開催中の『高橋留美子展』へ行ってきたっちゃ。チケットは安く手に入れたっちゃw。

漫画家・高橋留美子さんのメガヒット作品『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』を中心としたカラーイラスト原画など約150点を公開。
展示会のための描きおろしもあり(ラム→響子→パンダ→犬夜叉と増えていくw)連載の完結編の原稿もありとファンには見応えたっぷりの構成。原稿に熱心に見入るファンも多く、列がなかなか進まずあちこちで混雑。
原作コミックコレクションには海外用のもあり。作家所蔵品として、刀ややかんなども展示。
『めぞん』一刻館の1/150模型や、一部再現されたセットも展示。ティッシュとかゴミ箱とか10時20分を指してる時計とか、細かいところまで和ませる作りの管理人室だ。

特別企画で、有名作家34人がラムちゃんを描く「My Lum」コーナーもあり。先ず留美子氏のラムちゃん描きおろしが飾ってあり、ラムちゃんへの思い入れが綴られている。あだち充氏のラムちゃんは有名だが、青山剛昌氏はコナンがテンちゃんに!!(笑)渡瀬悠宇氏のラムちゃんは色っぽく、くらもちふさこ氏のラムちゃんがエキサイティング。

実は私は、高橋留美子氏の作品は、漫画よりもアニメのほうがメインなので、原作に特別に思い入れはなかったが、それでも懐かしい雰囲気と会場の熱気が気持ち良かった。

そして今回のお目当て、新作オリジナルアニメの上映。
『らんま1/2』と『犬夜叉』を日替わりで上映していて、今日は『らんま1/2』上映日。約25分もあるので、椅子に腰掛けてゆっくり観たほうがラク。
新作タイトルは「悪夢!春眠香」。豪華スタッフ&キャストが集結し、オリジナル声優なのが嬉しい。皆さん、変わらずの声と演技だが、ややテンションがおとなしめ。
久能帯刀は熱闘編と同じ辻谷耕史。良牙@山寺宏一の若々しい声を聴くのは久しぶりかも。ムース@関俊彦の出番は後半それなりにあるが、もちっと弾けた声だったように記憶。ムースはカッパかw。佐久間レイは覚えてたが、鶴ひろみは思い出せずにいたり(バタコさんとドキンちゃんw)。

2100円の図録は見ただけ。グッズは全体的に高めで、ポスカは完売のものが多い。piyo猪口お目当てに響子イラストお酒と、テンちゃんの手拭いを買う。るーみっくわーるどクッキーは記念に。4作品が一緒になったグッズが欲しかったっちゃ。
クレイジーパワーロマンチスト復活公演vol.01『アノセイシュンノウタ』初日を観てきた。
早く着き過ぎて周りを散策。雨がパラパラ降り始めるも、今日は雷雨にも合わず。
ロビー開場は早くもならず19時半で、開演も15分遅れ。

1996年の映画『鞍馬天狗』撮影時の障害事件をきっかけに、バラバラになった仲間たちが、12年後にようやく「鞍馬天狗」という過去と訣別、乗り越えようとする姿を描く。
脚本・演出は板坂尚。
1995年に活動を休止したというクレイジーパワーロマンチストのことは全く知らないが、復活公演の第1弾に相応しい、パワフルでせつない舞台に仕上がった。

平均年齢40歳という役者たちの、熟練した芝居が飛び交う。個性と個性が激しくぶつかり合い、存在感を主張し合う。汗が飛び散るアクションや立ち回りだけでなく、膨大な台詞が怒涛のように溢れる。純粋で真っ直ぐだった”青春”という過去と、理不尽で先が見えない”現実”という今が、確かにそこに浮き彫りになっていた。

立ち回りシーンをメインとした芝居の話だと、30DXの舞台『シェイク!』が浮かぶが、あれほどの神がかり的な殺陣ではなく、笑いやユーモアも少なかった。
過去と現実が交錯する展開はスピーディだが、1カット、1シーン、台詞の掛け合いが、くどく感じられ、間延びする時もある。やや退屈加減は否めないようだ。
ステージから去ろうとする者を引き止めてずっと台詞を投げかけたり、ステージから去る間際になって何度も会話を続けたりが多い。こういう場面が何度もあると、観るほうにとってじれったくて飽きもくる^^;。舞台なのだから、思いや考えをいちいち言葉にしなくても充分表現できるハズなのだが、何でもかんでも言わなきゃ気が済まない作品らしい。
各キャラクターの強烈な個性が、やがて結んで豊潤とした実りになれば爽快感も得られたが、停止されたままだったのも残念。

主役の木下浩之は、唾を吐きながらの大熱演で魅せられる。小山剛志は、身体を張っての柔軟かつ熱い芝居。佐藤せつじは、前半のコミカルさと後半の重厚さをもってかなり化けた。中嶌聡は味わい深い。

お目当ての東地宏樹は、無謀なマイケル(@プリズン・ブレイク)テイスト(笑)。激しい男性陣の中にあって、ひとり物静かな存在で、前半は台詞が少ない。体操も耳つまみも、だんだんと板についてきたりw。後半は汗だくで熱演、東地さんの殺陣も拝めて、良いお声もいっぱい聴けたv。前半は前髪がおりて若々しく見えたが、中盤のアレ以降、後半は前髪が後ろになってて急に老けたようにも見える。演出上の意図なのか、髪セットが出来なかったのかw。

女性キャストは二人だが、ひとりがなかなか出てこないでヤキモキ。
当然ラブシーンの絡みはあるが、最前列にお子様がいたので、こっちがヒヤヒヤ^^;。
アダルトテイストなだけに、子供や学生たちはどんな風に感じられるのだろう。
タイトルに『ウタ』が入ってたので、歌を期待してたが、一曲も唄われることはなく、懐かしい歌も流れなかった。『仮面ライダー』もネタの一つで、キバットバットIII世的キャラが出てきたから、良しとしようw。

最後に皆さんが一列に並んでお辞儀。挨拶は中嶌さんで、開演遅れのお詫びと舞台勧誘の告知w。平日はまだまだ余裕。時計を見たら22時を過ぎてて、休憩なしで約2時間15分!?
楽日にもう一回観劇予定。ちょっぴり進化を遂げてるだろうか。

終演後、東地さん仲間の方々とご一緒に、東地さんともお言葉を交わすことが出来た。夢心地(*^。^*)。ありがとうございます。ファンを大切にして下さる男前で素敵な方でした。
昨日も帰宅途中で雷雨に合い、恐々と帰り着くも服も身体もビショビショ^^;。汗も混じってたけど。

今日もメイトへ行く途中で雨に遭遇。もの凄い音で鳴り響く雷を聞きながら、店内で足止めを食らった。他のお客さんも私と同じで、雷雨がおさまるのを待つ。1階でREBORNイベのDVD映像を観ながらなので、少しは気が紛れたり。
ほどなく、サンシャインへも行けたので、色々と収穫もあり。


メイトのAV祭りの景品で、テニミュのフォトセットを貰う(5枚入り)。青学初代&2代目と他校だが、みんな若々しくて懐かしい〜。こんな風に化けてたんだねw。

★CAST-PRIX(キャスプリプレミアム)Vol.8
上のテニミュ写真の後で、この雑誌を見ると大いに吹き出す(^o^)。みんなの成長した様子が手にとるように分るのでw。

他雑誌でも『シャカリキ!』表紙があるが、やっぱりこの3人でしょ!ってことで、巻頭特集は遠藤雄弥&中村優一&鈴木裕樹の座談会。誰かキアヌだよ!?って感じ(笑)。

『トリコン!!!リターンズ』で久しぶりに小西遼生。やっぱ男前v。出番はいかほど?
『猫ラーメン大将』で加藤和樹。これも河崎実監督なんだよね。そしてDAIZOも共演だが、最近は役者としても活躍中。9月の渋谷にも行けそうなので楽しみかも。
ドラマ『ここはグリーン・ウッド』とミュージカル『最遊記歌劇伝』では鈴木拡樹の二つの顔。悟浄と八戒の二人、役を取り替えたほうがイケるんでは?^^;
『遙か舞一夜』再演で、はねゆり&中村誠治郎&根本正勝。ゆりさん可愛いし、二人ともイイ表情。
佐藤健が部屋着スタイルの髪で、『NARUTO』のシカマルは2番目に好き?
D-BOYSでは、連載中の柳浩太郎×中村優一、浴衣姿の荒木宏文×三上真史×足立理。荒木くん色っぽ〜い。坊主頭がちょい伸びた三上くんがやけに男前v。
キャスプリ伝言板がとにかく面白い。内輪ネタから、こんな話題もあったよなネタまで。

★てれびくん 9月号
付録のビッグポスターの『劇場版キバ』に、関さんやてらそまさんらの写真も小さく載ってるっ。
『まっかっか城の王』のモモタロスに、ひ、髭がっ!? ウラもキンもコス!? 可笑し過ぎるっ。

そこの息子、付録を作ってる余裕があるんか!? 声が出ないタツロットを作ってもねぇ。

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サンシャインシティで来週から始まる『ガンダムEXPO東京2008』。
それをうけてのネタかどうかわからんが^^;。

4日(月)『ワールド・デストラクション〜世界撲滅の六人』第5話
古谷徹@トッピーの旧友・ヤッピー役で池田秀一がゲスト。共に勇者になることを誓い合った二人だが、人、いや、熊はやはり変わるもの。トッピーの語尾は「クマ」だが、ヤッピーの語尾は「ベア」かいw。おまけに、トリ獣人のコロシアムのボス役で飛田展男までゲスト。いかにもなヤリ手なボスらしく捲し立ててテンション高くて満足v。
池田さん&飛田さんのセット出演は多いが、『Ζ』を彷彿とさせた(?)3人セットも珍しい。だが、何をネラっていたんだろう?w
3日(日)『仮面ライダーキバ』第27話
青空の会に恨みを持つ男の策略で、名護までもが危機一髪。次狼の手引きで、1986年に名護はタイムスリップ。音也とゆりに出会うが、音也がイクサを操ってると分り…。

『電王』で既にお腹いっぱいなのに、ここにきてまたタイムスリップネタを持ってくるのか!?^^; 今回の話は劇場版とリンクしてるんだろうか?
次狼が普通にキャッスルドラゴンから出ていてアングリ。じゃ、あとの二人も出ようと思えば出れるのか?
音也とゆりの同棲生活。これで恵という子種が出来ちゃったりして^^;。真夜もぬかりなく音也に近づくし、モテモテだな音也。
絵を描く間のBGMのヴァイオリンと、キバとファンガイアの戦闘中のギターって、一応時を隔てたシンクロを狙ったのかな?w
イクサを持つ音也が元凶だと思うが、子供の頃の渡の友達だったというダイガくんが謎で気になる。

今回のタツロットは自らファンガイアを牽制。石田さんの「テンション・フォルテッシモ!」がちょいコブシが効いてて力強さも感じたりw。エンペラーフォーム続きだと、そろそろ前のフォームも見たくなったり。
次週10日はお休み。

『モモタロスのまっかっか城の王』第3話。
ゴーオン・モードのモモたちサイコー! 「マッハ全開モモタロス」「ズバリ正解ウラタロス」その後の、甘口キュートな「スマイル満開キンタロスv」にマジで吹いたっ!(^o^) て、てらそまさん&次郎さん(#^.^#)。4人しかいないから、モモが2人分かよ〜。浚われたリュウタロスを追って、劇場へゴー・オン!


2日(土)『劇場版仮面ライダーキバ&炎神戦隊ゴーオンジャー』宣伝
プチ・メイキング番組。『キバ』からは瀬戸康史&柳沢なな&加藤慶祐の3人が出演。名護さんって劇場版で活躍するのかな?^^;

最後にチロっと、モモ&リュウタが出てきたが、キン&ウラは?これだけ? かなりカットされてるんじゃあ^^;。


上の番組でも宣伝告知していたスピンオフネットムービー。
ネット版『仮面ライダー裏キバ〜魔界城の女王〜』第1話。手っ取り早いniftyで観た。う〜ん、微妙だ^^;。最後にキバと次狼が闘いへ? 
第1話と予告は一応無料だが、第2話以降は210円もかかるのでやめた。パロとはいえ内容が微妙だし、いつかDVDとかで販売しそう^^;。タツロットは出ているのかな?


『LEGEND of KIVA レジェンド オブ キバ』劇場版メイキングDVD。安くできたので買った。
なかなか見応えがあり面白かった。芝居を重んじる田崎監督の真剣さが伝わってくる。
話題のサプライズゲスト、関俊彦、遊佐浩二、てらそままさき、鈴村健一の映像もバッチリ。出演した感想まで語っておられるとは貴重だ。生徒役とは何てファンタジー。関さんの役の名前に吹く(^o^)。てらそまさんは教室と音楽会の二つのシーンで堂々としたお姿。エキストラで参加した人達を見た息子が「俺も行きたかったー」とひと言w。
このDVDを観て、映画も楽しみになった息子。ふっ。これで親子で鑑賞できるぞ。
先週分のアニメから。

7/28(月)〜7/31(木)
『BSアニメ夜話スペシャル とことん!ルパン三世』
初回放送から37年経ち、なお根強い人気作品『ルパン三世』のテレビシリーズを、7月28日から4日間、約17時間に渡って紹介。原点となるテレビ第一シリーズ23話を一挙放送する。更に最終日は、第二、第三シリーズの中から、”あなた”の人気投票で選ぶ上位作品も放送。

一応、全部をDVD録画しつつ、この時間帯に観る番組がない時にはチャンネルを合わせて観ていた。当時リアルタイムで観てはいたが、とっくに忘れていた話もあるし、朧に覚えがあったりもして、キャラクターや声だけでも懐かしい。
とにかく4日間はルパン三世ずくめだったので、傍にいた娘も慣れてしまい「またコレか」といった風。アニメに興味がない娘でも、他に替えてとか消してとかは言わなかったので、それなりに承認させる作品ではあったようだw。

第一シリーズの話は、内容がバラエティに富んでいて、1話を観るだけでもお腹いっぱい。まるで濃厚な味付けの和洋折衷料理を食べてるような感じ。お腹は膨れているのに、さらにまた一品出されると、食べずにはいられなくなる感じ。それだけ、クセになる、惹きつけられる作品であった。

もちろん声優の皆さんの声は、若々しくて嬉しくなる。とりわけ山田康雄@ルパン三世は、普段おちゃらけた三枚目風の声なのに、いざという時は突然シリアスに転調し男前の声を聴かせてくれる。自分の懐から写真を奪った娘に、ルパンが「かしな」と真面目口調で言った時は、思わずドキドキさせられたv。何てカッコイーの! 今のルパン@栗田貫一も頑張ってはいるが、こういう深味のある男前声は康雄さんしか出せなかった魅力だろう。

芸能人や文化人など各界の熱狂的ファンも、スタジオでとことんトーク。声優では、『カリオストロの城』が大好きという横山智佐が、乙女ロード満開で語っていた。彼女は、第三シリーズが特にお好きだそうだが、第三シリーズはルパンと仲間との絆が深まるエピソードが多いようだ。いわゆる、萌え路線だろうかw。作画も荒木さんの美形風になっちゃってるし。

ベストエピソードを放送の31日。「五右ェ門危機一髪」の後で、何と五右ェ門役の井上真樹夫が生中継TELで登場してくれ、嬉しいサプライズだった。井上さんと言えば、花形にハーロック。お歳は老けたが、今もあまり変わらない張りのある良いお声で語って下さり、「励みになります」とおっしゃった。どうぞいつまでもお元気な声をきかせてください。

「とっつあんの惚れた女」も放送したが、岡田斗司夫が「TVシリーズでは銭形が軽く扱われてしまう」というような本質を突いたコトも語った。
「荒野に散ったコンバットマグナム」は、背中を預けられる者同士、ルパンと次元の絆の深さを描いて、萌え女にはたまらない。
ラストで放送されたのは、予想通りというか、「さらば愛しきルパンよ」。見事に『ナウシカ』に『ラピュタ』だったw。そういや岡田さんが映画『カリオストロの城』を、『ポニョ』の何百倍も面白いとかおっしゃってたっけw。

25日の金曜特別ロードショー『ルパン三世”SWEET LOST NIGHT”〜魔法のランプは悪夢の予感〜』。
失われた記憶をめぐるSFサスペンス仕立てだったが、何かこう、ワクワク感が足りなかったな^^;。銭形なんかマジで記憶喪失になってオトナシイままだし。キャストが勿体無い。ゲスト声優の田中美里&萩原聖人の冬ソナコンビの演技はまぁまぁ。日テレだし、どうせならプリズ・ブレイクキャストとか起用して貰いたいw。

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30日(水)『遊戯王5D’s』第18話。
やっと真剣に観たわい。敗者復活戦で、龍可の対戦相手となったプロフェッサー・フランク(フランク教授)の声が関俊彦。関さんの「デュエル!」が聴けたのは嬉しいが、キャラ的に随分テンション低いなぁ。おまけに「ルカちゃん」って、ちょい変態オヤジっぽい^^;。包み込むような粘着性のある声で「さあ」「さあ〜」を連発してて、ホントに催眠術な感じ。手札の説明も流暢に進行。最後の声は土井美加さん? デュエルの続きは次回。

遊星@宮下雄也がいるRUN&GUNのステージ第2弾のチケット詳細がやっと判明。栄治にワッシーも出るし、山本武@井上優もいるじゃん。また観に行きたいな。


30日(水)『スレイヤーズ REVOLUTION』第5話
ようやくゼロス@石田彰が登場。久しぶりに聴くゼロスは、やっぱ胡散臭かったw。決め台詞の「それは秘密です」も快調だし、すぐに消え去るところもね。
でもこれでまたしばらくは出てこないのかな?内容もイマイチよく分らなくなったし。今季はまだ面白さが感じられん^^;。

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ドラマ『Cafe 吉祥寺で』
9月29日(月)よりテレビ東京系で毎週(月)〜(金)前11:50に放送。
『カフェ吉』のドラマCDやマンガが好きで買っていたので、今回のオリジナル設定の強いドラマにはあまり興味が沸かなかったけれど^^;。

中山エミリ@女性オーナー・森谷ミーナの婚約者(城田涼)で、加藤和樹が出演とあれば、観ないわけにはいかん。全くのオリジナルキャラだから比べることもできないし、出番も不明だな。
ドラマCDで石田さんがやった皆川ひふみを、ゲキブルー@高木万平がやるのも何かの縁だろうかw。

それにしても、CDや漫画ではオーナーが中年男性だから面白かったのだし(大塚明夫さんが渋くて可愛かった)、昼の帯ドラマとなるとチェックするのも大変になりそう。
テレビ東京初の昼の連続ドラマ<Lドラ>だが、『カフェ吉』が人気が出たら調子こいて、また同じように、漫画やCD原作をドラマ化しちゃうんだろうな^^;。
無料券で、三越本店で開催中の『永遠のベルサイユのばら展(La Rose de Versailles)』へ行ってきた。
若い人から壮年やご高齢、男性までと客層が広く、結構な混雑。

1972年から1973年にかけて週刊マーガレットに連載され、少女漫画史を変える大ヒットとなった池田理代子氏の『ベルサイユのばら』。
何度も語ってきたが、連載スタート時から私の青春の一部となり、私の半生にも大きな影響を与えてくれた作品である。

『ベルばら』35年の歴史の中でも初めてとなる大規模な展覧会。本展では、キャラクター紹介の後、原画約270点をストーリーを追って紹介、イラストやカットを約40点展示する。

ストーリーは10章ぐらいに分かれており、該当する原画を漫画と同じように、上→下→左上と読み進められるように展示。懐かしく眺め観る人もいれば、じっくりと読む初見の人もいたりと、誰でも内容や展開が分るようになっている。
連載当初の池田さんの筆はまだまだ若々しく熱い。墨汁の塗りにムラがあったり、キャラ絵も幼稚っぽい。お得意のホワイトの煌きを多用され、徐々に点描やトーンを使いこなしたりと、タッチや腕に抜群の飛躍を見せる。あまり建物や背景に拘らない代わりに、心理描写や心象風景のバックに力を入れる。だから観るほうも、キャラクターの心にムリなく寄り添えて自己投影できるのだ。
イラストなどの彩色原画では、赤やピンク、黄や紫、青や緑が圧倒的に多く、まさに”ばら”の如し華やかさ。意外と、黒やグレーなど原色を使わないことが伺われる。

原画の他、作品に関係した装飾品も展示。当時流行したシノワズリ風の扇と靴。ロープ・ア・ラ・フランセーズ(女性)とア・ビ・ア・ラ・フランセーズ(男性)という豪華な衣装と鬘。作品の中でアントワネットが弾いていた、シングルアクションハープも展示。
特典展示は、原画デザインのまま再現したという、オスカルが生涯にただ一度だけ装ったドレス。トルコ後宮オダリスク風で、上品な中に気高さと美しさを秘める。”白”は、花嫁衣裳の如き、オスカルの色。身長178cm、バスト87cm、ウエスト63cmのマネキンと同じく、オスカルもさぞ背の高くスマートな凛々しい女性だったのだろう。

「永遠のベルサイユのばら〜オスカル〜」として、漫画のダイジェスト映像も上映(約10分)。これで、アントワネット編やロザリー編も見たいところ。
付録やコミックカバーの原画も展示。私の持ってるマーガレット・コミックスと同じだ。ベルばらグッズも展示されているが、当時のハンカチや筆箱など懐かしいものばかり。キャラ・フィギュアもケース入りで展示中。

宝塚関係の写真が1枚あったが、そっち方面も展示するとなると膨大な数になりそう。アニメや映画、ドラマCD関係の資料はいっさいなかった。純粋に、漫画オンリーの展示というのがかえって有難い。
図録という本を手に取ったが、去年12月頃に発売されたムック本で既に持っているもの。ベルばら関係の書籍も多数、記念グッズも多く、高級な限定グッズも販売。図録の代わりに、ファイルと一筆箋とポスカを購入。ベルばらキッズ関連は若者に人気w。

作品の中で、国庫財政が傾く時にあたってマリー・アントワネットが呟いたひと言が忘れられない「なら、税金を増やせばいいじゃありませんか」。今も昔もどこもかしこも、庶民から税金をとれば済むと思っている(~_~;)。

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メイトに行って、乙女ロードグッズフェアに参加。クッキー復刻版&紅茶2008を買って、『GRACE DOOR』ミニドラマCDをゲット。締めて1207円。CD代として安いのか高いのかw。そういや去年の夏コミで貰った紅茶2007がまだ冷蔵庫に入ってた^^;。

『少年陰陽師』文庫本も2冊購入し、全サに応募するのみ。『学園アリス』全サは8月の花ゆめだっけ。『ミラージュ』全サでCobaltも買わなきゃ。CDオマケの為のWF通販は600円の手数料が痛い。
映画『インクレディブル ハルク』日本語吹替え版を観てきた。
1日公開なのは嬉しい。今夏は『ダークナイト』『アイアンマン』とアメコミ映画が続くこと。

実験中の放射能が元で、驚異的なパワーを持つ「ハルク」へと変身してしまう男が、逃亡生活の中で恋人と絆を深めるが、軍や強敵との壮絶な闘いを余儀なくされる。
数年前の『超人ハルク』(声:小杉十郎太)はWOWOWで観たが、監督スタッフもキャストも一新。
孤独で哀愁的イメージのハルクだったが、今回は一途で前向きな人間らしさを押し出し、新鮮で抒情的な雰囲気もあるエキサイティングなハルクである。

オープニング導入部で、実験中に怪物に変身し恋人をも傷つけ狙われ逃走するブルース・バナーの姿が描かれ、これはひょっとして前にあった続編!?とやや戸惑う。
恋人ベティが、ブルースを追跡するロス将軍の娘だと、後から気づくが、様々な人間関係なぞこのさい二の次。
要は、孤独感を募らせたブルースを救った人の情けと愛と信頼によって、メンタル的にも強固になった「ハルク」の圧倒的強さが見どころなのだろう。

エドワード・ノートンは変身前と変身後のギャップが際立って、かえって面白い。穏やかで静かな佇まいのブルースが、変身すると怒りに荒れ狂い恐ろしく吼える。
冷静で動じないように見えるブルースでさえ、「怒り」をコントロールすることは大変だ。メンタルトレーニングするブルースに、現代で生きることがいかに困難かを知る。純粋で優しいベティでさえ、「怒り」で汚い言葉を吐いてたものねw。
常に心拍数を携帯しなくてはならないのも困りもの。興奮しないでやれる手段も見つかりそうだが^^;。ハルクがいつもズボン着用の謎もちょっぴり判明w。それにしても衣服費が嵩むこと。

リヴ・テイラーは品があって可愛い。眼鏡顔がお気に入り。脚本に付け加えられたというキスシーンは普通で、あまり興奮させずw。
ティム・ロス@ブロンスキーは、39歳じゃなく45歳に見える^^;。骨髄にブスリは痛そうだった。ウィリアム・ハート@将軍は、人の良さそうな顔でえげつない。

スピード感や重量感たっぷりの、ムチャクチャな破壊シーンはさすがアメリカ。大学や街中での戦闘に、つい一般市民を考えてヒヤヒヤしちゃう。
ハルク同士の肉弾戦は、どこか怪獣映画っぽさもありw。そして美女はいつも危機一髪なのだ。
沸かせて盛り上げて興奮はさせるが、最後のツメがいまひとつ。続編は期待できるのか。

吹替え版で水嶋ヒロのブルースは、予想通り合っていない^^;。声が細過ぎて抑揚がなく、随分と子供っぽく感じる。緊迫感とか伝わらないんだな。
メールやり取りをするMr.ブルーの声が森川智之で、落ち着いたクールビューティ。いっそモリモリがブルースの声をやっていたら、深味と濃くが出たに違いない。
でもモリモリは後ほど、全く別の声を披露する楽しみもあり。
ベティの声は甲斐田裕子で、芯の強さを感じさせ可憐。今夏の甲斐田さんは『インディ・ジョーンズ』といい大活躍。

ベティの交際相手で精神科医の良心的な男に藤原啓治。柔らかな声音で出番は少なかったが、ラストカットで登場したキーマンの声まで藤原さんでビックリ。最初は、精神科医の正体は実はコレだったのかと思っちゃった^^;。どうやら声に惑わされた勘違いらしい。
でもこうなると、今秋公開の『アイアンマン』吹替え版で主役の声は藤原さんってこと!?^^;
ミュージカル『テニスの王子様 The Imperial Presence 氷帝 feat.比嘉』を観てきた。

チケット申し込み前から結果購入後までずっと、キャストに振り回されていた今公演。青学4代目&5代目に氷帝A&Bのダブルキャスト、個々キャストの変更と降板と新たな決定、初の海外公演など、ホントに色々あり過ぎて、観るほうの頭は混乱してどうにかなりそう^^;。
とにもかくにも、ミュ観劇は続行。キャストも無難な公演に決めたが、またもや2階席(-.-)。

全国大会準々決勝。関東大会のリベンジに燃える氷帝と青学との激闘を描く。ゲストは前回対戦相手の比嘉。
アニメや原作で殆ど見ていない筋書きだが、パンフに対戦表が載っているのでラク。
前回と同じ青学4代目レギュラー勢揃いといきたいが、河村役が違い、一年トリオの堀尾&カチロー役も変更なのが、ちと寂しい。結局、5thライブが彼らの卒業式だったってことか!?
氷帝Aキャストでも、跡部と忍足役が新しい俳優。こちらも他メンバーに新風を吹き込むのか。

青学vs氷帝の5戦。対戦もダブルスも意外な組み合わせがあり、内容的には新鮮でワクワクさせて楽しかった。
ただ、台詞があまり聴き取れず、言葉がどんどん耳を通過していく^^;。2階席だし、内容を知らないせいかと思ってもみたが、どうもこれは俳優陣の芝居の拙さだと思われる。口先だけでとにかく捲し立て、中味も心も篭ってなくて、何より観客に伝えるということを考えていない^^;。
5試合を詰め込んだせいか、対戦の内容はあまり脳裏に残らず。どうして勝って負けたのかが、煙に巻いたようによく分らないまま、いつの間にか勝負が決していた感じ。
キャラクターの個性が際立っていたのも、青学より、経験豊かな氷帝キャストのほうかな。

全体のダンスシーンは綺麗に合っていて見応えあった。ダンスに特訓集中したせいで、肝心の芝居がおざなりになったのかな^^;。
歌は新曲ばかりで耳慣れなく、琴線を揺さぶるメロディーやフレーズも見つからず、殆ど頭に残らない^^;。オーラスの馴染みのあるメロディにホッとするばかり。
唄う声は出ているが、全体的に歯切れや音程が悪くノリもいまひとつ。歌の最中、時にイライラさせられたり、時に眠くなって意識が一瞬吹っ飛んだり^^;。
その中でリョーマ@阪本奨悟だけは、堂々とした元気な唄いっぷりで好感がもてた。
新・青学一年トリオは、コンビネーションはいいが、まだちょっぴり硬さもあり。

久保田悠来@跡部と、秋山真太郎@忍足は、見た目はイメージ通りでホントに格好良い。跡部はスタイリッシュな熱っぽさが加わり、忍足はよりクールな実力派という感じ。
だけど、久保田@跡部は台詞を喋ると、まるで軽いチンピラ風で品が感じられない。歌になると声も出ておらずガタガタで、聴くのにも耐えられず(~_~;)。正直、加藤和樹@跡部の歌がとても懐かしく思えた。和樹の歌で早く聴きたいものだ。
秋山@忍足は、関西弁がイマイチなのかな。鼻のラインが曽世海司さんに似てるかも。

前回と同じ氷帝メンバーが、生き生きと貫禄を示して印象的。
鎌苅健太@宍戸は、ひとり熱くて強気で、やんちゃな表情を見せつけてくれた。鷲見亮@樺地は、変わらず細かい演技で和まし、力技を披露。試合に出ていないTakuya@芥川だが、半ばKY的なw天真爛漫ぶりがかえって目立つ。全体の歌レベルがアレなので、河合龍之介@日吉の歌はやっぱり上手いなと気づいたりw。
比嘉中の二人はもっぱらお笑い担当。Luke.C@木手のしなやかさと松崎裕@田仁志のパワーが愉快に絡む。

今のところ、リョーマvs跡部戦より、過去の手塚vs跡部戦のほうが緊迫感があって鮮やかに記憶に残る。跡部の頭のラストショットは、2階席のためか曖昧に見えた。
全体的に、見足りない、食い足りない思いが残るのは、俳優の力不足のせいだろうか^^;。
オーラスで、キャスト一部が客席に降りてくるが、2階席は関係なし。1階観客の萌え悲鳴がわざとらしい〜w。カテコもなくて、あっさり終了。物足りんゾ^^;。

とにかく、10月の凱旋公演を楽しみにしよう。パンフは新しく作るのかな?
氷帝戦後もテニミュは続くだろうから、青学5代目キャストも気になる。
軽食をとってから、次の展示会場へ。


『フランスが夢見た日本 ― 陶器に写した北斎、広重』表慶館
日仏交流150周年記念。オルセー美術館コレクション特別展。

19世紀フランスで生まれた「ジャポニスム」。当時ブームになった日本版画から抜き出したモチーフを、組み合わせてデザインされ人気を博したテーブルウェア(皿やカップ&ソーサー)を纏めて紹介。
テーブルウェアの図柄の元となった日本版画も比較対照できるように展示し、文化交流の影響やモチーフの妙を楽しむ。

【セルヴィス・ルソー】(ルソー・セット)
版画家フェリックス・ブラックモンにより、銅版転写による絵付けのため左右反転。器の表面に、シンメトリーを排して、不規則にモチーフを散らし、白地に鮮やかな彩色をほどこす。1867年、1878年、1889年にパリ万博に出品。
草花、昆虫、鳥、魚などのモチーフが多いが、正直、どうしてこういう組み合わせ??という絵柄ばかり。”鯉に朝顔””伊勢海老に茄子””芥子に蜂””大鳥に蒲公英”などなど。
ブラックモンによる下絵用のエッチングも展示。
セルヴィス・ルソーのテーブルセッティング(昼食会のデザートシーン)あり。フルーツや、ケーキとチョコレートなど、綺麗に深皿やオードヴル皿に飾られている。

【セルヴィス・ランベール】(ランベール・セット)
装飾画家ランベール自身が、手描きによる絵付けと彩色をほどこす。日本の自然や人物、動植物のモチーフが、一片の情景や場面として描かれている。精密な描写と明解な色調。1873〜1875年製作後、1884〜1894年に再び製作。
先の【ルソー】と比べて、皿全体に施した絵柄は、叙情性やユーモア、物語性も喚起させ、日本人好みといえる。広重の風景画の後ろの部分のみを用いたりと、巧みなトリミングを見せる。
絢爛豪華な”鶏図”もいいが、”鴨の親子図””鶏図”(ピンク親子)などの鳥もユニークで、”沼津足柄山不二雪晴図””浜松図”など風景も深味がある。

葛飾北斎、歌川広重だけでなく、二代葛飾戴斗、河鍋暁斎、幸野楳嶺などの版本や版画も展示。
以前も「ジャポニスム」関連の展示を観たが、今回はテーブルウェアに的を絞ってくれたので観易かった。
物販グッズ関連では、断然、セルヴィス・ランベールもの多し。
無料券があったので、東京国立博物館内の展示を二つ観てきた。
どちらもスゴイ混雑^^;。


『対決 巨匠たちの日本美術』平成館
中世から近代までの巨匠24人を2人ずつ組み合わせ、「対決」させる形で作品を紹介。国宝や重要文化財を含む計100余件の名品が一堂に会し、実際に作品を見て比較しながら、巨匠たちの人となりや人生、時代背景に思いを馳せるのも楽しみのひとつ。
専門家ではないので、どちらの作品が好きか?どちらの巨匠が好みか?という軽い気持ちで観るのが一番w。

もうひとつの対決!として、豪華声優陣による音声ガイドが必聴。松尾佳子のナビゲーターと共に、各巨匠の作品を声優たちが解説、”語り対決”も楽しめる。
現代美術家の山口晃氏が、巨匠24人の肖像画を描いているが、作品と肖像と声という3つのイメージを重ねるのも面白そう。
以下、作品を観た私の勝手なイメージと好みを列記、肖像と声についても雑感。

1.運慶vs快慶
★地蔵菩薩坐像:運慶(櫻井孝宏)…力強さと動きと安心感がある
★地蔵菩薩立像:快慶(森久保祥太郎)…繊細で美しく柔らか
→男性的でスピード感がある運慶が好み

2.雪舟vs雪村
★慧可断臂図:雪舟等楊(飯塚昭三)…達磨の弟子になるため腕を捧げた慧可で、ちょっとホラー^^;。力強い存在感だが静寂感も。
★蝦蟇鉄拐図:雪村周継(古川登志夫)…動きがあり自由でユーモアで快活。想像力も沸く。古川さんの声もピッタリw。
→漫画チックで観ていて楽しくなる雪村が好み

3.永徳vs等伯
★檜図屏風:狩野永徳(内海賢二)…ダイナミックでエネルギー溢れる。金箔と鮮やかな色彩でゴージャス。豪快かつ緻密。天下人に好まれ時代の寵児になったわけだ。ただ、肖像は優男のイケメン風なので、内海さんの声とハマらない^^;。
★萩芒図屏風:長谷川等伯(斉藤茂一)…情緒的な自然表現や心象風景。生命力や安らぎを感じる。斉藤さんの声が温かく素敵。
→権力になびかず、あくまで個人的な思いが伝わる等伯が好み

4.長次郎vs光悦
★赤楽茶碗 銘無一物:長次郎(槇大輔)…端整で艶の味わい。利休の理想やわびの理念を実現。
★黒楽茶碗 銘時雨:本阿弥光悦(中村正)…丸みがあり大らか。茶碗製作の約束事を悉く超えてる。
→個性的で斬新的な作品のほうが面白いので光悦が好み

5.宗達vs光琳
★蔦の細道図屏風:俵屋宗達(小林清志)…大胆で明解な構成。おおらかでリズミカル。空間表現や心象風景も描く。
★白楽天図屏風:尾形光琳(窪田等)…垂直に傾いた舟と涼しげな白楽天という不可思議な絵。100年前の宗達を尊敬し模倣するも、次第に自らのオリジナルを加えライバル視していったという。
→躍動感に満ち、空間処理が上手い宗達が好み。二人の「風神雷神図屏風」も観たかった。

6.応挙vs芦雪
★猛虎図屏風:円山応挙(稲葉実)…写実的。緻密性と猛々しさ。虎の毛描きはリアル。
★虎図襖:長沢芦雪(森川智之)…想像的。飛び出してきそうな躍動感。大胆な筆遣い。視覚的な驚きを狙った描写。日本で最も大きな虎の絵。モリモリは抑えた良い声だがもっとハジけてもいい。
→師・応挙の世界をパロディ化し独自の世界を展開した芦雪。まるでアニメーターみたいな画法が面白いので芦雪が好み

7.仁清vs乾山
★色絵吉野山図茶壷:野々村仁清(平野義和)…華麗な装飾美。優雅でリズミカル。
★色絵紅葉図透彫反鉢:尾形乾山(田中信夫)…絵柄にあわせて焼き物の形を決める。すかし模様を用い、視点を計算。絵を立体化させる。兄・光琳との合作も多い。
→絵柄と器の形を一体化させるデザイナーみたいな手法が面白いので乾山が好み

8.円空vs木喰
★虚空蔵菩薩立像:円空(近石真介)…丸太から一気に像を掘り出す。太陽のような微笑と深い表現力。細身。全国に数千体知られている。近石さんの温かみある声がぴったり。
★十王坐像/葬頭河婆坐像:木喰(野島昭生)…十王は冥界の裁判官。憤怒を表しても、豊満な顔に微笑が感じられる。全国に500体ほど知られている。
→どちらも微笑が共通点だが、素朴で彫るスピードもあった円空が好み

9.若冲vs蕭白
★仙人掌軍鶏図襖:伊藤若冲(根岸朗)…異国のサボテンと鶏。濃密な彩色と執拗な細部描写。写実的。自分の内なる視覚世界や超現実世界を描きオタクっぽいw。
★群仙図屏風:曽我蕭白(玄田哲章)…8人の仙人。イマジネーション溢れる独創性。奇天烈な表情。偏執的かつグロっぽいw。肖像画と玄田さんの声がぴったり。
→二人とも現代でいうと、引きこもりのマニアw。狂気っぽい蕭白より幻想的な若冲が好み

10.大雅vs蕪村
★十便帖:池大雅(若本規夫)…自然の中で生活する便利さと楽しさを詠った中国の詩と絵画。おおらかな筆と柔らかな色彩。詩を書いてから絵を描く。コブシきかす若本節の語りに笑い
★十宜帖:与謝蕪村(清川元夢)…山荘での生活と移り変わる四季の素晴らしさを描いた中国の詩と絵画。繊細で叙情的な筆。こちらは絵を描いた後の余白に詩を書く。
→二人が相まみえたのは十便十宜帖のみ。どちらも期間ごとに本物をアルバムに張り込んであるのを展示。心象風景を映し出す画で蕪村が好み

11.歌麿vs写楽
★婦人相学十躰 浮気之相:喜多川歌麿(野沢那智)…艶かしい色香漂う。繊細で滑らかで洗練された筆遣い。浮気相手を見やる女性心理まで描く。肖像画の粋でクールな表情が那智さんの声と合うw。
★市川蝦蔵の竹村定之進:東洲斎写楽(羽佐間道夫)…風格ある身体と奇抜な表情で迫力が伝わる。個性や内面性を強調する。
→那智さんと羽佐間さんとの掛け合いは、ライバル同士というより酒仲間風w。美人画と役者絵を極めた二人だが、歌麿が息の長い人気作家だったのに比べ、写楽は彗星の如き現れたスターだった。謎の多い写楽が好み

12.鉄斎vs大観
★富士山図屏風:富岡鉄斎(池田秀一)…丁寧で堂々とした落ち着いた佇まい。静かな全貌図に比べ、山頂図はゴツゴツと荒々しい姿。池田さんの語り口は『北京へと続く瞬間』と同じ。詩を吟じるところは『彩雲国物語』を匂わす。
★雲中富士図屏風:横山大観(加藤精三)…一面の雲から頂上だけ出す富士と、シンプルで明るい趣。俯瞰した奥行きを感じる。加藤さんの渋い語りが、一徹頑固で誇り高い人柄と重なる。
→最後の文人画家と、戦後まで日本画家の大家だった対照的な二人。よく旅をして富士山にも登った自分流の鉄斎が好み

「時に惹き合い 時に反発しながら 芸術が花開いた…」松尾佳子さんの気品あるソフトな語りが心地良い。BGMの音楽にも注目したい。
気づくと3時間も会場で過ごしていた^^;。腰と足がちと痛い。音声ガイドも其々2回以上は聴いていたしw。行きつ戻りつ、作品を何度も観ていたっけ。
声優さんの対決もあって、いっそう作家への創造性もかきたてられ、作品への興味も増した。
「対決」という斬新な切り口によって、日本芸術の新たな魅力と可能性を知り得て、満ち足りたひと時だった。
ミュージカル『DEAR BOYS vs.EASTHONMOKU』を観てきた。
昨年冬に誕生した、バスケットボールという実弾を使った『ディアミュ』の第2弾。
今回の新作では、半年の間に逞しくなった瑞穂高校バスケ部が、新たな敵チームと戦う。

座席は最前列だが、変則的にカーブした左端。中央で集まる彼らの姿は横向きとなり、見難いシーンもあり。逆にドリブルミスやシュートミスまですぐに目に入って分ってしまう^^;。
でもこれはご愛嬌。本物のバスケのシュートやドリブルが、いついかなる時にも絶対に決まることはあり得ないから。だからキャストはむろん、観劇するほうも、一球一球の勝負に緊張と興奮を伴って見守ることになる。

ダンクやコンビネーションプレイが、肉体がぶつかる音やシューズの音を伴って、かなりの迫力とスピードで間近で繰り広げられる。実に男っぽく力強い。ディフェンスとなると、しなやかで低い体勢が時に止まったりして、ユニフォームから肉体美をくっきりと映し出す。躍動感と静止感のエネルギーが交わり、リズミカルな舞台へと芳香させる。
試合がヒートアップするにつれ、キャストの身体からは汗が拭き出すが、その汗の匂いまでもがこちらに伝わる。熱気と臨場感で舞台にどんどん惹き付けられる。

そして前回の公演でもあったのに、すっかり忘れていたが^^;、芝居中にバスケのボールがコッチに飛び込んでくるっ! バスケットは中央と左右の3つあるが、左のバスケットが座席の近くにあるので、選手がそこへシュートをした後、こぼれ球がもの凄い勢いでコッチにやって来るのだ。スピードがあるので、手で取ろうにも難しく、横に避けるのが精一杯。その中の1発が肩に当ってちとイタイ^^;。観るほうもまさに真剣勝負の命がけ(笑)。こんなハラハラドキドキの緊迫感は、テニミュではもちろん味わえないw。それでも瑞穂の5人はシュートをした際のボール処理をちゃんとやってくれてたが、それ以外のキャストのシュートボールが3回飛んできたのだった。でもほんの一瞬でも、バスケットボールに触れられたのも嬉しい体験かもしれない。

瑞穂高校バスケ部員は前作と同じキャスト。170cm台から190cm台とバラエティに富み、コンビネーションもバッチリ。
今回は復活した瑞穂が、更なる試練と焦燥と葛藤に耐える話。そのためか、全体的にプレーに元気が感じられない。頼みの哀川くんの完璧なるカリスマ性もいまひとつ。三浦のスリーポイントも目立たず、藤原のクールさも分らず、石井や土橋の活躍もぱっとしないで、試合中の反則ばかりが続く。先輩も二人だけになっちゃったし、氷室先生もいないし^^;。杏崎マネージャーの敏腕さだけが格好良く思えた。
でもチームみんなを「ちゃん」付けだった哀川くんが、「藤原ちゃん」を「タク」って呼び捨てにできたのは進歩かv。哀川@池田竜治と藤原@鶴見知大はキャラクターに深味が出て息もピッタリ。三浦@南圭介は、キャラボイスに艶が出て歌でも頑張る。石井@石橋脩平と土橋@安岡新八も、其々キャラの魅力が増した。

対戦相手の本牧東は、ストリートバスケ出身。一幕目は私服ばかりでボールも使わず、フリーなダンスと歌で伸び伸びとした荒武者風。
今回は本牧東メンバーを重視して描いたようで、其々キャラが立ち過ぎているw。保科@岡田亮輔はやんちゃで負けず嫌いなトコがよく似合う。藤沢@兼崎健太郎は、一幕では陽気で爽やかな主将ぶりで、監督に頭をポカポカやられてたが、二幕の試合中で途端に立海大主将の顔を出すw。6人目の梅田は二幕からの登場だったっけ?

五十嵐先輩@鯨井康介は眼鏡がキュート。佐伯@六本木康弘は、被りモノでパフォーマンス&審判でバック宙と活躍w。杏崎@寺崎裕香はてっきり10代かと思いきや24だったのねw。
それをバラした(笑)湯澤幸一郎は、今回は本牧東の飯嶋監督役。前回とはガラリ変えた荒っぽい熱血漢で、口調もベランメェ、あれは鬘とつけ髭なのだろうか。二幕冒頭でまたもや湯澤コーナー。好き勝手に喋った挙句、またもや朗々たる歌唱を披露。今度はデュエット演歌なのが可笑しい。ホント、このままディミュが続いてくれるといいね。

哀川を中心に、再生を誓う瑞穂バスケ部。彼らの真の弱点は、6人目がいなかったということかも。本牧東とも次の対戦を誓ってガッチリ握手。
爽やかなエンディング曲と共に、会場からも手拍子少々。メンバーが客席通路に降りて、一緒に手拍子するところから、ようやく一体感が増す。
前回みたいなハイタッチは無かったが、エキサイティング溢れる舞台をありがとう。いつも観る前は私のノリが少ないが、観た後は充実感で満ち足りるディアミュ。同じキャストでの続編も楽しみにしていたい。

バスケの次は、明後日のテニス。実弾ではなくヴァーチャルもあるスポーツミュージカル。
先週までに捕獲した本あれこれ。

★KCコミックス『ジパング』36巻
表紙は、青を基調とした攻めの角松&見据える草加だが、二人とも笑みが全く無い緊迫感。裏表紙の長刀は、映画『靖国』を思わせる。帯の「ヤマ」を「ヤマト」とつい読みそうw。
かいじ先生が、ライカ(?)のフィルターを覗いてらっしゃる!前向きな「自己暗示」は私も見習いたい。

モニ連載と単行本の間が切迫してて、かなりのハイペース。36巻内でいったいどれだけの人数が死んだのだろう? 話はもう2艦拿捕へと展開。

★ZSコミックス『最遊記RELOAD』9巻
メイトで買うと、カードやらシートやらが付く。
かずや先生は、この巻に掲載されてる話を描いている間に入院手術を経験されたという。一瞬でも、かいじ先生みたいに「これが最後の作品」という思いが過ぎったのではなかろうか。

烏哭が出てくると、Axleの吉谷氏が浮かんでしまふ。今でも役にピッタリだと思う。
『最遊記RELOAD』SpecialドラマCDが、この巻だけで手に入るというのも良心的。
9巻掛けかえカバー目当てに、ZERO-SUM9月号も買ってみるか。

★The Beans(ザ・ビーンズ)VOL.11
『少年陰陽師』録り下ろしドラマCD目当てに買ったが、こっちの全サは雑誌+ビーンズ文庫本の2冊の抱き合わせ商法。全然良心的じゃな〜い(-.-)。てか、発売中の文庫本がメイトや書店で見つからないんだけど^^;。

★映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』オフィシャルフォトブック
河崎実監督の情熱とこだわりがいっぱい詰ったムック本。サブタイトルは、故・水野晴郎先生が命名した映画『007危機一発』に敬意を表して命名されたそうだ。

カラー写真が豊富で、ギララ写真館なんてのもある。
お目当ての加藤和樹の写真もいっぱい。インタビュー写真がモノクロなのが残念だが、眼鏡の和樹が必見。純粋で真面目な人柄が滲み出ている文章にも好感。

★COMICMARKET CATALOG
一日目にお手伝いをさせていただくサークルをチェックしてビックリ。Dボ関連だから当り前だが、周りのサークルがどれも私の萌えツボをヒクヒクさせてスゴイ面子(゜o゜)。ついつい余計なものまで買っちゃいそう^^;。


JR『ポケモンスタンプラリー2008』
娘が友人と一緒に参加してくれた。ネックストラップ&ラリー記念スタンプ帳&ピカチュウサンバイザーをゲット。今夏は忙しくて全駅達成はムリ。

セブンイレブン『ポケモンスタンプラリー2008』
4種類集めるのは結構簡単。ポケモンキラキラシールをゲット。全キャラポスターも1枚ゲット。
夕方から、帝劇でミュージカル『ミス・サイゴン』を観てきた。
e+の半額につい釣られて観劇(^^ゞ。座席はもちろん1階後方で、オペラグラスは必須。
去年の『レ・ミゼ』に続き、夏に拝見したい役者さんもいるキャスト。

私には初『サイゴン』。戦争についての物語かと思って二の足を踏んでたが、ちょっと違ってた。
陥落直前のサイゴン。アメリカ兵とベトナム少女の若い男女の出会いと恋、やがて生まれた子供の幸せを願う母の姿を軸に、戦禍に翻弄され生きた人たちを描いた物語。

お金をかけた豪華絢爛なステージ、大人数のキャストやアンサンブル、全編音楽で綴られる超大作ということで、当然『レ・ミゼラブル』と見比べてしまう。
音楽はアジアンテイストなのか、聴き慣れていないメロディーばかり。高揚感も少なく地味目で、印象に残る曲はまだ見つからず。
アンサンブルによる宗教めいた独特の行進や、アクロバットの数々は見どころか。
圧倒されたのは凄い舞台装置。轟音と共に、ステージ上からヘリコプターが飛来して着地。兵たちが乗り込み、再び上へ上へと巨体を浮かせる。本物ではないだろうが、舞台でヘリを目にするなんてビックリだ(゜o゜)。黄金色の巨大なホー・チ・ミン像も、ロボットみたいでよく造形されている。「アメリカの夢」として現れたキャデラックはまさに本物の美しさ。こういったものを観れただけでも満足としよう。
このミュージカル超大作をオリジナル・演出で見られるのは日本のみ、が謳い文句。だが外見の華やかさに比べ、物語の中味にはあまり共鳴できず疑問や不満が残る。

フランス系ベトナム人エンジニアは、ある意味、語り部の役どころだろうか。経営するキャバレーは、一種の娼婦の館。戦争で天涯孤独のキムの名は”キムスメ”から付いたみたいに強調w。ベトナム人のキムとアメリカ兵のクリスは互いに一目惚れのようだが、恋を語る前にベッドインというのに抵抗。
戦場にはセックスが付き物というが、やたら女性の下着姿や肉体の露出が多く、キスやセクハラシーンもいっぱいなのが困りモノ。女を殴る蹴る、銃で撃つシーンも時代背景として必要だとしても、あまりに痛々しい。戦中も戦後も、常に大きな勢力にビクビクしながら、食べる為に身体を売る女たち。夢も希望も見えない、陰鬱で暗い空気感がたまらなく嫌だ。
片や、アメリカ人は豪勢で、戦争をとにかく忘れ去ろうとする。「アメリカン・ドリーム」を唄ったナンバーも派手で華やかだが、反米感情を煽って滑稽で憎たらしい。
象徴するのがクリスで、戦中にキムと引き離されたとしても、戦後に何故彼女の消息の調査や追及をしなかったのだろう。新しい人生を始めようとアメリカ女エレンと結婚するが、これでは二股もいいところ。いつも考えるのは自分のことばかり。散々イイ思いをしてキムと結婚したクセに、今の自分に用無しだと思えばさっさと捨てる。利己主義の固まり、想像さえ出来ない頭の硬く肝っ玉の小さい男でガッカリした。
キムの一途な姿に共鳴することはあれど、クリスの非情な仕打ちは腹立たしい。結局、キムは騙されたのに信じ続けた愚か者。永遠ではない偽りだった愛には、涙ひとつ出なかった。

今回観たキャストはなかなか当りだったかも。
市村正親@エンジニアは、したたかな商売野郎だが、市村さんがやるとコミカルで憎めない男になる。二幕の赤いジャケット姿が、どこかルパン三世風で笑えるw(フランス野郎だし)。二幕の「アメリカン・ドリーム♪」は見事な歌唱力で楽しい歌と軽快なダンスを披露。たっぷり10分間は楽しめて圧倒された。
新妻聖子@キムは、出会いの初々しさも可愛く、母となった凛とした表情や演技も素晴らしい。白いブラとパンティを出して着替えたり、ブラを外したりと結構露出度高し。しかも胸デカイw。前半は歌声があまり通ってないようだったが、後半にかけて高めの声も綺麗に出て会場を沸かせた。
原田優一@クリスは、歌声に張りがあるがもう少し声量も欲しい。デュエットでは新妻さんがリードか。一幕の純情で真面目そうな顔はいいが、二幕からはキャラ的にも軽薄そうで偽善者に見えちゃう^^;。
岡幸二郎@ジョンは、スマートでハイバリトンがよく通りイイ声。でも橋渡し的役だけなのが勿体無い。
鈴木ほのか@エレンは、姉さん女房に見える。子供をしっかり抱き締めていた場面は良かった。
子役の中西龍雅@タムは可愛い。赤い服では、市村@ルパンとお揃いに見えて親子みたいw。

タムは一応3歳の設定なのかな。あの歳で、殺されそうになったり、殺人や自殺を目の当りにしたりと、悲惨な過去がトラウマになったら可哀想。
二幕目冒頭に流れる子供たちの映像が印象的。アメリカ人とベトナム人の間に生まれた子供達があんなにいっぱい。愛らしい表情の中に滲む哀しみ。みんなみんな『ポニャ』と同じ子供たちなのに。人間って何て酷い生き物なのだろう。

終演後、沢山の拍手の中、キャストが登壇。最後に登場した市村さんが手を広げて、右袖から出たタム@中西くんを待ち構えたが見事にスカw。鈴木さんのほうへ行った中西くんは、鈴木さんと新妻さんの真ん中で両手を握られていた。
本編でもネタで使われ爆笑を誘ったが、ここでも市村さんが「UCセゾンカード会員様 及び eプラス会員様」と客席にご挨拶。「初演から出演させて頂いておりますが」ここで拍手〜「(再々演を迎え)これもひとえに私の努力の賜物…」でまた爆笑。「それは冗談ですが…」と快調にトークを飾った。
カテコは3〜4回で、恒例の花束投下もあり。盛大に終演した。

見応えのある舞台だったが、物語的に好みじゃないのが残念^^;。
7〜10月のロングラン公演だが、これが私の見納めになるのだろうか。
『吉村作治の早大エジプト発掘40年展』のトークショー&サイン会へ行ってきた。
開場30分前に到着すると、既に長い列。平日にすればよかったなとちょっと後悔。入場チケット買ってトークショー整理券を貰い、図録を買ってサイン会整理券を貰い、会場の席取りもしてと、15分間で結構ハード^^;。


会場にはテーブルもあるが、補助席も設けられビッシリ。拍手の中を吉村作治先生がおいでになって壇上の座席へ。MCは先生と周知の仲の男性。
吉村先生は薄ブルーのジャケットと薄グレーのズボンで、にこやかに笑いながら弁舌を披露。もっとお硬く生真面目な方かと思いきや、ユーモアと皮肉を効かせ、オヤジギャグも満載で、何でも屈託なくお喋りして下さった。

今現在は、1987年に見つけた第2の「太陽の船」を電磁波レーダーを利用した発掘の見通し。12〜13億円もかかるのでなかなかうまくいかず、日本の期限は今年3月まで。民間の会社ニトリさんが率先して融資して下さるようだ。
青いミイラマスク発見時にも、日本からはNHK、よみうり、共同の3社しか来なくて、日本では記事にならないことが多いと。日本のマスコミは”発見”の重大さが分らない、興味を示さないとのこと。
第1の「太陽の船」絡みで、エジプト人の”人生観”について。太陽と王様は生まれ変わるので、昼の船と夜の船があるという。ナイルの”青”はあの世とこの世を結ぶ色、”黒”はあの世、”緑”は復活再生の色だという。ここでの”青”はコバルトブルー、エジプシャンブルー。

そのブルーのマスクをつけた「セヌウのミイラマスク」について。未盗掘&未開封ミイラを発見する確率はホントに少ないとか。盗掘も4段階の時期に分れていたり、発掘したものを取れる分配権の話まで。テイク&ギブ(日本人にだけ)だったり、潔さや知識欲など、日本人の性質についても熱く語る。エジプト人に日本人を知って貰う機会だともいう。
1回の発掘に数千万円かかり、自分の資材の他は殆どが企業からの寄付。先生のこうした本や活動が発掘の資金になると、すかさず宣伝もなさったりw。

展覧会の見どころを訊かれても、先生のエジプトの夢やその為の進学奮闘記の話へと紆余曲折w。話が盛り上がる中で「弱点を自慢して生きる」と豪快に笑い、トドメは「僕の話はエンドレス」と言ってのけ、こちらまで笑って和む。
10歳の時に読んだ『ツタンカーメン王の秘宝』がきっかけの夢だったが、エジプト発掘から数十年、1997年ついにツタンカーメン王の指輪を発見、夢が叶ったという。「世界にないものを見つけるのがホント楽しい」とおっしゃる先生の瞳はキラキラ輝いていた。
サイバー大学についても言及。
拍手の中、帰りは私が座る横の狭い通路を通っていかれる先生。


壇上にテーブルが設けられ、すぐに先生がいらしてサイン会スタート。
サインの他に、カメラや携帯を持ってる人は、先生と一緒の撮影も可能。さぞ時間がかかるかと思われたが、先生の傍でサインのため本を広げる人、撮影してくれる人が手際よくて、スムーズにさっさと進行。

すぐに私の番。広げられた本に、黒ペンで豪快にサインをなさる先生。早っ。先生とご一緒に写真撮影。ステキな記念。握手をする際に「先生に憧れてエジプトにも行きました(20年前だけどw)」と話したら、「おおっ!」と満面の笑顔で喜んで下さった。握手の手がこれまた力強いっ。憧れの先生との満ち足りたひと時だった(*^。^*)。


本展は、早稲田大学古代エジプト調査隊がエジプト現地調査を始めて40年間を迎えた記念展。40年間に発掘した出土品の数々を展示し、吉村教授や早稲田隊の功績と驚き喜びを追いながら、次代の日本のエジプト学にも思いを馳せる。

吉村先生がこの40年を振り返るビデオ映像もあり(約11分)。故・川村喜一先生を偲びながら、エジプトの発掘の模様や発見を紹介しながら「夢は叶う」と力強く笑う吉村先生。エジプトでの聞き手は中川晃教。

第1章<マルカタ南>
魚の丘井関彩色階段の発見。ミニチュア復元されてるが、ここからの出土品を展示。
第2章<ルクソール西岸岩窟墓>
クルナ村、新王国時代の貴族の墓よりミイラや埋葬品を発見。展示。ルクソール西岸にワセダ・ハウス完成。
第3章<王家の谷・西谷>
私は東の谷にしか行かなかったが、西の谷にはアメンヘテプIII世王墓がある。王妃のシャプティ頭部もあり。
第4章<ギザ第2の太陽の船>
もちろん第1の太陽の船しか見ていない。今は、組み立て復元や保存調査に関する調査中。
第5章<アブ・シール南>
どこにでも顔を出すwラムセスII世や、トトメスIV世の銘入りの出土品が多い。
★クフ王銘入り陶製スフィンクス像…クフ王銘入りでは初めての発見
★ライオン女神像(右側面の子供の姿の像がクフ王)…クフ王の像としては二番目の発見

第6章<ダハシュール北>
本展の目玉。2005年1月に発見された、中王国時代の「セヌウの墓」(未盗掘)からのもの。ビデオ映像もあり。
★ピラミディオン…新王国時代のトゥームチャペルと呼ばれる神殿の小ピラミッドの頂部に載せられたもの
★ツタンカーメン王の指輪&アンケセナーメン王妃の指輪…夫婦の指輪が同じ墓から出土した極めて貴重なもの
★セヌウのミイラマスク…青が綺麗。赤と緑のビーズ、頭部のハゲワシなど印象深い。
★セヌウの木棺…黄色で塗られ、銘文が書かれている。側面右側にウジャトの眼が描かれているが、ミイラの頭部分は左側にあったという。

10月からは同場所で『古代エジプトの美展』も開催。
物販では、オリジナルグッズなど豊富。
映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』初日舞台挨拶を観てきた。
今月に入って初日舞台挨拶を観るのは3度目(^.^)。今日のお台場はやはり暑かった。

北海道洞爺湖サミット開催中、札幌に出現した宇宙怪獣ギララが大暴れ。G8の首脳が提案した撃退法も悉く失敗、悪の軍団まで現れる中、謎の祈りによって伝説の魔人が出現する。
松竹の『宇宙大怪獣ギララ』以来、41年ぶりにギララが復活。奇才・河崎実監督により、『日本以外全部沈没』より更にスケールもパワーもアップした、笑いと衝撃の特撮パニック。

洞爺湖サミットは既に遠い記憶になってしまったが^^;、タイムリーなネタには違いない。今現在、世界が抱える問題点や各国の個性を悉くネタにして、パロったり、毒を含ませたり、ブラックジョークにしたり。あり得ない!と思わせて、過激に可笑しく披露。深刻なネタなのに、ついニヤリと笑ってしまう。
キャラクターも殆どネタ。日本の首相は福田さんではないけど、伊部さんも大泉さんもソックリで笑いを誘う。G8のお偉方も其々個性的で、特にフランス大統領がナイスw。各国言語が飛び交うので、字幕が読める座席がお勧め。
アチコチに小ネタや拘りがてんこ盛り。監督やスタッフの情熱を思いながら、見つけるのも楽しい。

各国首脳の退治法が其々個性的で愉快だが、化学兵器の次は核兵器かと、平気で言ってのけちゃう空気感がスゴイ。しかもアンタがソレを言うかーっ!?^^;。
悪の軍団も、アノ国だと堂々宣言。こりゃ、アノ国にだけには知られたくない映画^^;。送り込んでいた配下は、まるでショッカーの笑いw。
怪獣の造形は細部にわたり拘りが見られるが、動きがチャーミングで憎めない。煙と炎と光を駆使した破壊と戦闘は、特撮ならではの迫力。
逃げ惑う人々より、報道や記事へと走らせる人々が中心で、どこか滑稽だがあり得そう〜。
謎の村人たちの踊りがユニーク。歌詞に吹く。御殿場の神社で撮影したそうだが、映画『座頭市』のタップダンスの撮影場所と同じというのもスゴイ因縁w。

ヒロイン加藤夏希は、叫んだりと熱演。ヒーローではなかったが、加藤和樹の美形と生真面目さは笑いを増幅させる。「三平くん」「すみれちゃん」のやり取りが可愛い。
W加藤は『仮面ライダー』シリーズに出演したが、黒部進や夏木陽介など、往年の『ウルトラマン』シリーズなど特撮映像史を築いた名優たちが脇を固める。宮司の男がどこかで見た顔だと思ったら、『キャプテンウルトラ』の中田博久で懐かしかった。
<ザ・ニュースペーパー>の三人は、なくてはならない役どころ。渡部さんの福田さんが見たかった。
編集長役の井上純一も、地球を救った元祖ジョミー・マーキス・シンだったもんねw。
みうらじゅん、リリー・フランキーと共にモブで出た、水野晴郎は病身のためかゲッソリ痩せていらした。ご冥福を祈ります。
ビートたけしは顔と声のみだろうが、強烈な存在感は必見かもw。

毒と皮肉を効かせながら、宇宙怪獣という共通の敵を前に、各国首脳が一致団結する様子は感動もの(?)。本当のサミットもこれぐらいボルテージが上がってくれてたら。
日本の神や伝説も侮ってはいけない。ひたすら信じて動く心も大切か。タケ魔人の必殺技は映画でしか味わえない。
デブパレードが唄う主題歌「cosmic mind♪」は、公式サイトでも流れてるせいで耳に残る。

 ̄ ̄ ̄
上映後、初日舞台挨拶。MCは映画コメンテーターの有林さんで饒舌。
マスコミ関係者用の最前列はスカスカで、一人しかおらず^^;。試写会で既に終ったのか。

拍手の中、登壇者が入場。向かって右から、河崎実監督、日本の三首相(笑)に扮した渡部又兵衛・松下アキラ・福本ヒデ(ザ・ニュースペーパー)加藤和樹、デブパレードの5人が並ぶ。夏希さんは事情があり来れず男性ばかり。和樹は紫のタイと黒スーツで、ひとり男前(*^。^*)。
主役ともいうべき、ギララとタケ魔人まで登場。どちらも撮影で使われた本物で、ギララは触覚が1本壊れてるw。壇下フロアの右にタケ魔人、左にギララが立ってたまにポーズw。

客席は和樹目当ての女性が多いが、MCも分ってて和樹にいっぱい話題をふる。
和樹はにこやかに「日本だけでなく世界に羽ばたいていったらいいなと(笑)」。『髪がかり』に続いての監督の演出に「僕自身にないものを引き出してくれる。クダラナイものでも真面目にやって欲しいと言われ、踊りもスゴイ練習して真面目にやった」「踊りが流行るといいな」とユーモラスにコメント。

隣の福本さんは、しきりに綺麗な和樹と自分とを比較し「格差社会」を感じたりw。本物の阿部さんに招待券まで贈ったとか。
松下さんは、ねじれ国会ネタで「監督の頭がイイ意味でねじれてる」。
今回はナゾの村人役だった渡部さんは、ホントのサミットでは福田さんが出てるんですよと強調。サミットでかかった600億で、この映画が何本作れるかとチクリ。
三人して政治ネタがフル回転「解散総選挙危機一発!」「崖っぷちの福田」「渡部さんがどこに出てたか分った人は、支持率より低い」とバッサリ。渡部@福田の「地味なんでね」で締めっ(爆笑)。

5人とも100kg以上のデブパレードは、いちいち体重を言ってからコメント。傍でウケる和樹。宇宙的規模の曲らしく、月曜日の『HEY!HEY!HEY!』に出ると宣伝。

もうすぐ50歳の河崎監督は、心は少年のようで若々しく熱情的。子供の頃から怪獣映画を作るのが夢で、実現できた喜びを話す。来年は和樹が活躍する怪獣映画を作りたい、ガッパを出して、更にスケールをでかくして…と語り、傍の和樹もニッコリ。「クダラナイことに命かけてます」「泣かせる映画より笑わせる映画のほうが大変」「日本の文化は妖怪じゃなく怪獣」と、公開中の映画もネタに思いを語った。

途中、タケ魔人とギララの必殺対決もあり、タケ魔人に釣られてギララも一緒にアノポーズw。最初は、タケ魔人にビートたけしさんも入ったが倒れたとか。こうやってずっと立っているだけでも辛そう^^;。ちなみにタケ魔人の円盤攻撃は「やつざきごこうりん」と言う。

フォトセッションもナシ。拍手の中を登壇者が退場。続いてギララとタケ魔人も退散。お疲れ様でした。和樹のアノポーズを見れなかったのが残念w。
映画のオフィシャルフォトブックはこれからゆっくり見よう。

夏風邪

2008年7月25日 生活時事
先週金曜日から冷房をやっと付け始めたが、見事に風邪をひいてしまった^^;。
暑い中の夏風邪はツライ^^;。

テニミュは1公演のみ。中ホールでテニミュを観るのって、青学の卒業公演以来??
ネオアン・大陸祭典は土曜夜公演のみ。昼は全部子供行事と重なってるし。
どちらも取れただけで良しとしよう。

ローソンで、からあげクン買って『ポニョ』のトートバッグを貰う。ちっちゃくてあまり入らなそう。

メイトにも行ってこなきゃ。
モーニング『ジパング』航跡365&航跡366。先週分も一緒だが、立ち読みなため記憶が曖昧^^;。

危機を脱した「みらい」で補給をとるSH60J。ハンドアローを搭載し、バックアップ要員として加わったのが桜井二曹。
あれ、この人誰だっけ?状態になったが^^;、柱の人物紹介で判明(何て親切)。麻生から貰ったサザンのCDをパラワン諸島へ置いてきたヤツか。そうそう、麻生に先に断りもなしに置いてきちゃった、イマドキの若者だったね。航跡266だったから、あれからもう100話超えたのか(しみじみ)。
桜井がまた登場ということは、今後の話に何がしかの影響を及ぼすのだろうか。

ここにきて、林原三尉の存在感が一段と増す。よもや、声のマモくん人気との相乗効果を狙ったワケではあるまいがw。
シーホークのパイロットとして、確固たる自信と誇りを持ち合わせ、数々の修羅場と尾栗の死を乗り越えたことで、生き残る強固な意思と覚悟が生まれたのだろう。
それにしても、桐野一尉には強気の物言いをし、桜井二曹には「きさま!」と活を入れるなど、シーホークを盾に、ちょっぴり増長しているようにも見える^^;。
機関科の桜井は、垂直上昇にも何とか堪えたので、今後もしっかり動けそう。飛行科はもう誰もいなかったのか?そして何度も言うが、林原の隣にいる副操縦士の名前を知りたいものだw。

米軍機編隊の動きに異状あり。分離した18機だけが「大和」へ。「みらい」は後回しなのか。
その18機の動きは、SH60Jからも、「大和」からも確認。
攻撃に移るのでもなく、高度を下げていき偵察でもなさそう。じゃあ何だ!?と、日本側が不審に思うのは当然。

2艦拿捕のため、カーネルは先ず「大和」に目標を定めてきたか。
カーネルの意図により、二転三転しそうな米軍機の動き。「大和」まで限りなく接近していき、「大和」側のリアクションを探ろうとしているのだろうか。
カーネルの望む”突破口”が、クサカへと繋がるのかどうか。
日本人同士が戦う理由。ヤマトと戦うミライは、米軍の敵なのかどうなのかと、いよいよ核心に迫ってきた感。「大和」にとっては、「みらい」は米軍以上の敵なんだろうけど。

草加らメインどころが出てこないので、いまいち今の展開にノれない^^;。
カーネルがここにきて主役面しててもね^^;、まだまだキャラ的な魅力が薄いこと。
映画『崖の上のポニョ』を観てきた。
この映画で「崖」の漢字を覚えた息子は、映画を観てないうちから「ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子♪」と毎日唄って煩いこと^^;。

5歳の男の子・宗介と、さかなの子・ポニョが出会って、世界やみんなを巻き込みながら、絆をつなげていくファンタジー。
原作・脚本・監督は宮崎駿。『人魚姫』をモチーフとしているが、様々な場面で『トトロ』以前の色々なアニメのオマージュが感じられ、”原点回帰”となったアニメ。

CGやデジタルばかりのアニメに辟易してる身には、沢山の手描きの絵に心地良く癒される。もちろん映像的には進化しているが、これがよく動く動く。キャラクターの大胆かつ細やかな動きにニヤリとさせられ、擬人化されたような”海”の動きと様々な色合いに目を瞠るほど圧倒される。
坂道を登る度に尾道の風景が違って見えるとかいじ先生がおっしゃったが、今回はまさにそれ。瀬戸内海を模した海の情景が、高低によって様々な顔を見せてくれる。
そんなリアルさの中に、魔法があったり、海に沈んだ町の営みがあったり、海中ドームがあったりと、昔あったファンタジーと混濁してるのが面白い。

BOY meets GIRL。単純に、宗介とポニョの純粋でストレートな思いに心打たれ、子供の成長を感じたり、人間でないものを受け入れる覚悟や信頼関係をも考えさせる。
さらに親の立場で観ると、もっと奥深いメッセージが感じられる。命のみなもと”海”という字のごとく、この映画には限りなく”母性”が描かれているのだ。

海から波に乗って、好きな宗介の胸に飛び込んできたポニョ。その二人の劇的再会場面を、バックミラーの中で呆然と見つめる母親リサ。この瞬間、このアニメの結末も未来も予測できる!
母を「リサ」と呼び、父がいない間は、母のパートナーとして宗介は様々な雑務をこなし母を支えてきたのだろう。母も息子を一人前として扱い、日頃からモールス信号や家のガス電気など生きるための知識を色々と教えてきたのだろう。
好きな女の子を守り、船長の帽子を被り、母を探す旅に出る宗介は、いっぱしの大人の男のようだ。でも母は見つからず、泣いてしまう宗介は途端に子供に逆戻り。
母は息子を信じて、ひたすら信じて待つ。息子が好きな女の子と共に、自分の元へ必ずやって来ると。リサのように、度量が大きい愛に満ち満ちた母親には憧れてしまう。
これは、母の手から離れ、好きな娘と共に自立していこうとする息子を、母の視線から見た話なのだ。

そしてポニョときたら、進化したばかりでまだ小さいのに、もう”母性”が生まれている。赤ちゃんのオッパイのために、母親にスープをあげたりサンドイッチをあげたり。泣く宗介を励ますポニョは、ちょっぴりお母さんの顔をしてた。
母性を他人の子にも分かち与えるのが、ひまわりの老婦人たち。ふくよかな胸、ふくよかな頬が物語る。偏屈っぽいトキさんは、身を挺して宗介を抱き留めようとする。これが母性でなくて何であろう。
グランマンマーレはひたすら娘を愛し、どうすれば娘にとって幸せなのかを考える。そして覚悟と信頼をもって、男の子に娘を預けるのだ。
ポニョを助ける沢山のいもうと達も、淡い母性を持ち合わせているといえる。
”母性”とは、価値も損得も何も考えずに生まれる、命を慈しみ育てる心だから。

月が何度か象徴的に出たが、月の満ち欠けが出産に影響するという説にも関係するのか。ポニョの”再生”も、月によって影響されていたのだろう。
逆に”独立”と”暴走”の場面で、何度か「ワルキューレ」をアレンジした曲が流れたが、これも意味があってのことだろうな。
ポニョの2段進化には、ちょっと『ポケモン』を連想。今年はポニョVSシェイミとなるか!?w
簡単便利なチキンラーメン(?)に笑い。ハムはいいが、ゆで卵は時間がかかるし作り置きか?
相変わらず俳優を使った素人声優だが^^;、宗介@土井洋輝とポニョ@奈良柚莉愛の愛らしさで救われる。7年前に千尋の声をした柊瑠美が今や20歳なんて、時の速さにしみじみ。
EDテロップが、スタッフも声優も区別なく丸ごと一緒で、イメージイラストと共に賑やかな行進。生き物の一体感を描いた映画と同じように、映画の作り手もみんな一体だという誇りが感じられて微笑ましい。

宗介の歳から10年も経たない息子が海外へ旅立つ。信じて笑って見送るつもりだったが、『ポニョ』を見たら、急に寂しさが込み上げてきた。
映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』試写会を観てきた。

6月のD-BOYSの舞台『ラストゲーム』と同じ設定で、殆ど同じ内容。舞台では主人公はマネージャーだったが、映画では後輩部員と早大野球部顧問を中心に展開する。
「生きる証を残したいんだ」と舞台では選手たちが叫んでいたが、映画では「生きる証を残してやりたいんです」と大人達が早慶戦実現のために奔走する。

舞台も良かったが、映画は映画なりの奥行きと楽しみがある。兄弟や家族の絆、淡い恋心、熱気のグランドや風景、大学トップだけでなく庶民の姿まで描かれる。
何より、慶応野球部員の姿をしっかり描いてくれたのが嬉しい。「慶早戦」が難航し、いったん故郷に引き上げ、結果的に練習不足を招いたという理由も納得する。

こんなに多くの人が球場に観戦に来たのか。さすがマンパワー。応援団は特にクローズアップされなかったが、団長の掛け声や学生一丸となってやるパフォーマンスが面白い(今でもやってるのだろうか?)。
試合終了後、両校が互いの校歌でエール交換するシーンに、熱く純粋なものを感じ、思わず涙が流れた。だから「戦場で会おう」「この戦争が終ったら、神宮でまた会おう」が強く生きてくる。
神宮の出陣学徒壮行会は、『ジパング』にも出てきたが、映像で見るといっそう切ない。

戸田役の渡辺大をはじめ、みんな背が高くてほれぼれ。和田光司@マネージャー相沢は、ここでもしっかり者のイイ男っぷりv。慶応の別当が眼鏡坊主の人気ぶりだった。
柄本明演じる飛田穂州は「一球入魂」の名言を生んだ学生野球の父であるが、「飛田さん」が飛び交う度に飛田展男が思い出されるw。同じく茨城出身の方だった。
柄本明、石坂浩二、藤田まことと大ベテランが脇を固めるが、台詞の言葉ひとつひとつに”力”が篭っていて思いが伝わる。

会場には年配客も多かったが、ユーモアと素朴に満ちた場面で結構笑いが起きた。
鬼束ちひろが唄う主題歌「蛍♪」は切なく良い歌だが、映画のラストはもっと爽やかな音で締めくくって欲しかった。
公式HPにもある【野球(ベースボール)生きて我が家(ホーム)に還るスポーツ】という言葉が印象的。
1時間36分という短さの中にギュッと”青春”を濃縮させた佳作。8月23日ロードショー。
『仮面ライダーキバ』第25話
人間に興味をもったクイーンの真夜と音也が急接近。戦闘で記憶を失った音也に、「私がゆりよ」と笑みを浮かべる真夜。
くぅ〜。そうくるかっ。そういう偽の関係から子供まで作っちゃうのかっ^^;。過去編がまた少し、面白くなってきたゾ。
チェックメイトフォーの3人目はインテリ眼鏡風。あとひとり…。

登場2回目のタツロット。戦闘シーンのみかと思いきや、ちゃっかり渡の入浴シーンにも乱入。いつの間にか、キバットバットIII世とも意気投合してるし、渡とも普通の空気感だし、このまま日常でもトライアングルが続くのかっ!?
前回と比べて、幾分ウザさが少な目になり、チャーミングに見えてきたかものタツロット。でもシリアスな戦闘中に、石田彰のあのテンション高い声はやっぱ浮いてるw。エンペラーフォームなら、もっと品のあるクールボイスも聴いてみたいな。

おまけ『モモタロスのまっかっか城の王』1話
「まっかっか」だから勝手にアニメなのかと思い込んでたら^^;、実写版だった。モモが出て、ラストでキンちゃん。たった3ヶ月なのに懐かしい。イマジンだけの世界かな?

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『劇場版仮面ライダーキバ 魔界城の王』完全攻略マニュアル
先週買ったムック本。”まかい”と”まっか”で一応かけてるのねw。

出演者陣に混じって、イマジン声優の写真がお目当て。雑誌『宇宙船』に載ってたものより腰から上アップ。てらそまさんの黒板には「泣けるで」。てらそままさきと遊佐浩二は1枚なのに、関俊彦と鈴村健一は2枚。関さんの1枚なんて結構デカいし、チョイ役とはとても思えん扱いw。関さんと高岩成二と秋山莉奈は一応同じ職業なのねw。岡元次郎はアソコにいたっ。
気になるのが、健吾@熊井くんの写真が少ないこと。1枚しか見当たらない^^;。

VOICE CASTでは、杉田智和×石田彰。役者&役柄の先輩後輩として和気藹々の雰囲気。タツロットがもしスズだったらどうなったんだろう?と思ったり。『電キバ』のように、ようやく声優仲間が加わり、今とても嬉しい杉田くんの気持ちは手にとるように分る。
この調子だと、8月のイベントはまだしも、来年1月のファイナルステージ&トークショーは、新録と共に、石田さん本人も出演しそうだな。タツロットのパタパタ持ってさw。また壮絶なチケット取りとなりそう^^;。
劇場版キャラで若本規夫のインタビュー。「チャーミーな声」が聞きどころw。

監督は田崎竜太。監督の映画は『THE NEXT』に続いてなので楽しみ。
武部プロデューサーの「モモタロスアイドル化計画」に大ウケ。

メイキング版DVD『レジェンド・オブ・キバ』の購入は迷い中。

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TV『仮面ライダー電王』DVD12巻特別版

DISC2に、第47話〜最終話の未使用シーンを含めて再構築した【最終3部作・特別版】を収録。
「いつか未来で…」とコハナに懐中時計を託す侑斗。
「いつかどこかで…」とデンライナーの皆に手を振って別れた良太郎は、姉の待つミルクディッパーへ。リュタロロスが描いた絵や桜井君のレシピがアップになり、「ただいま」と良太郎が帰ってくる。懐中時計が8時27分を指していて、ホントはTV画面の時刻とも合うように設定してたのかなぁと思った。
他にも、未使用シーンがチラホラと。何度観ても、胸いっぱいになっちゃう。

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『劇場版仮面ライダー&キバ クライマックス刑事』DVDコレクターズパック&電キバ祭り

DISC1は映像特典。
メイキング。U侑斗が女性をクドク場面で、「大丈夫ですか?」と免疫のナイ中村優一が照れ捲るw。「(僕が)劇場版キバのラスボスかも…」と言ってる佐藤健(笑)。M渡@瀬戸康史の「スケベガメ」じゃなく「クソメガネ」は何度聴いても笑える。
完成披露試写会舞台挨拶と公開初日舞台挨拶。新宿の第1回目挨拶で佐藤くんが登場、「劇場版キバに便乗させて頂けたら」とまだ言ってるよw。イマジン声優さんからの温かいひと言に、涙ぐむ姿がまた可愛いなぁ。「また未来で会おうぜ!」関さん@モモの言葉がホントにまた実現するとはね!(^.^)

DISC2は電キバ祭り。キンタロス・ナマ@てらそままさきの生歌♪ 所帯持ち3のモモ憑依の関さん。武田航平は素顔が健くんにも似て爽やかイケメン。
夜の部の秘蔵打上げVTRはやっぱり収録されず。アレはホント貴重だったのか。

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アニメイトで『電王&キバ』フェア開催中。
イマジン着せ替えシールを全7種貰ってきた。イマジンあにめ第二弾も予約したが、DVDなのにAV祭りの対象とはならないのね。

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21日スタートのドラマ『太陽と海の教室』
ここはやっぱり、生徒役で登場する山本裕典と中村優一に注目。私にとり、彼らはいつまでも『カブト』&『電王』の剣@サソード&侑斗@ゼロノスだから。それにしても山本くんが、水嶋ヒロと同じ位の人気俳優になるとは、去年の1月は想像だにしなかったな。

本編第1話を子供達と観てみた。掴みどころのない熱血教師・櫻井を、ウザイと言いながらも観続けるウチの娘^^;。この教師に共鳴できるか否かがカギだな。

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