惚れてしまった(*^。^*)。
アリ×ロレンスの信頼以上の何かが感じられる関係は、今でもこの作品の真骨頂だと思う。
今回、ロレンスのイメージが今までとちょっと違ってきた。誠実で真面目だが、嘘つきでペテン師でもある男。誰よりも情熱的に戦うが、喪失と挫折を味わうとすぐに逃げ出す。昇進を断るも、煽てられて受け入れる。ヒーローではないと言いつつ、自分はただの人間ではないと豪語する。神だと言わんばかりに振舞うが、デラア事件で自分はただの人間に過ぎないと退く。理想と現実、アラブとイギリス、神と人間、生と死の間で、常に彼は矛盾と混迷を内包させていた。
それは世界情勢にもいえる。歴史は常に”約束”と”破綻”で繰り返される。トルコと戦うアラブに加担することで、アラビア掌握を考えていたイギリス。だが上官はロレンスに嘘をつき、嘘を承知でロレンスはアラブ人にまた嘘をつく。この世界も男たちも、みんな”嘘”で塗りこまれている。そういや映画には”女”が殆ど出てこなかったw。
アラブでは狡猾なファイサル王子が、嘘だと悟られずに嘘をつくから厄介だ。彼はロレンスを労いながらも、”若者”は情熱的に戦い、その後の会議は”老人”の役目だと、ロレンスを厄介払い。ロレンスの上官・アレンビー将軍は保身と戦後を考え、都合が悪くなり面倒になるとさっさと逃げ出す。日本の指導者と同じじゃんw。
あなたを砂漠にひきつけているのは何かと問われ、”清潔”だからだと答えたロレンス。大画面はこれ以上ない美しさと神々しさで、本物の大自然を映し出す。太陽も闇も、砂漠も砂埃もヤシも井戸も何もかも、ちっぽけな人間など飲み込んで、時を裏切ることない永遠の存在なのだ。そこに生きるベドウィンも、楽しみの為に分け前の為に戦いに参加し、冬は家で過ごすという自然体、常に自己に忠実で”正直”だ。
CGやVFXもない時代、マンパワーやセットで街並みや群集を作り出し、スタッフは本物で勝負した。
モーリス・ジャールのエキゾチックで美しい音楽も、我々を砂漠とアラブに誘い、永遠に不滅である。
ロビーに、3パターンのポスターが展示。うち1枚には、来日されたモーリス・ジャールの生サイン入り。
売店にてユニセフ募金をすると特製ポストカード(3種1セット)プレゼント(数量限定)。ポスターの絵柄。
 ̄ ̄ ̄
劇場版『ボトムズ』前夜祭チケットのため、朝から新宿ピカデリーへ。『レスキュー』初日舞台挨拶絡みで、8時半前から開いていてビックリ。早めに来ていたSくんがゲットしていてくれた。ありがとうです。
明日夜は忘年会、来月は前夜祭と『ボトムズ』もついに発進。郷田さんにもお会いできるし、高橋良輔監督ともお久しぶりだ。
スケアクロウマン24話/キャシャーンSins12話
2008年12月19日 アニメ声優漫画泣けるで!(;_;)のTVアニメなぞ。
★『スケアクロウマン』第24話
頑固で偏屈なコリンズ伯爵の庭をガラクタ遊園地に作り変えたスケアクロウマン。伯爵の声が加藤精三なので、成人した息子ピエールはてっきり古谷徹かと思ってたらw、櫻井孝宏だった。執事ウォルターの密かな助けで、喧嘩別れをしていたピエールとその家族を遊園地に招待。子安武人が実直で誠実な執事を好演。
ピエールの息子ニコラスの危機に必死の伯爵。ピエールの昔の玩具の飛行機を自ら直した伯爵。ピエールの子供時代の思い出がいっぱい詰った遊園地に立ちながら、やがて二人の長年の確執が溶けていく。めでたく仲直り。ベタな親子愛だが、あたたかさが沁みた。
★『キャシャーンSins』第11話
強い信念を持った者は”滅び”がないのかもしれない。人間もロボットも一緒に引き連れて旅する集団のリーダー・ジンは賢くて凛々しい。フレンダーの導きで、生き埋めになってたキャシャーンを救出してからも、ジンは自制させる。人間とロボットが共生する集団。”滅び”を受け入れないで歩む者たちの”希望”を感じさせる話。
関智一が抑えた男前な声でジンを演じる。ヘロQの舞台に出演した中博史がロボット・ギトーで共演。
★『キャシャーンSins』第12話
滅びゆく世界に”自分”を刻むために、街を塗り替えるロボットのマルゴーと出会うキャシャーン。「青年よ」「きみ!」と互いに名前を名のらぬままに、心を通わせ合う二人。マルゴーの哲学的で芸術的な言葉は、ノスタルジーと希望を見せる。
マルゴーの声が、2回目のゲストになる石田彰でビックリ。2話と違って、柔らかいハイトーンボイスでいっぱい喋るv。キャシャーン@古谷徹との密接な絡みは『セラムン』以来かなw。
”滅び”と”絶望”を受け入れろと強制する輩から傷つけられたマルゴーにも、ついにその時が訪れる。キャシャーンとマルゴーのやり取りが切ない。「歴史は塗り変わるものさ、永遠にな」「僕をボク色に塗ってはくれないか」「きみは記憶がないと言ってたが、記憶は日々積み重なる」
街に白いものが降る。自然の色。マルゴーが望んだ色に染まる。「でも、記憶という名の雪は溶けない」キャシャーンの心には確かに、マルゴーの”記憶”が残されたのだ。挿入歌「蒼い影♪」が切なく静かに耳に届く。
小林靖子氏の脚本ではないけれど、”記憶”にまつわる話になると、つい目頭が熱くなっちゃう。
 ̄ ̄ ̄
今週のモーニングはお休み。
先日、モーニング25周年記念企画の景品が突然届いてビックリ。このキャンペーンって確か去年だったハズ。今まで何も届かなかったので、てっきりハズれたと思ってた。
ところが本キャンペーンで当選されたが、賞品制作が遅れたので、お届けが大幅に遅くなったという。遅すぎじゃん!^^; でも遅れたお詫びとして、図書カードが入っていた。
応募してたブックカバーも、モノクロとカラーが其々に当り届いたので図書カードも2枚。もちろんどちらにも草加がいるし嬉しい!(^o^)丿
 ̄ ̄ ̄
受験合格のメドが立ったため、早めのお祝いで貯めてた小遣いも併せて、前から欲しかったPSP3000を買おうとする息子。それはいい! しかしソフトの話になり、何故か『ディシディア ファイナルファンタジー』を私が買うハメに^^;。関さんに石田さんにモリモリと豪華声優陣なんだから、ゲーム中にちゃんと聴かせてくれよ~。
★『スケアクロウマン』第24話
頑固で偏屈なコリンズ伯爵の庭をガラクタ遊園地に作り変えたスケアクロウマン。伯爵の声が加藤精三なので、成人した息子ピエールはてっきり古谷徹かと思ってたらw、櫻井孝宏だった。執事ウォルターの密かな助けで、喧嘩別れをしていたピエールとその家族を遊園地に招待。子安武人が実直で誠実な執事を好演。
ピエールの息子ニコラスの危機に必死の伯爵。ピエールの昔の玩具の飛行機を自ら直した伯爵。ピエールの子供時代の思い出がいっぱい詰った遊園地に立ちながら、やがて二人の長年の確執が溶けていく。めでたく仲直り。ベタな親子愛だが、あたたかさが沁みた。
★『キャシャーンSins』第11話
強い信念を持った者は”滅び”がないのかもしれない。人間もロボットも一緒に引き連れて旅する集団のリーダー・ジンは賢くて凛々しい。フレンダーの導きで、生き埋めになってたキャシャーンを救出してからも、ジンは自制させる。人間とロボットが共生する集団。”滅び”を受け入れないで歩む者たちの”希望”を感じさせる話。
関智一が抑えた男前な声でジンを演じる。ヘロQの舞台に出演した中博史がロボット・ギトーで共演。
★『キャシャーンSins』第12話
滅びゆく世界に”自分”を刻むために、街を塗り替えるロボットのマルゴーと出会うキャシャーン。「青年よ」「きみ!」と互いに名前を名のらぬままに、心を通わせ合う二人。マルゴーの哲学的で芸術的な言葉は、ノスタルジーと希望を見せる。
マルゴーの声が、2回目のゲストになる石田彰でビックリ。2話と違って、柔らかいハイトーンボイスでいっぱい喋るv。キャシャーン@古谷徹との密接な絡みは『セラムン』以来かなw。
”滅び”と”絶望”を受け入れろと強制する輩から傷つけられたマルゴーにも、ついにその時が訪れる。キャシャーンとマルゴーのやり取りが切ない。「歴史は塗り変わるものさ、永遠にな」「僕をボク色に塗ってはくれないか」「きみは記憶がないと言ってたが、記憶は日々積み重なる」
街に白いものが降る。自然の色。マルゴーが望んだ色に染まる。「でも、記憶という名の雪は溶けない」キャシャーンの心には確かに、マルゴーの”記憶”が残されたのだ。挿入歌「蒼い影♪」が切なく静かに耳に届く。
小林靖子氏の脚本ではないけれど、”記憶”にまつわる話になると、つい目頭が熱くなっちゃう。
 ̄ ̄ ̄
今週のモーニングはお休み。
先日、モーニング25周年記念企画の景品が突然届いてビックリ。このキャンペーンって確か去年だったハズ。今まで何も届かなかったので、てっきりハズれたと思ってた。
ところが本キャンペーンで当選されたが、賞品制作が遅れたので、お届けが大幅に遅くなったという。遅すぎじゃん!^^; でも遅れたお詫びとして、図書カードが入っていた。
応募してたブックカバーも、モノクロとカラーが其々に当り届いたので図書カードも2枚。もちろんどちらにも草加がいるし嬉しい!(^o^)丿
 ̄ ̄ ̄
受験合格のメドが立ったため、早めのお祝いで貯めてた小遣いも併せて、前から欲しかったPSP3000を買おうとする息子。それはいい! しかしソフトの話になり、何故か『ディシディア ファイナルファンタジー』を私が買うハメに^^;。関さんに石田さんにモリモリと豪華声優陣なんだから、ゲーム中にちゃんと聴かせてくれよ~。
最リロ Dm+α/男前 先生編白/響演 乾燥機
2008年12月18日 CD最近聞いたCDなぞ。
★『最遊記 RELOAD Deathmatch+α』
すっかりこのCDの存在を忘れてた^^;。コミックス全サだと思い込んでたら、雑誌通販分だった。2500円+送料600円にしては、中味も発送状態も薄い^^;。
原作にもあったオムニバス3部作。原作キャラの雰囲気そのままなのは嬉しいが、軽すぎるテンションで物足りない^^;。
CD全体のうち、キャスト座談会が30分もあって何だかな~。いつもの保志くんイジリの和気藹々ぶりも、関さんたちからちょっと飽きが出ている感じw。
座談会後半、本編3では司会者役を務めた柿原徹也が4人の中に割って参加。どうなることかと思いきや、人の血液型を憶えることと人の血液型を当てるのが得意という柿原くん談義に飛びつく4人w。ファンならもちろん知ってるけど、柿原くんは4人の血液型を知らないと言い、リクに応えて次々と当ててしまう。それを結構驚いちゃう4人。
そういや『最遊記』のキャラ4人の血液型は、三蔵→A型、悟空→O型、悟浄→B型、八戒→AB型と、うまく分れているんだよね。4人のうち、キャラとご本人の血液型が同じなのは関さんだけ。本編収録時のキャラを引き摺っているのか分らんが、その後の4人の座談会を聴くと、仕切る保志くんからO型、お馬鹿を言う平田さんからB型、クールにちょっかい出す石田さんからAB型の雰囲気が匂ってきて、今までも何やら面白かったのだ。
今回、柿原くんのAB型という新風が加わったことで、いつもと違った座談会になったかな~と思った次第。
ところで、私も人の血液型を憶えるのが得意。当てるのは不得意だけど。それがいかんなく発揮されたのが、3月のDC北海道ツアーのクイズ大会。DCメンバーは殆どA型だったんだよねw。
★『月刊男前図鑑』~先生編 白盤~
以前に石田さん目当てで『メガネ編』白盤を聴いたけれど、第5弾は知的でステキな大人の男「先生」編。どこまで続くか、このシリーズ。
考古学の大学教授(41歳)の声が関俊彦。考古学教授というと、吉村作治先生が真っ先に浮かぶが、こちらはソフトな情熱家タイプ。台詞から色々な映画が連想されてニヤリ。相手の心を掴むのに、2重にトリックを仕掛けるのが、男前というか策士というか^^;。案の定、頬をぶたれたのか!? でも関さんの柔らかい知的な声の雰囲気だと、考古学というより歴史学だな。考古学は自己顕示欲が強くないとダメだと思うから。
日舞の家元(27歳)の声は置鮎龍太郎。はんなりした関西弁は、舞台で聞いた松村雄基の関西弁のよう。
キャストトークは、関俊彦&井上和彦、置鮎龍太郎&森川智之。関さん&モリモリを一度聴いてみたかった。
「関ちゃん」「和彦さん」と二人で何やら”保険医”のアブない話ばかりw。和彦さんの保険医は『ここはG.W.』などあれこれあるので珍しくもない。むしろ和彦さんの考古学教授、関さんの保険医を聴いてみたかった。
黒盤は買ってないけど、モリモリがやったのはスキーのインストラクター? それならウチの相方もやってたな。
★超!アニメロ オリジナルドラマシリーズ響演『金魚』『乾燥機』
これぞ願いが実現したCD! 去年『超!アニメロ』携帯サイトで配信されていたが、私には聴くこと叶わず^^;。諦めきれずに、携帯を持ってない人のためにぜひCD化して欲しい、と配信元に電話して直接要望。それがようやく叶った(^o^)。
第1弾『金魚』藤原啓治
家族の絆が切なくもあたたかい。イメージ曲「月の雫♪」を、藤原さんが緊張感を高めながら渋く歌い上げる。
第2弾『乾燥機』郷田ほづみ
企画から郷田さんも参加されたという。フィクションぽいが、実話なんだとか。毎話、郷田さんのエロい受けボイスが流れて、ムズムズしながら吹き出しちゃうw。乾燥機は必需品、出会いも必需品。
エンディングイメージ曲「こらえきれずに♪」の作詞も郷田さん。郷田さんの歌CDというとレオリオ以来!? ノスタルジックな中に男の切なさが滲む。
エロい声から始まるメッセージにもドッキリw。
初回連動特典のプロマイド4枚セット目当てに、杉田智和『宝くじ』&中村悠一『腕時計』が収録されたCDも買ってしまった。でもこれは聴かないので^^;、まだお買いになっていないファンの方に定価でお譲りします。スギタ&ゆうきゃんのプロマイド2枚付き~。
今配信中なのは小西克幸の『草』。来年1月の小野大輔のとセットCDになるのかな。
『月刊男前図鑑』の連動特典も、キャストのプロマイド4枚セットだったらよかったのに~w。
★『最遊記 RELOAD Deathmatch+α』
すっかりこのCDの存在を忘れてた^^;。コミックス全サだと思い込んでたら、雑誌通販分だった。2500円+送料600円にしては、中味も発送状態も薄い^^;。
原作にもあったオムニバス3部作。原作キャラの雰囲気そのままなのは嬉しいが、軽すぎるテンションで物足りない^^;。
CD全体のうち、キャスト座談会が30分もあって何だかな~。いつもの保志くんイジリの和気藹々ぶりも、関さんたちからちょっと飽きが出ている感じw。
座談会後半、本編3では司会者役を務めた柿原徹也が4人の中に割って参加。どうなることかと思いきや、人の血液型を憶えることと人の血液型を当てるのが得意という柿原くん談義に飛びつく4人w。ファンならもちろん知ってるけど、柿原くんは4人の血液型を知らないと言い、リクに応えて次々と当ててしまう。それを結構驚いちゃう4人。
そういや『最遊記』のキャラ4人の血液型は、三蔵→A型、悟空→O型、悟浄→B型、八戒→AB型と、うまく分れているんだよね。4人のうち、キャラとご本人の血液型が同じなのは関さんだけ。本編収録時のキャラを引き摺っているのか分らんが、その後の4人の座談会を聴くと、仕切る保志くんからO型、お馬鹿を言う平田さんからB型、クールにちょっかい出す石田さんからAB型の雰囲気が匂ってきて、今までも何やら面白かったのだ。
今回、柿原くんのAB型という新風が加わったことで、いつもと違った座談会になったかな~と思った次第。
ところで、私も人の血液型を憶えるのが得意。当てるのは不得意だけど。それがいかんなく発揮されたのが、3月のDC北海道ツアーのクイズ大会。DCメンバーは殆どA型だったんだよねw。
★『月刊男前図鑑』~先生編 白盤~
以前に石田さん目当てで『メガネ編』白盤を聴いたけれど、第5弾は知的でステキな大人の男「先生」編。どこまで続くか、このシリーズ。
考古学の大学教授(41歳)の声が関俊彦。考古学教授というと、吉村作治先生が真っ先に浮かぶが、こちらはソフトな情熱家タイプ。台詞から色々な映画が連想されてニヤリ。相手の心を掴むのに、2重にトリックを仕掛けるのが、男前というか策士というか^^;。案の定、頬をぶたれたのか!? でも関さんの柔らかい知的な声の雰囲気だと、考古学というより歴史学だな。考古学は自己顕示欲が強くないとダメだと思うから。
日舞の家元(27歳)の声は置鮎龍太郎。はんなりした関西弁は、舞台で聞いた松村雄基の関西弁のよう。
キャストトークは、関俊彦&井上和彦、置鮎龍太郎&森川智之。関さん&モリモリを一度聴いてみたかった。
「関ちゃん」「和彦さん」と二人で何やら”保険医”のアブない話ばかりw。和彦さんの保険医は『ここはG.W.』などあれこれあるので珍しくもない。むしろ和彦さんの考古学教授、関さんの保険医を聴いてみたかった。
黒盤は買ってないけど、モリモリがやったのはスキーのインストラクター? それならウチの相方もやってたな。
★超!アニメロ オリジナルドラマシリーズ響演『金魚』『乾燥機』
これぞ願いが実現したCD! 去年『超!アニメロ』携帯サイトで配信されていたが、私には聴くこと叶わず^^;。諦めきれずに、携帯を持ってない人のためにぜひCD化して欲しい、と配信元に電話して直接要望。それがようやく叶った(^o^)。
第1弾『金魚』藤原啓治
家族の絆が切なくもあたたかい。イメージ曲「月の雫♪」を、藤原さんが緊張感を高めながら渋く歌い上げる。
第2弾『乾燥機』郷田ほづみ
企画から郷田さんも参加されたという。フィクションぽいが、実話なんだとか。毎話、郷田さんのエロい受けボイスが流れて、ムズムズしながら吹き出しちゃうw。乾燥機は必需品、出会いも必需品。
エンディングイメージ曲「こらえきれずに♪」の作詞も郷田さん。郷田さんの歌CDというとレオリオ以来!? ノスタルジックな中に男の切なさが滲む。
エロい声から始まるメッセージにもドッキリw。
初回連動特典のプロマイド4枚セット目当てに、杉田智和『宝くじ』&中村悠一『腕時計』が収録されたCDも買ってしまった。でもこれは聴かないので^^;、まだお買いになっていないファンの方に定価でお譲りします。スギタ&ゆうきゃんのプロマイド2枚付き~。
今配信中なのは小西克幸の『草』。来年1月の小野大輔のとセットCDになるのかな。
『月刊男前図鑑』の連動特典も、キャストのプロマイド4枚セットだったらよかったのに~w。
舞台 舞台は夢 イリュージョン・コミック
2008年12月17日 舞台演劇舞台『舞台は夢 イリュージョン・コミック』を観てきた。
新国立だが、久しぶりの中劇場。
10列目が最前列。二方の客席に囲まれたパフォーマンス・スペースには丸い大きな回り舞台。左右には布に覆われた小さなセット。今まで観なかったような、大胆不思議なステージだ。
行方のわからぬ息子の消息を知りたいと願う父親に、洞窟の魔法使いが見せる、息子の波乱万丈の人生”劇”。
フランス古典劇の巨星ピエール・コルネイユの「問題喜劇」だというが、そんなに喜劇でもなく悲劇でもない。
劇場という空間の”仕掛け”の中で、達者な役者たちの”劇中劇”を存分に味わった、ひとときの”夢”物語であった。
回り舞台の真ん中には小さな降階段と地下控室があり、役者たちが噴出したり消滅したりと、単調な展開に軽快で活発な動きをもたらす。
釣り下がった衣装軍に目を瞠るが、板梯子をかけるのも布を取るのも、演者がごく自然にやってるのが面白い。
暗闇を多用した照明や、声や音のバリエーションなど音響の効果も抜群、まるでディズニーのアトラクションを連想させる。
その空間に見合うように、役者皆さんは「声」の演技が特に素晴らしく通りもクリア。登場人物みんな、難解的に感覚的によく喋るので、台詞の力量も試される。
ナビゲーター的な段田安則は、落ち着いた口調の魔術師をやった後で、奇天烈で熱弁な隊長もやってのけ、見事な演じ分けに驚かされる。
磯部勉はさすがに声が素晴らしい! 暗闇の中で聞いてもすぐ分る。『レッドクリフ』の曹操的な面も覗かせて謎めいていた。金内喜久夫の渋く温かみのある声もほっとさせる。坂田聡の牢番のオタク声に笑う。
秋山菜津子の穏やかな女らしい声もよく通る。高田聖子の強気でコミカルな演技には喝采。二人は主従の関係ではあるが、『夏の夜の夢』のハーミアとヘレナを思わせる。
田島令子の優美な声と艶かしさは圧巻。さすがオスカル様!w
お目当ての堤真一は、女声に実直声に猛者声と使い分け、多彩な人物像を披露。関西お笑いの味を滲ませながらw、表情の表現力も豊かに、若々しくのびのびと楽しそうだった。
”劇中劇”という今では珍しくない手法で、中盤はやや眠気が起き、それほどの感嘆は得られなかった。だが豪華俳優陣の「声」と「体」の表現力にはあらためて感じ入った。「演劇」という無限の可能性にも、「観客」として閃きが生まれそうだ。
堤真一さんの次公演、いのうえ歌舞伎『蜉蝣峠』は、平日夜公演しか取れず。
今年の観劇は『舞台は夢』が見納めかと思っていたが、無料で観れることになったのでトリは『夢をかなえるゾウ』になる。”夢”続きの観劇だ。
新国立だが、久しぶりの中劇場。
10列目が最前列。二方の客席に囲まれたパフォーマンス・スペースには丸い大きな回り舞台。左右には布に覆われた小さなセット。今まで観なかったような、大胆不思議なステージだ。
行方のわからぬ息子の消息を知りたいと願う父親に、洞窟の魔法使いが見せる、息子の波乱万丈の人生”劇”。
フランス古典劇の巨星ピエール・コルネイユの「問題喜劇」だというが、そんなに喜劇でもなく悲劇でもない。
劇場という空間の”仕掛け”の中で、達者な役者たちの”劇中劇”を存分に味わった、ひとときの”夢”物語であった。
回り舞台の真ん中には小さな降階段と地下控室があり、役者たちが噴出したり消滅したりと、単調な展開に軽快で活発な動きをもたらす。
釣り下がった衣装軍に目を瞠るが、板梯子をかけるのも布を取るのも、演者がごく自然にやってるのが面白い。
暗闇を多用した照明や、声や音のバリエーションなど音響の効果も抜群、まるでディズニーのアトラクションを連想させる。
その空間に見合うように、役者皆さんは「声」の演技が特に素晴らしく通りもクリア。登場人物みんな、難解的に感覚的によく喋るので、台詞の力量も試される。
ナビゲーター的な段田安則は、落ち着いた口調の魔術師をやった後で、奇天烈で熱弁な隊長もやってのけ、見事な演じ分けに驚かされる。
磯部勉はさすがに声が素晴らしい! 暗闇の中で聞いてもすぐ分る。『レッドクリフ』の曹操的な面も覗かせて謎めいていた。金内喜久夫の渋く温かみのある声もほっとさせる。坂田聡の牢番のオタク声に笑う。
秋山菜津子の穏やかな女らしい声もよく通る。高田聖子の強気でコミカルな演技には喝采。二人は主従の関係ではあるが、『夏の夜の夢』のハーミアとヘレナを思わせる。
田島令子の優美な声と艶かしさは圧巻。さすがオスカル様!w
お目当ての堤真一は、女声に実直声に猛者声と使い分け、多彩な人物像を披露。関西お笑いの味を滲ませながらw、表情の表現力も豊かに、若々しくのびのびと楽しそうだった。
”劇中劇”という今では珍しくない手法で、中盤はやや眠気が起き、それほどの感嘆は得られなかった。だが豪華俳優陣の「声」と「体」の表現力にはあらためて感じ入った。「演劇」という無限の可能性にも、「観客」として閃きが生まれそうだ。
堤真一さんの次公演、いのうえ歌舞伎『蜉蝣峠』は、平日夜公演しか取れず。
今年の観劇は『舞台は夢』が見納めかと思っていたが、無料で観れることになったのでトリは『夢をかなえるゾウ』になる。”夢”続きの観劇だ。
ミュージカル テニスの王子様 四天宝寺 feat.氷帝
2008年12月16日 舞台演劇ミュージカル『テニスの王子様 The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝』を観てきた。
久しぶりに前方席だがやや左寄り。
今回も原作未読&アニメ未見なので、試合の行方は全く知らず^^;。開演前にパンフで、お初の四天宝寺メンバーをチェック。忍足従兄弟に石田兄か。
全国大会準決勝。青春学園は、関西大会優勝校・四天宝寺との対戦に挑む。
休憩入れて75分+60分=2時間半。テニミュにしては長かったが、初心にかえる意気込みと、新たな挑戦と音楽もすっきり受け入れられ、キャラの個性も際立って、ボリューム感溢れる面白い舞台だった。
氷帝戦はいい意味で厳しい目と緊迫感があった。だが今回は浪速の秘宝、明るく軽快な空気が充満し、笑いの中で柔軟な意識が生まれて、熱く濃く楽しめた。
青学4代目キャストは、場数をこなした安定感で演技も堅実、歌唱力もアップ。
リョーマ@阪本奨悟は声変わり真っ最中なのか、歌い方がちょっとキツそう。手塚@渡辺大輔はオッキー声でドキドキさせて逞しく凛々しい。古川雄大@不二の背がやけに高く見えたが、白石が低いのか?^^; 桃城@牧田哲也と海堂@平田裕一郎は熱く激しく息の合ったコンビ。牧田くんとはDツアー以来だっけ。河村@コン・テユが体当たりの熱演、でも「おにまつ」って聞こえたw。トリッキーな役どころの乾だが、高橋優太の怪演が冴える。桜乃ちゃんは日替わりなんだろうか^^;。
四天宝寺ソングはポップで明るい。一人一人の歌唱力はまだまだだが、聞かせるというより見せるパフォーマンス。
白石@春川恭亮の「エクスタシー」はあれぐらいが丁度いい。
お笑い軍団キターっ。「モー・ホー!」爆笑。懐かしメロディから浪花節までてんこもりの楽曲w。オネエ言葉に足揃えジャンプと小春が楽し過ぎて可愛くて、西山丈也あっぱれ!
石田銀@広瀬友祐が低く太く良い声で、稲田徹を思わせる。千歳@磯貝龍虎はデカイが、理屈っぽくよく喋る。
金太郎@木戸邑弥は終始、はちきれんばかりのエネルギッシュなテンション。『ファミリア』以来の植原卓也だが、謙也のプレイはとうとう見れずに残念。
橘ひとりの不動峰は寂しいな。九州男児同士の対決では、九州弁(細かい区別は分らん^^;)が飛び交うので、つい西郷さんVS.大久保さんを連想w。
今回はゲストの歌が上手かった。橘@北代高士は力強い。1幕終わりに突然出てきた亜久津だが、清水良太郎は声に伸びがあって、今ステージで一番歌唱力がありそう。最後にユニフォーム姿も披露。
氷帝は跡部&忍足&ツンデレ向日。青柳塁斗が言いだしっぺだが、今ステージの肝言葉は「キモッ」なのか?(笑) キモッ!なシーンも結構あったけどw。
「負けたよ氷帝」に笑ったが、「勝ったモン勝ちやーっ!」もええやん。
みんなジャンプを多用するが高さもある。
客席通路を目立って使用。神出鬼没だし、駆け抜けがメインだが、2階席からは見え難そう。
極めつけは、ふたり”ピーターパン”! 演出的にも萌えそうで、まさに天衣無縫。
ラストで回想スライド。不動峰の5人とか、ルドルフや山吹も懐かしい~。
最後のお辞儀の後も、亜久津と橘と桃がゴニョゴニョ。みんな幕が下りるまで身体を丸めて手を振っていた。
後半は3月の東京凱旋公演。青学5代目キャストと四天宝寺Bキャスト。久しぶりのYOHと寿里。跡部以外は氷帝Bメンバーか。今度は右手寄りだが通路側なので楽しみ。
久しぶりに前方席だがやや左寄り。
今回も原作未読&アニメ未見なので、試合の行方は全く知らず^^;。開演前にパンフで、お初の四天宝寺メンバーをチェック。忍足従兄弟に石田兄か。
全国大会準決勝。青春学園は、関西大会優勝校・四天宝寺との対戦に挑む。
休憩入れて75分+60分=2時間半。テニミュにしては長かったが、初心にかえる意気込みと、新たな挑戦と音楽もすっきり受け入れられ、キャラの個性も際立って、ボリューム感溢れる面白い舞台だった。
氷帝戦はいい意味で厳しい目と緊迫感があった。だが今回は浪速の秘宝、明るく軽快な空気が充満し、笑いの中で柔軟な意識が生まれて、熱く濃く楽しめた。
青学4代目キャストは、場数をこなした安定感で演技も堅実、歌唱力もアップ。
リョーマ@阪本奨悟は声変わり真っ最中なのか、歌い方がちょっとキツそう。手塚@渡辺大輔はオッキー声でドキドキさせて逞しく凛々しい。古川雄大@不二の背がやけに高く見えたが、白石が低いのか?^^; 桃城@牧田哲也と海堂@平田裕一郎は熱く激しく息の合ったコンビ。牧田くんとはDツアー以来だっけ。河村@コン・テユが体当たりの熱演、でも「おにまつ」って聞こえたw。トリッキーな役どころの乾だが、高橋優太の怪演が冴える。桜乃ちゃんは日替わりなんだろうか^^;。
四天宝寺ソングはポップで明るい。一人一人の歌唱力はまだまだだが、聞かせるというより見せるパフォーマンス。
白石@春川恭亮の「エクスタシー」はあれぐらいが丁度いい。
お笑い軍団キターっ。「モー・ホー!」爆笑。懐かしメロディから浪花節までてんこもりの楽曲w。オネエ言葉に足揃えジャンプと小春が楽し過ぎて可愛くて、西山丈也あっぱれ!
石田銀@広瀬友祐が低く太く良い声で、稲田徹を思わせる。千歳@磯貝龍虎はデカイが、理屈っぽくよく喋る。
金太郎@木戸邑弥は終始、はちきれんばかりのエネルギッシュなテンション。『ファミリア』以来の植原卓也だが、謙也のプレイはとうとう見れずに残念。
橘ひとりの不動峰は寂しいな。九州男児同士の対決では、九州弁(細かい区別は分らん^^;)が飛び交うので、つい西郷さんVS.大久保さんを連想w。
今回はゲストの歌が上手かった。橘@北代高士は力強い。1幕終わりに突然出てきた亜久津だが、清水良太郎は声に伸びがあって、今ステージで一番歌唱力がありそう。最後にユニフォーム姿も披露。
氷帝は跡部&忍足&ツンデレ向日。青柳塁斗が言いだしっぺだが、今ステージの肝言葉は「キモッ」なのか?(笑) キモッ!なシーンも結構あったけどw。
「負けたよ氷帝」に笑ったが、「勝ったモン勝ちやーっ!」もええやん。
みんなジャンプを多用するが高さもある。
客席通路を目立って使用。神出鬼没だし、駆け抜けがメインだが、2階席からは見え難そう。
極めつけは、ふたり”ピーターパン”! 演出的にも萌えそうで、まさに天衣無縫。
ラストで回想スライド。不動峰の5人とか、ルドルフや山吹も懐かしい~。
最後のお辞儀の後も、亜久津と橘と桃がゴニョゴニョ。みんな幕が下りるまで身体を丸めて手を振っていた。
後半は3月の東京凱旋公演。青学5代目キャストと四天宝寺Bキャスト。久しぶりのYOHと寿里。跡部以外は氷帝Bメンバーか。今度は右手寄りだが通路側なので楽しみ。
NHK大河ドラマ『篤姫』最終回。
真剣に、毎回DVDに録りながら観たのは、『新選組!』以来だった。
まさに、幕末大河版ホームドラマ。特に女性の共感を呼んだのではなかろうか。
やはり脚本とキャスティングの勝利だろうか。登場人物ひとりひとりに深い愛情を注いで作り上げて下さった、脚本家の田渕久美子氏に心から拍手を送りたい。
フィクションの中でも、どのキャラクターも個性的で魅力的、愛着がもてる強烈な存在感。幕府側から見た幕末、女の視点から見た幕末というのも新鮮だった。
当初のお目当てであり、物語の求心力となったのが、堺雅人さんの徳川家定さん!(*^^*)
篤姫の輿入れから、俄然、話が面白くなったもの。家定と篤姫の徐々に深まる夫婦愛も微笑ましい。堺さん演じる家定の強さと優しさを秘めた知的な魅力に、篤姫を演じた宮崎あおいも、たぶん、本気で惹かれたのだと思う。
家定の言葉は最後まで、篤姫の生き方や考え方に多大な影響を与えてくれた。
「其々に役割がある」「一方聞いて沙汰するな」篤姫の生母お幸から受け継がれた言葉は、篤姫のみならず、観ている者にもしみじみと考えさせてくれた。
他にもたくさんのキャラクターの台詞が印象に残ったが、最終回も胸を熱くさせた。「たとえ人は亡くなられようとも、その”志”はなくならないと思うのです」「果たすべき何かをもって生まれゆくもの」人生の真髄を感じさせて、生きる喜びを与えてくれる言葉である。
新しい時代を前向きに生きた一人の女性。だからこそ、あおいさんの天璋院篤姫に共鳴し、応援できたのである。
来年の大河ドラマ『天地人』も、同世代の女性脚本家の手による。
『炎の蜃気楼』的にw注目するキャストは、上杉景虎の玉山鉄二、直江信綱の山下真司かな。真田幸村の城田優も楽しみだ。
真剣に、毎回DVDに録りながら観たのは、『新選組!』以来だった。
まさに、幕末大河版ホームドラマ。特に女性の共感を呼んだのではなかろうか。
やはり脚本とキャスティングの勝利だろうか。登場人物ひとりひとりに深い愛情を注いで作り上げて下さった、脚本家の田渕久美子氏に心から拍手を送りたい。
フィクションの中でも、どのキャラクターも個性的で魅力的、愛着がもてる強烈な存在感。幕府側から見た幕末、女の視点から見た幕末というのも新鮮だった。
当初のお目当てであり、物語の求心力となったのが、堺雅人さんの徳川家定さん!(*^^*)
篤姫の輿入れから、俄然、話が面白くなったもの。家定と篤姫の徐々に深まる夫婦愛も微笑ましい。堺さん演じる家定の強さと優しさを秘めた知的な魅力に、篤姫を演じた宮崎あおいも、たぶん、本気で惹かれたのだと思う。
家定の言葉は最後まで、篤姫の生き方や考え方に多大な影響を与えてくれた。
「其々に役割がある」「一方聞いて沙汰するな」篤姫の生母お幸から受け継がれた言葉は、篤姫のみならず、観ている者にもしみじみと考えさせてくれた。
他にもたくさんのキャラクターの台詞が印象に残ったが、最終回も胸を熱くさせた。「たとえ人は亡くなられようとも、その”志”はなくならないと思うのです」「果たすべき何かをもって生まれゆくもの」人生の真髄を感じさせて、生きる喜びを与えてくれる言葉である。
新しい時代を前向きに生きた一人の女性。だからこそ、あおいさんの天璋院篤姫に共鳴し、応援できたのである。
来年の大河ドラマ『天地人』も、同世代の女性脚本家の手による。
『炎の蜃気楼』的にw注目するキャストは、上杉景虎の玉山鉄二、直江信綱の山下真司かな。真田幸村の城田優も楽しみだ。
モニジパ 航跡384
2008年12月14日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡384。立ち読み&記憶朧でご容赦^^;。
舷外短艇格納庫まで難なく着いてしまった杉本たち。ちっとは邪魔が入るかと思ってたが、大和兵の警戒もずさんだな。
短艇の数を確認するのに、てっきり目視かと思われたが、最新機の遠距離スコープ使用。まるでドラえもんの道具みたいに、ショルダーからポコポコ出てくることw。
残ってた短艇は50以上! 予想通り、大和兵は脱出予定だと確認。
米艦隊接近の報を受け、兵に脱出準備を令する草加。
だが、草加はひとりで、侵入者が立て籠もる倉庫へと向かう。
短銃を懐に忍ばせたからには、自らがのりだしいよいよ直接対決の構え。
原爆を起動させるには、直接に原爆のどこかを作動させる必要があるのか。そのためには、原爆に取り付いている角松らが邪魔なことは明白。
先に倉庫に送り込んでいた制圧部隊も、もはやこれまでと脱出させるつもりなのだろうか。そうなると、敵側は倉庫内に6人ほど、倉庫外にも2人と、草加ひとりでは全くの不利。
だが対決の前に、草加は角松に、部下たちの短艇脱出を進言するかもしれない。
角松の元に、短艇確認の報告が入っていることを予想した上で。解体などの無力化がムリな以上、もはや彼らの尽力も余計な犠牲も必要ないはずだ。
そうなると、待ちに待った展開。草加と角松、いよいよ二人だけの直接対決となるわけだ。
草加の短銃は、角松だけに使われるべきもの。
「大和」の上で角松と運命を共にすることを、草加は望んでいるのかもしれない。ラッタルを降りる草加の全身1ページに、決死の覚悟が満ちていた。
舷外短艇格納庫まで難なく着いてしまった杉本たち。ちっとは邪魔が入るかと思ってたが、大和兵の警戒もずさんだな。
短艇の数を確認するのに、てっきり目視かと思われたが、最新機の遠距離スコープ使用。まるでドラえもんの道具みたいに、ショルダーからポコポコ出てくることw。
残ってた短艇は50以上! 予想通り、大和兵は脱出予定だと確認。
米艦隊接近の報を受け、兵に脱出準備を令する草加。
だが、草加はひとりで、侵入者が立て籠もる倉庫へと向かう。
短銃を懐に忍ばせたからには、自らがのりだしいよいよ直接対決の構え。
原爆を起動させるには、直接に原爆のどこかを作動させる必要があるのか。そのためには、原爆に取り付いている角松らが邪魔なことは明白。
先に倉庫に送り込んでいた制圧部隊も、もはやこれまでと脱出させるつもりなのだろうか。そうなると、敵側は倉庫内に6人ほど、倉庫外にも2人と、草加ひとりでは全くの不利。
だが対決の前に、草加は角松に、部下たちの短艇脱出を進言するかもしれない。
角松の元に、短艇確認の報告が入っていることを予想した上で。解体などの無力化がムリな以上、もはや彼らの尽力も余計な犠牲も必要ないはずだ。
そうなると、待ちに待った展開。草加と角松、いよいよ二人だけの直接対決となるわけだ。
草加の短銃は、角松だけに使われるべきもの。
「大和」の上で角松と運命を共にすることを、草加は望んでいるのかもしれない。ラッタルを降りる草加の全身1ページに、決死の覚悟が満ちていた。
サバダミカンダ#001 スタンレーの魔女
2008年12月13日 舞台演劇サバダミカンダ#001『スタンレーの魔女』を観てきた。
原作は松本零士の『ザ・コクピットシリーズ』に収録されている短編作品。
昨年5月『絢爛とか爛漫とか』で出会った土屋裕一(*pnish*)×御笠ノ忠次(SPACENOID)を中心とした新ユニット「サバダミカンダ」の第1回公演。
今回は、御笠ノ氏によって2年前舞台化されたものを、キャストを一新しての再演となる。
太平洋戦争中、日本軍爆撃隊の出撃。スタンレー山脈越えに挑んだ男たちの壮絶な生き様を描く。
原作をかつて読んだことがあった気がするが、よく憶えていない。
入場後に目にしたものは、暗いステージ上に身動きひとつせずうな垂れている一人の兵士の姿。開場後からずっとそうしているのだろうか。開演後にソレがゆっくりと動き出すので驚かされた。
前半は、出撃を待つ間の8人の男たちの「生」をじっくり描く。寝たり遊んだり本を読んだり、猥談や他愛ないお喋りをしたり、ガツガツ食ったり飲んで酔っ払ったり、グダグダダラダラな男たち。其々の個性や関係性が見られて、笑いも起きるが、退屈このうえない情景。だけど男たちのこういうお馬鹿な無邪気さが、松本テイストなんだろうなとも思えてくる。
後半はうってかわって、「死」を前提にした9人の男たちの「生」を生々しく描く。さっきまでの日常が不意に非日常になり、まっしぐらにがむしゃらにひたむきに、熱く冷静に突き進む。そこには”覚悟”を超えた、男たちの哀愁漂うロマンと誇りが存在するようだ。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。フシギと格好良く見えてくる男たちに、思わず微笑みかけたくなる。たった一つの卵に向かって行く精子って、案外こんな感じなのかもしれないw。
土屋裕一は物静かでインテリな役どころが新境地でもあるが、やけに若々しく爽やかに見えたv。
tutiと共演したことがある二人にも注目。日比大介は、硬派で異質な役を嫌味なく好演。津村知与支は眼鏡じゃないのが新鮮だったが、安定感あるムードメーカー。
深澤和明の骨太な演技もいい。渋味のある加藤忠可の飄々とした役どころが魅力的。
帝海も海自も「金曜カレー」なので、土曜カレーには違和感^^;。観劇曜日によって台詞が変わるとか?
音楽は『絢爛と…』に続き佐々木久夫。女性の美しくも切ない歌声が松本ワールドを反芻させる。
キャストとタイトルコールの映像を、ラストにもってくる演出も面白い。
颯爽と軍服に着替えてきた男たちが、あくまで”漢”らしくお辞儀をされてたのにも拍手。
各座席にチラシ束と一緒に手作りの紙飛行機があって、上演中に飛ばす趣向なのか?とも思ったが、単にお土産だった模様w。
原作は松本零士の『ザ・コクピットシリーズ』に収録されている短編作品。
昨年5月『絢爛とか爛漫とか』で出会った土屋裕一(*pnish*)×御笠ノ忠次(SPACENOID)を中心とした新ユニット「サバダミカンダ」の第1回公演。
今回は、御笠ノ氏によって2年前舞台化されたものを、キャストを一新しての再演となる。
太平洋戦争中、日本軍爆撃隊の出撃。スタンレー山脈越えに挑んだ男たちの壮絶な生き様を描く。
原作をかつて読んだことがあった気がするが、よく憶えていない。
入場後に目にしたものは、暗いステージ上に身動きひとつせずうな垂れている一人の兵士の姿。開場後からずっとそうしているのだろうか。開演後にソレがゆっくりと動き出すので驚かされた。
前半は、出撃を待つ間の8人の男たちの「生」をじっくり描く。寝たり遊んだり本を読んだり、猥談や他愛ないお喋りをしたり、ガツガツ食ったり飲んで酔っ払ったり、グダグダダラダラな男たち。其々の個性や関係性が見られて、笑いも起きるが、退屈このうえない情景。だけど男たちのこういうお馬鹿な無邪気さが、松本テイストなんだろうなとも思えてくる。
後半はうってかわって、「死」を前提にした9人の男たちの「生」を生々しく描く。さっきまでの日常が不意に非日常になり、まっしぐらにがむしゃらにひたむきに、熱く冷静に突き進む。そこには”覚悟”を超えた、男たちの哀愁漂うロマンと誇りが存在するようだ。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。フシギと格好良く見えてくる男たちに、思わず微笑みかけたくなる。たった一つの卵に向かって行く精子って、案外こんな感じなのかもしれないw。
土屋裕一は物静かでインテリな役どころが新境地でもあるが、やけに若々しく爽やかに見えたv。
tutiと共演したことがある二人にも注目。日比大介は、硬派で異質な役を嫌味なく好演。津村知与支は眼鏡じゃないのが新鮮だったが、安定感あるムードメーカー。
深澤和明の骨太な演技もいい。渋味のある加藤忠可の飄々とした役どころが魅力的。
帝海も海自も「金曜カレー」なので、土曜カレーには違和感^^;。観劇曜日によって台詞が変わるとか?
音楽は『絢爛と…』に続き佐々木久夫。女性の美しくも切ない歌声が松本ワールドを反芻させる。
キャストとタイトルコールの映像を、ラストにもってくる演出も面白い。
颯爽と軍服に着替えてきた男たちが、あくまで”漢”らしくお辞儀をされてたのにも拍手。
各座席にチラシ束と一緒に手作りの紙飛行機があって、上演中に飛ばす趣向なのか?とも思ったが、単にお土産だった模様w。
映画 まぼろしの邪馬台国
2008年12月13日 映画いただいた無料券を消化しようと^^;、映画『まぼろしの邪馬台国』を息子と一緒に観てきた。
2時間半の長作。以前観た吉永小百合の『北の零年』のイヤ~な記憶が蘇り、観る前から気乗りせず。
目の見えぬ傍若無人な男との出会いにより、仕事や家族を得て、己の役割を果たしながら生きる女の姿を描く。
事実に基づいたフィクションとあるが、キャラクターがかなり誇張され、リアリティも何もかも薄っぺらく、単なるロマンを追及した男女の夢物語となっていた。
本物の宮崎康平氏や当時の九州男児の誰もがそうだとは思いたくないが、竹中直人が演じた宮崎康平はあまりに強烈な個性で辟易^^;。人を思うままに使い捲り、感情的で我が儘邦題の傍若無人ぶり。後先も考えず、思いつきでバスガールやバナナ作りをするだけで満足。島原鉄道の社長だったとは知らなかったが、辞めてからのお金のことは無頓着。まさに”大きなこども”で、前妻が逃げ出した気持ちもよく分る。観ながら腹立たしさが煮えたぎり、早いトコくたばってしまえと思ったり^^;。
吉永小百合演じる和子が康平の家にやってきて仕事の手伝いや世話をするが、自分でも言ってるように、何でこうなったのか分らず。一度だけ卵を投げつけた場面で爽快な気分になったが、その後は何事も無かったように言われるままに動く。康平の強引さや天衣無縫さに惹かれたという場面もなく、和子の気持ちの揺れや感情が描かれていない。男に尽くす女を見せたいのだろうが、我慢してる様子もない淡白な執事のような和子には、女としての共鳴さえわかない。
二人で邪馬台国めぐりをする間、3歳と乳飲み子の世話はいったい誰がしていたんだろう? 保育所の話もなく、社長退任後は誰もが冷たい態度で接していたし養育してくれる人も見つからないハズ。生活費にも困っていた状態なのに、研究費や探索費はどこから出ていたのだろう? 有力者に無心をするにも限度があるし。和子の衣装も豪華で取り替えすぎ、コートやスーツをいったい何着持っているのか? あんなに閉鎖的な劣悪の環境で、子供達はグレもせず反抗もせずによくぞ育ったもんだ。
そういった現実感は全く無視されたままで、映画はひたすらロマンを追及するのみ。著書で賞を取ったという、華やかな結果論だけが強調される。どんなに性悪な男でも賞を取れば、掌を返したようにもてはやされるのだろうか。
賞を取った件の本は未読だが、邪馬台国研究の内容やアプローチは映画の説明では分り辛く、興味も沸いてこない。あの本だって殆ど和子の功労のようなもの。
和子は私の母と同世代だが、随分と恵まれた人生だったといえよう。吉永小百合は30代、40代を演じるが、見た目は誤魔化せるとして、細い体型と軽快な身のこなしには驚かされた。小百合さんはラフな格好のほうが若々しく見える。
でもファンはきっと、吉永小百合の”卑弥呼”をどうしても見たかったに違いない。そのためにこんな長々としたダルイ映画を作ったんだろうな^^;。
康平と和子が歩いた8年間、壮大で幻想的な風景は確かに別世界のように美しかった。だがその間、二人の小さな子供たちはほったらかし、どのような生活をして育ってきたかと思うと可哀想でならない。子供より、夫をとることができた和子は幸せ者である。ホントに幻想的で別世界のようなお話だった。
2時間半の長作。以前観た吉永小百合の『北の零年』のイヤ~な記憶が蘇り、観る前から気乗りせず。
目の見えぬ傍若無人な男との出会いにより、仕事や家族を得て、己の役割を果たしながら生きる女の姿を描く。
事実に基づいたフィクションとあるが、キャラクターがかなり誇張され、リアリティも何もかも薄っぺらく、単なるロマンを追及した男女の夢物語となっていた。
本物の宮崎康平氏や当時の九州男児の誰もがそうだとは思いたくないが、竹中直人が演じた宮崎康平はあまりに強烈な個性で辟易^^;。人を思うままに使い捲り、感情的で我が儘邦題の傍若無人ぶり。後先も考えず、思いつきでバスガールやバナナ作りをするだけで満足。島原鉄道の社長だったとは知らなかったが、辞めてからのお金のことは無頓着。まさに”大きなこども”で、前妻が逃げ出した気持ちもよく分る。観ながら腹立たしさが煮えたぎり、早いトコくたばってしまえと思ったり^^;。
吉永小百合演じる和子が康平の家にやってきて仕事の手伝いや世話をするが、自分でも言ってるように、何でこうなったのか分らず。一度だけ卵を投げつけた場面で爽快な気分になったが、その後は何事も無かったように言われるままに動く。康平の強引さや天衣無縫さに惹かれたという場面もなく、和子の気持ちの揺れや感情が描かれていない。男に尽くす女を見せたいのだろうが、我慢してる様子もない淡白な執事のような和子には、女としての共鳴さえわかない。
二人で邪馬台国めぐりをする間、3歳と乳飲み子の世話はいったい誰がしていたんだろう? 保育所の話もなく、社長退任後は誰もが冷たい態度で接していたし養育してくれる人も見つからないハズ。生活費にも困っていた状態なのに、研究費や探索費はどこから出ていたのだろう? 有力者に無心をするにも限度があるし。和子の衣装も豪華で取り替えすぎ、コートやスーツをいったい何着持っているのか? あんなに閉鎖的な劣悪の環境で、子供達はグレもせず反抗もせずによくぞ育ったもんだ。
そういった現実感は全く無視されたままで、映画はひたすらロマンを追及するのみ。著書で賞を取ったという、華やかな結果論だけが強調される。どんなに性悪な男でも賞を取れば、掌を返したようにもてはやされるのだろうか。
賞を取った件の本は未読だが、邪馬台国研究の内容やアプローチは映画の説明では分り辛く、興味も沸いてこない。あの本だって殆ど和子の功労のようなもの。
和子は私の母と同世代だが、随分と恵まれた人生だったといえよう。吉永小百合は30代、40代を演じるが、見た目は誤魔化せるとして、細い体型と軽快な身のこなしには驚かされた。小百合さんはラフな格好のほうが若々しく見える。
でもファンはきっと、吉永小百合の”卑弥呼”をどうしても見たかったに違いない。そのためにこんな長々としたダルイ映画を作ったんだろうな^^;。
康平と和子が歩いた8年間、壮大で幻想的な風景は確かに別世界のように美しかった。だがその間、二人の小さな子供たちはほったらかし、どのような生活をして育ってきたかと思うと可哀想でならない。子供より、夫をとることができた和子は幸せ者である。ホントに幻想的で別世界のようなお話だった。
劇団ヘロQ 八つ墓村
2008年12月12日 舞台演劇劇団ヘロヘロQカムパニー第20回公演『八つ墓村』を観てきた。
劇団創立15周年記念でもあるらしい。DVD撮影日。
横溝正史の原作を、座長の関智一が脚本・演出。劇団新感線の『犬顔家』が頭に残ってたので、てっきりスタイリッシュなコメディ・タッチかと思いきや、バリバリの本格的ミステリー・ステージに作られていた。
原作未読だが、ボリュームのある小説を舞台で上演するにあたり、かなり苦労されただろう。休憩無しで約2時間30分は短いようで長いが、一気に見せてくれて有難い。
映画やドラマの記憶しかないが、徐々に思い出されて先の見通しもつく。先日のStudio Lifeによる原作の舞台化でもそうだが、どこをカットするか生かすか、どうアレンジするかで芝居の良し悪しが問われそうだ。
都会から山村の旧家に青年がやってきてから起こる連続殺人事件。青年の父親が起した事件、300年以上前の呪われた殺戮を背景に、犯人と動機を追い求める名探偵が行き着く先は?
クドカンがやっていた金田一耕助を、関智一が愛嬌たっぷりに柔軟に熱演。髪をボロボロ掻いてフケを撒き散らすかと思えば、明解な推理を畳み掛けるように披露したりと、金田一カラーが見事にサマになっている。金田一の助手の咲ちゃんがイイキャラクターで面白さを加味。
主人公は金田一だが、この話の主役は見知らぬ土地に母の面影を求めてやってきた辰弥。永松寛隆が誠実で真っ直ぐな好青年を演じ、舞台に殆ど出ずっぱり。
長沢美樹が前半の可憐さと、後半の妖艶さに注目。白熱のラストは見どころ。
今回もまたまた豪華ゲスト。はんなりした関西弁の三石琴乃は、柔らかく綺麗で魅力的。沢城みゆきは、わざとらしいほど子どもっぽく見せる。本気なのか騙しているのかも判別し難いが、これは演出的意図なのか。
ベテラン3人の渋みが物語を引き締める。ヘロQ2回目の中博史は何と3役をこなし、腰が入った殺陣アクションまで披露。辻親八は飄々とした人柄のムードメーカー。『birthday』とは違って落ち着いた雰囲気の中尾隆聖は冒頭とラストの出番だが、物語のナビと骨格を明瞭に示す。
小西克幸と沢城さんは兄妹の役どころ。小西くんは出番は少ないが、座り方や立ち方が腰が据わって綺麗。
とにかくキャラクターがごちゃごちゃ多いので、登場する役者の人数も40人以上! 子役の子が可愛かった。人物相関図も複雑だし、舞台が初見だと名前や関係がなかなか理解し難そう。役者自身も混乱しているのか、一瞬言い間違えそうに出る台詞も見受けられた。
場面展開が多くて速いので、花道や可動式セットを駆使したりと苦心の演出が伺える。高台を使うのも仕方ないが、端に寄り過ぎる場面が多いので工夫が欲しい。今回は前方端っこの座席だったので、殆ど見切られてしまった(~_~)。私の前でDVD撮影しているカメラを覗き見しながら確認しちゃったものw。
夜道や鍾乳洞などの場所表現がやや曖昧だったのが残念。時間経過や時間差も分り辛い。
原作通りに、この作品の金田一は、殺人を止めることも叶わず、ただ駆けずり回っているだけで物足りない。全てが終ってから、真実を明解にしても遅すぎるのではないか。本来なら、それ以上の殺人が起こらないよう食い止めるのが目的なのではないのか。殺人の根源にあるのも、恨みや復讐ではなく、金目当てに邪魔者だからという理由。そこにたとえ報われぬ”愛”があったとしても、舞台の二人からは上手く伝わってこなかった。
最後に残るのは、女の意地と信念なのか。母への限りない思慕が感じられたのは、舞台版ならではということか。
終演後、ズラリと全員が揃う中で智一さんが挨拶。やはり、先立つものは金らしい(笑)。
中央から後方席はガラガラだったが、端っこの席をあてがうぐらいなら、空いていた後方真ん中辺りで観たかった。
ロビーの花壇が賑やか。中尾さんには関俊彦さんやTARAKOさんから花壇。
 ̄ ̄ ̄
テニミュ東京凱旋公演を何とかゲット。
恒例『仮面ライダーキバ』ファイナルステージ&トークショーも何とか取れた。
新番組『仮面ライダーディケイド』には、テニミュ跡部&宍戸の俳優が出演。氷帝Bも観とけばよかったかな~w。
劇団創立15周年記念でもあるらしい。DVD撮影日。
横溝正史の原作を、座長の関智一が脚本・演出。劇団新感線の『犬顔家』が頭に残ってたので、てっきりスタイリッシュなコメディ・タッチかと思いきや、バリバリの本格的ミステリー・ステージに作られていた。
原作未読だが、ボリュームのある小説を舞台で上演するにあたり、かなり苦労されただろう。休憩無しで約2時間30分は短いようで長いが、一気に見せてくれて有難い。
映画やドラマの記憶しかないが、徐々に思い出されて先の見通しもつく。先日のStudio Lifeによる原作の舞台化でもそうだが、どこをカットするか生かすか、どうアレンジするかで芝居の良し悪しが問われそうだ。
都会から山村の旧家に青年がやってきてから起こる連続殺人事件。青年の父親が起した事件、300年以上前の呪われた殺戮を背景に、犯人と動機を追い求める名探偵が行き着く先は?
クドカンがやっていた金田一耕助を、関智一が愛嬌たっぷりに柔軟に熱演。髪をボロボロ掻いてフケを撒き散らすかと思えば、明解な推理を畳み掛けるように披露したりと、金田一カラーが見事にサマになっている。金田一の助手の咲ちゃんがイイキャラクターで面白さを加味。
主人公は金田一だが、この話の主役は見知らぬ土地に母の面影を求めてやってきた辰弥。永松寛隆が誠実で真っ直ぐな好青年を演じ、舞台に殆ど出ずっぱり。
長沢美樹が前半の可憐さと、後半の妖艶さに注目。白熱のラストは見どころ。
今回もまたまた豪華ゲスト。はんなりした関西弁の三石琴乃は、柔らかく綺麗で魅力的。沢城みゆきは、わざとらしいほど子どもっぽく見せる。本気なのか騙しているのかも判別し難いが、これは演出的意図なのか。
ベテラン3人の渋みが物語を引き締める。ヘロQ2回目の中博史は何と3役をこなし、腰が入った殺陣アクションまで披露。辻親八は飄々とした人柄のムードメーカー。『birthday』とは違って落ち着いた雰囲気の中尾隆聖は冒頭とラストの出番だが、物語のナビと骨格を明瞭に示す。
小西克幸と沢城さんは兄妹の役どころ。小西くんは出番は少ないが、座り方や立ち方が腰が据わって綺麗。
とにかくキャラクターがごちゃごちゃ多いので、登場する役者の人数も40人以上! 子役の子が可愛かった。人物相関図も複雑だし、舞台が初見だと名前や関係がなかなか理解し難そう。役者自身も混乱しているのか、一瞬言い間違えそうに出る台詞も見受けられた。
場面展開が多くて速いので、花道や可動式セットを駆使したりと苦心の演出が伺える。高台を使うのも仕方ないが、端に寄り過ぎる場面が多いので工夫が欲しい。今回は前方端っこの座席だったので、殆ど見切られてしまった(~_~)。私の前でDVD撮影しているカメラを覗き見しながら確認しちゃったものw。
夜道や鍾乳洞などの場所表現がやや曖昧だったのが残念。時間経過や時間差も分り辛い。
原作通りに、この作品の金田一は、殺人を止めることも叶わず、ただ駆けずり回っているだけで物足りない。全てが終ってから、真実を明解にしても遅すぎるのではないか。本来なら、それ以上の殺人が起こらないよう食い止めるのが目的なのではないのか。殺人の根源にあるのも、恨みや復讐ではなく、金目当てに邪魔者だからという理由。そこにたとえ報われぬ”愛”があったとしても、舞台の二人からは上手く伝わってこなかった。
最後に残るのは、女の意地と信念なのか。母への限りない思慕が感じられたのは、舞台版ならではということか。
終演後、ズラリと全員が揃う中で智一さんが挨拶。やはり、先立つものは金らしい(笑)。
中央から後方席はガラガラだったが、端っこの席をあてがうぐらいなら、空いていた後方真ん中辺りで観たかった。
ロビーの花壇が賑やか。中尾さんには関俊彦さんやTARAKOさんから花壇。
 ̄ ̄ ̄
テニミュ東京凱旋公演を何とかゲット。
恒例『仮面ライダーキバ』ファイナルステージ&トークショーも何とか取れた。
新番組『仮面ライダーディケイド』には、テニミュ跡部&宍戸の俳優が出演。氷帝Bも観とけばよかったかな~w。
PASH!/アニメディア 1月号
2008年12月11日 アニメ声優漫画10日はアニヲタ雑誌発売日。アニメ誌表紙はルル復活か!?
★PASH! 1月号
『続 夏目友人帳』特集。開運のために全サ申し込もうかな。
『黒執事』は、ファントムハイヴ家使用人言いたい放題!注目。東地宏樹&加藤英美里&梶裕貴のノンビリペースかつ鋭い座談会。3人とも赤っぽい衣装で合せてる? 東地さんのフリースタイルって、どのくらい「やらしい」のかしらんw。バルドの過去話もぜひやっていただきたい。
イベントレポ。『ネオ アンジェリーク』『S.S.D.S.初冬の診察会』など、其々カラーで1ページたっぷり。
ドラマCD。『長州ファイブ』『S・L・Hストレイ・ラブ・ハーツ!』など、どこかで既に見た集合写真&コメント。石田彰って端に座るのが多いな。
D-BOYSは加治将樹×中村昌也。この二人は、バスツアーでお喋りだったという印象。
市瀬秀和はVoiceというよりまだ俳優。近藤隆のキャラソン・インタビューがここにも。
PASH!DE NEWS!! アクサルの『11人いる!』がキタっ。
『キラキラMOVIES』だけでなく、『第2写真部』も何やら面白そう。
★アニメディア 1月号
新春特集とはいえ、ずいぶん値段が上がったな^^;。全サも相変わらず小為替だし。
付録はアニメデータブック&重大ニュース2009。『電王』人気、止まらず!ってw。
冬新番アニメのチェック。
『ヘタリアAxisPowers』ドラマCDも併せて、シリーズ構成が平光琢也。音響監督じゃないのかな。とにかく観てみよう。
『ドルアーガの塔』新シリーズは、郷田ほづみ&てらそままさき目当てで続行。
石田彰目当てに『続 夏目友人帳』『宇宙をかける少女』『獣の奏者エリン』。シリーズもので『はじめの一歩』『メジャー』『鉄腕バーディー』『みなみけ』。出崎統&杉野昭夫の黄金コンビ『源氏物語千年紀』。
なんか、シリーズや続編ものが多いっすね^^;。
★声優アニメディア 1月号
公演レポで、演劇集団円『孤独から一番遠い場所』とDC『birthday~2008~』。どちらも良い舞台だっただけに、カラーで観たかったな。それにDCの写真は小さいっ^^;。4枚のうち関俊彦が写っているのは2枚。
こういう声優さんメインの舞台レポを集めた雑誌(カラー)を、年末の締めくくりとして発行して欲しいな。
★PASH! 1月号
『続 夏目友人帳』特集。開運のために全サ申し込もうかな。
『黒執事』は、ファントムハイヴ家使用人言いたい放題!注目。東地宏樹&加藤英美里&梶裕貴のノンビリペースかつ鋭い座談会。3人とも赤っぽい衣装で合せてる? 東地さんのフリースタイルって、どのくらい「やらしい」のかしらんw。バルドの過去話もぜひやっていただきたい。
イベントレポ。『ネオ アンジェリーク』『S.S.D.S.初冬の診察会』など、其々カラーで1ページたっぷり。
ドラマCD。『長州ファイブ』『S・L・Hストレイ・ラブ・ハーツ!』など、どこかで既に見た集合写真&コメント。石田彰って端に座るのが多いな。
D-BOYSは加治将樹×中村昌也。この二人は、バスツアーでお喋りだったという印象。
市瀬秀和はVoiceというよりまだ俳優。近藤隆のキャラソン・インタビューがここにも。
PASH!DE NEWS!! アクサルの『11人いる!』がキタっ。
『キラキラMOVIES』だけでなく、『第2写真部』も何やら面白そう。
★アニメディア 1月号
新春特集とはいえ、ずいぶん値段が上がったな^^;。全サも相変わらず小為替だし。
付録はアニメデータブック&重大ニュース2009。『電王』人気、止まらず!ってw。
冬新番アニメのチェック。
『ヘタリアAxisPowers』ドラマCDも併せて、シリーズ構成が平光琢也。音響監督じゃないのかな。とにかく観てみよう。
『ドルアーガの塔』新シリーズは、郷田ほづみ&てらそままさき目当てで続行。
石田彰目当てに『続 夏目友人帳』『宇宙をかける少女』『獣の奏者エリン』。シリーズもので『はじめの一歩』『メジャー』『鉄腕バーディー』『みなみけ』。出崎統&杉野昭夫の黄金コンビ『源氏物語千年紀』。
なんか、シリーズや続編ものが多いっすね^^;。
★声優アニメディア 1月号
公演レポで、演劇集団円『孤独から一番遠い場所』とDC『birthday~2008~』。どちらも良い舞台だっただけに、カラーで観たかったな。それにDCの写真は小さいっ^^;。4枚のうち関俊彦が写っているのは2枚。
こういう声優さんメインの舞台レポを集めた雑誌(カラー)を、年末の締めくくりとして発行して欲しいな。
Studio Life 死の泉 Wチーム
2008年12月10日 舞台演劇Studio Life公演『死の泉』Walkure(ワルキューレ)チームを観てきた。
女性作家によるナチス世界へのアプローチの2作目。
初演、再演に続く3度目の上演。私は原作未読の初見なので待ち焦がれた。今回はRチームは観劇できず。
ヒトラーによるドイツ人のアーリア化を促進する目的のために作られた施設レーベンスボルン(「生命の泉」)に対する反語が「死の泉」なのだろうか。
ナチスの政策により、運命を狂わされた子どもたちの激動の生き様を、狂気のドクターとその妻の人生を絡ませて、戦中と戦後にわたって描いた大河ドラマ。
第1部は、ナチの施設で出産後に擬似家族を守ろうとする女性マルガレーテの視線で怒涛の時代を、第2部は、戦中の人間関係の因縁に翻弄される子どもたちの戦後をえぐり出す。
初見ということもあって、なかなか見応えのあるエキサイティングな舞台だった。ことにラストになだれ込む、衝撃的などんでん返しは、純粋すぎて切ない。
閉塞感的な『パサジェルカ』と比べると、こちらは妖しくも大胆に戦闘的に展開。客席通路を思う存分使うところは、蜷川演出をも思わせてスピード感がある。去勢された男性歌手に使われる「カストラート」とか、「白バラ」や「8分の1」だのキーワードもふんだんに出て、ナチスの暗黒時代をあらためて苦々しく噛み締めるのである。
マルガレーテ役の三上俊は、繊細な表情と動きに強さを秘めて美しくも可憐。ブリギッテ役の吉田隆太は、ガツガツと積極的にしたたかな意地悪女を好演。モニカ役の青木隆俊は、裏表のある卑しい悪女を怪演。特に青木くん独特の「奥さーん!」は耳にこびりつきそうw。
3人とも、自分と家族を守るためにがむしゃらに突き進むが、戦時下という極限状態が彼女たちを追い詰め、どんどん狂わせてしまう。3人の嫉妬や葛藤やぶつかり合いを実に生々しく見せる。
山本芳樹@クラウスは、話し方や笑い方が田村正和の演技と重なりそう。技巧的に上手いが、もう少し背が欲しかった。
逆に、奥田努@少年フランツは背が高いのが気になるが、深味のある静かな演技で良かった。高根研一が青年フランツで熱演を見せるが、少年フランツのほうが存在感がありそう。高根さんはここでも『パサジェルカ』でも”タデウシュ”なんだw。
深山洋貴@少年エーリヒは純真そう。小野健太郎@青年エーリヒは高根さんと身長体格的に似合うが、ソプラノ設定でアノ濁った声は合わない。
船戸慎士@ギュンターは、戦後もう少し老けて欲しかった。金髪ゲルトが、最初は荒木健太朗だと気づかず。仲原裕之@ヘルムートも悪くはないが存在感が薄い。関戸博一@ミヒャエルの出番が少ないのが残念。
初演や再演と比べて、時間的に場面的にだいぶカットされたのだろうか。
ミヒャエルやギュンターの心理をもっと深く掘り下げて欲しかった。ヘルムートはゲルトを愛していたのか、二人の関係も明確に描いて貰いたかった。そもそもリロの存在意義がよく分らない。レナの戦後もほんの少しで中途半端。他にも分らないキャラがあれこれ。原作を読んだほうがいいのだろうが、舞台だけで人間関係や心理描写を分らせていただきたいものだ。
奥田くんの身長が少年にしては高かったせいか、1幕最後の抱擁が、マルガレータが10歳下の男のいじらしさに気持ちを寄せたのではないかと受け取ってしまった。彼女は優しい狂気で自分を愛してくれる夫を受け入れながらも、命をかけて守ってくれる年下男も愛せる情深い女なのだろう。その交錯した想いが、2幕ラストで彼女の行動を咆哮させる。母性に満ち満ちている、残酷な女の性が哀しい。
最後の役者登場では、芳樹さんを真ん中に三上くんと高根さん。クラウスが主人公だったのか!?
 ̄
終演後トークショー。
メイン司会の曽世海司&アシスタント(?)藤原啓児。舞台の中心で”愛”の詩を叫ぶトークイベントも4回目でこれが最後。
仲原裕之は、今の自分とヘルムートの思いを重ねて、谷川俊太郎の「かわき」。吉田さんに貸して貰ったものだが、「一生の詩にします」。
荒木健太朗は脱いだジャケットを、最年長の藤原さんに預ける^^;。クルトが15歳設定なので「愛の砲丸投げ」を披露だが、「ハンマー投げ」だと曽世さんからツッコミw。
大沼亮吉まで脱いだジャケットを藤原さんに預けちゃう^^;。「旧友再会」を披露。緊張して、カードを持つ指が震えてる。
篠田仁志は、さわだちかこの「ありがとう」。好きなものを表現してる顔が嬉しそう。
小野健太郎は、2作を準備して選ばせるが、両方とも!の会場リクに応える。「ともだち」は稲中卓球部w。「さよならいつか」の最後を読み終えて「プッ」と吹き出す。「拙い詩で、本日はありがとうございました」と自ら締めちゃうw。
今回はシニア5~8の登場だったが、普通のトークよりその人の嗜好や表情が分って楽しかったと曽世さんは満足。若者たちの「未来はスゴイ」と藤原さん。
最後に全員がゆっくりお辞儀をされて終了。
女性作家によるナチス世界へのアプローチの2作目。
初演、再演に続く3度目の上演。私は原作未読の初見なので待ち焦がれた。今回はRチームは観劇できず。
ヒトラーによるドイツ人のアーリア化を促進する目的のために作られた施設レーベンスボルン(「生命の泉」)に対する反語が「死の泉」なのだろうか。
ナチスの政策により、運命を狂わされた子どもたちの激動の生き様を、狂気のドクターとその妻の人生を絡ませて、戦中と戦後にわたって描いた大河ドラマ。
第1部は、ナチの施設で出産後に擬似家族を守ろうとする女性マルガレーテの視線で怒涛の時代を、第2部は、戦中の人間関係の因縁に翻弄される子どもたちの戦後をえぐり出す。
初見ということもあって、なかなか見応えのあるエキサイティングな舞台だった。ことにラストになだれ込む、衝撃的などんでん返しは、純粋すぎて切ない。
閉塞感的な『パサジェルカ』と比べると、こちらは妖しくも大胆に戦闘的に展開。客席通路を思う存分使うところは、蜷川演出をも思わせてスピード感がある。去勢された男性歌手に使われる「カストラート」とか、「白バラ」や「8分の1」だのキーワードもふんだんに出て、ナチスの暗黒時代をあらためて苦々しく噛み締めるのである。
マルガレーテ役の三上俊は、繊細な表情と動きに強さを秘めて美しくも可憐。ブリギッテ役の吉田隆太は、ガツガツと積極的にしたたかな意地悪女を好演。モニカ役の青木隆俊は、裏表のある卑しい悪女を怪演。特に青木くん独特の「奥さーん!」は耳にこびりつきそうw。
3人とも、自分と家族を守るためにがむしゃらに突き進むが、戦時下という極限状態が彼女たちを追い詰め、どんどん狂わせてしまう。3人の嫉妬や葛藤やぶつかり合いを実に生々しく見せる。
山本芳樹@クラウスは、話し方や笑い方が田村正和の演技と重なりそう。技巧的に上手いが、もう少し背が欲しかった。
逆に、奥田努@少年フランツは背が高いのが気になるが、深味のある静かな演技で良かった。高根研一が青年フランツで熱演を見せるが、少年フランツのほうが存在感がありそう。高根さんはここでも『パサジェルカ』でも”タデウシュ”なんだw。
深山洋貴@少年エーリヒは純真そう。小野健太郎@青年エーリヒは高根さんと身長体格的に似合うが、ソプラノ設定でアノ濁った声は合わない。
船戸慎士@ギュンターは、戦後もう少し老けて欲しかった。金髪ゲルトが、最初は荒木健太朗だと気づかず。仲原裕之@ヘルムートも悪くはないが存在感が薄い。関戸博一@ミヒャエルの出番が少ないのが残念。
初演や再演と比べて、時間的に場面的にだいぶカットされたのだろうか。
ミヒャエルやギュンターの心理をもっと深く掘り下げて欲しかった。ヘルムートはゲルトを愛していたのか、二人の関係も明確に描いて貰いたかった。そもそもリロの存在意義がよく分らない。レナの戦後もほんの少しで中途半端。他にも分らないキャラがあれこれ。原作を読んだほうがいいのだろうが、舞台だけで人間関係や心理描写を分らせていただきたいものだ。
奥田くんの身長が少年にしては高かったせいか、1幕最後の抱擁が、マルガレータが10歳下の男のいじらしさに気持ちを寄せたのではないかと受け取ってしまった。彼女は優しい狂気で自分を愛してくれる夫を受け入れながらも、命をかけて守ってくれる年下男も愛せる情深い女なのだろう。その交錯した想いが、2幕ラストで彼女の行動を咆哮させる。母性に満ち満ちている、残酷な女の性が哀しい。
最後の役者登場では、芳樹さんを真ん中に三上くんと高根さん。クラウスが主人公だったのか!?
 ̄
終演後トークショー。
メイン司会の曽世海司&アシスタント(?)藤原啓児。舞台の中心で”愛”の詩を叫ぶトークイベントも4回目でこれが最後。
仲原裕之は、今の自分とヘルムートの思いを重ねて、谷川俊太郎の「かわき」。吉田さんに貸して貰ったものだが、「一生の詩にします」。
荒木健太朗は脱いだジャケットを、最年長の藤原さんに預ける^^;。クルトが15歳設定なので「愛の砲丸投げ」を披露だが、「ハンマー投げ」だと曽世さんからツッコミw。
大沼亮吉まで脱いだジャケットを藤原さんに預けちゃう^^;。「旧友再会」を披露。緊張して、カードを持つ指が震えてる。
篠田仁志は、さわだちかこの「ありがとう」。好きなものを表現してる顔が嬉しそう。
小野健太郎は、2作を準備して選ばせるが、両方とも!の会場リクに応える。「ともだち」は稲中卓球部w。「さよならいつか」の最後を読み終えて「プッ」と吹き出す。「拙い詩で、本日はありがとうございました」と自ら締めちゃうw。
今回はシニア5~8の登場だったが、普通のトークよりその人の嗜好や表情が分って楽しかったと曽世さんは満足。若者たちの「未来はスゴイ」と藤原さん。
最後に全員がゆっくりお辞儀をされて終了。
モニジパ 航跡383
2008年12月9日 アニメ声優漫画モーニング『ジパング』航跡383。
モニ表紙を見てビックリ! 三羽烏の若かりし頃。「友よ、憶えているか。」この”友”とは誰を指しているんだろう。三羽烏ファンには思いがけず嬉しいイラストに違いない。でも尾栗が逝った今となっては、こんな追想をくどくどされても、虚しく切なくなるだけだ。
それにしても三人のTシャツ&短パン&リュックは、色違いのお揃いか!? 角松の赤パン、尾栗の青シューズ、菊池の黄シャツが微妙^^;。
尾栗のキャップの被り方で、宍戸(@氷帝)を思い出し、ふと思いついた。もし三羽烏の舞台版を作るとしたら、角松→兼ちゃん、尾栗→ケンケン、菊池→眼鏡をかけた龍之介くんというキャストはどうだろかw。そうすると草加は小西遼生くんがいいかなv。う~ん、表紙だけでこんなに色々と語れるなんてw。
巻頭カラーは海だらけブルーだらけ。大量の魚と軍艦のみ。人物を見たかった。魚を描くのは軍艦より難しいと、かいじ先生。こんなに魚を描く意図は何なのか。人工物のひとつ、原爆が今ここで爆発したら、海中にいる被造物、沢山の生命もろとも全てを一瞬のうちに消し去ってしまうのだ。この”青”を”赤”に変えてはいけないということか。
倉庫立て籠もり者に対し、慎重に警戒する排除部隊。ひとり、ふたり、三人。大和兵の犠牲も多い。
だが、こんなに多勢囲んでいたのに、水中を潜行する輩に誰ひとり気づかないとは迂闊。杉本たちの忍者っぷりに拍手。気取られずに進めたのは運がよかったからか。だが格納庫までそう易々と到着されちゃうと、安直過ぎてつまらんよ。
倉庫内では、柳のナビで原爆構造の確認作業。頑丈な外側も、核分裂の熱爆風で一瞬で蒸発という。でも柳の「心配いりません」って、なんか他人事のよう。いや、そういう柳の飄々さがこの深刻な状況とアンマッチしてて面白い。
「ヤマト」撃沈を考える狡猾なミッチャーに対して、「原子爆弾」入手を考えるカーネルは姑息な手を使う。
「みらい」&角松らしか知り得なかった米艦隊接近の情報を、わざと「ヤマト」に知らせてやったのだ。これで「ヤマト」とクサカの出方を見定めようというのか。
こう着状態の倉庫制圧に頭を悩ませていた草加。目を伏せた後の二重瞼が色っぽ~い。「厄介な人だ、角松二佐」などと思っていたのかな。
だが、米艦隊接近中の報を受け、誰もが青ざめる中、草加ひとり違う反応を見せる。そう、これはまさに朗報。ついに、待ち人きたる! こちらから行かなくても来てくれた。しかもわざわざ知らせてくれた。
力強く遙か彼方を見据える、草加の晴れ晴れとしたアップに、何故かこちらもワクワクしてくる(^.^)。あとは倉庫の邪魔者を早いとこ葬るのみだ。
最後のページでふと思う。これは草加vs.カーネルではなく、草加vs.大統領になるのだろうか。もしや草加は、大統領が欲しているものを条件付で提供することを考えていたりして。
モニ表紙を見てビックリ! 三羽烏の若かりし頃。「友よ、憶えているか。」この”友”とは誰を指しているんだろう。三羽烏ファンには思いがけず嬉しいイラストに違いない。でも尾栗が逝った今となっては、こんな追想をくどくどされても、虚しく切なくなるだけだ。
それにしても三人のTシャツ&短パン&リュックは、色違いのお揃いか!? 角松の赤パン、尾栗の青シューズ、菊池の黄シャツが微妙^^;。
尾栗のキャップの被り方で、宍戸(@氷帝)を思い出し、ふと思いついた。もし三羽烏の舞台版を作るとしたら、角松→兼ちゃん、尾栗→ケンケン、菊池→眼鏡をかけた龍之介くんというキャストはどうだろかw。そうすると草加は小西遼生くんがいいかなv。う~ん、表紙だけでこんなに色々と語れるなんてw。
巻頭カラーは海だらけブルーだらけ。大量の魚と軍艦のみ。人物を見たかった。魚を描くのは軍艦より難しいと、かいじ先生。こんなに魚を描く意図は何なのか。人工物のひとつ、原爆が今ここで爆発したら、海中にいる被造物、沢山の生命もろとも全てを一瞬のうちに消し去ってしまうのだ。この”青”を”赤”に変えてはいけないということか。
倉庫立て籠もり者に対し、慎重に警戒する排除部隊。ひとり、ふたり、三人。大和兵の犠牲も多い。
だが、こんなに多勢囲んでいたのに、水中を潜行する輩に誰ひとり気づかないとは迂闊。杉本たちの忍者っぷりに拍手。気取られずに進めたのは運がよかったからか。だが格納庫までそう易々と到着されちゃうと、安直過ぎてつまらんよ。
倉庫内では、柳のナビで原爆構造の確認作業。頑丈な外側も、核分裂の熱爆風で一瞬で蒸発という。でも柳の「心配いりません」って、なんか他人事のよう。いや、そういう柳の飄々さがこの深刻な状況とアンマッチしてて面白い。
「ヤマト」撃沈を考える狡猾なミッチャーに対して、「原子爆弾」入手を考えるカーネルは姑息な手を使う。
「みらい」&角松らしか知り得なかった米艦隊接近の情報を、わざと「ヤマト」に知らせてやったのだ。これで「ヤマト」とクサカの出方を見定めようというのか。
こう着状態の倉庫制圧に頭を悩ませていた草加。目を伏せた後の二重瞼が色っぽ~い。「厄介な人だ、角松二佐」などと思っていたのかな。
だが、米艦隊接近中の報を受け、誰もが青ざめる中、草加ひとり違う反応を見せる。そう、これはまさに朗報。ついに、待ち人きたる! こちらから行かなくても来てくれた。しかもわざわざ知らせてくれた。
力強く遙か彼方を見据える、草加の晴れ晴れとしたアップに、何故かこちらもワクワクしてくる(^.^)。あとは倉庫の邪魔者を早いとこ葬るのみだ。
最後のページでふと思う。これは草加vs.カーネルではなく、草加vs.大統領になるのだろうか。もしや草加は、大統領が欲しているものを条件付で提供することを考えていたりして。
今日、仲良くしていたAMさんの訃報が届いた。
喪中葉書という形で。
2年前まで、イベントやお芝居でいつもご一緒してくれたAMさんがお亡くなりになった。
今年に入ってから入退院を繰り返していたようだったが、8月にふとお電話をしたところ、彼女がずっと抱えていた重い病を告げられた。丁度今は家で療養中だと伺ったので、年が明けてからでもお見舞いに行こうかと思っていた。
だが、病は思った以上に早く進行していたようだ。
AMさんとは、8年前に石田彰さん関係でお知り合いになった。
当時は、二人でよく一緒に石田さんを追いかけていたものだ。石田さんご出演の貴重なCDも色々聴かせて頂いた。石田さんが出演されるイベント会場では、誰よりも速く到着し、お元気で参加していた。石田さんの話になると、とろけるような顔で熱心にお喋りされていた。あの頃は、ホントに楽しかった。
DCの観劇もよくご一緒して下さった。3年前にファミリー・デーで観た『十一ぴきのネコ』は賑やかだった。彼女はウチの子供達とも気さくに話してくれた。母性にもあふれた方だった。
イベントやお芝居でぷっつりと接点が無くなった後でも、年賀状の挨拶や電話での交流はたまにあった。
私の日記をずっと読んで下さっていて、「バイタリティーに驚くばかり」「ごぶさたな気がしませんヨ」「楽しみにしてるから」とおっしゃってくれた。
今年の1月、彼女から届いた年賀状。
いつも綺麗で読み易い字で、穏やかな文章で、葉書にびっしりと私へのメッセージを書いて下さる。絵もお得意で、3年前はアスランを描いてくれたっけ。ハンコやシールも使い、カラフルで賑やかな賀状に仕上げてくれて、毎年私は楽しみにしていた。
だが、来年からはもう彼女の年賀状は届かない。
彼女の声も聞けない。顔も見ることができない。お喋りすることもできない。
今まで、ありがとう。ホントにありがとう。
わたしはあなたのことをいつまでも忘れない。
喪中葉書という形で。
2年前まで、イベントやお芝居でいつもご一緒してくれたAMさんがお亡くなりになった。
今年に入ってから入退院を繰り返していたようだったが、8月にふとお電話をしたところ、彼女がずっと抱えていた重い病を告げられた。丁度今は家で療養中だと伺ったので、年が明けてからでもお見舞いに行こうかと思っていた。
だが、病は思った以上に早く進行していたようだ。
AMさんとは、8年前に石田彰さん関係でお知り合いになった。
当時は、二人でよく一緒に石田さんを追いかけていたものだ。石田さんご出演の貴重なCDも色々聴かせて頂いた。石田さんが出演されるイベント会場では、誰よりも速く到着し、お元気で参加していた。石田さんの話になると、とろけるような顔で熱心にお喋りされていた。あの頃は、ホントに楽しかった。
DCの観劇もよくご一緒して下さった。3年前にファミリー・デーで観た『十一ぴきのネコ』は賑やかだった。彼女はウチの子供達とも気さくに話してくれた。母性にもあふれた方だった。
イベントやお芝居でぷっつりと接点が無くなった後でも、年賀状の挨拶や電話での交流はたまにあった。
私の日記をずっと読んで下さっていて、「バイタリティーに驚くばかり」「ごぶさたな気がしませんヨ」「楽しみにしてるから」とおっしゃってくれた。
今年の1月、彼女から届いた年賀状。
いつも綺麗で読み易い字で、穏やかな文章で、葉書にびっしりと私へのメッセージを書いて下さる。絵もお得意で、3年前はアスランを描いてくれたっけ。ハンコやシールも使い、カラフルで賑やかな賀状に仕上げてくれて、毎年私は楽しみにしていた。
だが、来年からはもう彼女の年賀状は届かない。
彼女の声も聞けない。顔も見ることができない。お喋りすることもできない。
今まで、ありがとう。ホントにありがとう。
わたしはあなたのことをいつまでも忘れない。